JP6810571B2 - 断熱容器用シートの製造方法 - Google Patents
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Description
発泡性層積層工程では、熱発泡性マイクロカプセル及びバインダーを含有する発泡性層用組成物からなる発泡性層を紙基材の一方の面側に積層する。上記発泡性層は、フレキソ印刷方式により積層される。
上記紙基材は、いわゆる紙であり、パルプ繊維を主成分とし、パルプ繊維を抄紙して得られる層である。上記パルプ繊維としては特に限定されず、例えば針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)等の木材パルプを挙げることができる。また、これらの木材パルプを主材とし、麻、木綿、藁、ケナフ等の非木材パルプや、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル等を原料とした合成パルプ等を併用することができる。その他、アクリル繊維、レーヨン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の有機合成繊維やガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、シリカ・アルミナシリケート繊維、ロックウール等の無機繊維等を併用することも可能である。
上記発泡性層は、上記紙基材と被覆層との間に存在する層である。上記発泡性層は、発泡性層用組成物を用い、上記紙基材の一方の面側に積層される。上記発泡性層用組成物は、少なくとも熱発泡性マイクロカプセル及びバインダーを含有し、好適にはこの発泡性層に保湿剤が含有されている。
上記熱発泡性マイクロカプセルは、通常、外殻を形成する樹脂製のマイクロカプセル内に低沸点溶剤が封入された熱膨張性のマイクロカプセルである。この熱発泡性マイクロカプセルは、マイクロカプセルを形成する樹脂の軟化点以上の温度に加熱されると樹脂が軟化すると共に封入されている低沸点溶剤が気化することで蒸気圧が上昇する。その結果、樹脂が押し広げられマイクロカプセルが膨張することで独立気泡が形成される。この独立気泡により当該断熱容器用シートの断熱性及びクッション性が向上する。
上記バインダーはガラス転移温度が30℃以下の樹脂であることが好ましい。このように発泡性層におけるバインダーのガラス転移温度が30℃以下である場合、電子レンジによる誘電加熱等の際にバインダーが軟化し、熱発泡性マイクロカプセルの膨張が効果的に行われる。なお、上記バインダーのガラス転移温度の上限としては、熱発泡性マイクロカプセルの膨張性等の観点から、20℃が好ましく、10℃がより好ましい。一方、上記バインダーのガラス転移温度の下限としては、例えば−50℃とすることができるが、−30℃が好ましく、−10℃がより好ましい。上記バインダーのガラス転移温度を上記下限以上とすることにより、熱発泡性マイクロカプセルの固着性を高めることができる。ここで、ガラス転移温度とは、JIS−K−7121(1987年)に準拠して測定される中間点ガラス転移温度をいう。
発泡性層用組成物及び上記被覆層用組成物の少なくとも一方が、保湿剤を含有することが好ましい。発泡性層及び被覆層の少なくとも一方に保湿剤が含有されることにより、電子レンジによる加熱によって、効果的に熱発泡性マクロカプセルを膨張させることができ、断熱性に優れる。また、保湿剤を含有させることで、当該断熱容器用シートのカールの発生が抑えられるため、加工適性も高まる。
エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール;
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリグリセリン等のポリオール;
ソルビトール、グルコース、キシリトール、マルトース、マルチトール、マンニトール、トレハロース等の糖類;
カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース誘導体;
セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール;
その他、コラーゲン、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分解シルク、セラミド、ヒアルロン酸等を挙げることができる。
また、上記発泡性層は、熱発泡性マイクロカプセル、バインダー及び保湿剤以外の他の成分が含有されていてもよい。他の成分としては、例えば界面活性剤、サイズ剤、顔料等を挙げることができる。但し、発泡性層における他の成分の含有量としては、10質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましい。発泡性層において、熱発泡性マイクロカプセル及びバインダー以外の他の成分の含有量が多くなると、発泡性、ひいては断熱性等に影響を与えるおそれがある。
上記発泡性層は、フレキソ印刷方式により紙基材の一方の面側に積層される。上記発泡性層が、フレキソ印刷方式により積層されるので、凸部状の網点パターンからなる発泡性層を形成することができる。その結果、公知の塗工機により形成される平坦状の塗膜よりも層の厚み及び比表面積を容易に増加させることができる。従って、良好な断熱性を発揮する断熱容器用シートの製造をすることができる。
被覆層積層工程では、上記発泡性層の上記紙基材とは反対側の面に被覆層用組成物からなる被覆層を積層する。すなわち、被覆層は、発泡性層の外面を被覆する層である。上記発泡性層の上記紙基材とは反対側の面、すなわち発泡性層の外表面側に被覆層を積層することにより、熱の放散を抑制し熱発泡性マイクロカプセルの熱発泡を促進させることができる断熱容器用シートを製造することができる。また、発泡性層中の熱発泡性マイクロカプセルの脱落を抑制したり、表面平滑性を高めたりすることができる。
本発明の断熱容器用シート及び断熱容器は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば断熱容器用シートにおいて、紙基材の両面に発泡性層及び被覆層を設けた構造であってもよい。また、紙基材、発泡性層及び被覆層以外の層を有していてもよい。他の層としては、例えば断熱容器に耐水性(耐漏性)やガスバリア性等の機能を付与する目的のための無機物層や樹脂層が挙げられる。
(1)紙基材
広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)及び針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)に対し、サイズ剤(星光PMC社の「AL1362」)、硫酸バンド及びカチオン化デンプンを添加したスラリーをヤンキー抄紙機で抄紙した。抄紙原料や抄紙条件を適宜調整して、紙基材A1〜A5及びa1〜a2を得た。
(紙基材の物性値)
用いた紙基材A1〜A5及びa1〜a2の物性値として、坪量(g/m2)及び透気抵抗度(秒)を下記表1に示す。なお、シートの坪量は、JIS−P8124(2011)「紙及び板紙−坪量測定方法」に準拠して測定した。
(2−1)熱発泡性マイクロカプセル
発泡性層の熱発泡性マイクロカプセルとしては、以下のB1〜B6を用いた。また、用いた熱発泡性マイクロカプセルの発泡性層中の含有量(質量部)を下記表2に示す。
・B1(AkzoNobel社製の「EXPANCEL 007−40」)
外郭樹脂の単量体:アクリロニトリル(AN)及びメチルメタクリレート(MMA)
低沸点溶剤:イソブタン
粒径:10〜16μm
発泡開始温度(Ts):91〜99℃
最大発泡温度:132〜140℃
発泡前後体積比:50倍
・B2(AkzoNobel社製の「EXPANCEL 051」)
外郭樹脂の単量体:アクリロニトリル(AN)及びメチルメタクリレート(MMA)
低沸点溶剤:イソブタン
粒径:9〜15μm
発泡開始温度(Ts):106〜111℃
最大発泡温度:138〜147℃
発泡前後体積比:130倍
・B3(AkzoNobel社製の「EXPANCEL 053」)
外郭樹脂の単量体:アクリロニトリル(AN)及びメチルメタクリレート(MMA)
低沸点溶剤:イソブタン
粒径:10〜16μm
発泡開始温度(Ts):94〜101℃
最大発泡温度:136〜144℃
発泡前後体積比:65倍
・B4(松本油脂社製の「マイクロスフェア−F36」)
外郭樹脂の単量体:アクリロニトリル(AN)系コポリマー
低沸点溶剤:イソブタン
粒径:10〜16μm
発泡開始温度(Ts):75〜85℃
最大発泡温度:120〜130℃
発泡前後体積比:60倍
・B5(松本油脂社製の「マイクロスフェア−F30VS」)
外郭樹脂の単量体:アクリロニトリル(AN)系コポリマー及び塩化ビニリデン(PVDC)
低沸点溶剤:イソブタン
粒径:3〜7μm
発泡開始温度(Ts):91〜99℃
最大発泡温度:110〜120℃
発泡前後体積比:30倍
・B6(松本油脂社製の「マイクロスフェア−F793」)
外郭樹脂の単量体:アクリロニトリル(AN)系コポリマー
低沸点溶剤:イソブタン
粒径:25〜35μm
発泡開始温度(Ts):110〜120℃
最大発泡温度:160〜165℃
発泡前後体積比:50倍
バインダーとしては、以下のC1〜C4を用いた。また、用いたバインダーの発泡性層中の含有量(質量部)を下記表2に示す。なお、ガラス転移温度(Tg)は、バインダーのエマルジョン溶液をガラス板上に膜状に流した後、100℃で乾燥して得られたフィルムを試料として、示差走査熱量分析計(DSC)を用いて測定した。
・C1(クラレ社製の「パンフレックスOM4000NT」)
エチレン酢酸ビニル共重合体
ガラス転移温度(Tg):5℃
・C2(住友化学工業社製の「スミカフレックス753」)
エチレン酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン
ガラス転移温度(Tg):−20℃
・C3(日本合成ゴム社製の「SBR0589」)
スチレンブタジエンラテックス
ガラス転移温度(Tg):8℃
・C4(旭化成社製の「サランラテックスL411A」)
ポリ塩化ビニリデン
ガラス転移温度(Tg):−18℃
発泡性層の保湿剤としては、以下のD1〜D3を用いた。また、用いた保湿剤の発泡性層中の含有量(質量部)を下記表2に示す。
D1:東邦化学社製のポリエチレングリコール(PEG200)
D2:東邦化学社製のグリセリン
D3:東邦化学社製のプロピレングリコール
上記熱発泡性マイクロカプセル、バインダー及び保湿剤を用いて発泡性層用組成物G1〜G38を調製した。各成分の発泡性層用組成物中の含有量(質量部)及び発泡性層用組成物のNo.4ザーンカップにより測定される25℃における粘度を下記表2に示す。
(3−1)結晶性樹脂
被覆層用組成物の結晶性樹脂としては、以下のE1〜E5を用いた。また、用いた被覆層用樹脂の積層手段及び被覆層中の含有量(質量部)を下記表3に示す。
・E1(クラレ社製の「PVA205」)
ポリビニルアルコール
けん化度:88モル%
重合度:500
・E2(クラレ社製の「PVA105」)
ポリビニルアルコール
けん化度:98.5モル%
重合度:500
・E3(クラレ社製の「PVA405」)
ポリビニルアルコール
けん化度:81.5モル%
重合度:500
・E4(クラレ社製の「PVA110」)
ポリビニルアルコール
けん化度:98モル%
重合度:1000
・E5(クラレ社製の「PVA224」)
ポリビニルアルコール
けん化度:88モル%
重合度:2400
被覆層用組成物の保湿剤としては、発泡性層の保湿剤と同様にD1〜D3を用いた。
被覆層用組成物のその他の成分としては、以下の化合物を用いた。また、各成分の被覆層中の含有量(質量部)を下記表3に示す。
界面活性剤:カチオン性のドデシルアンモニウムクロライドである第一製薬工業社製の「カチオーゲンDDM」
サイズ剤:ロジンエマルジョンサイズ剤である星光PMC株式会社製の「AL1200」
上記結晶性樹脂、保湿剤及びその他の成分を用いて被覆層用組成物H1〜H38を調製した。各成分の被覆層用組成物中の含有量(質量部)を下記表3に示す。
紙基材A1に発泡性層用組成物G1をフレキソ印刷機により固形分換算で20g/m2積層することで、発泡性層を形成した。
なお、フレキソ印刷の条件は下記の通りである。
発泡性層用組成物の供給 :ドクターチャンバー方式
アニロックスロールの線数:120線/インチ
発泡性層用組成物の温度 :25℃
印刷速度 :110m/分
次に、この発泡性層の表面に発泡性層用組成物G1と同様にフレキソ印刷機により被覆層用組成物H1を固形分換算で2g/m2塗布して被覆層を形成し、実施例1の断熱容器用シートを得た。
発泡性層及び被覆層の条件を下記表4に示す通りにしたこと以外は実施例1と同様にして、実施例2〜15及び比較例1〜2の断熱容器用シートを得た。
紙基材A3に発泡性層用組成物G18を塗工機(2ロールサイズプレスコーター)により固形分換算で2g/m2積層することで、発泡性層を形成した。次に、この発泡性層の表面にフレキソ印刷機により被覆層用組成物H18を固形分換算で2g/m2塗布して被覆層を形成し、比較例3の断熱容器用シートを得た。
発泡性層及び被覆層の条件を下記表4に示す通りにしたこと以外は比較例3と同様にして、比較例4〜11の断熱容器用シートを得た。
得られた断熱容器用シートについて、以下の方法にて、発泡性層の厚み、密度(g/m3)、断熱性試験、熱発泡性マイクロカプセルの脱落評価、平滑性評価(ブリスター評価)、カール評価及び容器加工性評価を行った。評価結果を表5に示す。
発泡前後の断熱容器用シートの厚み(μm)を測長SEMにより計測した。
JIS−P8118(1998)「「厚さ及び密度の試験方法」に準拠して得られた断熱容器用シートの密度を測定した。
発泡後の断熱容器用シートの断熱性を以下の手順で評価した。断熱容器用シートを1分間浸水した後、サランラップ(登録商標)に包み、電子レンジにて600W、3分の条件で加熱し、発泡させた。発泡後の断熱容器用シートを65mm×50mmに断裁し、紙基材側を紙コップ外側に貼り付けた。この紙コップに90℃の熱湯を注ぎ、断熱容器用シートの外側表面が到達した最高温度(℃)を熱電対にて測定した。この最高温度は80℃以下が好ましく、70℃以下が極めて好ましい。
断熱容器用シートを1分間浸水した後、サランラップ(登録商標)に包み、電子レンジにて600W、3分の条件で加熱し、発泡させた。発泡後の断熱容器用シート(A5サイズ)を塗工面(被覆層面)が外側になるように2つ折りにした。次に、上記断熱容器用シートをグローブボックス(日本エアーテック株式会社の「SS−MAC」)の吸引口に設置した漏斗の上側に置き、上記断熱容器用シートを上側から人差し指で1回/秒の間隔で所定時間(30秒、10秒×3回)タップした。そして、断熱容器用シートから発生したパーティクルを吸引し、粒径1μm以上のパーティクルの個数をリオン株式会社の「パーティクルカウンターKC−32」を用いて測定した。この測定を5回繰り返し、その平均値を算出し、以下の評価基準に基づいて評価した。なお、◎、○及び△が実使用可能な範囲である。
(評価基準)
◎:パーティクルの個数が50個未満であり、熱発泡性マイクロカプセルの脱落が非常に少ないと考えられる。
○:パーティクルの個数が50個以上100個未満であり、熱発泡性マイクロカプセルの脱落が少ないと考えられる。
△:パーティクルの個数が100個以上200個未満であり、熱発泡性マイクロカプセルの脱落が多いと考えられる。
×:パーティクルの個数が200個以上であり、熱発泡性マイクロカプセルの脱落が非常に多いと考えられる。
断熱容器用シートを1分間浸水した後、サランラップ(登録商標)に包み、電子レンジにて600W、3分の条件で加熱し、発泡させた。発泡後の断熱容器用シートの被覆層側表面を観察して、以下の評価基準で評価した。なお、◎、○及び△が実使用可能な範囲である。
(評価基準)
◎:皺(ブリスター)が視認では確認できず、平滑性が極めて高かった。
○:小さい皺(ブリスター)が僅かに存在した。
△:小さい皺(ブリスター)が全体的に存在した。
×:大きい皺も含め、多数の皺(ブリスター)が存在した。
カールの発生しやすさについて、以下の順で評価した。抄紙方向を一辺とする300mm四方の正方形となるように発泡前の断熱容器用シートを切断し、温度23℃、湿度50%の環境下に1時間放置した。この後、平らな面(板)上に上記断熱容器シートを置き、四隅の面(板)からの高さ(mm)を測定し、四隅の平均を取った。
実施例及び比較例の断熱容器用シートの容器への成形しやすさについて、以下の順で評価した。
断熱容器シートを所定形状に打ち抜いて成型用シートを作製した後、恒温恒湿器を用いてJIS−P−8111(1998)に準拠し、(23±1)℃、(50±2)%RHで調湿した。調湿した成型用シートを、熱板圧空成型機を用い、コップ型の成型体を得た。そして、成形性及び得られた成型体の型保持性の有無を目視で以下の基準で評価した。
(評価基準)
◎:コップ形状に容易に成型でき、かつ成型体の表面が滑らかで型保持性が非常に良好。
○:コップ形状に容易に成型でき、型保持性も良好。
△:コップ形状に成型可能であるが、成型体の表面の状態にやや劣る。
×:コップ形状に成型困難又は成型体の表面に大きな凹凸がある。
Claims (3)
- 熱発泡性マイクロカプセル及びバインダーを含有する発泡性層用組成物からなる発泡性層を紙基材の一方の面側に積層する工程と、
上記発泡性層の上記紙基材とは反対側の面に被覆層用組成物からなる被覆層を積層する工程とを備え、
上記発泡性層用組成物及び上記被覆層用組成物の少なくとも一方が、保湿剤を含有し、
上記紙基材の坪量が50g/m2以上600g/m2以下であり、
上記発泡性層が、フレキソ印刷方式により積層される断熱容器用シートの製造方法。 - 熱発泡性マイクロカプセル及びバインダーを含有する発泡性層用組成物からなる発泡性層を紙基材の一方の面側に積層する工程と、
上記発泡性層の上記紙基材とは反対側の面に被覆層用組成物からなる被覆層を積層する工程とを備え、
上記紙基材の坪量が50g/m 2 以上600g/m 2 以下であり、
上記発泡性層が、フレキソ印刷方式により積層され、
上記発泡性層を積層する工程が、アニロックスロールを備えるフレキソ印刷機を用いて行われ、
上記アニロックスロールの円筒部表面に彫刻された線数が、80線/インチ以上200線/インチ以下であり、
上記発泡性層における上記発泡性層用組成物の積層量が、固形分換算で10g/m2以上50g/m2以下である断熱容器用シートの製造方法。 - 上記発泡性層用組成物に対する上記熱発泡性マイクロカプセルの含有量が、20質量%以上70質量%以下であり、上記発泡性層用組成物のNo.4ザーンカップにより測定される25℃における粘度が、5秒以上50秒以下である請求項1又は請求項2に記載の断熱容器用シートの製造方法。
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