JP6778643B2 - 情報出力システム及び情報出力方法 - Google Patents

情報出力システム及び情報出力方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6778643B2
JP6778643B2 JP2017063708A JP2017063708A JP6778643B2 JP 6778643 B2 JP6778643 B2 JP 6778643B2 JP 2017063708 A JP2017063708 A JP 2017063708A JP 2017063708 A JP2017063708 A JP 2017063708A JP 6778643 B2 JP6778643 B2 JP 6778643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
notification
point
points
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017063708A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018165695A (ja
Inventor
尚徳 大石
尚徳 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zenrin Datacom Co Ltd
Original Assignee
Zenrin Datacom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zenrin Datacom Co Ltd filed Critical Zenrin Datacom Co Ltd
Priority to JP2017063708A priority Critical patent/JP6778643B2/ja
Publication of JP2018165695A publication Critical patent/JP2018165695A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6778643B2 publication Critical patent/JP6778643B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

本発明は、情報出力システム及び情報出力方法に関する。
現在、交通安全を目的として、交通取締を行う日時、取締内容及び取締エリアに関する情報が各都道府県の警察等のホームページ等で公開されている。また、これらの公開情報を取得してドライバーに通知する装置に関する技術として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。
特開2015−114752
各都道府県の警察等が公開している交通取締情報では、市区町村単位など大まかな粒度で取締エリアが指定される場合が多い。このような大まかな粒度での取締エリアをドライバーに通知したとしても、ドライバーにとっては常に安全運転を促されているような状態になってしまい、取締エリアの通知が殆ど意味を持たない可能性があった。
そこで、市区町村単位など大まかな粒度で取締エリアをドライバーに通知するのではなく、安全運転を心がけるべき具体的な地点をドライバーに通知することができれば、安全運転の促進に有効であると考えられる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、各都道府県の警察等が公開している交通取締情報に基づき、安全運転を心がけるべき具体的な地点をドライバーに通知することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報出力システムは、交通取締活動が行われるエリアである取締対象エリアに関する取締予定情報を取得する取得部と、現在位置を検出する検出部と、現在位置から所定の範囲内に含まれる取締対象エリア又は出発地から目的地までの道路上に含まれる取締対象エリアにおいて、地図データに含まれる地点であって安全運転を促すメッセージを出力すべき地点を示す1以上の通知地点を抽出し、現在位置と1以上の通知地点のうちいずれかの通知地点との間の距離が所定の距離まで近づいた場合に、安全運転を促すメッセージを出力する制御部と、を有する。
本発明の他の態様に係る情報出力方法は、交通取締活動が行われるエリアである取締対象エリアに関する取締予定情報を取得するステップと、現在位置を検出するステップと、現在位置から所定の範囲内に含まれる取締対象エリア又は出発地から目的地までの道路上に含まれる取締対象エリアにおいて、地図データに含まれる地点であって安全運転を促すメッセージを出力すべき地点を示す1以上の通知地点を抽出し、現在位置と1以上の通知地点のうちいずれかの通知地点との間の距離が所定の距離まで近づいた場合に、安全運転を促すメッセージを出力するステップと、を有する。
本発明によれば、各都道府県の警察等が公開している交通取締情報に基づき、安全運転を心がけるべき具体的な地点をドライバーに通知することが可能な技術を提供することができる。
本実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。 制御装置の機能ブロック構成の一例を示す図である。 取締予定情報の一例を示す図である。 抽出設定情報の一例を示す図である。 出力装置の機能ブロック構成の一例を示す図である。 制御装置が行う処理手順(ルート案内無し)の一例を示すフローチャートである。 出力装置が行う処理手順(ルート案内無し)の一例を示すフローチャートである。 制御装置が行う処理手順(ルート案内有り)の一例を示すフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。(なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。)
<システム構成>
図1は、本実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。本実施形態に係るシステムは、取締情報提供装置10、制御装置20及び出力装置30を含む。取締情報提供装置10、制御装置20及び出力装置30は、無線又は有線の通信ネットワークNを介して相互に通信可能なように接続されている。
取締情報提供装置10及び制御装置20は、例えば、サーバ等の装置であり、プロセッサ、メモリ及び記憶装置を含んで構成される。出力装置30は、利用者(ドライバー)が使用する装置であり、ドライバーに対して各種の情報を通知することができる。出力装置30は、例えば、スマートフォン又はタブレット端末等のように、利用者が運転中に携帯可能な携帯型端末であってもよいし、自動車又は二輪等に搭載可能なカーナビゲーション装置等であってもよい。
取締情報提供装置10は、例えば、x月x日にxx市で速度取締を行うといったように、警察が行う交通取締活動の取締対象エリア、取締種別(例えば、速度違反取締、シートベルト取締等)及び取締日時に関する情報(以下、「取締予定情報」と言う。)を公開する装置である。取締情報提供装置10は、警視庁又は県警等のホームページを公開するWebサーバであってもよいし、これらのWebサーバにて公開されている公開取締り情報を収集して第三者が利用しやすいフォーマットに変換した情報を公開するサーバであってもよい。
制御装置20は、取締情報提供装置10から取締予定情報を収集し、出力装置30の現在位置から所定の範囲内に含まれる取締対象エリア、又は、出発地から目的地までの道路上に含まれる取締エリアにおいて、地図データに含まれる地点であって安全運転を促すメッセージを出力すべき地点を示す1以上の地点(以下、「通知地点」と言う。)を抽出する機能を有する装置である。通知地点とは、具体的には、地図データに含まれる信号機設置地点、一時停止地点、右折禁止地点などである。また、制御装置20は、抽出した通知地点を出力装置30に通知する。
出力装置30は、利用者の移動に伴って移動し、GPS等を用いて検出した現在位置と、出力装置30から通知された1以上の通知地点のうちいずれかの通知地点との間の距離が所定の距離まで近づいた場合(例えば、通知地点の30m手前等)に、安全運転を促すメッセージを利用者に出力する機能を有する装置である。
制御装置20及び出力装置30は、1つの情報処理装置からなる情報出力システムとして構成されていてもよいし、それぞれ独立した1又は複数の情報処理装置からなる情報出力システムとして構成されていてもよい。
また、制御装置20及び出力装置30が一体となってナビゲーション装置として動作するようにしてもよい。この場合、現在位置の検出及びナビゲーション画面の表示を出力装置30側で行い、ルート検索等の処理を制御装置20側で行うようにしてもよい。また、これに限定されず、現在位置の検出、ナビゲーション画面の表示及びルート検索等の処理を全て出力装置30側で行うようにしてもよい。
<機能ブロック構成>
図2は、制御装置20の機能ブロック構成の一例を示す図である。本実施形態に係る制御装置20は、通信部21と、取得部22と、抽出部23と、検索部24とを含む。通信部21と、取得部22と、抽出部23と、検索部24とは、制御装置20においてメモリに記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
通信部21は、通信ネットワークNを介して取締情報提供装置10及び出力装置30と相互に通信を行う機能を有する。
取得部22は、取締情報提供装置10から取締予定情報を取得する機能を有する。取得部22は、所定の周期(例えば1週間に1回、毎月1回等)のタイミングで取締予定情報を取得するようにしてもよいし、取締予定情報が更新されたとの通知を取締情報提供装置10から受けたタイミングで取締予定情報を取得するようにしてもよい。図3に、取締予定情報の一例を示す。「取締日時」は、交通取締活動が行われる日時を示し、「取締対象エリア」は、交通取締活動が実施されるエリアを示し、「取締種別」は、取締場所において実施される交通取締活動の種別を示す。「取締対象エリア」には、具体的な市町村名、又は市町村を特定するエリアコード等が格納されていてもよいし、地図上で取締対象エリアを特定するポリゴン情報が格納されていてもよい。また、「取締対象エリア」は、取締が行われる道路名又は道路を特定するコード等が格納されていてもよい。
抽出部23は、出力装置30の現在位置から所定の範囲内に含まれる取締対象エリア、又は、出発地から目的地までのルート上(道路上)に含まれる取締対象エリアにおいて、安全運転を促すメッセージを出力すべき地点を示す1以上の通知地点を、地図データから抽出する機能を有する。また、抽出部23は、抽出した“1以上の通知地点”を示すデータを、通信部21を介して出力装置30に送信する。なお、抽出部23は、ナビゲーション機能によりルート案内を行っていない場合に、出力装置30の現在位置から所定の範囲内に含まれる取締対象エリアにおいて1以上の通知地点を抽出し、ナビゲーション機能によりルート案内を行う場合に、出発地から目的地までのルート上(道路上)に含まれる取締対象エリアにおいて1以上の通知地点を抽出するようにしてもよい。
また、抽出部23は、地図データから通知地点の候補を検索し、検索した通知地点の候補のうち、取締対象エリアにおいて実施される取締種別に対応づけられる“通知地点の種別”に該当する通知地点の候補を、1以上の通知地点として抽出する。“通知地点の種別”とは、その通知地点がどのような地点なのかを意図しており、例えば、信号機が設置されている地点であること等を意図している。抽出部23は、取締種別ごとに抽出すべき通知地点の種別が対応づけられた設定情報(以下、「抽出設定情報」と言う。)にアクセスすることで、取締種別に対応づけられる通知地点の種別を認識する。
図4に、抽出設定情報の一例を示す。抽出設定情報は、例えば管理者等により予め作成された情報を想定しており、任意に変更することができる。抽出設定情報は、制御装置20内のメモリに格納されていてもよいし、制御装置20に通信ネットワークを通じて接続された記憶装置に格納されていてもよい。「速度制限変化地点」は、速度制限が変化する地点(例えば、最高速度60km/hから40km/hに変化する地点等)を意味する。「ゾーン30の入り口地点」は、ゾーン30に設定されているエリアの入り口である地点を意味する。「信号機設置地点」は、信号機が設置されている地点を意味する。「一時停止地点」は、一時停止標識が設置されている地点を意味する。「進行方向通行区分設置地点」は、進行方向通行区分標識が設置されている地点を意味する。「進路変更禁止地点」は、進路変更禁止標識が設置されている地点を意味する。「踏切地点」は、踏切が存在する地点を意味する。「駐車禁止地点」は、駐車禁止に設定されている地点を意味する。「重量制限標識設置地点」は、重量制限標識が設置されている地点を意味する。
例えば、図4の例では、「交差点違反取締り」に対して「信号機設置地点」、「一時停止地点」、「進行方向通行区分設置地点」、「進路変更禁止地点」の4つが設定されている。これは、交差点違反取締りに対しては、地図データにおいて、信号機が設置されている地点、一時停止標識が設置されている地点、進行方向通行区分標識が設置されている地点、及び、進路変更禁止標識が設置されている地点を“通知地点”として抽出すべきことを示している。
また、図4の例において、「‐」が設定されている取締種別は、その取締種別が、地図データにおいて通知地点を特定可能な種別ではないことを意味している。抽出部23は、抽出設定情報を参照することで、取締種別が、地図データにおいて通知地点を特定可能な種別であるか否かの判定を行い、特定可能な種別であると判定した場合に1以上の通知地点を抽出し、特定可能な種別ではない判定した場合には1以上の通知地点を抽出しないようにしてもよい。例えば、「シートベルト取締り」に対して「‐」が設定されている。これは、シートベルト取締りは取締対象エリア全域の任意の場所で行われるものであり、特定の地点で重点的に行われるような取締ではないと考えられるためである。しかしながら、「−」が設定されている取締種別は、図4を説明するための一例であり、他の取締種別と同様に、いずれかの通知地点の種別を設定することも可能である。
検索部24は、ナビゲーション機能におけるルート検索を行う機能を有する。より具体的には、検索部24は、利用者から出力装置30を介して指示された出発地から目的地までのルートを検索し、検索したルートを出力装置30に送信する。なお、本実施形態におけるナビゲーション機能は、従来技術を用いて実現するようにしてもよい。
図5は、出力装置30の機能ブロック構成の一例を示す図である。本実施形態に係る出力装置30は、通信部31と、位置検出部32と、出力部33とを含む。通信部31と、位置検出部32と、出力部33とは、出力装置30においてメモリに記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
通信部31は、通信ネットワークNを介して制御装置20と相互に通信を行う機能を有する。
位置検出部32は、出力装置30が備えるGPS装置や車速センサー等を用いて現在位置を検出する機能を有する。位置検出部32は、更に進行方向を検出するようにしてもよい。
出力部33は、出力装置30が備えるディスプレイ等に、地図及び位置検出部32で検出された現在位置を表示する機能を有する。また。出力部33は、制御装置20の検索部24で検索されたルートを地図上に表示する機能を有する。また、出力部33は、位置検出部32で検出された現在位置と、制御装置20から通知された“1以上の通知地点”のうちいずれかの通知地点との間の距離が所定の距離まで近づいた場合に、安全運転を促すメッセージを出力する機能を有する。
前述したように、制御装置20及び出力装置30は、1つの情報処理装置からなる情報出力システムとして構成されていてもよい。この場合、制御装置20が有する通信部21、取得部22、抽出部23及び検索部24、出力装置30が有する通信部31、位置検出部32及び出力部33が1つの情報処理装置に含まれるようにすることで実現可能である。
また、制御装置20が備える検索部24を出力装置30に備える構成とするようにしてもよい。すなわち、ナビゲーション機能におけるルート検索機能を出力装置30側に実装するようにしてもよい。
また、制御装置20が有する抽出部23及び出力装置30が有する出力部33を、まとめて“制御部”と定義してもよい。すなわち、制御部は、本実施形態において説明する抽出部23が行う処理と出力部33が行う処理の両方の処理を行う機能ブロックである。
<処理手順>
続いて、ナビゲーション機能によるルート案内を行わない場合とルート案内を行う場合とに分けて、本実施形態に係る情報出力システムが行う処理手順を説明する。
(ルート案内を行わない場合)
図6は、制御装置20が行う処理手順(ルート案内無し)の一例を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートは、例えば、ナビゲーション機能が起動され、出力装置30にてルート案内を行わずに地図表示のみを行う状態で実行される。また、図6に示すフローチャートは、本実施形態で説明する機能(取締予定情報に基づき安全運転を促すメッセージを利用者に出力する機能)を終了するまで繰り返し行われる。
まず、抽出部23は、取締予定情報から現在の日時に該当するデータを検索することで、現在の日時における取締対象エリア及び取締種別を取得する(S101)。続いて、抽出部23は、出力装置30の位置検出部32により検出された現在位置を出力装置30から取得する(S102)。続いて、抽出部23は、地図上において出力装置30の現在位置から所定の範囲内に存在する通知地点の候補を検索する(S103)。
通知地点の候補とは、具体的には、抽出設定情報の「通知地点の種別」に設定されている全ての通知地点の種別に該当する通知地点である。すなわち、抽出部23は、通知地点の候補として、出力装置30の現在位置から所定の範囲内に存在する、全ての速度制限変化地点、全てのゾーン30の入り口地点、全ての信号機設置地点、全ての一時停止地点、全ての進行方向通行区分設置地点、全ての進路変更禁止地点、全ての踏切地点、全ての駐車禁止地点、全ての重量制限標識設置地点を地図データから検索する。なお、出力装置30の現在位置から所定の範囲内とは、例えば、出力装置30の現在位置を中心とする半径Nメートル(Nは正数であり、例えば、500m、1000m、2000m等)としてもよいし、出力装置30の現在位置を中心とする半径Nメートルの範囲のうち出力装置30の進行方向に向けて所定の範囲の角度(例えば進行方向を0度とした場合に、−45度〜45度の範囲や−90度から90度の範囲等)で区切った扇状の範囲としてもよい。
続いて、抽出部23は、通知地点の候補のうち、取締対象エリアに含まれており、かつ、当該取締対象エリアにおいて実施される取締種別に対応づけられる通知地点の種別に該当する通知地点の候補を、1以上の通知地点として抽出する。また、抽出部23は、抽出した1以上の通知地点を示すデータ(以下、「通知地点データ」と言う。)を出力装置30に送信する(S104)。
例えば、ステップS103における所定の範囲は、出力装置30の現在位置を中心とする半径1000メートルであり、取締対象エリアで行われる取締種別は“速度違反取締り”であると仮定する。この場合、抽出部23は、出力装置30の現在位置を中心とする半径1000メートルの範囲かつ取締対象エリアの両方に該当する範囲に存在する「速度制限変化地点」及び「ゾーン30の入り口地点」を、通知地点として抽出することになる。
抽出部23が出力装置30に送信する通知地点データには、例えば、通知地点ごとに、通知地点の位置座標(例えば緯度及び経度)、取締種別(例えば、一時停止違反取締りに対応する通知地点なのか、交差点取締りに対応する通知地点なのか等)、通知地点が存在する道路の道路リンクID、及び、通知地点が存在する道路の種別(一般道路又は高速道路のいずれか一方)が含まれていてもよい。道路リンクとは、道路網を表現する際の結節点(交差点や道路の行き止まり点等)を結ぶ道路区間を意味し、道路リンクIDとは、結節点を結ぶ道路区間を地図上で一意に特定するIDを意味する。通知地点が、道路上のいずれか一方の進行方向にのみ存在する場合(例えば一時停止標識が存在する地点が上り車線にのみ存在する場合等)、通知地点データには、更に、通知地点ごとに、当該通知地点が存在する道路の進行方向を示すフラグが含まれていてもよい。
ステップS101で取得した取締対象エリア及び取締種別が複数存在する場合、抽出部23は、それぞれについてステップS103及びステップS104の処理手順を行う。
また、抽出設定情報において、取締対象エリアで行われる取締種別に対応する「通知地点の種別」に「‐」が設定されている場合、すなわち、取締対象エリアで行われる取締種別が、地図データにおいて通知地点を特定可能な種別ではない場合、抽出部23は、その取締種別についてはステップS104の処理手順を省略する(通知地点の抽出を行わない)。
続いて、抽出部23は、本実施形態で説明する機能を終了する場合は処理を終了し、終了しない場合はステップS101に戻り処理を続ける(S105)。
以上説明したフローチャートについて、抽出部23は、ステップS101において、取締予定情報から現在の日付に該当するデータを検索することで、当日における取締対象エリア及び取締種別を取得するようにしてもよい。また、本実施形態で説明する機能を終了しない場合(S105−NO)、日付を跨ぐ場合にのみステップS101に戻るようにして、日付を跨がない場合はステップS102に戻るようにしてもよい。取締予定情報は頻繁に更新される情報ではないことから、抽出部23が取締予定情報にアクセスする頻度を1日1回とすることができ、制御装置20の処理負荷を削減することができる。
また、抽出部23は、ステップS102において、出力装置30が所定の距離を移動したことを把握してからステップS103に移行するようにしてもよい。
以上説明したフローチャートでは、抽出部23は、ステップS103において取締対象エリア全体について通知地点の候補を検索するのではなく、地図上において出力装置30の現在位置から所定の範囲内に存在する通知地点の候補のみを検索するようにした。これにより、現在位置から遠い場所であり実際にその場所まで移動するのか分からないような範囲については通知地点の候補の検索を行わないようにすることができ、制御装置20の処理負荷を軽減することが可能になる。
図7は、出力装置30が行う処理手順(ルート案内無し)の一例を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートは、例えば、ナビゲーション機能が起動され、出力装置30にてルート案内を行わずに地図表示のみを行う状態で実行される。また、図7に示すフローチャートは、本実施形態で説明する機能(取締予定情報に基づき安全運転を促すメッセージを利用者に出力する機能)を終了するまで繰り返し行われる。
まず、位置検出部32は、GPS等を用いて出力装置30の現在位置を検出する(S201)。続いて、出力部33は、制御装置20から受信した通知地点データに含まれる1以上の通知地点のうち、出力装置30の現在位置からの距離が所定の距離以内(例えば、30m、50m、100m、150m等)である通知地点が存在するか否かを判定する(S202)。検出された現在位置からの距離が所定の距離以内である通知地点が存在する場合はステップS203に進み、存在しない場合はステップS201に進む。続いて、出力部33は、安全運転を促すメッセージを出力する(S203)。具体的には、出力部33は、出力装置30が備える画面から、例えば“安全運転に心がけて下さい”といったメッセージを出力するようにしてもよいし、出力装置30が備えるスピーカーから、例えば“安全運転に心がけて下さい”といった音声又はアラーム音を出力するようにしてもよい。
続いて、出力部33は、本実施形態で説明する機能を終了する場合は処理を終了し、終了しない場合はステップS201に戻り処理を続ける(S204)。
なお、ステップS202における所定の距離は、出力装置30が走行中の道路の種別(一般道路又は高速道路のいずれか一方)、出力装置30が走行中の道路の最高速度、又は、出力装置30の走行速度に応じて異なる距離に切り替わるようにしてもよい。例えば、出力装置30が高速道路を走行している場合は、所定の距離を150mとし、一般道路を走行している場合は、所定の距離を50mにするといったように切り替えるようにしてもよい。これにより、出力装置30は、安全運転を促すメッセージを、利用者に対して適切なタイミングで出力することが可能になる。
また、出力部33は、制御装置20から取得した通知地点データにおいて、特定の距離内(例えば50m以内等)に複数の通知地点が存在している場合、ステップS203において、これらの複数の通知地点ごとに安全運転を促すメッセージを出力するのではなく、これらの複数の通知地点に対して安全運転を促すメッセージをまとめて出力するようにしてもよい。これにより、例えば道路上に複数の通知地点が短い間隔で並んでいるような場合に、安全運転を促すメッセージが短い周期で繰り返し出力されてしまうことを抑止することが可能になる。
また、位置検出部32は、ステップS201において、GPS及び/又はジャイロ等を用いることで出力装置30が道路を走行している方向を検出し、出力部33は、ステップS203おいて、通知地点が存在する道路上の進行方向と、位置検出部32で検出された進行方向とが一致する場合に、安全運転を促すメッセージを出力するようにしてもよい。
より具体的には、出力部33は、通知地点データに含まれる、通知地点が存在する道路の進行方向を示すフラグを参照することで、通知地点が存在する道路上の進行方向を認識し、認識した進行方向と位置検出部32で検出された進行方向とが一致する場合に、安全運転を促すメッセージを出力するようにしてもよい。
また、他の方法として、位置検出部32は、図6のステップS102において、制御装置20に対し、検出した現在位置と共に進行方向を示す情報を通知しておくようにしてもよい。また、図6のステップS103において、制御装置20の抽出部23は、通知地点の候補を検索する際に、道路上のいずれか一方の進行方向にのみ存在する通知地点については、ステップS102で通知された進行方向と一致する通知地点に絞って検索するようにしてもよい。これにより、出力装置30に送信される通知地点データには、位置検出部32で検出された進行方向と一致する通知地点のみが含まれることになるため、通知地点データのデータ量を削減することができる。
通知地点が存在する道路上の進行方向と位置検出部32で検出された進行方向とが一致する場合に安全運転を促すメッセージを出力するようにしたことで、例えば下り車線を走行中であるにも関わらず、上り車線にのみ存在する通知地点について安全運転を促すメッセージが出力されてしまうといったことを抑止することが可能になる。
また、出力部33は、ステップS203において、通知地点データに含まれる通知地点ごとの取締種別を参照することで、通知地点に対応する取締種別ごとに安全運転を促すメッセージを変化させるようにしてもよい。例えば、出力部33は、一時停止違反取締りに対応する通知地点である場合には、“一時停止標識に注意してください”といったメッセージを出力し、速度違反取締りに対応する通知地点である場合には、“速度に注意してください”といったメッセージを出力するようにしてもよい。これにより、利用者に対し、より具体的な注意喚起を行うことが可能になる。
(ルート案内を行う場合)
図8は、制御装置20が行う処理手順(ルート案内有り)の一例を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートは、例えば、ナビゲーション機能が起動され、出力装置30にてルート検索が行われる場合に実行される。
まず、抽出部23は、取締予定情報から現在の日時に該当するデータを検索することで、現在の日時における取締対象エリア及び取締種別を取得する(S301)。続いて、検索部24は、利用者から出力装置30を介して指示された出発地から目的地までのルートを検索する(S302)。続いて、抽出部23は、ルート上に存在する通知地点の候補を検索する(S303)。続いて、抽出部23は、通知地点の候補のうち、取締対象エリアに含まれており、かつ、当該取締対象エリアにおいて実施される取締種別に対応づけられる通知地点の種別に該当する通知地点の候補を、1以上の通知地点として抽出する。また、抽出部23は、通知地点データを出力装置30に送信する(S304)。
図6のステップS103と同様に、抽出部23が出力装置30に送信する通知地点データには、例えば、通知地点ごとに、通知地点の位置座標、取締種別、通知地点が存在する道路の道路リンクID、及び、通知地点が存在する道路の種別が含まれていてもよい。通知地点が、道路上のいずれか一方の進行方向にのみ存在する場合、通知地点データには、更に、通知地点ごとに、当該通知地点が存在する道路の進行方向を示すフラグが含まれていてもよい。
ステップS301で取得した取締対象エリア及び取締種別が複数存在する場合、抽出部23は、それぞれについてステップS303及びステップS304の処理手順を行う。
また、抽出設定情報において、取締対象エリアで行われる取締種別に対応する「通知地点の種別」に「‐」が設定されている場合、すなわち、取締対象エリアで行われる取締種別が、地図データにおいて通知地点を特定可能な種別ではない場合、抽出部23は、その取締種別についてはステップS304の処理手順を省略する(通知地点の抽出を行わない)。
ルート案内を行う場合に出力装置30が行う処理手順は、図7のフローチャートにおいて、ステップS204を、ルート案内が終了した場合に処理を終了するように置き換えたものと同一であるため説明は省略する。なお、ルート案内を行う場合において、出力部33は、駐車違反取締りに対応する通知地点については、ルート案内において立ち寄り地点の周辺(例えば立ち寄り地点を中心とした所定の範囲等)に通知地点が含まれる場合に、安全運転を促すメッセージを出力するようにしてもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャートは、処理に矛盾が生じない限り順序を入れ替えることが可能である。また、実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
10…取締情報提供装置、20…制御装置、21…通信部、22…取得部、23…抽出部、24…検索部、30…出力装置、31…通信部、32…位置検出部、33…出力部

Claims (7)

  1. 交通取締活動が行われるエリアである取締対象エリアに関する取締予定情報を取得する取得部と、
    現在位置と進行方向とを検出する検出部と、
    前記現在位置から所定の範囲内に含まれる前記取締対象エリアにおいて、地図データに含まれる地点であって安全運転を促すメッセージを出力すべき地点を示す1以上の通知地点を抽出し、前記現在位置と前記1以上の通知地点のうちいずれかの通知地点との間の距離が所定の距離まで近づいた場合に、安全運転を促すメッセージを出力する制御部と、
    を有し、
    前記所定の範囲は、前記進行方向に向けて所定の範囲の角度で区切った扇状の範囲である、
    情報出力システム。
  2. 前記制御部は、前記取締対象エリアにおいて実施される交通取締活動の取締種別が、地図データにおいて、安全運転を促すメッセージを出力すべき地点を特定可能な種別であるか否かの判定を行い、特定可能な種別であると判定した場合に前記1以上の通知地点を抽出し、特定可能な種別ではないと判定した場合には前記1以上の通知地点を抽出しない、
    請求項1に記載の情報出力システム。
  3. 前記制御部は、地図データから通知地点の候補を検索し、検索した通知地点の候補のうち、前記取締対象エリアにおいて実施される交通取締活動の取締種別に対応づけられる通知地点の種別に該当する通知地点の候補を、前記1以上の通知地点として抽出する、
    請求項1又は2に記載の情報出力システム。
  4. 記制御部は、通知地点が存在する道路上の進行方向と、前記検出部で検出された進行方向とが一致する場合に、安全運転を促すメッセージを出力する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報出力システム。
  5. 前記制御部は、前記1以上の通知地点の中において特定の距離内に複数の通知地点が存在する場合、該複数の通知地点に対して、安全運転を促すメッセージをまとめて出力する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報出力システム。
  6. 前記所定の距離は、走行中であると判定される道路の種別、走行中であると判定される道路の最高速度、又は、走行速度に応じて予め定められている、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報出力システム。
  7. 交通取締活動が行われるエリアである取締対象エリアに関する取締予定情報を取得するステップと、
    現在位置と進行方向とを検出するステップと、
    前記現在位置から所定の範囲内に含まれる前記取締対象エリアにおいて、地図データに含まれる地点であって安全運転を促すメッセージを出力すべき地点を示す1以上の通知地点を抽出し、前記現在位置と前記1以上の通知地点のうちいずれかの通知地点との間の距離が所定の距離まで近づいた場合に、安全運転を促すメッセージを出力するステップと、
    を有し、
    前記所定の範囲は、前記進行方向に向けて所定の範囲の角度で区切った扇状の範囲である、
    情報出力方法。
JP2017063708A 2017-03-28 2017-03-28 情報出力システム及び情報出力方法 Active JP6778643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017063708A JP6778643B2 (ja) 2017-03-28 2017-03-28 情報出力システム及び情報出力方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017063708A JP6778643B2 (ja) 2017-03-28 2017-03-28 情報出力システム及び情報出力方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018165695A JP2018165695A (ja) 2018-10-25
JP6778643B2 true JP6778643B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=63922907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017063708A Active JP6778643B2 (ja) 2017-03-28 2017-03-28 情報出力システム及び情報出力方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6778643B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021018134A (ja) * 2019-07-19 2021-02-15 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 移動案内システム、移動案内装置、サーバ装置及びコンピュータプログラム
JP7390724B2 (ja) * 2020-02-12 2023-12-04 株式会社ユピテル システムおよびプログラム等

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3402203B2 (ja) * 1998-07-01 2003-05-06 株式会社デンソー ナビゲーション装置
JP2002228741A (ja) * 2001-05-17 2002-08-14 Yupiteru Ind Co Ltd 車載用目標物検出装置及びマイクロ波検出器
US8229658B1 (en) * 2009-01-24 2012-07-24 Steve Dabell Method and apparatus for predicting locations and schedules of law enforcement traffic patrols
KR101017266B1 (ko) * 2009-10-01 2011-02-28 나비스오토모티브시스템즈 주식회사 벌과금 관련 정보를 포함한 차량 주행정보 안내방법
JP5899529B2 (ja) * 2011-02-16 2016-04-06 株式会社ユピテル システム及びプログラム
JP6308494B2 (ja) * 2013-12-10 2018-04-11 株式会社ユピテル 運転支援システム及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018165695A (ja) 2018-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6727868B2 (ja) 経路案内装置、経路案内システム、経路案内方法及び経路案内プログラム
US9373255B2 (en) Method and system for producing an up-to-date situation depiction
US20120316775A1 (en) Navigation Device, Route Guidance Method, and Program
US11248917B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for determining the criticality of an emergency
JP2009140008A (ja) 危険走行情報提供装置、危険走行判定プログラム及び危険走行判定方法
CN106164996B (zh) 驾驶行动分类设备与驾驶行动分类方法
JP4678504B2 (ja) 一時停止通知装置
JP6778643B2 (ja) 情報出力システム及び情報出力方法
US20230152800A1 (en) Method, apparatus and computer program product for identifying road work within a road network
JP2007256195A (ja) 報知装置、報知方法、報知プログラムおよび記録媒体
JP2012047643A (ja) 逆走報知装置、逆走報知方法及びプログラム
JP5338561B2 (ja) 車両用路車間通信装置
JP2015060414A (ja) 運転支援装置
JP2014025805A (ja) 電子機器、ガイド情報の報知方法、プログラム、記録媒体、クライアントサーバシステム、クライアント端末、およびサーバ装置
JP6308494B2 (ja) 運転支援システム及びプログラム
JP2016191672A (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム
US20230111391A1 (en) Method, apparatus, and computer program product for identifying wrong-way driven vehicles
JP6244610B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP6298789B2 (ja) 注意喚起装置及びプログラム
JP4605103B2 (ja) 車両用運転支援装置
JP2006177753A (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP6264020B2 (ja) 運転支援装置
JP2019144770A (ja) 分析装置及び分析方法
US20230154319A1 (en) Method, apparatus and computer program product for suppressing false positives of road work detection within a road network
JP2018116721A (ja) 運転支援システム及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6778643

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250