JP6808380B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はズームレンズに関するものであり、例えばデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ等の撮像装置に用いる撮像光学系として好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いた撮像装置は、高機能化され、又装置全体が小型化されている。そしてそれに用いる撮像光学系として広画角かつ高ズーム比で、しかも全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有したズームレンズであること等が要求されている。これらの要求を満足するズームレンズの1つとして、物体側より像側へ順に、正、負、正、負、正の屈折力の第1レンズ群乃至第5レンズ群よりなるズームレンズが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1、2では各レンズ群を移動させてズーミングを行い、高ズーム比で全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有したズームレンズを開示している。このうち特許文献1では、第1レンズ群を物体側から像側へ順に、負レンズ、正レンズ、正レンズ、正レンズより構成し、フォーカシングに際して第5レンズ群を移動させた広角端の撮像画角が約76度、ズーム比26程度のズームレンズを開示している。
特許文献2では、第1レンズ群を物体側から像側へ順に負レンズ、正レンズ、正レンズ、正レンズより構成し、フォーカシングに際して第3レンズ群を移動させた広角端の撮像画角が約43度、ズーム比5程度のズームレンズを開示している。
特開2011−053297号公報 特開2011−090185号公報
前述した屈折力配置のズームレンズは全系の小型化を図りつつ、高ズーム比化を図りつつ高い光学性能を得ることが比較的容易である。しかしながら更に全系の小型化を図りつつ高ズーム比化を図ろうとするとズーミングに際して収差変動が増大し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るのが困難になってくる。例えば各レンズ群の屈折力を強めて全系の小型化を図ろうとすると、望遠側のズーム領域において球面収差や軸上色収差が多く発生し、高い光学性能を得るのが困難になってくる。
前述したズームレンズにおいて、高ズーム比化を図りつつ全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るには各レンズ群の屈折力やレンズ構成、そして各レンズ群のズーミングに伴う移動条件等を適切に設定することが重要となる。例えば、第5レンズ群のズーミングの際の移動条件、レンズ構成、結像倍率、第2レンズ群のレンズ構成等を適切に設定することが重要となる。これらの要素を適切に設定しないと全系の小型化を図り、かつ高ズーム比で、全ズーム範囲で高い光学性能を得るのが大変困難になってくる。
本発明は、例えば、高ズーム比全ズーム範囲にわた高い光学性能小型のズームレンズ提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群から構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第5レンズ群は物体側移動した後に像側移動し、
前記第1レンズ群は3枚以上の正レンズを有し、
前記第2レンズ群は正レンズと負レンズとを互いに接合してなる接合レンズを有し、
前記第5レンズ群が最も物体側に位置するズーム位置における前記第5レンズ群の横倍率をβ5m、前記第5レンズ群の望遠端における横倍率をβ5t、前記接合レンズに含まれる正レンズの材料のアッベ数をνd2p、前記接合レンズに含まれる負レンズの材料のアッベ数をνd2nとするとき、
4.0<β5t/β5m<80.0
20.0≦νd2n−νd2p<50.0
なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、高ズーム比全ズーム範囲にわた高い光学性能小型のズームレンズが得られる。
実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における諸収差図 実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における諸収差図 実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における諸収差図 実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における諸収差図 撮像装置の一例としての要部概略図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群から構成されている。ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。広角端から望遠端へのズーミングに際し、第5レンズ群は物体側に移動した後に像側に移動する。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図、図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。図3は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図5は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図7は本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図9は本発明の撮像装置の要部概略図である。
各実施例のズームレンズは、ビデオカメラ、デジタルカメラ、監視用カメラ、TVカメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系である。レンズ断面図において、左方が被写体側(物体側)(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、L1は正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は正の屈折力の第5レンズ群である。
各実施例のレンズ断面図において、SPは解放Fナンバーの光束を決定する開口絞りであり、第3レンズ群L3の物体側に位置している。GBは光学フィルター、フェースプレート等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当し、銀塩フィルム用カメラの撮像光学系として使用する際にはフィルム面に相当する。
収差図において、FnoはFナンバー、ωは半画角(度)である。球面収差において、dはd線(波長587.6nm)、gはg線(波長435.8nm)、CはC線(波長656.3nm)、FはF線(波長486.1nm)である。非点収差において、Mはd線におけるメリジオナル像面、Sはd線におけるサジタル像面を表示し、歪曲収差においてはd線を表示し、倍率色収差においてはd線に対するg線、C線、F線を表示している。
レンズ断面図において矢印は広角端から望遠端へのズーミングに際しての各レンズ群と開口絞りの移動軌跡と無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングをするときの移動方向を示している。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍レンズ群が機構上光軸上移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように、第1レンズ群L1は、像側へ移動した後に物体側に移動する。即ち、像側へ凸状の軌跡で移動する。第2レンズ群L2は像側に移動する。第3レンズ群L3は物体側に移動する。第4レンズ群L4は物体側へ移動した後に像側へ移動する。即ち、物体側に凸状の軌跡で移動する。また、第5レンズ群L5は物体側に凸状の軌跡で移動する。
各実施例では第5レンズ群L5を光軸上移動させてフォーカシングを行うリアフォーカス式を採用している。第5レンズ群L5に関する実線の曲線5aと点線の曲線5bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの変倍に伴う像面変動を補正するための移動軌跡である。望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、矢印5cに示すように第5レンズ群B5を物体側へ繰り出すことで行っている。
本発明のズームレンズにおいて、第1レンズ群L1は3枚以上の正レンズを有する。ズーミングに際して第5レンズ群L5が最も物体側に位置するズーム位置での横倍率をβ5m、第5レンズ群L5の望遠端における横倍率をβ5tとする。このとき、
3.0<β5t/β5m<80.0 ・・・(1)
なる条件式を満足する。
本発明のズームレンズは高ズーム比化を図りつつ、全系が小型で良好な光学性能を得るため、第1レンズ群L1を3枚以上の正レンズを有する構成としている。このように正の屈折力を3枚以上の正レンズに適切に分担させることで、特に望遠端において軸上色収差の発生量を小さくしている。さらに上記の条件式(1)を満足することにより、高ズーム比かつ全系が小型でありながら、ズーム全域にわたって良好な光学性能を得ている。
また条件式(1)を満たすことで高ズーム比化を図りつつ、良好な光学性能を得ることが容易になる。条件式(1)の下限値を超えて第5レンズ群L5の変倍作用が小さくなりすぎると、高ズーム比化が困難となる。一方、条件式(1)の上限値を越えて第5レンズ群L5の変倍作用が大きくなりすぎると、高ズーム比化は容易となるが、ズーミングによる像面変動が大きくなってくるため好ましくない。
各実施例では上記の如く、条件式(1)を満足することにより高ズーム比でありながら良好な光学性能を得ている。なお、各実施例において、好ましくは条件式(1)の数値範囲を次のようにするのがよい。
4.0<β5t/β5m<70.0 ・・・(1a)
本発明のズームレンズにおいて好ましくは、次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
第5レンズ群L5は正レンズを有し、第5レンズ群L5に含まれる正レンズの材料のアッベ数をνd5pとする。第2レンズ群L2は正レンズと負レンズが接合された接合レンズを有し、接合レンズに含まれる正レンズの材料のアッベ数をνd2pとする。接合レンズに含まれる負レンズの材料のアッベ数をνd2nとする。第2レンズ群L2の焦点距離をf2、望遠端における全系の焦点距離をftとする。第3レンズ群L3の焦点距離をf3、広角端における全系の焦点距離をfwとする。
第3レンズ群L3には正レンズG3pと負レンズG3nを接合した、全体としての屈折力の接合レンズG3aを有する。第4レンズ群L4は正レンズG4pと負レンズG4nを接合した、全体として負の屈折力の接合レンズG4aを有する。正レンズG3pの材料のアッベ数をνd3p、正レンズG3pの材料の部分分散比をθgF3pとする。負レンズG3nの材料のアッベ数をνd3n、負レンズG3nの材料の部分分散比をθgF3nとする。
正レンズG4pの材料のアッベ数をνd4p、正レンズG4pの材料の部分分散比をθgF4pとする。負レンズG4nの材料のアッベ数をνd4n、負レンズG4nの材料の部分分散比をθgF4nとする。そして
dθgF3=(θgF3p−θgF3n)/(νd3p−νd3n)
dθgF4=(θgF4p−θgF4n)/(νd4p−νd4n)
とする。
このとき、次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
60.0<νd5p ・・・(2)
15.0<νd2n−νd2p<50.0 ・・・(3)
−0.10<f2/ft<−0.03 ・・・(4)
3.2<f3/fw<6.0 ・・・(5
ここで、各実施例で用いている光学材料のアッベ数νdと部分分散比θgFは次の通りである。フラウンフォーファ線のg線(435.8nm)、F線(486.1nm)、d線(587.6nm)、C線(656.3nm)に対する材料の屈折率をそれぞれNg、NF、Nd、NCとする。アッベ数νd及び、g線とF線に関する部分分散比θgFは、以下の式の通りに与えられる。
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(2)は第5レンズ群L5中に含まれる1つの正レンズの材料のアッベ数を規定している。条件式(2)を満たすことで高ズーム比でありながらズーム全域において倍率色収差を効果的に補正している。条件式(2)の下限値を超えて第5レンズ群L5に含まれる正レンズの材料のアッベ数が小さくなりすぎると、ズーム全域で倍率色収差の発生量が大きくなってくるため好ましくない。
条件式(3)は第2レンズ群L2に含まれる1つの接合レンズを構成する正レンズと負レンズの材料のアッベ数差を規定している。条件式(3)を満たすことで全ズーム領域において良好な光学性能を得ている。条件式(3)の下限値を超えてアッベ数の差が小さくなりすぎると、広角端において倍率色収差の補正に必要な各レンズの屈折力が大きくなりすぎる。この結果、特に広角端において像面湾曲が大きく発生してくるため好ましくない。
一方、条件式(3)の上限値を超えてアッベ数の差が大きくなりすぎると広角端において倍率色収差の補正に必要な各レンズの屈折力を小さくすることができ、レンズを薄くすることができる。しかし、このとき正レンズは高分散な材料となり部分分散比も大きくなってしまい、2次スペクトルが増大してしまうため好ましくない。
条件式(4)は第2レンズ群L2の焦点距離を規定している。条件式(4)を満たすことで高ズーム比でありながら全系が小型で良好な光学性能を容易に得ている。条件式(4)の上限値を超えて第2レンズ群L2の焦点距離が短くなりすぎると(負の焦点距離の絶対値が小さくなりすぎると)、倍率色収差のズーム変動が大きくなってくるため好ましくない。また、特に広角端において像面湾曲の補正が困難となる。
一方、条件式(4)の下限値を超えて第2レンズ群L2の負の焦点距離が長くなりすぎると(負の焦点距離の絶対値が大きくなりすぎると)、変倍における第2レンズ群L2のストローク(移動量)が大きくなる。そしてレンズ全長が長くなってしてしまうため、好ましくない。
条件式(5)は第3レンズ群L3の焦点距離を規定している。条件式(5)を満たすことでレンズ系の小型化を図りつつ、良好な光学性能を得ている。条件式(5)の下限値を超えて第3レンズ群L3の焦点距離が短くなりすぎると、広角端から中間のズーム位置において軸上色収差が大きくなってくるため好ましくない。一方、条件式(5)の上限値を超えて第3レンズ群L3の焦点距離が長くなりすぎると、変倍時の移動量が長くなりレンズ全長が長くなってくるため好ましくない。
なお、各実施例において、好ましくは条件式(2)乃至()の数値範囲を次のようにするのがよい。
65.0<νd5p ・・・(2a)
18.0<νd2n−νd2p<45.0 ・・・(3a)
−0.09<f2/ft<−0.04 ・・・(4a)
3.5<f3/fw<5.5 ・・・(5a
各実施例では以上のように各要素を構成することにより、高ズーム比かつ全系が小型であり全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するズームレンズを得ている。また以上の条件式は任意に複数組み合わせることにより、さらに本発明の効果を高めることができる。尚、各実施例においてこの開口絞りSPの開口径はズーミングに際して一定とすることも、変化させることもできる。開口絞りSPの開口径を変化させて、望遠端において発生する軸外光束による下線コマフレアをカットすることができ、より良好な光学性能を得ることができる。
各実施例において、第1レンズ群L1は物体側から像側へ順に配置された、負レンズと正レンズを接合した接合レンズ、正レンズ、正レンズから構成される。即ち、第1レンズ群L1は物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、正レンズ、正レンズ、正レンズからなる。第2レンズ群L2は物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、正レンズと負レンズを接合した接合レンズ、正レンズより構成される。第3レンズ群L3は物体側から像側へ順に配置された、正レンズ、正レンズと負レンズを接合した接合レンズより構成される。第4レンズ群L4は物体側から像側へ順に配置された、負レンズと正レンズを接合した接合レンズ、正レンズより構成される。第5レンズ群L5は正レンズと負レンズを接合した接合レンズより構成される。
このように各レンズ群を構成することにより、高ズーム比で全ズーム範囲にわたり高い光学性能が容易に得られる全系が小型のズームレンズを得ている。次に各実施例のレンズ構成について説明する。以下、各レンズ群を構成する各レンズは特に断りがない限り、物体側から像側へ順に配置されているものとする。
[実施例1]
第1レンズ群L1は像側が凹面でメニスカス形状の負レンズと物体側が凸面でメニスカス形状の正レンズとを接合した接合レンズ、物体側が凸面でメニスカス形状の正レンズ、物体側が凸面でメニスカス形状の正レンズで構成している。このレンズ構成により、レンズ全系の小型化を図りつつ、望遠端において色収差の補正を効果的に行っている。第2レンズ群L2は、像側が凹面の負レンズ、物体側が凹面の正レンズと負レンズとを接合した接合レンズ、正レンズで構成している。このレンズ構成により広角端において像面湾曲を良好に補正し、かつズーム全域において倍率色収差の変動を軽減している。
開口絞りSPは、ズーミングに際して第3レンズ群L3と同じ軌跡で移動する。第3レンズ群L3は、正レンズG31、正レンズG3pと負レンズG3nとを接合した接合レンズG3aで構成している。最も物体側の正レンズG31は両面を非球面形状としている。このレンズ構成とすることで、特に広角端から中間のズーム位置において球面収差と軸上色収差の補正を効果的に行っている。第4レンズ群L4は、負レンズG4nと正レンズG4pとを接合した接合レンズG4a、正レンズG43で構成している。
このレンズ構成とすることで第3レンズ群L3で補正しきれなかった広角端から中間のズーム位置における軸上色収差と、像面湾曲を効果的に補正している。第5レンズ群L5は、正レンズと負レンズとを接合した接合レンズで構成している。このレンズ構成によりフォーカシングによる倍率色収差の変動を軽減している。
[実施例2]
各レンズ群のレンズ構成は実施例1と同様である。開口絞りSPは、ズーミングに際して不動である。
[実施例3]
各レンズ群の構成は実施例1と同様である。開口絞りSPは、ズーミングに際して不動である。
[実施例4]
各レンズ群の構成は実施例1と同様である。開口絞りSPは、ズーミングに際して不動である。
次に本発明のズームレンズを撮像光学系として用いたビデオカメラ(撮像装置)の実施例を図9を用いて説明する。図9において、10はビデオカメラ本体、11は実施例1乃至4で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮像光学系である。12はカメラ本体に内蔵され、撮像光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)である。13は撮像素子12によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。14は不図示の表示素子に表示された被写体像を観察するためのファインダである。
上記表示素子は液晶パネル等によって構成され、撮像素子12上に形成された被写体像が表示される。本発明の撮像装置は、上記のいずれかのズームレンズとともに、歪曲収差と倍率色収差のどちらか、もしくは両方を電気的に補正する回路(補正手段)を有していても良い。
このようにズームレンズの歪曲収差等を許容することができる構成にすれば、ズームレンズ全体のレンズ枚数を少なくでき、全系の小型化が容易になる。また倍率色収差を補正手段で電気的に補正しても良く、これによれば撮影した画像の色にじみを軽減し、解像力の向上を図ることが容易になる。
本発明のズームレンズは一眼レフカメラ等のスチルカメラにも同様に適用できる。以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

以下に本発明の各実施例に対応する数値データを示す。各数値データにおいてiは物体側からの光学面の順序を示す。riは第i番目の光学面の曲率半径、diは第i番目の面間隔、ndiとνdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率とアッベ数を示す。θgFiは第i番目の光学部材の材料の部分分散比である。バックフォーカス(BF)は、最終レンズ面から近軸像面までの空気換算での距離である。レンズ全長は、第1レンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカス(BF)を加えた値である。
数値データにおいて最後の2つの面はフィルター、フェースプレート等の光学ブロックの面である。またKを離心率、A4、A6、A8、A10を非球面係数、光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
で表示される。但しRは曲率半径である。また例えば「e−Z」の表示は「10−Z」を意味する。また、各数値データにおける上述した条件式との対応を表1に示す。半画角(度)は光線トレースにより求めた値である。非球面は面番号の後に*を付加して示す。前述の各条件式と数値データにおける諸数値の関係を表1に示す。

[数値データ1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 111.323 2.60 1.90366 31.3 0.5947
2 64.868 7.60 1.43700 95.1 0.5334
3 523.753 0.15
4 67.937 6.15 1.49700 81.5 0.5375
5 798.642 0.15
6 71.387 3.63 1.59522 67.7 0.5442
7 166.957 (可変)
8 788.839 1.30 1.88300 40.8 0.5667
9 14.435 8.37
10 -28.340 2.03 1.95906 17.5 0.6598
11 -20.339 1.00 1.69680 55.5 0.5434
12 215.394 0.15
13 33.222 2.11 1.84666 23.9 0.6205
14 80.174 (可変)
15(絞り) ∞ 1.50
16* 20.383 6.43 1.58313 59.4 0.5423
17* -41.706 0.13
18 15.221 5.55 1.59282 68.6 0.5441
19 -169.080 1.00 1.90366 31.3 0.5947
20 12.157 (可変)
21 -64.941 0.80 1.83481 42.7 0.5648
22 13.835 2.01 2.00100 29.1 0.5994
23 35.178 2.34
24 81.423 2.59 1.49700 81.5 0.5375
25 -25.170 (可変)
26 22.084 7.17 1.43700 95.1 0.5334
27 -19.080 0.70 1.80400 46.6 0.5573
28 -34.968 (可変)
29 ∞ 5.81 1.51633 64.1 0.5353
30 ∞ 3.00
像面 ∞
非球面データ
第16面
K =-3.86238e-001 A 4=-2.76284e-006 A 6= 3.62126e-009 A 8= 9.12467e-011

第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.73848e-005 A 6= 3.76237e-010 A 8= 1.87652e-011
各種データ
ズーム比 24.26
広角 中間 望遠
焦点距離 8.08 49.78 195.90
Fナンバー 1.85 3.48 4.00
半画角(度) 37.96 8.06 2.06
像高 6.30 7.05 7.05
レンズ全長 152.42 159.78 173.96
BF 14.59 33.90 12.42

d 7 0.89 39.25 60.14
d14 63.28 14.09 4.98
d20 3.35 3.47 4.38
d25 4.85 3.61 26.56
d28 7.76 27.06 5.59
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 87.34
2 8 -14.11
3 15 32.13
4 21 -1189.59
5 26 43.19
[数値データ2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 114.056 2.60 1.90366 31.3 0.5947
2 65.641 8.52 1.43700 95.1 0.5334
3 1330.006 0.15
4 67.552 5.77 1.49700 81.5 0.5375
5 327.024 0.15
6 75.825 4.03 1.59522 67.7 0.5442
7 228.196 (可変)
8 -2612.110 1.30 1.88300 40.8 0.5667
9 14.835 7.35
10 -32.789 2.77 1.80809 22.8 0.6307
11 -18.624 1.00 1.77250 49.6 0.5520
12 94.948 0.15
13 36.371 2.54 1.84666 23.9 0.6205
14 487.370 (可変)
15(絞り) ∞ (可変)
16* 19.734 6.02 1.58313 59.4 0.5423
17* -38.259 0.15
18 14.649 4.06 1.59282 68.6 0.5441
19 118.546 1.00 1.90366 31.3 0.5947
20 11.889 (可変)
21 -62.361 0.80 1.83481 42.7 0.5648
22 12.927 2.43 2.00100 29.1 0.5994
23 31.677 3.88
24 102.107 3.08 1.49700 81.5 0.5375
25 -22.940 (可変)
26 23.471 7.46 1.43700 95.1 0.5334
27 -18.683 0.70 1.64769 33.8 0.5938
28 -36.853 (可変)
29 ∞ 5.81 1.51633 64.1 0.5353
30 ∞ 3.00
像面 ∞
非球面データ
第16面
K =-4.55646e-001 A 4=-4.33846e-006 A 6=-8.69153e-009 A 8= 2.73416e-010 A10=-5.36926e-013

第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.30864e-005 A 6=-1.87481e-008 A 8= 1.23597e-010
各種データ
ズーム比 24.37
広角 中間 望遠
焦点距離 8.04 47.17 195.90
Fナンバー 1.85 3.49 4.00
半画角(度) 38.08 8.50 2.06
像高 6.30 7.05 7.05
レンズ全長 150.84 158.28 172.56
BF 15.33 32.64 11.79

d 7 1.02 39.47 60.48
d14 40.36 9.34 2.62
d15 19.91 2.24 -0.19
d20 3.48 4.37 3.61
d25 4.85 4.31 28.36
d28 8.49 25.81 4.96
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 87.40
2 8 -14.25
3 16 31.24
4 21 -960.48
5 26 41.25
[数値データ3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 111.538 2.60 1.90366 31.3 0.5947
2 66.592 9.64 1.43700 95.1 0.5334
3 2974.924 0.15
4 67.287 6.71 1.43700 95.1 0.5334
5 343.696 0.15
6 68.243 5.20 1.59282 68.6 0.5441
7 201.496 (可変)
8 425.584 1.30 1.88300 40.8 0.5667
9 13.758 6.97
10 -40.745 4.08 1.80809 22.8 0.6307
11 -15.925 1.00 1.83481 42.7 0.5648
12 76.012 0.15
13 31.863 2.28 1.84666 23.9 0.6205
14 144.317 (可変)
15(絞り) ∞ (可変)
16* 19.394 6.49 1.58313 59.4 0.5423
17* -44.388 0.15
18 15.588 4.42 1.59282 68.6 0.5441
19 97.543 0.80 1.90366 31.3 0.5947
20 12.182 (可変)
21 -96.313 0.80 1.83481 42.7 0.5648
22 14.162 2.02 2.00100 29.1 0.5994
23 33.330 3.02
24 89.724 3.34 1.43700 95.1 0.5334
25 -25.156 (可変)
26 24.536 7.55 1.49700 81.5 0.5375
27 -20.358 0.85 1.80610 33.3 0.5883
28 -37.484 (可変)
29 ∞ 5.81 1.51633 64.1 0.5353
30 ∞ 3.00
像面 ∞
非球面データ
第16面
K =-4.34811e-001 A 4=-3.20376e-006 A 6=-6.02650e-009 A 8= 1.91853e-010 A10= 8.65437e-013

第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.08815e-005 A 6=-2.78807e-008 A 8= 3.43979e-010
各種データ
ズーム比 29.81
広角 中間 望遠
焦点距離 8.05 49.99 240.00
Fナンバー 1.85 3.49 4.00
半画角(度) 38.05 8.03 1.68
像高 6.30 7.05 7.05
レンズ全長 157.81 165.59 179.11
BF 15.78 35.54 8.91

d 7 0.86 39.07 58.71
d14 39.41 8.98 2.86
d15 21.56 4.21 2.50
d20 5.67 5.24 5.85
d25 4.85 2.88 30.61
d28 8.95 28.71 2.08
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 85.00
2 8 -13.01
3 16 33.34
4 21 -500.00
5 26 38.66
[数値データ4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 173.674 3.99 1.90366 31.3 0.5947
2 107.082 12.28 1.43700 95.1 0.5334
3 1243.616 0.23
4 111.718 10.15 1.43700 95.1 0.5334
5 757.229 0.23
6 94.613 9.03 1.59282 68.6 0.5441
7 265.076 (可変)
8 545.855 2.00 2.00100 29.1 0.5994
9 23.304 11.35
10 -59.518 8.02 1.80809 22.8 0.6307
11 -22.721 1.53 1.72000 50.2 0.5521
12 109.364 0.23
13 49.256 2.74 1.84666 23.9 0.6205
14 128.549 (可変)
15(絞り) ∞ (可変)
16* 31.288 13.23 1.58313 59.4 0.5423
17* -68.234 0.23
18 21.817 7.16 1.43700 95.1 0.5334
19 195.966 1.23 1.90366 31.3 0.5947
20 20.935 (可変)
21 -226.132 1.23 1.83400 37.2 0.5776
22 23.799 6.28 2.00069 25.5 0.6135
23 52.685 3.09
24 119.403 8.43 1.43700 95.1 0.5334
25 -46.594 (可変)
26 39.788 10.35 1.59282 68.6 0.5441
27 -35.061 1.30 1.80610 33.3 0.5883
28 -90.006 (可変)
29 ∞ 8.92 1.51633 64.1 0.5353
30 ∞ 4.60
像面 ∞
非球面データ
第16面
K = 8.68513e-002 A 4=-2.13661e-006 A 6= 3.47615e-009 A 8= 1.00217e-011 A10= 3.08947e-014

第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.59355e-006 A 6= 2.31146e-009 A 8= 3.61095e-011
各種データ
ズーム比 32.08
広角 中間 望遠
焦点距離 12.00 74.99 385.00
Fナンバー 1.85 3.49 4.00
半画角(度) 39.06 8.21 1.61
像高 9.74 10.82 10.82
レンズ全長 254.88 265.12 280.86
BF 24.11 47.46 11.01

d 7 0.82 60.90 86.51
d14 62.82 12.99 3.11
d15 40.44 12.57 4.73
d20 4.94 5.88 23.28
d25 7.45 11.03 37.92
d28 13.62 36.98 0.52
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 128.40
2 8 -21.18
3 16 54.51
4 21 -766.00
5 26 57.36
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群

Claims (14)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群から構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第5レンズ群は物体側移動した後に像側移動し、
    前記第1レンズ群は3枚以上の正レンズを有し、
    前記第2レンズ群は正レンズと負レンズとを互いに接合してなる接合レンズを有し、
    前記第5レンズ群が最も物体側に位置するズーム位置における前記第5レンズ群の横倍率をβ5m、前記第5レンズ群の望遠端における横倍率をβ5t、前記接合レンズに含まれる正レンズの材料のアッベ数をνd2p、前記接合レンズに含まれる負レンズの材料のアッベ数をνd2nとするとき、
    4.0<β5t/β5m<80.0
    20.0≦νd2n−νd2p<50.0
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 記第5レンズ群に含まれる正レンズの材料のアッベ数をνd5pとするとき、前記第5レンズ群は、
    60.0<νd5p
    なる条件式を満足する材料から構成される正レンズを含むことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
    −0.10<f2/ft<−0.03
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
    3.2<f3/fw<6.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群は像側へ移動した後に物体側へ移動し、前記第2レンズ群は像側へ移動し、前記第3レンズ群は物体側へ移動し、前記第4レンズ群は物体側へ移動した後に像側へ移動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第1レンズ群は物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、正レンズ、正レンズ、正レンズからなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第1レンズ群の最も物体側に配置された負レンズと該負レンズの像側に隣接して配置された正レンズとは、接合レンズを構成していることを特徴とする請求項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、正レンズと負レンズ互いに接合してなる接合レンズ、正レンズから構成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第3レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、正レンズ、正レンズと負レンズ互いに接合してなる接合レンズから構成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 前記第4レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズと正レンズ互いに接合してなる接合レンズ、正レンズから構成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第5レンズ群は、正レンズと負レンズ互いに接合してなる接合レンズから構成されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  12. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群から構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第5レンズ群は物体側へ移動した後に像側へ移動し、
    前記第1レンズ群は3枚以上の正レンズを有し、
    前記第3レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、正レンズ、正レンズと負レンズとを互いに接合してなる接合レンズから構成され、
    前記第5レンズ群が最も物体側に位置するズーム位置における前記第5レンズ群の横倍率をβ5m、前記第5レンズ群の望遠端における横倍率をβ5tとするとき、
    3.0<β5t/β5m<80.0
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  13. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群から構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第5レンズ群は物体側へ移動した後に像側へ移動し、
    前記第1レンズ群は3枚以上の正レンズを有し、
    前記第4レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズと正レンズとを互いに接合してなる接合レンズ、正レンズから構成され、
    前記第5レンズ群が最も物体側に位置するズーム位置における前記第5レンズ群の横倍率をβ5m、前記第5レンズ群の望遠端における横倍率をβ5tとするとき、
    3.0<β5t/β5m<80.0
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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