JP6781901B2 - αMSH(1−8)発現抑制剤 - Google Patents

αMSH(1−8)発現抑制剤 Download PDF

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本発明は、紫外線やストレスによって産生されるセリン、チロシン、セリン、メチオニン、グルタミン酸、ヒスチジン、フェニルアラニン、アルギニンの配列順で構成される8つのアミノ酸から成るペプチド(以下、αMSH(1−8)と記載)発現抑制剤又はメラニン産生阻害組成剤、及び美白用化粧料組成物、美白用食品組成物、美白用医薬品組成物の利用に関するものである。
プロオピオメラノコルチン(Pro-opiomelanocortin、以下POMCと記載)は、241個のアミノ酸残基からなるポリペプチド前駆体である。285アミノ酸残基長のポリペプチド前駆体であるプレプロオピオメラノコルチン(pre-POMC)から、翻訳後プロセッシングにて44アミノ酸残基長のシグナルペプチド配列が切除されプPOMCとなる。POMCは主に下垂体の前葉と中葉で産生されるが、皮膚組織等からも産生されており、紫外線などの刺激によってPOMCの産生量が増加することも知られている(非特許文献1参照)。
また、POMC内には、プロセッシングによって切断可能な箇所があり、組織や変換酵素によって次に示す最大10の活性ペプチドが産生される。その10の活性ペプチドとしては、N−ターミナル ペプチド プロオピオメラノコルチン(Terminal Peptide of Proopiomelanocortin,NPP or pro-γ-MSH) 、γ-メラノサイト細胞刺激ホルモン(γ-melanocyte-stimulating hormone,γ-MSH)、副腎皮質刺激ホルモン(adrenocorticotropic hormone,ACTH)、α−メラノサイト細胞刺激ホルモン(α‐melanocyte stimulating hormone,α-MSH)、コルチコトロピン様中葉ペプチド(Corticotropin-like Intermediate Peptide,CLIP)、β−リポトロピン(β‐lipotropic hormone,β-LPH)、γ-リポトロピン(γ‐lipotropic hormone,γ-LPH)、β−メラノサイト細胞刺激ホルモン(β-melanocyte stimulating hormone,β-MSH)、β−エンドルフィン(β-Endorphin)メチオニン−エンケファリン(methionine-enkephalin)である。
また、副腎皮質刺激ホルモンがさらにプロセッシングを受けて産生されるα−メラノサイト細胞刺激ホルモンは、メラニン産生を誘導するホルモンとして広く知られている。ストレス応答に関わる副腎皮質刺激ホルモンから誘導されるホルモンであるが、一般的な皮膚科学としては紫外線によって誘導されるメラニン合成ホルモンとして認知されている。一方、角化細胞が分泌するα−MSHは低濃度であり、多くは細胞内プロセッシングを受けていないPOMCの状態で高濃度に分泌していることが報告されている。
我々は、マウスの皮膚に紫外線を照射するとPOMCだけでなく、トリプシン様酵素によりPOMCからαMSH(1−8)が細胞外プロセッシングにより生成することを見出した(非特許文献2参照)。また、このペプチドは、文献によってはACTH(1−8)と表記される場合もあるが同一のペプチドである。
従来から知られているPOMCプロセッシング活性ペプチドは、ケラチノサイトの中でプロセッシングされたものが、個々に活性ペプチドとしてケラチノサイトから分泌されている。一方、αMSH(1−8)は、POMCとしてケラチノサイト外に分泌された後に、細胞外プロセッシングによって生成される。このことから、αMSH(1−8)は既存のシステムとは全く異なる合成経路によって生成される新規の活性ペプチドであるといえる。さらに、POMCからαMSH(1−8)をプロセッシングする因子として、セリンプロテアーゼの1種であるトリプターゼが特定されている(非特許文献3、非特許文献4参照)。
また、このαMSH(1−8)がメラノサイトのMC1レセプターに結合し、メラニン産生を誘導することを明らかとしており(非特許文献3参照)、我々はヒメフウロ抽出物に優れたαMSH(1−8)産生抑制効果、メラニン生成阻害効果を既に見出している(特許文献1参照)。
このように、αMSH(1−8)がメラニン産生経路に深く関わることは明かであるが、このペプチドの存在は生化学的にも新しい知見であり、現在も様々な研究がなされている状況である。例えば、このペプチドは紫外線によって誘導されることから、紫外線に始まる、体内のあらゆる反応のセンサーとして機能している可能性が高い。すなわち、免疫機能の調整や、しわやたるみ乾燥による皮膚老化の因子としての作用が考えられる。
(非特許文献1)Aline Primot,Elena Sviderskaya,et al:THE JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY Vol.279,No.49,:pp.51226-51233(2004)
(非特許文献2)山根、山本ら:日本薬学会 第130年会 28SJ−pm15 要旨集3−101頁
(非特許文献3)大石、山本ら:日本薬学会 第131年会 30P―0070 要旨集3−118頁
(非特許文献4)Yamamoto et al:Sci Rep、2015 Sep 29;5:14579
(特許文献1)特開2015−137267
本発明の課題は、新規なαMSH(1−8)発現抑制剤、メラニン産生阻害組成剤、及び美白用化粧料組成物、美白用食品組成物、美白用医薬品組成物を提供することである。
本発明者らは前記課題を解決するため、多数の植物抽出物に対してαMSH(1−8)発現抑制試験を行い、有効性を確認した。その結果、シャクヤク抽出物およびシャクヤク抽出物に含まれるペンタガロイルグルコースに高いαMSH(1−8)発現抑制効果を見出した。
シャクヤク抽出物、ペンタガロイルグルコピラノースは、紫外線やストレスを受けることによって体内中で産生されるαMSH(1−8)の産生を抑制する。αMSH(1−8)は、メラノサイトのMC1レセプターに結合しメラニン産生を誘導することから、αMSH(1−8)発現抑制作用を示したシャクヤク抽出物、ペンタガロイルグルコピラノースは特に皮膚の美白、しみ・そばかすの予防、改善を目的とするαMSH(1−8)発現抑制剤、メラニン産生阻害組成剤、及び美白用化粧料組成物、美白用食品組成物、美白用医薬品組成物に用いられる。
シャクヤク抽出物(製造例3による)のαMSH(1−8)発現抑制作用を示す図である。 シャクヤク抽出物(製造例4による)のαMSH(1−8)発現抑制作用を示す図である。 ペンタガロイルグルコピラノースのαMSH(1−8)発現抑制作用を示す図である。
尚、本発明で使用する「シャクヤク」とは、ボタン科(Paeoniaceae)、ボタン属(Paeonia)、の植物:シャクヤク(Paeonia lactiflora)を用いる。
本発明で使用するシャクヤク抽出物はシャクヤクの部位として根を利用することが好ましいが、この他、花、葉、種子等から選ばれる1種又は2種以上を用いることが出来る。また抽出物は、これら各種の抽出部位から溶媒を用いて直接抽出することで得られるものの他、圧搾処理を施した後に得られる圧搾液及び/又は残渣に溶媒を加えて抽出することで得られるものも、本発明における抽出物の定義の範囲に含まれる。
抽出方法については、その溶媒の温度や原料に対する溶媒の重量比率、又は抽出時間についても、種々の原料及び使用する溶媒に対しそれぞれを任意に設定することができる。溶媒の温度としては−4℃から100℃の範囲で任意に設定できるが、原料中に含まれる成分の安定性の点から、10〜40℃付近が好ましい。又、原料に対する溶媒の重量比率も、例えば原料:溶媒が、4:1〜1:100の範囲内で任意に設定することができ、特に1:1〜1:20の重量比率が好ましい。
本発明で使用するシャクヤク抽出物は、溶媒抽出後、更に適宜精製操作を施すことも可能であり、精製操作としては、酸(塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、有機酸等)又はアルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、アンモニア等)添加による分解、微生物による発酵又は代謝変換、イオン交換樹脂や活性炭、ケイ藻土等による成分吸着、種々の分離モード(イオン交換、親水性吸着、疎水性吸着、サイズ排除、配位子交換、アフィニティー等)を有するクロマトグラフィーを用いた分画、濾紙やメンブランフィルター、限外濾過膜等を用いた濾過、加圧又は減圧、加温又は冷却、乾燥、pH調整、脱臭、脱色、長時間の静置保管等が例示でき、これらを任意に選択し組合わせた処理を行うことが可能である。
本発明で用いる次の化学構造式(化1)で示されるペンタガロイルグルコピラノースは植物、動物、菌体等から抽出、合成等から得ることが出来、シャクヤクがペンタガロイルグルコピラノースを多く含むため、そこからカラム等を用いて精製を用いてもよい。また、通常医薬、化粧料で用いられているアルカリと反応させて塩と為すことも出来る。この様な塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。
Figure 0006781901
本発明のαMSH(1−8)発現抑制剤、メラニン産生阻害組成剤、美白用化粧料組成物、美白用食品組成物、美白用医薬品組成物を製造する上で、使用するシャクヤク抽出物、ペンタガロイルグルコースの形状としては、液状、固形状、粉末状、ペースト状等いずれの形状でも良く、本発明を実施する上で最適な形状を任意に選択することができる。また、αMSH(1−8)とは「Ser Tyr Ser Met Glu His Phe Arg」の8つのアミノ酸配列からなるペプチドである。
本発明の各種薬剤、組成物におけるシャクヤク抽出物の含有量としては、本発明の効果を有することが確認できる範囲であれば特に制限はないが、一般的にはシャクヤク抽出物の固形分濃度が、各種組成物中の0.0001〜10質量%、好ましくは0.001〜5質量%の範囲であって、最も好ましくは0.01〜0.1質量%の範囲である。ペンタガロイルグルコースは0.0001〜10重量%であることが好ましく、0.001〜5重量%であることが最も好ましい。
本発明のαMSH(1−8)発現抑制剤、メラニン産生阻害剤の利用に関しては、化粧料、食品、医薬品等各種組成物へ利用できる。αMSH(1−8)の発現を抑制できる形態であれば、固体、液体を問わず使用することが出来る。
また、本発明による美白用化粧料組成物、美白用医薬品組成物の具体例としてはアンプル、カプセル、丸剤、錠剤、粉末、顆粒、固形、液体、ゲル、気泡、エマルジョン、シート、ミスト、スプレー剤等利用上の適当な形態の1)医薬品類、2)医薬部外品類、3)局所用又は全身用の皮膚用化粧品類(例えば、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パック等の基礎化粧料、固形石鹸、液体ソープ、ハンドウォッシュ等の洗顔料や皮膚洗浄料、マッサージ用剤、クレンジング用剤、除毛剤、脱毛剤、髭剃り処理料、アフターシェーブローション、プレショーブローション、シェービングクリーム、ファンデーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ等のメークアップ化粧料、香水類、美爪剤、美爪エナメル、美爪エナメル除去剤、パップ剤、プラスター剤、テープ剤、シート剤、貼付剤、エアゾール剤等)、4)頭皮・頭髪に適用する薬用又は/及び化粧用の製剤類(例えば、シャンプー剤、リンス剤、ヘアートリートメント剤、プレヘアートリートメント剤、パーマネント液、染毛料、整髪料、ヘアートニック剤、育毛・養毛料、パップ剤、プラスター剤、テープ剤、シート剤、エアゾール剤等)、5)浴湯に投じて使用する浴用剤、6)その他、腋臭防止剤や消臭剤、制汗剤、衛生用品、衛生綿類、ウエットティシュ等が挙げられる。
さらに美白用食品組成物、美白用医薬品組成物の具体例としては、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料;アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子、パン等の菓子類;カニ、サケ、アサリ、マグロ、イワシ、エビ、カツオ、サバ、クジラ、カキ、サンマ、イカ、アカガイ、ホタテ、アワビ、ウニ、イクラ、トコブシ等の水産物;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品;ソース、たれ等の調味料;カレー、シチュー、親子丼、お粥、雑炊、中華丼、かつ丼、天丼、うな丼、ハヤシライス、おでん、マーボドーフ、牛丼、ミートソース、玉子スープ、オムライス、餃子、シューマイ、ハンバーグ、ミートボール等のレトルトパウチ食品;種々の形態の健康食品や栄養補助食品;錠剤、カプセル剤、ドリンク剤、トローチ等の医薬品、医薬部外品が上げられる。
本発明の美白用化粧料組成物、美白用医薬品組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、エタノール、ブチレングリコールなどの各種アルコール;モノステアリン酸グリセリル、サポニンなどの非イオン性界面活性剤;N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウムなどの陰イオン性界面活性剤;N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩などの陽イオン性界面活性剤;ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなどの両性界面活性剤;キサンタンガム、カルボキシビニルポリマーなどの水溶性増粘剤;トコフェロールおよびその誘導体、アスコルビン酸およびその誘導体などのビタミン類;フェノキエタノール、オクトキシグリセリン、パラベンなどの防腐成分;紫外線吸収剤;紫外線散乱剤;無機顔料、パール化剤、植物抽出エキス、金属イオン封鎖剤、香料、pH調整剤などを目的に応じて適宜配合することができる。
また、本発明の美白用食品組成物、美白用医薬品組成物には本発明の効果を損なわない範囲内であれば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、ルブソサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤などを目的に応じて適宜配合することができる。
本発明で用いるシャクヤク抽出物の製造例を以下に詳述するが、本発明の柿葉抽出物は以下の製造例に限定されない。
(製造例1)
シャクヤクの根乾燥物を粉砕し、100gを精製水(約80℃)1.2kgにて約5時間加温抽出し、ろ過してシャクヤク抽出物を約1.0kg(乾燥固形分1%)得た。
(製造例2)
シャクヤクの根乾燥物を粉砕し、100gをエタノール(30%)、1,3−ブチレングリコール(20%)、水(50%)の混液1.2kgに浸漬し、室温にて5昼夜抽出した後、ろ過してシャクヤク抽出物を約1.0kg(乾燥固形分2.3%)得た。
(製造例3)
シャクヤクの根乾燥物を粉砕し、100gを50%ブチレングリコール溶液1.2kgに浸漬し、室温にてて5昼夜抽出した後、ろ過してシャクヤク抽出物を約1.0kg(乾燥固形分2.1%)得た。
(製造例4)
シャクヤクの根乾燥物を粉砕し、100gを50%エタノール溶液1.2kgに浸漬し、室温にてて5昼夜抽出した後、ろ過してシャクヤク抽出物を約1.0kg(乾燥固形分2.5%)得た。
(試験1)シャクヤク抽出物のαMSH(1−8)の発現抑制評価試験
正常ヒト皮膚角化細胞(クラボウ社製)と正常ヒト皮膚メラノサイト(クラボウ社製)を10:1の割合で培養する。細胞に2mJの紫外線(UV−B)を照射後、製造例3、製造例4で製造したシャクヤク抽出物をそれぞれ含有無血清培地(OPTI−MEM、Gibco)にて培養する。24時間後、培養上清を回収し、リコンビナントトリプターゼ(Promega,rhSkin,β−tryptase)を添加して反応させ、トリフルオロ酢酸を添加して反応を停止する、その後既報(Yamamoto et al:Sci Rep、2015 Sep 29;5:14579)に従い、ゲルろ過クロマトグラフィーで粗精製したのち、逆相HPLCで分離、検出し濃度を測定した。以下が分析条件である。
(ゲルろ過クロマトグラフィー)
カラム:Sephadex G-75 fine column(1.0×100cm)
溶媒:1M酢酸
デキストラン換算で1.1kDa付近のフラクションを回収し、HPLCにインジェクトした。
(HPLC)
分析機器:SLC-6B(島津社製)
検出器:SPD-7A
カラム:ODSカラム(4.6×150mm、Myfhtsil RP-GP 5μm、関東化学社製)
流速:1.0mL/min
溶媒:A液:アセトニトリル、B液:0.01M塩酸
グラジエント;
0min;%A液/%B液 = 100/0 → 30min;%A液、%B液 = 40/60
(試験結果)
図1は製造例3で製造したシャクヤク抽出物を添加した試験1の結果、図2は製造例4で製造したシャクヤク抽出物を添加した試験1の結果である。いずれのシャクヤク抽出物にはαMSH(1−8)の発現抑制効果がみられたが、特に製造例4によるシャクヤク抽出物の効果が高く、有効成分を分画していったところペンタガロイルグルコピラノースが多く含まれていることが分かった。また、製造例1、製造例2においても製造例4よりは低いがαMSH(1−8)の発現抑制効果がみられた。
(試験2)ペンタガロイルグルコピラノースのαMSH(1−8)の発現抑制評価試験
正常ヒト皮膚角化細胞(クラボウ社製)と正常ヒト皮膚メラノサイト(クラボウ社製)を10:1の割合で培養する。細胞に2mJの紫外線(UV−B)を照射後、ペンタガロイルグルコピラノース(フナコシ社製)含有無血清培地(OPTI−MEM、Gibco)にて培養する。24時間後、培養上清を回収し、リコンビナントトリプターゼ(Promega,rhSkin,β−tryptase)を添加して反応させ、トリフルオロ酢酸を添加して反応を停止する、その後既報(Yamamoto et al:Sci Rep、2015 Sep 29;5:14579)に従い、ゲルろ過クロマトグラフィーで粗精製したのち、逆相HPLCで分離、検出し濃度を測定した。以下が分析条件である。
(ゲルろ過クロマトグラフィー)
カラム:Sephadex G-75 fine column(1.0×100cm)
溶媒:1M酢酸
デキストラン換算で1.1kDa付近のフラクションを回収し、HPLCにインジェクトした。
(HPLC)
分析機器:SLC-6B(島津社製)
検出器:SPD-7A
カラム:ODSカラム(4.6×150mm、Myfhtsil RP-GP 5μm、関東化学社製)
流速:1.0mL/min
溶媒:A液:アセトニトリル、B液:0.01M塩酸
グラジエント;
0min;%A液/%B液 = 100/0 → 30min;%A液、%B液 = 40/60
(試験結果)
図3はペンタガロイルグルコピラノースによるαMSH(1−8)生成阻害作用の評価結果である。
(処方例)
シャクヤク抽出物(製造例1〜3)、及びペンタガロイルグルコースに対して以下処方例を記載するが、本発明の配合に限定したものではない。
(処方例1)クリーム 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.4−tert−ブチル−4’−メトキシベンゾイルメタン 0.30
3.テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル 1.0
4.濃グリセリン 3.0
5.ミツロウ 1.5
6.スクラワン 8.0
7.メチルポリシロキサン 0.30
8.デカメチルシクロペンタシロキサン 4.0
9.パルミチン酸セチル 5.0
10.トリオクタノイン 6.0
11.ベヘニルアルコール 1.0
12.ステアリン酸 2.5
13.キサンタンガム(2%水溶液) 10.0
14.メチルパラベン 適量
15.プロピルパラベン 適量
16.フェノキシエタノール 0.20
17.精製水 全量で100にする
(処方例2)W/Oローション 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.L−アルギニン 0.20
3.1,3−ブチレングリコール 10.0
4.メドウホーム油 0.50
5.ホホバ油 0.50
6.カルボマー 10.0
7.トリ 2−エチルヘキサン酸 19.0
8.ペンタ12−ヒドロキシステアリン酸デカグリセリル 2.0
9.メチルパラベン 適量
10.精製水 全量で100にする
(処方例3)化粧水 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.クエン酸 0.02
3.クエン酸Na 0.18
4.ペンチレングリコール 3.0
5.コハク酸ジエトキシエチル 15.0
6.精製水 全量で100にする
(処方例4)美容液 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.酢酸dl−α−トコフェロール 0.10
3.パンテノール 0.10
4.L−アルギニン 0.30
5.水溶性コラーゲン 0.10
6.デカマカデミアナッツ脂肪酸ポリグリセリル−10 0.20
7.ヒアルロン酸ナトリウム液 0.50
8.モノオレイン酸ポリグリセリル 1.50
9.1,3−ブチレングリコール 3.00
10.マルトース(75%水溶液) 1.00
11.グリセリン 4.00
12.カルボキシビニルポリマー 11.25
13.エデト酸四ナトリウム 0.10
14.キサンタンガム(2%水溶液) 3.75
15.メチルパラベン 適量
16.フェノキシエタノール 0.20
17.精製水 全量で100にする
(処方例5)乳液 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 2.0
3.セトステアリルルコール 2.0
4.ステアリン酸ソルビタン 2.0
5.PPG−15ステアリル 4.0
6.トリオクタノイン 5.0
7.トリカプリルグリセリン 5.0
8.ジメチコン 1.0
9.グリセリン 4.0
10.フェノキシエタノール 0.20
11.メチルパラベン 適量
12.精製水 全量で100にする
(処方例6)美白クリーム 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.縮合リシノール酸ヘキサグリセリル 1.5
3.リン酸L−アスコルビルマグネシウム 3.0
4.精製水素添加大豆リン脂質 0.30
5.1.3−ブチレングリコール 7.0
6.アルギン酸ナトリウム 20.0
7.モノイソステアリン酸ジグリセリル 1.5
8.2−エチルヘキサン酸セチル 7.0
9.メチルフェニルポリシロキサン 5.0
10.グリセリン 8.0
11.メチルパラベン 適量
12.精製水 全量で100にする
(処方例7)マッサージクリーム 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.水酸化Na 1.0
3.カルボマー 20.0
4.マンナン 8.0
5.ヒマシ油 3.0
6.ジフェニルメチコン 0.05
7.セテアリルアルコール 1.5
8.フェニルトリメチコン 4.5
9.BG 5.0
10.グリコシルトレハロース 8.0
11.グリセリン 3.0
12.メチルパラベン 0.20
13.精製水 全量で100にする
(処方例8)ピールオフパック 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.ポリビニルアルコール 15.0
3.ヒドロキシプロピルセルロース 1.0
4.1.3−ブチレングリコール 5.0
5.キトサンPCA 20.0
6.メチルパラベン 0.20
7.エタノール 10.0
8.精製水 全量で100にする
(処方例9)アフターシェイブローション 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.1−メントール 0.20
3.クエン酸トリエチルヘキシル 1.0
4.ソルビトール 5.0
5.トリエタノールアミン 0.10
6.グリセリン脂肪酸エステル混合物 0.50
7.ヒドロキシプロピルメチルセルロース 2.0
8.グリセリン 3.0
9.カルボマー 0.50
10.ヒマシ油 1.0
11.メチルパラベン 適量
12.精製水 全量で100にする
(処方例10)リキッドファンデーション 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.ペンタイソステアリン酸ポリグリセリル−10 1.5
3.クエン酸トリエチルヘキシル 6.0
4.グルタミン酸ナトリウム 0.50
5.スクラワン 3.0
6.グリセリン 5.0
7.メチルポリシロキサン 0.50
8.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
9.顔料 15.0
10.メチルパラベン 適量
11.精製水 全量で100にする
(処方例11)リップスティック 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.水添オリーブステアリルエステルズ 3.0
3.イソノナン酸イソトリデシル 5.0
4.オレフィンオリゴマー 14.0
5.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 14.7
6.水添ポリイソブテン 18.0
7.トコフェロール 0.10
8.ポリエチレン 5.0
9.キャンデリラロウ 6.5
10.水添ロジン酸ペンタエリスチル 12.0
11.ヒドロキシアパタイト 1.0
12.マイクロクリスタリンワックス 3.0
13.シリル化シリカ 0.50
14.赤202、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 0.75
15.酸化チタン、水酸化Al
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 0.90
16.酸化鉄、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 1.20
17.青1、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 0.15
18.酸化チタン、マイカ 5.0
19.プロピルパラベン 0.10
20.イソドデカン 9.0
(処方例12)アイシャドウ 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.焼成マイカ 10.0
3.パール顔料 50.0
4.ラノリン 2.0
5.ソルビタンセスキオエレート 2.0
6.タルク 3.0
7.流動パラフィン 8.0
8.顔料 5.0
9.香料 適量
10.防腐剤 適量
(処方例13)クレンジングオイル 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.コハク酸ジエトキシエチル 3.0
3.ペンチレングリコール 3.0
4.クエン酸Na 適量
5.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 3.0
6.ジイソステアリン酸PEG−10グリセリル 5.0
7.トリイソステアリン酸PEG−30 15.0
8.ジイソノナン酸ネオペンチルグリコール 1.5
9.精製水 全量で100にする
(処方例14)シャンプー 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.10
3.加水分解コラーゲン 0.20
4.PCA 2.0
5.ココイルグルタミン酸K 2.0
6.コカミドDEA 3.0
7.ラウラミドプロピルベタイン、水、塩化Na 4.0
8.ラウリル硫酸TEA 22.0
9.香料 0.10
10.メチルパラベン 適量
11.精製水 全量で100にする
(処方例15)コンディショニングシャンプー 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.クエン酸 0.10
3.ポリクオタニウム−10 0.15
4.馬油 1.0
5.PCA−Na 1.0
6.PEG−40水添ヒマシ油 2.50
7.ジアステアリン酸PEG−150 1.0
8.コカミドDEA 4.0
9.コカミドプロピルベタイン 8.0
10.ラウリル硫酸TEA 9.0
11.ラウレス硫酸Na 27.0
12.香料 0.10
13.メチルパラベン 適量
14.精製水 全量で100にする
(処方例16)ヘアワックス 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.ジブチルエチルヘキサノイル 3.0
3.ペンチレングリコール 3.0
4.ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 5.0
5.イソステアリン酸ポリグリセリル−10 1.50
6.ステアリン酸グリセリル 2.0
7.(イソステアリン酸ポリグリセリル−2
/ダイマージリノール酸)コポリマー 4.50
8.水酸化K 0.08
9.ジメチコン 2.0
10.カルボマー 0.30
11.精製水 全量で100にする
(処方例17)酸性染毛料 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.色素 0.50
3.グリコール酸 5.0
4.コハク酸ビスエトキシジグリコール 5.0
5.ヒドロキシエチルセルロース 2.0
6.エタノール 15.0
7.精製水 全量で100にする
(処方例18)ヘアリンス 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.銅クロロフィンNa 0.10
3.加水分解コラーゲン 0.50
4.ステアルトリモニウムクロリド 8.0
5.褐藻エキス 0.20
6.パルミチン酸デキストリン 0.20
7.ジペンタエリスチル 1.0
8.タナクラクレイ 1.0
9.ミネラルオイル 3.0
10.セタノール 5.0
11.オレス−8 2.0
12.クエン酸 0.10
13.香料 0.10
14.メチルパラベン 適量
15.プロピルパラベン 適量
16.ジメチコン 0.50
17.ブチレングリコール 6.0
18.精製水 全量で100にする
(処方例19)ヘアトリートメント 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.シラカラバエキス 0.50
3.セージエキス 0.50
4.ステアルトリモニウムクロリド 1.50
5.ジステアルジモニウムクロリド 1.50
6.加水分解コラーゲン 2.0
7.ヒドロキシエチルセルロース 0.10
8.ステアレス−15 1.0
9.ベヘニルアルコール 2.0
10.セタノール 3.0
11.スリチル 1.0
12.メチルパラベン 適量
13.プロピルパラベン 適量
14.ジプロピレングリコール 5.0
15.精製水 全量で100にする
(処方例20)ヘアトニック 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.1−メントール 0.05
3.PEGフィトステロール 1.0
4.dl−α−トコフェロール 0.10
5.ヒノキチオール 0.05
6.エタノール 30.0
7.精製水 全量で100にする
(処方例21)シェービングクリーム 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.TEA 3.0
3.トリオクタイン 2.0
4.ミネラルオイル 4.0
5.キサンタンガム 0.20
6.ジメチコン 0.50
7.ポリソルベート80 2.0
8.ステアリン酸 18.0
9.香料 0.10
10.メチルパラベン 適量
11.ブチレングリコール 8.0
12.精製水 全量で100にする
(処方例22)サンスクリーンクリーム 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.アルブチン 3.0
3.ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
4.ヒドロキシステアリン酸フィトステリル 4.0
5.キサンタンガム 0.15
6.ヒアルロン酸Na 1.25
7.スクラワン 8.0
8.ジメチコン 0.5
9.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 1.5
10.シクロペンタシロキサン 5.0
11.ステアリン酸 0.25
12.ステアリン酸PEG−20グリセリル 1.0
13.ステアリン酸ソルビタン 1.0
14.ステアリン酸グリセリン 1.0
15.セテアリルアルコール 1.0
16.エチドロン酸 5.0
17.メチルパラベン 0.20
18.プロピルパラベン 0.05
19.グリセリン 2.0
20.ブチレングリコール 5.0
21.精製水 全量で100にする
(処方例23)ボディシャンプー 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.スクラワン 0.50
3.ジステアリン酸グリコール 2.0
4.水酸化K 4.70
5.ステアリン酸 3.0
6.ミリスチン酸 4.0
7.ラウリン酸 9.0
8.ラウラミドプロピルベタイン 25.0
9.EDTA−2Na 0.10
10.香料 0.20
11.メチルパラベン 0.30
12.プロピレングリコール 11.0
13.精製水 全量で100にする
(処方例24)ハンドソープ 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.カリ石ケン素地 10.0
3.ジステアリン酸PEG−150 2.0
4.コカミドDEA 3.0
5.ラウリル硫酸TEA 40.0
6.EDTA−2Na 0.10
7.クエン酸 0.50
8.メチルパラベン 0.10
9.グリセリン 8.0
10.精製水 全量で100にする
(処方例25)液体石鹸 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.ジオレイン酸PEG−120メチルグルコース 1.50
3.ポリオクタニウム−6 1.0
4.オリベム300 2.0
5.オリベム400 8.75
6.ラウラミドプロピルベタイン 6.0
7.カプリロイルグルタミン酸Na 10.0
8.コカミドDEA 1.0
9.香料 0.10
10.メチルパラベン 適量
11.精製水 全量で100にする
(処方例26)フェイスウォッシュ 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.トコフェロール 0.10
3.グリコシルトレハロース 7.0
4.PEG−75 3.0
5.ジステアリン酸グリコール 2.0
6.ジステアリン酸PEG−150 6.0
7.ラウラミドDEA 4.0
8.水酸化K 6.30
9.ラウラミドプロピルベタイン 15.0
10.ステアリン酸 7.0
11.パルミチン酸 9.0
12.ミリスチン酸 14.0
13.メチルパラベン 適量
14.精製水 全量で100にする
(処方例27)入浴剤 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.炭酸水素ナトリウム 39.0
3.香料 1.0
4.デキストリン被覆酸化チタン 9.0
5.乾燥硫酸ナトリウム 全量で100にする
(処方例28)アクネクリーム 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜3により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.プラセンタエキス 1.0
3.加水分解酵母、 10.0
4.アルギニン 0.80
5.スクラワン 5.0
6.ジメチコン 0.20
7.フェニルトリメチコン 1.0
8.ステアリン酸グリセリル 0.50
9.ステアリン酸 1.0
10.ポリソルベート60 1.50
11.PEG−30 3.0
12.カルボマー 25.0
13.メチルパラベン 適量
14.プロピルパラベン 適量
15.ブチレングリコール 8.0
16.精製水 全量で100にする
(処方例29)練歯磨 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.トラネキサム酸 0.05
3.モノフルオロリン酸ナトリウム 0.73
4.アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム 0.30
5.沈降性シリカ 15.0
6.塩化ナトリウム 5.0
7.水酸化ナトリウム 0.25
8.ラウリル硫酸ナトリウム 1.50
9.カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.80
10.カラギーナン 0.60
11.増粘性シリカ 4.0
12.クエン酸 0.10
13.サッカリンナトリウム 0.18
14.香料 1.30
15.70%ソルビット液 45.0
16.プロピレングリコール 3.0
17.精製水 全量で100にする
(処方例30)まつげ用美容液 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.グルコシルヘスペリジン 0.10
3.ヒドロキシエチルセルロース 0.50
4.カルボキシビニルポリマー 1.0
5.エデト酸三ナトリウム 0.02
6.トリエタノールアミン 0.20
7.メチルパラベン 0.20
8.エタノール 5.0
9.1,3−ブチレングリコール 5.0
10.精製水 全量で100にする
(処方例31)眉毛、まつげ用育毛ジェル 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.EO変性シリコーン 1.0
3.両性ポリマー 1.0
4.カルボキシビニルポリマー 0.50
5.モノイソステアリン酸デカグリセリン 4.0
6.POE(30)イソセチルエーテル 0.50
7.メチルパラベン 0.10
8.亜硫酸水素ナトリウム 0.05
9.エデト酸ニナトリウム 0.05
10.香料 0.5
11.トリエタノールアミン 適量
12.エタノール 10.0
13.精製水 全量で100にする
(処方例32)制汗スプレー
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.無水エチルアルコール 46.50
3.1,3−ブチレングリコール 1.30
4.ミリスチン酸イソプロピル 1.0
5.香料 0.20
6.LPG 適量
(処方例33)タブレット型菓子 重量%
1.乳糖 2.0
2.ビタミンC 3.0
3.クエン酸 1.5
4.ゼラチン1%水溶液 4.0
5.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
6.ショ糖脂肪酸エステル 1.0
7.粉末イチゴ香料 0.5
8.粉糖 全量で100にする
(処方例34)タブレット 重量%
1.微結晶セルロース 30.0
2.カルボキシメチルセルロースカルシウム 24.0
3.ポリビニルピロリドン 10.0
4.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
5.タルク 5.0
6.コーンスターチ 全量で100にする
(処方例35)タブレット型健康食品 重量%
1.プロテオグリカン含有サケ鼻軟骨抽出物 4.0
(一丸ファルコス社製,プロテオグリカンF)
2.コンドロイチン硫酸 2.0
3.ヒアルロン酸 0.50
4.N−アセチルグルコサミン 40.0
5.コラーゲンエキスパウダー 7.50
6.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
7.結晶セルロース 9.0
8.ショ糖脂肪酸エステル 3.0
9.微粒酸化ケイ素 2.0
10.マルチトール 全量で100にする
(処方例36)クッキー菓子 重量%
1.薄力粉 35.0
2.全卵 10.0
3.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
4.バター 20.0
5.砂糖 12.0
6.食塩 10.0
7.ベーキングパウダー 0.30
8.水 全量で100にする
(処方例37)カプセル錠 重量%
1.ラクトース 49.0
2.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
3.ステアリン酸マグネシウム 1.0
4.コーンスターチ 全量で100にする
(処方例38)チューインガム 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.砂糖 53.0
3.ガムベース 20.0
4.水飴 16.0
5.香料 0.50
6.グルコース 全量で100にする
(処方例39)グミ 重量%
1.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
2.還元水飴 40.0
3.グラニュー糖 20.0
4.ブドウ糖 20.0
5.ゼラチン 4.70
6.ウメ果汁 4.0
7.ウメフレーバー 0.6
8.色素 0.02
9.水 全量で100にする
(処方例40)清涼飲料 重量%
1.果糖ブドウ糖液 20.0
2.液状ヨーグルト 30.0
3.乳化剤 0.50
4.ヒアルロン酸ナトリウム(分子量5万〜15万) 0.10
5.シャクヤク抽出物(製造例1〜4により得たいずれか) 1.0
(又はペンタガロイルグルコピラノース 0.001)
6.香料 適量
7.精製水 全量で100にする

Claims (4)

  1. ペンタガロイルグルコピラノースを有効成分として含有する、αMSH(1−8)発現抑制剤。
  2. シャクヤクから抽出されるペンタガロイルグルコピラノースである、請求項1記載の剤。
  3. シャクヤクの根から抽出されるペンタガロイルグルコピラノースである、請求項2記載の剤。
  4. シャクヤクからエタノール溶液により抽出されるペンタガロイルグルコピラノースである、請求項2又は3に記載の剤。
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