JP6816371B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置にトナーを補給するトナー補給装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置においては、感光体上に形成された静電潜像に現像器からトナーを供給して顕像化し、当該顕像化されたトナー像を記録シート上に転写した後、定着部で熱定着することにより画像形成が行われる。
このような画像形成装置においては、交換可能で容量の大きなトナーボトルを現像器の上方に設置し、サブホッパーを介して現像器にトナーを補給するトナー補給装置を備えているのが一般的である。
サブホッパーには、内部に収納しているトナー量の下限値と上限値を検出するトナーレベルセンサーが設けられており、トナー量が下限値になったことが検出されると(トナーエンプティの状態)、トナーボトルからトナーが補充され、サブホッパー内のトナー量が上限値(トナーフルの状態)になると当該トナーの補充を停止するように構成されている。
ところで、我が国で使用する画像形成装置においては、商用電源(100V)を使用した場合の最大消費電流が規定値の15A以下になるよう制限されている。
画像形成装置において、一番消費電流が大きい時期は、定着部の定着ローラーを所定の定着温度に上昇させるウォームアップ直後にプリント動作を開始させたときであると考えられる。
このときには定着部全体が十分暖まっていないので、引き続き定着部のヒーターに大量の電流を供給する必要があるばかりではなく、シート搬送系の駆動モーターのほか、感光体ドラムや現像器などプロセス系における駆動モーターなどを駆動しなければならないからである。特に、プリント開始直後は、それまで放置されて凝集したトナーを攪拌するため、現像器における駆動モーターの負荷も大きくなり、その分、駆動電流が大きくなる傾向にある。
このようなプリント開始初期に、サブホッパーのトナーエンプティが重なると、さらにトナー補給装置のモーターも駆動しなければならないので、従来は、このトナー補給に必要な電流(以下、「トナー補給用電流」という。)だけ、15Aから余裕を持たせるように、他の部分の消費電流、特に、装置の消費電流の大半を占める定着部のヒーターの消費電力を押さえるようにしている。
特開平06−083199号公報 特開平05−150654号公報
しかしながら、上記のように定着部のヒーターの消費電力を押さえると、それだけウォームアップ時間が長引くことになってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、トナー補給時の最大消費電流が規定値を超えることなく、かつ、できるだけウォームアップ時間を短縮することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、トナーボトルからサブホッパーを経由して現像器へトナーを補給する画像形成装置において、サブホッパー内のトナー量が、下限閾値に至ると、前記トナーボトルからトナーをサブホッパーに補給するトナー補給手段と、前記トナー補給手段によるトナー補給動作を実行すると、装置全体の消費電流が、所定の上限値を超えるような期間を、トナー補給禁止期間として設定する設定手段と、前記設定されたトナー補給禁止期間中における、トナー補給手段のトナー補給動作を禁止する禁止手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、現在の装置全体の消費電流を検出する消費電流検出手段を備え、前記設定手段は、前記検出された消費電流の値に基づき、前記トナー補給禁止期間を設定することとしてもよい。
また、前記設定手段は、前回の画像形成動作の終了時からの経過時間に基づき、前記トナー補給禁止期間を設定するようにしてもよい。
定着部内の温度状態を検出する温度検出手段を備え、前記設定手段は、前記温度検出手段によってウォームアップ開始時に検出された定着部内の温度状態に基づき、前記トナー補給禁止期間を設定するようにしてもよい。
また、定着部のヒーターの点灯を制御する点灯制御手段を備え、前記トナー補給手段は、前記点灯制御手段によりヒーターに電力が供給されていないときにトナー補給動作を実行するようにしてもよい。
また、前記トナー補給手段は、前記サブホッパー内のトナー量が前記下限閾値に至らなくても、当該トナー量が上限閾値よりも少なく、かつ、(a)装置への電源投入直後、(b)装置のメンテナンス用扉が閉じられた直後、(c)画像形成動作の終了直後、のうち少なくとも1つの条件に該当すれば、サブホッパーへのトナー補給動作を開始することとしてもよい。
ここで、前記トナー補給手段は、トナー補給動作の実行中に、装置がスリープモードに移行する際には、前記サブホッパー内のトナー量が前記上限閾値に到達していなくても前記トナー補給動作を停止することとしてもよい。
また、前記トナー補給手段は、トナー補給動作の実行中に、ウォームアップが完了したときには、前記サブホッパー内のトナー量が前記上限閾値に到達していなくても前記トナー補給動作を停止することとしてもよい。
前記トナー補給動作には、トナー濃度検出手段により現像器内のトナー/キャリア比を検出し、その比が基準値となるように、サブホッパーから現像器へトナーを補給する動作を含むとしてもよい。
サブホッパー内のトナーの残量が下限閾値に達しても、トナー補給手段によるトナー補給動作を実行すると、装置全体の消費電流が所定の上限値を超えるようなトナー補給禁止期間内においては、トナー補給手段によるトナー補給動作を禁止するようにしているので、定着部のヒーターの消費電流を多少増加させても、装置の最大消費電流が上限値を超えないようにすることができる。これによりウォームアップ時間の短縮化が図れる。
本発明の実施の形態に係るプリンターの全体構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るトナー補給装置の構成を示す概略図である。 プリンターの制御部の構成を示すブロック図である。 (a)は、サブホッパー内の残留トナー量の変化、(b)は、プリンターの消費電流の変化を示すグラフである。 プリンターの制御部で実行されるトナー補給処理の制御内容を示すフローチャートである。 図5のステップS12のトナー補給禁止期間判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 (a)は、トナー補給処理の第1の変形例におけるトナー補給禁止時間取得処理のフローチャートであり、(b)は、当該トナー補給禁止時間取得処理において参照するトナー補給禁止時間のテーブルの例である。 上記第1の変形例におけるトナー補給禁止期間判定処理のフローチャートである。 (a)は、トナー補給処理の第2の変形例におけるトナー補給禁止時間取得処理のフローチャートであり、(b)は、当該トナー補給禁止時間取得処理において参照するトナー補給禁止時間のテーブルの例である。 トナー補給処理の第3の変形例の内容を示す部分フローチャートである。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、タンデム型のカラープリンター(以下、単に「プリンター」という)に適用した場合を例にして説明する。
<プリンターの全体構成>
図1は、本実施の形態に係るプリンター10の概略構成を示す図である。
プリンター10は、画像形成部20、給紙部30、定着部40および制御部50を備えており、ネットワーク(例えばLAN)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてシアン、マゼンタ、イエロー、およびブラック色からなるトナー像を形成し、これらを多重転写してカラーの画像形成を実行する。
以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各再現色をC、M、Y、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのC、M、Y、Kを添字として付加する。
画像形成部20は、現像色C〜Kのそれぞれに対応するイメージングユニット21C、21M、21Y、21K、および、露光走査部23、中間転写ベルト25などを備えている。
イメージングユニット21C〜21Kは、それぞれ感光体ユニット24C〜24Kと現像器26C〜26Kを組み合わせてなる。
感光体ユニット24Kは、感光体ドラム22K、帯電器241K、クリーニングブレード242Kなどを備え、現像器26Kは、現像ローラー261K、供給スクリュー262K、攪拌スクリュー263Kなどを備える。
他のイメージングユニット21C〜21Yについても、イメージングユニット21Kと同様の構成になっており、同図では細部の符号の表記を省略している。
中間転写ベルト25は、無端状のベルトであり、駆動ローラー25aと従動ローラー25bに張架されて矢印A方向に回転駆動される。
感光体ドラム22C〜22Kは、帯電器241C〜241Kにより一定の電位に帯電される。
露光走査部23は、レーザダイオードなどの発光素子を備え、制御部50からの駆動信号によりC〜K色の画像形成のためのレーザ光LBを発し、B方向に回転する感光体ドラム22C〜22Kの周面を露光走査し、これにより感光体ドラム22C〜22Kの周面上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム22C〜22K上に形成された静電潜像は、現像器26C〜26Kにより現像されてC〜K色のトナー像となる。
各現像器26C〜26Kは、トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像方式の現像器をユニット化したものである。例えば、現像器26Kでは、攪拌スクリュー263Kにより撹拌され摩擦帯電され、その表面にトナーが付着したキャリアは、供給スクリュー262Kより、内部にマグネットローラー(不図示)が収納された現像ローラー261Kの表面近くに搬送され、磁気的に吸引される。
現像ローラー261Kに磁気的に吸引された現像剤は、感光体ドラム22K表面と対向する領域(現像領域)まで搬送されて、感光体ドラム22K表面に形成された静電潜像を現像する。
このように各感光体ドラム22C〜22Kに形成された各色のトナー像が中間転写ベルト25上の同じ位置に重ね合わせて1次転写されるように、各静電潜像の形成はそれぞれタイミングをずらして実行される。
1次転写ローラー27C〜27Kにより作用する静電力により中間転写ベルト25上に各色のトナー像が順次転写されカラーのトナー像が形成され、2次転写位置Tに向けて移動する。
一方、給紙部30は、繰り出しローラー32、タイミングローラー対34などを備えており、中間転写ベルト25上のトナー像の移動タイミングに合わせて給紙部30から記録シートSを2次転写位置Tに給送し、2次転写ローラー29により中間転写ベルト25上のトナー像が一括して記録シートS上に2次転写される。
2次転写位置Tを通過した記録シートSは、定着部40に搬送され、定着部40の定着ローラー41と押圧ローラー42のニップに通紙され、加熱・加圧されることにより記録シートS上のトナー像(未定着画像)が記録シートSに定着され、その後、排出ローラー対36を介して排出トレイ38上に排出される。
定着ローラー41の内部には、ヒーターが内蔵されており(不図示)、制御部50は、サーミスタなどの温度検出器43により定着ローラー41の表面温度を検出し、この検出結果に基づき、定着ローラー41の温度が所望の温度となるようにヒーターへの電力供給を制御する。
また、制御部50は、画像形成部20、給紙部30、定着部40などを制御して円滑なコピー動作やプリント動作を実行させる。
なお、中間転写ベルト25の上方には、トナー補給装置28C〜28Kが並んで配設される。各トナー補給装置は、それぞれC、Y、M、K色のトナーを収容するトナーボトルを有しており、対応する現像器26C〜26Kにトナーを供給する。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるトナー補給装置の構成について説明するが、本実施の形態では、各現像色毎に設けられた4台のトナー補給装置28C〜28Kは、いずれも同様の構成であるため、以降の説明については、C、M、Y、Kの添え字を省略することとする。
<トナー補給装置の構成>
図2は、トナー補給装置28の構成を示す概略図である。
同図に示すように、トナー補給装置28は、トナーボトル部100と、サブホッパー部110とからなる。
トナーボトル部100は、ホルダー107上に交換可能に載置されたトナーボトル101を回転させて、トナーボトル101内部のトナーを下方のサブホッパー部110に供給する。
具体的に、トナーボトル101のネック部103の先端部が、キャップ部材104に係合しており、このキャップ部材104を、ギャ機構105を介して第1モーター106で回転駆動させることにより、トナーボトル101を回転させる。
トナーボトル101本体の内周面には螺旋状の突条部102が形成されており、トナーボトル101の回転に伴い、内部に収納されたトナーが徐々にネック部103に向けて搬送され、ネック部103の周面の一部に設けられた開口部103aが下側を向いたときにトナーが落下し、第1供給路108を介してサブホッパー部110に供給される。
サブホッパー部110は、トナーを一時収納するサブホッパー111と、サブホッパー111内の残存トナー量が上限、下限にあることを検出するトナーレベルセンサーとしてのトナー上限センサー115、トナー下限センサー116と、サブホッパー111内のトナーを現像器26に供給するための、第2、第3供給路114、117、第2供給路114に内挿された搬送スクリュー113、および搬送スクリュー113を回転駆動するサブホッパー用の第2モーター112とを備える。
なお、サブホッパー111内のトナー残量を検出するためのトナーレベルセンサーとして、例えば、透過型の光電センサーを利用したり、トナー液面に揺動可能な板状の液面検出板を接触させて、液面の低下に伴う検出板の変位を磁気センサーで検出するなど様々な公知の技術がある(特開2001―100508号公報、特開2011−174961号公報等参照)。
また、現像器26の攪拌スクリュー263の下方には、磁気センサー(トナー濃度センサー、TCR)264が設置されており、これにより現像器26内部の現像剤におけるトナー濃度を検出できるようになっている。
上記構成のトナー補給装置28においては、後述するトナー補給禁止期間を除いて、一般的に次のようにしてトナー補給動作の制御が実行される。
本実施の形態では、現像器26は、現像剤がトナーと磁性キャリアの混合物からなるいわゆる二成分現像方式のものが用いられており、現像により内部のトナーが消費されるとキャリアの割合が大きくなるので、これを磁気センサー264でトナー/キャリア比を検出することにより現像器26におけるトナー濃度を取得する。
このトナー濃度が一定の閾値以下になるとトナーを補給すべくサブホッパー部110の第2モーター112を駆動して、搬送スクリュー113を回転させ、サブホッパー111内のトナーを現像器26に供給し、この供給によりトナー濃度が一定の基準値まで復帰すると、第2モーター112の駆動を停止させる。
一方、サブホッパー111内のトナー残量が減って、トナーの上面がトナー下限センサー116の検出位置以下になると(トナー下限センサー116:ON)、第1モーター106を駆動させてトナーボトル101を回転させ、開口部103aから、サブホッパー111にトナーを補給し、サブホッパー111内のトナー量が増加してトナー上限センサー115のレベルに達したことが検出されると(トナー上限センサー115:ON)、トナーボトル部100からサブホッパー部110へのトナー補給を停止するようになっている。
<制御部50の構成>
図3は、プリンター10の制御部50の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部50は、主にCPU51と、通信部52、RAM53、ROM54、画像処理部55、画像メモリ56、EEPROM57とからなる。
通信部52は、LANカードやLANボードなどからなり、有線LANもしくは無線LANを介して外部のPC端末(不図示)に接続されており、当該PC端末からプリントジョブを受信する。
RAM53は、CPU51が画像形成のためのプログラムを実行する際におけるワークエリアとなる。
ROM54は、プリンター10が動作するために必要な各種のプログラムや、感光体ドラムの寿命の示す感光体膜厚の閾値などの情報が格納されている。
画像処理部55は、通信部52を介して受信したプリントジョブに含まれるRGBの画像データを、現像色であるC、M、Y、Kの現像色の画像データに変換したり、必要に応じてスムージング処理やエッジ強調処理、γ補正などの処理を施して画像メモリ56に格納させる。
EEPROM57には、プリンター10におけるプリント枚数の総数などの装置の状態に関する情報が記憶される。このEEPROM57は、フラッシュメモリなど他の書き込み可能な不揮発性メモリであってもよい。
電源回路130は、電源スイッチ(不図示)を介して商用電源から電力を供給され、制御部50や各種駆動部に電力を供給する。
なお、第1、第2駆動回路121、122は、それぞれCPU51からの制御信号を受けて第1モーター106、第2モーター112を駆動させるための回路である。
また、電流検出部131としてカレントトランスなどが使用され、商用電源から電源回路130に到る電路に取り付けられて、プリンター10全体の消費電流を検出できるようになっている。
CPU51は、ROM54に格納されていた各種のプログラムを読み出して、通信部52を介して受け付けたプリントジョブに基づき、画像形成部20、給紙部30、定着部40を制御してプリント動作を円滑に実行させる。
特に、画像形成部20に対する制御には、各現像器26C〜26Kにトナーを補給するためのトナー補給処理の制御が含まれる。
<トナー補給処理>
(1)トナー補給処理の概要
図4は、時間の経過に伴う、プリンター10の、例えば、モノクロのプリント動作時の実行状態の変化(図4(b))と、そのときのブラック色のトナー補給装置28Kにおけるサブホッパー111内のトナー量の変化(図4(a))の例を示す図である。
図4(a)では、横軸は、時間軸を示し、縦軸は、サブホッパー111内の残存トナー量を示す。図4(b)では、横軸は、図4(a)と同じ時間軸、縦軸は、電流検出部131によって検出されたプリンター10の消費電流を示している。
図4(b)に示すように、時刻t1にプリンター10に電源が投入されると(電源ON)、まず、制御部50を起動して待機状態にし(時刻t2)、その後、定着部40の定着ローラー41のヒーターへ電流を供給して定着ローラー41を所定の定着温度(例えば、180℃)まで加熱するウォームアップ処理(WUP)を実行する。このウォームアップ処理実行時には消費電力が13Aまで増加する。
そして、ウォームアップ処理が完了すると(時刻t3)、プリント動作を開始するべく、画像形成部20の駆動系、帯電器、1次転写ローラー、2次転写ローラーなどのバイアス電圧の印加および給紙部30の駆動系への電力供給のため、さらに消費電流が増加する。
特に、プリント動作の開始直後の時刻t3からt5までの間(初期期間tp)は、他のプリント動作中の消費電力に比べて消費電流が少し多くなっている(14.8A)。これは、プリント開始直後においては、まだ、現像器26内のトナーが凝集していて、現像器26内の攪拌スクリュー263、供給スクリュー264に対する回転負荷が大きく、それだけ、現像器26駆動用のモーターにかかる負荷トルクが大きくなること、および、定着ローラー41が定着温度に到達してウォームアップが完了しても、その段階では定着部40のその他の部分(押圧ローラー42や定着部40の筺体部分)が十分加熱されていないため、通紙しても定着温度を維持するためには、ヒーターに供給する電流を最大値で維持しておく時間が必要になることなどに起因する。
そして、図4(a)の破線のグラフL1に示すように、サブホッパー111の残留トナー量が、たまたま上記初期期間tp内の時刻t4に下限レベルに達してしまうと、従来は、即座にトナーボトル101からサブホッパー111にトナーを補充するため、サブホッパー111用の第1モーター106の駆動を開始していた。そのための電流消費量に、トナー補給用電流分が加算されて、総消費電流が、上限の15Aを越えてしまう事態が想定される。
このような予期しない事態を避けるため、従来は、トナー補給用電流分だけ余裕を持たせるべく、その分だけ消費電力の小さなヒーターを使用し、もし初期期間tpの間にサブホッパー111へのトナーの補給が開始されても、総電力消費量が上限値を超えないようにしていた。
しかし、ヒーターの消費電力が押さえられるとウォームアップ時間の短縮化が図れないので、本実施の形態では、ヒーターの消費電力を小さくするのでなく、もし、初期期間tpに、サブホッパー111のトナー残量が下限レベルに達しても、当該初期期間tpの間だけは、サブホッパー111へのトナー補給動作を禁ずるようにして、ヒーター消費電力をできるだけ大きく取れるようにしている。
この場合には、サブホッパー111内のトナー残量は、図4(a)の実線のグラフL2のように変化する。すなわち、期間tpの間はサブホッパー111へのトナー補給を禁止しておき、初期期間tpの終了後(時刻t5)には、最大消費電力が下がるので、その時点でトナー補給動作を開始しても、総消費電流が、15Aを越えることがなくなる。
なお、本実施の形態では、初期期間中は、サブホッパー111から現像器26へのトナー補給動作も禁止するようにしている。このような初期期間tpは、実際のところそれほど長くはなく(最大でも1分程度)、このぐらいの時間は、トナー補給を禁止しても現像器26内にある程度の量のトナーが収納されているので、トナー濃度の低下によりすぐに画像が劣化することはない。
以下では、上記のようにプリンターの最大消費電流が上限の規制値(15A)を越えないようにするためにトナー補給が禁止される初期期間tpを「トナー補給禁止期間」と言う。
本実施の形態では、プリント動作が終了すると(時刻t8)、すぐに定着部40のヒーターへの電力供給を停止して、省エネルギーモードに移行するようになっている。この省エネルギーモードでは、まず、制御部50のみに電力を供給する待機モードに移行し、予め決定されている所定時間(例えば、5分間)、プリントジョブを受付けなければ、さらにスリープモードに移行する(時刻t9)。
このスリープモードでは、制御部50のうち、ジョブプリントの受付け監視に必要な部分(例えば、通信部52とCPU51)のみの最小限の電流が消費される。
(2)トナー補給処理のフローチャート
図5は、制御部50によって実行されるトナー補給処理の制御内容を示すフローチャートであり、プリンター10全体の動作を制御するメインフローチャート(不図示)のサブルーチンとして実行されるものである。
まず、トナー下限センサー116によりサブホッパー111内の残留トナーのレベルが下限に達した(トナー下限センサーON)か否かを検出する。
もし、トナー下限センサー116が、ONであれば(ステップS11でYES)、次に現在、トナー補給禁止期間中であるか否かの判定(トナー補給禁止期間判定処理)を行う(ステップS12)。
図6は、このトナー補給禁止期間判定処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
本実施の形態では、電流検出部131によりプリンター10が消費している電流をリアルタイムに検出することによって、トナー補給禁止期間であるか否かの判定を行うようにしている。
すなわち、ステップS101において、電流検出部131によりプリンター10の消費電流を検知し、その消費電流が、一定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS102)。
検知された現在の消費電流が、一定の閾値以上であれば(ステップS102でYES)、トナー補給禁止期間であると判断する(ステップS103)。具体的には、その旨を示すフラグ(補給禁止フラグ)を「1」に設定する。この補給禁止フラグは、例えばEEPROM57に保持される。
ステップS102で、消費電流が、一定の閾値以上ではないと判断されれば(ステップS102でNO)、現在トナー補給非禁止期間であるとみなして(ステップS104)、補給禁止フラグを「0」に設定する。なお、このトナー補給非禁止期間内に仮に4色のトナー補給装置28C〜28Kが一斉にトナー補給動作を開始しても、そのときの全消費電流が15Aを越えないように定着部40のヒーターの消費電力が決定されている。
その後、図5のフローチャートにリターンする。
図5のステップS13では、上記トナー補給禁止期間判定処理で設定された補給禁止フラグの設定状態を参照して、現在トナー補給禁止期間中であるかの判定を行い。トナー補給禁止期間中でなければ(ステップS13でNO)、トナーボトル101からサブホッパー111へのトナー補給を実行し(ステップS14)、補給中フラグFを「1」に設定する(ステップS15)。
その後、プリント動作が行われないで、予め設定された所定時間が経過してプリンター10がスリープモードに移行したときは(ステップS16でYES)、電力消費を最小限に抑えるため、ステップS18に移行してトナー補給を停止し、ステップS19で補給中フラグFを「0」に戻してメインフローチャートにリターンする。なお、ステップS16において、待機モードに移行したときに、すぐにトナー補給停止とする構成としても構わない。
ステップS16でスリープモードに移行していない場合には(ステップS16でNO)、サブホッパー111内のトナーレベルが上限に達してトナー上限センサー115がONになったか否かを判定し(ステップS17)、ONになっていれば(ステップS17でYES)、トナー補給を停止し(ステップS18)、フラグFを「0」に戻して(ステップS19)、メインフローチャートにリターンする。
ステップS17で、トナー上限センサー115がONになったと判定されなければ(ステップS17でNO)、ステップS12に戻って、それ以降のステップを繰り返す。
以上のように処理することにより、プリンター10が消費電流を最大に消費する可能性のある期間をトナー補給禁止期間に設定し、その期間内にはトナー補給をしないようにしているので、最大消費電流に余裕ができ、その分定着部40のヒーターの消費電力を上げることが可能となり、ウォームアップ時間の短縮化に資する。
なお、本実施の形態では、ステップS11において、トナー下限センサー116がONではない場合には(ステップS11でNO)、ステップS21でトナー上限センサー115がONであるか否かを判定し、トナー上限センサー115が、ONでなく(ステップS21でNO)、かつ、プリンター10への電源投入直後である場合には(ステップS22でYES)、上記ステップS12以降の処理を実行するように設定している。
この場合には、ウォームアップが完了してプリント動作を開始するまでに時間に余裕があり、すぐにトナー補給禁止期間には到らないので、ステップS13でNOと判定されて、トナー補給が開始されることになる(ステップS14)。
その後、スリープモードに移行するか(ステップS16でYES)、トナー上限センサー115がONになるか(ステップS17でYES)、もしくはトナー補給禁止期間に突入する(ステップS13でYES)までトナー補給動作が継続される。
ステップS21で、トナー上限センサー115がONである場合(ステップS21でYES)および、ステップS22で装置の電源投入直後でない場合(ステップS22でNO)には、トナー補給をすることなく、そのままメインフローチャートにリターンする。
このようにトナー下限センサー116がONにならなくても装置に電源が投入された直後にトナー補給を実行することにより、トナー補給禁止期間中にトナーエンプティになる確率が少なくなり、トナー補給が必要にもかかわらずトナー補給を禁止するような事態を可及的に避けることができる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態における図6のトナー補給禁止期間判定処理に代えて、次のような変形例を実施することが可能である。
すなわち、上述のようにウォームアップの完了後プリント開始時に消費電流が最大になる期間(トナー補給禁止期間)が発生する原因は、プリンター10の電源OFF時やスリープモード時などの省エネルギーモード時におけるトナーの凝集による攪拌の負荷と、定着部内温度の低下による追加加熱の必要性によるものであった。
したがって、トナー補給禁止期間の長さは、プリント動作を休止している時間、言い換えれば、前回のプリント動作の終了時(前回のプリントジョブの完了時)から次にウォームアップするまでの経過時間の長さに依存すると考えられる。
そこで、本変形例では、ウォームアップ開始のときに、前回のプリントジョブ終了時からの経過時間に基づき、次のプリント開始時におけるトナー補給禁止期間の長さ(以下、「トナー補給禁止時間」という。)を決定するようにしている。
図7(a)は、上記トナー補給禁止時間取得処理のフローチャートを示すものであって、装置全体を制御するメインフローチャート(不図示)のサブルーチンとして図5のフローチャートに先行して制御部50で実行される。
まず、ステップS201において、ウォームアップが開始されるか否かを判定する。
制御部50は、例えば、装置の電源投入後、メンテナンス用扉を閉じた後、もしくは、通信部52を介して外部の端末からプリントジョブを受信後にスリープモードを解除して、ウォームアップを開始するように制御する。
ウォームアップを開始する場合には(ステップS201でYES)、前回のプリント動作終了時からの経過時間を取得する(ステップS202)。制御部50のCPU51は、内部クロックにより、プリント動作が終了する毎に、その時刻をEEPROM57に更新して記憶するようになっており、当該記憶された時刻と現在の時刻に基づき、前回のプリント動作終了時からの経過時間を算出する。
そして、ROM54には、図7(b)に示すように、前回のプリント動作終了時からの経過時間とトナー補給禁止時間との関係が、テーブルとして記憶されており、このテーブルを参照して、上記で算出された経過時間に基づきトナー補給禁止時間を取得し(ステップS203)、その値をEEPROM57に更新して記憶し(ステップS204)、メインフローチャートにリターンする。
なお、図7(b)のテーブルはあくまでも一例であり、予め実験などにより機種ごとに設定される。テーブルに記載した各経過時間の間の経過時間に対するトナー補給禁止時間は、線形補間により決定されることが望ましい。また、当該テーブルにおける経過時間をもっと細かく区切って、それらに対応するトナー補給禁止時間を格納するようにすれば、より正確なトナー補給禁止期間を求めることができるのはいうまでもない。
図8は、本変形例における、図5のステップS12のトナー補給期間判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップS301において、上記図7(a)のステップS204でEEPROM57に記憶されたトナー補給禁止時間を読み出し、現在が、プリント動作開始からトナー補給禁止時間の経過前であるか否かを判定し(ステップS302)、もし、そうであれば(ステップS302でYES)、トナー補給禁止期間であると判断し(ステップS303)、そうでなければ(ステップS302でNO)、トナー補給非禁止期間として(ステップS304)、それぞれに対応した補給禁止フラグをEEPROM57に設定し、図5のフローチャートにリターンする。
(2)上記(1)の変形例では、トナー補給禁止時間を前回のプリント動作の終了時からの経過時間に基づいて決定したが、本変形例では、ウォームアップ開始時における定着部40内の温度状態、特に、温度検出器43で検出された定着ローラー41の温度に基づき、トナー補給禁止時間を求めるようにしている。
ウォームアップ開始時の定着部40定着ローラー41の温度も、前回のプリント動作完了時からの経過時間と相関関係があり、トナー補給禁止時間を推定するためのパラメーターとなり得るからである。
そこで、本変形例では、ウォームアップ開始のときに、温度検出器43で検出された定着ローラー41の温度に基づき、次のプリント開始時におけるトナー補給禁止時間を決定するようにしている。
図9(a)は、本変形例に係るトナー補給禁止時間取得処理のフローチャートを示すものであって、図7(a)の場合と同様、装置全体を制御するメインフローチャート(不図示)のサブルーチンとして図5のフローチャートに先行して制御部50で実行される。
まず、ステップS401において、ウォームアップが開始されるか否かを判定する。
制御部50が、ウォームアップを開始すると判定した場合には(ステップS401でYES)、定着部40内の温度状態を示す情報として、温度検出器43により検出された定着ローラー41の温度を取得する(ステップS402)。
ROM54には、図9(b)に示すように、ウォームアップ開始時の定着ローラー41の温度とトナー補給禁止時間との関係が、テーブルとして記憶されており、このテーブルを参照して、トナー補給禁止時間を求め(ステップS403)、その値をEEPROM57に更新して記憶し(ステップS404)、メインフローチャートにリターンする。
なお、図9(b)のテーブルも、あくまでも一例であり、予め実験などにより機種ごとに設定される。テーブルに記載した各温度間の温度に対するトナー補給禁止時間は、線形補間により決定されることが望ましい。また、当該テーブルにおける温度をもっと細かく区切って、それらに対応するトナー補給禁止時間を格納するようにすれば、より正確なトナー補給禁止期間を求めることができる。
上記のようにトナー補給禁止時間が決定されると、上記変形例(1)で説明した図8と同じフローチャートが、図5のステップS12のトナー補給期間判定処理のサブルーチンとして実行される。
すなわち、図8のステップS301において、上記図9(a)のステップS404でEEPROM57に記憶されたトナー補給禁止時間を読出し、現在が、プリント動作開始からトナー補給禁止時間の経過前であるか否かを判定し(ステップS302)、もし、そうであれば(ステップS302でYES)、トナー補給禁止期間であると判断し(ステップS303)、そうでなければ(ステップS302でNO)、トナー補給非禁止期間として(ステップS304)、それぞれに対応した補給禁止フラグをEEPROM57に設定し、図5のフローチャートにリターンする。
なお、本変形例では、定着部40の温度状態を指標する情報として、定着ローラー41の温度検出器43の検出温度を用いたが、定着部40内に別の温度センサーを設置してその検出温度を定着部40の温度状態を指標する情報として利用することも可能である。
(3)上記実施の形態における図5に示すトナー補給処理のフローチャートでは、トナー下限センサー116がONでなければ(ステップS11でNO)、トナー上限センサー115がONでなく(ステップS21でNO)、かつ、装置電源投入直後である場合に(ステップS22でYES)、ステップS12以下のステップにより、トナー補給を開始するように制御した(ステップS14)。
このように、装置電源投入直後にトナー補給を実行するように制御しているのは、装置電源投入直後から、ウォームアップが完了してプリントを開始するまでに多少なりとも時間の余裕があり、その間にトナーを補給しておけば、プリント開始直後のトナー補給禁止期間にトナーエンプティとなる確率が少なくなるからである。
このような観点から、本変形例では、プリンター10のメンテナンス用扉を閉じたときや、プリント動作終了直後(すなわち、プリントジョブ終了直後)にもトナー補給するようにしている。
通常、プリンター10にジャム(紙詰まり)が発生したときのジャム処理のときや、画像形成部20の各感光体ユニット24や現像器26を交換するとき、あるいはトナーボトル101を交換する際には、対応するメンテナンス用扉を開放して行う。
各メンテナンス用扉には、その開閉動作を検出するスイッチング素子が設けられており、メンテナンス用扉を開放したことが検出されると、電源回路130は、安全のためプリンター10の駆動系および定着部40のヒーターへの電源供給を遮断し、メンテナンス用
扉を閉じると電源が復旧して、ウォームアップが開始される構成なっているので、メンテナンス用扉が閉じられたら即座にトナー補給を開始することによって、少なくともウォームアップの完了までには、サブホッパー111内の残留トナーをある程度増やすことができ、トナー補給禁止期間中にトナー下限センサー116がONになる確率を少なくすることができる。
また、プリント動作が終了すると駆動系が停止するので、プリンター10の消費電流の規制値まで十分余裕があり、このときにトナー補給するように構成してもよい。
図10に、本変形例が適用される場合のトナー補給処理のフローチャートを部分的に示す。
ステップS22までは、図5と同じであり、ステップS22において、装置電源投入直後ではないと判定された場合には(ステップS22でNO)、次にステップS501に移り、メンテナンス用扉を閉じた直後であるか否かを判定する。
メンテナンス用扉が閉じた直後であれば(ステップS501でYES)、ステップS12に移行し、トナー補給禁止期間であるか否かの判定を経てトナー補給されるが(図5のステップS12〜S14)、メンテナンス用扉が閉じた直後でなければ(ステップS501でNO)、ステップS502に移って、プリント動作終了直後であるか否かを判定する。
プリント動作終了直後であれば(ステップS502でYES)、やはり、ステップS12に移行し、トナー補給禁止期間であるか否かの判定を経てトナー補給されるが(図5のステップS12〜S14)、プリント動作終了直後でなければ(ステップS502でNO)、メインフローチャートにリターンする。
なお、上記ステップS22、S501、S502のそれぞれでYESと判定された場合に代えて、もしくはそれらに加えて、制御部50により定着部40のヒーターを点灯制御する必要のないときに、トナー補給を開始するようにしてもよい。
プリンター10の消費電流の大半を占めるのは、定着部40のヒーターなので、ヒーターに電力を供給する必要のない期間では、トナー補給電流を消費しても装置の消費電流が上限の規制値を越えることはありえないからである。このヒーターを点灯制御しない期間は、主に待機モードの期間を意味するが、場合によっては、スリープモードの期間を含んでも構わない。
(4)上記(3)のようにトナー下限センサー116がONでなくても、トナー補給を開始する各場合には、トナー上限センサー115がONになる以前であっても、ウォームアップが完了してプリント動作を開始する準備が完了した時点でトナー補給を停止するのが望ましい。もし、その時点でトナー補給禁止期間でないと判断されれば、続けてトナー補給するようにしてもよい。
(5)上記実施の形態では、トナー補給禁止期間中は、トナーボトル101からサブホッパー111へのトナー補給動作およびサブホッパー111から現像器26へのトナー補給の双方のトナー補給動作を同時に禁止するようにしたが、場合によっては、トナーボトル101からサブホッパー111へのトナー補給のみ禁止して、サブホッパー111から現像器26へのトナー補給は停止しないようにしてもよい。
サブホッパー111のトナー下限センサー116がONになっても、底部には多少のトナーが残存しており、また、サブホッパー111の第2モーター112の消費電流は、大きなトナーボトル101を回転させるための第1モーター106の消費電流に比して、比較的小さいし、特に精密なカラー画像などにおいては現像器26内のトナー濃度の変動をできるだけ少なくすることが望ましいからである。
(6)上記実施の形態では、国内で使用されるプリンターを対象に説明したため、商用電源100Vで最大消費電流の規制値が15Aとして説明したが、電力供給事情は国毎に異なるので、輸出品については、輸出先における最大消費電流の規制値が適用されることは言うまでもない。
(7)上記実施の形態においては、本発明に係る画像形成装置をタンデム型のカラープリンターを例として説明したが、定着装置および現像装置を備える画像形成装置であれば、ファクシミリ装置や複写機にも適用でき、また、モノクロの画像形成装置であってもよい。
(8)また、上記実施の形態及び変形例の内容を可能な限り組み合わせても構わない。
本発明は、画像形成装置の最大消費電流を規定値内に収めつつ、トナー補給のタイミングを調整することにより定着部のヒーターの消費電力を大きくしてウォームアップ時間を短縮する技術として好適である。
10 プリンター
20 画像形成部
23 露光走査部
24C〜24K 感光体ユニット
25 中間転写ベルト
26C〜26K、26 現像器
28C〜28K、28 トナー補給装置
30 給紙部
40 定着部
41 定着ローラー
42 押圧ローラー
43 温度検出器
50 制御部
51 CPU
52 通信部
53 RAM
54 ROM
57 EEPROM
100 トナーボトル部
110 サブホッパー部
111 サブホッパー
115 トナー上限センサー
116 トナー下限センサー
130 電源回路
131 電流検出部
264 磁気センサー

Claims (9)

  1. トナーボトルからサブホッパーを経由して現像器へトナーを補給する画像形成装置において、
    サブホッパー内のトナー量が、下限閾値に至ると、前記トナーボトルからトナーをサブホッパーに補給するトナー補給手段と、
    前記トナー補給手段によるトナー補給動作を実行すると、装置全体の消費電流が、所定の上限値を超えるような期間を、トナー補給禁止期間として設定する設定手段と、
    前記設定されたトナー補給禁止期間中における、トナー補給手段のトナー補給動作を禁止する禁止手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 現在の装置全体の消費電流を検出する消費電流検出手段を備え、
    前記設定手段は、
    前記検出された消費電流の値に基づき、前記トナー補給禁止期間を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記設定手段は、
    前回の画像形成動作の終了時からの経過時間に基づき、前記トナー補給禁止期間を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 定着部内の温度状態を検出する温度検出手段を備え、
    前記設定手段は、
    前記温度検出手段によってウォームアップ開始時に検出された定着部内の温度状態に基づき、前記トナー補給禁止期間を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 定着部のヒーターの点灯を制御する点灯制御手段を備え、
    前記トナー補給手段は、前記点灯制御手段によりヒーターに電力が供給されていないときにトナー補給動作を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー補給手段は、
    前記サブホッパー内のトナー量が前記下限閾値に至らなくても、当該トナー量が上限閾値よりも少なく、かつ、
    (a)装置への電源投入直後、
    (b)装置のメンテナンス用扉が閉じられた直後、
    (c)画像形成動作の終了直後、
    のうち少なくとも1つの条件に該当すれば、サブホッパーへのトナー補給動作を開始する
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記トナー補給手段は、トナー補給動作の実行中に、装置がスリープモードに移行する際には、前記サブホッパー内のトナー量が前記上限閾値に到達していなくても前記トナー補給動作を停止する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記トナー補給手段は、トナー補給動作の実行中に、ウォームアップが完了したときには、前記サブホッパー内のトナー量が前記上限閾値に到達していなくても前記トナー補給動作を停止する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記トナー補給動作には、トナー濃度検出手段により現像器内のトナー/キャリア比を検出し、その比が基準値となるように、サブホッパーから現像器へトナーを補給する動作を含む
    ことを特徴とする請求項から8までのいずれかに記載の画像形成装置。
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