JP6808026B2 - 信号伝送方法および基地局 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ワイヤレス通信分野に関連し、より具体的には、信号伝送方法および基地局に関する。
マルチアンテナ伝送技術は、送信端および受信端において、データを送信および受信するために複数のアンテナが使用されることを意味する。マルチアンテナ伝送技術は、空間資源を十分に活用し、無線チャネルの有効帯域幅を増加させ、通信システムの容量を大きく増加させ、ローカルエリアネットワークの伝送速度を加速させることができる。現在、マルチアンテナ技術は、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)のロング・ターム・エボリューションLTE)の技術仕様に、重要な特徴として導入されている。ネットワークアプリケーションは急速に発展するため、マルチアンテナ・ワイヤレス・ネットワーク装置はより良い選択肢である。
従来技術の解決手段では、2TTransmit)2R(Receive)が4T4Rへ進化する過程において電力が2倍にできず、例えば、2T2Rでの電力が2×40 Wであり、また、費用のために、2T2Rが4T4Rへ進化された後に電力が4×40 Wに変換されることができず、4×20 Wに設定できるのみである場合、セル固有参照信号CRS)の電力は、信号を出力する電力が無線周波数電力増幅器(PA)の能力を超えないことを確実にするよう低減される必要がある。よって、パイロットカバレッジが減少し、LTEユーザはセルハンドオーバーを実行し、若しくは隣接セルを再選択し、または、ネットワーク切断および通話切れが生ずる。結果として、端末のユーザエクスペリエンスが影響を受ける。
本発明の実施形態は、マルチアンテナ技術におけるパイロットカバレッジ能力を改善するべく、信号伝送方法および基地局を提供する。
第1の態様によれば、基地局によって、仮想アンテナマッピングVAM)行列を使用することによって、第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を処理し、4つの処理された信号を取得するステップであって、4つの処理された信号は、第1の処理された信号、第2の処理された信号、第3の処理された信号、および第4の処理された信号を含み、第1の処理された信号は、第3の処理された信号と同じであり、第2の処理された信号は、第4の処理された信号と同じであり、第1の処理された信号は、第1のベースバンド信号および第3のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得され、第2の処理された信号は、第2のベースバンド信号および第4のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得される、ステップと、基地局によって、4つの処理された信号に対してプリコーディング処理を行い、4つの符号化された信号を取得するステップと、基地局によって、4つの無線周波数ポートを使用することによって、4つの符号化された信号を移動端末へ送信するステップであって、4つの無線周波数ポートは、4つの符号化された信号と1対1の対応である、ステップと、を含む、信号伝送方法が提供される。
本発明の本実施形態では、仮想アンテナマッピング処理およびプリコーディング処理は、4つのベースバンド信号に対して行われ、各符号化された信号は、対応する無線周波数ポートを使用することによって移動端末へ送信される。従って、マルチ・アンテナ・エボリューションの間、無線周波数チャネル上で信号を伝送する電力が閾値を超えないことを確実にするためにセル固有参照信号の電力を低減させる必要はなく、それによってマルチアンテナ技術におけるパイロットカバレッジ能力が改善されうる。
第1の態様を参照して、第1の態様の実施において、VAM行列は、
Figure 0006808026
である。
第1の態様および上述の第1の態様の実施を参照して、第1の態様の他の実施において、VAM行列は、以下の行列、すなわち、
Figure 0006808026
のうちのいずれか1つである。
構成情報および無線周波数チャネルによって提供されうる電力が特定のものであるとき、もしベースバンド信号がVAM行列を使用することによって処理されない場合は、無線周波数チャネルにより信号を出力する電力は閾値を超えることがあり、したがって、通常の信号伝送は実施されることができない。本発明の本実施形態では、VAM処理はベースバンド信号に対して行われるため、処理の後に取得される各符号化された信号を無線周波数ポートを使用することによって移動端末へ送信する電力は、要件を満たすことができ、通常の信号伝送を確実とすることができる。
本発明の実施形態では、VAM行列を使用することによって第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を処理することは、4×4VAM行列と4つのベースバンド信号からなる4×1行列とを乗算し、4×1行列に対応する4つの処理された信号を取得することでありうる。
第1の態様および上述の第1の態様の実施を参照して、第1の態様の他の実施において、基地局は、ロング・ターム・エボリューションLTEにおける進化したNodeBeNBである。
第1の態様および上述の第1の態様の実施を参照して、第1の態様の他の実施において、方法は、構成情報および無線周波数チャネルによって提供されうる電力に基づいて基地局により、VAM行列を使用することによって第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を処理することを決定するステップをさらに含む。
構成情報を使用することによって計算を通じて、ベースバンド信号はVAM行列を使用することによって処理されるべきではないことを知ることができるとき、無線周波数ポートを使用することによって各ベースバンド信号を伝送する電力が無線周波数チャネルによって提供されうる電力よりも大きい場合、通常の信号伝送は、従来技術を使用することによっては実施することができない。この場合、ベースバンド信号は、本発明の解決手段を使用することによって処理され、送信されうる。そうでなければ、ベースバンド信号は、既存の解決手段を使用することによって処理され、送信されうる。
本発明の実施形態では、すべてのチャネル上での伝送の間、4つのベースバンド信号の各々に対して、同じVAM行列が使用される。
本発明の実施形態では、本発明の解決手段を使用することによってN個のベースバンド信号がさらに処理されてもよいため、各無線周波数ポートにより信号を出力する電力は無線周波数チャネルによって提供されうる電力よりも大きくなく、Nは4よりも大きい整数であってもよい。この場合、VAM行列の各列は、少なくとも2つの非ゼロ要素を含むため、各ベースバンド信号は少なくとも2つのポートから出力されうる。
本発明の実施形態では、VAM行列の各列の非ゼロ要素は、同じであるか、反数である。このようにして、ベースバンド信号は、4つまたはN個の無線周波数出力ポートに等しく割り当てられうる。
第2の態様によれば、仮想アンテナマッピングVAM行列を使用することによって、第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を処理し、4つの処理された信号を取得するよう構成されたVAM処理ユニットであって、4つの処理された信号は、第1の処理された信号、第2の処理された信号、第3の処理された信号、および第4の処理された信号を含み、第1の処理された信号は、第3の処理された信号と同じであり、第2の処理された信号は、第4の処理された信号と同じであり、第1の処理された信号は、第1のベースバンド信号および第3のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得され、第2の処理された信号は、第2のベースバンド信号および第4のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得される、仮想アンテナマッピングVAM処理ユニットと、VAM処理ユニットによって取得された4つの処理された信号に対してプリコーディング処理を行い、4つの符号化された信号を取得するよう構成されたプリコーディング処理ユニットと、4つの無線周波数ポートを使用することによって、プリコーディング処理ユニットによって取得された4つの符号化された信号を移動端末へ送信するよう構成された送信ユニットであって、4つの無線周波数ポートは、4つの符号化された信号と1対1の対応である、送信ユニットと、を含む、基地局が提供される。
本発明の本実施形態では、仮想アンテナマッピング処理およびプリコーディング処理は、4つのベースバンド信号に対して行われ、各符号化された信号は、対応する無線周波数ポートを使用することによって移動端末へ送信される。従って、マルチ・アンテナ・エボリューションの間、無線周波数チャネル上で信号を伝送する電力が閾値を超えないことを確実にするためにセル固有参照信号の電力を低減させる必要はなく、それによってマルチアンテナ技術におけるパイロットカバレッジ能力が改善されうる。
第2の態様を参照して、第2の態様の実施において、VAM行列は、
Figure 0006808026
である。
第2の態様および上述の第2の態様の実施を参照し、第2の態様の他の実施において、VAM行列は、以下の行列、すなわち、
Figure 0006808026
のうちのいずれか1つである。
第2の態様および上述の第2の態様の実施を参照し、第2の態様の他の実施において、基地局は、ロング・ターム・エボリューションLTEにおける進化したNodeB(eNB)である。
第2の態様および上述の第2の態様の実施を参照し、第2の態様の他の実施において、基地局は、構成情報および無線周波数チャネルによって提供されうる電力に基づいて、VAM行列を使用することによって第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を処理することを決定するよう構成された決定ユニットを含む。
本発明の実施形態では、本発明の解決手段を使用することによってベースバンド信号を処理し伝送するかを判定するために、制御スイッチが追加されてもよい。判定ユニットが、構成情報を使用することによって計算を通じて、ベースバンド信号はVAM行列を使用することによって処理されるべきでないことを知るとき、無線周波数ポートを使用することによって各ベースバンド信号を伝送する電力が、ベースバンド信号がVAM行列を使用せずに処理されるときに無線周波数チャネルによって提供されうる電力よりも大きい場合は、ベースバンド信号は本発明の解決手段を使用することによって処理され、送信されてもよい。そうでなければ、ベースバンド信号は、既存の解決手段を使用することによって処理され、送信されうる。
本発明の実施形態の第2の態様において設けられる基地局は、第1の態様または第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つによる方法を実行するよう構成されてもよい。具体的には、基地局は、第1の態様または第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つによる方法を実行するよう構成されたユニットを含む。ユニットの有益な効果はまた、第1の態様におけるステップの有益な効果に対応する。繰り返しを避けるため、詳細についてはここでは再び説明しない。
本発明の実施形態における技術的な解決手段をより明確に説明するために、以下、本発明の実施形態を説明するために必要な添付の図面について簡単に説明する。明らかに、以下の説明において添付の図面は本発明のいくつかの実施形態のみを示し、当業者は、創造的な努力なしに、これらの添付の図面から他の図面を導き出しうる。
本発明の実施形態による信号伝送方法の概略フローチャートである。 本発明の実施形態による4つのアンテナの異なるポートのパイロットパターンである。 本発明の他の実施形態による信号伝送の概略図である。 本発明の実施形態による基地局のブロック図である。 本発明の他の実施形態による基地局のブロック図である。
以下、本発明の実施形態における添付の図面を参照して本発明の実施形態における技術的な解決手段を明確に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のうちのいくつかであって、全てではない。本発明の実施形態に基づき創造的な努力なしに当業者によって得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲に含まれる
本発明の実施形態における技術的な解決手段は、以下の通信システム、例えば、ロング・ターム・エボリューション(LTE)システムおよび将来のワイヤレス通信システムに適用されうることが理解されるべきである。LTEシステムは、LTE周波数分割複信(FDD)システム、LTE時分割複信(TDD)システム等を含む。本発明の実施形態では、説明のための例としてLTEシステムが使用される。
本発明の実施形態におけるユーザ機器(UE)は、端末(Terminal)、移動局(MS)、移動端末(Mobile Terminal)等と称されうる。ユーザ機器は、無線アクセスネットワーク(RAN)を通じて1つ以上のコアネットワークと通信しうる。例えば、ユーザ機器は、移動電話機(あるいは「セルラー」電話機とも称する)または移動端末を伴うコンピュータであってもよい。例えば、ユーザ機器は、無線アクセスネットワークと音声および/またはデータを交換する、携帯型の、ポケットサイズの、ハンドヘルド型の、コンピュータ内蔵型の、または車載用の移動装置でありうる。
本発明の実施形態における基地局は、LTEにおける進化したNodeB(eNB)であってもよく、または将来のワイヤレス通信システムにおける基地局であってもよい。
図1は、本発明の実施形態による信号伝送方法の概略フローチャートである。
101. 基地局は、VAM行列を使用することによって、第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を処理し、4つの処理された信号を取得する。4つの処理された信号は、第1の処理された信号、第2の処理された信号、第3の処理された信号、および第4の処理された信号を含む。第1の処理された信号は、第3の処理された信号と同じであり、第2の処理された信号は第4の処理された信号と同じであり、第1の処理された信号は、第1のベースバンド信号および第3のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得され、第2の処理された信号は、第2のベースバンド信号および第4のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得される。
本発明の本実施形態におけるベースバンド信号は、セル固有参照信号(CRS)、物理下り共有チャネル(PDSCH)上で伝送される信号、パケットブロードキャスト制御チャネル(PBCCH)上で伝送される信号、物理下り制御チャネル(PDCCH)上で伝送される信号、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)上で伝送される信号、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)上で伝送される信号、プライマリ同期信号(PSS)、セカンダリ同期信号(SSS)等でありうる。
3GPP LTEプロトコルでは、Type-Aシンボルは、パイロットビットを含まず、シンボル列の中の非パイロット信号を送信するために使用されるリソース・エレメント(RE)シンボルを示し、Type-Bシンボルは、パイロットビットを含み、シンボル列の中の非パイロット信号を送信するために使用されるREシンボルを示す。Paは、パイロット信号を送信するために使用されるREの信号電力に対する非パイロット信号を送信するために使用されるType-AシンボルのREの信号電力のオフセットを表す。例えば、Pa = 0は、非パイロット信号を送信するために使用されるREの信号電力が、パイロット信号を送信するために使用されるREの信号電力と等しいことを示す。Pa = -3は、非パイロット信号を送信するために使用されるREの信号電力が、パイロット信号を送信するために使用されるREの信号電力よりも3dBm低いことを示す。Pbは、Type-Bシンボルを使用することによって信号を伝送する電力に対するType-Aシンボルを使用することによって信号を伝送する電力の比のインジケータ値を表す。例えば、Type-Bシンボルを使用することによって信号を伝送する電力に対するType-Aシンボルを使用することによって信号を伝送する電力の比が2である場合、対応するインジケータ値Pbは3に等しく、Type-Bシンボルを使用することによって信号を伝送する電力に対するType-Aシンボルを使用することによって信号を伝送する電力の比が4/3である場合、対応するインジケータ値Pbは2に等しく、Type-Bシンボルを使用することによって信号を伝送する電力に対するType-Aシンボルを使用することによって信号を伝送する電力の比が1である場合、対応するインジケータ値Pbは1に等しく、Type-Bシンボルを使用することによって信号を伝送する電力に対するType-Aシンボルを使用することによって信号を伝送する電力の比が1.25である場合、対応するインジケータ値Pbは0に等しい。
ベースバンド信号がVAM行列を使用することによって処理されない場合、無線周波数チャネルを使用することによってベースバンド信号を伝送する信号電力は、構成情報を使用することによって計算を通じて取得されうる。構成情報は、帯域幅、CRSの電力、並びに、PaおよびPbの値を含みうる。
ベースバンド信号に対して一連の処理が行われ、処理されたベースバンド信号が受信端へ送信される前、すなわち、送信器の前段回路において、変調発振回路によって発生される無線周波数信号の電力は非常に小さく、一連の電力増幅動作が行われる必要があり、無線周波数信号は、十分な無線周波数電力が取得された後にのみ伝送のためにアンテナへ供給されうる。十分に大きな無線周波数出力電力を取得するために、無線周波数電力増幅器が使用される必要がある。
本発明の実施形態では、まず、VAM行列が第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を処理するために使用されることを決定することができる。具体的には、基地局は、構成情報および無線周波数チャネルによって提供されうる電力に基づいて、4つのベースバンド信号を処理するためにVAM行列を使用するかどうかを決定しうる。実際の設計では、制御スイッチが追加されうる。構成情報を使用することによって計算を通じて、ベースバンド信号はVAM行列を使用することによって処理されるべきではないことを知ると、無線周波数ポートを使用することによって各ベースバンド信号を伝送する電力が無線周波数チャネルによって提供されうる電力よりも大きい場合、通常の信号伝送は、従来技術を使用することによっては実施することができない。この場合、ベースバンド信号は、本発明の解決手段を使用することによって処理され、送信されうる。そうでなければ、ベースバンド信号は、既存の解決手段を使用することによって処理され、送信されうる。
本発明の本実施形態では、無線周波数チャネルによって提供されうる電力、すなわち、無線周波数チャネルによって提供されうる最大出力電力は、無線周波数電力増幅器の最大出力電力以下でありうる。例えば、時間−周波数伝送リソースは単一のキャリアまたは複数のキャリアでありうる。時間−周波数伝送リソースが単一のキャリアであるとき、無線周波数チャネルによって提供されうる最大出力電力は、無線周波数電力増幅器の最大出力電力と等しくてもよい。時間−周波数伝送リソースが複数のキャリアであるとき、各無線周波数チャネルについて無線周波数電力増幅器によって提供されうる最大出力電力の和は、無線周波数電力増幅器の最大出力電力に等しくてもよい。換言すれば、時間−周波数伝送リソースが複数のキャリアであるとき、各無線周波数チャネルによって提供されうる最大出力電力は、無線周波数電力増幅器の最大出力電力よりも低い。
本発明の実施形態では、ベースバンド信号を処理するためにVAM行列を使用することは、以下の通りでありうる。すなわち、4×4VAM行列と4つのベースバンド信号からなる4×1行列とを乗算し、4つの処理された信号からなる4×1行列を取得することである。本発明の実施形態では、すべてのチャネル上での伝送の間、4つのベースバンド信号の各々に対して、同じVAM行列が使用される。
本発明の実施形態では、各ベースバンド信号は、次のように表されうる。すなわち、対応する信号シーケンスが、無線周波数チャネル上にあり、VAM行列を使用することによって処理されない対応する信号の電力と乗算される。4つのベースバンド信号は、4×1行列を構成しうる。
本発明の実施形態では、ベースバンド信号がVAM行列を使用することによって処理されない場合、無線周波数ポートを使用することによって各ベースバンド信号を伝送する電力は、無線周波数電力増幅器の能力よりも大きくなり、伝送要件を満たさないことがあり、信号は、既存の解決手段を使用することによっては伝送されることができない。この場合、本発明の技術的解決手段が使用されてもよく、VAM処理がベースバンド信号に対して実行されることで、無線周波数ポートを使用することによって信号を伝送する電力は、伝送要件を満たし、それにより、通常の信号伝送を確実とする。
本発明の実施形態では、ステップ101の前に、方法は、第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を取得するステップをさらに含みうる。
102. 基地局は、4つの処理された信号に対してプリコーディング処理を行い、4つの符号化された信号を取得する。
4つの処理された信号に対してプリコーディング処理を行うことは、以下の通りでありうる。すなわち、4つの処理された信号および対応するプリコーディング行列を乗算する。プリコーディング行列は、プリコーディング行列標識(PMI)情報に基づいて取得される使用されたコードブックでありうる。
103. 基地局は、4つの無線周波数ポートを使用することによって4つの符号化された信号を移動端末へ送信し、4つの無線周波数ポートは、4つの符号化された信号と1対1の対応である。
4つの符号化された信号は、4つの無線周波数ポートを使用することによって移動端末へ送信される。1つの無線周波数ポートは、1つの符号化された信号を送信するために使用され、各符号化された信号は、少なくとも2つのベースバンド信号を使用することによって取得される。換言すれば、各無線周波数ポートは、少なくとも2つのベースバンド信号の各々の一部を送信するために使用される。従って、各ベースバンド信号は、その電力が伝送要件を満たさないベースバンド信号の通常の伝送を実施するために、少なくとも2つの無線周波数ポートを使用することによって送信される。
本発明の本実施形態では、仮想アンテナマッピング処理およびプリコーディング処理は、4つのベースバンド信号に対して行われ、各符号化された信号は、対応する無線周波数ポートを使用することによって移動端末へ送信される。従って、マルチ・アンテナ・エボリューションの間、無線周波数チャネル上で信号を伝送する電力が閾値を超えないことを確実にするためにセル固有参照信号の電力を低減させる必要はなく、それによってマルチアンテナ技術におけるパイロットカバレッジ能力が改善されうる。
従来技術の解決手段では、2Tから4Tへ品質を向上する過程において電力が2倍にできない場合、無線周波数チャネルの最大電力が無線周波数電力増幅器の能力を超えないことを確実にするために、CRSの電力は低減されうる。かかる構成により、LTEのパイロットカバレッジはズームアウトされ、従って、マルチアンテナ技術におけるパイロットカバレッジ能力は減少される。本発明の技術的な解決手段によれば、2Tから4Tへ品質を向上させる過程において、無線周波数チャネルの最大電力が無線周波数電力増幅器の能力を超えず、CRS構成が不変のままであることが確実とされうる。換言すれば、マルチアンテナ技術におけるカバレッジ能力は不変のままである。換言すれば、本発明の技術的な解決手段によれば、マルチアンテナ技術におけるカバレッジ能力は、2Tから4Tへ品質を向上させる過程において、不変のままでありうる。既存の解決手段におけるマルチアンテナ(例えば、4T)技術と比較すると、本発明の技術的解決手段におけるマルチアンテナ(例えば、4T)技術は、パイロットカバレッジ能力を向上しうる。
本発明の実施形態では、基地局は、LTEにおけるeNB、であってもよく、または将来的に本発明に適用されうるワイヤレス通信システムにおける基地局であってもよい。
既存の解決手段では、PaおよびPbの構成は変更されうるため、無線周波数ポートを使用することによって信号を伝送する電力は、無線周波数電力増幅器の能力を超過しない。例えば、帯域幅が20Mであり、2Tから4Tへ品質を向上させる過程において電力が20 Wのままであり、2倍にできないとき、CRSの構成は、18.2 dBmのままであってもよく、2TにおけるPa = -3 およびPb = 1は、Pa = -6 およびPb = 3へ変更される。しかしながら、かかる構成変更は、Type-Bシンボルの電力低減を生じさせる。従って、Type-Bシンボル上の制御信号または物理下りリンク共有チャネルの電力が低減され、ネットワーク性能指数が低減される。本発明の本実施形態によれば、通常の信号伝送は、2Tから4Tへ品質を向上させる過程において依然として行われることができ、CRSおよびPbの構成された値は不変のままであり、電力が閾値を超えないとき、構成は変化しなくともよい。換言すれば、性能が影響を受けないことが確実とされる。
本発明の実施形態では、N個のベースバンド信号があってもよく、Nは、4よりも大きい整数でありうる。この場合、VAM行列の各行は、少なくとも2つの非ゼロ要素を含む。この場合、各ベースバンド信号は、送信用の少なくとも2つの無線周波数ポートに割り当てられうる。本発明の本実施形態では、説明のための例として、4つのベースバンド信号のみが使用される。
以下、具体的な例を参照して、本発明の実施形態についてより詳細に説明する。なお、これらの例は、本発明の実施形態の範囲を限定するかわりに、単に当業者が本発明の実施形態をよりよく理解することを助けることを意図したものである。
図2は、本発明の実施形態による4つのアンテナの異なるポートのパイロットパターンである。
3GPP LTEプロトコルでは、Type-Aシンボルは、パイロットビットを含まず、シンボル列の中の非パイロット信号を送信するために使用されるREシンボルを示し、Type-Bシンボルは、パイロットビットを含み、シンボル列の中の非パイロット信号を送信するために使用されるREシンボルを示す。ポート(port)0、port 1、port 2、およびport 3は、それぞれ4つのアンテナポート(antenna port)を表すために使用される。FIG. 2-1、FIG. 2-2、FIG. 2-3、およびFIG. 2-4は、4つのアンテナポートのパイロットパターンをそれぞれ表す。図2の2つのタイムスロットにおいて、1つの小さいボックスが1つのREである。小さい黒いボックスは、REがパイロットビットであり、かつ、REは、REが配置されているベースバンド信号中でパイロットビットを送信するために使用されることを示す。小さい陰影のボックスは、REがパイロットビットであるが、REは、ベースバンド信号中でパイロットビットを送信するために使用されないことを示す。小さい白いボックスは、REがType-A信号またはType-B信号を送信するために使用されることを示す。図2中の各小さいボックスは1つのREを表し、1つのRBは、12個のREを含み、各列は1つのRBである。水平の小さいボックスは、1つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを表し、OFDMシンボルは、0から順に番号が付される。
図2において、黒いブロックは、REがパイロットビットを送信するために使用されることを示すために使用され、陰影の部分は、REが非パイロット信号を送信することもパイロットビットを送信することもしないことを示すために使用され、白いブロックは、REが非パイロット信号を送信するために使用されることを示すために使用される。プロトコルによれば、4つのベースバンド信号のうちの少なくとも1つは、任意のパイロットビットにおいてパイロットビットを送信するために使用され、他の信号は非パイロット信号を送信することもパイロットビットを送信することもない。
第1のベースバンド信号も第2のベースバンド信号も、パイロットビットを含む同じシンボル、たとえば、FIG. 2-1およびFIG. 2-2中の第2の列において番号1が付されるOFDMシンボル上で、パイロットビットを送信するために使用されないことがある。この場合、第3のベースバンド信号および第4のベースバンド信号が、パイロットビット、例えばFIG. 2-3およびFIG. 2-4中の第2の列において番号1が付されるOFDMシンボル、においてパイロットビット信号を送信するために使用されてもよい。加えて、パイロットビットを含む同じシンボルについて、パイロットビットを送信するためにその上で第1のベースバンド信号が使用されるシンボルのサブキャリアは、パイロットビットを送信するためにその上で第2のベースバンド信号が使用されるシンボルのサブキャリアとは異なる。加えて、パイロットビットを送信するためにその上で第1のベースバンド信号が使用されるシンボルのサブキャリアおよびパイロットビットを送信するためにその上で第2のベースバンド信号が使用されるシンボルのサブキャリアは、一緒に、シンボル上のパイロットビットのために使用されるすべてのサブキャリアを構成する。例えば、FIG. 2-1およびFIG. 2-2の各々における第1の列は、パイロットビットを送信するために使用されうる全部で4つのパイロットビットREを含む。FIG. 2-1中の第1のベースバンド信号中にはパイロットビットを送信するために使用される2つのREがあり、FIG. 2-2中の第2のベースバンド信号にもパイロットビットを送信するために使用される2つのREがある。しかしながら、2つのベースバンド信号中で、パイロットビットを送信するために使用されるREの場所は重ならない。
このように、FIG. 2-1中の第1の列において、番号0が付されるOFDMシンボルは、パイロットビットを送信するために使用される2つのREと、非パイロットType-B信号を送信するために使用される8つのREと、非パイロット信号を送信するためにもパイロットビットを送信するためにも使用されない2つのREとを含む。同様に、FIG. 2-2中の第1の列において、番号0が付されるOFDMシンボルは、パイロットビットを送信するために使用される2つのREと、非パイロットType-B信号を送信するために使用される8つのREと、非パイロット信号を送信するためにもパイロットビットを送信するためにも使用されない2つのREとを含む。このように、異なる無線周波数ポートが使用されるとき、FIG. 2-1中の番号0が付されるOFDMシンボル上で信号を伝送する電力は、FIG. 2-2中の番号0が付されるOFDMシンボル上で信号を伝送する電力と同じである。同様に、異なる無線周波数ポートが使用されるとき、FIG. 2-3中の番号0が付されるOFDMシンボル上で信号を伝送する電力は、FIG. 2-4中の番号0が付されるOFDMシンボル上で信号を伝送する電力と同じである。
以下は、VAM行列を使用することによって処理されない信号を、1つのRBおよび異なる無線周波数ポートを使用することによって各シンボル上で伝送する信号電力を説明するために、4T4Rにおける構成情報において、帯域幅が20Mであり、CRSの電力が18.2 dBmであり、Pa = -6、およびPb = 1である例を用いる。CRSの電力は、18.2 dBmに設定される。換言すれば、パイロットビットを送信するために使用される1つのREが信号を伝送する信号電力は、18.2 dBmである。Pa = -6に関して、非パイロットType-A信号を送信するために使用される1つのREが信号を伝送する信号電力は、12.2 dBmである。Pb = 1であれば、Type-Aシンボルを使用することによって信号を伝送する電力は、Type-Bシンボルを使用することによって信号を伝送する電力と同じであり、電力は12.2 dBmに等しい。flow 0、flow 1、flow 2、およびflow 3は、それぞれ、4つのベースバンド信号を表すために使用される。FIG. 2-1中、VAM行列を使用することによって処理されない信号を、第1の無線周波数ポートを使用することによって時間領域における番号0が付されるシンボル(第1のシンボル)および周波数領域における1つのRB(FIG. 2-1中の第1の列)のリソース上で伝送する信号電力は、18.2 dBm × 2 + 8 × 12.2 dBm = 24.2 dBmである。帯域幅が20Mであること、および100個のRBが使用される必要があることを考慮すると、FIG. 2-1中の第1の無線周波数ポートAを使用することによって第1のシンボル上で信号を伝送する全電力は、44.2 dBm = 26.49 Wである。なお、単位dBmは、直接加算できず、加算の前にまずミリワットに変換される必要があり、加算結果の単位はその後にワット(W)に変換されることに注意すべきである。
同様に、FIG. 2-1中、VAM行列を使用することによって処理されない信号を、第1の無線周波数ポートを使用することによって第2のシンボルおよび1つのRBのリソース上で伝送する信号電力は、8 × 12.2 dBm = 21.2 dBmである。次に、帯域幅が20Mであること、および合計で100個のRBが使用されること、すなわち21.2 dBmの100倍であることを考慮すると、FIG. 2-1中の第1の無線周波数ポートAを使用することによって第2のシンボル上で信号を伝送する全電力は41.2 dBmであり、単位の変換後は13.28 Wに等しい。
FIG. 2-1中、VAM行列を使用することによって処理されない信号を、第1の無線周波数ポートを使用することによって第3のシンボルおよび1つのRBのリソース上で伝送する信号電力は、12 × 12.2 dBm = 22.99 dBmである。次に、帯域幅が20Mであること、および合計で100個のRBが使用されること、すなわち、22.99 dBmの100倍であることを考慮すると、FIG. 2-1中の第1の無線周波数ポート Aを使用することによって第3のシンボル上で信号を伝送する全電力は42.99 dBmであり、単位の変換後は19.92 Wに等しい。
類推すると、帯域幅が20Mであるとき、VAM行列を使用することによって処理されない信号を、第1の無線周波数ポートを使用することによって14個のシンボル上で伝送する全電力は、それぞれ、26.49 dBm, 13.28 dBm, 19.92 dBm, 19.92 dBm, 26.49 dBm, 19.92 dBm, 19.92 dBm, 26.49 dBm, 13.28 dBm, 19.92 dBm, 19.92 dBm, 26.49 dBm, 19.92 dBm, および19.92 dBmである。いくつかの計算処理は、他のシンボルおよび他の無線周波数ポートに適用可能である。以下の表1は、VAM行列を使用することによって処理されないベースバンド信号を、様々なシンボルを使用することによって伝送する電力を示す。シンボルは、0から13の番号が付され、順に、第1のシンボル、第2のシンボル、第3のシンボル, …, および第14のシンボルである。
Figure 0006808026
無線周波数チャネルによって提供されうる最大出力電力が20 Wである場合、表1中のいくつかの電力は、無線周波数電力増幅器の能力を超える。対応するベースバンド信号は従来技術によっては直接伝送されることができない。本発明の実施形態によれば、VAM処理は、通常の信号伝送を確実とするために、処理後に取得される電力が、無線周波数チャネルによって提供されうる最大出力電力よりも少ないことを可能としうる。
図3は、本発明の他の実施形態による信号伝送の概念図である。図3中の方法は、基地局によって実行されうる。
port 0, port 1, port 2, および port 3は、4つのアンテナポートをそれぞれ表し、flow 0, flow 1, flow 2,およびflow 3は4つのベースバンド信号をそれぞれ表し、A, B, C, およびDは、信号が4つのポート、すなわち、port 0, port 1, port 2, およびport 3を使用することによって移動端末へ送信されるときの対応する無線周波数出力信号をそれぞれ表す。
301. 4つのベースバンド信号:flow 0, flow 1, flow 2,およびflow 3を取得する。
4つのベースバンド信号:flow 0, flow 1, flow 2,およびflow 3は、4×1行列
Figure 0006808026
を構成する。
302. 4×4VAM行列と4つのベースバンド信号からなる4×1行列とを乗算して、4×1行列に対応する4つの処理された信号を取得する。
VAM行列は、予め構成されてもよく、また、4つのベースバンド信号について実行される位相回転に基づいて異なるVAM行列が決定されてもよい。例えば、4つのベースバンド信号に対して回転が行われない場合、VAM行列は、
Figure 0006808026
でありうる。
この場合、対応する4つの処理された信号は、以下の通りでありうる。
Figure 0006808026
具体的には、図3中の4つの無線周波数ポートA, B, C, および Dに対応する4つの処理された信号は、順に、
Figure 0006808026
である。図3の概略図中に示されるVAM行列を使用することによって実行される乗算の後に取得される4つのVAM処理された信号のうち、2つのVAM処理された信号は、flow 0とflow 2の組み合わせであり、他の2つのVAM処理された信号は、flow 1とflow 3の組み合わせである。他のVAM行列もまた使用されうることが理解されるべきである。例えば、VAM行列が
Figure 0006808026
であるとき、4つのVAM処理された信号のうちの2つはflow 0とflow 3の組み合わせであり、他の2つのVAM処理された信号はflow 1とflow 2の組み合わせである。他の例として、VAM行列が
Figure 0006808026
であるとき、4つのVAM処理された信号のうちの2つは、flow 0とflow 2の組み合わせであり、他の2つのVAM処理された信号は、flow 1とflow 3の組み合わせである。
以下の表2は、VAM行列を使用することによって取得されるVAM行列処理された信号が対応する無線周波数ポートから出力される電力を示す。通常の信号伝送を確実とするために、表2中の全ての電力は、無線周波数チャネルによって提供されうる最大出力電力20 Wよりも低いことがわかる。
Figure 0006808026
例えば、4つのベースバンド信号に対して45度に亘る位相回転が実行される場合、VAM行列は、以下のように表されうる。
Figure 0006808026
他の例として、4つのベースバンド信号に対して60度に亘る位相回転が実行される場合、VAM行列は、以下のように表されうる。
Figure 0006808026
他の例として、4つのベースバンド信号に対して90度に亘る位相回転が実行される場合、VAM行列は、以下のように表されうる。
Figure 0006808026
他の例として、4つのベースバンド信号に対して30度に亘る位相回転が実行される場合、VAM行列は、以下のように表されうる。
Figure 0006808026
上述の実施形態におけるVAM行列は、説明の例のためだけのものであって、VAM行列処理の後に取得される各信号の電力が無線周波数チャネルによって提供されうる最大出力電力よりも小さくなりうるかぎり、VAM行列は、本発明における上述の具体的な例に限られないことが理解されるべきである。上述の回転なし、45度に亘って実行される回転、60度に亘って実行される回転、および90度に亘って実行される回転は、ベースバンド信号の位相回転を説明するための例として使用されたにすぎない。しかしながら、ベースバンド信号の回転角は、本発明において限られるものではない
本発明の本実施形態におけるVAM行列は、伝送モード(TM)4を満たすだけでなく、TM 9およびTM 10も満たし、さらに、時分割複信(TDD)のTM 7およびTM 8を満たしうる。
303. 4×4プリコーディング行列と4つの処理された信号に対応する4×1行列とを乗算して、4×1行列に対応する4つの符号化された信号を取得する。
プリコーディング行列はあらかじめ構成されてもよく、複数の利用可能なプリコーディング行列があってもよい。実際の製品設計において、適切なプリコーディング行列は、プリコーディング処理の後に取得される信号電力に基づき予め設定されたVAM行列を参照して選択されうる。
304. 4つの無線周波数ポートを使用することによって4つの符号化された信号を移動端末へ送信し、4つの無線周波数ポートは4つの符号化された信号と1対1の対応である。
本発明の本実施形態では、仮想アンテナマッピング処理およびプリコーディング処理は、4つのベースバンド信号に対して行われ、4つの符号化された信号は4つの無線周波数ポートを使用することによって移動端末へ送信され、それによって無線周波数ポートを使用することによって信号を伝送する電力は、無線周波数電力増幅器の能力を超えない。従って、マルチ・アンテナ・エボリューションの間、無線周波数チャネル上で信号を伝送する電力が閾値を超えないことを確実にするためにセル固有参照信号の電力を低減させる必要はなく、それによって、マルチアンテナ技術におけるパイロットカバレッジ能力が改善されうる。
上述のことは、図1から図3を参照して本発明の実施形態による信号伝送方法を詳細に説明する。以下は、図4および図5を参照して、本発明の実施形態による信号伝送 装置、すなわち基地局を説明する。
図4は、本発明の実施形態による基地局のブロック図である。図4中の基地局10は、VAM処理ユニット 11、プリコーディング処理ユニット12、および送信ユニット13を含む。
仮想アンテナマッピングVAM処理ユニット11は、VAM行列を使用することによって第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を処理し、4つの処理された信号を取得するよう構成され、4つの処理された信号は、第1の処理された信号、第2の処理された信号、第3の処理された信号、および第4の処理された信号を含み、第1の処理された信号は、第3の処理された信号と同じであり、第2の処理された信号は、第4の処理された信号と同じであり、第1の処理された信号は、第1のベースバンド信号および第3のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得され、第2の処理された信号は、第2のベースバンド信号および第4のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得される。
プリコーディング処理ユニット12は、4つの符号化された信号を取得するために、VAM行列処理ユニットによって取得された4つの処理された信号に対してプリコーディング処理を行うよう構成される。
送信ユニット13は、プリコーディング処理ユニットによって取得された4つの符号化された信号を4つの無線周波数ポートを使用することによって移動端末へ送信するよう構成され、4つの無線周波数ポートは、4つの符号化された信号と1対1の対応である。
本発明の本実施形態では、仮想アンテナマッピング処理およびプリコーディング処理は、4つのベースバンド信号に対して行われ、各符号化された信号は、対応する無線周波数ポートを使用することによって移動端末へ送信される。従って、マルチ・アンテナ・エボリューションの間、無線周波数チャネル上で信号を伝送する電力が閾値を超えないことを確実にするためにセル固有参照信号の電力を低減させる必要はなく、それによってマルチアンテナ技術におけるパイロットカバレッジ能力が改善されうる。
本発明の本実施形態による基地局は、本発明の実施形態における信号伝送方法に対応しうるものであり、上述の基地局のユニット/モジュール、ならびに、他の動作および/または機能は、図1および図3に示す方法の対応する手順を実行することがそれぞれ意図される。簡潔さのため、詳細はここでは再びは説明されない。
図5は、本発明の他の実施形態による基地局のブロック図である。図5中、基地局20は、送信器21、プロセッサ22、およびメモリ23を含む。プロセッサ22は、基地局20の動作を制御し、信号を処理するよう構成されうる。メモリ23は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、プロセッサ22に命令およびデータを与える。基地局20の構成要素は、バスシステム24を使用することによって互いにつながれている。データバスに加え、バスシステム24は、電力バス、制御バス、およびステータス信号バスをさらに含む。しかしながら、説明の明りょう性のため、図中、様々なバスがバスシステム24として示されている。
本発明の上述の実施形態において開示される方法は、送信器21およびプロセッサ22に対して適用されてもよく、または送信器21およびプロセッサ22によって実施されてもよい。実施プロセスにおいて、上述の方法のステップは、プロセッサ22の中のハードウエアの集積論理回路またはソフトウエアの形の命令を使用することによって完成されうる。プロセッサ22は、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイまたは他のプログラマブル論理デバイス、別個のゲートまたはトランジスタ論理デバイス、または別個のハードウエア部品であってもよく、本発明の実施形態において開示される方法、ステップ、および論理ブロック図を実施または実行しうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、いかなる従来のプロセッサ、等であってもよい。本発明の実施形態において開示される方法のステップは、ハードウエアプロセッサによって直接実行され、完了されてもよく、または、プロセッサ内のハードウエアとソフトウエアモジュールの組み合わせを使用することによって実行され、完了されてもよい。ソフトウエアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的に消去可能なプログラマブル・メモリ、またはレジスタといった技術分野において成熟した記憶媒体の中に配置されてもよい。記憶媒体は、メモリ23の中に配置され、プロセッサ22は、メモリ23の中の情報を読み出し、プロセッサ22のハードウエアと一緒に上述の方法のステップを完了する。
具体的には、プロセッサ22は、VAM行列を使用することによって、第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を処理し、4つの処理された信号を取得し、4つの処理された信号に対してプリコーディング処理を行うことで4つの符号化された信号を取得してもよい。4つの処理された信号は、第1の処理された信号、第2の処理された信号、第3の処理された信号、および第4の処理された信号を含み、第1の処理された信号は第3の処理された信号と同じであり、第2の処理された信号は第4の処理された信号と同じであり、第1の処理された信号は、第1のベースバンド信号および第3のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得され、第2の処理された信号は、第2のベースバンド信号および第4のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得される。
送信器21は、4つの無線周波数ポートを使用することによって、4つの符号化された信号を移動端末へ送信してもよく、4つの無線周波数ポートは、4つの符号化された信号と1対1の対応である。
本発明の本実施形態では、仮想アンテナマッピング処理およびプリコーディング処理は、4つのベースバンド信号に対して行われ、各符号化された信号は、対応する無線周波数ポートを使用することによって移動端末へ送信される。従って、マルチ・アンテナ・エボリューションの間、無線周波数チャネル上で信号を伝送する電力が閾値を超えないことを確実にするためにセル固有参照信号の電力を低減させる必要はなく、それによってマルチアンテナ技術におけるパイロットカバレッジ能力が改善されうる。
本発明の本実施形態による基地局は、本発明の実施形態における信号伝送方法に対応しうるものであり、上述の基地局のユニット/モジュール、ならびに、他の動作および/または機能は、図1および図3に示す方法の対応する手順を実行することがそれぞれ意図される。簡潔さのため、詳細はここでは再びは説明されない。
明細書全体において記載されている「1つの実施形態」または「実施形態」は、実施形態に関連する特定の特徴、構造、または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味することが理解されるべきである。従って、明細書を通じて現れる「1つの実施形態において」または「実施形態において」は、同じ実施形態を示さない。加えて、これらの特定の特徴、構造又特性は、任意の適切な方法で、1つ以上の実施形態と組み合わせられてもよい。
上述のプロセスの連続番号は、本発明の実施形態における実行順序を意味するものではないことが理解されるべきである。プロセスの実行順序は、プロセスの機能および内部ロジックに基づいて決定されるべきであり、本発明の実施形態の実施プロセスに対するいかなる限定とも解釈されるべきではない。
本発明の実施形態において、「Aに対応するB」は、BがAと関連付けられ、BがAによって決定されうることを示すことが理解されるべきである。しかしながら、AによってBを決定することは、BがAのみによって決定されることを意味するものではなく、換言すれば、BはAおよび/または他の情報によって決定されうることがさらに理解されるべきである。
本明細書中の用語「および/または」は、関連付けられた対象を説明するために関連付け関係を説明するものであり、3つの関係が存在しうることを表すことが理解されるべきである。例えば、Aおよび/またはBは、次の3つの場合、すなわち、Aのみが存在すること、AおよびBの双方が存在すること、並びに、Bのみが存在することを示しうる。加えて、本明細書において文字「/」は、関連付けられた対象の間の「または」の関係を概して示す。
本技術分野において通常の知識を有する者は、本明細書において開示された実施形態において説明された例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムのステップは、電子ハードウエアまたはコンピュータソフトウエアと電子ハードウエアの組み合わせによって実施されうることを知りうる。機能がハードウエアまたはソフトウエアによって実行されるかは、技術的解決手段の特定の用途および設計上の制約条件に依存する。当業者は、各特定の用途について上述の機能を実施するために異なる方法を使用しうるが、実施は本発明の範囲を超えると考えられるべきではない。
当業者によれば、便宜的かつ簡便な説明の目的のため、上述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスは、上述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照するものであり、詳細はここでは再びは説明されないことが明らかに理解されうる。
本明細書において与えられる幾つかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法は、他の方法で実施されうることが理解されるべきである。例えば、上述の装置の実施形態は、単なる例である。例えば、ユニット分割は、単なる論理的な機能分割であり、実際の実施においては他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット若しくは部品が組み合わされ、または他のシステムと統合されてもよく、またはいくつかの特徴が無視され、または実行されなくともよい。加えて、表示された若しくは検討された相互の結合、または直接的な結合、または通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実施されうる。装置またはユニットの間の間接的な結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形で実施されうる。
別々の部分として説明されたユニットは、物理的に離れていてもいなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであってもなくともよく、1つの位置に配置されてもよく、または、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットのうちのいくつかまたはすべては、実施形態の解決手段の目的を達成するために実施の要件に基づいて選択されてもよい。
加えて、本発明の実施形態の機能的なユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、または各ユニットは物理的に単独で存在してもよく、あるいは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
機能がソフトウエア機能ユニットの形で実施され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能は、コンピュータ可読記憶媒体中に格納されうる。かかる理解に基づいて、本発明の技術的解決手段は、本質的には、または従来技術に寄与する部分は、または技術的解決手段のいくつかは、ソフトウエア製品の形で実施されうる。コンピュータソフトウエア製品は、記憶媒体に格納され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等でありうる)に対して、本発明の実施形態において説明された方法の全てまたはいくつかのステップを実行するよう命令するいくつかの命令を含む。上述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク、または光ディスクといった、プログラムコードを格納しうるいかなる媒体も含む。

上述の説明は、本発明の具体的な実施にすぎず、本発明の保護範囲を制限することを意図したものではない。本発明で開示された技術的範囲内で当業者によって容易に想到しうるいかなる変形もしくは置換も、本発明の保護範囲内にあるものとする。従って、本発明の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものである。
10 基地局
11 VAM処理ユニット
12 プリコーディングユニット
13 送信ユニット

Claims (7)

  1. 信号伝送方法であって、
    基地局によって、仮想アンテナマッピング(VAM)行列を使用することによって、第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を処理し、4つの処理された信号を取得するステップであって、前記4つの処理された信号は、第1の処理された信号、第2の処理された信号、第3の処理された信号、および第4の処理された信号を含み、前記第1の処理された信号は、前記第3の処理された信号と同じであり、前記第2の処理された信号は、前記第4の処理された信号と同じであり、前記第1の処理された信号は、前記第1のベースバンド信号および前記第3のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得され、前記第2の処理された信号は、前記第2のベースバンド信号および前記第4のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得される、ステップと、
    前記基地局によって、前記4つの処理された信号に対してプリコーディング処理を行い、4つの符号化された信号を取得するステップと、
    前記基地局によって、4つの無線周波数ポートを使用することによって、前記4つの符号化された信号を移動端末へ送信するステップであって、前記4つの無線周波数ポートは、前記4つの符号化された信号と1対1の対応である、ステップと、
    を含み、
    前記VAM行列は、以下の行列、すなわち、
    Figure 0006808026
    のうちのいずれか1つである、信号伝送方法。
  2. 前記基地局は、ロング・ターム・エボリューション(LTE)における進化したNodeB (eNB)である、請求項に記載の方法。
  3. 構成情報および無線周波数チャネルによって提供されうる電力に基づいて前記基地局により、前記VAM行列を使用することによって前記第1のベースバンド信号、前記第2のベースバンド信号、前記第3のベースバンド信号、および前記第4のベースバンド信号を処理することを決定するステップをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 基地局であって、
    仮想アンテナマッピングVAM行列を使用することによって、第1のベースバンド信号、第2のベースバンド信号、第3のベースバンド信号、および第4のベースバンド信号を処理し、4つの処理された信号を取得するよう構成されたVAM処理ユニットであって、前記4つの処理された信号は、第1の処理された信号、第2の処理された信号、第3の処理された信号、および第4の処理された信号を含み、前記第1の処理された信号は、前記第3の処理された信号と同じであり、前記第2の処理された信号は、前記第4の処理された信号と同じであり、前記第1の処理された信号は、前記第1のベースバンド信号および前記第3のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得され、前記第2の処理された信号は、前記第2のベースバンド信号および前記第4のベースバンド信号に対して重畳を行うことによって取得される、仮想アンテナマッピングVAM処理ユニットと、
    前記VAM行列処理ユニットによって取得された前記4つの処理された信号に対してプリコーディング処理を行い、4つの符号化された信号を取得するよう構成されたプリコーディング処理ユニットと、
    4つの無線周波数ポートを使用することによって、前記プリコーディング処理ユニットによって取得された前記4つの符号化された信号を移動端末へ送信するよう構成された送信ユニットであって、前記4つの無線周波数ポートは、前記4つの符号化された信号と1対1の対応である、送信ユニットと、
    を含
    前記VAM行列は、以下の行列、すなわち、
    Figure 0006808026
    のうちのいずれか1つである、基地局。
  5. 前記基地局は、ロング・ターム・エボリューション(LTE)における進化したNodeB (eNB)である、請求項に記載の基地局。
  6. 前記基地局は、構成情報および無線周波数チャネルによって提供されうる電力に基づいて、前記VAM行列を使用することによって前記第1のベースバンド信号、前記第2のベースバンド信号、前記第3のベースバンド信号、および前記第4のベースバンド信号を処理することを決定するよう構成された決定ユニットを含む、請求項4または5に記載の基地局。
  7. コンピュータ読み取り可能な媒体であって、プログラムコードを格納するよう構成され、前記プログラムコードは、請求項1からのいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、コンピュータ読み取り可能な媒体。
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