JP6760102B2 - 点灯装置および照明器具 - Google Patents

点灯装置および照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP6760102B2
JP6760102B2 JP2017009372A JP2017009372A JP6760102B2 JP 6760102 B2 JP6760102 B2 JP 6760102B2 JP 2017009372 A JP2017009372 A JP 2017009372A JP 2017009372 A JP2017009372 A JP 2017009372A JP 6760102 B2 JP6760102 B2 JP 6760102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
voltage
control device
inductor
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017009372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018120661A (ja
Inventor
明穂 相場
明穂 相場
安雄 松本
安雄 松本
雄也 平本
雄也 平本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Lighting Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Lighting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Lighting Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2017009372A priority Critical patent/JP6760102B2/ja
Publication of JP2018120661A publication Critical patent/JP2018120661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6760102B2 publication Critical patent/JP6760102B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/30Semiconductor lamps, e.g. solid state lamps [SSL] light emitting diodes [LED] or organic LED [OLED]

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Description

本発明は、点灯装置および照明器具に関する。
特許文献1には、バックコンバータ回路を備えた点灯装置が開示されている。バックコンバータ回路では、入力電圧をスイッチング素子によって時間分割し、インダクタとコンデンサにより平滑化する。これにより、入力電圧は目標電圧に変換される。
特開2011−155747号公報
しかしながら、照明器具などの決められたスペースに点灯装置を収納する場合、点灯装置の小型化が必要となる場合がある。一般に、コイル、コンデンサなどの受動部品は、点灯装置において多くの面積を占める。このため、受動部品の小型化が必要となる場合がある。受動部品の小型化を実現する方法として、バックコンバータ回路のスイッチング周波数を高くすることが考えられる。しかし、スイッチング周波数の高周波化にスイッチング素子の性能が追いつかない事があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、受動部品を小型化できる点灯装置および照明器具を得ることを目的とする。
本発明に係る点灯装置は、並列に接続された複数のスイッチング素子と、該複数のスイッチング素子と直列に接続されたインダクタと、出力端に並列に接続されたコンデンサと、を備えたバックコンバータ回路と、該複数のスイッチング素子を順次オンオフして光源の点灯を制御する制御装置と、を備え、該インダクタの2次巻き線は、該制御装置に接続され、該制御装置は、該複数のスイッチング素子の1つをオフした後に、該2次巻き線の出力電圧が減少から増加に転じると、次のスイッチング素子をオンする。

本発明に係る点灯装置では、複数のスイッチング素子を順番にオンオフする。このため、各々のスイッチング素子の動作周波数を低く維持しつつ、バックコンバータ回路の動作周波数を高くすることができる。従って、受動部品を小型化できる。
実施の形態1に係る照明器具の回路ブロック図である。 実施の形態1に係る点灯装置の動作を説明する図である。 共振を説明する図である。 コイル電流の周波数依存性を説明する図である。 スイッチングロスを説明する図である。
本発明の実施の形態に係る点灯装置および照明器具について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明器具100の回路ブロック図である。本実施の形態に係る照明器具100は、LEDモジュール11を備える。LEDモジュール11は、複数のLED11aを備える。LED11aは光源である。複数のLED11aは直列に接続される。LEDモジュール11が備えるLED11aの数は複数であれば良い。
照明器具100は、点灯装置12を備える。点灯装置12の出力端にはLEDモジュール11が接続される。点灯装置12はLED11aを点灯させる。点灯装置12は、直流電源2を備える。直流電源2は壁スイッチを介して交流電源7と接続される。交流電源7は外部電源である。直流電源2が備える整流回路8は、交流電源7と接続される。整流回路8の出力端子には、コンデンサ9が並列に接続される。コンデンサ9は、平滑コンデンサである。
コンデンサ9には、第1分圧回路が並列に接続される。第1分圧回路は直列に接続された抵抗31および抵抗32から構成される。コンデンサ9の両端に印加される電圧は抵抗31、32によって分圧され、制御装置40に入力される。抵抗31、32は、整流回路8が整流した電圧を分圧する。抵抗31、32は、分圧した電圧の電圧波形を制御装置40に出力する。制御装置40は、第1分圧回路から入力された電圧波形をトレースする。制御装置40がトレースする電圧波形は、第1スイッチング素子Q1のオンオフを制御する際の制御情報として参照される。
整流回路8の高電位側には、インダクタ10の一端が接続される。インダクタ10の他端は、第1スイッチング素子Q1の第1端子およびダイオード14のアノードに接続される。第1スイッチング素子Q1は、MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)である。また、第1スイッチング素子Q1の第1端子はドレインである。
第1スイッチング素子Q1の第2端子は整流回路8の低電位側に接続される。第1スイッチング素子Q1の第2端子はソースである。また、第1スイッチング素子Q1の制御端子は制御装置40と接続される。制御端子は第1端子と第2端子との間をスイッチングするための端子である。制御端子はゲートである。ダイオード14のカソードにはコンデンサ17の正極が接続される。コンデンサ17は電解コンデンサである。コンデンサ17の負極は、整流回路8の低電位側に接続される。
インダクタ10、第1スイッチング素子Q1、ダイオード14およびコンデンサ17は昇圧チョッパ回路を構成する。コンデンサ17には第2分圧回路が並列に接続される。第2分圧回路は直列に接続された抵抗15および抵抗16から構成される。コンデンサ17の両端に印加される電圧は抵抗15、16を用いて分圧され、制御装置40に入力される。
抵抗15、16は、直流電源2の出力端に設けられる。抵抗15、16は、直流電源2の出力電圧を検出する。抵抗16に印加される検出電圧は制御装置40に入力される。制御装置40はこの検出電圧に基づいて、直流電源2の出力電圧が一定になるように第1スイッチング素子Q1をオンオフする。以上から、直流電源2が構成される。
点灯装置12は、バックコンバータ回路3を備える。バックコンバータ回路3は直流電源2の出力に接続される。コンデンサ17の正極は第2スイッチング素子Q2の第1端子と接続される。第2スイッチング素子Q2は、MOSFETである。第2スイッチング素子Q2の第1端子はドレインである。第2スイッチング素子Q2の第2端子にはダイオード21のカソードが接続される。第2スイッチング素子Q2の第2端子はソースである。第2スイッチング素子Q2の制御端子は、制御装置40と接続される。制御端子はゲートである。
ダイオード21のアノードは、コンデンサ17の負極に接続される。つまり、第2スイッチング素子Q2とダイオード21からなる直列回路が、コンデンサ17と並列に接続される。
点灯装置12は、第3スイッチング素子Q3を備える。第3スイッチング素子Q3は、第2スイッチング素子Q2と同じMOSFETである。第3スイッチング素子Q3の第1端子は、第2スイッチング素子Q2の第1端子に接続される。第3スイッチング素子Q3の第2端子は、第2スイッチング素子Q2の第2端子に接続される。第3スイッチング素子Q3は、第2スイッチング素子Q2と並列に接続される。第3スイッチング素子Q3の制御端子は、制御装置40と接続される。第2スイッチング素子Q2と同様に、第3スイッチング素子Q3において第1端子はドレインであり、第2端子はソースであり、制御端子はゲートである。
インダクタ22、コンデンサ23および検出抵抗24がこの順に接続して、直列回路を形成する。この直列回路はダイオード21に並列に接続される。インダクタ22は、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3と直列に接続される。インダクタ22は2次巻き線26を有する。インダクタ22の2次巻き線26の一端は、制御装置40に接続される。インダクタ22の2次巻き線26の他端は、ダイオード21のアノードと、検出抵抗24との間に接続される。インダクタ22はチョークコイルとして用いられる。
コンデンサ23は、バックコンバータ回路3の出力端に並列に接続される。コンデンサ23には第3分圧回路が並列に接続される。第3分圧回路は直列に接続された抵抗51および抵抗52によって構成される。コンデンサ23の両端に印加される電圧は抵抗51、52を用いて分圧され、制御装置40に入力される。
検出抵抗24は、LED11aを流れるLED電流の検出に用いられる。検出抵抗24には、LED電流に対応した検出電圧が印加される。検出電圧は、制御装置40に入力される。また、制御装置40には2次巻き線26で検出したボトム電圧が入力される。制御装置40はボトム電圧と、検出抵抗24によって検出した検出電圧に基づいて、LED電流が一定になるように、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3をオンオフする。
第3分圧回路は、点灯装置12の出力端に設けられている。第3分圧回路は、LEDモジュール11に印加される電圧の検出に用いられる。抵抗52に印加される検出電圧は制御装置40に入力される。制御装置40は、この検出電圧に基づいて、LEDモジュール11の接続有無および電圧異常を検出する。以上からバックコンバータ回路3が構成される。
制御装置40は、LED11aの点灯を制御する。制御装置40には、デジタル電源用制御装置であるマイコンを使用する。また、DSP(Digital Signal Processor)等の演算装置を使用しても良い。また、点灯装置12は制御電源生成回路110を備える。制御電源生成回路110は、コンデンサ17の正極に接続される。制御電源生成回路110は、直流電源2にて整流および昇圧された出力電圧をもとに、制御装置40用の電源を生成して出力する。制御装置40の電源は、制御電源生成回路110から供給される。
制御装置40は、2つの制御回路41、42、記憶部43、A/D変換回路44および処理装置45を備える。2つの制御回路41、42、記憶部43、A/D変換回路44および処理装置45は、内部バスを介して互いに接続されている。制御回路41は、第1スイッチング素子Q1にPWM(Pulse Width Modulation)信号を出力する。制御回路42は、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3にPWM信号を出力する。PWM信号は、第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3をスイッチングする。
記憶部43は、例えば不揮発性メモリを備える。記憶部43は、処理装置45で実行される演算プログラムおよび演算に用いられる各種データを記憶している。記憶部43は、外部からデータの書き込みおよび読み出しが行われるように設けられる。処理装置45は、第1スイッチング素子Q1、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3のスイッチング制御におけるオン時間などを算出する。
第1分圧回路、第2分圧回路、第3分圧回路、2次巻き線26および検出抵抗24からの検出電圧は制御装置40に入力される。A/D変換回路44は、これらの検出電圧をデジタル値に変換する。処理装置45は、このデジタル値を用いて演算処理を実行する。記憶部43には、予め設定された目標電圧が記憶されている。制御装置40は、直流電源2の出力電圧が目標電圧に一致するように、第1スイッチング素子Q1のオン時間を調整することで定電圧制御を行っている。
照明器具100は、調光器28および調光信号インターフェイス(I/F)回路4を備える。制御装置40には、調光信号I/F回路4を介して調光器28からの調光指令値が入力される。制御装置40は、LED電流と、調光指令値に基づいて決定される目標電流とが一致するように、検出抵抗24で検知したLED電流に基づいて第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3のオン時間を調整する。
点灯装置12は受信部101を備える。受信部101は、リモコン20からの無線信号を受信する。受信部101は制御装置40に接続される。無線信号は、受信部101を介して制御装置40に入力される。無線信号は、調光指令値などの情報を含む。また、制御装置40は、受信部101を介してリモコン20に無線信号を送信する。
図2は、実施の形態1に係る点灯装置12の動作を説明する図である。次に、第2スイッチング素子Q2と第3スイッチング素子Q3のスイッチングのタイミングについて説明する。図2において、I22は、インダクタ22を流れるコイル電流を示す。Q2Idは、第2スイッチング素子Q2の第1端子を流れる電流を示す。Q3Idは、第3スイッチング素子Q3の第1端子を流れる電流を示す。
また、Vdsは、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3の第1端子と第2端子との間に印加される電圧を示す。Q2Vgsは、第2スイッチング素子Q2の制御端子と第2端子との間に印加される電圧を示す。Q3Vgsは、第3スイッチング素子Q3の制御端子と第2端子との間に印加される電圧を示す。
まず、電圧Q2Vgsをオンする。これにより、第2スイッチング素子Q2がオンする。この結果、電圧Vdsが低下し、インダクタ22にコイル電流I22が流れる。制御装置40によって決められたオン時間の間、第2スイッチング素子Q2がオンした状態が維持される。オン時間が経過すると、電圧Q2Vgsがオフされる。これにより、第2スイッチング素子Q2がオフする。この結果、電圧Vdsが上昇し、コイル電流I22が低下する。
コイル電流I22は時間の経過とともに低下する。コイル電流I22がゼロに到達すると、電圧Vdsは共振を始める。制御装置40は電圧Vdsの共振のボトムを検出すると、電圧Q3Vgsをオンする。共振のボトムは、共振状態において電圧Vdsが最小の状態である。この結果、第3スイッチング素子Q3がオンする。
これにより、電圧Vdsが低下し、コイル電流I22が流れる。制御装置40によって決められたオン時間の間、第3スイッチング素子Q3がオンした状態が維持される。オン時間が経過すると、電圧Q3Vgsがオフされる。これにより、第3スイッチング素子Q3がオフする。この結果、電圧Vdsが上昇し、コイル電流I22が低下する。コイル電流I22がゼロに到達すると、電圧Vdsは共振を始める。制御装置40は電圧Vdsの共振のボトムを検出すると、電圧Q2Vgsをオンする。これにより、第2スイッチング素子Q2がオンする。
図3は、共振を説明する図である。コイル電流I22がゼロの状態において、電圧Vdsは共振する。点線62は、電圧Vdsの共振の波形を示す。制御装置40は、インダクタ22の2次巻き線26の出力電圧または出力電流の変化を監視している。制御装置40は、共振状態において2次巻き線26の出力電圧が最小となると、共振のボトム61であると判断する。つまり、制御装置40は、共振状態において2次巻き線26の出力電圧が減少から増加に転じると、共振のボトム61であると判断する。これにより、共振状態における電圧Vdsの最小値である共振のボトム61が検出される。
以上の動作を繰り返すことにより、第2スイッチング素子Q2と第3スイッチング素子Q3が交互にオンする。このため、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3はインダクタ22およびコンデンサ23の動作周波数の半分の周波数で動作する。従って、インダクタ22およびコンデンサ23の動作周波数を、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3の各々のスイッチング周波数よりも高く設定できる。ここで、インダクタ22およびコンデンサ23の動作周波数は、インダクタ22およびコンデンサ23を流れる電流の周波数を示す。
図4は、コイル電流I22の周波数依存性を説明する図である。図4において、I0およびQIdは、比較例に係るバックコンバータ回路の電流波形を示す。比較例に係るバックコンバータ回路はスイッチング素子Qを1つのみ備える。I0は比較例に係るバックコンバータ回路においてインダクタ22を流れるコイル電流を示す。また、QIdは比較例に係るバックコンバータ回路において、スイッチング素子Qの第1端子を流れる電流を示す。図4において、I22、Q2IdおよびQ3Idは、本実施の形態に係るバックコンバータ回路3の電流波形である。
比較例に係るバックコンバータ回路の動作周波数は、本実施の形態に係るバックコンバータ回路3の動作周波数の半分であるものとする。つまり、比較例に係るインダクタ22の動作周波数は、本実施の形態に係るインダクタ22の動作周波数の半分であるものとする。また、比較例に係るバックコンバータ回路と、本実施の形態に係るバックコンバータ回路3は、単位時間にLEDモジュール11に流す電流量が同じであるものとする。
比較例に係るバックコンバータ回路と、本実施の形態に係るバックコンバータ回路3とでは、単位時間当たりにインダクタ22を流れる電流量が等しい。このため、コイル電流I0の1周期あたりの面積をS0、コイル電流I22の1周期あたりの面積をS1またはS2としたとき、S0=S1+S2となる。また、コイル電流I0とコイル電流I22のピーク電流は等しくなる。このとき、図4に示すように、コイル電流I0よりもコイル電流I22の傾きが大きくなる。つまり、コイル電流I0よりもコイル電流I22のほうが、単位時間当たりの変化量が大きくなる。
以上から、単位時間にLEDモジュール11に流す電流量が同じ場合、インダクタ22を高速で動作させるほど、コイル電流I22の単位時間当たりの変化量が大きくなる。一般に、インダクタ22を流れる電流の単位時間当たりの変化量が大きいほど、インダクタ22のインダクタンス値Lを小さくできる。このため、インダクタ22のコアおよび巻き線仕様を小さくでき、インダクタ22を小型化できる。ここで、巻き線仕様は、例えば、巻き線の太さまたは巻き数である。以上から、インダクタ22を高速で動作させることでインダクタ22を小型化できる。
また、一般に、動作周波数を大きくすると、リップル成分を抑制できる。このため、動作周波数を大きくすると、コンデンサ23として低容量のコンデンサを用いることができる。従って、動作周波数を大きくすることで、コンデンサ23を小型化できる。
以上から、動作周波数が大きい程、受動部品を小さくできる。本実施の形態では、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3の各々のスイッチング周波数を低く維持した状態で、インダクタ22およびコンデンサ23の動作周波数を高くできる。つまり、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3のスイッチング性能の定格を満たしつつ、受動部品を小型化できる。従って、点灯装置12を小型化できる。
また、本実施の形態によれば、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3が受け持つ負担を軽減できる。第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3が受け持つ負担とは、例えば、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3が高速でスイッチングする際に生じる内部電力ロスである。内部電力ロスはスイッチングロスとも呼ばれる。
図5は、スイッチングロスを説明する図である。図5において、スイッチング素子の第1端子を流れる電流をIdとする。また、スイッチング素子の第1端子と第2端子との間に印加される電圧をVdsとする。スイッチング素子がオフされると、電流Idが低下する一方で電圧Vdsが上昇する。電流Idと電圧Vdsが重なる部分63の面積がスイッチングロスに相当する。
スイッチング素子によって個体差はあるが、一般に、スイッチング素子を高速でスイッチングさせるほど、電流Idと電圧Vdsが重なる部分63の面積は大きくなる。特に、スイッチング素子の応答速度の限界値の近傍では、電流Idと電圧Vdsが重なる部分63の面積が大きくなることが多い。
これに対し、本実施の形態では、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3の各々のスイッチング周波数を、バックコンバータ回路3の動作周波数の半分にできる。このため、動作周波数が同じでありスイッチング素子を1つのみ備えるバックコンバータ回路と比較すると、本実施の形態に係るバックコンバータ回路3では、電流Idと電圧Vdsが重なる部分63の面積を小さくできる。従って、バックコンバータ回路3の動作周波数を高く設定しつつ、スイッチングロスを抑制できる。ここで、バックコンバータ回路3の動作周波数は、インダクタ22を流れる電流の周波数を示す。
また、本実施の形態では、第2スイッチング素子Q2と第3スイッチング素子Q3を交互にオンオフする。このため、スイッチング素子を1つのみ備える場合と比較して、第2スイッチング素子Q2と第3スイッチング素子Q3の各々において、オン時間に対するオフ時間の比率を長くできる。つまり、第2スイッチング素子Q2と第3スイッチング素子Q3の各々において、電流Idを流す期間を短くできる。従って、電流Idが流れることによって生ずる内部発熱を抑制できる。
本実施の形態に係る点灯装置12は、直流電源2とバックコンバータ回路3を備える2コンバータ方式である。この変形例として、点灯装置12は、直流電源2を備えなくても良い。点灯装置12は、バックコンバータ回路3のみを備える1コンバータ方式でも良い。
また、本実施の形態では、バックコンバータ回路3は2個のスイッチング素子Q2、Q3を備える。バックコンバータ回路3が備えるスイッチング素子の数は2個に限らず、複数であれば良い。この場合、バックコンバータ回路3は、並列に接続された複数のスイッチング素子を備える。また制御装置40は、複数のスイッチング素子を順次オンオフする。並列に接続された3個以上のスイッチング素子を、制御装置40が順番にオンオフすることで、さらに各々のスイッチング素子が受け持つ負担を低減できる。
なお、各実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いてもよい。
100 照明器具、12 点灯装置、Q2 第2スイッチング素子、Q3 第3スイッチング素子、3 バックコンバータ回路、40 制御装置、22 インダクタ、23 コンデンサ、26 2次巻き線、11a LED

Claims (3)

  1. 並列に接続された複数のスイッチング素子と、前記複数のスイッチング素子と直列に接続されたインダクタと、出力端に並列に接続されたコンデンサと、を備えたバックコンバータ回路と、
    前記複数のスイッチング素子を順次オンオフして光源の点灯を制御する制御装置と、
    を備え
    前記インダクタの2次巻き線は、前記制御装置に接続され、
    前記制御装置は、前記複数のスイッチング素子の1つをオフした後に、前記2次巻き線の出力電圧が減少から増加に転じると、次のスイッチング素子をオンすることを特徴とする点灯装置。
  2. 前記制御装置は、前記光源を流れる電流が一定となるように、前記複数のスイッチング素子をオンオフすることを特徴とする請求項1に記載の点灯装置。
  3. 請求項1または2に記載の点灯装置と、
    前記光源と、
    を備えることを特徴とする照明器具。
JP2017009372A 2017-01-23 2017-01-23 点灯装置および照明器具 Active JP6760102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017009372A JP6760102B2 (ja) 2017-01-23 2017-01-23 点灯装置および照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017009372A JP6760102B2 (ja) 2017-01-23 2017-01-23 点灯装置および照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018120661A JP2018120661A (ja) 2018-08-02
JP6760102B2 true JP6760102B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=63043944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017009372A Active JP6760102B2 (ja) 2017-01-23 2017-01-23 点灯装置および照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6760102B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018120661A (ja) 2018-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5981337B2 (ja) 低コストの電力供給回路及び方法
US9210749B2 (en) Single switch driver device having LC filter for driving an LED unit
US8890441B2 (en) Load driving device and LED lighting appliance therewith
US9131568B2 (en) Light-emitting diode driving apparatus and semiconductor device
JP2013165630A (ja) 照明用非接触給電システム、および照明器具
JP6493725B2 (ja) 点灯装置及び照明器具
US9501077B2 (en) Diode load driving power supply apparatus
US20150009728A1 (en) Dc power supply circuit
JP2017070192A (ja) スイッチング電源装置及びled点灯回路
EP3560086B1 (en) Synchronous converter
CN109309985B (zh) 照明***
US9723668B2 (en) Switching converter and lighting device using the same
JP6527741B2 (ja) Led点灯装置
US10069398B2 (en) Non-isolated power supply device
JP6760102B2 (ja) 点灯装置および照明器具
JP5854400B2 (ja) 光源にパルス電力を供給するための変換器
JP4433841B2 (ja) スイッチング電源
JP5495679B2 (ja) 電源回路
WO2013172259A1 (ja) スイッチング電源回路、及びled照明装置
WO2018235199A1 (ja) 光源点灯装置、照明器具
EP4199332A1 (en) Programmable blanking for asynchronous driver break
JP6328394B2 (ja) 調光用点灯装置
CN118402168A (en) Programmable blanking for asynchronous driver interrupts
JP6662641B2 (ja) 非絶縁型昇圧スイッチング電源装置
JP6472051B2 (ja) スイッチング電源装置および電磁石電源システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6760102

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250