JP6771430B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、トーストを焼き上げることができる加熱調理器に関するものである。
従来の一般的なオーブントースターは、熱源として、石英管、ハロゲン、カーボンなどで構成された棒状のヒーターが加熱室の上下に配置され、上下のヒーター間には、調理網が配置された構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
そして、このようなオーブントースターは、上下ヒーターの輻射熱により、調理網の上に載置された食パンを加熱する。
実開昭61−110002号公報
特許文献1のような従来のオーブントースターは、輻射熱のみによって食パンを加熱することになるため、食パン内部の水分が抜けやすく、食パン全体が乾燥したトーストになってしまうという課題があった。また、食パンは調理網の上に載置されて加熱されるため、調理網に対向した部分は焼き色を付けにくく、また、好みの焼き色を付けづらいという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、被加熱物が食パンである場合、食パン内部の水分が保たれ、かつ、焼きムラの少ない好みの焼き色が付いたトーストを焼き上げることができる加熱調理器を提供することを目的としている。
本発明に係る加熱調理器は、加熱調理器本体と、前記加熱調理器本体の上面に設けられ、被加熱物が載置される底プレートと、前記底プレートを加熱する底面加熱装置と、中央部に凹部を有し、前記底プレートを開閉自在に覆う蓋体と、前記凹部の上面を形成する加熱室天板と、前記加熱室天板を加熱する上面加熱装置と、前記被加熱物の「焼き色」を設定する焼き色設定操作部と、前記底面加熱装置および前記上面加熱装置を制御する制御装置と、「常温パン」、「冷凍パン」、「具材のせパン」、「フレンチトースト」のいずれか一つ以上の加熱モードと、前記加熱モードの中からいずれかのモードが設定されるモード設定操作部と、前記底プレートの温度を検知する底面温度検知装置と、を備え、前記蓋体が閉じられた状態において、前記底プレートと前記凹部とで囲まれた加熱室が内部に形成されるものであり、前記制御装置は、調理開始後、前記焼き色設定操作部により設定された「焼き色」に応じて、前記底面加熱装置への通電を制御し、前記底プレートからの熱伝導で前記加熱室に収容された前記被加熱物を下方から加熱するとともに、前記上面加熱装置への通電を制御し、前記加熱室天板からの輻射熱により前記被加熱物を上方から加熱するものであり、前記モード設定操作部により「常温パン」モードが設定された場合、前記底面温度検知装置による第一検知温度が、第一基準温度に到達するまで前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をONする第一昇温工程と、該第一昇温工程の後に実行される、第一基準時間の間、前記第一検知温度が、前記第一基準温度に保たれるように、第一オフ温度を超えたら前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をOFFし、第一オン温度を下回ったら前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をONする第一加熱工程と、を実行するものであり、調理中の前記上面加熱装置への通電電力を前記底面加熱装置への通電電力よりも大きくするものである
本発明に係る加熱調理器によれば、制御装置は、調理開始後、焼き色設定操作部により設定された「焼き色」に応じて、底面加熱装置への通電を制御し、底プレートからの熱伝導で前記加熱室に収容された前記被加熱物を下方から加熱する。さらに、上面加熱装置への通電を制御し、加熱室天板からの輻射熱により前記被加熱物を上方から加熱する。そのため、被加熱物が食パンである場合、食パン内部の水分が保たれ、かつ、焼きムラの少ない好みの焼き色が付いたトーストを焼き上げることができる。
本発明の実施の形態に係る加熱調理器の外観正面図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器において蓋体が開いた状態の外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の縦断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の「常温パン」モード時における調理工程を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の「常温パン」モード時における制御フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の「冷凍パン」モード時における調理工程を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の「冷凍パン」モード時における制御フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の「フレンチトースト」モード時における調理工程を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の「フレンチトースト」モード時における制御フローを示す図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の「具材のせパン」モード時における調理工程を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の「具材のせパン」モード時における制御フローを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の外観正面図である。図2は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100において蓋体20が開いた状態の外観斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の縦断面概略図である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る加熱調理器100は、加熱調理器本体10と、加熱調理器本体10の背面側のヒンジ部19に開閉自在に設けられた蓋体20と、で構成されている。
加熱調理器本体10は、ヒンジ部19の他、底プレート11と、底面加熱装置12と、底面温度検知装置13と、電源基板14と、操作部15と、操作基板16と、制御装置50と、を備えている。
また、蓋体20は、底プレート11を開閉自在に覆うものであり、加熱室天板21と、加熱室側壁22と、上面加熱装置23と、シール部材24と、持ち手25と、上面温度検知装置27と、を備えている。
底プレート11は、加熱調理器本体10の上面に設けられ、食パンなどの被加熱物30が載置されるものである。この底プレート11は、例えばアルミニウムなどの熱伝導性の高い金属製の板材で形成されている。また、底プレート11の熱効率が上がり、加熱効率を上げることができるように、底プレート11の少なくとも下面側には、黒色の耐熱塗装が施されている。
底面加熱装置12は、底プレート11の下面側に設けられ、底プレート11を加熱するものであり、底プレート11からの熱伝導により被加熱物30を下方から加熱する。底面加熱装置12は、例えば面状ヒーターであり、面状ヒーターとしては、マイカ板に電熱帯を巻いた面状ヒーター、および、電熱帯をセラミックで挟んで形成したセラミックヒーターなどがある。なお、底面加熱装置12を面状ヒーターとすることで、加熱調理器本体10を小型化することができるとともに、被加熱物30の均一加熱が可能となるため、焼きムラを少なくすることができる。
底面温度検知装置13は、底プレート11の下面側に設けられ、底プレート11の温度を検知するものである。底面温度検知装置13は、例えばサーミスタなどの温度センサーである。
電源基板14は、加熱調理器本体10の内部の背面側に設けられ、底面加熱装置12および上面加熱装置23などに電力を供給するための回路が実装されたものである。
操作部15は、加熱調理器本体10の前面に設けられ、ユーザーの操作により調理条件の設定が行われるものである。また、操作部15は、ダイヤル、ボタンなどで構成される、モード設定操作部15aと、焼き色設定操作部15bと、厚さ設定操作部15cと、調理開始操作部15dと、を備えている。
モード設定操作部15aは、ユーザーが「加熱モード」を設定するものである。「加熱モード」には、「常温パン」、「フレンチトースト」、「具材のせパン」、「冷凍パン」などがあり、調理する被加熱物30の種類に応じて設定される。
常温パンとは、常温で保存された状態の食パンである。
フレンチトーストとは、食パン内部に溶き卵、牛乳などの単一の液体または複数食材を混合した液体をしみこませた後、加熱して仕上げる料理である。なお、必ずしも液体をパンの中心まで染みこませる必要はなく、一部でもよい。また、染みこませる液体の量も問わないが、加熱前の水分量は加熱前のパン単体よりも多くなる。
具材のせパンとは、食パンの上にチーズなどパン以外の具材がのせられたものである。なお、具材については、マヨネーズなどの調味料、野菜、肉、魚、果物などでもよく、または、それらを複数組み合わせたものでもよい。
冷凍パンとは、冷凍庫内で保存され、凍った状態の食パンである。なお、冷凍庫内での保管方法、保管期間などは問わない。
焼き色設定操作部15bは、ユーザーが調理する被加熱物30の「焼き色」を設定するものである。「焼き色」には、「濃い」、「普通」、「薄い」などがあり、ユーザーの好みに応じて設定される。
厚さ設定操作部15cは、ユーザーが被加熱物30の「厚さ」を設定するものである。「厚さ」には、「4枚切り」、「6枚切り」、「8枚切り」などがあり、調理する被加熱物30の厚さに応じて設定される。
ここで、被加熱物30の厚さにより、被加熱物30の上面と上面加熱装置23との距離が変化する。そのため、上面加熱装置23を同一制御で異なる厚さの被加熱物30を加熱すると、厚い方が被加熱物30の上面の焼き色が濃くなり、薄い方が被加熱物30の上面の焼き色が薄く傾向がある。
そこで、制御装置50が、厚さ設定操作部15cにより設定された「厚さ」に応じて、上面加熱装置23への通電時間を変更することで、厚さによらず被加熱物30の上面の焼き色を同じにすることができる。なお、厚さ設定操作部15cにより設定された「厚さ」に応じて、上面加熱装置23への通電電力を変更するようにしてもよく、そのようにしても厚さによらず被加熱物30の上面の焼き色を同じにすることができる。
調理開始操作部15dは、加熱調理器100による調理を開始させるものである。
操作基板16は、加熱調理器本体10の内部の前面側に設けられ、操作部15から入力された信号を処理するための回路が実装されたものであり、上記の信号を処理した後、制御装置50に出力するものである。
制御装置50は、加熱調理器本体10の内部に設けられ、操作部15からの入力、つまり、ユーザーにより設定された「加熱モード」、「焼き色」、および、「厚さ」に基づいて、電源基板14に制御信号を出力するものである。なお、制御装置50は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンなどの演算装置とその動作を規定するソフトウェアで構成することもできる。
蓋体20は、その中央部が上方に向かって凹んだ凹部26を有している。加熱室天板21は、蓋体20の中央部の下面に設けられ、凹部26の上面を形成するものである。また、加熱室側壁22は、蓋体20の内側の側面に設けられ、凹部26の側面を形成するものである。
加熱調理器100の内部には、蓋体20が閉じられた状態において、底プレート11と凹部26とで囲まれることにより加熱室40が形成される。この加熱室40には、被加熱物30が収容される。
また、加熱室天板21の熱効率が上がり、加熱効率を上げることができるように、少なくとも加熱室天板21の上面側には、黒色の耐熱塗装が施されている。
上面加熱装置23は、加熱室天板21の上面側に設けられ、加熱室天板21を加熱することにより加熱室40を加熱するものであり、加熱室天板21からの輻射熱により被加熱物30を上方から加熱する。上面加熱装置23は、例えば底面加熱装置12と同様の面状ヒーターである。
シール部材24は、加熱室側壁22の下端に沿って設けられており、蓋体20が閉じられた状態において底プレート11の周縁部11aと密着し、密閉度の高い加熱室40を形成する。シール部材24は、例えばシリコーンで形成されている。
なお、本実施の形態では、シール部材24を用いて密閉度の高い加熱室40を形成する構成としたが、それに限定されず、シール部材24の代わりにラビリンス構造を備え、そのラビリンス構造を用いて密閉度の高い加熱室40を形成する構成としてもよい。
持ち手25は、蓋体20の前面に前方に向かって突出して設けられ、ユーザーが蓋体20を閉じる際に掴む部分である。
上面温度検知装置27は、加熱室天板21の上面側に設けられ、加熱室天板21の温度を検知するものである。上面温度検知装置27は、例えばサーミスタなどの温度センサーである。
本実施の形態に係る加熱調理器100で調理される被加熱物30は、主に食パンである。食パンには、焼き上げる際に蓋をして四角く仕上げられた角型と、焼き上げる際に蓋をせずに仕上げられた山型とがあり、それらの一般的なサイズは、角型は約横12cm×縦12cm、山型は約横12cm×縦16cmとなっている。また、食パンは、一斤を切る枚数によって厚さが異なっており、例えば4枚切りの厚さは約30mm/枚、6枚切りの厚さは約20mm/枚となっている。
加熱室40の縦横のサイズは、少なくとも山型の食パンのサイズよりも大きく、山型の食パンのサイズよりも20〜40mm程度大きい寸法が望ましい。加熱室40の縦横のサイズは、例えば横14cm×縦18cmである。これは、加熱室40内で底プレート11に載置された山型の食パンと加熱室側壁22とが接触しない寸法である。
また、加熱室40の高さは、少なくとも4枚切りの食パンよりも大きく、4枚切りの食パンに具材をのせても加熱室天板21に具材が接触しない程度の寸法が望ましい。加熱室40の高さは、例えば45mmである。これは、底プレート11に載置された、市販で最も厚い4枚切り30mmの食パンの上に、チーズなどの具材を厚さ10mm程度までのせた状態で蓋体20を閉めても、食パンの上の具材と加熱室天板21とが接触しない寸法である。
図4は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の機能ブロック図である。
図4に示すように、本実施の形態に係る制御装置50は、メイン制御部51と、タイマ部52と、制御プログラム記憶部53と、を備えている。メイン制御部51は、操作基板16を介して操作部15から入力された情報に基づいて、底面加熱装置12および上面加熱装置23を制御するものである。タイマ部52は、時間を計測するものである。制御プログラム記憶部53は、例えばROMで構成され、操作部15により設定された調理条件に基づいて調理を実行するための制御プログラムが記憶されるものである。
電源基板14は、制御装置50から出力された制御信号に基づいて、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をONまたはOFFする。底面加熱装置12により加熱された底プレート11の温度は、底面温度検知装置13により検知され、その検知した温度情報は制御装置50に入力される。また、上面加熱装置23により加熱された加熱室天板21の温度は、上面温度検知装置27により検知され、その検知した温度情報は制御装置50に入力される。
次に、本実施の形態に係る加熱調理器100による被加熱物30の調理について説明する。
ユーザーは、被加熱物30を底プレート11に載置した後、蓋体20を閉める。次に、ユーザーは、モード設定操作部15aにより、調理する被加熱物30の種類に応じて「加熱モード」を設定する。また、焼き色設定操作部15bにより、ユーザーの好みに応じて被加熱物30の「焼き色」を設定する。また、厚さ設定操作部15cにより、調理する被加熱物30の厚さに応じて「厚さ」を設定する。次に、ユーザーは、操作部15に設けられた調理開始操作部15dを押下する。
調理開始操作部15dが押下されたら、制御装置50は、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電を開始する。
底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電が開始された後、制御装置50は、ユーザーにより設定された「加熱モード」、「焼き色」、および、「厚さ」に基づいて、それらを制御する。そして、底面加熱装置12により加熱された底プレート11からの熱伝導により被加熱物30の下方を加熱し、上面加熱装置23により加熱された加熱室天板21からの輻射熱により被加熱物30を上方から加熱する。
なお、制御装置50は、調理中の上面加熱装置23への通電電力を底面加熱装置12への通電電力よりも大きくする。これは、上面加熱装置23への通電電力と底面加熱装置12への通電電力とを同じとした場合、底プレート11からの熱伝導による加熱の方が加熱室天板21からの輻射熱による加熱よりも被加熱物30に熱が伝わりやすく、被加熱物30が焼けやすいためである。したがって、上面加熱装置23への通電電力と底面加熱装置12への通電電力とを同じとした場合、トーストの焼き色を上面と下面とで同じに仕上げることができない。
そこで、制御装置50は、調理中の上面加熱装置23への通電電力を底面加熱装置12への通電電力よりも大きくすることで、トーストの焼き色を上面と下面とで同じに仕上げることができる。
次に、本実施の形態に係る加熱調理器100の各モード時における調理工程について説明する。
[常温パン]
図5は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の「常温パン」モード時における調理工程を示す概略図である。図6は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の「常温パン」モード時における制御フローを示す図である。なお、図5中のA工程は図6中の第一昇温工程(ステップS102〜S103)に対応しており、図5中のB工程は図6中の第一加熱工程(ステップS104〜S110)に対応している。
以下、加熱調理器100の「常温パン」モード時における調理工程について、図5および図6を用いて説明する。
調理開始操作部15dが押下されたら調理開始となる。調理開始後、メイン制御部51は、「加熱モード」が「常温パン」に設定されていたら、制御プログラム記憶部53から「常温パン」モードの制御プログラムを読み出す(ステップS101)。そして、その制御プログラムに基づいて、後述の第一昇温工程(ステップS102〜S103)、第一加熱工程(ステップS104〜S110)を順次実行する。
ステップS101の後、メイン制御部51は、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をONする(ステップS102)。
ステップS102の後、メイン制御部51は、底面温度検知装置13により検知された底プレート11の温度(以下、第一検知温度Taと称する)が、予め設定された第一基準温度T1に到達したかどうかを判定する(ステップS103)。ここで、第一基準温度T1は、被加熱物30の表面に焼き色が付く温度である。
ステップS103において、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第一基準温度T1に到達したと判定した場合(ステップS103のYES)、タイマ部52により時間の計測を開始する(ステップS104)。一方、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第一基準温度T1に到達していないと判定した場合(ステップS103のNO)、再度ステップS103の処理を実行する。
ステップS104の後、メイン制御部51は、第一検知温度Taが、予め設定された第一オフ温度T1offを超えたかどうかを判定する(ステップS105)。ここで、第一オフ温度T1offとは、底プレート11の温度を第一基準温度T1に保つため、底面加熱装置12への通電をOFFするタイミングを決定するための温度である。
ステップS105において、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第一オフ温度T1offを超えたと判定した場合(ステップS105のYES)、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をOFFする(ステップS106)。このように、第一検知温度Taが第一オフ温度T1offを超えたら底面加熱装置12への通電をOFFすることで、底プレート11の温度が第一基準温度T1に対して上がり過ぎるのを抑制できる。一方、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第一オフ温度T1offを超えていないと判定した場合(ステップS105のNO)、ステップS107へ進む。なお、第一オフ温度T1offを第一基準温度T1と同じ温度に設定してもよい。
ステップS107において、メイン制御部51は、第一検知温度Taが、予め設定された第一オン温度T1onを下回ったかどうかを判定する(ステップS107)。ここで、第一オン温度T1onとは、底プレート11の温度を第一基準温度T1に保つため、底面加熱装置12への通電をONするタイミングを決定するための温度である。
ステップS107において、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第一オン温度T1onを下回ったと判定した場合(ステップS107のYES)、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をONする(ステップS108)。このように、第一検知温度Taが第一オン温度T1onを下回ったら底面加熱装置12への通電をONすることで、底プレート11の温度が第一基準温度T1に対して下がり過ぎるのを抑制できる。一方、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第一オン温度T1onを下回っていないと判定した場合(ステップS107のNO)、ステップS109へ進む。なお、第一オン温度T1onを第一基準温度T1と同じ温度に設定してもよい。
ステップS109において、メイン制御部51は、タイマ部52により計測した時間(以下、計測時間taと称する)が、予め設定された第一基準時間t1を経過したかどうかを判定する(ステップS109)。ここで、第一基準時間t1には、焼き色設定操作部15bにより設定された「焼き色」に応じて異なる時間が設定される。具体的には、「濃い」が設定された場合の方が、「薄い」が設定された場合よりも長い時間が設定される。これは、第一基準時間t1の設定時間が長くなる方が被加熱物30の加熱時間も長くなり、被加熱物30の表面の焼き色が濃くなるためである。
なお、第一基準時間t1には、焼き色設定操作部15bにより設定された「焼き色」に応じて異なる温度が設定されるようにしてもよい。具体的には、「濃い」が設定された場合の方が、「薄い」が設定された場合よりも高い温度が設定される。これは、第一基準温度T1の設定温度が高くなる方が被加熱物30の加熱温度も高くなり、被加熱物30の表面の焼き色が濃くなるためである。
ステップS109において、メイン制御部51が、計測時間taが第一基準時間t1を経過したと判定した場合(ステップS109のYES)、ステップS110へ進む。一方、メイン制御部51が、計測時間taが第一基準時間t1を経過していないと判定した場合(ステップS109のNO)、ステップS105へ戻る。
ステップS110において、メイン制御部51は、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をOFFし、タイマ部52による時間の計測を停止し、調理終了となる。
以上のように、「常温パン」モードでは、設定された「焼き色」に応じて、第一基準時間t1が設定される。または、設定された「焼き色」に応じて、第一基準温度T1が設定される。そして、本実施の形態に係る加熱調理器100は、その第一基準時間t1の間、底面温度検知装置13の第一検知温度Taが第一基準温度T1に保たれるように、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電を制御する。そして、底プレート11からの熱伝導で加熱室40に収容された被加熱物30である常温パンを下方から加熱するとともに、上面加熱装置23への通電を制御し、加熱室天板21からの輻射熱により常温パンを上方から加熱する。そのため、被加熱物30が常温パンの場合、食パン内部の水分が保たれ、かつ、焼きムラの少ない好みの焼き色が付いたトーストを焼き上げることができる。
[冷凍パン]
図7は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の「冷凍パン」モード時における調理工程を示す概略図である。図8は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の「冷凍パン」モード時における制御フローを示す図である。なお、図7中のC工程は図8中の第二昇温工程(ステップS202〜S203)に対応しており、図7中のD工程は図8中の第二加熱工程(ステップS204〜S210)に対応している。また、図7中のA工程は図6中の第一昇温工程(ステップS102〜S103)に対応しており、図7中のB工程は図6中の第一加熱工程(ステップS104〜S110)に対応している。
以下、加熱調理器100の「冷凍パン」モード時における調理工程について、図7および図8を用いて説明する。
調理開始操作部15dが押下されたら調理開始となる。調理開始後、メイン制御部51は、「加熱モード」が「冷凍パン」に設定されていたら、制御プログラム記憶部53から「冷凍パン」モードの制御プログラムを読み出す(ステップS201)。そして、その制御プログラムに基づいて、後述の第二昇温工程(ステップS202〜S203)、第二加熱工程(ステップS204〜S210)、第一昇温工程(ステップS102〜S103)、第一加熱工程(ステップS104〜S110)を順次実行する。
ステップS201の後、メイン制御部51は、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をONする(ステップS202)。
ステップS202の後、メイン制御部51は、第一検知温度Taが、予め設定された第二基準温度T2に到達したかどうかを判定する(ステップS203)。ここで、第二基準温度T2には、第一基準温度T1よりも低い温度が設定される。これは、被加熱物30の表面に焼き色が付かない温度である。
ステップS203において、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第二基準温度T2に到達したと判定した場合(ステップS203のYES)、タイマ部52により時間の計測を開始する(ステップS204)。一方、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第二基準温度T2に到達していないと判定した場合(ステップS203のNO)、再度ステップS203の処理を実行する。
ステップS204の後、メイン制御部51は、第一検知温度Taが、予め設定された第二オフ温度T2offを超えたかどうかを判定する(ステップS205)。ここで、第二オフ温度T2offとは、底プレート11の温度を第二基準温度T2に保つため、底面加熱装置12への通電をOFFするタイミングを決定するための温度である。
ステップS205において、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第二オフ温度T2offを超えたと判定した場合(ステップS205のYES)、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をOFFする(ステップS206)。このように、第一検知温度Taが第二オフ温度T2offを超えたら底面加熱装置12への通電をOFFすることで、底プレート11の温度が第二基準温度T2に対して上がり過ぎるのを抑制できる。一方、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第二オフ温度T2offを超えていないと判定した場合(ステップS205のNO)、ステップS207へ進む。なお、第二オフ温度T2offを第二基準温度T2と同じ温度に設定してもよい。
ステップS207において、メイン制御部51は、第一検知温度Taが、予め設定された第二オン温度T2onを下回ったかどうかを判定する(ステップS207)。ここで、第二オン温度T2onとは、底プレート11の温度を第二基準温度T2に保つため、底面加熱装置12への通電をONするタイミングを決定するための温度である。
ステップS207において、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第二オン温度T2onを下回ったと判定した場合(ステップS207のYES)、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をONする(ステップS208)。このように、第一検知温度Taが第二オン温度T2onを下回ったら底面加熱装置12への通電をONすることで、底プレート11の温度が第二基準温度T2に対して下がり過ぎるのを抑制できる。一方、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第二オン温度T2onを下回っていないと判定した場合(ステップS207のNO)、ステップS209へ進む。なお、第二オン温度T2onを第二基準温度T2と同じ温度に設定してもよい。
ステップS209において、メイン制御部51は、タイマ部52による計測時間taが、予め設定された第二基準時間t2を経過したかどうかを判定する(ステップS209)。ここで、第二基準時間t2には、被加熱物30を第二基準温度T2で加熱して解凍するために必要な時間が設定される。
ステップS209において、メイン制御部51が、計測時間taが第二基準時間t2を経過したと判定した場合(ステップS209のYES)、ステップS210へ進む。一方、メイン制御部51が、計測時間taが第二基準時間t2を経過していないと判定した場合(ステップS209のNO)、ステップS205へ戻る。
ステップS210において、メイン制御部51は、タイマ部52による時間の計測を停止し、図6のステップS102へ進む。なお、ステップS102以降の処理については、上述の「常温パン」モードと同じであるため、説明を省略する。
以上のように、「冷凍パン」モードでは、「常温パン」モードと同様の第一昇温工程と第一加熱工程とが実行される前に、第二昇温工程と第二加熱工程とが実行される。つまり、本実施の形態に係る加熱調理器100は、被加熱物30が冷凍パンの場合、解凍して常温パンと同様の状態にしてから、「常温パン」モードと同様の第一昇温工程と第一加熱工程とを実行する。そのため、被加熱物30が冷凍パンの場合でも、常温パンと同様に、食パン内部の水分が保たれ、かつ、焼きムラの少ない好みの焼き色が付いたトーストを焼き上げることができる。
[フレンチトースト]
図9は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の「フレンチトースト」モード時における調理工程を示す概略図である。図10は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の「フレンチトースト」モード時における制御フローを示す図である。なお、図9中のA工程は図10中の第一昇温工程(ステップS302〜S303)に対応しており、図9中のB工程は図10中の第一加熱工程(ステップS304〜S310)に対応している。
以下、加熱調理器100の「フレンチトースト」モード時における調理工程について、図9および図10を用いて説明する。
調理開始操作部15dが押下されたら調理開始となる。調理開始後、メイン制御部51は、「加熱モード」が「フレンチトースト」に設定されていたら、制御プログラム記憶部53から「フレンチトースト」モードの制御プログラムを読み出す(ステップS301)。そして、その制御プログラムに基づいて、後述の第一昇温工程(ステップS302〜S303)、第一加熱工程(ステップS304〜S310)を順次実行する。
ステップS301の後、メイン制御部51は、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をONする(ステップS302)。
ステップS302の後、メイン制御部51は、第一検知温度Taが、予め設定された第三基準温度T3に到達したかどうかを判定する(ステップS303)。ここで、第三基準温度T3には、第一基準温度T1よりも低い温度が設定される。これは、被加熱物30となるフレンチトーストの表面が焦げ付かない温度である。
ステップS303において、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第三基準温度T3に到達したと判定した場合(ステップS303のYES)、タイマ部52により時間の計測を開始する(ステップS304)。一方、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第三基準温度T3に到達していないと判定した場合(ステップS303のNO)、再度ステップS303の処理を実行する。
ステップS304の後、メイン制御部51は、第一検知温度Taが、予め設定された第三オフ温度T3offを超えたかどうかを判定する(ステップS305)。ここで、第三オフ温度T3offとは、底プレート11の温度を第三基準温度T3に保つため、底面加熱装置12への通電をOFFするタイミングを決定するための温度である。
ステップS305において、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第三オフ温度T3offを超えたと判定した場合(ステップS305のYES)、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をOFFする(ステップS306)。このように、第一検知温度Taが第三オフ温度T3offを超えたら底面加熱装置12への通電をOFFすることで、底プレート11の温度が第三基準温度T3に対して上がり過ぎるのを抑制できる。一方、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第三オフ温度T3offを超えていないと判定した場合(ステップS305のNO)、ステップS307へ進む。なお、第三オフ温度T3offを第三基準温度T3と同じ温度に設定してもよい。
ステップS307において、メイン制御部51は、第一検知温度Taが、予め設定された第三オン温度T3onを下回ったかどうかを判定する(ステップS307)。ここで、第三オン温度T3onとは、底プレート11の温度を第三基準温度T3に保つため、底面加熱装置12への通電をONするタイミングを決定するための温度である。
ステップS307において、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第三オン温度T3onを下回ったと判定した場合(ステップS307のYES)、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をONする(ステップS308)。このように、第一検知温度Taが第三オン温度T3onを下回ったら底面加熱装置12への通電をONすることで、底プレート11の温度が第三基準温度T3に対して下がり過ぎるのを抑制できる。一方、メイン制御部51が、第一検知温度Taが第三オン温度T3onを下回っていないと判定した場合(ステップS307のNO)、ステップS309へ進む。なお、第三オン温度T3onを第三基準温度T3と同じ温度に設定してもよい。
ステップS309において、メイン制御部51は、タイマ部52による計測時間taが、予め設定された第三基準時間t3を経過したかどうかを判定する(ステップS309)。ここで、第三基準時間t3には、焼き色設定操作部15bにより設定された「焼き色」に応じて異なる時間が設定される。具体的には、「濃い」が設定された場合の方が、「薄い」が設定された場合よりも長い時間が設定される。これは、第三基準時間t3の設定時間が長くなる方が被加熱物30の加熱時間も長くなり、被加熱物30の表面の焼き色が濃くなるためである。また、第三基準時間t3には、第一基準時間t1よりも長い時間が設定される。被加熱物30を加熱する温度である第三基準温度T3が、「常温パン」モード時における第一基準温度T1よりも低い。そのため、被加熱物30の表面に「常温パン」モード時と同じ焼き色を付け、かつ、内部に熱を十分に伝えるためには、加熱時間を長くする必要があるためである。
ステップS309において、メイン制御部51が、計測時間taが第三基準時間t3を経過したと判定した場合(ステップS309のYES)、ステップS310へ進む。一方、メイン制御部51が、計測時間taが第三基準時間t3を経過していないと判定した場合(ステップS309のNO)、ステップS305へ戻る。
ステップS310において、メイン制御部51は、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電をOFFし、タイマ部52による時間の計測を停止し、調理終了となる。
以上のように、「フレンチトースト」モードでは、「常温パン」モードと同様の第一昇温工程と第一加熱工程とが実行されるが、第一加熱工程では、「常温パン」モードの第一加熱工程よりも低い温度で長い時間をかけて被加熱物30の加熱が行われる。これは、フレンチトーストはパン内部に液体が染みこんでいるため、常温パンに比べて、表面が焦げやすく、また、内部に熱が伝わりづらいためである。そこで、本実施の形態に係る加熱調理器100は、被加熱物30がフレンチトーストの場合、低い温度で長い時間をかけて「常温パン」モードと同様の処理を実行する。そのため、フレンチトーストのパン内部に熱を十分に伝えることができ、ふわふわとした食感を生み出すことができる。また、被加熱物30がフレンチトーストの場合でも、常温パンと同様に、食パン内部の水分が保たれ、かつ、焼きムラの少ない好みの焼き色が付いたトーストを焼き上げることができる。
[具材のせパン]
図11は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の「具材のせパン」モード時における調理工程を示す概略図である。図12は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の「具材のせパン」モード時における制御フローを示す図である。なお、図11中のE工程は図12中の第三昇温工程(ステップS402〜S404)に対応している。また、図11中のA工程は図6中の第一昇温工程(ステップS103)に対応しており、図11中のB工程は図6中の第一加熱工程(ステップS104〜S110)に対応している。
以下、加熱調理器100の「具材のせパン」モード時における調理工程について、図11および図12を用いて説明する。
調理開始操作部15dが押下されたら調理開始となる。調理開始後、メイン制御部51は、「加熱モード」が「具材のせパン」に設定されていたら、制御プログラム記憶部53から「具材のせパン」モードの制御プログラムを読み出す(ステップS401)。そして、その制御プログラムに基づいて、後述の第三昇温工程(ステップS402〜S404)、第一昇温工程(ステップS103)、第一加熱工程(ステップS104〜S110)を順次実行する。
ステップS401の後、メイン制御部51は、上面加熱装置23への通電をONする(ステップS402)。
ステップS402の後、メイン制御部51は、上面温度検知装置27により検知された加熱室天板21の温度(以下、第二検知温度Tbと称する)が、予め設定された第四基準温度T4に到達したかどうかを判定する(ステップS403)。ここで、第四基準温度T4には、第一基準温度T1よりも低い温度が設定される。被加熱物30である具材のせパンの具材を十分に加熱しつつ、下面が焦げ付かないようにするためには、底面加熱装置12より先に上面加熱装置23への通電をONする必要がある。そこで、上面加熱装置23への通電をONした後、底面加熱装置12への通電をONするタイミングを決定するために、第四基準温度T4が設定されている。
ステップS403において、メイン制御部51が、第二検知温度Tbが第四基準温度T4に到達したと判定した場合(ステップS403のYES)、ステップS404へ進む。一方、メイン制御部51が、第二検知温度Tbが第四基準温度T4に到達していないと判定した場合(ステップS403のNO)、再度ステップS403の処理を実行する。
ステップS404において、メイン制御部51は、底面加熱装置12への通電をONし、図6のステップS103へ進む。なお、ステップS103以降の処理については、上述の「常温パン」モードと同じであるため、説明を省略する。
以上のように、「具材のせパン」モードでは、「常温パン」モードと同様の第一昇温工程と第一加熱工程とが実行される前に、第三昇温工程が実行される。つまり、本実施の形態に係る加熱調理器100は、被加熱物30が具材のせパンの場合、上面加熱装置23への通電をONして具材を先に加熱してから、第一昇温工程と第一加熱工程とを実行する。そのため、具材のせパンの具材を十分に加熱しつつ、下面が焦げ付かないようにすることができる。また、被加熱物30が具材のせパンの場合でも、常温パンと同様に、食パン内部の水分が保たれ、かつ、焼きムラの少ない好みの焼き色が付いたトーストを焼き上げることができる。
なお、上述した本実施の形態に係る「常温パン」、「冷凍パン」、「フレンチトースト」の各モードにおいて、メイン制御部51は、底面温度検知装置13の第一検知温度Taに基づいて、底面加熱装置12と同様に上面加熱装置23を制御している。しかし、それに限定されず、メイン制御部51は、上面温度検知装置27の検知温度に基づいて、上面加熱装置23を制御してもよい。
また、上述した本実施の形態に係る「具材のせパン」モードにおいて、メイン制御部51は、上面加熱装置23への通電をONした後、第二検知温度Tbが第四基準温度T4に到達したら底面加熱装置12への通電をONしている。しかし、それに限定されず、メイン制御部51は、先に底面加熱装置12への通電をONした後、予め設定された第四基準時間t4が経過したら上面加熱装置23への通電をONしてもよい。
また、上述した本実施の形態に係る各モードにおいて、メイン制御部51は、設定された「焼き色」に応じて、第一基準温度T1または第三基準温度T3に同じ温度を設定し、第一基準時間t1または第三基準時間t3に異なる時間を設定している。しかし、それに限定されず、メイン制御部51は、設定された「焼き色」に応じて、第一基準時間t1または第三基準時間t3に同じ時間を設定し、第一基準温度T1または第三基準温度T3に異なる温度を設定してもよい。
以上、本実施の形態に係る加熱調理器100の制御装置50は、調理開始後、焼き色設定操作部15bにより設定された「焼き色」に応じて、底面加熱装置12への通電および上面加熱装置23への通電を制御するものである。そして、底プレート11からの熱伝導で加熱室40に収容された被加熱物30を下方から加熱するとともに、加熱室天板21からの輻射熱により被加熱物30を上方から加熱するものである。
本実施の形態に係る加熱調理器100によれば、制御装置50は、調理開始後、焼き色設定操作部15bにより設定された「焼き色」に応じて、底面加熱装置12および上面加熱装置23への通電を制御する。そして、底プレート11からの熱伝導で加熱室40に収容された被加熱物30を下方から加熱するとともに、加熱室天板21からの輻射熱により被加熱物30を上方から加熱する。そのため、被加熱物30が食パンである場合、食パン内部の水分が保たれ、かつ、焼きムラの少ない好みの焼き色が付いたトーストを焼き上げることができる。
また、モード設定操作部15aにより「冷凍パン」モードが設定された場合、制御装置50は、第二昇温工程(ステップS202〜S203)と第二加熱工程(ステップS204〜S210)とを実行するものである。そして、その後、第一昇温工程(ステップS102〜S103)と第一加熱工程(ステップS104〜S110)とを実行するものである。
本実施の形態に係る加熱調理器100によれば、「冷凍パン」モードでは、「常温パン」モードと同様の第一昇温工程と第一加熱工程とが実行される前に、第二昇温工程と第二加熱工程とが実行される。つまり、被加熱物30が冷凍パンの場合、解凍して常温パンと同様の状態にしてから、「常温パン」モードと同様の第一昇温工程と第一加熱工程とを実行する。そのため、被加熱物30が冷凍パンの場合でも、常温パンと同様に、食パン内部の水分が保たれ、かつ、焼きムラの少ない好みの焼き色が付いたトーストを焼き上げることができる。
また、モード設定操作部15aにより「フレンチトースト」モードが設定された場合、制御装置50は、第一昇温工程(ステップS302〜S303)と第一加熱工程(ステップS304〜S310)第一昇温工程とを実行するものである。
本実施の形態に係る加熱調理器100によれば、「フレンチトースト」モードでは、「常温パン」モードと同様の第一昇温工程と第一加熱工程とが実行される。しかし、「フレンチトースト」モードの第一加熱工程では、「常温パン」モードの第一加熱工程よりも低い温度で長い時間をかけて被加熱物30の加熱が行われる。これは、フレンチトーストはパン内部に液体が染みこんでいるため、常温パンに比べて、表面が焦げやすく、また、内部に熱が伝わりづらいためである。そこで、被加熱物30がフレンチトーストの場合、低い温度で長い時間をかけて「常温パン」モードと同様の処理を実行する。そのため、フレンチトーストのパン内部に熱を十分に伝えることができ、ふわふわとした食感を生み出すことができる。また、被加熱物30がフレンチトーストの場合でも、常温パンと同様に、食パン内部の水分が保たれ、かつ、焼きムラの少ない好みの焼き色が付いたトーストを焼き上げることができる。
また、モード設定操作部15aにより「具材のせパン」モードが設定された場合、制御装置50は、第三昇温工程を実行した後、第一昇温工程(ステップS102〜S103)と第一加熱工程(ステップS104〜S110)とを実行するものである。
本実施の形態に係る加熱調理器100によれば、「具材のせパン」モードでは、「常温パン」モードと同様の第一昇温工程と第一加熱工程とが実行される前に、第三昇温工程が実行される。つまり、被加熱物30が具材のせパンの場合、上面加熱装置23への通電をONして具材を先に加熱してから、第一昇温工程と第一加熱工程とを実行する。そのため、具材のせパンの具材を十分に加熱しつつ、下面が焦げ付かないようにすることができる。また、被加熱物30が具材のせパンの場合でも、常温パンと同様に、食パン内部の水分が保たれ、かつ、焼きムラの少ない好みの焼き色が付いたトーストを焼き上げることができる。
また、本実施の形態に係る加熱調理器100の制御装置50は、調理中の上面加熱装置23への通電電力を底面加熱装置12への通電電力よりも大きくするものである。
本実施の形態に係る加熱調理器100によれば、制御装置50が、調理中の上面加熱装置23への通電電力を底面加熱装置12への通電電力よりも大きくすることで、トーストの焼き色を上面と下面とで同じに仕上げることができる。
また、本実施の形態に係る加熱調理器100の制御装置50は、厚さ設定操作部15cにより設定された「厚さ」に応じて、第一加熱工程(ステップS104〜S110またはステップS304〜S310)を実行する時間の長さを変更するものである。
本実施の形態に係る加熱調理器100によれば、制御装置50が、厚さ設定操作部15cにより設定された「厚さ」に応じて、第一加熱工程を実行する時間の長さを変更することで、厚さによらず被加熱物30の上面の焼き色を同じにすることができる。
10 加熱調理器本体、11 底プレート、11a 周縁部、12 底面加熱装置、13 底面温度検知装置、14 電源基板、15 操作部、15a モード設定操作部、15b 焼き色設定操作部、15c 厚さ設定操作部、15d 調理開始操作部、16 操作基板、19 ヒンジ部、20 蓋体、21 加熱室天板、22 加熱室側壁、23 上面加熱装置、24 シール部材、25 持ち手、26 凹部、27 上面温度検知装置、30 被加熱物、40 加熱室、50 制御装置、51 メイン制御部、52 タイマ部、53 制御プログラム記憶部、100 加熱調理器。

Claims (8)

  1. 加熱調理器本体と、
    前記加熱調理器本体の上面に設けられ、被加熱物が載置される底プレートと、
    前記底プレートを加熱する底面加熱装置と、
    中央部に凹部を有し、前記底プレートを開閉自在に覆う蓋体と、
    前記凹部の上面を形成する加熱室天板と、
    前記加熱室天板を加熱する上面加熱装置と、
    前記被加熱物の「焼き色」を設定する焼き色設定操作部と、
    前記底面加熱装置および前記上面加熱装置を制御する制御装置と、
    「常温パン」、「冷凍パン」、「具材のせパン」、「フレンチトースト」のいずれか一つ以上の加熱モードと、
    前記加熱モードの中からいずれかのモードが設定されるモード設定操作部と、
    前記底プレートの温度を検知する底面温度検知装置と、を備え、
    前記蓋体が閉じられた状態において、
    前記底プレートと前記凹部とで囲まれた加熱室が内部に形成されるものであり、
    前記制御装置は、
    調理開始後、前記焼き色設定操作部により設定された「焼き色」に応じて、
    前記底面加熱装置への通電を制御し、前記底プレートからの熱伝導で前記加熱室に収容された前記被加熱物を下方から加熱するとともに、
    前記上面加熱装置への通電を制御し、前記加熱室天板からの輻射熱により前記被加熱物を上方から加熱するものであり、
    前記モード設定操作部により「常温パン」モードが設定された場合、
    前記底面温度検知装置による第一検知温度が、第一基準温度に到達するまで前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をONする第一昇温工程と、
    該第一昇温工程の後に実行される、
    第一基準時間の間、
    前記第一検知温度が、前記第一基準温度に保たれるように、第一オフ温度を超えたら前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をOFFし、第一オン温度を下回ったら前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をONする第一加熱工程と、を実行するものであり、
    調理中の前記上面加熱装置への通電電力を前記底面加熱装置への通電電力よりも大きくするものである
    加熱調理器。
  2. 前記第一基準時間は、
    前記焼き色設定操作部により設定された「焼き色」に応じて、異なる時間が設定されるものである
    請求項に記載の加熱調理器。
  3. 前記第一基準温度は、
    前記焼き色設定操作部により設定された「焼き色」に応じて、異なる温度が設定されるものである
    請求項に記載の加熱調理器。
  4. 前記モード設定操作部により「冷凍パン」モードが設定された場合、
    前記制御装置は、
    前記第一検知温度が、前記第一基準温度よりも低い第二基準温度に到達するまで前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をONする第二昇温工程と、
    該第二昇温工程の後に実行される、
    第二基準時間の間、
    前記第一検知温度が、前記第一基準温度よりも低い前記第二基準温度に保たれるように、第二オフ温度を超えたら前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をOFFし、第二オン温度を下回ったら前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をONする第二加熱工程と、を実行した後、前記第一昇温工程および前記第一加熱工程を実行するものである
    請求項のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  5. 前記モード設定操作部により「フレンチトースト」モードが設定された場合、
    前記制御装置は、
    前記第一検知温度が、前記第一基準温度よりも低い第三基準温度に到達するまで前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をONする第一昇温工程と、
    該第一昇温工程の後に実行される、
    前記第一基準時間よりも長い第三基準時間の間、
    前記第一検知温度が、前記第三基準温度に保たれるように、第三オフ温度以上となったら前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をOFFし、第三オン温度以下となったら前記底面加熱装置および前記上面加熱装置への通電をONする第一加熱工程と、を実行するものである
    請求項のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記加熱室天板の温度を検知する上面温度検知装置を備え、
    前記モード設定操作部により「具材のせパン」モードが設定された場合、
    前記制御装置は、
    前記上面加熱装置への通電をONした後、前記上面温度検知装置による第二検知温度が、前記第一基準温度よりも低い第四基準温度に到達したら前記底面加熱装置への通電をONする第三昇温工程を実行した後、前記第一昇温工程と前記第一加熱工程とを実行するものである
    請求項のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  7. 前記モード設定操作部により「具材のせパン」モードが設定された場合、
    前記制御装置は、
    前記上面加熱装置への通電をONした後、第四基準時間が経過したら前記底面加熱装置への通電をONする第三昇温工程を実行した後、前記第一昇温工程と前記第一加熱工程とを実行するものである
    請求項のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  8. 前記被加熱物の「厚さ」を設定する厚さ設定操作部を備え、
    前記制御装置は、
    前記厚さ設定操作部により設定された「厚さ」に応じて、前記第一加熱工程を実行する時間の長さを変更するものである
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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