JP6775684B2 - 室外機 - Google Patents

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Description

本発明は、室外機に関し、特に、制御装置の放熱を促すヒートシンクを備えている室外機に関するものである。
冷凍サイクル装置の室外機には、圧縮機等を制御する制御基板が設けられている。制御基板には、例えばインバーター等が設けられている。インバーターは、圧縮機の電動機を駆動する半導体素子等を含む。インバーターは、圧縮機の電動機を駆動すると発熱する。インバーターが発熱すると、インバーターを構成している半導体素子等の寿命が短くなる。また、インバーターが発熱することで、制御基板に設けられているその他の素子も発熱し、その素子の寿命が短くなる。このため、冷凍サイクル装置の室外機には、制御基板の放熱を促すヒートシンクが設けられているものがある。しかし、冷凍サイクル装置の運転時期が夏期である場合等では、ヒートシンクで放熱をしても、許容温度以上に制御基板の温度が上昇してしまう可能性が高まる。
そこで、膨張弁で減圧した冷媒によって、ヒートシンクを冷却する冷凍サイクル装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の冷凍サイクル装置は、ヒートシンクの放熱を促す冷却配管を備えている。この冷却配管は膨張弁よりも冷媒流れ方向の下流側であり、蒸発器よりも冷媒流れ方向の上流側に設けられている。特許文献1に記載の冷凍サイクル装置のヒートシンクは、膨張弁を通過して冷却された冷媒の冷熱を、冷却配管を介して受け取る。
特開2012−127591号公報
特許文献1に記載の冷凍サイクル装置は冷却配管を備えているため、ヒートシンクの冷却を促進することができる。しかし、特許文献1に記載の冷凍サイクル装置は冷却配管を備えているため、膨張弁を通過した冷媒の一部が冷却配管で蒸発してしまう。ここで、冷媒が蒸発することで蒸発器が冷却される。膨張弁を通過した冷媒の一部が冷却配管で蒸発してしまうと、蒸発器における冷媒の蒸発量が低下する。つまり、膨張弁を通過した冷媒の一部が冷却配管で蒸発してしまうと、蒸発器から流出する冷媒のエンタルピーと蒸発器に流入する冷媒のエンタルピーとの差分が小さくなる。したがって、特許文献1に記載の冷凍サイクル装置は冷却配管を備えているため、冷房能力が低下してしまう、という課題がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、冷房能力が低下することを抑制しながら、ヒートシンクの放熱を促進させることができる室外機を提供することを目的としている。
本発明に係る室外機は、風路を含む筐体と、風路に設けられている室外送風機と、筐体に設けられている圧縮機と、フィン及びフィンに接続されている伝熱管を含み、筐体に設けられている室外熱交換器と、圧縮機を制御する制御部を含み、筐体に設けられている制御基板と、筐体の風路に設けられ、制御基板に接触しているヒートシンクと、を備え、室外熱交換器の伝熱管は、室外熱交換器が凝縮器として機能するときに、ガス冷媒又は気液二相冷媒が流れる第1の領域と、第1の領域よりも冷媒流れ方向の下流側に設けられ、室外熱交換器が凝縮器として機能するときに、液単相冷媒が流れるように構成されている第2の領域とを含み、ヒートシンクは、室外熱交換器よりも、風路の空気流れ方向の下流側に配置され、ヒートシンクと第1の領域との間の第1の距離よりも、ヒートシンクと第2の領域との間の第2の距離の方が、短いものである。
本発明に係る室外機によれば、特許文献1の冷却配管のような構成がないため、室外熱交換器における冷媒の蒸発量が低下することを抑制することができる。このため、本発明に係る室外機は、冷房能力が低下することを抑制することができる。また、本発明に係る室外機によれば、ヒートシンクと第1の領域との間の第1の距離よりも、ヒートシンクと第2の領域との間の第2の距離の方が短いので、ヒートシンクにされる空気の温度の上昇が抑制される。このため、本発明に係る室外機はヒートシンクの放熱を促進させることができる。したがって、本発明に係る室外機によれば、冷房能力が低下することを抑制しながら、ヒートシンクの放熱を促進させることができる。
実施の形態1に係る室外機101を備えている冷凍サイクル装置100の冷媒回路構成等の説明図である。 実施の形態1に係る室外機101等の模式図である。 実施の形態1に係る室外機101の分解斜視図である。 実施の形態1に係る室外機101を空気の吹出口11B側から見たときの、室外機101の模式図である。 実施の形態1に係る室外機101を上側から見たときの、室外機101の模式図である。 実施の形態1に係る室外機101が備えるヒートシンクHs及び制御基板Cnt1の斜視図である。 実施の形態1に係る室外機101が備える制御部60の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る室外機101に設けられている各種構成の配置の説明図である。 室外熱交換器3の構成、及び、室外熱交換器3を流れる冷媒の流れを説明する模式図である。 実施の形態1に係る室外機101の変形例の説明図である。 実施の形態2に係る室外機101の分解斜視図である。 実施の形態2に係る室外機101に設けられている各種構成の配置の説明図である。 実施の形態3に係る室外機に設けられている各種構成の配置の説明図である。 実施の形態3に係る室外機が備える制御部60の機能ブロック図である。 実施の形態3に係る室外機の制御フローチャートである。 実施の形態4に係る室外機の室外熱交換器の模式図である。 実施の形態4の変形例1に係る室外機の室外熱交換器の説明図である。 実施の形態4の変形例2に係る室外機の室外熱交換器の説明図である。 実施の形態4の変形例3に係る室外機の室外熱交換器の説明図である。 実施の形態4の変形例4に係る室外機の室外熱交換器の説明図である。 実施の形態4の変形例5に係る室外機の室外熱交換器の説明図である。
以下、発明の実態に係る室外機101について、図面等を参照しながら説明する。ここで、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一、またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態において共通である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る室外機101を備えている冷凍サイクル装置100の冷媒回路構成等の説明図である。図1の矢印AR1は、冷凍サイクル装置100が暖房運転を実施しているときの冷媒の流れ方向を示し、図1の矢印AR2は冷凍サイクル装置100が冷房運転を実施しているときの冷媒の流れ方向を示している。図2は、実施の形態1に係る室外機101等の模式図である。なお、実施の形態1では、冷凍サイクル装置100が空気調和装置であるものとして説明する。
冷凍サイクル装置100は、室内機102と室外機101とを備えている。室内機102と室外機101とは冷媒配管Pで接続されている。室外機101には、冷媒を圧縮する圧縮機1、流路を切り替える四方弁2、冷媒を減圧させる絞り装置4、空気と冷媒とを熱交換する室外熱交換器3、及び、室外熱交換器3に空気を供給する室外送風機3A等を備えている。室内機102は、空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器5、及び室内熱交換器5に空気を供給する室外送風機5Aを備えている。
冷凍サイクル装置100は、室外機101に設けられている制御基板Cnt1と、室内機102に設けられている制御基板Cnt2を備えている。制御基板Cnt1と制御基板Cnt2とは通信ができるように通信線(図示省略)で接続されている。冷凍サイクル装置100は、制御基板Cnt1に取り付けられているヒートシンクHsと、ヒートシンクHsに設けられている第1のセンサーSE1とを備えている。第1のセンサーSE1はヒートシンクHsの温度を検出する。また、冷凍サイクル装置100は、外気温度を検出する第2のセンサーSE2と、室外熱交換器3の温度を検出する第3のセンサーSE3と、室内熱交換器5の温度を検出する第4のセンサーSE4とを備えている。また、冷凍サイクル装置100は、室内温度を検出する第5のセンサーSE5と、圧縮機1から吐出される冷媒の温度を検出する第6のセンサーSE6とを備えている。
図3は、実施の形態1に係る室外機101の分解斜視図である。
図4は、実施の形態1に係る室外機101を空気の吹出口11B側から見たときの、室外機101の模式図である。
図5は、実施の形態1に係る室外機101を上側から見たときの、室外機101の模式図である。なお、図中のZ方向は室外機101の高さ方向であり、図中のY方向は室外機101を通過する空気流れ方向であり、図中のX方向はZ方向及びY方向に直交する方向である。X方向及びY方向は水平面に平行である。
室外機101は、風路SP1及び圧縮機室SP2を含む筐体100aを備えている。筐体100aには、圧縮機1、室外熱交換器3及び室外送風機3A等が設けられている。筐体100aは、室外熱交換器3及び室外送風機3Aの上側に設けられている第1のパネル10と、空気の吹出口11Bが形成されている第2のパネル11と、室外機101外の空間と圧縮機室SP2とを区画する第3のパネル12とを備えている。また、筐体100aは、風路SP1と圧縮機室SP2とを区画する仕切板15を備えている。また、筐体100aは、圧縮機1及び室外熱交換器3等を支持する底板14を備えている。更に、筐体100aはバルブ17を収容するカバー13を備えている。第2のパネル11にはファングリル11Aが設けられている。
室外機101は、バルブ17と、バルブ17が取り付けられるバルブ取付板18とを備えている。バルブ17には冷媒配管P(図1及び図2参照)の端部が取り付けられる。
室外機101は、室外送風機3Aを支持するモーターサポート3A1を備えている。モーターサポート3A1は室外熱交換器3に取り付けられている。室外送風機3Aは、複数の羽根3B1と、ボス3B2と、電動機3Cと、シャフト3Dとを備えている。羽根3B1は、ボス3B2に放射状に設けられている。シャフト3Dの一端部はボス3B2に固定され、シャフト3Dの他端部は電動機3Cに固定されている。電動機3Cはモーターサポート3A1に取り付けられている。
仕切板15は、室外熱交換器3及び室外送風機3A等が配置される風路SP1と、圧縮機1等が配置される圧縮機室SP2とを区画している。仕切板15には取付板16が固定されている。取付板16には、制御基板Cnt1が取り付けられている。取付板16、ヒートシンクHs及び制御基板Cnt1は、風路SP1に設けられている。ヒートシンクHsは制御基板Cnt1に接触している。ヒートシンクHsは制御基板Cnt1に接触しているので、制御基板Cnt1の放熱が促進される。また、ヒートシンクHsは、風路SP1の空気流れ方向の下流側に配置されている。このため、室外送風機3Aが運転している場合にはヒートシンクHsに空気が供給され、ヒートシンクHsの放熱が促進される。なお、ヒートシンクHsに供給される空気は、室外熱交換器3を通過している。冷凍サイクル装置100が冷房運転を実施している場合には室外熱交換器3は凝縮器として機能する。このため、冷凍サイクル装置100が冷房運転を実施している場合には室外熱交換器3を通過した空気は温度が上昇する。冷凍サイクル装置100はヒートシンクHsの放熱をより促進させることができるように、ヒートシンクHsには温度上昇量が小さい空気が供給される。
図6は、実施の形態1に係る室外機101が備えるヒートシンクHs及び制御基板Cnt1の斜視図である。
制御基板Cnt1は、半導体素子を含むインバーターEを備えている。インバーターEの半導体素子は、例えばパワー半導体である。インバーターEは圧縮機1に設けられている電動機を駆動する機能を有する。インバーターEは、電源側の回路と、圧縮機1の電動機側の回路とに電気的に接続されている。外気温度が高い条件下では、その分、室内の熱負荷が高くなっている。このため、外気温度が高い条件下で冷凍サイクル装置100が冷房運転を実施する場合には、通常、制御基板Cnt1は圧縮機1の回転数を高く設定する。これにより、室内機102は室内温度を室内の設定温度にすみやかに近づけることができる。ここで、圧縮機1の回転数を高くすると、電源側の回路の電流(一次側電流)がその分増大する。このため、外気温度が高い条件下で冷凍サイクル装置100が冷房運転を実施する場合には、インバーターEの発熱量が増大する。
インバーターEの発熱量が増大すると、インバーターEを構成している半導体素子の温度が上昇し、インバーターEの寿命が短くなってしまう。また、インバーターEが発熱することで、インバーターEの周りの素子の温度も上昇し、その素子の寿命も短くなってしまう。このため、インバーターEにはヒートシンクHsが設けられている。これにより、インバーターEの放熱が促される。また、ヒートシンクHsは風路SP1に配置されているので、ヒートシンクHsには空気が供給され、ヒートシンクHsの放熱は更に促進される。
図7は、実施の形態1に係る室外機101が備える制御部60の機能ブロック図である。
制御基板Cnt1は制御部60を備えている。制御部60は、各種情報を記憶するメモリ61と、センサー信号が入力される入力部62と、各種の演算を行う処理部63と、圧縮機1等を制御する制御信号を出力する出力部64とを備えている。
入力部62は第1のセンサーSE1、第2のセンサーSE2、第3のセンサーSE3及び第6のセンサーSE6からのセンサー信号が入力される。また、入力部62には室内機102に設けられている制御基板Cnt2の制御部70から出力される情報も入力される。処理部63は動作制御部63Aを備えている。動作制御部63Aは、入力部62から取得した情報に基づいて圧縮機1等を制御する制御信号を生成する。出力部64は、処理部63で生成された制御信号を圧縮機1等へ出力する。
制御部60に含まれる各機能部は、専用のハードウェア、又は、メモリ61に格納されるプログラムを実行するMPU(Micro Processing Unit)で構成される。制御部60が専用のハードウェアである場合、制御部60は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(field-programmable gate array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。制御部60が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。制御部60がMPUの場合、制御部60が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせ、により実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ61に格納される。MPUは、メモリ61に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部60の各機能を実現する。メモリ61は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリである。
図8は、実施の形態1に係る室外機101に設けられている各種構成の配置の説明図である。図9は、室外熱交換器3の構成、及び、室外熱交換器3を流れる冷媒の流れを説明する模式図である。なお、室外熱交換器3には図示省略の分配器が取り付けられている。分配器を通った冷媒は、冷媒R1と冷媒R2とに分岐する。冷媒R1は領域Rg1aの伝熱管3aに流入し、冷媒R2は領域Rg1bの伝熱管3aに流入する。
室外熱交換器3は伝熱管3aと複数のフィン3bとを含む。伝熱管3aは、室外熱交換器3が凝縮器として機能するときに、ガス冷媒又は気液二相冷媒が流れる第1の領域Rg1と、第1の領域Rg1よりも冷媒流れ方向の下流側に設けられ、液単相冷媒が流れるように構成されている第2の領域Rg2とを含む。実施の形態1では、第1の領域Rg1は領域Rg1a及び領域Rg1bを含む。領域Rg1a及び領域Rg1bのいずれもが、第2の領域Rg2よりも冷媒流れ方向の上流側に設けられている。伝熱管3aには領域Rg1a及び領域Rg1bが並列に設けられている。
第1の領域Rg1の領域Rg1aは、冷媒が流入する入口IN1と、冷媒が流出する出口Out1を含む。入口IN1は領域Rg1aの最上流部であり、出口Out1は領域Rg1aの最下流部である。室外熱交換器3に流入する冷媒R1は、領域Rg1aの入口IN1及び出口Out1を通って、配管3cに流入する。
第1の領域Rg1の領域Rg1bは、冷媒が流入する入口IN2と、冷媒が流出する出口Out2を含む。入口IN2は領域Rg1bの最上流部であり、出口Out2は領域Rg1bの最下流部である。室外熱交換器3に流入する冷媒R2は、領域Rg1bの入口IN2及び出口Out2を通って、配管3cに流入する。配管3cでは、領域Rg1aの出口Out1から流出した冷媒と、領域Rg1bの出口Out2から流出した冷媒と、が合流する。
第2の領域Rg2は、冷媒が流入する入口IN3と、冷媒が流出する出口Out3を含む。入口IN3は第2の領域Rg2の最上流部であり、出口Out3は第2の領域Rg2の最下流部である。配管3cを流れる冷媒R3は、第2の領域Rg2の入口IN3及び出口Out3を通る。そして、冷凍サイクル装置100が冷房運転をしている場合には、出口Out3から流出した冷媒R4は、絞り装置4(図1参照)に流入する。
ヒートシンクHsに供給される空気Airは室外熱交換器3を通過している。冷凍サイクル装置100が冷凍運転を実施している場合には室外熱交換器3は凝縮器として機能している。したがって、空気Airは室外熱交換器3を通過することで温度が上昇する。制御基板Cnt1は外気温度が高くなるほど圧縮機1の回転数を増大させるので、外気温度が高くなるほど室外熱交換器3の凝縮温度が上昇する。また、外気温度が高くなるほど、室外熱交換器3に供給される前の空気Airの温度が高い。このため、外気温度が高くなるほど、ヒートシンクHsの放熱を促進させにくくなる。
冷媒が第1の領域Rg1に流入すると、空気Airは冷媒から凝縮潜熱を受け取って温度上昇し、冷媒は液化する。このとき、空気Airが冷媒から受け取る熱は潜熱であるため、冷媒の温度は変化しない。冷媒は第1の領域Rg1から第2の領域Rg2へ流入するときには液単相になっている。冷媒が第2の領域Rg2に流入すると、空気Airは冷媒から顕熱を受け取って温度上昇し、冷媒の温度は低下する。このため、第1の領域Rg1を流れる冷媒の温度よりも、第2の領域Rg2を流れる冷媒の温度の方が低い。したがって、第1の領域Rg1を通過した空気Airの温度よりも、第2の領域Rg2を通過した空気Airの温度の方が低い。ヒートシンクHsと第1の領域Rg1との間の第1の距離よりも、ヒートシンクHsと第2の領域Rg2との間の第2の距離の方が、短い。これにより、第1の距離よりも第2の距離が長い場合よりも、ヒートシンクHsの放熱が促進される。
第2の領域Rg2は第1の領域Rg1よりも上側に配置されている。実施の形態1では、第2の領域Rg2は室外熱交換器3のうちの最上部に設けられている。第2の領域Rg2の上端の高さは、高さ座標h1で表される。第2の領域Rg2の下端及び第1の領域Rg1の上端の高さは、高さ座標h2で表される。領域Rg1aの下端及び領域Rg1bの上端の高さは、高さ座標h3で表される。ヒートシンクHsは、高さ座標h1よりも下側であり高さ座標h2よりも上側に配置されている。制御基板Cnt1も、高さ座標h1よりも下側であり高さ座標h2よりも上側に配置されている。なお、高さ座標h1、高さ座標h2及び高さ座標h3の基準は、例えば底板14にすることができる。
室外熱交換器3の伝熱管3aは、水平方向に平行な複数の水平部tを含む。水平部nは、水平面に平行な配管である。実施の形態1において、室外熱交換器3の水平部nの合計本数は48である。水平部tは、第1の領域Rg1に設けられている第1の水平部nAと、第2の領域Rg2に設けられている第2の水平部nBとを含む。第1の水平部nA及び第2の水平部nBは、水平面に平行に延びる配管である。第1の領域Rg1の領域Rg1aの水平部の本数は20本である。第1の領域Rg1の領域Rg1bの水平部の本数は20本である。したがって、第1の水平部nAの本数は40本である。また、第2の水平部nBの本数は8本である。したがって、第2の水平部nBの本数は第1の水平部nAの本数よりも少ない。ここで、第2の水平部nBの本数が8本であることについて説明する。図9に示すように、第2の領域Rg2の伝熱管3aは、水平部n1、水平部n2、水平部n3、水平部n4、水平部n5、水平部n6、水平部n7及び水平部n8を備えている。水平部n1、水平部n2、水平部n3、水平部n4、水平部n5、水平部n6、水平部n7及び水平部n8の各々が、第2の水平部nBである。このように、第2の水平部nBの本数は8本である。また、第1の水平部nAについても第2の水平部nBと同じ要領で本数を数えることができ、第1の水平部nAの本数は40本となる。ここで、冷媒は、第2の領域Rg2の入口IN3に流入すると、水平部n1に流入する。水平部n1に流入した冷媒は、水平部n2、水平部n3、水平部n4、水平部n5、水平部n6、水平部n7及び水平部n8に順番に流入する。
第2の領域Rg2では液単相の冷媒の温度を下げ、冷媒に過冷却度をつけている。第2の領域Rg2は液単相の冷媒に過冷却度を予め定められた量、つけることができればよい。実施の形態1では、第2の領域Rg2の伝熱管3aの本数は、第1の領域Rg1の伝熱管3aの本数よりも少なくしている。これにより、第1の領域Rg1では冷媒がより確実に液化される。したがって、第2の領域Rg2には、第1の領域Rg1から液単相の冷媒がより確実に供給される。
図10は、実施の形態1に係る室外機101の変形例の説明図である。変形例では、第2の領域Rg2は第1の領域Rg1の領域Rg1aと領域Rg1bとの間に配置されている。領域Rg1aの上端の高さは、高さ座標h11で表される。第2の領域Rg2の上端及び領域Rg1aの下端の高さは、高さ座標h12で表される。第2の領域Rg2の下端及び領域Rg1bの上端の高さは、高さ座標h13で表される。ヒートシンクHsは、高さ座標h12よりも下側であり高さ座標h13よりも上側に配置されている。制御基板Cnt1も、高さ座標h12よりも下側であり高さ座標h13よりも上側に配置されている。なお、高さ座標h11、高さ座標h12及び高さ座標h13の基準は、例えば底板14にすることができる。変形例では、ヒートシンクHsの高さは、電動機3Cのボス3B2の高さと同じである。羽根3B1の先端に向かって流れる空気Airの流量よりも、ボス3B2に向かって流れる空気Airの流量の方が、大きい。したがって、変形例では、ヒートシンクHsに供給する空気Airの流量を増大させることができ、ヒートシンクHsの放熱の効率が上昇する。
実施の形態1の効果を説明する。室外機101は、特許文献1の冷却配管のような構成がない。このため、室外機101の室外熱交換器3では冷媒の蒸発量の低下が抑制される。したがって、室外機101の冷房能力の低下が抑制される。
実施の形態1において、ヒートシンクHsと第1の領域Rg1との間の第1の距離よりも、ヒートシンクHsと第2の領域Rg2との間の第2の距離の方が、短い。このため、第1の領域Rg1を通過してヒートシンクHsに供給される空気の量よりも、第2の領域Rg2を通過してヒートシンクHsに供給される空気の量の方が多くなる。
ここで、冷凍サイクル装置100が冷房運転を実施している場合には、室外熱交換器3は凝縮器として機能する。このため、室外熱交換器3を通過する空気は、室外熱交換器3を流れる冷媒の凝縮潜熱を受け取る。したがって、空気は室外熱交換器3を通過すると温度が上昇する。しかし、第2の領域Rg2は液単相冷媒が供給されるように構成されており、冷媒は第2の領域Rg2を流れる過程で温度が低下する。このため、室外熱交換器3に供給される空気は、第2の領域Rg2を通過するときに温度の上昇が抑制される。ヒートシンクHsには温度の上昇が抑制された空気が供給されるので、室外機101はヒートシンクHsの放熱を促進させることができる。したがって、実施の形態1に係る室外機101は、冷房能力が低下することを抑制しながら、ヒートシンクHsの放熱を促進させることができる。
実施の形態2.
図11は、実施の形態2に係る室外機101の分解斜視図である。図12は、実施の形態2に係る室外機101に設けられている各種構成の配置の説明図である。実施の形態2では実施の形態1と共通する構成については同一符号を付し、実施の形態1とは相違する内容を説明する。実施の形態2は、実施の形態1の構成に加えて、遮蔽部材19を備えている。
室外熱交換器3を通過する空気Airの流れ方向は、Y方向に平行であるとは限らない。つまり、第1の領域Rg1に流入した空気Airは、上昇して、ヒートシンクHsに供給される場合がある。ここで、実施の形態1で説明したように、第1の領域Rg1を通過した空気Airの温度よりも、第2の領域Rg2を通過した空気Airの温度の方が低い。したがって、第1の領域Rg1に流入した空気Airが上昇してヒートシンクHsに供給されると、ヒートシンクHsの放熱を促進させにくくなる。
実施の形態2に係る室外機101は、ヒートシンクHsの下に設けられている板状の遮蔽部材19を備えている。遮蔽部材19はX−Y平面に平行に設けられている。遮蔽部材19は仕切板15に固定されている。また、遮蔽部材19の高さは、第2の領域Rg2の下端の高さ座標h2と同じである。
実施の形態2の効果を説明する。実施の形態2に係る室外機101は遮蔽部材19を備えているので、第1の領域Rg1に流入した空気AirがヒートシンクHsに供給されることを抑制することができる。これにより、実施の形態2に係る室外機101は、ヒートシンクHsの放熱をより確実に促進させることができる。
実施の形態3.
図13は、実施の形態3に係る室外機に設けられている各種構成の配置の説明図である。実施の形態3では実施の形態1、2と共通する構成については同一符号を付し、実施の形態1、2とは相違する内容を説明する。実施の形態3は、実施の形態1の構成に加えて、流路切替装置20を備えている。つまり、実施の形態3に係る室外機は、冷媒を減圧する絞り装置4と伝熱管3aとに接続されている流路切替装置20を備えている。
流路切替装置20は、流入口a、第1の流出口b及び第2の流出口cを備えている。流入口aは、第1の領域Rg1の伝熱管3aの最下流部に接続されている。より詳細には、流入口aは、配管3cに接続されている。第1の流出口bは、第2の領域Rg2の伝熱管3aの最上流部に接続されている。より詳細には、第1の流出口bは配管3c1を介して第2の領域Rg2の入口IN3に接続されている。第2の流出口cは、絞り装置4に接続されている。より詳細には、第2の流出口cは配管3c2に接続されている。また、配管3c2は出口Out3に接続されている。更に、配管3c2は絞り装置4に接続されている。
図14は、実施の形態3に係る室外機が備える制御部60の機能ブロック図である。制御基板Cnt1の制御部60は、ヒートシンクHsの温度に基づいて流路切替装置20を制御する。つまり、制御部60は第1のセンサーSE1(図1、図4及び図5参照)からヒートシンクHsの温度に係るセンサー信号を取得する。制御部60は取得したセンサー信号に基づいて流路切替装置20を制御する。第1のセンサーSE1は本発明の温度センサーに対応する。制御部60の処理部63は判定部63Bを備えている。判定部63Bは第1のセンサーSE1から取得したヒートシンクHsの温度と、予め定められている基準温度と、を比較する機能を有する。実施の形態3において、予め定められている基準温度には、第1の基準温度T1と、第1の基準温度T1よりも低い第2の基準温度T2が含まれる。予め定められている基準温度は、メモリ61に格納されている。第1の基準温度T1は、インバーターE等が壊れてしまうことがないように設けられた温度である。第2の基準温度T2は、インバーターE等が壊れてしまうことはないが、半導体素子等の寿命を長くするために設けられた基準温度である。
図15は、実施の形態3に係る室外機の制御フローチャートである。なお、図15の説明では、第1のセンサーSE1から取得したヒートシンクHsの温度は、ヒートシンクHsの温度Tfと略記する。制御基板Cnt1の制御部60は、ヒートシンクHsの温度Tfを取得する(ステップS1)。
制御基板Cnt1の制御部60は、ヒートシンクHsの温度Tfが第1の基準温度T1よりも高いか否かを判定する(ステップS2)。制御基板Cnt1の制御部60は、ヒートシンクHsの温度Tfが第1の基準温度T1よりも高い場合には、第1の流出口bを閉とし、第2の流出口cを開とする(ステップS3)。ステップS3に制御が移行する場合は、制御基板Cnt1の半導体素子等が壊れてしまうことを回避する場合である。第1の流出口bを閉となるので、第2の領域Rg2には冷媒が流れない。このため、第2の領域Rg2は凝縮器として機能しない。このため、第2の領域Rg2を通過した空気は温度上昇が抑制されている。つまり、ヒートシンクHsには外気温度と同程度の温度の空気が供給される。このため、ヒートシンクHsの放熱の効率が向上する。
制御基板Cnt1の制御部60は、ヒートシンクHsの温度Tfが第1の基準温度T1以下であり、且つ、第2の基準温度T2よりも高いか否かを判定する(ステップS4)。制御基板Cnt1の制御部60は、ヒートシンクHsの温度が、第1の基準温度T1以下であり、且つ、第2の基準温度T2よりも高い場合には、第1の流出口b及び第2の流出口cを開とする(ステップS5)。ステップS5に制御が移行する場合は、制御基板Cnt1の半導体素子等が壊れてしまう可能性は低いが、ヒートシンクHsの放熱の効率を向上させた方がよい場合である。第1の流出口b及び第2の流出口cを開とするため、冷凍サイクル装置100が冷房運転を実施している場合には、一部の冷媒は第2の領域Rg2に流れ、残りの冷媒は絞り装置4に流れる。一部の冷媒は第2の領域Rg2に流れるため、第2の領域Rg2は凝縮器として機能する。このため、冷媒に過冷却度をつけることができる。また、全部の冷媒が第2の領域Rg2に流れるわけではないので、第2の領域Rg2を通過した空気は温度上昇が抑制されている。つまり、ヒートシンクHsには、温度の上昇が抑制された空気が供給される。このため、ステップS5では、ステップS3におけるヒートシンクHsの放熱の効率には劣るが、ヒートシンクHsの放熱の効率が向上する。
制御基板Cnt1の制御部60は、ヒートシンクHsの温度が第2の基準温度T2以下である場合には、第1の流出口bを開とし、第2の流出口cを閉とする(ステップS6)。ステップS6に制御が移行する場合は、制御基板Cnt1の半導体素子等が壊れてしまう可能性がステップS5よりも更に低い場合である。第1の流出口bを開とし、第2の流出口cを閉とするため、第1の領域Rg1から流出した冷媒の全てが、第2の領域Rg2に流入する。このため、冷媒に過冷却度をより確実につけることができる。
実施の形態3の効果を説明する。制御部60は、ヒートシンクHsの温度Tfに応じて流路切替装置20を制御する。すなわち、制御部60が上述のステップS3及びステップS5で説明したように流路切替装置20を制御することで、制御基板Cnt1の半導体素子等が壊れてしまうことを回避することができる。また、制御部60が上述のステップS5及びステップS6で説明したように流路切替装置20を制御することで、ヒートシンクHsの放熱の効率が向上する。更に、制御部60が上述のステップS6で説明したように流路切替装置20を制御することで、冷媒に過冷却度をより確実につけることができる。
実施の形態4.
図16は、実施の形態4に係る室外機の室外熱交換器30の模式図である。実施の形態4では実施の形態1〜3と共通する構成については同一符号を付し、実施の形態1〜3とは相違する内容を説明する。実施の形態4では、第1の領域Rg1の通風抵抗よりも、第2の領域Rg2の通風抵抗の方が小さい。通風抵抗は圧力損失と相関関係を有する。つまり、通風抵抗が大きくなると、圧力損失も大きくなる。ここで、圧力損失は、次の(式)ように表すことができる。
ΔP=λ×Q ・・・(式)
なお、ΔPは、室外熱交換器30の上流側の圧力と室外熱交換器30の下流側の圧力との差である。つまり、ΔPは室外熱交換器30を通過する空気の圧力損失である。λは、空気密度、室外熱交換器30の空気流れ方向に直交する断面積、及び抵抗係数等に基づいて定まる係数である。Qは、室外熱交換器30を通過する空気の風量である。
室外熱交換器30のフィン3bは第1の領域Rg1の伝熱管3aが固定されている第1のフィンfn1と、第1の領域Rg1の伝熱管3aが固定され、第1のフィンfn1にフィンピッチD1をあけて向かい合う第1のフィンfn2とを備えている。第1のフィンfn1及び第1のフィンfn2は、第1の領域Rg1の伝熱管3aが固定されている、隣接する任意のフィンである。また、フィン3bは第2の領域Rg2の伝熱管3aが固定されている第2のフィンfn3と、第2の領域Rg2の伝熱管3aが固定され、第2のフィンfn3にフィンピッチD2をあけて向かい合う第2のフィンfn4とを含む。第2のフィンfn3及び第2のフィンfn4は、第2の領域Rg2の伝熱管3aが固定されている、隣接する任意のフィンである。
実施の形態4の効果を説明する。実施の形態4では、フィンピッチD2は、フィンピッチD1よりも広い。これにより、第1の領域Rg1の通風抵抗よりも、第2の領域Rg2の通風抵抗の方が小さくなる。これにより、第2の領域Rg2の単位面積を通過する空気の流量が、第1の領域Rg1の単位面積を通過する空気の流量よりも、増大する。したがって、ヒートシンクHsに供給される空気の流量が増加し、ヒートシンクHsの放熱を促進することができる。
図17は、実施の形態4の変形例1に係る室外機の室外熱交換器31の説明図である。実施の形態4では、フィンピッチD2がフィンピッチD1よりも広い態様を説明したがそれに限定されるものではない。図17に示すように、第2の領域Rg2の伝熱管3aのZ方向のピッチpt2が、第1の領域Rg1の伝熱管3aのZ方向のピッチpt1よりも大きくてもよい。実施の形態4の変形例1においても、第2の領域Rg2の通風抵抗は、第1の領域Rg1の通風抵抗よりも小さくなる。
図18は、実施の形態4の変形例2に係る室外機の室外熱交換器32の説明図である。図18に示すように、第2の領域Rg2の伝熱管3aのY方向のピッチpt4が、第1の領域Rg1の伝熱管3aのY方向のピッチpt3よりも大きくてもよい。実施の形態4の変形例2においても、第2の領域Rg2の通風抵抗は、第1の領域Rg1の通風抵抗よりも小さくなる。
図19は、実施の形態4の変形例3に係る室外機の室外熱交換器33の説明図である。図19に示すように、第2の領域Rg2におけるフィン3bのY方向の幅W2が、第1の領域Rg1におけるフィン3bのY方向の幅W1よりも、狭くてもよい。実施の形態4の変形例3においても、第2の領域Rg2の通風抵抗は、第1の領域Rg1の通風抵抗よりも小さくなる。
図20は、実施の形態4の変形例4に係る室外機の室外熱交換器34の説明図である。図20に示すように、第2の領域Rg2における伝熱管3aのY方向の列数が、第1の領域Rg1における伝熱管3aのY方向の列数よりも、少なくてもよい。実施の形態4の変形例4においても、第2の領域Rg2の通風抵抗は、第1の領域Rg1の通風抵抗よりも小さくなる。図20では、第2の領域Rg2における伝熱管3aのY方向の列数が1となっており、第1の領域Rg1における伝熱管3aのY方向の列数が2となっている態様を一例として示している。
図21は、実施の形態4の変形例5に係る室外機の室外熱交換器35の説明図である。図21に示すように、第1の領域Rg1のフィン3bには、室外熱交換器3と空気Airとの熱交換を促進する切り起こし3b1が形成されている。一方、第2の領域Rg2のフィン3bには、切り起こし3b1が形成されていない。つまり、第2の領域Rg2のフィン3bの表面は平面である。実施の形態4の変形例5においても、第2の領域Rg2の通風抵抗は、第1の領域Rg1の通風抵抗よりも小さくなる。
実施の形態4の変形例1〜5においても、第2の領域Rg2の通風抵抗は、第1の領域Rg1の通風抵抗よりも小さくなる。このため、第2の領域Rg2の単位面積を通過する空気Airの流量が、第1の領域Rg1の単位面積を通過する空気Airの流量よりも、増大する。したがって、ヒートシンクHsに供給される空気Airの流量が増加し、ヒートシンクHsの放熱を促進することができる。
実施の形態1、実施の形態1の変形例、実施の形態2、実施の形態3、実施の形態4及実施の形態4の変形例1〜5は、適宜組み合わせることができる。
1 圧縮機、2 四方弁、3 室外熱交換器、3A 室外送風機、3A1 モーターサポート、3B1 羽根、3B2 ボス、3C 電動機、3D シャフト、3a 伝熱管、3b フィン、3b1 切り起こし、3c 配管、3c1 配管、3c2 配管、4 絞り装置、5 室内熱交換器、5A 室外送風機、10 第1のパネル、11 第2のパネル、11A ファングリル、11B 吹出口、12 第3のパネル、13 カバー、14 底板、15 仕切板、16 取付板、17 バルブ、18 バルブ取付板、19 遮蔽部材、20 流路切替装置、30 室外熱交換器、31 室外熱交換器、32 室外熱交換器、33 室外熱交換器、34 室外熱交換器、35 室外熱交換器、60 制御部、61 メモリ、62 入力部、63 処理部、63A 動作制御部、63B 判定部、64 出力部、70 制御部、100 冷凍サイクル装置、100a 筐体、101 室外機、102 室内機、Cnt1 制御基板、Cnt2 制御基板、D1 フィンピッチ、D2 フィンピッチ、E インバーター、Hs ヒートシンク、IN1 入口、IN2 入口、IN3 入口、Out1 出口、Out2 出口、Out3 出口、P 冷媒配管、Rg1 第1の領域、Rg1a 領域、Rg1b 領域、Rg2 第2の領域、SE1 第1のセンサー、SE2 第2のセンサー、SE3 第3のセンサー、SE4 第4のセンサー、SE5 第5のセンサー、SE6 第6のセンサー、SP1 風路、SP2 圧縮機室、T1 第1の基準温度、T2 第2の基準温度、Tf 温度、a 流入口、b 第1の流出口、c 第2の流出口、fn1 第1のフィン、fn2 第1のフィン、fn3 第2のフィン、fn4 第2のフィン、t 水平部、nA 第1の水平部、nB 第2の水平部、n1 水平部、n2 水平部、n3 水平部、n4 水平部、n5 水平部、n6 水平部、n7 水平部、n8 水平部。

Claims (15)

  1. 風路を含む筐体と、
    前記風路に設けられている室外送風機と、
    前記筐体に設けられている圧縮機と、
    フィン及び前記フィンに接続されている伝熱管を含み、前記筐体に設けられている室外熱交換器と、
    前記圧縮機を制御する制御部を含み、前記筐体に設けられている制御基板と、
    前記筐体の前記風路に設けられ、前記制御基板に接触しているヒートシンクと、
    を備え、
    前記室外熱交換器の前記伝熱管は、前記室外熱交換器が凝縮器として機能するときに、ガス冷媒又は気液二相冷媒が流れる第1の領域と、前記第1の領域よりも冷媒流れ方向の下流側に設けられ、前記室外熱交換器が凝縮器として機能するときに、液単相冷媒が流れるように構成されている第2の領域とを含み、
    前記ヒートシンクは、
    前記室外熱交換器よりも、前記風路の空気流れ方向の下流側に配置され、
    前記ヒートシンクと前記第1の領域との間の第1の距離よりも、前記ヒートシンクと前記第2の領域との間の第2の距離の方が、短い
    室外機。
  2. 前記第1の領域の前記伝熱管は、水平面に平行に延びる第1の水平部を含み、
    前記第2の領域の前記伝熱管は、水平面に平行に延びる第2の水平部を含み、
    前記第2の水平部の本数は、前記第1の水平部の本数よりも少ない
    請求項1に記載の室外機。
  3. 前記ヒートシンクは、前記第2の領域の下端よりも上側であり、前記第2の領域の上端よりも下側に配置されている
    請求項1又は2に記載の室外機。
  4. 前記第2の領域は、前記室外熱交換器のうちの最上部に設けられている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の室外機。
  5. 前記ヒートシンクの高さは、前記室外送風機のボスと同じである
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の室外機。
  6. 前記第1の領域の通風抵抗よりも、前記第2の領域の通風抵抗の方が小さい
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の室外機。
  7. 前記フィンは、
    前記第1の領域の前記伝熱管が固定されている第1のフィンと、
    前記第2の領域の前記伝熱管が固定されている第2のフィンとを含み、
    前記第2のフィンのピッチは、前記第1のフィンのピッチよりも広い
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の室外機。
  8. 前記ヒートシンクの下に設けられている板状の遮蔽部材を更に備えている
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の室外機。
  9. 前記遮蔽部材の高さは、前記第2の領域の下端の高さと同じである
    請求項8に記載の室外機。
  10. 前記ヒートシンクに設けられている温度センサーと、
    冷媒を減圧する絞り装置と前記伝熱管とに接続されている流路切替装置とを更に備え、
    前記流路切替装置は、前記第1の領域の前記伝熱管の最下流部に接続されている流入口と、前記第2の領域の前記伝熱管の最上流部に接続されている第1の流出口と、前記絞り装置に接続されている第2の流出口とを含み、
    前記制御基板の前記制御部は、前記ヒートシンクの温度に基づいて前記流路切替装置を制御する
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の室外機。
  11. 前記制御基板の前記制御部は、前記ヒートシンクの温度が第1の基準温度よりも高い場合には、前記第1の流出口を閉とし、前記第2の流出口を開とする
    請求項10に記載の室外機。
  12. 前記制御基板の前記制御部は、前記ヒートシンクの温度が、前記第1の基準温度以下であり、且つ、前記第1の基準温度より低い第2の基準温度よりも高い場合には、前記第1の流出口及び前記第2の流出口を開とする
    請求項11に記載の室外機。
  13. 前記制御基板の前記制御部は、前記ヒートシンクの温度が、前記第2の基準温度以下である場合には、前記第1の流出口を開とし、前記第2の流出口を閉とする
    請求項12に記載の室外機。
  14. 前記制御基板の前記制御部は、前記ヒートシンクの温度が、前記第1の基準温度より低い第2の基準温度以下である場合には、前記第1の流出口を開とし、前記第2の流出口を閉とする
    請求項11に記載の室外機。
  15. 前記風路に設けられ、前記制御基板が取り付けられている取付板と、
    前記風路と前記圧縮機が配置される圧縮機室とを区画し、前記取付板が固定されている仕切板と、を更に備えている
    請求項1〜14のいずれか一項に記載の室外機。
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