JP6754323B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体前部構造に関する。
自動車の車体前部構造としては、フロントサイドフレームの前端部から下方に延びているブラケットと、ブラケットの下端部に固定された足払い部材と、を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
前記した車体前部構造を有する車両では、フロントバンパフェイスの下部に足払い部材が突出している。そして、車両の前部に歩行者が衝突したときには、歩行者の膝よりも下部に足払い部材が接触し、歩行者の足を払うことになる。これにより、歩行者はボンネットの上面に倒れるため、歩行者が車両の下に巻き込まれるのを防ぐことができる。
特開2001−071837号公報
前記した従来の車体前部構造では、歩行者の足に足払い部材が接触したときに、ブラケットが後方に湾曲して、足払い部材が後方に大きく移動する可能性がある。そして、足払い部材が後方に大きく移動した場合には、足払い部材が歩行者の足を払うタイミングが遅くなるという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、車両の前部に歩行者が衝突したときに、歩行者を効果的に保護することができる車体前部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、車体前部構造であって、車両の前後方向に延びているフロントサイドフレームと、前記フロントサイドフレームの前部から下方に延びている前脚部と、を備えている。また、前記車体前部構造は、前記前脚部に固定され、前記フロントサイドフレームの下方で前後方向に延びているサブフレームを備えている。また、前記車体前部構造は、前記前脚部に固定されたバルクヘッドと、前記バルクヘッドに固定され、前記バルクヘッドよりも前方に突出している足払い部材と、を備えている。前記バルクヘッドの後面と前記サブフレームの前端面とが前後方向に隙間を空けて対向しており、前記隙間にスペーサが配置されている。
本発明の車体前部構造によれば、車両の前部に歩行者が衝突したときに、歩行者を効果的に保護することができる。
本発明の実施形態に係る車体前部構造を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を示した側断面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部構造を示した図で、固定部を示した側断面図である。 本発明の実施形態に係るスペーサを示した図で、(a)は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るスペーサを示した図で、(a)はスペーサをバルクヘッドに固定した状態を後方から見た斜視図、(b)はVI−VI断面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の車体前部構造1は、図1に示すように、自動車の前部構造である。本実施形態の車体前部構造1は、車体の左右方向(車幅方向)の中央部を境にして左右対称な構造である。そこで、本実施形態では、車体前部構造1の左側の構造について説明し、車体前部構造1の右側の構造については説明を省略する。
車体前部構造1は、フロントサイドフレーム10と、フロントサイドフレーム10の前部から下方に延びている前脚部20と、フロントサイドフレーム10の下方に配置されたサブフレーム30と、を備えている。また、車体前部構造1は、フロントサイドフレーム10および前脚部20に固定されたバルクヘッド40と、バルクヘッド40に固定された足払い部材50と、を備えている。
フロントサイドフレーム10には、直線部11と、屈曲部12と、傾斜部13と、が形成されている。直線部11は、前後方向に延びている。屈曲部12は、直線部11の後端部から下方に向けて屈曲している。傾斜部13は、屈曲部12の後端部から後方斜め下向きに延びている。
前脚部20は、直線部11の前端部から下方に延びている。前脚部20の前面には、図3に示すように、後記するバルクヘッド40の下側固定部44がボルトB3を用いて固定されるバルクヘッド固定部21が形成されている。バルクヘッド固定部21は、前脚部20の前面の他の部位よりも前方に変位している。
サブフレーム30は、図1に示すように、フロントサイドフレーム10の下方で前後方向に延びている。サブフレーム30の前端部は、図4に示すように、前脚部20の下面にボルトB2を用いて固定されている。このように、サブフレーム30の前端部と前脚部20の下面とが連結されている第二固定部92が形成されている。
サブフレーム30の前後方向の中間部は、図1に示すように、屈曲部12に固定されている。また、サブフレーム30の後端部は、傾斜部13に固定されている。このように、サブフレーム30の前端部、中間部および後端部がフロントサイドフレーム10に支持されている。
バルクヘッド40は、エンジンルームの前方でラジエータを支持するフレームである。バルクヘッド40は、図2に示すように、上下一対の横部材41,41と左右一対の縦部材42,42(左側の縦部材42のみ図示)とを有している。バルクヘッド40は、前方から見て矩形状に形成されている。
縦部材42は、矩形断面の中空部47が上下方向に延びている。中空部47において車両外側の側面には側縁部48が突出している。縦部材42の上下方向の中間部において、側縁部48にはフロントサイドフレーム10の前端部が固定される中間固定部43が形成されている。
縦部材42の下部において、側縁部48には前脚部20のバルクヘッド固定部21(図3参照)が固定される下側固定部44が形成されている。
縦部材42の中空部47は、中間固定部43から下方に向かうにつれて、前後方向の幅が小さく形成されているとともに、左右方向の幅が大きく形成されている。
つまり、縦部材42において中間固定部43に対応する位置の中空部47の前後方向の幅W1よりも、縦部材42において下側固定部44に対応する位置の中空部47の前後方向の幅W2が小さく形成されている。
また、縦部材42において中間固定部43に対応する位置の中空部47の左右方向の幅W3よりも、縦部材42において下側固定部44に対応する位置の中空部47の左右方向の幅W4が大きく形成されている。
図3に示すように、縦部材42の後面42bの下端部と、サブフレーム30の前端面30aとは、前後方向に隙間Gを空けて対向している。この隙間Gには、後記するスペーサ60が配置されている。
縦部材42の後面42bにおいて、サブフレーム30の前端面30aに対向している部位には取付面45が設けられている。取付面45は、スペーサ60が取り付けられる部位である。取付面45は、縦部材42の後面42bの他の部位よりも前方に変位している。
足払い部材50は、バルクヘッド40の下部に沿って、左右方向(車幅方向)に延びている板状部材である。足払い部材50の後端部は、バルクヘッド40の下面に固定されている。足払い部材50は、バルクヘッド40よりも前方に突出しており、フロントバンパフェイス(図示せず)の下部に突出している。
足払い部材50の後端部は、図4に示すように、ボルトB1を用いてバルクヘッド40の下面に固定されている。このように、足払い部材50の後端部とバルクヘッド40の下面とが連結された第一固定部91が形成されている。
第一固定部91は、サブフレーム30と前脚部20とが連結された第二固定部92の前方に配置されている。つまり、第一固定部91と第二固定部92とが前後方向に並んでいる。
足払い部材50の上面には、図3に示すように、前後方向に延びている板状の足払い補強部51が形成されている。足払い補強部51の上部は、バルクヘッド40の前面に対向している。
スペーサ60は、バルクヘッド40の取付面45に固定されることで、隙間Gに配置される樹脂製の部材である。スペーサ60は、図5(a)に示すように、平板状の本体部61と、本体部61の前面61aに設けられた台座部62と、本体部61の前面61aに設けられた複数のリブ63と、を備えている。
本体部61は、左右方向に延びている略長方形の平板である。本体部61は、図6(a)に示すように、バルクヘッド40の取付面45に重ねられている。図6(b)に示すように、本体部61の前面61aは取付面45に対向している。
本体部61の右端部(車幅方向の内端部)には、図5(a)に示すように、取付穴64が貫通している。本体部61の取付穴64は、図6(b)に示すように、取付面45を貫通している取付穴45aに連通している。そして、スペーサ60および取付面45の取付穴64,45aに挿通させたピン形状の連結部材Pによって、本体部61の右端部が取付面45に固定されている。
本体部61の左端部(車幅方向の外端部)には、図5(b)に示すように、四角形の開口部65が貫通するとともに、台座部62が形成されている。
台座部62は、図5(a)に示すように、本体部61の前面61aの左端部に形成されている。台座部62には、本体部61の前面61aから前方に延びている第一延出部62aと、第一延出部62aの先端部から右方(車幅方向の内方)に延びている第二延出部62bと、が形成されている。第一延出部62aの基端部は、開口部65の左縁部に沿って形成されている。
第二延出部62bは、開口部65の前方に配置されている。また、第二延出部62bの先端部には、表面側(前側)に向けて傾斜したガイド部62cが形成されている。ガイド部62cは、右方に向かうにつれて本体部61の前面61aから離れている。
第一延出部62aの裏面および第二延出部62bの裏面には、図5(b)に示すように、台座補強部66が形成されている。台座補強部66は、左右方向および前後方向に延びている板状の部位である。台座補強部66は、第一延出部62aの裏面および第二延出部62bの裏面に亘って形成されている。台座補強部66の下端面は、開口部65内に配置されている。
台座補強部66には、上下に突出した爪部67が形成されている。爪部67は、第一延出部62aおよび第二延出部62bの裏面側に配置されており、台座補強部66に連続して形成されている。
爪部67は、図7(a)に示すように、バルクヘッド40の取付面45の左縁部(外縁部)に形成された凹部46に嵌め合わされる部位である。凹部46は、縦部材42の左縁部から右方に窪んだ部位である。爪部67の上下方向の幅は、凹部46の上下方向の幅よりも僅かに大きく形成されている。したがって、爪部67は凹部46に圧入されている。
スペーサ60をバルクヘッド40の取付面45に固定した状態では、本体部61の前面61aと、台座部62の第二延出部62bとの間に、縦部材42の側縁部48が挟み込まれている(図2参照)。つまり、本体部61の前面61aと第二延出部62bとの間にバルクヘッド40の取付面45が挟み込まれている。
本体部61の前面61aにおいて、開口部65の上側および下側には、図5(a)に示すように、それぞれ突起部68,68が突出している。したがって、スペーサ60を取付面45に固定した状態では、図3に示すように、二つの突起部68,68と、第二延出部62bとの間に取付面45が挟み込まれている。
また、スペーサ60をバルクヘッド40の取付面45に固定した状態では、台座部62の台座補強部66は、取付面45の凹部46に入り込んでいる。そして、爪部67が凹部46に嵌め合わされている。
本体部61の前面61aには、図5(a)に示すように、上下方向に延びている複数のリブ63が形成されている。本実施形態では、四本のリブ63が左右方向に間隔を空けて並設されている。図6(b)に示すように、各リブ63の前後方向の長さ(高さ)は、各リブ63の前面が取付面45に当接するように、リブ63ごとに異なっている。
本実施形態のスペーサ60をバルクヘッド40の取付面45に取り付ける手順としては、まず、本体部61の右端部を先頭にして、左側(車両外側)から隙間Gに本体部61を挿入する。
そして、本体部61の二つの突起部68,68と、台座部62の第二延出部62bとの間に縦部材42の側縁部48を挟み込む(図2参照)。このとき、台座部62の台座補強部66は、取付面45の凹部46に入り込み、爪部67が凹部46に嵌め合わされる。
これにより、本体部61の左端部が取付面45に固定される。そして、本体部61は取付面45に重ねられ、本体部61の各リブ63が取付面45に当接している。
さらに、スペーサ60および取付面45の取付穴64,45aに連結部材Pを挿通させる。これにより、本体部61の右端部が取付面45に固定される。
このようにして、スペーサ60の左右の端部が取付面45に固定されており、スペーサ60が隙間Gに配置されている。
以上のように、本実施形態の車体前部構造1は、図1に示すように、前後方向に延びているフロントサイドフレーム10と、フロントサイドフレーム10の前部から下方に延びている前脚部20とを備えている。また、車体前部構造1は、前脚部20に固定され、フロントサイドフレーム10の下方で前後方向に延びているサブフレーム30を備えている。また、車体前部構造1は、前脚部20に固定されたバルクヘッド40と、バルクヘッド40に固定され、バルクヘッド40よりも前方に突出している足払い部材50と、を備えている。
図3に示すように、バルクヘッド40の後面42bと、サブフレーム30の前端面30aとは、前後方向に隙間Gを空けて対向しており、その隙間Gにスペーサ60が配置されている。
本実施形態の車体前部構造1では、車両の前部に歩行者が衝突したときに、フロントバンパ内の足払い部材50が歩行者の膝より下部に接触する。このとき、足払い部材50およびバルクヘッド40は後方に移動して、バルクヘッド40がサブフレーム30に当接すると、足払い部材50から歩行者の足に荷重が作用する。これにより、足払い部材50によって歩行者の足が払われて、歩行者はボンネットの上面に倒れることになる。
本実施形態の車体前部構造1では、バルクヘッド40とサブフレーム30との隙間Gにスペーサ60が介在している。そのため、足払い部材50およびバルクヘッド40が後方に移動したときに、バルクヘッド40はスペーサ60を挟んでサブフレーム30に当接する。
これにより、足払い部材50が後方に移動する距離は、隙間Gの幅よりも短くなるため、歩行者の足に足払い部材50が接触すると直ぐに、足払い部材50から歩行者の足に荷重が作用する。
したがって、本実施形態の車体前部構造1では、足払い部材50が歩行者の足を払うタイミングが早くなるため、歩行者の足を確実に払うことができ、歩行者を効果的に保護することができる。
本実施形態の車体前部構造1では、バルクヘッド40の後面42bに設けられた取付面45にスペーサ60が固定されている。また、図6(a)に示すように、取付面45の左縁部には凹部46が形成されている。
スペーサ60の左端部には、爪部67が形成されている。そして、爪部67が車幅方向の外側から取付面45の凹部46に嵌め合わされている。また、スペーサ60の右端部は、連結部材Pを用いて取付面45に固定されている。
この構成では、スペーサ60を取付面45に対して確実かつ容易に固定することができるため、スペーサ60を組み付けるときの作業性を良くすることができる。
スペーサ60は、図5(a)に示すように、本体部61と、本体部61の前面61aに設けられた台座部62と、を備えている。台座部62には、本体部61から前方に延びている第一延出部62aと、第一延出部62aから車幅方向の内方に延びている第二延出部62bと、が形成されている。そして、図6(b)に示すように、本体部61の前面61aと第二延出部62bとの間に取付面45が挟み込まれている。
また、図5(b)に示すように、第一延出部62aの裏面および第二延出部62bの裏面に亘って台座補強部66が形成されている。爪部67は、第二延出部62bの裏面側に配置されており、台座補強部66に連続して形成されている。
この構成では、爪部67の強度を高めることができる。したがって、図6(a)に示すように、爪部67を取付面45に対して確実に固定することができ、スペーサ60の振動および脱落を防ぐことができる。
また、本体部61の前面61aには、図5(a)に示すように、二つの突起部68,68が形成されている。そして、図3に示すように、両突起部68,68と第二延出部62bとの間に取付面45が挟み込まれている。
これにより、台座部62を取付面45に対して確実に固定することができるため、スペーサ60の振動および脱落をより確実に防ぐことができる。
また、第二延出部62bの先端部には、図6(b)に示すように、表面側に向けて傾斜したガイド部62cが形成されている。これにより、本体部61の前面61aと第二延出部62bとの間に取付面45を挿入し易くなっている。
また、スペーサ60の本体部61の前面61aには、図5(a)に示すように、上下方向に延びている複数のリブ63が形成されている。そして、図6(b)に示すように、各リブ63の前面が取付面45に当接しているため、取付面45に対してスペーサ60を安定させることができる。
また、本体部61の前面61aに複数のリブ63を形成した構成では、本体部61の前面61a全体を取付面45に当接させる構成に比べて、スペーサ60を軽量化することができる。
また、雨水や洗車時の水は、各リブ63に沿って流れ落ちるため、スペーサ60に錆が生じるのを抑えることができる。
本実施形態のフロントサイドフレーム10には、図1に示すように、前後方向に延びている直線部11が形成されている。さらに、サイドフレーム10には、直線部11の後端部から下方に向けて屈曲している屈曲部12と、屈曲部12の後端部から後方斜め下向きに延びている傾斜部13と、が形成されている。また、直線部11の前端部から前脚部20が下方に延びている。そして、サブフレーム30は前脚部20、屈曲部12および傾斜部13に固定されている。
このように、サブフレーム30の前部、中間部および後部がフロントサイドフレーム10に支持されている。そのため、足払い部材50からサブフレーム30に作用した荷重をサブフレーム30によって十分に支持することができる。
足払い部材50には、図3に示すように、前後方向に延びている足払い補強部51が形成されており、足払い補強部51はバルクヘッド40の前面に対向している。
この構成では、前方から足払い部材50に作用した荷重を速やかにバルクヘッド40に伝達させることができる。
本実施形態の車体前部構造1は、足払い部材50とバルクヘッド40とが連結されている第一固定部91と、前脚部20とサブフレーム30とが連結されている第二固定部92とを備えている。そして、第一固定部91と第二固定部92とが前後方向に並んでいる。
この構成では、前方から足払い部材50に作用した荷重を、スペーサ60を介して速やかにサブフレーム30に伝達させることができる。
本実施形態のバルクヘッド40は、図2に示すように、上下一対の横部材41,41と左右一対の縦部材42,42(左側の縦部材42のみ図示)とを有し、前方から見て矩形状に形成されている。そして、縦部材42には、フロントサイドフレーム10および前脚部20が固定されている。さらに、縦部材42は、フロントサイドフレーム10との固定部位から下方に向かうにつれて、前後方向の幅が小さく形成されるとともに、左右方向の幅が大きく形成されている。
この構成では、バルクヘッド40の左右方向の剛性を高めることができ、ひいては、車体全体の剛性を効果的に高めることができる。
本実施形態の車体前部構造1では、図3に示すように、バルクヘッド40が前脚部20の前面に固定されている。前脚部20のバルクヘッド固定部21は前方に変位している。また、バルクヘッド40の取付面45は前方に変位している。このようにすることで、バルクヘッド40の後面42bと、サブフレーム30の前端面30aとの隙間Gを容易に確保することができる。
本実施形態の車体前部構造1では、図1に示すように、バルクヘッド40とサブフレーム30との間に隙間Gが形成されている。そのため、車体前部構造1を組み立てるときに、バルクヘッド40とサブフレーム30とが干渉するのを防ぐことができる。
したがって、バルクヘッド40を前脚部20に固定した後に、サブフレーム30をバルクヘッド40に干渉させることなく、前脚部20に固定することができる。このように、本実施形態の車体前部構造1では、組み立て手順の自由度を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態の車体前部構造1では、図3に示すように、バルクヘッド40の取付面45にスペーサ60が固定されているが、サブフレーム30に取付面を設け、サブフレーム30にスペーサ60を固定してもよい。
本実施形態では、図6(a)に示すように、スペーサ60の左端部の爪部67が取付面45の凹部46に嵌め合わされているが、スペーサ60の左端部を連結部材Pを用いて取付面45に固定してもよい。
スペーサ60の形状は限定されるものではなく、図3に示すように、バルクヘッド40とサブフレーム30との隙間Gの間隔に合わせて、厚さや大きさが適宜に設定される。また、スペーサ60は、樹脂製に限定されるものではなく、金属製のスペーサを用いてもよい。
1 車体前部構造
10 フロントサイドフレーム
11 直線部
12 屈曲部
13 傾斜部
20 前脚部
21 バルクヘッド固定部
30 サブフレーム
40 バルクヘッド
41 横部材
42 縦部材
43 中間固定部
44 下側固定部
45 取付面
45a 取付穴
46 凹部
47 中空部
48 側縁部
50 足払い部材
51 足払い補強部
60 スペーサ
61 本体部
62 台座部
62a 第一延出部
62b 第二延出部
62c ガイド部
63 リブ
64 取付穴
65 開口部
66 台座補強部
67 爪部
68 突起部
91 第一固定部
92 第二固定部
G 隙間
P 連結部材

Claims (12)

  1. 車両の前後方向に延びているフロントサイドフレームと、
    前記フロントサイドフレームの前部から下方に延びている前脚部と、
    前記前脚部に固定され、前記フロントサイドフレームの下方で前後方向に延びているサブフレームと、
    前記前脚部に固定されたバルクヘッドと、
    前記バルクヘッドに固定され、前記バルクヘッドよりも前方に突出している足払い部材と、を備え、
    前記バルクヘッドの後面と前記サブフレームの前端面とが前後方向に隙間を空けて対向しており、前記隙間にスペーサが配置されていることを特徴とする車体前部構造。
  2. 請求項1に記載の車体前部構造であって、
    前記スペーサは、前記バルクヘッドの後面または前記サブフレームの前端面に設けられた取付面に固定されており、
    前記スペーサの車幅方向の外端部には、車幅方向の外側から前記取付面に嵌め合わされた爪部が形成され、
    前記スペーサの車幅方向の内端部は、連結部材を用いて前記取付面に固定されていることを特徴とする車体前部構造。
  3. 請求項2に記載の車体前部構造であって、
    前記スペーサは、
    本体部と、
    前記本体部の前後一方の面に設けられた台座部と、を備え、
    前記台座部には、
    前記本体部から前後一方に延びている第一延出部と、
    前記第一延出部から車幅方向の内方に延びている第二延出部と、が形成され、
    前記本体部の前後一方の面と前記第二延出部との間に前記取付面が挟み込まれており、
    前記第一延出部の裏面および前記第二延出部の裏面に亘って台座補強部が形成され、
    前記爪部は、前記第二延出部の裏面側に配置され、前記台座補強部に連続していることを特徴とする車体前部構造。
  4. 請求項3に記載の車体前部構造であって、
    前記第二延出部の先端部には、表面側に向けて傾斜したガイド部が形成されていることを特徴とする車体前部構造。
  5. 請求項3または請求項4に記載の車体前部構造であって、
    前記本体部の前後一方の面には、上下方向に延びている複数のリブが形成されていることを特徴とする車体前部構造。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の車体前部構造であって、
    前記本体部の前後一方の面には、突起部が形成されており、
    前記突起部と前記第二延出部との間に前記取付面が挟み込まれていることを特徴とする車体前部構造。
  7. 請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の車体前部構造であって、
    前記取付面の車幅方向の外縁部に凹部が形成されており、
    前記凹部に前記爪部が嵌め合わされていることを特徴とする車体前部構造。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車体前部構造であって、
    前記バルクヘッドは、上下一対の横部材と左右一対の縦部材とを有し、前方から見て矩形状に形成され、
    前記縦部材には、前記フロントサイドフレームおよび前記前脚部が固定されており、
    前記縦部材は、前記フロントサイドフレームとの固定部位から下方に向かうにつれて、前後方向の幅が小さく形成されるとともに、左右方向の幅が大きく形成されていることを特徴とする車体前部構造。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の車体前部構造であって、
    前記フロントサイドフレームには、
    前後方向に延びている直線部と、
    前記直線部の後端部から下方に向けて屈曲している屈曲部と、
    前記屈曲部の後端部から後方斜め下向きに延びている傾斜部と、が形成され、
    前記直線部の前端部から前記前脚部が下方に延びており、
    前記サブフレームは、前記前脚部、前記屈曲部および前記傾斜部に固定されていることを特徴とする車体前部構造。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の車体前部構造であって、
    前記バルクヘッドは、前記前脚部の前面に固定されており、
    前記前脚部の前面において、前記バルクヘッドが固定される部位は前方に変位しているとともに、
    前記バルクヘッドの後面において、前記サブフレームの前端面に対向している部位は前方に変位していることを特徴とする車体前部構造。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の車体前部構造であって、
    前記足払い部材には、前後方向に延びている足払い補強部が形成されており、
    前記足払い補強部は、前記バルクヘッドの前面に対向していることを特徴とする車体前部構造。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の車体前部構造であって、
    前記足払い部材と前記バルクヘッドとが連結されている第一固定部と、
    前記前脚部と前記サブフレームとが連結されている第二固定部と、を備え、
    前記第一固定部と前記第二固定部とが前後方向に並んでいることを特徴とする車体前部構造。
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