JP6778037B2 - 送電装置、受電装置及びそれらの制御方法、プログラム - Google Patents

送電装置、受電装置及びそれらの制御方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6778037B2
JP6778037B2 JP2016141822A JP2016141822A JP6778037B2 JP 6778037 B2 JP6778037 B2 JP 6778037B2 JP 2016141822 A JP2016141822 A JP 2016141822A JP 2016141822 A JP2016141822 A JP 2016141822A JP 6778037 B2 JP6778037 B2 JP 6778037B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
electromagnet
magnetic force
receiving device
power receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016141822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018014801A (ja
Inventor
長嶺 一秀
一秀 長嶺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016141822A priority Critical patent/JP6778037B2/ja
Publication of JP2018014801A publication Critical patent/JP2018014801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6778037B2 publication Critical patent/JP6778037B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、送電装置、受電装置及びそれらの制御方法、プログラムに関する。
非接触(無線)で電力の伝送をするシステムにおいて、送電装置と受電装置との間の相互の位置合わせのために、永久磁石による磁力により、位置合わせを行う技術が知られている。例えば、特許文献1では送電装置の送電アンテナと受電装置の受電アンテナの位置合わせに永久磁石を用いることが記載されている。また、特許文献2では、車載用の送電装置に加速度センサを設け、急発進、急停車等、振動が激しい使用状態での位置ずれを防ぐため、加速度センサにより検出された加速度に応じた電流値により電磁石の動作を制御することが記載されている。
特表2010−504074号公報 特開2012−257381号公報
しかしながら、従来の構成では、電力の送電中に作用し続ける永久磁石や電磁石からの磁場が送電回路と受電回路に影響を及ぼし、送電装置から受電装置への電力伝送の効率が低下するという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、送電装置および受電装置の位置合わせに電磁石を用いられる場合における電力伝送の効率低下を防止することを目的とする。
本発明の一態様による送電装置は、磁性体を有する受電装置に無線で電力を送電する送電装置であって、前記磁性体を引きつける磁力を発生可能な電磁石と、前記受電装置を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された受電装置への電力の送電期間のうち少なくとも一部の期間において前記電磁石から発生する磁力が、前記検出手段による前記受電装置の検出から前記送電の開始までの期間において前記電磁石から発生する最大磁力よりも低くなるように、前記電磁石による磁力の発生を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、
送電した電力値と前記受電装置により受電された電力値とに基づいて取得した前記送電の効率を示す伝送効率値が、基準値より小さい値であることに基づいて、前記磁力の強度を増加するように前記電磁石に印加する電流を増加させるように制御し、
取得した伝送効率値が前記基準値より小さく、かつ、前記電磁石の磁力強度が設定された最大磁力であることに基づいて、警告を行うように制御することを特徴とする。
本発明の他の態様による受電装置は、磁性体を有する送電装置から送電される電力を無線で受電する受電装置であって、前記磁性体を引きつける磁力を発生可能な電磁石と、前記送電装置を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された送電装置からの電力の送電期間のうち少なくとも一部の期間において前記電磁石から発生する磁力が、前記検出手段による前記送電装置の検出から前記送電の開始までの期間において前記電磁石から発生する最大磁力よりも低くなるように、前記電磁石による磁力の発生を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、
送電した電力値と、前記受電装置で受電された電力値とに基づいて取得された前記送電の効率を示す伝送効率値が基準値より小さい値であることに基づいて、前記磁力の強度を増加するように前記電磁石に印加する電流を増加させるように制御し、
前記取得した伝送効率値が、前記基準値より小さく、かつ、前記電磁石の磁力強度が、設定された最大磁力であることに基づいて、警告を行うように制御することを特徴とする。
本発明によれば、送電装置および受電装置の位置合わせに電磁石が用いられる場合における電力伝送の効率低下を防止することが可能になる。
第1実施形態のシステム(無線給電システム)の構成例を示す図。 第1実施形態の送電装置のハードウエア構成の一例を示す図。 第1実施形態の受電装置のハードウエア構成の一例を示す図。 第1実施形態の送電装置および受電装置の動作例を説明する図。 第1実施形態の送電装置および受電装置の動作例を説明する図。 第2実施形態のシステム(無線給電システム)の構成例を示す図。 第2実施形態の送電装置のハードウエア構成の一例を示す図。 第2実施形態の受電装置のハードウエア構成の一例を示す図。 第2実施形態の送電装置および受電装置の動作例を説明する図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
<第1実施形態>
第1実施形態では、送電装置に電磁石コイルを設け、受電装置に磁性体を設け、送電装置および受電装置の位置合わせにおいて、電磁石を必要な時に動作させるように制御する構成について説明する。図1は、第1実施形態のシステム(無線給電システム)の構成例を示す図である。図1において、無線給電システムは、送電装置101および受電装置102を有し、送電装置101および受電装置102の間で、非接触(無線)により電力の給電(充電)を行う。受電装置102は、バッテリーを有しており、バッテリーに充電された電力により動作可能に構成されている。図1に示すシステム(無線給電システム)の構成例において、送電装置101は、送電アンテナ203および電磁石コイル206を有する。また、受電装置102は、受電アンテナ302および磁性体309を有する。送電装置101の電磁石コイル206は、電流が印加されると、受電装置102の磁性体309を引きつける磁力を発生可能である。
(送電装置101のハードウエア構成)
図2は、第1実施形態の送電装置101のハードウエア構成の一例を示す図である。図2に示す送電装置101において、送電部202は電力を送信するための変調信号(交流信号)を生成する。203は電力の送電を行なう送電アンテナであり、送電アンテナ203は、送電部202により生成された変調信号(交流信号)を受電装置102へ送信する。無線通信部204は無線通信を行なうために必要な機能を有し、例えば、Bluetooth(登録商標)LEに対応した無線通信を行なうことが可能である。205は無線通信を行なうためのアンテナであり、206は電磁石コイルである。可変電流レギュレータ207は電磁石コイル206に電流を流して磁力を発生させる。制御部208は送電装置101の全体を制御する。制御部208および可変電流レギュレータ207は、電磁石コイル206に対する電流を制御する電流制御部として機能する。209は各種操作を行なう操作部であり、210は各種表示を行なう表示部である。
(受電装置102のハードウエア構成)
図3は、第1実施形態の受電装置102のハードウエア構成の一例を示す図である。図3に示す受電装置102において、302は受電を行なう受電アンテナであり、受電アンテナ302は、送電装置101の送電アンテナ203から送信された変調信号(交流信号)を受信する。受電部303は受電アンテナ302で受信した変調信号(交流信号)の受信処理を行う。整流回路304は受電部303で受電した変調信号(交流信号)を整流して直流電圧に変換する。また、305はバッテリー(電池)であり、充電制御部306は整流回路304から入力した直流電圧に基づいてバッテリー305の充電制御を行なう。充電制御部306は、整流回路304が生成した直流電圧を安定化してバッテリー305へ供給する。
バッテリー305は、充電制御部306により安定化された直流電圧を受けて、電力を蓄積する。また、バッテリー305は、蓄積した電力を受電装置102の各部に供給することが可能である。無線通信部307は無線通信を行なうために必要な機能を有し、例えば、Bluetooth(登録商標) LEに対応した無線通信を行なうことが可能である。308は無線通信を行なうためのアンテナであり、309は磁石から磁力を受けると磁石に吸着する磁性体である。制御部310は受電装置102の全体を制御する。311は各種操作を行なう操作部であり、312は各種表示を行なう表示部である。
(電力の給電(充電)動作の処理フロー)
次に、図4および図5を用いて、送電装置101と受電装置102との間の非接触(無線)による電力の給電(充電)動作を説明する。図4は、送電装置101および受電装置102の動作例を説明するためのフローチャートであり、図5は、送電装置101および受電装置102の動作例を説明するためのシーケンスチャートであり、図4のフローチャートのステップに対応するステップ番号を図5の中に示している。送電装置101に受電装置102が載置され、送電装置101からの送電により充電が開始された状態から説明する。
ステップS401において、受電装置102が送電装置101に載置されると、送電装置101は受電装置102を検出(発見)する。そして、当該検出(発見)に応じて送電装置101の送電部202による送電(変調信号(交流信号)の送信)が開始されると、送電装置101は可変電流レギュレータ207から所定の電流を電磁石コイル206に流して、磁力を発生させる(電磁石ON)。ここで、送電装置101の制御部208は、送電部202による送電(変調信号(交流信号)の送信)が開始されると、変調信号(交流信号)の送電電力値を記憶する。また、送電部202による送電の際に、制御部208は、電磁石コイル206に流す電流により発生する磁力強度を記憶する。制御部208は、例えば、電流により発生する磁力強度を、電流値に基づく演算処理により取得してもよい。また、制御部208は、予め電流値と発生する磁力強度の関係を格納したテーブルを備えるように構成することが可能である。制御部208は、テーブルを参照することにより、電流値と磁力強度との関係を取得することが可能である。尚、テーブルの格納場所は、制御部208内に限定されず、送電装置101の内部構成として記憶部を設けてもよい。記憶部が、電流値と発生する磁力強度との関係を予め格納したテーブルを記憶しておき、制御部208が記憶部のテーブルを参照して、電流値と磁力強度との関係を取得するようにしてもよい。例えば、制御部208は、電磁石コイル206に流す電流の値を取得し、テーブルを参照することにより、発生する磁力強度の値(電流の値に対応する磁力強度の値)を取得することが可能である。
ステップS402において、制御部208および可変電流レギュレータ207は電磁石コイル206に印加する電流を一定時間の間、制御する。すなわち、制御部208の制御の下、可変電流レギュレータ207は、所定の電流を電磁石コイル206に印加して、所定時間の間(一定時間の間)、磁力を継続して発生させた状態にして、磁力により受電装置102の磁性体309を引きつける。そして、所定時間経過後、ステップS403において、制御部208の制御の下、可変電流レギュレータ207は磁力の発生を停止するように電磁石コイル206に対する電流を制御する。可変電流レギュレータ207は、先のステップS402で、電磁石コイル206に対して印加していた電流の出力を止めて、電磁石コイル206からの磁力の発生を停止させる(電磁石OFF)。詳細は後述するが、電磁石コイル206からの磁力の発生を停止させたあと、S407において受電装置102への送電が開始される。すなわち、制御部208は、受電装置102からの要求に応じた電力の送電期間のうち少なくとも一部の期間において電磁石から発生する磁力が、受電装置102の発見から送電期間の開始までの期間に電磁石から発生する最大磁力よりも低くなるよう制御する。より具体的には、制御部208および可変電流レギュレータ207は、送電期間のうち少なくとも一部の期間(一定時間)の経過後に電磁石コイル206に印加する電流をゼロにするように制御する。ただし、電磁石コイル206に印加する電流を完全にゼロにしなくても良い。
以上のステップS401からS403により、送電装置101の送電アンテナ203と受電装置102の受電アンテナ302との位置合わせが行われる。ここで、送電装置101の送電アンテナ203および受電装置102の受電アンテナ302の位置は、送電装置101の電磁石コイル206と受電装置102の磁性体309の位置合わせが行われると、送電アンテナ203と受電アンテナ302間で所定の伝送効率(例えば、最大の効率)が得られる位置に配置されているものとする。
次に、ステップS404において、送電装置101の無線通信部204は、受電装置102に対して、受電電力値の要求信号を送信する。受電電力値の要求信号の受信に基づいて、受電装置102の無線通信部307は、受電部303で受電した変調信号(交流信号)の受電電力値を送電装置101に送信する。送電装置101の無線通信部204は、受電電力値の受信待ちの状態で待機しており、無線通信部204は、受電電力値を受信しない場合(S404−No)、受信待ちの待機状態を継続する。一方、ステップS404の判定で、無線通信部204が受電電力値を受信した場合(S404−Yes)、処理はステップS405に進められる。
送電装置101の無線通信部204が、受電装置102の無線通信部307から送信された受電電力値を受信すると、ステップS405において、送電装置101の制御部208は、無線通信部204が受信した受電電力値を取得する。制御部208は、取得した受電電力値と、送電の際に記憶した送電電力値とを用いて、送電の効率を示す伝送効率値(=受電電力値/送電電力値)を算出する。制御部208および可変電流レギュレータ207は伝送効率値に基づいて電磁石コイル206に印加する電流を制御する。
ステップS406において、制御部208は、算出した伝送効率値が所定の効率値(基準となる伝送効率値)以上であるか否かを判定する。算出した伝送効率値が所定の効率値以上である場合(S406−Yes)、処理はステップS407に進められ、充電を開始(または継続)する(S407)。そして、ステップS408において、送電装置101の制御部208は、設定された所定のタイミングで定期的に伝送効率値を確認する。制御部208は、設定されたタイミングで定期的に伝送効率を取得し、取得した伝送効率値に基づいて電磁石コイル206に印加する電流を制御する。
制御部208および可変電流レギュレータ207は、設定されたタイミングで定期的に伝送効率を取得し、取得した伝送効率値に基づいて電磁石コイル206に印加する電流を制御することが可能である。設定された所定のタイミングで伝送効率を確認する場合(S408−Yes)、処理はステップS401に戻され、再度、ステップS401以降の処理が実行される。すなわち、送電装置101の可変電流レギュレータ207は、所定の電流を電磁石コイル206に流して、所定時間の間だけ磁力を発生させ、受電装置102の磁性体309を引きつけて、送電装置101の送電アンテナ203と受電装置102の受電アンテナ302との位置合わせを行う。そして、送電装置101は、無線通信部204を介して、受電装置102に受電電力値の要求信号を送信して、受電装置102から受電電力値を受信する。そして、送電装置101の制御部208は、送電の際に記憶した送電電力値と受電装置102から受信した受電電力値とにより、伝送効率値を算出し、伝送効率値が所定の値以上であるか確認する。
ステップS408の判定で、伝送効率を確認しない場合(S408−No)、処理はステップS409に進められる。ステップS409において、受電装置102の充電制御部306は、充電を終了するか否かを判定する。バッテリー305がフル充電(満充電)の状態になった場合は充電終了と判定し(S409−Yes)、処理を終了する。受電装置102のバッテリー305がフル充電(満充電)の状態になったら、受電装置102の充電制御部306は送電停止の要求信号を生成し、無線通信部307を介し、送電装置101に送信する。
送電装置101の制御部208は、受電装置102から送電停止の要求信号を受信すると、送電部202による送電(変調信号(交流信号)の送信)を停止すように送電部202の動作を制御する。制御部208による送電部202の制御により、送電装置101の送電部202は送電を停止して、充電を終了する。一方、ステップS409の判定で、充電制御部306は、バッテリー305がフル充電(満充電)の状態になっていない場合、充電を継続すると判定し(S409−No)、処理をステップS407に戻し、充電制御部306は、バッテリー305の充電を継続するように充電制御を行う。
ステップS406の判定で、算出した伝送効率値が所定の効率値(基準となる伝送効率値)より小さい値である場合(S406−No)、処理はステップS410に進められる。制御部208および可変電流レギュレータ207は磁力の強度を増加するように電流を制御する。すなわち、制御部208および可変電流レギュレータ207は電磁石に印加する電流を増加させるように制御する。具体的には、ステップS410において、制御部208は、送電の際(S401)に取得して記憶した磁力強度の値と、例えば、テーブルに記憶されている磁力強度の最大値とを比較して、ステップS401で発生させた磁力強度が磁力強度の最大値であるか否かを判定する。ステップS401で発生させた磁力強度が磁力強度の最大値でない場合(S410−No)、処理はステップS411に進められる。
ステップS411において、制御部208は、可変電流レギュレータ207から電磁石コイル206に印加する電流値を増加させるように可変電流レギュレータ207を制御する。電磁石コイル206に印加する電流値の増加により、電磁石コイル206から発生する磁力強度は増加する(磁力強度UP)。
ステップS412において、制御部208の制御の下、可変電流レギュレータ207は、所定の電流を電磁石コイル206に印加して、所定時間の間、磁力を継続して発生させた状態にして、磁力により受電装置102の磁性体309を引きつける(電磁石ON)。本ステップでは、ステップS401における処理よりも、より強い磁力強度で、所定時間の間だけ電磁石を動作させて(S413)、磁力により受電装置102の磁性体309を引きつける。制御部208は、電磁石コイル206に流す電流により発生する磁力強度を記憶する。
そして、所定時間経過後、ステップS414において、制御部208の制御の下、可変電流レギュレータ207は磁力の発生を停止するように電磁石コイル206に対する電流を制御する。可変電流レギュレータ207は、ステップS412で、電磁石コイル206に対して印加していた電流の出力を止めて、電磁石コイル206からの磁力の発生を停止させる(電磁石OFF)。以上のステップS412からS414により、送電装置101の送電アンテナ203と受電装置102の受電アンテナ302との位置合わせが行われる。
そして、位置合わせが行われた後、処理はステップS404に戻され、ステップS404以降において、先に説明した処理と同様の処理が実行される。送電装置101の無線通信部204は、受電装置102に対して、受電電力値の要求信号を送信する。受電電力値の要求信号の受信に基づいて、受電装置102の無線通信部307は、受電部303で受電した変調信号(交流信号)の受電電力値を送電装置101に送信する。送電装置101の無線通信部204が、受電装置102の無線通信部307から送信された受電電力値を受信すると、ステップS405において、制御部208は、取得した受電電力値と、送電の際に記憶した送電電力値とを用いて伝送効率値を算出する。
ステップS406において、制御部208は、算出した伝送効率値が所定の効率値(基準となる効率値)以上であるか否かを判定する。そして、伝送効率値が所定の効率値以上でない場合、磁力が最大値になるまで(S410)、同様の処理を実行する。
一方、ステップS410の判定で、発生させた磁力強度が磁力強度の最大値である場合(S410−Yes)、処理はステップS415に進められる。そして、ステップS415において、制御部208は、伝送効率値が所定の伝送効率値(基準となる伝送効率値)より小さく(S406−No)、かつ、電磁石コイル206の磁力強度が、設定された最大磁力である場合(S410−Yes)、電磁石コイル206の最大磁力による送電アンテナと受電アンテナの位置合わせでは、所定の伝送効率値(基準となる効率値)が得られないと判定する。制御部208は警告表示を行うように表示部210の表示を制御して、処理は終了する。
本実施形態の構成によれば、送電装置および受電装置の位置合わせにおいて、電磁石を必要な時に動作させるように制御することにより、送電回路および受電回路への磁場の影響を低減して、充電中における電力伝送の効率低下を防止することが可能になる。また、充電終了後は磁力が発生していないため、送電装置に載置された受電装置を容易に取り去ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、送電装置に磁性体を設け、受電装置に電磁石コイルを設け、送電装置および受電装置の位置合わせにおいて、電磁石を必要な時に動作させるように制御する構成について説明する。図6は、第2実施形態のシステム(無線給電システム)の構成例を示す図である。図6において、無線給電システムは、送電装置601および受電装置602を有し、送電装置601および受電装置602の間で、非接触(無線)により電力の給電(充電)を行う。受電装置602は、バッテリーを有しており、バッテリーに充電された電力により動作可能に構成されている。図6に示すシステム(無線給電システム)の構成例において、送電装置601は、送電アンテナ703および磁性体706を有する。また、受電装置602は、受電アンテナ802および電磁石コイル809を有する。受電装置602の電磁石コイル809は、電流が印加されると、送電装置601の磁性体706を引きつける磁力を発生可能である。
(送電装置601のハードウエア構成)
図7は、第2実施形態の送電装置601のハードウエア構成の一例を示す図である。図7に示す送電装置601において、送電部702は電力を送信するための変調信号(交流信号)を生成する。703は電力の送電を行なう送電アンテナである。送電アンテナ703は、送電部702により生成された変調信号(交流信号)を受電装置602へ送信する。無線通信部704は無線通信を行なうために必要な機能を有し、例えば、Bluetooth(登録商標) LEに対応した無線通信を行なうことが可能である。705は無線通信を行なうためのアンテナであり、706は磁石から磁力を受けると磁石に吸着する磁性体である。制御部707は送電装置601の全体を制御する。708は各種操作を行なう操作部であり、709は各種表示を行なう表示部である。
(受電装置602のハードウエア構成)
図8は、第2実施形態の受電装置602のハードウエア構成の一例を示す図である。図8に示す受電装置602において、802は受電を行なう受電アンテナであり、受電アンテナ802は、送電装置601の送電アンテナ703から送信された変調信号(交流信号)を受信する。受電部803は受電アンテナ802で受信した変調信号(交流信号)の受信処理を行う。整流回路804は受電部303で受電した変調信号(交流信号)を整流して直流電圧に変換する。また、805はバッテリー(電池)であり、充電制御部806は整流回路804から入力した直流電圧に基づいてバッテリー805の充電制御を行なう。充電制御部806は、整流回路804が生成した直流電圧を安定化してバッテリー805へ供給する。
バッテリー805は、充電制御部806により安定化された直流電圧を受けて、電力を蓄積する。また、バッテリー805は、蓄積した電力を受電装置602の各部に供給することが可能である。無線通信部807は無線通信を行なうために必要な機能を有し、例えば、Bluetooth(登録商標) LEに対応した無線通信を行なうことが可能である。808は無線通信を行なうためのアンテナであり、809は電磁石コイルである。可変電流レギュレータ810は電磁石コイル809に電流を流して磁力を発生させる。制御部811は受電装置602の全体を制御する。制御部811および可変電流レギュレータ810は、電磁石コイル809に対する電流を制御する電流制御部として機能する。812は各種操作を行なう操作部であり、813は各種表示を行なう表示部である。
(電力の給電(充電)動作の処理フロー)
次に、送電装置601と受電装置602との間の非接触(無線)による電力の給電(充電)動作を説明する。図9(a)、(b)は、送電装置601および受電装置602の動作の一例を説明するためのフローチャートである。送電装置601に受電装置602が載置され、送電装置601からの送電により充電が開始された状態から説明する。
図9(a)のステップS901において、受電装置602の充電制御部806は、受電装置602に内蔵されているバッテリーの充電状態を判定する。受電装置602が送電装置601に載置されると、受電装置602は送電装置601を検出(発見)する。そして、送電装置601の送電部702による送電(変調信号(交流信号)の送信)が開始されると、受電装置602の充電制御部806は、バッテリー805に充電された電力(電気容量)と閾値(空状態判定閾値)とを比較する。バッテリー805に充電された電力が閾値未満の場合(例えば、充電された電力(電気容量)が少ない、またはゼロの場合)、充電制御部806は、受電装置602に内蔵されているバッテリー805の状態がバッテリー空状態(エンプティ状態)と判定し(S901−Yes)、処理はステップS918に進められる。
一方、ステップS901の判定で、バッテリー805に充電された電力が閾値以上の場合(S901−No)、すなわち、バッテリー805の電力がゼロの状態でなく、バッテリー805に充電された電力(電気容量)が閾値以上の場合、処理はステップS902に進められる。ここで、送電装置601の制御部707は、送電部702による送電(変調信号(交流信号)の送信)が開始されると、変調信号(交流信号)の送電電力値を記憶する。
ステップS902において、受電装置602の可変電流レギュレータ810は所定の電流を電磁石コイル809に流して、磁力を発生させる(電磁石ON)。ここで、受電装置602の制御部811は、可変電流レギュレータ810が電磁石コイル809に流す電流により発生する磁力強度を記憶する。制御部811は、電流により発生する磁力強度を、電流値に基づく演算処理により取得してもよい。また、制御部811は、電流値と発生する磁力強度の関係を予め格納したテーブルを持つようにして磁力強度を取得しても良い。あるいは、受電装置602の内部構成として記憶部を設けてもよい。記憶部が、電流値と発生する磁力強度との関係を予め格納したテーブルを記憶しておき、制御部811が記憶部のテーブルを参照して、電流値と磁力強度との関係を取得するようにしてもよい。
ステップS903において、制御部811および可変電流レギュレータ810は電磁石コイル809に印加する電流を一定時間の間、制御する。すなわち、制御部811の制御の下、可変電流レギュレータ810は、所定の電流を電磁石コイル809に印加して、所定時間の間、磁力を継続して発生させた状態にして、磁力により送電装置601の磁性体706を引きつける。
そして、所定時間経過後、ステップS904において、制御部811の制御の下、可変電流レギュレータ810は磁力の発生を停止するように電磁石コイル809に対する電流を制御する。可変電流レギュレータ810は、先のステップS903で、電磁石コイル809に対して印加していた電流の出力を止めて、電磁石コイル809からの磁力の発生を停止させる(電磁石OFF)。詳細は後述するが、電磁石コイル809からの磁力の発生を停止させたあと、S909において受電装置602への送電が開始される。すなわち、制御部811は、送電装置601からの要求に応じた電力の送電期間のうち少なくとも一部の期間において電磁石から発生する磁力が、送電装置601の発見から送電期間の開始までの期間に電磁石から発生する最大磁力よりも低くなるよう制御する。より具体的には、制御部811および可変電流レギュレータ810は、送電期間のうち少なくとも一部の期間(一定時間)の経過後に電磁石コイル809に印加する電流をゼロにするように制御する。ただし、電磁石コイル809に印加する電流を完全にゼロにしなくても良い。
以上のステップS901からS904により、送電装置601の送電アンテナ703と受電装置602の受電アンテナ802との位置合わせが行われる。本実施形態においても、送電装置601の送電アンテナ703および受電装置602の受電アンテナ802の位置は、送電装置601の磁性体706と受電装置602の電磁石コイル809の位置合わせが行われると、送電アンテナ703と受電アンテナ802間で所定の効率(例えば、最大の効率)が得られる位置に配置されているものとする。
ステップS905において、受電装置602の無線通信部807は、受電部803で受電した変調信号(交流信号)の受電電力値を送電装置601に送信する。送電装置601の無線通信部704が、受電装置602の無線通信部807から送信された受電電力値を受信すると、ステップS906において、送電装置601の制御部707は、受電装置602から取得した受電電力値と、送電の際に記憶した送電電力値とを用いて伝送効率値を算出し、送電装置601の無線通信部704は、制御部707により算出された伝送効率値を受電装置602に送信する。
図9(b)のステップS907において、受電装置602の無線通信部807は、伝送効率値の受信待ちの状態で待機しており、無線通信部807は、伝送効率値を受信しない場合(S907−No)、受信待ちの待機状態を継続する。一方、ステップS907の判定で、無線通信部807が伝送効率値を受信した場合(S907−Yes)、処理はステップS908に進められる。
ステップS908において、受電装置602の制御部811は、送電装置601から取得した伝送効率値と、所定の効率値(基準となる効率値)との比較に基づいて、送電装置601と受電装置602との位置合わせ結果を判定する。具体的には、受電装置602の制御部811は、送電装置601から取得した伝送効率値が所定の効率値(基準となる効率値)以上であるか否かを判定する。取得した伝送効率値が所定の効率値以上である場合(S908−Yes)、制御部811は、位置合わせ結果は適切と判定し、処理はステップS909に進められ、充電を開始(または継続)する(S909)。
そして、ステップS910において、受電装置602の制御部811は、所定のタイミングで定期的に伝送効率を確認する。所定のタイミングで伝送効率を確認する場合(S910−Yes)、処理は図9(a)のステップS901に戻され、再度、ステップS901以降の処理が実行される。すなわち、送電装置601の送電部702による送電が開始されると、受電装置602の充電制御部806は、バッテリー805に充電された電力と閾値とを比較して、バッテリー805の充電状態がバッテリー空状態(エンプティ状態)であるか否かを判定する。バッテリー805の充電状態がバッテリー空状態(エンプティ状態)でない場合、受電装置602の可変電流レギュレータ810は、所定の電流を電磁石コイル809に流して、所定時間の間だけ磁力を発生させ、送電装置601の磁性体706を引きつけて、送電装置601の送電アンテナ703と受電装置602の受電アンテナ802との位置合わせを行う。そして、受電装置602は、無線通信部807を介して、受電電力値を送電装置601に送信する。送電装置601の制御部707は、送電の際に記憶した送電電力値と受電装置602から受信した受電電力値とにより、伝送効率値を算出し、算出した伝送効率値を受電装置602に送信する。受電装置602の制御部811は、送電装置601から取得した伝送効率値が所定の値以上であるか再度確認する。ステップS910の判定で、伝送効率を確認しない場合(S910−No)、処理はステップS911に進められる。
ステップS911において、受電装置602の充電制御部806は、充電を終了するか否かを判定する。バッテリー805がフル充電(満充電)の状態になった場合は充電終了と判定し(S911−Yes)、処理を終了する。受電装置602のバッテリー805がフル充電(満充電)の状態になったら、受電装置602の充電制御部806は送電停止の要求信号を生成し、無線通信部807を介し、送電装置601に送信する。送電装置601の制御部707は、受電装置602から送電停止の要求信号を受信すると、送電部702による送電(変調信号(交流信号)の送信)を停止すように送電部702の動作を制御する。制御部707による送電部702の制御により、送電装置601の送電部702は送電を停止して、充電を終了する。一方、ステップS911の判定で、充電制御部806は、バッテリー805がフル充電(満充電)の状態になっていない場合、充電を継続すると判定し(S911−No)、処理をステップS909に戻し、充電制御部806は、バッテリー805の充電を継続するように充電制御を行う。
ステップS908の判定で、送電装置601から取得した伝送効率値が所定の効率値未満である場合(S908−No)、処理はステップS912に進められる。この場合、制御部811は、位置合わせ結果は適切でないと判定し、制御部811は、より強い磁力強度に基づいて送電装置601と受電装置602とを位置合わせをするように以下に説明するステップS912〜S916の処理を実行する。
ステップS912において、制御部811は、磁力を発生させた際(S902)に取得して記憶した磁力強度の値と、例えば、テーブルに記憶されている磁力強度の最大値とを比較して、ステップS902で発生させた磁力強度が磁力強度の最大値であるか否かを判定する。ステップS902で発生させた磁力強度が磁力強度の最大値でない場合(S912−No)、処理はステップS913に進められる。
ステップS913において、制御部811は、可変電流レギュレータ810から電磁石コイル809に印加する電流値を増加させるように可変電流レギュレータ810を制御する。電磁石コイル809に印加する電流値の増加により、電磁石コイル809から発生する磁力強度は増加する(磁力強度UP)。
ステップS914において、制御部811の制御の下、可変電流レギュレータ810は、所定の電流を電磁石コイル809に印加して、所定時間の間、磁力を継続して発生させた状態にして、磁力により送電装置601の磁性体706を引きつける(電磁石ON)。本ステップでは、ステップS902における処理よりも、より強い磁力強度で、所定時間の間だけ電磁石を動作させて(S915)、磁力により送電装置601の磁性体706を引きつける。
そして、所定時間経過後、ステップS916において、制御部811の制御の下、可変電流レギュレータ810は磁力の発生を停止するように電磁石コイル809に対する電流を制御する。可変電流レギュレータ810は、ステップS914で、電磁石コイル809に対して印加していた電流の出力を止めて、電磁石コイル809からの磁力の発生を停止させる(電磁石OFF)。以上のステップS912からS916により、送電装置601の送電アンテナ703と受電装置602の受電アンテナ802との位置合わせが行われる。
そして、位置合わせが行われた後、処理は図9(a)のステップS905に戻され、ステップS905以降において、同様の処理が実行される。受電装置602の無線通信部807は、受電部803で受電した変調信号(交流信号)の受電電力値を送電装置601に送信し(S905)、送電装置601の無線通信部704が、受電装置602の無線通信部807から送信された受電電力値を受信すると、ステップS906において、送電装置601の制御部707は、取得した受電電力値と、送電の際に記憶した送電電力値とを用いて伝送効率値を算出し、算出した伝送効率値を受電装置602に送信する。受電装置602の制御部811は、送電装置601から取得した伝送効率値が所定の効率値(基準となる効率値)以上であるか否かを判定する(S908)。そして、伝送効率値が所定の効率値以上でない場合(S908−No)、磁力が最大値になるまで(S912)、同様の処理を実行する。
ステップS912の判定で、発生させた磁力強度が磁力強度の最大値である場合(S912−Yes)、処理はステップS917に進められる。そして、ステップS917において、制御部811は、伝送効率値が所定の効率値(基準となる伝送効率値)より小さく(S908−No)、かつ、電磁石コイル809の磁力強度が、設定された最大磁力である場合(S912−Yes)、電磁石コイル809の最大磁力による送電アンテナと受電アンテナとの位置合わせでは、所定の伝送効率値(基準となる効率値)が得られないと判定する。制御部811は警告表示を行うように表示部813の表示を制御して、処理は終了する。
一方、ステップS901の判定で、送電装置601に受電装置602が載置され、送電装置601からの送電による充電を開始しても、受電装置602に内蔵されているバッテリー805に充電された電力が閾値未満の場合、充電制御部806は、バッテリー805の状態がバッテリー空状態(エンプティ状態)と判定する。すなわち、充電制御部806は、充電された電力(電気容量)が少ない、または、バッテリー805の電力がゼロと判定し、処理はステップS918に進められる。
ステップS918において、受電装置602の制御部811は、送電装置601から送電される信号の受信の有無に基づいて、受電装置602が受電可能なエリアに載置されているか否かを判定する。送電装置601からの送電を開始しても、受電装置602の受電部803が、送電装置601から送電される変調信号(交流信号)を受電しない場合、受電装置602の制御部811は、受電装置602が受電可能エリアに載置されていないと判定し(S918−No)、処理はステップS925に進められる。受電装置602は、送電装置601から送電される変調信号(交流信号)を受電しないため、送電装置601に対する受電電力値の送信を行わない。一方、送電装置601では、送電部702が変調信号(交流信号)の送電を行っており、かつ、無線通信部704が、受電装置602から受電電力値を受信しない場合、送電装置601の制御部707は、受電装置602が受電可能なエリアに載置されていないと判定する。この場合、送電装置601の制御部707は、受電装置602の載置位置を受電可能なエリアに変更するように警告する表示を表示部709に表示させる表示制御を実行する。
ステップS918の判定で、受電装置602の受電部803が、送電装置601から送電される変調信号(交流信号)を受電した場合、受電装置602の制御部811は、受電装置602が受電可能エリアに載置されていると判定し(S918−Yes)、処理はステップS919に進められる。
ステップS919において、受電装置602の制御部811の制御の下、可変電流レギュレータ810は、電磁石コイル809に対する電流の印加(出力)を止めて、電磁石コイル809からの磁力の発生を停止させる(電磁石OFF)。受電装置602内における消費電力を抑制することにより、バッテリー805の充電を効率的に行うことが可能になる。
ステップS920において、受電装置602の無線通信部807は、受電部803で受電した変調信号(交流信号)の受電電力値を送電装置601に送信する。送電装置601の無線通信部704が、受電装置602の無線通信部807から送信された受電電力値を受信すると、送電装置601の制御部707は、取得した受電電力値と、送電の際に記憶した送電電力値とを用いて伝送効率値を算出し、送電装置601の無線通信部704は、制御部707により算出された伝送効率値を受電装置602に送信する。
ステップS921において、受電装置602の無線通信部807は、伝送効率値の受信待ちの状態で待機しており、無線通信部807は、伝送効率値を受信しない場合(S921−No)、受信待ちの待機状態を継続する。一方、ステップS921の判定で、無線通信部807が伝送効率値を受信した場合(S921−Yes)、処理はステップS922に進められる。
ステップS922において、受電装置602の制御部811は、送電装置601から取得した伝送効率値が、伝送効率値の下限値より小さいか否かを判定する。取得した伝送効率値が伝送効率値の下限値より小さい場合(S922−Yes)、制御部811は、載置された受電装置602の位置では、伝送効率値の下限値が得られないと判定し、処理はステップS923に進められる。そして、ステップS923において、受電装置602の制御部811は、受電装置602の載置位置を適切なエリアに変更するように警告する警告表示を行うように表示部813の表示を制御する。
一方、ステップS922の判定で、送電装置601から取得した伝送効率値が下限の伝送効率値以上となる場合(S922−No)、処理はステップS924に進められ、充電を継続する(S924)。そして、処理はステップS901に戻され、受電装置602の充電制御部806は、充電中のバッテリー805に充電された電力(電気容量)と閾値との比較結果に基づく判定処理を実行し、ステップS901以降の処理が、同様に実行される。
本実施形態の構成によれば、受電装置のバッテリーに所定の電力が充電されている場合に、送電装置および受電装置の位置合わせにおいて、電磁石を必要な時に動作させるように制御する。これにより、送電回路および受電回路への磁場の影響を低減して、充電中における電力伝送の効率低下を防止することが可能になる。また、充電終了後は磁力が発生していないため、送電装置に載置された受電装置を容易に取り去ることができる。
また、受電装置が受電可能なエリアに載置されていない場合、あるいは、所定の伝送効率値が得られない位置に載置されている場合、警告表示により受電装置の載置位置を変更するようユーザに報知することが可能になる。
<第3実施形態>
第3実施形態では、送電装置および受電装置のそれぞれに電磁石コイルおよび磁性体を設け、送電装置および受電装置の位置合わせにおいて、電磁石を必要な時に動作させるように制御する構成について説明する。電磁石コイルを有する送電装置の構成は、例えば、図2に示した送電装置101の構成と同様であり、この送電装置101の構成に磁性体が含まれているものとする。また、電磁石コイルを有する受電装置の構成は、例えば、図8に示した受電装置602の構成と同様であり、この受電装置602の構成に磁性体が含まれているものとする。
制御部208および可変電流レギュレータ207による電流制御により、送電装置101の電磁石コイル206(図2)が発生する磁力は、例えば、第1の極性を示し、この第1の極性の磁力により、受電装置602の磁性体(不図示)が引きつけられる。また、受電装置602の制御部811および可変電流レギュレータ810による電流制御により、受電装置602の電磁石コイル809(図8)が発生する磁力は、例えば、第2の極性を示し、この第2の極性の磁力により、送電装置101の磁性体(不図示)が引きつけられる。
第1の極性と第2の極性とは、逆の極性を示す。例えば、第1の極性をN極とした場合、第2の極性はS極を示す。送電装置101の制御部208および可変電流レギュレータ207と、受電装置602の制御部811および可変電流レギュレータ810とは、それぞれ、異なる極性の磁力を発生するように、電磁石コイルに流す電流の向きを設定することが可能である。例えば、送電装置101の操作部209を介して電流の向きを設定することが可能であり、可変電流レギュレータ207は、操作部209を介して設定された電流の向きに基づいて、所定の電流を電磁石コイル206に印加することが可能である。また、受電装置602の操作部812を介して電流の向きを設定することが可能であり、可変電流レギュレータ810は、操作部812を介して設定された電流の向きに基づいて、所定の電流を電磁石コイル809に印加することが可能である。
また、本格充電開始前に、送電装置および受電装置のそれぞれが、電流の向きを変えた場合の伝送効率値を、それぞれ取得して、取得した伝送効率値に基づいて、電流の向きを決定することが可能である。例えば、磁力の極性がそれぞれ異なる場合は、送電装置と受電装置との間で引力が作用して、受電装置は送電装置にしっかり保持される。一方、磁力の極性が同じ場合は、送電装置と受電装置との間で斥力が作用して、送電装置および受電装置は斥力により反発するため、この場合の伝送効率値は、引力が作用した状態の伝送効率値に比べて低くなる。取得した複数の伝送効率値のうち、より高い値を示す伝送効率値を取得した際に設定した電流の向きを、充電用の電流の向きとして決定することが可能である。
本実施形態によれば、送電装置および受電装置の位置合わせにおいて、送電装置および受電装置のそれぞれの電磁石を必要な時に動作させるように制御する。これにより、送電回路および受電回路への磁場の影響を低減して、充電中における電力伝送の効率低下を防止することが可能になる。また、充電終了後は磁力が発生していないため、送電装置に載置された受電装置を容易に取り去ることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101:送電装置、102:受電装置、103:送電アンテナ、104:電磁石コイル、105:受電アンテナ、106:磁性体、206:電磁石コイル、207:可変電流レギュレータ、208:制御部、209:305:バッテリー(電池)、306:充電制御部、309:磁性体、310:制御部

Claims (15)

  1. 磁性体を有する受電装置に無線で電力を送電する送電装置であって、
    前記磁性体を引きつける磁力を発生可能な電磁石と、
    前記受電装置を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された受電装置への電力の送電期間のうち少なくとも一部の期間において前記電磁石から発生する磁力が、前記検出手段による前記受電装置の検出から前記送電の開始までの期間において前記電磁石から発生する最大磁力よりも低くなるように、前記電磁石による磁力の発生を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    送電した電力値と前記受電装置により受電された電力値とに基づいて取得した前記送電の効率を示す伝送効率値が、基準値より小さい値であることに基づいて、前記磁力の強度を増加するように前記電磁石に印加する電流を増加させるように制御し、
    取得した伝送効率値が前記基準値より小さく、かつ、前記電磁石の磁力強度が設定された最大磁力であることに基づいて、警告を行うように制御する
    ことを特徴とする送電装置。
  2. 前記制御手段は、設定されたタイミングで伝送効率を取得し、取得した前記伝送効率値に基づいて前記電磁石に印加する電流を制御することを特徴とする請求項に記載の送電装置。
  3. 前記制御手段は、前記送電期間のうち少なくとも一部の期間の経過後に前記電磁石に印加する電流をゼロにするように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の送電装置。
  4. 前記送電装置は、磁性体を更に有し
    前記送電装置の電磁石は、前記制御手段による電流制御により第1の極性の磁力を発生させて前記受電装置の磁性体を引きつけ、
    前記受電装置は、
    前記送電装置の磁性体を引きつける磁力を発生可能な電磁石と、
    前記受電装置の電磁石に印加する電流を一定時間の間、制御する制御手段と、を有し
    前記受電装置の電磁石は、前記受電装置の制御手段による電流制御により前記第1の極性に対して逆の極性を示す第2の極性の磁力を発生させて前記送電装置の磁性体を引きつける
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の送電装置。
  5. 磁性体を有する送電装置から送電される電力を無線で受電する受電装置であって、
    前記磁性体を引きつける磁力を発生可能な電磁石と、
    前記送電装置を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された送電装置からの電力の送電期間のうち少なくとも一部の期間において前記電磁石から発生する磁力が、前記検出手段による前記送電装置の検出から前記送電の開始までの期間において前記電磁石から発生する最大磁力よりも低くなるように、前記電磁石による磁力の発生を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    送電した電力値と、前記受電装置で受電された電力値とに基づいて取得された前記送電の効率を示す伝送効率値が基準値より小さい値であることに基づいて、前記磁力の強度を増加するように前記電磁石に印加する電流を増加させるように制御し、
    前記取得した伝送効率値が、前記基準値より小さく、かつ、前記電磁石の磁力強度が、設定された最大磁力であることに基づいて、警告を行うように制御することを特徴とする受電装置。
  6. 前記制御手段は、設定されたタイミングで伝送効率を取得し、取得した伝送効率値に基づいて前記電磁石に印加する電流を制御することを特徴とする請求項に記載の受電装置。
  7. 前記制御手段は、前記一部の期間の経過後に前記電磁石に印加する電流をゼロにするように制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の受電装置。
  8. 磁性体を有する送電装置から送電される電力を無線で受電する受電装置であって、
    前記磁性体を引きつける磁力を発生可能な電磁石と、
    前記送電装置を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された送電装置からの電力の送電期間のうち少なくとも一部の期間において前記電磁石から発生する磁力が、前記検出手段による前記送電装置の検出から前記送電の開始までの期間において前記電磁石から発生する最大の磁力よりも低くなるように、前記電磁石による磁力の発生を制御する制御手段と、
    前記受電装置バッテリーの充電状態を判定する判定手段と、有し
    前記制御手段は、
    前記判定手段の判定により、前記バッテリーの充電状態が閾値以上である場合に、前記一部の期間の間、前記電磁石に電流を印加する制御を行うことを特徴とする受電装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記判定手段の判定により、前記バッテリーの充電状態が閾値未満である場合に、前記送電装置から送電される信号の受信の有無に基づいて、前記受電装置が受電可能なエリアに載置されているか否かを判定することを特徴とする請求項に記載の受電装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記受電装置が受電可能なエリアに載置されている場合、前記電磁石に印加する電流をゼロにするように制御し、
    得した伝送効率値が、伝送効率値の下限値より小さい場合、警告を行うように制御することを特徴とする請求項に記載の受電装置。
  11. 磁性体を有する受電装置に無線で電力を送電し、前記磁性体を引きつける磁力を発生可能な電磁石を備える送電装置の制御方法であって、
    前記受電装置を検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出された受電装置への電力の送電期間のうち少なくとも一部の期間において前記電磁石から発生する磁力が、前記検出工程における前記受電装置の検出から前記送電の開始までの期間において前記電磁石から発生する最大磁力よりも低くなるように、前記電磁石による磁力の発生を制御する制御工程と、を有し、
    前記制御工程では、
    送電した電力値と前記受電装置により受電された電力値とに基づいて取得した前記送電の効率を示す伝送効率値が、基準値より小さい値であることに基づいて、前記磁力の強度を増加するように前記電磁石に印加する電流を増加させるように制御し、
    取得した伝送効率値が前記基準値より小さく、かつ、前記電磁石の磁力強度が設定された最大磁力であることに基づいて、警告を行うように制御する
    ことを特徴とする送電装置の制御方法。
  12. 磁性体を有する送電装置から送電される電力を無線で受電し、前記磁性体を引きつける磁力を発生可能な電磁石を備える受電装置の制御方法であって、
    前記送電装置を検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出された送電装置からの電力の送電期間のうち少なくとも一部の期間において前記電磁石から発生する磁力が、前記検出工程における前記送電装置の検出から前記送電の開始までの期間において前記電磁石から発生する最大磁力よりも低くなるように、前記電磁石による磁力の発生を制御する制御工程と、を有し、
    前記制御工程では、
    送電した電力値と、前記受電装置で受電された電力値とに基づいて取得された前記送電の効率を示す伝送効率値が基準値より小さい値であることに基づいて、前記磁力の強度を増加するように前記電磁石に印加する電流を増加させるように制御し、
    前記取得した伝送効率値が、前記基準値より小さく、かつ、前記電磁石の磁力強度が、設定された最大磁力であることに基づいて、警告を行うように制御することを特徴とする受電装置の制御方法。
  13. 磁性体を有する送電装置から送電される電力を無線で受電し、前記磁性体を引きつける磁力を発生可能な電磁石を備える受電装置の制御方法であって、
    前記送電装置を検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出された送電装置からの電力の送電期間のうち少なくとも一部の期間において前記電磁石から発生する磁力が、前記検出工程における前記送電装置の検出から前記送電の開始までの期間において前記電磁石から発生する最大の磁力よりも低くなるように、前記電磁石による磁力の発生を制御する制御工程と、
    前記受電装置のバッテリーの充電状態を判定する判定工程と、を有し、
    前記制御工程では、
    前記判定工程での判定により、前記バッテリーの充電状態が閾値以上である場合に、前記一部の期間の間、前記電磁石に電流を印加する制御を行うことを特徴とする受電装置の制御方法。
  14. コンピュータに、請求項1に記載された送電装置の制御方法における各工程を実行させるためのプログラム。
  15. コンピュータに、請求項12又は13に記載された受電装置の制御方法における各工程を実行させるためのプログラム。
JP2016141822A 2016-07-19 2016-07-19 送電装置、受電装置及びそれらの制御方法、プログラム Active JP6778037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016141822A JP6778037B2 (ja) 2016-07-19 2016-07-19 送電装置、受電装置及びそれらの制御方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016141822A JP6778037B2 (ja) 2016-07-19 2016-07-19 送電装置、受電装置及びそれらの制御方法、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018014801A JP2018014801A (ja) 2018-01-25
JP6778037B2 true JP6778037B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=61020559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016141822A Active JP6778037B2 (ja) 2016-07-19 2016-07-19 送電装置、受電装置及びそれらの制御方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6778037B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6878324B2 (ja) 2018-01-31 2021-05-26 日立Astemo株式会社 車載ネットワークシステム、電子制御装置
CN108832732B (zh) * 2018-05-31 2021-01-08 维沃移动通信有限公司 一种充电设备、终端及无线充电***
JP7152947B2 (ja) * 2018-12-18 2022-10-13 株式会社Subaru 充電システム
CN110571953B (zh) * 2019-08-30 2023-06-23 维沃移动通信有限公司 一种无线充电方法及相关设备
JP7472523B2 (ja) * 2020-02-13 2024-04-23 株式会社ジェイテクト 移動体充電システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010098893A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 伝送装置及び受電装置
JP5446452B2 (ja) * 2009-05-21 2014-03-19 ソニー株式会社 電力供給装置、被電力供給装置、電力供給装置システム、位置決め制御方法
JP2012095456A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Sanyo Electric Co Ltd 非接触電力伝送システム、一次側機器及び二次側機器
JP6279305B2 (ja) * 2013-12-10 2018-02-14 矢崎総業株式会社 ワイヤレス給電システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018014801A (ja) 2018-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6778037B2 (ja) 送電装置、受電装置及びそれらの制御方法、プログラム
CN103872721B (zh) 无线充电***的收发排列状态显示方法及装置
CN109302853B (zh) 无线充电装置和方法
JP2011019291A5 (ja)
JP2009159660A (ja) 非接触電力伝送装置
JP2011019291A (ja) 非接触受電装置、非接触受電装置における受電方法および非接触給電システム
US10455375B2 (en) Controlling access to a hardware resource of an electronic device by a magnetically attachable electronic device
JP2010178498A (ja) 充電装置
US20150349571A1 (en) Electromagnetic alignment of inductive coils
CN107681717B (zh) 电子设备
JP2015042092A (ja) 送電装置及びその制御方法、コンピュータプログラム
US20150171660A1 (en) Charging device, electronic equipment, and charging situation notifying method
US9692248B2 (en) Positioning aid for wireless energy transfer
WO2012152980A1 (en) Method and apparatus for wireless charging
CN108832732A (zh) 一种充电设备、终端及无线充电***
CN109699195A (zh) 无线电力发送器、无线电力接收器及其操作方法
WO2018022101A1 (en) Wireless charging
JP2012170315A5 (ja)
US9172262B2 (en) Charging device and charging system
EP2930504A3 (en) State sensor system and methods
CN111245190B (zh) 线性马达的控制方法及线性马达、驱动电路和电子设备
CN114740989A (zh) 主动触控笔、电子设备及无线供电***
JP2011205766A (ja) 非接触電力伝送装置
JP2014222963A (ja) 無線給電装置、給電方法、プログラム及び記録媒体
JP7414501B2 (ja) 受電装置、送電装置、およびそれらの制御方法、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201009

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6778037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151