JP6796319B2 - 足踏み式パーキングブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用の足踏み式パーキングブレーキ装置に関する。
車両用の足踏み式パーキングブレーキ装置は、ブレーキペダルを足で踏み込んで回動させたペダルアームをロック機構が姿勢保持して制動状態となり、前記制動状態からブレーキペダルを再度足で踏み込むとロック機構が解除され、ペダルアームを初期姿勢に復帰させるパーキングブレーキ装置である。ロック機構は、ペダルアームに設けられたラチェットと、ペダルアームを支持するブラケットに設けたポールとの組み合わせた構成が一般的である。足踏み式パーキングブレーキ装置は、特に産業車両用に適用される場合、不用意な制動解除がされないように、ロック機構と別に解除手段が要求される(特許文献1)。
特許文献1が開示する足踏み式パーキングブレーキ装置は、ロック機構と別な解除手段が要求される産業車両用で、制動状態において、ペダルアームの一部に係合して復帰方向の回動を規制する補助ロック機構を設け、前記補助ロック機構を解除するリリースペダルをパーキングペダル近傍に配設する(特許文献1・[請求項1])。特許文献1は、具体的なロック機構を開示していないが、上述の通り、ラチェットとポールとの組み合わせと考えられる(特許文献1・[0003]参照)。
補助ロック機構は、運転席のフロア下部に回動可能に取り付けられ、前記フロアの上方向に付勢された解除リンクと前記解除リンクに連結したリリースペダルとから構成され、前記解除リンクの先端部をペダルアームの一部に設けられた係合部の回動軌跡上に突出させ、前記リリースペダルの先端部を前記ロック解除時に前記パーキングペダルに置いた運転者の足の踵と接触する位置に配設している(特許文献1・[請求項2])。
特開2009-023366号公報
特許文献1が開示する足踏み式パーキングブレーキ装置は、解除手段として備える補助ロック機構により、制動状態でペダルアームだけが押し込まれる事態が起きても、不用意に制動解除されない利点を挙げる(特許文献1・[0017])。こうした解除手段を備えた足踏み式パーキングブレーキ装置は、一般の車両においても、フェールセーフの観点から好ましい。しかし、本来の運転操作や制動操作と無関係に、補助ロック機構を操作することは、足によるペダルアームの操作性や操作感を低下させる問題があり、そのまま一般の車両に応用するわけにはいかない。
特に、特許文献1が開示する具体的な足踏み式パーキングブレーキ装置は、ブレーキペダルの手前側でフロアからリリースペダルを突出させた構成であり、ペダルアームの操作性や操作感を低下させる。例示の構成は、踵でリリースペダルを押し込んで補助ロック機構を解除し、そのまま足でブレーキペダルを踏み込んでロック機構を解除させる。これは、リリースペダルに踵を載せることを前提とし、リリースペダルに踵が載らない場合、ブレーキペダルは姿勢保持が解除されない。これは、少なくとも制動状態を解除するには、足の置き方に制約があることを意味し、解除手段の操作性を損なわせる。
また、自然な姿勢で踵がうまくリリースペダルに載るとすれば、制動状態とするためにブレーキペダルを踏み込む際にも踵がリリースペダルに載る。リリースペダルは、フロア下部に押し込まれるように構成されている。これにより、制動状態とするためにブレーキペダルを踏み込む際、リリースペダルに載せられた踵が沈み込み、前記ブレーキペダルの踏み込みに違和感が生まれて、足踏み式パーキングブレーキ装置の操作性を損なわせる。
このように、足踏み式パーキングブレーキ装置のフェールセーフを考慮して、制動解除を担う解除手段として補助ロック機構を備えることは好ましい。しかし、本来の運転操作や制動層と無関係に解除手段を設けることにより、足踏み式パーキングブレーキ装置の操作性や操作感を低下させることは好ましくなく、特に一般の車両に応用し難い。そこで、操作性及び操作感を損ねることなく、不用意なブレーキペダルの復帰を防止する機能を備えた足踏み式パーキングブレーキ装置を提供するべく、検討した。
検討の結果開発したものが、ブレーキペダルを足で踏み込んで回動させたペダルアームをロック機構が姿勢保持して制動状態となり、前記制動状態からブレーキペダルを再度足で踏み込むとロック機構が解除され、ペダルアームを初期姿勢に復帰させる足踏み式パーキングブレーキ装置において、ロック機構は、ペダルアームと平行に回動するロックプレートと前記ペダルアームとに割り当てられた一対の掛合手段であり、ロックプレートは、常時ペダルアームに向けて回動させるロック回動手段と、主ブレーキ装置が操作されたときのみペダルアームから遠ざけて回動させる解除回動手段とを備えて、車体に位置固定されたプレート回動軸を長孔に貫通させて回動自在になっており、ロック回動手段は、長孔のペダルアームに近い端にプレート回動軸を当接させた状態でペダルアームに向けてロックプレートを回動させる付勢力をロックプレートに与える構成で、解除回動手段は、長孔のペダルアームに近い端にプレート回動軸を当接させた状態でロックプレートを回動させることができず、前記長孔のペダルアームから遠い端にプレート回動軸を当接させた状態で主ブレーキ装置の操作量に応じてペダルアームから遠ざけるように回動させる引っ張り力をロックプレートに与える構成であり、主ブレーキ装置操作されたときのみ前記ロックプレートを回動させて掛合手段を解除することを特徴とする足踏み式パーキングブレーキ装置である。本発明の足踏み式パーキングブレーキ装置は、主ブレーキ装置の操作により解除されるロック機構を用いる。主ブレーキ装置の操作とは、主ブレーキ装置により制動を掛ける操作(制動操作)の意味で、通常主ブレーキ装置も足踏み式であるから、主ブレーキ装置のブレーキペダルを踏み込むことが該当する。
ロックプレートは、常時ペダルアームに向けて回動させるロック回動手段と、主ブレーキ装置が操作されたときのみペダルアームから遠ざけて回動させる解除回動手段とを備えた構成がよい。ロックプレートは、ロック回動手段により、常時ペダルアームに接近する方向に回動する。このため、ブレーキペダルを踏まれて回動するペダルアームが押し込まれると、ペダルアームとロックプレートとは互いの掛合手段を掛合させる。掛合手段は、例えばピン及びフックの組み合わせを両者に割り当てて構成される。ペダルアームと掛合したロックプレートは、主ブレーキ装置を操作すると、解除回動手段によりペダルアームから遠ざかり、前記掛合手段を解除する。
ロックプレートは、車体に位置固定されたプレート回動軸を長孔に貫通させて回動自在になっており、ロック回動手段は、長孔のペダルアームに近い端にプレート回動軸を当接させた状態でペダルアームに向けてロックプレートを回動させる付勢力をロックプレートに与える構成で、解除回動手段は、長孔のペダルアームに近い端にプレート回動軸を当接させた状態でロックプレートを回動させることができず、前記長孔のペダルアームから遠い端にプレート回動軸を当接させた状態で主ブレーキ装置の操作量に応じてペダルアームから遠ざけるように回動させる引っ張り力をロックプレートに与える構成であるとよい。
ロック回動手段は、プレート回動軸が長孔のどこにあっても、ペダルアームに向けて回動させる付勢力をロックプレートに与える。ロックプレートは、ペダルアームと掛合しなければロック回動手段の付勢力により長孔のペダルアームに近い端にプレート回動軸を当接させ、ペダルアームと掛合すれば前記ロック回動手段の付勢力に抗して長孔のペダルアームから遠い端にプレート回動軸を当接させる。解除回動手段は、長孔のペダルアームから遠い端にプレート回動軸を当接させた状態、すなわちロックプレートとペダルアームとが掛合した状態でのみペダルアームから遠ざけるようロックプレートを回動させる。
具体的なロック回動手段は、長孔のペダルアームに近い端から前記長孔の延在方向にペダルアーム寄りの位置と車体とに架け渡すコイルスプリングを挙げることができる。コイルスプリングを架け渡す「車体」は、車両本体や前記車両本体に対してペダルアームを支持するブラケット等を含む。コイルスプリングは、前記車体と、長孔のペダルアームに近い端から前記長孔の延在方向にペダルアーム寄りの位置とに架け渡すことにより、プレート回動軸が長孔のどこにあっても、ペダルアームに向けて回動させる付勢力をロックプレートに与えることができる。
具体的な解除回動手段は、長孔のペダルアームに近い端から前記長孔に直交する位置と主ブレーキ装置から延びるケーブルとを結んだ構成にするとよい。ケーブルは、主ブレーキ装置が操作されるとロックプレートが引っ張られるようにしておくと、前記主ブレーキ装置の操作に応じた引っ張り力をロックプレートに伝達する。ケーブルは、長孔のペダルアームに近い端から前記長孔に直交する位置に接続するから、長孔のペダルアームに近い端にプレート回動軸を当接させた状態で引っ張られてもロックプレートを回動させることがないが、長孔のペダルアームから遠い端にプレート回動軸を当接させた状態ではプレート回動軸から離れたところを引っ張ることができるため、ロックプレートを回動させることができる。
ここで、主ブレーキ装置から延びるケーブルが直接ロックプレートを引っ張ると、主ブレーキ装置の操作具合によって、ロックプレートやペダルアームに衝撃が加わり、各部の破損やブレーキペダルを踏む足に違和感を与える虞がある。そこで、解除回動手段は、長孔のペダルアームに近い端から前記長孔に直交する位置と主ブレーキ装置から延びるケーブルとを、コイルスプリングを介して結んだ構成にするとよい。コイルスプリングは、ケーブルを急に引っ張ったり、緩めたりする際の衝撃を、伸縮により吸収しながらロックプレートへ緩やかに伝達する。
本発明の足踏み式パーキングブレーキ装置は、主ブレーキ装置を解除手段とすることにより、前記主ブレーキ装置を操作してロック機構を解除できるため、ブレーキペダルに対する足の置き方に制約がなく、またブレーキペダルを踏む足の踵は安定したフロアに載せることができるため、操作性及び操作感を損ねない効果がある。しかも、パーキングブレーキを解除した段階で、必ず主ブレーキ装置による制動が効いた状態にあるため、車両が不用意に動き出す虞もなく、安全性にも優れている利点がある。これにより、本発明は、フェールセーフが要求される産業車両用だけでなく、一般の車両用にも利用できる。
本発明のロック機構は、主ブレーキ装置操作されたときのみ、ブレーキペダルを踏み込んで解除させることができ、不用意な制動解除をなくす。プレート回動軸が長孔を移動するロックプレートが、ロック回動手段により付勢力を与えられながら、プレート回動軸が長孔のペダルアームから遠い端に当接させた状態でのみ解除回動手段が引っ張るようにしたロック機構は、解除回動手段がロックプレートに働く状態を限定し、不用意な制動解除をなくす効果を得る。
ロック回動手段を構成するコイルスプリングや解除回動手段を構成するケーブルは、付勢力及び引っ張り力をロックプレートに与える具体的構成として簡易であり、確実な動作を保証する。ここで、解除回動手段を構成するケーブルとロックプレートとを、コイルスプリングを介して接続すれば、ケーブルの引っ張りによる衝撃がロックプレートに緩和されて伝達されるため、解除に際してロック機構を破損させる虞をなくす。
本発明を適用した足踏み式パーキングブレーキ装置の左側面図である。 本発明を適用した足踏み式パーキングブレーキ装置の右側面図である。 パーキング用ブレーキペダルを踏み込んでロック機構を作動させる直前状態の足踏み式パーキングブレーキ装置の左側面図である。 ロック機構が作動してパーキング用ペダルアームを保持している状態の足踏み式パーキングブレーキ装置の左側面図である。 ロック機構を解除することなく、パーキング用ペダルアームを限界まで回動させた状態の足踏み式パーキングブレーキ装置の左側面図である。 主ブレーキ装置の主ブレーキ用ブレーキペダルを踏み込んでロック機構を解除している状態の足踏み式パーキングブレーキ装置の左側面図である。 ロック機構が解除された状態でパーキング用ペダルアームを初期姿勢に復帰させている状態の足踏み式パーキングブレーキ装置の左側面図である。 パーキング用ペダルアームに続いて主ブレーキ装置の主ブレーキ用ペダルアームも初期姿勢に復帰させた状態の足踏み式パーキングブレーキ装置の左側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。本発明を適用した足踏み式パーキングブレーキ装置1は、例えば図1及び図2に見られるように、パーキング用ペダルアーム11と共に回動する連動プレート12と、前記パーキング用ペダルアーム11と平行に回動するロックプレート15とに割り当てた一対のフック121及びピン151からロック機構を構成し、前記ロック機構の解除手段として主ブレーキ装置2を利用する。主ブレーキ装置2は、例えば主ブレーキ用ペダルアーム21に接続されたプッシュロッドにより、主ブレーキ機構を作動させるマスターシリンダを押す構成である(説明の便宜上、図示略)。
本例の足踏み式パーキングブレーキ装置1は、車体への取付ブラケット13、前記取付ブラケット13に軸着されるパーキング用ペダルアーム11、前記パーキング用ペダルアーム11に連れ動く連動プレート12、前記取付ブラケット13に軸着されるロックプレート15、そしてブレーキレバー18から構成される。取付ブラケット13、連動プレート12及びロックプレート15、そしてパーキング用ペダルアーム11は、それぞれ平面を有する金属板で、取付ブラケット13左面と前記平面を平行にし、各図紙面手前側に間隔を空けて並べ、各部材相互の干渉を防いでいる。前記干渉がなければ、例えばパーキング用ペダルアーム11及び連動プレート12を一体に構成してもよい。ブレーキレバー18は、取付ブラケット13右面とフランジとを平行にし、図2紙面奥側に配置される。
取付ブラケット13は、概略側面視長方形の金属板で、前縁のうち上下二段で突出する接続部位(例えば図1紙面直交方向に折り曲げたフランジ)を介して車体(図示略)に固定される。取付ブラケット13は、上縁近傍の前後中間付近に、図1中紙面手前に突出するペダル回動軸131を設け、前記ペダル回動軸131に同心である円弧状長孔のストッパガイド135を開口している。ペダル回動軸131は、軸着させたパーキング用ペダルアーム11を取付ブラケット13と互いの平面を平行にして、前後へ回動させる。ストッパガイド135は、連動プレート12に設けた円柱状ブロックのストッパ122が内周縁両端に当接する範囲で移動自在に嵌合させる。
取付ブラケット13は、上下二段で突出する接続部位に挟まれた前縁近傍の上下中間付近に、図1中紙面手前に突出するプレート回動軸132を設け、前記上段の接続部位を挟む位置関係で、ブラケット上段スプリング掛止部133及びブラケット中段スプリング掛止部134をそれぞれ構成する金属製フランジを取り付けている。プレート回動軸132は、軸着させたロックプレート15を取付ブラケット13と互いの平面を平行にして、前後へ回動させる。ブラケット上段スプリング掛止部133は、パーキング用ペダルアーム11を初期姿勢に復帰させる付勢力を与えるペダル復帰用コイルスプリング14の一端を掛止する。また、ブラケット中段スプリング掛止部134は、ロック回動手段となるロック回動用コイルスプリング16の一端を掛止する。
パーキング用ペダルアーム11は、平面内で後方(図1中右方)に向けて下端側を湾曲させ、前方(図1中左方)に凸な側面視略円弧状の金属板で、下端にパーキング用ブレーキペダル111を取り付け、上端にアーム側スプリング掛止部112を設けている。パーキング用ペダルアーム11は、ペダル回動軸131に軸着され、前後に回動する。アーム側スプリング掛止部112は、ペダル復帰用コイルスプリング14の他端を掛止する。これにより、パーキング用ペダルアーム11は、取付ブラケット13のブラケット上段スプリング掛止部133に向けて、伸張するペダル復帰用コイルスプリング14の復元力により引っ張られ、常に初期姿勢に復帰させようとする付勢力が与えられる。
連動プレート12は、パーキング用ペダルアーム11と逆に、平面内で前方に凸な側面視略円弧状の金属板で、下端にフック121を形成し、曲がった中間付近に、図1中紙面奥に突出する円柱状ブロックのストッパ122を設けている。連動プレート12は、ペダル回動軸131に軸着され、パーキング用ペダルアーム11に連動して前後に回動する。ストッパ122は、取付ブラケット13のストッパガイド135の内周縁に沿って移動して連動プレート12の回動を安定させるほか、連動プレート12の回動範囲を前記内周縁両端に当接する範囲に制限する。連動プレート12と連動するパーキング用ペダルアーム11は、前記ストッパ122の働きにより、回動が安定させられ、また回動範囲が制限される。
ロックプレート15は、平面の前半分が前後に延び、前記平面の後半分が斜め下方に降りる側面視屈曲状の金属板で、斜め下方に降りた後半部の下端に、図1中紙面手前に突出するピン151を設け、前後に延びる前半分に延在方向を揃えた長孔152を開口している。ロックプレート15は、プレート回動軸132を長孔152に貫通させ、前記長孔152の内周縁両端に当接する範囲で互いの平面を平行にして前後動し、また取付ブラケット13と互いの平面を平行にして前後に回動する。ピン151は、連動プレート12のフック121が移動する軌道に交差して移動するように配置され、パーキング用ブレーキペダル111が踏み込まれた際、下方に向けて回動するパーキング用ペダルアーム11に連動する連動プレート12のフック121が掛合する。
ロックプレート15は、長孔152を挟むように、前半分の上縁にプレート上側スプリング掛止部153を、前記前半分の下縁にプレート下側スプリング掛止部154を、それぞれ設けている。プレート下側スプリング掛止部154は、前後に延びる前半分において、長孔152のパーキング用ペダルアーム11に近い端(図1中右端)から前記長孔152に直交する位置にあり、解除回動用コイルスプリング17の一端を掛止し、前記解除回動用コイルスプリング17を介してケーブル23を接続する。これにより、解除回動用コイルスプリング17の復元力や、前記解除回動用コイルスプリング17を介したケーブル23の引っ張りは、プレート回動軸132が長孔152の両端いずれに当接しているかによって、ロックプレート15を回動させるか否かが選択される。
プレート上側スプリング掛止部153は、前後に延びる前半分において、長孔152のパーキング用ペダルアーム11に近い端(図1中右端)から前記長孔152の延在方向に前記パーキング用ペダルアーム11寄りの位置にあり、ロック回動用コイルスプリング16の他端を掛止する。ロック回動用コイルスプリング16は、プレート上側スプリング掛止部153と取付ブラケット13のブラケット中段スプリング掛止部134との間で伸縮する。ロックプレート15は、伸張するロック回動用コイルスプリング16の復元力により引っ張られて前進(図1中左方へ移動)し、長孔152のパーキング用ペダルアーム11に近い端にプレート回動軸132を当接させた状態で、パーキング用ペダルアーム11に向けてピン151を近づけるように回動させられる。
ブレーキレバー18は、断面コ字状の金属製ブラケットで、フランジを取付ブラケット13の平面と平行にした姿勢で、前記フランジの延在方向略中間をペダル回動軸131に軸着し、一端に連結ケーブル181を揺動自在に接続し、他端に連動プレート12のストッパ122を連結して、連動プレート12を介してパーキング用ペダルアーム11に連動して回動する(図2参照)。ブレーキレバー18は、パーキング用ブレーキペダル111が踏み込まれるとパーキング用ペダルアーム11に連動して回動し(図2中左回り)、連結ケーブル81を揺動自在にした連結部位を持ち上げ、前記連結ケーブル181を引っ張る(後掲図4ほか参照)。そして、連結ケーブル181がイコライザ182を介して2本の接続ケーブル183を引っ張り、左右後輪それぞれが備えるパーキングブレーキ機構を作動させ、前記左右後輪に制動を掛ける。
主ブレーキ装置1は、従来公知の構成に従う。本例の主ブレーキ装置1は、プッシュロッド(図示略)が接続される主ブレーキ用主ブレーキ用ペダルアーム21を、初期姿勢に向けて回動させる付勢手段(例えば復帰用スプリング等)を設けて、車体(図示略)に支持されたペダル回動軸22に軸着させる。主ブレーキ用ペダルアーム21は、平面内で後方(図1中右方)に向けて下端側を湾曲させ、前方(図1中左方)に凸な側面視略円弧状の金属板で、下端に主ブレーキ用ブレーキペダル211を取り付け、上端にケーブル接続部212を設けている。ケーブル接続部212は、足踏み式パーキングブレーキ装置1へ延びるケーブル23の他端を接続する。ケーブル23は、車体内を取り回され、足踏み式パーキングブレーキ装置1近傍に露出する一端にケーブル端スプリング掛止部231を設け、解除回動用コイルスプリング17の他端を掛止する。
ロックプレート15は、主ブレーキ装置2の主ブレーキ用ブレーキペダル211が踏み込まれ、主ブレーキ用ペダルアーム21が回動すると、ケーブル23により引っ張られる。このとき、ロックプレート15は、プレート回動軸132が長孔152のパーキング用ペダルアーム11に近い端(図1中右端)に当接していれば、ケーブル23の引っ張りや、前記ケーブル23の引っ張りにより伸張する解除回動用コイルスプリング17の復元力の影響を受けず、回動しない。
解除回動用コイルスプリング17は、主ブレーキ用ブレーキペダル211の踏み込みや初期姿勢の復帰による衝撃を吸収し、前記衝撃をロックプレート15に与えない。これに対して、ロックプレート15は、プレート回動軸132が長孔152のパーキング用ペダルアーム11から遠い端(図1中左端)に当接していれば、ケーブル23の引っ張りや、前記ケーブル23の引っ張りにより伸張する解除回動用コイルスプリング17の復元力により、図1中左回りに回動し、パーキング用ブレーキペダル111から遠ざかる、すなわちピン151を連動プレート12のフック121から遠ざける。
本例の足踏み式パーキングブレーキ装置1の操作を説明する。足踏み式パーキングブレーキ装置1は、パーキングブレーキ機構を働かせる際、図3(説明の便宜上、パーキング用ペダルアーム11の中間部を破断)に見られるように、主ブレーキ用ペダル211を踏み込んで主ブレーキ用ペダルアーム21を回動させた状態で、パーキング用ブレーキペダル111を踏み込んでパーキング用ペダルアーム11を回動させる。これにより、パーキング用ペダルアーム11に連動するブレーキレバー181が接続ケーブル183を引っ張り、パーキングブレーキ機構を作動させる。連動プレート12は、パーキング用ペダルアーム11に連れて回動し、図4(説明の便宜上、パーキング用ペダルアーム11の中間部を破断)に見られるように、ロックプレート15のピン151を乗り越えたフック121を前記ピン151に掛合させる。こうして、足踏み式パーキングブレーキ装置1の制動状態が保持される。
主ブレーキ用ペダル211及びパーキング用ブレーキペダル111を踏み込んだままの状態では、ロック回動用コイルスプリング16に復元力(図3中、ロック回動用コイルスプリング16の黒矢印参照)が発生する。ロック回動用コイルスプリング16の復元力は、ロックプレート15を左回りに回動させようとする。また、主ブレーキ用ペダルアーム21によるケーブル23の引っ張りや、前記ケーブル23の引っ張りによって伸張する解除回動用コイルスプリング17の復元力(図3及び図4中、解除回動用コイルスプリング17の黒矢印参照)がロックプレート15に加わる。しかし、ケーブル23の引っ張りや解除回動用コイルスプリング17の復元力は、プレート回動軸132直下にあり、特にロックプレート15を回動させない。
そして、主ブレーキ用ブレーキペダル211に先行してパーキング用ブレーキペダル111の踏み込みを止めると、パーキング用ペダルアーム11は、伸張するペダル復帰用コイルスプリング14の復元力(図4中、ペダル復帰用コイルスプリング14の黒矢印参照)により初期姿勢(図1参照)に向けて図4中左回りにわずかに回動させられる。これにより、パーキング用ペダルアーム11に連動する連動プレート12もわずかに回動し、フック121がピン151を後方(図4中右方)に引っ張る。こうして、ロックプレート15は、プレート回動軸132が長孔152のパーキンググ用ペダルアーム11から遠い側の端(図4中左端)に当接するまで後退する(図4中右方に移動、ロックプレート15左横の白抜矢印参照)。
ここで、未だ主ブレーキ用ブレーキペダル211が踏み込まれていれば、ケーブル23の引っ張りや解除回動用コイルスプリング17の復元力が大きいままである。しかも、ロックプレート15が後退すると、プレート下側スプリング掛止部154がプレート回動軸132からパーキング用ペダルアーム11に寄る。これにより、ケーブル23の引っ張りや解除回動用コイルスプリング17の復元力がロックアーム15を回動させようとする。
しかし、フック121及びピン151が掛合している限り、ロックプレート15は回動しない。こうして、図4に見られるように、主ブレーキ用ブレーキペダル211の踏み込みを止めると、ケーブル23の引っ張りや解除回動用コイルスプリング17の復元力が小さくなり、ロック回動用コイルスプリング16の復元力と釣り合うほか、フック121及びピン151の掛合も相まって、ロックプレート15は姿勢を安定させ、制動状態を維持する。
逆にパーキング用ブレーキペダル111に先行して主ブレーキ用ブレーキペダル211の踏み込みを止めると、ケーブル23の引っ張りや解除回動用コイルスプリング17の復元力が小さくなる。そして、パーキング用ブレーキペダル111の踏み込みを止めると、パーキング用ペダルアーム11は、伸張するペダル復帰用コイルスプリング14の復元力(図4中、ペダル復帰用コイルスプリング14の黒矢印参照)により初期姿勢(図1参照)に向けて付勢される。これにより、パーキング用ペダルアーム11に連動する連動プレート12も付勢され、フック121がピン151を後方(図4中右方)に引っ張る。
ロックプレート15は、プレート回動軸132が長孔152のパーキンググ用ペダルアーム11から遠い側の端(図4中左端)に当接するまで後退する(図4中右方に移動、ロックプレート15左横の白抜矢印参照)。こうして、ケーブル23の引っ張りや解除回動用コイルスプリング17の復元力とロック回動用コイルスプリング16の復元力とが釣り合うほか、フック121及びピン151の掛合も相まって、ロックプレート15は姿勢を安定させ、制動状態を維持する。
制動状態を維持した足踏み式パーキングブレーキ装置1において、主ブレーキ用ブレーキペダル211を踏み込むことなく、パーキング用ブレーキペダル111を踏み込むと、図5(説明の便宜上、パーキング用ペダルアーム11の中間部を破断)に見られるように、パーキング用ペダルアーム11は、連動プレート12のストッパ122が取付ブラケット13のストッパガイド135の下端(図5中左端)に当接するまで、前方に回動させることができる。
これにより、姿勢の安定したロックプレート15の位置固定されたピン151に対して、回動する連動プレート12のフック121が一時的に前方へ離れ、掛合が解除される。しかし、パーキング用ブレーキペダル111の踏み込みを止めると、パーキング用ペダルアーム11は、ペダル復帰用コイルスプリング14の復元力に従って初期姿勢に向けて回動し、再びフック121をピン151に掛合させる。こうして、足踏み式パーキングブレーキ装置1は、主ブレーキ装置1の制動操作、すなわち主ブレーキ用ブレーキペダル211を踏み込むことなしに、解除できない。
制動状態を維持した足踏み式パーキングブレーキ装置1において、主ブレーキ用ブレーキペダル211を踏み込んでから、パーキング用ブレーキペダル111を踏み込むと、図6(説明の便宜上、パーキング用ペダルアーム11の中間部を破断)に見られるように、前記制動状態が解除される。回動する主ブレーキ用ペダルアーム21は、ケーブル23を引っ張り、解除回動用コイルスプリング17を伸張させ、大きな復元力(図6中、解除回動用コイルスプリング17の黒矢印参照)を発生させる。解除回動用コイルスプリング17の伸張は、主ブレーキ用ブレーキペダル211の踏み込みによる衝撃を吸収し、前記衝撃をロックプレート15に与えない。
ロックプレート15は、プレート回動軸13を長孔152のパーキング用ペダルアーム11から遠い端(図6中左端)に当接させているため、ケーブル23の引っ張りや解除回動用コイルスプリング17の復元力を受けるが、フック121及びピン151が掛合している限り、前記付勢に抗してロックプレート15の姿勢は保持される。ここで、パーキング用ブレーキペダル111を踏み込むと、フック121及びピン151の掛合が解除され、ロックプレート15は、ケーブル23の引っ張りや解除回動用コイルスプリング17の復元力により与えられる付勢に応じて図6中右回りに回動する(図6中、ピン151近傍の白抜矢印参照)。
こうしてフック121及びピン151の掛合が解除された状態から、パーキング用ブレーキペダル111の踏み込みを止めると、図7に見られるように、何の制約もなくなったパーキング用ペダルアーム11は、ペダル復帰用コイルスプリング14の復元力に応じて初期姿勢に向けて回動する。こうして、足踏み式パーキングブレーキ装置1の制動状態が解除される。そして、最後に主ブレーキ用ブレーキペダル211の踏み込みを止めれば、図8に見られるように、主ブレーキ用ペダルアーム21も初期姿勢に復帰する。
このとき、解除回動用コイルスプリング17の縮退は、主ブレーキ用ブレーキペダル211の復帰による衝撃を吸収し、前記衝撃をロックプレート15に与えない。こうして、ケーブル23の引っ張りや解除回動用コイルスプリング17の復元力が弱まる結果、ロックプレート15は、ロック回動用コイルスプリング16の復元力の働きにより、プレート回動軸132を長孔152のパーキング用ペダルアーム11に近い端(図8中右端)に当接させるまで後退し(図6中、ロックプレート15左横の白抜矢印参照)、初期位置に復帰する。このようにして、足踏み式パーキングブレーキ装置1の一連の解除操作を終える。
1 足踏み式パーキングブレーキ装置
11 パーキング用ペダルアーム
111 パーキング用ブレーキペダル
12 連動プレート
121 フック
13 取付ブラケット
131 ペダル回動軸
132 プレート回動軸
14 ペダル復帰用コイルスプリング
15 ロックプレート
151 ピン
152 長孔
16 ロック回動用コイルスプリング
17 解除回動用コイルスプリング
18 ブレーキレバー
2 主ブレーキ装置
21 主ブレーキ用ペダルアーム
22 ペダル回動軸
23 ケーブル

Claims (4)

  1. ブレーキペダルを足で踏み込んで回動させたペダルアームをロック機構が姿勢保持して制動状態となり、前記制動状態からブレーキペダルを再度足で踏み込むとロック機構が解除され、ペダルアームを初期姿勢に復帰させる足踏み式パーキングブレーキ装置において、
    ロック機構は、ペダルアームと平行に回動するロックプレートと前記ペダルアームとに割り当てられた一対の掛合手段であり、
    ロックプレートは、常時ペダルアームに向けて回動させるロック回動手段と、主ブレーキ装置が操作されたときのみペダルアームから遠ざけて回動させる解除回動手段とを備えて、車体に位置固定されたプレート回動軸を長孔に貫通させて回動自在になっており、
    ロック回動手段は、長孔のペダルアームに近い端にプレート回動軸を当接させた状態でペダルアームに向けてロックプレートを回動させる付勢力をロックプレートに与える構成で、
    解除回動手段は、長孔のペダルアームに近い端にプレート回動軸を当接させた状態でロックプレートを回動させることができず、前記長孔のペダルアームから遠い端にプレート回動軸を当接させた状態で主ブレーキ装置の操作量に応じてペダルアームから遠ざけるように回動させる引っ張り力をロックプレートに与える構成であり、
    主ブレーキ装置操作されたときのみ前記ロックプレートを回動させて掛合手段を解除することを特徴とする足踏み式パーキングブレーキ装置。
  2. ロック回動手段は、長孔のペダルアームに近い端から前記長孔の延在方向にペダルアーム寄りの位置と車体とに架け渡すコイルスプリングである請求項記載の足踏み式パーキングブレーキ装置。
  3. 解除回動手段は、長孔のペダルアームに近い端から前記長孔に直交する位置と主ブレーキ装置から延びるケーブルとを結んだ構成である請求項又はいずれか記載の足踏み式パーキングブレーキ装置。
  4. 解除回動手段は、長孔のペダルアームに近い端から前記長孔に直交する位置と主ブレーキ装置から延びるケーブルとを、コイルスプリングを介して結んだ構成である請求項いずれか記載の足踏み式パーキングブレーキ装置。
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