JP6764281B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスの種類が検出可能なガスセンサに関する。
ガスセンサとして、例えば水晶振動子上にガス識別性をもつガス分子選択材料を吸着膜として設けたガス分子検知素子を用い、ガス分子吸着による質量変化を測定して、ガスを検出するものがある。吸着膜としては、例えば、アミノ酸のプラズマ重合膜にイオン液体を浸透させたものが用いられ、吸着膜のイオン液体の濃度を異ならせた複数のガス分子検知素子によってメタノールやエタノールといったアルコールを検出するガスセンサが提案されている(特許文献1参照。)。また、吸着膜として、PTFE&PE(ポリテトラフロロエチレンとポリエチレン)やPCTFE(ポリクロロトリフロロエチレン)を用いて、アセトンやメタノールを判別することが提案されている(特許文献2参照。)。
特開2006−53059号公報 特開平9−297096号公報
しかしながら、吸着膜としてプラズマ重合膜を用いる場合、成膜に長時間要し、また経時変化による膜物性の劣化といった問題がある。また、吸着膜として、PTFEやPCTFEといったフッ素系有機膜を用いる場合、ガス識別性や感度の面で問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ガス識別性の高いガスセンサを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るガスセンサは、第1のガス検出素子と、第2のガス検出素子と、検出部とを具備する。
上記第1のガス検出素子は、第1の振動子と、上記第1の振動子上に設けられたフッ化ビニリデン樹脂を含む2以上のフッ素樹脂を用いて形成される第1の吸着膜とを有する。
上記第2のガス検出素子は、第2の振動子と、上記第2の振動子上に設けられたフッ化ビニリデン樹脂を含む2以上のフッ素樹脂を用いて形成され、上記第1の吸着膜と異なる吸着特性を有する第2の吸着膜とを有する。
上記検出部は、上記第1及び第2のガス検出素子の共振周波数の変化を検出する。
本発明のこのような構成によれば、各ガス検出素子で異なる吸着特性を有する吸着膜を設けているので、ガス識別性が高い。
第3の振動子と、上記第3の振動子上に設けられたシアニン色素を含む第3の吸着膜とを有する第3のガス検出素子を更に具備してもよい。
このような構成によれば、他のガス検出素子が検出するガスと異なるガスを検出することができる。シアニン色素を含む吸着膜が設けられたガス検出素子で例えばアンモニアを検出することができる。
上記第1の吸着膜は上記フッ化ビニリデン樹脂とトリフルオロエチレンを用いて形成され、上記第2の吸着膜は上記フッ化ビニリデン樹脂と三フッ化塩化エチレン樹脂とトリフルオロエチレンを用いて形成される。
このように、第1の吸着膜及び第2の吸着膜それぞれにトリフルオロエチレンを用いることにより、吸着膜の成膜が容易となる。すなわち、第1の吸着膜及び第2の吸着膜それぞれの膜に用いられるフッ化ビニリデン樹脂は、非常に結晶化度が高く、溶剤に溶解しづらく、溶解しても容易に析出してしまい、取り扱いにくい。しかし、トリフルオロエチレンと共重合させることで結晶化を抑えることができ、成膜が容易となる。
第4の振動子と、上記第4の振動子上に設けられた、上記第2の吸着膜と異なる配合比でフッ化ビニリデン樹脂と三フッ化塩化エチレン樹脂とトリフルオロエチレンを用いて形成され、上記第1の吸着膜及び上記第2の吸着膜と異なる吸着特性を有する第4の吸着膜とを有する第4のガス検出素子を更に具備してもよい。
このように、第2の吸着膜と異なる配合比で形成され、第1の吸着膜及び第2の吸着膜と異なる吸着特性を有する第4の吸着膜を有する第4のガス検出素子を設けることにより、ガス識別性が更に向上する。
上記第1の吸着膜は上記フッ化ビニリデン樹脂と三フッ化塩化エチレン樹脂とトリフルオロエチレンを用いて形成され、上記第2の吸着膜は、上記第1の吸着膜と異なる配合比でフッ化ビニリデン樹脂と三フッ化塩化エチレン樹脂とトリフルオロエチレンを用いて形成される。
このように、吸着膜形成に用いる複数のフッ素樹脂材料を同じくし、その配合比を異ならせることによって、吸着特性の異なる吸着膜を備えるガス検出素子としても良い。
ガスセンサは、チャンバと、処理部を更に具備してもよい。
上記チャンバはガス検出素子を収容する。
上記処理部は上記検出された共振周波数から上記記ガス検出素子の振動共振周波数変化を算出し、この算出結果を基に、上記チャンバ内のガスを特定する。
以上述べたように、本発明によれば、複数の互いに異なる吸着膜を備えるガス検出素子を用いることによりガス識別性の高いガスセンサが得られる。
本発明の実施形態に係るガス検出素子の正面図である。 本発明の実施形態に係るガスセンサの構成を示す概略図である。 PVDFとPCTFEとを異なる配合比で形成した吸着膜を備える複数のガス検出素子の、各種ガス吸着による共振周波数変化を比較する図である。 吸着膜に用いるPCTFEの配合比率とトルエンガス吸着による共振周波数変化との関係を示す図である。 吸着膜にシアニン色素を用いたときのガス種による周波数変化の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
本実施形態に係るガスセンサは、複数のガス検出素子を有している。該ガス検出素子は、振動子としての水晶振動子に特定のガスを吸着する吸着膜を備えた構成を有している。水晶振動子の共振周波数は吸着膜に吸着したガスの重量に比例して減少するので、水晶振動子毎に共振周波数の変化量を計測し、この計測結果を基にガスの種類を検出することができる。
本実施形態においては、ガス検出素子に共振周波数が9MHzの水晶振動子を用いるが、これに限定されない。例えば、水晶振動子以外にセラミック振動子、表面弾性波素子、カンチレバー、ダイヤフラムなどを用いることもでき、吸着膜のガス吸着による重量増加や膨張応力増加といった物理変化を検出し、電気信号に変換できるものであれば適用できる。
[ガス検出素子の構成]
図1は、本実施形態に係るガスセンサの一部を構成する検出素子1(図2における1a〜1d)を示す正面図である。
検出素子1は、水晶振動子13と、電極11A(11B)と、吸着膜12と、リードランド16A、16Bと、リード14A、14Bと、ピン端子19A、19Bと、ホルダ18を有する。
水晶振動子13は、ATカットの水晶板である。水晶振動子13の互いに対向する主面13A、13Bそれぞれには、金属薄膜が所定の形状にパターニングされてなる電極11A、11Bが形成されている。
吸着膜12は、電極11A上に形成される。
リードランド16Aは電極11Aと一体形成されてなり、リードランド16Bは電極11Bと一体形成されてなる。
リード14A及びリード14Bは金属バネ材からなり、互いに平行に配置される。
リード14Aは一端がリードランド16Aを介して電極11Aと電気的に接続し、他端がピン端子19Aに接続する。リード14Bは一端がリードランド16Bを介して電極11Bと電気的に接続し、他端がピン端子19Bに接続する。
ホルダ18は絶縁部材からなり、ピン端子19A及び19Bが貫通する貫通孔を有する。ホルダ18の貫通孔にピン端子19A及び19Bが貫通するように水晶振動子13を保持することにより、ホルダ18によって水晶振動子13は振動自在に支持される。
検出素子1のピン端子19A及び19Bは後述する発振回路に接続され、検出素子1に駆動電圧が印加される。検出素子1は、駆動電圧が印加されると、水晶振動子13は固有の共振周波数(本例では9MHz)で振動する。
そして、吸着膜12がガスを吸着することにより質量が変化し、その吸着量に応じて水晶振動子13の発振周波数は低下する。
[ガスセンサの構成]
図2は、図1に示す検出素子1を複数備えたガスセンサの構成を示す図である。
図2に示すように、ガスセンサ2は、ガスセンサユニット3と、コントローラ10とを有する。コントローラ10は、発振回路4と、検出回路5と、処理部6を有する。
ガスセンサユニット3は、チャンバ31と、1つの検出素子1aと、3つのガス検出素子1b〜1dを具備する。
チャンバ31は、所定の間隙をおいて配置された検出素子1a、ガス検出素子1b〜1dを収容する。チャンバ31は、その内部に検出対象のガスが導入可能となっている。
検出素子1a及び3つのガス検出素子1b〜1dは、基本的な構造は図1に示す検出素子1と同様であり、電極11A上に設けられる吸着膜12の有無及び種類が各検出素子1a〜1dで異なる。ガス検出素子1b〜1dそれぞれに設けられる吸着膜12b〜12dは、互いに異なる吸着特性を有する。
検出素子1aには吸着膜12は形成されておらず、検出素子1aはリファレンスとして用いられる。
第1のガス検出素子としてのガス検出素子1bは、第1の振動子13と、第1の振動子13上に設けられた第1の吸着膜としての吸着膜12bとを有する。
吸着膜12bは、フッ化ビニリデン樹脂(ポリビニリデンフルオライド。以下、PVDFと称す。)とトリフルオロエチレン(以下、TrFEと称す。)を用いて形成される共重合体からなる。具体的には、PVDFとTrFEとを、その配合重量比が8:2の割合となるように配合して共重合化した紛体をメチルケトンで溶解して溶液を作製し、この溶液をスピンコートで所定の厚み、ここでは1μmの厚みに電極11A上に塗布した後、乾燥炉で溶剤を揮発させて吸着膜12bを成膜した。
第2のガス検出素子としてのガス検出素子1cは、第2の振動子13と、第2の振動子13上に設けられた第2の吸着膜としての吸着膜12cとを有する。
吸着膜12cは、PVDFと、TrFEと、三フッ化塩化エチレン樹脂(ポリクロロトリフルオロエチレン。以下、PCTFEと称す。)を用いて形成される共重合体からなる。具体的には、PVDFとTrFEとPCTFEとを、その配合重量比が65:25:10の割合となるように配合して共重合化した紛体をメチルケトンで溶解して溶液を作製し、この溶液をスピンコートで所定の厚み、ここでは1μmの厚みに電極11A上に塗布した後、乾燥炉で溶剤を揮発させて吸着膜12cを成膜した。
第3のガス検出素子としてのガス検出素子1dは、第3の振動子13と、第3の振動子13上に設けられた第3の吸着膜としての吸着膜12dを有する。
吸着膜12dは、シアニン色素を用いて形成される。シアニン色素としては、1、1´−ジブチル3、3、3´、3´−テトラメチル−4、5、4´、5´ジベンゾインドジカーボシアニンブロミド(株式会社 日本感光色素研究所製 品番NK3567)を用いた。このNK3567をテトラフルオロプロパノール(TFP)で溶解して溶液を作製し、この溶液をスピンコートで所定の厚み、ここでは0.1μmの厚みに電極11A上に塗布した後、乾燥炉で溶剤を揮発させて吸着膜12dを成膜した。
ここで、吸着膜12b及び吸着膜12cの膜厚が1μmであるのに対し、吸着膜12dの膜厚を0.1μmとしたのは、3種類の吸着膜12b、12c、12dの単位表面積当たりのアセトンの吸着による共振周波数変化量が互いに同じオーダーとなるようにするためである。
また、各ガス検出素子1b〜1dの各吸着膜12b〜12dの成膜面積は同じであり、例えば、約0.2cmである。
上述のPVDFの化学式は次の通りである。
Figure 0006764281
PVDFは、CFとCHが交互に結合した直鎖上構造でフッ素原子が自由に回転できることで高い誘電特性を有する。
上述のTrFEの化学式は次の通りである。
Figure 0006764281
上述のPCTFEの化学式は次の通りである。
Figure 0006764281
上述の吸着膜12b及び12cは、いずれもフッ素樹脂であるTrFEを用いて形成される。
このようにTrFEを用いることにより、吸着膜の成膜が容易となる。すなわち、吸着膜12b及び吸着膜12cそれぞれの膜に用いられるPVDFは、非常に結晶化度が高いため溶剤に溶解しづらく、溶解しても容易に析出してしまい、取り扱いにくい。しかし、TrFEと共重合させることで結晶化を抑えることができ、成膜が容易となる。
発振回路4は、検出素子1a及びガス検出素子1b〜1dの各水晶振動子13を所定周波数(本例では9MHz)で振動させる。
検出回路5は検出素子1a及びガス検出素子1b〜1dの共振周波数を検出する。ガス検出素子1b〜1dを発振回路4によって所定周波数で振動させた状態で、吸着膜12b〜12dにガス等の検出対象物が吸着すると、各ガス検出素子1b〜1dの水晶振動子13の共振周波数が変化する。検出回路5からは、検出された共振周波数の電気信号が処理部6に出力される。
処理部6は、検出回路5から入力された検出素子1a及び各ガス検出素子1b〜1dの電気信号を基に、各ガス検出素子1b〜1dにおける振動共振周波数変化を算出し、算出された振動共振周波数変化の結果からチャンバ31内に導入されたガスの種類を特定する。
処理部6によって算出された振動共振周波数変化、特定されたガスの種類は、測定者が測定結果を確認できるように、例えば図示しない表示装置等に出力表示可能となっている。
[吸着膜の特性及びこの特性を利用したガス検出]
次に、上述の各ガス検出素子1b〜1dに形成される吸着膜12b〜12dの特性について説明する。
表1は、それぞれ表面積0.2cm、1μmの膜厚に成膜された吸着膜12bと吸着膜12cの、各種ガスの吸着特性を示す表である。この特性評価は、(株)多摩デバイス社製のQCM測定器(型番:THQ−100P)を用いて行った。ガスとして、アセトン、トルエン、エタノール、アンモニア、ホルムアルデヒドの揮発性ガスを用いた。QCM測定器の中にガス検出素子を配置し、QCM測定器内にガスを1種類ずつ導入して、一定流速、ここでは300sccmの流速でガス検出素子にあて、その際の最大共振周波数変化をプロットし、吸着膜12b及び吸着膜12cの吸着特性を評価した。
Figure 0006764281
表1に示すように、吸着膜12b及び吸着膜12cは、吸着量の違いは若干あるもののいずれもアセトンを吸着する特性を有している。しかしながら、トルエンの吸着に関しては、PCTFEを含む吸着膜12cの方が、PCTFEを含まない吸着膜12bよりも、吸着量がはるかに多い。
図4はPCTFEとPVDFを用いて膜厚1μmに成膜された吸着膜の特性を示すものであり、PCTFEの配合比率とトルエンガス吸着による水晶振動子13の共振周波数変化との関係を示す。
図4に示すように、PCTFEの配合比率が上がるほど、トルエンガス吸着による共振周波数変化が大きくなっていき、PCTFEの量と共振周波数変化量はほぼ比例している。
図3は、PCTFEとTrFEとPVDFを、それぞれの重量成分比を異ならせて膜厚1μmに成膜した吸着膜の各種ガスに対する吸着特性を示す。ガスには、アセトン、トルエン、エタノール、アンモニア、ホルムアルデヒドを用いた。
図3において、左から順に、PCTFEとTrFEとPVDFの配合重量成分比が、0:20:80、0:30:70、7:25:68、10:25:65の膜を示す。
図3に示すように、いずれの膜もアセトンを吸着する特性を有するが、PCTFEを用いて形成された膜(図中、右側2つの膜)は、PCTFEを用いずに形成された膜(図中、左側2つの膜)と比較して、トルエンの吸着量が多い。
図5はガス検出素子1dの吸着膜12dに用いられるシアニン色素を用いて1nmの膜厚で成膜された膜の特性を示すものである。シアニン色素としては、株式会社 日本感光色素研究所製の品番「NK3567」を用いた。
図5に示すように、吸着膜12dは、アセトン、エタノール、アンモニアを吸着する特性を有する。また、図5には示していないが、吸着膜12dは、トルエンを吸着する特性を有している。
図5に示すように、吸着膜12dは、アセトンの吸着においては、1nmあたり約40.5Hzの共振周波数変化を示す。吸着膜12dは膜厚0.1μmに成膜されているので、0.1μmの膜厚における共振周波数変化に換算すると、約4050Hzの共振周波数変化となる。
同様に、エタノール、アンモニアの吸着においては、それぞれ1nmあたり約15Hz、14.5Hzの共振周波数変化を示すので、0.1μmの膜厚における共振周波数変化に換算すると、それぞれ約1500Hz、1450Hzの共振周波数変化となる。
また、トルエンの吸着においては、1nmあたり約10.6Hzの共振周波数変化を示す。吸着膜12dは膜厚0.1μmに成膜されているので、0.1μmの膜厚における共振周波数変化に換算すると、約1060Hzの共振周波数変化となる。
このように本実施形態においては、各ガス検出素子1b〜1dに設けられる吸着膜12b〜12dの膜厚を、それぞれの吸着膜の吸着特性を考慮して調整している。ここではアセトンの吸着による共振周波数変化の数値がいずれのガス検出素子1b〜1dにおいても、同じ1000のオーダーとなるように調整している。
以上のような各吸着膜12b〜12dの吸着特性を利用して、上述のガスセンサ2は、例えばアセトン、トルエン、エタノール又はアンモニアを検出することができる。
すなわち、各ガス検出素子1b、1c、1d全てにおいて、1000Hz以上の共振周波数変化が検出された場合、検出対象のガスがアセトンであると判断することができる。
また、ガス検出素子1bにおいては500Hz以下の共振周波数変化が検出され、かつ、ガス検出素子1c及び1dで500Hz以上の共振周波数変化が検出された場合は、検出対象のガスがトルエンであると判断することができる。
また、各ガス検出素子1b、1cにおいては共振周波数変化が100Hz前後以下で、かつ、ガス検出素子1dにおいて1000Hz以上の共振周波数変化が見られた場合、検出対象のガスがエタノール又はアンモニアであると判断することができる。
なお、本実施形態においては、各センサの吸着膜の成膜面積がいずれも0.2cmで、ガス検出素子1b及び1cにおける各吸着膜12b及び12cの膜厚を1μm、ガス検出素子1dの吸着膜12dの膜厚を0.1μmとした場合を例にあげ、これら成膜面積及び膜厚によって決定する各吸着膜12b〜12dのガス吸着特性を基に、上述のように検出対象のガスの種類を特定する基準となる共振周波数変化の数値を決定している。
本実施形態において、吸着膜12b及び12cはいずれもPVDFを含む2以上のフッ素樹脂を用いて形成されている。吸着膜12bはPVDFとTrFEを用いて形成され、吸着膜12cはPVDFとTrFEとPCTFEを用いて形成されているが、フッ素樹脂材料はこれらに限定されない。
フッ素樹脂としては、次のものを用いることができる。
例えば、四フッ化エチレン樹脂(ポリテトラフルオロエチレン。以下、PTFEと称す。)、四フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂(パーフルオロアルコキシアルカン。以下、PFAと称す。)、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂(パーフルオロエチレンプロペンコポリマー。以下、FEPと称す。)、四フッ化エチレン−エチレン共重合樹脂(エチレン−テトラフルオロエチレンコポリマー。以下、EFTEと称す。)、三フッ化塩化エチレン−エチレン共重合樹脂(エチレン−クロロトリフルオロエチレンコポリマー。以下、ECTFEと称す。)、四フッ化エチレン・パーフルオロジオキシソール共重合樹脂(テトラフルオロエチレン−パーフルオロジオキソールコポリマー。以下、TE/PDDと称す。)、及びフッ化ビニル樹脂(ポリビニルフルオライド。以下、PVFと称す。)から選択される樹脂を用いることができる。
また、上述の実施形態においては、PVDFを含む2以上のフッ素樹脂を用いて形成される吸着膜を有するガス検出素子は2つであったが、3つ以上としてもよい。例えば、上述の実施形態で説明したガス検出素子1b及び1cの他に、第4の水晶振動子と該第4の水晶振動子上に設けられた第4の吸着膜を有する第4のガス検出素子を更に設けても良い。
この第4の吸着膜は、吸着膜12cと同様にPVDFとTrFEとPCTFEを用い、吸着膜12cとは異なる配合比で形成され、吸着膜12bと吸着膜12cとは異なる吸着特性を有するものである。これにより、例えば、PCTFEの含有量とトルエンの吸着による共振周波数変化がほぼ線形関係にある特性を利用してトルエンの吸着量を検出することができる。
また、上述の実施形態においては、PVDFを含む2以上のフッ素樹脂を用いて形成される吸着膜を有するガス検出素子はガス検出素子1bとガス検出素子1cの2つであり、これらを用いてアセトンとトルエンの特定を行っているが、これに限定されない。
例えば、ガス検出素子1b及び1cの代わりに、PVDFとTrFEとPCTFEを用いて形成された第1の吸着膜を有する第1のガス検出素子と、該第1の吸着膜と異なる配合比でPVDFとTrFEとPCTFEを用いて形成された第2の吸着膜を有する第2のガス検出素子を設け、これらを用いてアセトンとトルエンの特定を行うようにしてもよい。具体的には、第2の吸着膜のPCTFEの配合割合を第1の吸着膜のPCTFEの配合割合よりも高くすることにより、PCTFEの含有量とトルエンの吸着による共振周波数変化がほぼ比例する特性を利用して、PCTFEの配合比率が高い方である第2の吸着膜を備える第2のガス検出素子をトルエンの検出用に用いることができる。
(ガス検出方法)
次に、上述のガスセンサ2を用いたガス検出方法について図2を用いて説明する。
上述したように、ガスセンサ2のガスセンサユニット3にはリファレンス用の1つの検出素子1aと3つのガス検出素子1b〜1dが設けられている。チャンバ31内に検出対象のガスを導入したのち、発振回路4を作動し検出素子1a及び各ガス検出素子1b〜1dの水晶振動子13を所定周波数(本例では9MHz)で振動させる。
次に、検出回路5により、検出素子1a及び各ガス検出素子1b〜1dの共振周波数が検出される。検出された共振周波数の電気信号は、処理部6に入力される。
処理部6は、検出素子1aの共振周波数をリファレンスとして用い、該検出素子1aの共振周波数とガス検出素子1b〜1dそれぞれの共振周波数とから、各ガス検出素子1b〜1dの共振周波数変化を算出する。そして、その算出結果を基に検出対象ガスの種類を特定する。
検出対象ガスの種類の特定は次のように行われる。
処理部6は、各ガス検出素子1b、1c、1d全てにおいて、1000Hz以上の共振周波数変化を検出すると、検出対象ガスがアセトンであると判断する。
また、処理部6は、ガス検出素子1bにおいて500Hz以下の共振周波数変化を検出し、かつ、ガス検出素子1c及び1dにおいて500Hz以上の共振周波数変化を検出すると、検出対象ガスがトルエンであると判断する。
また、処理部6は、各ガス検出素子1b、1cにおいては共振周波数変化が100Hz前後以下で、かつ、ガス検出素子1dにおいて1000Hz以上の共振周波数変化を検出すると、検出対象ガスがエタノール又はアンモニアであると判断する。
以上のように、複数の異なる吸着膜がそれぞれ設けられたガス検出素子を設けることにより、ガス識別性が向上したガスセンサが得られる。
また、吸着膜をPVDFを含む2以上のフッ素樹脂を用いて形成し、それぞれの吸着特性が異なる吸着膜を設けることにより、ガス識別性が向上したガスセンサが得られる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
1 検出素子
1b、1c、1d ガス検出素子
2 ガスセンサ
5 検出回路
6 処理部
12b、12c、12d 吸着膜
13 水晶振動子

Claims (6)

  1. 第1の振動子と、前記第1の振動子上に設けられたフッ化ビニリデン樹脂とトリフルオロエチレンを含む2以上のフッ素樹脂を用いて形成される共重合体からなる第1の吸着膜とを有する第1のガス検出素子と、
    第2の振動子と、前記第2の振動子上に設けられたフッ化ビニリデン樹脂とトリフルオロエチレンを含む2以上のフッ素樹脂を用いて形成される共重合体からなる、前記第1の吸着膜と異なる吸着特性を有する第2の吸着膜とを有する第2のガス検出素子と、
    前記第1及び第2のガス検出素子の共振周波数を検出する検出部と
    を具備するガスセンサ。
  2. 請求項1に記載のガスセンサであって、
    第3の振動子と、前記第3の振動子上に設けられたシアニン色素を含む第3の吸着膜とを有する第3のガス検出素子
    を更に具備するガスセンサ。
  3. 請求項1又は2に記載のガスセンサであって、
    前記第1の吸着膜は、前記フッ化ビニリデン樹脂と前記トリフルオロエチレンを用いて形成される共重合体からなり
    前記第2の吸着膜は、前記フッ化ビニリデン樹脂と三フッ化塩化エチレン樹脂と前記トリフルオロエチレンを用いて形成される共重合体からなる
    ガスセンサ。
  4. 請求項3に記載のガスセンサであって、
    第4の振動子と、前記第4の振動子上に設けられた、前記第2の吸着膜と異なる配合比フッ化ビニリデン樹脂と三フッ化塩化エチレン樹脂とトリフルオロエチレンを用いて形成される共重合体からなり、前記第1の吸着膜及び前記第2の吸着膜と異なる吸着特性を有する第4の吸着膜とを有する第4のガス検出素子
    を更に具備するガスセンサ。
  5. 請求項1又は2に記載のガスセンサであって、
    前記第1の吸着膜は、前記フッ化ビニリデン樹脂と三フッ化塩化エチレン樹脂と前記トリフルオロエチレンを用いて形成される共重合体からなり
    前記第2の吸着膜は、前記第1の吸着膜と異なる配合比の前記フッ化ビニリデン樹脂と三フッ化塩化エチレン樹脂と前記トリフルオロエチレンを用いて形成される共重合体からなる
    ガスセンサ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のガスセンサであって、
    各前記ガス検出素子を収容するチャンバと、
    前記検出された共振周波数から各前記ガス検出素子の振動共振周波数変化を算出し、この算出結果を基に、前記チャンバ内のガスを特定する処理部
    を更に具備するガスセンサ。
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