JP6759860B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、複数のカラーパッチを読み取ることによって生成されたデバイス依存色空間上の複数の読み取りデータと、複数のカラーパッチについてのデバイス非依存色空間上の複数の基準データと、複数のカラーパッチにおけるカラーパッチ毎の特定色成分を表す複数の特定色成分データと、を受け付ける受付手段と、複数の読み取りデータ、複数の基準データ及び複数の特定色成分データに基づいて、デバイス依存色空間上の入力データをデバイス非依存色空間上の出力データに変換するための情報として、カラーパッチに含まれる特定色成分の有無又は量が反映された変換情報を作成する変換情報作成手段と、を有する画像処理装置が提案されている。
特開2015−073152号公報
本発明は、画像形成条件が不明な画像形成物を読み取ることにより得られるデバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する場合であっても、当該画像形成装置において特定色成分の有無または量を考慮することなく変換する場合に比べて、色変換精度を向上することができる画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像処理装置は、画像形成物を読み取ってデバイス依存の色情報を生成する生成部と、前記画像形成物に使用されている特定色成分の有無又は量に関する情報を受け付ける受付部と、前記受付部によって受け付けた前記特定色成分の有無又は量に関する情報と、前記生成部によって生成された前記デバイス依存の色情報とを用いて、予め定めた色変換情報に従って前記デバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する変換部と、を備え、前記受付部は、前記特定色成分の総量制限が各々異なる複数の画像形成方式の中から、前記画像形成物に形成された予め定めた特徴形状に対応する画像形成方式を選択する選択部を含み、前記選択部によって選択された画像形成方式に対応する、前記生成部によって生成された前記色情報を用いて前記特定色成分を推定する予め定めた色推定情報を前記特定色成分の有無又は量に関する情報として受け付ける
請求項2に記載の発明は、画像形成物を読み取ってデバイス依存の色情報を生成する生成部と、前記画像形成物に使用されている特定色成分の有無又は量に関する情報を受け付ける受付部と、前記受付部によって受け付けた前記特定色成分の有無又は量に関する情報と、前記生成部によって生成された前記デバイス依存の色情報とを用いて、予め定めた色変換情報に従って前記デバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する変換部と、を備え、前記受付部は、前記特定色成分の総量制限が各々異なる複数の画像形成方式の中から、前記画像形成物に形成された予め定めた特徴形状が形成される画像形成方式に対応する、前記デバイス依存の色情報を前記デバイス非依存の色情報に変換するための色変換情報を前記予め定めた色変換情報として選択する選択部を含み、前記画像形成物の画像を形成するための原稿情報を用いて、前記選択部によって選択された前記色変換情報の入力値の特定色成分を推定し、推定結果と前記選択部によって選択された前記色変換情報を前記特定色成分の有無又は量に関する情報として受け付ける
請求項3に記載の発明は、画像形成物を読み取ってデバイス依存の色情報を生成する生成部と、前記画像形成物に使用されている特定色成分の有無又は量に関する情報を受け付ける受付部と、前記受付部によって受け付けた前記特定色成分の有無又は量に関する情報と、前記生成部によって生成された前記デバイス依存の色情報とを用いて、予め定めた色変換情報に従って前記デバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する変換部と、を備え、前記受付部は、前記特定色成分の総量制限が各々異なる複数の画像形成方式の中から、前記画像形成物に形成された予め定めた特徴形状が形成される画像形成方式に対応する、前記デバイス依存の色情報を前記デバイス非依存の色情報に変換するための色変換情報を前記予め定めた色変換情報として選択する選択部を含み、前記選択部によって選択された画像形成方式に対応する、前記生成部によって生成された前記色情報から前記特定色成分を推定する色推定情報と、前記画像形成物の画像を形成するための原稿情報と、を用いて、前記画像形成物を作成する際に行われた色変換における色変換目標値を推定し、推定結果を用いて、前記選択部によって選択された画像形成方式に対応する色変換情報の入力値の特定色成分を補正する補正部と、を含み、前記補正部の補正結果と前記選択部によって選択された前記色変換情報を前記特定色成分の有無又は量に関する情報として受け付ける
請求項4に記載の発明は、画像形成物を読み取ってデバイス依存の色情報を生成する生成部と、前記画像形成物を読み取って前記画像形成物の特定色成分情報を生成する特定色成分生成部によって生成された前記特定色成分情報を受け付ける受付部と、前記受付部によって受け付けた前記特定色成分情報と、前記生成部によって生成された前記デバイス依存の色情報とを用いて、予め定めた色変換情報に従って前記デバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する変換部と、を備える
請求項に記載の画像処理プログラムは、コンピュータを、請求項1〜の何れか1項に記載の画像処理装置を構成する各部として機能させる。
請求項1に記載の発明によれば、画像形成条件が不明な画像形成物を読み取ることにより得られるデバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する場合であっても、当該画像形成装置において特定色成分の有無または量を考慮することなく変換する場合に比べて、色変換精度を向上することができる画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することができる。
また、複数の画像形成方式の中から画像形成物に形成された予め定めた特徴形状に対応する画像形成方式を選択する構成を含まない場合に比べて、墨量に関する情報を容易に取得できる。
請求項に記載の発明によれば、画像形成条件が不明な画像形成物を読み取ることにより得られるデバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する場合であっても、当該画像形成装置において特定色成分の有無または量を考慮することなく変換する場合に比べて、色変換精度を向上することができる。また、画像形成物の画像を形成するための原稿情報を用いて、選択された色変換情報の入力値の墨量を推定する構成を有さない場合に比べて、色変換精度を向上できる。
請求項に記載の発明によれば、画像形成条件が不明な画像形成物を読み取ることにより得られるデバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する場合であっても、当該画像形成装置において特定色成分の有無または量を考慮することなく変換する場合に比べて、色変換精度を向上することができる。また、色変換情報の入力値の墨量を補正する構成を有さない場合に比べて、色変換精度を向上できる。
請求項に記載の発明によれば、画像形成条件が不明な画像形成物を読み取ることにより得られるデバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する場合であっても、当該画像形成装置において特定色成分の有無または量を考慮することなく変換する場合に比べて、色変換精度を向上することができる。また、画像形成物を読み取って画像形成物の墨量情報を生成する墨量生成部によって生成された墨量情報を受け付ける構成を有さない場合に比べて、色変換精度を向上できる。
請求項に記載の発明によれば、画像形成物の墨量を受け付ける構成を有さない場合に比べて、画像形成条件が不明な画像形成物を読み取ることにより得られるデバイス依存の情報をデバイス非依存の情報に変換する場合の色変換精度を向上することが可能な画像処理プログラムを提供できる。
第1実施形態に係る画像処理装置(色変換)の概略構成を示すブロック図である。 色変換方法を決定するための画像形成装置(色変換情報生成)の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る画像処理装置で行われる色変換処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 第2実施形態に係る画像処理装置(色変換)の概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る画像処理装置の色変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る画像処理装置(色変換)の概略構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本実施形態の一例を詳細に説明する。なお、本実施形態に係る画像処理装置は、画像形成物を読み取ることによって得られるデバイスに依存する色情報をデバイスに依存しない色情報に変換する処理を行うものである。本実施形態では、デバイスに依存する色情報をデバイス依存の色情報と称し、デバイスに依存しない色情報をデバイス非依存の色情報と称する。また、デバイス依存の色情報としては、以下では、R(赤)、G(緑)、B(青)のRGB情報を一例として説明し、デバイス非依存の色情報としては、L*a*b*色空間の色情報(以降、Lab情報と称す)を一例として説明するが、それぞれこれに限定されるものではない。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る画像処理装置について説明する。図1は、第1実施形態に係る画像処理装置(色変換)の概略構成を示す図である。
本実施形態に係る画像処理装置10は、生成部の一例としての読取部12、受付部の一例としての画像形成物墨情報推定部14、及び変換部の一例としてのRGBK→Lab色変換部16を備えている。
読取部12は、記録媒体に画像が形成された画像形成物20を読み取ることにより、デバイス依存の色情報としてRGB情報を生成し、画像形成物墨情報推定部14に生成したRGB情報を出力する。なお、画像形成物20を画像形成する際には、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の色空間の画像情報に対して色変換部18により画像形成装置の特性に合わせた色情報(CMYK’)に変換する。そして、変換した色情報を用いて画像を記録媒体に形成したもので、色変換部18の色変換方法が未知とされている。
画像形成物墨情報推定部14は、色変換部18の色変換方法が未知であるため、画像形成物に使用された墨量(K)を推定する。墨量の推定は、読取部12の読取りによって得られる画像情報(RGB情報)を用いて墨量を推定する。例えば、画像情報の色域(外郭情報)から墨量を判断してもよい。或いは、スクリーンや網点などの予め定めた特徴形状を見て墨量を判断してもよい。或いは、過去情報から墨量を判断してもよい。
本実施形態の具体的な墨量の推定は、網点形状がない場合に、オフセット印刷や凸版印刷、グラビア印刷等の印刷による画像形成と判断する。また、網点形状がある場合には電子写真方式またはインクジェット方式の画像形成と判断する。そして、網点の形状が歪な形状の場合に電子写真方式と判断し、網点の形状が円形状でにじみ等がある場合にインクジェット方式であると判断する。画像形成物の墨量は、インクジェット方式や電子写真方式を用いて画像形成を行った画像形成物では、インクやトナーの使用量に総量制限があるため墨量の補正が行われている。一方、印刷による画像形成物では墨量の補正が行われない。そこで、画像形成方式が何れの方式であるかを判断することで墨量を推定する。詳細には、画像形成方式毎に色変換方法(色変換モデルまたは色変換パラメータ)が異なるので、画像形成方式毎に予め定めた色変換方法の中から対応する画像形成方式の色変換情報を選択することで墨量を推定する。
或いは、高濃度域の濃度を測色することにより、印刷による画像形成物であるか、インクジェット方式や電子写真方式の画像形成物であるかを判断してもよい。印刷の場合にはインクジェットや電子写真方式の画像形成よりも明度(L*)が暗い値となるので、測色値から判断可能である。
なお、図1の点線で示すように、画像形成物の原画像の情報(CMYK画像情報)を用いて墨量を推定してもよい。画像形成物を形成するための画像情報(CMYK画像情報)を用いることで、墨量が更に正確に推定される。また、画像形成物墨情報推定部14は、読取部12から得られる画像情報から画像処理(周波数特性解析等の画像解析)によって墨量を推定し、推定した結果を墨量に関する情報として受け付ける形態としてもよい。或いは、利用者が画像形成物20を確認することで画像形成方式を確認し、確認結果を操作部等の操作により入力することで墨量に関する情報を受け付ける形態としてもよい。
RGBK→Lab色変換部16は、読取部12によって生成されたRGB情報と、画像形成物墨情報推定部14によって推定された画像形成物20の墨量の情報と、を用いて、RGBK情報をデバイス非依存の色情報であるLab情報に変換する。本実施形態では、画像形成物墨情報推定部14が色変換方法を選択するので、選択された色変換方法を用いてデバイス非依存の色情報に変換する。
ここで、予め用意しておく、画像形成方式毎の色変換方法(色変換モデルまたは色変換パラメータ)の決定方法について説明する。図2は、色変換方法を決定するための画像処理装置(色変換情報生成)の概略構成を示すブロック図である。
色変換方法を決定するための画像処理装置(色変換情報生成)30は、画像情報受付部32、測色情報受付部34、RGBK→Lab変換情報生成部36、基準情報記憶部38、及び色変換情報記憶部40を備えている。
画像情報受付部32は、複数のカラーパッチ等が形成された予め定めた基準板42をスキャナ等の読取部44が読み取ることによって生成したデバイス依存の色情報(RGB情報)を受け付ける。
測色情報受付部34は、上記基準板42のカラーパッチを測色器46によって測色した結果であるデバイス非依存の色情報(Lab情報)を受け付ける。
また、基準情報記憶部38には、基準板42の各カラーパッチに含まれる黒色成分のチャートレイアウト情報が記憶される。
そして、RGBK→Lab変換情報生成部36は、読み取ったデバイス依存の色情報、測色したデバイス非依存の色情報、基準情報記憶部38に記憶されたチャートレイアウト情報に対応した、RGBK情報からLab情報(RGBK→Lab)に変換するための変換情報を生成し、生成した変換情報を色変換情報記憶部40に記憶する。
変換情報の生成は、具体的には、色変換パラメータのモデル生成に必要相当数のカラーパッチのチャートが形成された基準板42を準備する。例えば、1000パッチ程度のカラーパッチ画像のチャートが形成された基準板42を用意する。
次に、この基準板42に対して、色変換モデルに必要なデバイス依存の色情報として、読取部44が基準板42を読み取った結果(RGB情報)を画像情報受付部32が受け付ける。また、デバイス非依存の色情報として、測色器46によって基準板42を測色した結果(Lab情報)を測色情報受付部34が受け付ける。
続いて、RGBK→Lab変換情報生成部36が、基準情報記憶部38に記憶されたパッチ位置毎のパッチチャートの入力値を読み出して、パッチ毎のK値(墨量)を取得する。そして、RGBK→Lab変換情報生成部36が、RGB情報及びパッチ毎の墨量と、パッチ毎に対応した色情報対を取得し、取得した情報対を用いて、デバイス依存の色情報(RGBK)からデバイス非依存の色情報(Lab)を予測するための色変換モデルまたは色変換パラメータを生成する。ここで、色変換モデルや色変換パラメータは、例えば、特開平10-262157に記載の方法を用いて予測してもよい。或いは、F(RGBK)=(Lab)のように多項式近似などで表現されるものでもよいし、物理モデル式としてノイゲバウアーやクベルカムンク、ランバートベールなどで表現されるものでもよい。或いは、ICCプロファイルなどによって変換されるデータであってもよく、そのデバイスの特性が示されるデータ対が生成できるものであれば何でもよい。また、ここでは記載していないが、(Lab)=F(RGBK)のような逆変換のモデルも同様に生成される。なお、ここでは、基準画像を入力として記載をしているが、これに限るものではなく、入力情報が既知である画像形成サンプルであれば何でもよい。ただし、自然画などを対象とした場合、読取時の画像の位置ずれに大きな影響を受けることになるため、高精度な位置ずれ補正方法が必要となり、その手段については限定するものではない。
基準板42として各画像形成方式で形成した基準板42を用いて、各色変換方法に対応する色変換モデルまたは色変換パラメータを生成することで、画像形成物墨情報推定部14で何れかの選択が可能となる。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る画像処理装置(色変換)10で行われる具体的な処理について説明する。図3は、第1実施形態に係る画像処理装置10で行われる色変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ100では、読取部12が画像形成物20を読み取ることにより、読取画像としてデバイス依存の色情報(RGB情報)を取得してステップ102へ移行する。
ステップ102では、画像形成物墨情報推定部14が、原稿情報があるか否か判定する。該判定は、図1の点線で示すように、画像形成物を形成するための画像情報(CMYK画像情報)が入力されたか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ104へ移行し、否定された場合にはステップ106へ移行する。
ステップ104では、画像形成物墨情報推定部14が、読取情報(RGB情報)を用いて画像形成方式毎に予め定めた色変換情報の中から色変換情報を選択し、選択した色変換情報に対して、原稿情報(CMYK画像情報)を用いて墨量を補正してステップ108へ移行する。例えば、読取情報に網点形状がない場合に、印刷による画像形成と判断する。一方、網点形状がある場合には電子写真方式またはインクジェット方式の画像形成と判断し、網点の形状から電子写真方式であるかインクジェット方式であるかを判断することで、対応する色変換情報を選択する。そして、画像形成物20の入力値としてのCMYK画像情報を用いて、色変換情報の墨量を補正する。例えば、電子写真方式の場合に機種によって総量制限が異なるので、これを入力値のCMYK画像情報から判断して色変換情報の墨量を補正する。
一方、ステップ106では、画像形成物墨情報推定部14が、読取情報(RGB情報)から色変換情報を選択してステップ108へ移行する。例えば、読取情報に網点形状がない場合に、印刷による画像形成と判断する。一方、網点形状がある場合には電子写真方式またはインクジェット方式の画像形成と判断し、網点の形状から電子写真方式であるかインクジェット方式であるかを判断することで、対応する色変換情報を選択する。
ステップ108では、RGBK→Lab色変換部16が、ステップ104またはステップ106で選択された色変換情報を用いてデバイス依存の色情報であるRGBKの色情報をデバイス非依存の色情報であるLab情報に変換して一連の処理を終了する。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態に係る画像処理装置(色変換)11について説明する。図4は、第2実施形態に係る画像処理装置(色変換)の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態は、図4に示すように、第1実施形態に対して、ターゲット推定部22、K補正量推定部24、入力K値補正部26を更に備えている。
ターゲット推定部22は、色変換部18による変換目標値(ターゲット)を推定する。すなわち、色変換部18においてCMYK情報をCMYK’情報に変換した意図を推定する。具体的には、画像形成物墨情報推定部14において色変換方法が選択されるので、これを用いて、色変換部18がCMYK画像情報(原画像)をCMYK’情報に変換する際のターゲットとなるLab情報を推定する。
K補正量推定部24は、ターゲット推定部22の推定結果を用いて、色変換部18によってCMYKからCMYK’に変換した際のKの補正量を推定する。すなわち、色変換部18の色変換時の変換目標値(ターゲット)が分かれば、実際にどうやって画像形成されたかが分かるので、ターゲット推定部22の推定結果を用いてKの補正量を推定する。
入力K値補正部26は、K補正量推定部24の推定結果を用いて、画像形成物墨情報推定部14で選択した色変換方法の入力の墨量のK値をK補正量推定部24によって推定した結果に補正する。そして、RGBK→Lab色変換部16によってRGBK情報をLab情報に変換する。
次に、本実施形態に係る画像処理装置(色変換)11で行われる具体的な処理について説明する。図5は、第2実施形態に係る画像処理装置11で行われる色変換処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
ステップ100では、読取部12が画像形成物20を読み取ることにより、読取画像としてデバイス依存の色情報(RGB情報)を取得してステップ101へ移行する。
ステップ101では、画像形成物墨情報推定部14が、読取情報(RGB情報)を用いて画像形成方式毎に予め定めた色変換情報の中から色変換情報を選択してステップ103へ移行する。例えば、読取情報に網点形状がない場合に、印刷による画像形成と判断する。一方、網点形状がある場合には電子写真方式またはインクジェット方式の画像形成と判断し、網点の形状から電子写真方式であるかインクジェット方式であるかを判断することで、対応する色変換情報を選択する。
ステップ103では、画像形成物墨情報推定部14がK補正が必要であるか否かを判定する。該判定は、ステップ101において印刷の色変換情報が選択された場合には墨量であるKの補正が不要であると判断して判定が否定されてステップ110へ移行する。一方、ステップ101においてインクジェット方式や電子写真方式の色変換情報が選択された場合には墨量であるKの補正が必要であると判断して判定が肯定されてステップ105へ移行する。
ステップ105では、ターゲット推定部22が、原稿情報であるCMYK画像情報を取得して画像形成物の色変換目標値(ターゲット)を推定してステップ107へ移行する。
ステップ107では、K補正量推定部24が、ターゲット推定部22の推定結果を用いて、色変換部18によってCMYKからCMYK’に変換した際のKの補正量を推定してステップ109へ移行する。
ステップ109では、入力K値補正部26が、K補正量推定部24の推定結果を用いて、画像形成物墨情報推定部14で選択した色変換方法の入力のK値をK補正量推定部24が推定した結果に補正してステップ110へ移行する。
ステップ110では、RGBK→Lab色変換部16が、入力K値補正部26が補正したK値と、画像形成物墨情報推定部14が選択した色変換情報を用いて、RGBK情報からLab情報への色変換を行って一連の処理を終了する。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る画像処理装置(色変換)について説明する。図6は、第3実施形態に係る画像処理装置(色変換)の概略構成を示すブロック図である。
上記の各実施形態では、画像形成物20に画像形成する際の墨量を推定してから色変換(RGBK→Lab)を行うようにしたが、第3実施形態では、画像形成物20からRGB情報だけではなく、墨量を直接取得するようにしたものである。
図6に示すように、本実施形態の画像処理装置(色変換)13は、画像形成物20を読み取ることにより、RGB情報及び墨量(K色の)情報を生成する読取部50を備えている。
読取部50は、例えば、マルチバンドスキャナ等を適用して赤外線フィルタ等を用いて画像形成物20を読み取ることで墨量情報を取得すると共に、赤外線フィルタなしで画像形成物20を読み取ることでRGB情報を取得する。
これにより、画像形成物20の墨量を推定することなく、画像形成物20で使用した墨量を直接取得して、RGBK→Lab色変換部16によってRGBK情報をLab情報に変換する。
なお、上記の実施形態では、デバイス依存の色情報としてRGB情報を適用し、デバイス非依存の色情報としてLab情報を適用した例を説明したが、それぞれこれに限定されるものではなく、それぞれ他の色空間の色情報を適用してもよい。
また、上記の実施形態に係る画像処理装置10、11、13で行われる処理は、ソフトウエアで行われる処理としてもよいし、ハードウエアで行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。また、画像処理装置10、11、13で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10、11、13 画像処理装置(色変換)
12 読取部
14 画像形成物墨情報推定部
16 RGBK→Lab色変換部
20 画像形成物
22 ターゲット推定部
24 K補正量推定部
26 入力K値補正部
50 読取部

Claims (5)

  1. 画像形成物を読み取ってデバイス依存の色情報を生成する生成部と、
    記画像形成物に使用されている特定色成分の有無又は量に関する情報を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けた前記特定色成分の有無又は量に関する情報と、前記生成部によって生成された前記デバイス依存の色情報とを用いて、予め定めた色変換情報に従って前記デバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する変換部と、
    を備え
    前記受付部は、前記特定色成分の総量制限が各々異なる複数の画像形成方式の中から、前記画像形成物に形成された予め定めた特徴形状に対応する画像形成方式を選択する選択部を含み、
    前記選択部によって選択された画像形成方式に対応する、前記生成部によって生成された前記色情報を用いて前記特定色成分を推定する予め定めた色推定情報を前記特定色成分の有無又は量に関する情報として受け付ける画像処理装置。
  2. 画像形成物を読み取ってデバイス依存の色情報を生成する生成部と、
    前記画像形成物に使用されている特定色成分の有無又は量に関する情報を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けた前記特定色成分の有無又は量に関する情報と、前記生成部によって生成された前記デバイス依存の色情報とを用いて、予め定めた色変換情報に従って前記デバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する変換部と、
    を備え、
    前記受付部は、前記特定色成分の総量制限が各々異なる複数の画像形成方式の中から、前記画像形成物に形成された予め定めた特徴形状が形成される画像形成方式に対応する、前記デバイス依存の色情報を前記デバイス非依存の色情報に変換するための色変換情報を前記予め定めた色変換情報として選択する選択部を含み、
    前記画像形成物の画像を形成するための原稿情報を用いて、前記選択部によって選択された前記色変換情報の入力値の特定色成分を推定し、推定結果と前記選択部によって選択された前記色変換情報を前記特定色成分の有無又は量に関する情報として受け付ける画像処理装置。
  3. 画像形成物を読み取ってデバイス依存の色情報を生成する生成部と、
    前記画像形成物に使用されている特定色成分の有無又は量に関する情報を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けた前記特定色成分の有無又は量に関する情報と、前記生成部によって生成された前記デバイス依存の色情報とを用いて、予め定めた色変換情報に従って前記デバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する変換部と、
    を備え、
    前記受付部は、前記特定色成分の総量制限が各々異なる複数の画像形成方式の中から、前記画像形成物に形成された予め定めた特徴形状が形成される画像形成方式に対応する、前記デバイス依存の色情報を前記デバイス非依存の色情報に変換するための色変換情報を前記予め定めた色変換情報として選択する選択部を含み、
    前記選択部によって選択された画像形成方式に対応する、前記生成部によって生成された前記色情報から前記特定色成分を推定する色推定情報と、前記画像形成物の画像を形成するための原稿情報と、を用いて、前記画像形成物を作成する際に行われた色変換における色変換目標値を推定し、推定結果を用いて、前記選択部によって選択された画像形成方式に対応する色変換情報の入力値の特定色成分を補正する補正部と、を含み、前記補正部の補正結果と前記選択部によって選択された前記色変換情報を前記特定色成分の有無又は量に関する情報として受け付ける画像処理装置。
  4. 画像形成物を読み取ってデバイス依存の色情報を生成する生成部と、
    前記画像形成物を読み取って前記画像形成物の特定色成分情報を生成する特定色成分生成部によって生成された前記特定色成分情報を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けた前記特定色成分情報と、前記生成部によって生成された前記デバイス依存の色情報とを用いて、予め定めた色変換情報に従って前記デバイス依存の色情報をデバイス非依存の色情報に変換する変換部と、
    を備えた画像処理装置。
  5. コンピュータを、請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置の各部として機能させるための画像処理プログラム。
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