JP6807773B2 - 測定装置及び診断システム - Google Patents

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Description

本発明は、測定装置及び診断システムに関する。
従来、ユーザの血流に関する情報を取得する血流センサが知られている。例えば、特許文献1には、耳において血流に関する情報を取得するヘッドホン型の血流センサが開示されている。
特開2013−146371号公報
特許文献1の血流センサは、ヘッドホンに接続されたアーム部の先端に備えられたセンサ部で血流に関する情報を取得する。しかしながら、ヘッドホンを装着した状態で血流に関する情報を測定した場合、センサ部で取得される情報にノイズが発生することがある。この場合、血流に関する情報を正確に測定できなくなる可能性がある。
本開示の目的は、生体情報の測定精度を向上可能な測定装置及び診断システムを提供することにある。
測定装置の一態様は、測定部と、装着部と、連結部とを備える。前記測定部は、被検者の生体に関する情報を測定する。前記装着部は、前記被検者に装着される。前記連結部は、前記測定部と前記装着部とを連結する弾性材料からなる。
測定装置の一態様は、測定部と、装着部と、低減部とを備える。前記測定部は、被検者の生体に関する情報を測定する。前記装着部は、前記被検者に装着される。前記低減部は、前記測定部に伝達される振動を低減させる。
診断システムの一態様は、測定装置と、サーバとを備える。前記サーバは、前記測定装置からの情報を受信するとともに、前記情報に基づいて診断する。
本開示によれば、生体情報の測定精度を向上可能な測定装置及び診断システムを提供できる。
一実施形態に係る測定装置の外観を示す概略図である。 図1の測定装置の部分断面図である。 図1の連結部の一例を示す概略図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 図1の連結部の他の一例を示す概略側面図である。 イヤホンタイプの測定装置を用いて測定した被検者の血流の測定結果を示す図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る測定装置の外観を示す概略図である。本実施形態において、測定装置100は、装着部110と、第1測定部120a及び第2測定部120bと、第1連結部130a及び第2連結部130bとを備える。測定装置100は、被検者に装着された状態で、被検者の血流に関する情報を測定する。測定装置100は、例えば被検者の頭部に装着可能であってよい。本実施形態において、以下、測定装置100は被検者の頭部に装着された状態で使用されるとして、説明を行う。
装着部110は、被検者に対する測定装置100の装着状態を維持するための機構である。本実施形態において、装着部110は、例えば図1に示すように、アーチ形状である。被検者は、装着部110で頭部を挟み込むことにより、測定装置100を装着できる。装着部110は、例えば被検者の頭部の大きさに合わせて長さを調節可能な機構を有していてよい。装着部110は、例えばプラスチック等により構成される。
第1測定部120a及び第2測定部120bは、装着部110の第1端110a及び第2端110bにおいて、それぞれ第1連結部130a及び第2連結部130bを介して、装着部110に連結される。すなわち、装着部110と、第1測定部120a及び第2測定部120bと、第1連結部130a及び第2連結部130bとは、全体として連結された1つのイヤホンタイプの測定装置100として構成されている。第1連結部130aは、第1測定部120aと装着部110の第1端110aとを連結する部分に形成される。第2連結部130bは、第2測定部120bと装着部110の第2端110bとを連結する部分に形成される。
第1測定部120a及び第2測定部120bは、被検者の血流に関する情報を測定する。第1測定部120a及び第2測定部120bの機能は、同じである。本明細書において、第1測定部120a及び第2測定部120bを区別しない場合には、これらをまとめて、測定部120と記載する。
本実施形態において、測定部120は、被検者の耳において、血流に関する情報を測定する。測定部120は、例えば、被検者の耳甲介において、血流に関する情報を測定する。
第1測定部120aは、例えば被検者の右耳の耳甲介において、血流に関する情報を測定する。第1測定部120aは、本体121aと、イヤピース122aと、センサ部123aとを備える。イヤピース122aは、測定装置100の装着状態において、被検者の右耳の外耳道に挿入される。イヤピース122aは、例えばシリコン等で構成される。センサ部123aは、本体121aにおいて、イヤピース122aが右耳の外耳道に挿入された状態において、被検部位である右耳の耳甲介に接触する位置に設けられる。本体121aは、センサ部123aが備える測定機構(詳細については後述する)を保護するケースとしても機能する。本体121aは、例えばプラスチック等により構成される。イヤピース122aは、右耳の外耳道に挿入された状態で、被検部位である耳甲介に対するセンサ部123aの接触状態を維持する。
図2は、図1の測定装置100の部分断面図である。具体的には、図2は、右耳において血流に関する情報を測定する第1測定部120aを含む部分断面図である。ただし、図2では、第1測定部120aの内部機構の詳細を一部省略している。
図2に概略的に示すように、センサ部123aは、測定機構として発光部124及び受光部125を備える。発光部124は、被検部位である右耳の耳甲介に測定光を照射する。受光部125は、照射された測定光に対する耳甲介の内部の組織から反射光(散乱光)を取得する。受光部125で受光された散乱光の光電変換信号は、測定装置100が備える制御部、又は測定装置100と有線又は無線により通信可能に接続された電子機器が備える制御部に送信される。
発光部124は、例えばレーザ光を射出する。発光部124は、例えば、血液中に含まれる所定の成分を検出可能な波長のレーザ光を、測定光として被検部位に照射する。発光部124は、例えば1つのLD(レーザダイオード:Laser Diode)により構成される。
受光部125は、生体情報として、被検部位からの測定光の散乱光を受光する。受光部125は、例えば、PD(フォトダイオード:Photo diode)により構成される。
図2に示すように、本体121aは、内部にスピーカ部126を備える。スピーカ部126は、入力した音声データに基づいて音を発生させる。
第1連結部130aは、2つの蓋部131aと、2つの蓋部131aの間に設けられたダンパ部132aとを有する。第1連結部130aは、装着部110の第1端110aにおいて、装着部110と第1測定部120aとを連結する。図2に示される第1連結部130aは、後述する図3に示される連結部を用いているが、後述する他の形状の連結部を用いてもよい。また、装着部110の第1端110aから、第1連結部130aを介して第1測定部120aに至る途中には、第1端110aに設けられた連結部117と、第1測定部120aに設けられた連結部127とがあるが、これらは任意に削除してもよい。
測定装置100が備える制御部、又は測定装置100と有線又は無線により通信可能に接続された電子機器が備える制御部は、センサ部123aから受信した光電変換信号に基づいて、生体情報として、被検部位における血流量を算出する。ここで、ドップラーシフトを利用した血流量測定技術について説明する。
生体の組織内において、動いている血球から散乱された散乱光は、血液中の血球の移動速度に比例したドップラー効果による周波数シフト(ドップラーシフト)を受ける。制御部は、静止した組織からの散乱光と、動いている血球からの散乱光との光の干渉によって生じるうなり信号(ビート信号ともいう)を検出する。このうなり信号は、強度を時間の関数として表したものである。制御部は、このうなり信号を、パワーを周波数の関数として表したパワースペクトルにする。このうなり信号のパワースペクトルでは、ドップラーシフト周波数は血球の速度に比例する。また、このうなり信号のパワースペクトルでは、パワーは血球の量に対応する。制御部は、うなり信号のパワースペクトルに周波数をかけて積分することにより血流量を求める。
第2測定部120bは、例えば被検者の左耳の耳甲介において、血流に関する情報を測定する。第2測定部120bは、第1測定部120aに対して左右対称な構成及び機能を有する。すなわち、第2測定部120bは、本体121bと、イヤピース122bと、センサ部123bとを備える。本体121b、イヤピース122b及びセンサ部123bは、それぞれ本体121a、イヤピース122a及びセンサ部123aが有する機能を、左耳において実現する。
測定装置100がイヤホンとしても使用される場合には、測定部120から、例えば音楽等の音声が出力されてもよい。この音声は、スピーカ部126から出力され、イヤピース122a及びイヤピース122bを介して、ユーザ(被検者)の外耳道内に出力される。
再び図1を参照すると、第1連結部130aは、装着部110の第1端110aと、第1測定部120aとを連結する。第2連結部130bは、装着部110の第2端110bと、第2測定部120bとを連結する。本明細書において、第1連結部130a及び第2連結部130bを区別しない場合には、これらをまとめて、連結部130と記載する。
連結部130は、装着部110から測定部120に伝達される振動を低減させる低減部として機能する。この連結部130は、例えばダンパとして機能する。連結部130は、振動を低減可能な弾性材料を含んで構成されていてよい。連結部130は、ばね、ゴム、シリコン樹脂、ゲル、布、スポンジ若しくは紙その他の部材又はこれらの任意の組み合わせにより構成されていてよい。連結部130は、例えば内部に流体(すなわち液体又は気体)を有する、流体封入式ダンパであってもよい。内部の流体は、例えば粘性を有する液体であってよい。
図3は、連結部130の一例を示す概略図である。図3(a)に示すように、連結部130は、2つの蓋部131と、2つの蓋部131の間に設けられたダンパ部132とを備える。蓋部131は、例えば平板状の部材である。蓋部131は、例えば円形及び矩形を含む任意の平板形状であってよい。2つの蓋部131のうち、一方は装着部110に接続され、他方は測定部120に接続される。
本明細書において、図3(a)に示すように、平板状の蓋部131を側面から見た場合における、連結部130を示す図を、連結部130の側面図という。本明細書において、連結部130を一方の蓋部131側から見た場合(つまり2つの蓋部131が重なるような位置から見た場合)における、連結部130を示す図を、連結部130の上面図という。図3(b)は、連結部130の上面図であり、蓋部131を省略して記載した図である。また、2つの蓋部131の一方から他方に向かう方向は、連結部130が主に振動する方向であり、以下、本明細書において、連結部130が主に振動する方向を連結部130の主方向という。
ダンパ部132は、振動を低減可能な部材により構成される。連結部130が流体封入式ダンパである場合、ダンパ部132の外面及び蓋部131で覆われた空間の内部に、流体が封入されている。
図3に示す例において、ダンパ部132は、略球体である。すなわち、図3に示す例において、ダンパ部132は、蓋部131との接合箇所を除いて、球体形状である。ここで、球体は楕円体を含んでもよい。
前述の図2に示されるように、第1連結部130aの主方向は、装着部110の端部である第1端110aが形成する面に対してほぼ垂直である。つまり、第1連結部130aの主方向は、装着部110の第1端110aが形成する面の法線に対してほぼ平行である。これにより装着部110の第1端110aからの振動が第1連結部130aのダンパ部132の振動により低減される。なお、第1連結部130aの主方向は、装着部110の第1端110aが形成する面に対してほぼ垂直以外の方向でもよい。ここで、装着部110の第1端110aが形成する面とは、例えば装着部110の端部のうち、測定部120に向かう部分が形成する面でよい。装着部110の第1端110aが形成する面は、完全な平面だけではなく、曲面も含む。第2連結部130bについても、上記第1連結部130aと同様の構成及び機能を有していてよい。
ダンパ部132の形状は、図3に示すものに限られない。ダンパ部132は、任意の形状とすることができる。ダンパ部132の形状の多様な例について、図4から図17を参照して説明する。
図4は、連結部130の他の一例を示す概略側面図である。図4に示すように、ダンパ部132は、2つの球体を、2つの蓋部131の間で直列に接続した形状であってもよい。
図5は、連結部130の他の一例を示す概略側面図である。図5に示すように、ダンパ部132は、3つ以上の球体を、2つの蓋部131の間で直列に接続した形状であってもよい。
図4及び図5は、複数の同径の球体を直列に接続した例を示しているが、これらの複数の球体は必ずしも同径でなくてもよい。ダンパ部132は、異なる径を有する球体を、2つの蓋部131の間で直列に接続した形状であってもよい。ここでも、球体は楕円体を含んでもよい。すなわち、ダンパ部132は、複数の楕円体を直列に接続した形状であってもよい。
図6は、連結部130の他の一例を示す概略側面図である。図6に示すように、ダンパ部132は、2つの蓋部131との各接合部分を底面とする柱体であってもよい。例えば、ダンパ部132は、円柱又は角柱であってよい。角柱は、例えば直方体を含む。ダンパ部132は、例えば2つの蓋部131との各接合部分を上面及び底面とする錐台であってもよい。錐台は、例えば、円錐台又は角錐台を含む。
図7は、連結部130の他の一例を示す概略側面図である。図7に示すように、ダンパ部132は、1つの球体と1つの柱体とを、2つの蓋部131の間で直列に接続した形状であってもよい。ダンパ部132は、必ずしも1つの球体と1つの柱体とを接続した形状でなくてもよい。例えば、ダンパ部132は、球体及び柱体のそれぞれ少なくとも1つ以上を、直列に接続した形状であってもよい。
図8及び図9は、連結部130の他の一例を示す概略側面図である。図8及び図9に示すように、ダンパ部132は、複数の柱体を、2つの蓋部131の間で直列に接続した形状であってもよい。図8には、3つの柱体を直列に接続した形状のダンパ部132が記載されている。直列に接続する柱体の数は、3つに限られず、2つであってもよく、図9に示すように4つ以上であってもよい。直列に接続する複数の柱体は、それぞれ底面の形状が異なってもよい。例えば、複数の柱体の底面の形状は、それぞれ円形、矩形、その他の多角形等の任意の形状であってよい。また、複数の柱体の底面の大きさも、それぞれ異なってもよい。例えば複数の柱体の底面が円形である場合(すなわち柱体が円柱である場合)、円の半径は複数の柱体ごとに異なってもよい。
図10は、連結部130の他の一例を示す概略側面図である。図10に示すように、ダンパ部132は、2つの蓋部131の間で延在する蛇腹形状であってもよい。上面視におけるダンパ部132の形状は、円形、矩形、その他の多角形等であってよい。
図11及び図12は、連結部130の他の一例を示す概略側面図である。図11及び図12に示すように、ダンパ部132は、2つの蓋部131の間で2つの錐台を直列に接続した形状であってもよい。図11及び図12は、2つの同一形状の錐台を直列に接続したダンパ部132の側面図である。図11は、2つの錐台を、上面よりも面積が大きい底面側同士を接続して構成したダンパ部132の例を示す。この場合、2つの錐台の上面は、それぞれ蓋部131に接合される。図12は、2つの錐台を、底面よりも面積が小さい上面側同士を接続して構成したダンパ部132の例を示す。この場合、2つの錐台の底面は、それぞれ蓋部131に接合される。
図11及び図12に示したようにダンパ部132の形状を錐台を接続した形状とする場合、接続する錐台の数量は、2つに限られない。ダンパ部132は、3つ以上の錐台を直列に接続した形状であってもよい。また、2つの錐台の接続は、上面同士又は底面同士でなくてもよい。2つの錐台は、例えば一方の錐台の上面と、他方の錐台の底面とが接続されてもよい。
図13及び図14は、連結部130の他の一例を示す概略側面図である。図13及び図14に示すように、ダンパ部132は、複数の円盤を、2つの蓋部131の間で直列に接続した形状であってもよい。複数の円盤は、例えば図13に示すように同一の形状(つまり同一の半径及び厚さ)であってもよく、例えば図14に示すように異なる形状であってもよい。接続される円盤の数量は、図13及び図14に示すものに限られない。
図15は、連結部130の他の一例を示す概略側面図である。図15に示すように、ダンパ部132は、2つの半球を、2つの蓋部131の間で直列に接続した形状(言い換えると、2つの椀形状の底面同士を直列に接続した形状)であってもよい。2つの半球の底面は、それぞれ蓋部131に接合される。
図16は、連結部130の他の一例を示す概略側面図である。図16に示すように、ダンパ部132は、略球体形状のダンパ部本体に、ディンプル(複数の凹部)を有する形状であってもよい。
図17は、連結部130の他の一例を示す概略側面図である。図17に示すように、連結部130は、2つの蓋部131の間に、2つの独立(分離)した柱体のダンパ部132を備える。連結部130が備えるダンパ部132の数量は、2つに限られず、3つ以上であってもよい。また、連結部130が備える複数のダンパ部132の形状は、図17に示す柱体に限られず、例えば上述の例で示した形状であってもよい。
図18は、イヤホンタイプの測定装置を用いて測定した被検者の血流の測定結果を示す図である。測定は、連結部130を備える測定装置100と、連結部130を備えない測定装置とを用いて行った。実験で用いた測定装置は、いずれも耳甲介を被検部位として、血流を測定するものである。実験で用いた測定装置100の連結部130は、形状が丸型(例えば図3に示される形状)であり、材質がEPDM(エチレンプロピレンゴム)である。実験では、被験者が測定装置を装着した状態において、静姿勢で5分間血流を測定した。実験は、環境温度が22℃〜24℃の室温で行った。
連結部130を備えない測定装置を用いた場合、被検者の頭部の振動の影響により、被検部位である耳甲介に対して測定部の位置がずれる。その結果、血流の測定結果にノイズが発生し、例えば図18に示すように、血流を示すグラフが一部上側に突出する。これに対し、連結部130を備える測定装置100を用いた場合、被検者の頭部の振動が連結部130で低減される。そのため、被検部位である耳甲介に対して測定部120の位置がずれにくい。これによって、よりノイズの少ない血流のグラフが取得できる。
このように、本実施形態に係る測定装置100は、装着部110と測定部120との間に振動を低減させる連結部130を備える。そのため、頭部の動きによって装着部110に発生する振動が測定部120に伝わることを低減できる。そのため、頭部が動いたことにより生じる装着部110の振動が、連結部130で低減される。その結果、被検部位と測定部120との位置関係が変化しにくくなる。このようにして、測定装置100は、生体情報の測定精度を向上可能である。
本開示を完全かつ明瞭に開示するためにいくつかの実施形態に関し説明してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成を具現化するように構成されるべきである。また、いくつかの実施形態に示した各要件は、自由に組み合わせが可能である。
例えば、上記実施形態では、測定部120が被検者の血流に関する情報を測定すると説明したが、測定部120が測定する情報は、血流に関する情報に限られない。測定部120は、例えば、被検者の生体に関する任意の情報を測定してよい。生体に関する情報は、例えば、血流に関する情報とともに、又は血流に関する情報に代えて、脈拍、心拍、血流速度、血圧、汗腺活動に対応する皮膚表面の電気伝導性及び抵抗率の変化である皮膚電気活動(EDA:Electro−Dermal Activity)、心臓の収縮に伴って発生する心筋の活動電位若しくは活動電流の時間的変化(心電図)並びに体温等のうちの少なくともいずれか一つを含んでよいが、これらに限られない。また、上記実施形態において、測定部120は、ドップラー効果による周波数シフトを利用して血流量を測定すると説明したが、測定部120はこれに限られない。測定部120は、例えば、上記ドップラー効果による周波数シフトを利用して血流量を測定する装置とともに、又は、上記ドップラー効果による周波数シフトを利用して血流量を測定する装置に代えて、心拍数の変化に対応する動脈及び毛細血管の血液量の変化を測定して心拍に伴う脈波の情報を取得する光電式容積脈波計(PPG)を備えていてもよい。
上記実施形態では、被検部位が耳甲介である場合について説明したが、被検部位は耳甲介に限られない。例えば、被検部位は、耳珠であってもよい。この場合、測定部120は、耳珠を挟み込む構造を有していてよく、耳珠に対して測定光を照射してよい。被検部位は、耳甲介及び耳珠以外の他の部位であってよい。被検部位は、測定対象となる生体に関する情報に応じて、適宜決定されてよい。
上記実施形態では、被検者が測定装置100を頭部に装着すると説明したが、測定装置100の装着箇所は、必ずしも頭部でなくてもよい。また、上記実施形態では、測定装置100がイヤホンタイプであると説明したが、測定装置100は、必ずしもイヤホンタイプでなくてもよい。測定装置100の装着位置及び形態は、例えば腕等、測定対象となる生体に関する情報に応じて、適宜決定されてよい。例えば、測定装置100の装着箇所が腕部又は足部である場合、測定装置100は、それぞれ腕リスト型又は足バンド型であってもよい。測定装置100はネックレス型又はヘッドバンド型であってもよい。例えば、測定装置100が腕リスト型の場合、リストバンドが装着部110となり、このリストバンドと測定部との間に連結部が設けられる。測定装置100は、額、胸、首、背中、腹、腰、ふくらはぎその他の適宜な場所に装着されるとしてもよい。
上記実施形態では、装着部110の第1端110aと第1測定部120aとの間に第1連結部130aが設けられ、装着部110の第2端110bと第2測定部120bとの間に第2連結部130bが設けられると説明した。しかしながら、連結部130が設けられる位置は、これに限られない。例えば、連結部130は、装着部110の第1端110aと第1測定部120aとの間に第1連結部130aが設けられ、装着部110の第2端110bと第2測定部120bとの間に第2連結部130bが設けられるとともに、又はこれに代えて、アーチ形状の装着部110の一部に少なくとも1以上設けられてもよい。これにより、連結部130を介して連結される2つの部品間で、振動の伝達が低減される。この場合、例えば装着部110は、複数の連結部130を備えていてもよい。
また、上記実施形態では、装着部110の第1端110aと第1測定部120aとの間に第1連結部130aが設けられ、装着部110の第2端110bと第2測定部120bとの間に第2連結部130bが設けられると説明した。しかしながら、第1連結部130a又は第2連結部130bのいずれか一方のみが設けられているとしてもよい。
また、上記実施形態では、測定装置100が単体で利用される例を示したが、測定装置100は、ネットワークを介してサーバと接続されていてもよい。このネットワークとしては、インターネット、無線LAN及び携帯電話網その他の適宜なネットワークを任意に組み合わせたものでよい。また、このネットワークは有線、無線若しくは有線と無線の任意の組み合わせであってよい。
測定装置100で取得された生体情報は、ネットワークを介してサーバに送信される。サーバは、測定装置100から取得した生体情報を格納する。また、サーバは、測定装置100から取得した生体情報を処理する。
サーバは、測定装置100から取得した生体情報に基づいて、測定装置100のユーザ(被検者)の状態を診断する。サーバは測定装置100から取得した生体情報とともに、例えば他の生体測定装置からの情報や、入力された情報などを適宜組み合わせて、測定装置100のユーザの状態を診断してもよい。サーバは測定装置100から取得した生体情報に基づいて、例えば、ユーザの、リラックス度合い、自律神経、血圧、脱水症状、熱中症、血液の流れやすさ、心臓病、脈拍、心拍及びその他の心身の状況のうちの少なくともいずれか一つを診断してよい。
100 測定装置
110 装着部
110a 第1端
110b 第2端
117、127 連結部
120a 第1測定部
120b 第2測定部
121a、121b 本体
122a、122b イヤピース
123a、123b センサ部
124 発光部
125 受光部
126 スピーカ部
130a 第1連結部
130b 第2連結部
131、131a 蓋部
132、132a ダンパ部

Claims (14)

  1. 被検者の被測定部から生体に関する情報を測定する測定部と、
    前記被検者の耳を除く頭部に接触する接触部を有し、前記頭部に前記接触部を介して装着される装着部と、
    前記測定部と前記装着部とを連結する弾性材料からなる連結部と、を備え、
    前記連結部は、前記装着部の前記被測定部に対向した面に配されており、前記装着部と前記被測定部の間に位置している、測定装置。
  2. 前記連結部は、内部に流体を有する、請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記装着部は、前記被検者の頭部を挟み込むことにより該頭部に装着可能である、請求項1に記載の測定装置。
  4. 前記生体に関する情報は、血流、脈拍、心拍、血流速度、血圧、汗腺活動に対応する皮膚表面の電気伝導性及び抵抗率の変化である皮膚電気活動(EDA:Electro−Dermal Activity)、心臓の収縮に伴って発生する心筋の活動電位若しくは活動電流の時間的変化並びに体温のうちの少なくともいずれか一つに関する情報である、請求項1に記載の測定装置。
  5. 前記測定部は、前記被検者の耳において前記生体に関する情報を測定する、請求項1に記載の測定装置。
  6. 前記測定部は、前記被検者の耳甲介において前記生体に関する情報を測定する、請求項1に記載の測定装置。
  7. 前記測定部は、前記被検者の耳珠において前記生体に関する情報を測定する、請求項1に記載の測定装置。
  8. 前記測定部は、光を出力する発光部と、前記被検者からの前記光の反射光を受光する受光部とを備える、請求項1に記載の測定装置。
  9. 前記連結部は、ばね、ゴム、シリコン樹脂、ゲル、布、スポンジ若しくは紙又はこれらの任意の組合せにより形成されている、請求項1記載の測定装置。
  10. 前記連結部の主方向が、前記装着部の端部が形成する面に対してほぼ垂直である、請求項1記載の測定装置。
  11. 前記測定部は、
    本体と、
    被検者の外耳道に挿入されるイヤピースと
    前記本体において、前記イヤピースが外耳道に挿入された状態において耳甲介に接触する位置に設けられるセンサ部と、を備える、
    請求項1に記載の測定装置。
  12. 被検者の被測定部から生体に関する情報を測定する測定部と、
    前記被検者の耳を除く頭部に接触する接触部を有し、前記頭部に前記接触部を介して装着される装着部と、
    前記測定部に伝達される振動を低減させる低減部と、を備え、
    前記低減部は、前記装着部の前記被測定部に対向した面に配されており、前記装着部と前記被測定部の間に位置している、測定装置。
  13. 前記低減部は、前記測定部と前記装着部との間及び前記装着部の一部のうち、少なくともいずれか設けられる、請求項12に記載の測定装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載の測定装置と、
    前記測定装置からの情報を受信するとともに、前記情報に基づいて診断するサーバと、
    を備えた診断システム。
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