JP6778269B2 - 無線電力伝送システムのための電磁シールド - Google Patents

無線電力伝送システムのための電磁シールド Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2016年9月23日出願の米国暫定特許出願第62/399,082号、2017年8月7日出願の同第62/542,210号、2017年2月15日出願の同第62/459,149号、及び2017年8月7日出願の同第62/542,206号の優先権の利益を主張する、2017年9月11日出願の米国非暫定特許出願第15/701,224号及び2017年9月11日出願の同第15/701,237号の利益を主張するものであり、それらの特許出願の開示内容は、全ての目的のためにその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
電子デバイス(例えば、携帯電話、メディアプレーヤ、電子携帯時計など)は、それらのバッテリに蓄積された電荷が存在すると動作する。一部の電子デバイスは、電子デバイスを充電コードを介してなど物理的接続を介して電源に接続することにより再充電することができる充電式バッテリを含む。しかし、電子デバイス内のバッテリを充電するために充電コードを使用するためには、電子デバイスを電力コンセントに物理的につなぐ必要がある。加えて、充電コードを使用するためには、典型的には充電コードのプラグコネクタであるコネクタと結合するように構成された、典型的にはレセプタクルコネクタであるコネクタを、モバイルデバイスが有する必要がある。レセプタクルコネクタは、典型的には、埃及び湿気が侵入してデバイスを損傷させることがあるルートを提供する電子デバイス内の空胴を含む。更に、電子デバイスのユーザは、バッテリを充電するために充電ケーブルをレセプタクルコネクタに物理的に接続しなければならない。
そのような欠点を回避するために、充電コードの必要なしに電子デバイスを無線で充電するために、無線充電デバイスが開発されてきた。例えば、一部の電子デバイスは、無線充電デバイスの充電面上にデバイスを置くだけで再充電することができる。充電面の下方に配置された送信コイルは、電子デバイス内の対応する受信コイル内の電流を含む、時間的に変化する磁束を生成することができる。電子デバイスによって誘導電流を使用して、その内蔵バッテリに充電することができる。
一部の既存の無線充電デバイス及び無線充電のために構成された電子デバイスは、多数の欠点を有する。例えば、一部の無線充電デバイスは、受信コイル上に意図しない電圧を生成する。意図しない電圧は、受信コイルが収容された電子デバイス内にノイズを生成することがある。ノイズは、タッチ感知ディスプレイのようなタッチ感知式構成要素などの電子デバイス内の影響を受けやすい電子構成要素の障害を引き起こすことがある。加えて、電子デバイスも、無線充電デバイス内の送信コイル上に意図しない電圧を生成する。意図しない電圧は、無線電力伝送の非効率を引き起こすことがある。
本開示のいくつかの実施形態は、無線電力伝送中の無線充電システムの受信コイル及び/又は送信コイル上の有害電圧の生成を回避するための、無線充電システム用のシールド構成要素を提供する。いくつかの実施形態では、無線電力伝送中に送信コイルと受信コイルとの間に生成された電界を遮断するために、送信シールド及び受信シールドが無線充電システムに実装される。電界を遮断することにより、無線電力伝送中に送信コイルによって受信コイル上に有害電圧が生成されることが防止され、及びその逆も同様に防止される。
いくつかの実施形態では、無線充電システムは、磁束を生成するように構成された送信コイルと、送信コイルと受信コイルとの間の電気的双方向作用が電界を生成する、生成された磁束を受信するために送信コイルと同軸に配置された受信コイルと、送信コイルから離れて向けられた電界の一部を遮断し、磁束が送信シールドを透過することができるように、送信コイルと受信コイルとの間に配置された送信シールドと、受信コイルから離れて向けられた電界の一部を遮断し、磁束が受信シールドを透過することができるように、送信シールドと受信コイルとの間に配置された受信シールドと、を含む。
送信シールド及び受信シールドはそれぞれ、電界によって生成された電圧を放電するために接地することができる。送信シールドは、磁束の方向に沿って配置することができる。送信シールドは、導電材料で形成することができる。いくつかの実施形態では、導電材料は、NiVとすることができる。送信シールドは、20〜30μmの厚さを有することができる。
いくつかの実施形態では、無線電力伝送を実行するために磁束を生成するように構成された無線充電デバイスは、ドライバ基板と、ドライバ基板の上方に配置され、上向きに磁束を生成するように構成された複数の送信コイルと、複数の送信コイルの上方に配置され、磁束に対して透過性かつ電界に対して不透過性であるように構成されており、硬質材料を含む基板及び基板の底面上に配置された導電層を含む電磁シールドと、複数の送信コイルと電磁シールドとの間に配置され、電磁シールドを複数の送信コイルに取り付けるように構成された接着剤層と、を含むことができる。
電磁シールドは、導電層に埋め込まれた導電トレースを更に含むことができる。トレースは、接地することができる。トレースは、複数の送信コイルのワイヤのコイルに対して垂直に配置することができる。導電材料は、NiVとすることができる。導電材料は、25〜100nmの厚さを有することができる。無線充電デバイスは、ドライバ基板と複数の送信コイルとの間に配置されたフェライト層を更に含むことができる。
いくつかの実施形態では、無線電力伝送のために磁束を受信するように構成された電子デバイスは、フェライト層と、フェライト層の下方に配置された受信コイルと、受信コイルの下方に配置され、磁束に対して透過性かつ電界に対して不透過性であるように構成された電磁シールドと、受信コイルと電磁シールドとの間に配置され、電磁シールドを受信コイルに取り付ける導電接着剤層と、電磁シールドの底面上に配置された保護層と、を含むことができる。
送信コイルは、ワイヤのコイル、及びワイヤのコイルに取り付けられた絶縁材料を含むことができる。絶縁材料は、PIとすることができる。電磁シールドは、導電層を含むことができる。導電層は、銀で形成することができる。電磁シールドは、0.05〜0.15μmの厚さを有することができる。導電接着剤層は、導電性感圧接着剤とすることができる。
以下の詳細な説明及び添付の図面を参照することにより、本発明の実施形態の性質及び利点の理解をより深めることができる。
無線電力伝送中の無線充電システムの送信コイルと受信コイルとの間の電気的双方向作用を示す簡略化した図である。
本開示のいくつかの実施形態に係る、送信シールド及び受信シールドを含む例示的な無線充電システムを示す簡略化した図である。
本開示のいくつかの実施形態に係る、無線電力伝送中にシールド層が送信コイルと受信コイルとの間に配置されたときに送信コイルと受信コイルとの間で実現された相互インダクタンスの測定値を表すグラフである。
本開示のいくつかの実施形態に係る、材料の厚さに基づいて材料の交流抵抗(alternating current resistance)(ACR)を表すグラフである。
本開示のいくつかの実施形態に係る、それぞれ電磁シールドを有する無線充電デバイス及び電子デバイスを含む例示的な無線充電システムの分解組立図を示す。
本開示のいくつかの実施形態に係る、例示的な送信シールドの上視図を示す。
本開示のいくつかの実施形態に係る、送信コイルのアレイの上に配置された送信シールドを示す。
本開示のいくつかの実施形態に係る、送信コイルのアレイの上に配置された送信シールドの断面を示す。
本開示のいくつかの実施形態に係る、例示的な受信シールドの上視図を示す。
本開示のいくつかの実施形態に係る、受信コイルの上に配置された受信シールドを示す。
本開示のいくつかの実施形態に係る、受信コイルの上に配置された受信シールドの断面を示す。
無線充電システムにおける無線電力伝送中に、無線充電システムの送信コイルと受信コイルとの間に多数の電気的双方向作用が生じることがある。電気的双方向作用の一部は、送信コイルと受信コイルとの間の意図した双方向作用であるが、他の双方向作用は、電力伝送における非効率を引き起こし、電子デバイスに問題を発生させることがある意図しない双方向作用である。例えば、図1は、無線電力伝送中の例示的な無線充電システム100の送信コイル102と受信コイル104との間の電気的双方向作用を示す簡略化した図である。送信コイル102は、無線充電マットなどの無線充電デバイス内に配置することができ、受信コイル104は、スマートフォン、スマートウォッチ、タブレット、ラップトップコンピュータなどの家庭用電子デバイス内に配置することができる。電子デバイスは、境界面112で無線充電デバイス上に置いて、電力伝送を可能にすることができる。
送信コイル102及び受信コイル104は、互いに対して実質的に同心に配置して、磁気誘導によって効率的な電力伝送を可能にすることができる。無線電力伝送中に、送信コイル102は、時間的に変化する磁束106を生成することができ、この磁束は、境界面112の両方のデバイス筐体を介して伝搬し、受信コイル104によって受信することができる。時間的に変化する磁束106は、受信コイル104と双方向作用して、受信コイル104内に対応する電流を生成する。生成された電流を使用して、電子デバイスを動作させるためのバッテリを充電することができる。
しかし、時間的に変化する磁束106に加えて、電界108及び110が、無線電力伝送中に送信コイル102と受信コイル104との間に意図せずに生成されることがある。例えば、送信コイル102が磁束106を生成すると、送信コイル102と受信コイル104との間に大きな電圧差が存在することがある。場合により、送信コイル102上の電圧は、受信コイル104上の電圧より大きいことがあり、それによって、一部の電界108を受信コイル104に向かって向け、意図しない電圧を受信コイル104内に生成させる。一部の追加の場合には、受信コイル104上に存在する電圧も、一部の電界110を送信コイル102に向かって向け、有害電圧を送信コイル102上に生成させることがある。受信コイル104上に生成された有害電圧は、タッチ感知ディスプレイのようなタッチ感知式デバイスなどの受信コイル104に近接して配置された影響を受けやすい構成要素の動作を妨害する及び/又は阻害することがある。また、送信コイル102上に生成された有害電圧は、電力伝送における非効率を引き起こすことがある。
I.電磁シールドを有する無線充電システム
本開示の実施形態は、無線電力伝送中の受信コイル及び/又は送信コイル上の有害電圧の意図しない生成を軽減する無線充電システムを記述する。1つ以上の電磁シールド構成要素を無線充電システムに組み込んで、時間的に変化する磁束が送信コイルと受信コイルとの間を自由に伝搬して無線電力伝送を実行することを可能にしながら、電界が受信コイル及び/又は送信コイル上に有害電圧を生成することを防止することができる。
いくつかの実施形態では、送信シールドを無線充電デバイスに実装して、電子デバイス内の受信コイル上に有害電圧が生成されることを防止することができる。送信シールドを無線充電デバイス内に配置し、送信コイルによって生成された電界を遮断して、電界が受信コイル上に露出することを防止することができる。結果として、遮断された電界は、受信コイル上の代わりに、送信シールド上に電圧を生成することができる。次に、この電圧は、電圧を接地に送ることにより放電し、それによって、有害電圧を廃棄して、有害電圧が電子デバイス内の影響を受けやすい電子構成要素に影響を及ぼすことを防止することができる。送信シールドに加えて、受信シールドもまた無線充電システムに実装して、無線充電デバイス内の送信コイル上に有害電圧が生成されることを防止することができる。送信シールドと同様に、受信シールドもまた電子デバイス内に配置し、受信コイルによって生成された電界を遮断して、電界が送信コイルに露出されないようにすることができる。受信シールド内に生成された電圧は、接地に放電して、送信コイル上に有害電圧が生成されることを防止することができる。そのような無線充電システムの実施形態の態様及び特徴を、本明細書で更に詳細に説明する。
図2は、本開示のいくつかの実施形態に係る、送信シールド202及び受信シールド204を含む例示的な無線充電システム200を示す簡略化した図である。送信シールド202は、磁束106が送信シールド202に向かって向けられるように送信コイル102の前に配置することができる。例えば、送信シールド202は、磁束106が受信コイル104に到達する前に最初に送信シールド202を透過するように、無線電力伝送中に送信コイル102と受信コイル104との間に配置される。いくつかの実施形態では、送信シールド202は、電子デバイスが無線電力伝送を実行するために無線充電デバイス上に置かれたときに、境界面112と送信コイル102との間に配置することができる。したがって、送信シールド202及び送信コイル102は両方とも、無線充電デバイス内に配置することができる。送信シールド202は、送信コイル102によって生成される磁束106の実質的なパーセント値が受信コイル104によって受信されるように、磁束106に対して実質的に透過性とすることができる。
送信シールド202が磁束106に対して実質的に透過性とすることができると同時に、送信シールド202は、反対に、電界108が送信シールド202によって実質的に遮断されるように、電界108に対して実質的に不透過性とすることができる。これにより、電界108が受信コイル104上に露出して受信コイル104上に有害電圧を生成することを防止する。送信シールド202が電界108を受信コイル104に到達することができる前に実質的に遮断するため、電界108は、受信コイル104の代わりに送信シールド202上に電圧を生成することができる。送信シールド202上に生成される電圧の量は、送信シールド202で防止されないで送信コイル104上に生成されたであろう電圧の量に対応することができる。
いくつかの実施形態では、送信シールド202上に生成された電圧は、電圧が送信シールド202上に恒久的に残らないように、除去することができる。一例として、送信シールド202上の電圧は、接地に放電することができる。したがって、送信シールド202は、接地接続206に接続して、送信シールド202上の電圧を接地に放電することを可能にすることができる。接地接続206は、送信シールド202から電圧を除去することができる接地に接続された接地リング又は任意の他の好適な導電性構造体とすることができる。
送信シールド202と同様に、受信シールド204もまた、無線充電システム200に実装して、受信コイル104によって生成された電界110から送信コイル102上に有害電圧が生成されることを防止することができる。受信シールド204は、磁束106が受信コイル104上に露出する前に最初に受信シールド204を透過するように、受信コイル104の前に配置することができる。いくつかの実施形態では、受信シールド204は、内部に受信コイル104もまた配置された電子デバイスの筐体内に配置される。したがって、受信シールド204は、電子デバイスが無線電力伝送を実行するために無線充電デバイス上に置かれたときに、境界面112と受信コイル104との間に配置することができる。
送信シールド202と同様に、受信シールド204は、送信コイル102によって生成される磁束106の実質的パーセント値が受信シールド204を透過し受信コイル104によって受信されるように、磁束106に対して実質的に透過性とすることができると同時に、受信シールド204は、電界110が受信シールド204によって実質的に遮断されるように、電界110に対して実質的に不透過性とすることができる。これにより、無線電力伝送を可能にしながら、電界110が送信コイル102上に露出して送信コイル102上に有害電圧を生成することを防止する。送信シールド202と同様に、受信シールド204もまた、電界110によって生成された電圧を接地接続208に放電することができるように、接地することができる。接地接続208は、いくつかの実施形態では、接地接続206と同様な構造体とすることができ、又は、他の実施形態では、接地接続206と同じ構造体とすることができる。
送信シールド202及び受信シールド204を無線充電システム200に組み込むことにより、送信シールド202及び受信シールド204が実装された無線充電デバイス及び電子デバイスは、それらの接地を互いに対して露出している。これにより、送信コイル102と受信コイル104との間の電気的双方向作用によって引き起こされる任意の接地ノイズをミュートする。
本明細書の開示によって理解することができるように、送信シールド202及び受信シールド204は、電界の透過を遮断することができ、更に磁束の透過を可能にするシールド構造体である。これらのシールド構造体は、そのような電気的特性及び機能を提供するために好適な材料及び厚さを含むことができる。送信シールド及び受信シールドを形成するために使用することができる材料の詳細を、本明細書で更に詳細に説明する。
A.シールド材料
本開示のいくつかの実施形態によれば、電磁シールド、例えば、送信シールド202及び/又は受信シールド204は、磁束が透過することができるが、電界が透過することを防止する特性を有する材料で形成することができる。第1の実施例では、電磁シールドは、非導電材料で形成することができる。非導電材料は、生来、磁束が透過することができるが、電界が透過することを防止する。第2の実施例では、送信シールド202は、複数の開口を有する導電材料で形成することができる。材料の導電性は、電圧が接地に放電されることを可能にし、開口は、磁束が通り抜けて送信シールド202上に露出することができるルートを提供する。第3の実施例では、送信シールド202は、磁束が透過することができるが電界が透過することを防止する非常に薄い導電材料で形成することができる。導電材料の厚さは、磁束の透過を可能にするように十分薄くし、電圧が効率的に導電材料を介して移動することができる十分低い抵抗を有することができる。様々な導電性及び厚さの材料が、本明細書の図3及び図4に記載されている。
図3は、無線電力伝送中にシールド層、例えば、送信シールド202又は受信シールド204のうちのいずれか1つが送信コイルと受信コイルとの間に配置されたときに送信コイルと受信コイルとの間で実現された相互インダクタンスの測定値を表すグラフ300である。y軸は、100%が送信コイルによって生成された磁束の全てが受信コイルによって受信されることを示す、上向きに増大する送信コイルと受信コイルとの間で得られた相互インダクタンスのパーセント値を表す。x軸は、右に向かって増大するミリメートルで1.0E−05〜1.0E−00の範囲の対数スケールでシールド層の厚さを表す。
図3に示すように、様々な曲線がグラフ300に対してプロットされている。様々な曲線は、銅の導電率のパーセント値(すなわち、% IACS、又は国際軟銅規格のパーセント値)に換算して異なる導電率を有する異なる導電材料を表す。例えば、グラフ300は、10MHzの特定の周波数で100% IACS、10% IACS、1% IACS、0.1% IACS、0.01% IACS、0.001% IACS、及び0.001% IACSの導電率を有する材料を表す曲線を含むことができる。より高い導電率、すなわちより高い% IACSを有する材料は、電荷の移動に適応するのにより良好な材料を意味する。様々な曲線は、送信コイルと受信コイルとの間で相互インダクタンスの高いパーセント値を可能にするために特定の導電率及び厚さの材料を選択する際の手引きを提供することができる。図に示すように、それぞれの曲線は、異なる導電率を有する異なる材料に対してその厚さに基づき送信コイルと受信コイルとの間で実現可能な相互インダクタンスを表す。例えば、100% IACSの導電率を有する材料で形成された送信シールドは、その厚さが約1.0E−05mmであるときに100%の相互インダクタンスを可能にすることができる。別の実施例では、1% IACSの導電率を有する材料で形成された送信シールドは、その厚さが約1.0E−03であるときに100%の相互インダクタンスを可能にすることができる。したがって、グラフ300によって理解することができるように、より高い導電率を有する材料は、送信コイルと受信コイルとの間の相互インダクタンスを減少させることができるが、相互インダクタンスのこの減少は、シールドの厚さを減少することにより補償することができる。より高い相互インダクタンスを可能にすることは、無線充電システムがより効率的に電力を伝送していること、及びシールドが無線電力伝送により悪影響を及ぼしにくいことを意味する。
導電率及び相互インダクタンスに加えて、シールドを形成するために好適な材料を判定するときに、材料の抵抗率もまた考慮することができる。これは、材料をあまりに抵抗性でシールド上の電圧を接地に送ることが困難過ぎるようにできないためである。図4は、材料の厚さに基づいて材料の交流抵抗(ACR)を表すグラフ400である。材料のACRは、交流(AC)電圧が印加されたときに材料が有する抵抗の量を表す。y軸は、上向きに増大するオームの単位での材料の抵抗の量を表し、x軸は、右に向かって増大するミリメートルでの対数スケールでシールド層の厚さを表す。
図3のグラフ300と同様に、様々な曲線がグラフ400に対してプロットされている。様々な曲線は、% IACSに換算して異なる導電率を有する導電材料に対する曲線とすることができる。図4に示すように、曲線は、参照及び相互比較が容易になるように、図3のグラフ300に示すものと同じ導電率を有する材料を表す。様々な曲線は、過剰な熱を生成することなく電界から蓄積された電圧の効率的な放電を可能にすることができるシールドを形成するために、特定の抵抗及び厚さの材料を選択する際の手引きを提供することができる。図4では、それぞれの曲線は、異なる導電率を有する異なる材料に対してその厚さに基づいて抵抗の量を表すことができる。例えば、100% IACSの導電率を有する材料で形成された送信シールドは、その厚さが約1.0E−04mmであるとき約7オームの抵抗を有することができる。別の実施例では、1% IACSの導電率を有する材料で形成された送信シールドは、その厚さが約1.0E−02mmであるとき約10オームの抵抗を有することができる。したがって、グラフ400によって理解することができるように、材料のACRは、厚さが増大すると増大し得るが、ACRは、より低い導電率を有する材料を用いることにより減少させることができる。より高い抵抗を有することは、シールド上に蓄積された電圧を放電することがより困難であることを意味する。高い抵抗を有する材料を介して電圧を移動することは、熱の形態でのエネルギの放散となり、効率を減少させ、過度に電気構成要素に対する損傷を引き起こすことがある。
いくつかの実施形態では、送信シールド及び/又は受信シールドは、デバイス設計の制約条件によって判定された所望の厚さを有する、90〜100%の高い相互インダクタンス及び10オーム未満の相互ACRを可能にする材料で形成することができる。したがって、送信シールドを形成するために使用することができる例示的な材料としては、25〜100nmの範囲の厚さを有するニッケルバナジウム(NiV)を挙げることができる。特定の実施形態では、送信シールドは、約50nmの厚さを有するNiVで形成される。受信シールドを形成するために使用することができる例示的な材料としては、0.05〜0.15μmの範囲の厚さを有する銀を挙げることができる。特定の実施形態では、受信シールドは、約0.1μmの厚さを有する銀で形成される。
シールドは、導電材料で形成することができるが、同様な特性を有する他の材料を代わりに使用することができる。例えば、炭素を含む材料を使用して、電磁シールドを形成することができる。一実施例では、送信シールドは、N6Xカーボンインクなどのカーボンインクを含むことができる。そのようなインクは、容易にカスタマイズして、電界の透過を防止しながら磁束の透過を可能にするために望ましい電気特性を実現することができる。図3及び図4に示すように、カーボンインクは、垂直線によって表されている。これは、カーボンインクの厚さが、カーボンインクが付着されるプロセスによって規定されるためである。例えば、典型的な印刷プロセスは、約25μmの厚さでカーボンインクを印刷することができる。
B.電磁シールドを有する例示的な無線充電システム
本明細書で言及するように、送信シールドは、無線充電マットなどの無線充電デバイスに含めることができ、受信シールドは、無線充電デバイス上に置いて無線充電マットから無線で電力を受信するように構成された電子デバイスに含めることができる。図5は、本開示のいくつかの実施形態に係る、それぞれ電磁シールドを有する無線充電デバイス502及び電子デバイス504を含む例示的な無線充電システム500の分解組立図を示す。無線充電デバイス502は、時間的に変化する磁束を生成して、無線電力伝送を実行するために電子デバイス504内に対応する電流を誘導することができる。
無線充電マット502は、2つの外殻、第1の外殻505及び第2の外殻506で形成された筐体を含むことができる。第1の外殻505は、第2の外殻506と結合して、内部構成要素を配置することができる内部空胴を形成することができる。第1及び第2の外殻505及び506はまた、第1及び第2の外殻505及び506が結合されたときに筐体内に開口部を形成する切り込み508a及び508bをそれぞれ含むことができる。レセプタクルコネクタなどの電気コネクタ510は、無線充電マット500が電気コネクタ510に接続されたケーブルを介して外部電源から電力を受信することができるように、開口部内に配置することができる。いくつかの実施形態では、電気コネクタ510は、電力を外部電源から無線充電マット500に送って無線電力伝送のために電力を供給することができるように、複数の接続ピン及び接続ピンに電気的に接続された複数の端子を含むことができる。
結合された第1の外殻505と第2の外殻506との間に形成された内部空胴は、電子デバイス504の無線充電を実行するための磁束を生成する構成要素を含むことができる。一実施例として、ドライバ基板510に接続された送信コイル509のアレイを、内部空胴内に収容することができる。送信コイル509を動作させて、第1の外殻505の上面の上方に伝搬する、時間的に変化する磁束を生成し、電子デバイス504内の受信コイル520内に電流を誘導することができる。ドライバ基板510は、送信コイル509を動作させるための信号及び電力を送信するように構成されたプリント配線基板(printed circuit board)(PCB)とすることができる。
送信コイル509及びドライバ基板510に加えて、無線充電デバイス502はまた、本開示のいくつかの実施形態による送信シールド512を含むことができる。送信シールド512は、図2の送信シールド202に関して本明細書で説明したように、磁束の透過を可能にし電界の透過を防止するように構成することができる。したがって、送信シールド512は、電子デバイス504内の受信コイル520上に露出する電界を遮断するために好適な位置に無線充電デバイス502内に配置することができる。例えば、送信シールド512は、送信コイル509と第1の外殻505との間などの磁束フローの方向に配置することができる。
いくつかの実施形態では、第1の外殻505は、無線充電マット502から電力を受信するために、受信コイル520を有する電子デバイス504を置くことができる充電面514を含む。充電面514は、電子デバイス504の内蔵バッテリを充電するために受信コイル520内に電流を誘導するように送信コイル509によって生成された磁束が存在する、外殻505の上面の概ね平坦な領域とすることができる。電子デバイス504は、充電面512上に単に置いて、無線充電デバイス502から電力を受信することができる。電子デバイス504が無線充電デバイス502と接触する境界面(例えば、図1の境界面112)は、電子デバイス504及び無線充電デバイス502のそれぞれの筐体が互いに接触する平面とすることができる。無線充電デバイス502によって生成された磁束は、フェライトプレート522によって電子デバイス504内の内部構成要素からシールドすることができる。いくつかの実施形態では、フェライトプレート522は、磁束がフェライトプレート522によって遮断される前に最初に受信コイル520に露出されるように、受信コイル520の上方に配置される。
電子デバイス504は、結合して受信コイル520及びフェライトプレート522などの内部構成要素を収容する内部空胴を形成することができる、上部筐体526及び下部筐体528を含むことができる。本開示のいくつかの実施形態によれば、電子デバイス504はまた、その内部空胴内に電磁シールドを含むことができる。例えば、電子デバイス504は、図2の受信シールド204に関して本明細書で説明したように、送信コイル509によって生成された磁束を受信コイル520によって受信することができるが、受信コイル520からの電界が送信コイル509上に露出することを防止するように構成することができる、受信シールド524を含むことができる。受信シールド524は、無線充電デバイス502内の送信コイル509上に露出する電界を遮断するために好適な位置に電子デバイス504内に配置することができる。例えば、受信シールド524は、受信コイル520と下部筐体528との間に配置することができる。この位置では、磁束は、受信コイル520上に露出する前に最初に受信シールド524を透過する。
送信シールド512及び受信シールド524を実装することにより、送信コイル509と受信コイル520との間に相互インダクタンスが存在することを可能にするが、送信コイル509及び受信コイル520内に有害電圧が生成されることを防止する。これらの電圧が生成されることを防止することにより、電気障害を回避することによって無線充電デバイス502及び電子デバイスの両方の動作を改善する。
II.電磁シールドの構造体
送信シールド及び受信シールドはそれぞれ、送信コイル及び受信コイル上に有害電圧を生成することなく無線電力伝送を実行するために無線充電システム内に実装するために好適な、特定の構造体を有するように形成することができる。送信シールド及び受信シールドの構造体の詳細を、本明細書で更に説明する。
A.送信シールド
図6は、本開示のいくつかの実施形態に係る、例示的な送信シールド600の上視図を示す。送信シールド600は、無線充電マット、例えば、図5の送信シールド512を有する無線充電マット502などの無線充電デバイス内に収容することができる。いくつかの実施形態では、送信シールド600は、無線充電デバイスの寸法に対応する寸法を有することができる。例えば、送信シールド600は、無線充電デバイスの幅及び長さに対応する幅W及び長さLを有する矩形の形状とすることができる。送信シールド600は、矩形の形状とすることができるが、実施形態はそのように限定されず、他の実施形態の送信シールドは、正方形、矩形、六角形、三角形などの無線充電デバイスに対応する任意の他の形状を有することができることを理解されたい。いくつかの実施形態では、外部供給源から電力を受信するために外部ケーブルと接続するためのレセプタクルコネクタなどの無線充電マット内の他の構成要素用のスペースを提供するために、送信シールド600の縁部に切り込み606を形成することができる。
送信シールド600は、送信シールド600上の任意の電圧を放電するために、その縁部602で接地に接続することができる。送信シールド600の内側領域付近に存在する電圧は、送信シールド600の大部分を横切って縁部602まで移動しなければならない場合があり、それにより、例えば、より大きな抵抗が発生することにより、電圧を接地まで送るのに困難が生じることがある。したがって、いくつかの実施形態では、1つ以上の導電トレース604を送信シールド600内に埋め込んで、電圧を接地に放電することを促進することができる。トレース604の低抵抗率及び高導電率は、電圧が素早く縁部602まで移動することができるルートを提供する。したがって、送信シールド600は、接地に電圧を素早く放電することができ得る。
いくつかの実施形態では、送信シールド600は、無線充電デバイス内に配置された送信コイルのアレイをシールドするために好適な寸法を有することができる。例えば、図7は、送信コイル702のアレイの上に配置された送信シールド600を含む例示的な無線充電デバイス700を示す。送信コイル702は、図5の送信コイル509と機能及び形態が同様とすることができる。送信シールド600及び送信コイル702を見ることができるように、無線充電デバイス700の上部の層は図示されていない。加えて、送信コイル702は、送信コイルが送信シールド600の下方に配置されていることを示すために破線で示されている。送信コイル702を示すことにより、送信シールド600に対するその相対位置を理解するのに役立つ。
図7に示すように、送信シールド600は、それぞれの送信コイルが送信シールド600によってシールドされるように、送信コイル702のアレイ全体をカバーするために十分大きい。動作中、それぞれの送信コイル702は、送信シールド600を透過して受信コイル上に電流を誘導する磁束を生成することができる。送信コイルと受信コイルとの間の大きな電圧差によって生成された電界は、それぞれの送信コイルの周囲の送信シールド600内に電圧を生成することができる。生成された電圧は、送信シールド600を横切って縁部602まで流れ、接地に放電することができる。
上述したように、送信シールド600上に生成された電圧の放電を促進するために、導電トレース604を送信シールド600内に埋め込むことができる。導電トレース604は、それぞれの送信コイルの上に配置して、縁部602でこれらの電圧を接地に送ることができる。加えて、導電トレース604は、送信コイル702の動作中の導電トレース604内の電流生成を最小化するために、それぞれの送信コイル702の巻き線に直交して配置することができる。この電流は、導電トレース604と送信コイル702によって生成された磁束との間の電気的双方向作用によって生成されることがある。誘導電流は、送信シールド600上の電圧を放電する能力を阻害することがある。したがって、導電トレース604を送信コイル702の巻き線に直交して配置することにより、この誘導電流を最小化することができる。
いくつかの実施形態では、送信シールド600は、材料の1つより多くの層を含む構造体で形成することができる。図8は、本開示のいくつかの実施形態に係る、無線充電デバイス用の送信シールド及び送信コイルの断面800を示す簡略化した図である。具体的には、図8は、図7に示す例示的な送信コイル702及び送信シールド600の断面を示す。送信シールド600は、送信コイル702によって生成された磁束が送信シールド600を介して境界面808に向かって上向きに流れることができるように、送信コイル702の上方に配置することができる。境界面808は、無線充電を実行するために電気デバイスの筐体と接触する、図5の充電面514などの無線充電デバイスの筐体の上面とすることができる。送信コイル702はそれぞれ、コイル密閉層810などの保護層によって密閉することができる。密閉層810は、ポリイミド(polyimide)(PI)などの、送信コイル702を保護するための任意の好適な非導電材料で形成することができる。
本開示の実施形態によれば、送信シールド600は、送信シールド600の電気的機能を実行するための導電層802を含むことができる。例えば、導電層802は、図3及び図4に関して本明細書で説明した導電材料のいずれかなどの、磁束が送信シールド600を透過することができるが、電界が送信シールド600を透過することを防止する特性を有する導電材料の層とすることができる。特定の実施形態では、導電層802は、約50nmの厚さを有するNiVで形成することができる。
本明細書で言及したように、送信シールド600は、電界から蓄積された電圧の放電を促進するための導電トレース604を含むことができる。図8に示すように、導電層802内に存在する電圧が導電トレース604に流れ、素早く送信シールド600の縁部に送られて接地に放電することができるように、導電トレース604を導電層802内に埋め込むことができる。
導電層802は、導電層802用の構造上の支持を提供するように構成された支持構造体に取り付けることができる。一実施例として、導電層802は、基板804に取り付けることができる。いくつかの実施形態では、基板804は、導電層802を付着させる又は積層することができる基体構造体とすることができる。基板804は、導電層802の付着又は積層に耐えるための最小厚さを有する硬質材料で形成することができる。例えば、基板804は、20〜30μmの範囲の厚さ、特定の実施形態では具体的には26μmの厚さを有するポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)(PET)で形成することができる。したがって、基板804は、導電層802のための構造上の支持を提供することができる。
いくつかの実施形態では、接着剤層806は、導電層802が無線電力伝送中に送信コイル702に関連付けられた電界を遮断して受信コイル上に有害電圧が生成されることを防止するように配置されるように、送信コイル702の上に導電層802を固定することができる。送信コイル702は、導電層802の底面全体にわたって延びないことがあるので、接着剤層806も、導電層802の底面全体にわたって延びなくてもよい。代わりに、接着剤層806は、送信コイル702を導電層802に十分に接続するために十分遠くに延びるだけでよい。したがって、いくつかの実施形態では、接着剤層806は、導電層802の底面全体にわたって延びず、それによって製造コストを低減する。接着剤層806は、任意の好適な非導電接着剤材料で形成することができる。例えば、接着剤層806は、感圧接着剤(pressure sensitive adhesive)(PSA)で形成することができる。
B.受信シールド
図9は、本開示のいくつかの実施形態に係る、例示的な受信シールド900の上視図を示す。受信シールド900は、スマートフォン、スマートウォッチ、タブレット、ラップトップコンピュータなどの電子デバイス、例えば、図5のシールド524を有する電子デバイス504内に収容することができる。いくつかの実施形態では、受信シールド900は、受信コイルの寸法に対応する寸法を有することができる。例えば、受信シールド900は、概ね円形状、又は、正方形、矩形、六角形、三角形などの受信コイルに対応する任意の他の形状とすることができる。受信シールド900は、受信シールド900上に生成された電圧を放電するために接地への接続を通すことができるエリアを提供するための隙間902を有することができる。加えて、隙間902は、本明細書で更に説明するように、受信コイル用の接続端子などの電子デバイスの他の構成要素のためのスペースを提供することができる。
いくつかの実施形態では、接地への接続は、受信シールド900上に生成された電圧を接地に放電することができるように、隙間902の上部に最も近い受信シールド900の端部904で確立することができる。端部904で接地への接続を提供することが受信シールド900上の電圧を放電するのに役立つ一方で、受信シールド900を2つの半分、第1の半分910及び第2の半分912に電気的に分離するために、隙間902の反対側に配置された受信シールド900内の切れ目908を含むことにより、受信シールド900の性能を向上することができる。接地への接続は、受信シールド900内に生成された任意の電圧を放電するために半分910及び912の両方を接地に接続することができるように、隙間902の下部に近い端部906に設けることができる。受信シールド900内の切れ目908なしに、端部904と906との間の電位差は、受信シールド900の表面積全体によってキャプチャされた電圧に基づくことができる。これにより、端部904と906との間に蓄積する大きな電位差を生じさせることがあり、接地に放電することが困難になることがある。切れ目908を含むことにより、電位差を、半分になど実質的に減少させ、それによって接地に電圧を放電することをより容易にすることができる。
受信シールド900は、電子デバイス内に配置された受信コイルをシールドするために好適な寸法を有することができる。例えば、図10は、電子デバイス用の例示的な受信システム1000の上視図を示す。受信システム1000は、受信シールド900と、フェライトプレート1002と、受信シールド900とフェライトプレート1002との間に配置された受信コイル1004とを含むことができる。図10の上からの視点で示すように受信コイルが受信シールド900の背後に配置されていることを示すために、受信コイル1004は破線で示されている。受信コイル1004を示すことにより、受信シールド900に対するその相対位置を理解するのに役立つ。
図10に示すように、受信シールド900は、受信コイル1004が受信シールド900によって完全にシールドされるように、受信コイル1004全体をカバーするために十分大きい。いくつかの実施形態では、受信コイル1004は、内径から外径に巻かれたコイルの巻き線で形成された平坦な円盤状の形状を有することができる。同様に、受信シールド900もまた、対応する内径及び外径を有する円盤状の形状を有することができる。動作中に、受信コイル1004からの電界は、受信シールド900内に電圧を生成することができる。生成された電圧は、受信シールド900を横切って端部904及び906のうちの少なくとも1つまで流れ、接地に放電することができる。
いくつかの実施形態では、接続端子1006は、受信シールド900の隙間902内に配置することができる。接続端子1006は、電子デバイス内のバッテリを充電する電力を供給するために受信コイル1004内に誘導された電流を送ることができる電気経路を提供することができる。加えて、接続端子1006は、受信シールド900内の電圧を接地に送るための接地ラインを含むことができる。例えば、受信シールド900は、受信シールド900全体からの電圧を接地に送るための単一の接地ラインを含むことができ(例えば、切れ目908が存在しない場合に)、又は、受信シールド900の第1の半分910からの電圧を接地に送るための1つ及び受信シールド900の第2の半分912からの電圧を接地に送るためのもう1つである、2つの接地ラインを含むことができる。それぞれの接地ラインは、電圧を接地に放電するためのそれぞれの端部付近に配置することができる。例えば、第1の半分910を接地するための接地ラインは、端部904付近に配置することができ、第2の半分912を接地するための接地ラインは、端部906付近に配置することができる。
フェライトプレート1002は、受信シールド900が配置される側の反対側の受信コイル1004の側に配置することができる。フェライトプレート1002は、磁束及び電界が電子デバイス内の影響を受けやすい電気構成要素を妨害することを防止することができる。いくつかの実施形態では、フェライトプレート1002は、任意の好適な強磁性材料で形成することができる。受信システム1000の構造的層形成をより良好に理解するために、受信システム1000の断面図を図11に示す。
図11は、本開示のいくつかの実施形態に係る、受信システム1000の断面1100を示す簡略化した図である。受信システム1000は、受信コイル1004に接続された受信シールド900を含むことができ、受信コイル1004は、フェライトプレート1002に接続されている。受信コイル1004は、フェライトプレート1002が無線電力伝送中に生成される磁束及び電界から影響を受けやすい電気構成要素を保護することができるように、フェライトプレート1002の下方に配置することができる。受信シールド900は、送信コイルによって生成された磁束が受信コイル1004によって受信される前に境界面1108から受信シールド900を介して上向きに流れることができるように、受信コイル1004の下方に配置することができる。境界面1108は、無線充電を実行するために無線充電デバイスの充電面と接触する電子デバイスの筐体の底面とすることができる。受信コイル1004は、コイル密閉層1110などの保護層によって密閉することができる。密閉層1110は、ポリイミド(PI)などの、受信コイル1004を保護するための任意の好適な非導電材料で形成することができる。
本開示の実施形態によれば、受信シールド900は、本明細書で説明する受信シールドの電気的機能を実行することができる導電材料の層で形成することができる。例えば、受信シールド900は、図3及び図4に関して本明細書で説明した導電材料のいずれかなどの、磁束が受信シールド900を透過することができるが、電界が受信シールド900を透過することを防止する特性を有する導電材料の層とすることができる。特定の実施形態では、受信シールド900は、約0.1μmの厚さを有する銀薄片などの銀で形成することができる。
接着層1102により、受信シールド900を受信コイル1004に接続することができる。接着剤層1102は、受信シールド900が無線電力伝送中に受信シールド900に関連付けられた電界を遮断して送信コイル上に有害電圧が生成されることを防止するように配置されるように、受信コイル1004の下に受信シールド900を固定することができる。いくつかの実施形態では、接着剤層1102は、図10の接続端子1006などの接続端子と接続することにより、電圧を接地に送るように構成することができる。したがって、接着剤層1102は、任意の好適な導電接着剤材料で形成することができる。例えば、接着剤層1102は、導電性感圧接着剤(conductive pressure sensitive adhesive)(CPSA)で形成することができる。
いくつかの実施形態では、受信シールド900は、保護層1104によってカバーすることができる。保護層1104は、任意の露出表面をカバーして受信シールド900が酸化することを防止するために、受信シールド900の下方に配置することができる。保護層は、任意の好適な誘電材料で形成することができる。
「下」、「上」、「上向き」、又は「下向き」などの空間的に相対的な用語は、例えば、図に示すような、ある要素及び/又は特徴の別の要素(単数又は複数)及び/又は特徴(単数又は複数)に対する関係を説明するのに使用され得る。空間的に相対的な用語は、図に描かれている向きに加えて、使用及び/又は動作中のデバイスの異なる向きを包含することが意図されていることが理解されよう。例えば、図中のデバイスがひっくり返されている場合、「下」面と記載された要素は、次いで、他の要素又は特徴の「上に」向けられ得る。デバイスを、別の方法では他の方向に向ける(例えば、90度回転させる、又は他の方向に回転させる)ことができ、本明細書で使用される空間的に相対的な記述子はそれにしたがって解釈される。
本発明は、特定の実施形態に関して説明されているが、本発明は、以下の特許請求の範囲内での、全ての修正形態及び均等物を包含することを意図するものであることが理解されるであろう。

Claims (12)

  1. 無線充電システムであって、
    磁束を生成するように構成された送信コイルと、
    前記生成された磁束を受信するために前記送信コイルと同軸に配置された受信コイルであって、前記送信コイルと前記受信コイルとの間の電気的双方向作用が電界を生成する、受信コイルと、
    送信シールドであって、前記送信コイルから離れて向けられた前記電界の一部を遮断し、かつ、前記磁束が前記送信シールドを透過することができるように、前記送信コイルと前記受信コイルとの間に配置された、送信シールドと、
    受信シールドであって、前記受信コイルから離れて向けられた前記電界の一部を遮断し、かつ、前記磁束が前記受信シールドを透過することができるように、前記送信シールドと前記受信コイルとの間に配置された、受信シールドと、を備え、前記受信シールドは、隙間と、当該隙間とは反対側に配置され、かつ、当該隙間から離して配置された切れ目とを定めており、前記隙間及び前記切れ目はそれぞれ、前記受信シールドを第1の半分及び第2の半分に電気的に分離するように前記受信シールドの内径から前記受信シールドの外径へ前記受信シールドを貫通して延びており、前記隙間に前記受信シールドのための1つ以上の接続端子が配置されている、無線充電システム。
  2. 前記送信シールド及び受信シールドがそれぞれ、前記電界によって生成された電圧を放電するために接地された、請求項1に記載の無線充電システム。
  3. 前記送信シールドが、前記磁束の方向を横切って配置された、請求項1又は2に記載の無線充電システム。
  4. 前記送信シールドが、導電材料で形成された、請求項1から3のいずれか1項に記載の無線充電システム。
  5. 前記導電材料が、NiVである、請求項4に記載の無線充電システム。
  6. 無線電力伝送のために磁束を受信するように構成された電子デバイスであって、
    フェライト層と、
    前記フェライト層の下方に配置された受信コイルと、
    前記受信コイルの下方に配置され、磁束に対して透過性かつ電界に対して不透過性であるように構成された電磁シールドであって、前記電磁シールドは、隙間と、当該隙間とは反対側に配置され、かつ、当該隙間から離して配置された切れ目とを定めており、前記隙間及び前記切れ目はそれぞれ、前記電磁シールドを第1の半分及び第2の半分に電気的に分離するように前記電磁シールドの内径から前記電磁シールドの外径へ前記電磁シールドを貫通して延びており、前記隙間に前記電磁シールドのための1つ以上の接続端子が配置されている、電磁シールドと、
    前記受信コイルと前記電磁シールドとの間に配置され、前記電磁シールドを前記受信コイルに取り付ける導電接着剤層と、
    前記電磁シールドの底面上に配置された保護層と、を備える、電子デバイス。
  7. 前記受信コイルが、
    ワイヤのコイルと、
    ワイヤの前記コイルに取り付けられた絶縁材料と、を含む、請求項6に記載の電子デバイス。
  8. 前記絶縁材料が、PIである、請求項7に記載の電子デバイス。
  9. 前記電磁シールドが、導電層を含む、請求項6から8のいずれか1項に記載の電子デバイス。
  10. 前記導電層が、銀で形成された、請求項9に記載の電子デバイス。
  11. 前記電磁シールドが、0.05〜0.15μmの厚さを有する、請求項6から10のいずれか1項に記載の電子デバイス。
  12. 前記導電接着剤層が、導電性感圧接着剤である、請求項6から11のいずれか1項に記載の電子デバイス。
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