JP2020082974A - 車室内撮像装置 - Google Patents

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竜起 帆谷
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Abstract

【課題】運転席及び助手席の乗員を適切に撮影する。【解決手段】車室内撮像装置Aは、近赤外線を出射する光源2と、車両のメータフード又はダッシュボードに配置されるカメラ1とを備え、カメラ1は、光源2から出射され、ユーザの顔により反射され、車両のメータフード又はダッシュボードより上方に配置された反射材により反射された近赤外線を用いて、ユーザの顔の撮像をする。例えば、カメラ1は、車両のフロントガラスRを反射材として用いて撮像をする。【選択図】図1

Description

本発明は、車室内撮像装置に関する。
車両の運転手などの乗員の様子を検知し、乗員の様子に応じた車両の制御が行われている。
従来、車両の運転手の顔面を撮影し得る。撮影装置がある(特許文献1参照)。この撮影装置は、ダッシュボードのフード部内に隠れた、乗員の死角位置に配置されたカメラによって乗員の顔面を撮影する。
特開2004−58799号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撮影装置は、運転手の顔面の撮影のために配置されているものであり、助手席に座っている乗員を撮影することができないという問題がある。
そこで、本発明は、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影し得る車室内撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車室内撮像装置は、近赤外線を出射する光源と、車両のメータフード又はダッシュボードに配置されるカメラとを備え、前記カメラは、前記光源から出射され、ユーザの顔により反射され、前記車両のメータフード又はダッシュボードより上方に配置された反射材により反射された近赤外線を用いて、前記ユーザの顔の撮像をする。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明に係る車室内撮像装置は、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影できる。
図1は、実施の形態に係る撮像装置による撮像の際の撮像装置とユーザとの位置を模式的に示す横面図である。 図2は、実施の形態に係る撮像装置による撮像の際の撮像装置とユーザとの位置を模式的に示す上面図である。 図3は、実施の形態に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態に係る撮像装置の撮像により生成される画像の一例を示す説明図である。 図5は、実施の形態に係る撮像装置について、フロントガラスを反射材として用いる場合を示す模式図である。 図6は、実施の形態に係る撮像装置について、HUD(Head Up Display)の表示板を反射材として用いる場合を示す模式図である。 図7は、実施の形態に係る撮像装置について、膨出した形状を有する反射材を用いる場合を示す模式図である。 図8は、実施の形態に係るカメラに気流を当てる構成を示す模式図である。
本発明の一態様に係る車室内撮像装置は、近赤外線を出射する光源と、車両のメータフード又はダッシュボードに配置されるカメラとを備え、前記カメラは、前記光源から出射され、ユーザの顔により反射され、前記車両のメータフード又はダッシュボードより上方に配置された反射材により反射された近赤外線を用いて、前記ユーザの顔の撮像をする。
上記態様によれば、車室内撮像装置は、車両のメータフード又はダッシュボードより上方の、近赤外線の進行を妨げる障害物が比較的少ない空間を進行する近赤外線を用いてユーザの撮像を行う。よって、車室内撮像装置は、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影することができる。
例えば、前記カメラは、前記車両のフロントガラスを前記反射材として用いて前記撮像をする。
上記態様によれば、車室内撮像装置は、車両のフロントガラスを反射材としても兼用することによって、フロントガラスの他に反射のための部材を備えることなく、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影することができる。
例えば、前記カメラは、近赤外線を反射する反射部材を混入した前記フロントガラス、又は、近赤外線を反射する反射フィルムを張り付けた前記フロントガラスを前記反射材として用いて前記撮像をする。
上記態様によれば、車室内撮像装置は、通常のフロントガラスより反射部材又は反射フィルムによって反射率を向上させたフロントガラスを反射材としても兼用することによって、運転手及び助手席の乗員を適切に撮影することができる。
例えば、前記カメラは、前記車両のダッシュボード又はメータフード上に配置された、ヘッドアップディスプレイ装置の表示板を前記反射材として用いて前記撮像をする。
上記態様によれば、車室内撮像装置は、車両が備えるヘッドアップディスプレイ装置の表示板を反射材としても兼用することによって、当該反射材の他に反射のための部材を備えることなく、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影することができる。
例えば、前記カメラは、前記ヘッドアップディスプレイ装置の投光部に備えられている。
上記態様によれば、車室内撮像装置は、ヘッドアップディスプレイ装置に内蔵されたカメラを用いて撮像する。そのため、車両に別途、カメラを設置する必要がなく、部品点数の削減による低コスト化、設置作業の簡易化の利点がある。
例えば、前記光源は、前記ユーザの顔に、反射を介さずに近赤外線を照射する位置及び向きに配置されている。
上記態様によれば、車室内撮像装置は、光源が出射する光の強度が比較的弱い場合でも、撮像に十分な光がカメラに受光され、撮像に用いられ得る。そのため、比較的低い性能を有する光源を用いることができ、低コスト及び低発熱の利点がある。
例えば、前記光源と、前記カメラとは、互いに異なる位置に配置されている。
上記態様によれば、車室内撮像装置は、光源が発する熱がカメラに伝わることが抑制され、高温によるカメラの故障又は誤作動を回避し得る。
例えば、前記光源は、前記車両のフロントガラスの上部に配置されている。
上記態様によれば、車室内撮像装置は、光源が出射する近赤外線が、運転席又は助手席とフロントガラスとの間の、近赤外線の進行を妨げる障害物が比較的少ない空間を進行する。よって、車室内撮像装置は、近赤外線の進行が妨げられることがより少なくなることによって、より一層適切に、運転席及び助手席の乗員を撮影することができる。
例えば、前記反射材は、前記車両の後方に向けて膨出した形状を有する。
上記態様によれば、車室内撮像装置は、膨出した形状を有する反射材(いわゆる凸面鏡)により、より広い範囲の撮像対象を撮像することができる。
例えば、前記反射材は、可視光線を透過する。
上記態様によれば、車室内撮像装置は、ユーザにより視認されない反射材を用いて撮像をすることができる。よって、車室内撮像装置による撮像のためだけに車室内に設けられる部材としての反射材がユーザに違和感を与えることを抑制する。よって、車室内撮像装置は、ユーザに違和感を与えることを抑制しながら、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影することができる。
例えば、前記カメラは、少なくとも前記カメラのレンズに前記車両のデフロスタが生成する気流が当たる位置に配置されている。
上記態様によれば、車室内撮像装置は、デフロスタが生成する気流によりカメラのレンズの表面に付着し得る霜又はほこりなどを除去することができる。よって、車室内撮像装置は、カメラのレンズの表面に霜などが付着することを回避することにより、運転席及び助手席の乗員のより適切な画像を得ることができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
本実施の形態において、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影できる撮像装置Aについて説明する。撮像装置Aは、車室内撮像装置に相当する。
撮像装置Aは、車両の車室内において、運転席及び助手席の少なくとも一方に座っているユーザを撮影することができる。そして、撮像装置Aは、運転席及び助手席の乗員を適切に撮像し、運転席及び助手席それぞれの乗員の有無、又は、乗員の顔の向き、視線若しくは姿勢などの情報を取得し得る。
図1は、本実施の形態に係る撮像装置Aによる撮像の際の撮像装置Aとユーザとの位置を模式的に示す横面図である。図2は、本実施の形態に係る撮像装置Aによる撮像の際の撮像装置Aとユーザとの位置を模式的に示す上面図である。なお、下記説明において、各図面中に示すXYZ座標軸を用いた説明を行う場合もある。また、Z軸のプラス方向及びマイナス方向を、それぞれ、上(上方向)及び下(下方向)といい、Y軸のプラス方向及びマイナス方向を、それぞれ、前(前方向)及び後ろ(後方向)といい、X軸のプラス方向及びマイナス方向を、それぞれ、右(右方向)及び左(左方向)ということもある。図1等に示されるように、Y軸プラス方向は、車両の進行方向でもある。
図1及び図2に示されるように、撮像装置Aは、カメラ1と、光源2とを備える。また、撮像装置Aは、撮像の際に、車両に備えられる反射材Rであって、車両のメータフード又はダッシュボードより上方に配置された反射材Rを利用する。反射材Rの一例は車両のフロントガラスであり、この場合を図示しているが、他の例を後で詳しく説明する。
光源2は、カメラ1による撮像のための光を出射する光源である。撮像のための光は、例えば近赤外線(ピーク波長は940nm〜950nm程度)である。
光源2は、運転席又は助手席に座っているユーザUに光を照射することができる位置及び向きに配置される。例えば、光源2は、ユーザUの顔に、反射を介さずに光を照射する位置及び向きに配置されていてもよい。言い換えれば、光源2は、運転席又は助手席に座っているユーザUの前方に、車両の後方向きに光を出射する向きに配置されていてもよい。より特定的には、光源2は、車両のフロントガラスの上部に配置されていてもよい。このようにすると、光源2が出射する光の強度が比較的弱い場合でも、撮像に十分な光がカメラ1に受光され、撮像に用いられ得る利点がある。
光源2は、撮像のための光L1を出射する。光L1は、ユーザUの顔に向かって進行し、ユーザUの顔に反射されて光L2となる。光L2は、反射材Rに向かって進行し、反射材Rに反射されて光L3となる。光L3は、カメラ1に向かって進行し、カメラ1に受光される。反射材Rの具体的な構成は、あとで詳しく説明する。
カメラ1は、ユーザUの顔を撮像するカメラである。カメラ1は、光源2とは異なる位置に配置されている。カメラ1は、光源2から出射された光(例えば近赤外線)を用いてユーザUの顔を撮像する。
カメラ1は、車両のメータフード又はダッシュボードに配置されている。より具体的には、カメラ1は、メータフード又はダッシュボード上の、車両の左右方向の中央付近の位置に配置されている。また、カメラ1は、反射材Rによって反射された光L3を受光できる向きに、つまり、車両の前方かつ斜め上方を向いて、配置されている。
このようにして、カメラ1は、光源2から出射され、ユーザUの顔により反射され、反射材Rにより反射された光を用いて、ユーザUの顔の撮像をする。
なお、カメラ1が撮像に用いる光、及び、光源2が出射する光は、近赤外線の代わりに可視光線を用いることも可能である。ただし、近赤外線を用いれば、近赤外線が視認されにくいことにより、ユーザが撮像されていることを意識しにくい利点がある。
図3は、本実施の形態に係る撮像装置Aの機能構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、撮像装置Aは、機能構成として、カメラ1と、光源2と、車室内監視ECU(Electronic Control Unit)8と、車両制御ECU9とを備える。
カメラ1は、ユーザUの顔を撮像するカメラであり、その位置及び向きは上述のとおりである。カメラ1は、撮像素子(不図示)と、撮影対象の像を撮像素子に結像させるための光学系(不図示)を備えており、撮像対象が撮像された画像を出力する。カメラ1は、車室内監視ECU8による制御の下で撮像をする。カメラ1は、受光する光L3により撮像をすることで、撮像対象としてのユーザUの顔の画像を生成する。生成した画像は、車室内監視ECU8に提供される。
光源2は、カメラ1による撮像のための光をユーザUに向けて照射する光源であり、その位置及び向きは上述のとおりである。光源2は、例えばLED(Light Emitting Diode)である。光源2は、車室内監視ECU8による制御の下で光を照射する。なお、光源2は、車室内監視ECU8により制御される構成に限定されず、例えば、カメラ1が光源2を制御してもよい。
車室内監視ECU8は、車両の車室内を監視するためのECUである。車室内監視ECU8は、カメラ1に対して撮像をさせる制御をし、カメラ1による撮像により生成された画像を取得する。また、車室内監視ECU8は、光源2に対して光の照射をさせる制御をする。具体的には、車室内監視ECU8は、光源2により光を出射している時又は期間中にカメラ1による撮像がなされるように制御する。
また、車室内監視ECU8は、取得した画像に対して画像認識処理を行うことにより、車両の運転席及び助手席それぞれに乗員が座っているか否か、又は、乗員の顔の向き、視線若しくは姿勢を判断し、その判断結果を示す情報を車両制御ECU9に提供する。
車両制御ECU9は、車両の制御に関するECUの総称である。車両制御ECU9は、具体的には、エンジン、トランスミッション、ブレーキ、ステアリング、エアバッグ又はエアコン等の車両内の設備に接続され、接続された設備を制御するECUである。車両制御ECU9は、車室内監視ECU8から得られる情報に基づいて、接続された設備を制御する。
車両制御ECU9が例えばエアバッグを制御するECUである場合、車両制御ECU9は、車室内監視ECU8が取得した画像に基づく判断の結果から、運転席及び助手席のうち人が乗車している席のエアバッグだけを動作させ、人が乗車していない席のエアバッグの動作を抑制する制御をしてもよい。
また、車両制御ECU9が例えばエアコンを制御するECUである場合、車両制御ECU9は、車室内監視ECU8が取得した画像に基づく判断の結果から、運転席及び助手席のうち人が乗車している席へ送る気流を比較的多くし、人が乗車していない席へ送る気流を比較的少なくする制御をしてもよい。
図4は、本実施の形態に係る撮像装置Aの撮像により生成される画像の一例を示す説明図である。
図4は、図2のようにユーザU1が運転席に、ユーザU2が助手席に乗車している場合に、カメラ1が撮影により生成する画像の一例である。カメラ1は、反射材Rによる反射を介してユーザU1及びU2を撮像するので、撮像光の光路長が長くなることによって、カメラ1により直接に(つまり反射を介さないで)ユーザU1及びU2を撮像する場合よりも広い画角の画像を取得することができる。
そして、取得された画像に基づいて車室内監視ECU8が、車両の運転席及び助手席それぞれに乗員が乗車しているか否かを判断し、その判断結果に基づいて車両制御ECU9が設備を制御し得る。
以降において、反射材Rの具体例を説明する。
(1)フロントガラスを反射材として用いる例
図5は、本実施の形態に係る撮像装置Aについて、フロントガラスを反射材Rとして用いる場合を示す模式図である。この例では、カメラ1は、フロントガラス4を反射材Rとして用いてユーザUの顔を撮像する。
図5に示されるように、カメラ1は、車両のメータフード3上に配置されている。
光源2は、車両のフロントガラスの上部に配置されている。
光源2が出射した光L1は、ユーザUの顔に反射されて光L2となる。光L2は、反射材Rとしてのフロントガラス4に向かって進行し、フロントガラス4に反射されて光L3となって、カメラ1に受光される。
なお、フロントガラス4は、車両の一般的なフロントガラスと同じものであってもよいし、車両の一般的なフロントガラスの表面に反射フィルム4Aが張り付けられたものであってもよい。フロントガラス4として車両の一般的なフロントガラスを用いる場合、当該フロントガラスと異なる特別な材質のフロントガラス、又は、フロントガラスに貼り付けるフィルムなどが不要である利点がある。一方、フロントガラス4として一般的なフロントガラスの表面に反射フィルム4Aが張り付けられたものを用いる場合、光源2が出射する光の強度が比較的弱い場合でも、反射フィルム4Aによる反射によって、撮像に十分な量の光がカメラ1に受光され得る。そのため、比較的低い性能を有する光源を光源2として用いることができ、低コスト及び低発熱の利点がある。
また、一般的なフロントガラスに光を反射する粒子などの反射部材を混入したものをフロントガラス4として用いてもよい。
なお、カメラ1がメータフード3上に配置されている例を示したが、カメラ1はダッシュボード5上に配置されていてもよい。
(2)HUDの表示板を反射材として用いる例
図6は、本実施の形態に係る撮像装置Aについて、HUDの表示板を反射材Rとして用いる場合を示す模式図である。この例では、カメラ1は、HUDの表示板を反射材Rとして用いて撮像をする。
図6に示されるように、HUDは、表示板6Aと、投光部6Bとを備える。
投光部6Bは、HUDによりユーザUに提示する画像を示す光である画像光M1を出射する光源である。
表示板6Aは、投光部6Bから出射された画像光M1をユーザUに向けて反射させる。画像光M1は、表示板6Aによって反射されて画像光M2となり、ユーザUに向かって進行し、ユーザUに視認される。ユーザUは、画像光M2によって投光部6Bが提示している画像を視認する。
図6に示されるように、カメラ1は、車両のダッシュボード5上に配置されている。
光源2から出射されユーザUの顔に反射された光L2は、反射材Rとしての表示板6Aに向かって進行し、表示板6Aに反射されて光L3となって、カメラ1に受光される。
なお、カメラ1がダッシュボード5上に配置されている例を示したが、カメラ1はメータフード3上に配置されていてもよい。
なお、カメラ1は、HUDの投光部6Bに備えられていてもよい。より具体的には、カメラ1は、HUDの投光部6Bと一体として構成されていてもよい。また、カメラ1は、HUDの投光部6Bの内部に配置されていてもよい。このようにすると、カメラ1とHUDとを一体の装置として構成できる利点がある。
また、光源2もHUDの投光部6Bに備えられていてもよい。このようにすると、撮像装置AとHUDとを一体の装置として構成できる利点がある。
(3)膨出した形状を有する反射材を用いる例
図7は、本実施の形態に係る撮像装置Aについて、膨出した形状を有する反射材7を用いる場合を示す模式図である。この例では、カメラ1は、車両の後方に向けて膨出した形状を有する反射材7を反射材Rとして用いて撮影をする。
図7に示されるように、反射材7は、車両の後方に向けて膨出した形状を有し、言い換えれば、反射材7の表面が、車両の後方に向けてなめらかに膨らんだ形状を有している。例えば、反射材7は、凸面鏡の形状を有している。反射材7は、撮像に用いられる光に対して凸面鏡として機能する。
反射材7が膨出した形状を有していることによって、平面の形状を有している場合よりも広い範囲から、撮像のための光をカメラ1に向けて反射することができる。よって、カメラ1は、反射材7を反射材Rとして用いることによって、より広い範囲を撮影対象として撮影することができる。なお、上記(2)で説明したHUDの表示板6Aが、膨出した形状を有する場合も同様の効果を奏する。
なお、カメラ1が配置される位置は、さらに、車両が備えるデフロスタの気流との関係で定められてもよい。図8は、本実施の形態に係るカメラ1に気流11を当てる構成を示す模式図である。
図8では、カメラ1は、車両のデフロスタが生成する気流11が当たる位置に配置されている。なお、デフロスタが生成する気流11の向き又は経路を変更する部材12が車両に備えられていてもよい。
デフロスタが生成する気流11がカメラ1に当たることによって、カメラ1の表面(より具体的には、カメラ1が備えるレンズなどの光学系の表面)の霜取り効果があり、また、カメラ1の表面に付着したほこりなどを除去する効果がある。なお、デフロスタが生成する気流11は、レンズの表面だけでなく、カメラ1のレンズを含む表面に当たればよい。
なお、反射材Rが近赤外線を反射し、かつ、可視光線を透過するものである場合、反射材RがユーザUから視認されることがないので、ユーザUが反射材Rの存在を気にすることがないという利点がある。
以上のように、本実施の形態の車室内撮像装置は、車両のメータフード又はダッシュボードより上方の、近赤外線の進行を妨げる障害物が比較的少ない空間を進行する近赤外線を用いてユーザの撮像を行う。よって、車室内撮像装置は、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影することができる。
また、車室内撮像装置は、車両のフロントガラスを反射材としても兼用することによって、フロントガラスの他に反射のための部材を備えることなく、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影することができる。
また、車室内撮像装置は、通常のフロントガラスより反射部材又は反射フィルムによって反射率を向上させたフロントガラスを反射材としても兼用することによって、運転手及び助手席の乗員を適切に撮影することができる。
また、車室内撮像装置は、車両が備えるヘッドアップディスプレイ装置の表示板を反射材としても兼用することによって、当該反射材の他に反射のための部材を備えることなく、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影することができる。
また、車室内撮像装置は、ヘッドアップディスプレイ装置に内蔵されたカメラを用いて撮像する。そのため、車両に別途、カメラを設置する必要がなく、部品点数の削減による低コスト化、設置作業の簡易化の利点がある。
また、車室内撮像装置は、光源が出射する光の強度が比較的弱い場合でも、撮像に十分な光がカメラに受光され、撮像に用いられ得る。そのため、比較的低い性能を有する光源を用いることができ、低コスト及び低発熱の利点がある。
また、車室内撮像装置は、光源が発する熱がカメラに伝わることが抑制され、高温によるカメラの故障又は誤作動を回避し得る。
また、車室内撮像装置は、光源が出射する近赤外線が、運転席又は助手席とフロントガラスとの間の、近赤外線の進行を妨げる障害物が比較的少ない空間を進行する。よって、車室内撮像装置は、近赤外線の進行が妨げられることがより少なくなることによって、より一層適切に、運転席及び助手席の乗員を撮影することができる。
また、車室内撮像装置は、膨出した形状を有する反射材(いわゆる凸面鏡)により、より広い範囲の撮像対象を撮像することができる。
また、車室内撮像装置は、ユーザにより視認されない反射材を用いて撮像をすることができる。よって、車室内撮像装置による撮像のためだけに車室内に設けられる部材としての反射材がユーザに違和感を与えることを抑制する。よって、車室内撮像装置は、ユーザに違和感を与えることを抑制しながら、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影することができる。
また、車室内撮像装置は、デフロスタが生成する気流によりカメラのレンズの表面に付着し得る霜又はほこりなどを除去することができる。よって、車室内撮像装置は、カメラのレンズの表面に霜などが付着することを回避することにより、運転席及び助手席の乗員のより適切な画像を得ることができる。
以上、一つまたは複数の態様に係る撮像装置などについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、運転席及び助手席の乗員を適切に撮影できる撮像装置に利用可能である。より具体的には、車室内に設置されるカーナビゲーション機器又はIVI(In−Vehicle Infotainment)機器などに利用可能である。
1 カメラ
2 光源
3 メータフード
4 フロントガラス
4A 反射フィルム
5 ダッシュボード
6A 表示板
6B 投光部
7、R 反射材
8 車室内監視ECU
9 車両制御ECU
11 気流
12 部材
A 撮像装置
L1、L2、L3 光
M1、M2 画像光
U、U1、U2 ユーザ

Claims (11)

  1. 近赤外線を出射する光源と、
    車両のメータフード又はダッシュボードに配置されるカメラとを備え、
    前記カメラは、
    前記光源から出射され、ユーザの顔により反射され、前記車両のメータフード又はダッシュボードより上方に配置された反射材により反射された近赤外線を用いて、前記ユーザの顔の撮像をする
    車室内撮像装置。
  2. 前記カメラは、前記車両のフロントガラスを前記反射材として用いて前記撮像をする
    請求項1に記載の車室内撮像装置。
  3. 前記カメラは、近赤外線を反射する反射部材を混入した前記フロントガラス、又は、近赤外線を反射する反射フィルムを張り付けた前記フロントガラスを前記反射材として用いて前記撮像をする
    請求項2に記載の車室内撮像装置。
  4. 前記カメラは、前記車両のダッシュボード又はメータフード上に配置された、ヘッドアップディスプレイ装置の表示板を前記反射材として用いて前記撮像をする
    請求項1に記載の車室内撮像装置。
  5. 前記カメラは、前記ヘッドアップディスプレイ装置の投光部に備えられている
    請求項4に記載の車室内撮像装置。
  6. 前記光源は、前記ユーザの顔に、反射を介さずに近赤外線を照射する位置及び向きに配置されている
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の車室内撮像装置。
  7. 前記光源と、前記カメラとは、互いに異なる位置に配置されている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の車室内撮像装置。
  8. 前記光源は、前記車両のフロントガラスの上部に配置されている
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の車室内撮像装置。
  9. 前記反射材は、前記車両の後方に向けて膨出した形状を有する
    請求項1に記載の車室内撮像装置。
  10. 前記反射材は、可視光線を透過する
    請求項1に記載の車室内撮像装置。
  11. 前記カメラは、少なくとも前記カメラのレンズに前記車両のデフロスタが生成する気流が当たる位置に配置されている
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の車室内撮像装置。
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WO2022021204A1 (zh) * 2020-07-30 2022-02-03 欧菲光集团股份有限公司 载具部件及汽车

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022021204A1 (zh) * 2020-07-30 2022-02-03 欧菲光集团股份有限公司 载具部件及汽车

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