JP6766718B2 - センサ取付用ブラケット及びリード線配索構造 - Google Patents

センサ取付用ブラケット及びリード線配索構造 Download PDF

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Description

本発明は、異物検知センサを車両の電動ドアに取り付けるためのセンサ取付用ブラケット、及び異物検知センサのリード線配索構造に関するものである。
従来、車両の電動ドアにおいて、閉作動時における異物の挟み込みを検出するための異物検知センサを備えたものがある(例えば特許文献1参照)。異物検知センサは、ブラケットを介して車体側に固定されており、異物検知センサに接続された電力供給のためのリード線は、ブラケットの配索面上に配索されている。また、ブラケットの配索面上に配索されたリード線は、配索面の所定位置に設けられた案内部で例えば直角に屈曲されて、配索面から離間される。そして、配索面から離間されて延びるリード線は、ワイヤハーネスなどに接続されてECUと電気的に接続されるようになっている。
特開2016−31924号公報
上記のような、リード線が配索面から離間する屈曲箇所では、リード線の曲げの反力によって保持が安定しないという問題があった。そこで、本発明者らは、リード線の断面形状が楕円形である点に着目しつつ、この問題の解決策を検討していた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、リード線が配索面から離間する屈曲箇所において、リード線を安定して保持できるセンサ取付用ブラケット及びリード線配索構造を提供することにある。
上記課題を解決するセンサ取付用ブラケットは、車両の電動開閉体における異物の挟み込みを検知する異物検知センサを支持し、前記異物検知センサに接続された断面楕円状のリード線が配索される配索面を有するセンサ取付用ブラケットであって、前記配索面には、前記リード線を前記配索面から離間させるように案内する案内部が設けられ、前記案内部は、前記配索面と間隔を空けて対向する第1主面及び該第1主面の裏側の第2主面を有する保持壁部を備え、前記保持壁部には、前記第1主面から前記第2主面まで貫通し前記配索面と前記保持壁部の間を通る前記リード線を前記第2主面側に導出するための導出孔と、前記保持壁部の端部から前記導出孔まで延びるスリットとが設けられ、前記スリットの幅は、前記リード線の短径よりも大きく、かつ、長径よりも小さく設定されている。
この構成によれば、リード線の短径の向きをスリットの幅方向と合わせることで、スリットを通じて保持壁部と配索面との間にリード線を配索しつつ、配索面から離間する方向に導出孔からリード線を導出できる。そして、リード線をスリットを通じて保持壁部と配索面との間に配置した後、リード線の長径がスリットの幅方向に沿う向きにリード線を回転させることで、リード線を保持壁部と配索面との間に留まらせることが可能となる。これにより、リード線が配索面から離間する屈曲箇所において、リード線を安定して保持できる。
上記センサ取付用ブラケットにおいて、前記スリットには、該スリットにおける幅方向の側面から突出する突起部が設けられ、前記突起部が設けられた部位における前記スリットの幅は、前記リード線の短径よりも小さく設定されている。
この構成によれば、突起部が設けられた部位におけるスリットの幅がリード線の短径よりも小さいため、リード線を保持壁部と配索面との間に、より確実に留まらせることが可能となる。
上記センサ取付用ブラケットにおいて、前記案内部には、前記リード線を前記スリットの長手方向の開放端部に案内するためのガイド壁部が設けられている。
この構成によれば、案内部には、リード線を前記スリットの長手方向の開放端部に案内するためのガイド壁部が設けられるため、ガイド壁部の案内によってリード線をスリットに容易に嵌め込むことができる。
上記センサ取付用ブラケットにおいて、前記配索面と前記第1主面との間隔は、前記リード線の長径よりも大きく設定されている。
この構成によれば、リード線をスリットを通じて保持壁部と配索面との間に配置した後の、長径がスリットの幅方向に沿うようにリード線を回転させる作業が容易となる。
上記課題を解決するリード線配索構造は、車両の電動開閉体における異物の挟み込みを検知する異物検知センサに接続された断面楕円状のリード線が、前記異物検知センサを支持するブラケットの配索面に沿って配索され、前記配索面には、前記リード線を前記配索面から離間させるように案内する案内部が設けられたリード線配索構造であって、前記案内部は、前記配索面と間隔を空けて対向する第1主面及び該第1主面の裏側の第2主面を有する保持壁部を備え、前記保持壁部には、前記第1主面から前記第2主面まで貫通し前記配索面と前記保持壁部の間を通る前記リード線を前記第2主面側に導出するための導出孔と、前記保持壁部の端部から前記導出孔まで延びるスリットとが設けられ、前記スリットの幅は、前記リード線の短径よりも大きく、かつ、長径よりも小さく設定されている。
この構成によれば、リード線の短径の向きをスリットの幅方向と合わせることで、スリットを通じて保持壁部と配索面との間にリード線を配索しつつ、配索面から離間する方向に導出孔からリード線を導出できる。そして、リード線をスリットを通じて保持壁部と配索面との間に配置した後、リード線の長径がスリットの幅方向に沿う向きにリード線を回転させることで、リード線を保持壁部と配索面との間に留まらせることが可能となる。これにより、リード線が配索面から離間する屈曲箇所において、リード線を安定して保持できる。
本発明のセンサ取付用ブラケット及びリード線配索構造によれば、リード線が配索面から離間する屈曲箇所において、リード線を安定して保持できる。
実施形態における異物検知センサを搭載した車両の概略図。 (a)リード線が配索されたブラケットの一部を示す平面図、(b)図2(a)における2b−2b線断面図。 リード線の配索構造の一部を拡大して示す平面図。 リード線の配索構造の一部を示す模式図。 ブラケットの案内部付近の構成を拡大して示す平面図。 図5における6−6線断面図。 図5における7−7線断面図。 (a)(b)案内部に対するリード線の組付態様を説明するための断面図。 変形例のスリットを拡大して示す平面図。 変形例の案内部を示す断面図。
以下、センサ取付用ブラケット及びリード線配索構造の一実施形態について説明する。
図1に示す車両10の電動式のバックドア11には、閉作動時において車両本体12側との間での異物の挟み込みを防止するための一対の感圧センサ13が搭載されている。感圧センサ13は、バックドア11の車幅方向の両端縁に沿って設けられた一対のブラケット14にそれぞれ支持されている。各ブラケット14は合成樹脂よりなり、射出成形にて形成されるものである。また、各ブラケット14は、バックドア11の車幅方向端縁に沿った長尺状をなしている。
各感圧センサ13は、筒状の絶縁体内部に互いに離間する一対の電極線(図示略)を備え、バックドア11の車幅方向の両端縁に沿った長尺状をなしている。そして、異物の挟み込みによって一対の電極線同士が接触(短絡)されることによる電気抵抗の変化に基づいて、異物の挟み込みが検知されるようになっている。感圧センサ13の一端部には、バックドア11の開閉の駆動源(モータ)を制御するECUと前記電極線とを電気的に接続するためのリード線15(図2参照)が接続される。
図8(a)に示すように、リード線15は、絶縁性及び弾性を有する被覆部材16によって一対の被覆電線17がまとめて被覆されて構成されている。リード線15の軸直交断面形状は、一対の被覆電線17の並列方向が長径Dyとなる楕円形をなしている。
図2(a)(b)に示すように、ブラケット14は、リード線15が配索される配索面21aを有する第1壁部21と、感圧センサ13が固定される第2壁部22とを有している。第1壁部21及び第2壁部22は、ブラケット14の主体部分を構成している。第1及び第2壁部21,22は共に板状をなし、第1壁部21と第2壁部22とが交わる角部23は鈍角をなしている。なお、ブラケット14は、第1壁部21が車体側(バックドア11)に固定されるようになっている。
図2(b)に示すように、第2壁部22の表裏の板面のうち、第1壁部21に近い側の板面を内側面22aとし、その裏面を外側面22bとして、第2壁部22の外側面22bには、感圧センサ13がブラケット14の長手方向に沿って固定されている。
図2(a)に示すように、感圧センサ13の一端部に接続されたリード線15は、第2壁部22の長手方向端部付近に形成された切り欠き部22cを通って、第2壁部22の外側面22b側から内側面22a側に引き出されている。
第2壁部22の内側面22a側に引き出されたリード線15は、第1壁部21の内側面(第2壁部22に近い側の板面)である配索面21a上に、前記角部23に沿って配索されている。なお、リード線15は、第1壁部21にそれぞれ貫通形成されたクリップ装着孔21b及びボルト挿通孔21cと第2壁部22との間に配索されている。クリップ装着孔21bは、ブラケット14をバックドア11に仮固定するためのクリップ(図示略)が装着される孔であり、ボルト挿通孔21cは、ブラケット14をバックドア11に固定するボルト(図示略)を挿通する孔である。角部23に沿って配索されるリード線15は、その所定箇所に形成される屈曲部15aで、配索面21aに沿った状態を維持したまま、角部23(第2壁部22)から離間する方向に略直角に屈曲されている。
リード線15において、切り欠き部22cに挿通された部位から屈曲部15aまで角部23に沿って配索された部位は、ブラケット14に一体形成された複数の挟持部24と複数の爪部25によって保持されている。
図3及び図4に示すように、各挟持部24は、第1壁部21の配索面21aから突出する保持壁24aと、第2壁部22の内側面22aから突出して保持壁24aと対向する保持爪24bとを有している。また、保持壁24aの背面側には補強リブ24cが形成されている。リード線15は、保持壁24aと保持爪24bとの間に圧縮状態で挿入され、保持壁24aと保持爪24bとで挟持されるようになっている。また、各挟持部24の間には、第2壁部22の内側面22aから突出する一対の爪部25が形成されている。各爪部25は、リード線15を第2壁部22の内側面22aから離間する方向に押圧している。
リード線15は、各挟持部24と各爪部25によって蛇行するように配線される。これにより、リード線15が直線状に戻ろうとする反力が各挟持部24及び各爪部25に掛かり、それにより、リード線15が各挟持部24及び各爪部25から脱落しにくくなっている。
図2(a)に示すように、リード線15は、屈曲部15aから配索面21aの幅方向(図2(a)における上下方向)の中央付近まで延びるとともに、その位置において配索面21aに一体形成された案内部30によって、配索面21aから離間する方向に案内されている。つまり、リード線15は、案内部30によって配索面21aから離間する方向に略直角に屈曲された状態で保持されている(図7参照)。なお、リード線15における案内部30から引き出された引き出し部位15b(配索面21aから離間された部位)には、コルゲートチューブなどの外装材(図示略)が装着されるとともに、引き出し部位15bの先端部には、前記ECUへの接続のためのコネクタ(図示略)が設けられている。なお、案内部30の両側には、ブラケット14をバックドア11に仮固定するためのクリップ(図示略)が装着される切り欠き部31aが形成されたクリップ装着部31がそれぞれ形成されている。
図5、図6及び図7に示すように、案内部30は、配索面21aから突出する一対の側壁部32と、各側壁部32の間に架設された板状の保持壁部33とを備えている。各側壁部32は平板状をなし、配索面21aの幅方向(図5における上下方向)に延在している。保持壁部33は、配索面21aと間隔を空けて対向する第1主面33aと、その第1主面33aの裏側の第2主面33bとを有する(図6参照)。保持壁部33には、第1主面33aから第2主面33bまで貫通し配索面21aと保持壁部33の間を通るリード線15を第2主面33b側に導出するための導出孔34が形成されている。導出孔34は、リード線15の断面形状よりも若干大きい径の楕円形をなしている。
また、保持壁部33には、該保持壁部33の第2壁部22側の端部から導出孔34まで直線状に延びるスリット35が形成されている。すなわち、スリット35は、保持壁部33の第2壁部22側の端部において、リード線15の屈曲部15a側に開放する開放端部35aを備えるとともに、スリット35における開放端部35aの反対側の端部(非開放側端部)に導出孔34が形成されている。また、スリット35は、導出孔34と同様に、保持壁部33を高さ方向(配索面21aとの対向方向)に貫通している。そして、スリット35を通じて、リード線15が保持壁部33と配索面21aとの間に配置されるようになっている。なお、スリット35の延在方向(長手方向)は、各側壁部32の延在方向と平行に形成されるとともに、ブラケット14の射出成形の際の型抜き方向X(図5参照)と一致している。
図5に示すように、スリット35は、該スリット35の幅方向に互いに対向する第1側面35b及び第2側面35cを有している。第1側面35bと第2側面35cとは互いに平行をなしている。第1側面35bには、スリット35の幅方向内側に突出する一対の突起部36a,36bが形成されている。また、第2側面35cには、スリット35の幅方向内側に突出する一対の突起部37a,37bが形成されている。なお、一対の突起部36a,36b及び一対の突起部37a,37bにおいて、導出孔34に近いものをそれぞれ突起部36a,37aとしている。各突起部36a,36b,37a,37bは、案内部30の高さ方向から見て略三角形状に形成されている。
第1側面35bの一方の突起部36a及び第2側面35cの一方の突起部37aは、導出孔34と隣接している。また、これら突起部36a,37aは、スリット35の幅方向に互いに対向するように設けられている。また、第1側面35bの他方の突起部36bと第2側面35cの他方の突起部37bとは、スリット35の延在方向(長手方向)において互いにずれた位置に設けられており、第1側面35bの突起部36bは、第2側面35cと対向している。
次に、スリット35の幅方向における間隔寸法について説明する。
図5及び図8(a)に示すように、スリット35の幅、すなわち、スリット35の第1側面35bと第2側面35cとの間隔Dsは、リード線15の短径Dxよりも大きく、かつ、長径Dyよりも小さい。また、第1側面35bの突起部36bの頂点部と第2側面35cとの間隔Dp1は、リード線15の短径Dxよりも小さい。また、スリット35の幅方向に互いに対向する突起部36a,37aの頂点部間の間隔Dp2は、リード線15の短径Dxよりも小さい。また、導出孔34の長径Dmは、スリット35の幅方向と平行をなし、該長径Dmは、スリット35の幅(間隔Ds)よりも大きい(図5参照)。
図6及び図8(a)に示すように、に示すように、保持壁部33の第1主面33aと、該第1主面33aと対向する配索面21aとは、スリット35近傍において互いの間隔が広がるように形成されている。そして、間隔が広がった部分における第1主面33aと配索面21aとの間隔Dhは、リード線15の短径Dxよりも大きく、かつ、長径Dyよりも小さく設定されている。なお、本実施形態では、この間隔Dhは、スリット35の幅(間隔Ds)よりも若干小さく設定されている。
図2(a)に示すように、ブラケット14には、案内部30から第2壁部22側に突出する第1ガイド壁部41及び第2ガイド壁部42が形成されている。なお、第1及び第2ガイド壁部41,42は、配索面21aとも一体に繋がっている。第1ガイド壁部41は、リード線15の屈曲部15aの屈曲内側に設けられ、第1ガイド壁部41における屈曲部15aと対向する側面には、屈曲部15aの屈曲形状に略沿った曲面状のガイド面41aを有している。なお、第1ガイド壁部41の一部は、保持壁部33の第1主面33aと配索面21aとの間に入り込むように形成されている。また、第2ガイド壁部42は、リード線15の屈曲部15aの屈曲外側に設けられ、第2ガイド壁部42における屈曲部15aと対向する側面には、屈曲部15aの屈曲形状に略沿ったガイド面42aを有している。なお、第2ガイド壁部42は、案内部30から第2壁部22側に突出して、該第2壁部22の内側面22aまで延びている。このような第1及び第2ガイド壁部41,42の各ガイド面41a,42aの間に、リード線15の屈曲部15aが配索されるようになっている。
次に、本実施形態のブラケット14に対するリード線15の配索態様について、その作用とともに説明する。
まず、第2壁部22の切り欠き部22cから引き出したリード線15を、各挟持部24及び各爪部25に嵌め込みつつ、ブラケット14の角部23に沿って配索する。そして、リード線15を、第1ガイド壁部41のガイド面41a又は第2ガイド壁部42のガイド面42aに沿って、配索面21aの幅方向内側(図2(a)における下方)に略直角に屈曲させる(屈曲部15aを参照)。
次に、リード線15を、案内部30のスリット35に対して保持壁部33の第2主面33b側から嵌め込んで、該リード線15を保持壁部33と配索面21aとの間に配置する。
このとき、図8(a)に示すように、リード線15の短径Dxの向きをスリット35の幅方向(図8における左右方向)と合わせることで、リード線15をスリット35に挿入できる。なお、スリット35において、突起部36bと第2側面35cとの間隔Dp1、及び突起部36a,37a間の間隔Dp2は、リード線15の短径Dxよりも僅かに小さいだけであるため、作業者がリード線15をスリット35に対して軽く押し込むことでスリット35に通すことができる。
その後、図8(b)に示すように、リード線15の長径Dyがスリット35の幅方向に沿う向きにリード線15を回転させつつ、リード線15を保持壁部33と配索面21aとの間に配置する。この向きでリード線15を保持壁部33と配索面21aとの間に配置することで、リード線15がスリット35から第2主面33b側に抜けにくくなり、リード線15を保持壁部33と配索面21aとの間に留まらせておくことができる。
また、図2(a)及び図7に示すように、リード線15を保持壁部33と配索面21aとの間に配置すると同時に、リード線15は導出孔34内に配置される。このとき、リード線15は導出孔34の下方で屈曲され、この屈曲箇所でリード線15の配線方向が配索面21aから離間する方に変わる。そして、リード線15は、導出孔34から第2主面33b側に引き出されるようになっている。
なお、リード線15を導出孔34から引き出す部位において、リード線15に先通ししたシールスポンジ(図示略)を保持壁部33の第2主面33bに貼付固定してもよい。これにより、リード線15を案内部30に対してより安定して固定することができる。また、このシールスポンジの面積(貼付面積)は、保持壁部33の第2主面33bの面積と略同等とすることが好ましい。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)保持壁部33のスリット35の幅方向の間隔Dsは、リード線15の短径Dxよりも大きく、かつ、長径Dyよりも小さく設定される。このため、リード線15の短径Dxの向きをスリット35の幅方向と合わせることで、スリット35を通じて保持壁部33と配索面21aとの間にリード線15を配索しつつ、配索面21aから離間する方向に導出孔34からリード線15を導出できる。そして、リード線15をスリット35を通じて保持壁部33と配索面21aとの間に配索した後、リード線15の長径Dyがスリット35の幅方向に沿う向きにリード線15を回転させることで、リード線15を保持壁部33と配索面21aとの間に留まらせることが可能となる。これにより、リード線15が配索面21aから離間する屈曲箇所において、リード線15を安定して保持できる。
(2)スリット35は、幅方向に互いに対向する第1及び第2側面35b,35cと、第1側面35bから第2側面35cに向かって突出する突起部36a,36bと、第2側面35cから第1側面35bに向かって突出する突起部37aとを有する。そして、突起部36a,36b,37aが設けられた部位におけるスリット35の幅、すなわち、前記間隔Dp1,Dp2は、リード線15の短径Dxよりも小さく設定されている。これにより、リード線15がスリット35から第2主面33b側に更に抜けにくくなり、リード線15を保持壁部33と配索面21aとの間に、より確実に留まらせることが可能となる。
なお、スリット35において、リード線15の短径Dxよりも幅が狭い部分がスリット35の長手方向に占める範囲を増やしすぎると、リード線15をスリット35に嵌め込みにくくなってしまう。このため、スリット35におけるリード線15の短径Dxよりも幅が広い部分の範囲を、スリット35の長手方向の半分以上に設定することが好ましい。
(3)案内部30には、リード線15をスリット35の長手方向の開放端部35aに案内するための第1及び第2ガイド壁部41,42が設けられる。このため、第1及び第2ガイド壁部41,42の案内によってリード線15をスリット35に容易に嵌め込むことができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、スリット35の突起部36a,36b,37a,37bの形状、数、配置などの構成は、リード線15の構成などに応じて適宜変更してもよい。
図9に示す例では、スリット35の第2側面35cに設けた突起部37の数を1つとしている。また、この突起部37は、第1側面35bにおける突起部36a,36b間の部分と対向する位置に設けられている。このように、第1側面35bの突起部36a,36bの頂点部と第2側面35cの突起部37の頂点部とが、スリット35の幅方向に互いに対向しないように構成することで、スリット35にリード線15を嵌め込みやすくなる。
・上記実施形態では、配索面21aと保持壁部33の第1主面33aとの間隔Dhは、リード線15の長径Dyよりも小さく設定されたが、これに限らず、例えば図10に示すように、配索面21aと第1主面33aとの間隔Dhを、リード線15の長径Dyよりも大きく設定してもよい。この構成によれば、リード線15をスリット35を通じて保持壁部33と配索面21aとの間に配置した後の、長径Dyがスリット35の幅方向に沿うようにリード線15を回転させる作業が容易となる。
・また、配索面21aと第1主面33aとの間隔Dhがリード線15の短径Dxよりも大きく設定されていれば、保持壁部33の第1主面33aと、該第1主面33aと対向する配索面21aとが、スリット35近傍において互いの間隔が広がるように形成されていなくてもよい。
・上記実施形態の案内部30の構成は、リード線15の配線方向などに応じて適宜変更可能である。例えば、上記実施形態の案内部30から第1及び第2ガイド壁部41,42のいずれか又は両方を省略してもよい。
・上記実施形態のリード線15の構成及び配線方向などは、感圧センサ13の構成などに応じて適宜変更可能である。例えば、リード線15を、3本以上の被覆電線17を有する構成としてもよい。
・上記実施形態のブラケット14における形状などの構成は一例であって、感圧センサ13及びリード線15の配線態様に応じて適宜変更可能である。
・上記実施形態では、異物検知センサの一例として、一対の電極線を有する感圧センサ13を挙げたが、これに特に限定されるものではなく、感圧センサ以外の異物検知センサを用いてもよい。
・上記実施形態では、バックドア11における感圧センサ13のリード線15に適用されているが、車両左右の電動式スライドドアにおける感圧センサのリード線に適用してもよい。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
10…車両、11…バックドア(電動開閉体)、13…感圧センサ(異物検知センサ)、14…ブラケット(センサ取付用ブラケット)、15…リード線、21a…配索面、30…案内部、33…保持壁部、33a…第1主面、33b…第2主面、34…導出孔、35…スリット、35a…開放端部、36a,36b,37a,37b,37…突起部、41…第1ガイド壁部、42…第2ガイド壁部。

Claims (5)

  1. 車両の電動開閉体における異物の挟み込みを検知する異物検知センサを支持し、前記異物検知センサに接続された断面楕円状のリード線が配索される配索面を有するセンサ取付用ブラケットであって、
    前記配索面には、前記リード線を前記配索面から離間させるように案内する案内部が設けられ、
    前記案内部は、前記配索面と間隔を空けて対向する第1主面及び該第1主面の裏側の第2主面を有する保持壁部を備え、
    前記保持壁部には、前記第1主面から前記第2主面まで貫通し前記配索面と前記保持壁部の間を通る前記リード線を前記第2主面側に導出するための導出孔と、前記保持壁部の端部から前記導出孔まで延びるスリットとが設けられ、
    前記スリットの幅は、前記リード線の短径よりも大きく、かつ、長径よりも小さく設定されていることを特徴とするセンサ取付用ブラケット。
  2. 請求項1に記載のセンサ取付用ブラケットにおいて、
    前記スリットには、該スリットにおける幅方向の側面から突出する突起部が設けられ、
    前記突起部が設けられた部位における前記スリットの幅は、前記リード線の短径よりも小さく設定されていることを特徴とするセンサ取付用ブラケット。
  3. 請求項1又は2に記載のセンサ取付用ブラケットにおいて、
    前記案内部には、前記リード線を前記スリットの長手方向の開放端部に案内するためのガイド壁部が設けられていることを特徴とするセンサ取付用ブラケット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサ取付用ブラケットにおいて、
    前記配索面と前記第1主面との間隔は、前記リード線の長径よりも大きく設定されていることを特徴とするセンサ取付用ブラケット。
  5. 車両の電動開閉体における異物の挟み込みを検知する異物検知センサに接続された断面楕円状のリード線が、前記異物検知センサを支持するブラケットの配索面に沿って配索され、
    前記配索面には、前記リード線を前記配索面から離間させるように案内する案内部が設けられたリード線配索構造であって、
    前記案内部は、前記配索面と間隔を空けて対向する第1主面及び該第1主面の裏側の第2主面を有する保持壁部を備え、
    前記保持壁部には、前記第1主面から前記第2主面まで貫通し前記配索面と前記保持壁部の間を通る前記リード線を前記第2主面側に導出するための導出孔と、前記保持壁部の端部から前記導出孔まで延びるスリットとが設けられ、
    前記スリットの幅は、前記リード線の短径よりも大きく、かつ、長径よりも小さく設定されていることを特徴とするリード線配索構造。
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