JP6792880B2 - レーザ溶接状態判定装置 - Google Patents

レーザ溶接状態判定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6792880B2
JP6792880B2 JP2018174274A JP2018174274A JP6792880B2 JP 6792880 B2 JP6792880 B2 JP 6792880B2 JP 2018174274 A JP2018174274 A JP 2018174274A JP 2018174274 A JP2018174274 A JP 2018174274A JP 6792880 B2 JP6792880 B2 JP 6792880B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
determination unit
laser
welding state
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018174274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020044546A (ja
Inventor
重元 廣田
重元 廣田
功 鳥越
功 鳥越
利光 前田
利光 前田
翔貴 春日
翔貴 春日
憲治 村田
憲治 村田
Original Assignee
前田工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 前田工業株式会社 filed Critical 前田工業株式会社
Priority to JP2018174274A priority Critical patent/JP6792880B2/ja
Publication of JP2020044546A publication Critical patent/JP2020044546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6792880B2 publication Critical patent/JP6792880B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

本発明は、対象物におけるレーザ溶接されたレーザ照射部位での溶接状態を判定するうえで好適なレーザ溶接状態判定装置に関する。
従来、レーザ溶接された対象物の溶接状態を判定するレーザ溶接状態判定装置が知られている(例えば、特許文献1及び2)。特許文献1記載のレーザ溶接状態判定装置は、対象物におけるレーザビームが照射されたレーザ照射部位を撮像するカメラと、そのカメラの撮像画像に基づいて溶接状態を判定する判定部と、を備えている。この装置において、判定部は、カメラの撮像画像からレーザ照射部位に形成されたキーホールの外周である円状かつ高輝度の発光輪を抽出して、その発光輪の中心部と周辺部との輝度分布を検出する。そして、それらの輝度分布の比較結果に基づいてレーザ照射部位での貫通の程度を判定する。
また、特許文献2記載のレーザ溶接状態判定装置は、対象物におけるレーザビームが照射されたレーザ照射部位を撮像するカメラと、そのカメラの撮像画像に基づいて溶接状態を判定する判定部と、を備えている。この装置において、判定部は、カメラの撮像画像からキーホールを抽出して、キーホール内の黒色の有無を検出すると共に、その黒色の形状を検出する。そして、キーホール内の黒色面積が所定範囲外である場合や溶融部位の長さが所定長さよりも大きい場合に、レーザ照射部位での溶接が不良であると判定する。
特開2010−115680号公報 特開2003−019584号公報
しかしながら、上記の如くカメラ撮像画像における発光輪の中心部と周辺部との輝度分布の比較だけでは、レーザ照射部位での貫通の程度を正確に判定することは困難である。また、上記の如くカメラ撮像画像におけるキーホール内の黒色の形状だけでは、レーザ照射部位での溶接良否を正確に判定することは困難である。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、レーザ照射部位での溶接状態を精度良く判定することが可能なレーザ溶接状態判定装置を提供することを目的とする。
本発明は、レーザ溶接される対象物におけるレーザビームが照射されたレーザ照射部位を撮像する撮像部と、前記撮像部での撮像により取得した画像を所定手法で処理する画像処理部と、前記撮像部での撮像により取得した画像を、機械学習により得られる前記レーザ照射部位が撮像された画像データと所定の溶接状態との関係を示す学習データに照らし合わせることにより前記所定の溶接状態との一致度を判定する第一の判定部と、前記画像処理部での処理により取得した処理後画像を前記学習データに照らし合わせることにより前記所定の溶接状態との一致度を判定する第二の判定部と、前記画像処理部での処理により取得した数値パラメータに基づいて前記所定の溶接状態との一致度を判定する第三の判定部と、前記第一の判定部、前記第二の判定部、及び前記第三の判定部による各判定結果に基づいて、前記レーザ照射部位での溶接状態を判定する状態判定部と、を備える、レーザ溶接状態判定装置である。
溶接のパターンを模式的に表した図である。 実施形態のレーザ溶接システムの構成図である。 実施形態のレーザ溶接システムのブロック図である。 レーザ溶接システムが備えるレーザ溶接装置の構成図である。 溶接対象の溶接部を撮像した画像の一例である。 レーザ溶接システムが備えるレーザ溶接状態判定装置の有する計算機の内部構成図である。 レーザ溶接状態判定装置の有する計算機のメイン処理部の詳細ブロック図である。 レーザ溶接状態判定装置による判定手順を表した図である。 レーザ溶接システムにおいて実行されるルーチンの一例のフローチャートである。
以下、本発明に係るレーザ溶接状態判定装置の具体的な実施の形態について図面を用いて説明する。
一実施形態のレーザ溶接状態判定装置20は、レーザ溶接システム1に組み込まれる装置である。レーザ溶接システム1は、例えば金属製の板材2同士を突き合わせ或いは重ね合わせた部位を、レーザビームの照射により溶接するシステムである。この溶接は、図1(A)に示す如く二つの板材2の側面同士が突き合わされた状態でその突き合わされた面に沿って平行にその板材2を貫通してなされる溶接(すなわち、突き合わせ貫通溶接)、図1(B)に示す如くその板材2を非貫通でなされる溶接(すなわち、突き合わせ非貫通溶接)、図1(C)に示す如く二つの板材2が積層方向に重ね合わされた状態でその重ね合わされた面に垂直にその板材2を貫通してなされる溶接(すなわち、重ね合わせ貫通溶接)、及び図1(D)に示す如くその板材2を非貫通でなされる溶接(すなわち、重ね合わせ非貫通溶接)の何れか一以上を含む。
レーザ溶接システム1は、図2に示す如く、レーザ溶接装置10を備えている。レーザ溶接装置10は、レーザビームであるレーザ光を熱源として発生しつつ集光した状態で溶接対象の板材2に照射し、板材2を局部的に溶融及び凝固させることにより、板材2同士を接合する装置である。レーザ溶接装置10は、図2及び3に示す如く、レーザ発振器11と、伝送路12と、集光光学部13と、駆動部14と、シールドガス供給部15と、コントローラ16と、を有している。
レーザ発振器11は、レーザ光(例えば1070nmの第1波長を有するレーザ光)を発振する装置である。レーザ発振器11は、例えば、高出力化が可能なCO2レーザやYAGレーザなどを用いて構成されている。レーザ発振器11で発生したレーザ光は、伝送路12を通じて集光光学部13へ導かれる。CO2レーザでは、伝送路12での伝送は、ミラーによる折返しで行われる。また、YAGレーザでは、伝送路12での伝送は、ミラーによる折返し以外に、自在に湾曲可能な光ファイバによる伝送で行われることもある。
集光光学部13は、図4に示す如く、レーザヘッド13aと、コリメーションレンズ13bと、ダイクロイックミラー13cと、集光レンズ13dと、を有している。レーザヘッド13aは、円筒状の筐体からなる。コリメーションレンズ13b、ダイクロイックミラー13c、及び集光レンズ13dは、レーザヘッド13a内における光路上にその順に配置されている。
レーザ発振器11から出力されたレーザ光は、放射状に広がりながら進行する。コリメーションレンズ13bは、放射状に広がりながら進行するレーザ光を、平行に進行するレーザ光に変換するレンズである。ダイクロイックミラー13cは、レーザ発振器11から照射される上記第1波長のレーザ光を透過する一方、可視光及び後述するカメラ用の投光部から照射される第2波長のレーザ光を反射するミラーである。集光レンズ13dは、ダイクロイックミラー13cを透過したレーザ光を板材2の溶接加工点に集光するレンズである。このように、レーザ溶接装置10は、レーザ発振器11の生成した第1波長のレーザ光を適切なサイズに集光して板材2へ照射することにより二つの板材2を溶接する。
集光光学部13の下方には、台座17が設けられている。溶接対象の板材2は、台座17に載置され、治具を用いて台座17に固定される。集光光学部13は、台座ひいては板材2に対して移動可能である。駆動部14は、集光光学部13を台座17に対して水平方向及び上下方向に移動させるモータである。集光光学部13による板材2への溶接は、駆動部14が集光光学部13を台座17に対して水平方向に移動させることによりその板材2の表面に沿って進行する。尚、駆動部14は、集光光学部13の移動に代えて或いはその集光光学部13の移動と共に、台座17を移動させるものであってもよい。
シールドガス供給部15は、板材2の溶接加工点へシールドガスを吹き付ける部位である。このシールドガスの吹き付けは、レーザ光の照射に伴う板材2の溶接加工点の酸化などを防ぐために行われる。シールドガス供給部15により吹き付けられるシールドガスは、アルゴンやヘリウム,窒素などである。
コントローラ16は、集光光学部13及ぶ駆動部14に電気的に接続されている。コントローラ16は、集光光学部13によるレーザ光の出力制御を行うと共に、駆動部14による集光光学部13の移動制御を行う制御部(PLC)である。
レーザ溶接システム1は、図3に示す如く、レーザ溶接状態判定装置20を備えている。レーザ溶接状態判定装置20は、レーザ溶接装置10によりレーザ溶接された板材2の溶接状態を判定する装置である。レーザ溶接は、溶接部で激しい蒸発が起こり、レーザ光からの熱と激しい蒸発の蒸発反力とによって加工点に溶融金属が溜まる溶融池が形成されると共にその溶融池の中心付近に深い穴であるキーホールが形成された状態で進行する溶接であって、深溶込み溶接が可能である。このキーホールは、レーザ光の出力増加に伴って深くなり、進行方向への溶接速度の増加に伴って浅くなる傾向にある。
レーザ溶接状態判定装置20により判定される溶接状態は、キーホールや溶融池の状態であって、例えば、キーホールの貫通有無や、キーホールの一部が溶着金属で満たされずに母材の表面と溶着金属の表面との間に溝が形成されるアンダーカットの有無、溶接表面が窪むアンダーフィルの有無,未溶着,レーザ未出力などであり、それらのうち少なくとも2つから選択的に判定される。レーザ溶接状態判定装置20は、カメラ21と、計算機(PC)22と、データサーバ23と、を有している。
カメラ21は、レーザ溶接された板材2の溶接状態を撮像する撮像装置である。カメラ21は、図4に示す如く、集光光学部13により照射されるレーザ光と同軸で撮像を行う。カメラ21には、板材2の溶接部からの光が集光や反射,拡大などが施されて入射される。カメラ21は、入射した光を光電変換することで画像を生成する(図5参照)。尚、カメラ21は、可視光と共に可視光以外の近赤外光の波長成分を光電変換して画像生成するのが好適である。カメラ21で生成される画像は、二次元平面画像を縦横で所定ピクセル数ずつに分割した領域ごとの輝度を所定数(例えば256)の階調で表現したものである。
図3に示す如く、カメラ21には、計算機22が接続されている。カメラ21の撮像した画像は、計算機22に供給される。計算機22は、CPU、ストレージ、画像処理ボード、及びI/Oボードなどを有するディープラーニング向けコンピュータである。ストレージは、画像データを保存する。画像処理ボードは、カメラ21の撮像画像を処理する。I/Oボードは、計算機22の入出力を処理する。計算機22は、ソフトウェアシステムとしてドライバ層を有している。このドライバ層としては、ストレージドライバ、カメラドライバ、及びI/Oボードが挙げられる。
計算機22は、ソフトウェアシステムとしてアプリケーション層を有している。このアプリケーション層としては、メイン処理部30が挙げられる。メイン処理部30は、パラメータ設定部31と、画像処理部32と、画像処理リアルタイム判定部33と、AI処理部34と、総合判定部35と、を有している。
パラメータ設定部31は、画像処理部32での画像処理に用いるパラメータを設定する部位である。画像処理部32は、カメラドライバに読み込まれたカメラ21の撮像画像を後述する所定の手法で処理する部位である。画像処理リアルタイム判定部33は、画像処理部32で画像処理された結果に基づいて板材2の溶接状態をリアルタイムに判定する部位である。
AI処理部34は、板材2の溶接状態を判定する部位である。AI処理部34は、AIパラメータ設定部34aと、AI学習部34bと、AIリアルタイム判定部34cと、を有している。AIパラメータ設定部34aは、溶接状態を判定するための機械学習に用いられるパラメータを設定する部位である。このAIパラメータは、畳み込み処理の画像サイズ及び枚数、畳み込み処理フィルタの選択、活性化処理のフィルタ選択、間引き処理のフィルタ選択、間引き処理のサイズ及び枚数、パーセプトロン結合処理の中間層のサイズ及び層数、ドロップアウト割合、オプチマイザの種類選択、オプチマイザにおける畳み込み処理・活性化処理・間引き処理・パーセプトロン結合処理への係数・オフセット初期値・学習率の初期値、学習におけるエポック数の設定などである。AI学習部34bは、データサーバ23に格納されている学習用画像データに基づいて画像と溶接状態との関係を学習する部位である。AIリアルタイム判定部34cは、AI学習部34bで学習された結果とカメラドライバに読み込まれたカメラ21の撮像画像と画像処理部32で画像処理された結果とに基づいて溶接状態をリアルタイムに判定する部位である。
総合判定部35は、画像処理リアルタイム判定部33による判定結果及びAIリアルタイム判定部34cによる判定結果に基づいて、総合的に板材2の溶接状態を判定する部位である。総合判定部35は、また、計算機22の有するモニタへのカメラ21の画像表示、溶接状態を含む各種状態の表示、溶接状態を判定するための機械学習の状態表示を制御することが可能であると共に、コントローラ16に対して集光光学部13によるレーザ光の出力及び駆動部14によるレーザヘッド13aの位置の指令を行うことが可能である。
データサーバ23には、カメラ21の撮像画像を示す画像データと溶接状態とが互いに関連されて学習データとして格納されている。このデータサーバ23に格納される学習データは、カメラ21の撮像画像自体(元画像)、その元画像に対する画像処理により取得した画像(処理後画像)、及びその元画像に対する画像処理により取得した数値パラメータを含む。すなわち、カメラ21の元画像のデータ、処理後画像のデータ、及び数値パラメータが溶接状態に関連されてデータサーバ23に格納される。
カメラ21の撮像画像に対して行われる画像処理は、図7及び図8に示す如く、二値化処理、ブロブ解析処理、露出カラー化処理、三次元化処理、回転処理などである。二値化処理は、カメラ21の撮像画像(元画像)が例えば256階調の濃淡で表現されている場合に、設定した閾値を境にして白と黒との二階調に変換する処理である。二値化処理は、複数の閾値に対応して複数種類、実行される。ブロブ解析処理は、二値化処理された画像を分析する手法であって、その画像に含まれるブロブ(具体的には、キーホールや溶融池)の面積や周囲長,重心位置,真円度,扁平率,角度、更には、キーホールや溶融池に外接若しくは内接する四角形の位置や縦横それぞれの一辺の長さなどを算出する処理である。尚、画像処理上、例えば、閾値128以上の二値化部分がキーホールに設定され、閾値64以上の二値化部分が溶融池に設定される。
露出カラー化処理は、カメラ21の撮像画像中の各ピクセルの輝度値(例えば256段階)を所定段階(具体的には、輝度値の総階調数よりも少ない段階数、例えば16段階などの任意の値)のうちの何れに含まれるかを判定し、その段階に色を割り当ててその輝度を色で表示する処理である。三次元化処理は、カメラ21の撮像画像の輝度分布及び輝度勾配分布などに基づいてその画像を立体化する処理である。
上記の画像処理が実行されると、キーホール及び溶融池の面積、周囲長、重心位置、真円度、扁平率、及び角度、キーホールに外接若しくは内接する四角形及び溶融池に外接若しくは内接する四角形の位置及び縦横それぞれの一辺の長さ、キーホール周辺及び溶融池周辺の輝度勾配分布、露出カラー化された各色の面積比、並びにキーホール重心及び溶融池重心の輝度分布及びその輝度分布の時間変化などが、数値パラメータとして算出される。
AI処理部34のAI学習部34bは、データサーバ23に格納されている画像データ(元画像のデータ及び処理後画像のデータを含む。)を読み込み、機械学習を行う。AI学習部34bは、初期は、AIパラメータ設定部34aに設定されている初期パラメータに基づいて機械学習を行い、以後は、学習により算出したパラメータに基づいて機械学習を行う。この機械学習は、画像の各ピクセルの輝度値に対して重み付けを行う係数、閾値、オフセット値などを変化させることにより、最終的に溶接状態を当てる確率が最も高くなる重み付け係数などを決定するものである。機械学習は、重み付けを行う層が多階層であるディープラーニング(DL)を含む。DLは、出力値から入力値が正しいか否かを検算する機能(オプチマイザやバックプロパゲーション)を有しており、勾配降下法等で各階層での重み付け係数などのパラメータを自動最適化することが可能である。尚、DLの階層は、局所的(例えば1ピクセルのみ)に重み付けを行う層を含んでもよいし、また、大局的(例えばすべてのピクセル)に重み付けを行う層を含んでもよい。
AI学習部34bは、機能ブロックとして、畳み込み層と、活性化層と、プーリング層と、ファイナライザと、オプチマイザと、を有している。畳み込み層は、フィルタ機能である画像の畳み込み処理を行う層である。活性化層は、畳み込み層から出力されるデータを処理に適した形に変換するルックアップテーブル(LUT)である。プーリング層は、活性化層から出力されたデータを間引き処理する層である。フィイナライザは、間引き層から出力されるデータを結合する結合層である。オプチマイザは、出力値から入力値が正しいか否かを検算する層である。
AI学習部34bは、データサーバ23に格納されている各種溶接状態のデータセットであるカメラ21の元画像と溶接状態との関係に基づいて、上記の各層での処理を実行することにより、学習結果として最適な第1パラメータを設定する。また、AI学習部34bは、データサーバ23に格納されている各種溶接状態のデータセットであるカメラ21の処理後画像(具体的には、露出カラー化処理後の画像)と溶接状態との関係に基づいて、上記の各層での処理を実行することにより、学習結果として最適な第2パラメータを設定する。また、AI学習部34bは、データサーバ23に格納されている各種溶接状態のデータセットであるカメラ21の処理後画像(具体的には、三次元化処理後の画像)と溶接状態との関係に基づいて、上記の各層での処理を実行することにより、学習結果として最適な第3パラメータを設定する。
AI学習部34bの各学習結果は、AIリアルタイム判定部34cに供給される。AIリアルタイム判定部34cは、AI学習部31bの学習結果ごとに、カメラ21から送られてきた撮像画像又は画像処理部32からの処理後画像を照らし合わせることにより、各種溶接状態との一致度を判定し、そして、カメラ21の撮像画像に基づいて板材2の溶接状態をリアルタイムに判定する。
具体的には、まず、図8に示す如く、AIリアルタイム判定部34cは、入力されたカメラ21の元画像をAI学習部34bからの第1パラメータと比較することにより各種溶接状態との一致度を判定する。また、入力されたカメラ21の元画像に基づく露出カラー化処理後の処理後画像をAI学習部31bからの第2パラメータと比較することにより各種溶接状態との一致度を判定する。更に、入力されたカメラ21の元画像に基づく三次元化処理後の処理後画像をAI学習部31bからの第3パラメータと比較することにより各種溶接状態との一致度を判定する。
また、画像処理リアルタイム判定部33は、入力されたカメラ21の元画像を画像処理して得られたブロブ解析の処理結果を含む数値パラメータに基づいて、各種溶接状態との一致度を判定し、そして、カメラ21の撮像画像に基づいて板材2の溶接状態をリアルタイムに判定する。尚、この画像処理リアルタイム判定部33において用いるパラメータは、計算機22への作業者の入力操作により設定変更可能であってよい。
AI学習部34bの学習結果(AI状態)、AIリアルタイム判定部34cの判定結果、及び画像処理リアルタイム判定部33の判定結果は、総合判定部35に供給される。そして、総合判定部35は、AIリアルタイム判定部34cにおける一致度判定結果及び画像処理リアルタイム判定部33における一致度判定結果に基づいて、総合的にリアルタイムに板材2の溶接状態を判定する。具体的には、それぞれの一致度判定結果を重み付けし或いは閾値評価することにより最終的な各種溶接状態との一致度を判定し、最も一致度の高い溶接状態を判定する。
この総合判定部35において一致度判定結果の重み付けに用いる係数及び閾値評価に用いる数値は、計算機22への作業者の入力操作により変更設定可能である。すなわち、総合判定部35は、計算機22への作業者の入力操作に従って、それぞれの一致度判定結果の重み付けに用いる重み付け係数及び閾値評価に用いる閾値数値を設定することが可能である。総合判定部35は、メイン処理部30において設定された上記の重み付け係数又は閾値数値に従って各種溶接状態との一致度を判定し、最も一致度の高い溶接状態を判定する。
AIリアルタイム判定部34cにおける一致度判定結果の重み付け係数は、0〜100%の範囲で適宜変更されることが可能である。また、画像処理リアルタイム判定部33における一致度判定結果の重み付け係数は、0〜100%の範囲で適宜変更されることが可能である。例えば、総合判定部35は、AIリアルタイム判定部34cにおける一致度判定結果の重み付け係数を100%と設定し、画像処理リアルタイム判定部33における一致度判定結果の重み付け係数を0%と設定して、溶接状態を判定することとしてもよい。また逆に、AIリアルタイム判定部34cにおける一致度判定結果の重み付け係数を0%と設定し、画像処理リアルタイム判定部33における一致度判定結果を100%と設定して、溶接状態を判定することとしてもよい。また、総合判定部35は、AI学習部34bでの習熟度(学習データ数)に応じて自動的に上記の重み付け係数などを変化させることとしてもよい。更に、総合判定部35は、作業者の入力操作に従って設定された重み付け係数などにエラーが生じると判別される場合に、その人による基準よりもAI処理部34側が設定した基準を優先して用いることとしてもよい。例えば、カメラ21の画像を時系列で見比べれば、明らかにアンダーカットやアンダーフィルが生じている画像が存在するが、この画像を溶接NGとして状態判定するため、AI処理部34側が設定した基準を優先して用いて溶接状態を判定することとしてもよい。
また、総合判定部35は、計算機22のモニタに、カメラ21の元画像にAI状態を反映させた各種の機械学習による演算途中の状態を表示することが可能であると共に、AIリアルタイム判定部34cの判定結果及び画像処理リアルタイム判定部33の判定結果をカメラ21の元画像などと一緒に表示することが可能である。更に、AI状態での具体的な上記の第1〜第3パラメータ値や各種パラメータ数値を表示することとしてもよい。
次に、レーザ溶接システム1の動作を説明する。
レーザ溶接システム1において、システム電源がオンすると(図9に示すステップS100)、まず、データサーバ23に格納されている画像データが取得され、計算機22のメイン処理部30がシステムティーチング処理を行う(ステップS101)。具体的には、システムパラメータの設定処理及びデータサーバ23に格納されている画像データに対する上記の機械学習が実行される。そして、システムパラメータの設定処理が完了しかつ機械学習が完了したか否かが判別される(ステップS102)。この判別は、肯定判定がなされるまで継続して行われる。機械学習が完了すると、AI学習部34bでの学習結果がAIリアルタイム判定部34cに供給される。
上記のシステムティーチング処理が完了した後にメイン処理部30での各種のモニタリングが開始され(ステップS103)かつレーザ溶接装置10での溶接が開始されると(ステップS104)、まず、メイン処理部30のAIリアルタイム判定部34c及び画像処理リアルタイム判定部33がそれぞれ、カメラ21の撮像画像に基づいて板材2の溶接状態をリアルタイムに判定し、そして、総合判定部35が総合的にその板材2の溶接状態をリアルタイムに判定する(ステップS105)。そして、総合判定部35が、その判定した板材2の溶接状態が良好であるか否かを判別する。(ステップS106)。
例えば、図1(A)に示す突き合わせ貫通溶接が要求されているときに、判定された溶接状態が貫通溶接である場合は、その溶接状態が良好であると判別される一方、判定された溶接状態が非貫通溶接である場合は、その溶接状態が良好でないと判別される。また、図1(D)に示す重ね合わせ非貫通溶接が要求されているときに、判定された溶接状態が貫通溶接である場合は、その溶接状態が良好でないと判別される一方、判定された溶接状態が非貫通溶接である場合は、その溶接状態が良好であると判別される。
総合判定部35は、溶接状態が良好でないと判別した場合は、レーザ溶接装置10のコントローラ16に対して、集光光学部13によるレーザ光のパワー出力及び駆動部14によるレーザヘッド13aの位置(すなわち、板材2に対するレーザ光の照射位置)の少なくとも何れかを良好な溶接状態が得られるように変更させる指令を行う(ステップS107)。かかる指令がなされると、コントローラ16は、良好な溶接状態が得られるように集光光学部13によるレーザ光の出力及び駆動部14による台座17に対するレーザヘッド13aの位置を変更させる。
一方、総合判定部35が溶接状態が良好であると判別した場合は、板材2のすべての溶接が終了したか否かを判別する(ステップS108)。そして、すべての溶接が終了していないと判別された場合は、板材2の溶接に対する溶接状態の判定が継続される。一方、すべての溶接が終了したと判別された場合は、メイン処理部30での各種のモニタリングが終了され(ステップS109)、そして、システム電源がオフされる(ステップS110)。
このように、レーザ溶接システム1においては、カメラ21の撮像画像から板材2の溶接状態を判定することができる。具体的には、データサーバ23内の学習データに基づく機械学習により得られる第1〜第3パラメータを用いて各種溶接状態との一致度を判定すると共に、二値化処理により得られたブロブ解析に基づいて各種溶接状態との一致度を判定し、それらの判定結果を総合して、板材2の溶接状態をリアルタイムに判定することができる。そして、その溶接状態が良好でない場合に、レーザ光の出力又は照射位置を溶接状態が良好となるようにフィードバック制御することができる。
また、板材2の溶接状態のリアルタイム判定を行ううえで、カメラ21の元画像と第1パラメータとの比較による各種溶接状態との一致度判定と、露出カラー化処理後の処理後画像と第2パラメータとの比較による各種溶接状態との一致度判定と、三次元化処理後の処理後画像と第3パラメータとの比較による各種溶接状態との一致度判定と、二値化処理によるブロブ解析に基づく各種溶接状態との一致度判定と、を重み付けし或いは閾値評価することにより最終的な各種溶接状態との一致度を判定する。そして、最も一致度の高い溶接状態を溶接状態と判定する。
それぞれの一致度判定結果の重み付けに用いる係数及び閾値評価に用いる数値は、計算機22への作業者の入力操作により変更設定可能であると共に、AI学習部34bでの習熟度(学習データ数)などに応じて変更可能である。このため、それらの重み付け係数や数値などの変更により、板材2の溶接部の溶接状態を精度良く判定することができる。そして、判定した溶接状態が所望の状態でない場合に、以後の溶接状態が所望の状態になるようにレーザ光の出力や照射位置が補正される。このため、溶接品質を向上させることができる。
更に、板材2の溶接に際し、計算機22のモニタに、カメラ21の元画像にAI状態を反映させた各種の機械学習による演算途中の状態、AIリアルタイム判定部34cの判定結果及び画像処理リアルタイム判定部33の判定結果、AI状態での具体的な上記の第1〜第3パラメータ値や各種パラメータ数値などが表示可能である。このため、作業者がモニタを見ながら上記の重み付け係数などの変更設定操作などを行うことができるので、溶接品質を向上させるための作業者による操作容易性を確保することができる。
ところで、上記の実施形態においては、AI処理部34及び総合判定部35が扱うカメラ21の撮像画像やパラメータ,溶接状態の判定結果を、一回の撮像や演算で得られたものとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。AI処理部34及び総合判定部35が扱うカメラ21の撮像画像やパラメータ,溶接状態の判定結果として、単位時間当たりに取得したものの平均値を用いることとしてもよい。例えば、AI処理部34は、過去に得た時系列の所定数nのデータを平均した値を用いて各種溶接状態との一致度判定を行うこととしてもよい。また、総合判定部35は、一回ごとの各種溶接状態との一致度判定結果を時系列順に記憶させておき、所定数nの一致度判定結果を平均して溶接状態の判定を行うこととしてもよい。
また、上記の実施形態においては、学習データを格納するデータサーバ23が、溶接状態の判定を行うレーザ溶接状態判定装置に設けられている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。学習データを格納するデータベースを、レーザ溶接状態判定装置20とネットワークで接続される外部装置とし、その学習データをネットワーク経由でレーザ溶接状態判定装置20に取得させるものとしてもよい。
尚、本発明は、上述した実施形態や変形形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。
1:レーザ溶接システム、10:レーザ溶接装置、20:レーザ溶接状態判定装置、21:カメラ、22:計算機、23:データサーバ、30:メイン処理部、34:AI処理部、34b:AI学習部、34c:AIリアルタイム判定部、32:画像処理部、33:画像処理リアルタイム判定部、35:総合判定部。

Claims (12)

  1. レーザ溶接される対象物におけるレーザビームが照射されたレーザ照射部位を撮像する撮像部と、
    前記撮像部での撮像により取得した画像を所定手法で処理する画像処理部と、
    前記撮像部での撮像により取得した画像を、機械学習により得られる前記レーザ照射部位が撮像された画像データと所定の溶接状態との関係を示す学習データに照らし合わせることにより前記所定の溶接状態との一致度を判定する第一の判定部と、
    前記画像処理部での処理により取得した処理後画像を前記学習データに照らし合わせることにより前記所定の溶接状態との一致度を判定する第二の判定部と、
    前記画像処理部での処理により取得した数値パラメータに基づいて前記所定の溶接状態との一致度を判定する第三の判定部と、
    前記第一の判定部、前記第二の判定部、及び前記第三の判定部による各判定結果に基づいて、前記レーザ照射部位での溶接状態を判定する状態判定部と、
    を備える、レーザ溶接状態判定装置。
  2. 前記状態判定部は、前記第一の判定部による判定結果と、前記第二の判定部による判定結果と、前記第三の判定部による判定結果と、を重み付けして前記溶接状態を判定する、請求項1に記載のレーザ溶接状態判定装置。
  3. 前記状態判定部は、前記第一の判定部、前記第二の判定部、及び前記第三の判定部による各判定結果をそれぞれ閾値と比較した結果に基づいて、前記溶接状態を判定する、請求項1に記載のレーザ溶接状態判定装置。
  4. 前記第一の判定部、前記第二の判定部、及び前記第三の判定部による各判定結果は、単位時間当たりの平均値である、請求項1乃至3の何れか一項に記載のレーザ溶接状態判定装置。
  5. 前記画像処理部若しくは前記第一の判定部で用いられる、前記撮像部での撮像により取得した画像、前記第二の判定部で用いられる前記処理後画像、又は前記第三の判定部で用いられる前記数値パラメータは、単位時間当たりの平均値である、請求項1乃至4の何れか一項に記載のレーザ溶接状態判定装置。
  6. 前記学習データは、ネットワーク経由で取得される、請求項1乃至5の何れか一項に記載のレーザ溶接状態判定装置。
  7. 前記所定手法は、二値化処理、露出カラー化処理、及び三次元化処理のうちの少なくとも一つを含む、請求項1乃至6の何れか一項に記載のレーザ溶接状態判定装置。
  8. 前記数値パラメータは、前記レーザ照射部位に形成されるキーホール及び溶融池の面積、周囲長、重心位置、真円度、扁平率、及び角度、前記キーホールに外接若しくは内接する四角形及び前記溶融池に外接若しくは内接する四角形の位置及び一辺の長さ、前記キーホール周辺及び前記溶融池周辺の輝度勾配分布、並びに前記キーホール重心及び前記溶融池重心の輝度分布のうちの少なくとも一つを含む、請求項1乃至7の何れか一項に記載のレーザ溶接状態判定装置。
  9. 前記撮像部での撮像により取得した画像に前記学習データを反映させた、前記機械学習による演算途中の状態をモニタに表示する表示制御部を備える、請求項1乃至8の何れか一項に記載のレーザ溶接状態判定装置。
  10. 前記状態判定部により判定された前記溶接状態に応じて、前記レーザビームの出力パワーを変更するレーザ出力変更部を備える、請求項1乃至9の何れか一項に記載のレーザ溶接状態判定装置。
  11. 前記第二の判定部で用いられる処理後画像は、露出カラー化処理により得られた画像であり、
    前記第三の判定部で用いられる前記数値パラメータは、ブロブ処理の結果である、請求項1乃至10の何れか一項に記載のレーザ溶接状態判定装置。
  12. 前記状態判定部により判定可能な前記溶接状態は、貫通、非貫通、アンダーカット、アンダーフィル、未溶着、及びレーザ未出力のうち少なくとも2つを含む、請求項1乃至11の何れか一項に記載のレーザ溶接状態判定装置。
JP2018174274A 2018-09-18 2018-09-18 レーザ溶接状態判定装置 Active JP6792880B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018174274A JP6792880B2 (ja) 2018-09-18 2018-09-18 レーザ溶接状態判定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018174274A JP6792880B2 (ja) 2018-09-18 2018-09-18 レーザ溶接状態判定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020044546A JP2020044546A (ja) 2020-03-26
JP6792880B2 true JP6792880B2 (ja) 2020-12-02

Family

ID=69899139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018174274A Active JP6792880B2 (ja) 2018-09-18 2018-09-18 レーザ溶接状態判定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6792880B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7310704B2 (ja) * 2020-05-18 2023-07-19 東芝三菱電機産業システム株式会社 溶接品質判定支援システム
JP2022092729A (ja) * 2020-12-11 2022-06-23 株式会社東芝 溶接状態の検出方法、および溶接装置
JP2023061847A (ja) * 2021-10-20 2023-05-02 株式会社神戸製鋼所 溶接監視方法及び溶接監視装置、並びに積層造形方法及び積層造形装置
KR102644641B1 (ko) * 2021-12-09 2024-03-06 계명대학교 산학협력단 레이저 용접에 대한 품질 모니터링 장치 및 방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4240220B2 (ja) * 2003-10-09 2009-03-18 トヨタ自動車株式会社 レーザ溶接品質検査方法及び装置
JP6801312B2 (ja) * 2016-09-07 2020-12-16 村田機械株式会社 レーザ加工機、及びレーザ加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020044546A (ja) 2020-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6792880B2 (ja) レーザ溶接状態判定装置
WO2020110694A1 (ja) レーザ溶接機及び溶接状態モニタリング方法
JP2720744B2 (ja) レーザ加工機
JP5354335B2 (ja) レーザ加工良否判定方法及び装置
JP5875630B2 (ja) 不完全切断を識別するための方法および装置
US20160311056A1 (en) Welding head and method for joining a workpiece
JP7006915B2 (ja) 溶接外観不良検出装置、レーザ溶接装置、及び、溶接外観不良検出方法
CN110392618A (zh) 激光加工装置
JP4240220B2 (ja) レーザ溶接品質検査方法及び装置
JP7289087B2 (ja) リペア溶接装置およびリペア溶接方法
JP3579788B2 (ja) 裏波溶接制御方法及びその装置
JP6810973B2 (ja) レーザ溶接制御装置
JP5224061B2 (ja) レーザ溶接品質評価方法及び装置
JP2007237200A (ja) レーザ加工システムおよびレーザ加工方法
JP4186533B2 (ja) 溶接位置自動倣い制御装置及び自動倣い溶接方法
JP2003173947A (ja) 半導体ウェハのドットマーク形成位置の位置決め方法とその位置決め装置
JP6665028B2 (ja) 形状測定装置およびそれを搭載した塗布装置
JP2014024068A (ja) レーザ溶接におけるビード検査方法およびレーザ溶接方法
JP2017131931A (ja) レーザーマーキング装置
JP3203507B2 (ja) レーザ加工装置
JP2005334904A (ja) 自動倣い溶接制御方法及び装置
JP2010046679A (ja) レーザ溶接品質検査方法及び装置
JP5142916B2 (ja) レーザ加工方法、及び、レーザ加工装置
US20240253089A1 (en) Laser cleaning method, laser processing apparatus, and laser processing system
JP4147390B2 (ja) レーザ溶接品質検査方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6792880

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250