JP6770884B2 - 識別体 - Google Patents

識別体 Download PDF

Info

Publication number
JP6770884B2
JP6770884B2 JP2016242336A JP2016242336A JP6770884B2 JP 6770884 B2 JP6770884 B2 JP 6770884B2 JP 2016242336 A JP2016242336 A JP 2016242336A JP 2016242336 A JP2016242336 A JP 2016242336A JP 6770884 B2 JP6770884 B2 JP 6770884B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
antennas
resonance peak
tag
regions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016242336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018097665A (ja
Inventor
裕 出口
裕 出口
岳央 道坂
岳央 道坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Forms Co Ltd
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2016242336A priority Critical patent/JP6770884B2/ja
Priority to PCT/JP2017/041436 priority patent/WO2018110201A1/ja
Publication of JP2018097665A publication Critical patent/JP2018097665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6770884B2 publication Critical patent/JP6770884B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42DBOOKS; BOOK COVERS; LOOSE LEAVES; PRINTED MATTER CHARACTERISED BY IDENTIFICATION OR SECURITY FEATURES; PRINTED MATTER OF SPECIAL FORMAT OR STYLE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DEVICES FOR USE THEREWITH AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; MOVABLE-STRIP WRITING OR READING APPARATUS
    • B42D25/00Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof
    • B42D25/20Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof characterised by a particular use or purpose
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/08Strip line resonators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q15/00Devices for reflection, refraction, diffraction or polarisation of waves radiated from an antenna, e.g. quasi-optical devices
    • H01Q15/14Reflecting surfaces; Equivalent structures

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、アンテナを用いて識別情報を認識可能とする識別体に関する。
昨今、情報化社会の進展に伴って、商品等に貼付されるラベルやタグに情報を記録し、このラベルやタグを用いて商品等の管理が行われている。このようなラベルやタグを用いた情報管理においては、ラベルやタグに対して非接触状態にて情報の書き込みや読み出しを行うことが可能なICチップが搭載された非接触型ICラベルや非接触型ICタグ等のRFID技術を利用した識別体がその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
このようなRFID技術を利用した識別体としては、上述したようにICチップが搭載されたものに限らず、共振ピークの周波数が互いに異なる複数のアンテナを有し、ICチップを用いずに複数のアンテナの組み合わせでIDを認識できるようにしたものも考えられている。例えば、複数のアンテナを構成する誘電子要素とコンデンサ要素の形状を異ならせたり、複数のアンテナの形状や向きを異ならせたりして共振ピークの周波数を複数のアンテナ毎に異ならせ、そのアンテナの組み合わせでIDを表現可能とする技術が、特許文献1,2に開示されている。この技術を用いれば、アンテナの数をN個とした場合、1つのアンテナの有無によって“1”,“0”の2つの情報を持たせることができ、また、全てのアンテナが無い場合を除いて、(2N−1)個のIDを認識可能に表現することができる。
特公平7−80386号公報 特表2008−503759号公報
ところで、上述したようなRFID技術を利用した識別体は、識別体を用いて管理される商品等に貼付される等、誘電体に接触した状態で使用される場合が多い。その場合、誘電体の影響で識別体の周波数特性が変化し、共振ピークが緩やかなものとなって検出されなくなったり、共振ピークの周波数が大きくシフトしたりして、識別情報となるIDを正しく認識することができなくなってしまう虞がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、誘電体に接触した状態で使用される場合であっても利便性を低下させることなく識別情報を正しく認識することができる識別体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
導電層と、
絶縁層を介して前記導電層の表裏のそれぞれに対向して設けられ、前記導電層と対向することで共振ピークが発現するアンテナとを有し、
前記導電層は、平面視にて前記アンテナを覆う形状を有する。
上記のように構成された本発明においては、アンテナが導電層と対向することで共振ピークが発現するとともに、識別体が商品等に貼付される等、誘電体に接触した状態で使用される場合に、アンテナと誘電体との間に導電層が介在することで、誘電体の影響が識別体の周波数特性に及ぶことが回避され、それにより、識別体の周波数特性が変化することが回避され、識別情報が正しく認識されることとなる。その際、アンテナが、絶縁層を介して導電層の表裏のそれぞれに対向して設けられているため、識別体のいずれの面からも識別情報を認識することができる。
上記のようなアンテナとしては、導電層に対向しない状態におけるQ値が30以下であれば、導電層に対向することで、Q値が30以上となる鋭い共振ピークを発現させることができる。
また、絶縁層を介して導電層の表裏のそれぞれに対向して設けられたアンテナが、導電層と対向することで発現する共振ピークの周波数が互いに異なるものであれば、識別体の表裏を判定することができたり、使用方法に応じて2つの識別情報を表すことができたりする。
また、アンテナが絶縁層を介して導電層に対向して設けられる複数の領域を有するものにおいては、アンテナが、導電層に対向することによって発現する共振ピークの周波数が複数の領域毎に異なり、複数の領域のそれぞれが、アンテナが設けられた領域と、アンテナが設けられていない領域とのいずれか一方であることにより、アンテナが設けられた領域においては、アンテナの導電層に対向することによって発現した共振ピークが検出され、アンテナが設けられていない領域においては、共振ピークが発現しないことで検出されず、これら2値情報の組み合わせからなる識別情報を表すことができる。
本発明によれば、アンテナが導電層と対向することで共振ピークが発現するとともに、識別体が商品等に貼付される等、誘電体に接触した状態で使用される場合に、アンテナと誘電体との間に導電層が介在することで、誘電体の影響によって識別体の周波数特性が変化することが回避され、共振ピークを検出することで識別情報を正しく認識することができる。その際、アンテナが、絶縁層を介して導電層の表裏のそれぞれに対向して設けられているため、識別体のいずれの面からも識別情報を認識することができ、誘電体に接触した状態で使用される場合であっても利便性を低下させることなく識別情報を正しく認識することができる。
また、絶縁層を介して導電層の表裏のそれぞれに対向して設けられたアンテナが、導電層と対向することで発現する共振ピークの周波数が互いに異なるものにおいては、識別体の表裏を判定することができたり、使用方法に応じて2つの識別情報を表すことができたりする。
また、アンテナが絶縁層を介して導電層に対向して設けられる複数の領域を有するものにおいて、アンテナが、導電層に対向することによって発現する共振ピークの周波数が複数の領域毎に異なり、複数の領域のそれぞれが、アンテナが設けられた領域と、アンテナが設けられていない領域とのいずれか一方であることにより、共振ピークが検出された領域と共振ピークが検出されない領域とによる2値情報の組み合わせからなる識別情報を表すことができる。
本発明の識別体の基本形態の一例を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面の構成を示す図である。 1枚のベース基材の一方の面のみにアンテナが形成されてなるIDタグの周波数特性を説明するための図であり、(a)はIDタグが誘電体に接していない状態の周波数特性を示す図、(b)はIDタグが誘電体に接している状態の周波数特性を示す図である。 1枚のベース基材の一方の面のみにアンテナが形成され、他方の面の全面にグランドパターンが形成されてなるIDタグの周波数特性を説明するための図であり、(a)はアンテナが形成された面側からIDの読み取りを行った場合の周波数特性を示す図、(b)はグランドパターンが形成された面側からIDの読み取りを行った場合の周波数特性を示す図である。 図1に示したIDタグの周波数特性を説明するための図であり、(a)はIDタグが誘電体に接していない状態の周波数特性を示す図、(b)は一方の面側からIDの読み取りを行った場合の周波数特性を示す図である。 グランドパターンと対向するアンテナの特性を説明するための図であり、(a)は、グランドパターンと対向した場合に共振ピークが発現しなくなるアンテナの特性を示す図、(b)はグランドパターンと対向することで共振ピークが発現するアンテナの特性を示す図である。 図1に示したIDタグの応用例を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面の構成を示す図である。 図6に示したIDタグに付与されたIDを認識するID認識システムの一例を示す図である。 本発明の識別体の基本形態の他の例を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面の構成を示す図である。 図8に示したIDタグの周波数特性を説明するための図である。 図1に示したIDタグの実用例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示したIDタグの変形実用例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の識別体の基本形態の一例を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面の構成を示す図である。
本形態における識別体は図1に示すように、アンテナ領域31が設けられたベース基材10aと、アンテナ領域32が設けられたベース基材10bとが、グランドパターン40を介して積層されて構成されたIDタグ1である。
ベース基材10a,10bはそれぞれ、本願発明における絶縁層となるものであって、互いに同一形状を有し、200〜300μm程度の厚みを有する絶縁性材料からなる。絶縁性材料としては、樹脂フィルム等が考えられるが、誘電正接が小さなものが好ましい。なお、絶縁層として、ベース基材10a,10bを用いずに、絶縁性樹脂膜を塗布することで構成したものであってもよい。アンテナ領域31,32はそれぞれ、ベース基材10a,10bのグランドパターン40との積層面とは反対側の面に設けられており、導電性材料からなるアンテナ21,22が形成されている。これにより、ベース基材10a,10bを介してグランドパターン40の表裏のそれぞれにアンテナ21,22が対向して設けられた構成となっている。これらアンテナ21,22は、長方形の外形を有し、その短辺の1つからスリットが長手方向に入った形状となっており、互いに同一の形状を有して同一の向きでアンテナ領域31,32に形成されている。そして、アンテナ21,22は、グランドパターン40と対向することで、アンテナ21,22の形状に応じた周波数にて共振ピークを発現する。
グランドパターン40は、本願発明における導電層となるものであって、ベース基材10a,10b間にて、ベース基材10aとベース基材10bとの積層面のうち少なくとも一方の全面に形成されており、それにより、平面視にてアンテナ21,22を覆う形状を有している。
上記のように構成されたIDタグ1においては、アンテナ21,22が、グランドパターン40と対向することでアンテナ21,22の形状に応じた周波数にて共振ピークを発現するため、電磁波を照射し、その反射波において、アンテナ21,22の形状に応じた周波数の近傍にて共振ピークが検出されるかどうかによって、IDタグ1に付与されたIDを認識することができる。具体的には、アンテナ領域31,32にそれぞれアンテナ21,22が形成されていれば共振ピークが検出されるため、その際のIDを“1”とし、また、アンテナ領域31,32のいずれにもアンテナ21,22が形成されていなければ共振ピークが検出されないため、その際のIDを“0”とすることで、IDを認識することができる。なお、アンテナ21,22が、グランドパターン40と対向することで共振ピークを発現することについての詳細な説明は後述する。
ここで、アンテナ21,22が、ベース基材10a,10bを介してグランドパターン40の表裏のそれぞれに対向して設けられた構成となっていることによる作用について説明する。
まず、1枚のベース基材の一方の面のみに図1に示したものと同じようなアンテナが形成されてなるIDタグの周波数特性について説明する。
図2は、1枚のベース基材の一方の面のみにアンテナが形成されてなるIDタグの周波数特性を説明するための図であり、(a)はIDタグが誘電体に接していない状態の周波数特性を示す図、(b)はIDタグが誘電体に接している状態の周波数特性を示す図である。
1枚のベース基材の一方の面のみにアンテナが形成されてなるIDタグにおいては、誘電体に接触していない状態においてアンテナが形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合に、反射波の周波数特性が図2(a)の実線で示すようなものであるとすると、アンテナが形成された面とは反対側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合であっても、反射波の周波数特性は図2(a)の破線で示すようなものとなり、周波数特性はほとんど変わらず、IDタグのいずれの面からも、アンテナの共振ピークによるIDを正しく認識することができる。
ところが、1枚のベース基材の一方の面のみにアンテナが形成されてなるIDタグにおいて、誘電体に接触していない状態における反射波の周波数特性が図2(b)の実線で示すようなものであっても、人の手等の誘電体に接触した状態で電磁波を照射してその反射波を受信すると、反射波の周波数特性が図2(b)の破線で示すようなものとなり、周波数特性が周囲環境の影響を受けて大きく変化し、アンテナの共振ピークによるIDを正しく認識することができなくなってしまう。
次に、1枚のベース基材の一方の面のみに図1に示したものと同じようなアンテナが形成され、他方の面の全面に図1に示したものと同様にグランドパターンが形成されてなるIDタグの周波数特性について説明する。
図3は、1枚のベース基材の一方の面のみにアンテナが形成され、他方の面の全面にグランドパターンが形成されてなるIDタグの周波数特性を説明するための図であり、(a)はアンテナが形成された面側からIDの読み取りを行った場合の周波数特性を示す図、(b)はグランドパターンが形成された面側からIDの読み取りを行った場合の周波数特性を示す図である。
1枚のベース基材の一方の面のみにアンテナが形成され、他方の面の全面にグランドパターンが形成されてなるIDタグにおいては、誘電体に接触していない状態においてアンテナが形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合に、反射波の周波数特性が図3(a)の実線で示すようなものであるとすると、人の手等の誘電体に接触した状態にてアンテナが形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合であっても、反射波の周波数特性は図3(a)の破線で示すようなものとなり、周波数特性はほとんど変わらず、誘電体に接触しているかどうかによらずに、アンテナの共振ピークによるIDを正しく認識することができる。
ところが、1枚のベース基材の一方の面のみにアンテナが形成され、他方の面の全面にグランドパターンが形成されてなるIDタグにおいて、アンテナが形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合に、反射波の周波数特性が図3(b)の実線で示すようなものであっても、グランドパターンが形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信すると、電磁波がグランドパターンによって遮断され、反射波の周波数特性が図3(b)の破線で示すようなものとなり、周波数特性にて共振ピークが存在しなくなり、アンテナの共振ピークによるIDを認識することができなくなってしまう。
次に、図1に示したIDタグ1の周波数特性について説明する。
図4は、図1に示したIDタグ1の周波数特性を説明するための図であり、(a)はIDタグ1が誘電体に接していない状態の周波数特性を示す図、(b)は一方の面側からIDの読み取りを行った場合の周波数特性を示す図である。
図1に示したIDタグ1においては、誘電体に接触していない状態においてアンテナ21が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合、反射波の周波数特性が図4(a)の実線で示すようなものとなり、図中点線で囲んだ領域に共振ピークを有するものとなる。
一方、図1に示したIDタグ1において、誘電体に接触していない状態にてアンテナ22が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合、反射波の周波数特性が図4(a)の破線で示すようなものとなり、周波数特性はほとんど変わらず、同様に図中点線で囲んだ領域に共振ピークを有するものとなる。
このように、図1に示したIDタグ1においては、誘電体に接触していない状態にてアンテナ21が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合も、アンテナ22が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合も、その周波数特性はほとんど変化せず、同じ周波数にて共振ピークが現れることになる。これは、上述したように、アンテナ21,22が互いに同一の形状を有して同一の向きでベース基材10a,10bにそれぞれ形成されており、かつ、一方の面から電磁波を照射した場合、グランドパターン40によってその電磁波が遮断され、他方の面のアンテナの影響を受けずに反射波が受信されるためである。
また、図1に示したIDタグ1において、誘電体に接触していない状態においてアンテナ21が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合に、反射波の周波数特性が図4(b)の実線で示すようなものとなる場合において、人の手等の誘電体に接触した状態にてアンテナ21が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合であっても、反射波の周波数特性は図4(b)の破線で示すようなものとなり、周波数特性はほとんど変わらず、図中点線で囲んだ領域に共振ピークを有するものとなり、誘電体に接触しているかどうかによらずに、アンテナの共振ピークによるIDを認識することができる。これは、アンテナ22が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合でも同様である。
このように、図1に示したIDタグ1においては、誘電体に接触していない状態にて電磁波を照射してその反射波を受信した場合も、誘電体に接触した状態で電磁波を照射してその反射波を受信した場合も、その周波数特性はほとんど変化せず、同じ周波数にて共振ピークが現れることになる。これは、上述したように、アンテナ21,22が、グランドパターン40と対向することで、アンテナ21,22の形状に応じた周波数にて共振ピークを発現するものであり、また、誘電体に接触した場合においても、誘電体の影響がグランドパターン40によって遮断されるためである。
上述したしたように、図1に示したIDタグ1においては、アンテナ21,22が、ベース基材10a,10bを介してグランドパターン40の表裏のそれぞれに対向して設けられた構成となっていることにより、アンテナ21が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合も、アンテナ22が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合も、その周波数特性はほとんど変化せず、同じ周波数にて共振ピークが現れることになり、また、誘電体に接触していない状態にて電磁波を照射してその反射波を受信した場合も、誘電体に接触した状態で電磁波を照射してその反射波を受信した場合も、その周波数特性はほとんど変化せず、同じ周波数にて共振ピークが現れることになり、いずれの場合でも、アンテナ21,22の共振ピークが正しく検出され、この共振ピークによる識別情報を、IDタグ1が誘電体に接触した状態で使用される場合であっても利便性を低下させることなく正しく認識することができる。
ここで、アンテナ21,22が、グランドパターン40と対向することで共振ピークを発現することについて説明する。
図5は、グランドパターンと対向するアンテナの特性を説明するための図であり、(a)は、グランドパターンと対向した場合に共振ピークが発現しなくなるアンテナの特性を示す図、(b)はグランドパターンと対向することで共振ピークが発現するアンテナの特性を示す図である。
図5(a)の実線で示すように、Q値が30を超える鋭い共振ピークを有するアンテナにおいては、図1に示したようにグランドパターンと対向した場合、図5(a)の破線で示すように共振ピークが発現しなくなる。
一方、図5(b)の実線で示すように、Q値が20である緩やかな共振ピークを有するアンテナにおいては、図1に示したようにグランドパターンと対向した場合、図5(b)の破線で示すように、異なる周波数にて、Q値が30以上となる鋭い共振ピークが発現するようになる。このように、グランドパターンに対向した場合に共振ピークが発現するためには、Q値が30以下、好ましくは20以下であるか、あるいは、アンテナ単体では共振ピークが発現しないものである必要がある。
なお、Q値とは、共振ピークでの周波数をω0とし、その共振ピークよりも低周波側にて振動エネルギーが共振ピークの半値となる周波数をω1とし、共振ピークよりも高周波側にて振動エネルギーが共振ピークの半値となる周波数をω2とした場合、Q=ω0/(ω2−ω1)で表される値である。
そのため、図1に示したアンテナ21,22においても、アンテナ21,22単体、すなわち、グランドパターン40に対向しない状態におけるQ値が30以下であることにより、グランドパターン40と対向することで、Q値が30以上の鋭い共振ピークが発現することになる。
以下に、上述した作用を利用して実際にIDを生成し、そのIDを認識する応用例について説明する。
図6は、図1に示したIDタグ1の応用例を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面の構成を示す図である。
本応用例は図6に示すように、5つのアンテナ領域131a〜131eが設けられたベース基材110aと、5つのアンテナ領域132a〜132eが設けられたベース基材110bとが、グランドパターン140を介して積層されて構成されたIDタグ101である。
ベース基材110a,110bはそれぞれ、例えば、図1に示したベース基材10a,10bと同様のものから構成されている。アンテナ領域131a〜131eとアンテナ領域132a〜132eとはそれぞれ、ベース基材110a,110bのグランドパターン140との積層面とは反対側の面に、互いに対向するように設けられている。
アンテナ領域131a〜131e,132a〜132eは、互いに異なる周波数が割り当てられている。本形態においては、アンテナ領域131a,132aには、7.0GHzの周波数が割り当てられており、アンテナ領域131b,132bには、8.0GHzの周波数が割り当てられており、アンテナ領域131c,132cには、9.0GHzの周波数が割り当てられており、アンテナ領域131d,132dには、10.0GHzの周波数が割り当てられており、アンテナ領域131e,132eには、11.0GHzの周波数が割り当てられている。
グランドパターン140は、ベース基材110a,110b間にて、ベース基材110aとベース基材110bとの積層面のうち少なくとも一方の全面に形成されている。
アンテナ領域131a,132aには、グランドパターン140と対向することで、アンテナ領域131a,132aに割り当てられた7.0GHz近傍にて共振ピークが発現するアンテナ121a,122aがそれぞれ形成されている。アンテナ領域131b,132bには、グランドパターン140と対向することで、アンテナ領域131b,132bに割り当てられた8.0GHz近傍にて共振ピークが発現するアンテナ121b,122bがそれぞれ形成されている。アンテナ領域131c,132cには、グランドパターン140と対向することで、アンテナ領域131c,132cに割り当てられた9.0GHz近傍にて共振ピークが発現するアンテナ121c,122cがそれぞれ形成されている。アンテナ領域131d,132dには、アンテナが形成されていない。アンテナ領域131e,132eには、グランドパターン140と対向することで、アンテナ領域131e,132eに割り当てられた11.0GHz近傍にて共振ピークが発現するアンテナ121e,122eがそれぞれ形成されている。これらアンテナ領域131a〜131e,132a〜132eに形成されるアンテナは、図1に示したものと同様に、長方形の外形を有し、その短辺の1つからスリットが長手方向に入った形状となっているが、その長手方向の長さが異なることにより、グランドパターンと対向することで互いに異なる周波数にて共振ピークが発現するものとなっている。また、アンテナ領域131a〜131e,132a〜132eのうち、アンテナ領域131a,131b,131d,131e,132a,132b,132d,132eに形成されるアンテナは、その長手方向が互いに同一方向となるのに対して、アンテナ領域131c,132cに形成されるアンテナは、その長手方向がこれらに対して直交しており、基準アンテナとなるものである。このように、アンテナ領域131a,131b,131d,131e,132a,132b,132d,132eに形成されるアンテナとアンテナ領域131c,132cに形成されるアンテナとは、長手方向が直交することにより、偏波方向が互いに異なっている。
図7は、図6に示したIDタグ101に付与されたIDを認識するID認識システムの一例を示す図である。
本例におけるID認識システムは図7に示すように、図6に示したIDタグ101と、IDタグ101に付与されたIDを認識するリーダ50とから構成され、リーダ50は、送信アンテナ51aと、受信アンテナ51bと、送信部52と、受信部53と、処理部54と、制御部55とを有する。
送信部52は、アンテナ領域131a〜131e,132a〜132eに割り当てられた周波数を含む電磁波を生成し、送信アンテナ51aを介して照射する。
受信部53は、送信部52から送信アンテナ51aを介して照射された電磁波に対するIDタグ101からの反射波を受信アンテナ51bを介して受信し、反射波の受信電力のレベルを検知する。
処理部54は、受信部53にて検知された受信電力のレベルによって、IDタグ101における共振ピークを検出し、アンテナ領域131a〜131e,132a〜132eに割り当てられた周波数のうち、共振ピークが検出された周波数についての個別IDを“1”とし、共振ピークが検出されなかった周波数についての個別IDを“0”とし、これら“1”と“0”とを周波数の順序に並べることで、IDタグ101に付与されたIDを認識する。この際、アンテナ領域131c,132cに形成されたアンテナ121c,122cが、上述したように、アンテナ領域131a,131b,131d,131e,132a,132b,132d,132eに形成されるアンテナに対して偏波方向が異なっているためアンテナ121c,122cを基準アンテナとして利用する。
制御部55は、送信部52における電磁波の照射、及び処理部54における各処理を制御する。
上記のように構成されたリーダ50を用いて、IDタグ101に付与されたIDを認識する場合は、送信部52において、アンテナ領域131a〜131e,132a〜132eに割り当てられた7.0GHz〜11.0GHzを含む周波数帯をスイープしながら当該周波数帯の電磁波を、IDタグ101に対して送信アンテナ51aを介して照射する。
すると、IDタグ101からの反射波が、受信アンテナ51bを介して受信部53にて受信されて反射波の受信電力のレベルが検知され、処理部54において、受信部53にて検知された受信電力のレベルによって共振ピークが検出される。図6に示したIDタグ101においては、上述したように、アンテナ領域131a,132aに、7.0GHz近傍にて共振ピークが発現したアンテナ121a,122aが形成され、アンテナ領域131b,132bに、8.0GHz近傍にて共振ピークが発現したアンテナ121b,122bが形成され、アンテナ領域131c,132cに、9.0GHz近傍にて共振ピークが発現したアンテナ121c,122cが形成され、アンテナ領域131e,132eに、11.0GHz近傍にて共振ピークが発現したアンテナ121e,122eが形成されているため、受信部53にて受信された反射波の受信電力は、7.0GHz、8.0GHz、9.0GHz及び11.0GHzのそれぞれにて共振ピークを有するものとなる。
そして、アンテナ領域131a〜131e,132a〜132eに割り当てられた周波数が1GHzずつの等間隔であることから、処理部54において、1GHzの間隔で、共振ピークが検出された周波数についての個別IDを“1”とし、共振ピークが検出されなかった周波数についての個別IDを“0”とし、これら2値情報となる“1”と“0”とを、例えば周波数の低い順序に並べることで、IDタグ101に付与されたIDが認識される。図6に示したIDタグ101においては、上述したように、7.0GHz、8.0GHz、9.0GHz及び11.0GHzのそれぞれにて共振ピークが検出されるため、個別ID“1”,“1”,“1”,“0”,“1”がこの順序に並べられてなるID“11101”が認識される。なおこの際、9.0GHzの共振ピークは、偏波方向が他のアンテナとは異なる基準アンテナ121c,122cによるものであるため、他の共振ピークとは区別することができる。そのため、アンテナ領域131c,132cには必ずアンテナ121c,122cを形成しておくことにより、アンテナ121c,122cの共振ピークによる個別ID“1”が中央にくるように個別IDを並べることで、最も低い周波数が割り当てられたアンテナ領域131a,132aや、最も高い周波数が割り当てられたアンテナ領域131e,132eにアンテナ121a,122aやアンテナ121e,122eが形成されていない場合や、処理部54にて検出された共振ピークが若干ずれた場合でも、IDタグ101に付与されたIDを正確に認識することができる。なお、基準アンテナ121c,122cによる共振ピークを他のアンテナのものと区別可能とするためには、反射波の波形を他のアンテナからの反射波とは異なるものとすれば、偏波方向を異ならせるものに限らない。
なお、図6に示したIDタグ101においては、ベース基材110a,110b間にて、ベース基材110aとベース基材110bとの積層面のうち少なくとも一方の全面にグランドパターン140が積層されているが、ベース基材110a,110b間にて、ベース基材110aとベース基材110bとの積層面のうち少なくとも一方の面にて、アンテナ領域131a〜131e,132a〜132eに対向してアンテナ領域131a〜131e,132a〜132eをそれぞれ覆うようにグランドパターン140を積層してもよい。その場合、グランドパターンが、平面視にて対向するアンテナの極わずかの領域を覆わないものであってもよく、それも併せて、平面視にてアンテナを覆う形状を有すると定義する。
また、図6に示したものにおいては、アンテナ領域131a〜131e,132a〜132eのそれぞれに、周波数が割り当てられており、アンテナ領域131a〜131c,131e,132a〜132c,132eに、グランドパターン140と対向することで、アンテナ領域131a〜131c,131e,132a〜132c,132eに割り当てられた周波数近傍にて共振ピークが発現するアンテナ121a〜121c,121e,122a〜122c,122eが形成されているが、共振ピークを検出するための周波数の範囲と、アンテナ領域131a〜131e,132a〜132eに形成されるアンテナの共振ピークの間隔が決まっていれば、アンテナ領域131a〜131e,132a〜132eのそれぞれに周波数が割り当てられていなくても、共振ピークが検出されるかどうかによって決まる個別IDを並べることで、IDタグに付与されたIDを認識することができる。
図8は、本発明の識別体の基本形態の他の例を示す図であり、(a)は表面の構成を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は裏面の構成を示す図である。
本形態における識別体は図8に示すように、図1に示したIDタグ1に対して、ベース基材10bのアンテナ領域32に形成されたアンテナ222の大きさが異なるIDタグ201である。
本形態のIDタグ201においては、ベース基材10aのアンテナ領域31に形成されたアンテナ21と、ベース基材10bのアンテナ領域32に形成されたアンテナ222とが、その長手方向の長さが互いに異なっており、それにより、グランドパターン40と対向することで発現する共振ピークの周波数が互いに異なるものとなっている。
図9は、図8に示したIDタグ201の周波数特性を説明するための図である。
図8に示したIDタグ201においては、アンテナ21が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合、反射波の周波数特性は、図9の実線で示すように、アンテナ21の形状に応じて8.3GHz近傍に共振ピークを有するものとなる。一方、アンテナ222が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合、反射波の周波数特性は、アンテナ222の形状がアンテナ21の形状とは異なっていることにより、図9の破線で示すように、アンテナ222の形状に応じて7.7GHz近傍に共振ピークを有するものとなる。これは、アンテナ21が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合は、グランドパターン40によって電磁波がアンテナ222側には貫通せず、アンテナ222の影響を受けずにアンテナ21の周波数特性のみによる共振ピークが発現し、また、アンテナ222が形成された面側から電磁波を照射してその反射波を受信した場合は、グランドパターン40によって電磁波がアンテナ21側には貫通せず、アンテナ21の影響を受けずにアンテナ222の周波数特性のみによる共振ピークが発現するためである。
このように、本形態におけるIDタグ201においては、ベース基材10a,10bを介してグランドパターン40の表裏に対向して設けられたアンテナ21,222が、グランドパターン40と対向することで発現する共振ピークの周波数が互いに異なるものであることにより、IDタグ201の表裏を判定することができる。また、アンテナ21による共振ピークに応じたIDと、アンテナ222による共振ピークに応じたIDとの2つのIDをIDタグ201の使用方法に応じて表すことができる。
図10は、図1に示したIDタグ1の実用例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
図1に示したIDタグ1は、例えば図10に示すように、樹脂等の絶縁性材料からなる2枚の表面基材61a,61bによって表裏から挟み込まれてチップレスカード60として使用することができる。その場合、図10に示すように、ベース基材10aのアンテナ21が形成された面上に表面基材61aを積層し、接着層70aによってベース基材10aと表面基材61aとを接着するとともに、ベース基材10bのアンテナ22が形成された面上に表面基材61bを積層し、ベース基材10bと表面基材61bとを接着層70bによって接着し、チップレスカード60を構成することが考えられる。なお、ベース基材10a,10bと表面基材61a,61bとの接着は、接着層70a,70bによらずに融着等の手段によってもよい。
上記のように構成されたチップレスカード60においても、図1に示したIDタグ1が内蔵されていることで、人の手等の誘電体に接触した状態においても、表裏のいずれの面側から電磁波を照射してその反射波を受信しても、アンテナ21,22による共振ピークを検出することができ、IDを正しく認識することができる。
図11は、図1に示したIDタグ1の変形実用例を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本実用例は図11に示すように、樹脂等の絶縁性材料からなる薄型のケース状の枠部材161に、図1に示したグランドパターン40の代わりに導電板140が収納されるとともに、この導電板140に対向してアンテナ21,22が設けられたチップレスカード160である。
導電板140は、枠部材161の天面及び底面と平行にこれらの中間点に配置されており、アンテナ21は枠部材161の天面の内側の面に、アンテナ22は枠部材161の底面の内側の面にそれぞれ形成されている。それにより、アンテナ21,22と導電板140との間にはそれぞれ、絶縁層となる空間110a,110bが生じている。
上記のように構成されたチップレスカード160においても、導電板140と対向することで共振ピークが発現するアンテナ21,22が、絶縁層となる空間110a,110bを介して導電板140の表裏のそれぞれに対向して設けられ、導電板140が平面視にてアンテナ21,22を覆う形状を有していることで、人の手等の誘電体に接触した状態においても、表裏のいずれの面側から電磁波を照射してその反射波を受信しても、アンテナ21,22による共振ピークを検出することができ、IDを正しく認識することができる。
1,101,201 IDタグ
10a,10b,110a,110b ベース基材
21,22,121a〜121c,121e,122a〜122c,122e,222 アンテナ
131a〜131e,132a〜132e アンテナ領域
40,140 グランドパターン
50 リーダ
51a 送信アンテナ
51b 受信アンテナ
52 送信部
53 受信部
54 処理部
55 制御部
60,160 チップレスカード
61a,61b 表面基材
70a,70b 接着層
110a,110b 空間
140 導電板
161 枠部材

Claims (4)

  1. 導電層と、
    絶縁層を介して前記導電層の表裏のそれぞれに対向して設けられ、前記導電層と対向することで共振ピークが発現するアンテナとを有し、
    前記導電層は、平面視にて前記アンテナを覆う形状を有する、識別体。
  2. 請求項1に記載の識別体において、
    前記アンテナは、前記導電層に対向しない状態におけるQ値が30以下である、識別体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の識別体において、
    前記絶縁層を介して前記導電層の表裏のそれぞれに対向して設けられたアンテナは、前記導電層と対向することで発現する共振ピークの周波数が互いに異なる、識別体。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の識別体において、
    前記アンテナが前記絶縁層を介して前記導電層に対向して設けられる複数の領域を有し、
    前記アンテナは、前記導電層に対向することによって発現する共振ピークの周波数が前記複数の領域毎に異なり、
    前記複数の領域のそれぞれは、前記アンテナが設けられた領域と、前記アンテナが設けられていない領域とのいずれか一方であり、
    前記複数の領域毎に共振ピークが検出されるか否かによる2値情報の組み合わせによって識別情報を表す、識別体。
JP2016242336A 2016-12-14 2016-12-14 識別体 Active JP6770884B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242336A JP6770884B2 (ja) 2016-12-14 2016-12-14 識別体
PCT/JP2017/041436 WO2018110201A1 (ja) 2016-12-14 2017-11-17 識別体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242336A JP6770884B2 (ja) 2016-12-14 2016-12-14 識別体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018097665A JP2018097665A (ja) 2018-06-21
JP6770884B2 true JP6770884B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=62558674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016242336A Active JP6770884B2 (ja) 2016-12-14 2016-12-14 識別体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6770884B2 (ja)
WO (1) WO2018110201A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002185281A (ja) * 2000-12-14 2002-06-28 Lintec Corp 共振回路
JP3956215B2 (ja) * 2003-02-17 2007-08-08 三菱マテリアル株式会社 Rfidシステム並びにrfidタグの相互干渉抑制方法
JP6472986B2 (ja) * 2014-11-27 2019-02-20 トッパン・フォームズ株式会社 識別体及びこの識別体のidを判別する判別システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018110201A1 (ja) 2018-06-21
JP2018097665A (ja) 2018-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9721200B2 (en) Card with metal layer and an antenna
US6744367B1 (en) Identification tag
US9098790B2 (en) Methods and apparatus for preserving privacy in an RFID system
JP6894337B2 (ja) 識別体
JP6770884B2 (ja) 識別体
JP2018185579A (ja) 識別体搭載物品
US8441340B2 (en) Tag communication devices
JP6967926B2 (ja) 識別体およびその製造方法
JP6798930B2 (ja) 識別体及びその製造方法
JP2001109861A (ja) 非接触icカード
KR101169699B1 (ko) 시트형 알에프아이디 태그
JP2001109862A (ja) 非接触icカード
JP2018022356A (ja) 識別体
JP6878250B2 (ja) 識別体、識別方法および識別装置
JP2018185580A (ja) 識別体及びこれが物品に取り付けられてなる識別体搭載物品
Tedjini et al. Chipless RFID, from principles to applications
KR20100034781A (ko) 은재질 인쇄패턴을 갖는 알에프아이디 태그
JP2018022357A (ja) 識別体
JP6473070B2 (ja) 識別体
RU2608259C2 (ru) Способ повышения защитных свойств идентификационной ПАВ-метки
KR20110052976A (ko) 칩리스 알에프아이디용 인증서 및 그를 인증하는 방법
JP2013534376A (ja) アンテナ構成方法および装置
CN106570555A (zh) 电子标签及其制造工艺
JP6480246B2 (ja) 識別体
RU2402812C1 (ru) Мультичастотная радиометка резонансного типа

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6770884

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350