以下に図面を参照して、本発明にかかる制御プログラム、制御方法、および情報処理端末の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる制御方法の一実施例を示す説明図である。図1において、情報処理端末101は、ユーザが使用するコンピュータであり、例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット型PC(Personal Computer)などである。情報処理端末101は、撮像装置150を搭載しており、撮像装置150の撮像範囲111に写る被写体を撮像可能である。店舗130は、商品の販売やサービスを提供する店舗である。店舗130は、例えば、くじ売場である。
ここで、くじの購買数は、年々低下傾向にある。原因としては、高齢者以外の年齢層の購買件数が減少していることや、スマートフォンやコンビニエンスストアで購入できる競合する他の商品に購入者を奪われていることなどが挙げられる。一方で、くじの店頭販売数は減少傾向にあるものの、店舗での購入を希望する固定ユーザも存在する。店頭で購入するユーザは、定期的に繰り返し購入する習慣があり、リピート購入を期待できる。このような固定ユーザの来店機会の促進や、特定の年齢層に狙いを定めた新規のくじ購入者の獲得などを図るために、種々のサービスを行うことは重要である。
例えば、店舗130を訪れたユーザに対して、店舗130に関連するコンテンツやアプリケーションを提供して、店舗130で販売される商品やサービスへの興味を引くことが考えられる。より具体的には、おみくじといったアタリ、ハズレのコンテンツを用意しておき、AR(Augmented Reality)マーカなどの技術を利用して、コンテンツを表示させた後に、コンテンツに関連するアプリケーションを配信することが考えられる。
この場合、例えば、店舗130を訪れたユーザの操作により、情報処理端末101でマーク140を読み取って、コンテンツを表示させた後にアプリケーションを起動させるといった手順で情報提示を行うことになる。ところが、ユーザにとってアプリケーションを起動する操作が面倒なものとなって、アプリケーションの利用を妨げるおそれがある。例えば、複数のアプリケーションの中から店舗130に関連するアプリケーションを選択して起動するといった操作は、ユーザにとって面倒なものとなることがある。店舗130を訪れたユーザにアプリケーションを利用してもらえないと、ポイントの付与などによるサービスを提供できず、販売促進効果を期待することができない。
そこで、実施の形態1では、店舗(例えば、店舗130)を訪れたユーザによるアプリケーションの起動を行う操作を簡略化する制御方法について説明する。以下、情報処理端末101の処理例について説明する。
ここで、店舗130には、マーク140が設けられている。マーク140は、例えば、情報処理端末101からサーバ102へアクセスするための情報や、情報処理端末101においてコンテンツを表示する際の位置を指定するための情報を含むパターン画像である。マーク140としては、例えば、ARマーカを用いることができる。ここでは、店舗130を訪れたユーザが、情報処理端末101の撮像装置150を起動して、店舗130に設けられたマーク140を撮像範囲111に表示させた場合を想定する。
(1)情報処理端末101は、撮像範囲111に、マーク140が含まれることを検出したことに応じて、サーバ102に情報処理端末101の識別情報を送信する。情報処理端末101の識別情報は、例えば、情報処理端末101のIP(Internet Protocol)アドレスやシリアル番号である。
サーバ102は、複数のコンテンツを有するコンピュータである。コンテンツは、情報処理端末101に提供されるアプリケーションの起動前に表示されるものであり、当該アプリケーションに関連するものである。コンテンツは、例えば、店舗130の商品やサービスを紹介するものでもよいし、関連するアプリケーションの内容を示唆するものでもよい。コンテンツは、例えば、動画でもよいし、静止画でもよい。また、複数のコンテンツの中には、関連するアプリケーションが用意されていないものがあってもよい。
サーバ102は、情報処理端末101から識別情報を受信すると、複数のコンテンツの中から、受信した識別情報に応じたコンテンツを選択して、情報処理端末101へ送信する。この際、サーバ102は、例えば、情報処理端末101の識別情報のほかに、当該識別情報を受信した日付や時間などを考慮して、コンテンツを選択することにしてもよい。これにより、情報処理端末101の識別情報に応じて選択されるコンテンツにランダム性を持たせることができる。
ここでは、サーバ102は、情報処理端末101の識別情報に応じて、アタリとなるおみくじのコンテンツ112、または、ハズレとなるおみくじのコンテンツ113のいずれかを選択して、選択したコンテンツを送信する場合を想定する。
(2)情報処理端末101は、送信した識別情報に応じて複数のコンテンツから選択されたコンテンツをサーバ102から受信して、受信したコンテンツを表示する。例えば、情報処理端末101は、アタリとなるおみくじのコンテンツ112を受信すると、受信したコンテンツ112を表示する。コンテンツ112は、例えば、マーク140に重畳表示される。コンテンツ112は、例えば、観音扉の画像や、アタリの文字画像や、観音扉が開放して猫が現れる画像を含む。
一方で、情報処理端末101は、ハズレとなるおみくじのコンテンツ113を受信すると、受信したコンテンツ113を表示する。コンテンツ113は、例えば、マーク140に重畳表示される。コンテンツ113は、観音扉の画像や、ハズレの文字画像や、観音扉が開放して「残念」の文字が現れる画像を含む。
(3)情報処理端末101は、撮像範囲111からマーク140が外れたことを検出したことに応じて、撮像装置150を停止して、表示したコンテンツに関連するアプリケーションを起動する。具体的には、例えば、コンテンツ112が表示されている状態から、ユーザの操作によって、撮像範囲111からマーク140が外れると、情報処理端末101は、撮像装置150を停止する。そして、情報処理端末101は、コンテンツ112に関連するアプリケーション114を起動する。
アプリケーション114の内容は、店舗130に関連する内容であり、例えば、店舗130や商品に関する特典をユーザに付与する内容である。より具体的には、例えば、アプリケーション114は、ユーザにゲームを行わせて、ゲームの結果に応じて、店舗130に関するポイントをユーザに付与するものである。ただし、アプリケーション114の内容は、これに限らず、店舗130で使用できるクーポン情報や、店舗130の広告情報などであってもよい。アプリケーション114は、例えば、コンテンツ112と同時にサーバ102から受信されてもよく、また、撮像範囲111からマーク140が外れたことに応じてサーバ102から受信されることにしてもよい。
一方で、コンテンツ113が表示されている状態から、ユーザの操作によって、撮像範囲111からマーク140が外れると、情報処理端末101は、撮像装置150を停止する。ここでは、コンテンツ113に関連するアプリケーションが用意されていない場合を想定する。
このように、情報処理端末101によれば、撮像範囲111にマーク140が含まれることを検出したことに応じて、サーバ102に情報処理端末101の識別情報を送信し、当該識別情報に応じたコンテンツ112(あるいは、コンテンツ113)を受信して表示することができる。これにより、店舗130を訪れたユーザは、撮像範囲111にマーク140を写すことによって、情報処理端末101の識別情報に応じて選択されるコンテンツ112を見ることができる。
また、情報処理端末101によれば、撮像範囲111からマーク140が外れると、撮像装置150を停止して、コンテンツ112に関連するアプリケーション114を起動することができる。これにより、店舗130を訪れたユーザは、撮像範囲111からマーク140を外すという簡単な操作によって、店舗130に関連するアプリケーション114を起動させることができる。
また、店舗130を訪れたユーザによるアプリケーション114の起動を行う操作を簡略化することで、アプリケーション114の利用を促進することができる。このため、例えば、アプリケーション114を利用してポイントを付与するなどのサービスを提供することができ、店舗130における販売促進を図ることができる。また、例えば、情報処理端末101の識別情報に応じて選択されるコンテンツにランダム性を持たせることで、様々なアプリケーションを提供することができ、多様な形態のサービスに対応可能となる。
(情報処理システム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態1にかかる情報処理システム200のシステム構成例について説明する。
図2は、実施の形態1にかかる情報処理システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、情報処理システム200は、情報処理端末T1〜Tn(n:2以上の自然数)と、サーバ201と、店舗端末P1〜Pm(m:2以上の自然数)と、を含む構成である。情報処理システム200において、情報処理端末T1〜Tn、サーバ201および店舗端末P1〜Pmは、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などである。
以下の説明では、情報処理端末T1〜Tnのうちの任意の情報処理端末を「情報処理端末Ti」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。また、店舗端末P1〜Pmのうちの任意の店舗端末を「店舗端末Pj」と表記する場合がある(j=1,2,…,m)。
サーバ201は、会員情報DB(Database)211、店舗情報DB212、コンテンツDB213、ゲーム結果ポイントDB214、ポイント管理情報DB215および収益活動情報DB216を有する。各種DB211〜215の記憶内容については、図5〜図9を用いて後述する。図1に示したサーバ102は、例えば、サーバ201に相当する。
情報処理端末Tiは、ユーザが使用するコンピュータである。情報処理端末Tiは、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット型PCなどである。図1に示した情報処理端末101は、例えば、情報処理端末Tiに相当する。
店舗端末Pjは、くじ売場220で使用されるコンピュータである。店舗端末Pjは、例えば、タブレット型PC、デスクトップ型PC、ノートPCなどである。また、店舗端末Pjは、不図示のカードリーダを有し、ユーザが所持する会員カード等から会員情報を読み取る。また、くじ売場220には、ARマーカ230が設けられている。くじ売場220で販売されるくじは、例えば、当選すると金品と交換することが可能な紙製のくじであるが、これに限らず、地域毎の商店街の振興くじ、デパートなどで商品と交換可能なくじ、などでもよい。
(情報処理端末Tiおよび店舗端末Pjのハードウェア構成例)
図3は、情報処理端末Tiおよび店舗端末Pjのハードウェア構成例を示すブロック図である。なお、以下において、情報処理端末Tiについて説明することとし、店舗端末Pjについての説明は適宜省略することとするが、店舗端末Pjについても同様の構成である。
図3において、情報処理端末Tiは、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスプレイ304と、入力装置305と、を有する。また、情報処理端末Tiは、GPS(Global Positioning System)ユニット306と、カメラ307と、を有する。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、情報処理端末Tiの全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他の装置(例えば、図2に示したサーバ201や店舗端末Pj)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ304は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ304は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどを採用することができる。
入力装置305は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置305は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
GPSユニット306は、GPS衛星からの電波を受信し、情報処理端末Tiの位置情報を出力する。情報処理端末Tiの位置情報は、例えば、緯度、経度などの地球上の1点を特定する情報である。また、情報処理端末Tiは、DGPS(Differential GPS)により、GPSユニット306から出力される位置情報を補正することにしてもよい。
カメラ307は、静止画や動画を撮像する撮像装置である。カメラ307は、例えば、撮像範囲に写るARマーカや二次元バーコードを読み取ることが可能である。
なお、情報処理端末Tiは、上述した構成部のほかに、加速度センサ、ジャイロセンサ、マイクロフォンなどの各種センサ、スピーカ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などを有することにしてもよい。また、上述した説明では、測位衛星としてGPS衛星を用いる場合を例に挙げて説明したが、例えば、準天頂衛星システムの衛星を用いることにしてもよい。また、情報処理端末Tiの位置情報として、無線LANなどのアクセスポイントから得られる位置情報を用いることにしてもよい。
なお、情報処理端末Tiの場合、CPU301、メモリ302、I/F303、ディスプレイ304および入力装置305を有していればよく、GPSユニット306およびカメラ307については、有していなくてもよい。
(サーバ201のハードウェア構成例)
図4は、サーバ201のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、サーバ201は、CPU401と、メモリ402と、I/F403と、ディスクドライブ404と、ディスク405と、を有する。また、各構成部は、バス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、サーバ201の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
I/F403は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他の装置(例えば、図2に示した情報処理端末Tiや店舗端末Pj)に接続される。そして、I/F403は、ネットワーク210と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。I/F403には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ404は、CPU401の制御に従ってディスク405に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク405は、ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク405としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、サーバ201は、上述した構成部のほかに、例えば、SSD、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
(各種DB211〜215の記憶内容)
つぎに、図5〜図9を用いて、図2に示したサーバ201が有する各種DB211〜215の記憶内容について説明する。各種DB211〜215は、例えば、図4に示したメモリ402、ディスク405などの記憶装置により実現される。
図5は、会員情報DB211の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、会員情報DB211は、会員番号、名前、住所、生年月日および口座番号のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、会員情報(例えば、会員情報500−1〜500−3)がレコードとして記憶される。
ここで、会員番号は、情報端末装置Tiを識別する識別情報を示し、ユーザ毎に固有の番号である。名前は、情報端末装置Tiの所有者の氏名を示す。住所は、情報端末装置Tiの所有者の住所である。生年月日は、情報端末装置Tiの所有者の生年月日を示す。口座番号は、情報端末装置Tiの所有者への振込先の口座番号、および当該所有者からの引落しが行われる口座番号を示す。
例えば、会員情報500−1は、会員番号「000001」、名前「田中一郎」、住所「川崎市○○町1−1」、生年月日「1981.1.1」、口座番号「111111」を示す。
図6は、店舗情報DB212の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、店舗情報DB212は、店舗番号、店舗名、場所、GPS情報の緯度情報およびGPS情報の経度情報のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、店舗情報(例えば、店舗情報600−1〜600−3)がレコードとして記憶される。
ここで、店舗番号は、店舗を識別する識別情報を示す。店舗名は、店舗の名称を示す。場所は、店舗の所在地を示す。GPS情報の緯度情報は、店舗の緯度についての位置情報を示す。GPS情報の経度情報は、店舗の経度についての位置情報を示す。
例えば、店舗情報600−1は、店舗番号「000101」、店舗名「川崎第1店」、場所「川崎市○△1番地」、緯度のGPS情報「35.658599」、経度のGPS情報「139.745442」を示す。サーバ201は、店舗情報DB212のGPS情報の各緯度情報や各経度情報と、情報処理端末Tiから受信する情報処理端末TiのGPS情報(緯度情報および経度情報)とを比較することにより、情報処理端末Tiから最も近い店舗を検索することができる。
図7は、コンテンツDB213の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、コンテンツDB213は、計算結果、ARコンテンツおよびアプリケーションのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、コンテンツ情報(例えば、コンテンツ情報700−1,700−2)がレコードとして記憶される。
ここで、計算結果は、例えば、会員番号が示す値と、当該会員番号のユーザが位置する店舗番号が示す値と、くじを購入した当日の日付情報が示す値とを加算し、加算した値を所定数(例えば9)で除算した際の余りを示す。例えば、会員番号「000001」であるとすると、会員番号が示す値は、「000001」である。また、例えば、当該会員番号のユーザが位置する店舗の店舗番号「000101」であるとすると、当該会員番号のユーザが位置する店舗番号が示す値は、「000101」である。また、例えば、当日の日付が例えば2017年2月10日であるとすると、当日の日付情報が示す値は、「170210」である。
会員番号が示す値「000001」と、店舗番号が示す値「000101」と、当日の日付情報が示す値の「170210」と、を加算することにより、「170312」の値が得られる。そして、「170312」を「9」で除算すると、商が「18923」となり、余りが「5」となる。これにより、計算結果として「5」が得られる。計算結果は、「1〜8」のいずれかであるが、これは加算した値を「9」で除算するためである。
ARコンテンツは、コンテンツの内容を示しており、「Ct1」と「Ct2」とがある。「Ct1」は、例えば、おみくじのアタリを示すコンテンツである。「Ct2」は、例えば、おみくじのハズレを示すコンテンツである。アプリケーションは、アプリケーションの内容を示しており、「AP1」と「null」とがある。「AP1」は、ポイントを付与するゲームのアプリケーションを示している。「AP1」は、コンテンツ「Ct1」に付される。「null」は、アプリケーションが記憶されていないことを示している。このため、コンテンツ「Ct2」には、アプリケーションが付されない。
例えば、コンテンツ情報700−1は、計算結果が「0,5,7」のいずれかであり、ARコンテンツが「Ct1」、アプリケーションが「AP1」を示す。また、コンテンツ情報700−2は、計算結果が「1,2,3,4,6,8」のいずれかであり、ARコンテンツが「Ct2」、アプリケーションが「null」を示す。
図8は、ゲーム結果ポイントDB214の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、ゲーム結果ポイントDB214は、結果コードおよび仮ポイントのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、ゲーム結果ポイント(例えば、ゲーム結果ポイント800−1〜800−6)がレコードとして記憶される。
ここで、結果コードは、情報処理端末Tiで行われたアプリケーションAP1でのゲームの結果を示しており、例えば、「大吉」、「吉」、「中吉」、「小吉」、「末吉」、「凶」を示している。仮ポイントは、結果コードに対応して、「100」、「80」、「60」、「40」、「20」、「10」を示しており、ゲームの結果に応じて会員に付与する仮ポイント数を示す。なお、仮ポイントは、会員が会員情報を提示して実際にくじを購入することにより、累積ポイントに加算されるポイントである。例えば、ゲーム結果ポイント800−1は、結果コードが「大吉」、仮ポイントが「100」を示す。
図9は、ポイント管理情報DB215の記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、ポイント管理情報DB215は、会員番号、累積ポイント、仮ポイントフラグおよび仮ポイントのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、ポイント管理情報(例えば、ポイント管理情報900−1〜900−3)がレコードとして記憶される。
ここで、会員番号は、情報端末装置Tiを識別する識別情報を示す。累積ポイントは、これまでに会員が獲得した累積のポイント数を示す。仮ポイントフラグは、仮ポイントが付与されてから累積ポイントに加算されるまでONに設定されるフラグである。このため、仮ポイントのフィールドにポイント数が記憶されているときには、仮ポイントフラグはONに設定される。仮ポイントは、情報処理端末Tiで行われたアプリケーションAP1でのゲームの結果に応じてユーザに付与され、ユーザが実際にくじを購入することによって累積ポイントに加算されるポイントである。
例えば、ポイント管理情報900−1は、会員番号が「000001」、累積ポイントが「3240」、仮ポイントフラグが「ON」、仮ポイントが「100」を示す。仮ポイントが「100」であるとは、アプリケーションAP1のゲームが行われて、当該ゲームにより「100」の仮ポイントが付されたことを示す。
また、ポイント管理情報900−2は、会員番号が「000002」、累積ポイントが「1050」、仮ポイントフラグが「ON」、仮ポイントが「20,40」を示す。仮ポイントが「20,40」とは、アプリケーションAP1のゲームが少なくとも2回以上行われて、いずれかゲームにより「20」の仮ポイントが付され、また、別のいずれかのゲームにより「40」の仮ポイントが付されたことを示す。なお、仮ポイントを累積ポイントに加算することが可能な有効期限を設定してもよい。例えば、複数の仮ポイントが記憶されている場合には、それぞれについて有効期限を設定してもよい。
(実施の形態1にかかる情報処理端末Tiの機能的構成例)
図10は、実施の形態1にかかる情報処理端末Tiの機能的構成例を示すブロック図である。図10において、情報処理端末Tiは、検出部1001と、通信制御部1002と、表示制御部1003と、起動制御部1004と、を含む構成である。検出部1001〜起動制御部1004は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、または、カメラ307により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302などの記憶装置に記憶される。
検出部1001は、情報処理端末Tiに搭載された撮像装置の撮像範囲に、所定のマークが含まれることを検出する。撮像装置は、例えば、図3に示したカメラ307によって実現される。所定のマークは、店舗に設けられるマークである。所定のマークには、例えば、サーバ201へアクセスするための情報やコンテンツを表示する位置を指定するための情報が含まれる。具体的には、所定マークは、例えば、ARマーカ230(図2参照)であるが、これに限らず、二次元バーコードでもよい。
通信制御部1002は、検出部1001によってマークが検出されたことに応じて、サーバ201に情報処理端末Tiの識別情報を送信する。情報処理端末Tiの識別情報は、情報処理端末Tiを使用するユーザ固有の情報や情報処理端末Tiに固有の情報であり、例えば、くじ売場220を利用するユーザの会員番号や、情報処理端末TiのIPアドレスやシリアル番号である。情報処理端末Tiから識別情報が送信されると、複数のコンテンツを有するサーバ201により、識別情報に応じて複数のコンテンツからコンテンツが選択される。
コンテンツは、情報処理端末Tiにおけるアプリケーションの起動前に行われるものであり、当該アプリケーションに関連するものである。具体的には、例えば、コンテンツは、アプリケーションが行われるか否かを示唆するものでもよいし、アプリケーションの内容を示唆するものでもよい。具体的には、例えば、コンテンツは、アプリケーションが行われることを示唆するアタリとなるおみくじのコンテンツと、アプリケーションが行われないことを示唆するハズレとなるおみくじのコンテンツである。例えば、コンテンツによってユーザにポイントなどの特典が付与されず、アプリケーションによってユーザに特典が付与される。
通信制御部1002は、送信した識別情報に応じて複数のコンテンツから選択されたコンテンツをサーバ201から受信する。表示制御部1003は、通信制御部1002によってサーバ201から受信されたコンテンツを表示する。表示制御部1003は、例えば、コンテンツをマークに重畳して表示する。具体的には、表示制御部1003は、ARマーカ230に含まれる、コンテンツを表示する位置を指定するための情報を用いて、ARマーカ230にコンテンツを重畳表示する。
表示制御部1003は、おみくじのコンテンツにおいて、アタリまたはハズレの結果を表示する前に、抽選中を示す画像を表示してもよい。例えば、表示制御部1003は、抽選中を示す画像をマークに重畳して表示する。表示制御部1003は、抽選中を示す画像を所定時間表示した後に、アタリまたはハズレを示す画像を表示してもよい。抽選中を示す画像の表示を開始するタイミングは、情報処理端末Tiからサーバ201へ識別情報を送信したタイミングでもよいし、サーバ102からコンテンツを受信したタイミングでもよい。
起動制御部1004は、検出部1001によって撮像範囲からマークが外れたことが検出されたことに応じて、カメラ307を停止して、コンテンツに関連するアプリケーションを起動する。コンテンツに関連するアプリケーションは、コンテンツに応じた内容である。例えば、アプリケーションが行われることを示唆するコンテンツが表示されると、当該コンテンツの表示後にアプリケーションが行われる。一方で、アプリケーションが行われないことを示唆するコンテンツが表示されると、当該コンテンツの表示後にアプリケーションが行われない。また、アプリケーションの内容を示唆するコンテンツとしたとすると、当該コンテンツの表示後に当該コンテンツの内容に応じたアプリケーションが行われる。
アプリケーションは、具体的には、例えば、情報処理端末Tiのユーザの操作入力により行われるゲームなどの遊技の結果に応じて、複数のポイントのうちのいずれかのポイントを付与するアプリケーションである。より具体的には、アプリケーションは、仮ポイントを付与するアプリケーションである。仮ポイントは、くじ売場220でユーザがくじを購入することにより、累積ポイントに加算される。
起動制御部1004は、通信制御部1002によって受信されたコンテンツがアタリを示すコンテンツの場合に、撮像範囲からマークが外れたことを検出したことに応じて、カメラ307を停止して、コンテンツに関連するアプリケーションを起動する。一方で、起動制御部1004は、通信制御部1002によって受信されたコンテンツがハズレを示すコンテンツの場合に、撮像範囲からマークが外れたことを検出したことに応じて、カメラ307を停止して、コンテンツに関連するアプリケーションを起動しない。
なお、ハズレを示すコンテンツに関連するアプリケーションを用意しておいてもよい。この場合、起動制御部1004は、撮像範囲からマークが外れたことを検出したことに応じて、カメラ307を停止して、ハズレを示すコンテンツに関連するアプリケーションを起動すればよい。
アプリケーションは、例えば、コンテンツに付されるものとする。具体的には、アプリケーションは、アタリを示すコンテンツに付されている。そのため、通信制御部1002は、アタリを示すコンテンツと、アプリケーションとをサーバ201から同時に受信する。ただし、アプリケーションは、アタリを示すコンテンツに付されていなくてもよい。この場合、通信制御部1002は、アプリケーションと、アタリを示すコンテンツとを別々に受信すればよい。具体的には、例えば、通信制御部1002は、アタリを示すコンテンツの表示後に、サーバ201に、アプリケーションの送信要求を行って、サーバ201からアプリケーションを受信すればよい。
通信制御部1002によって識別情報と日付情報とが送信されると、サーバ201により、識別情報と日付情報とに応じて複数のコンテンツからコンテンツが選択される。日付情報は、例えば、当日の日付情報である。表示制御部1003は、識別情報と日付情報とに応じてサーバ201によって選択されたコンテンツを受信して、受信したコンテンツを表示する。
また、通信制御部1002は、情報処理端末Tiの位置情報をサーバ201に送信する。情報処理端末Tiの位置情報がサーバ201に送信されると、サーバ201により、識別情報と、通信制御部1002によって送信された位置情報から特定される店舗の識別情報と、に応じて複数のコンテンツからコンテンツが選択される。
起動制御部1004は、コンテンツに関連するアプリケーションの実行が終了したことに応じて、第2のアプリケーションを起動する。第2のアプリケーションは、店舗で販売される商品の収益金の活用状況を示す情報を表示可能なアプリケーションである。商品の収益金の活用状況を示す情報は、例えば、商品を購入したことによる売り上げの一部が公共施設や福祉施設の建設や防災対策等の社会貢献事業に用いられていることを示す情報である。
また、起動制御部1004は、通信制御部1002によって受信されたコンテンツがハズレを示すコンテンツの場合には、撮像範囲からマークが外れたことを検出したことに応じて、カメラ307を停止して、第2のアプリケーションを起動する。
(実施の形態1にかかるサーバ201の機能的構成例)
図11は、実施の形態1にかかるサーバ201の機能的構成例を示すブロック図である。図11において、サーバ201は、記憶部1101と、通信制御部1102と、取得部1103と、選択部1104と、算出部1105と、特定部1106と、記憶制御部1107と、を含む構成である。通信制御部1102〜記憶制御部1107は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図4に示したメモリ402、ディスク405などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、または、I/F403により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ402、ディスク405などの記憶装置に記憶される。
記憶部1101は、店舗に関連するコンテンツや店舗で扱う商品に関連する複数のコンテンツを記憶する。複数のコンテンツは、具体的には、くじのアタリまたはハズレを示すコンテンツである。また、記憶部1101は、アプリケーションを記憶する。アプリケーションは、例えば、ユーザにポイントなどの特典を付与するアプリケーションである。ユーザに付与するポイントは、累積ポイントに加算される前の仮ポイントでもよいし、実際に累積ポイントに加算されるポイントでもよい。
通信制御部1102は、情報処理端末Tiから識別情報を受信する。選択部1104は、通信制御部1102によって受信された、会員番号などの識別情報に応じて、記憶部1101に記憶される複数のコンテンツからコンテンツを選択する。選択部1104は、算出部1105による識別情報が示す値を用いた計算結果に応じてコンテンツを選択する。識別情報が示す値は、例えば、会員番号の数値そのものであるが、下4桁など、会員番号の一部分でもよい。例えば、算出部1105は、識別情報が示す値を「9」で除算した際の余りの数を算出してもよい。選択部1104は、算出部1105によって算出された余りの数に対応するコンテンツを選択する。
取得部1103は、ユーザがくじを購入した当日の日付情報を取得する。日付情報は、例えば、日付が2017年2月10日であるとすると、例えば「170210」の値である。選択部1104は、情報処理端末Tiから受信した識別情報と、当日の日付情報と、に応じて複数のコンテンツからコンテンツを選択する。例えば、算出部1105は、識別情報が示す値と、日付情報が示す値とを加算して、「9」で除算した際の余りの数を算出してもよい。選択部1104は、算出部1105によって算出された余りの数に対応するコンテンツを選択する。
また、通信制御部1102は、情報処理端末Tiの位置情報を受信する。位置情報は、例えば、GPS情報である。特定部1106は、情報処理端末Tiから受信した識別情報と位置情報とから、情報処理端末Tiが位置する店舗の識別情報を特定する。例えば、特定部1106は、情報処理端末Tiから受信した位置情報と、各店舗の位置情報とを比較して、情報処理端末Tiから最も近い店舗を検索することにより、情報処理端末Tiが位置する店舗の識別情報を特定することができる。店舗の識別情報は、例えば、店舗毎に割り当てられた店舗番号である。
選択部1104は、通信制御部1102によって受信された情報処理端末Tiの識別情報と、特定部1106によって特定された店舗の識別情報と、に応じて複数のコンテンツからコンテンツを選択する。例えば、算出部1105は、識別情報が示す値と、店舗番号が示す値とを加算して、「9」で除算した際の余りの数を算出してもよい。店舗番号は、例えば、店舗番号の数値そのものであるが、下2桁など、店舗番号の一部分でもよい。また、算出部1105は、識別情報が示す値と、店舗番号が示す値と、日付情報が示す値とを加算して、「9」で除算した際の余りの数を算出する。選択部1104は、算出部1105によって算出された余りの数に応じて、コンテンツを選択する。
アタリを示すコンテンツには、ポイントを付与するアプリケーションが付されている。このため、選択部1104は、アタリを示すコンテンツと、ポイントを付与するアプリケーションとを同時に選択する。また、通信制御部1102は、アタリを示すコンテンツと、ポイントを付与するアプリケーションとを同時に情報処理端末Tiに送信する。なお、アタリを示すコンテンツには、ポイントを付与するアプリケーションが付されていなくてもよく、この場合、アタリを示すコンテンツと、ポイントを付与するアプリケーションとを、それぞれ別々に選択したり、それぞれ別々に送信したりしてもよい。
一方で、ハズレを示すコンテンツには、ポイントを付与するアプリケーションが付されていない。このため、選択部1104は、ハズレを示すコンテンツを選択するときには、アプリケーションを選択しない。
また、記憶部1101は、累積ポイントや、累積ポイントに加算される前段階の仮ポイントをユーザ毎に記憶する。通信制御部1102は、情報処理端末Tiのユーザの操作入力により行われる遊技の結果を受信する。記憶制御部1107は、通信制御部1102によって遊技の結果が受信されると、対応するユーザに仮ポイントを付与する。また、ユーザがくじ売場220において、くじを購入することにより、通信制御部1102は、店舗端末Pjから、当該ユーザがくじを購入した履歴を受信する。記憶制御部1107は、通信制御部1102によって店舗端末Pjからユーザがくじを購入した履歴を受信すると、対応するユーザの仮ポイントを累積ポイントに加算するとともに、仮ポイントをクリアする。
また、記憶部1101は、店舗で販売される商品の収益金の活用状況を示す情報を表示可能な第2のアプリケーションを記憶する。選択部1104は、アタリを示すコンテンツを選択する場合と、ハズレを示すコンテンツを選択する場合とのいずれの場合も、第2のアプリケーションを選択する。通信制御部1102は、選択部1104によって選択されたコンテンツと第2のアプリケーションとを情報処理端末Tiに送信する。通信制御部1102は、コンテンツと第2のアプリケーションとを同時に送信してもよいし、別々に送信してもよい。
(実施の形態1にかかる情報処理端末Tiの画面例)
図12は、実施の形態1にかかる情報処理端末Tiの画面例を示す説明図(その1)である。図13は、実施の形態1にかかる情報処理端末Tiの画面例を示す説明図(その2)である。図14は、実施の形態1にかかる情報処理端末Tiの画面例を示す説明図(その3)である。
図12において、くじ売場220には、ARマーカ230が設けられている。ここで、ユーザがくじの購入前に、情報処理端末Tiを用いてARマーカ230を撮像範囲に写したとする。具体的には、ファインダ画面1201に示すように、撮像範囲にARマーカ230を表示させたとする。すると、情報処理端末101は、ARマーカ230を解析して、サーバ201へ自端末の識別情報を送信する。
サーバ201は、情報処理端末Tiから識別情報を受信すると、複数のコンテンツの中から、識別情報と店番号と当日の日付情報とに応じたコンテンツを選択する。コンテンツは、アタリやハズレを示すおみくじのコンテンツである。
例えば、サーバ201は、アタリとなるおみくじのコンテンツと、ハズレとなるおみくじのコンテンツと、のうちのいずれか一方を、識別情報と、店番号と、当日の日付情報とに応じて選択し、選択したコンテンツを情報処理端末Tiへ送信する。情報処理端末Tiは、アタリとなるおみくじのコンテンツを受信すると、ファインダ画面1202を表示する。ファインダ画面1202において、情報処理端末Tiは、ARマーカ230に含まれる、アタリコンテンツ1211を表示する位置を指定するための情報を用いて、ARマーカ230にアタリコンテンツ1211を重畳表示する。アタリコンテンツ1211は、結果表示領域1221に表示される「アタリ」を示す画像と、観音扉が開放して猫が現れる画像と、を含む。
一方で、情報処理端末Tiは、ハズレとなるおみくじのコンテンツを受信すると、ファインダ画面1203を表示する。ファインダ画面1203において、情報処理端末Tiは、ハズレコンテンツ1212を表示する位置を指定するための情報を用いて、ARマーカ230にハズレコンテンツ1212を重畳表示する。ハズレコンテンツ1212は、結果表示領域1221に表示される「ハズレ」を示す画像と、観音扉が開放して「残念」の文字が現れる画像と、を含む。
なお、ファインダ画面1201から、ファインダ画面1202やファインダ画面1203に移行する前に、例えば、抽選中を示す画像を表示してもよい。具体的には、情報処理端末Tiは、抽選中を示す画像として、観音扉が閉まっている画像と、結果表示領域1221に「アタリ」と「ハズレ」の文字が交互に入れ替わる画像と、をARマーカ230に重畳表示してもよい。
ファインダ画面1202が表示されている状態から、ユーザが情報処理端末Tiを操作し、ファインダ画面1204に示すように、撮像範囲からARマーカ230が外れると、情報処理端末Tiは、カメラ307を停止する。そして、情報処理端末Tiは、図13のアプリ開始画面1301を表示する。
一方で、ファインダ画面1203が表示されている状態から、ユーザが情報処理端末Tiを操作し、ファインダ画面1205に示すように、撮像範囲からARマーカ230が外れると、情報処理端末Tiは、カメラ307を停止する。そして、情報処理端末Tiは、図14の収益活動情報画面1401を表示する。
図13において、アプリ開始画面1301には、スタートボタン1311が表示されており、ポイントアップゲームのアプリケーションの開始前を示している。ユーザがスタートボタン1311を操作すると、ゲーム画面1302に移行し、ルーレット1320が回転する画像が表示されて、ポイントアップゲームが開始するとともに、ストップボタン1312が表示される。ルーレット1320は、「大吉」、「吉」、「中吉」、「小吉」、「末吉」、「凶」、のいずれかを示す位置で停止する。ユーザがストップボタン1312を操作すると、例えば、「末吉」を示す位置でルーレット1320が停止する。
そして、情報処理端末Tiは、「末吉」を示すゲーム結果をサーバ201へ送信する。そして、サーバ201は、「末吉」を示すゲーム結果に対応する仮ポイントを選択し、仮ポイントを記憶するとともに、仮ポイントを含む結果画面の表示指示を情報処理端末Tiへ送信する。
情報処理端末Tiは、サーバ201から結果画面の表示指示を受信すると、仮ポイント獲得画面1303を表示する。仮ポイント獲得画面1303では、「末吉」に対応する、例えば20ポイントの仮ポイントを獲得した旨が表示される。なお、この仮ポイントは、ユーザがくじ売場220において、会員カードを提示してくじを購入すると、会員番号とともに購入した旨が店舗端末Pjからサーバ201へ送信される。これにより、サーバ201は、仮ポイントを累積ポイントに加算することができる。また、仮ポイントに有効期限を設定してもよく、例えば、有効期限までにくじの購入が行われない場合には、仮ポイントをクリアすることとしてもよい。これにより、アプリケーションを実行した後に、ユーザに迅速なくじの購入を促すことができる。
そして、情報処理端末Tiは、仮ポイント獲得画面1303を表示した後、図14の収益活動情報画面1401を表示する。図14において、収益活動情報画面1401には、「活用情報」と「収益金情報」のジャンル別に各ボタン1411〜1414が表示されている。具体的には、「活用情報」のジャンルには、「活用事例ボタン」1411と、「現場の声ボタン」1412と、が表示されている。また、「収益金情報」のジャンルには、「地域別ボタン」1413と、「くじ種別ボタン」1414と、が表示されている。例えば、ユーザが「活用事例ボタン」1411を操作すると、活用情報画面1402が表示される。活用情報画面1402には、例えば、くじの売上金の一部が医療費の助成や健康診査などに活用されている旨が表示されている。
また、不図示であるが、ユーザが「現場の声ボタン」1412を操作すると、例えば、収益金を活用した現場担当者のインタビューなどが表示される。また、ユーザが「地域別ボタン」1413を操作すると、例えば、地域毎の収益金の情報が表示される。また、ユーザが「くじ種別ボタン」1414を操作すると、例えば、くじ種別毎の収益金の情報が表示される。
(実施の形態1にかかる情報処理端末Tiの情報処理手順)
つぎに、図15および図16を用いて、実施の形態1にかかる情報処理端末Tiの情報処理手順について説明する。
図15および図16は、実施の形態1にかかる情報処理端末Tiの情報処理手順の一例を示すフローチャートである。図15および図16のフローチャートにおいて、まず、情報処理端末Tiは、カメラ307の起動操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS1501)。ここで、情報処理端末Tiは、カメラ307の起動操作を受け付けるまで待つ(ステップS1501:No)。
そして、情報処理端末Tiは、カメラ307の起動操作を受け付けた場合(ステップS1501:Yes)、カメラ307を起動する(ステップS1502)。つぎに、情報処理端末Tiは、くじ売場220のARマーカ230(図12参照)を検出したか否かを判断する(ステップS1503)。ここで、情報処理端末Tiは、くじ売場220のARマーカ230を検出するまで待つ(ステップS1503:No)。そして、情報処理端末Tiは、くじ売場220のARマーカ230を検出した場合(ステップS1503:Yes)、サーバ201へ自端末の識別情報を送信する(ステップS1504)。
つぎに、情報処理端末Tiは、サーバ201へ自端末のGPS情報を送信する(ステップS1505)。なお、ステップS1504およびステップS1505では、識別情報とGPS情報とをそれぞれ別々に送信することとしているが、同時に送信することとしてもよい。
そして、情報処理端末Tiは、サーバ201からコンテンツを受信したか否かを判断する(ステップS1506)。ここで、情報処理端末Tiは、サーバ201からコンテンツを受信するまで待つ(ステップS1506:No)。そして、情報処理端末Tiは、サーバ201からコンテンツを受信した場合(ステップS1506:Yes)、撮像範囲内に表示されるARマーカ230(図12参照)にコンテンツを重畳表示する(ステップS1507)。
つぎに、情報処理端末Tiは、ARマーカ230がファインダ画面から外れたか否かを判断する(ステップS1601)。ここで、情報処理端末Tiは、ARマーカ230がファインダ画面から外れるまで待つ(ステップS1601:No)。そして、情報処理端末Tiは、ARマーカ230がファインダ画面から外れた場合(ステップS1601:Yes)、カメラ307を停止する(ステップS1602)。つぎに、情報処理端末Tiは、コンテンツに関連するアプリケーションが付されているか否かを判断する(ステップS1603)。コンテンツに関連するアプリケーションは、ARコンテンツCt1に関連するアプリケーションAP1である(図7参照)。なお、ステップS1603において、情報処理端末Tiは、ARコンテンツがCt1(アタリを示すコンテンツ)であるか否かを判断してもよい。
情報処理端末Tiは、コンテンツに関連するアプリケーションが付されていない場合(ステップS1603:No)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。なお、情報処理端末Tiは、アプリケーションが付されていない場合に、サーバ201から収益金情報を受信して表示してもよい。
情報処理端末Tiは、コンテンツに関連するアプリケーションが付されている場合(ステップS1603:Yes)、アプリケーションを起動する(ステップS1604)。そして、情報処理端末Tiは、ゲーム結果を取得したか否かを判断する(ステップS1605)。ゲーム結果は、例えば、ユーザがアプリケーションのスタートボタンとストップボタンを操作することによって得られる「大吉」や「中吉」等のおみくじの結果である。
ここで、情報処理端末Tiは、ゲーム結果を取得するまで待つ(ステップS1605:No)。そして、情報処理端末Tiは、ゲーム結果を取得した場合(ステップS1605:Yes)、サーバ201へゲーム結果を送信する(ステップS1606)。そして、情報処理端末Tiは、サーバ201からポイントゲーム結果画面の表示指示を受信したか否かを判断する(ステップS1607)。ポイントゲーム結果画面は、おみくじの結果に応じて付与される仮ポイントを示す画面である。
ここで、情報処理端末Tiは、サーバ201からポイントゲーム結果画面の表示指示を受信するまで待つ(ステップS1607:No)。情報処理端末Tiは、サーバ201からポイントゲーム結果画面の表示指示を受信した場合(ステップS1607:Yes)、ポイントゲーム結果画面を表示し(ステップS1608)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。なお、情報処理端末Tiは、ポイントゲーム結果画面を表示した後に、サーバ201から収益金情報を受信して表示してもよい。
(実施の形態1にかかるサーバ201の情報処理手順)
つぎに、図17を用いて、実施の形態1にかかるサーバ201の情報処理手順について説明する。
図17は、実施の形態1にかかるサーバ201の情報処理手順の一例を示すフローチャートである。図17のフローチャートにおいて、まず、サーバ201は、情報処理端末Tiから識別情報等を受信したか否かを判断する(ステップS1701)。ここで、サーバ201は、情報処理端末Tiから識別情報等を受信するまで待つ(ステップS1701:No)。識別情報等とは、情報処理端末Tiの識別情報と、情報処理端末TiのGPS情報である。情報処理端末Tiの識別情報と、情報処理端末TiのGPS情報とは、情報処理端末Tiから同時に送信されてもよいし、別々に送信されてもよい。
そして、サーバ201は、情報処理端末Tiから識別情報等を受信した場合(ステップS1701:Yes)、当日の日付情報を取得する(ステップS1702)。そして、サーバ201は、店舗情報DB212(図6参照)を参照し、情報処理端末TiのGPS情報を用いて、情報処理端末Tiが位置する店舗の店舗番号を特定する(ステップS1703)。つぎに、サーバ201は、識別情報と店舗番号と日付情報とを用いた計算結果を取得する(ステップS1704)。計算結果は、例えば、識別情報が示す値と店舗番号が示す値と日付情報が示す値とを加算し、加算した値を「9」で除算したときの余りである。
そして、サーバ201は、コンテンツDB213(図7参照)を参照し、識別情報と店舗番号と日付情報とを用いた計算結果に応じたコンテンツを選択する(ステップS1705)。つぎに、サーバ201は、コンテンツにアプリケーションが付されているか否かを判断する(ステップS1706)。コンテンツに付されるアプリケーションは、ARコンテンツCt1(アタリを示すコンテンツ)に付されるアプリケーションAP1である(図7参照)。
サーバ201は、コンテンツにアプリケーションが付されている場合(ステップS1706:Yes)、アタリを示すコンテンツおよびアプリケーションを情報処理端末Tiへ送信する(ステップS1707)。サーバ201は、コンテンツにアプリケーションが付されていない場合(ステップS1706:No)、ハズレを示すコンテンツを情報処理端末Tiへ送信する(ステップS1708)。
そして、サーバ201は、情報処理端末Tiからゲーム結果を受信したか否かを判断する(ステップS1709)。ここで、サーバ201は、情報処理端末Tiからゲーム結果を受信するまで待つ(ステップS1709:No)。ゲーム結果は、例えば、「大吉」や「中吉」等のアプリケーションのゲーム結果である。サーバ201は、情報処理端末Tiからゲーム結果を受信した場合(ステップS1709:Yes)、ゲーム結果ポイントDB214(図8参照)を参照することによって得られる、ゲーム結果に応じた仮ポイントを記憶する(ステップS1710)。仮ポイントは、ポイント管理情報DB215(図9参照)に記憶される。
そして、サーバ201は、ポイント管理情報DB215の仮ポイントフラグをONにする(ステップS1711)。仮ポイントフラグは、ONのときに、仮ポイントが付されている状態を示し、OFFのときに仮ポイントが付されていない状態を示す。サーバ201は、情報処理端末Tiに、付与する仮ポイントに応じたポイントゲーム結果画面の表示指示を送信し(ステップS1712)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
(実施の形態1にかかるサーバ201のポイント付与の処理手順)
つぎに、図18を用いて、実施の形態1にかかるサーバ201のポイント付与の処理手順について説明する。
図18は、実施の形態1にかかるサーバ201のポイント付与の処理手順の一例を示すフローチャートである。図18のフローチャートにおいて、まず、サーバ201は、店舗端末Pjからくじの購入情報を受信したか否かを判断する(ステップS1801)。なお、くじ売場220においてユーザがくじを購入する際に、店舗端末Pjは、情報処理端末Tiの会員番号をカードリーダで読み取るとともに、くじを購入した旨の情報と読み取った会員番号とを含むくじの購入情報をサーバ201へ送信する。サーバ201は、店舗端末Pjからくじの購入情報を受信するまで待つ(ステップS1801:No)。
そして、サーバ201は、店舗端末Pjからくじの購入情報を受信した場合(ステップS1801:Yes)、ポイント管理情報DB215(図9参照)を参照し、購入者の会員番号に対応する仮ポイントフラグを参照する(ステップS1802)。つぎに、サーバ201は、仮ポイントフラグがONであるか否かを判断する(ステップS1803)。サーバ201は、仮ポイントフラグがOFFである場合(ステップS1803:No)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
サーバ201は、仮ポイントフラグがONである場合(ステップS1803:Yes)、仮ポイントを累積ポイントに加算する(ステップS1804)。そして、サーバ201は、仮ポイントフラグをOFFにするとともに(ステップS1805)、仮ポイントをクリアにし(ステップS1806)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
以上説明したように、実施の形態1かかる情報処理端末Tiによれば、ARマーカ230がカメラ307の撮像範囲に写ると、サーバ201に情報処理端末Tiの識別情報を送信することができる。そして、識別情報に応じて選択されたコンテンツをサーバ201から受信して表示することができる。これにより、くじ売場220を訪れたユーザは、情報処理端末Tiの撮像範囲にARマーカ230を写すことによって、ユーザ毎のコンテンツを見ることができる。また、ユーザに応じたコンテンツを提示することができ、例えば、若者など特定の年齢層のユーザに応じたコンテンツを提示することができる。また、コンテンツの内容によってアプリケーションの有無や内容を示唆することができるため、例えば、アタリを示すコンテンツの場合には、アプリケーションの開始前にユーザを高揚させることができる。
そして、情報処理端末Tiは、撮像範囲からARマーカ230が外れると、カメラ307を停止することができる。これにより、ユーザがカメラ307の使用を終えた場合に即座にカメラ307を停止することができるため、カメラ307の通電時間を抑えることができる。したがって、情報処理端末Tiの省費電力化を図ることができる。
また、情報処理端末Tiは、コンテンツの表示後に、撮像範囲からARマーカ230が外れると、コンテンツに関連するアプリケーションを起動することができる。このため、アプリケーションの前段階でアタリを示すコンテンツによりユーザを高揚させることができるため、アプリケーションの面白みを向上させたり、アプリケーションの価値を高めたりすることができる。また、ユーザは、情報処理端末Tiの撮像範囲からARマーカ230を外すことによって、くじ売場220に関連するアプリケーションを起動させることができため、来店したユーザによるアプリケーションの起動を行う操作を簡略化することができる。
また、ユーザに応じたアプリケーションを提示することができ、例えば、若者など特定の年齢層のユーザに応じたアプリケーションを提示することができるため、アプリケーションの面白みを向上させることができる。これにより、コンテンツやアプリケーションに興味を抱くユーザのくじの購入意欲を喚起することができ、新規ユーザの獲得やリピートユーザの獲得を図ることができる。また、くじ売場220へ来店したユーザに対して、コンテンツやアプリケーションを提示できるため、ユーザにくじ売場220への来店を促し、来店機会の促進を図ることができる。したがって、くじの販売促進を図ることができる。
また、情報処理端末Tiによれば、情報処理端末Tiの識別情報と、くじを購入した当日の日付情報とに応じたコンテンツをサーバ201から受信して表示することができる。これにより、くじの購入日毎に異なるコンテンツを表示させることができることから、購入日毎にコンテンツにランダム性を持たせることができるため、コンテンツの面白みを向上させることができる。この結果、別の日におけるくじの購入意欲を喚起することができる。
また、情報処理端末Tiによれば、情報処理端末Tiの識別情報と、くじを購入した店舗の識別情報とに応じたコンテンツをサーバ201から受信して表示することができる。これにより、くじを購入したくじ売場220毎に異なるコンテンツを表示させることができることから、くじ売場220毎にコンテンツにランダム性を持たせることができるため、コンテンツの面白みを向上させることができる。この結果、別のくじ売場220におけるくじの購入意欲を喚起することができる。
また、コンテンツは、ARマーカ230に重畳して表示される。これにより、コンテンツと、ARマーカ230と、に関連性を持たせることができ、ユーザは、撮像範囲にARマーカ230を写し込んだことによりコンテンツが表示されていることを容易に認識することができる。また、ユーザは、ARマーカ230からコンテンツに視線を移す際の視線の移動を小さくすることができるため、ユーザにとって見やすく、理解しやすいコンテンツ画面を提示することができる。
また、情報処理端末Tiによれば、受信したコンテンツがアタリを示すコンテンツの場合に、撮像範囲からARマーカ230が外れると、カメラ307を停止して、コンテンツに関連するアプリケーションを起動することができる。これにより、アタリのコンテンツの場合にアプリケーションによってユーザに特典を付与することができる。この結果、コンテンツおよびアプリケーションの面白みを向上させることができるため、コンテンツやアプリケーションに興味を抱くユーザのくじの購入意欲を喚起することができる。
また、アタリを示すコンテンツの場合には、観音扉が開放して猫が現れる画像を表示することとしたため、例えば、若者向けなど特定の年齢層に合わせたコンテンツを提供することができる。これにより、特定の年齢層の購入意欲を喚起することができる。
また、アプリケーションは、情報処理端末Tiのユーザの操作入力により行われる遊技の結果に応じてポイントを付与するアプリケーションであるため、ユーザを遊技に参加させることができる。これにより、アプリケーションの面白みを向上させることができるため、アプリケーションに興味のあるユーザのくじの購入意欲を喚起することができる。
また、情報処理端末Tiによれば、アプリケーションの実行が終了したことに応じて、くじ売場220で販売される商品の収益金の活用状況を示す情報を表示可能な第2のアプリケーションを起動することができる。これにより、収益金の活用状況を広めることができ、例えば、くじの購入が福祉事業等への社会貢献に繋がることを広めることができるため、社会貢献に関心のあるユーザの関心を引くことができる。この結果、社会貢献に関心のあるユーザのくじの購入意欲を喚起することができ、くじの販売促進を図ることができる。
また、情報処理端末Tiによれば、受信したコンテンツがハズレを示すコンテンツの場合に、撮像範囲からARマーカ230が外れると、カメラ307を停止して、第2のアプリケーションを起動することができる。これにより、ハズレを示すコンテンツの場合にも、収益金の活用状況を広めることができる。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2にかかる制御方法について説明する。なお、実施の形態1では、くじ売場220に付されたARマーカ230を撮像範囲に写すことにより、コンテンツやアプリケーションの後に、収益金の活用状況を示す情報を表示可能なアプリケーションを行うこととした。実施の形態2では、紙くじに付されたARマーカを撮像範囲に写すことによりコンテンツやアプリケーションの後に、クーポン情報を表示することとする。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明した箇所と同一箇所については、同一符号を付して説明を省略する。
(実施の形態2にかかる情報処理システム1900のシステム構成)
図19は、実施の形態2にかかる情報処理システム1900のシステム構成例を示す説明図である。図19において、情報処理システム1900は、情報処理端末Tiと、サーバ1901と、店舗端末Pjと、を含む構成である。情報処理システム1900において、情報処理端末Ti、サーバ1901および店舗端末Pjは、ネットワーク210を介して接続される。
サーバ1901は、収益活動情報DB216を有さずに、クーポン詳細情報DB1911と、クーポン表示履歴DB1912と、を有する。クーポン詳細情報DB1911およびクーポン表示履歴DB1912の記憶内容については、図19、図20を用いて後述する。
(クーポン詳細情報DB1911およびクーポン表示履歴DB1912の記憶内容)
つぎに、図20および図21を用いて、図19に示したサーバ1901が有するクーポン詳細情報DB1911およびクーポン表示履歴DB1912の記憶内容について説明する。クーポン詳細情報DB1911およびクーポン表示履歴DB1912は、例えば、図4に示したメモリ402、ディスク405などの記憶装置により実現される。
図20は、クーポン詳細情報DB1911の記憶内容の一例を示す説明図である。図20において、クーポン詳細情報DB1911は、クーポン管理番号、くじ種別、くじ名称、サービスエントリ、サービス名、地区、企業名、利用開始日および利用終了日のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、クーポン詳細情報(例えば、クーポン詳細情報2000−1〜2000−15)がレコードとして記憶される。
ここで、クーポン管理番号は、通し番号を示す。くじ種別は、くじの種別を示しており、例えば、全国、近畿、西日本の3種別がある。くじ名称は、くじの名称を示しており、例えば、くじの販売が行われる時期などを示す。くじ種別とくじ名称は、いずれも、くじ番号に対応している。サービスエントリは、例えば、会員番号と、紙くじの番号と、現在の日付情報とを用いた計算結果を示す。具体的には、サービスエントリは、会員番号と、紙くじの番号と、現在の日付情報とを加算し、加算した値を所定数(例えば3)で除算し続けた際の余りを示しており、0,1,2のいずれかである。
サービス名は、クーポンの内容を示す。地区は、クーポンが利用できる地区を示す。企業名は、クーポンを利用できる店の名称を示し、例えば、広告主を示す。利用開始日は、クーポンを利用することができる開始日を示す。利用終了日は、クーポンを利用することができなくなる日を示す。
例えば、クーポン詳細情報2000−1は、クーポン管理番号「1」、くじ種別「全国」、くじ名称「緑」、サービスエントリ「1」、サービス名「ビール一杯無料」、地区「全国」、企業名「居酒屋○○」を示す。また、クーポン詳細情報2000−1は、利用開始日「yyyy/mm/dd」、利用終了日「yyyy/mm/dd」を示す。
例えば、サーバ1901は、くじ番号を用いて、くじ種別とくじ名称とを特定することができ、例えば、クーポン管理番号2,3に示すくじ種別「全国」、くじ名称「夢」を特定することができる。そして、サーバ1901は、会員番号と、くじ番号と、当日の日付情報とを加算し、加算した値を所定数(例えば3)で除算し続けた際の余りを算出する。サーバ1901は、余りが「1」(サービスエントリ=1)となると、クーポン管理番号2のクーポン情報を選択し、余りが「2」(サービスエントリ=2)となると、クーポン管理番号3のクーポン情報を選択する。また、余りが「0」となると、サーバ1901は、クーポン情報を選択しない。ただし、余りが「0」の場合にも対応するクーポン情報を用意しておき、必ずクーポン情報が選択されることとしてもよい。
図21は、クーポン表示履歴DB1912の記憶内容の一例を示す説明図である。図21において、クーポン表示履歴DB1912は、クーポン管理番号、サービス名、累積表示回数および表示上限回数のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、クーポン表示履歴(例えば、クーポン表示履歴2100−1〜2100−15)がレコードとして記憶される。
ここで、クーポン管理番号は、通し番号を示す。サービス名は、クーポンの内容を示す。表示回数は、クーポン情報が配信された回数を示す。表示上限回数は、クーポン情報が配信可能な上限回数を示す。例えば、クーポン表示履歴2100−1は、クーポン管理番号「1」、サービス名「ビール一杯無料」、累積表示回数「1000」、表示上限数「1000」を示す。このため、クーポン管理番号「1」のサービス名「ビール一杯無料」のクーポン情報は、以降に配信されないことを示している。なお、上限の表示回数に達している場合には、代替のクーポン情報を配信しておいてもよい。
(実施の形態2にかかる情報処理端末Tiの機能的構成例)
図22は、実施の形態2にかかる情報処理端末Tiの機能的構成例を示すブロック図である。図22において、情報処理端末Tiは、検出部2201と、通信制御部2202と、表示制御部2203と、起動制御部2204と、を含む構成である。検出部2201〜起動制御部2204は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、またはカメラ307により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302などの記憶装置に記憶される。
検出部2201は、カメラ307の撮像範囲に、紙くじに刷られた所定のマークが含まれることを検出する。紙くじに刷られた所定のマークは、サーバ1901へアクセスするための所定の情報やコンテンツを表示する位置を指定するための情報が含まれるマークである。所定のマークは、ARマーカ2410(図24参照)であるが、これに限らず、二次元バーコードでもよい。
通信制御部2202は、検出部2201によってマークが検出されたことに応じて、情報処理端末Tiの識別情報とくじの番号とをサーバ1901に送信する。情報処理端末Tiの識別情報とくじの番号とが送信されると、サーバ1901により、識別情報とくじの番号とに応じて複数のコンテンツからコンテンツが選択される。
コンテンツは、情報処理端末Tiにおけるアプリケーションの起動前に行われるものであり、当該アプリケーションに関連するものである。具体的には、例えば、コンテンツは、アプリケーションが行われるか否かを示唆するものでもよいし、アプリケーションの内容を示唆するものでもよい。具体的には、例えば、コンテンツは、アプリケーションが行われることを示唆するアタリとなるおみくじのコンテンツと、アプリケーションが行われないことを示唆するハズレとなるおみくじのコンテンツである。例えば、コンテンツによってユーザにポイントなどの特典が付与されず、アプリケーションによってユーザに特典が付与される。
表示制御部2203は、通信制御部2202によってサーバ1901から受信されたコンテンツを表示する。表示制御部2203は、例えば、コンテンツをマークに重畳して表示する。具体的には、表示制御部2203は、ARマーカに含まれる、コンテンツを表示する位置を指定するための情報を用いて、ARマーカにコンテンツを重畳表示する。
起動制御部2204は、検出部2201によって撮像範囲からマークが外れたことが検出されたことに応じて、カメラ307を停止して、コンテンツに関連するアプリケーションを起動する。起動制御部2204は、通信制御部2202によって受信されたコンテンツがアタリを示すコンテンツの場合に、検出部2201によって撮像範囲からマークが外れたことを検出したことに応じて、カメラ307を停止する。さらに、起動制御部2204は、コンテンツに関連するアプリケーションを起動する。
コンテンツに関連するアプリケーションは、コンテンツに応じた内容である。例えば、アプリケーションが行われることを示唆するコンテンツが表示されると、当該コンテンツの表示後にアプリケーションが行われる。一方で、アプリケーションが行われないことを示唆するコンテンツが表示されると、当該コンテンツの表示後にアプリケーションが行われない。また、アプリケーションの内容を示唆するコンテンツとしたとすると、当該コンテンツの表示後に当該コンテンツの内容に応じたアプリケーションが行われる。アプリケーションは、例えば、ユーザにポイントなどの特典を付与するアプリケーションである。具体的には、アプリケーションは、例えば、情報処理端末Tiのユーザの操作入力により行われるゲームなどの遊技の結果に応じて、複数のポイントのうちのいずれかのポイントを付与するアプリケーションである。付与されたポイントは、累積ポイントに加算される。
通信制御部2202によって識別情報とくじの番号とが送信されると、複数のクーポン情報を有するサーバ1901により、識別情報とくじの番号とに応じて複数のクーポン情報からクーポン情報が選択される。通信制御部2202は、サーバ1901によって選択されたクーポン情報をサーバ1901から受信する。表示制御部2203は、アプリケーションの実行が終了したことに応じて、通信制御部2202によって受信されたクーポン情報を表示する。
起動制御部2204は、通信制御部2202によって受信されたコンテンツがハズレを示すコンテンツの場合には、検出部2201によって撮像範囲からマークが外れたことが検出されたことに応じて、カメラ307を停止する。また、通信制御部2202は、受信したコンテンツがハズレを示すコンテンツの場合には、検出部2201によって撮像範囲からマークが外れたことが検出されたことに応じて、クーポン情報をサーバ1901から受信する。表示制御部2203は、通信制御部2202によって受信されたクーポン情報を表示する。
(実施の形態2にかかるサーバ1901の機能的構成例)
図23は、実施の形態2にかかるサーバ1901の機能的構成例を示すブロック図である。図23において、サーバ1901は、記憶部2301と、通信制御部2302と、取得部2303と、選択部2304と、算出部2305と、特定部2306と、記憶制御部2307と、を含む構成である。通信制御部2302〜記憶制御部2307は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図4に示したメモリ402、ディスク405などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、または、I/F403により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ402、ディスク405などの記憶装置に記憶される。
記憶部2301は、複数のコンテンツを記憶する。複数のコンテンツは、具体的には、くじのアタリ、または、ハズレを示すコンテンツである。また、記憶部2301は、複数のクーポン情報を記憶する。クーポン情報は、金券、割引券、景品券などのクーポンそのものを示す情報でもよいし、例えば、所定のサイトにアクセスすることによりクーポンを獲得できることを示すサイトへのアクセス情報でもよい。また、記憶部2301は、クーポン情報毎の累積表示回数や表示上限回数を記憶する。累積表示回数は、例えば、不特定多数の情報処理端末Tiにクーポン情報が配信された回数である。表示上限回数は、不特定多数の情報処理端末Tiにクーポン情報が配信される上限回数であり、予めクーポン情報毎に設定される。
通信制御部2302は、情報処理端末Tiから識別情報とくじ番号を受信する。選択部2304は、通信制御部2302によって受信された識別情報とくじ番号とに応じて、記憶部2301に記憶される複数のコンテンツからコンテンツを選択する。選択部2304は、算出部2305による識別情報とくじ番号を用いた計算結果に応じてコンテンツを選択する。例えば、算出部2305は、識別情報が示す値と、くじ番号が示す値とを加算して、加算した値を「9」で除算した際の余りの数を算出してもよい。選択部2304は、算出部2305によって算出された余りの数に応じて、コンテンツを選択する。通信制御部2302は、選択部2304によって選択されたコンテンツを情報処理端末Tiに送信する。
取得部2303は、当日の日付情報を取得する。選択部2304は、情報処理端末Tiから受信した識別情報とくじ番号と当日の日付情報とに応じて複数のコンテンツからコンテンツを選択する。例えば、算出部2305は、識別情報が示す値とくじ番号が示す値と日付情報が示す値とを加算して、「9」で除算した際の余りの数を算出する。選択部2304は、算出部2305によって算出された余りの数に応じて、コンテンツを選択する。
特定部2306は、通信制御部2302によって受信されたくじ番号を用いて、くじ種別とくじ名称とに対応するクーポン情報を特定する。特定部2306は、例えば、複数のクーポン情報を特定する。くじ種別は、「全国」、「近畿」、「西日本」といった販売地域を示す種別である(図20参照)。くじ名称は、「緑」、「夢」、「夏」、といった時期や季節などを示す名称である(図20参照)。
クーポン情報は、くじ種別とくじ名称とに対応しており、例えば、くじ種別が「全国」であれば、全国で利用できるクーポン情報が対応しており、くじ種別が「近畿」であれば、近畿地方で利用できるクーポン情報が対応している。また、くじ名称が「夏」であれば、例えば、夏に適したクーポン情報が対応している。特定部2306によるくじ種別とくじ名称とに対応するクーポン情報の特定に際しては、くじ番号が用いられる。具体的には、例えば、くじ番号に含まれる一部または全部の番号や記号が用いられるが、これに限らず、くじ番号の書体や背景画像などが用いられてもよい。
また、選択部2304は、通信制御部2302によって受信された識別情報とくじ番号とに応じて、記憶部2301に記憶される複数のクーポン情報からクーポン情報を選択する。具体的には、選択部2304は、算出部2305による識別情報とくじ番号とを用いた計算結果に応じて、特定部2306によって特定されたクーポン情報の中から、一のクーポン情報を選択する。
例えば、算出部2305は、識別情報が示す値と、くじ番号が示す値とを加算して、加算した値を「3」で除算した際の余りの数を算出してもよい。選択部2304は、特定部2306によって特定されたクーポン情報の中から、算出部2305によって算出された余りの数に応じたクーポン情報を選択する。通信制御部2302は、選択部2304によって選択されたクーポン情報を情報処理端末Tiに送信する。
選択部2304は、通信制御部2302によって受信された識別情報とくじ番号と、取得部2303によって取得された当日の日付情報とに応じて複数のコンテンツからクーポン情報を選択する。例えば、算出部2305は、識別情報が示す値とくじ番号が示す値と日付情報が示す値とを加算して、「3」で除算した際の余りの数を算出する。選択部2304は、特定部2306によって特定されたクーポン情報の中から、算出部2305によって算出された余りの数に応じたクーポン情報を選択する。通信制御部2302は、選択部2304によって選択されたクーポン情報を情報処理端末Tiに送信する。
記憶制御部2307は、通信制御部2302によってクーポン情報が送信された場合に、クーポン情報の累積表示回数を「1」加算する。記憶制御部2307は、通信制御部2302によって送信されたクーポン情報の累積表示回数が表示上限回数に達すると、次回以降に、選択部2304によって当該クーポン情報が選択されないようにするための処理を行う。例えば、記憶制御部2307は、当該クーポン情報が選択部2304によって選択されることを禁止するためのフラグ処理を行う。
(実施の形態2にかかる情報処理端末Tiの画面例)
図24は、実施の形態2にかかる情報処理端末Tiの画面例を示す説明図(その1)である。図25は、実施の形態2にかかる情報処理端末Tiの画面例を示す説明図(その2)である。図26は、実施の形態2にかかる情報処理端末Tiの画面例を示す説明図(その3)である。図27は、実施の形態2にかかる情報処理端末Tiの画面例を示す説明図(その4)である。
図24において、紙くじ2400には、ARマーカ2410が表示されている。ARマーカ2410には、例えば、サーバ1901へアクセスするための所定の情報が含まれている。ここで、ユーザが情報処理端末Tiを用いて、紙くじ2400のARマーカ2410を撮像範囲に写したとする。具体的には、ファインダ画面2401に示すように、撮像範囲内にARマーカ2410を表示させたとする。すると、情報処理端末101は、ARマーカ2410を解析して、サーバ1901へ自端末の識別情報を送信する。
サーバ1901は、情報処理端末Tiから識別情報を受信すると、くじ番号の要求を行う。情報処理端末Tiは、サーバ1901からくじ番号の要求を受け付けると、くじ番号の入力を促す指示画面2402を表示する。指示画面2402には、ポイントが付与されるゲームが行われる旨や、枠2420にくじ番号を写すことを促す旨が表示されている。
そして、ユーザが枠2420内に、紙くじ2400のくじ番号を写し込んだとする。具体的には、図25のファインダ画面2501に示すように、枠2420内にくじ番号2500を表示させると、情報処理端末101は、くじ番号2500を読み込んで、くじ番号2500をサーバ1901に送信する。
サーバ1901は、複数のコンテンツの中から、識別情報とくじ番号と当日の日付情報とに応じたコンテンツを選択する。コンテンツは、アタリやハズレを示すおみくじのコンテンツである。
例えば、サーバ1901は、アタリとなるおみくじのコンテンツと、ハズレとなるおみくじのコンテンツと、のうちのいずれか一方を、識別情報と、くじ番号と、当日の日付情報とに応じて選択し、選択したコンテンツを情報処理端末Tiへ送信する。情報処理端末Tiは、アタリとなるおみくじのコンテンツを受信すると、ファインダ画面2502を表示する。ファインダ画面2502において、情報処理端末Tiは、ARマーカ2410にアタリコンテンツ1211を重畳表示する。アタリコンテンツ1211は、結果表示領域1221に表示される「アタリ」を示す画像と、観音扉が開放して猫が現れる画像と、を含む。
ファインダ画面2502が表示されている状態から、ユーザが情報処理端末Tiを操作し、撮像範囲からARマーカ2410が外れると、情報処理端末Tiは、カメラ307を停止する。そして、情報処理端末Tiは、アプリ開始画面1301を表示する。
なお、図24の指示画面2402を表示する前に、撮像範囲からARマーカ2410が外れた場合には、撮像範囲からARマーカ2410が外れた旨を記憶しておけばよい。情報処理端末Tiは、撮像範囲からARマーカ2410が外れた旨が記憶している場合には、アタリとなるおみくじのコンテンツの終了後に、カメラ307を停止して、アプリ開始画面1301を表示してもよい。
アプリ開始画面1301には、スタートボタン1311が表示されており、ポイントアップゲームの開始前を示している。ユーザがスタートボタン1311を操作すると、図26のゲーム画面1302に移行し、ルーレット1320が回転する画像が表示されて、ポイントアップゲームが開始するとともに、ストップボタン1312が表示される。ルーレット1320は、「大吉」、「吉」、「中吉」、「小吉」、「末吉」、「凶」、のいずれかを示す位置で停止する。ユーザがストップボタン1312を操作すると、例えば、「末吉」を示す位置でルーレット1320が停止する。
そして、情報処理端末Tiは、「末吉」を示すゲーム結果をサーバ1901へ送信する。そして、サーバ1901は、「末吉」を示すゲーム結果に対応するポイントを選択し、ポイントを記憶するとともに、ポイントを含む結果画面の表示指示を情報処理端末Tiへ送信する。なお、このポイントは、実施の形態1における仮ポイントとは異なり、ユーザが既にくじを購入しているため、そのまま累積ポイントに加算される。
そして、情報処理端末Tiは、サーバ1901から結果画面の表示指示を受信すると、ポイント獲得画面2601を表示する。ポイント獲得画面2601は、「末吉」に対応する、例えば20ポイントのポイントを獲得した旨が表示される。そして、情報処理端末Tiは、図27のクーポン画面2702を表示する。
一方で、情報処理端末Tiは、ファインダ画面2501の後、ハズレとなるおみくじのコンテンツを受信すると、図27のファインダ画面2701を表示する。ファインダ画面2701において、情報処理端末Tiは、ARマーカ2410にハズレコンテンツ1212を重畳表示する。ハズレコンテンツ1212は、結果表示領域1221に表示される「ハズレ」を示す画像と、観音扉が開放して「残念」の文字が現れる画像と、を含む。
ファインダ画面2701が表示されている状態から、ユーザが情報処理端末Tiを操作し、撮像範囲からARマーカ2410が外れると、情報処理端末Tiは、カメラ307を停止する。そして、情報処理端末Tiは、クーポン画面2702を表示する。
クーポン画面2702は、居酒屋○○のビール1杯無料のクーポンが有効期限までに利用可能な旨が表示されているとともに、居酒屋○○のサイトへアクセス可能な二次元バーコード2710が表示されている。例えば、クーポンは、クーポン画面2702を表示してから1時間以内に居酒屋○○のサイトにアクセスすることにより、利用可能なクーポンが発行されることとしてもよい。これにより、ユーザがクーポンの発行を失念することを抑えることができるとともに、真にクーポンを欲しているユーザにクーポンを発行することができる。また、紙くじ2400からくじ種別やくじ名称を特定することとしたため、地域毎や季節毎に応じたクーポンを提示することができる。
(実施の形態2にかかる情報処理端末Tiの情報処理手順)
つぎに、図28および図29を用いて、実施の形態2にかかる情報処理端末Tiの情報処理手順について説明する。
図28および図29は、実施の形態2にかかる情報処理端末Tiの情報処理手順の一例を示すフローチャートである。図28および図29のフローチャートにおいて、まず、情報処理端末Tiは、カメラ307の起動操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS2801)。ここで、情報処理端末Tiは、カメラ307の起動操作を受け付けるまで待つ(ステップS2801:No)。
そして、情報処理端末Tiは、カメラ307の起動操作を受け付けた場合(ステップS2801:Yes)、カメラ307を起動する(ステップS2802)。つぎに、情報処理端末Tiは、紙くじ2400のARマーカ2410(図24参照)を検出したか否かを判断する(ステップS2803)。ここで、情報処理端末Tiは、紙くじ2400のARマーカ2410を検出するまで待つ(ステップS2803:No)。そして、情報処理端末Tiは、紙くじ2400のARマーカ2410を検出した場合(ステップS2803:Yes)、サーバ1901へ自端末の識別情報を送信する(ステップS2804)。
つぎに、情報処理端末Tiは、サーバ1901からくじ番号の要求を受信したか否かを判断する(ステップS2805)。ここで、情報処理端末Tiは、サーバ1901からくじ番号の要求を受信するまで待つ(ステップS2805:No)。そして、情報処理端末Tiは、サーバ1901からくじ番号の要求を受信した場合(ステップS2805:Yes)、くじ番号の入力を促す指示画面を表示する(ステップS2806)。
そして、情報処理端末Tiは、ファインダ画面内にくじ番号を写し込むことにより、くじ番号を検出したか否かを判断する(ステップS2807)。ここで、情報処理端末Tiは、くじ番号を検出するまで待つ(ステップS2807:No)。そして、情報処理端末Tiは、くじ番号を検出した場合(ステップS2807:Yes)、サーバ1901へくじ番号を送信する(ステップS2808)。
そして、情報処理端末Tiは、サーバ1901からコンテンツを受信したか否かを判断する(ステップS2809)。ここで、情報処理端末Tiは、サーバ1901からコンテンツを受信するまで待つ(ステップS2809:No)。そして、情報処理端末Tiは、サーバ1901からコンテンツを受信した場合(ステップS2809:Yes)、ARマーカ2410(図24参照)にコンテンツを重畳表示する(ステップS2810)。
つぎに、情報処理端末Tiは、ARマーカ2410がファインダ画面から外れたか否かを判断する(ステップS2811)。ここで、情報処理端末Tiは、ARマーカ2410がファインダ画面から外れるまで待つ(ステップS2811:No)。そして、情報処理端末Tiは、ARマーカ2410がファインダ画面から外れた場合(ステップS2811:Yes)、カメラ307を停止する(ステップS2901)。つぎに、情報処理端末Tiは、コンテンツに関連するアプリケーションが付されているか否かを判断する(ステップS2902)。
情報処理端末Tiは、コンテンツに関連するアプリケーションが付されていない場合(ステップS2902:No)、ステップS2908へ移行する。情報処理端末Tiは、コンテンツに関連するアプリケーションが付されている場合(ステップS2902:Yes)、アプリケーションを起動する(ステップS2903)。そして、情報処理端末Tiは、ゲーム結果を取得したか否かを判断する(ステップS2904)。ゲーム結果は、例えば、ユーザがアプリケーションのスタートボタンとストップボタンを操作することによって得られる「大吉」や「中吉」等のゲーム結果である。
ここで、情報処理端末Tiは、ゲーム結果を取得するまで待つ(ステップS2904:No)。そして、情報処理端末Tiは、ゲーム結果を取得した場合(ステップS2904:Yes)、サーバ1901へゲーム結果を送信する(ステップS2905)。そして、情報処理端末Tiは、サーバ1901からポイントゲーム結果画面の表示指示を受信したか否かを判断する(ステップS2906)。
ここで、情報処理端末Tiは、サーバ1901からポイントゲーム結果画面の表示指示を受信するまで待つ(ステップS2906:No)。情報処理端末Tiは、サーバ1901からポイントゲーム結果画面の表示指示を受信した場合(ステップS2906:Yes)、ポイントゲーム結果画面を表示する(ステップS2907)。ポイントゲーム結果は、実際に累積ポイントに加算されるポイントであり、実施の形態1における仮ポイントとは異なる。
そして、情報処理端末Tiは、サーバ1901へクーポン情報を要求する(ステップS2908)。そして、情報処理端末Tiは、サーバ1901からクーポン情報を受信したか否かを判断する(ステップS2909)。ここで、情報処理端末Tiは、サーバ1901からクーポン情報を受信するまで待つ(ステップS2909:No)。情報処理端末Tiは、クーポン情報を受信した場合(ステップS2909:Yes)、クーポン情報を表示し(ステップS2910)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
(実施の形態2にかかるサーバ1901の情報処理手順)
つぎに、図30および図31を用いて、実施の形態2にかかるサーバ1901の情報処理手順について説明する。
図30および図31は、実施の形態2にかかるサーバ1901の情報処理手順の一例を示すフローチャートである。図30および図31のフローチャートにおいて、まず、サーバ1901は、情報処理端末Tiから識別情報を受信したか否かを判断する(ステップS3001)。ここで、サーバ1901は、情報処理端末Tiから識別情報を受信するまで待つ(ステップS3001:No)。
そして、サーバ1901は、情報処理端末Tiから識別情報を受信した場合(ステップS3001:Yes)、情報処理端末Tiにくじ番号を要求する(ステップS3002)。そして、サーバ1901は、情報処理端末Tiからくじ番号を受信したか否かを判断する(ステップS3003)。ここで、サーバ1901は、情報処理端末Tiからくじ番号を受信するまで待つ(ステップS3003:No)。
そして、サーバ1901は、情報処理端末Tiからくじ番号を受信した場合(ステップS3003:Yes)、当日の日付情報を取得する(ステップS3004)。つぎに、サーバ1901は、識別情報とくじ番号と日付情報とを用いた計算結果を取得する(ステップS3005)。計算結果は、例えば、識別情報が示す値とくじ番号が示す値と日付情報が示す値とを加算し、加算した値を「9」で除算したときの余りである。
そして、サーバ1901は、コンテンツDB213(図7参照)を参照し、識別情報とくじ番号と日付情報とを用いた計算結果に応じたコンテンツを選択する(ステップS3006)。つぎに、サーバ1901は、コンテンツにアプリケーションが付されているか否かを判断する(ステップS3007)。
サーバ1901は、コンテンツにアプリケーションが付されている場合(ステップS3007:Yes)、アタリを示すコンテンツおよびアプリケーションを情報処理端末Tiへ送信する(ステップS3008)。サーバ1901は、コンテンツにアプリケーションが付されていない場合(ステップS3007:No)、ハズレを示すコンテンツを情報処理端末Tiへ送信する(ステップS3009)。
そして、サーバ1901は、情報処理端末Tiからゲーム結果を受信したか否かを判断する(ステップS3010)。ゲーム結果は、例えば、「大吉」や「中吉」等のアプリケーションのゲーム結果である。ここで、サーバ1901は、情報処理端末Tiからゲーム結果を受信するまで待つ(ステップS3010:No)。サーバ1901は、情報処理端末Tiからゲーム結果を受信した場合(ステップS3010:Yes)、ゲーム結果ポイントDB214(図8参照)を参照することによって得られるゲーム結果に応じたポイントを加算する(ステップS3011)。
なお、実施の形態2では、仮ポイントを付与せずに、ゲーム結果に応じたポイントをそのまま累積ポイントに加算する。このため、実施の形態2では、ポイント管理情報DB215には、仮ポイントフラグおよび仮ポイントのフィールドを「null」としたものを用いてもよいし、これらのフィールドを有さないものを用いてもよい。
そして、サーバ1901は、情報処理端末Tiに、付与するポイントに応じたポイントゲーム結果画面の表示指示を送信する(ステップS3101)。つぎに、サーバ1901は、情報処理端末Tiからクーポン情報の要求を受信したか否かを判断する(ステップS3102)。ここで、サーバ1901は、情報処理端末Tiからクーポン情報の要求を受信するまで待つ(ステップS3102:No)。サーバ1901は、情報処理端末Tiからクーポン情報の要求を受信した場合(ステップS3102:Yes)、くじ番号を用いて、くじ種別とくじ名称とを特定する(ステップS3103)。
そして、サーバ1901は、クーポン詳細情報DB1911(図20参照)に記憶されているクーポン情報の中から、くじ種別とくじ名称とに対応するクーポン情報を特定する(ステップS3104)。つぎに、サーバ1901は、識別情報とくじ番号と日付情報とを用いた計算結果を取得する(ステップS3105)。計算結果は、例えば、識別情報が示す値とくじ番号が示す値と日付情報が示す値とを加算し、加算した値を「3」で除算したときの余りである。
そして、サーバ1901は、特定したクーポン情報の中から、識別情報とくじ番号と日付情報とを用いた計算結果に応じたクーポン情報を選択する(ステップS3106)。なお、サーバ1901は、未だ表示上限回数に達していない場合に対象のクーポン情報を選択し、既に表示上限回数に達している場合に対象のクーポン情報を選択しない。つぎに、サーバ1901は、情報処理端末Tiへクーポン情報を送信する(ステップS3107)。そして、サーバ1901は、クーポン表示履歴DB1912(図21参照)のクーポン情報の累積表示回数を「1」加算する(ステップS3108)。
つぎに、サーバ1901は、クーポン表示履歴DB1912を参照し、選択したクーポン情報が表示上限回数に達したか否かを判断する(ステップS3109)。サーバ1901は、選択したクーポン情報が表示上限回数に達していない場合(ステップS3109:No)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。サーバ1901は、選択したクーポン情報が表示上限回数に達した場合(ステップS3109:Yes)、次回以降に当該クーポン情報の選択を禁止し(ステップS3110)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。次回以降にクーポン情報の選択を禁止するには、例えば、クーポン詳細情報DB1911(図20参照)に、クーポン情報の選択を禁止するフラグを用意しておき、当該フラグをONにすればよい。
以上説明したように、実施の形態2にかかる情報処理端末Tiは、実施の形態1の情報処理端末Tiと同様の効果を得ることができる。また、情報処理端末Tiによれば、紙くじ2400のARマーカ2410が撮像範囲に写ると、自端末の識別情報とくじの番号とをサーバ1901に送信し、識別情報とくじの番号とに応じたコンテンツをサーバ1901から受信して表示できる。これにより、ユーザは、情報処理端末Tiの撮像範囲にARマーカ2410を写すことによって、ユーザ毎のコンテンツを見ることができる。
そして、情報処理端末Tiは、撮像範囲からARマーカ2410が外れると、カメラ307を停止して、コンテンツに関連するアプリケーションを起動することができる。これにより、ユーザは、情報処理端末Tiの撮像範囲からARマーカ2410を外すことによって、コンテンツに関連するアプリケーションを起動させることができる。
このため、ARマーカ2410を写し込んだ後のアプリケーションを起動する操作を簡略化することができる。また、くじ番号毎に異なるコンテンツを表示させることができるため、くじ番号毎にコンテンツにランダム性を持たせることができる。したがって、コンテンツの面白みを向上させることができる。この結果、コンテンツに興味を抱くユーザの紙くじ2400そのものの購入意欲を喚起することができる。
また、紙くじ2400そのものにARマーカ2410が刷られているため、実際にユーザが紙くじ2400をくじ売場220で購入してARマーカ2410を写し込むことによって、コンテンツおよびアプリケーションを利用することができる。このため、オンラインによる購入などとは異なり、くじ売場220に来店して紙くじ2400を購入したユーザにコンテンツおよびアプリケーションを利用させることができる。これにより、既存の紙くじにARマーカ2410を刷ることとしているため、言い換えれば、別途の媒体を用意してARマーカを設けることはせずに、簡便な手法とできるため、コストを抑えつつ、来店機会の促進を図ることができる。
また、情報処理端末Tiによれば、受信したコンテンツがアタリを示すコンテンツの場合に、撮像範囲からARマーカ2410が外れると、カメラ307を停止して、コンテンツに関連するアプリケーションを起動することができる。これにより、アタリのコンテンツの場合にアプリケーションによってユーザに特典を付与することができる。この結果、コンテンツおよびアプリケーションの面白みを向上させることができるため、コンテンツやアプリケーションに興味を抱くユーザのくじの購入意欲を喚起することができる。
また、情報処理端末Tiによれば、アプリケーションの実行が終了したことに応じて、情報処理端末Tiの識別情報とくじの番号とに応じたクーポン情報をサーバ1901から受信して表示することができる。これにより、紙くじ2400を購入することによって、クーポン情報を得ることができることから、クーポン情報を欲するユーザのくじの購入意欲を喚起することができる。
また、情報処理端末Tiによれば、受信したコンテンツがハズレを示すコンテンツの場合に、撮像範囲からARマーカ2410が外れると、カメラ307を停止して、クーポン情報をサーバ1901から受信して表示する。これにより、紙くじ2400を購入すると、コンテンツがハズレを示す場合でも、クーポンを得ることができるため、クーポン情報を欲するユーザのくじの購入意欲を喚起することができる。
また、実施の形態2では、クーポン情報の累積表示回数を計測することとしたため、例えば、くじを販売する店舗や事業者は、所定期間内の累積表示回数に応じた広告料を広告主から得ることができる。これにより、ユーザの紙くじ2400の購入による収益金のほかにも、収益を得ることができるため、収益金の増加を図ることができ、福祉事業等の社会貢献をより行うことができる。この結果、社会貢献に関心のあるユーザの関心を引くことができるため、当該ユーザの購入意欲を喚起することができる。また、広告主の企業は、例えば、くじ種別(販売地域)が全国の場合、全国への広告が可能となるため、企業認知度の向上を図ることができる。また、くじの収益金の一部が社会貢献に用いられることを広めることができるため、広告主の企業イメージの向上を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)情報処理端末に搭載された撮像装置の撮像範囲に、店舗に設けられた所定のマークが含まれることを検出したことに応じて、複数のコンテンツを有するサーバに前記情報処理端末の識別情報を送信し、
送信した前記識別情報に応じて前記複数のコンテンツから選択されたコンテンツを前記サーバから受信して、受信した前記コンテンツを表示し、
前記撮像範囲から前記マークが外れたことを検出したことに応じて、前記撮像装置を停止して、前記コンテンツに関連するアプリケーションを起動する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
(付記2)前記表示する処理は、
送信した前記識別情報と日付情報とに応じて前記複数のコンテンツから選択されたコンテンツを前記サーバから受信して、受信した前記コンテンツを表示する、ことを特徴とする付記1に記載の制御プログラム。
(付記3)前記送信する処理は、
さらに、前記情報処理端末の位置情報を前記サーバに送信し、
前記表示する処理は、
送信した前記識別情報と、送信した前記位置情報から特定される前記店舗の識別情報とに応じて前記複数のコンテンツから選択されたコンテンツを前記サーバから受信して、受信した前記コンテンツを表示する、ことを特徴とする付記1または2に記載の制御プログラム。
(付記4)前記コンテンツは、前記マークに重畳して表示される、ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の制御プログラム。
(付記5)前記複数のコンテンツは、くじのアタリ、または、ハズレを示すコンテンツであり、
前記起動する処理は、
受信した前記コンテンツがアタリを示すコンテンツの場合に、前記撮像範囲から前記マークが外れたことを検出したことに応じて、前記撮像装置を停止して、前記コンテンツに関連するアプリケーションを起動する、ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の制御プログラム。
(付記6)前記アプリケーションは、前記情報処理端末のユーザの操作入力により行われる遊技の結果に応じて、前記店舗に関連する複数のポイントのうちのいずれかのポイントを付与するアプリケーションである、ことを特徴とする付記5に記載の制御プログラム。
(付記7)前記コンピュータに、
前記アプリケーションの実行が終了したことに応じて、前記店舗で販売される商品の収益金の活用状況を示す情報を表示可能な第2のアプリケーションを起動する、処理を実行させることを特徴とする付記5または6に記載の制御プログラム。
(付記8)前記コンピュータに、
受信した前記コンテンツがハズレを示すコンテンツの場合には、前記撮像範囲から前記マークが外れたことを検出したことに応じて、前記撮像装置を停止して、前記第2のアプリケーションを起動する、処理を実行させることを特徴とする付記7に記載の制御プログラム。
(付記9)前記コンピュータに、
前記撮像装置の撮像範囲に、くじに刷られた所定のマークが含まれることを検出したことに応じて、前記情報処理端末の識別情報と前記くじの番号とを前記サーバに送信し、
送信した前記識別情報と前記くじの番号とに応じて前記複数のコンテンツから選択されたコンテンツを前記サーバから受信して、受信した前記コンテンツを表示し、
前記撮像範囲から前記マークが外れたことを検出したことに応じて、前記撮像装置を停止して、前記コンテンツに関連するアプリケーションを起動する、
処理を実行させることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の制御プログラム。
(付記10)前記複数のコンテンツは、くじのアタリ、または、ハズレを示すコンテンツであり、
前記起動する処理は、
受信した前記コンテンツがアタリを示すコンテンツの場合に、前記撮像範囲から前記マークが外れたことを検出したことに応じて、前記撮像装置を停止して、前記コンテンツに関連するアプリケーションを起動する、ことを特徴とする付記9に記載の制御プログラム。
(付記11)前記サーバは、複数のクーポン情報を有しており、
前記コンピュータに、
前記アプリケーションの実行が終了したことに応じて、送信した前記識別情報と前記くじの番号とに応じて前記サーバによって前記複数のクーポン情報から選択されたクーポン情報を前記サーバから受信して、受信した前記クーポン情報を表示する、処理を実行させることを特徴とする付記10に記載の制御プログラム。
(付記12)前記コンピュータに、
受信した前記コンテンツがハズレを示すコンテンツの場合には、前記撮像範囲から前記マークが外れたことを検出したことに応じて、前記撮像装置を停止して、前記クーポン情報を前記サーバから受信して、受信した前記クーポン情報を表示する、処理を実行させることを特徴とする付記11に記載の制御プログラム。
(付記13)情報処理端末に搭載された撮像装置の撮像範囲に、店舗に設けられた所定のマークが含まれることを検出したことに応じて、複数のコンテンツを有するサーバに前記情報処理端末の識別情報を送信し、
送信した前記識別情報に応じて前記複数のコンテンツから選択されたコンテンツを前記サーバから受信して、受信した前記コンテンツを表示し、
前記撮像範囲から前記マークが外れたことを検出したことに応じて、前記撮像装置を停止して、前記コンテンツに関連するアプリケーションを起動する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする制御方法。
(付記14)情報処理端末に搭載された撮像装置の撮像範囲に、店舗に設けられた所定のマークが含まれることを検出したことに応じて、複数のコンテンツを有するサーバに前記情報処理端末の識別情報を送信し、
送信した前記識別情報に応じて前記複数のコンテンツから選択されたコンテンツを前記サーバから受信して、受信した前記コンテンツを表示し、
前記撮像範囲から前記マークが外れたことを検出したことに応じて、前記撮像装置を停止して、前記コンテンツに関連するアプリケーションを起動する、
制御部を有することを特徴とする情報処理端末。