JP6794974B2 - 蓄電デバイスの自己放電検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電デバイスの自己放電の大きさを検査することにより、当該蓄電デバイスの良否を判定する蓄電デバイスの自己放電検査方法に関する。
リチウムイオン二次電池などの蓄電デバイスの製造にあたって、電極体の内部に鉄や銅などの金属異物が混入する場合があり、混入した金属異物に起因して蓄電デバイスに内部短絡が生じることがある。このため、蓄電デバイスの製造過程において、蓄電デバイスに内部短絡が生じているか否かを検査することがある。
この内部短絡の検査手法としては、例えば、以下が知られている。即ち、組み立てた蓄電デバイスを初充電した後、蓄電デバイスを高温下で放置しエージングする。その後、蓄電デバイスを放置して自己放電させ(端子開放した状態で放電させ)、この自己放電前後にそれぞれ測定したデバイス電圧から自己放電による電圧低下量ΔVaを求める。そして、この電圧低下量ΔVaが基準低下量ΔVbよりも大きい場合に(ΔVa>ΔVb)、当該蓄電デバイスを内部短絡が生じている不良品と判定する。なお、関連する従来技術として、特許文献1(特許文献1の特許請求の範囲等を参照)が挙げられる。
特開2010−153275号公報
しかしながら、上述のように電圧低下量ΔVaの多寡に基づいて蓄電デバイスの良否を判定する手法では、電圧計の測定分解能(例えば10μV)などを考慮すると、蓄電デバイスの良否を適切に判定するには、良品の電圧低下量ΔVaと不良品の電圧低下量ΔVaとの差が、電圧測定の測定分解能に対して十分に大きくなるまで、例えば20倍以上(200μV以上)となるまで待つ必要がある。しかるに、蓄電デバイスの容量が大きい場合や許容する短絡電流が小さい場合などでは、電圧低下量ΔVaの測定時間(自己放電させる時間)を長期間、例えば数日以上要する場合があり、検査時間が長く掛かっていた。
これに対し、本発明者は、以下の手法により蓄電デバイスの良否を判定することを考案した。即ち、予め充電された蓄電デバイスのデバイス電圧VB1を測定する。そして、このデバイス電圧VB1に等しい出力電圧VSを、外部直流電源から蓄電デバイスに印加し続け、外部直流電源から蓄電デバイスに電流を流し続けて、電流値が収束した後に、その収束電流値IBsを検知する。その後、検知した収束電流値IBsの多寡に基づいて、当該蓄電デバイスの良否を判定する。この手法によれば、従来の電圧低下量ΔVaを測定する手法よりも、検査時間を短くし得る。
しかしながら、検査時間を更に短くすることが望ましい。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、電圧低下量ΔVaを取得する手法とは異なる新たな手法により、また、収束電流値IBsを取得する手法よりも短い時間で、蓄電デバイスの良否を判定できる蓄電デバイスの自己放電検査方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、予め充電された蓄電デバイスに外部直流電源から出力電圧VSを印加し続けて、上記外部直流電源から上記蓄電デバイスに電流を流し続ける電圧印加工程と、電圧印加後、電圧印加時間tが、上記電流の電流値IB(t)が収束するよりも前で、予め定めた収束前時間tbを経過したときの収束前電流値IB(tb)を検知する電流検知工程と、上記電圧印加時間t、上記電流値IB(t)及び上記蓄電デバイスの自己放電抵抗Rpの関係に基づいて、上記収束前時間tb及び上記収束前電流値IB(tb)から当該蓄電デバイスの自己放電抵抗Rpを取得する抵抗取得工程と、取得した上記自己放電抵抗Rpに基づいて、当該蓄電デバイスの良否を判定する判定工程と、を備える蓄電デバイスの自己放電検査方法である。
上述の蓄電デバイスの自己放電検査方法では、外部直流電源から蓄電デバイスに流れる電流値IB(t)が収束するよりも前の、予め定めた収束前時間tbにおける収束前電流値IB(tb)を検知する。そして、これら収束前時間tb及び収束前電流値IB(tb)から当該蓄電デバイスの自己放電抵抗Rpを取得して、この自己放電抵抗Rpに基づいて当該蓄電デバイスの良否を判定する。このため、従来の電圧低下量ΔVaを測定する手法とは異なる新たな手法で、かつ短時間に、蓄電デバイスの良否を判定できる。また、前述の収束電流値IBsを検知する手法に比しても、より短い時間で、蓄電デバイスの良否を判定できる。
なお、上述の蓄電デバイスの自己放電検査方法は、蓄電デバイスの製造過程において行うことができるほか、自動車等に搭載された或いは単独で市場に置かれた以降の使用済の蓄電デバイスに対して行うこともできる。
「蓄電デバイス」としては、例えば、リチウムイオン二次電池等の電池、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ等のキャパシタが挙げられる。
「電圧印加工程」としては、外部直流電源から印加する出力電圧VSとして、検査直前の蓄電デバイスのデバイス電圧VB1(開放電圧)に等しい(VS=VB1)電圧を印加し続ける工程や、電圧印加開始後、出力電圧VSをデバイス電圧VB1から徐々に、或いは階段状に上昇させる手法も挙げられる。
「電流検知工程」は、1つの収束前時間tbについての収束前電流値IB(tb)だけを検知する場合のほか、互いに異なる複数の収束前時間tb1,tb2,…についての複数の収束前電流値IB(tb1),IB(tb2),…を検知してもよい。後者の場合、抵抗取得工程では、複数の収束前時間tb1,tb2,…及び収束前電流値IB(tb1),IB(tb1),…を用いて、複数の自己放電抵抗Rp1,Rp2,…をそれぞれ取得する。
また、外部直流電源から流れる電流の「電流値IB(t)が収束する時間」(電流収束時間ta)は、電流値IBの大きさがほぼ一定となったと見なせるまでの時間をいい、例えば、所定時間毎に得る電流値IB(t)の変化分が、予め定めた範囲内(例えば、±0.1μA以下/secなど)になるまでの時間をいう。
「判定工程」において、「自己放電抵抗Rp」に基づいて当該蓄電デバイスの良否を判定する手法としては、例えば、自己放電抵抗Rpが基準抵抗値RKよりも小さい場合に(Rp<RK)、その蓄電デバイスを不良品と判定する手法が挙げられる。また、自己放電抵抗Rpの大きさに基づいて、その蓄電デバイスの自己放電の程度をランク分けする判定手法も挙げられる。また、抵抗取得工程で、複数の自己放電抵抗Rp1,Rp2,…をそれぞれ取得した場合には、判定工程で、複数の自己放電抵抗Rp1,Rp2,…を用い、これらの平均値、加重平均値、中央値など算出し、これと基準抵抗値RKとを比較して、当該蓄電デバイスの良否を判定したり、自己放電の程度のランク分けを行うと良い。
また、抵抗取得工程で得た自己放電抵抗Rpから一旦収束電流値IBsを算出し、収束電流値IBsが基準電流値IKよりも大きい場合に(IBs>IK)、その蓄電デバイスを不良品と判定する手法や、収束電流値IBsの大きさに基づいて、その蓄電デバイスの自己放電の程度をランク分けする判定手法を採用することもできる。
更に、上記の蓄電デバイスの自己放電検査方法であって、前記電流検知工程は、互いに異なる複数の収束前時間tb1,tb2,…についての収束前電流値IB(tb1),IB(tb2),…をそれぞれ検知し、前記抵抗値取得工程は、複数の前記収束前時間tb1,tb2,…及び複数の前記収束前電流値IB(tb1),IB(tb2),…を用いて、複数の自己放電抵抗Rp1,Rp2,…を取得し、前記判定工程は、複数の前記自己放電抵抗Rp1,Rp2,…に基づいて、当該蓄電デバイスの良否を判定する蓄電デバイスの自己放電検査方法とするのが好ましい。
上述の自己放電検査方法では、複数の収束前時間tb1,tb2,…についての収束前電流値IB(tb1),IB(tb2),…を用いて、複数の自己放電抵抗Rp1,Rp2,…を取得し、これらの自己放電抵抗Rp1,Rp2,…に基づいて(具体的には、これらの平均値Rpaや中央値Rpm、あるいは自己放電抵抗Rp1等から得た収束電流値IBs1,IBs2,…の平均値などを用いて)、当該蓄電デバイスの良否を判定するので、当該蓄電デバイスの良否をより適切に判定できる。
また、他の態様は、組み立てた未充電の蓄電デバイスを予め定めた充電状態まで初充電して、予め充電された蓄電デバイスとする初充電工程と、前記のいずれかに記載の蓄電デバイスの自己放電検査方法により、当該蓄電デバイスの自己放電検査を行う自己放電検査工程と、を備える蓄電デバイスの製造方法である。
上述の蓄電デバイスの製造方法では、初充電工程の後に、蓄電デバイスの自己放電検査を行う自己放電検査工程を備えるので、蓄電デバイスの初期段階における自己放電検査を適切に行った蓄電デバイスを製造できる。
実施形態に係る電池の斜視図である。 実施形態に係る電池の自己放電検査方法を含む、電池の製造方法のフローチャートである。 実施形態に係る電池の自己放電検査方法に関し、電池に外部直流電源を接続した状態の等価回路図である。 良品及び不良品の各電池について自己放電検査を行った場合の、電圧印加時間tと出力電圧VS、電池電圧VB及び電流IBとの関係を模式的に示すグラフである。 外部直流電源から電池に電圧を印加した場合の、電圧印加時間tと電流IBとの関係を、実測値及び計算値について示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態に係る電池(蓄電デバイス)1の斜視図を示す。この電池1は、ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、電気自動車等の車両などに搭載される角型で密閉型のリチウムイオン二次電池である。電池1は、電池ケース10と、この内部に収容された電極体20と、電池ケース10に支持された正極端子部材50及び負極端子部材60等から構成される。このうち電池ケース10は、直方体箱状で金属(本実施形態ではアルミニウム)からなる。また、電極体20は、扁平状の捲回型電極体であり、帯状の正極板と帯状の負極板とを、帯状で樹脂製の多孔質膜からなる一対のセパレータを介して互いに重ね、軸線周りに捲回して扁平状に圧縮したものである。また、電池ケース10内には、電解液(不図示)が収容されており、その一部は電極体20内に含浸されている。
次いで、上記電池1の自己放電検査方法を含む電池1の製造方法について説明する(図2参照)。まず、「組立工程S1」において、未充電の電池(未充電の蓄電デバイス)1xを組み立てる。電池ケース10のケース蓋部材13を用意し、これに正極端子部材50及び負極端子部材60を固設する。その後、正極端子部材50及び負極端子部材60を、別途形成した電極体20の正極板及び負極板にそれぞれ溶接する。その後、電極体20を電池ケース10のケース本体部材11内に挿入すると共に、ケース本体部材11の開口をケース蓋部材13で塞ぐ。そして、ケース本体部材11とケース蓋部材13とを溶接して電池ケース10を形成する。その後、電解液(不図示)を注液孔13hから電池ケース10内に注液し、封止部材15で注液孔13hを封止する。これにより、未充電の電池1xが形成される。
次に、「初充電工程S2」において、この組み立てた未充電の電池1xを、予め定めた充電状態まで初充電する。具体的には、拘束治具(不図示)を用いて、電池1xを電池厚み方向に圧縮した状態で拘束する。なお、本実施形態では、この初充電工程S2から後述する自己放電検査工程S9までを、電池1x(電池1)を圧縮した状態で行う。その後、電池1xに充放電装置(不図示)を接続して、環境温度25℃下において、定電流定電圧(CCCV)充電により、SOC100%に相当する電池電圧(デバイス電圧)VB=4.1Vまで電池1xを初充電(CCCV充電)する。本実施形態では、1Cの定電流で電池電圧VB=4.1Vになるまで充電した後、充電電流値が1/10Cになるまでこの電池電圧VB=4.1Vを維持した。
次に、「高温エージング工程S3」において、充電された電池1を、環境温度40〜85℃の温度下で放置して高温エージングする。具体的には、初充電後の電池1を、環境温度60℃下において、端子開放した状態で20時間にわたり放置して高温エージングする。一般に、充電直後の電池1の電池電圧VBは不安定で、安定になるまで時間を要するが、この高温エージング工程S3を行うことにより、電池電圧VBの安定化を促進できる。
次に、「冷却工程S4」において、上記電池1を環境温度20℃下に放置して、放置冷却することにより、電池1の電池温度を20℃とする。なお、この冷却工程S4及び次述する自己放電検査工程S9は、環境温度20℃下で行う。
次に、自己放電検査工程S9を行う。この自己放電検査工程S9には、電圧印加工程S5、電流検知工程S6、抵抗取得工程S7及び判定工程S8を含む。
まず「電圧印加工程S5」において、冷却工程S4後の電池1に外部直流電源EPから出力電圧VSを印加し続けて、外部直流電源EPから電池1に電流IBを流し続ける(図3参照)。具体的には、まず、外部直流電源EPの一対のプローブP1,P2を電池1の正極端子部材50及び負極端子部材60にそれぞれ接触させて、外部直流電源EPを電池1に接続する。
なお、図3において、配線抵抗Rwは、外部直流電源EP内、及び、外部直流電源EPからプローブP1,P2までに分布する配線抵抗を示す。また、接触抵抗R1は、外部直流電源EPの一方のプローブP1と電池1の正極端子部材50との接触抵抗であり、接触抵抗R2は、外部直流電源EPの他方のプローブP2と電池1の負極端子部材60との接触抵抗である。また、電池成分1Cは、電池1の電池成分であり、電池抵抗Rsは、電池1の直流抵抗であり、自己放電抵抗Rpは、主に電池1の内部短絡によって生じる抵抗である。等価回路上、電池抵抗Rsは電池成分1Cに直列に、自己放電抵抗Rpは電池成分1Cと並列に接続される。また、回路抵抗Reは、配線抵抗Rwと接触抵抗R1,R2と電池抵抗Rsとの和(Re=Rw+R1+R2+Rs)である。また、電流IBは、外部直流電源EPから電池1に流れる電流であり、電流IDは、自己放電に伴って電池1内(電池成分1C)を流れる自己放電電流である。
また、外部直流電源EPは、自身の直流電源EPEが発生する出力電圧VSを可変かつ高精度に制御できるほか、直流電源EPEから外部に流れ出る電流IBを高精度に計測可能に構成された精密直流電源である。また、外部直流電源EPは、電池電圧VBを測定可能な電圧計EPVと、外部直流電源EPから電池1に流れる電流IBを測定可能な電流計EPIとを有する。
電池1に外部直流電源EPを接続した後、電流IB=0の条件下で、外部直流電源EPに含まれる電圧計EPVにより電池1の電池電圧VB(開放電圧VB1)を測定する。本実施形態では、この検査前電池電圧(開放電圧)VB1として、4.0V近傍の値が計測される。その後、時刻t=0以降、測定された検査前電池電圧VB1に等しい出力電圧VS(VS=VB1)を電池1に印加し続けて、外部直流電源EPから電池1に電流IBを流し続ける。
ここで、図4に、良品及び不良品の各電池1について、電圧印加時間tと、出力電圧VS、電池電圧VB(t)及び電流IB(t)との関係の概略を示す。また、図5に、良品の電池1についての電圧印加時間tと電流IBとの関係を示す。図5中に「実測値」として実線で示すグラフは、実際に電流値IB(t)を測定して得られた電圧印加時間tと電流値IB(t)との関係を示したグラフである。一方、図5中に「計算値」として破線で示すグラフは、以下の数式1に示した電流値IB(t)の理論式に基づいて描いたグラフである。数式1の理論式は、電池1に外部直流電源EPを接続した等価回路の微分方程式を、初期条件下(電圧印加時間t=0)で解いた式である。
Figure 0006794974
t :電圧印加時間(sec)
IB :電流値(μA)
VS :出力電圧(V)
VB1:検査前電池電圧(V)
Rp :自己放電抵抗(Ω)
Re :回路抵抗(Ω)
C :電池容量(mAh)
なお、本実施形態(図5のグラフ)では、電池容量C=5000mAhとした。また、出力電圧VS=検査前電池電圧VB1は、前述の電圧印加工程S5で測定された電圧値を用いる。また、回路抵抗Reは、予め多数の電池1について回路抵抗Reを測定した結果の平均値を用いた。
図4に示すように、外部直流電源EPから電池1に印加する出力電圧VSは、本実施形態では、電圧印加時間tの経過に拘わらず、電圧印加直前に測定された検査前電池電圧VB1に等しい大きさとする。一方、電池電圧VB(t)は、検査前電池電圧VB1から電圧印加時間tの経過と共に徐々に低下した後、収束時間ta以降は、収束して一定の値(収束電池電圧VB2)となる。但し、良品の電池1に比べて不良品の電池1は、電池電圧VB(t)が大きく低下するため、収束電池電圧VB2も相対的に低い値となる。
このように電池電圧VB(t)、電流IB(t)が変化する理由は、以下である。電池1では、自己放電により電池成分1Cから自己放電電流IDが流れ出ることによって、電池成分1Cの電圧が、及び、電池電圧VB(t)が徐々に低下する。その際、不良品の電池1は、良品の電池1に比べて自己放電に伴う電流IDが大きいため、電池電圧VB(t)の低下が大きい。一方、電池電圧VB(t)が出力電圧VSよりも低く(VS<VB(t))なると、外部直流電源EPから電池1(電池成分1C)に向けて電圧差ΔV=VS−VB(t)の大きさに応じた電流IBが流れて、電池1(電池成分1C)が充電される。電圧差ΔV=VS−VB(t)が小さいうちは、電流IBも小さいため、外部直流電源EPから電池1に流れ込む電流IBよりも、電池成分1Cから流れ出る自己放電電流IDが大きいため、電池成分1Cの電圧及び電池電圧VB(t)が徐々に低下する。しかし、電池電圧VB(t)が更に低下し、電流IBが増加して自己放電電流IDの大きさにほぼ等しく(IB=ID)なると(図4中、収束時間taにおいて)、電池成分1Cの電圧及び電池電圧VB(t)の低下が止まり、これ以降、電池電圧VBは収束電池電圧VB2に維持される(自己放電抵抗Rpを流れる自己放電電流IDは、外部直流電源EPからの電流IBでまかなわれる。)。
一方、外部直流電源EPから電池1に流れる電流IB(t)は、電圧印加を開始した時刻t=0におけるIB(0)=0(零)から、電圧印加時間tの経過と共に徐々に増加するが、収束時間ta以降は、収束してほぼ一定の値(収束電流値IBs)となる(図4のほか、図5も参照)。
なお、本実施形態では、電圧印加の開始(t=0)以降、電流値IB(t)を60sec毎に検知し、電流値IB(t)の変化分が予め定めた範囲内(本実施形態では、±0.1μA以下/sec)になるまでの時間tを収束時間taとした。また、この収束時間taにおける電流値IB(ta)を収束電流値IBsとした。図5に示す例では、収束時間ta=120,000sec(約33.3hr)であり、収束電流値IBs=62μAであった。
また、電圧印加の開始後(t=0以降)、電圧印加工程S5と並行して、「電流検知工程S6」において、電圧印加時間tが、電流値IB(t)が収束するよりも前で、予め定めた収束前時間tbを経過したときの収束前電流値IB(tb)を検知する。前述のように、図5の例では、収束時間ta=120,000sec(約33.3hr)である。これに対し、電流検知工程S6では、この収束時間ta=120,000secよりも前の、収束前時間tb1=10,000secを経過した時点で、収束前電流値IB(tb1)(μA)を、外部直流電源EPの電流計EPIで検知する。
また本実施形態では、収束前時間tb2=20,000secを経過した時点での収束前電流値IB(tb2)(μA)、及び、収束前時間tb3=30,000secを経過した時点での収束前電流値IB(tb3)(μA)もそれぞれ検知する。
電流検知工程S6の後は、「抵抗取得工程S7」において、電圧印加時間t、電流値IB(t)及び自己放電抵抗Rpの関係に基づいて、収束前時間tb及び収束前電流値IB(tb)から当該電池1の自己放電抵抗Rpを取得する。本実施形態では、前述の数式1を用いて、収束前時間tb1及び当該時刻での収束前電流値IB(tb1)から自己放電抵抗Rp1を取得する。また、収束前時間tb2及び収束前電流値IB(tb2)から自己放電抵抗Rp2を取得し、収束前時間tb3及び収束前電流値IB(tb3)から自己放電抵抗Rp3を取得する。
具体的には、以下のような数値計算による近似値を得る。即ち、「収束前時間tb1」と「仮の自己放電抵抗Rp1h」を数式1に代入し、「仮の収束前電流値IBh(tb1)」を得る。これを多数の「仮の自己放電抵抗Rp1h」について行い、「実際に測定した収束前電流値IB(tb1)」に最も近い「仮の収束前電流値IBh(tb1)」が得られる「仮の自己放電抵抗Rp1h」を、真の自己放電抵抗Rp1(Ω)とする。同様にして、収束前時間tb2及び収束前電流値IB(tb2)から、自己放電抵抗Rp2(Ω)を得る。また、収束前時間tb3と収束前電流値IB(tb3)から自己放電抵抗Rp3(Ω)を得る。
なお、この抵抗取得工程S7が終了したら、外部直流電源EPから電池1への電圧印加を停止して電圧印加工程S5を終了する。その後、外部直流電源EPを電池1から離して、更に、拘束治具(図示外)による電池1の圧縮を解除する。
また別途、「判定工程S8」において、取得した自己放電抵抗Rpに基づいて、当該電池1の良否を判定する。本実施形態では、抵抗取得工程S7で取得した自己放電抵抗Rp1,Rp2,Rp3の平均値Rpaが、基準抵抗値RKよりも小さい場合(Rpa<RK)に、当該電池1を不良品と判定し、当該電池1を除去する。一方、自己放電抵抗Rp1,Rp2,Rp3の平均値Rpaが、基準抵抗値RK以上の場合(Rpa≧RK)には、その電池1を良品と判定する。かくして、電池1が完成する。
前述のように、電流値IB(t)が収束した後に収束電流値IBsを検知して、この収束電流値IBsの多寡に基づいて、当該電池1の良否を判定する手法も考えられる。即ち、収束電流値IBsを測定し、得られた収束電流値IBsが基準電流値IK(図4参照)よりも大きい場合に(IBs>IK)、当該電池1を不良品と判定し、収束電流値IBsが基準電流値IK以下の場合に(IBs≦IK)、当該電池1を良品と判定することもできる。
しかし、この手法によれば、電流値IBが収束して収束電流値IBsとなるまで、具体的には、図5の例では、電圧印加時間tが少なくとも収束時間ta=120,000sec(約33.3hr)を経過するまで電流値IB(t)の測定を待つ必要があり、検査時間が長く掛かる(但し、数日を要していた従来の手法に比べると短い。)。
これに対し、本実施形態では、電流値IB(t)の測定を、収束時間taより前、具体的には、収束前時間tb1=10,000sec(約2.8hr)、tb2=20,000sec(約5.6hr)、tb3=30,000sec(約8.3hr)で行い、自己放電抵抗Rp1,Rp2,Rp3を取得して、電池1の良否を判定できており、これら以降に電流値IB(t)の測定を行う必要がない。このため、電流検知工程S6を収束電流値IBsを測定する手法に比べて短くでき、自己放電検査の検査時間を短くできる。具体的には、図5の例では、33.3−8.3=25.0hrの分だけ、電流検知工程S6を短くでき、自己放電検査の検査時間を短くできる。
以上で説明したように、電池1の自己放電検査方法を含む製造方法では、外部直流電源EPから電池1に流れる電流値IB(t)が収束するよりも前の、予め定めた収束前時間tbにおける収束前電流値IB(tb)を検知している。そして、これら収束前時間tb及び収束前電流値IB(tb)から当該電池1の自己放電抵抗Rpを取得して、この自己放電抵抗Rpに基づいて電池1の良否を判定している。このため、従来の電圧低下量ΔVaを測定する手法とは異なる新たな手法で、かつ短時間に、電池1の良否を判定できる。また、収束電流値IBsを検知する手法に比べても、より短い時間で、電池1の良否を判定できる。
更に、本実施形態では、複数の収束前時間tb1,tb2,…についての収束前電流値IB(tb1),IB(tb2),…を用いて、複数の自己放電抵抗Rp1,Rp2,…を取得し、その平均値Rpaに基づいて当該電池1の良否を判定している。これにより、当該電池1の良否をより適切に判定できる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、自己放電抵抗Rp1,Rp2,Rp3の3つを取得して電池1の良否を判断したが、精度の点で実施形態に劣るが、1つの自己放電抵抗Rp1のみを得て電池1の良否を判断することもできる。但しこの場合には、収束前電流値IB(tb)を得る収束前時間tbを遅くすると、判定の精度を高くできる。
また、実施形態では、判定工程S8において、自己放電抵抗Rp1,Rp2,Rp3の平均値Rpaを用いて、当該電池1の良否を判定したが、これに限られない。例えば、自己放電抵抗Rp1,Rp2,Rp3の中央値や、自己放電抵抗Rp1,Rp2,Rp3の加重平均値(遅く取得した抵抗ほど重い加重とする。例えば、(Rp1+2Rp2+3Rp3)/6)を用いて、当該電池1の良否を判定することもできる。
また、実施形態では、電圧印加工程S5において、外部直流電源EPから電池1に印加する出力電圧VSを、電圧印加時間tの経過に拘わらず一定(VS=VB1)としたが、これに限られない。例えば、電圧印加の開始時(電圧印加時間t=0)における出力電圧VSは、電池1の検査前電池電圧VB1と等しい大きさ(VS=VB1)とする一方、電圧印加後の出力電圧VSを徐々にあるいは階段状に上昇させる手法も挙げられる。
1 電池(蓄電デバイス)
1x 未充電の電池(未充電の蓄電デバイス)
1C (電池の)電池成分
S1 組立工程
S2 初充電工程
S5 電圧印加工程
S6 電流検知工程
S7 抵抗取得工程
S8 判定工程
S9 自己放電検査工程
EP 外部直流電源
Re 回路抵抗
Rp,Rp1,Rp2,Rp3 自己放電抵抗
Rpa (自己放電抵抗の)平均値
Rpm (自己放電抵抗の)中央値
RK 基準抵抗値
C 電池容量
t 電圧印加時間
ta 収束時間
tb,tb1,tb2,tb3 収束前時間
VB,VB(t) 電池電圧(デバイス電圧)
VB1 検査前電池電圧(検査前のデバイス電圧)
VS 出力電圧
IB,IB(t) (外部直流電源から電池に流れる)電流
IB(tb),IB(tb1),IB(tb2),IB(tb3) 収束前電流値

Claims (1)

  1. 予め充電された蓄電デバイスに外部直流電源から出力電圧VSを印加し続けて、上記外部直流電源から上記蓄電デバイスに電流を流し続ける電圧印加工程と、
    電圧印加後、電圧印加時間tが、上記電流の電流値IB(t)が収束するよりも前で、予め定めた収束前時間tbを経過したときの収束前電流値IB(tb)を検知する電流検知工程と、
    上記電圧印加時間t、上記電流値IB(t)及び上記蓄電デバイスの自己放電抵抗Rpの関係に基づいて、上記収束前時間tb及び上記収束前電流値IB(tb)から当該蓄電デバイスの自己放電抵抗Rpを取得する抵抗取得工程と、
    取得した上記自己放電抵抗Rpに基づいて、当該蓄電デバイスの良否を判定する判定工程と、を備える
    蓄電デバイスの自己放電検査方法。
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