JP6783738B2 - コンバータ - Google Patents

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Description

本開示は、同期整流を行うコンバータに関する。
入力側と出力側とを絶縁するためにトランスを用いるDC−DCコンバータがある(例えば、特許文献1参照。)。このコンバータは、入力側の回路として4つのMOSFETでフルブリッジ回路を構成している。このコンバータは、これらのMOSFETのスイッチング動作で入力された直流を交流に変換してトランスの一次巻線に入力し、トランスの二次巻線から出力される交流をダイオードで構成された回路で整流して出力する。
しかし、ダイオードの損失はMOSFETのオン抵抗導通時に比べて大きくコンバータの損失が大きくなるという課題がある。そこで、二次巻線側の回路もMOSFETで構成し、ダイオードが導通するタイミングでMOSFETをオンさせて損失を減らす同期整流方式を採用するコンバータもある(例えば、特許文献1の図7、特許文献2の図9、10)。このようなMOSFETを使った同期整流は、MOSFETのボディダイオードに流れる電流(二次側トランス電流)を検出し、その電流値があるしきい値を上回った場合にゲートをオン、下回った場合にゲートをオフすることで実現できる。
特許第5818235号 特許第5386312号 特開2014−075943号公報 特開2014−075944号公報
特許文献1や2の同期整流方式ではMOSFETのボディダイオードに流れている二次側トランス電流が設定したしきい値を下回っている期間は同期整流が行われない。このため、特許文献1や2の同期整流方式ではボディダイオードの電流状態によってMOSFETのゲートがオンしない、又はオンの時間が短くなり、コンバータの損失を低減することが困難になる。特許文献1や2の同期整流方式でMOSFETのゲートをオンする期間を長くするためには、しきい値を低く設定することが考えられる。
しかし、ボディダイオードに流れている電流がしきい値を超えたときあるいはしきい値を下回ったとき(しきい値横断時)から実際にMOSFETへゲート信号を入力するまで時間を要し、しきい値横断時からMOSFETが動作するまで遅延(応答遅延)が生じていた。このため、しきい値を低くした場合、その値によってはゲートオフの応答遅延によりソースとドレインとの間で二次側トランス電流に逆流(ボディダイオードの逆方向)が発生することがある。
この二次側トランス電流の逆流は、トランスの励磁電流を利用して1次側スイッチ素子のZVS(ゼロボルトスイッチング)を実現する特許文献3や4のコンバータに対して大きな影響を及ぼす。二次側トランス電流の逆流は、トランスの一次側電流を減少させるため特許文献3や4のコンバータで1次側スイッチ素子のZVSができなくなりコンバータのスイッチング損失の低減が難しくなる。
つまり、特許文献3や4のコンバータに同期整流を適用した場合、損失の低減を図るために前記しきい値を下げると応答遅延により1次側スイッチ素子のZVSの実現が難しくなり、スイッチング損失の低減が困難になるため、コンバータのトータル損失の低減が困難という課題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべく、1次側スイッチ素子のZVSの実現と同期整流による損失低減の双方を可能とするコンバータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンバータは、同期整流のための二次側トランス電流のしきい値について、同期整流用スイッチ素子のオフ動作の遅延で二次側トランス電流がドレインからソースへ逆流しない程度の(応答遅延を考慮した)値とする一方、同期整流用スイッチ素子のオン動作をしきい値を利用せず、一次巻線側の回路のゲート信号を利用することとした。
具体的には、本発明に係るコンバータは、
1次巻線と2次巻線とを有するトランスと、
前記トランスの前記1次巻線又は前記2次巻線の電流を観測電流として検出する電流検出手段と、
逆並列ダイオードと並列コンデンサとがそれぞれ並列に接続されたスイッチ素子を有するスイッチング素子を上下アームとして第1端子と第2端子との間にそれぞれ並列に接続された第1レグと第2レグとを有し、前記1次巻線側に接続される第1回路と、
逆並列ダイオードと並列コンデンサとがそれぞれ並列に接続されたスイッチ素子を有するスイッチング素子を上下アームとして第3端子と第4端子との間にそれぞれ並列に接続された第3レグと第4レグとを有し、前記2次巻線側に接続される第2回路と、
前記第1レグの上下アームの接続点側と前記第2レグの上下アームの接続点側との間に前記1次巻線を介して又は前記第3レグの上下アームの接続点側と前記第4レグの上下アームの接続点側との間に前記2次巻線を介して接続されるインダクタンス手段と、
前記第1又は第2レグの上アームのスイッチング素子と前記第2又は第1レグの下アームのスイッチング素子とを組にして交互にオンオフさせて前記第1、第2端子側から入力される直流を交流に変換させて前記第1回路から前記トランスの前記1次巻線へ入力させる制御回路とを備え、
前記制御回路は、
前記第3及び第4端子間側から出力される電圧、電流もしくは電力の検出値又は前記第1及び第2端子間側から入力される電圧、電流又は電力の検出値が目標値に近づくように前記組となる前記第1又は第2レグの上アームのスイッチング素子と前記第2又は第1レグの下アームのスイッチング素子とが共にオン状態の期間に前記第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子の導通により前記2次巻線を短絡状態にさせて前記インダクタンス手段に溜めたエネルギーを前記第3、第4端子側に供給させるように前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち一方をオフし、前記共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子のうち一方の前記第1回路のスイッチング素子を先にオフさせてから他方の前記第1回路のスイッチング素子を後からオフさせる制御を行い、
前記観測電流の絶対値のピークが所定のしきい値より大きい場合、前記後からオフさせる前記第1回路のスイッチング素子をオンするタイミングで前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち他方のスイッチング素子をオンさせ、前記観測電流の絶対値が所定のしきい値より小さくなったときに、前記第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうちオンさせている他方のスイッチング素子をオフさせる同期整流動作を行う
ことを特徴とする。
本コンバータは、同期整流用スイッチング素子のボディダイオードに流れる電流(前記観測電流)の絶対値がしきい値を超えた場合、次の半周期から第1回路のゲート信号を用いて当該電流の絶対値がしきい値を超える前に同期整流用スイッチング素子のゲートをオンする。この動作で同期整流が適用される期間を伸ばし、同期整流用スイッチング素子のボディダイオードによる損失を低減することができる。
また、同期整流用スイッチ素子のゲートのオン動作は第1回路のゲート信号を使用するため設定するしきい値の影響を受けない。そのため、オフ時の応答遅延によってトランスの二次側を電流が逆流しない程度にしきい値を設定することができ、特許文献3や4のコンバータに同期整流を適用した場合でも1次側スイッチ素子のZVSを実現できる。
従って、本発明は、1次側スイッチ素子のZVSの実現と同期整流による損失低減の双方を可能とするコンバータを提供することができる。
本発明は、1次側スイッチ素子のZVSの実現と同期整流による損失低減の双方を可能とするコンバータを提供することができる。
本発明に係るコンバータの回路図である。 本発明に関連するコンバータにおける同期整流動作を説明する波形図である。 本発明に係るコンバータにおける同期整流動作を説明する波形図である。 本発明に係るコンバータにおける同期整流動作を説明する波形図である。 本発明に係るコンバータにおける各制御信号の波形図である。 本発明に係るコンバータにおける各制御信号の波形図である。 本発明に係るコンバータにおける同期整流動作を説明する波形図である。 本発明に係るコンバータにおける同期整流動作を説明する波形図である。 本発明に係るコンバータの制御回路が備える許可信号生成回路を説明する回路図である。 本発明に係るコンバータにおける軽負荷同期整流動作を説明する波形図である。 本発明に係るコンバータにおける軽負荷同期整流動作を説明する波形図である。 本発明に係るコンバータにおける軽負荷同期整流動作を説明する波形図である。 本発明に係るコンバータにおける軽負荷同期整流動作を説明する波形図である。 本発明に係るコンバータの制御回路が備える軽負荷用許可信号を生成する回路を説明する回路図である。 本発明に係るコンバータにおける軽負荷同期整流動作と同期整流動作を説明する波形図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図1は、本実施形態のコンバータの構成図を示す。図1に示されるコンバータは、トランス11と、トランス11の1次巻線11a側に接続される第1回路1と、トランス11の2次巻線11b側に接続される第2の回路2と、インダクタンス手段Lと、制御回路3とを備える。このコンバータは、第1端子T1及び第2端子T2側から入力される直流を交流に変換させて第1回路1から出力し、トランス11を介して第2回路2で交流を直流に変換して出力側の第3端子T3、第4端子T4側へ電力を供給する。
第1端子T1、第2端子T2には外付けされる電源からの電力が入力される。第1端子T1、第2端子T2の間にはコンデンサ16が接続されている。さらに第1端子T1、第2端子T2間には第1回路1が接続され、第1回路1は、第1レグ12及び第2レグ13の上下アームをスイッチング素子S1〜S4で構成したフルブリッジの回路となっている。
第1レグ12、第2レグ13は、第1端子T1と第2端子T2との間にそれぞれ並列に接続される。第1レグ12は、スイッチング素子S1、S2を上下アームとし、第2レグ13は、スイッチング素子S3、S4を上下アームとする。図1では、スイッチ素子Q1〜Q4に逆並列ダイオードD1〜D4と並列コンデンサC1〜C4とがそれぞれ並列に接続されたスイッチング素子S1〜S4を用いている。
第2回路2は、第3レグ14、第4レグ15は、第3端子T3と第4端子T4との間にそれぞれ並列に接続される。第3レグ14は、スイッチング素子S5、S6を上下アームとし、第4レグ15は、スイッチング素子S7、S8を上下アームとする。図1では、第1回路1と同様に第2回路2においても、スイッチ素子Q5〜Q8に逆並列ダイオードD5〜D8と並列コンデンサC5〜C8とがそれぞれ並列に接続されたスイッチング素子S5〜S8を用いている。
なお、本発明においては、第1回路1のスイッチ素子Q1〜Q4に並列に接続された逆並列ダイオードD1〜D4は、図1に示したようにスイッチング素子S1〜S4のボディダイオードを用いてもよく、スイッチング素子S1〜S4とは別に外付けされたダイオードを用いてもよく、またはこれらの組み合わせであってもよい。同様に、第1回路1のスイッチ素子Q1〜Q4に並列に接続された並列コンデンサC1〜C4は、図1に示したようにスイッチング素子S1〜S4の寄生容量を用いてもよく、スイッチング素子S1〜S4とは別に外付けされたコンデンサを用いてもよく、またはこれらの組み合わせであってもよい。第2回路2のスイッチ素子Q5〜Q8に並列に接続された逆並列ダイオードD5〜D8及び並列コンデンサC5〜C8についても同様である。
第2回路2の第3レグ14の上下アームの接続点側と第4レグ15の上下アームの接続点側とには、トランス11の2次巻線11bが接続される。また、第3端子T3、第4端子T4の間にはコンデンサ17が接続され、直流電圧が第3端子T3、第4端子T4の間に出力される。
インダクタンス手段Lは、第1レグ12の上下アームの接続点側と第2レグ13の上下アームの接続点側とにトランス11の1次巻線11aを介して接続される。このインダクタンス手段Lは、第2回路2の第3レグ14の上下アームの接続点側と第4レグ15の上下アームの接続点側とにトランス11の2次巻線11bを介して接続させてもよい。また、図1では、インダクタンス手段Lの一端が第1レグ12の上下アームの接続点側に、他端がトランス11の1次巻線11a側に接続されるが、インダクタンス手段Lの一端を第2レグ13の上下アームの接続点側に、他端をトランス11の1次巻線11a側に接続させてもよい。インダクタンス手段Lが2次巻線11bを介して接続される場合も同様である。
制御回路3は、図1の双方向コンバータにおいて、第1回路1から第2回路2側へ電力を供給する場合は、第1レグ12又は第2レグ13の上アームのスイッチング素子S1又はS3と第2レグ13又は第1レグ12の下アームのスイッチング素子S4又はS2とを組にして交互にオンオフさせて第1端子T1、第2端子T2側から入力される直流を交流に変換させて第1回路1から出力させる。ここでは、組となる第1回路1のスイッチング素子S1、S4のうち、スイッチング素子S4を先にオフさせて、その後に、スイッチング素子S1を後からオフさせる。同様に、他方の組となる第1回路1のスイッチング素子S2、S3のうち、スイッチング素子S3を先にオフさせて、その後に、スイッチング素子S2を後からオフさせる。
図1に示した第3、第4端子間側電圧検出手段18は第3端子T3及び第4端子T4間側の電圧を検出し、第1、第2端子間側電圧検出手段19は第1端子T1及び第2端子T2間側の電圧を検出する。第3、第4端子間側の電圧検出値及び第1、第2端子間側の電圧検出値は制御回路3に入力される。制御回路3は、第3、第4端子間側の電圧検出値、
第1、第2端子間側の電圧検出値にもとづいて第1回路1のスイッチング素子S1〜S4及び第2回路2のスイッチング素子S5〜S8をオンオフさせて、第2回路2の出力電圧を制御する。例えば、制御回路3は、出力電圧となる第3、第4端子間側の電圧検出値又は第1、第2端子間側の電圧検出値を目標電圧値に近づけるように第1回路1のスイッチング素子S1〜S4及び第2回路2のスイッチング素子S5〜S8のパルス幅や周波数等を変調させるパルス制御を行う。第3、第4端子間側電圧検出手段18及び第1、第2端子間側電圧検出手段19は、例えば出力側に抵抗を接続し、この抵抗に印加される電圧を検出する。なお、パルス制御とは、スイッチング素子の動作を制御するPWM制御、周波数制御、又は位相シフト制御を意味する。
第1回路1から第2回路2側へ電力を供給するときに出力側の第2回路のスイッチング素子をオンオフさせて、入力側である第1端子T1及び第2端子T2側からインダクタンス手段Lに蓄積させるエネルギー量を制御する。この場合は、制御回路3は、第2回路2のスイッチング素子S5、S6にそれぞれ駆動信号を与える。組となる第1回路1のスイッチング素子S1とS4同士又はスイッチング素子S2とS3同士がオン状態にある期間に、第2回路2のスイッチング素子S6又はS5をオン状態にさせることで、トランス11の2次巻線11b側を短絡状態にする。これにより、第1端子T1及び第2端子T2側から入力されるエネルギーをインダクタンス手段Lに蓄積させる。
次に、組となる第1回路1のスイッチング素子S1とS4同士又はスイッチング素子S2とS3同士がオン状態を継続している期間に、第2回路2のスイッチング素子S6又はS5をオフ状態とさせる。これにより、インダクタンス手段Lに蓄積させていたエネルギーが第3端子T3、第4端子T4側に供給される。その後、共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子S1とS4のうち一方のスイッチング素子S4を先にオフさせてから他方のスイッチング素子S1を後からオフさせる。
また、制御回路3は、第3端子T3及び第4端子T4側間に出力される電圧を上述の第2回路2のスイッチング素子S5、S6をオンオフさせる動作で得られる出力電圧よりも低くさせる動作の場合に、第1回路のスイッチング素子をパルス制御し、かつ第2回路のスイッチング素子S5、S6を順方向に導通しないように動作をさせる。具体的には、制御回路3は、組となる第1回路のスイッチング素子S1とS4同士又はスイッチング素子S2とS3同士がオン状態にある期間に、第1端子T1及び第2端子T2側から入力されるエネルギーをインダクタンス手段Lを介して、第3端子T3及び第4端子T4側に供給させるように第1回路のスイッチング素子をパルス制御し、かつ第2回路のスイッチング素子S5、S6を順方向に導通しないように動作をさせる。
同期整流をさせない特許文献4の場合、この動作では、制御回路3は、第2回路2のスイッチング素子S5〜S8を順方向に導通させないため、第2回路2は、逆並列ダイオードD7、D8が導通する整流回路として機能する。
同期整流を行う場合、スイッチ素子S7とS8を駆動させる。本発明に関連する技術(関連技術)では、次のように同期整流を行う。スイッチ素子S7とS8の逆並列ダイオードD7とD8に流れる電流をトランスの2次巻線の電流として電流計21で検出し、当該電流を全波整流して二次側トランス電流として取得する。そして、二次側トランス電流がしきい値を超えた時にスイッチ素子S7又はS8をオンし、しきい値を下回った時にスイッチ素子S7又はS8をオフする。図2は、関連技術のコンバータにおける二次側トランス電流と各スイッチのゲート信号とを説明するタイミングチャートである。
なお、図2及び以降の図のタイミングチャートについては、第1回路1のスイッチング素子、第2回路2のスイッチング素子をオンさせるための駆動信号をオン信号、オフさせるための駆動信号をオフ信号として下記の動作で説明する。駆動信号としては、電圧、電流などを用いる。また、オン信号、オフ信号等は、オン、オフの期間ずっと信号を与えるものであっても、トリガーとして短い時間の信号を与えるものであってもよく、特に限定されるものではない。
また、本明細書では、図1のように配置された電流計21で2次巻線の電流を検出し、これを全波整流した二次側トランス電流を前述した「観測電流」として説明する。
二次側トランス電流がしきい値を超えた瞬間にスイッチ素子S7又はS8をオンし、しきい値を下回った瞬間にスイッチ素子S7又はS8をオフすることが理想である。しかし、電流計21で電流を検出し、制御回路3でしきい値と比較し、スイッチ素子S7とS8にゲート信号を発生させるまでには応答時間がかかり、実際には二次側トランス電流がしきい値を超えて遅延時間経過後にスイッチ素子S7又はS8がオンし、しきい値を下回って遅延時間経過後にスイッチ素子S7又はS8がオフするという制御遅延が生じる。すなわち、関連技術のコンバータでは逆並列ダイオードでの損失を低減するためにしきい値を下げ過ぎると、上記制御遅延により二次側トランス電流が0Aとなった後もスイッチ素子S7又はS8がオン状態となる時間が発生し、スイッチ素子S7又はS8を電流がドレインからソース側へ逆流するという現象が発生してしまう。
(実施形態1)
本実施形態のコンバータでは、このような現象を発生させないために制御遅延に依存しない手法でスイッチ素子S7とS8を制御することとした。
本実施形態のコンバータの制御回路3は、昇圧時において、
第3端子T3及び第4端子T4間側から出力される電圧、電流もしくは電力の検出値又は第1端子T1及び第2端子T2間側から入力される電圧、電流又は電力の検出値が目標値に近づくように前記組となる前記第1レグ又は第2レグの上アームのスイッチング素子と前記第2レグ又は第1レグの下アームのスイッチング素子と(S1とS4/S3とS2)が共にオン状態の期間に第2回路2の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)の導通により前記2次巻線を短絡状態にさせてインダクタンス手段Lに溜めたエネルギーを第3端子T3、第4端子T4側に供給させるように前記導通状態にある第2回路2の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうち一方(S6/S5)をオフし、前記共にオン状態にある組となる第1回路1のスイッチング素子(S1とS4/S3とS2)のうち一方の第1回路1のスイッチング素子(S4/S3)を先にオフさせてから他方の第1回路1のスイッチング素子(S1/S2)を後からオフさせる制御を行う。
また、制御回路3は、降圧時において、
出力側となる第3端子T3と第4端子T4側に出力される電圧を出力側の第2回路2のスイッチング素子をオンオフさせる動作で得られる出力電圧よりも低くさせる動作の場合には、組となる第1レグ又は第2レグの上アームのスイッチング素子と第2レグ又は第1レグの下アームのスイッチング素子と(S1とS4/S3とS2)が共にオン状態の期間に第1端子T1と第2端子T2側から入力されるエネルギーをインダクタンス手段Lを介して第3端子T3と第4端子T4側に供給させるように第2回路2の組となるスイッチング素子(S5とS8/S6とS7)を逆方向(ダイオードの順方向)に導通させるとともに、前記逆方向に導通させるときに第3レグ14のスイッチング素子(S5/S6)をオンする制御を行う。
さらに、制御回路3は、
前記二次側トランス電流のピークが所定のしきい値より大きい場合、前記後からオフさせる第1回路1のスイッチング素子(S1/S2)をオンするタイミングで前記導通状態にある第2回路2の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうち他方のスイッチング素子(S8/S7)をオンさせ、前記二次側トランス電流が所定のしきい値より小さくなったときに、第2回路2の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうちオンさせている他方のスイッチング素子(S8/S7)をオフさせる同期整流動作を行う。
図3は、本実施形態のコンバータにおける二次側トランス電流と各スイッチのゲート信号とを説明するタイミングチャートである。図3(A)は昇圧時、図3(B)は降圧時である。本実施形態のコンバータは、スイッチ素子S7又はS8のオンするタイミングをしきい値判断せず、スイッチ素子S7はスイッチQ2(スイッチ素子S2)と同じタイミングでオン、スイッチ素子S8はスイッチQ1(スイッチ素子S1)と同じタイミングでオンすることとした。このように制御することで、スイッチ素子S7又はS8をオフする際の遅延時間を考慮し、二次側トランス電流がスイッチ素子S7又はS8を電流がドレインからソース側へ逆流しない程度のしきい値としておく一方、しきい値や制御遅延に依らずスイッチ素子S7又はS8をオンするタイミングを早めることができる。
図3(A)の昇圧時の場合で説明する。まず、制御回路3は、二次側トランス電流のピークがしきい値を超えているか否かを判断する。具体的には、制御回路3は、後述するPWMオフ検出信号又は位相シフトオフ検出信号がLowレベルからHighレベルへ切り替わるタイミングで二次側トランス電流がしきい値を超えているか否かを判断する。二次側トランス電流がしきい値を超えている場合、制御回路3は、2次巻線側を短絡状態にさせる時に、後からオフさせる第1回路のスイッチング素子(S1/S2)をオンするタイミングで導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうち他方のスイッチング素子(S8/S7)をオンさせる。また、制御回路3は、導通状態にある第2回路の第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうち一方のスイッチング素子(S6/S5)をオフした後に二次側トランス電流が所定の閾値より小さくなったときに、第2回路の第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうちオンさせている他方のスイッチング素子(S8/S7)をオフさせる。
なお、スイッチ素子S1、S2と同じタイミングでスイッチ素子S7、S8をオンさせた後、二次側トランス電流のピークがしきい値を超えない場合、スイッチ素子S7、S8をオフすることができなくなる。この現象に対してはスイッチ素子S3、S4、S5、S6のゲート信号を用いて電流がしきい値を超えたか否かを半周期に2回監視することで対策している。詳細は後述する。
制御回路3は、
許可レベルと不許可レベルの二値をとる許可信号と、
前記共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子(S1とS4/S3とS2)のうち先にオフさせる前記一方の第1回路のスイッチング素子(S4/S3)をオフするタイミングで第1レベルから第2レベルとなり、前記第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうち前記導通状態のときにオフさせた一方のスイッチング素子(S6/S5)をオンするタイミングで第2レベルから第1レベルとなるPWMオフ検出信号と、
前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうち一方(S6/S5)をオフするタイミングで第3レベルから第4レベルとなり、前記共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子(S1とS4/S3とS2)のうち先にオフさせる前記一方の第1回路のスイッチング素子(S4/S3)をオンするタイミングで第4レベルから第3レベルとなる位相シフトオフ検出信号と、
前記二次側トランス電流を確認して前記二次側トランス電流が所定の閾値より大きい場合に第5レベルから第6レベルとなり、前記第6レベルのときに前記二次側トランス電流が所定の閾値より小さくなった場合に第6レベルから第5レベルとなる電流比較結果と、
を生成する。
図4は、PWMオフ検出信号と位相シフトオフ検出信号を説明する図である。図4では、PWMオフ検出信号の第1レベルをLowレベル(オフ)、第2レベルをHighレベル(オン)、位相シフトオフ検出信号の第3レベルをLowレベル(オフ)、第4レベルをHighレベル(オン)として説明している。
PWMオフ検出信号は、スイッチング素子S4又はS3がオフするタイミングでHighレベルとなり、スイッチング素子S5又はS6がオンするタイミングでLowレベルに戻る。図4Aでは、PWMオフ検出信号のHighレベルからLowレベルへの切り替えをスイッチング素子S5又はS6のゲート信号に基づいて行っている場合を記載している。PWMオフ検出信号をHighレベルからLowレベルへ切り替えするタイミングは、反対アームにあるスイッチング素子(PWMオフ検出信号がHighレベルとなったタイミングにオフしたスイッチング素子がS4であればスイッチング素子S3、該タイミングでオフしたスイッチング素子がS3であればスイッチング素子S4)がオフする前であればいつでもよく、スイッチング素子S5又はS6のゲート信号以外の信号や時間に基づいてもよい。例えば、図4Bのように、PWMオフ検出信号をHighレベルからLowレベルへ切り替えするタイミングが、上記反対アームにあるスイッチング素子をオンするタイミングであってもよい。
位相シフトオフ検出信号は、スイッチング素子S6又はS5がオフするタイミングでHighレベルとなり、スイッチング素子S3又はS4がオンするタイミングでLowレベルに戻る。図4Aでは、位相シフトオフ検出信号のHighレベルからLowレベルへの切り替えをスイッチング素子S3又はS4のゲート信号に基づいて行っている場合を記載している。位相シフトオフ検出信号をHighレベルからLowレベルへ切り替えするタイミングは、反対アームにあるスイッチング素子(位相シフトオフ検出信号がHighレベルとなったタイミングにオフしたスイッチング素子がS6であればスイッチング素子S5、該タイミングでオフしたスイッチング素子がS5であればスイッチング素子S6)がオフする前であればいつでもよく、スイッチング素子S3又はS4のゲート信号以外の信号や時間に基づいてもよい。例えば、図4Bのように、位相シフトオフ検出信号をHighレベルからLowレベルへ切り替えするタイミングが、上記反対アームにあるスイッチング素子をオンするタイミングであってもよい。
そして、制御回路3は、
前記許可信号が不許可レベルのときに、前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング又は前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングにおいて前記電流比較結果を確認し、前記電流比較結果が第6レベルであれば前記許可信号を許可レベルへ切り替え、
前記許可信号が許可レベルのときに、前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング及び該タイミングに続く前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングにおいて、あるいは前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミング及び該タイミングに続く前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミングにおいて、前記電流比較結果を確認し、双方の前記タイミングで前記電流比較結果が第5レベルであれば前記許可信号を不許可レベルへ切り替え、
前記許可信号が許可レベルのときだけ前記同期整流動作を行う。
図5は、同期整流動作を開始するときの各信号のタイミングチャートである。図5において、PWMオフ検出信号の第1レベルをLowレベル、第2レベルをHighレベル(オン)、位相シフトオフ検出信号の第3レベルをLowレベル、第4レベルをHighレベル、電流比較結果の第5レベルをLowレベル、第6レベルをHighレベル、許可信号の不許可レベルをLowレベル、許可レベルをHighレベルとして説明している。
PWMオフ検出信号又は位相シフトオフ検出信号が立ち上がる瞬間において、二次側トランス電流がしきい値を上回っていた場合、同期整流の許可信号がHighレベルとなる。図5は、位相シフトオフ検出のタイミングで二次側トランス電流がしきい値を超えた例である。許可信号がHighレベルとなった次の半周期から固定デッドタイムで動くスイッチ(スイッチQ1又はQ2)のオンと同時に同期整流用のゲート信号(スイッチング素子S8又はS7をオンする信号)が出される。例えば、図5の場合、スイッチ素子Q7に電流が流れているときに、二次側トランス電流がしきい値を超えた場合は、次にスイッチング素子S1をオンするときに同時にスイッチング素子S8もオンとする。
また、制御回路3は、前記許可信号が不許可レベルから許可レベルへ切り変わる時に前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうち他方(S8/S7)をオンさせて前記同期整流動作を開始してもよい。次の半周期を待たずにTxの時点で同期整流動作を開始することができる。
図6は、同期整流動作を終了するときの各信号のタイミングチャートである。図6において、各信号のレベルは図5で説明したレベルと同じである。
制御回路3は、許可信号がHighレベルのときは、二次側トランス電流がしきい値より小さいことを検出してスイッチング素子S8又はS7をオフする。PWMオフ検出信号がLowレベルからHighレベルへ切り替わった時に二次側トランス電流がしきい値を下回り、続く位相シフトオフ検出信号がLowレベルからHighレベルへ切り替わった時にも二次側トランス電流がしきい値を下回った場合、あるいは位相シフトオフ検出信号がLowレベルからHighレベルへ切り替わった時に二次側トランス電流がしきい値を下回り、続くPWMオフ検出信号がLowレベルからHighレベルへ切り替わった時にも二次側トランス電流がしきい値を下回った場合、制御回路3は、許可信号をHighレベルからLowレベルへ切り替える。制御回路3は、許可信号がHighレベルからLowレベルへ切り替わると同時にスイッチング素子S8又はS7のゲート信号をオンからオフへ切り替え、同期整流動作を終了する。つまり、同期整流動作終了時のスイッチング素子S8又はS7のゲート信号は、スイッチング素子S1又はS2のゲート信号のオンと同時にオンした後、二次側トランス電流がピーク(しきい値には達しない)となる期間のみオンとなる。
なお、制御回路3は、PWMオフ検出信号がHighレベル(第2レベル)になるタイミング(Aタイミングとする)、あるいは位相シフトオフ検出信号がHighレベル(第4レベル)になるタイミング(Bタイミングとする)において、電流比較結果がHighレベル(第6レベル)となっていれば許可信号を許可レベルとして同期整流動作を開始することができる。図5はBタイミングで許可信号が許可レベルとなる場合を説明したものである。
また、図5では、位相シフトオフ検出信号がLowレベル(第4レベル)からHighレベル(第3レベル)になるBタイミング時にPWMオフ検出信号がHighレベル(第2レベル)になっているが、Bタイミング時に二次側トランス電流がしきい値を超えていれば(電流比較結果がHighレベルであれば)、PWMオフ検出信号のレベルに関わらず許可信号のレベルを許可レベルへ切り替える。
同様に、Aタイミングで許可信号が許可レベルとなる場合も、Aタイミング時に二次側トランス電流がしきい値を超えていれば(電流比較結果がHighレベルであれば)、位相シフトオフ検出信号のレベルに関わらず許可信号のレベルを許可レベルへ切り替える。
すなわち、制御回路3は、Aタイミングに電流比較結果がHigh(第6レベル)且つ許可信号がLow(不許可レベル)ならば、あるいはBタイミングに電流比較結果がHigh(第6レベル)且つ許可信号がLow(不許可レベル)ならば、許可信号をHigh(許可レベル)として同期整流動作を開始する。また、制御回路3は、Aタイミングに電流比較結果がHigh(第6レベル)且つ許可信号がHigh(許可レベル)ならば、あるいはBタイミングに電流比較結果がHigh(第6レベル)且つ許可信号がHigh(許可レベル)ならば、許可信号をHigh(許可レベル)に維持し、同期整流動作を継続する。
一方、AタイミングとBタイミングのどちらかで電流比較結果がHigh(第6レベル)であれば許可信号が許可レベルになるため、制御回路3は、同期整流を終了させる(許可信号を不許可レベルにする)場合、PWMオフ時、位相シフトオフ時に二次側トランス電流がAタイミングとBタイミング、あるいはBタイミングとAタイミングで2回連続でしきい値を下回る必要がある。つまり、Aタイミングに電流比較結果がLow(第5レベル)であり、続くBタイミング時にも電流比較結果がLow(第5レベル)である場合、又はBタイミング時に電流比較結果がLow(第5レベル)であり、続くAタイミングにも電流比較結果がLow(第5レベル)である場合に、制御回路3は許可信号を許可レベルから不許可レベルに切り替え、同期整流動作を終了する。
図7は、制御回路3が備える許可信号生成回路の一例である。許可信号生成回路は、コンパレータで二次側トランス電流としきい値を比較し、比較結果を2つのD型フリップフロップのD入力に入力する。許可信号生成回路は、それぞれのD型フリップフロップのクロック入力にPWMオフ検出信号又は位相シフトオフ信号を入力し、それぞれのQ出力を論理和することで許可信号を得る。
同期整流のゲートをオフするためのしきい値はできるだけ低い方が損失低減に有利となる。しかし、しきい値が低すぎると制御回路3が二次側トランス電流がしきい値を下回ったことの検出からスイッチング素子S8又はS7へゲート信号を出力するまでの遅延時間によりダイオード電流はゼロになるがゲートがオンしている状態となり、ドレインからソースへ電流が逆流する可能性がある。この場合、トランス11の一次側でトランス11の一次側電流が減少し、特許文献3や4のコンバータにおいて一次側スイッチのソフトスイッチング(ZVS)が困難となる。そのため制御回路3は同期制御動作をするスイッチング素子S8又はS7のオン時間に制限を設けている。この制限時間は固定デッドタイムスイッチ(スイッチング素子S1又はS2)のオン時間よりも短くしている。
(実施形態2)
本実施形態のコンバータでは、同期整流適用期間の拡大を考える。実施形態1で説明した制御手法は、二次側トランス電流がしきい値に達しない軽負荷時には、同期整流動作をしない。そこで、軽負荷時の損失低減に向けて、本実施形態では、二次側トランス電流が前述のしきい値に達しない場合でも同期整流動作を可能とする制御方法を説明する。
なお、以降の説明では、実施形態1で説明したしきい値を「所定のしきい値」、軽負荷時の同期整流動作を行うために新たに設定するしきい値を「軽負荷用しきい値」として説明する。これらのしきい値には、絶対値において、
0<「軽負荷用しきい値」<「所定のしきい値」
の関係がある。
本実施形態のコンバータの構成は実施形態1で説明した図1のコンバータの構成と同じである。また、制御回路3が行う同期整流動作以外のコンバータの昇圧動作及び降圧動作における制御内容も実施形態1と同じである。
制御回路3が行う実施形態1と異なるコンバータの制御内容は次である。
制御回路3は、
前記二次側トランス電流についてゼロより大きく且つ前記所定のしきい値より小さい軽負荷用しきい値が設定されており、
前記二次側トランス電流のピークが前記所定のしきい値より小さく且つ前記軽負荷用しきい値より大きい場合、前記後からオフさせる第1回路1のスイッチング素子(S1/S2)をオンするタイミングで前記導通状態にある第2回路2の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうち他方のスイッチング素子(S8/S7)をオンさせ、前記二次側トランス電流がピークに達したときに、第2回路2の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうちオンさせている他方のスイッチング素子(S8/S7)をオフさせる軽負荷同期整流動作を行う。
図8及び図9は、本実施形態のコンバータにおける二次側トランス電流と各信号とを説明するタイミングチャートである。図8は二次側トランス電流のピーク検出に位相シフトオフ検出信号を利用する場合、図9は二次側トランス電流のピーク検出にPWMオフ検出を使用する場合である。
いずれの場合も、前述の所定のしきい値よりも小さい軽負荷用しきい値を新たに設ける。軽負荷用しきい値は、二次側トランス電流が流れているかどうかわかれば良く、この軽負荷用しきい値で同期整流用のスイッチング素子(S7/S8)をオフした場合、遅延時間によって逆流が発生してしまうような低い値で良い。軽負荷用しきい値の設定についてさらに説明する。
条件a:二次側トランス電流0Aと前記所定のしきい値の間(つまり、0 < 軽負荷用しきい値 < 所定のしきい値)
条件b:同期整流で低減できる損失 < 同期整流の駆動損失 とならない負荷の範囲
条件c:二次側トランス電流のピークで軽負荷同期整流をオフした後、スイッチング素子の動作に遅延(ここの「遅延」とは制御回路3からドライバを介して同期整流用のスイッチング素子(S7/S8)のゲートを駆動するまでの遅延を意味する。)があっても当該スイッチング素子の電流がゼロになる前にゲートをオフできる範囲(二次側トランス電流が逆流しない範囲)
これらの条件全てを満たした上で一番小さい値を軽負荷用しきい値とする。
本実施形態のコンバータも、スイッチング素子S7又はS8のオンするタイミングを軽負荷用しきい値で判断せず、スイッチング素子S7はスイッチQ2(スイッチング素子S2)と同じタイミングでオン、スイッチング素子S8はスイッチQ1(スイッチング素子S1)と同じタイミングでオンする。このため、軽負荷用しきい値や制御遅延に依らずスイッチング素子S7又はS8をオンするタイミングを早めることができる。そして、二次側トランス電流がピークとなった時にオンとなっているスイッチング素子S7又はS8をオフする。PWMオフ検出信号が第1レベル(Low)から第2レベル(High)になるタイミング又は位相シフトオフ検出信号が第3レベル(Low)から第4レベル(High)になるタイミングを二次側トランス電流がピークに達したときと判断してよい。
制御回路3は、
許可レベルと不許可レベルの二値をとる軽負荷用許可信号と、
前記二次側トランス電流を確認して前記二次側トランス電流が前記軽負荷用しきい値より大きい場合に第7レベルから第8レベルとなり、前記第8レベルのときに前記二次側トランス電流が前記軽負荷用しきい値より小さくなった場合に第8レベルから第7レベルとなる軽負荷用電流比較結果と、
をさらに生成する。
そして、制御回路3は、
前記軽負荷用許可信号が不許可レベルのときに、前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング又は前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングにおいて前記軽負荷用電流比較結果を確認し、前記軽負荷用電流比較結果が第8レベルであれば前記軽負荷用許可信号を許可レベルへ切り替え、
前記軽負荷用許可信号が許可レベルのときに、前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング又は前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングにおいて前記軽負荷用電流比較結果を確認し、前記軽負荷用電流比較結果が第7レベルであれば前記軽負荷用許可信号を不許可レベルへ切り替え、
前記軽負荷用許可信号が許可レベル且つ前記許可信号が不許可レベルのときだけ前記軽負荷同期整流動作を行う。
図10は、位相シフトオフ検出信号を利用して軽負荷同期整流動作を開始するときの各信号のタイミングチャートである。図10において、PWMオフ検出信号の第1レベルをLowレベル、第2レベルをHighレベル(オン)、位相シフトオフ検出信号の第3レベルをLowレベル、第4レベルをHighレベル、軽負荷用電流比較結果の第7レベルをLowレベル、第8レベルをHighレベル、軽負荷用許可信号の不許可レベルをLowレベル、許可レベルをHighレベルとして説明している。
PWMオフ検出信号又は位相シフトオフ検出信号が立ち上がる瞬間において、二次側トランス電流が軽負荷用しきい値を上回っていた場合(軽負荷用電流比較結果がHighレベルの場合)、軽負荷同期整流の軽負荷用許可信号がHighレベルとなる。図10は、位相シフトオフ検出信号がHighレベルになるタイミングで二次側トランス電流が軽負荷用しきい値を超えた例である。軽負荷用許可信号がHighレベルとなった次の半周期から固定デッドタイムで動くスイッチ(スイッチQ1又はQ2)のオンと同時に同期整流用のゲート信号(スイッチング素子S8又はS7をオンする信号)が出される。例えば、図10の場合、スイッチ素子Q7に電流が流れているときに、二次側トランス電流が軽負荷用しきい値を超えた場合は、次にスイッチング素子S1をオンするときに同時にスイッチング素子S8もオンとする。
また、制御回路3は、軽負荷用許可信号が不許可レベルのときに、軽負荷用電流比較結果が第7レベルから第8レベルになるタイミングで導通状態にある第2回路2の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子(S6とS8/S5とS7)のうち他方(S8/S7)をオンさせて前記軽負荷同期整流動作を開始してもよい。次の半周期を待たずにTyの時点で軽負荷同期整流動作を開始することができる。
図11は、位相シフトオフ検出信号を利用して軽負荷同期整流動作を終了するときの各信号のタイミングチャートである。図11において、各信号のレベルは図10で説明したレベルと同じである。
制御回路3は、軽負荷用許可信号がHighレベルのときは、位相シフトオフ検出信号又はPWMオフ検出信号がLowレベルからHighレベルへ切り替わることを検出してスイッチング素子S8又はS7をオフする。位相シフトオフ検出信号又はPWMオフ検出信号がLowレベルからHighレベルへ切り替わる時に軽負荷用電流比較結果がLowレベルである場合、制御回路3は、軽負荷用許可信号をHighレベルからLowレベルへ切り替えて、次の半周期で同期整流をしないようにする。
図12は、制御回路3が備える軽負荷用許可信号の生成回路の一例である。この生成回路は、コンパレータで二次側トランス電流と軽負荷用しきい値を比較し、比較結果を2つのD型フリップフロップのD入力に入力する。軽負荷用許可信号の生成回路は、それぞれのD型フリップフロップのクロック入力にPWMオフ検出信号又は位相シフトオフ信号を入力し、それぞれのQ出力を論理和することで軽負荷用許可信号を得る。
(実施形態3)
実施形態1で説明した同期整流動作と実施形態2で説明した軽負荷同期整流動作とを組み合わせて動作させることができる。図13は、同期整流動作と軽負荷同期整流動作とを組み合わせて制御するときの各信号のタイミングチャートである。本実施形態では、周期毎に二次側トランス電流のピークが大きくなる場合を説明する。二次側トランス電流のピークは、A期間では軽負荷用しきい値を超えておらず、B期間では軽負荷用しきい値を超えているが所定のしきい値を超えておらず、C期間では所定のしきい値を超えている。
A期間からB期間へは実施形態2で説明した制御通りであり、コンバータは時刻Tyから軽負荷同期整流動作を開始する。B期間からC期間へは実施形態1で説明した制御通りであり、時刻Txにて許可信号がHighとなりコンバータは同期整流動作を開始する。ここで、B期間ですでに軽負荷同期整流動作が開始されている(図13の場合、スイッチQ7がオン状態である)ので、スイッチQ7又はQ8は時刻Txで同期整流動作に切り替わった後もオンを保ち続ける。
図13のように、軽負荷同期整流動作から同期整流動作へ制御を切り替えるために、制御回路3は、図13のように、時刻Txで、前記許可信号が不許可レベルから許可レベルになるタイミングで前記軽負荷用許可信号を許可レベルから不許可レベルへ切り替えてもよい。なお、制御回路3内で軽負荷同期整流動作と同期整流動作との制御の整合が取れるならば、軽負荷用許可信号を許可レベルを維持させていてもよい。
(他の実施形態)
上述した実施形態以外にも次のようなバリエーションがある。
1.観測電流(電流計21の位置)
電流計21は、図1では、トランスの2次巻線の電流を検出するためにトランス11の2次巻線11bと第4レグ15の上下アームの接続点側との間に配置したが、2次巻線11bと第3レグ14の上下アームの接続点側との間に配置してもよい。また、電流計21が、トランスの1次巻線の電流を検出する場合は、トランス11の1次巻線11aと第1レグ12の上下アームの接続点側又は第2レグ13の上下アームの接続点側との間に配置してもよい。
また、複数の電流計21を用いて観測電流を検出してもよい。2次巻線11bの観測電流は、第4レグ15の上アーム及び下アームのそれぞれに流れる電流を電流計で検出し、これらの合流により得ることができ、同様に、第3レグ14の上アーム及び下アームのそれぞれに流れる電流を電流計で検出し、これらの合流により得ることができる。さらに、1次巻線11a観測電流についても、第1レグ12の上アーム及び下アームのそれぞれに流れる電流を電流計で検出し、これらの合流により得ることができ、同様に、第2レグ13の上アーム及び下アームのそれぞれに流れる電流を電流計で検出し、これらの合流により得ることができる。
なお、電流計21を一次側に配置した場合、観測電流の波形がトランス11の巻数比や励磁電流により電流計21を二次側に配置した場合の観測電流の波形と異なるため、所定のしきい値や軽負荷用しきい値を調整することで同期整流制御が可能になる。
2.非全波整流
本実施形態では、電流計21が検出した電流を全波整流した信号とし観測電流としているが、当該電流を全波整流せずにそのまま観測電流とすることもできる。この場合の観測電流には、2次巻線11bや1次巻線11aの電流の他に、上述のとおり、複数の電流計21を用いて第1レグ12から第4レグ15のいずれか1つのレグにおいて上アーム及び下アームのそれぞれに流れる電流も含まれる。これら観測電流を全波整流せず、プラス側とマイナス側の電流が含まれる場合に、所定のしきい値と軽負荷用しきい値をプラス側とマイナス側に用意することで本発明の同期整流を行なうことができる。
3.スイッチ素子
(1)スイッチ素子の機能
本実施形態では、スイッチ素子Q5とQ6を位相シフト制御用、スイッチ素子Q7とQ8を同期整流制御用として説明した。しかし、スイッチ素子の機能を入れ替え、スイッチ素子Q5とQ6を同期整流制御用、スイッチ素子Q7とQ8を位相シフト制御用としてもよい。スイッチ素子の機能の入れ替えに応じたスイッチングを行うことでコンバータとして動作し、実施形態で説明した同期整流動作を行うことができる。
また、本実施形態では、第1回路1の第2レグの上下アームS3、S4を先にオフさせてから他方の第1レグの上下アームS1、S2を後からオフさせる制御を行っているが、第1レグの上下アームS1、S2を先にオフさせてから他方の第2レグの上下アームS3、S4を後からオフさせる制御を行ってもよい。
また、スイッチ素子の機能の入れ替えに応じて上述した観測電流のバリエーションを適用することができる。
(2)双方向性
本実施形態では、第1回路1から第2回路2側へ電力を供給する場合の同期整流動作について説明したが、第2回路2から第1回路1側へ電力を供給する場合の同期整流動作についても同様である。つまり、図1のコンバータは、スイッチング素子(S1〜S6)のゲート信号とトランス11の二次側トランス電流を用いて第2回路2のスイッチング素子S7とS8を同期整流動作させ、スイッチング素子(S3〜S8)のゲート信号とトランス11の一次側トランス電流を用いて第1回路1のスイッチング素子S1とS2を同期整流動作させることで、双方向コンバータとして機能する。また、図1のコンバータを双方向コンバータとして使用する場合、電力を供給する方向に応じて上述した観測電流のバリエーションを適用することができる。
4.他のバリエーション
上述した各バリエーションは、可能な限り組み合わせることができる。
本発明の電気回路において、接続点とは電気的に接続されて同電位にある部位を言い、物理的に接続された点を言うものではない。また、本発明のコンバータ及び双方向コンバータにおける各部の構成、構造、数、配置、形状、材質などに関しては、上記具体例に限定されず、当業者が適宜選択的に採用したものも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に包含される。
より具体的には、例えば、半導体素子として記号により例示したものなどは、これら特定の電気素子には限定されず、同様の機能または作用を有する単一の電気素子あるいは複数の電気素子を含む電気回路として構成することができ、これらすべての変形は、本発明の範囲に包含される。同様に、ダイオード、コンデンサ、スイッチング素子をはじめとする各回路素子の数や配置関係などについても、当業者が適宜設計変更したものは本発明の範囲に包含される。
T1・・・第1端子、T2・・・第2端子、T3・・・第3端子、T4・・・第4端子、1・・・第1回路、2・・・第2回路、3・・・制御回路、11・・・トランス、11a・・・1次巻線、11b・・・2次巻線、12・・・第1レグ、13・・・第2レグ、14・・・第3レグ、15・・・第4レグ、16、17・・・コンデンサ、18・・・第3、第4端子間側電圧検出手段、19・・・第1、第2端子間側電圧検出手段、21・・・電流計、S1〜S4・・・第1回路のスイッチング素子、Q1〜Q4・・・スイッチ素子、D1〜D4・・・逆並列ダイオード、C1〜C4・・・並列コンデンサ、D5〜D8・・・一方向性素子(逆並列ダイオード)、S5〜S8・・・第2回路のスイッチング素子、Q5〜Q8・・・スイッチ素子、C5〜C8・・・並列コンデンサ、L・・・インダクタンス手段

Claims (24)

  1. 1次巻線と2次巻線とを有するトランスと、
    前記トランスの前記1次巻線又は前記2次巻線の電流を観測電流として検出する電流検出手段と、
    逆並列ダイオードと並列コンデンサとがそれぞれ並列に接続されたスイッチ素子を有するスイッチング素子を上下アームとして第1端子と第2端子との間にそれぞれ並列に接続された第1レグと第2レグとを有し、前記1次巻線側に接続される第1回路と、
    逆並列ダイオードと並列コンデンサとがそれぞれ並列に接続されたスイッチ素子を有するスイッチング素子を上下アームとして第3端子と第4端子との間にそれぞれ並列に接続された第3レグと第4レグとを有し、前記2次巻線側に接続される第2回路と、
    前記第1レグの上下アームの接続点側と前記第2レグの上下アームの接続点側との間に前記1次巻線を介して又は前記第3レグの上下アームの接続点側と前記第4レグの上下アームの接続点側との間に前記2次巻線を介して接続されるインダクタンス手段と、
    前記第1又は第2レグの上アームのスイッチング素子と前記第2又は第1レグの下アームのスイッチング素子とを組にして交互にオンオフさせて前記第1、第2端子側から入力される直流を交流に変換させて前記第1回路から前記トランスの前記1次巻線へ入力させる制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記第3及び第4端子間側から出力される電圧、電流もしくは電力の検出値又は前記第1及び第2端子間側から入力される電圧、電流又は電力の検出値が目標値に近づくように前記組となる前記第1又は第2レグの上アームのスイッチング素子と前記第2又は第1レグの下アームのスイッチング素子とが共にオン状態の期間に前記第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子の導通により前記2次巻線を短絡状態にさせて前記インダクタンス手段に溜めたエネルギーを前記第3、第4端子側に供給させるように前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち一方をオフし、前記共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子のうち一方の前記第1回路のスイッチング素子を先にオフさせてから他方の前記第1回路のスイッチング素子を後からオフさせる制御を行い、
    前記観測電流の絶対値のピークが所定のしきい値より大きい場合、前記後からオフさせる前記第1回路のスイッチング素子をオンするタイミングで前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち他方のスイッチング素子をオンさせ、前記観測電流の絶対値が所定のしきい値より小さくなったときに、前記第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうちオンさせている他方のスイッチング素子をオフさせる同期整流動作を行う
    ことを特徴とするコンバータ。
  2. 前記制御回路は、出力側となる前記第3端子と前記第4端子側に出力される電圧を出力側の前記第2回路のスイッチング素子をオンオフさせる動作で得られる出力電圧よりも低くさせる動作の場合には、前記組となる前記第1又は第2レグの上アームのスイッチング素子と前記第2又は第1レグの下アームのスイッチング素子とが共にオン状態の期間に前記第1端子と前記第2端子側から入力されるエネルギーを前記インダクタンス手段を介して前記第3端子と前記第4端子側に供給させるように前記第2回路の組となるスイッチング素子を逆方向に導通させるとともに、前記逆方向に導通させるときに前記第3レグのスイッチング素子をオンすることを特徴とする請求項1に記載のコンバータ。
  3. 前記制御回路は、
    許可レベルと不許可レベルの二値をとる許可信号と、
    前記共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子のうち先にオフさせる前記一方の第1回路のスイッチング素子をオフするタイミングで第1レベルから第2レベルとなり、該タイミングでオフした前記一方の第1回路のスイッチング素子の反対アームにあるスイッチング素子をオフするタイミングより前の第1任意タイミングで第2レベルから第1レベルとなるPWMオフ検出信号と、
    前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち一方をオフするタイミングで第3レベルから第4レベルとなり、該タイミングでオフした前記一方のスイッチング素子の反対アームにあるスイッチング素子をオフするタイミングより前の第2任意タイミングで第4レベルから第3レベルとなる位相シフトオフ検出信号と、
    前記観測電流を確認して前記観測電流の絶対値が所定の閾値より大きい場合に第5レベルから第6レベルとなり、前記第6レベルのときに前記観測電流の絶対値が所定の閾値より小さくなった場合に第6レベルから第5レベルとなる電流比較結果と、
    を生成し、
    前記許可信号が不許可レベルのときに、前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング又は前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングにおいて前記電流比較結果を確認し、前記電流比較結果が第6レベルであれば前記許可信号を許可レベルへ切り替え、
    前記許可信号が許可レベルのときに、前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング及び該タイミングに続く前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングにおいて、あるいは前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミング及び該タイミングに続く前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミングにおいて、前記電流比較結果を確認し、双方の前記タイミングで前記電流比較結果が第5レベルであれば前記許可信号を不許可レベルへ切り替え、
    前記許可信号が許可レベルのときだけ前記同期整流動作を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンバータ。
  4. 前記第1任意タイミングが、前記第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち前記導通状態のときにオフさせた一方のスイッチング素子をオンするタイミングであることを特徴とする請求項3に記載のコンバータ。
  5. 前記第1任意タイミングが、前記共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子のうち先にオフさせる前記一方の第1回路のスイッチング素子をオフする前記タイミングでオフした前記一方の第1回路のスイッチング素子の反対アームにあるスイッチング素子をオンするタイミングであることを特徴とする請求項3に記載のコンバータ。
  6. 前記第2任意タイミングが、前記共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子のうち先にオフさせる前記一方の第1回路のスイッチング素子をオンするタイミングであることを特徴とする請求項3に記載のコンバータ。
  7. 前記第2任意タイミングが、前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち一方をオフする前記タイミングでオフした前記一方のスイッチング素子の反対アームにあるスイッチング素子をオンするタイミングであることを特徴とする請求項3に記載のコンバータ。
  8. 前記制御回路は、
    前記許可信号が不許可レベルから許可レベルへ切り変わる時に前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち他方をオンさせて前記同期整流動作を開始することを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載のコンバータ。
  9. 前記制御回路は、
    前記許可信号が許可レベルから不許可レベルへ切り変わる時に第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうちオンさせている他方のスイッチング素子をオフさせて前記同期整流動作を終了することを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載のコンバータ。
  10. 前記制御回路は、
    前記後にオフさせる前記第1回路のスイッチング素子をオンさせる時間より短い制限時間を有し、前記同期整流動作において、前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち他方のスイッチング素子をオンさせた後に前記制限時間を経過した場合、第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうちオンさせている他方のスイッチング素子をオフさせることを特徴とすることを特徴とする請求項から9のいずれかに記載のコンバータ。
  11. 前記制御回路は、
    前記観測電流の絶対値についてゼロより大きく且つ前記所定のしきい値より小さい軽負荷用しきい値が設定されており、
    前記観測電流の絶対値のピークが前記所定のしきい値より小さく且つ前記軽負荷用しきい値より大きい場合、前記後からオフさせる前記第1回路のスイッチング素子をオンするタイミングで前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち他方のスイッチング素子をオンさせ、前記観測電流の絶対値がピークに達したときに、前記第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうちオンさせている他方のスイッチング素子をオフさせる軽負荷同期整流動作を行う
    ことを特徴とする請求項1から10に記載のコンバータ。
  12. 前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング又は前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングを前記観測電流の絶対値がピークに達したときとすることを特徴とする請求項3から10を引用する請求項11に記載のコンバータ。
  13. 前記制御回路は、
    許可レベルと不許可レベルの二値をとる軽負荷用許可信号と、
    前記観測電流を確認して前記観測電流の絶対値が前記軽負荷用しきい値より大きい場合に第7レベルから第8レベルとなり、前記第8レベルのときに前記観測電流の絶対値が前記軽負荷用しきい値より小さくなった場合に第8レベルから第7レベルとなる軽負荷用電流比較結果と、
    をさらに生成し、
    前記軽負荷用許可信号が不許可レベルのときに、前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング又は前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングにおいて前記軽負荷用電流比較結果を確認し、前記軽負荷用電流比較結果が第8レベルであれば前記軽負荷用許可信号を許可レベルへ切り替え、
    前記軽負荷用許可信号が許可レベルのときに、前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング又は前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングにおいて前記軽負荷用電流比較結果を確認し、前記軽負荷用電流比較結果が第7レベルであれば前記軽負荷用許可信号を不許可レベルへ切り替え、
    前記軽負荷用許可信号が許可レベル且つ前記許可信号が不許可レベルのときだけ前記軽負荷同期整流動作を行う
    ことを特徴とする請求項3から10を引用する請求項11又は12に記載のコンバータ。
  14. 前記制御回路は、
    前記許可信号が不許可レベルから許可レベルになるタイミングで前記軽負荷用許可信号を許可レベルから不許可レベルへ切り替える
    ことを特徴とする請求項13に記載のコンバータ。
  15. 前記制御回路は、
    前記軽負荷用許可信号が不許可レベルのときに、前記軽負荷用電流比較結果が第7レベルから第8レベルになるタイミングで前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち他方をオンさせて前記軽負荷同期整流動作を開始する
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載のコンバータ。
  16. 1次巻線と2次巻線とを有するトランスと、
    前記トランスの前記1次巻線又は前記2次巻線の電流を観測電流として検出する電流検出手段と、
    逆並列ダイオードと並列コンデンサとがそれぞれ並列に接続されたスイッチ素子を有するスイッチング素子を上下アームとして第1端子と第2端子との間にそれぞれ並列に接続された第1レグと第2レグとを有し、前記1次巻線側に接続される第1回路と、
    逆並列ダイオードと並列コンデンサとがそれぞれ並列に接続されたスイッチ素子を有するスイッチング素子を上下アームとして第3端子と第4端子との間にそれぞれ並列に接続された第3レグと第4レグとを有し、前記2次巻線側に接続される第2回路と、
    前記第1レグの上下アームの接続点側と前記第2レグの上下アームの接続点側との間に前記1次巻線を介して又は前記第3レグの上下アームの接続点側と前記第4レグの上下アームの接続点側との間に前記2次巻線を介して接続されるインダクタンス手段と、
    前記第1又は第2レグの上アームのスイッチング素子と前記第2又は第1レグの下アームのスイッチング素子とを組にして交互にオンオフさせて前記第1、第2端子側から入力される直流を交流に変換させて前記第1回路から前記トランスの前記1次巻線へ入力させる制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記第3及び第4端子間側から出力される電圧、電流もしくは電力の検出値又は前記第1及び第2端子間側から入力される電圧、電流又は電力の検出値が目標値に近づくように前記組となる前記第1又は第2レグの上アームのスイッチング素子と前記第2又は第1レグの下アームのスイッチング素子とが共にオン状態の期間に前記第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子の導通により前記2次巻線を短絡状態にさせて前記インダクタンス手段に溜めたエネルギーを前記第3、第4端子側に供給させるように前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち一方をオフし、前記共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子のうち一方の前記第1回路のスイッチング素子を先にオフさせてから他方の前記第1回路のスイッチング素子を後からオフさせる制御を行い、
    前記観測電流の絶対値のピークが軽負荷用しきい値より大きい場合、前記後からオフさせる前記第1回路のスイッチング素子をオンするタイミングで前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち他方のスイッチング素子をオンさせ、前記観測電流の絶対値がピークに達したときに、前記第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうちオンさせている他方のスイッチング素子をオフさせる軽負荷同期整流動作を行う
    ことを特徴とするコンバータ。
  17. 前記制御回路は、出力側となる前記第3端子と前記第4端子側に出力される電圧を出力側の前記第2回路のスイッチング素子をオンオフさせる動作で得られる出力電圧よりも低くさせる動作の場合には、前記組となる前記第1又は第2レグの上アームのスイッチング素子と前記第2又は第1レグの下アームのスイッチング素子とが共にオン状態の期間に前記第1端子と前記第2端子側から入力されるエネルギーを前記インダクタンス手段を介して前記第3端子と前記第4端子側に供給させるように前記第2回路の組となるスイッチング素子を逆方向に導通させるとともに、前記逆方向に導通させるときに前記第3レグのスイッチング素子をオンすることを特徴とする請求項16に記載のコンバータ。
  18. 前記制御回路は、
    許可レベルと不許可レベルの二値をとる軽負荷用許可信号と、
    前記共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子のうち先にオフさせる前記一方の第1回路のスイッチング素子をオフするタイミングで第1レベルから第2レベルとなり、該タイミングでオフした前記一方の第1回路のスイッチング素子の反対アームにあるスイッチング素子をオフするタイミングより前の第1任意タイミングで第2レベルから第1レベルとなるPWMオフ検出信号と、
    前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち一方をオフするタイミングで第3レベルから第4レベルとなり、該タイミングでオフした前記一方のスイッチング素子の反対アームにあるスイッチング素子をオフするタイミングより前の第2任意タイミングで第4レベルから第3レベルとなる位相シフトオフ検出信号と、
    前記観測電流を確認して前記観測電流の絶対値が前記軽負荷用しきい値より大きい場合に第7レベルから第8レベルとなり、前記第8レベルのときに前記観測電流の絶対値が前記軽負荷用しきい値より小さくなった場合に第8レベルから第7レベルとなる軽負荷用電流比較結果と、
    を生成し、
    前記軽負荷用許可信号が不許可レベルのときに、前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング又は前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングにおいて前記軽負荷用電流比較結果を確認し、前記軽負荷用電流比較結果が第8レベルであれば前記軽負荷用許可信号を許可レベルへ切り替え、
    前記軽負荷用許可信号が許可レベルのときに、前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング又は前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングにおいて前記軽負荷用電流比較結果を確認し、前記軽負荷用電流比較結果が第7レベルであれば前記軽負荷用許可信号を不許可レベルへ切り替え、
    前記軽負荷用許可信号が許可レベルのときだけ前記軽負荷同期整流動作を行う
    ことを特徴とする請求項16又は17に記載のコンバータ。
  19. 前記第1任意タイミングが、前記第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち前記導通状態のときにオフさせた一方のスイッチング素子をオンするタイミングであることを特徴とする請求項18に記載のコンバータ。
  20. 前記第1任意タイミングが、前記共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子のうち先にオフさせる前記一方の第1回路のスイッチング素子をオフする前記タイミングでオフした前記一方の第1回路のスイッチング素子の反対アームにあるスイッチング素子をオンするタイミングであることを特徴とする請求項18に記載のコンバータ。
  21. 前記第2任意タイミングが、前記共にオン状態にある組となる第1回路のスイッチング素子のうち先にオフさせる前記一方の第1回路のスイッチング素子をオンするタイミングであることを特徴とする請求項18に記載のコンバータ。
  22. 前記第2任意タイミングが、前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち一方をオフする前記タイミングでオフした前記一方のスイッチング素子の反対アームにあるスイッチング素子をオンするタイミングであることを特徴とする請求項18に記載のコンバータ。
  23. 前記PWMオフ検出信号が第1レベルから第2レベルになるタイミング又は前記位相シフトオフ検出信号が第3レベルから第4レベルになるタイミングを前記観測電流の絶対値がピークに達したときとすることを特徴とする請求項18から22のいずれかに記載のコンバータ。
  24. 前記制御回路は、
    前記軽負荷用許可信号が不許可レベルのときに、前記軽負荷用電流比較結果が第7レベルから第8レベルになるタイミングで前記導通状態にある第2回路の前記第3レグと第4レグの下アーム又は上アームのスイッチング素子のうち他方をオンさせて前記軽負荷同期整流動作を開始する
    ことを特徴とする請求項18から23のいずれかに記載のコンバータ。
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