JPH01291809A - 休息用家具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明はベツド、ソファ−あるいはソファ−ベツドな
どの休息用家具に関する。

（従来の技術） 一般に、上記ベツド、ソファ−あるいはソファ−ベツド
などの休息用家具は、基体とこの基体に設けられた利用
者が着座したり横たわるための部分とから構成されてい
る。

従来、利用者が着座したり横たわるための部分は上記基
体に固定して設けられていた。そのため、その部分がた
とえばロッキングチェアーのように揺れ動く場合に比べ
て利用時の快適性が低いということがあった。

そこで、本件出願人は実願昭６１−６２７２６号や特願
昭６１−８１７３５号に示されるように利用者が着座し
たり、横たわる部分を基体に対して揺動自在に設けるよ
うにした休息用家具を提案した。これらの先行技術は基
体と可動体とを有し、この可動体は上記基体に対してワ
イヤのような連結部材によって支持されている。したが
って、上記可動体は連結部材を湾曲させなから揺動でき
るようになっている。

ところで、上述した先行技術においては、上端を基体に
連結し、下端を可動体に連結した連結部材がほぼ鉛直に
設けられていた。そのため、連結部材を湾曲させながら
揺動する可動体の上面のたとえば前後方向の揺動の軌跡
は、前方へ揺動するときには前端が大きく上昇して後端
が下降し、後方へ揺動するときには後端が大きく上昇し
て前端が下降する動き、つまり逆への字状の動きとなる
。

そのため、上記可動体の上面は上下方向に大きく傾斜す
る動きとなり、前後方向の滑らかな動きとならないから
、可動体上に着座したり、横たわった利用者は可動体の
揺れが大きくなると、安定性が損なわれるということが
あった。

（発明が解決しようとする課題） このように、従来の休息用家具はその可動体が上下方向
に大きく変位する≠４動きのため、可動体上に着座した
り、横たわった利用者の安定幅が損なわれ、それによっ
て快適性も低下するということがあった。

この発明は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、可動体を上下方向に大きく変位させ
ることなく、滑らかな軌跡で揺動させることができるよ
うにした休息用家具を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段及び作用）上記課題を解決
するためにこの発明は、基体と可動体とを有し、この可
動体は上端を可動体に連結し下端を上記基体に連結した
連結部材によって揺動自在に設けられた休息用家具にお
いて、上記連結部材は、上記基体に連結された上端が上
記可動体に連結された下端よりも外方に向かって傾斜さ
せる。それによって、上記可動体をその上面が上下方向
に大きく変位することのない滑らかな凸曲面状の軌跡を
描きながら揺動させるようにした。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図と第２図は休息用家具としてのソファ−を示し、
このソファ−は基体１を備えている。この基体１は矩形
状の枠体２と、この砕体２の幅方向の両側にそれぞれ立
設された一対の縦桟３と、この縦桟３の上端に水平に架
設された横桟４とから構成されている。上記横桟４の両
端は下方に向かって所定の角度αで屈曲された屈曲部５
に形成され、各屈曲部５には軸線を上記屈曲部５と直交
させて筒状の上部規制部材６の一端がたとえば溶接など
によって固定されている。したがって、上記上部規制部
材６はその軸線が鉛直線に対して枠体２の前後方向内方
に向かって所定の角度αで傾斜している。

上記基体１の上方には可動体７が配置されている。この
可動体７は下面が開放した箱状体８を有する。この箱状
体８内の幅方向両端部にはそれぞれ前後方向に沿って仕
切板９が設けられ、これら仕切［９によって上記箱状体
８内の両側に収容部１１を区画形成している。

また、一対の仕切板９の前後方向両端部の下端にはそれ
ぞれ取付は部材１２が架設されている。

各取付は部材１２の上記収容部１１内に突出した両端部
にはそれぞれ筒状の下部規制部材１３が軸線を上記上部
規制部材６と同様鉛直線に対して枠体１の前後方向外方
に向けて角度αで傾斜させ、しかも上部規制部材６と軸
線を一致させて一端が溶接固定されている。

そして、対応する各一対の上部規制部材６と下部規制部
材１３とにはそれぞれ連結部材としてのワイヤ１４の両
端部が各規制部材６．１３と同軸に挿通されている。そ
して、ワイヤ１４の上端は上記横桟４の屈曲部５に固定
され、下端は上記取付は部材１２に固定されている。つ
まり、基体１の幅方向両側の前後方向両端に設けられた
合計４本のワイヤ１４はそれぞれ上端が下端よりも前後
方向外方に角度αで傾斜しており、これら４本のワイヤ
１４によって上記可動体７が基体１に対して揺動自在に
支持されている。

上記可動体７を構成する箱状体８の上面には座部クツシ
ョン体１５が設けられ、上面の後端側には背もたれ１６
が立設され、この背もたれ１６は背部クツション体１７
によって被覆されている。

このように構成されたソファ−によると、図示しない利
用者が座部クツション体１５に座って背部クツション体
１７に寄掛かった状態で可動体７に前後方向の力を加え
れば、この可動体７はワイヤ１４を湾曲させながら前後
方向に揺れ動くことになる。

上記可動体７を基体１に揺動自在に支持したワイヤ１４
は基体１の前後方向において上端が下端よりも外方に角
度αで傾斜している。そのため、可動体７が前方に揺動
するときには前端側のワイヤ１４の下端は第１図に矢印
ａで示すように上昇方向に揺動し、後端のワイヤ１４の
下端は矢印すで示すように同じく上昇方向に揺動する。

ここで、下端が基体１の前方に向かって傾斜した後端側
のワイヤ１４の下端の方が前端側のワイヤ１４の下端よ
りも上昇方向への変位が大きいから、可動体７の上面は
上記一対のワイヤ１４の下端の軌跡と逆の軌跡、つまり
前端側か後端側よりもわずかに下降する状態で凸曲面状
の円弧を描きながら揺動することになる。

また、可動体７か後方へ揺動するときには前方への揺動
のときとは逆に後端側がわずかに下降し、前端側か上昇
する凸曲面状の軌跡で揺動する。

したがって、可動体７の上面は凸曲面状の軌跡を描きな
がら前後方向に揺動する、つまりロキングチェアとほぼ
同じ状態で揺動することになる。

すなわち、可動体７はその上面が上下方向に大きく変位
することがなく、滑らかな凸曲面状の軌跡で前後方向に
揺動するから、この可動体７上に着座した利用者は快適
に休息することができる。

また、可動体７はロッキングチェアのように床面に接地
していないから、揺動時の摩擦抵抗が小さく、それによ
って騒音や振動が発生しずらい。

したがって、可動体７は静かに、しかも滑らかに揺動す
ることになる。さらに、揺動時の摩擦抵抗が少ないこと
によって上記可動体７は減衰の少ない揺動となる。つま
り、可動体７に一度外力を加えると、長時間にわたって
揺動することになる。

なお、この発明は上記一実施例に限定されず、たとえば
可動体を揺動自在に支持した連結部材であるワイヤは基
体の前後方向だけでなく、幅方向においても上端が下端
よりも外方に位置するように傾斜させておけば、可動体
を前後方向だけでなく幅方向に揺動させたときにも、前
後方向と同様の軌跡を描くように揺動させることができ
る。

また、ワイヤの傾斜角度を大きくしたり、小さくするこ
とによって上記可動体の上面が描く凸面の曲率を変える
ことができる。

また、休息用家具としてはソファ−に限定されず、ベツ
ドやソファ−ベツドなどであってもよいこと無論である
。

［発明の効果］ 以上述べたようにこの発明は、基体に可動体を揺動自在
に連結した連結部材を、その基体に連結した上端を可動
体に連結した下端よりも外方に状の軌跡を描きながら滑
らかに揺動し、前端側や後端側が上下方向に大きく変位
することがないから、利用者は心地よい揺れを楽しむこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は一部断面し
たソファ−の側面図、第２図は同じく正面図である。 １・・・基体、７・・・可動体、１４・・・ワイヤ（連
結部材）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基体と可動体とを有し、この可動体は上端を可動体に連
   結し下端を上記基体に連結した連結部材によって揺動自
   在に設けられた休息用家具において、上記連結部材は、
   上記基体に連結された上端が上記可動体に連結された下
   端よりも外方に向かって傾斜して設けられていることを
   特徴とする休息用家具。