JP6753588B2 - 通信方法、第1のステーション、第2のステーション及びアクセスポイント - Google Patents

通信方法、第1のステーション、第2のステーション及びアクセスポイント Download PDF

Info

Publication number
JP6753588B2
JP6753588B2 JP2018562337A JP2018562337A JP6753588B2 JP 6753588 B2 JP6753588 B2 JP 6753588B2 JP 2018562337 A JP2018562337 A JP 2018562337A JP 2018562337 A JP2018562337 A JP 2018562337A JP 6753588 B2 JP6753588 B2 JP 6753588B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sta
bss color
bss
ppdu
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018562337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019518379A (ja
Inventor
リン、メイル
ゾウ、シュン
ハン、シャオ
グオ、ユチェン
リ、ユンボー
Original Assignee
ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド filed Critical ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
Publication of JP2019518379A publication Critical patent/JP2019518379A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6753588B2 publication Critical patent/JP6753588B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/12Setup of transport tunnels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/11Allocation or use of connection identifiers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0446Resources in time domain, e.g. slots or frames
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/14Direct-mode setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/02Data link layer protocols

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本願は、通信分野、特に、通信方法、第1のステーション、第2のステーション及びアクセスポイントに関する。
基本サービスセット(BSS)カラーフィールドは、BSSカラーを搬送する。BSSカラーは、BSSの識別子であり、かつ、受信した高効率物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(HE PPDU)のソース、つまり、HE PPDUが、ローカルBSSからのものであるか、又は、オーバラップ基本サービスセット(OBSS)、つまり、隣接BSSからのものであるかを特定する場合にステーション(STA)を支援するために用いられる。
トンネルダイレクトリンクセットアップ(TDLS)は、デバイスツーデバイス(D2D)通信方式である。関連するアクセスポイント(AP)の支援を用いて、同一のBSS内の2つのステーションは、TDLSダイレクトリンクをセットアップできる。TDLSダイレクトリンクが正常にセットアップされた後に、TDLSダイレクトリンクの接続が切られるまで、2つのステーションは、APを用いることなく互いに直接的にデータを送信できる。
TDLSステーションと関連付けられたAP、つまり、TDLSダイレクトリンクをセットアップするステーションの能力の差異に応じて、2つの特定のシナリオが存在し得る。1つのシナリオにおいて、TDLSステーションは、非高効率(non-HE)APに関連付けられる。別のシナリオにおいて、TDLSステーションは、HE APに関連付けられる。非HE APシナリオにおいて、非HE APは、BSSカラーを設定できず、従って、HE PPDUを用いて、TDLS通信を実行するときに、TDLSステーションは、HE PPDUに含まれるBSSカラーフィールドを設定できない。HE APシナリオにおいて、HE APは、ローカルセルのBSSカラーを設定でき、BSSカラーは、HE STAとHE APとの間のアップリンク又はダウンリンク通信に用いられる。しかしながら、従来技術では、HE PPDUを用いることによりTDLSデータ交換を実行するときに、TDLSステーションにより用いられるBSSカラーについての具体的な説明が行われていない。
本願の実施形態は、通信方法、第1のステーション、第2のステーション及びアクセスポイントを提供することで、非HE APシナリオにおいて、非HE APがHE STAのBSSカラーを設定できないという課題を解決する。さらに、HE APシナリオにおいて、空間多重化を改善でき、システム効率及びスループットを向上させることができる。
第1の態様によれば、通信方法が提供され、通信方法は、第1のステーションSTAにより、第1の基本サービスセットBSSカラーを判定する段階と、第1のSTA及び第2のSTAがデバイスツーデバイスD2D伝送を実行するときに、第1のSTAにより、データフレームを生成する段階であって、データフレームは、第1のBSSカラーを含む、段階と、第1のSTAにより、データフレームを第2のSTAに送信する段階とを含む。
本願の実施形態における通信方法によれば、第1のBSSカラーはD2Dデータフレームにおいて搬送され、その結果、データフレームを受信したときに、第1のSTA及び第2のSTAが属するBSS内の別の受信ステーションは、当該フレームが隣接セルからのフレームであると判定できる。このように、一方では、非HE APシナリオにおいて、非HE APがHE STAのBSSカラーを設定できないという課題が解決される。他方では、HE APシナリオにおいて、空間多重化を改善でき、システム効率及びスループットを向上させることができる。
可能な実装において、データフレームは、高効率物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニットHE PPDUであり、第1のBSSカラーは、HE PPDUの基本サービスセットBSSカラーフィールドにおいて搬送される。
可能な実装において、第1のステーションSTAにより、第1の基本サービスセットBSSカラーを判定する段階は、第1のSTAにより、第1のSTA及び第2のSTAが属するBSSのBSSパラメータ、及び、第1のSTAのSTAパラメータ又は第2のSTAのSTAパラメータに従って、第1のBSSカラーを判定する段階であって、BSSパラメータは、BSSの基本サービスセット識別子BSSID又は第2のBSSカラーを含み、STAパラメータは、STAのMACアドレス又はSTAのアソシエーション識別子AIDを含み、第2のBSSカラーは、STA及び第2のSTAと関連付けられたアクセスポイントAPにより設定されたBSSカラーである、段階を含む。
可能な実装において、第1のステーションSTAにより、第1の基本サービスセットBSSカラーを判定する段階は、第1のSTAにより、BSSIDの最後の6ビットを第1のBSSカラーと判定する段階を含む。
可能な実装において、第1のSTAにより、データフレームを生成する段階の前に、方法は、さらに、第1のSTAにより、第1のSTA及び第2のSTAと関連付けられたアクセスポイントAPを用いることによって、トンネルダイレクトリンクセットアップTDSLセットアップ要求フレームを第2のSTAに送信する段階であって、TDLSセットアップ要求フレームは、第1のBSSカラーを含む、段階を含み、その結果、第2のSTAは、第1のBSSカラーを第1のSTAとのD2D伝送を実行するためのBSSカラーと判定する。
可能な実装において、方法は、さらに、第1のSTAにより、APを用いることによって、第2のSTAにより送信されたTDLSセットアップ応答フレームを受信する段階であって、TDLSセットアップ応答フレームは、第1のBSSカラーを承認すべく用いられる肯定応答メッセージを含む、段階を含む。
可能な実装において、第1のステーションSTAにより、第1の基本サービスセットBSSカラーを判定する段階は、第1のSTAにより、予め設定された固定値を第1のBSSカラーと判定する段階を含む。
可能な実装において、予め設定された固定値は0、1又は63である。
第2の態様によれば、通信方法が提供され、通信方法は、第2のステーションSTAにより、第1のSTAにより送信されたトンネルダイレクトリンクセットアップTDSLセットアップ要求フレームを受信する段階であって、TDLSセットアップ要求フレームは、第1の基本サービスセットBSSカラーを含む、段階と、第2のSTAにより、第1のBSSカラーを、第1のSTAとのD2D伝送を実行するためのBSSカラーと判定する段階とを含む。
可能な実装において、方法は、さらに、第2のSTAにより、第1のSTA及び第2のSTAと関連付けられたアクセスポイントAPを用いることによって、TDLSセットアップ応答フレームを第1のSTAに送信する段階であって、TDLSセットアップ応答フレームは、第1のBSSカラーを承認すべく用いられる肯定応答メッセージを含む、段階を含む。
第3の態様によれば、通信方法が提供され、通信方法は、アクセスポイントAPにより、第1のステーションSTAにより送信されたトンネルダイレクトリンクセットアップTDSLセットアップ要求フレームを受信する段階であって、TDLSセットアップ要求フレームは、第1の基本サービスセットBSSカラーを含む、段階と、APにより、TDLSセットアップ要求フレームを第2のSTAに送信する段階を含み、その結果、第2のSTAは、第1のBSSカラーを、第1のSTAとのD2D伝送を実行するためのBSSカラーと判定する。
可能な実装において、方法は、さらに、APにより、第2のSTAにより送信されたTDLSセットアップ応答フレームを受信する段階であって、TDLSセットアップ応答フレームは、第1のBSSカラーを承認すべく用いられる肯定応答メッセージを含む、段階と、APにより、TDLSセットアップ応答フレームを第1のSTAに送信する段階とを含む。
第4の態様によれば、第1のSTAが提供され、第1のSTAは、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実装における方法を実行するように構成される。具体的には、第1のSTAは、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実装における方法を実行するように構成されるユニットを含む。
第5の態様によれば、第2のSTAが提供され、第2のSTAは、第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実装における方法を実行するように構成される。具体的には、第2のSTAは、第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実装における方法を実行するように構成されるユニットを含む。
第6の態様によれば、アクセスポイントAPが提供され、アクセスポイントAPは、第3の態様又は第3の態様の任意の可能な実装における方法を実行するように構成される。具体的には、アクセスポイントAPは、第3の態様又は第3の態様の任意の可能な実装における方法を実行するように構成されるユニットを含む。
第7の態様によれば、第1のSTAが提供され、第1のSTAは、受信機、送信機、プロセッサ、メモリ及びバスシステムを含む。受信機、送信機、プロセッサ及びメモリは、バスシステムを用いることにより接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、メモリにより格納された命令を実行するように構成され、これにより、受信機を制御して信号を受信し、送信機を制御して信号を送信する。プロセッサがメモリにより格納された命令を実行するときに、プロセッサは、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実装における方法を実行する。
第8の態様によれば、本願は、第2のSTAを提供し、第2のSTAは、受信機、送信機、プロセッサ、メモリ及びバスシステムを含む。受信機、送信機、プロセッサ及びメモリは、バスシステムを用いることにより接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、メモリにより格納された命令を実行するように構成され、これにより、受信機を制御して信号を受信し、送信機を制御して信号を送信する。プロセッサがメモリにより格納された命令を実行するときに、プロセッサは、第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実装における方法を実行する。
第9の態様によれば、本願は、アクセスポイントAPを提供し、アクセスポイントAPは、受信機、送信機、プロセッサ、メモリ及びバスシステムを含む。受信機、送信機、プロセッサ及びメモリは、バスシステムを用いることにより接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、メモリにより格納された命令を実行するように構成され、これにより、受信機を制御して信号を受信し、送信機を制御して信号を送信する。プロセッサがメモリにより格納された命令を実行するときに、プロセッサは、第3の態様又は第3の態様の任意の可能な実装における方法を実行する。
第10の態様によれば、本願は、コンピュータプログラムを格納するように構成されるコンピュータ可読媒体を提供し、コンピュータプログラムは、第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実装における方法を実行するために用いられる命令を含む。
第11の態様によれば、本願は、コンピュータプログラムを格納するように構成されるコンピュータ可読媒体を提供し、コンピュータプログラムは、第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実装における方法を実行するために用いられる命令を含む。
第12の態様によれば、本願は、コンピュータプログラムを格納するように構成されるコンピュータ可読媒体を提供し、コンピュータプログラムは、第3の態様又は第3の態様の任意の可能な実装における方法を実行するために用いられる命令を含む。
本願の実施形態に係る適用シナリオの概略図である。
本願の実施形態に係る通信方法の概略フローチャートである。
本願の実施形態に係る第1のSTAの概略ブロック図である。
本願の実施形態に係る第2のSTAの概略ブロック図である。
本願の実施形態に係るアクセスポイントAPの概略ブロック図である。
本願の実施形態に係る第1のSTAの概略構造図である。
本願の実施形態に係る第2のSTAの概略構造図である。
本願の実施形態に係るアクセスポイントAPの概略構造図である。
以下では、添付図面を参照して本願における技術的解決手法を説明する。
本願の実施形態は、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)であってよい。現在、WLANで用いられる基準はIEEE802.11シリーズである。WLANは、複数のBSSを含んでよく、BSS内のネットワークノードSTAである。STAは、アクセスポイントステーションAP及び非アクセスポイントステーション(non‐AP STA)を含む。各BSSは、1つのAP及び当該APに関連付けられた複数の非AP STAを含んでよい。
APはまた、無線アクセスポイント、ホットスポット等と称され得る。APは、どのモバイルユーザが有線ネットワークに入るかを用いることによるアクセスポイントであり、APは、主に、数十から数百メートルの典型的なカバレッジ半径を有する住居又はビル及び公園内に配備されるが、当然ながら、屋外にも配備される。APは、有線ネットワーク及び無線ネットワークを接続するブリッジに相当する。APの主な機能は、無線ネットワーククライアントを接続し、次に、無線ネットワーク及びイーサネット(登録商標)ネットワークを接続することである。具体的には、APは、ワイヤレス・フィディリティ(WiFi(登録商標))チップを有する端末デバイス又はネットワークデバイスであってよい。オプションとして、APは、802.11ax規格をサポートするデバイスであってよい。さらに、オプションとして、APは、802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b及び802.11aのような複数のWLAN規格をサポートするデバイスであってよい。
非AP STAは、例えば、WiFi(登録商標)通信機能をサポートする携帯電話、WiFi(登録商標)通信機能をサポートするタブレットコンピュータ、WiFi(登録商標)通信機能をサポートするセットトップボックス、WiFi(登録商標)通信機能をサポートするスマートTV、WiFi(登録商標)通信機能をサポートするインテリジェントウェアラブルデバイス、WiFi(登録商標)通信機能をサポートする車両通信デバイス無線通信チップ、WiFi(登録商標)通信機能をサポートするコンピュータ等の無線センサ又は無線通信端末であってよい。オプションとして、ステーションは、802.11ax規格をサポートしてよい。さらに、オプションとして、ステーションは、802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b及び802.11aのような複数のWLAN規格をサポートする。
図1は、本願の実施形態に係る適用シナリオの概略図である。図1において、STA101、STA102、STA103、STA104及びSTA105は、全て、AP110に関連付けられる。STAは、HE STAであってよく、APは、HE AP又は非HE APであってよい。AP110によりセットアップされるBSSにおいて、通常のリンク(APツーSTA、又は、STAツーAP)及びダイレクトリンク(STAツーSTA、つまり、D2D)が共存する。STA101とSTA102との間の通信は、D2D(例えば、TDLS)通信に属し、STA104とSTA105との間の通信は、同様に、D2D通信に属し、STA103とAP110との間の通信は、通常のリンク通信に属する。
AP110が非HE APシナリオにあるとき、非HE APは、BSSカラーを設定できず、従って、HE PPDUを用いてTDLS通信を実行するときに、TDLSステーションは、HE PPDUに含まれるBSSカラーフィールドを設定できない。
AP110がHE APシナリオにあるとき、HE APは、ローカルBSSのBSSカラーを設定でき、BSSカラーは、HE STAとHE APとの間のアップリンク又はダウンリンク通信に用いられる。しかしながら、従来技術では、TDLSステーションデータ交換におけるHE PPDUのBSSカラーについて具体的な説明が行われていない。
本願の実施形態において提供される通信方法では、2つのステーションがD2D方式における伝送を実行するときに、専用のBSSカラーが用いられてよい。本願の本実施形態において、専用のBSSカラーは、「第1のBSSカラー」と称され得る。このように、一方では、非HE APシナリオにおいて非HE APがHE STAのBSSカラーを設定できないという課題が解決される。他方では、D2D伝送を実行するためにBSSカラーを設定することについての課題がHE APシナリオにおいて解決される。以下では、本願の実施形態に係る通信方法を具体的に説明する。
本願の実施形態において、第1のSTA及び第2のSTAは、D2D通信の任意の2つのステーションであり、かつ、2つの同等のSTAであることを理解すべきである。つまり、第2のSTAはまた、送信部としての機能を果たし、第1のSTAはまた、受信機としての機能を果たす。これが、本願の本実施形態において限定されることはない。例えば、第1のSTAは、図1に示されるSTA101であってよく、第2のSTAは、STA102であってよい。第1のSTAはまた、STA104であってよく、第2のSTAは、STA105であってよい。
図2は、本願の実施形態に係る通信方法の概略フローチャートである。
S210.第1のステーションSTAは、第1の基本サービスセットBSSカラーを判定する。
S220.第1のSTA及び第2のSTAがデバイスツーデバイスD2D伝送を実行するときに、第1のSTAはデータフレームを生成し、データフレームは第1のBSSカラーを含む。
S230.第1のSTAは、データフレームを第2のSTAに送信する。
従来技術では、第1のSTA及び第2のSTAがHE APと関連付けられている場合、HE APとのアップリンク又はダウンリンク通信を実行するときに、第1のSTA又は第2のSTAは、第2のBSSカラーと称されるHE APにより設定されたBSSカラーを用いてよい。しかしながら、D2D伝送が実行されるときに用いられるBSSカラーについて具体的な説明が行われていない。本願の本実施形態では、第1のSTA及び第2のSTAがD2D伝送を実行するときに、APから独立して設定され、かつ、第1のSTAにより自律的に判定され得る第1のBSSカラー、又は、第2のSTAが用いられる。第1のSTA及び第2のSTAが位置するBSS内のSTAが非HE APと関連付けられている場合、第1のSTA及び第2のSTAは、D2D伝送を実行するときのBSSカラーを有していない。しかしながら、本願の本実施形態における第1のSTA及び第2のSTAは、同様のBSSカラー、つまり、第1のBSSカラーを設定してよい。
具体的には、D2D伝送の2つのステーション、つまり、第1のSTA及び第2のSTAは、D2D伝送を実行する前に、まず、第1のBSSカラーを判定してよい。概して、第1のSTA及び第2のSTAにより判定される2つの第1のBSSカラーは同一である。D2Dデータ交換を実行するときに、第1のSTAは、前に判定された第1のBSSカラーに従って、データフレームを生成する、つまり、データフレームは第1のBSSカラーを含む。次に、第1のSTAは、データフレームを第2のSTAに送信する。データフレームを受信した後に、第2のSTAは、データフレーム内の第1のBSSカラーを第2のSTAにより格納されたBSSカラーと比較する。第1のBSSカラーは、第2のSTAに格納されているので、データフレームは、D2D伝送ステーションからであることが判定され得る。当然ながら、データフレームは、確実にローカルBSSつまり、第1のSTA及び第2のSTAが位置するBSSからのものである。
第1のBSSカラー及び第2のBSSカラーが同一である場合、自律的な設定が必要ではないので、HE APシナリオにおいて、APから独立してSTAにより自律的に設定される第1のBSSカラーは、APにより割り当てられたBSSカラー、つまり、第2のBSSカラーとは確実に異なることが理解され得る。
本願の本実施形態において、第1のSTA及び第2のSTAが属するBSSにおけるD2D伝送をセットアップしないステーションはまた、データフレームを受信する。この場合、図1に示されるSTA103が説明のための例として用いられ、2つのケースがある。
ケース1
BSS内のステーションは、非HE APと関連付けられる。この場合、非HE APは、BSSカラーを設定する能力を有しておらず、従って、STA103は、BSSカラーを有していない。データフレームを受信したときに、STA103は、データフレームが第1のBSSカラーを搬送することを見つけ、従って、データフレームが隣接BSSからのものであることが考えられる。
ケース2
BSS内のステーションは、HE APと関連付けられる。この場合、STA103は、HE AP、つまり、第2のBSSカラーにより設定されたBSSカラーを格納する。データフレームを受信したときに、STA103は、データフレーム内の第1のBSSカラーを読み出す。第1のBSSカラーは、STA103により格納されたBSSカラーとは異なり、従って、STA103は、データフレームが隣接BSSからのものであると考える。
前述の2つのケースにおいて、STA103がクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行するとき、CCA閾値はオーバラップ基本サービスセットパケットの検出閾値であり、オーバラップ基本サービスセットパケットの検出閾値は、最小受信閾値(例えば、受信機の-62dBm)より大きい。STA103は、データフレームの信号エネルギーとオーバラップ基本サービスセットパケットの検出閾値との間の検出値の関係に従って、チャネルがビジー又はアイドルであるかを判定する。具体的には、データフレームの信号エネルギーがオーバラップ基本サービスセットパケットの検出閾値より大きいことを検出したとき、STA103は、チャネルがビジーであると判定し、パケットを破棄してよい。データフレームの信号エネルギーがオーバラップ基本サービスセットパケットの検出閾値より小さいことを検出したとき、STA103は、チャネルがアイドルであると判定し、次に、空間多重化により要求される別の条件を判定することを継続する。別の条件が同様に満たされる場合、STA103は空間多重化を実行してよい。空間多重化によって、第1のSTA及び第2のSTAが属するBSSでは、2つのSTA、つまり、STA103及び伝送を実行している隣接セルSTAは、同一のチャネルを用いることによる送信を同時に実行することが可能であり、従って、システム効率及びスループットを向上させることができる。
従来技術では、HE APシナリオにおいて、D2D伝送を実行するときに、第1のSTA及び第2のSTAがAPにより設定されたBSSカラーを用い得ることが考えられる。このように、STA103がデータフレームを受信したときに、データフレーム内のBSS識別子はSTA103により格納されたBSSカラーと同一であり、従って、データフレームは、ローカルBSSからのものであると考えられる。この場合、STA103は、空間多重化を実行しない。STA103は、従来型のCCA検出を実行して、オーバラップ基本サービスセットパケットの検出閾値(例えば、-82dBm)より小さいCCA閾値を用いることにより、チャネルがビジー又はアイドルであるかを判定するだけである。チャネルがアイドルである場合、STA103は、通常のWiFi(登録商標)送信を実行できる。隣接BSSからのデータフレームについて、STA103は、基本サービスセットパケット検出閾値を用いいることにより、CCA検出を実行する。
例えば、従来技術では、第1のSTAにより送信されたデータフレーム内の第1のBSSカラー及びSTA103により格納されたBSSカラーの両方が、APにより設定され、従って、データフレーム内の第1のBSSカラーは、STA103により格納されたBSSカラーと同一であり、STA103は、第1のSTAにより送信されたデータフレームがローカルBSSからのものであると判定する。STA103は、CCA閾値の値-82dBmを用いて、チャネルがビジー又はアイドルかを判定してよい。データフレームの信号エネルギーが-72dBmであることが検出された場合、-72dBmが-82dBmより大きいので、STA103は、チャネルがビジーであると考える。本願の本実施形態において、データフレーム内の第1のBSSカラーは、STA103により格納されたBSSカラーとは異なり、従って、STA103は、前述のデータフレームが隣接セルからのものであると考え、CCA閾値の値-62dBmを用いて、チャネルがビジー又はアイドルであるかを判定してよい。データフレームの信号エネルギーが-72dBmであることが検出されたとき、-72dBmが-62dBmより小さいので、STA103は、チャネルがアイドルであると考える。この場合、STA103は、空間多重化を実行する機会を有する。
従って、本願の本実施形態における通信方法によれば、第1のBSSカラーはD2Dデータフレームにおいて搬送され、その結果、データフレームを受信したときに、第1のSTA及び第2のSTAが属するBSS内の別の受信ステーションは、当該フレームが隣接セルからのフレームであると判定できる。このように、一方では、非HE APシナリオにおいて、非HE APがHE STAのBSSカラーを設定できないという課題が解決される。他方では、HE APシナリオにおいて、空間多重化を改善でき、システム効率及びスループットを向上させることができる。
オプションとして、データフレームは、高効率物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニットHE PPDUであり、第1のBSSカラーは、HE PPDUの基本サービスセットBSSカラーフィールドにおいて搬送される。
本願の本実施形態におけるデータフレームは、既存のHE PPDUフレームフォーマットを用いてよい。HE PPDU内の高効率信号フィールド(high efficiency signal field、HE-SIG)は、BSSカラーフィールドを含む(現在の基準では6ビットが定義される、つまり、利用可能なBSSカラー値は、0から63までの整数値である。)。非HE APシナリオにおいて、非HE APは、BSSカラーを設定する能力を有しておらず、従っては、BSSカラーフィールドは、通常、空である。HE APシナリオにおいて、BSSカラーフィールドに入る値は、データフレームのソースを示すために用いられる。本願の本実施形態では、HE PPDUフレームフォーマットが用いられるとき、第1のBSSカラーは、BSSカラーフィールドにおいて搬送されてよく、第1のBSSカラーは、第1のSTAと第2のSTAとの間のD2D伝送を示すために用いられる。
より具体的には、第1のSTA及び第2のSTAがD2D伝送を実行するときに、非HE APシナリオにおける第1のSTAは、第1のBSSカラーをデータフレームのBSSカラーフィールドに直接追加してよい。HE APシナリオにおいて、第1のSTAは、第2のBSSカラーをもはや使用しなくてよく、同等に、第1のBSSカラーは、第2のBSSカラーを置き換えるために用いられる。
さらに、本願の本実施形態において、第1のBSSカラーを搬送すべく、新たなフィールドが従来技術におけるデータフレームフォーマットにさらに追加されてよい。
本願の本実施形態におけるD2D伝送がTDLSプロトコルを用いてよいことを理解するべきである。
本願の本実施形態において、D2D伝送のSTAの各ペアの第1のBSSカラーが、同一であってよく、又は、異なっていてよいことに留意されたい。
D2D伝送のSTAの各ペアの第1のBSSカラーが同一である場合、D2D接続をセットアップするSTAが、D2Dステーションの別のペアのデータフレームを受信したとき、D2Dステーションの別のペアの第1のBSSカラーは、STAの第1のBSSカラーと同一なので、データフレームは、ローカルBSS、つまり、第1のSTA及び第2のSTAが属するBSSからのものであると考えられる。従って、空間多重化は実行されない。
D2D伝送のSTAの各ペアの第1のBSSカラーが異なる場合、D2D伝送のSTAのペア(例えば、STA104)が、D2D伝送のSTAの別のペア(例えば、STA101)により送信されたデータフレームを受信したとき、データフレームは、隣接BSSからのものであると判定される。従って、チャネルがアイドルであることが検出された場合、STA104は、空間多重化を実行する機会を有し、その結果、システム効率をさらに向上させることができる。
オプションとして、第1のSTAがデータフレームを生成する前に、方法は、さらに、S240を含んでよい。第1のSTAは、第1のSTA及び第2のSTAと関連付けられたアクセスポイントAPを用いることにより、トンネルダイレクトリンクセットアップTDSLセットアップ要求フレームを第2のSTAに送信し、TDLSセットアップ要求フレームは、第1のBSSカラーを含み、その結果、第1のBSSカラーを、第2のSTAは、第1のSTAとのD2D伝送を実行するためのBSSカラーと判定する。
具体的には、第1のSTAと第2のSTAとの間のD2D接続をセットアップする手順において、第1のBSSカラーが設定されてよい。第1のSTAは、第1のBSSカラーとしての値を選択し、情報フィールドをTDLSセットアップ要求フレームに追加してよく、又は、アイドルフィールドを用いることにより、又は、既存のフィールドを再利用することにより、選択された第1のBSSカラーを搬送し、次に、TDLSセットアップ要求フレームをAPに送信してよい。TDLSセットアップ要求フレームを受信した後に、APは、TDLSセットアップ要求フレームを第2のSTAに転送する。このように、TDLSセットアップ要求フレームを受信したときに、第2のSTAは、これに対応して、第1のBSSカラーを格納し、第1のSTAとのデータ交換を実行するための第1のBSSカラーとして、第1のSTAにより送信された第1のBSSカラーを用いてよい。
オプションとして、方法は、さらに、250を含む。第1のSTAは、APを用いることにより、第2のSTAにより送信されたTDLSセットアップ応答フレームを受信し、TDLSセットアップ応答フレームは、第1のBSSカラーを承認すべく用いられる肯定応答メッセージを含む。
第2のSTAがTDLSセットアップ要求フレームを受信した後に、第2のSTAは、第1のSTAに送信されるTDLSセットアップ応答フレームに情報フィールドを追加してよい、又は、アイドルフィールドを用いることにより、又は、既存のフィールドを再利用することにより、肯定応答メッセージを搬送してよく、これにより、第1のBSSカラーを判定する。APにより転送されたTDLSセットアップ応答フレームを受信した後に、肯定応答メッセージを読み出すことにより、第1のSTAは、第1のBSSカラーを用いてD2D伝送を実行することを判定してよい。
本願の本実施形態における通信方法によれば、D2Dステーションが第1のBSSカラーを設定することを交渉するときに、D2Dステーションの各ペアは、異なる第1のBSSカラーを用いてよい、つまり、D2Dステーションの各ペアは、別々に、1つの仮想セルになり得る。このように、D2Dステーションのペアの通信中に、D2Dステーションのペア以外のすべての他のSTAは、空間多重化を実行する機会があり得、その結果、システム効率を向上させることができる。
オプションとして、第1のBSSカラーを判定するときに、第1のSTAは、予め設定された固定値を第1のBSSカラーと判定してよい。この場合、ローカルBSSにおいてD2D接続をセットアップするすべてのSTAの第1のBSSカラーは同一である。
例えば、予め設定された固定値は0であってよく、又は、予め設定された固定値は1であってよく、又は、63であってよく、本願の本実施形態において限定はされることはない。
D2D伝送を実行するときに、第1のSTA及び第2のSTAは、予め設定された固定値を第1のBSSカラーとして用いてデータを送信及び受信してよい。具体的には、第1のSTA及び第2のSTAが、関連するAPを用いることによりD2D接続をセットアップした後に、第1のSTAは、予め設定された固定値をデータフレーム(例えば、HE PPDUのBSSカラーフィールド)に複製し、次に、第2のSTAとのデータ交換を実行すべく、データフレームを第2のSTAに送信する。第1のSTAにより送信されたデータフレームを受信したときに、STA(ローカルBSS又は隣接BSSのSTA)は、予め設定された固定値を用いて、データフレームがローカルBSS又は隣接BSSからのものであるかを判定してよい。
HE APシナリオにおいて、ローカルBSSにおけるD2D接続をセットアップしないSTAについては、同様に、STA103が説明のための例として用いられ、データフレームを受信したときい、STA103は、STA103により格納されたBSSカラーフィールド内のBSSカラーが、予め設定された固定値とは異なると判定してよい。この場合、STA103は、データフレームが隣接セルからのものであると考える。CCAが実行され、チャネルがアイドルであると判定された後に、STA103は、空間多重化により要求される別の条件を判定することを継続してよい。別の条件が同様に満たされる場合、STA103は、空間多重化を実行してよい。さらに、このシナリオにおいて、APと通信するときに、STAは、APにより設定されたBSSカラーを依然として用いる。少なくとも1つの第1のBSSカラー及び1つのBSSカラーが第1のSTA及び第2のSTAに格納され、それぞれ、D2D伝送及びAPの通信に用いられることに留意されたい。D2D接続をセットアップするステーションが伝送フレームを受信したときに、伝送フレームに含まれる第1のBSSカラー又はBSSカラーが、ステーションにより格納された第1のBSSカラー又は第2のBSSカラーに等しい場合、D2Dステーションは、ローカルBSSのフレームが受信されたと考える。この場合、D2D接続をセットアップするステーションは、空間多重化を実行しない。
第2のSTAは、複数のBSSカラーを格納してよく、例えば、APと通信するための第2のBSSカラー及び第1のSTAと通信するための第1のBSSカラーを同時に格納してよいことが理解されるべきである。あるいは、第2のSTAが第3のSTA(ローカルBSS内の1つのSTA)とのD2D接続をさらにセットアップする場合、第2のSTAは、第3のSTAとのD2D伝送を実行するためのBSSカラーをさらに格納してよい。
オプションとして、第1のBSSカラーを判定するときに、第1のSTAは、BSSパラメータに従って第1のBSSカラーを判定してよい。この場合、ローカルBSSにおいてD2D接続をセットアップするすべてのSTAの第1のBSSカラーは同一である。
例えば、第1のBSSカラーは、ローカルBSSの基本サービスセット識別子(basic service set identifier、BSSID)に従って判定されてよい。具体的には、BSSIDの最後の数ビットが第1のBSSカラーとして用いられてよい。別の例について、第1のBSSカラーは、第2のBSSカラーに従って判定されてよい。より具体的には、第2のBSSカラーの値+1が第1のBSSカラーとして用いられてよい。
本願の本実施形態では、第1のSTA及び第2のSTAがHE APと関連付けられるシナリオにおいて、APは、第1のBSSカラーを取得し、第1のBSSカラーを格納してよい。APは、第1のBSSカラーを含む伝送フレーム(例えば、第1のSTAにより送信されたデータフレーム)を受信し、伝送フレーム内の第1のBSSカラーを読み出し、APにより格納された第1のBSSカラーと、伝送フレーム内の第1のBSSカラーとを比較することにより、伝送フレームがローカルBSSからのものであると判定してよい。従って、APは、空間多重化を実行しない。先述の方法によって、APが空間多重化を実行することが可能である場合に、APが、D2D伝送を実行しているステーションにダウンリンクデータを送信することで、D2D伝送のステーションの受信衝突を引き起こすという問題が回避され得る。
従って、本願の本実施形態では、D2DステーションがD2D伝送用に同一の第1のBSSカラーを用いるとき、D2Dステーションは、仮想セルを構成してよい。このように、D2Dステーションが通信するときに、D2D接続をセットアップしない別のステーションは、空間多重化を実行する機会を有し得る。
オプションとして、第1のSTAが第1のBSSカラーを判定するときに、第1のSTAは、第1のSTA又は第2のSTAのパラメータに従って、第1のBSSカラーを判定してよい。
例えば、第1のBSSカラーは、第1のSTA又は第2のSTAのメディアアクセス制御(MAC)アドレスに従って判定されてよい。具体的には、MACアドレスの数ビットが第1のBSSカラーとして用いられてよい。さらに、第1のBSSカラーは、第1のSTA又は第2のSTAのアソシエーション識別子(association identifier、AID)に従って判定されてもよい。具体的には、AIDの最後の数ビットが第1のBSSカラーとして用いられてよい。これが、本願の本実施形態において限定されることはない。
本願の本実施形態では、第1のSTA及び第2のSTAがHE APと関連付けられるシナリオにおいて、APは、第1のBSSカラーを取得し、第1のBSSカラーを格納してよい。APは、第1のBSSカラーを含む伝送フレーム(例えば、第1のSTAにより送信されたデータフレーム)を受信し、伝送フレーム内の第1のBSSカラーを読み出し、APにより格納された第1のBSSカラーと、伝送フレーム内の第1のBSSカラーとを比較することにより、伝送フレームがローカルBSSからのものであると判定してよい。従って、APは、空間多重化を実行しない。先述の方法によって、APが空間多重化を実行することが可能である場合に、APがD2D伝送を実行しているステーションにダウンリンクデータを送信することで、D2D伝送のステーションの受信衝突を引き起こすという問題が回避され得る。
本願の本実施形態における通信方法によれば、D2Dステーションが第1のBSSカラーを設定するときに、D2Dステーションの各ペアは、異なる第1のBSSカラーを用いて設定してよい、つまり、D2Dステーションの各ペアは、別々に、1つの仮想セルになり得る。このように、D2Dステーションのペアの通信中に、D2Dステーションのペア以外の全ての他のステーションは、空間多重化を実行する機会を有し得る。図1が例として用いられる。STA101及びSTA102がD2D伝送を実行するとき、この場合、STA103が空間多重化を実行する機会を有するだけでなく、STA104及びSTA105も、空間多重化を実行する機会を有する。
上記では、図1及び図2を参照して詳細に本願の実施形態に係る通信方法を説明した。以下では、図3から図5を参照して、本願の実施形態に係るステーション及びアクセスポイントを説明する。
図3は、本願の実施形態に係る第1のSTA300の概略ブロック図を示す。図3に示されるように、第1のSTA300は、判定ユニット310、生成ユニット320及び送信ユニット330を含む。
判定ユニット310は、第1の基本サービスセットBSSカラーを判定するように構成される。
第1のSTA及び第2のSTAがデバイスツーデバイスD2D伝送を実行するときに、生成ユニット320はデータフレームを生成するように構成され、データフレームは第1のBSSカラーを含む。
送信ユニット330は、データフレームを第2のSTAに送信するように構成される。
本願の本実施形態に係る第1のSTA300のユニットの前述の及び他の動作又は機能は、それぞれ、前述した方法における第1のSTAにより実行される対応する手順を実行するために用いられる。簡潔にするために、ここでは詳細を説明しない。
従って、本願の本実施形態における通信方法によれば、第1のBSSカラーはD2Dデータフレームにおいて搬送され、その結果、データフレームを受信したときに、第1のSTA及び第2のSTAが属するBSS内の別の受信ステーションは、当該フレームが、隣接セルからのフレームであると判定できる。このように、一方では、非HE APシナリオにおいて、非HE APがHE STAのBSSカラーを設定できないという課題が解決される。他方では、HE APシナリオにおいて、空間多重化を改善でき、システム効率及びスループットを向上させることができる。
図4は、本願の実施形態に係る第2のSTA400の概略ブロック図を示す。図4において示されるように、第2のSTA400は、受信ユニット410及び判定ユニット420を含む。
受信ユニット410は、第1のSTAにより送信されたトンネルダイレクトリンクセットアップTDSLセットアップ要求フレームを受信するように構成され、TDLSセットアップ要求フレームは、第1の基本サービスセットBSSカラーを含む。
判定ユニット420は、第1のBSSカラーを、第1のSTAとのD2D伝送を実行するためのBSSカラーと判定するように構成される。
本願の本実施形態に係る第2のSTA400のユニットの前述の及び他の動作又は機能は、それぞれ、前述した方法における第2のSTAにより実行される対応する手順を実行するために用いられる。簡潔にするために、ここでは詳細を説明しない。
図5は、本発明の実施形態に係るアクセスポイントAP500の概略ブロック図を示す。図5に示されるように、アクセスポイントAP500は、受信ユニット510及び送信ユニット520を含む。
受信ユニット510は、第1のステーションSTAにより送信されたトンネルダイレクトリンクセットアップTDSLセットアップ要求フレームを受信するように構成され、TDLSセットアップ要求フレームは、第1の基本サービスセットBSSカラーを含む。
送信ユニット520は、TDLSセットアップ要求フレームを第2のSTAに送信するように構成され、その結果、第2のSTAは、第1のBSSカラーを、第1のSTAとのD2D伝送を実行するためのBSSカラーと判定する。
本願の本実施形態に係るアクセスポイントAP500のユニットの前述の及び他の動作又は機能は、それぞれ、前述した方法におけるAPにより実行される対応する手順を実行するために用いられる。簡潔にするために、ここでは詳細を説明しない。
上記では、図1及び図2を参照して詳細に本願の実施形態に係る通信方法を説明した。以下では、図6から図8を参照して、本願の実施形態に係るステーション及びアクセスポイントを説明する。
図6は、本願の実施形態に係る第1のSTA600の概略構造図である。図6に示されるように、信号伝送エンドデバイス600は、受信機610、送信機620、プロセッサ630、メモリ640及びバスシステム650を含む。受信機610、送信機620、プロセッサ630及びメモリ640は、バスシステム650を用いることにより接続される。メモリ640は、命令を格納するように構成される。プロセッサ630は、メモリ640に格納された命令を実行するように構成され、これにより、受信機610を制御して信号を受信し、送信機620を制御して信号を送信する。
プロセッサ630は、第1の基本サービスセットBSSカラーを判定するように構成される。
第1のSTA及び第2のSTAがデバイスツーデバイスD2D伝送を実行するときに、プロセッサ630は、さらに、データフレームを生成するように構成され、データフレームは第1のBSSカラーを含む。
送信機620は、データフレームを第2のSTAに送信するように構成される。
本願の本実施形態において、プロセッサ630は、中央演算処理装置(central processing unit、CPU)であってよい、又は、プロセッサ630は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別のハードウェア構成要素等であってよいことが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、又は、このプロセッサは、任意の通常のプロセッサ等であってよい。
メモリ640は、リードオンリメモリ及びランダムアクセスメモリを含んでよく、命令及びデータをプロセッサ630に提供する。メモリ640の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでよい。例えば、メモリ640は、デバイスタイプについての情報をさらに格納してよい。
データバスに加えて、バスシステム650は、電力バス、コントロールバス、ステータス信号バス等を含んでよい。しかしながら、説明を明確にするために、図中のバスシステム650として、様々なバスが示される。
実装処理では、前述した方法における段階が、プロセッサ630内のハードウェア又はソフトウェアの形式の命令の統合された論理回路によって遂行され得る。本願の実施形態を参照して開示された通信方法の段階は、ハードウェアプロセッサにより直接的に実行されてよい、又は、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせを用いることにより実行されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ又はレジスタのような、当該分野において成熟した記憶媒体に配置されてよい。記憶媒体は、メモリ640に配置される。プロセッサ630は、メモリ640内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェア630と組み合わせて先述の方法の段階を遂行する。繰り返しを避けるために、ここでは詳細を繰り返し説明しない。
本願の本実施形態に係る第1のSTA600のユニットの前述の及び他の動作又は機能は、それぞれ、前述した方法における第1のSTAにより実行される対応する手順を実行するために用いられる。簡潔にするために、ここでは詳細を説明しない。
従って、本願の本実施形態における通信方法によれば、第1のBSSカラーがD2Dデータフレームにおいて搬送され、その結果、データフレームを受信したときに、第1のSTA及び第2のSTAが属するBSS内の別の受信ステーションは、当該フレームが、隣接セルからのフレームであると判定できる。このように、一方では、非HE APシナリオにおいて、非HE APがHE STAのBSSカラーを設定できないという課題が解決される。他方では、HE APシナリオにおいて、空間多重化を改善でき、システム効率及びスループットを向上させることができる。
図7は、本願の実施形態に係る第2のSTA700の概略構造図である。図7に示されるように、信号伝送エンドデバイス700は、受信機710、送信機720、プロセッサ730、メモリ740及びバスシステム750を含む。受信機710、送信機720、プロセッサ730及びメモリ740は、バスシステム750を用いることにより接続される。メモリ740は、命令を格納するように構成される。プロセッサ730は、メモリ740により格納された命令を実行するように構成され、これにより、受信機710を制御して信号を受信し、送信機720を制御して信号を送信する。
受信機710は、第1のSTAにより送信されたトンネルダイレクトリンクセットアップTDSLセットアップ要求フレームを受信するように構成され、TDLSセットアップ要求フレームは、第1の基本サービスセットBSSカラーを含む。
送信機720は、第1のBSSカラーを、第1のSTAとのD2D伝送を実行するためのBSSカラーと判定するように構成される。
本願の本実施形態において、プロセッサ730は、中央演算処理装置(central processing unit、CPU)であってよい、又は、プロセッサ730は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別のハードウェア構成要素等であってよいことが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、又は、このプロセッサは、任意の通常のプロセッサ等であってよい。
メモリ740は、リードオンリメモリ及びランダムアクセスメモリを含んでよく、命令及びデータをプロセッサ730に提供する。メモリ740の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでよい。例えば、メモリ740は、デバイスタイプについての情報をさらに格納してよい。
データバスに加えて、バスシステム750は、電力バス、コントロールバス、ステータス信号バス等を含んでよい。しかしながら、説明を明確にするために、図中のバスシステム750として、様々なバスが示される。
実装処理では、前述した方法における段階が、プロセッサ730内のハードウェア又はソフトウェアの形式の命令の統合された論理回路によって遂行され得る。本願の実施形態を参照して開示された通信方法の段階は、ハードウェアプロセッサにより直接的に実行されてよい、又は、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせを用いることにより実行されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ又はレジスタのような、当該分野において成熟した記憶媒体に配置されてよい。記憶媒体は、メモリ740に配置される。プロセッサ730は、メモリ740内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェア730と組み合わせて先述の方法の段階を遂行する。繰り返しを避けるために、ここでは詳細を繰り返し説明しない。
本願の本実施形態に係る第2のSTA700のユニットの前述の及び他の動作又は機能は、それぞれ、前述した方法における第2のSTAにより実行される対応する手順を実行するために用いられる。簡潔にするために、ここでは詳細を説明しない。
図8は、本願の実施形態に係るアクセスポイントAP800の概略構造図である。図8に示されるように、信号伝送エンドデバイス800は、受信機810、送信機820、プロセッサ830、メモリ840及びバスシステム850を含み、受信機810、送信機820、プロセッサ830及びメモリ840は、バスシステム850を用いることにより接続される。メモリ840は、命令を格納するように構成される。プロセッサ830は、メモリ840により格納された命令を実行するように構成され、これにより、受信機810を制御して信号を受信し、送信機820を制御して信号を送信する。
受信機810は、第1のステーションSTAにより送信されたトンネルダイレクトリンクセットアップTDSLセットアップ要求フレームを受信するように構成され、TDLSセットアップ要求フレームは、第1の基本サービスセットBSSカラーを含む。
送信機820は、TDLSセットアップ要求フレームを第2のSTAに送信するように構成され、その結果、第2のSTAは、第1のBSSカラーを、第1のSTAとのD2D伝送を実行するためのBSSカラーと判定する。
本願の本実施形態において、プロセッサ830は、中央演算処理装置(central processing unit、CPU)であってよい、又は、プロセッサ830は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別のハードウェア構成要素等であってよいことが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、又は、このプロセッサは、任意の通常のプロセッサ等であってよい。
メモリ840は、リードオンリメモリ及びランダムアクセスメモリを含んでよく、命令及びデータをプロセッサ830に提供する。メモリ840の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでよい。例えば、メモリ840は、デバイスタイプについての情報をさらに格納してよい。
データバスに加えて、バスシステム850は、電力バス、コントロールバス、ステータス信号バス等を含んでよい。しかしながら、説明を明確にするために、図中のバスシステム850として、様々なバスが示される。
実装処理では、前述した方法における段階が、プロセッサ830内のハードウェア又はソフトウェアの形式の命令の統合された論理回路によって遂行され得る。本願の実施形態を参照して開示された通信方法の段階は、ハードウェアプロセッサにより直接的に実行されてよい、又は、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせを用いることにより実行されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ又はレジスタのような、当該分野において成熟した記憶媒体に配置されてよい。記憶媒体は、メモリ840に配置される。プロセッサ830は、メモリ840内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェア830と組み合わせて先述の方法の段階を遂行する。繰り返しを避けるために、ここでは詳細を繰り返し説明しない。
本願の本実施形態に係るアクセスポイントAP800のユニットの前述の及び他の動作又は機能は、それぞれ、前述した方法におけるAPにより実行される対応する手順を実行するために用いられる。簡潔にするために、ここでは詳細を説明しない。
従って、本願の本実施形態における通信方法によれば、第1のBSSカラーはD2Dデータフレームにおいて搬送され、その結果、データフレームを受信したときに、第1のSTA及び第2のSTAが属するBSS内の別の受信ステーションは、当該フレームが、隣接セルからのフレームであると判定できる。このように、一方では、非HE APシナリオにおいて、非HE APがHE STAのBSSカラーを設定できないという課題が解決される。他方では、HE APシナリオにおいて、空間多重化を改善でき、システム効率及びスループットを向上させることができる。
本明細書における「及び/又は」という用語は、関連する対象を説明するための関連関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在すること、A及びBの両方が存在すること、及びBのみが存在することの3つのケースを表してよい。さらに、本明細書における記号「/」は、概して、関連するオブジェクト間の「又は」の関係を示す。
先述の処理のシーケンス番号は、様々な本願の実施形態における実行順序を意味するものでないことが理解されるべきである。処理の実行順序は、処理の機能及び内部論理に従って判定されるべきであり、本願の実施形態の実装処理についてのいかなる限定として解釈されるべきでない。
当業者であれば、本明細書において開示される実施形態を参照して説明された例におけるユニット及びアルゴリズム段階が、電子的ハードウェア、又は、コンピュータソフトウェア及び電子的ハードウェアの組み合わせにより実装されてよいことが認識され得る。機能が、ハードウェアにより実行されるか、又は、ソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決手法の特定の用途及び設計制約条件に依存する。当業者であれば、それぞれの特定の用途に対して説明された機能を実行すべく異なる方法を用いてよいが、その実装が本願の範囲を超えるものと考えられるべきではない。
簡便及び簡潔な説明の目的で、先述のシステム、装置及びユニットの詳細な動作処理について、前述した方法の実施形態における対応する処理への参照が行われてよく、詳細は説明しないものであることが当業者により明確に理解され得る。
本願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式で実装されてよいことが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は例に過ぎない。例えば、ユニットの区分は、論理的な機能区分に過ぎず、実際の実装では、他の区分であってよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに組み合わされ又は統合されてよい、又は、いくつか機能が無視又は実行されなくてよい。さらに、表示され又は論じられた相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェース、間接的な結合又は装置間又はユニット間の通信接続若しくは電気的な接続、機械的接続若しくは他の形態における接続を通じて実装されてよい。
別個のパーツとして説明されたユニットは、物理的に分離されてもされていなくてよく、ユニットとして表示されるパーツは、物理ユニットであってもそうでなくてもよく、1か所に配置されてもよく、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部又はすべては、実施形態の解決手段の目的を達成するために、実際のニーズに従って選択されてよい。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよい、又は、ユニットのそれぞれは、物理的に単独で存在してもよく、又は、2つ又はそれより多いユニットは、1つのユニットに統合される。
ソフトウェア機能ユニットの形式で機能が実装され、別個の製品として販売又は使用されるとき、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。そのような理解に基づいて、基本的に本願の技術的解決手法又は従来技術に対して貢献する部分又は技術的解決手法のいくつかが、ソフトウェア製品の形式で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってよい)に、本発明の実施形態において説明された方法の段階の全て又はいくつかを実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを格納できる任意の媒体を含む。
前述の説明は、本願の特定の実装に過ぎず、本願の保護範囲を制限することを意図したものではない。本願において開示された技術的範囲内で、当業者により容易に考え出される任意の変形又は置換が本願の保護範囲に含まれるものとする。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。

Claims (10)

  1. 通信方法であって、
    第1のステーション(STA)及び第2のSTAがデバイスツーデバイス(D2D)伝送を実行するときに、前記第1のSTAにより、第1の基本サービスセット(BSS)カラーを決定する段階と
    前記第1のSTAにより、物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(PPDU)を前記第2のSTAに送信する段階であって、前記PPDUは前記第1のBSSカラーを有する、段階
    を備える方法。
  2. 前記PPDUは、高効率物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(HE PPDU)であり、前記第1のBSSカラーは、前記HE PPDUのBSSカラーフィールドにおいて搬送される、請求項に記載の方法。
  3. 前記方法は、さらに、
    前記第1のSTAにより、前記第1のSTA及び前記第2のSTAに関連付けられたアクセスポイント(AP)を用いることにより、トンネルダイレクトリンクセットアップ(TDLS)セットアップ要求フレームを前記第2のSTAに送信する段階であって、前記TDLSセットアップ要求フレームは前記第1のBSSカラーを有する、段階を備える、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記方法は、さらに、
    前記第1のSTAにより、前記APを用いることによって、前記第2のSTAにより送信されたTDLSセットアップ応答フレームを受信する段階であって、前記TDLSセットアップ応答フレームは、前記第1のBSSカラーを承認すべく用いられる肯定応答メッセージを有する、段階を備える、請求項に記載の方法。
  5. 通信方法であって、
    第2のステーション(STA)により、第1のSTAから物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(PPDU)を受信する段階であって、前記PPDUは、第1の基本サービスセット(BSS)カラーを有する、段階と、
    前記第2のSTAにより、前記第1のBSSカラーを、前記第1のSTAとのデバイスツーデバイス(D2D)伝送を実行するためのBSSカラーと判定する段階と
    を備える方法。
  6. 前記PPDUは、高効率物理レイヤコンバージェンスプロシージャプロトコルデータユニット(HE PPDU)であり、前記第1のBSSカラーは、前記HE PPDUのBSSカラーフィールドにおいて搬送される、請求項に記載の方法。
  7. 前記第1のSTAから前記PPDUを受信する段階の前に、前記方法は、さらに、
    前記第2のSTAにより、前記第1のSTA及び前記第2のSTAと関連付けられたアクセスポイント(AP)を用いることにより、前記第1のSTAからトンネルダイレクトリンクセットアップ(TDLS)セットアップ要求フレームを受信する段階であって、前記TDLSセットアップ要求フレームは、前記第1のBSSカラーを有する、段階を備える、請求項に記載の方法。
  8. 前記方法は、さらに、
    前記第2のSTAにより、前記APを用いることによって、TDLSセットアップ応答フレームを前記第1のSTAに送信する段階であって、前記TDLSセットアップ応答フレームは、前記第1のBSSカラーを承認すべく用いられる肯定応答メッセージを有する、段階を備える、請求項に記載の方法。
  9. 第1のステーション(STA)であって、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを備え、
    前記メモリは命令を格納しており、前記命令は、前記プロセッサにより実行されるときに、前記第1のSTAに、請求項1からのいずれか一項に記載の方法を実行させる、第1のSTA。
  10. 第2のステーション(STA)であって、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを備え、
    前記メモリは命令を格納しており、前記命令は、前記プロセッサにより実行されるときに、前記第2のSTAに、請求項からのいずれか一項に記載の方法を実行させる、第2のSTA。
JP2018562337A 2016-06-08 2017-04-11 通信方法、第1のステーション、第2のステーション及びアクセスポイント Active JP6753588B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201610403982.8 2016-06-08
CN201610403982.8A CN107484256B (zh) 2016-06-08 2016-06-08 通信方法、第一站点、第二站点和接入点
PCT/CN2017/080031 WO2017211123A1 (zh) 2016-06-08 2017-04-11 通信方法、第一站点、第二站点和接入点

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019518379A JP2019518379A (ja) 2019-06-27
JP6753588B2 true JP6753588B2 (ja) 2020-09-09

Family

ID=60577528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018562337A Active JP6753588B2 (ja) 2016-06-08 2017-04-11 通信方法、第1のステーション、第2のステーション及びアクセスポイント

Country Status (5)

Country Link
US (1) US12010741B2 (ja)
EP (2) EP3454622B1 (ja)
JP (1) JP6753588B2 (ja)
CN (2) CN107484256B (ja)
WO (1) WO2017211123A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6897566B2 (ja) * 2015-11-19 2021-06-30 ソニーグループ株式会社 装置及び方法
CN107484256B (zh) * 2016-06-08 2021-06-01 华为技术有限公司 通信方法、第一站点、第二站点和接入点
US11395243B2 (en) * 2019-10-16 2022-07-19 Cisco Technology, Inc. Increasing synchronization of virtual reality scene elements with software defined network (SDN) originated information
CN113824753B (zh) * 2020-06-19 2023-09-15 阿里巴巴集团控股有限公司 通信方法及通信***、存储介质、计算设备

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8345584B2 (en) * 2007-09-26 2013-01-01 Lantiq Deutschland Gmbh Wireless local area network and access point for a wireless local area network
KR101511386B1 (ko) * 2008-10-15 2015-04-13 엘지전자 주식회사 터널 다이렉트 링크 설정 무선 네트워크에서의 다이렉트 링크 설정 절차
US9900779B2 (en) * 2008-12-30 2018-02-20 Qualcomm Incorporated Centralized control of peer-to-peer communication
US8644278B2 (en) * 2010-08-03 2014-02-04 Texas Instruments Incorporated System and method for simultaneous infrastructure and ad hoc networked communications
US9294883B2 (en) * 2012-03-01 2016-03-22 Nokia Technologies Oy Method, apparatus, and computer program product for probe request and response exchange
CA2884587C (en) 2012-09-26 2019-08-06 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for sub-channel selective access in wireless lan system
RU2606511C1 (ru) * 2012-12-12 2017-01-10 ЭлДжи ЭЛЕКТРОНИКС ИНК. Способ передачи/приема информации, связанной с идентификатором ассоциации, в системе беспроводной связи и соответствующее устройство
CN104125652A (zh) * 2013-04-25 2014-10-29 华为技术有限公司 中继链路的建立方法、站点和***
EP3042443A4 (en) 2013-09-05 2017-04-19 Skykar Inc. Synchronous electric machines
WO2015050311A1 (ko) * 2013-10-05 2015-04-09 엘지전자 주식회사 무선랜 시스템에서 섹터화된 전송기회를 이용한 동작 방법 및 장치
US9807794B2 (en) * 2013-10-23 2017-10-31 Qualcomm, Incorporated Systems, methods and devices for dynamically setting response indication deferral in wireless networks
US20150264617A1 (en) * 2014-03-14 2015-09-17 Nokia Corporation Methods and Apparatus for Wireless Networking
US20160006311A1 (en) 2014-06-19 2016-01-07 Turboroto Inc. Electric motor, generator and commutator system, device and method
US10085258B2 (en) * 2014-07-04 2018-09-25 Newracom, Inc. Frame transmitting method and frame receiving method
CN106664721B (zh) 2014-07-11 2020-03-20 索尼公司 信息处理设备
WO2016036016A1 (ko) * 2014-09-03 2016-03-10 엘지전자 주식회사 무선랜에서 트레이닝 필드를 전송하는 방법 및 장치
US10111258B2 (en) * 2015-02-13 2018-10-23 Qualcomm Incorporated Methods and systems for receiver initiated protection of a wireless communication exchange
US10178705B2 (en) * 2015-02-23 2019-01-08 Newracom, Inc. Method and apparatus for dynamic channel sensing for direct link in a high efficiency wireless LAN
US10111270B2 (en) * 2015-05-26 2018-10-23 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for receiving signal by using resource units in a wireless local area system
US10091714B2 (en) * 2015-06-11 2018-10-02 Qualcomm Incorporated Enabling channel reuse for selective BSS
US20170085461A1 (en) * 2015-09-23 2017-03-23 Qualcomm Incorporated Color assignments for peer-to-peer (p2p) transmissions
CN105357719B (zh) * 2015-12-10 2018-11-09 魅族科技(中国)有限公司 无线局域网的通信方法及通信装置、站点和接入点
CN107484256B (zh) * 2016-06-08 2021-06-01 华为技术有限公司 通信方法、第一站点、第二站点和接入点
US20180184285A1 (en) * 2016-06-13 2018-06-28 Qualcomm Incorporated Techniques for basic service set attribute detection and resolution

Also Published As

Publication number Publication date
EP3793320A1 (en) 2021-03-17
US20190098679A1 (en) 2019-03-28
EP3454622A1 (en) 2019-03-13
CN107484256B (zh) 2021-06-01
EP3454622B1 (en) 2020-09-02
CN113411912A (zh) 2021-09-17
JP2019518379A (ja) 2019-06-27
WO2017211123A1 (zh) 2017-12-14
US12010741B2 (en) 2024-06-11
CN107484256A (zh) 2017-12-15
EP3454622A4 (en) 2019-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230328666A1 (en) Multi-link communication method and apparatus
CN107615793B (zh) 以高信道效率、分散式方式在对等站点间传输数据的方法和***
US10075977B2 (en) Method and device for transmitting data in wireless LAN
JP6753588B2 (ja) 通信方法、第1のステーション、第2のステーション及びアクセスポイント
JP2023178343A (ja) マルチリンク通信方法および関連装置
JP2023528106A (ja) データ送信方法及び装置、データ受信方法及び装置
US20210136599A1 (en) Coordinated Multi-Access-Point AP Transmission Method, Related Apparatus, and System
JP2017022746A (ja) コンカレントデバイス発見のためのシステムおよび方法
WO2016109921A1 (zh) 数据传输的方法、站点、接入点和接入控制器
EP3975657A1 (en) Data transmission method, apparatus, and device, and storage medium
US8885538B2 (en) Method and apparatus for ascynchronous direct link setup in WLAN system
CN114071512A (zh) 管理基本服务集颜色的方法、接入点和站点
JP2019522917A (ja) データ通信方法及びデータ通信装置
WO2014195562A1 (en) Broadcasting or multicasting of signalling messages in a wireless network using an access node as a broker
US20230254909A1 (en) EMLSR Channel Access Procedure In Wireless Communications
KR20240099491A (ko) 사이드링크 통신 방법 및 관련 장치
CN107509251B (zh) 一种退避方法和装置
WO2017114033A1 (zh) 一种传输机会确定方法及接入点
EP3905736A1 (en) Device discovery method, apparatus, and system
CN110198542B (zh) 一种具备冲突避免的非授权频段LTE-U与WiFi共存网络的e-LBT信道接入方法
WO2023092487A1 (zh) 无线通信的方法和设备
WO2023010455A1 (zh) 无线通信的方法及设备
US20230319923A1 (en) Enhanced Multi-Link Single-Radio And Multi-Radio Subband Operations In Wireless Communications
US20230262603A1 (en) EMLSR Target Wake Time Operation In Wireless Communications
WO2022056685A1 (zh) 数据重传方法和接入点设备

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181226

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6753588

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250