JP6763839B2 - 二酸化炭素施用装置 - Google Patents

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Description

本開示は、二酸化炭素施用装置に関する。
園芸植物の収率及び品質を向上させるため、二酸化炭素を農業用ハウス内に施用する二酸化炭素施用装置が公知である。一方で、農業用ハウスには、夜間の気温低下を防止するための加温機が設けられる。加温機は、重油や灯油等を燃焼して温風を農業用ハウスに供給する。
そこで、加温機から発生する燃焼排ガス中の二酸化炭素を回収及び貯留し、任意のタイミングで二酸化炭素を農業用ハウス内に供給する二酸化炭素施用装置が考案されている(特許文献1参照)。
この二酸化炭素施用装置では、燃焼排ガスを液体貯留タンク内の液体に通過させて冷却した後に、吸着タンクによって燃焼排ガス中の二酸化炭素を吸着する。
吸着タンクに吸着された二酸化炭素は、例えば昼間に吸着タンクから脱離され、農業用ハウス内に施用される。
特開2015−142531号公報
上記二酸化炭素施用装置では、燃焼排ガスとの熱交換により、液体貯留タンク内の液体の温度が上昇する。そのため、液体貯留タンク内の液体を適宜冷却する必要がある。液体の冷却方法としては、液体に低温の冷却空気を供給する方法が使用される。
ところで、二酸化炭素施用装置において、燃焼排ガスの冷却を確実にするために、複数の液体貯留タンクを直列に設ける場合がある。この場合、各液体貯留タンクに冷却空気の供給機構を設けると装置の構造が複雑になる。そこで、上流の液体貯留タンクの液体のみに冷却空気を供給し、上流の液体貯留タンクを通過した冷却空気を下流の液体貯留タンクに供給すれば、構造を簡潔化できる。
しかし、上流の液体貯留タンクを通過した冷却空気は、上流の液体貯留タンクにおける液体との熱交換により温度が上昇しているため、下流の液体貯留タンクにおける液体の冷却効果が不十分となる。その結果、上流の液体貯留タンクにおける液体の温度が低下するまで下流の液体貯留タンク内の液体が冷却されないので、冷却に必要な時間が増大する。
本開示の一局面は、複数の液体貯留タンク内の液体を簡潔な構造で迅速に冷却できる二酸化炭素施用装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を農業用ハウス内に供給する二酸化炭素施用装置である。二酸化炭素施用装置は、液体を貯留し、燃焼排ガスが液体中を通過するようにそれぞれ構成された第1液体貯留タンク及び第2液体貯留タンクと、第1液体貯留タンク内の液体中を通過した燃焼排ガスを第2液体貯留タンクに取り込む取込流路
と、液体中を通過した燃焼排ガスを液体貯留タンクの下流側に供給するように構成された供給流路と、第1液体貯留タンク内の液体に冷却空気を供給する冷却空気流路と、を備える。冷却空気流路は、第1液体貯留タンク内の液体中に冷却空気を放出する主冷却流路と、第1液体貯留タンク内の液体を経由せずに主冷却流路から取込流路に冷却空気を移送するバイパス流路と、を含む。
このような構成によれば、バイパス流路によって、冷却空気の一部を上流側の第1液体貯留タンク内の液体中を通過させることなく、下流側の第2液体貯留タンク内の液体に直接供給することができる。その結果、1つの冷却空気流路によって、第1液体貯留タンク内の液体及び第2液体貯留タンク内の液体を同時に冷却し、これらの液体貯留タンクにおける液体の冷却時間を短縮できる。
本開示の一態様では、冷却空気流路は、第1液体貯留タンク内の液体中に端部が配置される冷却配管を有してもよい。また、冷却配管は、第1液体貯留タンクの液面よりも上方の空間に連通する貫通孔を有してもよい。このような構成によれば、バイパス流路を冷却配管に設けた貫通孔によって構成できるので、バイパス流路を構成するための新たな配管や弁を設ける必要がなくなる。
本開示の一態様では、貫通孔の径は、冷却配管の内径未満であってもよい。このような構成によれば、第1液体貯留タンク内の液体に供給される冷却空気の量が過度に減少することが抑制されるので、第1液体貯留タンク内の液体及び第2液体貯留タンク内の液体をより確実に冷却することができる。
本開示の一態様は、貫通孔の径は、冷却配管の内径の10%以上であってもよい。このような構成によれば、第1液体貯留タンクをバイパスして第2液体貯留タンク内の液体に供給される冷却空気の量が確保されるので、第1液体貯留タンク内の液体及び第2液体貯留タンク内の液体をより迅速に冷却することができる。
図1は、実施形態における二酸化炭素施用装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図2は、貫通孔の径とバイパス流量の比率との関係を示すグラフである。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す二酸化炭素施用装置1は、燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を回収し、農業用ハウス内に供給するための装置である。二酸化炭素施用装置1は、農業用ハウスの内部又は外部に配置される。
二酸化炭素施用装置1は、燃焼装置2と、第1液体貯留タンク3と、第2液体貯留タンク4と、ブロワ5と、吸着タンク6と、制御部7と、を備える。
また、二酸化炭素施用装置1は、排ガス流路10と、第1取込流路11と、冷却空気流路12と、第2取込流路13と、施用空気流路14と、供給流路15とを備える。
<燃焼装置>
燃焼装置2は、主に夜間、重油や灯油等の燃料を燃焼させ、農業用ハウス内の空気を温める装置である。燃焼排ガスは、煙突である排ガス流路10を介して農業用ハウス外に排出される。
<第1液体貯留タンク>
第1液体貯留タンク3は、燃焼装置2から発生した燃焼排ガスの一部を液体Lによって冷却及び浄化するための装置である。
第1液体貯留タンク3は、内部に液体Lを貯留している。また、第1液体貯留タンク3は、燃焼装置2で発生した燃焼排ガスを取り込み、取り込んだ燃焼排ガスが液体L中を通過するように構成されている。燃焼排ガスは、液体Lとの熱交換により冷却されると共に、液体Lに含まれる化合物によって含有する成分の一部が取り除かれる。なお、第1液体貯留タンク3内に貯留されている液体Lの体積は、第1液体貯留タンク3の容積よりも小さい。
具体的には、第1液体貯留タンク3には、第1取込流路11が接続されており、第1取込流路11から液体L中に燃焼排ガスが供給される。第1取込流路11は、排ガス流路10に接続され、燃焼排ガスを取り込んでいる。第1取込流路11内には、第1液体貯留タンク3内の液面と同じ位置まで液体Lが進入している。
なお、図1では、第1取込流路11の端部は、第1液体貯留タンク3の下面に接続されているが、第1取込流路11の端部は第1液体貯留タンク3の側面に接続されてもよい。また、第1取込流路11は、第1液体貯留タンク3の上面から第1液体貯留タンク3の内部を通って液体L中に開口するように配置されてもよい。後述する第2液体貯留タンク4の第2取込流路13についても同様である。
液体L中に供給された燃焼排ガスは、液体L中を気泡となって浮上する。つまり、バブリングが行われる。液体L中を通過した燃焼排ガスは、第2取込流路13によって、第2液体貯留タンク4に取り込まれる。
第1液体貯留タンク3に貯留される液体Lとしては、燃焼排ガス中に含まれる硫化物や窒化物等の有害物質を除去できるものが好ましい。例えば、硫化物や窒化物と反応する化合物の水溶液が液体Lとして好適に使用できる。
また、第1液体貯留タンク3には、排水路17が設けられている。排水路17は、液体Lの液位が上昇した際に、液圧によって液体Lを第1液体貯留タンク3の外部に排出することで、液体Lの液位を一定に保つための流路である。
本実施形態では、排水路17には、チャッキ弁(つまり逆止弁)17Aが設けられている。なお、液体Lの液位の上昇に合わせて液体Lを排出できる構成であれば、必ずしも排水路17にチャッキ弁17Aが設けられる必要は無い。
第1液体貯留タンク3には、液体Lを冷却するための冷却空気流路12が接続されている。冷却空気流路12は、冷却空気を液体L中に供給することで、液体Lを冷却する。冷却空気流路12は、冷却配管12Aと、開閉弁12Bとを有する。
冷却配管12Aは、一方の端部が第1液体貯留タンク3内の液体L中に配置されている。冷却配管12Aの他方の端部は、図示しない冷却空気の供給源に接続されている。また、冷却配管12Aは、貫通孔12Cを有する。
貫通孔12Cは、第1液体貯留タンク3の液面よりも上方の空間(以下、「上部空間」ともいう。)Sに連通する。つまり、貫通孔12Cは、冷却配管12Aにおいて、第1液体貯留タンク3の上面と液面との間に設けられている。
冷却配管12Aは、第1液体貯留タンク3内の液体L中に冷却空気を放出する主冷却流路を構成している。一方、冷却配管12A内を流れる冷却空気の一部は、貫通孔12Cによって第1液体貯留タンク3の上部空間Sに放出され、さらに第2取込流路13によって第2液体貯留タンク4内に取り込まれる。つまり、貫通孔12Cと上部空間Sとによって、第1液体貯留タンク3内の液体Lを経由せずに主冷却流路から第2取込流路13に冷却空気を移送するバイパス流路が構成されている。
このように、冷却空気流路12は、主冷却流路と、バイパス流路とを含んでいる。したがって、冷却空気流路12を流れる冷却空気の一部は、バイパス流路によって、第1液体貯留タンク3内の液体Lを冷却することなく、第2液体貯留タンク4内の液体Lに直接供給される。冷却空気流路12を流れる冷却空気の残りは、第1液体貯留タンク3内の液体Lを冷却した後、上部空間Sを経由して第2取込流路13によって第2液体貯留タンク4内の液体Lに供給される。
開閉弁12Bは、冷却配管12A内に取り付けられている。開閉弁12Bは、冷却配管12Aによる冷却空気の供給時に開けられる。開閉弁12Bは、例えばソレノイド弁を用いることができる。
貫通孔12Cの大きさは、主冷却流路によって第1液体貯留タンク3内の液体Lに供給される空気の流量と、バイパス流路を通過する空気の流量(以下、「バイパス流量」ともいう。)と、の比率に基づいて適宜設計される。これらの流量の比率は、例えば各液体貯留タンクにおける液体Lの温度及び貯留量、冷却空気の温度等によって決まる。冷却空気の全体流量に対するバイパス流量の比率としては、例えば10%以上20%以下が好ましい。
また、貫通孔12Cの大きさは、上述した流量の比率、冷却配管12Aの径、冷却配管12Aの端部と液体Lの液面との距離(つまり、冷却配管12Aの差し込み量)D等に基づいて決定される。
上流側の第1液体貯留タンク3には、下流の第2液体貯留タンク4よりも高温の燃焼排ガスが供給されるため、第1液体貯留タンク3内の液体Lの温度は、第2液体貯留タンク4内の液体Lの温度よりも高くなる。そのため、主冷却流路の冷却空気の流量は、バイパス流路の冷却空気の流量よりも大きくする必要がある。したがって、貫通孔12Cの径は、冷却配管12Aの内径未満とするとよい。また、貫通孔12Cの径は、冷却配管12Aの内径の10%以上とするとよい。
より具体的には、貫通孔12Cの径の上限としては、20mmが好ましく、13mmがより好ましい。一方、貫通孔12Cの径の下限としては、5mmが好ましく、8mmがより好ましい。
貫通孔12Cの径が大きすぎると、バイパス流量が過度に大きくなり、第1液体貯留タンク3における液体Lの冷却が不十分となるおそれがある。逆に、貫通孔12Cの径が小さすぎると、バイパス流路を冷却空気が通過しにくくなり、第2液体貯留タンク4における液体Lの冷却速度が低下するおそれがある。
以下、貫通孔12Cの径の大きさと、貫通孔12Cが構成するバイパス流路を流れる冷却空気の流量(つまり、バイパス流量)との関係を確認した試験の結果について、説明する。
この試験では、冷却配管12Aに形成される貫通孔12Cの大きさを変えながら、第1液体貯留タンク3内の液体L中を通過せずに、第2取込流路13に直接流れた空気のバイパス流量を計測した。なお、冷却配管12Aの内径は35.7mm、冷却配管12Aの第1液体貯留タンク3内の液体Lへの差し込み量Dは70mmとした。
この結果を図2に示す。図2のグラフでは、横軸を冷却配管12Aの内径に対する貫通孔12Cの径の比、縦軸を冷却空気の全体流量に対するバイパス流量の比率としている。図2からわかるように、貫通孔12Cの径が大きくなるに連れてバイパス流量も大きくなる。図2に示した斜線部分(つまり、冷却配管の内径の30%以上50%以下)が、バイパス流量の比率が最適になる領域である。
<第2液体貯留タンク>
第2液体貯留タンク4は、第1液体貯留タンク3を通過した燃焼排ガスを再度冷却及び浄化するための装置である。つまり、二酸化炭素施用装置1は、燃焼排ガスを2段階で冷却及び浄化する。
第2液体貯留タンク4は、内部に第1液体貯留タンク3と同様の液体Lを貯留している。また、第2液体貯留タンク4は、第1液体貯留タンク3の液体L中を通過した燃焼排ガスを取り込み、取り込んだ燃焼排ガスが液体L中を通過するように構成されている。
具体的には、第2液体貯留タンク4には、第2取込流路13が接続されており、第2取込流路13から液体L中に燃焼排ガスが取り込まれる。液体Lを通過した燃焼排ガスは、供給流路15によって、吸着タンク6に供給される。第2液体貯留タンク4には、第1液体貯留タンク3と同様の排水路17が設けられている。なお、第2取込流路13内には、第2液体貯留タンク4内の液面と同じ位置まで液体Lが進入している。
供給流路15は、液体中を通過した燃焼排ガスを液体貯留タンクの下流側の吸着タンク6を介して農業用ハウス内又は農業ハウス外に供給するように構成されている。供給流路15は、第1供給配管15Aと、第2供給配管15Bと、排出流路16とを有する。第1供給配管15Aは、第2液体貯留タンク4内の液面よりも上方の空間に一方の端部が配置されている。第1供給配管15Aの他方の端部は、第2供給配管15Bと、後述する施用配管14Aとに接続されている。
<ブロワ>
ブロワ5は、供給流路15に設けられ、第1液体貯留タンク3及び第2液体貯留タンク4の液体中を通過した燃焼排ガスを液体貯留タンクの下流側に導くように構成された機器(つまり吸引器)である。本実施形態では、ブロワ5は、燃焼排ガスを吸着タンク6、農業用ハウス内及び農業用ハウス外に供給する。ブロワ5は、供給流路15の第2供給配管15Bに配置されている。
二酸化炭素の吸着工程では、ブロワ5の運転により、第1液体貯留タンク3及び第2液体貯留タンク4内が負圧となり、燃焼装置2で発生した燃焼排ガスが第1液体貯留タンク3及び第2液体貯留タンク4を経由して吸着タンク6に圧送される。
<吸着タンク>
吸着タンク6は、燃焼排ガス中の二酸化炭素を吸着する吸着材が内部に配置されている。二酸化炭素の吸着工程では、ブロワ5によって供給された燃焼排ガス中の二酸化炭素が吸着材によって吸着される。吸着材としては、例えば活性炭、ゼオライト等の多孔質材料などが使用できる。
一方、二酸化炭素の施用工程では、施用空気流路14から施用空気が吸着タンク6内に供給され、吸着材から二酸化炭素が脱離する。脱離した二酸化炭素は、排出流路16を介して農業用ハウス内に施用される。
なお、本実施形態では、施用空気流路14は供給流路15に接続されている。具体的には、施用空気流路14と供給流路15とは第2供給配管15Bを共有している。また、施用空気流路14は、施用配管14Aと、開閉弁14Bとを有する。
施用配管14Aは、一方の端部が第2供給配管15Bに接続されている。施用配管14Aの他方の端部は、大気に開放している。開閉弁14Bは、施用配管14A内に取り付けられている。開閉弁14Bは、施用配管14Aによる施用空気の供給時に開けられる。開閉弁14Bは、例えばソレノイド弁を用いることができる。
施用配管14Aから流入した施用空気の流入圧力は、第2液体貯留タンク4の液面を押し下げる圧力よりも小さいため、施用空気は供給流路15に導かれる。
<制御部>
制御部7は、二酸化炭素施用装置1の運転を制御する装置である。具体的には、制御部7は、ブロワ5の運転及び停止、ソレノイド弁の開閉等を制御する。
[1−2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)バイパス流路によって、冷却空気の一部を上流側の第1液体貯留タンク3内の液体L中を通過させることなく、下流側の第2液体貯留タンク4内の液体Lに直接供給することができる。その結果、1つの冷却空気流路12によって、第1液体貯留タンク3内の液体L及び第2液体貯留タンク4内の液体Lを同時に冷却し、これらの液体貯留タンクにおける液体Lの冷却時間を短縮できる。
(1b)バイパス流路を冷却配管12Aに設けた貫通孔12Cによって構成できるので、バイパス流路を構成するための新たな配管や弁を二酸化炭素施用装置1に設ける必要がなくなる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1は、直列に配置された3つ以上の液体貯留タンクを備えてもよい。つまり、第2液体貯留タンク4の下流にさらに液体貯留タンクを設けてもよい。
(2b)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、冷却配管12Aの貫通孔12Cに補助配管を接続してもよい。この補助配管は、一方の端部が貫通孔12Cに接続され、他方の端部が第1液体貯留タンク3の液面よりも上方の空間に配置される。
(2c)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、バイパス流路は必ずしも貫通孔12Cによって構成される必要はない。例えば、貫通孔12Cの替わりに、第1液体貯留タンク3の外側で、主冷却流路(つまり冷却配管12A)と第2取込流路13とを接続する補助配管をバイパス流路として設けてもよい。この補助配管は、一方の端部が冷却配管12Aのうち第1液体貯留タンク3の外側に位置する部分に接続され、他方の端部が第2取込流路13に接続される。
(2d)上記実施形態の二酸化炭素施用装置1において、液体貯留タンクを通過した燃焼排ガスをブロワ5によって直接農業用ハウス内に供給してもよい。
(2e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…二酸化炭素施用装置、2…燃焼装置、3…第1液体貯留タンク、
4…第2液体貯留タンク、5…ブロワ、6…吸着タンク、7…制御部、
10…排ガス流路、11…第1取込流路、12…冷却空気流路、12A…冷却配管、
12B…開閉弁、12C…貫通孔、13…第2取込流路、14…施用空気流路、
14A…施用配管、14B…開閉弁、15…供給流路、15A…第1供給配管、
15B…第2供給配管、16…排出流路、17…排水路、17A…チャッキ弁。

Claims (4)

  1. 燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を農業用ハウス内に供給する二酸化炭素施用装置であって、
    液体を貯留し、燃焼排ガスが前記液体中を通過するようにそれぞれ構成された第1液体貯留タンク及び第2液体貯留タンクと、
    前記第1液体貯留タンク内の前記液体中を通過した前記燃焼排ガスを前記第2液体貯留タンクに取り込む取込流路と、
    前記液体中を通過した前記燃焼排ガスを液体貯留タンクの下流側に供給するように構成された供給流路と、
    前記第1液体貯留タンク内の前記液体に冷却空気を供給する冷却空気流路と、
    を備え、
    前記冷却空気流路は、
    前記第1液体貯留タンク内の前記液体中に冷却空気を放出する主冷却流路と、
    前記第1液体貯留タンク内の前記液体を経由せずに前記主冷却流路から前記取込流路に冷却空気を移送するバイパス流路と、
    を含む、二酸化炭素施用装置。
  2. 請求項1に記載の二酸化炭素施用装置であって、
    前記冷却空気流路は、前記第1液体貯留タンク内の液体中に端部が配置される冷却配管を有し、
    前記冷却配管は、前記第1液体貯留タンクの液面よりも上方の空間に連通し、前記バイパス流路を構成する貫通孔を有する、二酸化炭素施用装置。
  3. 請求項2に記載の二酸化炭素施用装置であって、
    前記貫通孔の径は、前記冷却配管の内径未満である、二酸化炭素施用装置。
  4. 請求項3に記載の二酸化炭素施用装置であって、
    前記貫通孔の径は、前記冷却配管の内径の10%以上である、二酸化炭素施用装置。
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