JP6775015B2 - 椅子及び座の支持機構 - Google Patents

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Description

本発明は、事務用回転椅子等に好適に適用され得る椅子に関するものである。
従来、オフィスや家庭等にて着座者が長時間快適な着座姿勢を維持することを目的とした事務用回転椅子をはじめとした椅子が多く考案されている(例えば、特許文献1参照)。
これらの事務用回転椅子は、着座者が作業を進める上で心地良いと感じた動作が可能なように、着座者の主に後傾、前傾動作に応じて座や背凭れが傾動し得るように構成されていたり、着座者の所要の姿勢が実現され得る位置に座および背凭れを固定し得るように構成されたりしている。
ところで、長時間事務用回転椅子に着座している着座者は通常、自らが快適とされる姿勢で静止しているように傍目には見られることがあるものの、実際には所要の姿勢から常に腰部および臀部、ひいては大腿部を動作させることにより、当該事務用回転椅子による快適な着座姿勢を保っていることが明らかとなってきた。
具体的に説明すると、多くの着座者は、一見自らにとって快適な着座姿勢にて静止しているように見られるものの、実際には、おおむね快適とされる姿勢における腰部および臀部の位置を平面視中心として面方向におけるあらゆる方向すなわち前後方向並びに左右方向に動作しながら、自らの着座による快適さを維持していることがわかってきた。加えて斯かる動作がスムーズに行える状態にある方が、着座者が違和感を覚えることも無く、さらには着座中の執務の作業効率の向上にも資するということがわかってきた。
それ故、着座者の上述したような挙動を好適にサポートし得るような機能を備えることが、現在の椅子には求められているということができる。
しかしながら、特許文献1の支持機構は、座が動作する方向は前後方向に限定されているため、上述したように着座者が腰部および臀部の位置を前後方向には快適に動作できるものの、同時に左右方向に動作させるといったことができないため、上述したような快適な着座姿勢を十分にサポートできているものとはいえない。また当該構成を有する椅子に別途左右方向に動作する支持構造を追加するとしても、座の動作方向は前後又は左右何れかの支持構造により強く影響されてしまい、着座者の所望の動作にスムーズに追従させるための格別の工夫を要することも考えられる。
また、上述したような快適な着座姿勢のコンセプトに近いものとして、特許文献2に示すような座の支持機構を備えたものを挙げることができる。
特開2012−010938号公報 特表平10−513374号公報
しかしながら、かかる特許文献2の支持機構は、着座者が前後左右に重心を移動させるにつれて、座は下端を支点に回動することでさらに支柱に掛かる倒れモーメントが大きくなるので、着座者がある適切な姿勢で静止するためには足で踏ん張る必要が出てくる。しかも、前後左右何れの方向に座を倒しても同じ挙動をするため、スツールには適するかも知れないが、執務椅子の場合、前と後ろでは着座者の体の動きが異なるし、前後と左右でも着座者の体の動きが異なるのが通例であることから、着座者の体の動きに適切に対応したサポートができるとは言い難い。
また、着座者が足で踏ん張ると、脚の下端がキャスタで支持されている場合にキャスタが逃げるおそれがあり、椅子の安定した利用が困難となる。特に、支柱を介して座が下端を支点とした回動動作を行うのみであるから、座の回動軌跡と着座者の膝から下の動きとが合致せず、前傾すれば足が突っかえるといった具合に不適切なサポート状態になり易い。
さらに、かかる支持機構は、着座者が着座することによって支柱が下降して下端が床に接地する構造であるため、座る度に座が沈み込む不具合があり、接地した状態で支柱が揺動することで床が傷つき易いという問題がある。
本発明は、上記のような課題を解消することを目的としており、特に着座者が基準位置から姿勢を変化させて前後方向並びに左右方向に指向性無く座を動かしている動作を繰り返すことに着眼し、このような動作を無理なく自然な形でサポートすることにより、着座者の体の動きに対応した適切なサポートができ、重心を移動させてもその後の姿勢で安定して使用することができ、その結果、着座者が長時間着座していても快適な着座感を得ることが可能で、ひいては高い作業効率を安定して維持し得る椅子を提供することを目的とするものである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る椅子は、床面から立設される脚と、前記脚の上方に設けられた座と、前記脚と前記座との間に介在する支持機構とを備え、前記支持機構が、前記座の下方に配置され、前記座を前後方向及び左右方向で指向性無く動作可能に接続する無指向性接続部を有することにより所定の軌跡に沿って移動可能に支持するものであって、前記座が所定の基準位置から移動するに従い当該座の移動方向先端側を下向きに傾斜させる座傾斜機能を備えるものであり、前記基準位置からの前記座の動作に伴い前記座の重心を上昇させることにより座を前記基準位置へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて発生させる復帰力発生機構をさらに備えたことを特徴とする。
すなわち本願発明者は、着座者自身が着座している基準位置を中心として前後左右へ腰部や臀部、大腿部を所定寸法動かしているが、この動かしたときに座が水平移動しながら傾斜するとともに、さらに基準位置に戻ろうとする揺れ戻し力が自然に得られるように座を動作させることにより、着座者のさらなる快適さを促し、ひいてはより疲れ難く作業効率を向上させ得るという利点に初めて着目することにより本発明に想到し得たものである。
ここで、「所定の軌跡」とは、座の特定箇所を、水平移動量と座面傾斜角と上下移動量とを関連づけた作動面上を連続的に動作させ得る軌跡を指す。その特定箇所は例えば重心位置がわかり易いが、重心以外の位置でも同じことである。換言すれば、当該所定の軌跡に沿った座の動作により、座の平面視の位置によってそれぞれ決められた唯一の上下移動量及び座面傾斜角が設定され、それらの位置に座が反復継続して案内されることとなる。
また、「無指向性接続部」における「無指向性」とは、基準位置や所定の任意の位置から平面視放射状に動作しようとしても、椅子の機構部品やその形状により前後方向にも左右方向にも影響されることなく動作し得る構成を意味している。
このようなものであれば、着座時の着座者の姿勢を好適に維持するのみならず、着座中の着座者の動き、具体的には、着座者が基準位置から前後方向並びに左右方向に指向性無く繰り返し座を動かすような動作が、椅子に設定された所定の動作方向や動作部品の形状により動作し易い方向に不要に影響されること無く、着座者の動作が好適にサポートされ得るものとなる。更に、着座者が前後左右に重心を移動させても、基準位置からの座の動作に伴い座の重心を上昇させることで基準位置へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて発生させる復帰力発生機構を適用することにより、支持機構に大きな倒れモーメントが掛からないように設計することが容易となるので、着座者がある適切な姿勢で静止するにあたって足で踏ん張る必要性を低減することができる。またこの場合、発生する復帰力は着座者の体重に応じて変化する為、着座者にとって好適な復帰力を得ることができる。すなわち、体重が軽ければ小さい復帰力が得られ、体重が重ければ大きい復帰力が得られる。更に、特に着座者が基準位置から前後方向並びに左右方向に指向性無く座を動かしている動作を繰り返すのに適した軌跡を与えることができるため、着座者の体の動きに適切に対応したサポート状態を実現することができる。
また、着座者が足で踏ん張ってバランスをとる必要性が低くなり、脚の下端がキャスタで支持されていてもキャスタが逃げるおそれが低減し、椅子の安定した利用が可能となる。特に、上記の支持機構によって支持された座は、床近くの特定の支点回りに単調な回動動作をしない設定ができるため、座の回動軌跡と着座者の膝から下の動きとを合致させ、前傾しても足が突っかえないような適切なサポート状態を実現することが容易となる。
さらに、かかる支持機構であれば、着座者が着座する度に座及び脚が沈み込むこといった不具合を生じることもなく、支柱の下端を床に接地させて回動させる場合のような不都合を伴うこともない。
以上により、本発明の椅子は、座面が傾くと傾いた方向に座が移動するため、着座者の体の動きに極めて良好にフィットし、着座時の着座者の人体の構造に起因する動作傾向を踏まえた上で当該動作を好適にサポートし得る椅子を構成することができる。その結果本発明によれば、着座者が長時間着座していても快適な着座感を得ることができ、ひいては高い作業効率を安定して維持し得る椅子を提供することができる。
また、座が移動するに従い基準位置に戻そうとする復帰力が働くため、着座者はロッキングチェアに着座しているがごとくゆらゆらとした心地良さを得ることができる。
以上の基本的作用効果に加え、無指向性接続部を、脚から座を懸吊して接続するようにしているので、より指向性が無い自由な動作と復帰力発生機構とを簡素な構成で併せて実現し得る
そして、当該無指向性接続部を、両端を前後方向および左右方向ともに回動可能に支持された上下方向に延びる自在継手構造をなすリンク部材とすることで、無指向性接続部をより安定して動作し得るようにすることができる
さらに、リンク部材を三つ設けたものとしているので、リンク部材に支持された座のがたつきを最小限に抑え、着座者により快適な着座感を与えることができる。
座の上下昇降機構を採用する場合に、かかる支持機構を上下昇降機構と融合した複雑な
構造とせずにコンパクトに構成するためには、脚が上下昇降機構を備え、座が前記上下昇
降機構の上方に設けられて、前記支持機構が前記上下昇降機構と前記座との間に介在して
いることが好ましい。
また作業中の着座者の動作により好適に追従し得るようにするためには、脚に対し座を
水平方向に回転可能に支持する回転支持機構を設けることが望ましい。
上下方向によりコンパクトに構成された椅子を実現するためには、リンク部材を、座の平面視中心を囲む位置に上下位置が重複するように設けたものとすることが好ましい。
また本発明の椅子は、床面から立設される脚と、前記脚の上方に設けられた座と、前記脚と前記座との間に介在する支持機構とを備え、前記支持機構が、前記座の下方に配置され、前記座を前後方向及び左右方向で指向性無く動作可能に接続する無指向性接続部を有することにより所定の軌跡に沿って移動可能に支持するものであって、前記座が所定の基準位置から移動するに従い当該座の移動方向先端側を下向きに傾斜させる座傾斜機能を備え、前記基準位置からの前記座の動作に伴い前記座の重心を上昇させることにより座を前記基準位置へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて発生させる復帰力発生機構をさらに備えたものであって、無指向性接続部を、所定の軌跡に沿って形成されたガイド面と、このガイド面に追従した相対動作を行うフォロワーとを有したものとしているので、上記の基本的作用効果に加えて、着座者の所望の動作に忠実に沿い得る座の動作を実現することができる。
上述した回転支持機構をよりコンパクトに構成するためには、ガイド面を一体に成形されたものとし、複数のフォロワーがガイド面に沿って前後および左右いずれの方向にも動作し得るように構成することにより支持機構と回転支持機構とを一体に構成することが望ましい。
重心移動機構をより簡素に構成するためには、支持機構を、フォロワーを複数有するものとし、これら複数のフォロワーが座の動作時に上昇するフォロワーと下降するフォロワーが常に存在するようにガイド面を設定するようにすればよい。
スムーズな座の動作を実現し得るようにするためには、ガイド面を、概略円錐形状をなしたものとすることが望ましい。
ここで、概略円錐形状とは、フォロワーが接し得る部分が円錐の外周面の形状をなしていれば円錐台形状でも良いことは勿論である。またガイド面とフォロワーの上下関係も問わない。すなわちガイド面は、下方向に面するフォロワーに接し得る山形形状をなしたものであっても、上方向に面するフォロワーに接し得るボウル形状であっても良い。
そしてガイド面に対してフォロワーが安定して接することにより座が安定して支持されるようにするためには、フォロワーが三箇所以上でガイド面に接する構成とすればよい。
椅子の移動のし易さを実現するため、脚は、床面に転動可能に接地するキャスタを有するものとすることが望ましい。つまり特表平10−513374号公報のように着座時に床面に対して摩擦力によりグリップしてしまう要素が接地してしまうものであると、座ったまま移動することができないという問題があった。それに対し本発明では、着座時において座が傾斜した状態であってもキャスタには水平方向の力が加わり難いことから別途床面に対し摩擦力を発生させるものも必要がなく、その結果、所要のときには着座者は座ったまま移動することができる。
支持機構単体で上記の座の挙動を実現するためには、支持機構は、座の下面を前後方向及び左右方向に指向性無く動作可能に支持しながら脚に接続する無指向性接続部を有、前記支持箇所が移動に従い当該座の移動方向先端側を下向きに傾斜させる軌跡を描くように構成するとともに、基準位置から前後又は左右方向に移動した座への支持箇所を前記基準位置へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて前記座の重心を上昇させることにより発生させる復帰力発生機構をさらに備えたものであって、
前記無指向性接続部が、前記脚から前記座を懸吊して接続するものであり、
前記無指向性接続部が、両端を前後方向および左右方向ともに回動可能に支持された上下方向に延びる自在継手構造をなすリンク部材であり、
前記リンク部材が三つ設けられていることが有効である。
あるいは、支持機構は、座の下面を前後方向及び左右方向に指向性無く動作可能に支持しながら脚に接続する無指向性接続部を有し、前記支持箇所が移動に従い当該座の移動方向先端側を下向きに傾斜させる軌跡を描くように構成するとともに、基準位置から前後又は左右方向に移動した座への支持箇所を前記基準位置へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて前記座の重心を上昇させることにより発生させる復帰力発生機構をさらに備えたものであって、
前記無指向性接続部が、前記所定の軌跡に沿って形成されたガイド面と、このガイド面に追従した相対動作を行うフォロワーとを有していることが有効である。
本発明は、以上説明した構成であるから、着座者が長時間着座していても快適な着座感を得ることができ、ひいては高い作業効率を安定して維持し得る椅子を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る外観図。 同実施形態に係る分解斜視図。 同実施形態に係る動作説明図。 本発明の第二実施形態に係る正面図。 同実施形態に係る分解斜視図。 同上。 同実施形態に係る動作説明図。 同実施形態の変形例に係る正面図。 第一実施形態の変形例に係る構成説明図。
以下、本発明の各実施形態を、図面を参照して説明する。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態に係る椅子は、オフィスや家庭にて好適に使用することができる事務用回転椅子等に好適に用いられるものである。
当該椅子は一例として、図1〜図3に示すように、背凭れの図示を省略し、座3の構成及び座面3aの位置がより明確となるよう図示しているものであり、背凭れの組み付けを否定するものではない。
脚1は、平面視放射状に形成された脚羽根11と、この脚羽根11の下側に取り付けられ床面に転動可能に接地するキャスタ12と、脚羽根11の中央から立設される脚支柱13と、この脚支柱13に内装されて座3を昇降可能に支持する昇降機構であるガススプリング14と、脚支柱13の上端近傍において、脚支柱13に対しガススプリング14のロッドを相対回転可能として座3を水平回転可能に支持する回転支持機構16と、ガススプリング14上端に設けられたプッシュボタン17を押圧することによりガススプリング14を伸縮させて座3の上下位置を調節するための操作レバー15とを有している。
座3は、本実施形態では座本体30を主体とし、この座本体30の上面を座面3aとしつつ、下面側には下方から支持されるための座受31が取り付けられたものである。
ここで、本実施形態に係る椅子は、脚1と座3との間に介在する支持機構たる継手支持機構7を備えている。そして当該継手支持機構7が、座3の下方に配置され、座3を前後方向及び左右方向で指向性無く動作可能に接続する無指向性接続部たる両端自在継手72を有することにより所定の軌跡に沿って移動可能に支持するものであって、座3が所定の基準位置(S)から移動するに従い当該座3の移動方向先端側を下向きに傾斜させる座傾斜機能を備えるものであり、基準位置(S)からの座3の動作に伴い座3の重心Gを上昇させることにより座3を基準位置(S)へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて発生させる復帰力発生機構たる重心移動機構Pをさらに備えたことを特徴とする。
また本実施形態に係る椅子は、脚1の一部から座3の一部を懸吊することによって座3を所定の軌跡に沿って前後方向および左右方向に動作可能に支持する支持機構7が、上下方向に延びるリンク部材を有したリンク機構である継手支持機構7であり、リンク部材が、両端を前後方向および左右方向ともに動作可能に支持された自在継手たる両端自在継手72である。そして本実施形態では、この両端自在継手72を介して座3および脚1が連結されるという継手支持機構7を設けることにより、座を前後方向および左右方向に動作可能に構成している。
また本実施形態に係る継手支持機構7は、単体で上記の座3の挙動を実現すべく、座3の下面を前後方向及び左右方向に指向性無く動作可能に支持しながら脚1に接続する無指向性接続部たる両端自在継手72を有するものであって、座3への支持箇所の移動に従い当該座の移動方向先端側を下向きに傾斜させる軌跡を描くように構成するとともに、基準位置(S)から前後又は左右方向に移動した座3への支持箇所を基準位置(S)へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて座3の重心Gを上昇させることにより発生させる復帰力発生機構たる重心移動機構Pをさらに備えたことを特徴とする。以下、継手支持機構7の構成について具体的に説明する。
継手支持機構7は、図1〜図3に示すように、脚1と座3との間に介在し座3を前後方向および左右方向に動作させるための所定の軌跡に沿って座3を動作可能に支持できるよう、上下方向に延びるリンク部材たる両端自在継手72を有したリンク機構を適用したものである。この継手支持機構7は、脚1の上端部分および座受31の下端部分に介在するように構成されているものである。
この継手支持機構7は、脚1の上端部分に設けられた懸吊板71と、この懸吊板71に上端部分が接続された両端自在継手72と、この両端自在継手72の下端部分に接続する揺動板73と、揺動板73から立設され懸吊板71よりも高い高さ位置で座3を支持する座支柱74とを有している。
懸吊板71は、脚1が具備している回転支持機構16により当該脚1の上端における水平回転可能な箇所に固定され且つ脚支柱13を周回した平面視環状をなすものであり、外側における三箇所において一部分を垂下させ、この垂下させた部分に両端自在継手72の上端と接続するための上接続穴75を穿ち設けている。
両端自在継手72は、懸吊板71の上接続穴75から上端部分を下方に垂下するように取り付けられるとともに、下端部分において揺動板73に接続している三本のリンク部材である。この両端自在継手72は上下方向に延びる継手本体76と、この継手本体76の上端に構成され懸吊板71に枢着されるための上接続部77と、継手本体76の下端に構成され揺動板73に枢着されるための下接続部78とを有している。そして三本のリンク部材たる両端自在継手72は、その上端部に設けられた上接続部77間の距離よりも、その下端部に設けられた下接続部78間の距離の方が短く設定されている。
揺動板73は、懸吊板71に両端自在継手72を介して懸吊支持された脚支柱13を中心とした平面視環状をなす板状のものであり、外周面における三箇所において両端自在継手72の下端部に設けられた下接続部78と接続するための下接続穴79を有している。
座支柱74は、揺動板73の上面における三箇所でそれぞれ下端部分が固定された、座3がなんら動作していない基準位置(S)で略鉛直方向へ立ち上がり、上端部分が座受31に固定されている。すなわち、座3は図示の通り上下の厚みが略一定に構成されているので、揺動板73の上面と座面3aとが略同じ向きを向くように構成される。そして当該座支柱74は両端自在継手72間の略中間位置に設けられることで、その動作が両端自在継手72自体並びにその動作と干渉しないように配置されている。
以下、本実施形態における座3の動作について説明する。図1では、座3が自重により静止している所定の基準位置(S)、図3では座3が何れかの方向に動作したときの座3の挙動を示している。図3に示す状態のみならず、座3が基準位置(S)から動作するときは何れの方向であっても重力に反する動作となる。具体的には、両端自在継手72の下端部に設けられた下接続部78の何れか又は全てが上昇することにより、座面3aの重心Gの位置が基準位置(S)から上昇する。そしてこのとき座には自ずと基準位置(S)へ戻す方向の重力による復帰力が掛かる。すなわち本実施形態では、この両端自在継手72が復帰力発生機構であり、且つ、基準位置(S)からの座3の動作に伴い座3の重心Gを上昇させる重心移動機構Pとして機能している。加えて動作した座面3aは図3に示すように、必ず動作先端側が下降する姿勢となる。これは上述した通り、両端自在継手72の上端部に設けられた上接続部77間の距離よりも、両端自在継手72の下端部に設けられた下接続部78間の距離の方が短く設定されていることに起因する。すなわち本実施形態ではこの両端自在継手72が、座傾斜機構Qの役割も担っている。
そして本実施形態に係る椅子は、上述したように両端自在継手72により三点で座3を懸吊するという簡素な構成にて上述の動作を実現し得る構造を適用しているため、事務用回転椅子のみならず、簡易型のスツールや、構造を簡素なものとした低廉な椅子を構成するのに適している。
以上のように、本実施形態に係る椅子は、着座時の着座者の姿勢が好適に維持されるのみならず、着座中の着座者の動きをも好適にサポートし得るものとなっている。具体的には無指向性接続部たる両端自在継手72を適用することにより、着座者が基準位置(S)から前後方向並びに左右方向に指向性無く繰り返し座3を動かすような動作が、椅子に設定された所定の動作方向や動作部品の形状により動作し易い方向に不要に影響されること無く、着座者の動作が好適にサポートされ得るものとなっている。更に、着座者が前後左右に重心を移動させても、復帰力発生機構を、基準位置(S)からの座3の動作に伴い座3の重心Gを上昇させる重心移動機構Pとすることにより、着座者がある適切な姿勢で静止するにあたって足で踏ん張る必要性を低減せしめている。加えて、前後方向と左右方向にそれぞれ適した軌跡を与えることができるため、前と後ろで着座者の体の動きが異なっても、或いは前後と左右で着座者の体の動きが異なっても、着座者の体の動きに適切に対応したサポート状態を実現している。
また、着座者が足で踏ん張ってバランスをとる必要性が低いため、脚1の下端がキャスタ12で支持されていてもキャスタ12が逃げるおそれが低減し、椅子の安定した利用が実現されている。特に、上記の継手支持機構7によって支持された座3は、床近くの特定の支点回りに単調な回動動作をしない設定ができるため、座3の回動軌跡と着座者の膝から下の動きとが合致或いは近接し、前傾しても足が突っかえないような適切なサポート状態を実現している。
さらに、かかる継手支持機構7により、着座者が着座する度に座3や脚1が沈み込むこといった不具合を生じることもなく、支柱のように下端を床に接地させて回動させる場合のような不都合を伴うこともない。以上により、本発明の椅子は、座面3aが傾くと傾いた方向に座3が移動するため、着座者の体の動きに極めて良好にフィットせしめている。
つまり本実施形態によれば、着座者が長時間着座していても快適な着座感を得ることができ、ひいては高い作業効率を安定して維持し得る椅子が実現されている。
加えて本実施形態では、脚1がガススプリング14を擁する上下昇降機構を備え、座3が上下昇降機構の上方に設けられて、支持機構2が上下昇降機構と座3との間に介在するようにしているので、かかる継手支持機構7を上下昇降機構と融合した複雑な構造とせずにコンパクトな構成を実現している。
また本実施形態では座3を横方向に回転可能に支持する回転支持機構16を有しているので、作業中の着座者の動作により好適に追従し得る。
そして本実施形態では、無指向性接続部を、脚1から座3を懸吊して接続する両端自在継手72としていることにより、より指向性が無い自由な動作と復帰力発生機構たる重心移動機構Pとを簡素な構成で併せて実現せしめている。
特に本実施形態では、無指向性接続部の一態様として、リンク部材を、両端を前後方向および左右方向ともに回動可能に支持された自在継手構造をなすリンク部材である両端自在継手72とし、当該両端自在継手72を介して座および脚1に連結されるものとしているので、よりフレキシブルで安定した動作を可能として着座者の動作への追従性をより向上せしめている。
そして本実施形態では、リンク部材たる両端自在継手72を、座3の平面視中心を囲む位置に上下位置が重複するように複数設けたものとして、上下方向によりコンパクトに構成された椅子を実現している。
また本実施形態では、三本のリンク部材たる両端自在継手72により座3を懸吊する構成を適用することによって、支持された座3のがたつきを最小限に抑え、着座者により快適な着座感を与えている。なお本実施形態は座3のより安定した支持を実現すべくリンク部材たる両端自在継手72を四本或いは五本以上とする構成を妨げるものではない。
加えて本実施形態では、脚1がキャスタ12を有するものとすることにより、座3が前後左右に動作しても椅子が容易に移動してしまうことを防止する一方で、所要のときには着座者は座ったまま椅子ごと移動することができる。つまり、特表平10−513374号公報のように着座時に座3を動作させるために床面に対して摩擦力によりグリップさせる要素が必要ない。
特に本実施形態では、継手支持機構7単体で上記の座3の挙動を実現すべく、単体で上記の座3の挙動を実現すべく、座3の下面を前後方向及び左右方向に指向性無く動作可能に支持しながら脚1に接続する無指向性接続部たる両端自在継手72を有するものであって、座3への支持箇所の移動に従い当該座の移動方向先端側を下向きに傾斜させる軌跡を描くように構成するとともに、基準位置(S)から前後又は左右方向に移動した座3への支持箇所を基準位置(S)へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて座3の重心Gを上昇させることにより発生させる復帰力発生機構たる重心移動機構Pをさらに備えているものとしている。
そして当該実施形態は勿論、複数本のリンク部材たる両端自在継手により座を懸吊する態様を限定するものではない。換言すれば、両端自在継手により座を下方から支持する態様を本発明から除外するものではない。
以下、本発明の他の実施形態及び変形例について説明していく。以下の実施形態並びに変形例において、上記実施形態の構成要素に相当するものに対しては同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略する。
<第二実施形態>
本発明の第二実施形態に係る椅子は、図4〜図8に示すように、回転椅子として好適に利用され得るものである。当該椅子は、床面に接地する脚1と、この脚1の上方に設けられた座3とを有している点は上記実施形態同様である。また、座3については本実施形態では図示の便宜上、板状をなす座受31のみを図示しているが、上記実施形態同様の態様をなす座3を適用しても良い。当該座3については、上記実施形態に係る座3とは異なり背凭れ4を一体的に設けない態様のものを適用してもよく、既存の構成のものを広く適用し得る。
また脚1については座3を回転可能に支持する脚1の一部としての回転支持機構16を有さない構成である以外は上記実施形態と同様の構成であるため説明を省略する。そして本実施形態に係る椅子は、脚1の上端部分から座受31に亘って支持機構が構成されている点は上記実施形態同様である。
しかしながら本実施形態に係る椅子は、当該支持機構の構成が上記実施形態とは異なることにより、併せて復帰力発生構および座傾斜機構Qも異なった態様として構成されている。
ここで、本実施形態に係る椅子は、脚1と座2との間に介在する支持機構たるガイド支持機構8を備えている。そして当該ガイド支持機構8が、座3の下方に配置され、座3を前後方向及び左右方向で指向性無く動作可能に接続する無指向性接続部たる摺接フォロワー82及びガイド曲面83を有することにより所定の軌跡に沿って移動可能に支持するものであって、座3が所定の基準位置(S)から移動するに従い当該座3の移動方向先端側を下向きに傾斜させる座傾斜機能を備えるものであり、基準位置(S)からの座3の動作に伴い座3の重心Gを上昇させることにより座3を基準位置(S)へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて発生させる復帰力発生機構たる重心移動機構Pをさらに備えたことを特徴とする。
すなわち本実施形態に係る椅子は、脚1と座3との間に介在し座3を前後方向および左右方向に動作させるための所定の軌跡に沿って形成されたガイド面およびこのガイド面に追従したスライド動作を行うフォロワーを有しこれらガイド面およびフォロワーの相対動作により座3を動作可能に支持する支持機構とを有している点は上記実施形態同様であるが、ガイド面が一体に成形されたガイド曲面83であり、複数のフォロワーたる摺接フォロワー82がガイド曲面83に沿って前後および左右いずれの方向にも動作し得るように構成することにより上記実施形態と同じ作用をなす支持機構としての役割に加え、座3を水平方向に回転可能に支持する回転支持機構としての役割をも担い得るガイド支持機構8を有しているものである。
また本実施形態に係るガイド支持機構8は、単体で上記の座3の挙動を実現すべく、座3の下面を前後方向及び左右方向に指向性無く動作可能に支持しながら脚1に接続する無指向性接続部たる摺接フォロワー82及びガイド曲面83を有するものであって、座3への支持箇所の移動に従い当該座3の移動方向先端側を下向きに傾斜させる軌跡を描くように構成するとともに、基準位置(S)から前後又は左右方向に移動した座3への支持箇所を基準位置(S)へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて座3の重心Gを上昇させることにより発生させる復帰力発生機構たる重心移動機構Pをさらに備えたことを特徴とする。
ガイド支持機構8は、図4〜図7に示すように、脚1と座との間に介在し座を前後方向および左右方向に動作させるための所定の軌跡に沿って座3を動作可能に支持できるよう、概略円錐形状又は円錐台形状をなすガイド曲面83を有するガイド板81とこのガイド曲面83上を何れの方向にも摺動し得る摺接フォロワー82とを有する構造を適用したものである。このガイド支持機構8は、脚1の上端部分および座受31の下端部分に介在するように構成されているものである。また本実施形態では特に図示していないが、当該ガイド支持機構8は、例えば座3を把持し椅子を持ち上げたときでもガイド曲面83及び摺接フォロワーが不要に離間し過ぎないような別異の構成を設けている。当該構成については既存の種々の構成を適用し得るため詳細な説明を省略する。
ガイド板81は、脚1の上端に固定された硬質素材からなるものであり、外縁近傍部分を平面視略真円形状下方に凹ませ、さらに凹ませた部分に囲まれた箇所を中央部分へ向けて漸次高くなるよう概略円錐台形状に***させた形状をなす。そして外縁近傍部部分を凹ませることにより形成された立面部分を摺接フォロワー82の動作範囲を規制する規制壁84とし、この規制壁84に囲まれた曲面をガイド曲面83としている。このガイド曲面83の形状は、具体的には、ガイド板81の外周近傍から中央へ近づくにつれ漸次斜度が大きくなるような曲面形状をなしている。なおガイド板81中央は本実施形態では平面状に構成されているが当該平面部分には摺接フォロワー82が乗り上げ得ないように設定されている。
摺接フォロワー82は、座受31に対し、本実施形態では少なくとも安定して自立し得る三つ以上の数である六箇所に、平面視正六角形の各頂点に該当する相対位置となるように、換言すれば真円の外形線上に等間隔に配され得る相対位置となるように配置されている。この摺接フォロワー82は、ガイド曲面83に摺接する概略球形状をなすフォロワー本体85と、このフォロワー本体85に下端部分を支持されるとともに上端部分が座受31に固定された座支持柱86とを有している。
以下、本実施形態における座3の動作について説明する。図4では、座受31のみ図示しているが座3が自重により静止している所定の基準位置(S)、図7では座3が何れかの方向に動作したときの座受31の挙動を示している。本実施形態では、図7に示す状態のみならず座3が基準位置(S)から動作するときは何れの方向であっても重力に反する動作となる。具体的には、これら六つの摺接フォロワー82が座の動作時に上昇する摺接フォロワー82と下降する摺接フォロワー82が常に存在するようにガイド面たるガイド曲面83が設定されている。これにより本実施形態の構成では、座受31の重心位置が基準位置(S)から上昇する。そしてこのとき座3には自ずと基準位置(S)へ戻す方向の重力による復帰力が掛かる。すなわち本実施形態では、このガイド曲面83および摺接フォロワー82が復帰力発生機構であり、且つ、基準位置(S)からの座3の動作に伴い座3の重心Gを上昇させる重心移動機構Pとして機能している。加えて動作した座受31は、動作先端側が下降する姿勢となっている。これは上述した通り、ガイド曲面83が概略円錐台形状をなしていることに起因する。すなわち本実施形態ではこのガイド曲面83が、座傾斜機構Qの役割も担っている。
<変形例>
上記の本実施形態では六つの摺接フォロワー82がそれぞれ座受31に固着された態様を開示したが勿論図8に示すように、摺接フォロワー82に別途スプリング87を配するようにしてもよい。
本変形例では摺接フォロワー82は、上記実施形態同様のフォロワー本体85および座支持柱86に加え、この座支持柱86と座受31との間に介在したスプリング87を更に有している。このスプリング87は、上端部分が座受31側に固定され下端部分が座支持柱86の上端に固定された圧縮コイルバネを内装したものである。これにより着座者が着座時に掛かる衝撃を緩和するとともに、よりスムーズな座3の動作にも資するものとなっている。
また図8に示すように、摺接フォロワー82の数は六つに限られないことは勿論であり、自立可能に構成できる三つ以上であれば、六つよりも多い数の摺接フォロワー82を同心円状に配しても良い。なお同変形例では十八個の摺接フォロワー82を同心円状に配している。
以上のような構成とすることにより、本実施形態並びに変形例に係る椅子によっても、第一実施形態同様の作用効果を奏し得るものとなっている。具体的には無指向性接続部たる摺接フォロワー82及びガイド曲面83を適用することにより、着座者が基準位置(S)から前後方向並びに左右方向に指向性無く繰り返し座3を動かすような動作が、椅子に設定された所定の動作方向や動作部品の形状により動作し易い方向に不要に影響されること無く、着座者の動作が好適にサポートされ得るものとなっている。
特に本実施形態では、ガイド面を一体に成形されたガイド曲面83とし、複数のフォロワーたる摺接フォロワー82がガイド曲面83に沿って前後および左右いずれの方向にも自由に摺接動作し得るように構成することで上記実施形態同様の支持機構と上記実施形態では脚1の一構成要素であった回転支持機構16と同様の回転支持機構とを一体に構成することにより、椅子全体をよりコンパクトなものとせしめている。
そして本実施形態では、摺接フォロワー82を複数、具体的には三つ以上有するものとし、これら複数の摺接フォロワー82が、座3の動作時に上昇する摺接フォロワー82と下降する摺接フォロワー82とが常に存在するようにガイド曲面83を設定することで、上記実施形態同様の重心移動機構Pをより簡素に構成せしめている。
加えて本実施形態では、ガイド面たるガイド曲面83を、概略円錐形状をなしたものとすることスムーズな座3の動作を実現し得るようにしている。
特に本実施形態では、摺接フォロワー82が常に三箇所以上でガイド曲面83に接する構成とすることで、ガイド曲面83に対して摺接フォロワー82が安定して接することにより座受31ひいては座3が安定して支持されるようになっている。
<変形例>
以下、上述した第一実施形態の変形例について図9に示して説明する。
本変形例に係る椅子は、上記継手支持機構7の構成を略踏襲しつつ、座受31並びに背凭れ4を取り付けるための構成をより具体的に示したものである。
すなわち当該椅子は、床面に接地する脚1と、この脚1の上方に設けられた座3とを有している点は上記実施形態同様である。また、座3については上述の通り背凭れ4が一体的に形成されていない。
継手支持機構7は、図9に示すように上記第一実施形態同様、脚1と座3との間に介在し座3を前後方向および左右方向に動作させるための所定の軌跡に沿って座3を動作可能に支持できるよう、上下方向に延びるリンク部材たる両端自在継手72を有したリンク機構を適用したものである。この継手支持機構7は、脚1の上端部分および座受31の下端部分に介在するように構成されているものである。
この継手支持機構7は、脚1の上端部分に設けられた懸吊板71と、この懸吊板71に上端部分が接続された両端自在継手72と、この両端自在継手72の下端部分に接続する揺動板73とを有している。
ここで本変形例では更に、上記実施形態に係る座支柱74に代えて、揺動板73から立設され懸吊板71よりも高い高さ位置で座3及び背凭れ4を支持する背座取付部74Aを設けている。
懸吊板71は、脚1が具備している回転支持機構16により当該脚1の上端における水平回転可能な箇所に固定され且つ脚支柱13を周回した平面視概略三角環状をなすものであり、角部分である三箇所において一部分を斜め上方に立ち上げ、この立ち上げさせた部分に両端自在継手72の上端と接続するための上接続穴75を穿ち設けている。また本実施形態では当該懸吊板71の平面視中央において下方に図示している脚1の構成要素を組み付け得るように形成しているとともに、ガススプリング14のプッシュボタン17を操作し得る操作レバー15を組み付けてなる。
両端自在継手72は、懸吊板71の上接続穴75から上端部分を下方に垂下するように取り付けられるとともに、下端部分において揺動板73に接続している三本のリンク部材である。この両端自在継手72は上下方向に延びる継手本体76と、この継手本体76の上端部に枢着され懸吊板71に更に枢着されるための上接続部77と、継手本体76の下端に枢着され揺動板73に更に枢着されるための下接続部78とを有している。そして三本のリンク部材たる両端自在継手72は、その上端部に設けられた上接続部77間の距離よりも、その下端部に設けられた下接続部78間の距離の方が短く設定されている。ここで本変形例では、継手本体76が上下の接続部7、78に枢着される方向と、当該上下の接続部77、78が懸吊板71並びに揺動板73に枢着される方向とが平面視直交している。これにより、本変形例に係る両端自在継手72は平面視何れの方向にも指向性無くスムーズに動作し得る。すなわちこの両端自在継手72は上記第一実施形態同様、無指向性接続部に相当する。
揺動板73は、懸吊板71に両端自在継手72を介して懸吊支持された脚支柱13を中心とした平面視三角環状をなす板状のものであり、外周面における三箇所において両端自在継手72の下端部に設けられた下接続部78と接続するための下接続穴79を有している。
背座取付部74Aは、揺動板73の上面における前後二箇所から懸吊板71を前後方向に跨ぐように設けられている。そしてこの背座取付部の前後方向中央から前端に亘る箇所には座受け31を動作可能に取り付けるための座取付部74Bが設けられるとともに、後側には背凭れ4を取り付けるための背取付部74Cが設けられている。
本変形例における座3の動作については上記実施形態同様、両端自在継手72により、座3が基準位置(S)から動作するときは何れの方向であって座面3aの重心Gの位置が基準位置(S)から上昇する復帰力発生機構たる重心移動機構Pが実現されている。加えて、本変形例においても両端自在継手72の上端部に設けられた上接続部77間の距離よりも、両端自在継手72の下端部に設けられた下接続部78間の距離の方が短く設定されていることにより、両端自在継手72が座傾斜機構Qの役割も担っている。
以上のように、本実施形態の変形例によっても、上記各実施形態同様の作用並びに効果を得ることができる。
特に本変形例では、座3及び背凭れ4をそれぞれ独立して取り付ける背座取付部74Aを設けることにより、上記実施形態同様のフレキシブルな動作に加え、座3及び背凭れ4が着座者の姿勢に応じた追従性の高い動作をも可能として着座者の着座感がより向上し得るものとなっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば上記実施形態では背凭れを設けたものにおいては座に一体的に設けられた態様のもののみを開示したが勿論、座とは別体に設けられたもの、さらには座と背凭れとが別体に設けられつつも、座の動作に応じて背凭れが動作し得るシンクロチルト機構を設けた態様であっても良い。特に、座に背凭れを設けると簡素な構成でシンクロチルト機構を得ることができる。
また、座の前部を折り曲げるベンディング機能を備えてもよく前後支持部と関連付けて座を前後方向の3箇所で支持させても良い。
そして上記各実施形態では肘を開示していなかったが勿論、上記各実施形態は肘を設けることを妨げない。特に、回転支持機構に直接又は間接に肘を設けたものであれば、座の動作に連動して肘が前後左右に動作しないので、着座者にさらなる安心感を与えることができる。
加えて上記実施形態では復帰力発生機構の構成として何れも重心移動機構Pとして開示していたが勿論、座を基準位置へ復帰させ得る構成であればバネ等の弾性手段を設けることを妨げない。
更に、座又は背凭れと、支持機構との間、若しくは支持機構内において、座の動作端に到達した際の衝突感を緩衝する「緩衝手段」を設けても良い。具体的には、座の下面側に設けられた接触部と、支持機構の外壁に設けられた被接触部との何れかに設けた緩衝部材や、支持機構においてガイド穴の端部に設けられフォロワーと接触する弾性部材等が挙げられる。
そして上記各実施形態では座を基準位置に保持するのはもっぱら座の自重を利用したものであったが、当該基準位置を任意に設定できるような「基準位置保持手段」を設けても良い。具体的には、座に設けられ座の重心位置を調整可能なバランサーといったものが考えられる。また着座者が着座していないときに座を基準位置に固定し着座時にロックが解除されるようなロック手段を支持機構の一部として設けても良い。このようなものであれば、着座前の座の不要な揺動を抑えて着座者が容易に基準位置にある座に着座し得るとともに、着座によりロックが解除されることで着座者は所望の座り心地を得ることができる。
また、座の具体的な形状や素材といったその他の詳細な構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、事務用回転椅子等に好適に適用され得る椅子に適用することができる。
1・・・脚
12・・・キャスタ
16・・・回転支持機構
14・・・上下昇降機構(ガススプリング)
3・・・座
7・・・支持機構(懸吊支持機構)
72・・・無指向性接続部(両端自在継手)
8・・・支持機構(ガイド支持機構)
82・・・無指向性接続部(摺接フォロワー)
83・・・無指向性接続部(ガイド曲面)
G・・・重心
P・・・復帰力発生機構(重心移動機構)
Q・・・座傾斜機能(座傾斜機構)
S・・・基準位置

Claims (12)

  1. 床面から立設される脚と、
    前記脚の上方に設けられた座と、
    前記脚と前記座との間に介在する支持機構と
    を備え、
    前記支持機構が、前記座の下方に配置され、前記座を前後方向及び左右方向で指向性無く動作可能に接続する無指向性接続部を有することにより所定の軌跡に沿って移動可能に支持、前記座が所定の基準位置から移動するに従い当該座の移動方向先端側を下向きに傾斜させる座傾斜機能を備え、
    前記基準位置からの前記座の動作に伴い前記座の重心を上昇させることにより座を前記基準位置へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて発生させる復帰力発生機構をさらに備えたものであって、
    前記無指向性接続部が、前記脚から前記座を懸吊して接続するものであり、
    前記無指向性接続部が、両端を前後方向および左右方向ともに回動可能に支持された上下方向に延びる自在継手構造をなすリンク部材であり、
    前記リンク部材が三つ設けられていることを特徴とする椅子。
  2. 脚が上下昇降機構を備え、座が前記上下昇降機構の上方に設けられて、前記支持機構が前記上下昇降機構と前記座との間に介在している請求項1に記載の椅子。
  3. 前記脚に対し前記座を水平回転可能に支持する回転支持機構を有している請求項1又は2記載の椅子。
  4. 前記リンク部材が、前記座の平面視中心を囲む位置に設けられている請求項1〜3の何れかに記載の椅子。
  5. 床面から立設される脚と、
    前記脚の上方に設けられた座と、
    前記脚と前記座との間に介在する支持機構と
    を備え、
    前記支持機構が、前記座の下方に配置され、前記座を前後方向及び左右方向で指向性無く動作可能に接続する無指向性接続部を有することにより所定の軌跡に沿って移動可能に支持、前記座が所定の基準位置から移動するに従い当該座の移動方向先端側を下向きに傾斜させる座傾斜機能を備え、
    前記基準位置からの前記座の動作に伴い前記座の重心を上昇させることにより座を前記基準位置へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて発生させる復帰力発生機構をさらに備えたものであって、
    前記無指向性接続部が、前記所定の軌跡に沿って形成されたガイド面と、このガイド面に追従した相対動作を行うフォロワーとを有していることを特徴とする椅子。
  6. 前記ガイド面が一体に成形されたものであり、前記複数のフォロワーがガイド面に沿って前後および左右いずれの方向にも動作し得るように構成することにより前記支持機構と前記回転支持機構とを一体に構成している請求項記載の椅子。
  7. 前記支持機構が、前記フォロワーを複数有するものであり、これら複数のフォロワーが前記座の動作時に上昇するフォロワーと下降するフォロワーが常に存在するように前記ガイド面が設定される請求項記載の椅子。
  8. 前記ガイド面が、概略円錐形状をなしたものである請求項6又は7記載の椅子。
  9. 前記フォロワーが、前記ガイド面に三箇所以上接したものである請求項6〜8の何れかに記載の椅子。
  10. 前記脚が、床面に転動可能に接地するキャスタを有するものである請求項1〜の何れかに記載の椅子。
  11. 座の下面を前後方向及び左右方向に指向性無く動作可能に支持しながら脚に接続する無指向性接続部を有、前記座の支持箇所が移動に従い当該座の移動方向先端側を下向きに傾斜させる軌跡を描くように構成するとともに、基準位置から前後又は左右方向に移動した座への支持箇所を前記基準位置へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて前記座の重心を上昇させることにより発生させる復帰力発生機構をさらに備えたものであって、
    前記無指向性接続部が、前記脚から前記座を懸吊して接続するものであり、
    前記無指向性接続部が、両端を前後方向および左右方向ともに回動可能に支持された上下方向に延びる自在継手構造をなすリンク部材であり、
    前記リンク部材が三つ設けられていることを特徴とする座の支持機構。
  12. 座の下面を前後方向及び左右方向に指向性無く動作可能に支持しながら脚に接続する無指向性接続部を有、前記座の支持箇所が移動に従い当該座の移動方向先端側を下向きに傾斜させる軌跡を描くように構成するとともに、基準位置から前後又は左右方向に移動した座への支持箇所を前記基準位置へ戻す方向の復帰力を移動量に応じて前記座の重心を上昇させることにより発生させる復帰力発生機構をさらに備えたものであって、
    前記無指向性接続部が、前記所定の軌跡に沿って形成されたガイド面と、このガイド面に追従した相対動作を行うフォロワーとを有していることを特徴とする座の支持機構。
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