JP6797640B2 - 湾曲規制部材用金型、湾曲規制部材、及び給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネスの湾曲を規制する湾曲規制部材を形成するための湾曲規制部材用金型、そのような湾曲規制部材用金型が適用された湾曲規制部材、及び、給電装置に関するものである。
従来、スライドドア等のスライド部材を有する車両において、車体とスライド部材とをワイヤハーネスを介して電気的に接続する給電装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。このような給電装置では、スライド部材の移動時にスライド部材に追随してワイヤハーネスが無理なく動けるように、ワイヤハーネスが保持されている。
ここで、給電装置において上記のようにワイヤハーネスを保持する構成として、例えばスライド部材に沿うとともにかつスライド部材の移動方向と交差する揺動軸回りに揺動自在にワイヤハーネスを保持する構成が提案されている(例えば、特許文献3〜5参照。)。この構成では、スライド部材の移動時には、ワイヤハーネスがスライド部材に追随して上記の揺動軸回りに揺動するようになっている。
特開2004−136735号公報 特開2006−347525号公報 特開2007−151257号公報 特開2008−067563号公報 特開2013−162716号公報
ところで、上記のような揺動構造を有する給電装置では、スライド部材の移動時にワイヤハーネスが湾曲しつつスライド部材に追随する。そして、上記のような給電装置の分野では、ワイヤハーネスに沿って配置されてその湾曲を規制する湾曲規制部材が設けられることがある。
このとき、湾曲規制部材の中には、樹脂材料で金型成形されるものがある。このようなタイプの湾曲規制部材では、ワイヤハーネスがスライド部材に追随するに当たって不要な湾曲を規制するとき等に、金型成形に起因するバリが原因となって異音が生じることがある。
従って、本発明は、上記のような課題に着目し、異音の発生が抑制された湾曲規制部材を形成することができる湾曲規制部材用金型、そのような湾曲規制部材用金型が適用された湾曲規制部材、及び、給電装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様である湾曲規制部材用金型は、ワイヤハーネスに沿うように配列され、前記ワイヤハーネスが収まる収容溝が各々に設けられた複数の部材片と、隣り合う前記部材片同士を連結する可撓性の連結部と、を備え、前記隣り合う部材片同士が接触することにより所定の平面上での前記ワイヤハーネスの湾曲を規制する湾曲規制部材を、樹脂材料で形成するための湾曲規制部材用金型であって、前記複数の部材片の前記収容溝に対応した外面形状を有する内金型と、前記複数の部材片それぞれの外形に対応した内面形状を有する複数の凹部が形成され、前記内金型と組み合わされることで、前記複数の部材片それぞれに対応した前記樹脂材料の充填空間を区画する外金型と、を備え、前記内金型には、前記外金型の前記複数の凹部それぞれの内面における前記内金型側の開口縁部分に接しつつ前記複数の凹部それぞれの内部に嵌め込まれる凸部が設けられていることを特徴とする。
第2の態様の湾曲規制部材用金型は、上記第1の態様の湾曲規制部材用金型において、前記凸部が、前記ワイヤハーネスの長さ方向について、前記開口縁部分の近傍でのみ前記複数の凹部それぞれの内部に嵌め込まれる形状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様である湾曲規制部材は、ワイヤハーネスに沿うように配列され、前記ワイヤハーネスが収まる収容溝が各々に設けられた複数の部材片と、隣り合う前記部材片同士を連結する可撓性の連結部と、を備え、前記隣り合う部材片同士が接触することにより所定の平面上での前記ワイヤハーネスの湾曲を規制する、樹脂材料で金型成形された湾曲規制部材であって、前記複数の部材片それぞれにおける、前記ワイヤハーネスの長さ方向の端縁に、金型成形に起因するバリが形成されている場合には、当該バリが、前記収容溝の内側に向かって立ち上がっていることを特徴とする。
第4の態様の湾曲規制部材は、上記第3の態様の湾曲規制部材において、前記複数の部材片は、各々、前記端縁の近傍に、他の部分よりも、前記収容溝の内側とは反対側に下がった段差が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第5の態様である給電装置は、車体とスライド部材を有する車両において、前記車体と前記スライド部材とを電気的に接続する給電装置であって、前記車体と前記スライド部材との間に配索されるワイヤハーネスと、前記ワイヤハーネスに沿うように配列された上記第3又は第4の湾曲規制部材と、を備えたことを特徴とする。
上記第1の態様である湾曲規制部材用金型では、内金型に設けられた凸部が、外金型の複数の凹部それぞれの内面における内金型側の開口縁部分に接しつつ複数の凹部それぞれの内部に嵌め込まれる。上記の充填空間に樹脂材料が充填されて湾曲規制部材が形成された際には、金型成形によるバリは、外金型の凹部における開口縁部分と、内金型の凸部と、の境界部に浸入した樹脂材料によって形成される。このバリは、充填空間、即ち、湾曲規制部材の各部材片における、ワイヤハーネスの長さ方向の端縁に、上記の収容溝の内側に向かって立ち上がった状態となる。
ここで、湾曲規制部材における異音発生の原因となるようなバリとは、ワイヤハーネスの長さ方向について、各部材片の端縁から、隣の部材片に向かって突出するようなバリである。このようなバリは、隣り合う部材片同士が接触することにより湾曲を規制する際に、隣の部材片や、その部材片に生じたバリ等と干渉して異音の原因となることがある。
上述したように、上記第1の態様の湾曲規制部材用金型によれば、各部材片におけるワイヤハーネスの長さ方向の端縁に生じるバリは、収容溝の内側に向かって立ち上がった状態となる。このため、隣り合う部材片同士が近接しても、上記のように端縁から立ち上がったバリと、隣の部材片や、その部材片に生じたバリとの干渉が抑制され、その結果、異音の発生が抑制される。このように、上記第1の態様の湾曲規制部材用金型によれば、異音の発生が抑制された湾曲規制部材を形成することができる。
また、上記第2の態様の湾曲規制部材用金型によれば、開口縁部分の近傍でのみ複数の凹部それぞれの内部に嵌め込まれる内金型の凸部により、各部材片における端縁の近傍には、他の部分よりも収容溝の内側とは反対側に下がった段差が形成される。このため、上記のように収容溝の内側に向かって立ち上がるバリは、上記のように下がった段差から立ち上がることとなる。その結果、収容溝に収まるワイヤハーネスと上記のバリとの干渉が、段差の深さ分抑制されることとなる。このように、上記第2の態様の湾曲規制部材用金型によれば、金型成形に起因するバリとワイヤハーネスとの干渉の程度を抑制することもできる。
また、上記第3の態様の湾曲規制部材では、各部材片に金型成形に起因するバリが形成されている場合には、当該バリが、収容溝の内側に向かって立ち上がっている。このため、隣り合う部材片同士が近接しても、上記のように端縁から立ち上がったバリと、隣の部材片や、その部材片に生じたバリとの干渉が抑制され、その結果、異音の発生を抑制することができる。
また、上記第4の態様の湾曲規制部材によれば、上記のように収容溝の内側に向かって立ち上がるバリは、上記のように下がった段差から立ち上がることとなる。その結果、収容溝に収まるワイヤハーネスと上記のバリとの干渉が、段差の深さ分抑制されることとなる。このように、上記第4の態様の湾曲規制部材によれば、金型成形に起因するバリとワイヤハーネスとの干渉の程度を抑制することができる。
また、上記第5の態様の給電装置によれば、上記第3又は第4の湾曲規制部材を適用していることから、湾曲規制部材における異音の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態にかかる湾曲規制部材が適用された給電装置を示す図である。 図1に示されている湾曲規制部材を示す図である。 図2に示されている湾曲規制部材の一部を代表例として、この湾曲規制部材の構造を詳細に示す斜視図である。 図3中のV11−V11線断面を示す断面図である。 図1〜図4に示されている湾曲規制部材を形成するための湾曲規制部材用金型を示す模式図である。 図3に示されている部材片について、対向壁の両端縁に形成される段差を強調して示した模式図である。 図5に示されている湾曲規制部材用金型で形成された湾曲規制部材に生じるバリを示す模式図である。 図5に示されている湾曲規制部材用金型と比較するための比較例を示す模式図である。 図8に示されている比較例の湾曲規制部材用金型で形成された湾曲規制部材に生じるバリを示す模式図である。 図7に示されているバリが、各部材片の端縁の近傍の段差から立ち上がることで得られる効果について示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる湾曲規制部材用金型、湾曲規制部材、及び給電装置について説明する。まず、湾曲規制部材及び給電装置について説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる湾曲規制部材が適用された給電装置を示す図である。本実施形態の給電装置1は、車体60とスライドドア50(スライド部材)を有する車両5において、車体60とスライドドア50との間に配索されるワイヤハーネス110を介して電気的に接続する装置である。尚、この図1では、図中右側が車両5の前側に相当し、図中左側が車両5の後側に相当し、図中上側が車両5の外側に相当し、図中下側が車両5の内側に相当する。また、図中上下方向が本実施形態におけるX方向であり、図中左右方向が本実施形態におけるY方向であり、紙面に対する垂直方向がZ方向である。
給電装置1では、車体60に設けられた不図示の電源からスライドドア50に設けられた不図示の電気機器へとワイヤハーネス110を介して電力が供給される。また、この給電装置1では、車体60に設けられた不図示の制御手段とスライドドア50に設けられた不図示の電気機器との間でワイヤハーネス110を介して電気信号の授受も行われる。給電装置1は、ワイヤハーネス110、コルゲートチューブ120、湾曲規制部材130、ドア側保持部140、及び車体側保持部150を備えている。
ワイヤハーネス110は、後で参照する図4に示されているように、複数本の被覆された電線111がテープ等で束ねられたものである。ワイヤハーネス110は、樹脂材料製の可撓性チューブであるコルゲートチューブ120に、ワイヤハーネス110における車体60とスライドドア50との間の部分が通されている。湾曲規制部材130は、コルゲートチューブ120の内面と、ワイヤハーネス110との間に、ワイヤハーネス110を周方向に囲んでワイヤハーネス110に沿うように配置される。湾曲規制部材130については、後で詳細に説明する。
コルゲートチューブ120におけるスライドドア50側の一端がドア側保持部140に、車両5の上下方向であるZ方向を揺動軸方向としてXY平面上で揺動自在に保持されている。ドア側保持部140は、スライドドア50に固定されている。ドア側保持部140に設けられたZ方向に沿ったドア側揺動軸141は、スライドドア50と平行でかつスライドドア50の開閉方向D11(車両5の前後方向であるY方向)と直交する軸となっている。コルゲートチューブ120におけるスライドドア50側の一端は、ドア側保持部140によってドア側揺動軸141回りに揺動自在に保持されている。ドア側保持部140によるコルゲートチューブ120の保持により、ワイヤハーネス110は、そのスライドドア50側の一部がドア側揺動軸141回りにXY平面上で揺動自在に保持されている。ワイヤハーネス110におけるスライドドア50側は、コルゲートチューブ120のスライドドア50側の一端から出ている。さらに、ワイヤハーネス110は、ドア側保持部140の内部の不図示の通路を通ってこのドア側保持部140からも出た後に、スライドドア50の電気機器へと延びている。
他方、コルゲートチューブ120における車体60側の一端が車体側保持部150に、車両5の上下方向であるZ方向を揺動軸方向としてXY平面上で揺動自在に保持されている。車体側保持部150は、車体60に固定されている。車体側保持部150に設けられたZ方向に沿った車体側揺動軸151は、スライドドア50と平行かつスライドドア50の開閉方向D11と直交する軸となっている。コルゲートチューブ120における車体60側の一端は、車体側保持部150によって車体側揺動軸151回りに揺動自在に保持されている。車体側保持部150によるコルゲートチューブ120の保持により、ワイヤハーネス110は、その車体60側の一部が車体側揺動軸151回りにXY平面上で揺動自在に保持されている。ワイヤハーネス110における車体60側は、コルゲートチューブ120の車体60側の一端から出て、さらに、車体側保持部150の内部の不図示の通路を通ってこの車体側保持部150からも出た後に、車体60における不図示の電源や制御手段へと延びている。
スライドドア50の全閉時には、図1に示されているように、車体側保持部150に対してドア側保持部140が車両5の前方側に位置している。そして、コルゲートチューブ120、即ち、その内部のワイヤハーネス110は、車体側保持部150とドア側保持部140との間で略直線状態に延びている。
スライドドア50が車両5の後方へと向かう開方向D111に開かれるときには、その当初の段階で、コルゲートチューブ120のスライドドア50側の一端が次のように揺動する。即ち、この一端が、スライドドア50から離れるとともに開方向D111とは逆方向に車両5の前方側へと向かうようにXY平面上で揺動する。ドア側保持部140には、このような揺動を促すべくコイルバネが設けられている。このコイルバネは、コルゲートチューブ120のスライドドア50側の一端を、スライドドア50から離すとともにスライドドア50の開方向D111とは逆方向に向かわせる付勢方向D12に付勢する。
スライドドア50開放の初期段階における上記のような揺動により、その後のスライドドア50の開方向D111への移動中、即ち、スライドドア50の半開時には、コルゲートチューブ120の内部のワイヤハーネス110は次のように湾曲する。即ち、ワイヤハーネス110は、図1に示されているように、車体側保持部150からドア側保持部140へと、車両5の前方側に凸にXY平面上でU字形状を描いて車体60の外側へと向かうように許容方向D13に曲げられて湾曲する。
尚、以下では特に断らずに、コルゲートチューブ120の内部のワイヤハーネス110を単にワイヤハーネス110と呼ぶことがある。
上記のようなU字形状の湾曲は、例えばワイヤハーネス110をXY平面上でS字形状に湾曲させる場合等と比較して、コルゲートチューブ120やワイヤハーネス110に与える負担が少なくなる。
スライドドア50の開方向D111への移動中は、ワイヤハーネス110のU字形状におけるスライドドア50側の腕が、ドア側保持部140での付勢方向D12の付勢により車両5の前方側へと直線状に延ばされる。このときには、車体60側の腕は車両5の前方側へと直線状に延ばされる。これら各部の振る舞いと、後述する湾曲規制部材130の働きとにより、スライドドア50の移動中におけるワイヤハーネス110のXY平面上でのU字形状が整えられる。
スライドドア50が開方向D111に移動するにつれて、ワイヤハーネス110の、U字形状におけるスライドドア50側の腕が伸長し車体60側の腕が短縮する。そして、車体60側の腕がある程度短くなった段階で、ワイヤハーネス110の車体60側の一端が、車両5の後方側へと搖動方向D15に揺動する。その後は、この状態のまま、スライドドア50が開方向D111に移動して全開状態へと達する。
スライドドア50がこの全開状態から閉方向D112に閉じられる際には、ワイヤハーネス110は、上述したスライドドア50が開かれるときとは逆の動作を辿る。まず、その初期段階で、ワイヤハーネス110の車体60側の一端が上記の搖動方向D15とは逆方向に揺動することで、ワイヤハーネス110がXY平面上でU字形状となる。その後、スライドドア50が閉方向D112に移動を続けてU字形状におけるスライドドア50側の腕がある程度短くなった段階で、ワイヤハーネス110のスライドドア50側の一端が次のように揺動する。即ち、この段階で、ワイヤハーネス110のスライドドア50側の一端が、ドア側保持部140での付勢に抗して、その付勢方向D12とは逆側に、車両5の後方側へと揺動する。その後は、この状態のまま、スライドドア50が閉方向D112に移動して、ワイヤハーネス110が直線状態に延ばされつつ全閉状態へと達する。
ここで、車体60のフロアにおけるスライドドア50側の端部は、一段低くなって、搭乗者が搭乗時に足を掛けるステップ61となっている。スライドドア50の開閉時には、上記のようにU字形状となったワイヤハーネス110の車体60側の腕がXY平面上でステップ61の近傍を通る。
このとき、一般に、車両のスライドドアに取り付けられる給電装置の分野では、スライドドアの開閉時にワイヤハーネスが湾曲するときの車体側への膨らみについては抑えたいとの要望がある。そこで、本実施形態では、ワイヤハーネス110を車体60側へとこのように膨らませるような湾曲を規制するために、ワイヤハーネス110に沿うように配置される湾曲規制部材130が設けられている。この湾曲規制部材130は、ワイヤハーネス110について、XY平面上での湾曲に制限する。そして、湾曲規制部材130は、XY平面上で車体60の外側へとワイヤハーネス110を曲げるような許容方向D13には湾曲を許容する。他方、許容方向D13とは反対側で、車体60の内側へとワイヤハーネス110を曲げるような規制方向D16については、所定の限界状態以上の湾曲を規制する。
図2は、図1に示されている湾曲規制部材を示す図であり、図3は、図2に示されている湾曲規制部材の一部を代表例として、この湾曲規制部材の構造を詳細に示す斜視図である。また、図4は、図3中のV11−V11線断面を示す断面図である。
湾曲規制部材130は、コルゲートチューブ120の内面と、ワイヤハーネス110との間に、ワイヤハーネス110を周方向に囲んでワイヤハーネス110に沿わされて、その湾曲を誘導するように配置される。湾曲規制部材130は、コルゲートチューブ120と略同じ長さを有している。図2には、湾曲規制部材130が円形状に湾曲した状態で示されており、図中上側の端部が車体60側であり、下側の端部がスライドドア50側となっている。
湾曲規制部材130は、ワイヤハーネス110に沿うように配列された複数の部材片131と、これら複数の部材片131を隣接するもの同士連結する連結部132と、を備えている。本実施形態では、複数の部材片131及び連結部132が、樹脂材料によって互いに一体に成型されている。連結部132は、ワイヤハーネス110がこのように湾曲したときにその湾曲形状の内側に位置するようにワイヤハーネス110に沿って配置される可撓性部材である。
複数の部材片131それぞれは、この図3に代表例が示されているように、ワイヤハーネス110を相互間に挟むように互いに対向する一対の対向壁1311と、それら一対の対向壁1311同士を繋ぐ結合壁1312と、を備えている。各部材片131は、これら3つの壁により、ワイヤハーネス110の長さ方向D14と交差する断面の形状が、図3及び図4に示されているように略C字状に形成されている。
複数の部材片131は、各部材片131における対向壁1311の端面1311aが互いに対向するように、ワイヤハーネス110に沿って配列されている。これら複数の部材片131は、一対の対向壁1311を繋ぐ結合壁1312が、ワイヤハーネス110の湾曲形状における内側、即ち、図2及び図3に示されているように許容方向D13への湾曲時における湾曲形状の内側に位置するように配列されている。そして、互いに隣接する部材片131の結合壁1312同士を、連結部132が連結している。
各部材片131では、一対の対向壁1311と結合壁1312とで区画された空間が、湾曲形状の外側に向かって開口し、その内側にワイヤハーネスが収まる収容溝1313となっている。
連結部132は、図3及び図4に示されているように板状の部材であって、図2の許容方向D13とその逆方向との何れにも曲がることができる程度の厚みで薄く形成されている。さらに言えば、湾曲規制部材130は、この板状の連結部132が、図1に示されているXY平面と直交するように配置されている。これにより、この湾曲規制部材130の湾曲はXY平面上に制限され、その結果、ワイヤハーネス110の湾曲もXY平面上に制限されることとなる。
また、湾曲規制部材130における車体60側の端部に位置する部材片131aは、図1に示されている車体側保持部150に、コルゲートチューブ120の端部と一緒に保持されている。他方、湾曲規制部材130における反対側の端部、即ち、スライドドア50側の端部に位置する部材片131bは、図1に示されているドア側保持部140には保持されていない。これにより、この部材片131bは、湾曲規制部材130の湾曲に応じてドア側保持部140に対して接離できるようになっている。車体60側の部材片131aには、車体側保持部150にこの部材片131aを保持させるためのフランジ131a−1が設けられている。
この湾曲規制部材130は、図1に示されているXY平面上での湾曲に制限されるとともに、XY平面上における許容方向D13には湾曲可能となる。そして、湾曲規制部材130は、その許容方向D13とは反対側で車体60の内側へと向かう規制方向D16については、後述する限界状態以上には湾曲不能となっている。
許容方向D13には、図3に示されているように、複数の部材片131のうち湾曲箇所において隣接するもの同士が連結部132とは反対側で互いに離隔しつつ連結部132が曲がることで、湾曲規制部材130が湾曲可能となっている。これにより、ワイヤハーネス110は、この許容方向D13へと曲がるような湾曲が許容される。
他方、規制方向D16については、複数の部材片131のうち湾曲箇所において隣接するもの同士が連結部132とは反対側で互いに当接することで、限界状態以上には湾曲規制部材130が湾曲不能となっている。この湾曲箇所において隣接するもの同士が互いに当接した状態が、規制方向D16への湾曲における限界状態で、湾曲規制部材130は、この限界状態以上に規制方向D16に湾曲することができない。これにより、ワイヤハーネス110は、規制方向D16については、湾曲規制部材130における限界状態以上に曲がるような湾曲が規制されることとなる。
本実施形態では、後述する車体側保持部150の近傍の一部を除いて、複数の部材片131の配列方向(即ち、ワイヤハーネス110の長さ方向D14)について、その中途を含む略全長に亘って、湾曲規制部材130が次のように構成されている。即ち、上記部分の略全長に亘って、湾曲規制部材130が略直線状態にあるときに、隣接する部材片131同士が連結部132とは反対側で互いに当接するように構成されている。つまり、本実施形態では、車体側保持部150の近傍の一部を除く部分については、規制方向D16の限界状態が略直線状態に設定されている。これにより、ワイヤハーネス110において許容方向D13に湾曲する部分以外は略直線形状が維持される。
ここで、図1に示されているように、本実施形態では、規制方向D16について、車体側保持部150におけるワイヤハーネス110の端部のXY平面上での揺動範囲が次のような範囲となっている。即ち、この揺動範囲は、ワイヤハーネス110をスライドドア50の開閉方向D11と平行に向かせる一歩手前でワイヤハーネス110の端部が止まる範囲となっている。このため、本実施形態では、車体側保持部150の近傍の一部については、規制方向D16の湾曲に対する規制を若干緩めて、規制方向D16にある程度までは湾曲できるように湾曲規制部材130が構成されている。これにより、ワイヤハーネス110の車体側保持部150の近傍の一部を規制方向D16に若干湾曲させて、上記のように略直線形状が維持された部分を、スライドドア50の開閉方向D11と平行に向かせることができるようになっている。
湾曲規制部材130の規制方向D16の湾曲における上記のような限界状態は、部材片131の間隔によって調整されている。即ち、湾曲規制部材130が略直線状態となったときの部材片131の間隔を略ゼロとすることで、限界状態が略直線状態に設定される。また、略直線状態となったときにも部材片131の相互間に間隔が開くようにすることで、湾曲規制部材130は略直線状態を超えて部材片131同士が当接する限界状態まで規制方向D16に湾曲可能となり、規制が緩められることとなる。
本実施形態では、このような湾曲規制部材130が樹脂材料で金型成形される。
図5は、図1〜図4に示されている湾曲規制部材を形成するための湾曲規制部材用金型を示す模式図である。
この湾曲規制部材用金型7は、内金型71と、この内金型71を相互間に挟んで配置される一対の外金型72と、を備えている。内金型71は、上記の部材片131における収容溝1313に対応した外面形状を有する。外金型72は、部材片131の外形に対応した内面形状を有する凹部721が複数形成され、内金型71と組み合わされることで、部材片131に対応した樹脂材料の充填空間7aを区画する。この充填空間7aに樹脂材料が充填されて硬化した後、湾曲規制部材用金型7が外されることで湾曲規制部材130が形成される。内金型71は、図5の紙面に対して垂直な引抜き方向D17に引き抜かれ、一対の外金型72は、内金型71から離れる取外し方向D18に外される。
ここで、上記の内金型71には、外金型72の複数の凹部721それぞれの内面における内金型71側の開口縁部分721aに接しつつ複数の凹部721それぞれの内部に嵌め込まれる凸部711が設けられている。そして、この凸部711が、ワイヤハーネス110の長さ方向D14について、開口縁部分721aの近傍でのみ複数の凹部721それぞれの内部に嵌め込まれる形状に形成されている。
この湾曲規制部材用金型7における樹脂材料の充填空間7aの多くを占めるのは、各部材片131の一対の対向壁1311を形成するための部分である。図5には、充填空間7aのうちこの対向壁1311を形成するための部分が模式的に示されている。そして、内金型71の凸部711は、各対向壁1311における、ワイヤハーネス110の長さ方向D14の両端縁に相当する位置に設けられている。これにより、湾曲規制部材130の各部材片131における対向壁1311の両端縁には、図3に示されるように段差1311bが形成される。
図6は、図3に示されている部材片について、対向壁の両端縁に形成される段差を強調して示した模式図である。
図3及びこの図6に示されるように、段差1311bは、部材片131における一対の対向壁1311それぞれの両端縁1311b−1の近傍に形成される。各段差1311bは、各端縁1311b−1の近傍が、他の部分よりも、収容溝1313の内側とは反対側に階段状に下がった形状となっている。上述した内金型71の凸部711は、この対向壁1311の両端縁1311b−1の近傍の段差1311bに対応したものである。
ここで、図5に示されている本実施形態の湾曲規制部材用金型7では、内金型71の凸部711が、外金型72の凹部721の内面における内金型側の開口縁部分721aに接しつつ凹部721の内部に嵌め込まれる。ここで、湾曲規制部材用金型7の充填空間7aに樹脂材料が充填されて湾曲規制部材130が形成される際には、充填された樹脂材料が、外金型72の凹部721における開口縁部分721aと、内金型71の凸部711と、の境界部に浸入する可能性がある。このように浸入した樹脂材料が硬化すると、湾曲規制部材130に次のようなバリが形成されることとなる。
図7は、図5に示されている湾曲規制部材用金型で形成された湾曲規制部材に生じるバリを示す模式図である。
上記の境界部に浸入した樹脂材料によるバリ131cは、充填空間7a、即ち、湾曲規制部材130の各部材片131における、ワイヤハーネス110の長さ方向D14の端縁に形成される。より具体的には、一対の対向壁1311それぞれにおける、長さ方向D14の両端縁1311b−1に形成される。また、このバリ131cは、両端縁1311b−1の近傍の段差1311bから、ワイヤハーネス110の収容溝1313の内側に向かって立ち上がった状態となる。
図8は、図5に示されている湾曲規制部材用金型と比較するための比較例を示す模式図であり、図9は、図8に示されている比較例の湾曲規制部材用金型で形成された湾曲規制部材に生じるバリを示す模式図である。
図8に示されている比較例の湾曲規制部材用金型8は、図5に示されている湾曲規制部材用金型7と同様に、内金型81と、この内金型81を相互間に挟んで配置される一対の外金型82と、を備えている。外金型82は凹部821が複数形成され、内金型81と組み合わされることで樹脂材料の充填空間8aが区画される。ただし、この比較例の湾曲規制部材用金型8は、内金型81に、外金型82の凹部821に嵌め込まれる凸部が形成されていない点が、図5に示されている湾曲規制部材用金型7と異なっている。
この充填空間8aに樹脂材料が充填されて硬化すると、図9に示されているような比較例の湾曲規制部材930が形成される。この比較例の湾曲規制部材930は、図7に示されている湾曲規制部材130と同様に、一対の対向壁9311を有する複数の部材片931を備えている。ただし、この比較例の湾曲規制部材930では、内金型81に上記の凸部が形成されていないので、ワイヤハーネスの長さ方向D94の両端縁9311b−1の近傍には段差が形成されていない。
ここで、比較例の湾曲規制部材用金型8の充填空間8aに樹脂材料が充填されて比較例の湾曲規制部材930が形成される際には、充填された樹脂材料が、外金型82の凹部821における開口の周囲と、内金型81の表面と、の境界部に浸入する可能性がある。このように浸入した樹脂材料が硬化すると、比較例の湾曲規制部材930には、図9に示されている次のようなバリが形成されることとなる。このバリ931cは、各対向壁9311それぞれにおける、ワイヤハーネスの長さ方向D94の両端縁9311b−1に形成される。そして、このバリ931cは、各端縁1311b−1から隣の部材片931に向かって突出した状態となる。このようなバリ931は、比較例の湾曲規制部材930において隣り合う部材片931同士が接触することにより湾曲を規制する際に、隣の部材片931や、その部材片931に生じたバリ931c等と干渉して異音の原因となることがある。
これに対し、図5に示されている本実施形態の湾曲規制部材用金型7によれば、図7に示されているように、各部材片131の端縁1311b−1に生じるバリ131cは、収容溝1313の内側に向かって立ち上がった状態となる。このため、隣り合う部材片131同士が近接しても、上記のように端縁1311b−1から立ち上がったバリ131cと、隣の部材片131や、その部材片131に生じたバリ131cとの干渉が抑制され、その結果、異音の発生が抑制される。このように、本実施形態の湾曲規制部材用金型7によれば、異音の発生が抑制された湾曲規制部材130を形成することができる。
また、本実施形態の湾曲規制部材用金型7によれば、開口縁部分721aの近傍でのみ凹部721の内部に嵌め込まれる内金型71の凸部711により、各部材片131における端縁1311b−1の近傍には段差1311bが形成される。このため、バリ131cは段差1311bから立ち上がることとなる。バリ131cがこのような段差1311bから立ち上がることで、次のような効果を得ることができる。
図10は、図7に示されているバリが、各部材片の端縁の近傍の段差から立ち上がることで得られる効果について示す模式図である。
バリ131cが、各部材片131、即ち、その対向壁1311の端縁1311b−1の近傍の段差1311bから立ち上がることで、収容溝1313に収まるワイヤハーネス110とバリ131cとの干渉が、段差1311bの深さ分抑制されることとなる。このように、本実施形態の湾曲規制部材用金型7によれば、金型成形に起因するバリ131cとワイヤハーネス110との干渉の程度を抑制することもできる。
また、内金型71の凸部711の高さ、つまりは、形成される各部材片131での段差1311bの深さを、バリ131cについて想定される高さ以上に設定することで、バリ131cとワイヤハーネス110との干渉を略回避することもできる。
そして、湾曲規制部材用金型7で形成される本実施形態の湾曲規制部材130では、隣り合う部材片131同士が近接しても、バリ131cと隣の部材片131やバリ131c同士の干渉が抑制され、その結果、異音の発生を抑制することができる。
また、本実施形態の湾曲規制部材130によれば、ワイヤハーネス110とバリ131cとの干渉が、段差1311bの深さ分抑制することができる。
また、このような湾曲規制部材130を適用した図1に示されている本実施形態の給電装置1によれば、湾曲規制部材130における異音の発生を抑制することができ、ワイヤハーネス110とバリ131cとの干渉についても抑制することができる。
尚、以上に説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の湾曲規制部材用金型、湾曲規制部材、及び給電装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、本発明にいうスライド部材の一例として、スライドドア50が例示されている。しかしながら、本発明にいうスライド部材はこれに限るものではなく、車体に対してスライド移動するものであれば、例えばスライドシート等であってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう湾曲規制部材用金型について、湾曲規制部材130を、全体としてどのような形状で金型成形するかについては特に言及せずに湾曲規制部材用金型7が例示されている。この点につき、本発明にいう湾曲規制部材用金型は、例えば図2等に示されているように、円形状に金型成形するものであってもよく、あるいは、S字状に金型成形するもの等であってもよい。本発明にいう湾曲規制部材用金型は、湾曲規制部材の具体的な形成形状については問うものではない。
また、上述した実施形態では、本発明にいう湾曲規制部材の一例として、コルゲートチューブ120の内面とワイヤハーネス110との間に配置される湾曲規制部材130が例示されている。しかしながら、本発明にいう湾曲規制部材はこれに限るものではない。本発明にいう湾曲規制部材は、ワイヤハーネスに沿って配置されるものであれば、例えば、コルゲートチューブ等は用いずに、ワイヤハーネスにテープや結束バンド等で取り付けられるもの等であってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう部材片の一例として、図7等に示されているように、平面視で略T字状の対向壁1311と、T字の縦棒に相当する幅狭の部分を繋ぐ結合壁1312と、を備えた部材片131が例示されている。しかしながら、本発明にいう部材片はこれに限るものではない。本発明にいう部材片は、ワイヤハーネスに沿うように配列され、内側にワイヤハーネスが収まる収容溝が各々に設けられたものであれば、各部の具体的な形状を問うものではない。
1 給電装置
5 車両
7 湾曲規制部材用金型
7a 充填空間
50 スライドドア(スライド部材)
60 車体
71 内金型
72 外金型
110 ワイヤハーネス
120 コルゲートチューブ
130 湾曲規制部材
131 部材片
131c バリ
132 連結部
711 凸部
721 凹部
721a 開口縁部分
1311 対向壁
1311b 段差
1311b−1 端縁
1312 結合壁
1313 収容溝

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスに沿うように配列され、前記ワイヤハーネスが収まる収容溝が各々に設けられた複数の部材片と、隣り合う前記部材片同士を連結する可撓性の連結部と、を備え、前記隣り合う部材片同士が接触することにより所定の平面上での前記ワイヤハーネスの湾曲を規制する湾曲規制部材を、樹脂材料で形成するための湾曲規制部材用金型であって、
    前記複数の部材片の前記収容溝に対応した外面形状を有する内金型と、
    前記複数の部材片それぞれの外形に対応した内面形状を有する複数の凹部が形成され、前記内金型と組み合わされることで、前記複数の部材片それぞれに対応した前記樹脂材料の充填空間を区画する外金型と、を備え、
    前記内金型には、前記外金型の前記複数の凹部それぞれの内面における前記内金型側の開口縁部分に接しつつ前記複数の凹部それぞれの内部に嵌め込まれる凸部が設けられていることを特徴とする湾曲規制部材用金型。
  2. 前記凸部が、前記ワイヤハーネスの長さ方向について、前記開口縁部分の近傍でのみ前記複数の凹部それぞれの内部に嵌め込まれる形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の湾曲規制部材用金型。
  3. ワイヤハーネスに沿うように配列され、前記ワイヤハーネスが収まる収容溝が各々に設けられた複数の部材片と、
    隣り合う前記部材片同士を連結する可撓性の連結部と、を備え、
    前記隣り合う部材片同士が接触することにより所定の平面上での前記ワイヤハーネスの湾曲を規制する、樹脂材料で金型成形された湾曲規制部材であって、
    前記複数の部材片それぞれにおける、前記ワイヤハーネスの長さ方向の端縁に、金型成形に起因するバリが形成されている場合には、当該バリが、前記収容溝の内側に向かって立ち上がっていることを特徴とする湾曲規制部材。
  4. 前記複数の部材片は、各々、前記端縁の近傍に、他の部分よりも、前記収容溝の内側とは反対側に下がった段差が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の湾曲規制部材。
  5. 車体とスライド部材を有する車両において、前記車体と前記スライド部材とを電気的に接続する給電装置であって、
    前記車体と前記スライド部材との間に配索されるワイヤハーネスと、
    前記ワイヤハーネスに沿うように配列された請求項3又は4に記載の湾曲規制部材と、を備えたことを特徴とする給電装置。
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