JP6781564B2 - 感圧スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器等に用いられる感圧機能を備えた感圧スイッチに関するものである。
互いに絶縁された一対の電極を対向配置し、互いの電極に延びる櫛歯状の電極を備える感圧スイッチが知られている(特許文献1)。
特許3980300号公報、図1
しかしながら、従来の櫛歯状電極では、荷重が印加されたときに接点中心の櫛歯状電極が導通し、その後、接点中心の櫛歯状電極の隣に併設された他の櫛歯状電極が導通したときに急激に抵抗値が低下するという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、荷重の印加が増加されたときに、急激に抵抗値が大きく低下することを抑制することである。
[1]本発明に係る感圧スイッチは、可撓性を有する第1絶縁性基材に第1電極が形成された第1電極基材と、第2絶縁性基材に第2電極が形成されており、前記第2電極が前記第1電極と対向するように配置された第2電極基材と、前記第1電極基材と前記第2電極基材との間に挟まれるとともに、前記第1電極と前記第2電極とが対向する領域に開口部が形成されたスペーサと、を具備し、前記第1電極又は前記第2電極は、互いに絶縁された一対の対向電極を備え、前記一対の対向電極は対をなす他の対向電極側へ延在する複数の分岐部をそれぞれ有し、前記一対の対向電極は、前記開口部から露出する前記第1電極基材又は前記第2電極基材の領域において、前記第1電極と前記第2電極を接触させる押圧力が最初に印加される中央領域に配置される第1分岐部と、前記中央領域以外に配置される第2分岐部とを有し、前記第2分岐部の幅は、前記第1分岐部の幅よりも狭いことを特徴とする。
この感圧スイッチは、中央領域において第1電極と第2電極とが最初に接触することで一対の対向電極が導通して抵抗値が減少し、さらに押圧力を高めることで中央領域以外において第1電極と第2電極との接触領域が増え抵抗値がさらに減少することで、押圧力に応じた抵抗値を発現させることができる。そしてこの感圧スイッチによれば、一対の対向電極は、スペーサの開口部から露出する第1電極基材又は第2電極基材の領域において、第1電極と第2電極を接触させる押圧力が最初に印加される中央領域に配置される第1分岐部と、前記中央領域以外に配置される第2分岐部とを有し、第2分岐部の幅は、第1分岐部の幅よりも狭いため、中央領域に配置される第1分岐部の抵抗値よりも中央領域以外に配置される第2分岐部の抵抗値が大きくなる。そのため、押圧力を高めて中央領域から中央領域以外で第1電極と第2電極との接触領域を増やしたとしても、中央領域以外での接触後に急激に抵抗値が大きく低下することがない。その結果、荷重の印加が増加されたときに、急激に抵抗値が大きく低下することを抑制することができる。
[2]本実施形態の感圧スイッチにおいて、前記第1絶縁性基材のスペーサとは反対側の面には、平面視において前記開口部よりも外側で前記第1絶縁性基材に接続される足部と、前記足部に連結され前記第1絶縁性基材に接触及び離隔し、前記開口部の中心を押圧可能な押圧子とを有するラバードームが設けられている。
本発明によれば、荷重の印加が増加されたときに、急激に抵抗値が大きく低下することを抑制する感圧スイッチを提供できる。
本発明に係る実施形態の感圧スイッチの断面図である。 図1に示す感圧スイッチの平面図であり、第2電極を示す図である。 図2に示す第2電極の一部を拡大した拡大図である。 本発明に係る実施形態の感圧スイッチの荷重と抵抗値の関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態における感圧スイッチの断面図である。図2は、図1に示す実施形態の感圧スイッチの平面図であり、上部の構成を透過して第2電極の態様を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の感圧スイッチ10は、第1絶縁性基材1上に第1電極2が形成された第1電極基材3と第2絶縁性基材4上に第2電極5が形成された第2電極基材6とは、その間にスペーサ7を介在させた状態で積層されている。つまり、第2電極5が形成された第2絶縁性基材4の主面を上にして第2電極基材6が最下層として配置され、その上にスペーサ7が積層される。そのスペーサ7の上に、第1電極2が形成された第1絶縁性基材1の主面を下にして第1電極基材3が最上層として積層される。この積層状態において、第1電極2と第2電極5は、スペーサ7の開口部8を介して対向している。第1電極2は、第1絶縁性基材1の他方主面(第1電極2が形成されていない主面)から受けた押圧力に応じて、スペーサ7の開口部8が形成する空間内を上下(図中)に移動し、第2電極5に接触又は離隔する。
また、本実施形態の感圧スイッチ10は、第1絶縁性基材1のスペーサ7側と反対側の面(他方主面)に感圧スイッチ10の入切操作時に押圧されるラバードーム11を備える。
本実施形態の第1絶縁性基材1及び第2絶縁性基材4は、可撓性を有する絶縁性フィルムである。第1絶縁性基材1及び第2絶縁性基材4の材料として、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド樹脂(PI)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)などを用いることができる。なお、第2絶縁性基材4は、可撓性を有さない絶縁性フィルムであってもよい。この場合、フェノール樹脂、エポキシ樹脂などを用いることができる。
第1電極基材3と第2電極基材6との間には、開口部8が形成されたスペーサ7が配置されている。スペーサ7は、接着層12,13を介して第1電極基材3と第2電極基材6とに接着される。スペーサ7の材料として、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド樹脂(PI)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)などの絶縁性材料を用いることができる。
以下、図1及び図2に基づいて、本実施形態の第1電極2、第2電極5、及び、ラバードーム11の具体的な態様について説明する。
本実施形態において、第1電極2はスペーサ7の開口部8の円形状の開口領域に応じた大きさの電極として構成される。本実施形態の第1電極2は一つの電極である。他方、本実施形態の第2電極5は、互いに絶縁された一対の対向電極14,15を有する。対向電極14,15は、いわゆる櫛歯状電極であり図2に示すように同図の紙面において左右又は上下の対向する位置に一対で配置される。
第1電極2は、円形状に形成される第1金属電極16と、第1金属電極16を覆い第1金属電極16よりも大径の円形状のカーボン電極17とを有している。第1電極2は、平面視すると、一方の対向電極14と他方の対向電極15の両方ともに重なるように配置される。これにより、荷重が印加されると、第1電極2が、一方の対向電極14と他方の対向電極15の両方に接触し、第1電極2を介して、一方の対向電極14から他方の対向電極15へ電流が流れる。
第1金属電極16は、相対的に低抵抗とするために金属を含有していればよいが、必要に応じて他の材料を含有していてもよい。例えば、金属粒子と樹脂とを含有して形成されている。この場合、金属としては、例えば銀、銅、金などが挙げられ、金属粒子の形状は、球状、鱗片状などが挙げられる。また、樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール樹脂などが挙げられる。第1金属電極16の形成方法としては、上記金属粒子及び上記樹脂に溶剤を加えたペーストを第1絶縁性基材1上に、印刷し、それを硬化することにより形成される。なお、印刷手法は、特に限定されず、スクリーン印刷法、グラビアオフセット印刷法、インクジェット法などの手法を用いることができる。
カーボン電極17は、カーボンを含有していればよいが、必要に応じて他の材料を含有していてもよい。例えば、カーボンと樹脂とを含有して形成されている。樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール樹脂などが挙げられる。カーボン電極17の形成方法としては、カーボン及び上記樹脂に溶剤を加えたペーストを第1金属電極16を覆うように、印刷し、それを硬化することにより形成される。なお、印刷手法は、特に限定されず、スクリーン印刷法、グラビアオフセット印刷法、インクジェット法などの手法を用いることができる。
第2電極5は、上述した通り一対の対向電極14,15を有する。対向電極14,15は、それぞれ所定方向に延びる矩形状の第2金属電極18,19を有し、第2金属電極18と第2金属電極19とは、対向する位置(即ち略平行に延びて)に配置される。第2金属電極18,19は、平面視すると、開口部8内に収まるように形成されており、一部が第1電極2と重なるように配置されている。また、第2金属電極18,19は、それぞれ外側に延びる外部引出配線21と接続されている。
一対をなす一方の対向電極14は、第2金属電極18を覆うとともに複数に分岐し他方の対向電極15側へ延在する分岐電極22を有し、一対をなす他方の対向電極15も、第2金属電極19を覆うとともに複数に分岐し一方の対向電極14側へ延在する分岐電極23を有する。すなわち、一方の対向電極14の分岐電極22は第2金属電極18を覆うように形成される基部24と、この基部24から他方の対向電極15側へ延在する複数の分岐部25(本発明における対向電極の分岐部に相当する)とを有している。また、他方の対向電極15の分岐電極23も、第2金属電極19を覆うように形成される基部26と、この基部26から一方の対向電極14側へ延在する分岐部27(本発明における対向電極の分岐部に相当する)とを有している。そして、一方の分岐電極22の分岐部25は、他方の分岐電極23の分岐部27同士の間に入り込むように延在しており、他方の分岐電極23の分岐部27は、一方の分岐電極22の分岐部25同士の間に入り込むように延在している。すなわち、一方の対向電極14の分岐電極22の分岐部25と、他方の対向電極15の分岐電極23の分岐部27とは、所定の間隔を保ちつつ交互に略平行に配列されており、対向電極14,15は互いに絶縁されている。分岐電極22,23の分岐部25,27は、平面視すると第1電極2に重なるように配置されている。
分岐電極22,23の分岐部25,27は、それぞれが矩形状をなし同一の長さを有している。また、分岐電極22,23の分岐部25,27は、開口部8から露出する第2電極基材6の領域において、第1電極2と第2電極5を接触させる押圧力が最初に印加される中央領域28に配置される第1分岐部31と、中央領域以外に配置される第2分岐部32とを有している。そして、この第1分岐部31と第2分岐部32との幅が異なる。すなわち第2分岐部32の幅が第1分岐部31の幅よりも狭い。このため、第2分岐部32の抵抗値は第1分岐部31の抵抗値よりも大きくなる。ここで、中央領域28は、第1電極2と第2電極5を接触させるオン操作、すなわち第2電極の一対の対向電極14,15が第1電極2を介して最初に導通させるための押圧力が最初に印加される領域で、本実施形態では円形状の開口部8の中央に位置する。
続いて図3を参照して第2電極について詳細に説明する。図3は、図2に示す第2電極の一部を拡大して示す拡大図である。図3に示すように、第2電極の各分岐電極22,23にはそれぞれ同一の長さの4本ずつの分岐部25a〜25d,27a〜27dが延在しており、略平行に配列されている。そして、中央領域28に配置され対向する2本の分岐部(第1分岐部31)25c,27cの幅Wc1,Wc2は同一であり、分岐部の中で最も広い幅で形成されている。この第1分岐部から外側になるに従い分岐部の幅が狭くなるように形成されている。すなわち、中央領域28以外に配置される複数の分岐部(第2分岐部32)においても外側に配置される分岐部の方が幅が狭くなるように形成されている。
具体的には図3において、一方の分岐電極22では、分岐部25cに対向する分岐部27cを挟んで外側(図2中上方)に配列される分岐部25bの幅Wb1は、分岐部25cの幅Wc1よりも狭く、さらに外側(図2中上方)に配列される分岐部25aの幅Wa1は、内側に配列される分岐部25bの幅Wb1よりも狭い。また、分岐部25cに対向する分岐部27cとは反対側の外側(図2中下方)に配列される分岐部25dの幅Wd1は、分岐部25cの幅Wc1よりも狭い。さらに分岐部25dの幅Wd1は、分岐部25aの幅Wa1と25bの幅Wb1の間の幅となるように調整されている。また、他方の分岐電極23では、分岐部27cに対向する分岐部25cを挟んで外側(図2中下方)に配列される分岐部27bの幅Wb2は、分岐部27cの幅Wc2よりも狭く、さらに外側(図2中下方)に配列される分岐部27aの幅Wa2は、内側に配列される分岐部27bの幅Wb2よりも狭い。また、分岐部27cに対向する分岐部25cとは反対側の外側(図2中上方)に配列される分岐部27dの幅Wd2は、分岐部27cの幅Wc2よりも狭い。さらに分岐部27dの幅Wd2は、分岐部27aの幅Wa2と27bの幅Wb2の間の幅となるように調整されている。なお、分岐部25aの幅Wa1及び分岐部27aの幅Wa2、分岐部25bの幅Wb1及び分岐部27bの幅Wb2、分岐部25dの幅Wd1及び分岐部27dの幅Wd2がそれぞれ同じ幅となるように形成されている。すなわち、分岐部25c,27cから外側になるにしたがい隣合う分岐部の幅が狭くなるように形成されている。
さらに、本実施形態では、分岐部25c,27cから外側になるにしたがい隣合う分岐部の間の距離(以下、ピッチ)が小さくなるように調整されている。具体的には、分岐部27cと分岐部25bのピッチP11よりも分岐部25bと分岐部27dのピッチP12の方が小さい。さらにピッチP12よりも分岐部27dと分岐部25aのピッチP13の方が小さい。また、分岐部25cと分岐部27bのピッチP21よりも分岐部27bと分岐部25dのピッチP22の方が小さい。さらにピッチP22よりも分岐部25dと分岐部27aのピッチP23の方が小さい。なお、ピッチP11及びP21、ピッチP12及びP22、ピッチP13及びP23がそれぞれ同ピッチとなるように形成されている。
なお、分岐部間のピッチは、出力特性に応じて適宜選択することができる。分岐部間のピッチを全て同じとしても良く、第2分岐部に属する分岐部間のピッチを同じとし第1分岐部と第2分岐部間のピッチのみ他より大きくしても良い。また、分岐部25c,27c間のピッチPも出力特性に応じて適宜選択される。
但し、分岐部間のピッチは、図3に示す本実施形態のように、P11=P21>P12=P22>P13=P23>Pとなるように調整することが好ましい。このように調整することでより抵抗値の急激な低下を抑制、即ちなだらかな抵抗変化としつつ、接触初期での抵抗値から最大荷重での抵抗値の変化量を大きくすることができる。特にPを最も小さくすることで、抵抗値が低下し始める初期荷重をより小さくすることができるため好ましい。
第2金属電極18,19は、第1金属電極16と同様の材料を用いることができる。また、第2金属電極18,19の形成方法としても、第1金属電極16と同様の形成方法を用いることができる。
分岐電極22,23は、カーボン電極17よりも抵抗値を高くする限り、カーボン電極17と同様の材料を用いることができる。具体的には、分岐電極22,23は、カーボン電極17よりもカーボンの含有量を少なくすることで抵抗値を調整することができる。また、カーボン電極17と異なる樹脂を用いることでも、カーボン電極17よりも抵抗値を高くとすることができる。分岐電極22,23の形成方法としても、第1金属電極16と同様の形成方法を用いることができる。
第1金属電極16及び第2金属電極18,19の抵抗値としては、カーボン電極17や分岐電極22,23よりも抵抗が低ければよく、特に制限されるものではないが、シート抵抗は0.01〜1(Ω/sq)であることが好ましい。
カーボン電極17の抵抗値としては、分岐電極22,23よりも抵抗が低ければよく、特に制限されるものではないが、シート抵抗は10〜500(Ω/sq)であることが好ましい。また、カーボン電極17の硬度としては、特に制限されるものではないが、分岐電極22,23よりも低いことが好ましく、鉛筆硬度としては、H〜3Hであることが好ましい。
分岐電極22,23の抵抗値としては、カーボン電極17の抵抗値よりも高ければよく、特に制限されるものではないが、シート抵抗は1〜30(kΩ/sq)であることが好ましい。また、分岐電極22,23の硬度としては、特に制限されるものではないが、カーボン電極17の硬度よりも高いことが好ましく、鉛筆硬度としては、4H〜6Hであることが好ましい。分岐電極22,23は、分岐部25,27においては下層に第2金属電極18,19が設けられておらず、分岐電極22,23の分岐部25,27が剥離したり亀裂が入ったりすると、出力特性に大きく影響がでてしまう。しかしながら分岐電極22,23の硬度をカーボン電極17の硬度よりも高くすることで、分岐電極22,23がカーボン電極17よりも硬くなり、分岐電極22,23の一部が剥離したり亀裂が入ったりすることを防止できる。このため、分岐電極22,23の耐久性を向上させることができ、感圧スイッチ10の耐久性も向上する。
特に限定されないが、二つの対向電極14,15は、開口部8の中央を対称中心として点対称に配置されることが好ましい。上述の通り図2に示す対向電極14,15は、点対称となっている。対向電極14,15を開口部8の中央に対して点対称に配置することにより、感圧スイッチ10の押圧時において二つの対向電極14,15に略等しい荷重を印加することができ、二つの対向電極14,15と第1電極2との接触面を略等しく広げることができる。二つの対向電極14,15のそれぞれと第1電極2との接触面を等しくすることにより、荷重に対する抵抗値を制御しやすくなり、感圧スイッチ10の動作性能を安定させることができる。特に、上述した分岐電極22,23における抵抗値の制御を正確に実行できる。なお、本実施形態では、第2電極5が対向電極14,15を有する例を説明するが、対向電極は、第1電極2が有していてもよい。
図1に戻り、ラバードーム11は、第1絶縁性基材1の他方主面であって平面視すると開口部8の外側で、第1絶縁性基材1と接続される足部36と、足部36に連結され平面視すると開口部8の中央に対向して配置された押圧子37とを備える。このラバードーム11を開口部8の中央に対向するように配置することにより、ラバードーム11を介して開口部8の中央に荷重を印加させることができる。このラバードーム11は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド樹脂(PI)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)などの絶縁性材料のシートにエンボス工程などの一般的な凸部形成工程を施して得ることができる。また、本実施形態におけるラバードーム11の押圧子37は、第1絶縁性基材1から離隔するにつれて第1絶縁性基材1の面方向に沿った断面積が大きくなっており、第1絶縁性基材1側が凸となる円錐形状となっている。
感圧スイッチ10の入切操作の際にはラバードーム11が押圧される。押圧されたラバードーム11の押圧子37は、第1電極2を第2電極5に押し付ける。第1電極2のカーボン電極17は、第2電極5の互いに絶縁された二つの対向電極14,15のうち、分岐電極22,23とそれぞれ接触する。
以下、本実施形態の感圧スイッチ10の動作及び作用を説明する。
ラバードーム11に荷重が印加される前においては、第1電極2と第2電極5(対向電極14,15)は絶縁されており、入力信号は取得されない。ラバードーム11に荷重が印加されると、ラバードーム11の押圧子37が第1絶縁性基材1に接触し、第1電極2がスペーサ7の開口部8が形成する空間を下側(第2電極基材6側)に移動する。第1電極2は、開口部8から露出した第2電極基材6の領域における中央の領域である中央領域28で最初に接触する。すなわち、第1電極2は、中央領域28に配置される第2電極5の対向電極14,15の分岐電極22,23の分岐部25c,27c(すなわち第1分岐部31)と接触する。この接触により、絶縁されていた第1電極2が対向電極14,15と短絡し、外部引出配線21を介して、入力信号が取得される。ラバードーム11の押圧子37が開口部8の中央に荷重を印加することにより、開口部8の中央を基準に配置された対向電極14,15と第1電極2とが、同時に、かつそれぞれの接触面積が同じになるように接触する。
ラバードーム11に印加される荷重が増加すると、ラバードーム11の押圧子37と第1絶縁性基材1との接触面積が増え、第1電極2は、第2電極5の対向電極14,15の分岐電極22,23の分岐部25b,27b(すなわち中央領域以外に配置された分岐部である第2分岐部32の一部)と接触する。これにより接触領域が増加することで出力される抵抗値が低下する。さらにラバードーム11に印加される荷重がさらに増加すると、第1電極2は、第2電極5の対向電極14,15の分岐電極22,23の分岐部25d,27d、続いて分岐部25a,27aと接触する(すなわち第2分岐部32の複数の分岐部と接触する)。これにより接触領域がさらに増加することでさらに出力される抵抗値が低下する。
続いて、ラバードーム11に印加される荷重がさらに増加すると、ラバードーム11の押圧子37と第1絶縁性基材1との接触面積がさらに増え、さらに第2金属電極18,19を覆う部分の分岐電極22,23とカーボン電極17が接触する。これにより、出力される抵抗値が最低となり飽和抵抗値となる。
以上のとおり、本実施形態の感圧スイッチ10によれば、一対の対向電極14,15は、スペーサ7の開口部8から露出する第2電極基材6の領域において、第1電極2と第2電極5を接触させる押圧力が最初に印加される中央領域28に配置される第1分岐部31(分岐部25c,27c)と、中央領域以外に配置される第2分岐部32(分岐部25a,25b,25d,27a,27b,27d)とを有しており、第2分岐部32の幅(Wa1,Wb1,Wd1,Wa2,Wb2,Wd2)が、第1分岐部31の幅(Wc1,Wc2)よりも狭いため、中央領域28に配置される第1分岐部31の抵抗値よりも中央領域以外に配置される第2分岐部32の抵抗値が大きくなる。そして、このような感圧スイッチ10を押圧すると、中央領域28で第1電極2が、第2電極5の対向電極14,15の分岐電極22,23の分岐部25c,27cと接触して短絡した後に、さらに押圧力を高めて第1電極2が中央領域以外で第2電極5との接触領域を増やして分岐部25b,27bと接触すると、分岐部25b,27bの抵抗値が分岐部25c,27cの抵抗値よりも高いため、分岐部の抵抗値が同じ(即ち、分岐部の幅が同じ)場合に比べて接触後に抵抗値が大きく低下することがない。その結果、荷重の印加が増加されたときに、急激に抵抗値が大きく低下することを抑制することができる。
また、本実施形態の感圧スイッチ10において、第1絶縁性基材1のスペーサ7側とは反対側の面には、平面視において開口部8よりも外側で第1絶縁性基材1に接続される足部36と、足部36に連結され第1絶縁性基材1に接触及び離隔し、開口部8の中心を押圧可能な押圧子37とを有するラバードーム11が設けられている。この場合、スペーサ7の開口部8の中心から偏心して荷重が加わっても、ラバードーム11の押圧子37は開口部8の中心を押圧するので、開口部8の中心に荷重を伝えることができる。これにより、中心に荷重が加わった場合とほぼ同様の出力特性が得られる。
また、本実施形態の感圧スイッチ10において、押圧子37は、第1絶縁性基材1から離隔するにつれて第1絶縁性基材の面方向に沿った断面積が大きくなっている。この場合、感圧スイッチ10に荷重が印加され始めたときは、押圧子37と第1絶縁性基材1との接触面積が小さく、カーボン電極17と分岐電極22,23との接触面積も小さくすることができるため、カーボン電極17と分岐電極22,23との接触面積が少ない接触し始めにおいて、より急激に抵抗値が大きく低下することを抑制することができる。また、感圧スイッチ10に加わる荷重が増えていくと、押圧子37と第1絶縁性基材1との接触面積が徐々に増え、カーボン電極17と分岐電極22,23との接触面積も徐々に増えるので、分岐電極22,23の抵抗値が高くても、荷重の増加に伴い抵抗値を適切に下げることが可能となる。
また、本実施形態の感圧スイッチ10において、押圧子37は、第1絶縁性基材1側が凸となる円錐形状となっている。この場合、感圧スイッチ10に加わる荷重が増えていくと、押圧子37と第1絶縁性基材1の接触面積が中心から円状に徐々に増え、カーボン電極17と分岐電極22,23との接触面積も中心から円状に徐々に増えるため、荷重の増加に伴い抵抗値をより適切に下げることが可能となる。
また、本実施形態の感圧スイッチ10において、対向電極14,15の第2金属電極18,19は、平面視においてスペーサ7の開口部8内に収まるように配置されている。つまり、スペーサ7の開口部8の内側に第2金属電極18,19及び分岐電極22,23の両方を配置する。このように、第2金属電極18,19をスペーサ7の開口部8内に配置することにより、感圧スイッチ10へ印加される荷重が飽和量に近づいた押切点付近で、第2金属電極18,19を覆う部分の分岐電極22,23とカーボン電極17が接触し、電流が分岐電極22,23流れる距離を最小にすることができる。これにより、抵抗値を大きく下げることができるため、感圧スイッチ10へ印加される荷重が飽和量に近づいた押切点付近においても、抵抗値の変化を大きくすることができる。
<実施例1>
以下に、本発明をさらに具体化した実施例1について説明する。本願発明の効果を確認するため、比較例1を準備した。
実施例1の感圧スイッチとして、図1〜3に示す本実施形態に係る感圧スイッチ10を作成した。
具体的には、まず、第1絶縁性基材1として厚さ75[μm]のポリエチレンテレフタレートシートを準備した。第1絶縁性基材1の一方主面に、スクリーン印刷法を用いて銀ペースト(FA−353 藤倉化成(株)製)を印刷し、温度150℃で30分熱乾燥して硬化させることにより、第1電極2の第1金属電極16として厚さ10[μm]、直径3.5[mm]の円形状の銀膜層(電極層)を形成した。
次いで、第1金属電極16を覆うように、カーボンペーストを用いてスクリーン印刷を行い、温度150℃で60分熱乾燥して硬化させることにより、厚さ10[μm]、直径3.8[mm]の円形状のカーボン電極17を形成した。カーボン電極17の抵抗値は、200(Ω/sq)であり、鉛筆硬度は、Hであった。
次に、第1電極2の第1金属電極16と同等の条件により、第2絶縁性基材4の一方主面に、それぞれ厚さ10[μm]、長さが2[mm]、幅が0.2[mm]の互いに対向して配置された第2金属電極18,19を形成した。対向配置された第2金属電極18,19の距離(最短距離)を2.4[mm]とした。また、第2金属電極18,19には感圧スイッチの入切信号を外部へ送出するための外部引出配線21を形成した。
次いで、カーボン電極17に用いたカーボンペーストとは異なるカーボンペーストを用いて、第2金属電極18,19を覆う厚さ10[μm]の分岐電極22,23を形成した。分岐電極22,23の分岐部25,27のそれぞれ長さを2[mm]とした。また、分岐電極22,23の分岐部25,27の幅については、中央領域28に配置される2本の分岐部25c,27cの幅Wc1,Wc2をそれぞれ0.2[mm]とし、中央領域28以外に配置される6本の分岐部25a,25b,25d,27a,27b,27dの幅は、分岐部25a,27aの幅Wa1,Wa2をそれぞれ0.02[mm]とし、分岐部25b,27bの幅Wb1,Wb2をそれぞれ0.05[mm]とし、分岐部25d,27dの幅Wd1,Wd2をそれぞれ0.03[mm]とした。また、分岐電極22,23の分岐部25,27の先端から対向する分岐電極の基部までの距離は等しく0.4[mm]とし、分岐部間のピッチについては、ピッチPを0.1[mm]、ピッチP11,P21を0.2[mm]、ピッチP12,P22を0.05[mm]、ピッチP13,P23を0.03[mm]、とした。分岐電極22,23の抵抗値は、5(kΩ/sq)であり、鉛筆硬度は、5Hであった。
次に、スペーサ7として、直径4[mm]の開口部8が設けられた、厚さ100[μm]の両面粘着シート(TL−410S−02 リンテック社製)を、開口部8の中央が第2電極5の対向電極14,15を絶縁する分割領域に対応するように第2絶縁性基材4に張り付けた。なお、厚さ100[μm]のスペーサ7は、厚さ50[μm]ポリエチレンテレフタレートシートと、その両主面に形成された厚さ25[μm]の接着層から形成されている。そして、第1電極2と第2電極5が開口部8において対向するように、第1絶縁性基材1をスペーサ7に張り付けて、感圧スイッチ10を作製した。
<比較例1>
比較例1では、第2電極5の構成を各分岐部の幅を全て0.2[mm]と同一とし、各分岐部間のピッチも全て0.2[mm]と同一とした以外は、実施例1と同等の条件により感圧スイッチを作製した。
以上に説明した構成の実施例1の感圧スイッチ及び比較例1の感圧スイッチについて、以下の荷重と抵抗値の測定試験を行った。
具体的には、感圧スイッチの第1電極2と第2電極5を圧力検出装置に接続し、第1絶縁性基材1のスペーサ7側とは反対側の面に、第1絶縁性基材1側が凸となる最大太さφ3mmの円錐形状の押圧子を有するポリエチレンテレフタレート製のアクチュエーターを設け、5[mm]/[min]のアクチュエーター速度で0[N]〜5[N]の荷重範囲において抵抗値の関係を測定した。比較例1の感圧スイッチについても、実施例1と同等の条件で、上述した荷重と抵抗値の測定試験を行った。
実施例1及び比較例1の測定結果を図4に示す。
図4に示す結果によると、荷重が1.0[N]における実施例1の抵抗値は約67[kΩ]であった。その後、荷重の増加に伴い抵抗値は略直線的に減少し、荷重が3.0[N]のとき約15[kΩ]であった。
一方、荷重が1.0[N]における比較例1の感圧スイッチの抵抗値は約65[kΩ]であった。その後、荷重が1.67[N]から1.72[N]にかけて抵抗値が50[kΩ]から30[kΩ]へ大きく減少した。その後は荷重の増加に伴い力直線的に減少し、荷重が3.0[N]のときの抵抗値は約12[kΩ]以下となった。
このように、比較例1の感圧スイッチでは、荷重が増加してすぐに、抵抗値が大幅に低下するが、実施例1の感圧スイッチでは、荷重を増加しても徐々にしか抵抗値が低下しなかった。
以上のように、実施例1の感圧スイッチは、従来の構造の比較例1の感圧スイッチに比べて荷重に対する抵抗値の変化も一定であり直線的(連続的)な関係を示すことが確認された。
1…第1絶縁性基材
2…第1電極
3…第1電極基材
4…第2絶縁性基材
5…第2電極
6…第2電極基材
7…スペーサ
8…開口部
10…感圧スイッチ
11…ラバードーム
12,13…接着層
14,15…対向電極
16…第1金属電極
17…カーボン電極
18,19…第2金属電極
21…外部引出配線
22,23…分岐電極
24,26…基部
25,27,25a,25b,25c,25d,27a,27b,27c,27d…分岐部
28…中央領域
31…第1分岐部
32…第2分岐部
36…足部
37…押圧子

Claims (3)

  1. 可撓性を有する第1絶縁性基材に第1電極が形成された第1電極基材と、
    第2絶縁性基材に第2電極が形成されており、前記第2電極が前記第1電極と対向するように配置された第2電極基材と、
    前記第1電極基材と前記第2電極基材との間に挟まれるとともに、前記第1電極と前記第2電極とが対向する領域に開口部が形成されたスペーサと、を具備し、
    前記第1電極又は前記第2電極は、互いに絶縁された一対の対向電極を備え、前記一対の対向電極は対をなす他の対向電極側へ延在する複数の分岐部をそれぞれ有し、
    前記一対の対向電極の、一方の対向電極の前記分岐部と、他方の対向電極の前記分岐部とは、所定の間隔を保ちつつ交互に略平行に配列されており、
    前記一対の対向電極は、前記開口部から露出する前記第1電極基材又は前記第2電極基材の領域において、前記第1電極と前記第2電極を接触させる押圧力が最初に印加される中央領域に配置される第1分岐部と、前記中央領域以外に配置される第2分岐部とを有し、
    前記第2分岐部の幅は、前記第1分岐部の幅よりも狭く、
    前記第1分岐部の幅は、前記複数の分岐部の幅の中で最も広く、
    前記第1分岐部から外側になるにしたがい前記分岐部の幅が狭くなることを特徴とする感圧スイッチ。
  2. 前記一対の対向電極は、前記第2分岐部よりも前記中央領域から外側に配置される第3分岐部を有し、
    前記第1分岐部から外側になるにしたがい前記分岐部の間の距離が小さくなることを特徴とする請求項1に記載の感圧スイッチ。
  3. 前記第1絶縁性基材のスペーサとは反対側の面には、平面視において前記開口部よりも外側で前記第1絶縁性基材に接続される足部と、前記足部に連結され前記第1絶縁性基材に接触及び離隔し、前記開口部の中心を押圧可能な押圧子とを有するラバードームが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の感圧スイッチ。
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