JP6759826B2 - 報知装置、報知方法およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1実施形態に係る睡眠改善支援装置100を含む睡眠改善支援システム1を示した図である。睡眠改善支援装置100は、報知装置の一例である。睡眠改善支援システム1は、睡眠改善支援装置100と、スピーカ等の音出力部200とを含んで構成されている。睡眠改善支援装置100は、利用者に生活リズムの改善を促すことによって利用者の睡眠の改善を支援する。睡眠改善支援装置100は、時計部101と、入力部102と、記憶部103と、処理部104と、を含んで構成されている。
図2は、生活リズム基礎情報103bの一例を示した図である。図2では、生活リズム基礎情報103bとして、睡眠時間(例えば7時間)を表す睡眠時間情報103b1と、入浴と就床の間の時間間隔(例えば3時間)を表す第1間隔情報103b2と、夕食と入浴の間の時間間隔(例えば2時間)を表す第2間隔情報103b3と、昼食と夕食の間の時間間隔(例えば7時間)を表す第3間隔情報103b4と、起床と朝食の間の時間間隔(例えば1時間)を表す第4間隔情報103b5とが、示されている。
音楽情報M1は、起床に対応づけられている。音楽情報M2は、朝食に対応づけられている。音楽情報M3は、昼食に対応づけられている。音楽情報M4は、夕食に対応づけられている。音楽情報M5は、入浴に対応づけられている。音楽情報M6は、就床に対応づけられている。音楽情報M1、M2およびM3は、基準テンポよりも速いテンポを有する音楽を表す。音楽情報M4、M5およびM6は、基準テンポよりも遅いテンポを有する音楽を表す。音楽情報M1〜M6は互いに異なる音楽を表す。
決定部104bは、受取部104aが受け取った起床予定時刻に応じて、利用者の朝食予定時刻、利用者の昼食予定時刻、利用者の夕食予定時刻、利用者の入浴予定時刻、および利用者の就床予定時刻を決定する。ここで、朝食、昼食、夕食、入浴および就床の各々は、第2イベント、さらに言えば、生活リズムに影響する第2イベントの一例である。以下、「利用者の朝食予定時刻」を「朝食予定時刻」と称し、「利用者の昼食予定時刻」を「昼食予定時刻」と称し、「利用者の夕食予定時刻」を「夕食予定時刻」と称し、「利用者の入浴予定時刻」を「入浴予定時刻」と称し、「利用者の就床予定時刻」を「就床予定時刻」と称する。
決定部104bは、利用者の第2イベントの予定時刻(就床予定時刻、入浴予定時刻、夕食予定時刻、昼食予定時刻、および朝食予定時刻)を、以下のように決定する。
利用者が入力部102を用いて第1イベントの予定時刻として起床予定時刻を入力すると、入力部102は、起床予定時刻を受取部104aに供給する。受取部104aは、入力部102から起床予定時刻を受け取ると(ステップS501)、起床予定時刻を決定部104bに供給する。
続いて、決定部104bは、例えば図4に示したように、起床予定時刻(第1イベントの予定時刻)と複数の第2イベントの各々の予定時刻とを記憶部103に記憶する(ステップS503)。
例えば、音楽情報103cとして、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)データなどの演奏情報が用いられた場合、音信号生成部104c2は、MIDIデータから音の波形データを音信号として生成し、その音信号(波形データ)を音出力部200に供給する。
また、音楽情報103cとして、音の波形データが用いられた場合、音信号生成部104c2は、記憶部103から読み出した波形データを音信号として音出力部200に供給する。
音出力部200は、音信号生成部104c2から音信号を受け取ると、その音信号に応じた音楽を出力する(ステップS506)。この音楽の出力によって、イベントの予定時刻の到来が知らされる。その後、処理がステップS504に戻る。
よって、報知音の出力によって、生活スタイルの異なる利用者に、生活スタイルに応じた生活リズムを意識させて生活リズムの乱れの改善を促すことができ、これにより、利用者の睡眠の改善を支援することができる。
第1実施形態では、イベントの予定時刻に出力される音楽のテンポは、音楽情報103cが表す音楽のオリジナルのテンポとなる。これに対して、本発明の第2実施形態では、イベントの予定時刻に出力される音楽のテンポが利用者の脈拍に応じて変更される。以下、第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
続いて、音信号生成部104c2は、生成した音信号の示す音楽のテンポがテンポ指示の示すテンポとなるように、音信号を加工する。例えば、音信号が波形データである場合、音信号生成部104c2は、波形データに応じた音楽のテンポがテンポ指示の示すテンポとなるように、波形データに対して時間伸長処理(データ補間)又は間引処理を施す。
続いて、音信号生成部104c2は、加工(例えば、時間伸長処理又は間引処理)が施された音信号を音出力部200に供給する。
本実施形態によれば、起床予定時刻よりも基準時間前の時刻から夕方までの期間においては、利用者の脈拍(または心拍)よりも早いテンポの音楽を利用者に聞かせることによって利用者を活動的にすることが可能になる。また、夕方から、起床予定時刻よりも基準時間前の時刻までの期間においては、利用者の脈拍のテンポよりも遅いテンポの音楽を利用者に聞かせることによって利用者をリラックスさせることが可能になる。
本発明の第3実施形態は、第1実施形態に、利用者が昼寝をしすぎることを抑制する機能を付加した形態である。
具体的には、昼寝管理部104fは、利用者が昼寝に入ったと判断してから特定時間(15分〜30分の時間)経過すると、音信号生成部104c2にアラーム情報を通知する。音信号生成部104c2は、アラーム情報を受け取ると、起床に対応づけられている音楽情報M1を記憶部103から読み出し、音楽情報M1に基づいて音信号を生成する。続いて、音信号生成部104c2は、生成した音信号を音出力部200に供給して、音出力部200から音楽情報M1に応じた音楽を出力させ、利用者を目覚めさせる。このため、利用者の昼寝をパワーナップにすることができる。なお、特定時間を示す特定時間情報が記憶部103に記憶され、昼寝管理部104fは、記憶部103から特定時間情報を読み出すことによって特定時間を認識する。
以上の各実施態様は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は相矛盾しない限り適宜に併合され得る。
受取部104aが、入力部102を介して利用者の年齢を受け取り、利用者の年齢を決定部104bに供給し、決定部104bが、利用者の年齢に応じて、睡眠時間情報103b1が示す睡眠時間を修正してもよい。例えば、決定部104bは、利用者の年齢が高いほど、睡眠時間情報103b1が示す睡眠時間を短くする。
生活リズム基礎情報103b(睡眠時間情報103b1、第1間隔情報103b2、第2間隔情報103b3、第3間隔情報103b4、および第4間隔情報103b5のうちの少なくとも1つ)は、利用者によって変更または設定されてもよい。
第1イベントは、起床に限らず適宜変更可能である。例えば、第1イベントとして、朝食または就床が用いられてもよい。
制御部104cは、第1イベントが起床である場合には起床予定時刻の到来時に音楽情報M1に応じた音楽を音出力部200から出力し、第1イベントが朝食である場合には朝食予定時刻の到来時に音楽情報M2に応じた音楽を音出力部200から出力する。また、制御部104cは、第1イベントが就床である場合には、就床予定時刻の到来時に音楽情報M6に応じた音楽を音出力部200から出力する。
このように、制御部104cは、第1イベントの種類(例えば、起床、朝食または就床)に応じて、第1イベントの予定時刻の到来を知らせる音楽を変更する。よって、音楽で利用者にイベントの種類を知らせることが可能になる。
制御部104cは、就床の予定時刻よりも第1時間前(例えば10分前)の時点から就床の予定時刻までの期間を含む継続した期間の間、基準テンポよりもテンポの遅い音楽を、音出力部200から出力してもよい。なお、第1時間を示す第1時間情報は記憶部103に記憶され、制御部104cは、記憶部103から第1時間情報を読み取ることによって第1時間を認識する。また、基準テンポとしては、例えば、人の平均的な心拍のテンポが用いられてもよいし、利用者Eの心拍のテンポが用いられてもよい。
変形例4によれば、利用者は、就床の予定時刻よりも第1時間前の時点から就床の予定時刻までの期間を含む継続した期間に、基準テンポよりもテンポの遅い音楽を聴くことによって、リラックスして就床でき、利用者に速やかな就寝を促すことが可能になる。
制御部104cは、起床の予定時刻から朝食の予定時刻までの期間を含む継続した期間の間、基準テンポよりもテンポの速い音楽を、音出力部200から出力してもよい。起床は特定のイベントの一例であり、基準テンポよりもテンポの速い音楽は基準テンポとは異なるテンポの異なる音楽の一例である。
変形例5によれば、利用者は、起床の予定時刻から朝食の予定時刻までの期間を含む継続した期間に、基準テンポよりもテンポの速い音楽を聴くことによって、活動的になりやすく目覚めをよくすることができる。
イベントは、起床、朝食、昼食、夕食、入浴および就床に限らず、適宜変更可能である。
例えば、イベントとして、朝食後の運動と就床前の運動とが追加されてもよい。この場合、生活リズム基礎情報103bとして、朝食と朝食後の運動との間の時間間隔(例えば1時間)を表す第5間隔情報と、就床前の運動と就床との間の時間間隔(例えば1時間)を表す第6間隔情報とが追加され、音楽情報103cとして、朝食後の運動に対応づけられた音楽情報と、就床前の運動に対応づけられた音楽情報とが追加される。
朝食後の運動に対応づけられた音楽情報は、基準テンポよりもテンポの速い音楽を表すことが好ましい。また、就床前の運動に対応づけられた音楽情報は、基準テンポよりもテンポの遅い音楽を表すことが望ましい。これらの音楽情報は、利用者によって変更または設定されてもよい。
記憶部103は、生活リズム基礎情報103bを、曜日単位で記憶してもよい。この場合、時計部101は、計時時刻に加えてカレンダ情報も出力する。決定部104bは、曜日単位で、その曜日の生活リズム基礎情報103bを用いて第2イベントの予定時刻を決定する。制御部104cは、時計部101が出力する計時時刻およびカレンダ情報を用いて、イベント時刻の到来を音楽で知らせる。
変形例7によれば、各曜日における第1イベントの予定時刻が同じであっても、第2イベントとの予定時刻を曜日単位で変更することが可能になる。
音信号生成部104c2は、就床予定時刻から起床予定時刻までの期間では、音出力部200から出力される音楽の音量を所定レベルよりも低くし、起床予定時刻から就床予定時刻までの期間では、音出力部200から出力される音楽の音量を所定レベルよりも高くしてもよい。
変形例8によれば、利用者が就寝している間に出力される音楽の音量を、利用者が覚醒している間に出力される音楽の音量よりも小さくでき、音楽が利用者の睡眠を妨げることを抑制可能になる。
第3実施形態に示された昼寝管理部104fと、音信号生成部104c2がアラーム情報に応じて音楽情報M1に応じた音信号を音出力部200に供給する機能が、第2実施形態に付加されてもよい。
音楽情報M1〜M3のうち少なくとも2つは同じ音楽を表してもよい。また、音楽情報M4〜M6のうち少なくとも2つは同じ音楽を表してもよい。
決定部104bは、第1イベントの予定時刻に応じて第1イベントの予定時刻と第2イベントの予定時刻との間の時間が変更するように、第2イベントの予定時刻を決定してもよい。
例えば、第1イベントが起床であり、第2イベントが朝食である場合、決定部104bは、起床予定時刻が遅くなるほど、起床予定時刻と朝食予定時刻との間の時間が短くなるように、朝食予定時刻を決定してもよい。
決定部104bが第2イベントの予定時刻を決定した後に利用者に外出の予定が入った場合、利用者は第2イベントを実行できないことがある。このような場合、実行できない第2イベントの予定時刻の到来を知らせることは無駄になる可能性が高い。このため、各実施形態において例えば図8に示した動作が行われることによって、実行できない第2イベントの予定時刻の到来の知らせを省略することが好ましい。なお、図8において、図5に示した処理と同一の処理には同一符号を付してある。以下、図8に示した処理について、図5に示した処理と異なる点を中心に説明する。
起床予定時刻が外出予定時刻よりも遅い場合または起床予定時刻が外出予定時刻と等しい場合(ステップS802:NO)、決定部104bは、不図示の表示部を用いてエラー表示を実行する(ステップS803)。この場合、利用者Eは、エラー表示を認識することによって、起床予定時刻および外出予定時刻を再び入力部102に入力する。
制御部104cは、昼食の予定時刻から既定時間(例えば3時間)の間、基準テンポよりもテンポの速い音楽を、音出力部200から出力してもよい。なお、既定時間は3時間に限らず適宜変更可能である。なお、既定時間を示す既定時間情報が記憶部103に記憶され、制御部104cは、記憶部103から既定時間情報を読み出すことによって規定時間を認識する。変形例13によれば、利用者Eの昼寝を抑制することが可能になる。
処理部104がプログラムを実行することによって実現される機能部(受取部104a、決定部104b、制御部104c、出力制御部104c1、音信号生成部104c2、生体情報取得部104d、テンポ設定部104e、および昼寝管理部104f)の全部または一部が電子回路で実現されてもよい。
実際にイベントが実施された時刻(またはタイミング)を入力する手段を設け(なお、入力部102が、この手段を兼ねてもよい)、次のイベントまでの時間が短縮された場合に、決定部104bは、この短縮された時間を、イベント間の時間間隔を修正することにより吸収してもよい。
例えば、起床予定時刻が午前6時に設定され、朝食予定時刻が午前6時から1時間後の7時に設定されている状況で、実際の起床時刻が午前6時30分であった場合、起床から朝食までの時間が30分になってしまう。このような場合には、決定部104bは、実際の起床時刻(午前6時30分)から、修正した間隔(例えば1時間を45分に修正)を用いて、朝食予定時刻を午前6時45分と設定してもよい。
また、起床予定時刻が午前6時に設定され、就床予定時刻が午後11時に設定されている状況で、実際の起床時刻が午前6時30分であった場合、睡眠時間が7時間では不足していたと考えられるため、決定部104bは、睡眠時間を30分増やして、その日の就床予定時刻を30分早めるようにしてもよい。
Claims (7)
- 利用者によって第1イベントの予定時刻と外出の予定時刻が入力される入力部から前記第1イベントの予定時刻と前記外出の予定時刻を受け取る受取部と、
前記第1イベントの予定時刻に応じて、第2イベントの予定時刻を決定する決定部と、
音を出力する音出力部に対し、前記第1イベントの予定時刻および前記第2イベントの予定時刻を示す報知音の出力を制御する制御部と、
を含み、
前記制御部は、前記外出の予定時刻が前記第1イベントの予定時刻よりも遅く、かつ、前記第1イベントの予定時刻と前記外出の予定時刻との間の時間帯の長さが予め記憶された時間よりも短く、かつ、前記第2イベントの予定時刻が前記時間帯に含まれる場合に、前記音出力部に対し、当該第2イベントの予定時刻を示す報知音の出力を中止させる、
報知装置。 - 前記第2イベントは、就床を含み、
前記入力部には、さらに、前記利用者によって前記利用者の年齢が入力され、
前記受取部は、さらに、前記入力部から前記利用者の年齢を受け取り、
前記決定部は、さらに、前記利用者の年齢に応じて、前記就床の予定時刻を決定する、
請求項1に記載の報知装置。 - 前記入力部には、さらに、前記利用者によって睡眠予定時間が入力され、
前記受取部は、さらに、前記入力部から前記睡眠予定時間を受け取り、
前記決定部は、さらに、前記睡眠予定時間に応じて、前記就床の予定時刻を決定する、
請求項2に記載の報知装置。 - 前記決定部は、前記第1イベントの予定時刻に応じて前記第1イベントの予定時刻と前記第2イベントの予定時刻との間の時間が変更するように、前記第2イベントの予定時刻を決定する、請求項1から3のいずれか1項に記載の報知装置。
- 前記制御部は、特定のイベントから所定の継続した期間の間、基準テンポとはテンポの異なる音楽を、前記音出力部から出力し、
前記基準テンポは、前記利用者の脈拍又は心拍のテンポである、請求項1から4のいずれか1項に記載の報知装置。 - 利用者によって第1イベントの予定時刻と外出の予定時刻が入力される入力部から前記第1イベントの予定時刻と前記外出の予定時刻を受け取り、
前記第1イベントの予定時刻に応じて、第2イベントの予定時刻を決定し、
音を出力する音出力部に対し、前記第1イベントの予定時刻および前記第2イベントの予定時刻を示す報知音の出力を制御し、
前記外出の予定時刻が前記第1イベントの予定時刻よりも遅く、かつ、前記第1イベントの予定時刻と前記外出の予定時刻との間の時間帯の長さが予め記憶された時間よりも短く、かつ、前記第2イベントの予定時刻が前記時間帯に含まれる場合に、前記音出力部に対し、当該第2イベントの予定時刻を示す報知音の出力を中止させる、
報知方法。 - コンピュータに、
利用者によって第1イベントの予定時刻と外出の予定時刻が入力される入力部から前記第1イベントの予定時刻と前記外出の予定時刻を受け取る受取手順と、
前記第1イベントの予定時刻に応じて、第2イベントの予定時刻を決定する決定手順と、
音を出力する音出力部に対し、前記第1イベントの予定時刻および前記第2イベントの予定時刻を示す報知音の出力を制御する制御手順と、
を実行させ、
前記制御手順では、前記外出の予定時刻が前記第1イベントの予定時刻よりも遅く、かつ、前記第1イベントの予定時刻と前記外出の予定時刻との間の時間帯の長さが予め記憶された時間よりも短く、かつ、前記第2イベントの予定時刻が前記時間帯に含まれる場合に、前記音出力部に対し、当該第2イベントの予定時刻を示す報知音の出力を中止させる プログラム。
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