JP6782628B2 - 基板処理装置、基板処理システム及び基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置、基板処理システム及び基板処理方法 Download PDF

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Description

本開示は、基板処理装置、基板処理システム及び基板処理方法に関する。
特許文献1には、基板の表面に膜を形成した後に、当該膜の表面を化学機械研磨により平坦化する基板処理方法が開示されている。
特開2005−44910号公報
本開示は、基板に形成された膜の表面の更なる平坦化に有効な基板処理装置、基板処理システム及び基板処理方法を提供することを目的とする。
本開示の一側面に係る基板処理装置は、複数の加熱領域を含む熱板を有し、熱板を用いて基板の表面に化学機械研磨処理の対象となる膜を形成する成膜処理部と、基板の複数の部位について、化学機械研磨処理前における膜の厚さに関する第一情報と、化学機械研磨処理後における膜の厚さに関する第二情報とを取得し、第一情報及び第二情報に基づいて化学機械研磨処理による膜の厚さの変化量に関する情報を導出することと、複数の部位のそれぞれにおける変化量を補正するように、加熱領域ごとの温度設定を調節することと、を実行するように構成された制御部と、を備える。
例えば制御部は、複数の部位のそれぞれにおける変化量を補正するように温度設定を調節する際に、複数の部位間における変化量の差異を小さくするように、加熱領域ごとの温度設定を調節してもよい。
基板の表面に形成した膜に化学機械研磨を行ったとしても、所望のレベルまで膜の表面が平坦化されない場合がある。本願発明者等は、その要因について調査研究を行った結果、基板の部位ごとに膜の研磨耐性(以下、「膜質」という。)に差異が生じ、当該差異に起因して、化学機械研磨処理の進行度にばらつきが生じている可能性を見出した。この知見に基づき、本基板処理装置は、化学機械研磨処理の進行度のばらつきに関する情報を導出した上で、当該ばらつきを小さくするように、成膜条件(膜を形成する際の条件)を調節するように構成されている。すなわち、制御部は、上記第一情報及び上記第二情報に基づいて、化学機械研磨処理による膜の厚さの変化量に関する情報を導出し、複数の部位のそれぞれにおける変化量を補正するように、加熱領域ごとの温度設定を調節するように構成されている。これにより、膜質に起因する化学機械研磨処理の進行度のばらつきを低減することができる。従って、基板に形成された膜の表面の更なる平坦化に有効である。
複数の加熱領域は同心円状に並んでいてもよい。膜質の差異は、基板の中心からの距離に応じてばらつき易い傾向がある。これに対し、複数の加熱領域が同心円状に並ぶ構成によれば、上記傾向に応じて熱板の温度分布を調節できる。従って、基板に形成された膜の表面の平坦化に更に有効である。
制御部は、第一情報及び第二情報として、基板の表面の撮像画像における画素値を取得し、化学機械研磨処理による膜の厚さの変化量に関する情報として、化学機械研磨処理の前後における画素値の変化量を導出し、複数の部位のそれぞれにおける画素値の変化量を補正するように、加熱領域ごとの温度設定を調節してもよい。この場合、膜厚の代用特性として、基板の表面の撮像画像における画素値を用いることにより、第一情報及び第二情報を取得するための装置構成を単純化し易い。
本開示の他の側面に係る基板処理システムは、複数の加熱領域を含む熱板を有し、基板の表面に膜を形成する成膜処理部と、成膜処理部によって形成された膜に化学機械研磨処理を行う研磨処理部と、基板の複数の部位について、化学機械研磨処理前における膜の厚さに関する第一情報と、化学機械研磨処理後における膜の厚さに関する第二情報とを取得し、第一情報及び第二情報に基づいて化学機械研磨処理による膜の厚さの変化量に関する情報を導出することと、複数の部位のそれぞれにおける変化量を補正するように、加熱領域ごとの温度設定を調節することと、を実行するように構成された制御部と、を備える。
本開示の他の側面に係る基板処理方法は、複数の加熱領域を含む熱板を用い、基板の表面に膜を形成することと、膜に化学機械研磨処理を行うことと、基板の複数の部位について、化学機械研磨処理前における膜の厚さに関する第一情報と、化学機械研磨処理後における膜の厚さに関する第二情報とを取得し、第一情報及び第二情報に基づいて化学機械研磨処理による膜の厚さの変化量に関する情報を導出することと、複数の部位のそれぞれにおける変化量を補正するように、加熱領域ごとの温度設定を調節することと、を含む。
本開示によれば、基板に形成された膜の表面の更なる平坦化に有効な基板処理装置、基板処理システム及び基板処理方法を提供することができる。
基板処理システムの構成を示す模式図である。 熱板の平面図である。 検査装置の断面図である。 制御部の機能上の構成を示すブロック図である。 相関データ記憶部に記憶されるデータを例示するテーブルである。 制御部のハードウェア構成を例示するブロック図である。 基板処理手順を示すフローチャートである。 成膜処理順を示すフローチャートである。 研磨処理手順を示すフローチャートである。 熱板の温度設定の調節手順を示すフローチャートである。 基板処理システムの変形例を示す模式図である。 基板処理システムの他の変形例を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
〔基板処理システム〕
本実施形態に係る基板処理システム1は、基板に対し、保護膜の形成と、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)処理による保護膜表面の平滑化とを行う装置である。処理対象の基板は、例えば半導体のウェハWである。保護膜は、例えばスピンオンカーボン(SOC)等の所謂ハードマスクである。化学機械研磨処理(以下、「CMP処理」という。)は、ウェハWの表面に研磨液(スラリー)を供給しながら、当該表面を研磨パッドで研磨する処理である。
図1に示すように、基板処理システム1は、成膜装置2及び研磨装置3を備える。
(成膜装置)
成膜装置2(基板処理装置)は、ウェハWの表面にCMP処理の対象となるハードマスクを形成する。例えば成膜装置2は、互いに隣接するキャリアブロック11及び処理ブロック12と、制御部200とを有する。
キャリアブロック11は、成膜装置2内へのウェハWの導入及び成膜装置2内からのウェハWの導出を行う。例えばキャリアブロック11は、ウェハW用の複数のキャリアC1を支持可能であり、受け渡しアームA1を内蔵している。キャリアC1は、例えば円形の複数枚のウェハWを収容する。受け渡しアームA1は、キャリアC1からウェハWを取り出して処理ブロック12に渡し、処理ブロック12からウェハWを受け取ってキャリアC1内に戻す。
処理ブロック12(成膜処理部)は、受け渡しアームA1により搬入されたウェハWの表面にハードマスクを形成する。処理ブロック12は、複数の液処理ユニットU1と、複数の熱処理ユニットU2と、検査ユニットU3と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA2とを有する。
液処理ユニットU1は、ハードマスク形成用の処理液をウェハWの表面に供給して被膜を形成する処理(以下、「塗布処理」という。)を行う。例えば液処理ユニットU1は、所謂スピンコーティング(ウェハWを回転させながらウェハWの表面に処理液を供給し、処理液を遠心力により塗り広げること)によってウェハWの表面に被膜を形成する。
熱処理ユニットU2は、熱板20を有し、熱板20を用いて上記被膜をハードマスク化するための熱処理を行う。図2に示すように、熱板20は、複数(例えば五つ)の加熱領域21,22,23,24,25を含む。加熱領域21,22,23,24,25は同心円状に並んでいる。換言すると、加熱領域21,22,23,24,25は、中心を共通にしてそれぞれ円形の外形を有し、径方向にて中心側から外周側に順に並んでいる。加熱領域21,22,23,24,25のそれぞれは、個別に温度調節可能なヒータ(例えば電熱線)を内蔵している。
図1に戻り、検査ユニットU3は、液処理ユニットU1及び熱処理ユニットU2により形成されたハードマスクの膜厚に関する第一データを取得する。例えば検査ユニットU3は、検査装置30を有する。
図3に示すように、検査装置30は、保持部31と、リニア駆動部32と、撮像部33と、投光・反射部34とを含む。保持部31は、ウェハWを水平に保持する。リニア駆動部32は、例えば電動モータなどを動力源とし、水平な直線状の経路に沿って保持部31を移動させる。撮像部33は、例えばCCDカメラ等のカメラ35を有する。カメラ35は、保持部31の移動方向において検査装置30内の一端側に設けられており、当該移動方向の他端側に向けられている。投光・反射部34は、撮像範囲に投光し、当該撮像範囲からの反射光をカメラ35側に導く。例えば投光・反射部34は、ハーフミラー36及び光源37を有する。ハーフミラー36は、保持部31よりも高い位置において、リニア駆動部32の移動範囲の中間部に設けられており、下方からの光をカメラ35側に反射する。光源37は、ハーフミラー36の上に設けられており、ハーフミラー36を通して下方に照明光を照射する。
検査装置30は、次のように動作してウェハWの表面の画像データを取得する。まず、リニア駆動部32が撮像部33を移動させる。これにより、ウェハWがハーフミラー36の下を通過する。この通過過程において、ウェハW表面の各部からの反射光がカメラ35に順次送られる。カメラ35は、ウェハW表面の各部からの反射光を結像させ、ウェハW表面の画像データを取得する。
図1に戻り、制御部200は、キャリアブロック11及び処理ブロック12を制御する。制御部200の構成については、基板処理システム1の制御部100としてまとめて後述する。
(研磨装置)
研磨装置3は、成膜装置2によって形成されたハードマスクにCMP処理を行う。例えば研磨装置3は、互いに隣接するキャリアブロック13及び処理ブロック14と、制御部300とを有する。
キャリアブロック13は、研磨装置3内へのウェハWの導入及び研磨装置3内からのウェハWの導出を行う。例えばキャリアブロック13は、上記キャリアC1を支持可能であり、受け渡しアームA11を内蔵している。受け渡しアームA11は、キャリアC1からウェハWを取り出して処理ブロック14に渡し、処理ブロック14からウェハWを受け取ってキャリアC1内に戻す。
処理ブロック14(研磨処理部)は、受け渡しアームA11により搬入されたウェハWの表面のハードマスクにCMP処理を行う。処理ブロック14は、複数のCMPユニットU11と、複数の洗浄ユニットU12と、検査ユニットU13と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA12とを有する。
CMPユニットU11は、ウェハWの表面のハードマスクにCMP処理を行う。洗浄ユニットU12は、CMP処理後のウェハWを洗浄する。
検査ユニットU13は、CMPユニットU11及び洗浄ユニットU12により研磨・洗浄されたハードマスクの膜厚に関する第二データを取得する。例えば検査ユニットU13は、検査ユニットU3と同様に上述の検査装置30を有する。
制御部300は、キャリアブロック13及び処理ブロック14を制御する。制御部300の構成については、基板処理システム1の制御部100としてまとめて後述する。
(制御部)
基板処理システム1は、制御部100を備える。制御部100は、例えば上述した成膜装置2の制御部200及び研磨装置3の制御部300を含む。
制御部200は、ウェハWの表面にハードマスクを形成するようにキャリアブロック11及び処理ブロック12を制御することと、ウェハWの複数の部位について、CMP処理前におけるハードマスクの厚さに関する第一情報と、CMP処理後におけるハードマスクの厚さに関する第二情報とを取得し、第一情報及び第二情報に基づいてCMP処理によるハードマスクの厚さの変化量に関する情報を導出することと、複数の部位のそれぞれにおける上記変化量を補正するように、加熱領域21,22,23,24,25ごとの温度設定を調節することと、を実行するように構成されている。
ハードマスクの厚さに関する情報とは、ハードマスクの厚さに相関し、当該相関に再現性のある情報を意味する。例えば、ハードマスクの厚さに関する情報は、ハードマスクの厚さ自体を示す数値であってもよいし、ハードマスクの厚さの代用特性となり得る他の数値であってもよい。ハードマスクの厚さの変化量に関する情報とは、当該厚さの変化量に相関し、当該相関に再現性のある情報を意味する。例えば、ハードマスクの厚さの変化量に関する情報は、第一情報及び第二情報の差分であってもよいし、第一情報に対する第二情報の比率(又は第二情報に対する第一情報の比率)であってもよい。補正とは、適正な状態に近付けることを意味する。
制御部300は、成膜装置2によって形成されたハードマスクにCMP処理を行うようにキャリアブロック13及び処理ブロック14を制御する。
図4は、制御部200,300の機能的な構成を例示するブロック図である。図4に示すように、制御部200は、機能上の構成要素(以下、「機能ブロック」という。)として、出入制御部211と、成膜制御部212と、画素値取得部213と、画素値取得部214と、画素値記憶部215と、変化量算出部216と、相関データ記憶部217と、熱板温度調節部218とを有する。
出入制御部211は、キャリアC1からウェハWを取り出して処理ブロック12に渡し、処理ブロック12からウェハWを受け取ってキャリアC1内に戻すように受け渡しアームA1を制御する。
成膜制御部212は、ウェハWの表面にハードマスクを形成するように処理ブロック12を制御する。例えば成膜制御部212は、液処理ユニットU1及び熱処理ユニットU2にウェハWを搬送するように搬送アームA2を制御し、上記塗布処理を行うように液処理ユニットU1を制御し、塗布処理後のウェハWに上記熱処理を行うように熱処理ユニットU2を制御する。
画素値取得部213は、熱処理後のウェハWの複数の部位について上記第一情報を取得する。画素値取得部213は、第一情報の一例として、ウェハWの表面(すなわちハードマスクの表面)の撮像画像における画素値を取得する。画素値とは、画像を構成する画素それぞれの状態を示す数値である。例えば画素値は、画素の色彩の濃淡レベル(例えば白黒画像におけるグレイレベル)を示す数値である。カメラ35による撮像画像において、画素値は、当該画素に対応する撮像対象部分の高さに相関する。すなわち、画素値は、当該画素に対応する撮像対象部分におけるハードマスク表面の高さに相関するので、当該撮像対象部分におけるハードマスクの厚さにも相関する。
例えば画素値取得部213は、ウェハWを検査ユニットU3に搬送するように搬送アームA2を制御し、当該ウェハWの表面における各部の画素値を取得するように検査ユニットU3を制御する。
画素値取得部214は、CMP処理後のウェハWの複数の部位について上記第二情報を取得する。画素値取得部214は、第二情報の一例として、ウェハWの表面(すなわちハードマスクの表面)の撮像画像における画素値を取得する。例えば画素値取得部214は、制御部300を介して当該画素値を取得する。
画素値記憶部215は、画素値取得部213及び画素値取得部214により取得された画素値を記憶する。
変化量算出部216は、ウェハWの複数の部位について、CMP処理によるハードマスクの厚さの変化量に関する情報を導出する。変化量算出部216は、上記変化量に関する情報の一例として、CMP処理の前後における画素値の変化量に関する情報を導出する。
相関データ記憶部217は、加熱領域21,22,23,24,25ごとに、温度設定値と画素値変化量との関係を示すデータ(以下、「相談データ」という。)を記憶する。例えば、相関データ記憶部217は、図5に例示するテーブルを記憶する。
図5は、設定温度の値のリストと、各設定温度における画素値変化量とを含む。画素値変化量は、加熱領域21,22,23,24,25ごとのデータを含んでいる。図中のCH1〜CH5は、加熱領域21〜25にそれぞれ対応している。図5に例示される相関データは、実機試験又はシミュレーション等によって予め取得されている。相関データは、テーブルを記憶するのに代えて、テーブルの構成データから求まる回帰式を関数として記憶していてもよい。
図4に戻り、熱板温度調節部218は、複数の部位のそれぞれにおける画素値の変化量を補正するように、加熱領域21,22,23,24,25ごとの温度設定を調節する。
制御部300は、機能ブロックとして、出入制御部311と、研磨制御部312と、画素値取得部313と、画素値記憶部314とを有する。
出入制御部311は、キャリアC1からウェハWを取り出して処理ブロック14に渡し、処理ブロック14からウェハWを受け取ってキャリアC1内に戻すように受け渡しアームA11を制御する。
研磨制御部312は、ウェハWの表面にCMP処理を行うように処理ブロック14を制御する。例えば研磨制御部312は、CMPユニットU11及び洗浄ユニットU12にウェハWを搬送するように搬送アームA12を制御し、CMP処理を行うようにCMPユニットU11を制御し、CMP処理後のウェハWを洗浄するように洗浄ユニットU12を制御する。
画素値取得部313は、CMP処理後のウェハWの複数の部位について上記第二情報を取得する。画素値取得部313は、第二情報の一例として、ウェハWの表面(すなわちハードマスクの表面)の撮像画像における画素値を取得する。例えば画素値取得部313は、ウェハWを検査ユニットU13に搬送するように搬送アームA12を制御し、当該ウェハWの表面における各部の画素値を取得するように検査ユニットU13を制御する。
画素値記憶部314は、画素値取得部313により取得された画素値を記憶する。
図6は、制御部100のハードウェア構成を例示するブロック図である。図6に示すように、制御部200は回路220を有し、制御部300は回路320を有する。すなわち制御部100は、回路220及び回路320を含む回路120を有する。
回路220は、一つ又は複数のプロセッサ221と、メモリ222と、ストレージ223と、入出力ポート224と、通信ポート225とを有する。ストレージ223は記憶媒体であり、制御部200の上記各機能ブロックを構成するためのプログラムを記録している。ストレージ223は、コンピュータ読み取り可能であればどのようなものであってもよい。具体例として、ハードディスク、不揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク及び光ディスク等が挙げられる。メモリ222は、ストレージ223からロードしたプログラム及びプロセッサ221の演算結果等を一時的に記憶する。プロセッサ221は、メモリ222と協働してプログラムを実行することで、各機能ブロックを構成する。
入出力ポート224は、プロセッサ221からの指令に応じ、受け渡しアームA1、搬送アームA2、液処理ユニットU1、熱処理ユニットU2及び検査ユニットU3との間で電気信号の入出力を行う。通信ポート225は、プロセッサ221からの指令に応じ、制御部300の通信ポート325(後述)との間で情報通信を行う。
回路320は、一つ又は複数のプロセッサ321と、メモリ322と、ストレージ323と、入出力ポート324と、通信ポート325とを有する。ストレージ323は記憶媒体であり、制御部300の上記各機能ブロックを構成するためのプログラムを記録している。ストレージ323は、コンピュータ読み取り可能であればどのようなものであってもよい。具体例として、ハードディスク、不揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク及び光ディスク等が挙げられる。メモリ322は、ストレージ323からロードしたプログラム及びプロセッサ321の演算結果等を一時的に記憶する。プロセッサ321は、メモリ322と協働してプログラムを実行することで、各機能ブロックを構成する。
入出力ポート324は、プロセッサ321からの指令に応じ、受け渡しアームA11、搬送アームA12、CMPユニットU11、洗浄ユニットU12及び検査ユニットU13との間で電気信号の入出力を行う。通信ポート325は、プロセッサ321からの指令に応じ、制御部200の通信ポート225との間で情報通信を行う。
なお、制御部100のハードウェア構成は、必ずしもプログラムにより各機能ブロックを構成するものに限られない。例えば制御部200,300の上記機能ブロックの少なくとも一部は、専用の論理回路又はこれを集積したASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成されていてもよい。
〔基板処理方法〕
続いて、基板処理方法の一例として、基板処理システム1により実行される基板処理手順を説明する。この基板処理手順は、熱板20を用い、ウェハWの表面にハードマスクを形成することと、ハードマスクにCMP処理を行うことと、ウェハWの複数の部位について、CMP処理によるハードマスクの厚さの変化量に関する情報を導出することと、複数の部位のそれぞれにおける上記変化量を補正するように、加熱領域21,22,23,24,25ごとの温度設定を調節することと、を含む。
図7は、上記基板処理手順において制御部100が実行する制御手順を示すフローチャートである。図7に示すように、制御部100は、まずステップS01を実行する。ステップS01では、キャリアC1に収容された全てのウェハWの表面に成膜処理(ハードマスクを形成する処理)を実行するように、制御部200がキャリアブロック11及び処理ブロック12を制御する。
次に、制御部100はステップS02を実行する。ステップS02では、上記キャリアC1に収容された全てのウェハWに対し、ハードマスクのCMP処理を行うように、制御部300がキャリアブロック13及び処理ブロック14を制御する。
次に、制御部100はステップS03を実行する。ステップS03では、制御部200が、ウェハWの複数の部位について、CMP処理によるハードマスクの厚さの変化量に関する情報を導出することと、複数の部位のそれぞれにおける上記変化量を補正するように、加熱領域21,22,23,24,25ごとの温度設定を調節すること(以下、「温度調節」という。)とを実行する。
次に、制御部100は、全てのキャリアC1に対する処理が完了したか否かを確認する(ステップS04)。ステップS04において、未処理のキャリアC1が残っていると判定した場合、制御部100は処理をステップS01に戻す。以後、全てのキャリアC1に対する処理が完了するまで、ウェハWの表面にハードマスクを形成する処理と、ハードマスクのCMP処理と、熱板20の温度設定を調節する処理とがキャリアC1ごとに繰り返される。
ステップS04において、全てのキャリアC1に対する処理が完了したと判定した場合、制御部100はキャリアブロック11,13及び処理ブロック12,14の制御を完了する。以上で基板処理手順が完了する。
(成膜処理手順)
続いて、ステップS01の内容をより詳細に説明する。図8は、ステップS01において制御部200が実行する制御手順を示すフローチャートである。図8に示すように、制御部200は、まずステップS11を実行する。ステップS11では、出入制御部211が、キャリアC1内のウェハWを取り出して処理ブロック12に搬送するように受け渡しアームA1を制御する。
次に、制御部200はステップS12を実行する。ステップS12では、成膜制御部212が、ステップS11において搬送されたウェハWに塗布処理を行うための制御を実行する。具体的に、成膜制御部212は、受け渡しアームA1により搬送されたウェハWを液処理ユニットU1に搬送するように搬送アームA2を制御する。その後、成膜制御部212は、ウェハWの表面に塗布処理(処理液を塗布する処理)を行うように液処理ユニットU1を制御する。
次に、制御部200はステップS13を実行する。ステップS13では、成膜制御部212が、塗布処理後のウェハWに熱処理を行うための制御を実行する。具体的に、成膜制御部212は、塗布処理後のウェハWを液処理ユニットU1から熱処理ユニットU2に搬送するように搬送アームA2を制御する。その後、成膜制御部212は、塗布処理後のウェハWに熱処理を行うように熱処理ユニットU2を制御する。この熱処理は、熱板20の上にウェハWを配置することによる加熱処理を含む。熱板20の上にウェハWを配置する際に、熱処理ユニットU2は、塗布処理におけるウェハWの回転中心と、熱板20の中心とを一致させる。
次に、制御部200はステップS14を実行する。ステップS14では、画素値取得部213が、熱処理後のウェハWの複数の部位について、CMP処理前におけるハードマスクの厚さに関する第一情報を取得する。画素値取得部213は、第一情報の一例として、ウェハWの表面(すなわちハードマスクの表面)の撮像画像における画素値を取得する。具体的に、画素値取得部213は、熱処理後のウェハWを熱処理ユニットU2から検査ユニットU3に搬送するように搬送アームA2を制御する。その後、画素値取得部213は、ウェハWの表面を検査装置30により撮像するように検査ユニットU3を制御し、ウェハWの表面の画像データを検査ユニットU3から取得して画素値記憶部215に書き込む。画像データは、ウェハWの表面における各部の画素値を含む。
次に、制御部200はステップS15を実行する。ステップS15では、出入制御部211が、検査装置30における撮像後のウェハWをキャリアC1に戻すように搬送アームA2及び受け渡しアームA1を制御する。
次に、制御部200は、キャリアC1内の全てのウェハWに対する処理が完了したか否かを確認する(ステップS16)。ステップS16において、未処理のウェハWが残っていると判定した場合、制御部200は処理をステップS11に戻す。以後、全てのウェハWに対する処理が完了するまで、ウェハWの表面にハードマスクを形成する処理と、ウェハWの表面における各部の画素値を取得する処理とが繰り返される。
ステップS16において、全てのウェハWに対する処理が完了したと判定した場合、制御部200はキャリアブロック11及び処理ブロック12の制御を完了する。以上で成膜処理手順が完了する。
(研磨処理手順)
続いて、ステップS02の内容をより詳細に説明する。図9は、ステップS02において制御部300が実行する制御手順を示すフローチャートである。図9に示すように、制御部300は、まずステップS21を実行する。ステップS21では、出入制御部311が、キャリアC1内のウェハWを取り出して処理ブロック14に搬送するように受け渡しアームA11を制御する。
次に、制御部300はステップS22を実行する。ステップS22では、研磨制御部312が、ステップS21において搬送されたウェハWの表面(すなわちハードマスクの表面)にCMP処理を行うための制御を実行する。具体的に、研磨制御部312は、受け渡しアームA11により搬送されたウェハWをCMPユニットU11に搬送するように搬送アームA12を制御する。その後、研磨制御部312は、ウェハWの表面にCMP処理を行うようにCMPユニットU11を制御する。
次に、制御部300はステップS23を実行する。ステップS23では、研磨制御部312が、CMP処理後のウェハWを洗浄するための制御を実行する。具体的に、研磨制御部312は、CMP処理後のウェハWをCMPユニットU11から洗浄ユニットU12に搬送するように搬送アームA12を制御する。その後、研磨制御部312は、CMP処理後のウェハWに洗浄処理を行うように洗浄ユニットU12を制御する。
次に、制御部300はステップS24を実行する。ステップS24では、画素値取得部313が、ウェハWの複数の部位について、CMP処理後におけるハードマスクの厚さに関する第二情報を取得する。画素値取得部313は、第二情報の一例として、ウェハWの表面(すなわちハードマスクの表面)の撮像画像における画素値を取得する。具体的に、画素値取得部313は、洗浄処理後のウェハWを洗浄ユニットU12から検査ユニットU13に搬送するように搬送アームA12を制御する。その後、画素値取得部313は、ウェハWの表面を検査装置30により撮像するように検査ユニットU13を制御し、ウェハWの表面の画像データを検査ユニットU13から取得して画素値記憶部314に書き込む。画像データは、ウェハWの表面における各部の画素値を含む。
次に、制御部300はステップS25を実行する。ステップS25では、出入制御部311が、検査装置30における撮像後のウェハWをキャリアC1に戻すように搬送アームA12及び受け渡しアームA11を制御する。
次に、制御部300は、キャリアC1内の全てのウェハWに対する処理が完了したか否かを確認する(ステップS26)。ステップS26において、未処理のウェハWが残っていると判定した場合、制御部300は処理をステップS21に戻す。以後、全てのウェハWに対する処理が完了するまで、ウェハWの表面のCMP処理と、CMP処理後のウェハWの洗浄処理と、ウェハWの表面における各部の画素値を取得する処理とが繰り返される。
ステップS26において、全てのウェハWに対する処理が完了したと判定した場合、制御部300はキャリアブロック13及び処理ブロック14の制御を完了する。以上で研磨処理手順が完了する。
(温度調節手順)
続いて、ステップS03の内容をより詳細に説明する。図10は、ステップS03において制御部200が実行する演算手順を示すフローチャートである。図10に示すように、制御部200は、まずステップS31を実行する。ステップS31では、画素値取得部214が、画素値記憶部314に記憶されている画像データを画素値記憶部215に転送する。換言すると、画素値取得部214は、ウェハWの複数の部位について、CMP処理後におけるハードマスクの厚さに関する第二情報を取得する。画素値取得部214は、第二情報の一例として、ウェハWの表面(すなわちハードマスクの表面)の撮像画像における画素値を取得する。以下、CMP処理前に画素値取得部213により取得された画素値を「第一画素値」といい、CMP処理後に画素値取得部214により取得された画素値を「第二画素値」という。
次に、制御部200はステップS32を実行する。ステップS32では、変化量算出部216が、ウェハWの複数の部位について、CMP処理によるハードマスクの厚さの変化量に関する情報を導出する。複数の部位は、ステップS13の熱処理において、複数の加熱領域21,22,23,24,25の上にそれぞれ位置した複数の部位を含む。変化量算出部216は、上記変化量に関する情報の一例として、CMP処理の前後における画素値の変化量に関する情報を導出する。例えば変化量算出部216は、上記画素値の変化量に関する情報として、画素値記憶部215記憶された第一画素値と第二画素値との差分を算出する。変化量算出部216は、上記画素値の変化量に関する情報として、第一画素値に対する第二画素値の比率又は第二画素値に対する第一画素値の比率を算出してもよい。
次に、制御部200はステップS33を実行する。ステップS33では、熱板温度調節部218が、複数の部位のそれぞれにおける画素値の変化量を補正するように、加熱領域21,22,23,24,25ごとの温度補正値を導出する。熱板温度調節部218は、相関データ記憶部217の相関データを用い、加熱領域21,22,23,24,25のそれぞれについて、自領域上に位置する部位における画素値の変化量を補正するように温度補正値を導出する。
温度補正値とは、現在の温度設定値を補正すべき量である。例えば温度補正値は、現在の温度設定値に加算すべき数値(以下、「加算型補正値」という。)であってもよく、現在の温度設定値に乗算すべき数値(以下、「乗算型補正値」という。)であってもよい。
熱板温度調節部218は、複数の部位のそれぞれにおける画素値の変化量を所定の目標変化量に近付けるように、加熱領域21,22,23,24,25ごとの温度補正値を導出してもよい。上記目標変化量は、実機試験又はシミュレーションにより、複数の部位ごとに予め設定される。
熱板温度調節部218は、画素値の変化量を目標変化量に近付けるのに代えて、複数の部位間における画素値の変化量の差異を小さくするように、加熱領域21,22,23,24,25ごとの温度補正値を導出してもよい。この場合、ハードマスクの形成前における高さ(ウェハWの裏面を水平に配置した場合の高さ)が同一になる複数の部位をステップS32,S33の実行対象としてもよい。
次に、制御部200はステップS34を実行する。ステップS34では、熱板温度調節部218が、加熱領域21,22,23,24,25ごとの温度設定を、ステップS33において導出された温度補正値によって調節する。温度補正値が上記加算型補正値である場合、熱板温度調節部218は現在の温度設定値に温度補正値を加算する。温度補正値が上記乗算型補正値である場合、熱板温度調節部218は現在の温度設定値に温度補正値を乗算する。以上で熱板20の温度調節手順が完了する。
〔変形例〕
図11は、基板処理システム1の変形例を示す模式図である。図11に示すように、制御部100は、制御部200及び制御部300に加え、これらに接続されるサーバ101を更に有してもよい。この場合、熱板の温度設定の調節に関する機能ブロックの少なくとも一部がサーバ101に設けられていてもよい。例えば、上述の画素値記憶部215、変化量算出部216及び相関データ記憶部217がサーバ101に設けられていてもよい。
図12は、基板処理システムの他の変形例を示す模式図である。図12に示すように、基板処理システム1は、成膜装置2及び塗布現像装置4を備えてもよい。塗布現像装置4は、研磨装置3におけるCMP処理後のウェハWの表面上(ハードマスク上)に更にレジスト膜を形成し、当該ウェハWを露光装置5に送り、露光装置5における露光処理後のウェハWに現像処理を施してレジストパターンを形成する。塗布現像装置4は、コントローラ400を有し、制御部100は成膜装置2の制御部200及び塗布現像装置4のコントローラ400を含む。
このような構成において、上記検査ユニットU13は塗布現像装置4に設けられていてもよい。この場合、コントローラ400は、CMP処理後のウェハWの表面上(ハードマスク上)に他の膜(例えばレジスト膜)を形成する前に、ウェハWの表面における各部の画素値を取得するように構成されていてもよい。制御部200は、CMP処理後のウェハWの表面における各部の画素値をコントローラ400から取得するように構成されていてもよい。換言すると、上記画素値取得部313及び画素値記憶部314がコントローラ400に設けられていてもよい。
〔本実施形態の効果〕
成膜装置2は、複数の加熱領域21,22,23,24,25を含む熱板20を有し、熱板20を用いてウェハWの表面にCMP処理の対象となるハードマスクを形成する処理ブロック12と、ウェハWの複数の部位について、CMP処理前におけるハードマスクの厚さに関する第一情報と、CMP処理後におけるハードマスクの厚さに関する第二情報とを取得し、第一情報及び第二情報に基づいてCMP処理によるハードマスクの厚さの変化量に関する情報を導出することと、複数の部位のそれぞれにおける変化量を補正するように、加熱領域21,22,23,24,25ごとの温度設定を調節することと、を実行するように構成された制御部200と、を備える。
ウェハWの表面に形成したハードマスクにCMP研磨を行ったとしても、所望のレベルまで膜の表面が平坦化されない場合がある。本願発明者等は、その要因について調査研究を行った結果、ウェハWの部位ごとにハードマスクの研磨耐性(以下、「膜質」という。)に差異が生じ、当該差異に起因して、CMP処理の進行度にばらつきが生じている可能性を見出した。この知見に基づき、成膜装置2は、CMP処理の進行度のばらつきに関する情報を導出した上で、当該ばらつきを小さくするように、成膜条件(ハードマスクを形成する際の条件)を調節するように構成されている。すなわち、制御部200は、上記第一情報及び上記第二情報に基づいて、CMP処理によるハードマスクの厚さの変化量に関する情報を導出し、複数の部位のそれぞれにおける変化量を補正するように、加熱領域21,22,23,24,25ごとの温度設定を調節するように構成されている。これにより、膜質に起因するCMP処理の進行度のばらつきを低減することができる。従って、ウェハWに形成されたハードマスクの表面の更なる平坦化に有効である。
複数の加熱領域21,22,23,24,25は同心円状に並んでいてもよい。膜質の差異は、ウェハWの中心(スピンコーティングにおける回転中心)からの距離に応じてばらつき易い傾向がある。これに対し、複数の加熱領域21,22,23,24,25が同心円状に並ぶ構成によれば、上記傾向に応じて熱板20の温度分布を調節できる。従って、ウェハWに形成されたハードマスクの表面の平坦化に更に有効である。
制御部100は、第一情報及び第二情報として、ウェハWの表面の撮像画像における画素値を取得し、CMP処理によるハードマスクの厚さの変化量に関する情報として、CMP処理の前後における画素値の変化量を導出し、複数の部位のそれぞれにおける画素値の変化量を補正するように、加熱領域21,22,23,24,25ごとの温度設定を調節してもよい。この場合、膜厚の代用特性として、基板の表面の撮像画像における画素値を用いることにより、第一情報及び第二情報を取得するための装置構成を単純化し易い。
以上、実施形態について説明したが、本開示は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。処理対象の基板は半導体ウェハに限られず、例えばガラス基板、マスク基板、FPD(Flat Panel Display)等であってもよい。
1…基板処理システム、W…ウェハ(基板)、2…成膜装置(基板処理装置)、12…処理ブロック(成膜処理部)、100,200…制御部、20…熱板、21,22,23,24,25…加熱領域、14…処理ブロック(研磨処理部)。

Claims (6)

  1. 複数の加熱領域を含む熱板を有し、前記熱板を用いて基板の表面に化学機械研磨処理の対象となる膜を形成する成膜処理部と、
    前記基板の複数の部位について、前記化学機械研磨処理前における前記膜の厚さに関する第一情報と、前記化学機械研磨処理後における前記膜の厚さに関する第二情報とを取得し、前記第一情報及び前記第二情報に基づいて前記化学機械研磨処理による前記膜の厚さの変化量に関する情報を導出することと、前記複数の部位のそれぞれにおける前記変化量を補正するように、前記加熱領域ごとの温度設定を調節することと、を実行するように構成された制御部と、を備える基板処理装置。
  2. 前記制御部は、前記複数の部位のそれぞれにおける前記変化量を補正するように前記温度設定を調節する際に、前記複数の部位間における前記変化量の差異を小さくするように、前記加熱領域ごとの前記温度設定を調節する、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記複数の加熱領域は同心円状に並んでいる、請求項1又は2記載の基板処理装置。
  4. 前記制御部は、前記第一情報及び前記第二情報として、前記基板の表面の撮像画像における画素値を取得し、前記化学機械研磨処理による前記膜の厚さの変化量に関する情報として、前記化学機械研磨処理の前後における前記画素値の変化量を導出し、前記複数の部位のそれぞれにおける前記画素値の変化量を補正するように、前記加熱領域ごとの前記温度設定を調節する、請求項1〜3のいずれか一項記載の基板処理装置。
  5. 複数の加熱領域を含む熱板を有し、前記熱板を用いて基板の表面に膜を形成する成膜処理部と、
    前記成膜処理部によって形成された前記膜に化学機械研磨処理を行う研磨処理部と、
    前記基板の複数の部位について、前記化学機械研磨処理前における前記膜の厚さに関する第一情報と、前記化学機械研磨処理後における前記膜の厚さに関する第二情報とを取得し、前記第一情報及び前記第二情報に基づいて前記化学機械研磨処理による前記膜の厚さの変化量に関する情報を導出することと、前記複数の部位のそれぞれにおける前記変化量を補正するように、前記加熱領域ごとの温度設定を調節することと、を実行するように構成された制御部と、を備える基板処理システム。
  6. 複数の加熱領域を含む熱板を用い、前記熱板を用いて基板の表面に膜を形成することと、
    前記膜に化学機械研磨処理を行うことと、
    前記基板の複数の部位について、前記化学機械研磨処理前における前記膜の厚さに関する第一情報と、前記化学機械研磨処理後における前記膜の厚さに関する第二情報とを取得し、前記第一情報及び前記第二情報に基づいて前記化学機械研磨処理による前記膜の厚さの変化量に関する情報を導出することと、
    前記複数の部位のそれぞれにおける前記変化量を補正するように、前記加熱領域ごとの温度設定を調節することと、を含む基板処理方法。
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