JP6798801B2 - 照明器具を備えた建材 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1では、LEDプレートを形材本体に配置し、そのLEDプレートの上からコーティング材を充填して照明器具を構成し、その照明器具を内ケースとして、外ケースに組み込んでいる建材を提案している。
かかる建材は、建物の方立、無目、巾木、下枠等に取り付け、室内においては壁面の巾木等に取り付けられるもので、建物の出入り口、通路等での足元灯、誘導灯の照明として、通行者等に安全、安心感を与え、また建物のライトアップを図ることとしている(同文献の段落0041)。
前記建材は、長尺状のフレームに、照明器具と前記照明器具の照明光を反射させるためにリフレクタ材を備えているが、そのリフレクタ材によって引き起こされる「グレア(glare)」という現象が生じる。
適正な照明は、人の生活や活動に不可欠なものであるが、「グレア」は、照明器具の輝度が高すぎて、光の過剰である場合に、その光が目に入ることで不快感を生じる現象である。
この現象は、光源からの直接的な光のみならず、鏡面などからの反射光等の間接的な光からも引き起こされるもので、不快感が生じる原因は心理的なものとされている。
「グレア」は目の順応状態にも関係するものとされ、例えば同じ高い輝度の照明器具が屋外に設置されている場合に、夜間ではそのまぶしさから「不快感」を感じるが、昼間では「不快感」を感じない場合がある。
かかる「グレア」を低減することが、外装用の照明器具を備えた建材の照明設計にあたり、解決すべき技術的課題となる。
よって本願発明によれば、「グレア」を低減することができる照明器具を備えた建材を提供することができる。
これらの空間12,14の境界には、起立片130、130からなる取付ヒレ13が形成されている。
前記LEDモジュール24の照射面29は、その照射面29からの光が前記リフレクタ材4で反射されるように、前記リフレクタ材4側に傾斜して配置されている。
なお、この実施形態では、リフレクタ材4と取付材3は同一形状である。
このように構成された前記カバー材6は、その長手方向において前記本体20を囲む基部63と、前記照明器具2の照射面29の上方に形成される被部64に区分されると共に、被部64の端部には開口部65が形成される。
前記開口部65には、ゴミ溜まり等を防ぐために、その開口部65を覆う透光性を有するキャップ(図示せず)を取付けるようにしてもよい。
また、前記照明器具2は前記フレーム1に対して取付材3を介して係脱自在に配置され、照明器具2のメンテナンスの便宜が図られている。つまり、照明器具2を交換する際には、取付材3を取外すだけでよく、長尺のリフレクタ材4を取外す必要がないため、作業が容易である。
図6及び図7は、それぞれ前記照明器具2の配置高さH1が4メートルで、且つ、下方に照射される場合(以下、ダウンとも称する)で、図6は前記カバー材6の被部64の被せ幅Lを約20mmに設定した場合、図7は同被部64の被せ幅Lを約100mmに設定した場合を図示したものである。
図8及び図9は、それぞれ前記照明器具2の配置高さH2が0.5メートルで、且つ、上方に照射される場合(以下、アッパーとも称する)で、図8は前記カバー材6の被部64の被せ幅Lを約20mmに設定した場合、図9は同被部64の被せ幅Lを約100mmに設定した場合を図示したものである。
即ち、図6及び図8に図示するように、前記カバー材6の被部64による被せ高さLが約20mmの場合には、前記カバー材6の開口部65からは、前記リフレクタ材4の長手方向に対して約45度のビームbが形成され、グレアを低減することができる角度として、約45度のグレアカット角度がえられる。
しかし、図7及び図9の約80度のグレアカット角度の場合には、それぞれ前記歩行者Pに共にグレアが意識されることはない。また,ビームbの範囲Rの外では、輝度が高いシャープな光ではなく、柔らかな光を認識することができる。
その際、人が近づく範囲に配置される場合(例えば、1階等のダウンとアッパー)は、被せ高さLを大きくし、そうでない場合(例えば、2階以上のアッパー)は、被せ高さLを小さくしてもよい。なお、図6〜図9のようにアッパーのみ、またはダウンのみを配置するだけでなく、アッパーとダウンの両方を配置してもよい。
前記フレーム1の開口10は、前記照明器具2、前記取付材3、前記リフレクタ材4及び前記フサギ材5を取付るための取付空間11となっている。
前記取付空間11に、照明器具2を取付けた前記取付材3、前記リフレクタ材4及び前記フサギ材5を組合わせて、インテリア建材とすることができる。
なお、以下に詳述する本願発明のインテリア建材に共通する構成は、共通する用語を用いると共に、各図において略同一に図示して詳細な説明は省略し、且つ、必要に応じて同一の符号で示すことがある。
前記開口10は、取付空間11を構成し、照明器具2を収容することができる第一の空間12と、前記取付材3、リフレクタ材4又は前記フサギ材5を取付けることができる取付ヒレ13と、照明器具2の配線等を納めることができる第二の空間14とからなる。
前記取付空間11は、フレーム1の両側面15,16及び背面17の辺に囲まれて構成されている。
前記取付ヒレ13は、両側面15,16の内面18,18からそれぞれ起立する起立片130,130と、各起立片130,130の端部から略ハの字状に傾斜する傾斜部131,131を備えている。これらの傾斜部131,131は、前記取付材3の起立係止片32,32(後述)を係止する際に、その起立係止片32,32に加えられる押圧力により、起立係止片32,32と係合されるようになっている。
これらの照明器具2は、取付材3の他、フサギ材5を介して前記取付空間11に配置される。
前記起立係止片32,32の先端には、前記取付材3を押圧しつつ前記取付ヒレ13の傾斜部131,131に前記起立係止片32,32を係合する際に、その先端が傾斜部131,131に当接する滑面35,35が形成されている。また起立係止片32,32には、前記取付材3を前記フレーム1から取外す場合に、容易に取外すことができるように、前記滑面35,35に連続して、略半円状の係止部36,36が形成されている。
これによりインテリア建材のメンテナンスの容易性、趣向の変化に対応させる取付材3、後述のように同様に構成されているリフレクタ材4、フサギ材5等の交換の容易性が図られている。
なお、前記取付材3と前記フレーム1との係脱を更に自在に容易にするために、前記取付材3の薄板30の上下方向の端部に、治具を挿入できる切欠(図示せず)を設けてもよい。
なお、前記フサギ材5に、ブラケットライト等の照明器具2を固定して取付ることができるので、フサギ材5は取付材を兼用できるようになっている。
前記ブラケットライト2Bは、図16Bのように、その照明光が前記リフレクタ材4に向けて放射される位置に固定されている。
(1) インテリア建材を構成する要素として、フレーム1と、ブラケットライト2B等の照明器具2と、これらの照明器具2を前記フレーム1に取り付けたるための取付材3と、これらの照明器具2の照明光を反射させるために前記フレーム1に取付けられるリフレクタ材4,4Aと、前記フレーム1が備える開口10を塞ぐフサギ材5を用いることで、インテリア建材のバリエーションを高めて建材と照明とのコラボレーションを図ることができる。
(2) また、フレーム1と、ブラケットライト2B等の照明器具2と、これらの照明器具2を前記フレーム1に取り付けたるための取付材3と、これらの照明器具2の照明光を反射させるために前記フレーム1に取付けられるリフレクタ材4,4Aと、前記フレーム1が備える開口10を塞ぐフサギ材5の組合わせを選択することで、変化に富んだ光の演出が可能となっている。
(3) 前記リフレクタ材4,4Aは、前記照明器具2の照明光の進行方向に沿って配置されているので、前記リフレクタ材4,4Aが備えている独自の反射面45,46の機能を発揮させることができ、変化に富んだ光の演出が可能となっている。
(4) 前記フサギ材5を用いて前記照明器具2を前記フレーム1に取り付けることとしたので、前記フサギ材5に、フレーム1の開口10を塞ぐことができる機能に加えて、取付材としての機能を付加することができ、各種の照明器具2の取付手段として、柔軟に対応することができる。
(5) 前記取付材3、前記リフレクタ材4,4A及び前記フサギ材5は、前記フレーム1に対して係脱自在に配置されているので、インテリア建材のメンテナンスが容易になり、また、趣向の変化に柔軟に対応することができる。
前記ハズレ止め8は、図18のように、例えばフサギ材5を例示して説明すれば、その起立係止片52,52を支持する支持板80と,フサギ材5がフレーム1の室内側(図18の横断面図において紙面の下側)に係脱することを防止するフック片81からなる。
また、前記フレーム1の上下端に、開口10を塞ぐための端部フサギ(図示なし)を設けているので、フレーム1を壁面等に固定する前に、フレーム1の長手方向から前記取付材3、リフレクタ材4,4A、フサギ材5が抜け出すことを防止している。
10 開口
11 取付空間 12 第一の空間
13 取付ヒレ 14 第二の空間
15,16 両側面 17 背面
18,18 内面
130,130 起立片 131,131 傾斜部
2 照明器具
2B ブラケットライト
20 本体
21 アーム 22 配線
23 カサ
24 LEDモジュール 25 入力線
26 入力線コネクタ 27 出力線
28 出力線コネクタ 29 照射面
3 3A 取付材
30 薄板 31 裏面
32 32 起立係止片 33 正面
34 配置片
35,35 滑面 36,36 係止部
37,37 起立取付片
38,38 取付枠
4 4A リフレクタ材
40 薄板
42,42 起立係止片 43 正面
44 反射片 45,46 反射面
5 フサギ材
50 薄板 51 裏面
52,52 起立係止片 53 正面
54 孔
6 カバー材
60 当接部 61 固定部
62 筒部 63 基部
64 被部 65 開口部
8 ハズレ止め
Claims (5)
- フレームと、
このフレームに取付けられるリフレクタ材と、
このリフレクタ材に反射させる光を照射する照明器具を備えた建材において、
前記リフレクタ材に生じるグレアを低減することができるカバー材を設け、
前記カバー材は、前記照明器具の照射面からその照射光の進行方向に沿った被せ高さを備えた被部と、この被部の端部に形成された開口部とを有し、
前記照明器具の照射光は、前記開口部から前記リフレクタ材の長手方向に向かって照射されることを特徴とする照明器具を備えた建材。 - 前記被部は、前記照明器具が配置される高さ位置に応じた被せ高さを備えていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具を備えた建材。
- 前記カバー材の開口部には、その開口部を覆うキャップが取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具を備えた建材。
- 前記照明器具は、前記フレームに対して係脱自在に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具を備えた建材。
- 前記照明器具は、取付材を介して前記フレームに配置されていることを特徴とする請求項1又は4に記載の照明器具を備えた建材。
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