JP6777925B2 - 組み立てボックス - Google Patents

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Description

本発明は、底板の周縁部に複数の側板を組み立てることで構成される組み立てボックスに関する。
底板の周縁部に複数の側板を組み立てることで構成される組み立てボックスが、従来提案されている。
特許文献1には、隣接する一対の側板の上角部同士を連結させるために、連結金具を用いることが記載されている。この連結金具は、一方の側板の上端部に回動自在に装着される回動片と把持片との間に、他方の側板の上端部を挟み込むように設けられている。
特開2006−240672号公報
本発明は、隣接する側板同士をより確実に、かつ簡易な作業で連結させることができる組み立てボックスを提案することを、目的とする。
本発明に係る形態の組み立てボックスは、底板と、前記底板上の収納空間を囲むように前記底板の周縁部に組み立てられる複数の側板と、前記複数の側板に含まれる第一側板と第二側板の互いの上角部を着脱自在に連結させる連結機構とを備える。
前記連結機構は、前記第一側板の上角部に設けられた第一貫通孔と、前記第二側板の上角部に固定された固定具と、前記固定具に、その軸方向に沿って前後にスライド自在に配されたロックピンと、前記ロックピンを前方に付勢するバネと、第二貫通孔が形成されたストッパ片を含み、前記第二側板に回転自在に装着された可動片とを備える。
前記可動片は、所定の退避姿勢とロック姿勢との間で回転自在であり、前記ロック姿勢にあるときに、前記ストッパ片が前記固定具の前方を覆うとともに、前記第一貫通孔を通じて前方に突出した前記ロックピンの先端部が、前記第二貫通孔に嵌って前記可動片をロックするように構成されている。
本発明は、隣接する側板同士をより確実に、かつ簡易な作業で連結させることができるという効果を奏する。
図1は、一実施形態の組み立てボックスの蓋板を外した状態を示す斜視図である。 図2は、同上の組み立てボックスの底板を示す斜視図である。 図3は、同上の組み立てボックスの第一側板を示す斜視図である。 図4は、同上の第一側板の下コーナー部材を示す正面図である。 図5は、同上の第一側板の上コーナー部材を示す正面図である。 図6は、同上の組み立てボックスの第二側板を示す斜視図である。 図7は、同上の第二側板の固定具とこれに装着される部材を示す斜視図である。 図8は、図7の分解斜視図である。 図9は、同上の固定具の一部を構成する内ケースを示す斜視図である。 図10は、同上の蓋板の角部分を示す分解斜視図である。 図11Aは、同上の蓋板を組み立てる手順の第一工程を示す斜視図である。 図11Bは、同上の蓋板を組み立てる手順の第二工程を示す斜視図である。 図11Cは、同上の蓋板を組み立てる手順の第三工程を示す斜視図である。 図11Dは、同上の蓋板を組み立てる手順の第四工程を示す斜視図である。 図12は、同上の蓋板の下面図である。 図13は、図12のA−A線断面図である。 図14は、同上の組み立てボックスを組み立てる過程において、第二側板を挿し込む前段階を示す正面図である。 図15は、同上の組み立てボックスを組み立てる過程において、第二側板を挿し込んだ状態を示す正面図である。 図16A〜図16Dは、ロックピンと可動片を操作して第一側板と第二側板を固定する手順を示す斜視図である。 図17は、同上の組み立てボックスに蓋板を被せた状態を示す正面図である。
図1には、一実施形態の組み立てボックスを示している。
本実施形態の組み立てボックスは、平面視矩形状の外形を有する底板1と、底板1の外形の四辺に沿って立設するように底板1上に組み立てられる四つの側板2と、平面視矩形状に組み立てられた四つの側板2に対して上方から着脱自在に被せられる蓋板4とを備える。
底板1上には、四つの側板2によって全周を覆われた収納空間S1が形成される。収納空間S1は上方に向けて開放され、この開放部分が蓋板4によって着脱自在に覆われる。
以下、各構成についてさらに詳しく説明する。
底板1について、図1、図2に基づいて説明する。
底板1は、合成樹脂製のベース12と、ベース12の上面の周縁部に装着される金属製の枠材14と、枠材14の内側に配置され、底板1の上面を構成する金属製の表面板16とを備える。これら各部材12,14,16の材質は特に限定されず、金属製、合成樹脂製、木製のいずれであってもよい。また、底板1が表面板16を備えないことも有り得る。
ベース12は、周方向に連続する四つの側面121を有する。四つの側面121は、第一方向D1の互いに逆側(第一方向D1の外側)を向く一対の側面121と、第二方向D2の互いに逆側(第二方向D2の外側)を向く一対の側面121とで、構成されている。第一方向D1と第二方向D2は、平面視において互いに直交する方向である。本文中で用いる直交の文言は厳密な意味での直交に限らず、略直交な場合も含む。
各側面121には、二つの貫通口125が水平方向に距離をあけて形成されている。各貫通口125は、フォークリフトの爪等が挿入される部分である。なお、ベース12はパレットまたは台車であってもよい。
枠材14は、ベース12の上面の各角部に装着されるL字状のコーナー金具142と、隣接するコーナー金具142同士を繋ぐようにベース12の上面の各辺部に装着される一直線状の金具148とで、全体として矩形枠状に構成されている。
コーナー金具142には、軸孔143と起立片144が設けられている。軸孔143は、後述する第一側板21の軸部217(図3等参照)が、第二方向D2に沿って挿通される部分である。
起立片144は、軸孔143よりも第一方向D1の外側に位置し、他の部分よりも一段高く形成されている。
枠材14が備える軸孔143や起立片144は、後述するように、一対の第一側板21を所定範囲内で回転自在に支持するための構造である。但し、このように一対の側板21を回転自在に支持できるのであれば、枠材14を備えない構造も採用可能である。
次に、側板2について、図1、図3〜図9に基づいて説明する。
図1に示すように、四つの側板2は、一対の第一側板21と、一対の第二側板22とで構成されている。一対の第一側板21は、底板1の上面の第一方向D1の両端縁部に組み立てられる。一対の第二側板22は、底板1の上面の第二方向D2の両端縁部に組み立てられる。
周方向において、第一側板21と第二側板22は交互に位置する。互いに隣接する第一側板21と第二側板22は、互いの端縁部が嵌り合った状態で、L字状に連結される。
まず、第一側板21について説明する。
図3には、第一側板21を示している。一対の第一側板21は共通の構造を備えるので、以下においては、図3等に基づいて第一側板21の共通の構造を説明する。
第一側板21は、矩形板状の中空板材210で主体が構成されている。中空板材210は、ハニカム構造を有する合成樹脂製の板材に対して、その厚み方向の両側に鋼板(アルミ板)を貼着したものである。該ハニカム構造に代えて、押し出し成形によってハーモニカの穴のように中空部分を一列に形成した構造や、柱体を多数並設した構造や、円錐体等の錐体を多数並設した構造を採用してもよいし、さらに他の構造を採用することも可能である。また、鋼板を貼着しない構造を採用してもよい。第一側板21の材質についても合成樹脂や金属に限定されず、木製であってもよい。
中空板材210の周縁部には、金属製の枠体211が固定されている。
枠体211は、一対の下コーナー部材212、一対の上コーナー部材213、下フレーム材214、上フレーム材215及び一対の縦フレーム材216で構成されている。
下コーナー部材212は、中空板材210の下側の一対の角部にそれぞれ固定されるL字状の金属部材である。図4にも示すように、下コーナー部材212には、軸部217と縦溝2182が設けられている。軸部217は、第二方向D2の外側に向けて突出する円柱状の突起部分である。
下コーナー部材212の下端面のうち、第二方向D2の外側の端部は、傾斜面219で構成されている。傾斜面219は、第一側板21が鉛直に立設された状態において、第二方向D2の外側の部分ほど上に位置するように、水平面に対して角度αだけ傾いた面である。角度αは、たとえば10°であり、好ましくは5〜20°程度である。
上コーナー部材213は、中空板材210の上側の一対の角部にそれぞれ固定されるL字状の金属部材である。図5にも示すように、上コーナー部材213には、縦溝2183と第一貫通孔31が設けられている。第一貫通孔31は、第一側板21の厚み方向に沿うように上コーナー部材213を貫通する孔であり、縦溝2183の溝底に開口している。
下フレーム材214は、第二方向D2に隣接する下コーナー部材212同士を繋ぐように、中空板材210の下端縁部に固定された断面コ字状の金属部材である。
上フレーム材215は、第二方向D2に隣接する上コーナー部材213同士を繋ぐように、中空板材210の上端縁部に固定された断面コ字状の金属部材である。
縦フレーム材216は、上下に隣接する下コーナー部材212と上コーナー部材213を繋ぐように、中空板材210の側端縁部に固定された断面コ字状の金属部材である。縦フレーム材216には、その全長に亘って縦溝2186が形成されている。
上記各部材によって矩形枠状に設けられた枠体211において、一方向に並ぶ下コーナー部材212、縦フレーム材216及び上コーナー部材213の各縦溝2182,2186,2183が連通し、一直線状の縦溝218を形成する。
縦溝218は、第一側板21の第二方向D2の両側の端縁部に設けられる。縦溝218は、第二側板22の端縁部が嵌るように設けられた有底の溝である。
図6には、第二側板22を示している。
一対の第二側板22は共通の構造を備えるので、以下においては、図6等に基づいて第二側板22の共通の構造を説明する。
第二側板22は、矩形板状の中空板材220で主体が構成されている。中空板材220は、第一側板21の中空板材210と同様に、ハニカム構造を有する合成樹脂製の板材の厚み方向の両側に、鋼板(アルミ板)を貼着したものである。
中空板材220の周縁部には、金属製の枠体221が固定されている。枠体221は、一対の下コーナー部材222、一対の固定具32、下フレーム材224、上フレーム材225及び一対の縦フレーム材226で構成されている。
下コーナー部材222は、中空板材220の下側の一対の角部にそれぞれ固定されるL字状の金属部材である。
固定具32は、中空板材210の上側の一対の角部にそれぞれ固定される。固定具32やこれに装備される各部材については、後述する。
下フレーム材224は、第一方向D1に隣接する下コーナー部材222同士を繋ぐように、中空板材220の下端縁部に固定される断面コ字状の金属部材である。
上フレーム材225は、第一方向D1に隣接する固定具32同士を繋ぐように、中空板材220の上端縁部に固定される断面コ字状の金属部材である。
縦フレーム材226は、上下に隣接する下コーナー部材222と固定具32を繋ぐように、中空板材220の側端縁部に固定された断面コ字状の金属部材である。
図7〜図9には、固定具32やこれに装備される各部材について示している。
固定具32は、第二側板22の上角部に固定される箱型の外ケース321と、外ケース321内に収納される内ケース323とを備える。外ケース321の側面には、操作窓322が設けられている。操作窓322は、内ケース323の一部を、第二方向D2の外側に露出させるように開口している。
内ケース323には、第一方向D1に長いガイド溝324が設けられている(図8参照)。ガイド溝324には、ロックピン33とバネ34が収納される。ロックピン33は、ガイド溝324内の所定範囲内で第一方向D1にスライド自在である。バネ34は、ロックピン33に対して、第一方向D1の外側に向けて付勢力を加えるように配されている。
ロックピン33は円柱状の金属部材であり、その軸方向が第一方向D1と平行になるように、ガイド溝324に収容されている。本文中で用いる平行の文言は厳密な意味に限らず、略平行な場合も含む。ロックピン33には、その軸方向と交差する方向(本実施形態では直交する方向)に突出するように、円柱状の操作バー335が一体に設けられている。
内ケース323には、ガイド溝324内の空間に連通する貫通溝36が設けられている。貫通溝36は、操作バー335を内ケース323の外側に突出させるように設けられている。
図9にも示すように、貫通溝36は、第一方向D1に長く形成されたスライド溝361と、スライド溝361の第一方向D1の一端側から延長された形状の前係止溝362と、スライド溝361の第一方向D1の他端側から延長された形状の後係止溝363とを含む。
本文中では、第一方向D1の外側(ロックピン33が突出する側)を前側と称し、第一方向D1の内側(ロックピン33が没入する側)を後側と称する。
前係止溝362は、スライド溝361の前側の部分の下端から、第二方向D2の内側に向けて延長された形状の貫通溝である。後係止溝363は、スライド溝361の後側の部分の下端から、第二方向D2の内側に向けて延長された形状の貫通溝である。
スライド溝361は、第二方向D2の外側に向けて開口する貫通溝であり、外側方に突出した姿勢の操作バー335が前後にスライド移動することができるように構成されている。
スライド溝361の前端縁部3615は、前側の部分ほど下側に位置するように傾斜している。操作バー335が、バネ34による前方への付勢力を伴って前端縁部3615に押し当たると、その付勢力の前端縁部3615に沿った分力によって、操作バー335は前係止溝362に導入される。
前係止溝362と後係止溝363はともに、下方に向けて開口する。前係止溝362と後係止溝363はそれぞれ、下方に突出した姿勢の操作バー335が係止されるように構成されている。
前係止溝362と後係止溝363の間には、第二方向D2の外側に向けて突出した突片状の係止部37が位置する。第一方向D1において、係止部37の前側に前係止溝362が設けられ、係止部37の後側に後係止溝363が設けられている。
さらに、外ケース321には、L字状の可動片35が所定範囲内で回転自在に装着されている。本実施形態の可動片35は、固定具32を介して第二側板22に装着されているが、固定具32を介さずに第二側板22に装着される構造も採用可能である。
可動片35は、平板状のストッパ片351と、ストッパ片351の一端縁部から直交する方向に延びた平板状の連結片352を、一体に有する金具である。
ストッパ片351には、その厚み方向に貫通する第二貫通孔350が設けられている。連結片352は、支軸部355を介して外ケース321に対して回転自在に連結される。
可動片35は、所定の退避姿勢とロック姿勢との間で、回転自在である。
退避姿勢は、図14、図15等に示すように、ストッパ片351が固定具32(外ケース321)の上方に位置するように、可動片35全体が後方に倒された位置である。
ロック姿勢は、図7等に示すように、ストッパ片351が固定具32の前方に位置するように、可動片35全体が前方に倒された位置である。ロック姿勢において、ストッパ片351は、僅かな隙間を介して外ケース321の前方に位置する。このとき、ロックピン33が前方に突出していれば、ロックピン33の先端部331がストッパ片351の第二貫通孔350に挿通される。ロックピン33の先端部331はテーパ状であり、より詳細には、先端側ほど小径となるように設けられた円錐台状の形状を有する。
上述した固定具32と、これに装備される各部材(ロックピン33、バネ34、可動片35等)と、第一側板21が備える第一貫通孔31によって、第一側板21と第二側板22を着脱自在に連結させる連結機構3が構成される(図1等参照)。連結機構3を用いて本実施形態の組み立てボックスを組み立てる手順については、後述する。
次に、蓋板4について、図1、図10〜図13に基づいて説明する。
図1等に示すように、蓋板4は、矩形板状の中空板材40で主体が構成されている。中空板材40は、第一側板21の中空板材210や第二側板22の中空板材220と同様に、ハニカム構造を有する合成樹脂製の板材401の厚み方向の両側に、鋼板(アルミ板)402を貼着したものである(図13参照)。
鋼板402は、加熱溶融させた板材401に対して、熱溶着により貼着させてもよいし、熱溶着以外の手段で鋼板402と板材401を貼り合せることも可能である。
図1や図12に示すように、中空板材40の周縁部には、金属製の枠体41が固定されている。枠体41は、四つのコーナー部材42と、四つのフレーム材43と、四つの裏当て部材44で構成されている。
コーナー部材42は、平面視矩形状である中空板材40の四つの角部にそれぞれ固定される金属部材である。コーナー部材42は、中空板材40の一つの角部の表側を覆うように固定される表板421と、該角部の外側方を覆うように固定される一対の側板423とを、一体に有する。一対の側板423は、平面視においてL字状に連続する。
図1や図10に示すように、コーナー部材42には、複数の固定孔425が設けられている。より詳細には、表板421に二つの固定孔425が設けられ、各側板423に一つの固定孔425が設けられている。
フレーム材43は、隣接するコーナー部材42同士を繋ぐように、中空板材40が有する四箇所の端縁部にそれぞれ固定される金属部材である。図11Bや図13に示すように、フレーム材43は、中空板材220の一つの端縁部の表面を覆うように固定される表板431と、該端縁部の裏面を覆うように固定される裏板432と、該端縁部の側面を覆うように固定される側板433とを、一体に有する。
表板431と裏板432は、互いに平行である。側板433は、表板431と裏板432に対してそれぞれ直交するように連続する。表板431と裏板432と側板433は、断面F字状に連続する(図13等参照)。
フレーム材43には、複数の固定孔435が設けられている。より詳細には、表板431の長手方向の両端部にそれぞれ一つの固定孔435が設けられ、側板433の長手方向の両端部にそれぞれ一つの固定孔435が設けられている。
裏当て部材44は、中空板材40の四つの角部の裏面にそれぞれ固定される金属部材である。蓋板4の四隅の裏面にそれぞれ金属製の裏当て部材44が位置することで、底板1上に第一側板21や第二側板22を積み重ね、その上に蓋板4を重ねた折り畳み状態において、底板1の四隅の起立片144にそれぞれ裏当て部材44が当たることになり、金属製の起立片144が蓋板4を削ることが抑制される。蓋板4のフレーム材43や鋼板402はアルミニウム製であるから、起立片144に当たると削られる場合がある。
裏当て部材44は、中空板材40の一つの角部の裏面に当てられる当接板441と、当接板441が有する二つの端縁部からそれぞれ上方に延設される一対の固定板442と、当接板441が有する他の端縁部から下方に延設される連結板443と、連結板443から延長される裏当て板444とを、一体に有する。
当接板441と裏当て板444は、上下方向に僅かな隙間S2(図13参照)をあけて互いに平行に位置する。この説明で用いる上下等の各方向は、収納空間S1の上方を覆うように蓋板4を載せた状態を基準とする。
裏当て部材44には、複数の固定孔445が設けられている。より詳細には、各固定板442に一つの固定孔445が設けられている。
図11A〜図11Dには、中空板材40の一つの角部に対して、裏当て部材44、フレーム材43及びコーナー部材42を順に装着する様子を示している。
図11Aに示すように、中空板材40の角部には、裏当て部材44をまず装着する。このとき、中空板材40の角部の裏面に当接板441が当接し、該角部の両側面に一対の固定板442が一対一で当接する。当接板441と裏当て板444の間には、スリット状の隙間S2が、外側方にむけて開口するように設けられる。
次いで、図11Bと図11Cに示すように、中空板材40の角部を挟んだ両側の端縁部に、それぞれフレーム材43を装着する。このとき、各フレーム材43の表板431が、中空板材40の端縁部の表面に当接する。各フレーム材43の裏板432が、裏当て部材44の隙間S2内に挿入される。
中空板材40の角部と、該角部に装着された裏当て部材44の当接板441は、各フレーム材43の表板431と裏板432の間で、上下に挟み込まれる(図13参照)。裏当て部材44の裏当て板444は、各フレーム材43の裏板432の長手方向の端部を、その下側から覆うように位置する。
次いで、図11Dに示すように、互いに突き合わされた二つのフレーム材43の端部を覆うように、コーナー部材42を装着する。
このとき、コーナー部材42の表板421が、各フレーム材43の表板431の長手方向の端部に当接する。表板421に設けられた一方の固定孔425は、二つのフレーム材43の一方が表板431に有する固定孔435に対して、上下に連通する。表板421に設けられた他方の固定孔425は、二つのフレーム材43の他方が表板431に有する固定孔435に対して、上下に連通する。
また、コーナー部材42が有する一対の側板423が、二つのフレーム材43の側板433の長手方向の端部に、一対一で当接する。一方の側板423に設けられた固定孔425は、二つのフレーム材43の一方が側板433に有する固定孔435と、裏当て部材44が有する二つの固定孔445の一方に対して、水平に連通する(図10、図13等参照)。他方の側板423に設けられた固定孔425は、二つのフレーム材43の他方が側板433に有する固定孔435と、裏当て部材44が有する二つの固定孔445の他方に対して、水平方向に連通する。
したがって、上下に連通する固定孔425,435を通じてビス等の固着具(図示略)を挿入し、水平に連通する固定孔425,435,445を通じてビス等の固着具(図示略)を挿入することで、中空板材40に対して、コーナー部材42、フレーム材43及び裏当て部材44が一括して固定される。
図13等に示すように、裏当て部材44は、フレーム材43の裏板432に嵌め込まれ、さらに裏板432と中空板材40の間に挟み込まれるので、裏当て部材44が固着具によって一括して固定されない構造も採用可能である。
図12等に示すように、中空板材40に裏当て部材44、フレーム材43及びコーナー部材42が装着された蓋板4において、裏当て部材44の下部を構成する裏当て板444が、蓋板4の各角部の裏面側に露出し、蓋板4を保護するように機能する。
次に、本実施形態の組み立てボックスを組み立てる手順について、図1、図14〜図16に基づいて説明する。
図14に示すように、底板1には、一対の第一側板21が装着されている。第一側板21の下端縁部には、互いに離れる方向に突出する一対の軸部217が設けられており、一対の軸部217が、それぞれ対応する軸孔143に挿通されることで、第一側板21は底板1に対して回転自在である。
図14に示す一対の第一側板21は、開方向に最大限に回転させた状態である。第一側板21を、底板1と重なるように倒れた状態から、図中の矢印R1で示す開方向に回転させると、起立片144に当たることで、図14に示す全開姿勢で保持される。この全開姿勢は、第一側板21が、鉛直に起立した姿勢からさらに外側に開いた姿勢(90°を超えて開いた姿勢)である。
ここで、一対の第二側板22を、底板1の対応する端縁部に向けてそれぞれ上方から挿し込むと(図15の矢印R2参照)、一対の第一側板21は、全開姿勢から内側に閉じる方向へと回転し(図15の矢印R3参照)、鉛直に起立した姿勢となる。
各第二側板22の第一方向D1の両側の端縁部は、両側の第一側板21が互いの対向面の端縁部に有する縦溝218(図3参照)に対して、スライド自在に嵌り込む。つまり、各第二側板22の第一方向D1の一端縁部が、一方の第一側板21が一端縁部に有する縦溝218に嵌り込み、各第二側板22の第一方向D1の他端縁部が、他方の第一側板21が一端縁部に有する縦溝218に嵌り込む。これにより、各第二側板22は鉛直に起立した姿勢で仮保持される。
次いで、第二側板22に装着されたロックピン33と可動片35を操作することで、仮保持された第二側板22を固定することができる。
具体的には、可動片35を前方に倒した後に、ロックピン33を前方にスライド移動させる手順で、第二側板22を固定することができる。また、ロックピン33を前方にスライド移動させた後に、可動片35を前方に倒すという別の手順でも、第二側板22を固定することができる。
図16A〜図16Dには、別の手順で第二側板22を固定する場合を示している。以下においては、図16A〜図16Dに基づいて各部の動作を説明する。
図16Aに示すように、第二側板22が一対の第一側板21間に挿し込まれた時点では、ロックピン33は後方に没入した位置にある。操作バー335は、下方に突出した姿勢で、後係止溝363内において係止部37に当たって係止されている。可動片35は、後方に倒された退避姿勢にある。
操作バー335に指を掛け、水平な姿勢となるまで引き上げる(図16A中の矢印R4参照)と、操作バー335は後係止溝363を脱出してスライド溝361に至り、バネ力によってスライド溝361を前方にスライド移動する(図16B中の矢印R5参照)。
前述したように、傾斜した前端縁部3615に操作バー335がバネ力を伴って押し当たると、操作バー335は前端縁部3615に沿って前係止溝362に導入される(図16B中の矢印R6参照)。
つまり、図16Aに示す状態から操作バー335を指で跳ね上げるだけで、操作バー335はスライド溝361を通じて前係止溝362にまで自動的に移動し、これに伴ってロックピン33は前方に突出する。図16B等に示すように、前方に突出したロックピン33の先端部331は、第一側板21が有する第一貫通孔31を通じて前方に突出する。
次に、退避姿勢にあった可動片35を前方に倒していくと(図16Cの矢印R7参照)、可動片35の一部を構成するストッパ片351が、ロックピン33の先端部331の側周面のうち上側部分に当たる。この先端部331はテーパ状であり、先端部331の上側部分は、前側ほど下に位置するように傾斜している。図16Cに示す位置からさらに可動片35を前方に倒すと(図16Dの矢印R8参照)、ロックピン33は、ストッパ片351に押されて僅かに後退し、ストッパ片351が図16Dに示すロック姿勢に至った時点で、ストッパ片351の第二貫通孔350内に、バネ力によって嵌り込む。これにより、可動片35はロック姿勢で固定される。なお、ロックピン33の先端部331の形状はテーパ状に限定されず、前側ほど下に位置するように傾斜した上側部分を有する形状であれば、他の形状も採用可能である。
図16Dに示すロック姿勢において、ストッパ片351は、第一側板21の上角部の前方を覆う位置で固定され、第一側板21の上角部を保持する。
一対の第二側板22のそれぞれにおいて、両側の上角部に備えるロックピン33と可動片35を上記のように操作することで、一対の第二側板22を、一対の第一側板21間に確実に固定することができる。
以上のように固定した一対の第一側板21と一対の第二側板22の間に、上方に開口した収納空間S1が形成され、この開口部分を塞ぐように蓋板4が着脱自在に被せられる(図17参照)。
なお、本実施形態の組み立てボックスにおいては、可動片35が、図16Cに示すようなロック姿勢には至らない姿勢で保持された場合でも、次いで蓋板4を被せることによっても、一対の第一側板21と一対の第二側板22を固定することができる。蓋板4を被せる際に、蓋板4の裏面の角部に設けられた裏当て板444によって可動片35が押し込まれ、図16Dのロック姿勢に至るからである。
また、本実施形態の組み立てボックスでは、可動片35をL字状に形成することによって、図16Dのロック姿勢にあるときの可動片35が、固定具32よりも上方に突出しないように設けている。そのため、蓋板4を被せて荷重が加わった状態で、裏当て板444に可動片35が押し当たって凹みを生じさせることが、抑制される。
また、本実施形態の組み立てボックスでは、蓋板4を被せた状態で、蓋板4の裏面側には、各第一側板21の上フレーム材215の上面全体と、各第二側板22の上フレーム材225の上面全体が当接し、蓋板4にかかる荷重が広い面積で支持される。そのため、組み立てボックスを複数積み重ねたときに安定しやすい。
また、本実施形態の組み立てボックスにおいては、第一側板21の下角部に傾斜面219を設けているので、図14に示すように第一側板21を最大限に回転させ、さらに第二側板22を挿し入れて図15に示す起立姿勢にまで戻す際に、第一側板21の下角部が底板1を削ることが抑制される。
また、本実施形態の組み立てボックスでは、第一側板21の下コーナー部材212や上コーナー部材213を、頭部が内側(収納空間S1側)に位置するようにリベットを打ち込んで中空板材210に固定し、第二側板22の下コーナー部材222や固定具32を、頭部が内側に位置するようにリベットを打ち込んで中空板材220に固定することで、内容物の保護を図っている。この場合、リベットの頭部とは反対側のカール部分が、第一側板21や第二側板22の外側に位置することになり、該カール部分が内容物に引っ掛かることが防止される。
また、本実施形態の組み立てボックスでは、第一側板21の下フレーム材214、上フレーム材215及び縦フレーム材216のそれぞれの複数個所を、工具等で打ち込んで凹状に変形させ、この変形部分を食い込ませることによって、接着剤等を用いることなく、中空板材210に対して簡単な作業でかつ確実に固定している。同様に、第二側板22の下フレーム材224、上フレーム材225及び縦フレーム材226のそれぞれ複数個所を、工具等で打ち込んで凹状に変形させ、この変形部分を食い込ませることによって、接着剤等を用いることなく、中空板材220に対して簡単な作業でかつ確実に固定している。
図14、図15、図17では、第二側板22の各フレーム材224,225,226において工具等で凹ませる箇所25を、「+」の印で示している。図示のように、凹ませる箇所25は、各フレーム材224,225,226の幅方向の中央部分が好ましい。この場合、各箇所25の凹みが、径が大きな円錐状となるように形成されやすく、各フレーム材224,225,226が安定的に固定される。
また、本実施形態の組み立てボックスでは、第一側板21において、L字状である下コーナー部材212を、下フレーム材214や縦フレーム材216よりも幅広に設け、図3等に示すように、下コーナー部材212の内側の角部分が下フレーム材214や縦フレーム216よりも内側にはみ出すように設けるとともに、この角部分は滑らかな円弧状に加工している。下フレーム材214や縦フレーム材216は、押し出し成形により一直線状に形成している。
また、L字状である上コーナー部材213を、上フレーム材215や縦フレーム材216よりも幅広に設け、上コーナー部材213の内側の角部分が上フレーム材215や縦フレーム216よりも内側にはみ出すように設けるとともに、この角部分は滑らかな円弧状に加工している。上フレーム材215や縦フレーム材216は、押し出し成形により一直線状に形成している。
仮に、下フレーム材214や縦フレーム材216の内側の角部分が、下コーナー部材212よりも内側にはみ出すと、この角部分が周囲のものに引っ掛かりやすくなり、上フレーム材215や縦フレーム材216の内側の角部分が、上コーナー部材213よりも内側にはみ出すと、この角部分が周囲のものに引っ掛かりやすくなるが、本実施形態の組み立てボックスによればこれが防止される。
同様に、第二側板22においては、L字状である下コーナー部材222を、下フレーム材224や縦フレーム材226よりも幅広に設け、図6等に示すように、下コーナー部材222の内側の角部分が下フレーム材224や縦フレーム226よりも内側にはみ出すように設けるとともに、この角部分は滑らかな円弧状に加工している。下フレーム材224や縦フレーム材226は、押し出し成形により一直線状に形成している。
仮に、下フレーム材224や縦フレーム材226の内側の角部分が、下コーナー部材222よりも内側にはみ出すと、この角部分が周囲のものに引っ掛かりやすくなるが、本実施形態の組み立てボックスではこれが防止される。
以上、添付図面に基づいて詳述したように、本実施形態の組み立てボックスは、第一の特徴として、下記の構成を具備する。
つまり、本実施形態の組み立てボックスは、底板1と、底板1上の収納空間S1を囲むように底板1の周縁部に組み立てられる複数の側板2と、複数の側板2に含まれる第一側板21と第二側板22の互いの上角部を着脱自在に連結させる連結機構3とを備える。本実施形態では、第一側板21と第二側板22はそれぞれ一枚の平板であるが、第一側板21と第二側板22の少なくとも一方が、二枚の平板をL字型に連結させた構造の側板であってもよい。
連結機構3は、第一貫通孔31と、固定具32と、ロックピン33と、バネ34と、可動片35とを備える。
第一貫通孔31は、第一側板21の上角部に設けられている。固定具32は、第二側板22の上角部に固定されている。ロックピン33は、固定具32に、その軸方向に沿って前後にスライド自在に配されている。バネ34は、ロックピン33を前方に付勢する。可動片35は、第二貫通孔350が形成されたストッパ片351を含み、第二側板22に回転自在に装着されている。
可動片35は、所定の退避姿勢とロック姿勢との間で回転自在であり、ロック姿勢にあるときに、ストッパ片351が固定具32の前方を覆うとともに、第一貫通孔31を通じて前方に突出したロックピン33の先端部331が、第二貫通孔350に嵌って可動片35をロックするように構成されている。
したがって、本実施形態の組み立てボックスによれば、ロックピン33と可動片35を操作することによって、隣接する第一側板21と第二側板22を確実に、かつ簡易な作業で連結させることができる。たとえば、本実施形態の組み立てボックスを上下反転させて内容物を移し替える作業を行った場合にも、第二側板22が脱落するようなことが防止される。
加えて、本実施形態の組み立てボックスは、付加的な第二の特徴として、下記の構成を具備する。
つまり、本実施形態の組み立てボックスにおいて、ロックピン33には、その軸方向と交差する方向に突出する操作バー335が設けられている。
固定具32には、貫通溝36が設けられている。貫通溝36は、スライド溝361と、前係止溝362と、後係止溝363とを含む。
スライド溝361は、操作バー335が外側方に突出した姿勢で前後にスライド移動することのできる溝である。前係止溝362は、スライド溝361に連通し、操作バー335が下方に突出した姿勢で係止されるように設けた溝である。後係止溝363は、スライド溝361に連通し、操作バー335が下方に突出した姿勢で係止されるように設けた溝である。
したがって、本実施形態の組み立てボックスによれば、操作バー335を指で操作することによって、ロックピン33の前後位置を簡単に切り替え、かつその位置に保持することができる。操作バー335は、前係止溝362や後係止溝363に係止されるときに、下方に突出した姿勢を保持するので、操作バー335が邪魔になることは抑制される。
さらに操作バー335は、係止溝362や後係止溝363に係止された姿勢において、第二側板22の厚みの範囲内に位置することが好ましい。このように設ければ、たとえば底板1上に第一側板21や第二側板22を積み重ねた折り畳み状態において、操作バー335が他の部材に当たって損傷を生じることが抑えられる。
加えて、本実施形態の組み立てボックスは、付加的な第三の特徴として、下記の構成を具備する。
つまり、本実施形態の組み立てボックスにおいて、スライド溝361は、前端縁部3615を有する。前端縁部3615は、バネ34の付勢力によって操作バー335が前係止溝362に導入されるように傾斜している。
したがって、本実施形態の組み立てボックスによれば、操作バー335を後係止溝363から外した後には、操作バー335はバネ34の付勢力によってスライド溝361を前方に移動し、さらに前端縁部365に当たって自動的に前係止溝362に導入されることとなり、簡単な操作が実現される。ロックを解除するには、操作バー335を操作して前係止溝362からスライド溝361に移動させ、バネ34の付勢力に抗して後退させた後に、操作バー335を後係止溝363に移動させればよい。
加えて、本実施形態の組み立てボックスは、付加的な第四の特徴として、下記の構成を具備する。
つまり、本実施形態の組み立てボックスにおいて、可動片35は、ストッパ片351と、第二側板22に回転自在に連結される連結片352とを一体に有するL字状の金具である。
したがって、本実施形態の組み立てボックスによれば、可動片35をロック姿勢に保持した状態で、蓋板4を被せて荷重を加えても、可動片35が蓋板4に当たって凹ませるといったことが抑制される。
また、本実施形態の組み立てボックスは、別の付加的な特徴として、下記の構成を具備する。
上述したように、本実施形態の組み立てボックスでは、複数の側板2がそれぞれ備えるコーナー部材(第一側板21の下コーナー部材212、上コーナー部材213、第二側板22の下コーナー部材222)とこれに隣接するフレーム材(第一側板21の下フレーム材214、上フレーム材215、縦フレーム材216、第二側板22の下フレーム材224、縦フレーム材226)において、フレーム材は、押し出し成形によって端面に直角な角部が形成されるのに対して、この端面に接するコーナー部材の端面は、その角部が湾曲して形成されるとともにフレーム材よりも内側にはみ出すように位置している。これにより、フレーム材の角部が引っ掛かりを生じるといった事態が防止される。
同様に、本実施形態の組み立てボックスでは、蓋板4が備えるコーナー部材42とこれに隣接するフレーム材43において、フレーム材43は、押し出し成形によって端面に直角な角部が形成されるのに対して、この端面に接するコーナー部材42の端面は、その角部が湾曲して形成されるとともにフレーム材43よりも内側にはみ出すように位置している。これにより、蓋板4においてもフレーム材43の角部が引っ掛かりを生じるといった事態が防止される。
以上、実施形態について説明したが、組み立てボックスは前記した実施形態に限定されず、適宜の設計変更を行うことや、公知の技術を組み合わせることが可能である。
1 底板
2 側板
21 第一側板
22 第二側板
3 連結機構
31 第一貫通孔
32 固定具
33 ロックピン
331 先端部
335 操作バー
34 バネ
35 可動片
350 第二貫通孔
351 ストッパ片
36 貫通溝
361 スライド溝
3615 前端縁部
362 前係止溝
363 後係止溝
S1 収納空間

Claims (2)

  1. 底板と、
    前記底板上の収納空間を囲むように前記底板の周縁部に組み立てられる複数の側板と、
    前記複数の側板に含まれる第一側板と第二側板の互いの上角部を着脱自在に連結させる連結機構と、を備え、
    前記連結機構は、
    前記第一側板の上角部に設けられた第一貫通孔と、
    前記第二側板の上角部に固定された固定具と、
    前記固定具に、その軸方向に沿って前後にスライド自在に配されたロックピンと、
    前記ロックピンを前方に付勢するバネと、
    第二貫通孔が形成されたストッパ片を含み、前記固定具に回転自在に装着された可動片と、を備え、
    前記可動片は、
    所定の退避姿勢とロック姿勢との間で回転自在であり、前記ロック姿勢にあるときに、前記ストッパ片が前記固定具の前方を覆うとともに、前記第一貫通孔を通じて前方に突出した前記ロックピンの先端部が、前記第二貫通孔に嵌って前記可動片をロックするように構成され
    前記ロックピンには、前記軸方向と交差する方向に突出する操作バーが設けられ、
    前記固定具には、貫通溝が設けられ、
    前記貫通溝は、
    前記操作バーが外側方に突出した姿勢で前後にスライド移動することのできるスライド溝と、
    前記スライド溝に連通し、前記操作バーが下方に突出した姿勢で係止されるように設けた前係止溝と、
    前記スライド溝に連通し、前記操作バーが下方に突出した姿勢で係止されるように設けた後係止溝と、を含み、
    前記スライド溝は、
    前記バネの付勢力によって前記操作バーが前記前係止溝に導入されるように傾斜した前端縁部を有する
    ことを特徴とする組み立てボックス。
  2. 前記可動片は、
    前記ストッパ片と、前記固定具に回転自在に連結される連結片と、を一体に有するL字状の金具である
    ことを特徴とする請求項1に記載の組み立てボックス。
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