JP6750548B2 - スクロール型圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明はスクロール型圧縮機に関する。
特許文献1に従来のスクロール型圧縮機が開示されている。このスクロール型圧縮機は、ハウジングと、回転軸と、固定スクロールと、可動スクロールと、自転防止機構と、背圧室と、背圧供給路と、絞り通路とを備えている。
回転軸はハウジングに回転可能に軸支されている。固定スクロールはハウジングに固定されている。可動スクロールは、ハウジングに収納され、回転軸によって駆動されて固定スクロールとともに圧縮室を形成する。自転防止機構は、ハウジングと可動スクロールとの間に設けられ、回転軸の回転による可動スクロールの自転を防止する。背圧室は、可動スクロールの背面側でハウジングと可動スクロールとによって形成され、可動スクロールを圧縮室側に付勢する。背圧供給路は、圧縮室で高圧とされた冷媒又は潤滑油を背圧室に供給する。絞り通路は、圧縮室に冷媒を供給するための吸入領域と背圧室とを接続する。絞り通路は、具体的には、回転軸に貫設され、ハウジングと回転軸との間に設けられた軸受装置によって通路断面積が小さくされている。
このスクロール型圧縮機では、圧縮室で高圧とされた冷媒又は潤滑油が背圧室に供給され、背圧室内の冷媒又は潤滑油が絞り通路でその量が制限されて吸入領域に排出される。このため、背圧室内には適度な量で適度な背圧の冷媒又は潤滑油が存在することとなり、可動スクロールを固定スクロールに押圧する押圧力が適度に付与され、この押圧力によって圧縮室の気密性が好適に維持される。
特許第5315933号公報
しかし、上記従来のスクロール型圧縮機では、比較的長尺の回転軸に絞り通路を貫設しており、製造コストの高騰化を生じてしまっている。また、上記従来のスクロール型圧縮機では、絞り通路が常に開いており、背圧不足によって効率が低下する懸念がある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、製造コストの低廉化及び効率の向上を実現可能なスクロール型圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
本発明のスクロール型圧縮機は、ハウジングと、前記ハウジングに回転可能に軸支された回転軸と、前記ハウジングに固定された固定スクロールと、前記ハウジングに収納され、前記回転軸によって駆動されて前記固定スクロールとともに圧縮室を形成する可動スクロールと、前記ハウジングと前記可動スクロールとの間に設けられ、前記回転軸の回転による前記可動スクロールの自転を防止する自転防止機構と、前記ハウジングと前記可動スクロールとによって形成され、前記可動スクロールを前記圧縮室側に付勢する背圧室と、前記圧縮室で高圧とされた冷媒又は潤滑油を前記背圧室に供給する背圧供給路と、前記圧縮室に冷媒を供給するための吸入領域と前記背圧室とを接続する絞り通路とを備えたスクロール型圧縮機において、
前記自転防止機構は、前記可動スクロールの前記背面側の面に凹設された3以上のリングポケットと、各前記リングポケット内に遊嵌される円筒状のリングと、前記ハウジングに固定され、各前記リング内に突出する円柱状のピンとを有し、
前記可動スクロールの外周側に前記吸入領域が位置し、
前記絞り通路は、少なくとも一つの前記リングポケットと前記吸入領域とを前記リングポケットの特定位置で連通し
前記特定位置は、前記回転軸の軸心と前記偏心軸の軸心との中点を中心とし、前記リングポケットのピッチ円半径を半径とする仮想円と、前記リングポケットの内周面とが交差する位置であることを特徴とする。
本発明のスクロール型圧縮機では、絞り通路が自転防止機構の少なくとも一つのリングポケットと可動スクロールの外周側に位置する吸入領域とを連通しているため、回転軸に絞り通路を貫設する従来のスクロール型圧縮機よりも、絞り通路を短くすることが可能である。また、絞り通路は、リングポケットとリングとの間隙を介するので、絞り効果が高く、効率が向上する。
したがって、本発明のスクロール型圧縮機では、製造コストの低廉化及び効率の向上を実現することが可能である。
絞り通路はリングポケットの特定位置で連通しているこの特定位置は、回転軸の軸心と偏心軸の軸心との中点を中心とし、リングポケットのピッチ円半径を半径とする仮想円と、リングポケットの内周面とが交差する位置である。このため、絞り通路は、回転軸の1回転時に1回はリングによって開閉されることとなり、背圧室内の冷媒や潤滑油が間欠的に吸入領域に排出されることとなる。このため、絞り通路が常時開放されている場合に比べて吸入領域に排出する冷媒や潤滑油の量を減らすことが可能となり、スクロール型圧縮機の効率が向上する。
絞り通路は、複数本設けることも可能であるが、1本であることが好ましい。絞り通路を1本形成するだけであれば、製造コストの低廉化の効果がより大きくなる。
本発明のスクロール型圧縮機では、製造コストの低廉化及び効率の向上を実現することが可能である。
図1は、実施例の電動スクロール型圧縮機の断面図である。 図2は、実施例の電動スクロール型圧縮機の要部拡大断面図である。 図3は、実施例の電動スクロール型圧縮機に係り、ある回転角度における固定スクロール及び可動スクロールの断面図である。 図4は、実施例の電動スクロール型圧縮機に係り、ある回転角度における自転防止機構の断面図である。 図5は、図4の一部拡大断面図である。 図6は、図5の状態から90°回転が進んだ状態の図5と同様の一部拡大断面図である。 図7は、図6の状態から90°回転が進んだ状態の図5及び図6と同様の一部拡大断面図である。
以下、本発明を電動スクロール型圧縮機に具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。この電動スクロール型圧縮機では、図1に示すように、有底筒状のフロントハウジング1と蓋状のリヤハウジング3とが接合されている。フロントハウジング1とリヤハウジング3との間には、フロントハウジング1側の固定ブロック5と、リヤハウジング3側の固定スクロール7とが挟持されている。フロントハウジング1、リヤハウジング3及び固定ブロック5がハウジング8に相当する。
固定スクロール7は、リヤハウジング3側に位置する固定基板7aと、固定基板7aから前方に延び、渦巻状をなす固定渦巻壁7bとを有している。固定基板7aはリヤハウジング3とともに吐出室11を形成している。固定基板7aとリヤハウジング3との間には、吐出室11回りに位置するOリング13が設けられている。
固定ブロック5と固定スクロール7との間には可動スクロール9が設けられている。可動スクロール9は、固定ブロック5側に位置する可動基板9aと、可動基板9aから後方に延び、渦巻状をなす可動渦巻壁9bとを有している。固定渦巻壁7bと可動渦巻壁9bとは互いに噛み合っており、固定基板7a、固定渦巻壁7b、可動基板9a及び可動渦巻壁9bは圧縮室10を形成する。可動基板9aは固定ブロック5とともに背圧室15を形成している。可動基板9aと固定ブロック5との間には、背圧室15回りに位置するシールリング17が設けられている。
固定ブロック5にはフロントハウジング1内に突出するボス部5aが形成され、ボス部5a内にはメイン軸受19及びシール部材21が設けられている。フロントハウジング1には固定ブロック5に向かって突出するボス部1aが形成され、ボス部5a内にはモータ軸受23が設けられている。メイン軸受19とモータ軸受23との間に回転軸25が回転軸心O周りで回転可能に設けられている。シール部材21はメイン軸受19とモータ軸受23との間で回転軸25と当接している。背圧室15はシールリング17及びシール部材21によって封止されている。また、フロントハウジング1と固定ブロック5とによりモータ室27が形成されている。モータ室27は、フロントハウジング1に形成された図示しない吸入口によって外部の蒸発器と接続される吸入室とされている。
モータ室27内では、フロントハウジング1にステータ29が固定され、回転軸25にはロータ31が固定されている。ステータ29には、図示しないハーネスにより電流が流れるようになっている。ステータ29及びロータ31がモータ機構Mに相当する。
背圧室15内に位置する回転軸25の先端には、回転軸心Oに対して偏心する偏心軸心Q方向に突出する偏心ピン25aが形成されている。偏心ピン25aには、図2にも示すように、ブッシュ33が嵌合されている。ブッシュ33は、円柱状のブッシュ本体33aと、ウェイト33bとが一体とされている。可動スクロール9の可動基板9aには、回転軸25側に突出する可動ボス9cが形成され、ボス部9a内にはブッシュ軸受35が設けられている。ブッシュ軸受35はブッシュ本体33aを軸支している。
可動スクロール9の可動基板9aの背面には、図4に示すように、6個のリングポケット37が凹設されている。各リングポケット37内には円筒状のリング39が遊嵌されている。また、固定ブロック5の後面には、各リング39内に突出する円柱状のピン41が固定されている。各リングポケット37の内周面、リング39の外周面及び内周面並びにピン41の外周面は回転軸心O及び偏心軸心Qと平行に延びている。このため、各リング39はリングポケット37の内周面を転動し、各ピン41はリング39の内周面を転動する。全てのリングポケット37、リング39及びピン41が自転防止機構42を構成している。
図1及び図2に示すように、可動スクロール9の可動基板9a及び可動渦巻壁9bの中心側には背圧孔43が形成されている。背圧孔43は、可動渦巻壁9bが僅かに傾斜したり、固定スクロール7の固定基板7aから僅かに離間したりすることにより、圧縮室10と背圧室15とを連通させる。背圧孔43が背圧供給路に相当する。
固定ブロック5にはモータ室27と可動スクロール9の外周側とを連通する吸入通路45が貫設されている。このため、可動スクロール9の外周側は吸入ポート47とされている。吸入室を兼ねるモータ27、吸入通路45及び吸入ポート47が吸入領域49に相当する。
図1に示すように、固定スクロール7の固定基板7aには吐出ポート51が貫設されており、固定基板7aの後面には、吐出室11内において、吐出ポート51を塞ぐ吐出弁53と、リテーナ55と設けられている。リヤハウジング3には、吐出室11と吐出通路57によって連通する油分離室59が形成されている。油分離室59内には、吐出通路57から吐出される高圧の冷媒から潤滑油を分離するための分離筒61が設けられている。
油分離室59の下端にはフィルタ63が設けられ、フィルタ63内はリヤハウジング3、固定スクロール7及び固定ブロック5に形成された給油通路65によって固定ブロック5及び固定スクロール7の外周側に連通している。給油通路65には、途中で通路断面積が小さくされた絞りが形成されている。固定ブロック5及び固定スクロール7の外周側はモータ室27に連通している。油分離室59の上端には、外部の凝縮器に接続される吐出口59aが形成されている。
この電動スクロール型圧縮機では、ステータ29に通電が行われると、ロータ31が回転軸心O周りで回転し、ブッシュ33が回転軸心O周りで公転する。このため、圧縮室10が外周側から回転軸心Oに近づいて容積を縮小する。このため、圧縮室10は、モータ室27、吸入通路45及び吸入ポ−ト47内の低圧の冷媒を吸入して圧縮する。そして、圧縮室10内の高圧の冷媒は吐出弁53を押し開いて吐出室11に吐出される。吐出室11内の高圧の冷媒は、油分離室59内において分離筒61によって潤滑油を分離した後、吐出口59aから排出される。油分離室59内に貯留された潤滑油はフィルタ63及び給油通路65を経て適量がモータ室27に還流される。モータ室27内の潤滑油はモータ軸受23を潤滑する。
また、圧縮室10内の高圧の冷媒及び潤滑油は背圧孔43を経て適量が背圧室15に供給される。このため、背圧室15の圧力が高められ、可動スクロール9が固定スクロール7に向かって押し付けられる。また、背圧室15内の潤滑油はメイン軸受19、ブッシュ軸受35、シールリング17、シール部材21及び自転防止機構42を潤滑する。
この間、この電動スクロール型圧縮機では、図3に示すように、固定渦巻壁7bの中心が回転軸心Oに位置し、可動渦巻壁9bの中心が偏心軸心Qに位置する。そして、回転軸25の回転によって圧縮室10に作用する圧縮反力Fは、回転軸心Oと偏心軸心Qとの中点である作用点Pから可動渦巻壁9bを線分OQと直交する方向に作用する。このため、図5〜7に示すように、自転防止機構42では、リング39及びピン41は、圧縮反力Fによってリングポケット37を押圧し、可動スクロール9の自転を防止する。可動スクロールの公転に伴い、圧縮反力Fが作用するリングポケット37は順に移り変わっている。
例えば、図4に示すように、対向するリングポケット37内では、リング39が圧縮反力Fでリングポケット37を押圧している。このため、作用点Pを中心とし、リングポケット37のピッチ円半径を半径とする仮想円Cを仮想すると、仮想円Cと、リングポケット37の内周面とが交差する位置Sが決定される。この電動スクロール型圧縮機では、一つのリングポケット37の内周面と吸入ポート47とは、位置Sからリングポケット37の接線方向に延びる絞り通路67によって連通している。図6及び図7においては、図示しないリングポケット37において圧縮反力Fが作用している。なお、図3及び図4に示す断面は、同じ方向からみたものである。
この電動スクロール型圧縮機では、絞り通路67が自転防止機構42の一つのリングポケット37と可動スクロール9の外周側に位置する吸入領域49とを連通しているため、回転軸に絞り通路を貫設する従来のスクロール型圧縮機よりも、絞り通路67を短くすることが可能である。また、絞り通路67は1本形成されているだけである。
特に、絞り通路67はリングポケット37の特定位置で連通している。このため、絞り通路67は、回転軸25の1回転時に1回はリング39によって開閉されることとなり、背圧室15内の冷媒や潤滑油が間欠的に吸入領域49に排出されることとなる。このため、絞り通路67が常時開放されている場合に比べて吸入領域49に排出する冷媒や潤滑油の量を減らすことが可能となり、電動スクロール型圧縮機の性能が向上している。
したがって、この電動スクロール型圧縮機では、製造コストの低廉化及び効率の向上を実現することが可能である。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施例では、可動スクロール9の可動基板9a及び可動渦巻壁9bに形成した背圧孔43を背圧供給路としたが、背圧室15に接続した給油通路65を背圧供給路とすることも可能である。
また、上記実施例では、本発明を電動スクロール型圧縮機に具体化したが、ベルトで駆動されるスクロール型圧縮機に本発明を具体化することも可能である。
本発明は車両用空調装置に利用可能である。
8…ハウジング(1…フロントハウジング、3…リヤハウジング)
25…回転軸
7…固定スクロール
10…圧縮室
9…可動スクロール
42…自転防止機構
15…背圧室
43…背圧供給路(背圧孔)
49…吸入領域(27…モータ室(吸入室)、45…吸入通路、47…吸入ポート)
67…絞り通路
37…リングポケット
39…リング
41…ピン
P…作用点
C…仮想円
S…位置

Claims (2)

  1. ハウジングと、前記ハウジングに回転可能に軸支された回転軸と、前記ハウジングに固定された固定スクロールと、前記ハウジングに収納され、前記回転軸によって駆動されて前記固定スクロールとともに圧縮室を形成する可動スクロールと、前記ハウジングと前記可動スクロールとの間に設けられ、前記回転軸の回転による前記可動スクロールの自転を防止する自転防止機構と、前記ハウジングと前記可動スクロールとによって形成され、前記可動スクロールを前記圧縮室側に付勢する背圧室と、前記圧縮室で高圧とされた冷媒又は潤滑油を前記背圧室に供給する背圧供給路と、前記圧縮室に冷媒を供給するための吸入領域と前記背圧室とを接続する絞り通路とを備えたスクロール型圧縮機において、
    前記自転防止機構は、前記可動スクロールの前記背面側の面に凹設された3以上のリングポケットと、各前記リングポケット内に遊嵌される円筒状のリングと、前記ハウジングに固定され、各前記リング内に突出する円柱状のピンとを有し、
    前記可動スクロールの外周側に前記吸入領域が位置し、
    前記絞り通路は、少なくとも一つの前記リングポケットと前記吸入領域とを前記リングポケットの特定位置で連通し
    前記特定位置は、前記回転軸の軸心と前記偏心軸の軸心との中点を中心とし、前記リングポケットのピッチ円半径を半径とする仮想円と、前記リングポケットの内周面とが交差する位置であることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 前記絞り通路は1本である請求項記載のスクロール型圧縮機。
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