JP6768407B2 - ゲーム装置 - Google Patents

ゲーム装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6768407B2
JP6768407B2 JP2016161846A JP2016161846A JP6768407B2 JP 6768407 B2 JP6768407 B2 JP 6768407B2 JP 2016161846 A JP2016161846 A JP 2016161846A JP 2016161846 A JP2016161846 A JP 2016161846A JP 6768407 B2 JP6768407 B2 JP 6768407B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
boarding
user
control unit
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016161846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018029642A (ja
Inventor
襟川 恵子
恵子 襟川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koei Tecmo Games Co Ltd
Original Assignee
Koei Tecmo Games Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koei Tecmo Games Co Ltd filed Critical Koei Tecmo Games Co Ltd
Priority to JP2016161846A priority Critical patent/JP6768407B2/ja
Publication of JP2018029642A publication Critical patent/JP2018029642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6768407B2 publication Critical patent/JP6768407B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、ゲーム装置に関する。
ゲームセンター等のアミューズメント施設に設置されるゲーム装置には、ユーザが搭乗してゲームをプレイ可能な搭乗型のゲーム装置がある。
従来、このようなゲーム装置として、複数台が隣接して設置され、各ゲーム装置間で通信を行って連携してゲームを実行することで、複数のユーザが同時にプレイ可能なゲーム装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−150022号公報(図5)
上記従来技術では、隣接するゲーム装置に搭乗したユーザが他人同士である場合などに、隣のユーザの視線や挙動が気になり、ゲームに集中できない可能性がある。さらに、複数のゲーム装置において同じ内容のゲーム(対戦プレイ等)しかプレイすることができないので、複数のユーザが別々の内容のゲームを楽しむことができないという課題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、複数のユーザが、他のユーザの視線や挙動を気にすることなく、別々の内容のゲームを楽しむことができるゲーム装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のゲーム装置は、筐体と、前記筐体に設けられ、ゲームをプレイするユーザが搭乗する複数の搭乗部と、前記複数の搭乗部の各々を前記ゲームの内容に応じて独立して動作させる複数のアクチュエータ装置と、前記複数の搭乗部の間に設けられ、隣接する前記搭乗部を仕切る状態と仕切らない状態に切り換え可能な可動式の仕切り壁と、を有する。
これにより、例えば隣接するユーザが他人である場合や、異なるゲームをプレイする場合などには、仕切り壁を仕切る状態に切り換えることにより、各ユーザは他のユーザの視線や挙動(搭乗部ごとに環境を制御する場合には他の搭乗部の環境)等を気にすることなく、別々の内容のゲームを楽しむことができる。一方で、例えば隣接するユーザが知り合いである場合や、共通のゲームをプレイする場合などには、仕切り壁を仕切らない状態に切り換えることにより、複数人でのマルチプレイ(対戦プレイなど)を一体感を感じつつ楽しむことができる。また、隣接する搭乗部の物理的な距離を小さくできることから、通信遅延が生じにくい効果もある。
また、本発明のゲーム装置は、好ましくは、前記複数の搭乗部の各々において、予め設定された複数のゲームプログラムの中から前記ユーザが選択した前記ゲームプログラムを実行するゲーム制御部をさらに有する。
これにより、本発明のゲーム装置では複数種類のゲームをプレイ可能であり、各ユーザはその中からプレイしたいゲームを個別に選択することができる。したがって、隣接するユーザが別々のゲームをプレイすることが可能であり、その場合には仕切り壁を仕切る状態に切り換えることにより、各ユーザは自分のプレイするゲームに集中することができる。
また、本発明のゲーム装置は、好ましくは、前記複数の搭乗部の各々に対応して設けられ、ゲーム画面を表示する複数の表示部をさらに有し、前記表示部は、前記ユーザの頭部に装着可能に構成されており、前記ゲーム制御部は、前記頭部の向きに応じて前記表示部に表示される内容を制御する。
これにより、各ユーザは表示部の表示とアクチュエータ装置による搭乗部の動作との相乗効果によりバーチャルリアリティをリアルに体感することが可能となり、ゲームへの没入感を向上できる。
また、本発明のゲーム装置は、好ましくは、前記筐体は、開閉部を有しており、前記開閉部が閉じた際に略密閉可能に構成されている。
これにより、筐体の内部空間と外部空間とを遮断することができるので、外部環境の影響(騒音、光、気温、湿度等)を低減でき、ゲームへの没入感をより向上できる。また、特にVRゴーグル等を装着した場合にはユーザのゲームプレイ中の挙動を他人に見られると恥ずかしい場合があるが、筐体を略密閉状とすることによりその心配も無くなるので、ユーザは安心してゲームに集中することできる。
また、本発明のゲーム装置は、好ましくは、前記複数の搭乗部の各々の周囲環境を前記ゲームの内容に応じて個別に制御する環境制御部をさらに有する。
これにより、筐体が密閉構造であるため環境制御の効果が高まり、ユーザはバーチャルリアリティをよりリアルに体感することが可能となる。また、隣接する搭乗部同士が異なる環境に制御される場合でも、仕切り壁により隣接する環境の相互の影響を低減できるので、各ユーザは自分のプレイするゲームに集中することができる。
また、本発明のゲーム装置は、好ましくは、前記環境制御部は、前記搭乗部の周囲の温度、湿度、風量、風向、気圧、匂いの少なくとも1つを制御する。
これにより、ユーザが体感するリアリティをより高めることができる。特に、筐体が密閉構造であることから、匂いや温度による効果が高まり、臨場感をより向上できる。
また、本発明のゲーム装置は、好ましくは、前記複数の搭乗部の各々に対応して設けられ、所定の匂いを発生させる発臭装置及び前記匂いを脱臭する脱臭装置をさらに有し、前記環境制御部は、前記ゲームの内容に応じて前記発臭装置及び前記脱臭装置を制御する。
これにより、複数種類の匂いを短時間で次々と切り換えることが可能となるので、匂いによる効果をさらに高め、臨場感をより一層向上できる。
また、本発明のゲーム装置は、好ましくは、前記搭乗部が前記ゲームの内容に応じて3軸方向の移動、3軸周りの回転、及び、振動の少なくとも1つの動作を行うように、前記複数のアクチュエータ装置の各々を独立して制御するアクチュエータ制御部をさらに有する。
これにより、搭乗部をゲームのシチュエーションや演出等に応じてきめ細かに動作させることが可能となり、ユーザが体感するリアリティをより高めることができる。
本発明のゲーム装置によれば、複数のユーザが、他のユーザの視線や挙動を気にすることなく、別々の内容のゲームを楽しむことができる。
一実施形態に係るゲーム装置の外観構成の一例を表す斜視図である。 開閉ドアを閉じた状態の筐体を表す側面図である。 開閉ドアを開いた状態の筐体を表す側面図である。 図1中の矢視IV−IV断面を表す縦断面図である。 図1中の矢視V−V断面を表す水平断面図である。 図1中の矢視VI−VI断面を表す横断面図である。 ゲーム装置のシステム構成の一例を表す説明図である。 アクチュエータ装置によるシートの動作の種類を表す説明図である。 ゲーム装置の機能構成の一例を表すブロック図である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
<1.ゲーム装置の筐体の外観構成>
まず、図1を用いて、本実施形態に係るゲーム装置1の外観構成の一例について説明する。ゲーム装置1は、ユーザ自身がその筐体内部に搭乗してプレイ可能な搭乗型のゲーム装置である。図1に示すように、ゲーム装置1は、筐体2と、開閉ドア3を有する。なお、以下の説明において、ゲーム装置1の説明の便宜上、上下前後左右の方向を記述する場合には図1に示す方向を基準とするが、これらの方向はゲーム装置1の各構成の位置関係を限定するものではない。
筐体2は、図1に示す例では全体が略直方体形状であって、前方の上部側の角部が面取りされた形状となっている。なお、筐体2の形状は上記に限定されるものではなく、例えば略球状や略卵形状等としてもよい。筐体2の左右両側の側面には、それぞれ開閉ドア3が設けられている。
各開閉ドア3(開閉部の一例)は、図1に示す例では前後方向に併設する2つのドアパネル3a,3bでそれぞれ構成されている。開閉ドア3は、図2に示すような閉じた状態と図3に示すような開いた状態とに切り替えることができる。図3に示すように筐体2の内部は中空構造となっており、開いた状態の開閉ドア3を介してユーザが筐体2に出入りできる。また各開閉ドア3が閉じた状態では、筐体2内部は略密閉された状態となる。なお、開閉ドア3は2枚扉による両開きの開き戸に限定されるものではなく、引き戸としてもよいし、例えば1枚扉による片開き構成としてもよい。
<2.ゲーム装置の筐体の内部構成>
次に、図4〜図6を用いて、ゲーム装置1の筐体2の内部構成の一例について説明する。図4は上記図1中の矢視IV−IV断面、図5は上記図1中の矢視V−V断面、図6は上記図1中の矢視VI−VI断面による筐体2の断面図である。
これら図4〜図6において、ゲーム装置1の筐体2の内部には、シート4と、基台5と、アクチュエータ装置6と、前方側隔壁7と、後方側隔壁8と、中央台9と、仕切り壁10と、送風口11と、排気口12が設けられている。なお、当該筐体2内部には他にもゲームプレイに関係する各種装置が設けられているが、これらについては後述する(図7参照)。
シート4(搭乗部の一例)は、ユーザが搭乗して着座可能な座席であり、いずれもユーザが前方側を向いて着座できるように、左右方向に2つ併設されている。各シート4の下方側には、筐体2内部の床面2a上に設置された基台5と、この基台5上に設置されたアクチュエータ装置6がそれぞれ設けられている。各シート4は、アクチュエータ装置6によりそれぞれ独立して動作可能である。
なお、本実施形態では筐体2に2つのシート4を設置して2人のユーザが搭乗できる構成である場合を説明するが、シート4の数を3以上とし、3人以上のユーザUが搭乗できる構成としてもよい。この場合、全てのシート4を横並びにしてもよいし、円状に配置してもよいし、複数のシート4を背中合わせに設置してもよい。
前方側隔壁7が各シート4の前方側に配置されており、後方側隔壁8が各シート4の後方側に配置されている。床面2a上の2つのシート4の間には中央台9が設置されており、この中央台9の上面には可動式の仕切り壁10が設けられている。これら中央台9と仕切り壁10は後方側隔壁8を貫通して前後方向に沿って配置されており、仕切り壁10は中央台9の上面で前後方向に移動可能に設置されている(図4及び図5の矢印A参照)。仕切り壁10が前方側に移動した状態(図4及び図5に実線で示す状態)では、隣接するシート4が仕切られた状態、すなわち各シート4が相互に隠れてユーザのプレイ空間が区画された状態となる。仕切り壁10が後方側に移動した状態(図4及び図5に一点鎖線で示す状態)では、隣接するシート4が仕切られない状態、すなわち隣接するユーザのプレイ空間が広く連通した状態となる。
なお、仕切り壁10の駆動方式は特に限定されるものではなく、例えばモータ等による駆動としてユーザ又はスタッフのボタン操作等により自動的に移動させてもよいし、例えばスライド式のパーテーションやサッシのようにユーザ又はスタッフが手動で移動させてもよい。また、仕切り壁10の移動方向は前後方向に限らず、例えば中央台9の内部から上下方向に移動させてもよい。また、仕切り壁10は板状部材に限らず、例えば折りたたみ式のパーテーションやカーテン等として前後方向に展開させたり、例えば布地を巻回したロールスクリーン等として上下方向に展開させてもよい。また、仕切り壁10の移動量も特に限定されるものではなく、例えば前方側隔壁7の近傍まで移動させてもよい。この移動量は、隣接するプレイ空間の制御環境(温度、湿度、風、匂い等。詳細は後述)が互いに影響しない程度に区画されるように設定されるのが好ましい。
送風口11は、例えば筐体2の天井面2bに左右方向2箇所に併設されており、それぞれの送風口11から各シート4に向けて空気を送風できるように構成されている。送風口11は、風向きを調整する機能や水滴を飛散させる機能等を有してもよい。排気口12は、例えば後方側隔壁8に各シート4の左右両側に位置するように2つずつ(計4つ)併設されており、それぞれ上記送風口11から送風された空気を排気できるように構成されている。なお、送風口11、排気口12の配置や数は上記以外としてもよい。
<3.ゲーム装置のシステム構成>
次に、図7及び図8を用いて、ゲーム装置1のシステム構成の一例について説明する。図7は、上記図4に対応する断面による当該ゲーム装置1のシステム構成を概念的に表す説明図であり、図8は、アクチュエータ装置6によるシート4の動作の種類を表す説明図である。なお図7においては、図示の煩雑を避けるため、開閉ドア3や仕切り壁10などの図示を省略している。
この図7において、ゲーム装置1は、上記図4〜図6で示した機械的構成に加えて、ヘッドマウントディスプレイ21と、コントローラ22と、給気装置23と、排気装置24と、制御装置25を有している。
ヘッドマウントディスプレイ21(表示部の一例)は、ユーザUの頭部に装着可能なゴーグル型のものであり、表示部31とスピーカー32を備えている(詳しくは後述の図9で詳述する)。
コントローラ22は、ユーザUが手に持って操作する操作部であり、ユーザUはこのコントローラ22を用いてゲームプレイを行う。なお、コントローラ22は必ずしも手に持つ形態である必要はなく、例えば筐体2に固定された形態であったり、ユーザUの身体に装着してその動きを検知する形態としてもよい。または、例えばユーザUの発声内容を検出する形態であってもよい。
給気装置23(発臭装置の一例)は、筐体2の外気等を取り込んで所定の温度、湿度、又は匂いを伴うように空気を調整し、配管13(上記図1〜図6では図示省略)を介して上記送風口11から所定の風量、風向き、気圧となるように送風する(図7の破線矢印参照)。なお、給気装置23としていわゆるエアコンディショナ装置を用いて温度及び風量等を調整するようにし、匂いや湿度、水滴等については別途の装置(発臭装置や水滴装置等)で調整してもよい。この場合、別途の装置は例えば送風口11近傍やシート4に設置してもよい。
排気装置24(脱臭装置の一例)は、上記送風口11から送風された空気を上記排気口12を介して筐体2内部から排気することで、筐体2の内部の匂いを脱臭したり、気圧を調整する機能を有している。なお、上記給気装置23及び上記排気装置24は筐体2の内部に設置されてもよいし、外部に設置されてもよい。
アクチュエータ装置6は、シート4ごとに設けられており、各シート4を下方側からそれぞれ支持し、シート4全体を機械的に動作させる機能を有している。具体的には、図8に示すように、アクチュエータ装置6は、内部に備える複数のアクチュエータ機構(図示省略)を駆動することにより、シート4における前後方向、上下方向、及び左右方向の3軸方向における所定量の移動動作と(図8の矢印B,C,D参照)、ロール軸(前後方向軸)、ヨー軸(上下方向軸)、及びピッチ軸(左右方向軸)の3軸周りの回転揺動動作と(図8の矢印E,F,G参照)、所定方向及び所定振幅による振動動作を制御できる。
制御装置25は、上記コントローラ22での入力操作に応じてゲームプレイを進行し、それに伴い上記ヘッドマウントディスプレイ21、アクチュエータ装置6、給気装置23、及び排気装置24を統合的に制御する機能を有している(詳しくは後述の図9で詳述する)。なお、制御装置25は筐体2の内部に設置されてもよいし、外部に設置されてもよい。
上記のヘッドマウントディスプレイ21、コントローラ22、給気装置23、排気装置24、及び制御装置25は、いずれも各シート4に個別に対応して2組設けられている。なお、例えば制御装置25等については全てのシート4で共通化してもよい。
<4.ゲーム装置の機能構成>
次に、図9を用いて、ゲーム装置1の機能構成の一例について説明する。図9は、ゲーム装置1の機能構成を表すブロック図である。なお、図9では1つのシート4に対応した機能構成のみを示しているが、各シート4に対して同一の機能構成となっている。
この図9において、ヘッドマウントディスプレイ21と、コントローラ22と、アクチュエータ装置6と、給気装置23と、排気装置24と、ツール提供装置26と、通信装置27と、制御装置25が、相互に有線又は無線により情報送受信可能に設けられている。
ヘッドマウントディスプレイ21は、ユーザUが頭部に装着した際にその視界を覆うように配置される表示部31と、ユーザUの耳部に配置されるスピーカー32を有している。また特に図示しないが、ヘッドマウントディスプレイ21には3次元加速度センサが備えられており、ヘッドマウントディスプレイ21を装着したユーザUの頭部の3次元的な向き(視野方向)を検出可能となっている。後述する制御装置25のゲーム制御部41は、この3次元加速度センサが検出したユーザUの頭部の向きに応じて表示部31の表示内容とスピーカー32の発音内容を制御する。
また、表示部31は、ユーザUの左右の目に対して相互に視差を有する独立した画像を表示することで、3D画像の表示に対応可能としてもよいし、左右の目に共通の単一の表示画像としてもよい。また、表示部31は、透過型又は非透過型のいずれでもよい。透過型とする場合には、例えば筐体2の内壁に表示ディスプレイ(図示省略)を別途設けておき、当該表示ディスプレイとヘッドマウントディスプレイ21とで併せてゲーム画面の表示を行うようにしてもよい。
ツール提供装置26は、ユーザUに対してツールを提供する装置である(上記図1〜図8では図示省略)。このツールは、例えばユーザUの口部に当てる(もしくはくわえさせる)マウスピースなどのように、上記コントローラ22とは別途の操作入力装置であったり、ユーザUに対する体感的な出力装置等である。
通信装置27は、所定のネットワークを介して当該ゲーム装置1の外部に設けられたサーバ100との情報の送受信を制御する機能を有している。
制御装置25は、CPU、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータであり、他の各部と情報送受信することで当該ゲーム装置1全体を統合的に制御する機能を有する。この制御装置25は、機能ごとに大別してゲーム制御部41と、アクチュエータ制御部42と、環境制御部43を有している。
ゲーム制御部41は、ユーザUがプレイするゲームのいわゆるインタラクティブ制御を行う機能を有している。すなわち、ゲームプログラムにおける所定のシーケンスの進行に従いつつ、コントローラ22から入力されたユーザUの操作内容に応じてヘッドマウントディスプレイ21の表示部31の表示内容と、スピーカー32の発音内容を制御する。また上述したように、ヘッドマウントディスプレイ21に内蔵された3次元加速度センサから検出されたユーザUの頭部の向き(視野方向)にも応じて、表示部31の表示内容とスピーカー32の発音内容を制御する。
また本実施形態のゲーム制御部41は、予め設定された複数のゲームプログラムの中からユーザUが選択したゲームプログラムをサーバ100からダウンロードして実行する。このとき、各シート4に着座するユーザUごとに異なるゲームを異なるタイミングで実行してもよいし、各ゲーム制御部41が連携して両ユーザUが同じゲームを同じタイミングで実行してもよい(対戦プレイ等)。
アクチュエータ制御部42は、ゲームの内容に応じて対応するシート4が前述した3軸方向の移動、3軸周りの回転揺動、及び、振動のうちの1つの動作又は複数の動作の組み合わせを行うように、アクチュエータ装置6を制御する。なお、アクチュエータ制御部42がシート4の動作制御以外を行うようにしてもよい。例えば、コントローラ22に可動部を設けておき、ゲーム内容に応じてコントローラ22に振動や慣性力を付与することで、ユーザの体感のバリエーションを増やし、ゲームへの没入感をより向上することも可能である。
環境制御部43は、ゲームの内容に応じて各シート4の周囲環境を制御する。すなわち、環境制御部43は、給気装置23及び排気装置24等を制御することにより、シート4周辺の温度、湿度、風量、風向、気圧、匂い等を制御する。なお、上記以外の環境条件を制御できるようにしてもよい。例えば、シート4やコントローラ22などユーザUの身体が接触する部位にペルチェ素子などの発熱素子を設け、ユーザUに冷感や熱感を与えるようにしてもよい。
なお、上記のアクチュエータ制御部42や環境制御部43の制御は、ゲームプレイのシーケンスに同期した演出的な制御であってもよいし、コントローラ22や3次元加速度センサを介したユーザUの操作入力(頭部の向き)にリアルタイムに対応した制御であってもよい。
<5.実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態のゲーム装置1は、筐体2と、筐体2に設けられ、ゲームをプレイするユーザUが搭乗する複数のシート4と、複数のシート4の各々をゲームの内容に応じて独立して動作させる複数のアクチュエータ装置6と、複数のシート4の間に設けられ、隣接するシート4を仕切る状態と仕切らない状態に切り換え可能な可動式の仕切り壁10と、を有する。これにより、次の効果を奏する。
すなわち、ゲーム装置1では、複数(本実施形態では2人)のユーザUが筐体2に設けられた複数(本実施形態では2つ)のシート4にそれぞれ搭乗してゲームをプレイするが、例えば隣接するユーザUが他人である場合や、異なるゲームをプレイする場合などには、仕切り壁10を仕切る状態に切り換えることにより、各ユーザUは他のユーザUの視線や挙動(シート4ごとに環境を制御する場合には他のシート4の環境)等を気にすることなく、別々の内容のゲームを楽しむことができる。
一方で、例えば隣接するユーザUが知り合いである場合や、共通のゲームをプレイする場合などには、仕切り壁10を仕切らない状態に切り換えることにより、複数人でのマルチプレイ(対戦プレイなど)を一体感を感じつつ楽しむことができる。また、隣接するシート4の物理的な距離を小さくできることから、通信遅延が生じにくい効果もある。
さらに、ユーザUが1人である場合には使用する1つのシート4に対応するゲームシステムのみ稼動させ、未使用のシート4に対応するゲームシステムは非稼動とすることが可能であるため、課金効率、稼働効率、消費電力等の点で有利である。また、単一の筐体2内に複数台のシート4を集約して設置することにより、複数台のシート4が別々に設置される場合に比べて、装置及び設置スペースを小型化できる。
また、本実施形態では特に、ゲーム装置1は、複数のシート4の各々において、予め設定された複数のゲームプログラムの中からユーザUが選択したゲームプログラムを実行するゲーム制御部41をさらに有する。
これにより、ゲーム装置1では複数種類のゲームをプレイ可能であり、各ユーザUはその中からプレイしたいゲームを個別に選択することができる。したがって、隣接するユーザUが別々のゲームをプレイすることが可能であり、その場合には仕切り壁10を仕切る状態に切り換えることにより、各ユーザUは自分のプレイするゲームに集中することができる。
また、本実施形態では特に、ゲーム装置1は、複数のシート4の各々に対応して設けられ、ゲーム画面を表示する複数のヘッドマウントディスプレイ21をさらに有し、ヘッドマウントディスプレイ21は、ユーザUの頭部に装着可能に構成されており、ゲーム制御部41は、頭部の向き(視野方向)に応じてヘッドマウントディスプレイ21の表示部31に表示される内容を制御する。
これにより、各ユーザUはヘッドマウントディスプレイ21の表示部31の表示とアクチュエータ装置6によるシート4の動作との相乗効果によりバーチャルリアリティをリアルに体感することが可能となり、ゲームへの没入感を向上できる。
また、本実施形態では特に、筐体2は、開閉ドア3を有しており、開閉ドア3が閉じた際に略密閉可能に構成されている。
これにより、筐体2の内部空間と外部空間とを遮断することができるので、外部環境による影響(例えば騒音、光、気温、湿度、風、匂い等)を低減でき、ゲームへの没入感をより向上できる。
また、特にヘッドマウントディスプレイ21を装着したユーザUのゲームプレイ中の挙動は他人に見られると恥ずかしい場合があるが、筐体2を略密閉構造とすることによりその心配も無くなるので、ユーザUは安心してゲームに集中することできる。
また、本実施形態では特に、ゲーム装置1は、複数のシート4の各々の周囲環境をゲームの内容に応じて個別に制御する環境制御部43をさらに有する。
これにより、ゲーム装置1を、各シート4の周囲環境をゲーム内容に応じて個別に制御する、いわゆる体感型(4D)のゲーム装置1とすることができる。このとき、筐体2が密閉構造であるため環境制御の効果が高まり、ユーザUはバーチャルリアリティをよりリアルに体感することが可能となる。また、隣接するシート4同士が異なる環境に制御される場合でも、仕切り壁10により隣接する環境の相互の影響を低減できるので、各ユーザUは自分のプレイするゲームに集中することができる。このような周囲環境の制御は、例えば潜水艦による海底探索、廃屋を探検するホラー、高空での高速飛行などのような特殊環境を疑似体験する演出効果に特に効果的である。
また、本実施形態では特に、環境制御部43は、シート4の周囲の温度、湿度、風量、風向、気圧、匂いの少なくとも1つを制御する。
これにより、ユーザUが体感するリアリティをより高めることができる。特に、筐体2が密閉構造であることから、匂いや温度等による効果が高まり、臨場感をより向上できる。
また、本実施形態では特に、ゲーム装置1は、複数のシート4の各々に対応して設けられ、所定の匂いを発生させる給気装置23及び匂いを脱臭する排気装置24をさらに有し、環境制御部43は、ゲームの内容に応じて給気装置23及び排気装置24を制御する。
例えばゲームの内容に応じて次々に匂いを発生させる場合、特に筐体2が密閉構造である場合には前の匂いが残り易く、新たに発生させた匂いと混ざることが考えられる。そこで本実施形態のゲーム装置1では、給気装置23に加えて排気装置24を設けており、必要に応じて排気を行うことで匂いを脱臭する。これにより、複数種類の匂いを短時間で次々と切り換えることが可能となるので、匂いによる効果をさらに高め、臨場感をより一層向上できる。
また、本実施形態では特に、ゲーム装置1は、シート4がゲームの内容に応じて3軸(前後方向軸、上下方向軸、左右方向軸)方向の移動、3軸周りの回転、及び、振動の少なくとも1つの動作を行うように、複数のアクチュエータ装置6の各々を独立して制御するアクチュエータ制御部42をさらに有する。
これにより、シート4をゲームのシチュエーションや演出等に応じてきめ細かに動作させることが可能となり、ユーザUが体感するリアリティをより高めることができる。
<6.変形例>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、ユーザUが搭乗する形態としてシート4に着座する場合を説明したが、これに限られず、起立状態での搭乗としてもよい。この場合、例えば可動式の床面上にユーザUを起立させて立設されたポールにシートベルトで拘束したり、起立状態のユーザUを柵で囲う等の形態としてもよい。
なお、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。その他、一々例示はしないが、上記実施形態や各変形例は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ゲーム装置
2 筐体
3 開閉ドア(開閉部の一例)
4 シート(搭乗部の一例)
5 基台
6 アクチュエータ装置
7 前方側隔壁
8 後方側隔壁
9 中央台
10 仕切り壁
11 送風口
12 排気口
21 ヘッドマウントディスプレイ(表示部の一例)
22 コントローラ
23 給気装置(発臭装置の一例)
24 排気装置(脱臭装置の一例)
25 制御装置
26 ツール提供装置
27 通信装置
32 スピーカー
41 ゲーム制御部
42 アクチュエータ制御部
43 環境制御部
100 サーバ
U ユーザ

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられ、ゲームをプレイするユーザが搭乗する複数の搭乗部と、
    前記複数の搭乗部の各々を前記ゲームの内容に応じて独立して動作させる複数のアクチュエータ装置と、
    前記複数の搭乗部の間に設けられ、隣接する前記搭乗部を仕切る状態と仕切らない状態に切り換え可能な可動式の仕切り壁と、
    前記複数の搭乗部の各々において、予め設定された複数のゲームプログラムの中から前記ユーザが選択した前記ゲームプログラムを実行するゲーム制御部と、を有し、
    前記ゲーム制御部は、
    前記仕切り壁が間に設けられた前記複数の搭乗部の各々において、前記ユーザが種類の異なる別々の内容の前記ゲームプログラムを選択した場合には、前記複数の搭乗部の各々において前記種類の異なる別々の内容のゲームプログラムを実行する
    ことを特徴とするゲーム装置。
  2. 前記複数の搭乗部の各々に対応して設けられ、ゲーム画面を表示する複数の表示部をさらに有し、
    前記表示部は、
    前記ユーザの頭部に装着可能に構成されており、
    前記ゲーム制御部は、
    前記頭部の向きに応じて前記表示部に表示される内容を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載のゲーム装置。
  3. 前記筐体は、
    開閉部を有しており、前記開閉部が閉じた際に略密閉可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のゲーム装置。
  4. 前記複数の搭乗部の各々の周囲環境を前記ゲームの内容に応じて個別に制御する環境制御部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項に記載のゲーム装置。
  5. 前記環境制御部は、
    前記搭乗部の周囲の温度、湿度、風量、風向、気圧、匂いの少なくとも1つを制御する
    ことを特徴とする請求項に記載のゲーム装置。
  6. 前記複数の搭乗部の各々に対応して設けられ、所定の匂いを発生させる発臭装置及び前記匂いを脱臭する脱臭装置をさらに有し、
    前記環境制御部は、
    前記ゲームの内容に応じて前記発臭装置及び前記脱臭装置を制御する
    ことを特徴とする請求項又はに記載のゲーム装置。
  7. 前記搭乗部が前記ゲームの内容に応じて3軸方向の移動、3軸周りの回転、及び、振動の少なくとも1つの動作を行うように、前記複数のアクチュエータ装置の各々を独立して制御するアクチュエータ制御部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のゲーム装置。
JP2016161846A 2016-08-22 2016-08-22 ゲーム装置 Active JP6768407B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016161846A JP6768407B2 (ja) 2016-08-22 2016-08-22 ゲーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016161846A JP6768407B2 (ja) 2016-08-22 2016-08-22 ゲーム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018029642A JP2018029642A (ja) 2018-03-01
JP6768407B2 true JP6768407B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=61304025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016161846A Active JP6768407B2 (ja) 2016-08-22 2016-08-22 ゲーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6768407B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220410021A1 (en) * 2020-02-27 2022-12-29 Sony Group Corporation Vibration presentation apparatus

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03128081A (ja) * 1989-10-13 1991-05-31 Sony Corp 体感形視聴システム
JPH1015250A (ja) * 1996-06-28 1998-01-20 Sega Enterp Ltd ゲーム装置
JP3732959B2 (ja) * 1998-10-29 2006-01-11 株式会社日立製作所 シュミレーションライド装置
JP2007289385A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Aruze Corp 射撃ゲーム装置
JP4691155B2 (ja) * 2008-12-24 2011-06-01 株式会社電通 アトラクションシステムおよびアトラクション映像提供方法
JP2015116315A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 京楽産業.株式会社 遊技場用設備
JP6393482B2 (ja) * 2014-02-10 2018-09-19 株式会社タイトー ゲーム装置
JP6309779B2 (ja) * 2014-02-12 2018-04-11 株式会社バンダイナムコエンターテインメント プログラム、ゲーム装置およびゲームシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018029642A (ja) 2018-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102181793B1 (ko) 증강 탑승 시스템 및 방법
JP6761340B2 (ja) シミュレーションシステム及びプログラム
US20180260021A1 (en) Augmented reality video game systems
US6563489B1 (en) System for placing a subject into virtual reality
JP6782297B2 (ja) ゲーム装置、及びゲーム制御方法
JP2020517387A (ja) 環状運動シミュレーション遊園地アトラクション
US20190310711A1 (en) Method and system for sensory simulation in virtual reality to enhance immersion
JP6768407B2 (ja) ゲーム装置
JPH09305099A (ja) 体感装置
KR20190046302A (ko) 영상 속 비행체 동작과 연동된 감가속/방향전환 체감이 가능한 vr기반 12인승 비행체험 시뮬레이터
JP6794390B2 (ja) シミュレーションシステム及びプログラム
JP6446150B1 (ja) プログラム、情報処理装置、および方法
KR102167316B1 (ko) 체험장치
JP2019171077A (ja) プログラム、情報処理装置、および方法
JPH10156047A (ja) 空中遊泳シアター
US20110165943A1 (en) Flight and Motion Simulator Control Mechanism
JPH07227478A (ja) 多画面型アミューズメントマシン
KR101335377B1 (ko) 서라운드 디스플레이를 이용한 가상 현실 게임기
KR20120105845A (ko) 가상 현실을 이용한 고공 스릴 체험 게임기
JP6469915B1 (ja) プログラム、情報処理装置、および方法
JP6703578B2 (ja) プログラム、方法及び情報処理装置
JP6660321B2 (ja) シミュレーションシステム及びプログラム
JP2019213764A (ja) シミュレーションシステム
JP2019170940A (ja) プログラム、情報処理装置、および方法
Collins et al. Experimental game interactions in a cave automatic virtual environment

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190705

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200326

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200923

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6768407

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250