JP6767476B2 - オンライン・システムによって選択されるコンテンツを、アプリケーションによって提示されるコンテンツを通じて、アプリケーションによって提示される追加コンテンツとともに提示すること - Google Patents

オンライン・システムによって選択されるコンテンツを、アプリケーションによって提示されるコンテンツを通じて、アプリケーションによって提示される追加コンテンツとともに提示すること Download PDF

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Description

本開示は、一般にはオンライン・システムに関し、より具体的には、クライアント・デバイス上で実行されるアプリケーションによって提示されるコンテンツを通じて、オンライン・システムからのコンテンツを、アプリケーションからのコンテンツとともに提示することの捕捉に関する。
ソーシャル・ネットワーキング・システムなどのオンライン・システムは、ユーザがオンライン・システムの他のユーザとつながり、これらと通信することを可能にする。ユーザは、自身の識別に結びつけられるとともに関心や人口統計学的情報などのユーザに関する情報を含むプロフィールを、オンライン・システム上に作成する。ユーザは、個人であっても、または法人もしくは慈善団体などのエンティティであってもよい。ユーザにオンライン・システムとの対話を促すために、オンライン・システムによって、コンテンツ・アイテムがさまざまなユーザに提示される。
ソーシャル・ネットワーキング・システムなどのオンライン・システムの人気の高まりにより、エンティティ(例、企業)が製品もしくはサービスに対する世間の注目を集めること、または、エンティティがオンライン・システムを通じて提供する製品もしくはサービスに関してオンライン・システムのユーザにアクションを起こさせることが可能になる。たとえば、エンティティ(例、企業)は、製品もしくはサービスに対する世間の注目を集めるために、または、そのエンティティが提供する製品もしくはサービスに関してオンライン・システムのユーザにアクションを起こさせるために、オンライン・システムのユーザにコンテンツ・アイテムを提示する。多くのオンライン・システムは、エンティティによってオンライン・システムのユーザに提供される一定のタイプのコンテンツ・アイテムを提示することに対して、エンティティから報酬を受け取ることがある。
さらに、オンライン・システムのユーザは、クライアント・デバイス上で実行されるさまざまなアプリケーションからコンテンツを提示されることがしばしばある。たとえば、クライアント・デバイス上で実行されるアプリケーションは、あるソースからコンテンツを取り出し、そのソースからのコンテンツを、クライアント・デバイスを通じてユーザに提示する。しかし、従来の多くのクライアント・デバイスは一度に1つのアプリケーションからのコンテンツしか提示しないので、ユーザは、異なるソースからのコンテンツを閲覧するために、異なるアプリケーション間を移動させられる。たとえば、アプリケーションは、あるサードパーティ・システムに基づいてコンテンツを提示するが、そのサードパーティ・システム以外のオンライン・システムからのコンテンツを提示しない。このため、ユーザは、異なるソースからのコンテンツにアクセスするために、クライアント・デバイス上で実行される異なるアプリケーション間を移動させられ、ユーザがオンライン・システムからコンテンツにアクセスする複雑さが増し、ユーザがオンライン・システムからコンテンツを提示される可能性が減り得る。
オンライン・システムのユーザは、ユーザに関連付けられているクライアント・デバイス上で実行される1つまたは複数のアプリケーションを通じて、コンテンツを受け取る。アプリケーションは、サードパーティ・システムまたはオンライン・システムからコンテンツを受け取り、クライアント・デバイスを通じてそのコンテンツをユーザに提示することができる。オンライン・システムは、クライアント・デバイス上で実行されたときにユーザにコンテンツを提示するアプリケーションを提供するエンティティに、命令を提供する。さまざまな実施形態において、オンライン・システムは、アプリケーションを提供するエンティティに、命令を含むソフトウェア開発キット(SDK:software development kit)を提供し、SDKからの命令が、アプリケーションに含められる。そのため、アプリケーションがクライアント・デバイス上で実行されたときに、SDKからの命令が、クライアント・デバイスによって実行される。命令は、広告など、オンライン・システムからのコンテンツ・アイテムをユーザに提示することが可能な、アプリケーション内のコンテンツを識別する。たとえば、アプリケーションがゲームである場合、クライアント・デバイス上でゲームが実行されているときに命令を実行すると、オンライン・システムからのコンテンツ・アイテムを提示することが可能な、ゲームによって提示される1つまたは複数のオブジェクトが識別される。命令は、特定の特性(例、サイズ、形状、色、他のオブジェクトに対するロケーション)を有するオブジェクトなど、アプリケーションによって提示されるさまざまなタイプのオブジェクトを識別することができる。たとえば、アプリケーションがさまざまなオブジェクトを提示する場合、アプリケーションで命令を実行すると、アプリケーションのバックグラウンドに提示されるオブジェクト、または提示されたときに一定の寸法を有するオブジェクトが識別される。特定の例では、命令の実行は、アプリケーションによって提示されたときに、少なくとも1つの平面または矩形面を有し、アプリケーションのバックグラウンドに提示されるオブジェクトを識別する。
命令の実行が、オンライン・システムからのコンテンツ・アイテムを提示することが可能な、アプリケーションによって提示されるコンテンツを識別する場合、アプリケーションは、オンライン・システムにコンテンツを要求する。要求は、オンライン・システムに対してクライアント・デバイスのユーザを識別する情報を含む。たとえば、アプリケーションは、アプリケーションによって、またはアプリケーションに関連付けられているエンティティ(例、サードパーティ・システム)によって記憶されている情報を取り出し、取り出した情報(例、人口統計学的情報、アプリケーション115との過去の対話、ユーザの関心、等)を要求に含める。さらに、要求は、オンライン・システムからのコンテンツを提示するべきアプリケーションのコンテキストを記述する情報を含む。アプリケーションのコンテキストは、アプリケーションとのユーザの過去の対話、アプリケーションが以前にユーザに提示したコンテンツ、アプリケーションがユーザに関連付けているデータ、またはアプリケーションにおけるユーザの状態を記述する他の適切な情報に基づくことができる。たとえば、要求は、1つまたは複数のトピックを含む。アプリケーションのコンテンツを提示するべき異なるコンテキストの異なるトピックを、さまざまなトピックに関連付けることができる。オンライン・システムからのコンテンツを提示するべきアプリケーションのコンテキストは、オンライン・システムからのコンテンツがアプリケーションを通じてどのように提示されるべきかに基づくことができる。たとえば、要求は、アプリケーションの1つまたは複数の表示特性を記述する情報(例、アプリケーションからのコンテンツをクライアント・デバイスが表示する解像度、広告を提示することが可能な、アプリケーションによって提示されるコンテンツのアスペクト比、広告を提示することが可能な、アプリケーションによって提示されるコンテンツの色、アプリケーションによって提示される追加コンテンツ)を含む。
オンライン・システムによって選択されたコンテンツ・アイテムをアプリケーションが受け取るとき、オンライン・システムによって提供される命令を実行することは、オンライン・システムからのコンテンツを提示することが可能な、アプリケーションによって提示される識別済みコンテンツがいつユーザに提示されるのかをアプリケーションに決定させる。さまざまな実施形態において、オンライン・システムからの命令を実行することは、コンテンツ・アイテムを提示することが可能な識別済みコンテンツの、少なくともしきい値量が、いつアプリケーション内のユーザの視界に入っているのかを決定する。アプリケーション内のユーザの視界とは、現時点でクライアント・デバイスを通じてアプリケーションがユーザに提示するコンテンツである。たとえば、オンライン・システムからの命令を実行することは、識別済みコンテンツの少なくとも50%が、いつアプリケーションによってユーザに提示されているのかを決定する。オンライン・システムからのコンテンツを提示することが可能な識別済みコンテンツのしきい値量は、識別済みコンテンツの割合であってもよく、または指定量であってもよい。異なるタイプの識別済みコンテンツには、(ユーザに提示されているときに)識別済みコンテンツがユーザに提示されているとの決定をさせる異なるしきい値量を関連付けることができる。たとえば、アプリケーションがゲームである場合、ゲームによってユーザの近くに提示されるオブジェクトは、ゲームが少量のオブジェクトを提示するときにはそのオブジェクトがユーザに提示されていると決定される一方で、ゲームによってユーザの遠くに提示されるオブジェクトは、より多くの量が提示されなければ、そのオブジェクトがユーザに提示されていると決定されない。
広告を提示することが可能な識別済みコンテンツがアプリケーションによってユーザに提示されているとの決定に応答して、アプリケーションは、識別済みコンテンツを通じてオンライン・システムから受信したコンテンツ・アイテムを提示する。たとえば、アプリケーション115は、受け取ったコンテンツ・アイテムを識別済みコンテンツ上に重ねて表示するので、受け取った広告は、アプリケーションを通じて、アプリケーションが他のコンテンツとともに提示する識別済みコンテンツの表面として提示される。アプリケーションがゲームである場合、さまざまな実施形態において、受け取ったコンテンツ・アイテムは、ユーザの視界におけるオブジェクトの表面上のオーバーレイとして提示される。一例として、受け取ったコンテンツ・アイテムは、ゲームがユーザに提示する壁または仮想掲示板の表面上に提示される。識別済みコンテンツを通じて受け取った広告を提示することで、ユーザがアプリケーションなしで対話しているときに、広告との対話から邪魔されることなく、オンライン・システムからのコンテンツ・アイテムを提示することが可能になり、また、ユーザがアプリケーションと対話しているときには、受け取ったコンテンツ・アイテムをより体系的に提示することが可能になる。
アプリケーションは、受け取ったコンテンツ・アイテムの提示を記述する情報をオンライン・システムに送信する。いくつかの実施形態では、受け取ったコンテンツ・アイテムをアプリケーションが提示している間に、アプリケーションは情報を送信する。たとえば、コンテンツ・アイテムをアプリケーションが提示している間に、アプリケーションは、定期間隔で受け取ったコンテンツ・アイテムの提示を記述する情報を送信する。送信される情報には、コンテンツ・アイテムの識別子と、受け取ったコンテンツ・アイテムがアプリケーションによって提示された継続期間を記述する情報とが含まれる。たとえば、送信される情報は、受け取ったコンテンツ・アイテムの識別子、アプリケーションがコンテンツ・アイテムの提示を開始した時刻、および現在の時刻を含む。記憶された1つまたは複数のルールをアプリケーションからの情報に適用することによって、オンライン・システムは、受け取ったコンテンツ・アイテムがアプリケーションによってユーザに提示されたかどうかを決定する。さまざまなルールは、受け取ったコンテンツ・アイテムを提示したとオンライン・システムが決定する(つまり、受け取ったコンテンツ・アイテムのインプレッションが発生したかを決定する)ために、受け取ったコンテンツ・アイテムが提示された時間の最短の長さ、および受け取ったコンテンツ・アイテムが提示された最低量を識別する。異なるコンテンツ・アイテムまたは異なるタイプのコンテンツ・アイテムについて、異なるルールを、オンライン・システムによって維持することができる。たとえば、あるセットのルールを広告のコンテンツ・アイテムに関連付ける一方で、別のセットのルールを広告以外のコンテンツ・アイテムに関連付ける。ルールは、アプリケーションがコンテンツ・アイテムを提示した時間の長さの継続時間と、アプリケーションが提示したコンテンツ・アイテムの最低量との組み合わせを識別して、コンテンツ・アイテムのインプレッションを識別することができる。受け取ったコンテンツ・アイテムの提示を記述する情報が、オンライン・システムが受け取ったコンテンツ・アイテムに関連付けられている1つまたは複数のルールを満たす場合、オンライン・システムは、受け取ったコンテンツ・アイテムに関連付けて、インプレッションを識別する情報を記憶する。
オンライン・システムからの命令を実行することは、識別済みコンテンツを継続してユーザに提示するべきかどうかも、アプリケーションに決定させる。さまざまな実施形態において、アプリケーションは、少なくともしきい値量の識別済みコンテンツが、アプリケーション内のユーザの視界において見えているかどうかを決定する。アプリケーション内のユーザの視界において見えている識別済みコンテンツがしきい値量未満の量である場合、アプリケーションは、識別済みコンテンツがユーザに提示されていないと決定し、識別済みコンテンツを通じた選択済み広告の提示を中止する。たとえば、アプリケーション内のユーザの視界において見えているのが識別済みコンテンツの30%未満である場合、アプリケーションは、ユーザに提示されていないと決定し、アプリケーションは、受け取ったコンテンツ・アイテムの提示を中止する。いくつかの実施形態では、アプリケーションは、識別済みコンテンツから選択済みコンテンツ・アイテムを提示するオーバーレイを取り除くことによって、受け取ったコンテンツ・アイテムの提示を中止する。受け取ったコンテンツ・アイテムが映像データを含む場合、アプリケーションは、映像データを提示するのではなく、識別済みコンテンツ上のオーバーレイとして映像データのフレームを提示することによって、受け取ったコンテンツ・アイテムの提示を中止することができる。受け取ったコンテンツ・アイテムが音声データを含む場合、アプリケーションは、音声データの音量を下げるか、または音声データの再生を停止して、選択済み音声データの提示を中止する。
アプリケーションは、受け取ったコンテンツ・アイテムの提示の中止を記述する情報を、オンライン・システムに送信する。たとえば、アプリケーションは、受け取ったコンテンツ・アイテムの提示が中止された時刻を、受け取ったコンテンツ・アイテムの識別子とともに送信する。いくつかの実施形態では、オンライン・システムは、受け取ったコンテンツ・アイテムがアプリケーションによってユーザに提示されたかどうか(つまり、受け取ったコンテンツ・アイテムのインプレッションが発生したかどうか)を、送信される情報から、受け取ったコンテンツ・アイテムの提示をアプリケーションが開始した時刻と、選択済み広告の提示をアプリケーションが中止した時刻とに基づいて決定する。たとえば、オンライン・システムは、受け取ったコンテンツ・アイテムの提示をアプリケーションが開始した時刻と、受け取ったコンテンツ・アイテムの提示をアプリケーションが中止した時刻との差を決定する。決定した差が時間のしきい値長さに等しいかまたはこれを超える場合、オンライン・システムは、受け取ったコンテンツ・アイテムの識別子に関連して、受け取ったコンテンツ・アイテムがユーザに提示されたことを示す情報を記憶する。
オンライン・システムによって選択されたコンテンツ・アイテムを、アプリケーションによって提示されるコンテンツを通じて提示することは、オンライン・システムがコンテンツをユーザに提供する機会を増やす。オンライン・システムによって選択されたコンテンツ・アイテムを、アプリケーションのコンテンツを使用して提示することで、アプリケーションとのユーザの対話を邪魔または阻害せずに、オンライン・システムのコンテンツ・アイテムを提示することが可能になる。アプリケーションからオンライン・システムへのコンテンツの要求に、コンテンツ・アイテムを提示するべきアプリケーション内のコンテキストを記述する情報を含むことができるので、オンライン・システムが選択するコンテンツ・アイテムは、アプリケーションとのユーザの対話に関連がある可能性がより高く、アプリケーションを通じて提示するコンテンツ・アイテムを動的に選択することにより、コンテンツ・アイテムとのユーザの対話の可能性を高められる。
図面は、例示のみの目的でさまざまな実施形態を示している。本明細書において記述されている原理から逸脱することなく、本明細書において示されている構造および方法の代替実施形態が採用されることが可能であるということを、当業者であれば以降の論考から容易に認識するであろう。
一実施形態による、オンライン・システムが動作するシステム環境のブロック図。 一実施形態による、オンライン・システムのブロック図。 一実施形態による、クライアント・デバイス上で実行されるアプリケーション内のオンライン・システムからのコンテンツを提示するための方法の相関図。 一実施形態による、クライアント・デバイス上で実行されるアプリケーションによって提供される、コンテンツ内に提示されるオンライン・システムからのコンテンツの例。
システム・アーキテクチャ
図1は、ソーシャル・ネットワーキング・システムなど、オンライン・システム140のためのシステム環境100のブロック図である。図1によって示されているシステム環境100は、1つまたは複数のクライアント・デバイス110と、ネットワーク120と、1つまたは複数のサードパーティ・システム130と、オンライン・システム140とを備える。代替構成においては、異なるおよび/またはさらなる構成要素がシステム環境100内に含まれることが可能である。
クライアント・デバイス110は、ユーザが入力を受け取ること、ならびにネットワーク120を通じてデータを送信することおよび/または送信することが可能な1つまたは複数のコンピューティング・デバイスである。一実施形態においては、クライアント・デバイス110は、デスクトップまたはラップトップ・コンピュータなど、従来のコンピュータ・システムである。あるいは、クライアント・デバイス110は、携帯情報端末(PDA)、モバイル電話、スマートフォン、スマートウォッチ、または別の適切な機器など、コンピュータ機能を有する機器であることが可能である。クライアント・デバイス110は、ネットワーク120を通じて通信を行うように構成されている。一実施形態においては、クライアント・デバイス110は、クライアント・デバイス110のユーザがオンライン・システム140と対話することを可能にするアプリケーションを実行する。たとえば、クライアント・デバイス110は、ネットワーク120を通じたクライアント・デバイス110とオンライン・システム140との間における対話を可能にするためにブラウザ・アプリケーションを実行する。別の実施形態においては、クライアント・デバイス110は、IOS(登録商標)またはANDROID(登録商標)など、クライアント・デバイス110のネイティブ・オペレーティング・システム上で稼働するアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を通じて、オンライン・システム140と対話する。
クライアント・デバイス110は、クライアント・デバイス110を通じてユーザにコンテンツを提供するか、またはクライアント・デバイス110を通じてユーザからの対話を受け取る、1つまたは複数のアプリケーション115を実行することができる。いくつかの実施形態では、アプリケーション115は、アプリケーション115が受け取った、ユーザからの対話に部分的に基づいて、ユーザにコンテンツを提示する。アプリケーション115は、1つまたは複数のサードパーティ・システム130から、またはオンライン・システム140から、提示用のコンテンツを取得することができる。さまざまな実施形態において、アプリケーション115は、オンライン・システム140から(アプリケーション115によって実行されたときに)、オンライン・システム140からのコンテンツを提示することが可能な、アプリケーション115内のコンテンツを識別し、オンライン・システム140からコンテンツを取得し、取得済みコンテンツをアプリケーション115内で識別済みコンテンツを通じてユーザに提示する命令を含む。たとえば、アプリケーション115は、オンライン・システム140によってアプリケーション115に関連付けられているエンティティに提供される、ソフトウェア開発キット(SDK)からの命令を含む。図3と併せて以下詳細に説明するように、アプリケーション115を実行するクライアント・デバイス110によってSDKからの命令が実行されると、アプリケーション115は、オンライン・システム140からのコンテンツ(例、広告)をユーザに提示することが可能な、アプリケーション115内のコンテンツを識別し、コンテンツ要求をオンライン・システム140に通信する。アプリケーション115がオンライン・システム140からコンテンツを受け取ると、アプリケーション115は、オンライン・システム140からの命令を実行することによって、受け取ったコンテンツを提示することが可能な、アプリケーション115によって提供されるコンテンツがいつユーザに見えているか、もしくはいつその他の形で気づかれやすいかを決定し、アプリケーション115によって提供されるコンテンツを通じて、オンライン・システム140から受け取ったコンテンツを提示する。そのため、アプリケーション115によって提供されるコンテンツを使用してオンライン・システム140からのコンテンツを提示することで、オンライン・システム140は、アプリケーション115とのユーザの対話を邪魔することなく、より多くのコンテンツをユーザに提供することが可能になる。図3と併せて以下詳細に説明するように、命令を実行することは、また、アプリケーション115によるオンライン・システム140からのコンテンツの提示を記述する情報をアプリケーション115に捕捉させるとともに、アプリケーション115に、捕捉した情報をオンライン・システム140に通信させることによって、コンテンツの提示を記述する情報を維持するときに、オンライン・システム140がアプリケーション115を通じてコンテンツの提示を報告することが可能になる。
クライアント・デバイス110は、ネットワーク120を通じて通信するように構成され、このネットワークは、有線および/または無線両方の通信システムを使用した、ローカルエリアネットワークおよび/またはワイドエリアネットワークの任意の組み合わせを含むことができる。一実施形態では、ネットワーク120は、標準的な通信技術および/または通信プロトコルを使用する。たとえば、ネットワーク120は、イーサネット(登録商標)、802.11、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMAX)、3G、4G、符号分割多元接続(CDMA)、デジタル加入者線(DSL)等などの技術を使用する通信リンクを含む。ネットワーク120を通じて通信するために使用されるネットワーキング・プロトコルの例は、マルチプロトコル・ラベル・スイッチング(MPLS)、伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、簡易メール転送プロトコル(SMTP)、およびファイル転送プロトコル(FTP)を含む。ネットワーク120で交換されるデータは、ハイパーテキスト・マークアップ言語(HTML)または拡張可能マークアップ言語(XML)など、任意の適切なフォーマットを使用して表すことができる。いくつかの実施形態において、ネットワーク120の通信リンクの全部または一部は、任意の適切な1つまたは複数の手法を使用して暗号化することができる。
1つまたは複数のサードパーティ・システム130は、オンライン・システム140と通信するためにネットワーク120に連結されることが可能であり、オンライン・システム140については、以降で図2と併せてさらに記述されている。一実施形態においては、サードパーティ・システム130は、クライアント・デバイス110によって実行するためのアプリケーションについて記述する情報を通信するアプリケーション・プロバイダ、またはクライアント・デバイス上で実行されるアプリケーションによって使用するためのデータをクライアント・デバイス110に対して通信するアプリケーション・プロバイダである。他の実施形態においては、サードパーティ・システム130は、クライアント・デバイス110を通じて提示するためのコンテンツまたは他の情報を提供する。サードパーティ・システム130は、情報、たとえば、サードパーティ・システム130によって提供される広告、コンテンツ、またはアプリケーションに関する情報をオンライン・システム140に対して通信することもできる。
図2は、オンライン・システム140のアーキテクチャのブロック図である。たとえば、オンライン・システム140は、ソーシャル・ネットワーキング・システムである。図2において示されているオンライン・システム140は、ユーザ・プロフィール・ストア205、コンテンツ・ストア210、アクション・ロガー215、アクション・ログ220、エッジ・ストア225、広告要求(「アド要求」)ストア230、コンテンツ選択モジュール235、およびウェブ・サーバ240を含む。その他の実施形態においては、オンライン・システム140は、さまざまなアプリケーションに関するさらなる、より少ない、または異なる構成要素を含むことができる。ネットワーク・インタフェース、セキュリティ機能、ロード・バランサ、フェイルオーバ・サーバ、管理およびネットワーク・オペレーション・コンソール等などの従来の構成要素は、このシステム・アーキテクチャの詳細をわかりにくくすることのないように、示されていない。
オンライン・システム140の各ユーザは、ユーザ・プロフィール・ストア205に記憶されているユーザ・プロフィールに関連付けられている。ユーザ・プロフィールは、ユーザが明白にシェアしたユーザに関する宣言的情報を含み、オンライン・システム140によって推定されるプロフィール情報も含むことができる。一実施形態においては、ユーザ・プロフィールは、対応するオンライン・システムのユーザの1つまたは複数の属性をそれぞれ記述する複数のデータフィールドを含む。ユーザ・プロフィールに記憶される情報の例には、職歴、学歴、性別、趣味や嗜好、ロケーション等など、人物、人口統計学的およびその他のタイプの記述的情報が含まれる。ユーザ・プロフィールは、ユーザが提供する他の情報、たとえば、画像や映像を記憶することもできる。一定の実施形態においては、ユーザの画像を、画像に表示されるソーシャル・ネットワーキング・システムのユーザを識別する情報でタグ付けすることが可能であり、ユーザがタグ付された画像を識別する情報は、ユーザのユーザ・プロフィールに記憶される。ユーザ・プロフィール・ストア205内のユーザ・プロフィールは、コンテンツ・ストア210内のコンテンツ・アイテムに対して行われてアクション・ログ220に記憶される、対応するユーザによるアクションへの参照を維持することもできる。
ユーザ・プロフィール・ストア205内のユーザ・プロフィールは、しばしば個人に関連付けられて、個人がオンライン・システム140を通じて互いに対話することを可能にするが、ユーザ・プロフィールは、企業や組織などのエンティティについても記憶することができる。これによりエンティティは、オンライン・システム140上で、他のオンライン・システムのユーザとつながり、コンテンツを交換するためのプレゼンスを確立することが可能である。エンティティは、自社、自社製品についての情報を投稿するか、またはエンティティのユーザ・プロフィールに関連付けられているブランド・ページを使用してオンライン・システム140のユーザに他の情報を提供することができる。オンライン・システム140の他のユーザはブランド・ページにつながって、ブランド・ページに投稿された情報を受け取るか、またはブランド・ページからの情報を受け取ることができる。ブランド・ページに関連付けられているユーザ・プロフィールは、エンティティ自体に関する情報を含むことができるので、そのエンティティに関するバックグラウンドまたは情報データをユーザに提供する。
コンテンツ・ストア210は、さまざまなタイプのコンテンツをそれぞれ代表するオブジェクトを記憶する。オブジェクトによって代表されるコンテンツの例には、ページ投稿、ステータスの更新、写真、映像、リンク、共有コンテンツ・アイテム、ゲーム・アプリケーションの達成度、ローカル・ビジネスにおけるチェックイン・イベント、ページ(例、ブランド・ページ)、または他のタイプのコンテンツが含まれる。オンライン・システムのユーザは、ステータスの更新、オンライン・システム140内の他のオブジェクトに関連付けるためにユーザがタグ付した写真、イベント、グループ、またはアプリケーションなど、コンテンツ・ストア210によって記憶されるオブジェクトを作成することができる。いくつかの実施形態においては、オブジェクトは、サードパーティ・アプリケーション、またはオンライン・システム140とは別のサードパーティ・アプリケーションから受け取られる。一実施形態においては、コンテンツ・ストア210内のオブジェクトは1つのコンテンツ、すなわちコンテンツ「アイテム」を表す。そのため、オンライン・システムのユーザは、さまざまな通信チャネルを通してテキストやさまざまなタイプの媒体のコンテンツ・アイテムをオンライン・システム140に投稿することによって、互いに通信するよう促される。これによりユーザ同士の対話の量が増え、オンライン・システム140内でユーザが対話する頻度が増す。
アクション・ロガー215は、オンライン・システム140の内部および/または外部のユーザ・アクションに関する通信を受け取って、ユーザ・アクションに関する情報をアクション・ログ220に投入する。アクションの例には、別のユーザとのつながりを追加すること、別のユーザにメッセージを送信すること、画像をアップロードすること、別のユーザからのメッセージを読むこと、別のユーザに関連付けられているコンテンツを閲覧すること、および、別のユーザによって投稿されたイベントに出席することが含まれる。一例として、サードパーティ・システム130がオンライン・システムのユーザに提供するコンテンツは、オンライン・システム140が受け取る情報によってオンライン・システムのユーザ140を識別する情報とともに識別することが可能で、サードパーティ・システム130によって提供されたコンテンツを識別する情報を、アクション・ロガー215が、オンライン・システム140の識別されたユーザに関連付けてアクション・ログ220に記憶する。別の例として、アクション・ロガー215は、アプリケーション115が実行する命令によってオンライン・システム140に通信される情報に基づいて、オンライン・システム140のユーザとアプリケーションとの対話を記述する情報を記録する。たとえば、アプリケーション115は、アプリケーション115がオンライン・システム140からのコンテンツを提示する時間の長さを識別する情報、またはアプリケーション115がオンライン・システム140からのコンテンツの提示を開始した時刻およびアプリケーションがオンライン・システム140からのコンテンツの提示を中止した時刻を識別する情報を、アクション・ロガー215に通信する。アクション・ロガー215は、アプリケーション115によるオンライン・システム140からのコンテンツの提示を記述するアプリケーション115からの情報にアクションを関連付ける、1つまたは複数のルールを維持する。さまざまなルールは、コンテンツ・アイテムがユーザに提示されたことを示す情報をアクション・ログ220に記憶する(つまり、ユーザに対するコンテンツ・アイテムのインプレッションを識別する)ことをアクション・ロガー215に行わせる、アプリケーション115がオンライン・システム140からのコンテンツ・アイテムを提示する時間の最短の長さを識別する。いくつかの実施形態では、ルールは、コンテンツ・アイテムがユーザに提示されたとアクション・ロガー215に決定させる、アプリケーション115が提示するオンライン・システム140からのコンテンツ・アイテムの最低量も指定する。たとえば、最低量のコンテンツ・アイテムがアプリケーション115によって時間の最低しきい値長さの間提示された場合に、ユーザに対するコンテンツ・アイテムのインプレッションをアクション・ロガー215に識別させるルールを、コンテンツ・アイテムの識別子に関連付ける。そのため、識別子とともに受け取られる情報が、少なくともコンテンツ・アイテムの最低量を少なくとも時間のしきい値長さの間提示されるアプリケーションを指定する場合、アクション・ロガー215は、識別子に対応するコンテンツ・アイテムのインプレッションを識別するようにアクション・ログ220を更新する。異なるルールを、異なるコンテンツ・アイテム、または異なる特性を有するコンテンツ・アイテムに関連付けることができる。さまざまなルールが、提示されるコンテンツ・アイテムの最低量と、アプリケーション115が少なくとも最低量のコンテンツ・アイテムを提示した異なる時間の長さとの異なる組み合わせを指定することができる。したがって、アクション・ロガー215は、コンテンツ・アイテムを識別する情報が、コンテンツ・アイテムに関連付けられている1つまたは複数のルールを満たす情報も含んでいる場合、広告などのコンテンツ・アイテムの提示を識別する情報を記録する。
さらに、アクション・ロガー215は、オンライン・システムのユーザとオンライン・システムのユーザに提示される広告との情報対話を記録する。たとえば、オンライン・システム140のユーザが広告をクリックした回数または広告との対話を通じて購買を完了した回数を記述する情報を、アクション・ロガー215によって、ユーザを識別する情報に関連して記録する。また、対話に関連付けられている回数も、ユーザを識別する情報および広告を識別する情報に関連して記憶することもできる。さらに、多数のアクションがオブジェクトおよび1人または複数人の特定のユーザに関わることがあるため、これらのアクションもその特定のユーザに関連付けられて、アクション・ログ220に記憶される。
アクション・ログ220は、オンライン・システム140が、オンライン・システム140上でのユーザ・アクション、および、オンライン・システム140に情報を通信するサードパーティ・システム130上でのアクションを追跡するために使用することができる。ユーザは、オンライン・システム140上のさまざまなオブジェクトと対話することができ、これらの対話について記述する情報がアクション・ログ220に記憶される。オブジェクトとの対話の例には、投稿に対してコメントすること、リンクをシェアすること、クライアント・デバイス110を通じて実際のロケーションにチェックインすること、コンテンツ・アイテム(広告を含む)にアクセスすること、および他の適切な対話が含まれる。アクション・ログ220に含まれるオンライン・システム140上のオブジェクトとの対話のさらなる例には、フォト・アルバムに対してコメントすること、ユーザと通信すること、オブジェクトとのつながりを確立すること、イベントに参加すること、グループに参加すること、イベントを作成すること、アプリケーションを承認すること、アプリケーションを使用すること、オブジェクトに関する好みを表現すること(そのオブジェクトに「いいね!」を表明すること)、および、トランザクションに関与することが含まれる。さらに、アクション・ログ220は、オンライン・システム140上の広告およびオンライン・システム140上で動作する他のアプリケーションとの、ユーザの対話を記録することができる。いくつかの実施形態においては、アクション・ログ220からのデータは、ユーザの関心または好みを推定するために使用されて、ユーザのユーザ・プロフィールに含まれる関心を拡張し、ユーザの好みをさらに完全に理解できるようにする。
アクション・ログ220は、外部ウェブサイトなどのサードパーティ・システム130上で行われてオンライン・システム140に通信されるユーザ・アクションを記憶することもできる。たとえば、電子商取引のウェブサイトは、ソーシャル・プラグインを通じてオンライン・システム140のユーザを認識することができるので、電子商取引のウェブサイトがオンライン・システム140のユーザを識別することが可能である。オンライン・システム140のユーザは一意に識別できるため、前述の例におけるように、電子商取引のウェブサイトは、オンライン・システム140外のユーザのアクションに関する情報を、ユーザに関連付けるためにオンライン・システム140に通信することができる。オンライン・システム140は、サードパーティ・システム130が提供するコンテンツとのユーザの対話を記述する情報を、ユーザに関連付けてアクション・ログ220に記憶する。そのため、アクション・ログ220は、ウェブ・ページの閲覧履歴、広告との対話、行った購入、および買い物や購買からの他のパターンなど、ユーザがサードパーティ・システム130上で行うアクションに関する情報を記録することができる。さらに、サードパーティ・システム130に関連付けられてクライアント・デバイス110上で実行されるアプリケーションを通じて行うユーザがアクションは、アクション・ログ220に記録しユーザに関連付けるために、アプリケーションが、アクション・ロガー215に通信することができる。
一実施形態においては、エッジ・ストア225は、ユーザとオンライン・システム140上の他のオブジェクトとのつながりについて記述する情報をエッジとして記憶する。いくつかのエッジはユーザによって定義されることができ、ユーザが他のユーザとの関係を指定することが可能である。たとえば、ユーザは、友達、同僚、パートナーなど、ユーザの実生活の関係に即した他のユーザとのエッジを生成することができる。オンライン・システム140上のあるページへの関心を表明すること、オンライン・システム140の他のユーザとリンクをシェアすること、およびオンライン・システム140の他のユーザが行った投稿にコメントすることなど、ユーザがオンライン・システム140でオブジェクトと対話するとき、他のエッジが生成される。
一実施形態においては、エッジは、ユーザ同士の対話、ユーザとオブジェクトとの対話、またはオブジェクト同士の対話の特性をそれぞれ表すさまざまな特徴を含むことができる。たとえば、エッジに含まれる特徴は、2人のユーザ間の対話の割合、2人のユーザが互いに対話したのがどれくらい最近であったか、あるユーザがオブジェクトに関して取り出した情報の割合もしくは量、またはユーザがオブジェクトに関して投稿したコメントの数とタイプを記述する。特徴は、ある特定のオブジェクトまたはユーザについて記述する情報を表すこともできる。たとえば、特徴は、ある特定のトピックに対してユーザがもつ関心のレベル、ユーザがオンライン・システム140にログインしている割合、またはユーザに関する人口統計学的情報について記述する情報を表すことができる。各特徴は、ソース・オブジェクトまたはユーザ、ターゲット・オブジェクトまたはユーザ、および特徴値に関連付けることができる。特徴は、ソース・オブジェクトもしくはユーザ、ターゲット・オブジェクトもしくはユーザについて、またはソース・オブジェクトもしくはユーザとターゲット・オブジェクトもしくはユーザとの間における対話について記述する値に基づいた式として指定されることが可能である。そのため、エッジは1つまたは複数の特徴式として表されることが可能である。
エッジ・ストア225は、オブジェクト、関心および他のユーザについての親和性スコアなど、エッジに関する情報も記憶する。オンライン・システム140によって経時的に親和性スコア、すなわち、「親和度」が計算されて、ユーザが行うアクションに基づいて、オンライン・システム140内のオブジェクトまたは別のユーザへのユーザの関心を概算することができる。オンライン・システム140によって経時的にユーザの親和度が計算されて、ユーザが行うアクションに基づいてオンライン・システム140内のオブジェクト、トピック、または別のユーザへのユーザの関心を概算することができる。親和度の計算については、2010年12月23日に出願された米国特許出願第12/978,265号、2012年11月30日に出願された米国特許出願第13/690,254号、2012年11月30日に出願された米国特許出願第13/689,696号、および2012年11月30日に出願された米国特許出願第13/690,088号にさらに記述されており、これら特許出願のそれぞれを参照によりその全体を本明細書に組み込む。一実施形態においては、ユーザと特定のオブジェクトとの間における複数の対話を、1つのエッジとしてエッジ・ストア225内に記憶することができる。あるいは、ユーザと特定のオブジェクトとの間における各対話を個別のエッジとして記憶する。いくつかの実施形態においては、ユーザ間のつながりをユーザ・プロフィール・ストア205に記憶することができ、またはユーザ・プロフィール・ストア205がユーザ間のつながりを決定するためにエッジ・ストア225にアクセスすることができる。
アド要求ストア230には、1つまたは複数の広告要求(「アド要求」)が含まれる。広告要求には、「広告」とも呼ばれる広告コンテンツと入札額とが含まれる。広告コンテンツは、テキスト、画像、音声、映像またはユーザに提示される他の任意の適切なデータである。さまざまな実施形態において、広告コンテンツは、広告にアクセスされたときにユーザを誘導するネットワーク・アドレスを指定するランディング・ページも含む。入札額は、広告主によるアド要求に関連付けられ、アド要求内の広告コンテンツがユーザに提示された場合、アド要求内の広告コンテンツが提示されたときにユーザ対話を受け取る場合、またはアド要求内の広告コンテンツがユーザに提示されたときに任意の適切な条件が満たされる場合に、金銭的報酬など、広告主がオンライン・システム140に提供する予測価値を決定するために使用される。たとえば、入札額は、アド要求内の広告コンテンツが表示された場合にオンライン・システム140が広告主から受け取る金額を指定する。いくつかの実施形態では、広告コンテンツの提示に対してオンライン・システム140に対する予測価値は、入札額に、ユーザが広告コンテンツにアクセスする確率を乗じて決定することができる。
さらに、広告要求は、広告主が指定する1つまたは複数のターゲティング基準を含むことができる。広告要求に含まれるターゲティング基準は、広告要求内の広告コンテンツを提示するのに適したユーザの、1つまたは複数の特性を指定する。たとえば、ターゲティング基準は、ターゲティング基準のうちの少なくとも1つを満たすユーザ・プロフィール情報、エッジ、またはアクションを有するユーザを識別するために使用される。そのため、ターゲティング基準は、特定の特性を有するユーザを広告主が識別することを可能にし、異なるユーザへのコンテンツのその後の配信を簡素化する。
一実施形態において、ターゲティング基準は、ユーザとオンライン・システム140の別のユーザまたはオブジェクトとのアクションまたはつながりのタイプを指定することができる。ターゲティング基準は、オンライン・システム140の外、たとえば、サードパーティ・システム130上で行われるユーザとオブジェクトとの対話も指定することができる。たとえば、ターゲティング基準は、別のユーザにメッセージを送った、アプリケーションを使用した、グループに参加した、グループを脱退した、イベントに参加した、イベントの明細を生成した、オンライン・マーケットプレイスを利用して製品もしくはサービスを購入もしくはレビューした、サードパーティ・システム130からの情報を要求した、アプリケーションをインストールした、または他の任意の適切なアクションを行ったなど、特定のアクションを行ったユーザを識別する。ターゲティング基準にアクションを含むことで、広告主は、広告要求から広告コンテンツを提示するのに適したユーザをさらに絞り込むことが可能になる。別の例として、ターゲティング基準は、別のユーザもしくはオブジェクトとつながりのあるユーザ、または別のユーザもしくはオブジェクトとの特定のタイプのつながりをもつユーザを識別する。
コンテンツ選択モジュール235は、クライアント・デバイス110に通信してユーザに提示するための1つまたは複数のコンテンツ・アイテムを選択する。ユーザへの提示に適したコンテンツ・アイテムは、コンテンツ・ストア210から、アド要求ストア230から、または別のソースから、コンテンツ選択モジュール235が取り出して、閲覧ユーザに提示するためのコンテンツ・アイテムを1つまたは複数選択する。ユーザへの提示に適したコンテンツ・アイテムは、ユーザの特性によって満たされる少なくともしきい値数のターゲティング基準に関連付けられているコンテンツ・アイテムであるか、またはターゲティング基準に関連付けられていないコンテンツ・アイテムである。さまざまな実施形態において、コンテンツ選択モジュール235は、1つまたは複数の選択プロセスにおいてユーザへの提示に適したコンテンツ・アイテムを含み、選択プロセスは、ユーザに提示するための1セットのコンテンツ・アイテムを識別する。たとえば、コンテンツ選択モジュール235は、オンライン・システム140によってユーザに関連付けられている特性および異なるコンテンツ・アイテムに対するユーザの親和度に基づいて、さまざまなコンテンツ・アイテムの、ユーザに対する関連度の尺度を決定する。関連度の尺度に基づいて、コンテンツ選択モジュール235は、ユーザに提示するためのコンテンツ・アイテムを選択する。追加の例として、コンテンツ選択モジュール235は、関連度の尺度が最も高いコンテンツ・アイテム、または少なくともしきい値の関連度の尺度をもつコンテンツ・アイテムを、ユーザに提示するために選択する。あるいは、コンテンツ選択モジュール235は、コンテンツ・アイテムを、その関連付けられている関連度の尺度に基づいてランク付けし、ランクの最上位のコンテンツ・アイテム、または少なくともランキングのしきい値位置にあるコンテンツ・アイテムを、ユーザに提示するために選択する。
ユーザへの提示に適格なコンテンツ・アイテムは、入札額に関連付けられているアド要求からの広告または他のコンテンツ・アイテムを含むことができる。コンテンツ選択モジュール235は、ユーザに提示するためのコンテンツを選択するとき、アド要求に関連付けられている入札額を使用する。さまざまな実施形態では、コンテンツ選択モジュール235は、さまざまなアド要求(または他のコンテンツ・アイテム)に関連付けられている予測価値をその入札額に基づいて決定し、最高予測価値に関連付けられているコンテンツ・アイテムまたは少なくとも閾値予測価値に関連付けられているコンテンツ・アイテムを提示するために選択する。アド要求またはコンテンツ・アイテムに関連付けられている予測価値は、アド要求またはコンテンツ・アイテムを提示することに対するオンライン・システム140への予測報酬額を表す。たとえば、アド要求に関連付けられている予測価値は、アド要求の入札額と、アド要求のアドコンテンツとユーザが対話する蓋然性との積である。コンテンツ選択モジュール235は、アド要求をそれに関連付けられている入札額に基づいてランク付けし、ユーザに提示するために、少なくともランキングで閾値順位を有するアド要求を選択することができる。いくつかの実施形態では、コンテンツ選択モジュール235は、入札額に関連付けられていないコンテンツ・アイテムとアド要求との両方を、アド要求に関連付けられている入札額と、コンテンツ・アイテムとアド要求とに関連付けられている関連性の尺度とに基づいて、統一ランキングでランク付けする。統一ランキングに基づいて、コンテンツ選択モジュール235は、ユーザに提示するためのコンテンツを選択する。統一ランキングによりアド要求および他のコンテンツ・アイテムを選択することは、2012年7月10日に出願された米国特許出願第13/545,266号にさらに記述されており、これは全体として本願明細書に援用される。
たとえば、コンテンツ選択モジュール235は、オンライン・システム140のユーザにコンテンツのフィードを提示する要求を受け取る。フィードは、1つまたは複数の広告およびコンテンツ・アイテム、たとえば、ユーザとつながりのあるオンライン・システムの他のユーザに関連付けられているアクションを記述するストーリを含むことができる。コンテンツ選択モジュール235は、ユーザ・プロフィール・ストア205、コンテンツ・ストア210、アクション・ログ220およびエッジ・ストア225の中の1つまたは複数にアクセスして、ユーザに関する情報を取り出す。たとえば、ユーザとつながりのある他のユーザに関連付けられているアクションを記述する情報またはユーザとつながりのあるユーザに関連付けられている他のデータが取り出される。さらに、1つまたは複数の広告要求(「アド要求」)は、アド要求ストア230から取り出されることが可能である。取り出されたストーリ、アド要求または他のコンテンツ・アイテムは、広告選択モジュール235が分析して、アド要求を含め、ユーザに提示するのに適したコンテンツ・アイテム候補を識別する。たとえば、ユーザとつながりのないユーザに関連付けられているコンテンツ・アイテム、またはユーザがしきい値未満の親和度しか有さないユーザに関連付けられているストーリは、コンテンツ・アイテム候補としては破棄される。さまざまな基準に基づいて、コンテンツ選択モジュール235は、識別されたユーザに提示するためのコンテンツ候補として、識別済みコンテンツ・アイテムまたはアド要求の中から1つまたは複数を選択する。選択済みコンテンツ・アイテムまたは選択済みアド要求からの広告は、ユーザに提示されるコンテンツのフィードに入れられる。たとえば、コンテンツのフィードは、オンライン・システム140を通じてユーザとつながりのあるユーザに関連付けられているアクションを記述する少なくともしきい値数のコンテンツを含む。
さまざまな実施形態において、コンテンツ選択モジュール235は、ユーザに提示するために選択された複数のコンテンツ・アイテムを含むニュースフィードを通じて、ユーザにコンテンツを提示する。1つまたは複数の広告をフィードに含むこともできる。コンテンツ選択モジュール235は、選択済みコンテンツ・アイテムまたは広告を、フィードを通じて提示する順序も決定することができる。たとえば、コンテンツ選択モジュール235は、ユーザがさまざまなコンテンツ・アイテムまたは広告と対話する可能性に基づいて、フィード内のコンテンツ・アイテムまたは広告を順序付ける。
ウェブ・サーバ240は、ネットワーク120を通じてオンライン・システム140を1つまたは複数のクライアント・デバイス110へ、および1つまたは複数のサードパーティ・システム130へリンクさせる。ウェブ・サーバ240は、ウェブ・ページ、およびその他のコンテンツ、たとえば、JAVA(登録商標)、FLASH(登録商標)、XMLなどを供給する。ウェブ・サーバ240は、オンライン・システム140とクライアント・デバイス110との間におけるメッセージ、たとえば、分析した情報、インスタント・メッセージ、キューに入れられたメッセージ(例、電子メール)、テキスト・メッセージ、ショート・メッセージ・サービス(SMS)のメッセージ、またはその他適切なメッセージング技術を使用して送信されるメッセージを受け取って回送することができる。ユーザは、コンテンツ・ストア210に記憶される情報(例、画像または映像)をアップロードするよう求める要求をウェブ・サーバ240に送信することができる。加えて、ウェブ・サーバ240は、IOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、WEBOS(登録商標)、またはBLACKBERRY(登録商標)OSなどのネイティブ・クライアント・デバイス・オペレーティング・システムに対してデータを直接送信するためのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)機能を提供することができる。
オンライン・システムからの、アプリケーションを通じたユーザへの広告提示
図3は、クライアント・デバイス110上で実行されるアプリケーション115を通じて、オンライン・システム140によって選択された広告を提示する方法の、一実施形態の相関図である。他の実施形態では、方法は、図3に示すものとは異なるステップもしくは追加のステップ、またはその両方を含むことができる。さらに、方法のステップは、さまざまな実施形態において、図3に関連して説明する順序とは異なる順序で行うことができる。
オンライン・システム140は、クライアント・デバイス110上で実行されるアプリケーションを提供しているエンティティに、コンテンツを提示する命令を提供する。さまざまな実施形態において、オンライン・システム140は、アプリケーション115を提供しているエンティティに、命令を含むソフトウェア開発キット(SDK)を提供して、エンティティがSDKを通じてアプリケーションに命令を含めることを可能にする。エンティティは、アプリケーション115内に命令を含ませ、アプリケーション115を実行するクライアント・デバイス110がその命令を実行すると、アプリケーション115は、広告をユーザに提示することが可能な、アプリケーション115内のコンテンツを識別し、広告コンテンツ要求をオンライン・システム140に通信する。アプリケーション115がオンライン・システム140から広告を受け取ると、命令の実行により、アプリケーション115が広告を提示することが可能な、アプリケーション115内のコンテンツが、いつユーザに提示されるかを決定し、アプリケーション115内のコンテンツを通じてオンライン・システム140から受け取られた広告を提示する。図3と併せて以下詳細に説明するように、命令の実行は、アプリケーション115に、アプリケーション115によるオンライン・システム140からの広告の提示を記述する情報を捕捉して、捕捉した情報をオンライン・システム140に通信することも行わせるので、オンライン・システム140は、オンライン・システム140によって選択または提供される広告の提示を記述する情報を維持するとき、アプリケーション115を通じたコンテンツの提示を報告することが可能になる。
オンライン・システム140からの命令を含むアプリケーション115は、クライアント・デバイス110上で実行され、クライアント・デバイス110を使用してクライアント・デバイス110のユーザにコンテンツを提示する。たとえば、ユーザは、オンライン・システム140から、またはサードパーティ・システム130から、アプリケーション115を取り出して、アプリケーション115をクライアント・デバイス110にインストールする。さまざまな実施形態では、アプリケーション115は、画像データ、映像データ、音声データ、またはデータの組み合わせを、クライアント・デバイス110を通じてユーザに提示する。さらに、アプリケーション115は、クライアント・デバイス110を通じてユーザから入力を受け取り、受け取った入力に基づいて、アプリケーション115によって提示されるコンテンツを修正することができる。たとえば、アプリケーション115は、画像データ、映像データまたは音声データを、クライアント・デバイス110を通じてユーザに提示するゲームである。
アプリケーション115がクライアント・デバイス110上で実行されてコンテンツをユーザに提示すると、クライアント・デバイス110は、ユーザに広告を提示することが可能な、アプリケーション115を通じて提示されるコンテンツを識別する(305)、アプリケーション115に含まれるオンライン・システム140からの命令を実行する。さまざまな実施形態において、アプリケーション115内の命令は、広告を提示するための1つまたは複数の基準を含むので、クライアント・デバイス110は、アプリケーション115によって提示されるコンテンツのうち、基準の少なくともしきい値数またはしきい値割合を満たすものを識別する(305)。たとえば、アプリケーション115がさまざまなオブジェクトを提示する場合、アプリケーション115内の命令を実行すると、一定の特性を有するオブジェクトが識別される(305)。一例として、命令の実行は、一定の表示特性を有するオブジェクトを識別する(305)(例、アプリケーションのバックグラウンドに提示されるオブジェクト、提示されるときに一定の寸法を有するオブジェクト)。特定の例では、命令を実行すると、提示されたときに少なくとも1つの平面を有する、アプリケーションのバックグラウンドに提示されるオブジェクトが識別される(305)。
命令を実行するアプリケーション115が、広告を提示することが可能な、アプリケーション115によって提示されるコンテンツを識別する(305)場合、アプリケーション115は、クライアント・デバイス110ならびにクライアント・デバイス110およびオンライン・システム140に連結されるネットワーク120を通じてオンライン・システム140に広告コンテンツ要求を送信する(310)。要求には、オンライン・システム140に対してクライアント・デバイス110のユーザを識別する情報が含まれる。たとえば、アプリケーション115は、サードパーティ・システム130によって維持されている、ユーザを記述する情報(例、人工統計学的情報、アプリケーション115との過去の対話、ユーザの関心等)を取り出し、取り出した情報を、オンライン・システム140に送信される(310)要求に含める。さまざまな実施形態において、サードパーティ・システム130によって維持されている、ユーザを記述する一定のタイプの情報(例、サードパーティ・システム130に対してユーザを一意に識別する情報)は、要求に含まれないようにされるが、他のタイプの情報は、オンライン・システム140に送信される(310)要求に含めることが可能である。
別の例として、オンライン・システム140およびアプリケーション115に関連付けられているエンティティ(例、サードパーティ・システム130)は、クライアント・デバイス110に記憶されている識別子を、エンティティによってユーザに関連付けられた識別子およびオンライン・システム140によってユーザに関連付けられた識別子と同期、すなわち、一致させる。たとえば、オンライン・システムは、ユーザに関連付けられた識別子、たとえばクッキーを、クライアント・デバイス110に記憶する。同様に、アプリケーション115に関連付けられているエンティティは、エンティティによってユーザに関連付けられた識別子をクライアント・デバイス110に記憶する。アプリケーション115に含まれる命令は、エンティティによってユーザに関連付けられてクライアント・デバイス110に記憶されている識別子を含む要求を、エンティティに通信する。要求の受け取りに応答して、エンティティは、クライアント・デバイス110が要求をオンライン・システム140に通信するために、リダイレクト要求をクライアント・デバイス110に通信する。リダイレクト要求は、エンティティによってユーザに関連付けられた識別子(例、エンティティ130によってクライアント・デバイス110に記憶されているクッキー)を含む。クライアント・デバイス110が、リダイレクト要求によって指定されるオンライン・システム140に要求を通信する場合、クライアント・デバイス110からオンライン・システム140に通信される要求には、オンライン・システム140によってユーザに関連付けられて、クライアント・デバイス110に記憶されている識別子(例、オンライン・システム140によってクライアント・デバイス110に記憶されているクッキー)が含まれる。さらに、クライアント・デバイス110からオンライン・システム140に通信される要求には、エンティティによってユーザに関連付けられ、エンティティからのリダイレクト要求から取得される識別子が含まれる。そのため、オンライン・システム140は、クライアント・デバイス110からオンライン・システム140に通信される要求から、エンティティによってユーザに関連付けられた識別子を抽出して、エンティティによってユーザに関連付けられた識別子を、オンライン・システム140によってユーザに関連付けられた識別子に関連付けることができる。オンライン・システム140は、要求に含まれているとともにオンライン・システム140によってユーザに関連付けられた識別子からユーザを識別し、エンティティによってユーザに関連付けられた識別子を、ユーザにリンクさせる。たとえば、エンティティからクライアント・デバイス110へのリダイレクト要求は、エンティティによってユーザに関連付けられたクッキーを含み、これは、クライアント・デバイス110からオンライン・システム140への要求に含まれて、さらにオンライン・システム140によってユーザに関連付けられたクッキーも含む。オンライン・システム140は、オンライン・システム140によってユーザに関連付けられたクッキーに基づいてユーザを識別し、エンティティによってユーザに関連付けられたクッキーを、オンライン・システム140によってユーザに関連付けられたクッキーに関連付ける情報を記憶する。
さらに、要求は、広告コンテンツを提示するべきアプリケーション115のコンテキストを記述する情報を含む。アプリケーション115のコンテキストは、アプリケーション115とのユーザの過去の対話、アプリケーション115がユーザに以前に提示したコンテンツ、アプリケーション115によってユーザに関連付けられたデータ、またはアプリケーション115におけるユーザの状態を記述する他の適した情報もしくはアプリケーション115が提示するコンテンツに少なくとも部分的に基づくことができる。たとえば、要求は、1つまたは複数のトピックを含む。さまざまな実施形態において、アプリケーション115に関連付けられているエンティティは、アプリケーションのコンテンツを提示するべき異なるコンテキストにさまざまなトピックを関連付ける。異なるトピックは、ユーザによるアプリケーション115との過去の対話の異なる組み合わせ、広告を提示することが可能なコンテンツとともにユーザに提示される異なる追加コンテンツ、以前にユーザに提示した異なるコンテンツ、または前述の要因の任意の組み合わせに関連付けられてもよい。要求に含まれるトピックの中の1つまたは複数は、広告を提示することが可能なコンテンツをアプリケーション115によって提示するべきコンテキストに基づく一方で、いくつかの実施形態では、要求に含まれる他のトピックは、他の情報(例、アプリケーションまたはユーザに関連付けられているトピック)に基づく。
広告を提示するべきアプリケーションのコンテキストは、アプリケーション115が広告をユーザにどのように提示するべきかに基づくことができる。たとえば、要求は、アプリケーション115の1つまたは複数の表示特性を記述する情報を含む。例示的な表示特性には、アプリケーション115からのコンテンツをクライアント・デバイス110が表示する解像度、広告を提示することが可能な、アプリケーション115によって提示されるコンテンツのアスペクト比、広告を提示することが可能な、アプリケーション115によって提示されるコンテンツの色、広告を提示することが可能なコンテンツと併せてアプリケーション115が提示する追加コンテンツ(例、広告を提示することが可能なオブジェクトとともに提示される追加オブジェクト)、またはアプリケーション115によって広告を提示することが可能なコンテンツの提示を記述する他の適した情報が含まれる。さまざまな実施形態において、アプリケーション115は、音声データを提供し、音声データの一部が広告を提示することができる。そのため、要求は、アプリケーション115が提供する音声データの音量、アプリケーション115内のユーザのロケーションに対する音声データのソース(例、アプリケーション115によって提示されるコンテンツに対してユーザのロケーションの後ろにあるソースから音声データが提示されるかどうか、アプリケーション115によって提示されるコンテンツに対してユーザのロケーションの前にあるソースから音声データが提示されるどうか等)、広告を提示することが可能な音声データがフォアグラウンド音声データかバックグラウンド音声データか、アプリケーション115が提示する他の音声データか、または他の適切な情報かを識別することができる。
アプリケーションからクライアント・デバイス110を通じて受け取った要求に基づいて、オンライン・システム140は、アプリケーション115を通じてユーザに提示するための広告を選択する(315)。図2と併せて上記詳細に説明したように、オンライン・システム140は、要求に含まれる情報が少なくともしきい値数のターゲティング基準を満たす記憶済み広告要求(「アド要求」)を識別し、識別された記憶済みアド要求から広告を選択する(315)。たとえば、オンライン・システム140は、識別済みアド要求をその入札額に少なくとも部分的に基づいてランク付けし、ランキングで少なくともしきい値位置にあるアド要求(例、ランキングの最上位のアド要求)から広告を選択する(315)。別の例として、オンライン・システム140は、最高入札額を有するアド要求から広告を選択する(315)。いくつかの実施形態では、オンライン・システム140は、要求に含まれるオンライン・システム140に対してユーザを識別する情報に基づいて、オンライン・システム140によってユーザに関連付けられた情報を識別し、オンライン・システム140によってユーザに関連付けられた情報を報告する。たとえば、図2と併せて上記詳細に説明したように、オンライン・システム140は、ユーザに関連付けてオンライン・システム140が記憶しているコンテンツ・アイテムとの過去の対話に基づいて、さまざまなアド要求からの広告とユーザが対話する可能性を決定し、広告を含むアド要求に関連付けられている入札額およびアド要求内の広告とユーザが対話する可能性に基づく予測価値に基づいて広告を選択する。いくつかの実施形態では、オンライン・システム140は、ランキングで少なくともしきい値位置にあるアド要求からの広告、または少なくともしきい値予測価値を有する広告など、複数の広告を選択する(315)。
オンライン・システム140は、選択済み広告(または複数の広告)をクライアント・デバイス110に送信し(320)、クライアント・デバイス110は、選択済み広告を受け取って、それをアプリケーション115に通信する。さまざまな実施形態において、アプリケーション115は、受け取った1つまたは複数の広告を記憶する。たとえば、アプリケーション115は、受け取った広告を、しきい値時間量の間記憶する。
オンライン・システム140によって選択された広告(または複数の広告)を受け取った後、アプリケーション115は、広告を提示することが可能な識別済みコンテンツがアプリケーション115によってユーザに提示されているかを決定する(325)。さまざまな実施形態において、アプリケーション115は、少なくともしきい値量の識別済みコンテンツがアプリケーション115によってユーザに提示される場合、広告を提示することが可能な識別済みコンテンツがユーザに提示されていると決定する(325)。たとえば、識別済みコンテンツのうち少なくとも40%がユーザに提示される場合、アプリケーション115は、識別済みコンテンツがユーザに提示されていると決定する(325)。いくつかの実施形態では、アプリケーション115は、ユーザがアプリケーションと対話しているときに、少なくともしきい値割合の識別済みコンテンツがその視界に入っている場合、識別済みコンテンツがユーザに提示されていると決定する(325)。アプリケーション115内のユーザの視界は、現時点でアプリケーション115がクライアント・デバイス110を通じてユーザに提示するコンテンツである。たとえば、アプリケーション115内のユーザの視界は、アプリケーション115を実行するクライアント・デバイス110の表示装置を通じて提示される、アプリケーション115が提供するコンテンツの一部である。たとえば、アプリケーション115がゲームである場合、ユーザの視界は、現時点でクライアント・デバイス110の表示装置を通じてユーザに提示されるゲームからのコンテンツである。いくつかの実施形態においては、アプリケーション115は、少なくともしきい値量の識別済みコンテンツがユーザの視界に入っている場合に、識別済みコンテンツがユーザの視界に入っていると決定する(325)。しきい値量は、識別済みコンテンツの割合であってもよく、または指定量であってもよい。異なるタイプの識別済みコンテンツを異なるしきい値量に関連付けることができ、ユーザに提示されたときに、識別済みコンテンツがユーザに提示されているとアプリケーション115に決定させる(325)。たとえば、アプリケーション115がゲームである場合、ゲームによってユーザの近くに提示されるオブジェクトは、ゲームが少量のオブジェクトを提示するときには該オブジェクトがユーザに提示されていると決定される(325)一方で、ゲームによってユーザの遠くに提示されるオブジェクトは、より多くの量がユーザに提示されなければ、該オブジェクトがユーザに提示されているとアプリケーション115によって決定されない(325)(たとえば、ゲームのフォアグラウンドにあるオブジェクトは、該オブジェクトがユーザに提示されているとアプリケーション115が決定する(325)には、ゲームのバックグラウンドにあるオブジェクトが提示されているとアプリケーション115が決定する(325)場合よりも少ない量で提示される)。別の例として、アプリケーション115は、1つまたは複数の特定のソースまたは特定のタイプのソースからの音声データがアプリケーション115によって提示されていると決定すると、識別済みコンテンツがアプリケーション115によってユーザに提示されていると決定する(325)。
広告を提示することが可能な識別済みコンテンツがアプリケーション115によってユーザに提示されているとの決定(325)に応答して、アプリケーション115は、オンライン・システム140から識別済みコンテンツを通じて受け取った選択済み広告を提示する。たとえば、アプリケーション115は、受け取った広告を識別済みコンテンツの上に重ねるので、受け取った広告は、アプリケーション115を通じて、アプリケーション115が提示する他のコンテンツとともに提示される。アプリケーション115がゲームである場合、さまざまな実施形態において、選択済み広告は、ユーザの視界に入っているオブジェクトの表面上のオーバーレイとして提示される(330)。一例として、選択済み広告は、ゲームがユーザに提示する壁または仮想掲示板の表面上に提示される(330)。識別済みコンテンツを通じて選択済み広告を提示することで、ユーザがアプリケーション115なしで対話しているときに、広告との対話から邪魔されることなく、選択済み広告を提示する(330)ことが可能になり、また、ユーザがアプリケーション115と対話しているときは、広告をより体系的に提示する(330)ことが可能になる。
広告を表示することが可能な識別済みコンテンツを通じて選択済み広告を提示する(330)ことに応答して、アプリケーション115は、アプリケーション115の識別済みコンテンツを通じて選択済み広告が提示される(330)継続期間を記述する情報を捕捉する(335)。継続期間を記述する捕捉された情報は、選択済み広告が識別済みコンテンツを通じて最初に提示された(330)時刻を識別することができる。さまざまな実施形態において、捕捉された情報は、少なくともしきい値量の選択済み広告がアプリケーション115内のユーザの視界に入っている継続期間を記述する。たとえば、継続期間は、少なくともしきい値量の選択済み広告が、アプリケーション内のユーザの視界においてユーザに見えている時間の長さを識別する。一例として、継続期間を記述する情報は、選択済み広告の少なくとも60%がアプリケーション115内のユーザの視界において見えている時間の長さを指定する。選択済み広告が音声データを含む場合、継続時間は、アプリケーション115を通じて広告がユーザに聞こえる時間の長さを指定する。たとえば、広告内の音声データの提示の継続時間は、アプリケーションが広告内の音声データを少なくともしきい値音量で再生する時間の長さを指定する。
アプリケーション115は、捕捉した情報を、提示された選択済み広告の識別子とともにクライアント・デバイス110からオンライン・システム140に送信する(340)。いくつかの実施形態では、アプリケーション115は、捕捉した情報を定期的な間隔で送信して(340)、選択済み広告の経時的な提示(330)を記述する情報をオンライン・システム140に提供する。あるいは、オンライン・システム140は、捕捉した情報を求める要求をアプリケーション115に通信し、アプリケーション115が、要求の受け取りに応答して、捕捉した情報をオンライン・システム140に送信する(340)。他の実施形態では、アプリケーション115は、一定の基準が満たされたときに、捕捉した情報を送信する(340)。たとえば、アプリケーション115は、選択済み広告が時間のしきい値長さの間提示された(330)とき、またはアプリケーション115を通じてユーザに見える(または聞こえる)選択済み広告の量が指定の割合もしくは量だけ増減するとき、捕捉した情報を送信する(340)。オンライン・システム140は、捕捉した情報を選択済み広告の識別子とともに記憶し、選択済み広告が提示された(330)継続時間の記述に1つまたは複数のルールを適用する。さまざまなルールは、ユーザに対する選択済み広告のインプレッションに対応する、選択済み広告を提示した(330)最短時間の長さ、選択済み広告のインプレッションに対応する、ユーザに提示する(330)べき選択済み広告の最低量、または選択済み広告のインプレッションに対応する、ユーザに対して提示した(330)選択済み広告内の音声データの最短の長さを識別する。ルールは、選択済み広告をアプリケーション115が提示した(330)時間の長さの継続時間と、選択済み広告をアプリケーション115が提示した(330)最低量との組み合わせを識別して、選択済み広告のインプレッションを識別することができる。捕捉した情報が選択済み広告のインプレッションを識別する1つまたは複数のルールを満たす場合、オンライン・システム140は、選択済み広告の識別子に関連付けてインプレッションを識別する情報を記憶するか、または選択済み広告の識別子に関連付けて記憶された情報を、選択済み広告のインプレッションが発生したことを示すように修正する。
さらに、選択済み広告がアプリケーション115を通じてユーザに提示されている(330)ときに、ユーザは、アプリケーション115を通じて選択済み広告と対話することができる。アプリケーション115とのさまざまな対話は、アプリケーション115によって識別されることができ、識別された対話に基づいて、選択済み広告の提示を修正する。アプリケーション115との対話に対応した広告提示の修正は、選択済み広告に関連付けられているエンティティが指定して、選択済み広告とともにアプリケーション115が実行されるクライアント・デバイス110に通信するか、またはアプリケーション115によって決定することができる。たとえば、一定の対話は、アプリケーションに、選択済み広告の提示を中止させるか、または選択済み広告の提示の仕方を修正させる。一例として、アプリケーション115がゲームであって、選択済み広告が映像または音声データを含む場合、ゲーム内の1つまたは複数のオブジェクト(例、仮想環境に含まれるリモートコントロール、選択済み広告がその上に提示される(330)オブジェクト)との対話で、選択済み広告によって提示される音声データの音量が増減する。他の実施形態では、アプリケーション115(例、アプリケーション115内のオブジェクト、またはアプリケーション115が提供するコンテンツ)との対話は、選択済み広告を含む映像データを一時停止するか、選択済み広告を含む映像データの再生速度を変更するか、選択済み広告の提示(330)を中止するか、または選択済み広告の提示に対して他の適切な修正を行う。具体的な例として、アプリケーション115が、アプリケーション115内でユーザが仮想オブジェクトを射撃できるゲームである場合、選択済み広告を提示するアプリケーション115内の識別済みコンテンツをユーザが射撃すると、広告の提示(330)が中止されるか、またはアプリケーション115によって提示される特定のオブジェクトをユーザが射撃すると、広告の提示(330)が一時停止され、ユーザがその特定のオブジェクトもしくはアプリケーション115が提示する別のオブジェクトを射撃すると再開することができる。そのため、アプリケーション115との対話により、ユーザは、アプリケーション115を通じた選択済み広告の提示(330)を修正することが可能になる。アプリケーション115は、選択済み広告と、アプリケーション115との受け取った対話に対応する選択済み広告の提示(330)の修正と、を識別する情報をオンライン・システム140に送信して、選択済み広告のユーザへの提示(330)を記述する情報をオンライン・システム140が記憶することを可能にする。
選択済み広告をアプリケーション115によってアプリケーション115内の識別済みコンテンツを通じて提示しているとき、アプリケーション115は、識別済みコンテンツをユーザに提示し続けるかどうかを決定する(345)。さまざまな実施形態では、アプリケーション115は、少なくともしきい値量の識別済みコンテンツが、アプリケーション内のユーザの視界において見えているかどうかを決定する。アプリケーション内のユーザの視界において見えている識別済みコンテンツがしきい値量未満の量である場合、アプリケーション115は、識別済みコンテンツがユーザに提示されていないと決定し(345)、識別済みコンテンツを通じた選択済み広告の提示を中止する(350)。たとえば、アプリケーション115内のユーザの視界において見えているのが識別済みコンテンツの30%未満である場合、アプリケーション115は、ユーザに提示されていないと決定し(345)、選択済み広告の提示を中止する(350)。いくつかの実施形態では、選択済み広告の提示をアプリケーション115が中止する(350)場合、アプリケーション115は、選択済み広告を提示する(330)オーバーレイを識別済みコンテンツから取り除くので、識別済みコンテンツ自体がアプリケーション115によって提示される。選択済み広告が映像データを含む場合、アプリケーション115は、映像データの再生を止めて、識別済みコンテンツ上のオーバーレイを通じて映像データからフレームを提示し、選択済み広告の提示を中止する(350)。選択済み広告が音声データを含む、または備える場合、アプリケーション115は、音声データの音量を小さくするか、または音声データの再生を止めて、選択済み広告の提示を中止する(350)。
さまざまな実施形態において、アプリケーション115は、選択済み広告の提示の中止(350)を記述する情報をオンライン・システム140に送信する(355)。たとえば、アプリケーション115は、選択済み広告の提示が中止される(350)時刻を、選択済み広告の識別子とともに送信する(335)。いくつかの実施形態では、オンライン・システム140は、選択済み広告の提示をアプリケーション115が開始した時刻と、選択済み広告の提示をアプリケーション115が中止した(350)時刻とに基づいて、選択済み広告のインプレッションが発生したかどうかを決定する。たとえば、オンライン・システム140は、選択済み広告の提示をアプリケーション115が開始した時刻と、選択済み広告の提示をアプリケーション115が中止した(350)時刻との差を決定する。オンライン・システム140は、インプレッションに関連付けられた時間のしきい値長さと、決定した差とを比較する。決定した差が時間のしきい値長さに等しいかまたはこれを超える場合、オンライン・システム140は、選択済み広告の識別子に関連付けられている情報を、選択済み広告のインプレッションの発生を識別するように修正する。したがって、オンライン・システム140は、選択済み広告の提示を記述するアプリケーション115からの情報に基づいて、または、アプリケーション115による選択済み広告の提示の開始時刻と終了時刻とを識別するアプリケーション115からの情報に基づいて、選択済み広告のインプレッションが発生したかどうかを、アプリケーション115を通じて決定することができる。アプリケーション115を通じて選択済み広告のインプレッションを識別することで、オンライン・システム140は、アプリケーション115を通じた選択済み広告の提示を報告する、選択済み広告の提示を記述する正確な情報を維持することが可能になる。したがって、アプリケーション115は、アプリケーション115を通じて提示される識別済みコンテンツにより選択済み広告を提示する(330)べきときと、アプリケーション115を通じて選択済み広告の提示を中止する(350)べきときと、を決定する一方で、オンライン・システム140によってアプリケーション115に提供される命令は、図3と併せて上記説明した他の機能を自動化し、アプリケーション115を通じたオンライン・システム140からの広告の提示を簡素化する。
図3は、アプリケーション115によって提示される識別済みコンテンツによる広告の選択および提示を記述するが、任意のコンテンツ・アイテムをオンライン・システム140によって選択し、その後、該コンテンツ・アイテムを提示することが可能な識別済みコンテンツを通じて、アプリケーション115によって提示する(330)ことができる。たとえば、アプリケーション115は、あるタイプのコンテンツ・アイテム(例、広告、情報、他のオンライン・システムのユーザによるアクションの記述等)を識別するコンテンツであって、かつオンライン・システム140によってユーザに関連付けられている情報をオンライン・システム140が識別することが可能な情報を含むコンテンツの要求を、オンライン・システム140に送信する(310)。オンライン・システム140は、選択済みコンテンツ・アイテムとユーザが対話する可能性に少なくとも部分的に基づいて、ユーザに対するコンテンツ・アイテムを選択し(315)、選択済みコンテンツ・アイテムをアプリケーション115に送信し(320)、アプリケーション115は、上記説明したようにアプリケーションを提示することが可能な識別済みコンテンツを通じてコンテンツ・アイテムを表示する。
図4は、クライアント・デバイス110上で実行されるアプリケーション115によって提供されるコンテンツ内での、オンライン・システム140からのコンテンツの提示の例である。図4の例では、アプリケーション115は、部屋を描写するコンテンツ405をユーザに提示する。たとえば、図4のアプリケーションはゲームであり、図4に示される部屋は、アプリケーションがクライアント・デバイス110の表示装置を通じて提示するゲーム環境の一部である。コンテンツ405は、ユーザに提示されるさまざまなオブジェクト410、420、425を含む。例示のために、図4は、3つのオブジェクト410、420、425を識別しているが、さまざまな実施形態においては、アプリケーション115が提示するコンテンツ405から、さまざまな数のオブジェクトを識別することができる。
図4の例では、アプリケーション115は、オンライン・システム140からのコンテンツを提示することが可能なものとしてオブジェクト410を識別するが、オブジェクト420、425は、オンライン・システム140からのコンテンツを提示することはできない。たとえば、オブジェクト410は、表示されたときに少なくともしきい値寸法を有する平面を含むが、オブジェクト420、425は、しきい値寸法を満たす平面を有していない。別の例では、オブジェクト420、425は、アプリケーション115を通じてユーザが対話することが可能であるが、オブジェクト410は、ユーザが対話することが不可能なオブジェクトである。そのため、オンライン・システム140からのコンテンツを提示することは、アプリケーション115とのユーザの対話を損なうので、オブジェクト420、425は、オンライン・システム140からのコンテンツを提示することは不可能であるが、オブジェクト410は、オンライン・システム140からのコンテンツを提示することが可能である。
図3と併せて上記説明したように、オンライン・システム140からのコンテンツを提示することが可能なものとしてオブジェクト410を識別することに応答して、アプリケーションは、オンライン・システム140に、広告などのコンテンツ・アイテム415を要求する。オンライン・システム140からコンテンツ・アイテム415を受け取った後、オブジェクト410がユーザに提示されているとアプリケーション115が決定すると、アプリケーション115は、オブジェクト410を通じてコンテンツ・アイテム415を提示する。たとえば、少なくともしきい値割合または量のオブジェクト410がユーザに見える場合、またはオブジェクト410がアプリケーション115内のユーザの視界における指定の位置からしきい値距離内にあるとき、アプリケーション115は、オブジェクト410がユーザに提示されていると決定する。オブジェクト410をユーザに提示するとき、アプリケーション415は、オンライン・システム140からのコンテンツ・アイテム415をオブジェクト410上のオーバーレイとして提示する。図4に図示するように、これにより、アプリケーション115からのコンテンツ405とユーザが対話することが可能であると同時に、オンライン・システム140がコンテンツ・アイテム415を提示することも可能である。ユーザが対話することが可能なアプリケーション115からのコンテンツ405は、コンテンツ・アイテム415によって隠されないので、アプリケーション115とのユーザの対話は損なわれない。図3と併せて上記説明したように、オンライン・システム140にコンテンツ・アイテム415を要求するとき、アプリケーション115は、コンテンツ・アイテム415を提示するべきコンテキストを記述する情報を、オンライン・システム140に提供することができる。これにより、コンテンツ・アイテム415は、アプリケーションが提示する他のコンテンツ405に関わる情報を含むことが可能になり、ユーザがアプリケーション115と対話しながらコンテンツ・アイテム415を視聴する可能性を高めることができる。たとえば、図4では、コンテンツ・アイテム415は、コンテンツ405によって描写される部屋に含まれそうなアイテムの広告である。図3と併せて上記説明したように、オブジェクト410がアプリケーション115によってユーザに提示されなくなると(例、しきい値量未満のオブジェクト410が提示されるとき、オブジェクト410がアプリケーション115内のユーザの視界における位置からしきい値距離より離れているとき)、アプリケーション115は、コンテンツ・アイテム415の提示を中止し、コンテンツ・アイテム415を含むオーバーレイなしで、オブジェクト410を提示する。
まとめ
上記の実施形態の説明は、例示の目的で提示されており、網羅的なものであるように、または特許権を開示された形態そのものに限定するように意図されていない。上記の開示に鑑みて、多くの修正および変形形態が可能であることは、当業者であれば了解されるであろう。
この説明のいくつかの部分は、情報に対する操作のアルゴリズムおよび記号表現の観点から、実施形態を説明している。これらのアルゴリズムに関する説明および表現は、データ処理分野における当業者によって、自らの作業の本質を他の当業者に有効に伝えるために一般に使用される。これらの操作は、機能的、計算的、または論理的に説明されるが、コンピュータ・プログラムまたは等価な電気回路、マイクロコードなどによって実装されることが理解される。さらにまた、これらの操作の配列を、一般性を損なうことなく、モジュールと呼ぶことが場合によっては好都合であることも判明している。説明された操作およびそれらの関連付けられたモジュールは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて具現化され得る。
本願明細書で説明された工程、操作、またはプロセスのうちのいずれかが、1または複数のハードウェアまたはソフトウェア・モジュールによって、単独でまたは他のデバイスと組合せて、実施または実装され得る。一実施形態では、ソフトウェア・モジュールは、説明された工程、操作、またはプロセスのうちのいずれかまたはすべてを実施するためにコンピュータ・プロセッサによって実行され得るコンピュータ・プログラム・コードを含有するコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品によって実装される。
実施形態はまた、本願明細書の操作を実施するための装置にも関し得る。この装置は、要求された目的のために特別に構築されてよく、および/または、コンピュータに記憶されたコンピュータ・プログラムによって選択的に起動または再構成される汎用コンピューティング・デバイスを備えてよい。そのようなコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム・バスに結合され得る、非一時的な有形のコンピュータ可読記憶媒体、または電子命令を記憶するために好適な任意のタイプの媒体に記憶され得る。さらに、本願明細書で言及される任意のコンピューティング・システムは、単一のプロセッサを含んでよく、または、増大されたコンピューティング力のために複数のプロセッサ設計を採用するアーキテクチャであってよい。
実施形態はまた、本願明細書で説明されたコンピューティング・プロセスによって作り出される製品にも関し得る。そのような製品は、コンピューティング・プロセスから得られる情報を備えることができ、その場合、その情報は、非一時的な有形のコンピュータ可読記憶媒体に記憶され、本願明細書で説明されたコンピュータ・プログラム製品または他のデータの組合せの任意の実施形態を含み得る。
最後に、本願明細書で使用される言語は、主に読み易さおよび教示目的のために選択されており、特許権を線引きまたは制限するように選択されていないことがある。したがって、特許権の範囲は、この発明を実施するための形態によってではなく、明細書に基づく出願において出るいずれかの請求項によって限定されることが意図される。したがって、実施形態の開示は、以下の特許請求の範囲に記載される特許権の範囲を限定するのではなく例示することが意図される。

Claims (13)

  1. クライアント・デバイス上でアプリケーションを実行することにより、オンライン・システムにより提供された広告を重ねて表示するのに適したアプリケーションを介して提示される仮想環境におけるオブジェクトの表面を識別する工程と、
    前記アプリケーションによって、前記仮想環境を閲覧するユーザを識別する情報を取得する工程と、
    前記広告を求める要求を、前記オンライン・システムに送信する工程であって、前記要求が、前記オンライン・システムに対して前記ユーザを識別する情報を含む、工程と、
    前記要求に応答して前記オンライン・システムから前記広告を受け取る工程と、
    前記広告を識別済み表面に重ねて表示することによって、受け取った広告を提示する工程と、
    前記アプリケーション内で前記ユーザに見える広告のコンテンツ量を決定する工程と、
    前記仮想環境における前記オブジェクトと前記ユーザとの距離に基づいて、前記ユーザに見えるコンテンツ量のしきい値を決定する工程であって、当該しきい値は、前記距離が離れるほど大きくなるものである、工程と、
    前記ユーザに見える前記広告の前記コンテンツ量が前記しきい値を超える持続時間を決定する工程と、
    決定された持続時間を記述する捕捉した情報を前記オンライン・システムに送信する工程と、
    を備える、方法。
  2. 前記アプリケーション内で前記ユーザに見える広告のコンテンツ量を決定する工程が、前記アプリケーション内で前記ユーザに見える広告のコンテンツの割合を決定することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. け取った前記広告の提示を中止する工程と、
    受け取った前記広告の前記提示の中止を記述する情報を前記オンライン・システムに送信する工程と、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 受け取った前記広告の前記提示の中止を記述する情報を前記オンライン・システムに送信する工程は、
    受け取った前記アプリケーションの提示を中止した時刻を前記オンライン・システムに送信する工程を含む、請求項に記載の方法。
  5. 前記要求は、前記広告を提示するべき前記アプリケーションのコンテキストを記述する情報をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記広告を提示するべき前記アプリケーションの前記コンテキストを記述する前記情報は、ディスプレイからのコンテンツを前記クライアント・デバイスが提示する解像度、前記広告を提示することが可能な前記コンテンツのアスペクト比、前記コンテンツの色、前記広告を提示することが可能な前記コンテンツと併せて前記アプリケーションが提示する追加コンテンツ、およびこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される1以上を含む、請求項に記載の方法。
  7. 前記要求は1以上のトピックをさらに含み、少なくとも1つのトピックは、前記アプリケーションを使用する際の前記ユーザのコンテキストに少なくとも部分的に基づく、請求項に記載の方法。
  8. 前記アプリケーションは前記クライアント・デバイス上で実行されるゲームを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記オブジェクトは、ゲームを通じて前記ユーザに提示される、請求項に記載の方法。
  10. 命令がその上に符号化されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、前記命令は、プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
    クライアント・デバイス上でアプリケーションを実行することにより、オンライン・システムにより提供された広告を重ねて表示するのに適したアプリケーションを介して提示される仮想環境におけるオブジェクトの表面を識別することと、
    前記アプリケーションによって、前記仮想環境を閲覧するユーザを識別する情報を取得することと、
    前記広告を求める要求を、前記オンライン・システムに送信することと、ここで前記要求は、前記オンライン・システムに対して前記ユーザを識別する情報を含むものであり、
    前記要求に応答して前記オンライン・システムから前記広告を受け取ることと、
    前記広告を識別済み表面に重ねて表示することによって、受け取った広告を提示することと、
    前記アプリケーション内で前記ユーザに見える広告のコンテンツ量を決定することと、
    前記仮想環境における前記オブジェクトと前記ユーザとの距離に基づいて、前記ユーザに見えるコンテンツ量のしきい値を決定することであって、ここで当該しきい値は、前記距離が離れるほど大きくなるものであり、
    前記ユーザに見える前記広告の前記コンテンツ量が前記しきい値を超える持続時間を決定することと、
    決定された持続時間を記述する捕捉した情報を前記オンライン・システムに送信することと、
    を行わせる、コンピュータ・プログラム製品。
  11. 前記アプリケーション内で前記ユーザに見える広告のコンテンツ量を決定することを行わせる命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
    前記アプリケーション内で前記ユーザに見える広告のコンテンツの割合を決定することを行わせる命令を含む、請求項10に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  12. 前記コンピュータ可読記憶媒体は、前記プロセッサによって実行されたときに、前記プロセッサに、
    け取った前記広告の提示を中止する工程と、
    受け取った前記広告の前記提示の中止を記述する情報を前記オンライン・システムに送信する工程と、
    を行わせる命令をその上にさらに符号化している、請求項10に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  13. 前記要求は、前記広告を提示するべき前記アプリケーションのコンテキストを記述する情報をさらに含む、請求項10に記載のコンピュータ・プログラム製品。
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