JP6812194B2 - 電動作業機 - Google Patents

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Description

本開示は、バッテリが収容されてそのバッテリの電力によりモータが駆動されるよう構成された電動作業機に関する。
バッテリが収容され、そのバッテリの電力によってモータが駆動されるよう構成された各種の電動作業機が知られている。この種の電動作業機の1つとして、特許文献1には、リチウムイオン電池を収容した電気掃除装置が記載されている。
特許文献1に記載の電気掃除装置は、外部から充電用の直流電力を供給するためのDCジャックと、DCジャックに供給された直流電力にてリチウムイオン電池を充電する充電回路を備え、リチウムイオン電池を装置内に収容した状態で充電させることができるよう構成されている。
特開2016−152922号公報
特許文献1に記載の電気掃除装置のように、外部から充電用の電力を取り込んで内部のバッテリを充電できるよう構成された電動作業機は、バッテリが収容された状態でそのバッテリを充電できることから、次のような問題が生じる可能性がある。
即ち、仮に、バッテリの充電中に使用者によりモータ駆動用のスイッチがオンされた場合に、充電を継続しつつモータへバッテリ電力を供給するよう構成されていると、充電と放電が同時に行われることになる。そのため、例えば、バッテリにおける電力の入出力状態が不安定になってバッテリの性能や寿命などに影響を及ぼしたり、充電電力の供給源である外部の電源に対して影響を及ぼしたりするおそれがある。
そこで、本開示の一局面は、外部電源により内部のバッテリを充電可能に構成された電動作業機において、バッテリの充電を適切に行えるようにすることを目的とする。
本開示の電動作業機は、バッテリと、モータと、電力入力部と、充電部と、操作部と、駆動部とを備える。モータは、バッテリから放電されるバッテリ電力により駆動されるよう構成されている。電力入力部は、当該電動作業機の外部から電力を入力可能に構成されている。充電部は、電力入力部に入力される電力に基づいてバッテリを充電するよう構成されている。操作部は、モータを駆動させるために操作されるよう構成されている。駆動部は、操作部が操作されている場合にバッテリからモータへバッテリ電力を放電させることによりモータを駆動させるよう構成されている。さらに、駆動部は、充電部によりバッテリの充電が行われている間は、操作部が操作されていてもモータへのバッテリ電力の放電を停止させるよう構成されている。
このような構成の電動作業機によれば、充電部によりバッテリの充電が行われている間は、操作部が操作されてもバッテリからモータへの放電が行われない。そのため、バッテリの充電中に充電とモータへの放電とが同時に行われることを抑制でき、充電と放電とが同時に行われることに起因する問題の発生を抑制できる。そのため、操作部の操作有無にかかわらずバッテリの充電を適切に行うことが可能となる。
駆動部は、バッテリからモータへのバッテリ電力の放電経路に設けられて放電経路を導通・遮断させるように構成されたスイッチング素子を備えていてもよい。そして、駆動部は、操作部が操作されているときにスイッチング素子をオンさせて放電経路を導通させ、操作部が操作されていない非操作状態のときはスイッチング素子をオフさせて放電経路を遮断させることを基本としつつ、充電部によりバッテリの充電が行われている間は、操作部が操作されてもスイッチング素子をオフさせるよう構成されていてもよい。
このような構成の電動作業機によれば、駆動部が、バッテリの充電中は操作部の操作状態にかかわらずスイッチング素子をオフさせて放電経路を遮断させるため、充電中の放電停止を容易に実現することができる。
駆動部が上記のようにスイッチング素子を備えている場合、駆動部は、さらに、駆動信号生成部を備えていてもよい。駆動信号生成部は、スイッチング素子をオンさせるための駆動信号を、バッテリ電力に基づいて生成する。この場合、スイッチング素子は、駆動信号生成部により駆動信号が生成されている場合にその駆動信号が入力されることによってオンされ、駆動信号生成部により駆動信号が生成されていない場合はオフされるよう構成されていてもよい。
そして、駆動部は、操作部が操作されているときに駆動信号生成部へバッテリ電力を入力させることにより駆動信号生成部に駆動信号を生成させ、操作部が非操作状態のときは駆動信号生成部へのバッテリ電力の入力を遮断させることにより駆動信号生成部による駆動信号の生成を停止させることを基本としつつ、充電部によりバッテリの充電が行われている間は、操作部が操作されても駆動信号生成部へのバッテリ電力の入力を遮断させるよう構成されていてもよい。
このような構成の電動作業機によれば、駆動部は、バッテリの充電中は操作部の操作状態にかかわらず駆動信号生成部へバッテリ電力を入力させないため、充電中の放電停止を容易に実現することができる。しかも、バッテリの充電中を含め、バッテリからの放電が停止されている間は、駆動信号生成部へのバッテリ電力が遮断され、駆動信号生成部によるバッテリ電力の消費が行われない。そのため、放電停止中のバッテリ電力の消費量を抑制できる。
駆動信号生成部は、入力されたバッテリ電力の電圧を昇圧することによりその昇圧後の電圧を駆動信号として生成するよう構成されていてもよい。このような構成の電動作業機によれば、スイッチング素子をオンさせるための駆動信号の品質、即ち信号レベルを、適切に維持させることができる。
また、スイッチング素子を備えた構成の電動作業機は、スイッチング素子よりも上流側であって且つバッテリの正極からモータに至る経路である正極ラインに、操作スイッチ部が設けられていてもよい。この操作スイッチ部は、操作部が操作されたら正極ラインを導通させ、操作部が非操作状態のときは正極ラインを遮断させるよう構成されている。さらに、操作信号入力部を備えていてもよい。操作信号入力部は、操作スイッチ部により正極ラインが導通されている場合に、操作スイッチ部を介してモータ側へ出力されるバッテリ電力に基づく操作信号を駆動部へ入力させるよう構成されている。そして、駆動部は、操作信号入力部により操作信号が入力されている場合にスイッチング素子をオンさせるよう構成されていてもよい。
このような構成の電動作業機によれば、操作部が非操作状態のときは操作信号入力部にバッテリ電力が入力されず、操作信号入力部によるバッテリ電力の消費は行われない。そして、操作部が操作されると、操作信号入力部には操作スイッチ部を介してバッテリ電力が入力され、そのバッテリ電力に基づいて操作信号が生成され、駆動部に入力される。そのため、操作部が非操作状態のときのバッテリ電力の消費量を抑制しつつ、操作部の操作状態を駆動部へ適切に伝達することができる。
また、スイッチング素子を備えた構成の電動作業機は、放電経路に、スイッチング素子とは別に、操作部が操作されたら放電経路を導通させて操作部が非操作状態のときは放電経路を遮断させるよう構成された操作スイッチ部が設けられていてもよい。さらに、モータに流れる電流を検出する電流検出部と、電流検出部により検出された電流の値に基づいて当該電流が過電流であるか否か判断する過電流判断部と、過電流判断部により過電流と判断された場合、駆動部に対し、操作スイッチ部により放電経路が遮断されるまでの間継続してスイッチング素子をオフに維持させるオフ維持部と、を備えていてもよい。
このような構成の電動作業機によれば、過電流状態になった場合、スイッチング素子がオフされる。スイッチング素子がオフされるとバッテリからモータへの放電が停止されるため、過電流判断部による過電流との判断自体はされなくなるが、スイッチング素子のオフは、放電停止後も、操作スイッチ部により放電経路が遮断されるまで、即ち操作部が非操作状態にされるまでは、維持される。
そのため、過電流に対する保護を適切に行うことができる。しかも、電動作業機の使用者は、過電流発生によりモータが停止した場合、操作部を一旦非操作状態にすることで過電流によるスイッチング素子のオフ状態を解除させることができ、その後再び操作部を操作することでモータを駆動させることができる。
実施形態の電動作業機の斜視図である。 図1におけるA−A断面図である。 実施形態の電動作業機の電気的構成を示す説明図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[1.実施形態]
(1−1)電動作業機の全体構成
電動作業機1の構成の概要について、図1及び図2を用いて説明する。図1及び図2に示す電動作業機1は、穴開けやねじ締めなどの作業を主目的として使用されるスクリュードライバとして構成されており、ヘッド部2と、グリップ部3とを備える。なお、電動作業機1に対し、図1に示すように、前後方向、左右方向及び上下方向の各方向を規定する。ヘッド部2は、グリップ部3の前方に設けられている。ヘッド部2とグリップ部3とは、回動軸8を中心として相対的に回動可能に連結されている。
ヘッド部2は、ヘッドハウジング2aを備える。また、ヘッド部2には、先端装着部5とライト14とが設けられている。先端装着部5には、作業用の各種ビットが着脱可能である。ライト14は、ライトスイッチ13がオンされた場合に点灯される。なお、ライトスイッチ13は図1には図示されておらず、図2及び図3に図示されている。
グリップ部3は、グリップハウジング3aを備える。また、グリップ部3には、第1操作部22と第2操作部23とが設けられている。第1操作部22及び第2操作部23は、電動作業機1を駆動させるため、即ち先端装着部5を回転させてその先端装着部5に装着されているビットを回転させるために、使用者により押し操作される。
第1操作部22が押し操作されると、その押し操作されている間、先端装着部5が回転する。第2操作部23が押し操作されると、その押し操作されている間、先端装着部5が、第1操作部22の押し操作時とは逆方向に回転する。
ヘッドハウジング2aの内部には、図2に示すように、モータ11と、伝達機構4とが収容されている。モータ11は、第1操作部22及び第2操作部23の何れかが押し操作されると回転する。第1操作部22が操作されたときのモータ11の回転方向は、第2操作部23が操作されたときのモータ11の回転方向とは逆方向である。なお、モータ11は、本実施形態では例えばブラシ付き直流モータである。
モータ11が回転すると、その回転力は伝達機構4を介して先端装着部5に伝達され、先端装着部5が回転する。なお、第1操作部22が押し操作された場合のモータ11の回転を正転と称し、第2操作部23が押し操作された場合のモータ11の回転、即ち正転とは逆方向の回転を、逆転と称する。
グリップハウジング3aの内部には、図2に示すように、コントローラ10と、バッテリ20とが収容されている。コントローラ10は、バッテリ20と平行な状態で配置されている。コントローラ10は、回路基板10aを有する。回路基板10aには、メインスイッチ21及びUSBコネクタ50を含む、コントローラ10を構成する各種部品や配線等が実装されている。
バッテリ20の正極は、導体製の正極リード板19によって回路基板10aと接続され、バッテリ20の負極は、導体製の負極リード板18によって回路基板10aと接続されている。バッテリ20の電力は、各リード板18,19を介して回路基板10aへ供給される。
バッテリ20は、本実施形態では、繰り返し充電可能なリチウムイオン電池である。より詳しくは、バッテリ20は、1つのリチウムイオン電池セルを有する。そのため、バッテリ20のバッテリ電圧の公称値は例えば3.6Vである。バッテリ20は略円筒形状であり、そのサイズは、径が約18mm、前後方向の長さが約65mmである。
回路基板10aとモータ11とは、第1モータライン11a及び第2モータライン11bによって接続されている。回路基板10aからモータ11には、これら各モータライン11a,11bによってモータ駆動用の電力が供給される。なお、モータ11の後端には、L字型のコネクタ12が設けられている。各モータライン11a,11bは、モータ11においてはこのコネクタ12に対してその上面から挿入されて接続され、このコネクタ12を介してモータ11と接続されている。
また、グリップハウジング3a内には、高周波ノイズ低減用の円筒状のフェライト16が設けられ、各モータライン11a、11bは、グリップハウジング3a内においてこのフェライト16を挿通するように敷設されている。
フェライト16は、熱収縮チューブによって全体的に覆われている。フェライト16を熱収縮チューブで覆う主目的は、フェライト16が回路基板10aに直接当接することによって回路基板10aが傷ついたり破損したりすることを抑制することである。
また、回路基板10aの前端には、フェライト16がメインスイッチ21の下端に干渉するのを抑制することを主目的としてリブ17が設けられている。このリブ17は、回路基板10aの前端から回路基板10aの下側後方へ延びるように設けられている。また、リブ17は、その後端が、回路基板10aにおけるメインスイッチ21の実装部位よりも後方、より具体的には回路基板10aの裏面においてメインスイッチ21の端子が半田付けされている箇所よりも後方に位置するように設けられている。
リブ17により、フェライト16の前方への移動は規制される。具体的に、フェライト16の前端がリブ17の後端からさらに前方へ移動することが規制される。これにより、フェライト16がメインスイッチ21の上記半田付け箇所に干渉することが抑制される。
また、グリップハウジング3aの内部には、ライトスイッチ13が設けられている。ライトスイッチ13は、ライト14を点灯させるためのスイッチであり、スイッチボタン13aを有する。ライトスイッチ13はいわゆるオルタネイトスイッチであり、スイッチボタン13aが押し操作される度に、オン、オフが切り替わる。
グリップハウジング3aの後端面には後端開口部7が形成されている。後端開口部7は、カバー6で覆われている。カバー6を取り外すと、グリップハウジング3a内のUSBコネクタ50及びスイッチボタン13aが後端開口部7を介して外部へ露出した状態となる。
カバー6は、第1カバー部6aと第2カバー部6bとを有し、これら両者が一体的に形成されている。カバー6は、グリップハウジング3aの後端面において後端開口部7の全体を塞ぐように設けられている。カバー6がグリップハウジング3aに設けられている状態において、第1カバー部6aの裏面側(即ちグリップハウジング3aの内部側)にはスイッチボタン13aが位置しており、第2カバー部6bの裏面側にはUSBコネクタ50が位置している。
第2カバー部6bは、第1カバー部6aとの境界部を折り目として後方上側へ引っ張ることにより開閉可能である。第2カバー部6bを開くと、USBコネクタ50が露出する。
USBコネクタ50は、USBプラグを差し込むためのソケットであり、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠した端子構造となっている。USB規格に準拠した各種外部機器をUSBコネクタ50に接続したり、各種外部機器をUSBケーブルを介してUSBコネクタ50に接続したりすることで、各種外部機器からUSBコネクタ50を介して電力を受電することができる。
第1カバー部6aは、例えばゴムなどの弾性部材で形成されており、外力により前後方向へ弾性変形可能に構成されている。そのため、使用者は、外部から第1カバー部6aを押すことで、第1カバー部6aを介してその裏面側のスイッチボタン13aを押し操作することができる。
(1−2)電動作業機の電気的構成
次に、電動作業機1の電気的構成の詳細について、図3を用いて説明する。図3に示すように、電動作業機1は、コントローラ10と、モータ11とを備える。なお、バッテリ20は実際にはコントローラ10とは別の構成要素であるが、説明の便宜上、図3においてはコントローラ10の中にバッテリ20を図示している。
モータ11の両端子にはそれぞれ第1モータライン11a及び第2モータライン11bが接続されている。モータ11は、これら第1モータライン11a及び第2モータライン11bを介してコントローラ10に接続されている。
コントローラ10は、図2にも示したようにメインスイッチ21を備えている。メインスイッチ21は、正極側コモン端子21a、正極側第1端子22a及び正極側第2端子23aを有する。
正極側コモン端子21aは、第1操作部22が押し操作されている間は正極側第1端子22aに接続され、第2操作部23が押し操作されている間は正極側第2端子23aに接続される。第1操作部22及び第2操作部23のいずれも押し操作されていない場合は、正極側コモン端子21aは、正極側第1端子22a及び正極側第2端子23aのどちらにも接続されていない状態となる。
また、メインスイッチ21は、負極側コモン端子21b、負極側第1端子22b及び負極側第2端子23bを有する。負極側コモン端子21bは、第1操作部22が押し操作されている間は負極側第1端子22bに接続され、第2操作部23が押し操作されている間は負極側第2端子23bに接続される。第1操作部22及び第2操作部23のいずれも押し操作されていない場合は、負極側コモン端子21bは、負極側第1端子22b及び負極側第2端子23bのどちらにも接続されていない状態となる。
正極側コモン端子21aは、当該正極側コモン端子21aとバッテリ20の正極とを接続する配線である正極ラインLpによって、バッテリ20の正極に接続されている。正極側第1端子22aには第1モータライン11aが接続されている。正極側第2端子23aには第2モータライン11bが接続されている。
負極側コモン端子21bは、当該負極側コモン端子21bとバッテリ20の負極とを接続する配線である負極ラインLnによって、バッテリ20の負極に接続されている。なお、負極ラインLnにはメインFET28及び電流検出部36が設けられている。そのため、負極側コモン端子21bは、メインFET28及び電流検出部36を経てバッテリ20の負極に接続されている。負極側第1端子22bには第2モータライン11bが接続されている。負極側第2端子23bには第1モータライン11aが接続されている。
そのため、第1操作部22が押し操作されて、メインFET28がオンすると、バッテリ20の正極から、正極ラインLp、メインスイッチ21、第1モータライン11a、モータ11、第2モータライン11b、メインスイッチ21及び負極ラインLnを経てバッテリ20の負極に至る放電経路にて、バッテリ20からモータ11への通電が行われる。即ち、上記放電経路を経てモータ11へのバッテリ20のバッテリ電力の放電が行われ、これによりモータ11が正転する。
逆に、第2操作部23が押し操作されて、メインFET28がオンすると、バッテリ20の正極から、正極ラインLp、メインスイッチ21、第2モータライン11b、モータ11、第1モータライン11a、メインスイッチ21及び負極ラインLnを経てバッテリ20の負極に至る放電経路にて、バッテリ20からモータ11への通電が行われる。つまり、モータ11への通電方向は第1操作部22の押し操作時とは逆になり、これにより、モータ11が逆転する。
バッテリ20からモータ11への放電経路における、メインスイッチ21の負極側コモン端子21bとバッテリ20の負極との間の経路である負極ラインLnには、メインFET28が設けられている。メインFET28は、本実施形態ではnチャネルMOSFETであり、ドレインがメインスイッチ21の負極側コモン端子21bに接続され、ソースが電流検出部36を介してバッテリ20の負極に接続されている。メインFET28は、オフ時は負極ラインLnを遮断し、オン時に負極ラインLnを導通させる。
メインFET28のゲートは、抵抗27を介して電源回路24に接続されている。電源回路24は、駆動用トランジスタ25を介して正極ラインLpに接続されている。駆動用トランジスタ25は、本実施形態ではPNP型バイポーラトランジスタであり、エミッタが正極ラインLpに接続され、コレクタが電源回路24に接続され、ベースが駆動回路26に接続されている。駆動用トランジスタ25は、駆動回路26によってオン・オフされる。
駆動用トランジスタ25がオフされている間は、バッテリ20の正極と電源回路24との接続が遮断され、バッテリ電力は電源回路24に入力されない。一方、駆動用トランジスタ25がオンされている間は、バッテリ20のバッテリ電力が駆動用トランジスタ25を介して電源回路24に入力される。
電源回路24は、バッテリ電力が入力されている間に動作する。電源回路24は、入力電圧を昇圧するDC−DCコンバータを有しており、入力されたバッテリ電圧を昇圧し、その昇圧後の電圧を駆動信号としてメインFET28のゲートへ出力する。本実施形態では、電源回路24は、公称値3.6Vのバッテリ電圧を、一定電圧値(例えば5V)に昇圧するよう構成されている。
電源回路24で駆動信号が生成された駆動信号は、抵抗27を経てメインFET28のゲートに印加され、これによりメインFET28がオンする。つまり、駆動用トランジスタ25がオンされている間は電源回路24で駆動信号が生成されてメインFET28がオンし、駆動用トランジスタ25がオフされている間は電源回路24へバッテリ電力が供給されず電源回路24で駆動信号が生成されないためメインFET28はオフする。
駆動用トランジスタ25をオン・オフさせる駆動回路26は、第1モータライン11a及び第2モータライン11bの双方と接続されている。具体的に、第1モータライン11aは、抵抗31を経てダイオード32のアノードに接続されており、第2モータライン11bは、抵抗33を経てダイオード34のアノードに接続されている。各ダイオード32,34のカソードは互いに接続されると共に、駆動回路26に接続されている。
そのため、例えば第1操作部22が押し操作されることにより第1モータライン11aがバッテリ20の正極に接続されると、第1モータライン11aから抵抗31及びダイオード32を介して駆動回路26へバッテリ電圧が入力される。また例えば、第2操作部23が押し操作されることにより第2モータライン11bがバッテリ20の正極に接続されると、第2モータライン11bから抵抗33及びダイオード34を介して駆動回路26へバッテリ電圧が入力される。なお、ダイオード32又はダイオード34を介して駆動回路26へ入力されるバッテリ電圧を、以下、トリガ信号と称する。
第1操作部22及び第2操作部23のどちらが押し操作されても、駆動回路26へトリガ信号が入力される。駆動回路26は、トリガ信号が入力されていない場合は、駆動用トランジスタ25をオフさせる。そのため、第1操作部22及び第2操作部23のいずれも押し操作されていない場合は、駆動回路26にトリガ信号が入力されず、駆動用トランジスタ25はオフされる。
一方、第1操作部22及び第2操作部23のいずれかが押し操作されている場合は、駆動回路26にトリガ信号が入力されることにより、駆動回路26が駆動用トランジスタ25をオンさせる。これにより、電源回路24にて駆動信号が生成されてメインFET28へ出力され、メインFET28がオンして、モータ11が回転する。
また、コントローラ10は、電流検出部36と、過電流検出部37と、保護IC38とを備える。電流検出部36は、負極ラインLnに流れる電流、即ちモータ11に流れる電流の値に応じた電圧値の信号である電流検出信号を過電流検出部37へ出力する。なお、電流検出部36は、例えば、負極ラインLnに挿入されたシャント抵抗を備え、そのシャント抵抗の両端の電圧が電流検出信号として出力される構成であってもよい。
過電流検出部37は、電流検出部36から入力される電流検出信号の電圧値が電圧閾値以上の場合、保護IC38へ過電流信号を出力する。また、過電流検出部37には、メインFET28のドレインの電圧が、ラッチ用信号として入力される。過電流検出部37は,ラッチ用信号の電圧値が電圧閾値以上の場合も過電流信号を出力するよう構成されている。
ラッチ用信号の電圧値が電圧閾値以上となる具体的態様は、第1操作部22及び第2操作部23のいずれかが押し操作されることによりメインスイッチ21がオンされていて、且つメインFET28がオフされている状態である。通常、メインスイッチ21がオンされると駆動回路26により駆動用トランジスタ25がオンされてメインFET28がオンされるため、ラッチ用信号の電圧値は電圧閾値以上にはならない。しかし、後述するようにメインスイッチ21がオンされていても駆動回路26が駆動用トランジスタ25をオフさせる場合があり、その場合、メインFET28がオフされてラッチ用信号の電圧値が電圧閾値以上となる。
なお、過電流検出部37において、電流検出部36からの電流検出信号に対する電圧閾値と、ラッチ用信号に対する電圧閾値とは、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
また、メインスイッチ21がオフされてモータ11への放電が行われていない状態からメインスイッチ21がオンされた場合、メインFET28はすぐにはオンされず、メインFET28がオンするまでには時間差がある。その主な要因は、駆動回路26や駆動用トランジスタ25、電源回路24の応答時間である。この時間差により、メインスイッチ21がオンされた後、メインFET28がオンされるまでの間は、過電流検出部37に入力されるラッチ用信号の電圧値が電圧閾値以上となる。
そこで、過電流検出部37は、ラッチ用信号の電圧値が電圧閾値以上になったときに即座に保護IC38へ過電流信号を出力しないよう、ラッチ信号を遅延させて入力させるよう構成されている。具体的には、例えばラッチ信号の入力段にフィルタを設け、このフィルタによりラッチ信号を遅延させて入力させるよう構成されている。ラッチ信号の入力を遅延させる時間は、メインスイッチ21がオンされてからメインFET28がオンされるまでの応答遅れ時間を考慮し、その応答遅れ時間よりも長い時間となるよう適宜決めてよい。
保護IC38には、バッテリ20からバッテリ電圧が入力される。また、過電流検出部37により過電流が検出された場合は過電流検出部37から過電流信号が入力される。保護IC38は、バッテリ電圧に基づいてバッテリ20の状態を監視し、例えばバッテリ電圧が所定の下限値以下の過放電状態になると、駆動回路26へ放電停止信号を出力する。また、保護IC38は、過電流検出部37から過電流信号が入力されると、駆動回路26へ放電停止信号を出力する。
放電停止信号は、具体的には、Lレベルの信号である。即ち、保護IC38は、バッテリ20が過放電状態ではなく且つモータ11に過電流が流れていない正常時は、駆動回路26へHレベル信号を継続して出力する。一方、保護IC38は、バッテリ20が過放電状態になるか若しくは過電流が検出された異常時は、駆動回路26へのHレベル信号の出力を停止させ、駆動回路26への出力電圧をLレベルとする。このLレベルの出力電圧が放電禁止信号である。
駆動回路26は、トリガ信号が入力されていても、保護IC38から放電停止信号が入力されている場合は、駆動用トランジスタ25をオフさせることによってメインFET28をオフさせる。
また、メインスイッチ21がオンされているときに保護IC38から放電停止信号が入力されてメインFET28がオフされると、過電流検出部37にラッチ用信号が入力される。このラッチ用信号は、各操作部22,23がいずれも押し操作されなくなってメインスイッチ21がオフされるまでの間、継続して入力される。
過電流検出部37は、ラッチ用信号が入力されている間、電流検出部36からの電流検出信号の状態に関係なく、保護IC38へ過電流信号を継続して出力する。そのため、メインスイッチ21がオフされるまでは、保護IC38から駆動回路26へ放電停止信号が継続して出力され、これによりメインFET28はオフ状態に維持される。
なお、メインスイッチ21がオフされると、過放電や過電流などの異常が検出されていない限り、保護IC38は放電停止信号の出力を停止する。もっとも、放電停止信号の出力が停止されても、メインスイッチ21がオフされていれば当然ながらバッテリ20からモータ11への放電は行われず、メインFET28は引き続きオフ状態に維持される。そして、再びメインスイッチ21がオンされて駆動回路26にトリガ信号が入力されると、メインFET28がオンされて、モータ11への放電が行われる。
また、コントローラ10は、USBコネクタ50と、充電IC51と、充電用トランジスタ54と、充電用FET56と、充電回路57とを備えている。充電用トランジスタ54は本実施形態ではPNP型バイポーラトランジスタであり、充電用FET56は本実施形態ではnチャネルMOSFETである。
USBインタフェースにより電力を外部へ供給可能な状態の外部機器が、USBコネクタ50に接続されると、外部機器からUSBコネクタ50を介して電力が入力される。なお、ここでいう外部機器としては、USBインタフェースを備えた機器自体のほか、例えば、商用交流電力を直流に変換してUSBインタフェースにて出力するよう構成されたアダプタも含まれる。
図3に示したUSBコネクタ50には、直流電力受電用の正負一対の電源端子が図示されているが、USBコネクタ50は実際にはこれら電源端子のほかにデータ通信用の端子も備えている。本実施形態の電動作業機1においては、USBコネクタ50は、外部機器からバッテリ20の充電用の電力を受電するために設けられている。そのため、USBコネクタ50が備えるデータ通信用の端子は本実施形態では使用されず、本実施形態では、電力受電用の正負一対の電源端子が使用される。
USBコネクタ50の正負一対の電源端子のうち、正極端子は、ダイオード52を介して充電IC51に接続されており、負極端子は充電IC51に接続されている。USBコネクタ50に外部機器が接続されると、外部機器からUSBコネクタ50を介してコントローラ10内へ供給される電力(以下、外部電力)は、充電IC51に入力される。なお、USBコネクタ50に入力される外部電力の電圧(以下、USB電圧)の値は、本実施形態では例えば5Vである。
また、USBコネクタ50の正負一対の電源端子のうち正極端子は、ダイオード52を介して駆動回路26にも接続されている。そのため、USBコネクタ50に外部機器が接続されて外部機器から外部電力が入力されると、USBコネクタ50の正極端子から駆動回路26へUSB電圧が入力される。この駆動回路26へ入力されるUSB電圧は、駆動回路26に対してバッテリ20からモータ11への放電を強制的に停止させるための放電停止信号として機能する。
駆動回路26は、トリガ信号が入力されていても、USB電圧が入力されている間は、駆動用トランジスタ25をオフさせることによってメインFET28をオフさせるよう構成されている。そのため、USB電圧が入力されている間は、メインスイッチ21がオンされてもバッテリ20からモータ11への放電は行われず、モータ11は回転しない。
充電IC51は、USBコネクタ50を介して外部電力が入力されると、その外部電力に基づいてバッテリ20の充電電力を生成し、出力する。なお、充電IC51の充電電力出力端子は、抵抗53及び充電用トランジスタ54を介してバッテリ20の正極に接続されている。そのため、充電IC51で生成された充電電力は、充電用トランジスタ54がオンされている場合にバッテリ20に供給される。
充電用トランジスタ54は、エミッタが抵抗53を介して充電IC51の充電電力出力端子に接続され、コレクタがバッテリ20の正極に接続されている。充電用トランジスタ54のベースは、抵抗55を介して充電用FET56のドレインに接続されている。充電用FET56のソースはバッテリ20の負極に接続されている。
充電用FET56のゲートは充電回路57に接続されており、充電用FET56は、充電回路57によってオン・オフされる。充電回路57は、ダイオード52を介してUSBコネクタ50の正極端子に接続されている。そのため、USBコネクタ50から外部電力が入力されると、充電回路57にもUSB電圧が入力される。
充電回路57は、USB電圧が入力されていない場合は充電用FET56をオフさせ、USB電圧が入力されている場合は充電用FET56をオンさせる。充電用FET56がオンされると、充電用トランジスタ54がオンし、これにより、充電IC51から出力される充電電力がバッテリ20に供給される。
つまり、充電IC51は、USBコネクタ50に外部電力が入力されていない状態では、充電用トランジスタ54がオフされることによってバッテリ20の正極との接続が遮断される。一方、USBコネクタ50に外部電力が入力されると、充電IC51により充電電力が生成されると共に、充電回路57によって充電用FET56及び充電用トランジスタ54がオンされ、これによりバッテリ20へ充電電力を供給してバッテリ20を充電可能な状態となる。
加えて、USBコネクタ50に外部電力が入力されている間は、駆動回路26へUSB電圧が入力されることにより、駆動回路26が、トリガ信号が入力されていても駆動用トランジスタ25をオフさせる。これによりメインFET28がオフされ、バッテリ20からモータ11への放電は停止される。
保護IC38は、バッテリ20の電圧が所定の上限値以上になった場合、充電回路57へ充電禁止信号を出力する。充電回路57は、保護IC38から充電禁止信号が入力されると、USB電圧が入力されていても、充電用FET56をオフさせる。これにより、充電用トランジスタ54がオフし、バッテリ20の正極と充電IC51との接続が遮断されて、バッテリ20の充電が停止される。
また、充電IC51には、第1サーミスタ58が接続されている。第1サーミスタ58は、バッテリ20の温度を検出するために設けられている。第1サーミスタ58は、例えば、バッテリ20を構成するリチウムイオン電池セルの側面に直接接触した状態で固定されている。
第1サーミスタ58は、本実施形態ではNTCサーミスタであり、全体として温度上昇に対してゆるやかに抵抗値が減少する特性を有している。充電IC51は、第1サーミスタ58から入力される電圧値に基づいてバッテリ20の温度を検出する。そして、検出した温度が所定の高温閾値以上であるか若しくは所定の低温閾値以下の場合、充電電力の出力を停止する。
また、コントローラ10は、第1サーミスタ58とは別に、第2サーミスタ41と、温度検出回路42と、温度保護用FET43とを備えている。温度保護用FET43は、本実施形態ではnチャネルMOSFETである。第2サーミスタ41は、本実施形態ではPTCサーミスタであり、ある温度閾値を超えると抵抗値が急激に増大する特性を有している。
第2サーミスタ41は、メインFET28の温度を監視するために設けられている。具体的に、第2サーミスタ41は、基板実装用のチップ部品として構成されており、コントローラ10を構成する回路基板10a上において、メインFET28に隣接して実装されている。
温度保護用FET43は、ドレインがメインFET28のゲートに接続され、ソースがメインFET28のソースに接続され、ゲートが温度検出回路42に接続されている。
温度検出回路42には、駆動用トランジスタ25がオンされている場合に駆動用トランジスタ25を介してバッテリ電圧が入力され、そのバッテリ電圧が、温度検出回路42内の抵抗を介して第2サーミスタ41に入力される。
温度検出回路42は、バッテリ電圧が入力されている間、第2サーミスタ41の両端の電圧値に基づいて、メインFET28の温度を監視する。温度検出回路42は、温度が前述の温度閾値以下の場合は、温度保護用FET43をオフさせる。一方、温度が前述の温度閾値を超えたことにより抵抗値が急増し、これにより第2サーミスタ41の両端の電圧が増加すると、温度検出回路42は、温度保護用FET43をオンさせる。温度保護用FET43がオンすると、メインFET28のゲート−ソース間が同電位となるため、電源回路24からメインFET28へ駆動信号が出力されていてもメインFET28はオフされる。
また、電動作業機1は、図1及び図2に示したように、ライト14及びライトスイッチ13を備えている。ライト14は、本実施形態ではLEDである。ライト14及びライトスイッチ13は、図3に示すように、互いに直列接続されている。
即ち、ライト14のアノードがライトスイッチ13の第1端に接続されている。ライト14のカソードはコントローラ10内のライト用FET45のドレインに接続されている。ライトスイッチ13の第2端はバッテリ20の正極に接続されている。ライト用FET45のソースはバッテリ20の負極に接続されており、ライト用FET45のゲートは、保護IC38における放電停止信号の出力端子に接続されている。
保護IC38の放電停止信号の出力端子からは、前述の通り、正常時にはHレベルの信号が出力される。そのため、正常時においてはライト用FET45はオンされている。よって、ライトスイッチ13がオンされると、バッテリか20からライト14へ通電され、ライト14が点灯する。
一方、過放電あるいは過電流などの異常が発生したことにより保護IC38から放電停止信号が出力されると、ライト用FET45がオフされる。ライト用FET45がオフされると、ライトスイッチ13がオンされてもライト14は点灯しなくなる。
(1−3)実施形態の効果
以上説明した実施形態によれば、以下の(1a)〜(1e)の効果を奏する。
(1a)USBコネクタ50に外部機器から外部電力が入力されている間、即ち駆動回路26にUSB電圧が入力されている間は、駆動回路26は、トリガ信号の有無にかかわらず駆動用トランジスタ25をオフさせる。そのため、外部電力に基づく充電IC51によるバッテリ20の充電中は、トリガ信号の有無にかかわらずバッテリ20からモータ11への放電が停止される。
そのため、バッテリ20の充電中に充電とモータ11への放電とが同時に行われることを抑制でき、充電と放電とが同時に行われることに起因する問題の発生を抑制できる。これにより、各操作部22,23の操作の有無にかかわらず、バッテリ20や外部機器への影響を抑えつつ、バッテリ20の充電を適切に行うことが可能となる。
(1b)また、充電中の放電停止は、駆動回路26において、USB電圧の入力によりトリガ信号が無効化されることにより行われる。具体的に、例えば、駆動回路26におけるトリガ信号の入力端子の電位を強制的に低下させる(例えば接地電位にする)ことにより行われる。そのため、充電中の放電停止を簡素な構成にて効率的に実現できる。
また、充電中の放電停止のためにメインFET28とは別にスイッチング素子を備えているわけではなく、充電中の放電停止はあくまでもメインFET28を強制オフさせることにより行われる。そのため、充電中の放電停止を低コストで容易に実現することができる。
(1c)充電IC51は、充電時のみバッテリ20の正極と接続され、電源回路24は、放電時のみバッテリ20の正極と接続される。そして、充電及び放電のいずれも行われていない待機期間中は、充電IC51と電源回路24の双方とも、バッテリ20の正極との電気的接続が遮断される。そのため、待機期間中の放電量を抑えることができる。
(1d)電源回路24は、バッテリ電圧を昇圧することにより駆動信号を生成してメインFET28のゲートへ印加する。そのため、メインFET28のゲートへ、メインFET28をオンさせるための十分な電圧値の駆動信号を印加することができ、メインFET28を安定的に駆動させることができる。
(1e)バッテリ20からモータ11への放電中に過電流や過放電などの異常によって保護IC38から駆動回路26へ放電停止信号が出力された場合、メインスイッチ21がオンされていてもメインFET28が強制的にオフされる。そして、メインスイッチ21がオンされている状態でメインFET28がオフされると、過電流検出部37へラッチ用信号が入力され、これによりメインスイッチ21がオフされるまでは保護IC38からの放電停止信号の出力が継続される。
このような構成により、放電中に異常が発生した場合、使用者が操作部を一旦非操作状態にするまでは放電停止状態が継続されるため、使用者に対して異常の発生を適切に認識させることができ、その後放電を再開させるか否かを使用者の判断に委ねることができる。
(1−4)特許請求の範囲の文言との対応関係
ここで、実施形態の文言と特許請求の範囲の文言との対応関係について説明する。USBコネクタ50は電力入力部に相当する。充電IC51は充電部に相当する。メインFET28はスイッチング素子に相当する。電源回路24は駆動信号生成部に相当する。メインスイッチ21は操作スイッチ部に相当する。第1モータライン11aから抵抗31及びダイオード32を経て駆動回路26に至る回路、及び第2モータライン11bから抵抗33及びダイオード34を経て駆動回路26に至る回路は、操作信号入力部に相当する。駆動回路26に入力されるトリガ信号は操作信号に相当する。過電流検出部37は過電流判断部に相当する。過電流検出部37へラッチ用信号を入力するための回路、即ちメインFET28のドレインと過電流検出部37とを接続する配線経路は、オフ維持部に相当する。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(2−1)上記実施形態では、USBコネクタ50にUSB電圧が入力されている間はそのUSB電圧が駆動回路26に入力されてバッテリ20からモータ11への放電が停止される構成であったが、充電に伴って放電を停止される具体的期間は、上記実施形態とは異なる期間に設定してもよい。
例えば、単にUSBコネクタ50にUSB電圧が入力されただけではなく、実際に充電IC51から充電電力が出力されている間に放電を強制停止させてもよい。また例えば、充電用トランジスタ54がオンされて充電電力がバッテリ20に実際に供給されている間、即ち現にバッテリ20の充電が行われている間に放電を強制停止させてもよい。また例えば、USBコネクタ50に外部機器側のコネクタが物理的に接続されている間、外部機器から外部電力が入力されているかどうかにかかわらず一律に放電を強制停止させてもよい。
(2−2)バッテリ20を構成するリチウムイオン電池セルの数は、1つに限らない。複数のセルを直列、並列又は直並列した構成であってもよい。また、バッテリ20を構成するセルがリチウムイオン電池セルであることは必須ではなく、リチウムイオン電池セル以外の二次電池セルであってもよい。
(2−3)メインFET28をオンさせるための駆動信号について、バッテリ電圧を電源回路24で昇圧させることは必須ではない。例えば、バッテリ電圧をそのままメインFET28のゲートに入力させてもよい。ただしそのようにすると、メインFET28のゲート電圧が変動する可能性があるため、より安定的且つ精度良くメインFET28のゲートを駆動するためには、DC−DCコンバータ等によってバッテリ電圧をゲート駆動に必要な値に適宜昇圧するとよい。
なお、バッテリ20が例えばリチウムイオン電池セルが2つ直列接続された構成である場合、バッテリ電圧は公称値で表すと7.2Vとなるため、その場合はバッテリ電圧をそのまま印加してもメインFET28を駆動可能である。ただし、バッテリ電圧の値の大きさは十分であっても、バッテリ電圧が変動する可能性はあり、バッテリ電圧が変動するとメインFET28を安定して駆動させることが困難になる可能性がある。そのため、複数のセルが直列接続された構成であっても、バッテリ電圧をそのままメインFET28に入力せず、DC−DCコンバータ等によってバッテリ電圧を一定の電圧値に変換し、その変換後の電圧を駆動信号としてメインFET28へ入力するようにしてもよい。
(2−4)外部電力の供給源は、USBインタフェースを備えた外部機器に限定されない。即ち、USBコネクタ50を介して外部電力を受電する構成は必須ではなく、USBコネクタ50以外の他のインタフェースを介して外部電力を受電可能な構成であってもよい。例えば、商用交流電力を直流電力に変換するアダプタから直流電力を受電可能な構成であってもよい。
(2−5)メインFET28がnチャネルMOSFETであることはあくまでも一例であり、他のスイッチング素子であってもよい。駆動用トランジスタ25、充電用トランジスタ54、充電用FET56、温度保護用FET43及びライト用FET45についても同様であり、それぞれ、他のスイッチング素子であってもよい。
(2−6)第1サーミスタ58がNTCサーミスタであることは必須ではなく、NTCサーミスタ以外の他の温度検出用素子であってもよい。第2サーミスタ41についても、PTCサーミスタであることは必須ではなく、PTCサーミスタ以外の他の温度検出用素子であってもよい。
(2−7)バッテリ20は、電動作業機1の本体に対して着脱可能な構成であってもよい。
(2−8)本開示の技術は、スクリュードライバ以外に、例えば、石工用、金工用、木工用などの各種用途の電動工具や園芸用の作業機など、バッテリを収容可能であって且つバッテリを収容した状態で外部電力によりバッテリを充電可能に構成された各種の電動作業機に対して適用することができる。
(2−9)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…電動作業機、2…ヘッド部、2a…ヘッドハウジング、3…グリップ部、3a…グリップハウジング、6…カバー、6a…第1カバー部、6b…第2カバー部、7…後端開口部、10…コントローラ、10a…回路基板、11…モータ、11a…第1モータライン、11b…第2モータライン、13…ライトスイッチ、13a…スイッチボタン、14…ライト、20…バッテリ、21…メインスイッチ、21a…正極側コモン端子、21b…負極側コモン端子、22…第1操作部、22a…正極側第1端子、22b…負極側第1端子、23…第2操作部、23a…正極側第2端子、23b…負極側第2端子、24…電源回路、25…駆動用トランジスタ、26…駆動回路、27,31,33,53,55…抵抗、28…メインFET、32,34,52…ダイオード、36…電流検出部、37…過電流検出部、38…保護IC、41…第2サーミスタ、42…温度検出回路、43…温度保護用FET、45…ライト用FET、50…USBコネクタ、51…充電IC、54…充電用トランジスタ、56…充電用FET、57…充電回路、58…第1サーミスタ、Ln…負極ライン、Lp…正極ライン。

Claims (5)

  1. 電動作業機であって、
    バッテリと、
    前記バッテリから放電されるバッテリ電力により駆動されるよう構成されたモータと、
    当該電動作業機の外部から電力を入力可能に構成された電力入力部と、
    前記電力入力部に入力された前記電力が入力されるように構成された充電部であって、入力された前記電力に基づいて前記バッテリを充電するための充電電力を生成し、生成した前記充電電力を前記バッテリへ供給することにより前記バッテリを充電するよう構成された充電部と、
    前記モータを駆動させるために操作される操作部と、
    前記操作部が操作されている場合に前記バッテリから前記モータへ前記バッテリ電力を放電させることにより前記モータを駆動させるよう構成された駆動部と、
    を備え、
    当該電動作業機は、前記電力入力部に前記電力が入力されている間、前記電力に基づく電圧が前記駆動部に入力されるように構成されており、
    前記駆動部は、前記電圧が前記駆動部に入力されている間は、前記操作部が操作されていても前記モータへの前記バッテリ電力の放電を停止させるよう構成されている、電動作業機。
  2. 請求項1に記載の電動作業機であって、
    前記駆動部は、
    前記バッテリから前記モータへの前記バッテリ電力の放電経路に設けられて前記放電経路を導通・遮断させるように構成されたスイッチング素子を備え、
    前記操作部が操作されているときに前記スイッチング素子をオンさせて前記放電経路を導通させ、前記操作部が操作されていない非操作状態のときは前記スイッチング素子をオフさせて前記放電経路を遮断させ、前記電圧が前記駆動部に入力されている間は前記操作部が操作されても前記スイッチング素子をオフさせるよう構成されている、電動作業機。
  3. 請求項2に記載の電動作業機であって、
    前記放電経路における、前記スイッチング素子よりも上流側であって且つ前記バッテリの正極から前記モータに至る経路である正極ラインに設けられ、前記操作部が操作されたら前記正極ラインを導通させ、前記操作部が前記非操作状態のときは前記正極ラインを遮断させるよう構成された操作スイッチ部と、
    前記操作スイッチ部により前記正極ラインが導通されている場合に、前記操作スイッチ部を介して前記モータ側へ出力される前記バッテリ電力に基づく操作信号を前記駆動部へ入力させるよう構成された操作信号入力部と、
    を備え、
    前記駆動部は、前記操作信号入力部により前記操作信号が入力されている場合に前記スイッチング素子をオンさせるよう構成されている、電動作業機。
  4. 電動作業機であって、
    バッテリと、
    前記バッテリから放電されるバッテリ電力により駆動されるよう構成されたモータと、
    当該電動作業機の外部から電力を入力可能に構成された電力入力部と、
    前記電力入力部に入力される電力に基づいて前記バッテリを充電するよう構成された充電部と、
    前記モータを駆動させるために操作される操作部と、
    前記操作部が操作されている場合に前記バッテリから前記モータへ前記バッテリ電力を放電させることにより前記モータを駆動させるよう構成された駆動部と、
    を備え、
    前記駆動部は、
    前記バッテリから前記モータへの前記バッテリ電力の放電経路に設けられて前記放電経路を導通・遮断させるように構成されたスイッチング素子と、
    前記バッテリ電力に基づいて、前記スイッチング素子をオンさせるための駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    を備え、
    前記スイッチング素子は、前記駆動信号生成部により前記駆動信号が生成されている場合にその駆動信号が入力されることによってオンされ、前記駆動信号生成部により前記駆動信号が生成されていない場合はオフされるよう構成されており、
    前記駆動部は、前記操作部が操作されているときに、前記駆動信号生成部へ前記バッテリ電力を入力させることによって前記駆動信号生成部に前記駆動信号を生成させることにより、前記スイッチング素子をオンさせて前記放電経路を導通させ、
    前記駆動部は、前記操作部が前記非操作状態のときは、前記駆動信号生成部への前記バッテリ電力の入力を遮断させることによって前記駆動信号生成部による前記駆動信号の生成を停止させることにより、前記スイッチング素子をオフさせて前記放電経路を遮断させ、
    前記駆動部は、前記充電部により前記バッテリの充電が行われている間は、前記操作部が操作されても、前記駆動信号生成部への前記バッテリ電力の入力を遮断させることにより、前記スイッチング素子をオフさせて前記モータへの前記バッテリ電力の放電を停止させるよう構成されている、
    電動作業機。
  5. 請求項4に記載の電動作業機であって、
    前記駆動信号生成部は、入力された前記バッテリ電力の電圧を昇圧することによりその昇圧後の電圧を前記駆動信号として生成するよう構成されている、電動作業機。
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