JP6755072B2 - 車両構造 - Google Patents
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Description
図1〜図3を参照して、実施形態の車両構造1を説明する。車両構造1は、図1、図2に示すように、隣り合って並んで配置されるシートクッション部12及びシートバック部14を有するシート10と、シート10内に設けられるエアバッグ20とを備える。車両構造1の特徴の1つは、エアバッグ20が、シートバック部14の間からシート10の前方に膨張展開するセンターバッグ部22と、センターバッグ部22の前端部に連続し、センターバッグ部22に対して交差する両方向に膨張展開するフロントバッグ部24とを有する点にある。
シート10は、車両の車室内に設けられており、乗員が着座する座面となるシートクッション部12及び着座した乗員の背面を支持する背もたれ面となるシートバック部14を有する。この例では、図1、図2に示すように、シート10は、左右に分割されてそれぞれ独立した2つのシート10R、10Lで構成されている。各シート10R、10Lは、個々にシートクッション部12R、12L及びシートバック部14R、14Lを有する所謂セパレートシートである。セパレートシートの場合、各シート10R、10Lにそれぞれ1名の乗員M1、M2が着座でき、各シートクッション部12R、12L及び各シートバック部14R、14Lが左右に分離されている。シート10Rは車両右側に配置され、シート10Lは車両左側に配置されている。
エアバッグ20は、シート10(シートバック部14)内に設けられており、センターバッグ部22と、フロントバッグ部24とを有し、図1に示すように、上面視で少なくともT字状の部分がある。エアバッグ20は、シートバック部14R、14Lの間(換言すれば、シート左右方向の中央部)からシート前方に膨張展開する。この例では、図2、図3に示すように、エアバッグ20は、上下に分かれており、上側に位置するエアバッグ201と、下側に位置するエアバッグ202とで構成されている。エアバッグ201はシート10Rのシートバック部14Rに内蔵され、エアバッグ202は、シート10Lのシートバック部14Lに内蔵されている。この例では、上側のエアバッグ201が、乗員M1、M2の上体上部(胸部に対応する部位)の高さ位置に設けられ、下側のエアバッグ202が、乗員M1、M2の上体下部(腹部に対応する部位)の高さ位置に設けられている。この例では、エアバッグ20が上下2段に分かれて、2つのエアバッグ201、202で構成されているが、エアバッグ20は1つのエアバッグで構成してもよいし、3段以上に分けて複数のエアバッグで構成することも可能である。
各エアバッグ201、202はそれぞれ、センターバッグ部221、222を有する。各センターバッグ部221、222は、各シートバック部14R,14Lの間からシート前方に膨張展開し、展開した状態において、隣り合う乗員M1、M2の上体の間に位置する(図1を参照)。より具体的には、乗員M1、M2同士の対向する上体の側面の間、ここでは、乗員M1の上体の左側面と乗員M2の上体の右側面との間に位置する。これにより、シート10が車両の前方又は後方に向いて、シート10の左右方向が車幅方向と一致する場合では、側突時に、隣り合う乗員M1、M2同士が衝突することを抑制できる。或いは、シート10が車両の左方又は右方に向いて、シート10の左右方向が車両の前後方向と一致する場合では、前突時又は後突時に、乗員M1、M2同士が衝突することを抑制できる。センターバッグ部221、222の形状は特に限定されないが、例えば角棒状や丸棒状などが挙げられる。この例では、センターバッグ部221、222が角棒状である。センターバッグ部22(221)は、乗員M1、M2の頭部の高さ位置まで上方に展開するように構成してもよく、この場合、乗員M1、M2の頭部同士の衝突をより効果的に回避できる。
各エアバッグ201、202はそれぞれ、フロントバッグ部241、242を有する。各フロントバッグ部241、242は、各センターバッグ部221、222の前端部に連続し、各センターバッグ部221、222に対して交差する両方向(シート左右方向)に膨張展開する。各フロントバッグ部241、242は、展開した状態において、隣り合う乗員M1、M2の上体の前面に位置する(図1、図2を参照)。つまり、各エアバッグ201、202の展開時の形状は、図1に示すように、上面視で略T字状である。この例では、エアバッグ201のフロントバッグ部241が各乗員M1、M2の上体上部に位置し、エアバッグ202のフロントバッグ部242が各乗員M1、M2の上体下部に位置する(図2、図3を参照)。これにより、シート10が車両前方に向いている状態では前突時、車両後方に向いている状態では後突時に、図3に示すように、乗員M1、M2のシート前方への変位を抑制できる。或いは、シート10が車両の左方又は右方に向いている場合であれば、側突時に、乗員M1、M2のシート前方への変位を抑制できる。フロントバッグ部241、242の形状は特に限定されないが、例えば角棒状や丸棒状などが挙げられる。この例では、フロントバッグ部241、242がセンターバッグ部221、222に直交して連続する丸棒状である。
実施形態の車両構造1は、エアバッグ20がセンターバッグ部22とフロントバッグ部24とを有し、上面視で略T字状になっている。車両構造1によれば、例えば、シート10が車両の前方又は後方に向いて、乗員M1、M2が車幅方向に隣り合って着座している場合、側突時に、センターバッグ部22が乗員M1、M2の上体の間に展開して、乗員M1、M2同士の衝突を回避できる。また、この場合、前突時や後突時に、フロントバッグ部24が乗員M1、M2の上体の前面に展開して、乗員M1、M2のシート前方への変位を抑制すると共に腹部圧迫も抑制でき、乗員保護に効果がある。或いは、シート10が車両の左方又は右方に向いて、乗員M1、M2が車両の前後方向に隣り合って着座している場合、前突時又は後突時に、センターバッグ部22が乗員M1、M2の上体の間に展開して、乗員M1、M2同士の衝突を回避できる。また、この場合、側突時に、フロントバッグ部24が乗員M1、M2の上体の前面に展開して、乗員M1、M2のシート前方への変位を抑制すると共に腹部圧迫も抑制できる。フロントバッグ部24はセンターバッグ部22に対して交差する両水平方向に展開することから、フロントバッグ部24によって隣り合う乗員M1、M2の変位を抑制できる。したがって、車両構造1は、シート10の向きによらず、側突時だけでなく前突時や後突時にも、シート10内に設けられた1つのエアバッグ20によって乗員M1、M2を効果的に保護できる。
図4を参照して、実施形態に係る車両構造の適用例を説明する。以下の説明では、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一符号を付して重複する説明は省略する。図4中、FRは車両前後方向の前方、RRは後方、LHは車両左右方向(車幅方向)の左方、RHは右方、UPは車両上下方向の上方、LWRは下方を示す。
フロントシート10Fr(シート10R、10L)には、シートバック部14R、14L内にエアバッグ20が設けられている。エアバッグ20は、上述した実施形態と同様に、上下に分かれており、エアバッグ201とエアバッグ202とで構成されている。エアバッグ201はシート10Rのシートバック部14Rに内に設けられており、エアバッグ202はシート10Lのシートバック部14L内に設けられている。各エアバッグ201、202は、各シートバック部14R、14L間の対向する側面、具体的には、各シートバック部14R、14におけるシート左右方向(車幅方向)の中央側の側面に格納されている。各エアバッグ201、202はそれぞれ、シートバック部14R、14Lの間からシート前方に膨張展開するセンターバッグ部221、222と、センターバッグ部221、222の前端部に連続し、センターバッグ部221、222に対して交差する両方向に膨張展開するフロントバッグ部241、242とを有する。この例では、センターバッグ部221,222が角棒状であり、フロントバッグ部241、242がセンターバッグ部221、222に直交して連続する角棒状である。
リアシート10Rrには、シートバック140内にエアバッグ20が設けられている。エアバッグ20は、上述したフロントシート10Frと同様に、上下に分かれており、エアバッグ201とエアバッグ202とで構成されている。リアシート10Rrでは、各エアバッグ201、202は、シートバック140におけるシートバック部14R、14Lの間、具体的には、シートバック140のシート左右方向(車幅方向)の中央部に格納されている。各エアバッグ201、202はそれぞれ、シートバック部14R、14Lの間からシート前方に膨張展開するセンターバッグ部221、222と、センターバッグ部221、222の前端部に連続し、センターバッグ部221、222に対して交差する両方向に膨張展開するフロントバッグ部241、242とを有する。この例では、フロントシート10Frの場合と同様に、センターバッグ部221,222が角棒状であり、フロントバッグ部241、242がセンターバッグ部221、222に直交して連続する角棒状である。
上述した適用例の車両構造1Aでは、フロントシート10Fr及びリアシート10Rr内にそれぞれエアバッグ20が設けられており、側突時に、センターバッグ部22によって、各シート10Fr、10Rrに隣り合って着座する乗員同士の衝突を回避できる。また、車両後方に向いているフロントシート10Frでは、後突時に、フロントバッグ部24によって、乗員のシート前方への変位を抑制でき、腹部圧迫を抑制できる。一方、車両前方に向いているリアシート10Rrでは、前突時に、フロントバッグ部24によって、乗員のシート前方への変位を抑制でき、腹部圧迫を抑制できる。このように、各シート10Fr、10Rrに設けられたエアバッグ20は、側突・前突・後突に対して効果があるので、図4に示すフロントシート10Frのようにシートの向きを変えても、エアバッグ20によって、乗員を保護できる。
図5を参照して、実施形態に係る車両構造の変形例1を説明する。以下に、車両構造の変形例について説明するが、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一符号を付して重複する説明は省略する。
変形例1では、エアバッグ20の構成が、上述した実施形態で説明したものと相違する。変形例1におけるエアバッグ20は、図5に示すように、センターバッグ部22及びフロントバッグ部24に加えて、フロントバッグ部24の左右両端部に連続し、フロントバッグ部24に対して後方に膨張展開するサイドバッグ部26を有する。
10、10R、10L シート
10Fr フロントシート
10Rr リアシート(ベンチシート)
12、12R、12L シートクッション部
120 シートクッション
14、14R、14L シートバック部
140 シートバック
16 回転機構
20、201、202 エアバッグ
22、221、222 センターバッグ部
24、241、242 フロントバッグ部
26 サイドバッグ部
M1、M2 乗員
Claims (1)
- 隣り合って並んで配置されるシートクッション部及びシートバック部を有するシートと、前記シート内に設けられるエアバッグとを備える車両構造であって、
前記エアバッグは、
前記シートバック部の間から前記シートの前方に膨張展開するセンターバッグ部と、
前記センターバッグ部の前端部に連続し、前記センターバッグ部に対して交差する両方向に膨張展開するフロントバッグ部と、
前記フロントバッグ部の両端部から前記シートバック部側に向かって膨張展開するサイドバッグ部と、を有し、
前記エアバッグは、上下に分かれて複数設けられている車両構造。
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