JP6796360B2 - パワーモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、パワー素子等が1つのパッケージに収容されたパワーモジュールに関するものである。
パワーモジュールを構成するパワー半導体素子としては、例えば、パワーMOSFET(以下単に「パワーMOS」という。)、絶縁制御型バイポーラ・トランジスタ(以下「IGBT」という。)、窒化ガリウム(GaN)パワーデバイス、炭化珪素(SiC)パワーデバイス等のパワートランジスタが知られている。
特許文献1には、IGBTを用い、交流モータ等の誘導性負荷を駆動制御する半導体装置において、誘導性負荷に流れる電流を正確に検出することができる電流検出機能付き半導体装置の技術が記載されている。
特許文献2には、絶縁ゲート型スイッチング素子として例えばIGBTを用いたパワーモジュールとしての駆動回路において、消費電流を低減するために、カレントミラーを用いた定電流源、切替回路、及び電流モード選択回路を有する駆動回路の技術が記載されている。
図5は、従来のNチャネル型パワーMOSの概略を示す等価回路図である。
Nチャネル型パワーMOS1は、ゲートG、ドレインD、及びソースSの3つの電極を有している。Nチャネル型パワーMOS1のドレイン・ソースには、例えば、負荷回路6側の負荷抵抗Rlと電源電圧Vddを出力する電源Eと、が直列に接続される。このNチャネル型パワーMOS1では、ゲートGに印加されるゲート電圧Vgが上昇して閾値電圧Vthを超えると、ドレイン・ソース間がターンオンし、ゲート電圧Vgが低下して閾値電圧Vthを下回ると、ドレイン・ソース間がターンオフする。
ゲートG、ドレインD及びソースSには、寄生容量や寄生インダクタンス等が存在している。例えば、ゲート・ドレイン間には寄生容量Cgdが、ゲート・ソース間には寄生容量Cgsが、及び、ドレイン・ソース間には寄生容量Cdsが、それぞれ存在している。又、ドレインD側には寄生インダクタンスLdが、ソースS側には寄生インダクタンスLsがそれぞれ存在している。
スイッチング特性に大きく影響するのは、ゲート・ドレイン間の寄生容量Cgdである。ゲート・ドレイン間の寄生容量Cgdは、ドレイン・ソース間電圧Vdsがゲート・ソース間電圧Vgs以下になると、例えば、約10倍に急激に上昇する。パワーMOS1の各容量には、次式(1)のような関係式が成り立つ。
入力容量Ciss≒Cgd+Cgs
帰還容量Crss≒Cgd
出力容量Coss≒Cgd+Cds・・・・(1)
パワーMOS1は、電圧制御型素子であるため、オン状態又はオフ状態を保持する時は駆動電流を必要としないが、スイッチング動作を行う時は、そのたびに入力容量Cissに対して充放電電流が流れる。
図6は、図5の負荷抵抗Rlに対するパワーMOS1のスイッチング動作波形図である。
図5のパワーMOS1では、ドレイン・ソース間電圧Vdsが高(以下「H」という。)レベルから低(以下「L」という。)レベルに立ち下がると(即ち、ドレイン電流IdがLレベルからHレベルに立ち上がると)、ターンオンし、ドレイン・ソース間電圧VdsがLレベルからHレベルに立ち上がると(即ち、ドレイン電流IdがHレベルからLレベルに立ち下がると)、ターンオフする。
ここで、ターンオン時間trは、ドレイン・ソース間電圧Vdsの立ち下がり波形において、立ち下がり開始から90%の時刻と、立ち下がり終了前の10%の時刻と、の間の時間である。更に、ターンオフ時間tfは、ドレイン・ソース間電圧Vdsの立ち上がり波形において、立ち上がり開始から10%の時刻と、立ち上がり終了前の90%の時刻と、の間の時間である。
ドレイン・ソース間電圧Vdsの立ち下がりとドレイン電流Idの立ち上がりとの交差箇所のハッチング領域と、ドレイン・ソース間電圧Vdsの立ち上がりとドレイン電流Idの立ち下がりとの交差箇所のハッチング領域と、はオン/オフの切り替え時に発生するスイッチング損失Sloss(=Vds×Id)である。ドレイン・ソース間電圧Vdsの立ち上がり時には、寄生インダクタンスLd,Lsの影響により、過電圧のサージ電圧Vdsg[=(Ld+Ls)×di/dt、但し、di/dtはスイッチング時間]が発生することがある。
図7は、図5のパワーMOS1の電気的・熱的特性(ケース温度Tc=25℃)の一例を示すデータシート図である。ケース温度Tcとは、パワーMOS1を収容するパッケージであるケースの温度である。
図7において、ドレイン・ソース間オン抵抗Ronは、ドレイン電流Id=25A、及びゲート・ソース間電圧Vgs=10Vの場合、規格値として標準値TYP=6.9mΩ、最大値MAX=8.7mΩである。ゲート閾値電圧Vthは、ドレイン電流Id=1mA、及びドレイン・ソース間電圧Vds=10Vの場合、規格値として最小値MIN=2.0V、標準値TYP=3.0V、最大値MAX=4.0Vである。
ドレイン・ソース間電圧Vds=25V、ゲート・ソース間電圧Vgs=0V、及び動作周波数f=1MHzの場合、入力容量Cissは、規格値として標準値TYP=5880pFであり、帰還容量Crssは、規格値として標準値TYP=250pFであり、更に、出力容量Cossは、規格値として標準値TYP=530pFである。
又、ドレイン電流Id=25A、負荷抵抗Rl=2Ω、電源電圧Vdd=50V、ゲート抵抗Rg=0Ω、(+)側ゲート・ソース間電圧Vgs(+)=10V、及び(−)側ゲート・ソース間電圧Vgs(−)=0Vの場合、ターンオン時間trは、規格値として標準値TYP=28nsであり、ターンオフ時間tfは、規格値として標準値TYP=49nsである。
特開2003−299363号公報 国際公開WO2012−153459号公報
従来のパワーMOS1等のパワー半導体素子を用いたパワーモジュールでは、次の(a)、(b)のような課題があった。
(a) パワーMOS1の電気的・熱的特性を示す図7のデータシートにおいて、ターンオン時間tr及びターンオフ時間tfの規格値として標準値TYPのみが規定されている場合(例えば、ターンオン時間trの標準値TYPが28ns、ターンオフ時間tfの標準値TYPが49ns)、装置設計上の最大値MAX/最小値MINの規格値が無いため、モジュールの最悪(ワースト)設計ができない。つまり、図6のスイッチング動作波形において、スイッチング損失Sloss(=Vds×Id)とサージ電圧Vdsg[=(Ld+Ls)×di/dt]のワースト値が分からない。
仮に、ターンオン時間tr/ターンオフ時間tfの最大値MAX/最小値MINが規格化できたとしても、パワーMOS1の製造ばらつきのため、一般的には、標準値TYP(例えば、tr=28ns、tf=49ns)に対し、最大値MAX/最小値MINが−50%/+100%の範囲となる。パワーモジュールの設計において、その値をそのまま使用すると、スイッチング損失Slossのワースト値が標準値TYPの2倍となり、放熱設計も2倍を想定しなければならない。又、ターンオン時間tr/ターンオフ時間tfの最小値MINについては、寄生インダクタンスLd,Lsによって発生するサージ電圧Vdsgが標準値TYPに対して2倍となるため、パワーMOS1の電圧定格オーバや電磁妨害ノイズ(Electro-Magnetic Interference noise;EMIノイズ)の悪化が懸念される。
(b) 図7のデータシートにおいて、パワーMOS1のオン時(導通時)のオン抵抗Ronは、オン/オフ動作等によってケース温度Tcが上がると大きくなり、ケース温度Tcが下がると小さくなる特性を有している。そのため、パワーMOS1のオン/オフ動作によってケース温度Tcが高くなると、モジュール損失(つまり導通損失)Rlossが大きくなるので、スイッチング損失Slossと導通損失Rlossとの合計である総合損失が大きくなる、という課題がある。
本発明のパワーモジュールは、パワー半導体素子、第1定電流回路、第1スイッチ、第2定電流回路、第2スイッチ、及び温度補償回路を備えている。
ここで、前記パワー半導体素子は、第1電極と、第2電極と、制御電圧が印加されると前記第1電極及び前記第2電極間をオン/オフ動作する制御電極と、を有し、前記制御電極に生じる寄生容量からなる入力容量に第1制御駆動電流が注入されとターンオンし、前記入力容量の蓄積電荷が放電されて第2制御駆動電流が放出されるとターンオフするスイッチング素子である。前記第1定電流回路は、入力される第1基準電圧に対応した一定の前記第1制御駆動電流を流す回路である。前記第1スイッチは、駆動信号によりオン/オフ動作し、オン状態の時に前記第1制御駆動電流を前記入力容量へ注入するスイッチである。
前記第2定電流回路は、入力される第2基準電圧に対応した一定の前記第2制御駆動電流を流す回路である。前記第2スイッチは、前記駆動信号により、前記第1スイッチがオン状態の時にオフ状態になり、前記第1スイッチがオフ状態の時にオン状態になって、前記第2制御駆動電流を接地側へ放出するスイッチである。更に、前記温度補償回路は、前記パワー半導体素子の動作温度を検出し、この温度検出結果に応じて前記第1基準電圧及び/又は前記第2基準電圧を変化させる回路である。
前記温度補償回路は、前記パワー半導体素子の動作温度を検出して前記温度検出結果を出力する温度検出素子(例えば、サーミスタ又は感温ダイオードを含む感温素子)と、前記温度検出結果に基づいて変化する前記第1基準電圧及び/又は前記第2基準電圧を供給する基準電圧供給回路と、を有している。
前記基準電圧供給回路は、例えば、前記温度検出結果に基づいて変化する前記第1基準電圧及び/又は前記第2基準電圧を供給する基準電源により構成されている。又、前記基準電圧供給回路は、例えば、電源電圧が印加される前記温度検出素子に対して、直列に接続された分圧抵抗により構成されている。
前記第1定電流回路は、第1駆動電流に比例した前記第1制御駆動電流を流す1段又は複数段の第1カレントミラー回路と、前記第1駆動電流を検出してこれに対応する第1駆動電圧を生成し、前記第1駆動電圧を前記第1基準電圧に追従させて前記第1駆動電流を変化させる第1誤差増幅回路と、を有している。
前記第2定電流回路は、第2駆動電流に比例した前記第2制御駆動電流を流す1段又は複数段の第2カレントミラー回路と、前記第2駆動電流を検出してこれに対応する第2駆動電圧を生成し、前記第2駆動電圧を前記第2基準電圧に追従させて前記第2駆動電流を変化させる第2誤差増幅回路2と、を有している。
本発明のパワーモジュールによれば、次の(A)、(B)のような効果がある。
(A) 第1定電流回路及び第2定電流回路を有しているので、パワー半導体素子のばらつきに応じて第1基準電圧及び/又は第2基準電圧を調整することにより、ターンオン時間/ターンオフ時間の最大値/最小値における初期のばらつきを改善できる。これにより、スイッチング損失とサージ電圧のばらつきの少ないパワーモジュールを実現できる。
(B) 温度補償回路を有しているので、パワー半導体素子の動作温度の変化に応じてターンオン時間/ターンオフ時間が調整される。これにより、総合損失(=スイッチング損失+導通損失)の温度変動が少ないパワーモジュールを実現できる。
本発明の実施例1におけるパワーモジュールの原理を示す概略の回路図 本発明の実施例1における図1のパワーモジュールの構成例を示す回路図 図2のパワーモジュール10の動作を示す電圧・電流波形図 本発明の実施例2におけるパワー半導体素子としてのIGBTの概略を示す等価回路図 従来のNチャネル型パワーMOSの概略を示す等価回路図 図5の負荷抵抗Rlに対するパワーMOS1のスイッチング動作波形図 図5のパワーMOS1の電気的・熱的特性(ケース温度Tc=25℃)の一例を示すデータシート図
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1におけるパワーモジュールの原理を示す概略の回路図である。
このパワーモジュール10は、パワー半導体素子等を収容するパッケージ10aを有している。パッケージ10aは、高耐熱性・高絶縁性の樹脂やセラミックス等により形成されている。このパッケージ10aには、直流の電源電圧VDDを入力する(+)側電源端子11a、接地側の(−)側電源端子11b、直流の第1基準電圧Vtrを入力する制御端子12a、直流の第2基準電圧Vtfを入力する制御端子12b、駆動信号(例えば、ゲートパルス)Pgを入力する制御端子13、(+)側出力端子14a、及び接地側の(−)側出力端子14bが設けられている。
パッケージ10a内には、第1定電流回路20、第2定電流回路30、第1スイッチ41、第2スイッチ42、及びパワー半導体素子(例えば、Nチャネル型パワーMOS)43が収容されている。第1定電流回路20、第1スイッチ41、第2スイッチ42、及び第2定電流回路30は、(+)側電源端子11aと(−)側電源端子11bとの間に直列に接続されている。第1スイッチ41と第2スイッチ42との接続点には、パワーMOS43の制御電極としてのゲートが接続されている。パワーMOS43の第1電極としてのドレインは(+)側出力端子14aに接続され、パワーMOS43の第2電極としてのソースが(−)側出力端子14bに接続されている。
第1定電流回路20は、制御端子12aから入力される第1基準電圧Vtrに対応した一定の第1制御駆動電流I41を第1スイッチ41側へ流す回路である。第1基準電圧Vtrは、パワーMOS43のターンオン時間trを調整するための電圧である。第2定電流回路30は、制御端子12bから入力される第2基準電圧Vtfに対応した一定の第2制御駆動電流I42を接地側へ流す回路である。第2基準電圧Vtfは、パワーMOS43のターンオン時間tfを調整するための電圧である。
第1スイッチ41は、制御端子13から入力されるゲートパルスPgによりオン/オフ動作し(例えば、ゲートパルスPgのLレベルによりオン状態、Hレベルによりオフ状態になり)、オン状態の時に、第1定電流回路20からの第1制御駆動電流I41を、パワーMOS43のゲートを通してその寄生容量からなる入力容量Cissへ注入するものである。第2スイッチ42は、制御端子13から入力されるゲートパルスPgにより、第1スイッチ41がオン状態の時にオフ状態(例えば、ゲートパルスPgのLレベルによりオフ状態)になり、第1スイッチ41がオフ状態の時にオン状態(例えば、ゲートパルスPgのHレベルによりオン状態)になって、パワーMOS43のゲートからの第2制御駆動電流I42を、第2定電流回路30側へ放出するものである。
パワーMOS43は、ゲートに生じる入力容量Cissに第1制御駆動電流I41が注入され、その入力容量Cissに掛かる制御電圧としてのゲート電圧Vgが上昇して閾値電圧Vthを超えるとターンオンし、その入力容量Cissの蓄積電荷が放電されて第2制御駆動電流I42が放出され、その入力容量Cissに掛かるゲート電圧Vgが低下して閾値電圧Vthを下回るとターンオフするスイッチング素子である。
(+)側電源端子11aと(−)側電源端子11bとの間には、電源電圧VDDを印加するためのゲートドライブ用電源50が接続される。パッケージ10a内のパワーMOS43の近傍には、温度検出素子51が設けられている。温度検出素子51は、パワーMOS43の動作温度を検出して温度検出結果としての温度検出信号S51を出力する素子であり、例えば、温度を電気量に変換して温度検出信号S51を出力するサーミスタ、感温ダイオード等の感温素子により構成されている。
温度検出素子51は、基準電圧供給回路(例えば、ターンオン時間(tr)調整用の基準電源52)を介して、制御端子12aに接続されると共に、他の基準電圧供給回路(例えば、ターンオフ時間(tf)調整用の基準電源53)を介して、制御端子12bに接続される。ターンオン時間(tr)調整用の基準電源52は、温度検出信号S51に基づいて変化する第1基準電圧Vtrを供給するものである。ターンオフ時間(tf)調整用の基準電源53は、温度検出信号S51に基づいて変化する第2基準電圧Vtfを供給するものである。これらの温度検出素子51及び基準電源52,53により、温度補償回路が構成されている。
又、(+)側出力端子14a及び(−)側出力端子14bには、負荷回路60が接続される。負荷回路60は、例えば、負荷抵抗61及び直流の駆動電源62等を有し、これらが(+)側出力端子14aと(−)側出力端子14bとの間に直列に接続されている。
図2は、本発明の実施例1における図1のパワーモジュールの構成例を示す回路図である。
図2のパワーモジュール10において、第1定電流回路20は、1段の第1カレントミラー回路21と第1誤差増幅回路22とによって構成されている。第1カレントミラー回路21は、入力側に流れる第1駆動電流I21aに比例した第1制御駆動電流I41を出力側に流す回路である。第1誤差増幅回路22は、第1カレントミラー回路21の入力側に流れる第1駆動電流I21aを検出してこれに対応する第1駆動電圧V22bを生成し、この第1駆動電圧V22bを、制御端子12aから入力される第1基準電圧Vtrに追従させて、第1カレントミラー回路21の入力側に流れる第1駆動電流I21aを変化させる回路である。
第1カレントミラー回路21は、トランジスタサイズが1:x(例えば、1:100)の一対のトランジスタ(例えば、Pチャネル型MOSFET、以下「PMOS」という。)21a,21bにより構成されている。一対のPMOS21a,21bは、ゲートが共通に接続され、それらのソースが(+)側電源端子11aに対して並列に接続されている。PMOS21aのドレインは、PMOS21a,21bのゲートに接続されている。
第1誤差増幅回路22は、第1駆動電流I21aの電流値を変化させるトランジスタ(例えば、Nチャネル型MOSFET、以下「NMOS」という。)22aと、第1駆動電流I21aを検出してこれに対応する第1駆動電圧V22bを生成する抵抗22bと、演算増幅器(以下「オペアンプ」という。)22cと、により構成されている。PMOS21aのドレイン及びPMOS21a,21bのゲートと接地側との間には、NMOS22aのドレイン・ソースと抵抗22bとが直列に接続されている。NMOS22aのソースは、オペアンプ22cの(−)側入力端子に接続され、そのNMOS22aのゲートがオペアンプ22cの出力端子に接続されている。オペアンプ22cは、(+)側入力端子が制御端子12aに接続され、(−)側入力端子に入力される第1駆動電圧V22bを、(+)側入力端子に入力される第1基準電圧Vtrに追従させて、NMOS22aに流れる第1駆動電流I21aを変化させる機能を有している。
第2定電流回路30は、2段の第2カレントミラー回路31と第2誤差増幅回路32とによって構成されている。第2カレントミラー回路31は、入力側に流れる第2駆動電流I31aに比例した第2制御駆動電流I42を出力側に流す回路である。第2誤差増幅回路32は、第2カレントミラー回路31の入力側に流れる第2駆動電流I31aを検出してこれに対応する第2駆動電圧V32bを生成し、この第2駆動電圧V32bを、制御端子12bから入力される第2基準電圧Vtfに追従させて、第2カレントミラー回路31の入力側に流れる第2駆動電流I31aを変化させる回路である。
第2カレントミラー回路31は、トランジスタサイズが1:1の一対の前段側のトランジスタ(例えば、PMOS)31a,31bと、トランジスタサイズが1:x(例えば、1:100)の一対の後段側のトランジスタ(例えば、NMOS)31c,31dと、により構成されている。
前段側のPMOS31a,31bは、ゲートが共通に接続され、それらのソースが(+)側電源端子11aに対して並列に接続されている。PMOS31aのドレインは、PMOS31a,31bのゲートに接続されている。後段側のNMOS31c,31dは、ゲートが共通に接続され、そのゲートがPMOS31bのドレイン及びNMOS31cのドレインに接続されている。NMOS31c,31dのソースは、(−)側電源端子11bに対して並列に接続されている。
第2誤差増幅回路32は、第2駆動電流I31aの電流値を変化させるトランジスタ(例えば、NMOS)32aと、第2駆動電流I31aを検出してこれに対応する第2駆動電圧V32bを生成する抵抗32bと、オペアンプ32cと、により構成されている。PMOS31aのドレイン及びPMOS31a,31bのゲートと接地側の(−)側電源端子11bとの間には、NMOS32aのドレイン・ソースと抵抗32bとが直列に接続されている。NMOS32aのソースは、オペアンプ32cの(−)側入力端子に接続され、そのNMOS32aのゲートがオペアンプ32cの出力端子に接続されている。オペアンプ32cは、(+)側入力端子が制御端子12bに接続され、(−)側入力端子に入力される第2駆動電圧V32bを、(+)側入力端子に入力される第2基準電圧Vtfに追従させて、NMOS32aに流れる第2駆動電流I31aを変化させる機能を有している。
第1スイッチ41及び第2スイッチ42は、相補的にオン/オフ動作する相補型トランジスタ(例えば、直列に接続されたPMOS41a及びNMOS42aからなるCMOSトランジスタ)により構成されている。制御端子13は、バッファ15を介して、PMOS41a及びNMOS42aのゲートに共通に接続されている。PMOS41aのドレイン及びNMOS42aのドレインは、相互に接続され、この接続点が、パワーMOS43のゲートに接続されている。
温度検出素子51は、(+)側電源端子11aに並列に接続された2つの感温素子51a,51bにより構成されている。2つの感温素子51a,51bは、パッケージ10aの温度であるケース温度Tcを検出し、この温度検出に応じて該感温素子51a,51bの大きさが変化する素子であり、例えば、温度上昇と共に抵抗値が低下する負特性(NTC)サーミスタにより構成されている。
一方の感温素子51aに接続されるターンオン時間(tr)調整用の基準電源52は、例えば、2つの分圧抵抗52a,52bにより構成されている。感温素子51aと2つの分圧抵抗52a,52bとは、(+)側電源端子11aと(−)側電源端子11bとの間に直列に接続され、その2つの分圧抵抗52a,52bの接続点が、制御端子12aに接続される。同様に、他方の感温素子51bに接続されるターンオフ時間(tf)調整用の基準電源53は、例えば、2つの分圧抵抗53a,53bにより構成されている。感温素子51bと2つの分圧抵抗53a,53bとは、(+)側電源端子11aと(−)側電源端子11bとの間に直列に接続され、その2つの分圧抵抗53a,53bの接続点が、制御端子12bに接続される。
(図2のパワーモジュールの動作)
図3は、図2のパワーモジュール10の動作を示す電圧・電流波形図である。
図3の横軸は時間t、縦軸はパワーMOS43におけるソース・ドレイン間電圧Vds波形の電圧値、及びそのパワーMOS43におけるドレイン電流Id波形の電流値である。パワーMOS43の電気的・熱的特性には、素子によってはばらつきがあるため、例えば、ターンオン時間trの最低値tr_minは50ns、最大値tr_maxは200ns、及び標準値tr_typは100nsである。同様に、ターンオフ時間tfの最低値tf_minは50ns、最大値tf_maxは200ns、及び標準値tf_typは100nsである。ドレイン・ソース間電圧Vdsの立ち下がりとドレイン電流Idの立ち上がりとの交差箇所のハッチング領域と、ドレイン・ソース間電圧Vdsの立ち上がりとドレイン電流Idの立ち下がりとの交差箇所のハッチング領域と、はオン/オフの切り替え時に発生するスイッチング損失Sloss(=Vds×Id)である。ドレイン・ソース間電圧Vdsの立ち上がり時には、寄生インダクタンスLd,Lsの影響により、過電圧のサージ電圧Vdsg[=(Ld+Ls)×di/dt]が発生することがある。
例えば、パワーMOS43の規格値において、ターンオン時間tr及びターンオフ時間tfが標準値tr_typ(=50ns),tf_typ(=50ns)の場合には、以下のように動作する。
制御端子13に印加されるゲートパルスPgがLレベルの場合、これがバッファ15で駆動されてPMOS41a及びNMOS42aのゲートに供給される。すると、PMOS41aがオンする共に、NMOS42aがオフする。
オペアンプ22cは、制御端子12aに印加された第1基準電圧Vtrと、抵抗22bで検出された第1駆動電圧V22bと、の誤差を求め、この誤差が減少するように(つまり、第1駆動電圧V22bが第1基準電圧Vtrに追従するように)、NMOS22aをゲート制御して、(+)側電源端子11a→PMOS21a→NMOS22a→抵抗22b→接地側、へ流れる第1駆動電流I21aを変化させる。変化した第1駆動電流I21aは、一対のPMOS21a,21bからなる第1カレントミラー回路21により、例えば、100倍に増幅され、この増幅された第1制御駆動電流I41が、(+)側電源端子11a→PMOS21bのソース・ドレイン→PMOS41aのソース・ドレイン→パワーMOS43のゲート、へ流れる。
第1制御駆動電流I41がパワーMOS43のゲートに流れると、その第1制御駆動電流I41がパワーMOS43の入力容量Cissに注入され、そのパワーMOS43のゲート電圧Vgが上昇する。ゲート電圧Vgが上昇してパワーMOS43の閾値電圧Vthを超えると、このパワーMOS43が、所定のターンオン時間(標準値のターンオン時間tr_typ=100ns)をおいてターンオンする。パワーMOS43がターンオンすると、負荷回路60内の駆動電源62→負荷抵抗61→パワーMOS43、へ駆動電流が流れて負荷回路60が動作する。
制御端子13に印加されるゲートパルスPgがHレベルになると、これがバッファ15で駆動されて、PMOS41aがオフする共にNMOS42aがオンする。
オペアンプ32cは、制御端子12bに印加された第2基準電圧Vtfと、抵抗32bで検出された第2駆動電圧V32bと、の誤差を求め、この誤差が減少するように(つまり、第2駆動電圧V32bが第2基準電圧Vtfに追従するように)、NMOS32aをゲート制御して、(+)側電源端子11a→PMOS31a→NMOS32a→抵抗32b→(−)側電源端子11b、へ流れる第2駆動電流I31aを変化させる。変化した第2駆動電流I31aは、第2カレントミラー回路31における前段のPMOS31a,31b対によって1:1に変換された後、後段のNMOS31c,31d対により、例えば、100倍に増幅され、この増幅された第2制御駆動電流I42が、パワーMOS43のゲート→NMOS42aのドレイン・ソース→NMOS31dのドレイン・ソース→(−)側電源端子11b、へ流れてパワーMOS43の入力容量Cissに蓄積された電荷が、(−)側電源端子11bへ放電される。
パワーMOS43の入力容量Cissに蓄積された電荷が放電され、ゲート電圧Vgが低下して閾値電圧Vthを下回ると、このパワーMOS43が、所定のターンオフ時間(標準値のターンオフ時間tf_typ=100ns)をおいてターンオフする。パワーMOS43がターンオフすると、負荷回路60内の駆動電流が遮断されて動作が停止する。
次に、パワーMOS43のばらつきについて説明する。
パワーMOS43のばらつきにより、パワーモジュール10毎に、スイッチング損失Sloss(=Vds×Id)とサージ電圧Vdsg[=(Ld+Ls)×di/dt)]がばらつく。そこで、初期状態として、2つの分圧抵抗52a,52bと感温素子51aの大きさにより決まる第1基準電圧Vtrによって第1制御駆動電流I41を調整し、図3に示すように、パワーMOS43のターンオン時間tr(つまり、ドレイン・ソース間電圧Vdsの立ち下がり時間)が大きい場合には、小さくし、そのターンオン時間trが小さい場合には、大きくする。又、2つの分圧抵抗53a,53bと感温素子51bの大きさにより決まる第2基準電圧Vtfによって第2制御駆動電流I42を調整し、パワーMOS43のターンオフ時間tf(つまり、ドレイン・ソース間電圧Vdsの立ち上がり時間)が大きい場合には、小さくし、そのターンオン時間tfが小さい場合には、大きくする。このように、パワーモジュール10毎に最適な第1制御駆動電流I41及び第2制御駆動電流I42を設定することにより、スイッチング損失Slossとサージ電圧Vdsgの初期のばらつきを少なくすることが可能になる。
最後に、温度変化によるパワーMOS43の導通損失Rlossについて説明する。
パワーMOS43のオン抵抗Ronは、オン/オフ動作等により、パッケージ10aの温度であるケース温度Tcが上がると大きくなり、ケース温度Tcが下がると小さくなる。そのため、パワーMOS1のオン/オフ動作によってケース温度Tcが高くなると、図3に示すように、導通損失Rlossが大きくなり、スイッチング損失Slossと導通損失Rlossとの合計である総合損失も大きくなる。
そこで、これを解決するために、本実施例1では、パワーMOS43の近傍に温度検出素子51(例えば、NTCサーミスタからなる2つの感温素子51a,51b)を設けている。パワーMOS43のオン/オフ動作によってケース温度Tcが高くなると、このケース温度Tcが感温素子51a,51bにより検出され、これらの感温素子51a,51bの大きさが検出温度により変化する。一方の感温素子51aの大きさに応じて、この感温素子51a及び分圧抵抗52a,52bで分圧された第1基準電圧Vtrが変化する。更に、他方の感温素子51bの大きさに応じて、この感温素子51b及び分圧抵抗53a,53bで分圧された第2基準電圧Vtfが変化する。
本実施例1では、パワーMOS43の温度が高くなった場合、基準電圧Vtr/Vtfが大きくなるため、パワーMOS43の入力容量Cissに注入される第1制御駆動電流I41と、その入力容量Cissから放出される第2制御駆動電流I42と、が変化し、パワーMOS43におけるドレイン・ソース間電圧Vdsのターンオン時間trとターンオフ時間tfとが調整される。これにより、パワーMOS43のスイッチング損失Slossが小さくなり、このスイッチング損失Slossと導通損失Rlossとの合計である総合損失も、温度が高くなる前と比較して変化が小さくなる。
(実施例1の効果)
本実施例1のパワーモジュール10によれば、次の(1)〜(5)のような効果がある。
(1) 第1定電流回路20及び第2定電流回路30を有しているので、パワーMOS43のばらつきに応じて第1基準電圧Vtr及び第2基準電圧Vtfが調整され、ターンオン時間tr/ターンオフ時間tfの最大値MAX/最小値MINにおける初期のばらつきが改善される。これにより、スイッチング損失Slossとサージ電圧Vdsgのばらつきの少ないパワーモジュール10を実現できる。
(2) 温度検出素子51及び基準電源52,53からなる温度補償回路を有しているので、ケース温度Tcの温度変化(つまりパワーMOS43の温度変化)に応じてターンオン時間tr/ターンオフ時間tfが調整される。これにより、総合損失(=スイッチング損失Sloss+導通損失Rloss)の温度変動が少ないパワーモジュール10を実現できる。なお、感温素子51a,51bは、温度上昇と共に抵抗値が増大する正特性(PTC)サーミスタを用いた構成に変形しても良い。又、パワーモジュール10を半導体集積回路(IC)化する場合は、感温素子51a,51bとして、サーミスタではなく、感温ダイオードで構成することが好ましい。
(3) 第1定電流回路20及び第2定電流回路30を、例えば、第1、第2カレントミラー回路21,31及び第1、第2誤差増幅回路22,32でそれぞれ構成した場合、その第2カレントミラー回路31を1段で構成しても良い。又、第1カレントミラー回路21や第2カレントミラー回路31を多段(例えば、2段)にすれば、電流増幅率の増加と特性の安定性を実現できる。
(4) 例えば、分圧抵抗52a,52b,53a,53bによって第1基準電圧Vtr及び第2基準電圧Vtfを生成する構成にした場合、パワーモジュール10の外付け回路を簡単にできる。
(5) 本実施例1では、第1基準電圧Vtr及び第2基準電圧Vtfの2つを変化させているが、第1基準電圧Vtr又は第2基準電圧Vtfのいずれか一方を変化させる構成に変形しても、本発明の課題を解決することができる。
図4は、本発明の実施例2におけるパワー半導体素子としてのIGBTの概略を示す等価回路図である。
本実施例2のIGBT54は、エミッタE、コレクタC、及びゲートGの3つの電極を有し、実施例1のパワーMOS43と略同様の作用効果を奏するものである。
なお、パワー半導体素子としては、窒化ガリウム(GaN)パワーデバイス、炭化珪素(SiC)パワーデバイス等の他のパワートランジスタを使用しても良い。
(実施例1、2の他の変形例)
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、他の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(i)〜(iii)のようなものがある。
(i) 第1、第2定電流回路20,30は、第1、第2カレントミラー回路21,31及び第1、第2誤差増幅回路22,32以外の他の回路で構成しても良い。
(ii) 第1、第2スイッチ41,42は、PMOS41a及びNMOS42aからなるCMOSトランジスタ以外の他の半導体素子を用いて構成しても良い。
(iii) 図2中の感温素子51a,51bは、サーミスタや感温ダイオード以外の素子によって構成しても良い。
10 パワーモジュール
10a パッケージ
20,30 第1、第2定電流回路
21,31 第1、第2カレントミラー回路
22,32 第1、第2誤差増幅回路
41,42 第1、第2スイッチ
41a PMOS
42a NMOS
43 パワーMOS
51 温度検出素子
51a,51b 感温素子
52 ターンオン時間(tr)調整用の基準電源
52a,52b,53a,53b 分圧抵抗
53 ターンオフ時間(tf)調整用の基準電源
54 IGBT

Claims (6)

  1. 第1電極と、第2電極と、制御電圧が印加されると前記第1電極及び前記第2電極間をオン/オフ動作する制御電極と、を有し、前記制御電極に生じる寄生容量からなる入力容量に第1制御駆動電流が注入されるとターンオンし、前記入力容量の蓄積電荷が放電されて第2制御駆動電流が放出されるとターンオフするパワー半導体素子と、
    入力される第1基準電圧に対応した一定の前記第1制御駆動電流を流す第1定電流回路と、
    駆動信号によりオン/オフ動作し、オン状態の時に前記第1制御駆動電流を前記入力容量へ注入する第1スイッチと、
    入力される第2基準電圧に対応した一定の前記第2制御駆動電流を流す第2定電流回路と、
    前記駆動信号により、前記第1スイッチがオン状態の時にオフ状態になり、前記第1スイッチがオフ状態の時にオン状態になって、前記第2制御駆動電流を接地側へ放出する第2スイッチと、
    前記パワー半導体素子の動作温度を検出し、この温度検出結果に応じて前記第1基準電圧及び/又は前記第2基準電圧を変化させる温度補償回路と、
    を備えるパワーモジュールであって、
    前記温度補償回路は、
    前記パワー半導体素子の動作温度を検出して前記温度検出結果を出力する温度検出素子と、前記温度検出結果に基づいて変化させる前記第1基準電圧及び/又は前記第2基準電圧を供給する基準電圧供給回路と、を有し、
    前記第1定電流回路は、
    第1駆動電流に比例した前記第1制御駆動電流を流す1段又は複数段の第1カレントミラー回路と、前記第1駆動電流を検出してこれに対応する第1駆動電圧を生成し、前記第1駆動電圧を前記第1基準電圧に追従させて前記第1駆動電流を変化させる第1誤差増幅回路と、を有し、
    前記第2定電流回路は、
    第2駆動電流に比例した前記第2制御駆動電流を流す1段又は複数段の第2カレントミラー回路と、前記第2駆動電流を検出してこれに対応する第2駆動電圧を生成し、前記第2駆動電圧を前記第2基準電圧に追従させて前記第2駆動電流を変化させる第2誤差増幅回路と、を有する、
    ことを特徴とするパワーモジュール。
  2. 前記温度検出素子は、
    温度を電気量に変換して電気信号からなる前記温度検出結果を出力するサーミスタ又は感温ダイオードを含む感温素子である、
    ことを特徴とする請求項1記載のパワーモジュール。
  3. 前記基準電圧供給回路は、
    前記温度検出結果に基づいて変化する前記第1基準電圧及び/又は前記第2基準電圧を供給する基準電源により構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のパワーモジュール。
  4. 前記基準電圧供給回路は、
    電源電圧が印加される前記温度検出素子に対して、直列に接続された分圧抵抗により構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のパワーモジュール。
  5. 前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは、
    前記駆動信号により相補的にオン/オフ動作する相補型トランジスタにより構成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のパワーモジュール。
  6. 前記パワー半導体素子は、
    パワーMOSFET、IGBT、GaNパワーデバイス、及びSiCパワーデバイスを含むパワートランジスタであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のパワーモジュール。
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