JP6773547B2 - ハイブリッド自動車の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動力源としてエンジンとモーターとを搭載したハイブリッド自動車の制御装置に関する。
従来から、例えば、特許文献1のように、動力源としてエンジンとモーターとを搭載したハイブリッド自動車が知られている。ハイブリッド自動車においては、例えば、発進時といったエンジン効率が低いときにモーターで走行するように制御され、高速の定常走行時といったエンジン効率の高いときにエンジンで走行するように制御される。
特開2013−220663号公報
また、ハイブリッド自動車には、環境保全などの観点からさらなる燃費の向上が求められている。本発明は、ハイブリッド自動車における燃料消費量を低減することのできるハイブリッド自動車の制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するハイブリッド自動車の制御装置は、エンジンと、モータージェネレーターと、前記エンジンの回転軸と前記モータージェネレーターの回転軸とを断接可能に接続するクラッチとを制御するハイブリッド自動車の制御装置であって、前記モータージェネレーターの回転軸の回転数を取得する取得部と、運転者からの要求トルクを演算する要求トルク演算部と、前記回転数ごとに発電許可トルクとモーター走行トルクとを記憶する記憶部とを備え、前記発電許可トルクは、前記モーター走行トルクよりも大きい値であり、前記制御装置は、前記要求トルクが前記モーター走行トルク以上であり、かつ、前記発電許可トルクよりも小さい定常走行において、前記クラッチを接続状態、前記エンジンのトルクを前記発電許可トルク、および、前記モータージェネレーターのトルクを前記発電許可トルクと前記要求トルクとの差分である発電トルクに制御する積極発電モードを選択し、前記要求トルクが前記モーター走行トルクよりも小さい定常走行において、前記クラッチを切断状態、前記エンジンをアイドリング状態、および、前記モータージェネレーターのトルクを前記要求トルクに制御するモーター走行モードを選択可能に構成されており、前記積極発電モードおよび前記モーター走行モードにおけるバッテリーの充電率の累積変化である積極発電充電率を演算し、前記積極発電充電率が0より大きい場合に前記モーター走行モードを選択する。
上記構成によれば、積極発電充電率が0以上に維持されることから、モーター走行モードでのモーター走行で消費される電力は、積極発電モードで発電した電力となる。その結果、これらの2つのモードにおける定常走行をエンジン走行で行う場合に比べて燃料消費量を低減することができる。
上記ハイブリッド自動車の制御装置は、前記積極発電充電率が上限充電率よりも小さい場合に前記積極発電モードを選択することが好ましい。
上記構成によれば、積極発電充電率が上限充電率よりも小さい状態が維持されることから、積極発電が過度に行われることを抑えることができる。
上記ハイブリッド自動車の制御装置は、バッテリーの充電率を演算し、前記充電率が発電許可充電率よりも小さい場合に積極発電モードを選択することが好ましい。
上記構成によれば、バッテリーの充電率に十分な空き容量があるか否かを判断したうえで積極発電モードを選択することができる。その結果、積極発電モードによるバッテリーの過充電を抑えることができる。
上記ハイブリッド自動車の制御装置は、車両が停車すると、前記要求トルクが前記発電許可トルクよりも小さい発電開始トルクに到達してから前記積極発電モードを選択することが好ましい。
上記構成によれば、例えば、発進直後の低速定常走行において積極発電モードが選択されることを回避することができる。
上記ハイブリッド自動車の制御装置は、前記要求トルクが前記発電開始トルクよりも小さいトルクである最低発電許可トルクよりも大きい場合に前記積極発電モードを選択することが好ましい。
積極発電モードにおいては、エンジンのトルクが発電許可トルクに制御されるため、発電トルクに生じる誤差がドライバビリティに与える影響は、要求トルクが小さい場合ほど大きくなる。最低発電トルクは、こうした発電トルクの誤差がドライバビリティに与える影響が抑えられる値である。上記構成のように、要求トルクが最低発電トルクよりも大きい場合に積極発電モードが選択されることで積極発電モードの実行中に発電トルクに誤差が生じた場合としてもドライバビリティの変化を抑えることができる。
上記ハイブリッド自動車の制御装置は、前記発電トルクが第1発電トルク以上になってから前記積極発電モードを選択するとともに、前記積極発電モードの選択後は前記発電トルクが前記第1発電トルクよりも小さい第2発電トルク以上である場合に前記積極発電モードを選択することが好ましい。
上記構成によれば、積極発電によってある程度の発電量を確保することが可能となり、積極発電モードにおける発電を効果的に行うことができる。
ハイブリッド自動車の制御装置の一実施形態を搭載した車両の概略構成を示すブロック図。 各ECUを構成するマイクロコントローラーの概略構成を示すブロック図。 発電許可マップの一例を模式的に示すグラフ。 走行許可マップの一例を模式的に示すグラフ。 モーター回転数と出力との関係の一例を示すグラフ。 走行方法と燃料消費量との関係の一例を示す図。 第1許否処理の一例を示すフローチャート。 第2許否処理の一例を示すフローチャート。 モード選択処理の一例を示すフローチャート。
図1〜図9を参照してハイブリッド自動車の制御装置の一実施形態について説明する。
図1を参照してハイブリッド自動車の概略構成について説明する。
図1に示すように、ハイブリッド自動車である車両10は、動力源としてエンジン11とモータージェネレーター(以下、M/Gという)12とを備えたハイブリッド自動車である。エンジン11の回転軸13とM/G12の回転軸14とは、クラッチ15で断接可能に接続されている。M/G12の回転軸14は、トランスミッション16および駆動軸17を介して駆動輪18に接続されている。
エンジン11は、例えば複数の気筒を有するディーゼルエンジンであり、各気筒において燃料が燃焼することにより回転軸13を回転させるトルクを発生させる。エンジン11が発生させたトルクは、クラッチ15が接続状態にあるときに、M/G12の回転軸14、トランスミッション16、および、駆動軸17を介して駆動輪18に伝達される。
M/G12は、充放電可能な二次電池であるバッテリー20に蓄電された電力がインバーター21を介して供給されることにより、回転軸14を回転させるトルクを発生させるモーターとして機能する。M/G12が発生させたトルクは、トランスミッション16および駆動軸17を介して駆動輪18に伝達される。また、M/G12は、例えばアクセルオフ時における回転軸14の回転を利用して発電した電力をインバーター21を介してバッテリー20に蓄電するジェネレーターとして機能する。
トランスミッション16は、M/G12の回転軸14が有するトルクを変速し、その変速したトルクを駆動軸17を介して駆動輪18に伝達する。トランスミッション16は、複数の変速比Rtを設定可能に構成されている。トランスミッション16は、変速比Rtが段階的に変化するオートマチックトランスミッションであってもよいし、変速比Rtが連続的に変化する連続可変トランスミッションであってもよい。
インバーター21は、M/G12をモーターとして機能させる場合、バッテリー20からの直流電圧を交流電圧に変換してM/G12に電力を供給する。また、インバーター21は、M/G12をジェネレーターとして機能させる場合、M/G12からの交流電圧を直流電圧に変換してバッテリー20に供給し、バッテリー20を充電する。
上述したエンジン11、インバーター21、トランスミッション16は、車両10を統括制御する制御装置30によって制御される。
制御装置30は、ハイブリッドECU31、エンジンECU32、インバーターECU33、バッテリーECU34、トランスミッションECU35、情報ECU36などで構成されており、各ECU31〜36は、例えばCAN(Control Area Network)を介して互いに接続されている。
図2に示すように、各ECU31〜36は、プロセッサ41、メモリ42、入力インターフェース43、および、出力インターフェース44等がバス45を介して互いに接続されたマイクロコントローラー40を中心に構成されている。各ECU31〜36は、車両10の状態に関する情報である状態情報を取得し、その取得した状態情報、および、メモリ42に格納された制御プログラムや各種のデータに基づいて各種の処理を実行する。
図1に示すように、ハイブリッドECU31は、取得部として、各ECU32〜36が出力した各種の情報を入力インターフェースを介して取得する。例えば、ハイブリッドECU31は、エンジンECU32からの信号に基づいて、アクセルペダル51の開度であるアクセル開度ACC、エンジン11の回転軸13の回転数であるエンジン回転数Ne、エンジン11における燃料噴射量Gfなどを取得する。ハイブリッドECU31は、インバーターECU33からの信号に基づいてM/G12の回転軸14の回転数であるモーター回転数Nm、および、バッテリーECU34からの信号に基づいてバッテリー20の充電率SOC(State Of Charge)などを取得する。ハイブリッドECU31は、トランスミッションECU35からの信号に基づいて、クラッチ15の断接状態、トランスミッション16における変速比Rtなどを取得する。ハイブリッドECU31は、情報ECU36からの信号に基づいて、車速、走行路の傾斜角、車両10の正面前方に位置する先行車両の有無、先行車両との車間距離および相対速度などを取得する。
ハイブリッドECU31は、取得した情報に基づいて各種の制御信号を生成し、その生成した制御信号を各ECU32〜36に出力する。
ハイブリッドECU31は、エンジン11への指示トルクであるエンジン指示トルクTerefを演算し、その演算したエンジン指示トルクTerefを示す制御信号をエンジンECU32に出力する。
ハイブリッドECU31は、M/G12に対する指示トルクであるモーター指示トルクTmrefを演算し、その演算したモーター指示トルクTmrefを示す制御信号をインバーターECU33に出力する。
ハイブリッドECU31は、クラッチ15の断接を指示する制御信号、および、トランスミッション16における変速比Rtを示す制御信号をトランスミッションECU35に出力する。例えば、ハイブリッドECU31は、車両10をM/G12のみで走行させる場合や下り勾配の走行中にM/G12をジェネレーターとして機能させる場合などにクラッチ15を切断状態に制御する制御信号をトランスミッションECU35に出力する。ハイブリッドECU31は、車両10をエンジン11で走行させる場合やバッテリー20をエンジン11の駆動により充電する場合などにクラッチ15を接続状態に制御する制御信号をトランスミッションECU35に出力する。ハイブリッドECU31は、その時々のアクセル開度ACCやエンジン回転数Ne、および、モーター回転数Nm等に適した変速比Rtを示す制御信号をトランスミッションECU35に出力する。
エンジンECU32は、ハイブリッドECU31から入力されたエンジン指示トルクTerefの分のトルクが回転軸13に作用するように、燃料噴射量Gfや噴射タイミングなどを制御することによりエンジン11の出力を制御する。
インバーターECU33は、ハイブリッドECU31から入力されたモーター指示トルクTmrefの分のトルクが回転軸14に作用するようにインバーター21を制御する。なお、モーター指示トルクTmrefは、M/G12をモーターとして機能させる際には走行トルク、M/G12をジェネレーターとして機能させる際には発電トルクという。
バッテリーECU34は、バッテリー20の充放電電流を監視し、該充放電電流の積算値に基づいてバッテリー20の充電率SOCを演算する。
トランスミッションECU35は、ハイブリッドECU31からのクラッチ15の断接要求に応じてクラッチ15の断接を制御する。また、トランスミッションECU35は、ハイブリッドECU31からの変速比Rtを示す制御信号に基づいてトランスミッション16の変速比Rtを制御する。
情報ECU36は、例えば車速センサー、傾斜角センサー、および、車間センサーなどで構成された情報取得部53からの信号に基づいて、車両10の車速、走行路の傾斜角、先行車両の有無、先行車両との車間距離および相対速度などの情報を取得する。
こうした構成の制御装置30において、ハイブリッドECU31は、車両10の定常走行状態でのエンジン指示トルクTerefおよびモーター指示トルクTmrefの制御モードとして、エンジン走行モード、積極発電モード、モーター走行モードを有している。エンジン走行モードは、エンジン11の出力のみで車両10を走行させるエンジン走行によって車両10を定常走行させる制御モードである。積極発電モードは、エンジン11の出力を用いてM/G12による発電を行いつつ車両10を走行させる積極発電走行で車両10を定常走行させる制御モードである。モーター走行モードは、エンジン11をアイドリング状態で駆動しつつM/G12の出力のみで車両10を走行させるモーター走行によって車両10を定常走行させる制御モードである。ハイブリッドECU31は、車両10が定常走行状態にあるときに制御モードを選択するモード選択処理を繰り返し実行し、該処理において選択された制御モードでエンジン指示トルクTerefおよびモーター指示トルクTmrefを制御する。なお、エンジン走行および積極発電走行では、クラッチ15が接続状態にあることでエンジン回転数Neとモーター回転数Nmとが等しくなる。
図3に示すように、ハイブリッドECU31は、定常走行時における制御モードの選択に関連して、モーター回転数Nmごとに発電許可トルクTgenが規定された発電許可マップをメモリ42の所定領域に格納している。発電許可トルクTgenは積極発電モードが選択される条件の1つを規定するものであり、この発電許可トルクTgenよりも運転者からの要求トルクTdrvが小さいときに積極発電モードが選択される。積極発電モードでは、エンジン11を発電許可トルクTgenで駆動するとともに発電許可トルクTgenと要求トルクTdrvとの差分を発電トルクTbat(=Tgen−Tdrv)としてM/G12を駆動することによりM/G12の回転軸14に要求トルクTdrvを作用させながらバッテリー20を充電する。なお、ハイブリッドECU31は、要求トルク演算部として、アクセル開度ACCに基づいて、運転者が要求しているトルクである要求トルクTdrvを演算する。
発電許可マップにおいて、最低発電回転数Nmgen以下のモーター回転数Nmには、積極発電モードが選択されない発電許可トルクTgen(=0)が規定されている。最低発電回転数Nmgenよりも大きいモーター回転数Nmには、モーター回転数Nmが大きくなるにつれて段階的に小さくなり、その後、再び段階的に大きくなる発電許可トルクTgenが規定されている。
また、図4に示すように、ハイブリッドECU31は、定常走行時における制御モードの選択に関連して、モーター回転数Nmごとにモーター走行トルクTmgが規定された走行許可マップをメモリ42の所定領域に格納している。モーター走行トルクTmgはモーター走行モードが選択される条件の1つを規定するものであり、このモーター走行トルクTmgよりも要求トルクTdrvが小さいときにモーター走行モードが選択される。
走行許可マップにおいて、最低モーター走行回転数Nmmg(>Nmgen)以下のモーター回転数Nmには、モーター走行モードが選択されないモーター走行トルクTmg(=0)が規定されている。最低モーター走行回転数Nmmgよりも大きいモーター回転数Nmには、モーター回転数Nmが大きくなるにつれて段階的に大きくなるモーター走行トルクTmgが規定されている。モーター走行トルクTmgは、0より大きい発電許可トルクTgenのいずれよりも小さい値である。
図5および図6を参照して、上述した発電許可トルクTgenおよびモーター走行トルクTmgについて説明する。
図5に示すように、モーター回転数NmAでの定常走行は、エンジン11を第1出力PAで駆動するエンジン走行によって具現化される。また、モーター回転数NmAにおける定常走行は、エンジン11を第1出力PAよりも高い第2出力PBで駆動し、第2出力PBと第1出力PAとの差分を発電出力PmotとしてM/G12を駆動する積極発電走行によっても具現化される。また、モーター回転数NmAにおける定常走行は、M/G12を第1出力PAで駆動するモーター走行によっても具現化される。
そのため、図6に示すように、所定期間における燃料消費量Fは、エンジン走行では燃料消費量FA、積極発電走行では燃料消費量FAに発電消費量Fgenを加算した燃料消費量FB、モーター走行ではエンジン11をアイドリング状態に維持するアイドル消費量Fidlとなる。すなわち、モーター回転数NmAでの定常走行を互いに異なる2つの期間で行うとき、両期間ともエンジン走行である場合の燃料消費量Fengは燃料消費量FA+燃料消費量FAとなる。一方、先の期間において積極発電走行を行い、後の期間でモーター走行を行う場合の燃料消費量Fmgは燃料消費量FB+アイドル消費量Fidlとなる。そして、この燃料消費量Fmgが燃料消費量Fengよりも小さくなれば燃費の向上が図られることとなる。
ここで、エンジン走行とモーター走行とが同じ条件で行われることを前提にすると、燃料消費量Fmgが最も小さくなる発電許可トルクTgenを導出することが可能である。しかしながら、実際には、短期間のうちに同じ条件でのエンジン走行とモーター走行とが実行可能であるとは限らない。一方、ディーゼルエンジンは、各モーター回転数Nmにおいてエンジン11への負荷が低いほど効率E(燃料消費率)が低くなる特性を有している。そのため、あるトルクで積極発電走行を行い、そのトルクを下回るトルクでモーター走行を行えば燃料消費量Fmgが燃料消費量Fengよりも大きくなることはない。
本発明者らは、こうしたことに着目し、インバーター21における変換効率を考慮したうえでトルクとモーター回転数とを変数として燃料消費量Feng,Fmgに関するシミュレーションを行った。そして、本発明者らは、燃料消費量Fengに対して燃料消費量Fmgが小さくなるトルクとモーター回転数とのパターンを導出し、その導出したパターンと各パターンにおけるドライバビリティとを考慮して発電許可トルクTgenおよびモーター走行トルクTmgをモーター回転数Nmごとに規定した。すなわち、発電許可トルクTgenおよびモーター走行トルクTmgは、先の期間で行った積極発電走行で発電した電力を後の期間でのモーター走行で消費した場合の燃料消費量Fmgが両期間ともエンジン走行である場合の燃料消費量Fengよりも小さくなるトルクである。
また、ハイブリッドECU31は、積極発電モードを選択する際の条件の1つとして、定常走行に移行するまでの期間において要求トルクTdrvが発電開始トルクTactを超えていることを有している。発電開始トルクTactは、発電許可トルクTgenよりも小さい値であり、例えば車両10がある程度の車速Vfで前進しているときに積極発電を行うために設定される条件である。この条件に関連してハイブリッドECU31は、要求トルクTdrvが発電開始トルクTactを超えたか否かを示す第1許否フラグF1をメモリ42の所定領域に有している。ハイブリッドECU31は、第1許否フラグF1の値に関連して、積極発電の許否を判断する第1許否処理を繰り返し実行する。
図7に示すように、第1許否処理において、ハイブリッドECU31は、まず、エンジン11の車速Vfなどに基づいて、車両10が停車状態にあるか否かを判断する(ステップS101)。車両10が停車状態にある場合(ステップS101:YES)、ハイブリッドECU31は、第1許否フラグF1の値に0を設定し(ステップS102)、一連の処理を一旦終了する。一方、車両10が停車状態にない場合(ステップS101:NO)、ハイブリッドECU31は、要求トルクTdrvが発電開始トルクTact以上であるか否かを判断する(ステップS103)。
要求トルクTdrvが発電開始トルクTact以上である場合(ステップS103:YES)、ハイブリッドECU31は、第1許否フラグF1の値に1を設定し(ステップS104)、一連の処理を一旦終了する。一方、要求トルクTdrvが発電開始トルクTactよりも小さい場合(ステップS103:NO)、ハイブリッドECU31は、第1許否フラグF1の値を変更することなく一連の処理を一旦終了する。これにより、車両10の発進後に要求トルクTdrvが発電開始トルクTactを超えると、次の停車までは第1許否フラグF1の値が1に維持される。
また、ハイブリッドECU31は、積極発電モードを選択する際の条件の1つとして、発電トルクTbatが第1発電トルクTbat1に到達したこと、また、第1発電トルクTbat1に到達した発電トルクTbatが第2発電トルクTbat2以上に維持されていることを有している。第2発電トルクTbat2は、第1発電トルクTbat1よりも小さい値である。第1発電トルクTbat1は、積極発電による発電によってある程度の発電量を確保することが可能な値である。第2発電トルクTbat2は、発電トルクTbatが小さくインバーター21の変換効率を考慮すると十分な発電量を得ることが困難な値である。
ハイブリッドECU31は、発電トルクTbatに関する条件を満たしているか否かを示す第2許否フラグF2をメモリ42の所定領域に有している。ハイブリッドECU31は、第2許否フラグF2の値に関連して、積極発電の許否を判断する第2許否処理をモード選択処理と並行して繰り返し実行する。ハイブリッドECU31は、各定常走行状態における最初の第2許否処理を開始する際に第2許否フラグF2の値を0にリセットする。
図8に示すように、第2許否処理において、ハイブリッドECU31は、まず、発電トルクTbatが第1発電トルクTbat1以上であるか否かを判断する(ステップS201)。発電トルクTbatが第1発電トルクTbat1以上である場合(ステップS201:YES)、ハイブリッドECU31は、第2許否フラグF2の値に1を設定し(ステップS202)、一連の処理を一旦終了する。一方、発電トルクTbatが第1発電トルクTbat1よりも小さい場合(ステップS201:NO)、ハイブリッドECU31は、発電トルクTbatが第2発電トルクTbat2以上であるか否かを判断する(ステップS203)。
発電トルクTbatが第2発電トルクTbat2以上である場合(ステップS203:YES)、ハイブリッドECU31は、第2許否フラグF2の値を変更することなく一連の処理を一旦終了する。一方、発電トルクTbatが第2発電トルクTbat2よりも小さい場合(ステップS203:NO)、ハイブリッドECU31は、第2許否フラグF2の値に0を設定し(ステップS204)、一連の処理を一旦終了する。これにより、第1発電トルクTbat1に到達した発電トルクTbatが第2発電トルクTbat2以上に維持されている間は、第2許否フラグF2の値が1に維持される。
また、ハイブリッドECU31は、積極発電モードおよびモーター走行モードにおけるバッテリー20の充電率SOCの累積変化である積極発電充電率SOCactを格納する領域をメモリ42に有している。ハイブリッドECU31は、バッテリーECU34からの信号に基づいて積極発電充電率SOCactを演算し、その演算した積極発電充電率SOCactをメモリ42の所定領域に格納する。
次に、図9を参照して、ハイブリッドECU31が実行するモード選択処理について説明する。ハイブリッドECU31は、例えばクラッチ15の断接状態やモーター回転数Nm、車速Vf、燃料噴射量Gfなどに基づいて車両10がエンジン走行での定常走行状態にあるか否かを判断し、車両10が定常走行状態にあると判断したときにモード選択処理を繰り返し実行する。
図9に示すように、モード選択処理において、ハイブリッドECU31は、まず、積極発電充電率SOCactがモーター走行充電率SOCmgよりも大きいか否かを判断する(ステップS301)。モーター走行充電率SOCmgは、例えばモーター走行による消費電力が最も高い定常走行が所定期間だけ実行可能か否かを判断するための値であり、制御モードが頻繁に切り替わることを抑えるためのものである。積極発電充電率SOCactがモーター走行充電率SOCmgよりも大きい場合(ステップS301:YES)、ハイブリッドECU31は、要求トルクTdrvがモーター走行トルクTmgよりも小さいか否かを判断する(ステップS302)。要求トルクTdrvがモーター走行トルクTmgよりも小さい場合(ステップS302:YES)、ハイブリッドECU31は、モーター走行モードを選択し(ステップS303)、一連の処理を一旦終了する。
モーター走行モードにおいて、ハイブリッドECU31は、クラッチ15を切断状態に制御する制御信号をトランスミッションECU35に出力するとともに、エンジン11がアイドリング状態に維持されるトルクをエンジン指示トルクTerefとしてエンジンECU32に出力する。また、ハイブリッドECU31は、要求トルクTdrvをモーター指示トルクTmrefとしてインバーターECU33に出力する。
一方、積極発電充電率SOCactがモーター走行充電率SOCmg以下である場合(ステップS301:NO)、および、要求トルクTdrvがモーター走行トルクTmg以上である場合(ステップS302:NO)、ハイブリッドECU31は、バッテリー20の充電率SOCが発電許可充電率SOCgenよりも小さいか否かを判断する(ステップS304)。発電許可充電率SOCgenは、積極発電モードによって充電可能な空き容量をバッテリー20が有しているか否かを判断するための値である。
充電率SOCが発電許可充電率SOCgenよりも小さい場合(ステップS304:YES)、ハイブリッドECU31は、第1許否フラグF1の値が1であるか否かを判断する(ステップS305)。第1許否フラグF1の値が1である場合(ステップS305:YES)、ハイブリッドECU31は、続いて第2許否フラグF2の値が1であるか否かを判断する(ステップS306)。
第2許否フラグF2の値が1である場合(ステップS306:YES)、ハイブリッドECU31は、要求トルクTdrvが最低発電許可トルクTgenLよりも大きく、かつ、発電許可トルクTgenよりも小さいか否かを判断する(ステップS307)。最低発電許可トルクTgenLは、発電開始トルクTactよりも小さい値である。要求トルクTdrvが最低発電許可トルクTgenL以下である場合は、例えば渋滞時など、運転者が繊細なトルク制御を要求している場合が想定される。こうした場合に、発電許可トルクTgenでエンジン11を駆動するとなれば、モーター指示トルクTmref(発電トルクTbat)とM/G12の回転軸14に実際に作用するトルクとの間に誤差が生じた場合にドライバビリティに大きな影響を与えるおそれがある。そのため、要求トルクTdrvが最低発電許可トルクTgenLよりも大きい場合に積極発電を行うことにより、積極発電モードの実行中におけるドライバビリティの変化を抑えることができる。
要求トルクTdrvが最低発電許可トルクTgenLよりも大きく、かつ、発電許可トルクTgenよりも小さい場合(ステップS307:YES)、ハイブリッドECU31は、積極発電充電率SOCactが上限充電率SOCmaxよりも小さいか否かを判断する(ステップS307)。積極発電充電率SOCactが上限充電率SOCmaxよりも小さい場合(ステップS307:YES)、ハイブリッドECU31は、積極発電モードを選択し(ステップS308)、一連の処理を一旦終了する。上限充電率SOCmaxは、モーター走行充電率SOCmgよりも大きい値であり、バッテリー20の容量のうちでモーター走行モードによるモーター走行に割り当てられた容量を示す値である。上限充電率SOCmaxは、例えば10%以下の値であり、3〜5%程度であることが好ましい。
積極発電モードにおいて、ハイブリッドECU31は、発電許可トルクTgenをエンジン指示トルクTerefとしてエンジンECU32に出力する。また、ハイブリッドECU31は、発電許可トルクTgenと要求トルクTdrvとの差分である発電トルクTbatをモーター指示トルクTmrefとしてインバーターECU33に出力する。
一方、ハイブリッドECU31は、バッテリー20の充電率SOCが発電許可充電率SOCgen以上である場合(ステップS304:NO)、第1許否フラグF1の値が0である場合(ステップS305:NO)、第2許否フラグF2の値が0である場合(ステップS306:NO)、要求トルクTdrvが最低発電許可トルクTgenL以下、あるいは、発電許可トルクTgen以上である場合(ステップS307:NO)、積極発電充電率SOCactが上限充電率SOCmaxに到達している場合(ステップS308:NO)、エンジン走行モードを選択し(ステップS310)、一連の処理を一旦終了する。
エンジン走行モードにおいて、ハイブリッドECU31は、要求トルクTdrvをエンジン指示トルクTerefとしてエンジンECU32に出力し、モーター指示トルクTmrefとして0をインバーターECU33に出力する。
上記実施形態の制御装置30によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)ハイブリッドECU31は、定常走行状態において、要求トルクTdrvが発電許可トルクTgenよりも小さいときに積極発電モードを選択し、要求トルクTdrvがモーター走行トルクTmgよりも小さいときにモーター走行モードを選択する。これにより、燃料消費量を低減することができる。
(2)ハイブリッドECU31は、積極発電モードおよびモーター走行モードにおけるバッテリー20の充電率SOCの累積変化である積極発電充電率SOCactを演算し、その演算した積極発電充電率SOCactがモーター走行充電率SOCmgよりも大きいときにモーター走行モードを選択する。そのため、積極発電モードでの発電量以上の電力がモーター走行モードで消費されることが抑えられる。これにより、積極発電モードとモーター走行モードとによる燃料消費量の低減をより確実に行うことができる。また、定常走行において制御モードが頻繁に切り替わることを抑えることができる。
(3)ハイブリッドECU31は、積極発電充電率SOCactが上限充電率SOCmaxよりも小さい場合に積極発電モードを選択する。これにより、積極発電が過度に行われることを抑えることができるとともに、積極発電充電率SOCactの管理を容易に行うことができる。
(4)ハイブリッドECU31は、バッテリー20の充電率SOCが発電許可充電率SOCgenよりも小さい場合に積極発電モードを選択する。そのため、バッテリー20に十分な空き容量があるか否かを判断したうえで積極発電モードを選択することができる。その結果、積極発電モードによるバッテリー20の過充電を抑えることができる。
(5)ハイブリッドECU31は、第1許否フラグF1の値が1のときに積極発電モードを選択する。すなわち、ハイブリッドECU31は、車両10が一旦停車すると、要求トルクTdrvが発電開始トルクTactに到達してから積極発電モードを選択する。これにより、発進直後の低速定常走行において積極発電モードが選択されることが回避され、車両10がある程度の車速Vfで前進しているときに積極発電を行うことができる。
(6)ハイブリッドECU31は、要求トルクTdrvが最低発電許可トルクTgenLよりも大きい場合に積極発電モードを選択する。これにより、要求トルクTdrvが最低発電許可トルクTgenL以下の場合に積極発電モードが選択されないことから、積極発電モードの実行中に発電トルクTbatに誤差が生じた場合としてもドライバビリティの変化を抑えることができる。
(7)ハイブリッドECU31は第2許否フラグF2の値が1のときに積極発電モードを選択する。これにより、積極発電によってある程度の発電量を確保することが可能となり、積極発電モードにおける発電を効果的に行うことができる。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・ハイブリッドECU31は、発電トルクTbatが第1発電トルクTbat1に到達するまえの定常走行状態、例えば発電トルクTbatが第2発電トルクTbat2よりも小さい定常走行状態などに積極発電モードを選択可能であってもよい。
・ハイブリッドECU31は、要求トルクTdrvが最低発電許可トルクTgenL以下の場合に積極発電モードを選択してもよい。
・ハイブリッドECU31は、車両10の停車後に要求トルクTdrvが発電開始トルクTactに到達するまえの定常走行状態において積極発電モードを選択してもよい。
・ハイブリッドECU31は、バッテリー20の充電率SOCにかかわらず積極発電モードを選択してもよい。
・ハイブリッドECU31は、積極発電充電率SOCactの上限値である上限充電率SOCmaxが設定されていなくともよい。
・ハイブリッドECU31は、要求トルクTdrvがモーター走行トルクTmg以上であり、かつ、発電許可トルクTgenよりも小さい場合に積極発電モードを選択し、要求トルクTdrvがモーター走行トルクTmgよりも小さい場合にモーター走行モードを選択すればよい。そのため、ハイブリッドECU31は、積極発電充電率SOCactを演算することなく、バッテリー20の充電率SOCがモーター走行に必要な所定値以上である場合にモーター走行モードを選択してもよい。
・発電許可トルクTgenは、モーター回転数Nmごとに設定することが可能であり、図3に示した値に限らず、その時々の設計事項に応じて変更可能である。例えば、発電許可トルクTgenは、最低発電回転数Nmgenよりも大きいモーター回転数Nmに対して、一定の値が規定されていてもよいし、モーター回転数Nmが大きくなるほど大きな値が規定されていてもよい。
・モーター走行トルクTmgは、モーター回転数Nmごとに設定することが可能であり、図4に示した値に限らず、その時々の設計事項に応じて変更可能である。例えば、モーター走行トルクTmgは、発電許可トルクTgenより小さい値であればよく、最低モーター走行回転数Nmmgよりも大きいモーター回転数Nmに対して、一定の値が規定されていてもよい。
・制御装置30は、複数のECU31〜36で構成されるものに限らず、各ECU31〜36の機能を有する1のECUで構成されていてもよい。
10…車両、11…エンジン、12…モータージェネレーター、13…回転軸、14…回転軸、15…クラッチ、16…トランスミッション、17…駆動軸、18…駆動輪、20…バッテリー、21…インバーター、30…制御装置、31…ハイブリッドECU、32…エンジンECU、33…インバーターECU、34…バッテリーECU、35…トランスミッションECU、36…情報ECU、40…マイクロコントローラー、41…プロセッサ、42…メモリ、43…入力インターフェース、44…出力インターフェース、45…バス、51…アクセルペダル、53…情報取得部。

Claims (6)

  1. エンジンと、モータージェネレーターと、前記エンジンの回転軸と前記モータージェネレーターの回転軸とを断接可能に接続するクラッチとを制御するハイブリッド自動車の制御装置であって、
    前記モータージェネレーターの回転軸の回転数を取得する取得部と、
    運転者からの要求トルクを演算する要求トルク演算部と、
    前記回転数ごとに発電許可トルクとモーター走行トルクとを記憶する記憶部とを備え、
    前記発電許可トルクは、前記モーター走行トルクよりも大きい値であり、
    前記制御装置は、
    前記要求トルクが前記モーター走行トルク以上であり、かつ、前記発電許可トルクよりも小さい定常走行において、前記クラッチを接続状態、前記エンジンのトルクを前記発電許可トルク、および、前記モータージェネレーターのトルクを前記発電許可トルクと前記要求トルクとの差分である発電トルクに制御する積極発電モードを選択し、
    前記要求トルクが前記モーター走行トルクよりも小さい定常走行において、前記クラッチを切断状態、前記エンジンをアイドリング状態、および、前記モータージェネレーターのトルクを前記要求トルクに制御するモーター走行モードを選択可能に構成されており、
    前記積極発電モードおよび前記モーター走行モードにおけるバッテリーの充電率の累積変化である積極発電充電率を演算し、前記積極発電充電率がモーター走行による消費電力が最も高い定常走行を所定期間だけ実行可能なモーター走行充電率より大きい場合に前記モーター走行モードを選択する
    ハイブリッド自動車の制御装置。
  2. 前記制御装置は、前記積極発電充電率が上限充電率よりも小さい場合に前記積極発電モードを選択する
    請求項1に記載のハイブリッド自動車の制御装置。
  3. 前記制御装置は、バッテリーの充電率を演算し、前記充電率が発電許可充電率よりも小さい場合に積極発電モードを選択する
    請求項1または2に記載のハイブリッド自動車の制御装置。
  4. 前記制御装置は、車両が停車すると、前記要求トルクが前記発電許可トルクよりも小さい発電開始トルクに到達してから前記積極発電モードを選択する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のハイブリッド自動車の制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記要求トルクが前記発電開始トルクよりも小さいトルクである最低発電許可トルクよりも大きい場合に前記積極発電モードを選択する
    請求項4に記載のハイブリッド自動車の制御装置。
  6. 前記制御装置は、前記発電トルクが第1発電トルク以上になってから前記積極発電モードを選択するとともに、前記積極発電モードの選択後は前記発電トルクが前記第1発電トルクよりも小さい第2発電トルク以上である場合に前記積極発電モードを選択する
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のハイブリッド自動車の制御装置。
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