JP6801055B1 - 配筋検査システム及びマーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】 検査対象とする層の配筋の正否を判定することができる簡易な構成の配筋検査システムを提供する。【解決手段】 配筋検査システム1は、配筋2の正否を判定する。この配筋検査システム1は、配筋2の所定の層の上に配置されたマーカ10を単眼カメラ30により異なる角度から撮影した複数の画像を重ね合わせた重畳画像PBを生成する重畳画像生成部43と、重畳画像PBにおいて、配筋2の所定の層の対象層画像PCを生成する対象層画像生成部44と、対象層画像PCに基づいて、配筋2の鉄筋領域5Aを抽出する鉄筋領域抽出部45と、鉄筋領域5Aの中心線6を生成する中心線生成部46と、所定の範囲に含まれる中心線6の数を算出する中心線数算出部47と、中心線6の数と、設計データ41aとの正否を判定する配筋判定部50と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、配筋の正否を判定する配筋検査システムとその判定に用いるマーカに関するものである。
従来、配筋をチェックする検査システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、検査対象とする鉄筋を撮影する撮影装置によって得られた画像から、検査対象とする鉄筋の隣接する複数の節の画像を検出し、検出した複数の節の画像に基づいて、隣接する節の間の距離を導出し、予め定められた複数種類の径の鉄筋について、隣接する節の間の距離および対応する鉄筋の径を関連付けて予め記憶した二次記憶部から、導出した距離に対応する鉄筋の径を読み出す鉄筋検査支援装置が開示されている。これにより、検査対象とする領域の鉄筋の径を特定することができる。
特開2015−001146号公報
しかしながら、特許文献1の鉄筋検査支援装置は、3次元撮影を行うことができる撮影装置を必要とするため、大掛かりな装置となる、という問題がある。
そこで、本発明は、検査対象とする層の配筋の正否を判定することができる簡易な構成の配筋検査システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の配筋検査システムは、配筋の正否を判定する配筋検査システムであって、前記配筋の所定の層の上に配置されたマーカを単眼カメラにより異なる角度から撮影した複数の画像を重ね合わせた重畳画像を生成する重畳画像生成部と、前記重畳画像において、前記配筋の所定の層の対象層画像を生成する対象層画像生成部と、前記対象層画像に基づいて、前記配筋の鉄筋領域を抽出する鉄筋領域抽出部と、前記鉄筋領域の中心線を生成する中心線生成部と、所定の範囲に含まれる前記中心線の数を算出する中心線数算出部と、前記中心線の数と、設計データとの正否を判定する配筋判定部と、を備えることを特徴とする。
ここで、本発明の配筋検査システムでは、前記中心線の間の距離を算出する中心線間距離算出部を備え、前記配筋判定部は、前記中心線の間の距離と、設計データとの正否を判定してもよい。
また、本発明の配筋検査システムでは、前記中心線に直交する方向の前記鉄筋領域の幅を検出し、前記幅と頻度の分布から最も小さい幅のピークを、前記鉄筋の径と推定する鉄筋径推定部を備え、前記配筋判定部は、前記鉄筋径推定部が推定した前記鉄筋の径と、設計データとの正否を判定してもよい。
また、本発明の配筋検査システムでは、前記配筋判定部の判定結果は、前記単眼カメラを備える画像表示装置に表示されてもよい。
さらに、本発明のマーカは、配筋の正否の判定に用いるマーカであって、折り畳み可能な十字に形成されることを特徴とする。
このように構成された本発明の配筋検査システムは、配筋の所定の層の上に配置されたマーカを単眼カメラにより異なる角度から撮影した複数の画像を重ね合わせた重畳画像を生成する重畳画像生成部と、重畳画像において、配筋の所定の層の対象層画像を生成する対象層画像生成部と、対象層画像に基づいて、配筋の鉄筋領域を抽出する鉄筋領域抽出部と、鉄筋領域の中心線を生成する中心線生成部と、所定の範囲に含まれる中心線の数を算出する中心線数算出部と、中心線の数と、設計データとの正否を判定する配筋判定部と、を備える。そのため、配筋における複数の層のうち、マーカを配置した層の鉄筋を表示した対象層画像を生成することができる。そして、簡易な構成で、マーカを配置した層の鉄筋の本数を算出して、その正否を判定することができる。
また、本発明の配筋検査システムでは、中心線の間の距離を算出する中心線間距離算出部を備え、配筋判定部は、中心線の間の距離と、設計データとの正否を判定する。そのため、中心線の間の距離から、鉄筋の配置ピッチを算出することができる。その結果、簡易な構成で、マーカを配置した層の鉄筋の配置ピッチを判定することができる。
また、本発明の配筋検査システムでは、中心線に直交する方向の鉄筋領域の幅を検出し、幅と頻度の分布から最も小さい幅のピークを、鉄筋の径と推定する鉄筋径推定部を備え、配筋判定部は、鉄筋径推定部が推定した鉄筋の径と、設計データとの正否を判定する。そのため、鉄筋の節を除いた本体の径を、鉄筋の径として推定することができる。その結果、簡易な構成で、マーカを配置した層の鉄筋の径を判定することができる。
また、本発明の配筋検査システムでは、配筋判定部の判定結果は、単眼カメラを備える画像表示装置に表示されるので、作業者は、単眼カメラで撮影した配筋の正否を、施工現場で確認することができる。
さらに、本発明のマーカでは、配筋の正否の判定に用いるマーカであって、折り畳み可能な十字に形成される。そのため、使用時にマーカを展開して、不使用時にマーカを折り畳むことができる。その結果、配筋の最上層より下層の層に、マーカを折り畳んだ状態で、挿入してから、マーカを展開して配置することができる。そして、配筋判定部は、配筋の最上層より下層の層に対して、配筋の判定を実行することができる。
実施例1の配筋検査システムの構成を説明する全体構成図である。 実施例1のマーカの構成を説明する平面図である。 実施例1の単眼カメラによる撮影方法を説明する図である。 実施例1の配筋検査システムの機能構成を示すブロック図である。 実施例1の射影変換部について説明する図であり、図5(a)〜図5(c)が変換前の画像を示す図であり、図5(d)〜図5(f)が変換後の変換画像を示す図である。 実施例1の上層の鉄筋領域画像の生成方法を説明する図であり、図6(a)が重畳画像を示す図であり、図6(b)が対象層画像を示す図であり、図6(c)が鉄筋領域画像を示す図である。 実施例1の鉄筋領域の中心線を示す図であり、図7(a)が鉄筋領域と中心線を拡大して示す拡大図であり、図7(b)が鉄筋領域と中心線を示す図である。 実施例1の鉄筋径推定部について説明する図であり、図8(a)が鉄筋領域の幅を説明する図であり、図8(b)が鉄筋領域の幅と頻度の分布を示すグラフである。 実施例1の画像表示装置に表示されるイメージの例を示す図である。 実施例1の画像表示装置に表示されるイメージの例を示す図である。 実施例1の配筋検査システムによる配筋検査処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2のマーカを示す図であり、図12(a)が展開した状態のマーカを示す平面図であり、図12(b)が折り畳まれた状態のマーカを示す平面図である。
以下、本発明による配筋検査システム及びマーカを実現する実施形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。
[配筋検査システムの構成]
図1は、実施例1の配筋検査システムの構成を説明する全体構成図である。図2は、実施例1のマーカの構成を説明する平面図である。以下、図1及び図2に基づいて、実施例1の配筋検査システムの構成を説明する。
実施例1では、建物の床スラブの配筋2の正否を判定する配筋検査システムを説明する。図1に示すように、複数の鉄筋5が配置された配筋2は、上層2Aと下層2Bとで形成される。鉄筋5は、横節鉄筋や、斜め節鉄筋や、ねじ節鉄筋等の異形鉄筋とする。
配筋検査システム1は、配筋2の上層2Aに載置されたマーカ10と、単眼カメラ30と画像表示装置21とを備えたタブレット端末20と、制御部40としてのパーソナルコンピュータと、で構成される。
マーカ10は、図2に示すように、正方形に形成された枠材12と、枠材12に設けられた4つの目印11と、で構成される。
枠材12は、上枠12aと、横枠12b,12cと、下枠12dとで、正方形に形成される。枠材12のそれぞれの隅角部には、目印11が設置される。目印11間の縦方向と横方向の距離Lは、例えば500[mm]とすることができる。
目印11は、例えば直径5[cm]の円形にすることができる。目印11は、紫色や緑色等の建設現場に存在しないような色とすることができる。なお、マーカ10を配筋2に設置する際は、枠材12が、配筋2を構成する鉄筋5に重ならないようにする。
タブレット端末20は、図1に示すように、背面に配置された単眼カメラ30と、表面に配置された画像表示装置21とを備える。単眼カメラ30は、スマートフォンやタブレット端末に搭載されている一般的なカメラを使用することができる。画像表示装置21は、カラー画像を表示する。
制御部40としてのパーソナルコンピュータは、GPU(Graphics Processing Unit)を搭載した専用のパーソナルコンピュータである。
タブレット端末20と、制御部40としてのパーソナルコンピュータは、無線LANによって接続され、相互に情報の受け渡しが可能となっている。なお、タブレット端末20と、制御部40とは、有線によって接続されていてもよい。
[単眼カメラによる撮影方法]
図3は、実施例1の単眼カメラによる撮影方法を説明する図である。以下、図3に基づいて、実施例1の単眼カメラによる撮影方法を説明する。
作業者は、図3に示すように、マーカ10が配筋2の上層2Aに載置された状態で、マーカ10が略中央に位置するようにして、単眼カメラ30によって、異なる3つの方向から配筋2を撮影する。例えば、マーカ10に対して、左側の位置G1と、正面の位置G2と、右側の位置G3とから、マーカ10を含む配筋2を撮影する。
作業者は、撮影する画像の横方向の範囲と、縦方向の範囲とが、例えば距離2Lより大きな距離2L+αになるように撮影する。また、作業者は、配筋2から単眼カメラ30までの距離が、0.5[m]〜2[m]程度になるように撮影する。
なお、マーカ10を含む配筋を撮影する際、4つの目印11を識別できる位置から撮影する。また、横方向の鉄筋5と、画像の座標系のx軸とのなす角度θxは、45°以下とする。縦方向の鉄筋5と、画像の座標系のy軸とのなす角度θyは、45°以下とする。ここで、画像の座標系のx軸とは、画像における水平方向の軸のことをいう。画像の座標系のy軸とは、画像における垂直方向の軸のことをいう。
角度θx又は角度θyが、45°を超えた状態で、配筋2の画像を撮影すると、横方向の鉄筋5と、縦方向の鉄筋5との区別がつかなくなってしまう。
[配筋検査システムの機能構成]
図4は、実施例1の配筋検査システムの機能構成を示すブロック図である。図5は、実施例1の射影変換部について説明する図であり、図5(a)〜図5(c)が変換前の画像を示す図であり、図5(d)〜図5(f)が変換後の変換画像を示す図である。図6は、実施例1の上層の鉄筋領域画像の生成方法を説明する図であり、図6(a)が重畳画像を示す図であり、図6(b)が対象層画像を示す図であり、図6(c)が鉄筋領域画像を示す図である。図7は、実施例1の鉄筋領域の中心線を示す図であり、図7(a)が鉄筋領域と中心線を拡大して示す拡大図であり、図7(b)が鉄筋領域と中心線を示す図である。図8は、実施例1の鉄筋径推定部について説明する図であり、図8(a)が鉄筋領域の幅を説明する図であり、図8(b)が鉄筋領域の幅と頻度の分布を示すグラフである。図9及び図10は、実施例1の画像表示装置に表示されるイメージの例を示す図である。以下、図4〜図10に基づいて、実施例1の配筋検査システムの機能構成を説明する。
配筋検査システム1は、図4に示すように、主に、単眼カメラ30と、制御部40と、画像表示装置21と、を備える。
(単眼カメラ)
単眼カメラ30によって、配筋2の上層2Aに載置されたマーカ10が、異なる3つの角度から撮影され、3つの画像が生成される。単眼カメラ30によって撮影された画像は、制御部40に送信される。
(制御部)
制御部40は、主に、記憶部41と、射影変換部42と、重畳画像生成部43と、対象層画像生成部44と、鉄筋領域抽出部45と、中心線生成部46と、中心線数算出部47と、中心線間距離算出部48と、鉄筋径推定部49と、配筋判定部50と、を備える。
記憶部41には、設計データ41aと、学習済みモデル41bとが格納される。設計データ41aとは、建物の配筋図のデータであり、鉄筋の径や、鉄筋の本数や、配筋ピッチ等のデータである。
学習済みモデル41bは、未知データに対して鉄筋を予測するためのものであり、様々な環境の鉄筋の画像を事前学習により学習したモデルである。様々な環境の鉄筋とは、晴れの日の鉄筋や、曇りの日の鉄筋や、雨の日の鉄筋や、屋内外の鉄筋等である。なお、学習済みモデル41bは、単眼カメラ30によって撮影された画像によって、更新されるようにしてもよい。
射影変換部42は、撮影した画像を、マーカ10の目印11が正方形の頂点を構成するように、俯瞰した状態の変換画像に変換する射影変換を実施する。
図5(a)に示す画像P1は、射影変換部42により、図5(d)に示す変換画像PA1に変換される。図5(b)に示す画像P2は、射影変換部42により、図5(e)に示す変換画像PA2に変換される。図5(c)に示す画像P3は、射影変換部42により、図5(f)に示す変換画像PA3に変換される。
すなわち、射影変換部42は、マーカ10の目印11に基づいて、撮影した画像P1〜P3を、俯瞰した状態の変換画像PA1〜PA3に変換する射影変換を実施する。変換画像PA1〜PA3は、マーカ10が正方形で、マーカ10のサイズが同じ大きさとなる。
変換画像PA1〜PA3におけるマーカ10の位置は、中央となる。変換画像PA1〜PA3は、半透明の画像に形成される。また、射影変換部42は、変換画像PA1〜PA3の横方向の長さと縦方向の長さが、例えば長さ2Lとなるように、撮影した画像P1〜P3を切り取る。
重畳画像生成部43は、図6(a)に示すように、各変換画像PA1〜PA3のマーカ10の目印11が一致するように重ね合わせた重畳画像PBを生成する。重畳画像PBは、半透明の変換画像PA1〜PA3が重ね合わされる。そのため、重畳画像PBでは、変換画像PA1〜PA3における物体の位置のずれ(分散)が大きい部分は、薄く表示される。一方、物体が略一致している部分は、濃く表示される。物体が略一致している部分は、マーカ10が載置された対象層の物体であるといえる。
対象層画像生成部44は、図6(b)に示すように、重畳画像PBにおいて、薄く表示されている部分を非表示にして、濃く表示されている部分を表示した対象層画像PCを生成する。すなわち、対象層画像生成部44は、重畳画像PBに基づいて、マーカ10が載置された上層2Aの対象層画像PCを生成する。なお、対象層画像生成部44は、不透明の3枚の変換画像PA1〜PAの物体が重なった部分を残して、物体が重ならなかった部分を消すようにして、対象層画像PCを生成してもよい。
鉄筋領域抽出部45は、図6(c)に示すように、学習済みモデル41bに基づいて、対象層画像PCから、鉄筋領域5Aのみを抽出し、鉄筋領域画像PDを生成する。この際、マーカ10や、背景や、鉄筋5の影等は、抽出されず、鉄筋領域画像PDには表示されない。
中心線生成部46は、図7(a)及び図7(b)に示すように、鉄筋領域5Aに基づいて、鉄筋領域5Aの中心線6を生成する。中心線生成部46は、鉄筋領域5Aから複数の中心点を抽出し、Hough法を用いて、直線である中心線6を抽出する。
中心線数算出部47は、鉄筋領域画像PDに含まれる中心線6の数を算出する。中心線数算出部47は、縦方向と横方向の中心線6の数をそれぞれ算出する。
中心線間距離算出部48は、図7(b)に示すように、縦方向の中心線6の間の距離D1〜D4と、横方向の中心線6の間の距離E1〜E4を算出する。中心線間距離算出部48は、鉄筋領域画像PDの画素数(ピクセル数)に基づいて、隣り合った中心線6の間の距離を算出することができる。この際、画素数から実寸に変換するために、マーカ10の目印11間の距離を基準にしている。
中心線間距離算出部48は、横方向の中心線6と、横方向の中心線6に直交する縦方向の中心線6との交点間の距離を算出することで、隣り合った中心線6の間の距離を算出することもできる。隣り合った中心線6の間の距離D1〜D4,E1〜E4は、鉄筋5の配置ピッチとなる。
鉄筋径推定部49は、図8(a)に示すように、中心線6に直交する方向の鉄筋領域の幅W1,W2,W3を検出し、図8(b)に示す幅W1,W2,W3と頻度の分布から最も小さい幅W1のピークを、鉄筋5の径と推定する。鉄筋径推定部49は、鉄筋領域画像PDの全ての鉄筋領域5Aについて、鉄筋5の径を推定する。
図8(b)に示すグラフでは、幅W1のピークH1と、幅W2のピークH2と、幅W3のピークH3があることが分かる。幅W1をWとすると、幅W2は、1.1W〜1.13W程であり、幅W3は、10W以上となる。
すなわち、鉄筋領域5Aの幅W1は、鉄筋5の節5cの部分でない本体の直径と推定でき、鉄筋領域5Aの幅W2は、鉄筋5の節5cの部分の直径と推定でき、鉄筋領域5Aの幅W3は、鉄筋5に直交する方向に配置された鉄筋5の長さと推定できる。
鉄筋径推定部49は、複数のピークH1,H2,H3のうち、一番小さい幅W1を鉄筋5の径と推定する。なお、鉄筋径推定部49は、頻度の一番多いピークH1の鉄筋領域の幅W1を鉄筋5の径と推定することもできる。
配筋判定部50は、中心線6の数と、設計データ41aとの正否を判定する。配筋判定部50は、中心線6の間の距離D1〜D4,E1〜E4と、設計データ41aとの正否を判定する。
配筋判定部50は、鉄筋径推定部49が推定した鉄筋5の径と、設計データ41aとの正否を判定する。配筋判定部50の判定結果は、画像表示装置21に表示される。
(画像表示装置)
画像表示装置21は、図9及び図10に示すように、タブレット端末20の表面に配置されて、カラー画像(図9及び図10ではグレースケール画像を示す)を表示する。
図9の例では、設計データとして、鉄筋5の径がD13で、鉄筋5の縦方向の本数が5[本/m]で、鉄筋5の横方向の本数が5[本/m]で、配筋ピッチが200[mm]であったとする。なお、配筋ピッチは、±20[mm]の許容誤差があってもよい。
鉄筋5の縦方向の本数と、鉄筋5の横方向の本数は、設計データ41aと同じ本数である。一方、鉄筋5の径がD16の部分と、配筋ピッチが225[mm]の部分があり、設計データ41aと異なる。これらの部分を、例えば、赤くハイライトさせて表示する。
図10の例では、設計データとして、鉄筋5の径がD13で、鉄筋5の縦方向の本数が5[本/m]で、鉄筋5の横方向の本数が5[本/m]であったとする。
鉄筋5の縦方向の本数と、鉄筋5の横方向の本数は、設計データ41aと同じ本数である。一方、鉄筋5の径がD16の部分があり、設計データ41aと異なる。この部分を、例えば、赤くハイライトさせて表示する。
[配筋検査処理の流れ]
図11は、実施例1の配筋検査システムによる配筋検査処理の流れを示すフローチャートである。以下、図11に基づいて、実施例1の配筋検査処理の流れについて説明する。
図11に示すように、配筋検査処理を開始すると、射影変換部42は、マーカ10の目印11に基づいて、撮影した画像P1〜P3を、俯瞰した状態の変換画像PA1〜PA3に変換する射影変換を実施する(ステップS101)。
次いで、重畳画像生成部43は、各変換画像PA1〜PA3のマーカ10の目印11が一致するように重ね合わせた重畳画像PBを生成する(ステップS102)。
次いで、対象層画像生成部44は、重畳画像PBに基づいて、配筋2の上層2Aの対象層画像PCを生成する(ステップS103)。
次いで、鉄筋領域抽出部45は、学習済みモデル41bに基づいて、対象層画像PCから、鉄筋領域5Aのみを抽出し、鉄筋領域画像PDを生成する(ステップS104)。
次いで、中心線生成部46は、鉄筋領域5Aに基づいて、鉄筋領域5Aの中心線6を生成する(ステップS105)。
次いで、中心線数算出部47は、鉄筋領域画像PDに含まれる中心線6の数を算出する(ステップS106)。
次いで、中心線間距離算出部48は、縦方向の中心線6の間の距離D1〜D4と、横方向の中心線6の間の距離E1〜E4を算出する(ステップS107)。
次いで、鉄筋径推定部49は、中心線6に直交する方向の鉄筋領域の幅W1,W2,W3を検出し、幅W1,W2,W3と頻度の分布から最も小さい幅W1のピークを、鉄筋5の径と推定する(ステップS108)。
次いで、配筋判定部50は、中心線6の数と、設計データ41aとの正否を判定する(ステップS109)。次いで、配筋判定部50は、中心線6の間の距離D1〜D4,E1〜E4と、設計データ41aとの正否を判定する(ステップS110)。次いで、配筋判定部50は、鉄筋径推定部49が推定した鉄筋5の径と、設計データ41aとの正否を判定する(ステップS111)し、配筋検査処理を終了する。
[配筋検査システムの作用]
次に、実施例1の配筋検査システム1の作用を説明する。実施例1の配筋検査システム1は、配筋2の正否を判定する。この配筋検査システム1は、配筋2の所定の層の上に配置されたマーカ10を単眼カメラ30により異なる角度から撮影した複数の画像を重ね合わせた重畳画像PBを生成する重畳画像生成部43と、重畳画像PBにおいて、配筋2の所定の層の対象層画像PCを生成する対象層画像生成部44と、対象層画像PCに基づいて、配筋2の鉄筋領域5Aを抽出する鉄筋領域抽出部45と、鉄筋領域5Aの中心線6を生成する中心線生成部46と、所定の範囲(鉄筋領域画像PD)に含まれる中心線6の数を算出する中心線数算出部47と、中心線6の数と、設計データ41aとの正否を判定する配筋判定部50と、を備える(図4)。
これにより、配筋2における複数の層のうち、マーカ10を配置した層の鉄筋5を表示した対象層画像PCを生成することができる。そして、マーカ10を配置した層の鉄筋5の本数を算出して、その正否を判定することができる。そのため、簡易な構成で、マーカ10を配置した層の配筋2の正否を判定することができる。
実施例1の配筋検査システム1において、中心線6の間の距離D1〜D4,E1〜E4を算出する中心線間距離算出部48を備え、配筋判定部50は、中心線6の間の距離D1〜D4,E1〜E4と、設計データ41aとの正否を判定する(図7)。
これにより、中心線6の間の距離D1〜D4,E1〜E4から、鉄筋5の配置ピッチを算出することができる。そのため、簡易な構成で、マーカ10を配置した層の鉄筋5の配置ピッチを判定することができる。
実施例1の配筋検査システム1において、中心線6に直交する方向の鉄筋領域5Aの幅W1,W2,W3を検出し、幅W1,W2,W3と頻度の分布から最も小さい幅のピークH1を、鉄筋5の径と推定する鉄筋径推定部49を備え、配筋判定部50は、鉄筋径推定部49が推定した鉄筋5の径と、設計データ41aとの正否を判定する(図8)。
これにより、鉄筋5の節5cのない部分を、鉄筋5の径として推定することができる。そのため、簡易な構成で、マーカ10を配置した層の鉄筋5の径を判定することができる。
実施例1の配筋検査システム1において、配筋判定部50の判定結果は、単眼カメラ30を備える画像表示装置21に表示される(図1)。
これにより、作業者は、単眼カメラ30で撮影した配筋2の正否を、施工現場で確認することができる。
実施例2のマーカは、マーカの構成が異なる点で、実施例1のマーカと相違する。
[マーカの構成]
図12は、実施例2のマーカを示す図であり、図12(a)が展開した状態のマーカを示す平面図であり、図12(b)が折り畳まれた状態のマーカを示す平面図である。以下、図12に基づいて、実施例2のマーカの構成を説明する。なお、上記実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
実施例2のマーカ110は、図12(a)に示すように、折り畳み可能な十字に形成されたマーカ本体112と、マーカ本体112に設けられた4つの目印11と、で構成される。
マーカ本体112は、帯板状の第1本体112aと第2本体112bとで、十字に形成される。第1本体112aと第2本体112bの両端部には、目印11が設けられる。第1本体の目印11間の距離Lと第2本体の目印11間の距離Lとは、例えば500[mm]とすることができる。
第1本体112aと第2本体112bとは、中央部に設けられた軸部113によって、展開した展開状態と、折り畳まれた折り畳み状態との間を、移動可能に構成される。
展開状態では、図12(a)に示すように、第1本体112aと第2本体112bとが十字状でロックされる。展開状態では、4つの目印11が正方形を形成する。
折り畳み状態では、図12(b)に示すように、第1本体112aと第2本体112bとが重なるように折り畳まれる。
[マーカの作用]
次に、実施例2のマーカ110の作用を説明する。実施例2のマーカ110は、配筋の正否の判定に用いるマーカ110であって、折り畳み可能な十字に形成される(図12)。
これにより、使用時にマーカ110を展開して、不使用時にマーカ110を折り畳むことができる。そのため、配筋2の最上層より下層の層に、マーカ110を折り畳んだ状態で、挿入してから、マーカ110を展開して配置することができる。そのため、配筋判定部は、配筋2の最上層より下層の層に対して、配筋2の判定を実行することができる。
また、マーカ110の不使用時には、コンパクトに折り畳むことができる。そのため、持ち運びが便利なマーカ110とすることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、上記実施例と略同様であるので説明を省略する。
以上、本発明の配筋検査システム及びマーカを実施例1,2に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や、各実施例の組み合わせや、追加等は許容される。
実施例1及び実施例2では、配筋判定部50は、鉄筋5の本数と、配筋ピッチと、鉄筋5の径について、正否を判定する例を示した。しかし、配筋判定部は、鉄筋5の本数と、配筋ピッチと、鉄筋5の径との少なくとも一つを判定してもよい。
実施例1及び実施例2では、マーカ10,110を配筋2の上層2Aに載置して、上層2Aについて、配筋2の検査をする例を示した。しかし、マーカを配筋2の上層2Aから挿入して、下層2Bに載置して、下層2Bについて、配筋の検査をしてもよい。
実施例1及び実施例2では、単眼カメラ30をスマートフォンやタブレット端末に搭載されている一般的なカメラとする例を示した。しかし、単眼カメラは、例えば広角レンズを有するカメラとすることもできる。この場合、撮影した画像のひずみを補正する処理を施してもよい。
実施例1及び実施例2では、マーカ10,110は、目印11を4つ備える例を示した。しかし、マーカとしては、目印11を3つ備えてもよい。この場合、3つの目印11から、4つ目の目印を推測することも可能である。
実施例1及び実施例2では、異なる3つの角度から撮影された3つの画像を使用する例を示した。しかし、異なる4つ以上の角度から撮影された複数の画像を使用してもよい。
実施例1及び実施例2では、上層2Aと下層2Bからなる2層の配筋2を例に示した。しかし、配筋としては、3層以上であってもよい。
実施例1及び実施例2では、単眼カメラ30は、画像表示装置21を備えるタブレット端末20に備えられる例を示した。しかし、単眼カメラと画像表示装置とを別体としてもよい。
実施例1及び実施例2では、本発明の配筋検査システムを建物の床の配筋に適用する例を示した。しかし、本発明の配筋検査システムは、建物の壁や柱や梁等に適用することもできるし、建物以外の構造物に適用することもできる。
1 配筋検査システム
2 配筋
5A 鉄筋領域
6 中心線
10 マーカ
21 画像表示装置
30 単眼カメラ
41a 設計データ
43 重畳画像生成部
44 対象層画像生成部
45 鉄筋領域抽出部
46 中心線生成部
47 中心線数算出部
48 中心線間距離算出部
49 鉄筋径推定部
50 配筋判定部
PB 重畳画像
PC 対象層画像

Claims (5)

  1. 配筋の正否を判定する配筋検査システムであって、
    前記配筋の所定の層の上に配置されたマーカを単眼カメラにより異なる角度から撮影した複数の画像を、前記マーカが一致するように重ね合わせた重畳画像を生成する重畳画像生成部と、
    前記重畳画像に基づいて、前記配筋の所定の層の対象層画像を生成する対象層画像生成部と、
    前記対象層画像に基づいて、前記配筋の鉄筋領域を抽出する鉄筋領域抽出部と、
    前記鉄筋領域の中心線を生成する中心線生成部と、
    所定の範囲に含まれる前記中心線の数を算出する中心線数算出部と、
    前記中心線の数と、設計データとの正否を判定する配筋判定部と、を備える
    ことを特徴とする、配筋検査システム。
  2. 前記中心線の間の距離を算出する中心線間距離算出部を備え、
    前記配筋判定部は、前記中心線の間の距離と、設計データとの正否を判定する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の配筋検査システム。
  3. 前記中心線に直交する方向の前記鉄筋領域の幅を検出し、前記幅と頻度の分布から最も小さい幅のピークを、前記鉄筋の径と推定する鉄筋径推定部を備え、
    前記配筋判定部は、前記鉄筋径推定部が推定した前記鉄筋の径と、設計データとの正否を判定する
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の配筋検査システム。
  4. 前記配筋判定部の判定結果は、前記単眼カメラを備える画像表示装置に表示される
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の配筋検査システム。
  5. 前記マーカ、折り畳み可能な十字に形成される
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の配筋検査システム
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