以下に、本発明に係る表示システム及び表示プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、表示システムに関するものである。
ここで、「表示システム」とは、運搬用車両表示情報と積卸箇所現在状態表示情報とを相互に関連付けて表示するシステムであり、例えば、運搬用車両表示情報と積卸箇所現在状態表示情報とを相互に関連付けて表示するための専用システムとして構成されたシステム、又は、汎用のシステム(例えば、サーバ装置、パーソナルコンピュータ、あるいは、タブレット端末等)に運搬用車両表示情報と積卸箇所現在状態表示情報とを相互に関連付けて表示するための機能を実装することにより構成されたシステム等を含む概念である。この「管理システム」は、例えば、第1格納手段、及び表示制御手段を備え、任意で、格納制御手段、更新手段、出力手段、第2格納手段、及び第3格納手段を備える。なお、格納制御手段、更新手段、出力手段、第2格納手段、及び第3格納手段については、後述する。
「第1格納手段」とは、運搬用車両情報と積卸箇所現在状態情報とが相互に関連付けられて格納されている手段である。
「運搬用車両情報」とは、荷物を運搬する運搬用車両を特定する情報であり、例えば、運搬用車両の形態、車両番号、当該運搬用車両を用いて運送業務を行う会社、運搬用車両を運転する運転者を特定する情報(氏名、運転者が所有する携帯電話又はスマートフォンの電話番号等)等を含む概念である。
「積卸箇所現在状態情報」とは、運搬用車両が1か所ずつ訪れる複数の積卸箇所であって、荷物の積み込み又は荷卸しが行われる複数の積卸箇所各々における、荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態を示す情報である。なお、この「積卸箇所現在状態情報」に示される現在の状態は任意であるが、後述する。「運搬用車両」とは、荷物を運ぶための車両であり、具体的には、貨物自動車であり、例えば、トラック等を含む概念である。
「複数の積卸箇所」とは、運搬用車両が荷物の積み込み又は荷卸しのために1か所ずつ訪れる箇所であり、例えば、同じエリア内の相互に別のロケーション(一例としては、別のフロア又は同一フロア内の異なる場所等)、同じ敷地内の相互に異なる別の倉庫、及び同じエリアの相互に別の敷地内の倉庫等を含む概念である。また、「複数の積卸箇所」とは、例えば、複数の積卸箇所に対して運搬用車両を受け付けるため受付手続が行われた後に運搬用車両が訪れる積卸箇所等を含む概念である。また、「複数の積卸箇所」については、例えば、運搬用車両が訪れる予定順序が予め定められている場合と、当該予定順序が定められていない場合とが想定される。
「予定順序」とは、運搬用車両が複数の積卸箇所を訪れる順番に定めるための規則又はルールであり、例えば、第1積卸箇所〜第4積卸箇所が存在する場合に、「第1積卸箇所、第2積卸箇所、第3積卸箇所、第4積卸箇所の順に訪れる」等のルールを示す概念である。そして、この例示のルールに従う場合において、例えば、第1積卸箇所〜第4積卸箇所の全てに訪れる場合、訪れる順番については、第1積卸箇所が「1番」、第2積卸箇所が「2番」、第3積卸箇所が「3番」、第4積卸箇所が「4番」となる。また、この例示のルールに従う場合において、例えば、第1積卸箇所、第3積卸箇所、及び第4積卸箇所の3か所を訪れる場合、訪れる順番については、第1積卸箇所が「1番」、第3積卸箇所が「2番」、第4積卸箇所が「3番」となる。
従って、運搬用車両が訪れる予定順序が予め定められている場合、訪れる積卸箇所を選択することにより、訪れる順番が自動的に定まることになる。一方、予定順序が定められていない場合については、ユーザからの入力に基づいて複数の積卸箇所に訪れる順番が予め定められる場合と、複数の積卸箇所に訪れる順番が何ら定められない場合とが想定される。
「受付手続」とは、複数の積卸箇所に対して運搬用車両を受け付けるための手続きであり、例えば、受付端末が用いられる手続きであり、一例としては、受付情報を受け付ける手続きである。「受付端末」とは、受付情報が入力される装置であり、例えば、複数の積卸箇所に対して共通して1箇所に設けられている受付場所に設置されている装置(例えば、タブレット端末又はパーソナルコンピュータ、あるいは、受付専用の装置等)、及び、当該装置以外の任意の装置(例えば、運搬用車両の運転者が携帯する携帯電話器、スマートフォン又はタブレット端末等)等を含む概念である。「受付情報」とは、受付手続で受付端末に入力される情報であり、例えば、運搬用車両の運転者によって入力される情報等を含む概念であり、一例としては、少なくとも運搬用車両情報を含む概念である。
「表示制御手段」とは、第1格納手段に格納されている運搬用車両情報及び積卸箇所現在状態情報に基づいて、運搬用車両表示情報と積卸箇所現在状態表示情報とを相互に関連付けて、第1画面に表示する手段である。
「運搬用車両表示情報」とは、運搬用車両を示す情報であって運搬用車両情報に対応する情報であり、具体的には、運搬用車両情報の各情報の内の少なくとも1個を含む情報であり、例えば、文字又は数字等を含むテキスト情報、又は、画像情報等を含む概念である。
「積卸箇所現在状態表示情報」とは、複数の積卸箇所各々における、荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態を示す情報であって、積卸箇所現在状態情報に対応する情報であり、具体的には、積卸箇所現在状態情報に基づいて生成可能な情報であり、例えば、文字又は数字等を含むテキスト情報、又は、画像情報等を含む概念である。
「第1画面」とは、少なくとも運搬用車両表示情報と積卸箇所現在状態表示情報とが相互に関連付けられて表示される画面であり、例えば、後述する第2画面及び第3画面とは異なる画面である。「第2画面」とは、対象積卸箇所に関する情報を表示する画面であり、例えば、第1画面及び第3画面とは異なる画面である。「第3画面」とは、非対象積卸箇所に関する情報を表示する画面であり、例えば、第1画面及び第2画面とは異なる画面である。
「対象積卸箇所」とは、複数の積卸箇所の内の、運搬用車両が現在訪れることとなっている1個の積卸箇所である。「非対象積卸箇所」とは、複数の積卸箇所の内の、運搬用車両が現在訪れることとなっていない1個以上の積卸箇所であり、具体的には、複数の積卸箇所の内の対象積卸箇所以外の積卸箇所である。
そして、以下の各実施の形態においては、「複数の積卸箇所」が、同じ敷地内の相互に異なる別の倉庫である場合において、荷物の積み込み又は荷卸しの内の、荷物の積み込みを行う場合について説明する。特に、実施の形態1においては、複数の積卸箇所について運搬用車両が訪れる予定順序が予め定められている場合について説明し、また、予定順序が定められておらず、ユーザからの入力に基づいて複数の積卸箇所に訪れる順番が予め定められる場合については変形例で説明し、また、予定順序が定められておらず、複数の積卸箇所に訪れる順番が何ら定められない場合については、実施の形態2にて説明する。
[実施の形態の具体的内容]
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1について説明する。実施の形態1では、複数の積卸箇所について運搬用車両が訪れる予定順序が予め定められている場合について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態の管理システムについて説明する。図1は、管理システムのブロック図であり、図2は、サーバ装置のブロック図であり、図3は、担当側端末装置のブロック図である。
図1の管理システム100は、各拠点での物流を管理するシステムであり、具体的には、各拠点での複数の倉庫における運搬用車両(以下、単に「車両」とも称する)に対する荷物の積み込みを管理するシステムである。「拠点」とは、物流の足場となる地点であり、例えば、敷地内に倉庫が複数設けられている地点等を含む概念である。また、ここでは、この拠点内の倉庫が、任意のルール(例えば、国内用又は国外用で分類するルール、あるいは、積み込み用又は荷卸し用で分類するルール等)に基づいて定められる区分毎に分類されているものとして説明する。そして、ここでは、例えば、図1に示すようにA拠点におけるA区分に倉庫A〜倉庫Dの4個の倉庫が設けられていることとし、これらの各倉庫での荷物の積み込みを行う場合について説明する。
管理システム100は、図1に示すように、例えば、サーバ装置1、運転者側端末装置2、総合管理端末装置3、及び担当側端末装置4を備える。なお、運転者側端末装置2については、実際には、A拠点を訪れる車両の運転者各々に携帯されており、複数個設けられているが、こでは、運転者側端末装置2と総称して説明する。また、担当側端末装置4については、倉庫A〜倉庫Dに設けられているが、相互に区別する必要がある場合は担当側端末装置401〜404と称し、区別する必要が無い場合には、担当側端末装置4と総称して説明する。
(構成−サーバ装置)
図1のサーバ装置1は、表示システムであり、運転者側端末装置2、総合管理端末装置3、及び担当側端末装置4との間で通信可能に接続されている装置であり、例えば、図2に示すように、通信部11、入力部12、記録部13、及び制御部14を備える。
(構成−サーバ装置−通信部)
通信部11は、ネットワークを介して外部装置(例えば、運転者側端末装置2、総合管理端末装置3、及び担当側端末装置4)との間で通信を行う通信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を用いて構成することができる。
(構成−サーバ装置−入力部)
入力部12は、サーバ装置1に対して情報を入力するための入力手段である。この入力部12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、キーボード又はマウス等の公知の入力装置を用いて構成することができる。
(構成−サーバ装置−記録部)
記録部13は、サーバ装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。
この記録部13は、例えば、拠点特定情報データベース131(以下、データベースを「DB」とも称する)、受付車両情報DB132、状態特定情報DB133、バース管理情報DB134、及び時間履歴情報DB135を備える。
(構成−サーバ装置−記録部−拠点特定情報DB)
拠点特定情報DB131とは、拠点特定情報が格納されている拠点特定情報格納手段である。図4は、拠点特定情報を例示した図である。「拠点特定情報」とは、サーバ装置1に管理される拠点を特定する情報であり、図4に示すように、例えば、項目「拠点名情報」、項目「区分情報」、項目「倉庫情報」、及び項目「基準順序情報」と、各項目に対応する情報とを相互に関連付けている情報である。項目「拠点名情報」に対応する情報は、サーバ装置1に管理される拠点の名称を特定する拠点名情報である(図4では、図1に図示されている「A拠点」等)。項目「区分情報」に対応する情報は、各拠点で倉庫を分類するための区分を特定する区分情報である(図4では、図1に図示されている「A区分」等)。項目「倉庫情報」に対応する情報は、各拠点の各区分に属する倉庫を特定する倉庫情報である(図4では、図1に図示されている倉庫の名称(各拠点倉庫の名称を含めて唯一となる倉庫の名称)であり「倉庫A」等)。項目「基準順序情報」に対応する情報は、前述の予定順序を特定する基準順序情報である(図4では、倉庫Aの方が倉庫Bよりも先に訪れるべきであり、倉庫Bの方が倉庫Cよりも先に訪れるべきであり、倉庫Cの方が倉庫Dよりも先に訪れるべきであるという訪れるルールを数値で示す「1」〜「4」(つまり、ここでの基準順序情報については、数値が小さい倉庫程先に訪れるべきであることを示している)等)。
そして、このような拠点特定情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、各拠点での事情(各倉庫の位置関係等)等に基づいて、責任者が任意の手法(例えば、入力部12を介して入力する手法、あるいは、メモリスティック等の如き記録媒体を用いて入力する手法、あるいは、責任者の端末装置からアクセスして入力する手法等)でサーバ装置1に各情報を入力することにより、制御部14によって格納されることとする。
(構成−サーバ装置−記録部−受付車両情報DB)
受付車両情報DB132とは、受付車両情報が格納されている受付車両情報格納手段である。図5は、受付車両情報を例示した図である。「受付車両情報」とは、前述の受付情報を含む情報であり、図5に示すように、例えば、項目「車両特定ID」、項目「氏名情報」、項目「電話番号情報」、項目「会社情報」、項目「車両番号情報」、及び項目「車両形態情報」と、各項目に対応する情報とを相互に関連付けている情報である。項目「車両特定ID」に対応する情報は、車両を一意に識別するための車両特定識別情報(以下、識別情報を「ID」とも称する)であり、具体的には、氏名情報、電話番号情報、会社情報、車両番号情報、及び車両形態情報のデータセットを特定するためにサーバ装置1での処理で便宜的に用いられる情報である(図5では、最上段のデータセットを特定する「IDc1」等)。項目「氏名情報」に対応する情報は、複数の倉庫に訪れる車両の運転手の氏名を特定する氏名情報である(図5では、「AAAA」等)。項目「電話番号情報」に対応する情報は、複数の倉庫に訪れる車両の運転手が携帯する運転者側端末装置2の電話番号を特定する電話番号情報である(図5では、「090−0000−AAAA」等)。項目「会社情報」に対応する情報は、複数の倉庫に訪れる車両を用いて運送業務を行う運送会社(つまり、運転者が所属する運送会社)の名称を特定する会社情報である(図5では、「AAA運送」等)。項目「車両番号情報」に対応する情報は、複数の倉庫に訪れる車両の自動車登録番号を特定する車両番号情報である(図5では、「00−AA」等)。項目「車両形態情報」に対応する情報は、複数の倉庫に訪れる車両の形態を特定する車両形態情報である(図5では、「大型」等)。
そして、このような受付車両情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する各処理を実行することにより、格納される(後述する状態特定情報、バース管理情報、及び時間履歴情報も同様である)。
なお、図5の氏名情報、電話番号情報、会社情報、車両番号情報、及び車両形態情報が、「運搬用車両情報」に相当する。
(構成−サーバ装置−記録部−状態特定情報DB)
状態特定情報DB133とは、状態特定情報が格納されている状態特定情報格納手段であり、特に、予定順番情報を格納する第2格納手段である。図6は、状態特定情報を例示した図である。「状態特定情報」とは、少なくとも複数の倉庫各々における、受付手続が行われた車両の荷物の積み込みに関する現在の状態を示す情報であり、図6に示すように、例えば、項目「車両特定ID」、項目「倉庫情報」、項目「予定順番情報」、及び項目「状態情報」と、各項目に対応する情報とを相互に関連付けている情報である。なお、項目「車両特定ID」及び項目「倉庫情報」に対応する情報は、図4及び図5の同一名称の情報と同様である。項目「予定順番情報」とは、各車両が各倉庫を訪れる予定の順番を示す予定順番情報である(図6では、1番目に訪れることを特定する「1」、2番目に訪れることを特定する「2」等)。
項目「状態情報」に対応する情報は、積卸箇所現在状態情報(以下、単に「状態情報」とも称する)である。ここで状態情報に示される状態は任意であるが、例えば、予め定められている荷物の積み込みに関する車両の複数の状態の内の1個の車両の状態であり、例えば、各倉庫に対して1個定められる荷物の積み込みに関する現在の車両の状態である。状態情報は、一例としては、第3受付状態、第2受付状態、第1受付未割当状態、第1受付割当済状態、呼出中状態、作業中状態、又は完了状態の内の1個の状態である。
なお、ここでは、これらの各状態について、状態が定まる対象となる車両を便宜上「決定対象車両」と称し、また、状態が定まる対象となる倉庫を「決定対象倉庫」と称して説明する。また、これらの各状態について、例えば、図6の「車両特定ID」=「IDc1」に対応する車両(つまり、図5の「AAAA」が運転する車両)(以下、「車両IDc1」とも称する)(決定対象車両)が、倉庫A、倉庫B、倉庫C、倉庫Dの順番で訪れる場合を例示して説明する。
「第3受付状態」は、現在「決定対象車両」が訪れる対象となっていない「決定対象倉庫」(つまり、「非対象積卸箇所」となっている倉庫)における「決定対象車両」の状態であり、具体的には、「決定対象倉庫」では未だ荷物の積み込み作業が行われていない「決定対象車両」の状態であり、また、「決定対象車両」が未だ訪れる対象としていない倉庫が「決定対象倉庫」を含めて複数個存在するという「決定対象車両」の状態である。特に、「第3受付状態」は、訪れる順番が定められている場合(つまり、本実施の形態の場合)において、訪れる順番が「決定対象倉庫」よりも2個以上前の倉庫を現在「決定対象車両」が訪れる対象の倉庫としている当該「決定対象車両」の状態である。また、「第3受付状態」は、訪れる順番が定められていない場合(つまり、実施の形態2で説明するの場合)において、「決定対象車両」が現在訪れる対象としている倉庫の次に「決定対象倉庫」を訪れる可能性があるという「決定対象車両」の状態である。例えば、倉庫Aが現在「車両IDc1」が訪れる対象となっている場合、倉庫C及び倉庫Dでの「車両IDc1」の状態が「第3受付状態」となる。
「第2受付状態」は、現在「決定対象車両」が訪れる対象となっていない「決定対象倉庫」(つまり、「非対象積卸箇所」となっている倉庫)における「決定対象車両」の状態であり、具体的には、「決定対象倉庫」では未だ荷物の積み込み作業が行われていない「決定対象車両」の状態であり、また、「決定対象車両」が未だ訪れる対象としていない倉庫が「決定対象倉庫」のみである「決定対象車両」の状態であり、「決定対象車両」が現在訪れる対象としている倉庫の次に「決定対象倉庫」を訪れる可能性があるという「決定対象車両」の状態である。例えば、倉庫Aが現在「車両IDc1」が訪れる対象となっている場合、倉庫Bでの「車両IDc1」の状態が「第2受付状態」となる。
「第1受付未割当状態」は、現在「決定対象車両」が訪れる対象となっている「決定対象倉庫」(つまり、「対象積卸箇所」となっている倉庫)における「決定対象車両」の状態であり、具体的には、「決定対象倉庫」で未だバースが割り当てられていない「決定対象車両」の状態である。なお、「バース」とは、例えば、倉庫内で各車両への荷物の積み込み行うために当該車両を停車させる場所等を示す概念である。また、「バースの割り当て」とは、車両を停車させる場所(つまり、バース)を決定すること等を示す概念である。例えば、倉庫Aが現在「車両IDc1」が訪れる対象となっている場合において、当該倉庫Aで「車両IDc1」に対してバースの割り当てが行われていない場合、倉庫Aでの「車両IDc1」の状態が「第1受付未割当状態」となる。
「第1受付割当済状態」は、現在「決定対象車両」が訪れる対象となっている「決定対象倉庫」(つまり、「対象積卸箇所」となっている倉庫)における「決定対象車両」の状態であり、具体的には、「決定対象倉庫」で既にバースが割り当てられた「決定対象車両」の状態であり、また、未だ「決定対象倉庫」に呼び出されていない「決定対象車両」の状態である。例えば、倉庫Aが現在「車両IDc1」が訪れる対象となっており、当該倉庫Aで「車両IDc1」に対してバースの割り当てが行われた場合において、未だ「車両IDc1」が呼び出されていない場合、当該倉庫Aでの「車両IDc1」の状態が「第1受付割当済状態」となる。
「呼出中状態」は、現在「決定対象車両」が訪れる対象となっている「決定対象倉庫」(つまり、「対象積卸箇所」となっている倉庫)における「決定対象車両」の状態であり、具体的には、「決定対象倉庫」に呼び出されている際中である「決定対象車両」の状態である。例えば、倉庫Aが現在「車両IDc1」が訪れる対象となっており、当該「車両IDc1」が倉庫Aに呼び出されている際中である場合、当該倉庫Aでの「車両IDc1」の状態が「呼出中状態」となる。
「作業中状態」は、現在「決定対象車両」が訪れる対象となっている「決定対象倉庫」(つまり、「対象積卸箇所」となっている倉庫)における「決定対象車両」の状態であり、具体的には、「決定対象倉庫」で荷物の積み込み作業が行われている際中である「決定対象車両」の状態である。例えば、倉庫Aが現在「車両IDc1」が訪れる対象となっており、当該「車両IDc1」に対する荷物の積み込み作業が行われている際中である場合、当該倉庫Aでの「車両IDc1」の状態が「作業中状態」となる。
「完了状態」は、現在「決定対象車両」が訪れる対象となっていない「決定対象倉庫」(つまり、「非対象積卸箇所」となっている倉庫)における「決定対象車両」の状態であり、具体的には、「決定対象倉庫」で荷物の積み込み作業が完了した「決定対象車両」の状態である。例えば、「車両IDc1」に対する倉庫Aでの荷物の積み込み作業が完了した場合、倉庫Aでの「車両IDc1」の状態が「完了状態」となる。
これらの状態情報が示す状態に関して、各倉庫においては、一部の例外を除いて、基本的には、第3受付状態、第2受付状態、第1受付未割当状態、第1受付割当済状態、呼出中状態、作業中状態、完了状態の順に遷移することになるが、特に、各倉庫においては、車両に対してバースの割り当て及び呼び出しが同時に行われる場合、あるいは、バースの割り当て及び呼び出しが順次行われる場合も想定されることとし、この場合、第1受付未割当状態及び第1受付割当済状態が、「呼出直前状態」に相当する。
そして、このような状態情報としては、例えば、倉庫Aにおける「車両IDc1」の現在の状態が「呼出中状態」であることを示す「呼出中状態」等が格納される。
なお、この図6の状態特定情報における「状態情報」が「車両特定ID」を介して図5の氏名情報、電話番号情報、会社情報、車両番号情報、及び車両形態情報に関連付けられているので、受付車両情報DB132及び状態特定情報DB133が「第1格納手段」に対応する。
(構成−サーバ装置−記録部−バース管理情報DB)
バース管理情報DB134とは、バース管理情報が格納されているバース管理情報格納手段である。図7は、バース管理情報を例示した図である。「バース管理情報」とは、各車両に対するバースの割り当てを管理するための情報であり、例えば、図7に示すように、項目「車両特定ID」、項目「倉庫情報」、項目「割当バース情報」、及び項目「割当時間情報」と、各項目に対応する情報とを相互に関連付けている情報である。なお、項目「車両特定ID」及び項目「倉庫情報」に対応する情報は、図4及び図5の同一名称の情報と同様である。項目「割当バース情報」に対応する情報は、各車両に割り当てられている各倉庫のバースを特定する割当バース情報である(図7では、各倉庫において「バース1」〜「バース15」等の名称のバースが設けられており、このバースの名称である「バース1」等)。項目「割当時間情報」に対応する情報は、各倉庫のバースが各車両に割り当てられている時間を特定する割当時間情報である(図7では、倉庫Aのバース1が「車両IDc1」が12時00分〜12時20分の間割り当てられていることを示す「1200−1220」等)。
(構成−サーバ装置−記録部−時間履歴情報DB)
時間履歴情報DB135とは、時間履歴情報が格納されている時間履歴情報格納手段である。図8は、時間履歴情報を例示した図である。「時間履歴情報」とは、各車両についての荷物の積み込みに関する時間を特定する情報であり、図8に示すように、例えば、項目「車両特定ID」、項目「倉庫情報」、項目「総合受付時間情報」、項目「受付時間情報」、項目「呼出時間情報」、項目「作業開始時間情報」、項目「作業完了時間情報」、及び項目「退場時間情報」と、各項目に対応する情報とを相互に関連付けている情報である。なお、項目「車両特定ID」及び項目「倉庫情報」に対応する情報は、図4及び図5の同一名称の情報と同様である。項目「総合受付時間情報」に対応する情報は、受付手続が行われた時間を特定する総合受付時間情報である(図8では、「車両IDc1」について受付手続が行われた11時50分を特定する「1150」等)。項目「受付時間情報」に対応する情報は、各倉庫が対象積卸箇所となったタイミングに対応する時間を特定する受付時間情報である(図8では、「車両IDc1」について倉庫Aが対象積卸箇所となったタイミングに対応する11時55分を示す「1155」等)。項目「呼出時間情報」に対応する情報は、車両が呼び出された時間を特定する呼出時間情報である(図8では、倉庫Aで「車両IDc1」が呼び出された時間である11時58分を示す「1158」等)。項目「作業開始時間情報」に対応する情報は、車両に対する荷物の積み込み作業が開始された時間を特定する作業開始時間情報である(図8では、倉庫Aで「車両IDc1」に対する荷物の積み込み作業が開始された時間である12時5分を示す「1205」等)。項目「作業完了時間情報」に対応する情報は、車両に対する荷物の積み込み作業が完了した時間を特定する作業完了時間情報である(図8では、倉庫Aで「車両IDc1」に対する荷物の積み込み作業が完了した時間である12時20分を示す「1220」等)。項目「退場時間情報」に対応する情報は、車両に対する全ての倉庫での積み込み作業が完了して当該車両が拠点を退場した退場時間情報である(図8では、倉庫A〜倉庫Dでの「車両IDc1」に対する荷物の積み込み作業が完了して、当該「車両IDc1」が退場した時間である13時45分を示す「1345」等)。
(構成−サーバ装置−制御部)
図2の制御部14は、サーバ装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(他の装置の制御部も同様とする)。特に、実施の形態に係るプログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介してサーバ装置1にインストールされることで、制御部14の各部を実質的に構成する(他の装置の制御部も同様とする)。
制御部14は、機能概念的に、例えば、表示制御部141、格納制御部142、更新部143、及び出力部144を備える。
表示制御部141は、第1格納手段に格納されている運搬用車両情報及び積卸箇所現在状態情報に基づいて、運搬用車両を示す運搬用車両表示情報であって運搬用車両情報に対応する運搬用車両表示情報と、の積卸箇所各々における荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態を示す積卸箇所現在状態表示情報であって積卸箇所現在状態情報に対応する積卸箇所現在状態表示情報と、を相互に関連付けて、第1画面に表示する表示制御手段である。また、表示制御部141は、例えば、第1格納手段に格納されている運搬用車両情報及び積卸箇所現在状態情報に基づいて、複数の積卸箇所の内の、運搬用車両が現在訪れることとなっている1個の積卸箇所である対象積卸箇所に関する情報を表示する第2画面に操作可能表示画像を表示する表示制御手段である。また、表示制御部141は、例えば、第1格納手段に格納されている運搬用車両情報及び積卸箇所現在状態情報に基づいて、複数の積卸箇所の内の、運搬用車両が現在訪れることとなっていない1個以上の積卸箇所である非対象積卸箇所に関する情報を表示する第3画面に操作不可能表示画像を表示する表示制御手段である。また、表示制御部141は、例えば、第2格納手段に格納されている予定順番情報に基づいて、予定順番表示情報を、第1画面において運搬用車両表示情報及び積卸箇所現在状態表示情報と共に表示する表示制御手段である。
また、「操作可能表示画像」とは、第1格納手段に格納されている積卸箇所現在状態情報が示す対象積卸箇所における荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態を表示する操作可能表示画像であって、複数の状態の内の第1格納手段に格納されている積卸箇所現在状態情報が示す状態の次に遷移する1個の状態である遷移先状態に関連付けられている操作可能表示画像であり、ユーザによって操作可能となっている操作可能表示画像である。なお、ここで、「ユーザによって操作可能となっている」とは、例えば、当該画像自体の少なくとも一部を入力装置(タッチパッド等)を用いてタップ又はクリックすることにより、積卸箇所現在状態情報が示す運搬用車両の現在の状態を次の状態に遷移させることが可能であることに対応することを示す概念である。なお、操作可能表示画像の具体例については後述する。
また、「操作不可能表示画像」とは、第1格納手段に格納されている積卸箇所現在状態情報が示す非対象積卸箇所における荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態を表示する操作不可能表示画像であって、ユーザによって操作不可能となっている操作不可能表示画像である。なお、ここで、「ユーザによって操作不可能となっている」とは、例えば、当該画像自体を入力装置(タッチパッド等)を用いてタップ又はクリックすることにより、積卸箇所現在状態情報が示す運搬用車両の現在の状態を別の状態(例えば、次の状態)に遷移させることが不可能であることに対応することを示す概念である。なお、操作不可能表示画像の具体例については後述する。
なお、「予定順番表示情報」とは、運搬用車両が複数の積卸箇所を訪れる予定の順番を示す情報であり、例えば、文字又は数字等を含むテキスト情報、又は、画像情報等を含む概念である。
格納制御部142は、複数の積卸箇所へ訪れる運搬用車両について受付手続で入力される受付情報であって、少なくとも運搬用車両情報を含む受付情報が受付端末側に入力された場合に、入力された受付情報に含まれている運搬用車両情報と、受付情報に含まれている運搬用車両情報が示す運搬用車両に対応する積卸箇所現在状態情報とを相互に関連付けて第1格納手段に格納する格納制御手段である。
更新部143は、操作可能表示画像がユーザによって操作された場合に、少なくとも、第1格納手段に格納されている積卸箇所現在状態情報が示す対象積卸箇所における荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態が、ユーザに操作された操作可能表示画像に関連付けられている遷移先状態となるように積卸箇所現在状態情報を更新する更新手段である。
出力部144とは、第1格納手段に格納されている積卸箇所現在状態情報が示す対象積卸箇所における荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態が呼出直前状態である場合において、操作可能表示画像がユーザによって操作された場合に、運搬用車両を呼び出すための呼出情報を運搬用車両側に出力する出力手段である。なお、制御部14によって実行される各処理については後述する。
(構成−運転者側端末装置)
図1の運転者側端末装置2は、前述の受付端末であり、具体的には、車両の運転者によって携帯されるスマートフォンである。この運転者側端末装置2の具体的な種類や構成は、少なくともサーバ装置1との間で通信可能となっており、また、少なくとも担当側端末装置4が備える構成要素が同様な構成要素(つまり、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、記録部、及び制御部等)を備えることとし、詳細な説明を省略する。なお、運転者側端末装置2は、スマートフォンであるので、公知のスマートフォンのように、スピーカ及びマイク等も備えていることとする。
(構成−総合管理端末装置)
図1の総合管理端末装置3は、少なくとも全体管理画面が表示される装置であり、具体的には、受付手続が行われた車両に対して、当該車両が訪れて荷物の積み込みを行うべき倉庫を割り当てる受付事務所側のユーザによって利用される装置であり、例えば、受付事務所に設けられている又は当該ユーザによって携帯されているタブレット端末である。この総合管理端末装置3の具体的な種類や構成は、少なくともサーバ装置1との間で通信可能となっており、また、少なくとも担当側端末装置4が備える構成要素が同様な構成要素(つまり、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、記録部、及び制御部等)を備えることとし、詳細な説明を省略する。なお、「全体管理画面」については、後述する。
(構成−担当側端末装置)
図1の担当側端末装置4は、少なくともバース管理画面が表示される装置であり、具体的には、各倉庫で荷物の積み込みを管理するために各倉庫に割り当てられている倉庫側のユーザによって利用される装置であり、例えば、倉庫に設けられている又は当該ユーザによって携帯されているタブレット端末である。担当側端末装置4は、図3に示すように、例えば、通信部41、タッチパッド42、ディスプレイ43、記録部44、及び制御部45を備える。
(構成−担当側端末装置−通信部)
図3の通信部41は、ネットワークを介して外部装置(例えば、サーバ装置1)との間で通信するための通信手段であり、サーバ装置1の同一名称の構成要素と同様にして構成されている。
(構成−担当側端末装置−タッチパッド)
図3のタッチパッド42は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッド42の具体的な構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
(構成−担当側端末装置−ディスプレイ)
図3のディスプレイ43は、制御部45の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段である。このディスプレイ43の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。なお、上記のタッチパッド42とディスプレイ43と相互に重畳させてタッチパネルとして一体形成しても構わない。
(構成−担当側端末装置−記録部)
図3の記録部44は、担当側端末装置4の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、サーバ装置1の同一名称の構成要素と同様にして構成されている。
(構成−担当側端末装置−制御部)
図3の制御部45は、担当側端末装置4を制御する制御手段であり、例えば、サーバ装置1の同一名称の構成要素と同様にして構成されている。なお、この制御部45に実行される処理については後述する。
(画面)
次に、各端末装置に表示される画面について説明する。具体的には、全体管理画面及びバース管理画面について説明する。
(画面−全体管理画面)
まず、全体管理画面について説明する。図9は、全体管理画面を例示した図である。「全体管理画面」は、前述の第1画面であり、例えば、図1のサーバ装置1が総合管理端末装置3との間の適宜の通信を行うことにより、当該サーバ装置1が生成して総合管理端末装置3に送信することにより、総合管理端末装置3のディスプレイに表示される画面である。この全体管理画面は、図9に示すように、例えば、全体側選択欄G1、及び個別情報表示欄G10を有する。
(画面−全体管理画面−全体側選択欄)
「全体側選択欄」G1は、全体管理画面に表示するためにユーザに選択された拠点及び区分を表示する欄であり、例えば、いわゆるドロップダウンメニューとして構成されている欄である。
(画面−全体管理画面−個別情報表示欄)
「個別情報表示欄」G10は、少なくとも、ユーザに選択されて全体側選択欄G1に表示されている拠点及び区分についての、運搬用車両表示情報、積卸箇所現在状態表示情報、及び予定順番表示情報を相互に関連付けて表示する欄であり、運搬用車両表示情報の個数に対応する個数分(図9では3個図示されている)だけ設けられる欄である。
この個別情報表示欄G10は、例えば車両情報表示欄G11、総合受付情報表示欄G12、第1倉庫情報表示欄G13a、第2倉庫情報表示欄G13b、第3倉庫情報表示欄G13c、第4倉庫情報表示欄G13d、退場情報表示欄G14、及び操作ボタン画像G15を有する。
「車両情報表示欄」G11は、運搬用車両表示情報を表示する欄であり、具体的には、会社情報及び車両番号情報が表示される欄である。「総合受付情報表示欄」G12は、受付手続が行われたことを示す画像及び受付手続が行われた時間が表示される欄である。「第1倉庫情報表示欄」G13a〜「第4倉庫情報表示欄」G13dは、各倉庫の積卸箇所現在状態表示情報及び予定順番表示情報が表示される欄であり、また、積卸箇所現在状態表示情報に関連する時間が表示される欄である。「退場情報表示欄」G14は、退場手続が行われたか否かを示す画像及び退場手続が行われた時間が表示される欄である。「操作ボタン画像」G15は、個別情報表示欄G10に関する決定操作を等入力するためにタップされる画像である。
(画面−バース管理画面)
次に、バース管理画面について説明する。図10〜図13は、バース管理画面を例示した図であり、特に、図10は、倉庫Aのバース管理画面を例示した図であり、また、図11は、倉庫Bのバース管理画面を例示した図であり、また、図12は、倉庫Cのバース管理画面を例示した図であり、また、図13は、倉庫Dのバース管理画面を例示した図である。「バース管理画面」は、前述の第2画面又は第3画面であり、例えば、図1のサーバ装置1が担当側端末装置4との間の適宜の通信を行うことにより、当該サーバ装置1が生成して担当側端末装置4に送信することにより、担当側端末装置4のディスプレイ43に表示される画面である。このバース管理画面は、図10に示すように、例えば、倉庫側選択欄G2、第1領域G21、及び第2領域G22を有する。
「倉庫側選択欄」G2は、バース管理画面に表示するためにユーザに選択された拠点、区分、及び倉庫を表示する欄であり、例えば、いわゆるドロップダウンメニューとして構成されている欄である。
「第1領域」G21及び「第2領域」G22は、少なくとも、ユーザに選択されて倉庫側選択欄G2に表示されている拠点、区分、及び倉庫についての、カード画像が表示される領域である。「第1領域」G21は、例えば、バース管理画面が表示している倉庫に対して未だ呼び出しが行われていない状態の車両のカード画像を表示する領域である。「第2領域」G22は、例えば、バース管理画面が表示している倉庫に対して既に呼び出しが行われた状態の車両のカード画像を表示する領域であり、倉庫に設けられている各バースの名称が横軸に並べて表示され、各バースの名称に対して時間が縦軸に表示さており、各バースに割り当てられている車両の情報を確認可能となっている領域である。なお、図10では、「バース1」〜「バース5」のみが図示されており、また、「12:00」及び「13:00」等の一部の時間のみが図示されているが、例えば、スクロール又はページめくり等の操作を行うことにより、他のバース及び他の時間も表示されることになる。
(画面−バース管理画面−カード画像)
図14は、カード画像を例示した図であり、図15は、カード画像を説明するための図である。図10等のバース管理画面に表示される「カード画像」とは、前述の操作可能表示画像又は操作不可能表示画像であり、各倉庫における荷物の積み込みに関する車両の現在の状態を表示する画像であり、図14(a)に示すように、例えば、状態表示欄G31、割当時間表示欄G32、及び車両情報表示欄G33を有しており、図14(c)に示すように、任意で状態遷移ボタンG34を備える。
「状態表示欄」G31は、カード画像が示す車両の現在の状態を表示する欄であり、例えば、図6の状態情報で説明した複数の状態各々を示す予め定められた情報が表示される欄である。「割当時間表示欄」G32は、バースが各車両に割り当てられている時間を表示する欄である。「車両情報表示欄」G33は、運搬用車両表示情報を表示する欄であり、具体的には、会社情報及び車両番号情報が表示される欄である。「状態遷移ボタン」G34は、カード画像が示す車両の現在の状態を当該状態の遷移先の状態に遷移させるためのボタン画像である。
また、ここでの「カード画像」としては、図14及び図15の項目「カード画像」の欄示されているように、車両の現在の状態に応じて、例えば、第3受付状態カード画像、第2受付状態カード画像、第1受付未割当状態カード画像、第1受付割当済状態カード画像、呼出中状態カード画像、作業中状態カード画像、及び完了状態カード画像の7種類が用いられることになる。この7種類のカード画像の構成は前述の定義に従う限りにおいて任意であるが、例えば、図15に示すように構成されていることとする。
図14(a)の「第3受付状態カード画像」は、操作不可能表示画像であり、具体的には、図15の項目「番号」=「1」に関連付けられている各項目の欄で説明されているように構成されている画像である。つまり、「第3受付状態カード画像」は、例えば、図15の項目「状態情報」の欄が示す状態(つまり、「第3受付状態」)であることを表示する画像であり、また、図15の項目「表示領域」の欄が示す領域(つまり、「第1領域G21」)に表示される画像であり、また、図15の項目「背景色」の欄が示す背景色(つまり、輪郭が赤色であり且つ背景色が白色)の画像であり、また、図15の項目「状態表示欄G31」の欄が示すテキスト情報(つまり、「2番目以降」)が状態表示欄G31に表示されている画像であり、また、図15の項目「状態遷移ボタンG34」の欄が「無」と示すように状態遷移ボタンG34が設けられていない画像である。なお、以下では、各画像の説明において、図15で記載されている事項については、特徴的な内容のみ説明する。
図14(b)の「第2受付状態カード画像」は、操作不可能表示画像であり、具体的には、図15の項目「番号」=「2」に関連付けられている各項目で示されるように構成されている画像である。
図14(c)の「第1受付未割当状態カード画像」は、操作可能表示画像であり、具体的には、図15の項目「番号」=「3」に関連付けられている各項目の欄で説明されているように構成されている画像である。つまり、「第1受付未割当状態」は、例えば、図15の項目「状態遷移ボタンG34」の欄が「呼出」と示すように状態遷移ボタンG34が設けられている画像である。なお、この第1受付未割当状態カード画像の状態遷移ボタンG34が操作された場合、図7の割当バース情報及び割当時間情報をユーザに入力させる画面が表示され、この後、ユーザが当該画面に各情報を入力した場合に、車両の現在の状態が「第1受付未割当状態」から「呼出し中状態」に遷移することになる。また、この第1受付未割当状態カード画像については、後述する割当用所定操作を行うことも可能となっている画像である。
図14(d)の「第1受付割当済状態カード画像」は、操作可能表示画像であり、具体的には、図15の項目「番号」=「4」に関連付けられている各項目の欄で説明されているように構成されている画像である。つまり、「第1受付割当済状態カード画像」は、例えば、図15の項目「状態遷移ボタンG34」の欄が「呼出」と示すように状態遷移ボタンG34が設けられている画像である。なお、この第1受付割当済状態カード画像の状態遷移ボタンG34が操作された場合、車両の現在の状態が「第1受付割当済状態」から「呼出中状態」に遷移することになる。
図14(e)の「呼出中状態カード画像」は、操作可能表示画像であり、具体的には、図15の項目「番号」=「5」に関連付けられている各項目の欄で説明されているように構成されている画像である。つまり、「呼出中状態カード画像」は、例えば、図15の項目「状態遷移ボタンG34」の欄が「作業」と示すように状態遷移ボタンG34が設けられている画像である。なお、この呼出中状態カード画像の状態遷移ボタンG34が操作された場合、車両の現在の状態が「呼出中状態」から「作業中状態」に遷移することになる。
図14(f)の「作業中状態カード画像」は、操作可能表示画像であり、具体的には、図15の項目「番号」=「6」に関連付けられている各項目の欄で説明されているように構成されている画像である。つまり、「作業中状態カード画像」は、例えば、図15の項目「状態遷移ボタンG34」の欄が「完了」と示すように状態遷移ボタンG34が設けられている画像である。なお、この作業中状態カード画像の状態遷移ボタンG34が操作された場合、車両の現在の状態が「作業中状態」から「完了状態」に遷移することになる。
図14(g)の「完了状態カード画像」は、操作不可能表示画像であり、具体的には、図15の項目「番号」=「7」に関連付けられている各項目で示されるように構成されている画像である。
(処理)
次に、このように構成される管理システム100の処理について説明する。ここでは、例えば、総合受付処理、バース管理画面表示処理、状態更新処理、退場処理、及び全体管理画面表示処理について説明する。
(処理−総合受付処理)
まず、総合受付処理について説明する。図16は、総合受付処理のフローチャートである。「総合受付処理」とは、概略的には、サーバ装置1によって実行される処理であり、具体的には、A拠点を訪れた車両に関する各種情報(例えば、受付情報及び訪れるべき倉庫の情報等)を格納する処理である。この「総合受付処理」を実行するタイミングは任意であるが、例えば、サーバ装置1の電源をオンした後に、繰り返し起動されて繰り返し実行されることとし、当該処理が起動されたところから説明する(退場処理も同様とする)。
図16のSA1においてサーバ装置1の格納制御部142は、受付情報を受信する。具体的には任意であるが、例えば、車両が図1のA拠点における受付手続を行うべき場所(例えば、A拠点中の待機場所等)に訪れた場合に、当該車両の運転者が、自己の運転者側端末装置2のタッチパッドを介して受付情報として自己の氏名情報、電話番号情報、会社情報、車両番号情報、車両形態情報、及び自己が訪れた拠点名称である拠点名情報を入力し、入力された各情報をサーバ装置1に送信するための操作を行う。この場合、運転者側端末装置2の制御部が、自己の通信部を介してサーバ装置1に前述の入力された受付情報を送信する。一方、サーバ装置1の格納制御部142は、運転者側端末装置2が送信された受付情報を通信部11を介して受信する。
ここでは、例えば、前述の「車両IDc1」の運転者が、自己の運転者側端末装置2のタッチパッドを介して、受付情報として自己の「氏名情報」=「AAAA」、「電話番号情報」=「090−0000−AAAA」、「会社情報」=「AAA運送」、「車両番号情報」=「00−AA」、「車両形態情報」=「大型」、「拠点名情報」=「A拠点」を入力し、入力された各情報をサーバ装置1に送信するための操作を行う。この場合、運転者側端末装置2の制御部が、自己の通信部を介してサーバ装置1に、前述の入力された受付情報を送信する。一方、サーバ装置1の格納制御部142は、運転者側端末装置2が送信された受付情報(つまり、「氏名情報」=「AAAA」、「電話番号情報」=「090−0000−AAAA」、「会社情報」=「AAA運送」、「車両番号情報」=「00−AA」、「車両形態情報」=「大型」、「拠点名情報」=「A拠点」)を通信部11を介して受信する。
なお、ここでは、拠点名情報について、運転者が入力して送信する場合について説明したが、これに限らず、例えば、A拠点用の受付手続を行うためのWEBサイトにアクセスして受付情報を入力するように構成した上で、運転者が当該拠点情報を入力せずに自動的に送信されるように構成してもよい。
図16のSA2においてサーバ装置1の格納制御部142は、SA1で受信した受付情報に基づいて、図5の受付車両情報等を格納する。具体的には任意であるが、例えば、SA1で受信した受付情報を取得し、図5の受付車両情報で一意となる車両特定IDを生成し、当該生成した車両特定IDと、前述の取得した受付情報(つまり、車両の運転者に入力された氏名情報、電話番号情報、会社情報、車両番号情報、車両形態情報)とを相互に関連付けた状態で、受付車両情報DB132に格納する。また、前述の生成した車両特定IDを、図6の状態情報及び図7のバース管理情報における車両特定IDとして、状態特定情報DB133及びバース管理情報DB134に格納する。また、任意の手法(例えば、サーバ装置1の不図示のタイマー等の計時手段を用いて特定する手法等)を用いて、SA1で受付情報を受信した時間を特定した上で、時間履歴情報DB135に格納されている図8の時間履歴情報において、前述の生成した車両特定IDを車両特定IDとして格納し、また、前述の特定した時間を示す情報を総合受付時間情報として、当該車両特定IDに関連付けて格納する。
ここでは、例えば、SA1で受信した受付情報(つまり、「氏名情報」=「AAAA」、「電話番号情報」=「090−0000−AAAA」、「会社情報」=「AAA運送」、「車両番号情報」=「00−AA」、「車両形態情報」=「大型」)を取得し、図5の受付車両情報で一意となる「車両特定ID」=「IDc1」を生成し、当該生成した車両特定IDと、前述の取得した受付情報とを相互に関連付けた状態で、図1の受付車両情報DB132に格納することにより、図5の最上段の情報が格納されることになる。また、前述の生成した「車両特定ID」=「IDc1」を、図6の状態情報及び図7のバース管理情報における車両特定IDとしても格納する。また、任意の手法(例えば、サーバ装置1の不図示のタイマー等の経時手段を用いて特定する手法等)を用いて、SA1で受付情報を受信した時間として「11時50分」を特定した場合、図8の時間履歴情報において、前述の生成した「車両特定ID」=「IDc1」を車両特定IDとして格納し、また、前述の特定した時間を示す情報である「1150」を総合受付時間情報として格納する。
図16のSA3においてサーバ装置1の表示制御部141は、全体管理画面を総合管理端末装置3のディスプレイに表示する。図17は、全体管理画面の一部を例示した図である。
SA3の処理について具体的には任意であるが、例えば、受付車両情報DB132を参照して、SA2で格納した図5の会社情報及び車両番号情報を取得し、これらの取得した情報を図17(a)の車両情報表示欄G11に表示する情報として特定する。また、時間履歴情報DB135を参照して、SA2で格納した図8の総合受付時間情報を取得し、当該取得した総合受付時間情報が示す時間、及び受付手続が行われたことを示す画像を、図17(a)の総合受付情報表示欄G12に表示する情報として特定する。
次に、拠点特定情報DB131を参照して、図4の拠点特定情報において、SA1で受信した受付情報に含まれている拠点名情報に関連付けられている1個の区分情報を特定し、特定した区分情報に関連付けられている倉庫情報及び基準順序情報を特定し、特定したこれらの倉庫情報及び基準順序情報、及び前述の特定した各情報に基づいて、全体管理画面を生成し、生成した全体管理画面を通信部11を介して総合管理端末装置3に送信することにより、当該全体管理画面を総合管理端末装置3のディスプレイに表示する。
なお、「SA1で受信した受付情報に含まれている拠点名情報に関連付けられている1個の区分情報を特定」する処理において、何れの区分情報を特定するかは任意であるが、ここでは、例えば、予め定められた区分情報(例えば、「A区分」)を特定し、総合管理端末装置3のディスプレイに表示された全体管理画面における、図9の全体側選択欄G1に対する操作等の任意の操作入力(区分情報を変更する操作入力であってタッチパッドを介して行われる操作入力)を、総合管理端末装置3の制御部が受け付けた場合に、当該操作入力をサーバ装置1に送信し、サーバ装置1の表示制御部141が当該操作入力を受信した場合に、受信した操作入力に応じて他の区分情報を特定した上で、前述の全体管理画面を再度表示する処理を行うように構成してもよい。
ここでは、例えば、受付車両情報DB132を参照して、SA2で格納した図5の「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を取得し、これらの取得した情報を図17(a)の車両情報表示欄G11に表示する情報として特定する。また、時間履歴情報DB135を参照して、SA2で格納した図8の「総合受付時間情報」=「1150」を取得し、当該取得した総合受付時間情報が示す時間である「11:50」、及び受付手続が行われたことを示す画像(図17(a)で図示されている丸印にチェックが付されている画像(例えば、背景色が赤色の画像))を、図17(a)の総合受付情報表示欄G12に表示する情報として特定する。
次に、拠点特定情報DB131を参照して、図4の拠点特定情報において、SA1で受信した受付情報に含まれている「拠点名情報」=「A拠点」に関連付けられている1個の「区分情報」=「A区分」を特定し、特定した「区分情報」=「A区分」に関連付けられている「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」及び「基準順序情報」=「1」〜「4」を特定し、図17(a)に示すように、特定した基準順序情報に従って、より先に訪れるべき倉庫程画面左側になるように、第1倉庫情報表示欄G13a〜第4倉庫情報表示欄G13dの図面上方に、前述の特定した「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」を表示し、表示した倉庫情報の下側に第1倉庫情報表示欄G13a〜第4倉庫情報表示欄G13dを設ける。なお、ここでは、図4の拠点特定情報において、「区分情報」=「A区分」に4個の「倉庫情報」が関連付けられているので、第1倉庫情報表示欄G13a〜第4倉庫情報表示欄G13dのように、4個の倉庫情報表示欄が設けられることになるが、別な場合として、3個の「倉庫情報」が関連付けられている場合、3個の倉庫情報表示欄が設けられることになる。また、前述の特定した「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」に対応する「AAA運送[00−AA]」を図17(a)の車両情報表示欄G11に表示し、また、前述の特定した「11:50」及び丸印にチェックが付されている画像を総合受付情報表示欄G12に表示する。このようにして、サーバ装置1の表示制御部141は、図17(a)に図示されている個別情報表示欄G10を含む全体管理画面を生成して総合管理端末装置3に送信することにより、当該全体管理画面を総合管理端末装置3のディスプレイに表示する。
図16のSA4においてサーバ装置1の格納制御部142は、設定情報を総合管理端末装置3から受信する。「設定情報」とは、車両が訪れる予定の倉庫を設定するための情報である。SA4の処理について具体的には任意であるが、例えば、SA3で総合管理端末装置3のディスプレイに表示された全体管理画面に対して、ユーザがタッチパッドを介して、車両が訪れる倉庫を選択する操作入力を行った場合に、総合管理端末装置3の制御部が、当該操作入力で選択された倉庫を示す倉庫情報と当該倉庫情報に関連する車両を特定する情報(会社情報及び車両番号情報)とを含む設定情報を、サーバ装置1に送信する。一方、サーバ装置1の格納制御部142は、総合管理端末装置3から送信された設定情報を通信部11を介して受信する。
ここでは、例えば、SA3で総合管理端末装置3のディスプレイに表示された全体管理画面の図17(a)の操作ボタン画像G15をタップした場合に、図17(b)に示すように、第1倉庫情報表示欄G13a〜第4倉庫情報表示欄G13dにチェックボックスが表示され、図17(c)に示すように、ユーザが総合管理端末装置3のタッチパッドを介して、第1倉庫情報表示欄G13a〜第4倉庫情報表示欄G13dのチェックボックスを全て選択して操作ボタン画像G15をタップした場合、チェックされた各倉庫情報表示欄に対応する「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」、及び当該タップされた操作ボタン画像G15に関連付けられている車両情報表示欄G11に表示されている情報である「AAA運送[00−AA]」に対応する「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を含む設定情報を生成してサーバ装置1に送信する。一方、サーバ装置1の格納制御部142は、総合管理端末装置3から送信された設定情報を通信部11を介して受信する。
図16のSA5においてサーバ装置1の格納制御部142は、SA4で受信した設定情報に基づいて、図6の状態特定情報等を格納する。具体的には任意であるが、例えば、まず、SA4で受信した設定情報に含まれている車両を特定する情報を取得し、図5の受付情報を参照して、当該取得した車両を特定する情報に関連付けられている車両特定IDを特定する。次に、SA4で受信した設定情報に含まれている倉庫情報を取得し、図4の拠点特定情報を参照して、取得した倉庫情報に関連付けられている基準順序情報を特定し、特定した基準順序情報に基づいて、前述の取得した各倉庫情報にて特定される各倉庫を車両が訪れる順番を決定する。次に、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報において、前述の特定した車両特定ID、前述の取得した倉庫情報、及び前述の決定した順番に対応する予定順番情報とを相互に関連付けて格納する。次に、図6の状態特定情報において、これらの格納された情報に関連付けられた状態情報について、「予定順番情報」=「1」に関連付けられている状態情報として「第1受付未割当状態」を格納し、また、「予定順番情報」=「2」に関連付けられている状態情報として「第2受付状態」を格納し、また、「予定順番情報」=「3」以上の状態情報として「第3受付状態」を格納する。
また、図6の状態特定情報において車両特定IDに関連付けて格納された倉庫情報を所得し、取得した倉庫情報を、バース管理情報DB134の図7のバース管理情報及び時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報における、車両特定IDに関連する倉庫情報として格納する。
また、サーバ装置1の不図示の前述の計時手段(タイマー等)の計時結果に基づいて、現在の時間を特定し、また、図6の状態特定情報を参照して、「第1受付未割当状態」を格納した状態情報に関連付けられている車両特定ID及び倉庫情報を特定し、図8の時間履歴情報において、この特定した車両特定ID及び倉庫情報に関連付けられている受付時間情報として、前述の特定した現在の時間を示す情報を格納する。
ここでは、例えば、SA4で受信した設定情報に含まれている車両を特定する情報である「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を取得し、図5の受付情報を参照して、当該取得した「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」に関連付けられている「車両特定ID」=「IDc1」を特定する。次に、SA4で受信した設定情報に含まれている「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」を取得し、図4の拠点特定情報を参照して、取得した「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」に対応する基準順序情報を特定し、特定した基準順序情報に基づいて、前述の取得した各倉庫情報に特定される各倉庫を車両が訪れる順番として「倉庫A」の順番である1番、「倉庫B」の順番である2番、「倉庫C」の順番である3番、及び「倉庫D」の順番である4番を決定する。なお、別な場合として、「倉庫情報」=「倉庫B」〜「倉庫D」の3個である場合、前述の基準順序情報に基づいて、「倉庫B」の順番である1番、「倉庫C」の順番である2番、「倉庫D」の順番である3番を特定することになる。次に、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報において、前述の特定した「車両特定ID」=「IDc1」、前述の取得した「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」、及び前述の決定した順番に対応する「予定順番情報」として倉庫Aに対する「1」、倉庫Bに対する「2」、倉庫Cに対する「3」、倉庫Dに対する「4」とを相互に関連付けて格納する。次に、図6の状態特定情報において、これらの格納された情報に関連付けられた状態情報について、「予定順番情報」=「1」に関連付けられている状態情報として「第1受付未割当状態」を格納し、また、「予定順番情報」=「2」に関連付けられている状態情報として「第2受付状態」を格納し、また、「予定順番情報」=「3」の状態情報として「第3受付状態」を格納し、また、「予定順番情報」=「4」の状態情報として「第3受付状態」する。
また、図6の状態特定情報において「車両特定ID」=「IDc1」に関連付けて格納された「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」を所得し、取得した「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」を、バース管理情報DB134の図7のバース管理情報及び時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報における、「車両特定ID」=「IDc1」に関連する「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」として格納する。
また、サーバ装置1の不図示の前述の計時手段(タイマー等)の計時結果に基づいて、現在の時間として「11時55分」を特定した場合、図6の状態特定情報を参照して、「第1受付未割当状態」を格納した状態情報に関連付けられている「車両特定ID」=「IDc1」及び「倉庫情報」=「倉庫A」を特定し、図8の時間履歴情報において、この特定した「車両特定ID」=「IDc1」及び「倉庫情報」=「倉庫A」に関連付けられている受付時間情報として図8の最上段の「受付時間情報」=「1155」を格納する。これにて、総合受付処理を終了する。
(処理−バース管理画面表示処理)
次に、バース管理画面表示処理について説明する。図18は、バース管理画面表示処理のフローチャートである。「バース管理画面表示処理」とは、概略的には、サーバ装置1によって実行される処理であり、具体的には、バース管理画面を生成して、生成したバース管理画面を図3の担当側端末装置4のディスプレイ43に表示する処理である。この「バース管理画面表示処理」を実行するタイミングは任意であるが、例えば、担当側端末装置4の制御部が、所定時間間隔(例えば、0.1秒〜0.5秒間隔等)で、バース管理画面を表示することを要求するための信号であるバース管理画面表示リクエスト信号(表示させたい倉庫を示す倉庫情報を含む信号)を、サーバ装置1に送信するように構成されていることとし、サーバ装置1が当該バース管理画面表示リクエスト信号を受信した場合に起動されて実行されることとし、当該処理が起動されたところから説明する。
なお、ここでのバース管理画面表示リクエスト信号は任意であるが、初期設定として、図1の倉庫Aの担当側端末装置401は、倉庫Aのバース管理画面を表示するために、「倉庫情報」=「倉庫A」を含むバース管理画面表示リクエスト信号を送信するように構成されており、また、同様にして、倉庫B、倉庫C、及び倉庫Dの担当側端末装置402〜404は、倉庫B、倉庫C、及び倉庫Dのバース管理画面を表示するために、「倉庫情報」=「倉庫B」、「倉庫C」、「倉庫D」を含むバース管理画面表示リクエスト信号を送信するように構成されていることとして説明する。
図18のSB1においてサーバ装置1の表示制御部141は、車両特定IDを特定する。具体的には任意であるが、例えば、バース管理画面表示処理の起動時に受信したバース管理画面表示リクエスト信号に含まれている倉庫情報を取得し、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照して、当該取得した倉庫情報に関連付けられている車両特定IDを特定する。そして、この後のSB2及びSB3については、このSB1で特定した車両特定ID各々について実行する。
ここでは、例えば、バース管理画面表示リクエスト信号に「倉庫情報」=「倉庫A」が含まれている場合、「倉庫情報」=「倉庫A」を取得し、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照して、当該取得した「倉庫情報」=「倉庫A」に関連付けられている「車両特定ID」=「IDc1」及び「IDc3」を特定する。そして、この後のSB2及びSB3については、このSB1で特定した「車両特定ID」=「IDc1」及び「IDc3」各々について実行する。
図18のSB2においてサーバ装置1の表示制御部141は、カード画像を生成する。具体的には任意であるが、例えば、まず、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照して、SB1で取得した倉庫情報及び当該SB1で特定した車両特定IDに関連付けられている状態情報を取得し、図15に記載されている関連付けに従って、当該状態情報の状態を表示するカード画像を特定する。ここでの特定手法は任意であるが、例えば、前述した図15の項目「カード画像」の欄の情報と、項目「状態情報」の欄の情報とが相互に関連付けられているテーブル情報が記録部13に格納されていることとし、当該テーブル情報を参照して特定する手法を採用してもよい。
ここでは、例えば、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照して、SB1で取得した「倉庫情報」=「倉庫A」及び当該SB1で特定した「車両特定ID」=「IDc1」に関連付けられている「状態情報=「呼出中状態」を取得し、図15に記載されている関連付けに従って、当該状態情報の状態を表示する「カード画像」=「呼出中状態カード画像」を特定する。
次に、受付車両情報DB132の図5の受付車両情報を参照して、SB1で特定した車両特定IDに関連付けられている会社情報及び車両番号情報を特定する。次に、バース管理情報DB134の図7のバース管理情報を参照して、SB1で取得した倉庫情報及び当該SB1で特定した車両特定IDに関連付けられている割当バース情報及び割当時間情報を取得する。なお、割当バース情報及び割当時間情報については、車両に対して未だバースの割り当てが行われていない場合、割当バース情報及び割当時間情報は未だ格納されていない状態となっているので、この場合は、割当バース情報及び割当時間情報が未だ格納されていないことを示す情報として「未定」を取得することとする。
ここでは、例えば、受付車両情報DB132の図5の受付車両情報を参照して、SB1で特定した「車両特定ID」=「IDc1」に関連付けられている「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を特定する。次に、バース管理情報DB134の図7のバース管理情報を参照して、SB1で取得した「倉庫情報」=「倉庫A」及び当該SB1で特定した「車両特定ID」=「IDc1」に関連付けられている「割当バース情報」=「バース1」及び「割当時間情報」=「1200−1220」を取得する。
次に、図14(a)〜(g)の各種類のカード画像が記録部13に格納されていることとし、記録部13を参照して、前述の特定したカード画像に対応する種類のカード画像を取得し、取得したカード画像の割当時間表示欄G32に、前述の取得した割当時間情報が示す情報を表示し、また、取得したカード画像の車両情報表示欄G33に、前述の特定した会社情報及び車両番号情報を示す情報を表示することにより、表示されるカード画像を生成する。
ここでは、例えば、記録部13を参照して、前述の特定した「カード画像」=「呼出中状態カード画像」に対応する種類の図14(e)の呼出中状態カード画像を取得し、取得したカード画像の割当時間表示欄G32に、前述の取得した「割当時間情報」=「1200−1220」が示す情報として「12:00−12:20」を表示し、また、取得したカード画像の車両情報表示欄G33に、前述の特定した「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を示す情報として「AAA運送[00−AA]」を表示することにより、表示されるカード画像を生成する。
図18のSB3においてサーバ装置1の表示制御部141は、SB2で生成したカード画像を表示する位置を特定する。具体的には任意であるが、例えば、SB2の場合と同様にして、バース管理情報DB134のバース管理情報を参照してSB1で取得した倉庫情報及び当該SB1で特定した車両特定IDに関連付けられている割当バース情報及び割当時間情報を取得する。次に、取得した割当バース情報及び割当時間情報が「未定」である場合、SB2で生成したカード画像を表示する位置として、第1領域G21を特定し、一方、取得した割当バース情報及び割当時間情報が「未定」でない場合、SB2で生成したカード画像を表示する位置として、第2領域G22において、横軸方向が当該割当バース情報に対応し、且つ、縦軸方向が割当時間情報に対応する位置を特定する。
ここでは、例えば、SB2の場合と同様にして、「割当バース情報」=「バース1」及び「割当時間情報」=「1200−1220」取得し、取得した割当バース情報及び割当時間情報が「未定」でないので、SB2で生成した図14(e)のカード画像を表示する位置として、第2領域G22において、横軸方向が当該「割当バース情報」=「バース1」に対応し、且つ、縦軸方向が「割当時間情報」=「1200−1220」に対応する位置を特定する。
そして、詳細の説明は省略するが、SB1で特定した「車両特定ID」=「IDc3」についても、SB2及びSB3の処理を行う。
図18のSB4においてサーバ装置1の表示制御部141は、バース管理画面を生成して表示する。具体的には任意であるが、例えば、SB1で取得した倉庫情報が示す倉庫についてのバース管理画面として、SB2で生成した各カード画像を、SB3で特定した位置に表示するバース管理画面を生成し、生成したバース管理画面を、バース管理画面表示処理の起動時に受信したバース管理画面表示リクエスト信号の送信元である担当側端末装置4に送信することにより、当該担当側端末装置4のディスプレイ43に表示する。
ここでは、例えば、SB1で取得した「倉庫情報」=「倉庫A」が示す倉庫Aについてのバース管理画面として、SB2で生成した各カード画像を、SB3で特定した位置に表示するバース管理画面として図10のバース管理画面を生成し、生成したバース管理画面を、バース管理画面表示処理の起動時に受信したバース管理画面表示リクエスト信号の送信元である担当側端末装置401に送信することにより、当該担当側端末装置401のディスプレイ43に表示する。
なお、サーバ装置1が、担当側端末装置402〜404からの「倉庫情報」=「倉庫B」、「倉庫C」、「倉庫D」を含むバース管理画面表示リクエスト信号を受信して、このバース管理画面表示処理を実行した場合、担当側端末装置402〜404のディスプレイに図11〜図13のバース管理画面が表示されることになる。なお、図10〜図13のカード画像G1A、G1B、G1C、G1Dは、各倉庫における「車両IDc1」の現在の状態を表示することになり、また、カード画像G2B、G2C、G2Dは、各倉庫における図6の「車両特定ID」=「IDc2」に対応する車両(以下、「車両IDc2」とも称する)の現在の状態を表示することになり、また、カード画像G3A、G3Bは、各倉庫における図6の「車両特定ID」=「IDc3」に対応する車両(以下、「車両IDc3」とも称する)の現在の状態を表示することになる。これにて、バース管理画面表示処理を終了する。
(処理−状態更新処理)
次に、状態更新処理について説明する。図19は、状態更新処理のフローチャートである。「状態更新処理」とは、概略的には、サーバ装置1によって実行される処理であり、具体的には、図6の状態情報の更新等を行うための処理である。この「状態更新処理」を実行するタイミングは任意であるが、例えば、前述の総合受付処理が行われた後に繰り返し起動されて繰り返し実行されることとし、当該処理が起動されたところから説明する。
ここでは、例えば、総合受付処理において、「車両IDc1」が訪れる予定の倉庫として、前述したように倉庫A〜倉庫Dの4個の倉庫が設定されており、また、「車両IDc2」が訪れる予定の倉庫として、倉庫B〜倉庫Dの3個の倉庫が設定されており、また、「車両IDc3」が訪れる予定の倉庫として、倉庫A〜倉庫Bの2個の倉庫が設定されている場合を例示して説明する。そして、主に「車両IDc1」の場合を例示して説明する。また、図1の担当側端末装置401〜404のディスプレイ43に、担当している倉庫A〜Dの図10〜図13のバース管理画面が表示されていることとして、以下説明する。
バースの割り当てについては、前述したように、車両に対してバースの割り当て及び呼び出しが同時に行われる場合、あるいは、バースの割り当て及び呼び出しが順次行われる場合が想定されるが、ここでは、例えば、順次行われる場合を想定して説明する。
図20は、各倉庫における各車両の状態を説明するための図である。この図20では、図6の状態情報に格納される状態の遷移が図示されており、特に、「車両IDc1」及び「車両IDc2」については、2段に分けて状態の遷移が図示されており、左側から右側(2段のものは上段の左側から右側、この後に下段の左側から右側)に向かって遷移する状態が図示されている。なお、この図20では、便宜上「状態」という用語は省略されており、例えば、「第1受付未割当」は「第1受付未割当状態」を示している。また、この図20では、図面上下方向において項目「操作」の項目「倉庫A」〜「倉庫D」に記載されている項目「割当」等については、各バース管理画面に対するユーザの操作を示しており、例えば、項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「割当」については、倉庫Aのバース管理画面(つまり、倉庫Aの担当側端末装置401側)にてバースの割り当てを行うための操作を行ったことを示している。この図20を適宜参照して、状態更新処理について説明する。
図19のSC1においてサーバ装置1の更新部143は、バースの割り当てが行われたか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、担当側端末装置4のユーザが、当該担当側端末装置4のタッチパッド42を介して、図10等のバース管理画面の第1領域G21に表示されている図14(c)の「第1受付未割当状態カード画像」に対して、バース名及び当該バースに割り当てる時間を設定するための割当用所定操作(例えば、第1受付未割当状態カード画像を長押しした後に、バース名及び当該バースに割り当てる時間を入力する操作、あるいは、当該第1受付未割当状態カード画像を第2領域G22にドラッグアンドドロップした後に、バース名及び当該バースに割り当てる時間を入力する操作等)を行った場合に、担当側端末装置4の制御部は、所定の情報(例えば、割当用所定操作で入力されたバース名を示す入力バース情報、入力された時間を示す入力時間情報、これらの情報が入力される対象となったカード画像に表示されている会社情報及び車両番号情報、及び割当用所定操作が入力されたバース管理画面が表示している倉庫を示す倉庫情報)を含むバース割当用信号(バースの割り当てが行われたことを示す信号)を、通信部を介してサーバ装置1に送信することとする。そして、サーバ装置1の更新部143は、前述のバース割当用信号を、通信部11を介して受信したか否かに基づいて判定する。具体的には、バース割当用信号を受信していない場合、バースの割り当てが行われていないものと判定し(SC1のNO)、SC3に移行する。また、バース割当用信号を受信した場合、バースの割り当てが行われたものと判定し(SC1のYES)、SC2に移行する。
ここでは、例えば、前述した総合受付処理を実行した直後においては、図20の「車両特定ID」=「IDc1」の項目「初期設定」の欄に記載されているように、図6の状態情報として、倉庫Aについて「第1受付未割当状態」が格納されており、また、倉庫Bについて「第2受付状態」が格納されており、また、倉庫C及び倉庫Dについて「第3受付待ち状態」が格納されているので、「車両IDc1」を特定するカード画像として、倉庫Aのバース管理画面の第1領域G21に「第1受付未割当状態カード画像」が表示され、倉庫Bのバース管理画面の第1領域G21に「第2受付状態カード画像」が表示され、倉庫C及び倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第3受付状態カード画像」が表示されている。この場合、倉庫Aのバース管理画面の「第1受付未割当状態カード画像」のみについて、割当用所定操作を行うことが可能となっており、担当側端末装置401のユーザが、タッチパッド42を介して割当用所定操作を行うことにより、バース名である「バース1」及び時間である「1200−1220」を入力した場合、担当側端末装置401の制御部は、所定の情報(例えば、「入力バース情報」=「バース1」、「入力時間情報」=「1200−1220」、「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」、及び「倉庫情報」=「倉庫A」)を含むバース割当用信号を、通信部を介してサーバ装置1に送信することとする。なお、ここでは、倉庫B〜Dのバース管理画面の「第2受付状態カード画像」又は「第3受付状態カード画像」については、操作不可能表示画像であるので、何らの操も行えない状態となっているので、「車両IDc1」については、倉庫A側でのみバースを割り当てることが可能となっている。そして、サーバ装置1の更新部143は、前述のバース割当用信号を、通信部11を介して受信し、バースの割り当てが行われたと判定する。
図19のSC2においてサーバ装置1の更新部143は、図6の状態情報を、第1受付未割当状態から第1受付割当済状態に更新する。具体的には任意であるが、例えば、SC1で受信したバース割当用信号に含まれている会社情報及び車両番号情報を取得し、受付車両情報DB132の受付車両情報を参照して、この取得した会社情報及び車両番号情報に関連付けられている車両特定IDを特定する。次に、SC1で受信したバース割当用信号に含まれている倉庫情報を取得し、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照し、前述の特定した車両特定ID及び取得した倉庫情報に関連付けられている状態情報を、第1受付未割当状態から第1受付割当済状態に更新する。
ここでは、例えば、SC1で受信したバース割当用信号に含まれている「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を取得し、受付車両情報DB132の受付車両情報を参照して、この取得した「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」に関連付けられている「車両特定ID」=「IDc1」を特定する。次に、SC1で受信したバース割当用信号に含まれている「倉庫情報」=「倉庫A」を取得し、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照し、前述の特定した「車両特定ID」=「IDc1」及び取得した「倉庫情報」=「倉庫A」に関連付けられている状態情報を、第1受付未割当状態から第1受付割当済状態に更新する。つまり、この場合、図20の「車両特定ID」=「IDc1」の項目「初期設定」の欄に倉庫Aの状態が、「第1受付未割当状態」から右隣の「第1受付割当済状態」に更新されることとなり、倉庫B〜倉庫Cの状態は、以前のままとなる。よって、「車両IDc1」の各倉庫における状態情報については、図20の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「割当」の欄に記載されている状態を示す情報が格納されることになる。
図19のSC3においてサーバ装置1の更新部143は、車両を呼び出すか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、担当側端末装置4のユーザが、当該担当側端末装置4のタッチパッド42を介して、図10等のバース管理画面の第2領域G22に表示されている図14(d)の「第1受付割当済状態カード画像」の状態遷移ボタンG34をタップする操作である呼出用所定操作を行った場合に、担当側端末装置4の制御部は、所定の情報(例えば、状態遷移ボタンG34がタップされたカード画像に表示されている会社情報及び車両番号情報、及び呼出用所定操作が入力されたバース管理画面が表示している倉庫を示す倉庫情報)を含む呼出用信号(呼出用所定操作が行われたことを示す信号)を、通信部を介してサーバ装置1に送信することとする。そして、サーバ装置1の更新部143は、前述の呼出用信号を、通信部11を介して受信したか否かに基づいて判定する。具体的には、呼出用信号を受信していない場合、車両を呼び出さないものと判定し(SC3のNO)、SC7に移行する。また、呼出用信号を受信した場合、車両を呼び出すものと判定し(SC3のYES)、SC4に移行する。
ここでは、例えば、前述したように、「車両IDc1」の各倉庫における状態情報は、図20の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「割当」の欄に記載されている状態を示す情報が格納されているので、「車両IDc1」を特定するカード画像として、倉庫Aのバース管理画面の第2領域G22に「第1受付割当済状態カード画像」が表示され、倉庫B〜倉庫Dのバース管理画面のカード画像はSC1の場合と同様であり、つまり、倉庫Bのバース管理画面の第1領域G21に「第2受付状態カード画像」が表示され、倉庫C及び倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第3受付状態カード画像」が表示されている。この場合、倉庫Aのバース管理画面の「第1受付割当済状態カード画像」のみについて、呼出用所定操作を行うことが可能となっており、担当側端末装置401のユーザが、タッチパッド42を介して、図14(d)の「第1受付割当済状態カード画像」の状態遷移ボタンG34をタップして呼出用所定操作を行った場合に、担当側端末装置401の制御部は、所定の情報(例えば、「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」、及び「倉庫情報」=「倉庫A」)を含む呼出用信号を、通信部を介してサーバ装置1に送信することとする。そして、サーバ装置1の更新部143は、前述の呼出用信号を、通信部11を介して受信し、車両を呼び出すものと判定する。
図19のSC4においてサーバ装置1の制御部14は、図6の状態情報の更新、車両の呼び出し、及び図8の呼出時間情報の格納を行う。
===状態情報の更新===
まず、状態情報の更新について具体的には、サーバ装置1の更新部143は、図6の状態情報を、第1受付割当済状態から呼出中状態に更新する。具体的には任意であり、SC2の場合と同様であるが、例えば、SC3で受信した呼出当用信号に含まれている会社情報及び車両番号情報を取得し、受付車両情報DB132の図5の受付車両情報を参照して、この取得した会社情報及び車両番号情報に関連付けられている車両特定IDを特定する。次に、SC3で受信した呼出用信号に含まれている倉庫情報を取得し、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照し、前述の特定した車両特定ID及び取得した倉庫情報に関連付けられている状態情報を、第1受付割当済状態から呼出中状態に更新する。
ここでは、例えば、SC3で受信した呼出当用信号に含まれている「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を取得し、受付車両情報DB132の受付車両情報を参照して、この取得した「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」に関連付けられている「車両特定ID」=「IDc1」を特定する。次に、SC3で受信した呼出用信号に含まれている「倉庫情報」=「倉庫A」を取得し、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照し、前述の「車両特定ID」=「IDc1」及び取得した「倉庫情報」=「倉庫A」に関連付けられている状態情報を、第1受付割当済状態から呼出中状態に更新する。なお、この場合、「倉庫情報」=「倉庫B」、「倉庫C」、「倉庫D」に関連付けられている状態情報は更新されずに、「第2受付情報」、「第3受付情報」、「第3受付情報」のままとなる。
===車両の呼び出し===
また、車両の呼び出しについて具体的には、サーバ装置1の出力部144は、SC3で呼出用所定操作が行われたカード画像に関連付けられている車両を、当該呼出用操作が行われた倉庫に呼び出す。具体的には任意であるが、例えば、SC3で受信した呼出当用信号に含まれている会社情報及び車両番号情報を取得し、受付車両情報DB132の図5の受付車両情報を参照して、この取得した会社情報及び車両番号情報に関連付けられている電話番号情報を特定する。次に、SC3で受信した呼出用信号に含まれている倉庫情報を取得する。次に、当該取得した倉庫情報が示す倉庫に訪れることを促すメッセージ情報(呼出情報)を生成し、前述の特定した電話番号情報に示す電話番号に基づいて、当該生成したメッセージ情報を当該電話番号に該当する運転者側端末装置2に対して通信部11を介して送信する(出力する)。
一方、当該電話番号に該当する運転者側端末装置2の制御部は、送信されたメッセージ情報を自己の通信部を介して受信し、当該メッセージ情報を自己のディスプレイに表示したり、自己のスピーカを介して音声出力したりする。この場合、運転者側端末装置2のユーザである車両の運転者は、当該メッセージに基づいて自己の車両が倉庫側に呼びだされていることを認識し、車両を運転して呼び出されている倉庫を訪れることになる。
ここでは、例えば、SC3で受信した呼出当用信号に含まれている「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を取得し、受付車両情報DB132の図5の受付車両情報を参照して、この取得した「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」に関連付けられている「電話番号情報」=「090−0000−AAAA」を特定する。次に、SC3で受信した呼出用信号に含まれている「倉庫情報」=「倉庫A」を取得する。次に、当該取得した「倉庫情報」=「倉庫A」が示す倉庫に訪れることを促すメッセージ情報(例えば、「倉庫Aから呼び出されております。倉庫Aに移動して荷物の積み込みを行って下さい」等のメッセージ情報)を生成し、前述の特定した「電話番号情報」=「090−0000−AAAA」に示す電話番号に基づいて、当該生成したメッセージ情報を当該電話番号に該当する運転者側端末装置2に対して通信部11を介して送信する。
一方、例えば、「電話番号情報」=「090−0000−AAAA」に該当する運転者側端末装置2の制御部は、送信されたメッセージ情報を出力する。この場合、運転者側端末装置2のユーザである「車両IDc1」の運転者は、当該メッセージに基づいて自己の「車両IDc1」が倉庫A側に呼びだされていることを認識し、「車両IDc1」を運転して呼び出されている倉庫Aを訪れることになる。
===呼出時間情報の格納===
また、呼出時間情報の格納について具体的には、サーバ装置1の格納制御部142は、図8の呼出時間情報の格納を行う。具体的には任意であるが、例えば、「状態情報の更新」の処理の場合と同様にして、車両特定IDの特定及び倉庫情報の取得を行い、また、サーバ装置1の不図示の前述の計時手段(タイマー等)の計時結果に基づいて、現在の時間を特定し、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報において、前述の特定した車両特定ID及び取得した倉庫情報に関連付けられている呼出時間情報として、前述の特定した現在の時間を示す情報を格納する。
ここでは、例えば、「状態情報の更新」の処理の場合と同様にして、「車両特定ID」=「IDc1」の特定及び「倉庫情報」=「倉庫A」の取得を行い、また、サーバ装置1の不図示の前述の計時手段(タイマー等)の計時結果に基づいて、現在の時間として「11時58分」を特定した場合、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報において、前述の特定した「車両特定ID」=「IDc1」及び取得した「倉庫情報」=「倉庫A」に関連付けられている呼出時間情報として図8の最上段の「呼出時間情報」=「1158」を格納する。
図19のSC5においてサーバ装置1の更新部143は、図6の状態情報を、第3受付状態から第2受付状態に更新するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、図6の状態情報において、SC4で呼出中状態に更新された状態情報と同じ車両特定IDに関連付けられている他の状態情報(つまり、呼出中状態に更新された倉庫以外の倉庫についての状態情報)として、第2受付状態が格納されておらず、且つ、第3受付状態が格納されているか否かに基づいて判定する。そして、他の状態情報として、第2受付状態が格納されておらず、且つ、第3受付状態が格納されているわけではない場合(つまり、第2受付状態が格納されている場合、あるいは、第3受付状態が格納されていない場合)、第3受付状態から第2受付状態に更新しないものと判定し(SC5のNO)、SC7に移行する。また、他の状態情報として、第2受付状態が格納されておらず、且つ、第3受付状態が格納されている場合、第3受付状態から第2受付状態に更新するものと判定し(SC5のYES)、SC6に移行する。
ここでは、例えば、図6の状態情報において、他の状態情報としては、「車両特定ID」=「IDc1」且つ「倉庫情報」=「倉庫B」、「倉庫C」、「倉庫D」に関連付けられている状態情報として、「第2受付情報」、「第3受付情報」、「第3受付情報」が格納されているので、他の状態情報として、第2受付状態が格納されておらず、且つ、第3受付状態が格納されているわけではないので、第3受付状態から第2受付状態に更新しないものと判定する。
図19のSC6においてサーバ装置1の更新部143は、SC4で呼出中状態に更新された状態情報と同じ車両特定IDに関連付けられている他の状態情報の内の1個の他の状態情報を、第3受付状態から第2受付状態に更新する。具体的には任意であるが、例えば、図6の状態情報において、1個の他の状態情報のみが第3受付状態を格納している場合、当該1個の他の状態情報の第3受付状態を第2受付状態に更新する。また、複数個の他の状態情報が第3受付状態を格納している場合、図6の状態特定情報において各他の状態情報に関連付けられている予定順番情報を参照し、当該予定順番情報の数値が最も小さい1個の他の状態情報の第3受付状態を第2受付状態に更新する。なお、ここでの具体例については後述する。
そして、ここでは、例えば、このようにSC3〜SC6の処理を行うことにより、倉庫Aのバース管理画面の図14(d)の「第1受付割当済状態カード画像」の状態遷移ボタンG34をタップした場合に、「車両IDc1」の各倉庫における状態情報については、図20の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「呼出」の欄に記載されている状態を示す情報が格納されることになる。
図19のSC7においてサーバ装置1の更新部143は、荷物の積み込み作業が開始したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、担当側端末装置4のユーザが、自己が担当する倉庫への車両の到着及び荷物の積み込み作業の開始を確認した後に、当該担当側端末装置4のタッチパッド42を介して、図10等のバース管理画面の第2領域G22に表示されている図14(e)の「呼出中状態カード画像」の状態遷移ボタンG34をタップする操作である作業開始用所定操作を行った場合に、担当側端末装置4の制御部は、所定の情報(例えば、状態遷移ボタンG34がタップされたカード画像に表示されている会社情報及び車両番号情報、及び作業開始用所定操作が入力されたバース管理画面が表示している倉庫を示す倉庫情報)を含む作業開始信号(作業開始用所定操作が行われたことを示す信号)を、通信部を介してサーバ装置1に送信することとする。そして、サーバ装置1の更新部143は、前述の作業開始信号を、通信部11を介して受信したか否かに基づいて判定する。具体的には、作業開始信号を受信していない場合、作業が開始していないものと判定し(SC7のNO)、SC9に移行する。また、作業開始信号を受信した場合、作業が開始したものと判定し(SC7のYES)、SC8に移行する。
ここでは、例えば、前述したように、「車両IDc1」の各倉庫における状態情報は、図20の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「呼出」の欄に記載されている状態を示す情報が格納されているので、「車両IDc1」を特定するカード画像として、倉庫Aのバース管理画面の第2領域G22に「呼出中状態カード画像」が表示され、倉庫B〜倉庫Dのバース管理画面のカード画像はSC1の場合と同様であり、つまり、倉庫Bのバース管理画面の第1領域G21に「第2受付状態カード画像」が表示され、倉庫C及び倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第3受付状態カード画像」が表示されている。この場合、倉庫Aのバース管理画面の「呼出中状態カード画像」のみについて、作業開始用所定操作を行うことが可能となっており、担当側端末装置401のユーザが、タッチパッド42を介して、図14(e)の「呼出中状態カード画像」の状態遷移ボタンG34をタップして作業開始用所定操作を行った場合に、担当側端末装置401の制御部は、所定の情報(例えば、「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」、及び「倉庫情報」=「倉庫A」)を含む作業開始信号を、通信部を介してサーバ装置1に送信することとする。そして、サーバ装置1の更新部143は、前述の作業開始信号を、通信部11を介して受信し、作業が開始したものと判定する。
図19のSC8においてサーバ装置1の制御部14は、図6の状態情報の更新、及び図8の作業開始時間情報の格納を行う。なお、ここでの処理は、SC4の処理と同様であるので、概要のみ説明する。
===状態情報の更新===
まず、状態情報の更新について具体的には、サーバ装置1の更新部143は、図6の状態情報を、呼出中状態から作業中状態に更新する。具体的には任意であり、SC4の場合と同様にして、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照し、SC7で状態遷移ボタンG34をタップされた「呼出中状態カード画像」に関連付けられている状態情報を、呼出中状態から作業中状態に更新する。
ここでは、例えば、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照し、「車両特定ID」=「IDc1」及び取得した「倉庫情報」=「倉庫A」に関連付けられている状態情報を、呼出中状態から作業中状態に更新するなお、この場合、「倉庫情報」=「倉庫B」、「倉庫C」、「倉庫D」に関連付けられている状態情報は更新されずに、「第2受付情報」、「第3受付情報」、「第3受付情報」のままとなる。
===作業開始時間情報の格納===
また、作業開始時間情報の格納について具体的には、サーバ装置1の格納制御部142は、SC4の場合と同様にして、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報において、SC7で状態遷移ボタンG34をタップされた「呼出中状態カード画像」に関連付けられている作業開始時間情報として、現在の時間を示す情報を格納する。
ここでは、例えば、サーバ装置1の不図示の前述の計時手段(タイマー等)の計時結果に基づいて、現在の時間として「12時05分」を特定した場合、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報において、「車両特定ID」=「IDc1」及び取得した「倉庫情報」=「倉庫A」に関連付けられている作業開始時間情報として図8の最上段の「作業開始時間情報」=「1205」を格納する。
そして、ここでは、例えば、このようにSC7〜SC8の処理を行うことにより、倉庫Aのバース管理画面の図14(e)の「呼出中状態カード画像」の状態遷移ボタンG34をタップした場合に、「車両IDc1」の各倉庫における状態情報については、図20の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「作業」の欄に記載されている状態を示す情報が格納されることになる。
図19のSC9においてサーバ装置1の更新部143は、荷物の積み込み作業が完了したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、担当側端末装置4のユーザが、自己が担当する倉庫での車両に対する荷物の積み込み作業の完了を確認した後に、当該担当側端末装置4のタッチパッド42を介して、図10等のバース管理画面の第2領域G22に表示されている図14(f)の「作業中状態カード画像」の状態遷移ボタンG34をタップする操作である作業完了用所定操作を行った場合に、担当側端末装置4の制御部は、所定の情報(例えば、状態遷移ボタンG34がタップされたカード画像に表示されている会社情報及び車両番号情報、及び作業完了用所定操作が入力されたバース管理画面が表示している倉庫を示す倉庫情報)を含む作業完了信号(作業完了用所定操作が行われたことを示す信号)を、通信部を介してサーバ装置1に送信することとする。そして、サーバ装置1の更新部143は、前述の作業完了信号を、通信部11を介して受信したか否かに基づいて判定する。具体的には、作業完了信号を受信していない場合、作業が完了していないものと判定し(SC9のNO)、処理を終了し、再度状態更新処理をSC1から繰り返し実行する。また、作業完了信号を受信した場合、作業が完了したものと判定し(SC9のYES)、SC10に移行する。
ここでは、例えば、前述したように、「車両IDc1」の各倉庫における状態情報は、図20の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「作業」の欄に記載されている状態を示す情報が格納されているので、「車両IDc1」を特定するカード画像として、倉庫Aのバース管理画面の第2領域G22に「作業中状態カード画像」が表示され、倉庫B〜倉庫Dのバース管理画面のカード画像はSC1の場合と同様であり、つまり、倉庫Bのバース管理画面の第1領域G21に「第2受付状態カード画像」が表示され、倉庫C及び倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第3受付状態カード画像」が表示されている。この場合、倉庫Aのバース管理画面の「作業中状態カード画像」のみについて、作業完了用所定操作を行うことが可能となっており、担当側端末装置401のユーザが、タッチパッド42を介して、図14(f)の「作業中状態カード画像」の状態遷移ボタンG34をタップして作業完了所定操作を行った場合に、担当側端末装置401の制御部は、所定の情報(例えば、「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」、及び「倉庫情報」=「倉庫A」)を含む作業完了信号を、通信部を介してサーバ装置1に送信することとする。そして、サーバ装置1の更新部143は、前述の作業完了信号を、通信部11を介して受信し、作業が完了したものと判定する。
図19のSC10においてサーバ装置1の制御部14は、図6の状態情報の更新、及び図8の作業完了時間情報及び受付時間情報の格納を行う。なお、ここでの処理は、SC4の処理と同様であるので、概要のみ説明する。
===状態情報の更新===
まず、状態情報の更新について具体的には、サーバ装置1の更新部143は、図6の状態情報を、作業中状態から完了状態に更新する。具体的には任意であり、SC4の場合と同様にして、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照し、SC9で状態遷移ボタンG34をタップされた「作業中状態カード画像」に関連付けられている状態情報を、作業中状態から完了状態に更新する。
ここでは、例えば、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照し、「車両特定ID」=「IDc1」及び取得した「倉庫情報」=「倉庫A」に関連付けられている状態情報を、作業中状態から完了状態に更新するなお、この場合、「倉庫情報」=「倉庫B」、「倉庫C」、「倉庫D」に関連付けられている状態情報は更新されずに、「第2受付情報」、「第3受付情報」、「第3受付情報」のままとなる。
===作業完了時間情報の格納===
また、作業完了時間情報の格納について具体的には、サーバ装置1の格納制御部142は、SC4の場合と同様にして、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報において、SC7で状態遷移ボタンG34をタップされた「作業中状態カード画像」に関連付けられている作業完了時間情報として、現在の時間を示す情報を格納する。
ここでは、例えば、サーバ装置1の不図示の前述の計時手段(タイマー等)の計時結果に基づいて、現在の時間として「12時20分」を特定した場合、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報において、「車両特定ID」=「IDc1」及び取得した「倉庫情報」=「倉庫A」に関連付けられている作業完了時間情報として図8の最上段の「作業完了時間情報」=「1220」を格納する。
===受付時間情報の格納===
また、受付時間情報の格納について具体的には、サーバ装置1の格納制御部142は、例えば、まず、SC4の場合と同様の処理を行って、車両特定IDの特定及び倉庫情報の取得を行う。すなわち、SC9で受信した作業完了信号に含まれている会社情報及び車両番号情報を取得し、受付車両情報DB132の受付車両情報を参照して、この取得した会社情報及び車両番号情報に関連付けられている車両特定IDを特定する。次に、SC9で受信した作業完了信号に含まれている倉庫情報を取得する。このようにして車両特定IDの特定及び倉庫情報の取得を行った後、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照し、当該特定した車両特定ID及び取得した倉庫情報に関連付けられている予定順番情報を特定し、特定した予定順番情報の次の順番に関連付けられている倉庫情報(以下、「次の倉庫情報」と称する)を特定する。次に、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報において、前述の特定した車両特定ID及び「次の倉庫情報」に関連付けられている受付時間情報に、前述の格納した作業完了時間情報と同じ時間を示す情報を格納する。なお、全ての倉庫の作業が完了しており、「次の倉庫情報」が存在しない場合も考えられるが、この場合、この受付時間情報を格納する処理は行わないこととする。
ここでは、例えば、SC9で受信した作業完了信号に含まれている「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を取得し、受付車両情報DB132の図5の受付車両情報を参照して、この取得した「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」に関連付けられている「車両特定ID」=「IDc1」を特定する。次に、SC9で受信した作業完了信号に含まれている「倉庫情報」=「倉庫A」を取得する。次に、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報を参照し、当該特定した車両特定ID」=「IDc1」及び取得した「倉庫情報」=「倉庫A」に関連付けられている「予定順番情報」=「1」を特定し、特定した「予定順番情報」=「1」の次の順番である「2」に関連付けられている「次の倉庫情報」=「倉庫B」を特定する。次に、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報において、前述の特定した「車両特定ID」=「IDc1」及び「次の倉庫情報」=「倉庫B」に関連付けられている図8の2段目の受付時間情報として「1220」を格納する。
図19のSC11においてサーバ装置1の更新部143は、図6の状態情報を、第2受付状態から第1受付未割当状態に更新するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、図6の状態情報において、SC10で完了状態に更新された状態情報と同じ車両特定IDに関連付けられている他の状態情報(つまり、完了中状態に更新された倉庫以外の倉庫についての状態情報)として、第2受付状態が格納されているか否かに基づいて判定する。そして、他の状態情報として、第2受付状態が格納されていない場合、第2受付状態から第1受付未割当状態に更新しないものと判定し(S11のNO)、処理を終了し、再度状態更新処理をSC1から繰り返し実行する。また、他の状態情報として、第2受付状態が格納されている場合、第2受付状態から第1受付未割当状態に更新するものと判定し(SC11のYES)、SC12に移行する。
ここでは、例えば、図6の状態情報において、他の状態情報としては、「車両特定ID」=「IDc1」且つ「倉庫情報」=「倉庫B」、「倉庫C」、「倉庫D」に関連付けられている状態情報として、「第2受付情報」、「第3受付情報」、「第3受付情報」が格納されているので、他の状態情報として、第2受付状態が格納されているので、第2受付状態から第1受付未割当状態に更新するものと判定する。
図19のSC12においてサーバ装置1の更新部143は、SC11で完了状態に更新された状態情報と同じ車両特定IDに関連付けられている他の状態情報の内の1個の他の状態情報を、第2受付状態から第1受付未割当状態に更新し、この後処理を終了し、再度状態更新処理をSC1から繰り返し実行する。
ここでは、例えば、SC11で完了状態に更新された状態情報と同じ「車両特定ID」=「IDc1」に関連付けられている他の状態情報である「倉庫情報」=「倉庫B」〜「倉庫D」に関連付けられている状態情報の内の、「倉庫情報」=「倉庫B」に関連付けられている状態情報を、第2受付状態から第1受付未割当状態に更新する。
そして、ここでは、例えば、このようにSC9〜SC12の処理を行うことにより、倉庫Aのバース管理画面の図14(f)の「作業中状態カード画像」の状態遷移ボタンG34をタップした場合に、「車両IDc1」の各倉庫における状態情報については、図20の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「完了」の欄に記載されている状態を示す情報が格納されることになる。そして、この場合、「車両IDc1」の各倉庫における状態情報は、図20の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「完了」の欄に記載されている状態を示す情報が格納されているので、「車両IDc1」を特定するカード画像として、倉庫Aのバース管理画面の第2領域G22に「完了状態カード画像」が表示され、倉庫Bのバース管理画面の第1領域G21に「第1受付未割当状態カード画像」が表示され、倉庫C及び倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第3受付状態カード画像」が表示されることになる。
なお、この後、「車両IDc1」について倉庫Bの管理バース管理画面のカード画像について前述の各種操作を行うことになるが、倉庫Bでバースの割り当てを行った後に、SC4で図14(d)の「第1受付割当済状態カード画像」の状態遷移ボタンG34をタップする操作である呼出用所定操作を行った後のSC4の後のSC5では、他の状態情報として、第2受付状態が格納されておらず、且つ、第3受付状態が格納されているので、第3受付状態から第2受付状態に更新するものと判定する(SC5のYES)。そして、図19のSC6において、図6の「車両特定ID」=「IDc1」に関連付けられている「倉庫情報」=「倉庫C」及び「倉庫D」の内で、「倉庫C」の方が予定順番情報の数値が小さいので、当該「倉庫情報」=「倉庫C」に関連付けられている状態情報を、第3受付状態から第2受付状態に更新する。そして、このようにSC3〜SC6の処理を行うことにより、倉庫Aのバース管理画面の図14(d)の「第1受付割当済状態カード画像」の状態遷移ボタンG34をタップした場合に、「車両IDc1」の各倉庫における状態情報については、図20の項目「操作」の項目「倉庫B」の項目「呼出」の欄に記載されている状態を示す情報が格納されることになる。この後、処理を繰り返し行うことにより、図20に示すように、全ての状態情報が完了状態となるまで、状態情報が順次遷移することになり、また、図8の時間履歴情報の各時間情報が順次蓄積されることになる。なお、図20の「車両特定ID」=「IDc2」及び「IDc3」の状態情報についても、「車両特定ID」=「IDc1」と同様にして順次遷移することになる。これにて、状態更新処理を終了する。
(処理−退場処理)
次に、退場処理について説明する。図21は、退場処理のフローチャートである。「退場処理」とは、概略的には、サーバ装置1によって実行される処理であり、具体的には、A拠点を訪れた車両が退場した時間を格納する処理である。
図21のSD1においてサーバ装置1の格納制御部142は、退場情報を受信する。「退場情報」とは、車両が各倉庫での荷物の積み込み作業を完了し、拠点から退場することを示す情報であり、例えば、受付情報に含まれている少なくとも一部の情報を含む情報である。SD1の処理について具体的には任意であるが、例えば、車両が図1のA拠点における退場手続を行うべき場所(例えば、A拠点の出口付近等)に訪れた場合に、当該車両の運転者が、自己の運転者側端末装置2のタッチパッドを介して退場情報として自己の会社情報及び車両番号情報を入力し、当該情報をサーバ装置1に送信するための操作を行う。この場合、運転者側端末装置2の制御部が、自己の通信部を介してサーバ装置1に、前述の入力された退場情報を送信する。一方、サーバ装置1の格納制御部142は、運転者側端末装置2から送信された退場情報を通信部11を介して受信する。
ここでは、例えば、前述の「車両IDc1」の運転者が、自己の運転者側端末装置2のタッチパッドを介して、受付情報として自己の「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を入力し、入力された各情報をサーバ装置1に送信するための操作を行うことにより、運転者側端末装置2の制御部が当該退場情報を送信した場合、サーバ装置1の格納制御部142は、運転者側端末装置2から送信された退場情報(つまり、「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」)を通信部11を介して受信する。
図21のSD2においてサーバ装置1の格納制御部142は、SD1で受信した退場情報に基づいて、図8の退場時間情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、まず、SD1で受信した退場情報から会社情報及び車両番号情報を取得し、受付車両情報DB132の図5の受付車両情報を参照して、当該取得した会社情報及び車両番号情報に関連付けられている車両特定IDを特定する。次に、サーバ装置1の不図示の前述の計時手段(タイマー等)の計時結果に基づいて、現在の時間を特定し、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報において、前述の特定した車両特定IDに関連付けられている退場時間情報として、当該特定した現在の時間を示す情報を格納する。
ここで、例えば、現在の時間が「13時45分」である場合、図8の「退場時間情報」=「1345」を格納する。これにて、退場処理を終了する。
(処理−全体管理画面表示処理)
次に、全体管理画面表示処理について説明する。図22は、全体管理画面表示処理のフローチャートである。「全体管理画面表示処理」とは、概略的には、サーバ装置1によって実行される処理であり、具体的には、全体管理画面を生成して、生成した全体管理画面を総合管理端末装置3のディスプレイに表示する処理である。この「全体管理画面表示処理」を実行するタイミングは任意であるが、例えば、前述の総合受付処理を行って各種情報を格納した後に、総合管理端末装置3の制御部が、所定時間間隔(例えば、0.1秒〜0.5秒間隔等)で、全体管理画面を表示することを要求するための信号である全体管理画面表示リクエスト信号(表示させたい区分を示す区分情報を含む信号)を、サーバ装置1に送信するように構成されていることとし、サーバ装置1が当該全体管理画面表示リクエスト信号を受信した場合に起動されて実行されることとし、当該処理が起動されたところから説明する。
なお、ここでの全体管理画面表示リクエスト信号は任意であるが、総合管理端末装置3の制御部が、「区分情報」=「A区分」を含む全体管理画面表示リクエスト信号を送信して、サーバ装置1が、当該全体管理画面表示リクエスト信号を受信して全体管理画面表示処理が実行される場合を例示して説明する。また、例えば、主に「車両IDc1」に関する情報の表示を例示して説明する。図23は、個別情報表示欄の表示の遷移を例示した図である。この図23の各図の内の図23(a)を適宜参照して説明する。
図22のSE1においてサーバ装置1の表示制御部141は、図6の状態特定情報を取得する。具体的には任意であるが、例えば、全体管理画面表示処理の起動時に受信した全体管理画面表示リクエスト信号から区分情報を取得し、拠点特定情報DB131の図4の拠点特定情報を参照して、当該取得した区分情報に関連付けられている倉庫情報を特定する。次に、状態特定情報DB133の状態特定情報を参照して、前述の特定した倉庫情報が関連付けられている全ての状態特定情報を取得する。そして、この後のSE2〜SE5については、SE1で取得した図6の状態特定情報における車両特定ID単位(つまり、車両単位)で、全ての車両特定IDについて繰り返し実行する。
ここでは、例えば、全体管理画面表示処理の起動時に受信した全体管理画面表示リクエスト信号から「区分情報」=「A区分」を取得し、拠点特定情報DB131の図4の拠点特定情報を参照して、当該取得した「区分情報」=「A区分」に関連付けられている「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」を特定する。次に、状態特定情報DB133の状態特定情報を参照して、前述の特定した「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」が関連付けられている状態特定情報として、図6に図示されている全ての状態特定情報を取得する。そして、この後のSE2〜SE5については、SE1で取得した図6の状態特定情報における車両特定ID単位で、全ての「車両特定ID」=「IDc1」〜「IDc3」について繰り返し実行する。
図22のSE2においてサーバ装置1の表示制御部141は、図23(a)等の車両情報表示欄G11に表示する情報を特定する。具体的には任意であるが、例えば、SE1で取得した図6の状態特定情報の内の1個の車両特定IDを特定し、受付車両情報DB132の図5の受付車両情報を参照して、当該特定した車両特定IDに関連付けられている会社情報及び車両番号情報を取得し、これらの取得した情報を車両情報表示欄G11に表示する情報として特定する。なお、ここで特定された会社情報及び車両番号情報が、「運搬用車両表示情報」に相当する。
ここでは、例えば、SE1で取得した図6の状態特定情報の内の1個の「車両特定ID」=「IDc1」を特定し、受付車両情報DB132の図5の受付情報を参照して、当該特定した「車両特定ID」=「IDc1」に関連付けられている「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を取得し、これらの取得した情報を図23(a)の車両情報表示欄G11に表示する情報として特定する。
図22のSE3においてサーバ装置1の表示制御部141は、図23(a)等の総合受付情報表示欄G12に表示する情報を特定する。具体的には任意であるが、例えば、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報を参照して、SE2で特定した車両特定IDに関連付けられている総合受付時間情報を取得し、当該取得した総合受付時間情報が示す時間、及び受付手続が行われたことを示す画像を、総合受付情報表示欄G12に表示する情報として特定する。
ここでは、例えば、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報を参照して、SE2で特定した「車両特定ID」=「IDc1」に関連付けられている「総合受付時間情報」=「1150」を取得し、当該取得した総合受付時間情報が示す時間である「11:50」、及び受付手続が行われたことを示す画像(図23(a)等で図示されている丸印にチェックが付されている画像(例えば、背景色が赤色の画像))を、総合受付情報表示欄G12に表示する情報として特定する。
図22のSE4においてサーバ装置1の表示制御部141は、図23(a)等の第1倉庫情報表示欄G13a〜第4倉庫情報表示欄G13d(以下、「倉庫情報表示欄」と適宜総称する)に表示する情報を特定する。具体的には、図6状態特定情報を参照して、SE2で特定した車両特定IDに関連付けられている倉庫情報を全て特定し、特定した全ての倉庫情報について、「倉庫情報表示欄」に表示する現在状態テキスト表示情報、現在状態表示背景色情報、時間表示情報、及び予定順番数値表示情報を特定する。ここでは、例えば、図6の状態特定情報を参照して、SE2で特定した「車両特定ID」=「IDc1」に関連付けられている「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」を特定し、この「倉庫A」〜「倉庫D」について、「倉庫情報表示欄」に表示する各情報を特定する。なお、以下の処理で「倉庫A」〜「倉庫D」各々について特定される現在状態テキスト表示情報、状態表示背景色情報、時間表示情報、及び予定順番数値表示情報を特定が、第1倉庫情報表示欄G13a〜第4倉庫情報表示欄G13dに表示される情報となる。
「現在状態テキスト表示情報」とは、積卸箇所現在状態表示情報であり、例えば、倉庫における荷物の積み込みに関する車両の現在の状態を文字で表示する情報である。「現在状態表示背景色情報」とは、積卸箇所現在状態表示情報を特定する情報であり、例えば、倉庫における荷物の積み込みに関する車両の現在の状態に対応する画像の表示色を示す情報である。「時間表示情報」とは、車両の状態情報が格納された時間(つまり、状態が更新された時間等)を示す情報である。「予定順番数値表示情報」とは、予定順番表示情報であり、例えば、車両が倉庫を訪れる予定の順番を数値で表示する情報である。
===現在状態テキスト表示情報及び現在状態表示背景色情報の特定==
現在状態テキスト表示情報及び現在状態表示背景色情報の特定について具体的には、まず、図6の状態特定情報を参照して、前述の特定した全ての倉庫情報各々に関連付けられている状態情報を特定し、特定された状態情報に対応する現在状態テキスト表示情報及び現在状態表示背景色情報を特定する。図24は、表示情報特定用テーブル情報を例示した図である。各情報の具体的な特定手法は任意であるが、例えば、状態情報、現在状態テキスト表示情報、及び現在状態表示背景色情報とが相互に関連付けられている図24の表示情報特定用テーブル情報が予め記録部13に格納されていることとし、当該表示情報特定用テーブル情報を参照して特定する手法を採用してもよい。なお、この図24のテーブル情報においては、例えば、状態情報である「第3受付状態」又は「第2受付状態」と、現在状態テキスト表示情報である「無し」(関連付けられている情報が無いことを示す情報)と、現在状態表示背景色情報である「白色(輪郭灰色)」(輪郭が灰色で背景色が白色であることを示す情報)とが相互に関連付けられており、また、状態情報である「第1受付未割当状態」又は「第1受付割当済状態」と、現在状態テキスト表示情報である「受付完了」と、現在状態表示背景色情報である「赤色」(背景色が赤色であることを示す情報)とが相互に関連付けられている。また、この図24の表示情報特定用テーブル情報においては、状態情報である「呼出中状態」、「作業中状態」、「完了状態」各々と、現在状態テキスト表示情報と、現在状態表示背景色情報とが関連付けられているが、図示の通りであるので、説明を省略する。なお、この表示情報特定用テーブル情報の格納手法は任意であるが、例えば、管理者がサーバの入力部12を介して所定操作を行うことにより入力されて格納されることとしてもよいし、他の任意の手法で予め格納されていることとしてもよい。
そして、この図24の表示情報特定用テーブル情報を参照して、当該表示情報特定用テーブル情報内で、前述の特定された状態情報に関連付けられている現在状態テキスト表示情報及び現在状態表示背景色情報を特定する。
ここでは、例えば、図6の状態特定情報の状態情報として、図20の項目「車両特定ID」=「IDc」における項目「初期位置」の欄に記載されている状態が格納されている場合、倉庫Aについては「現在状態テキスト表示情報」=「受付完了」及び「現在状態表示背景色情報」=「赤色」を特定し、倉庫B〜Dについては「現在状態テキスト表示情報」=「無し」及び「現在状態表示背景色情報」=「白色(輪郭灰色)」を特定する。
===時間表示情報の特定==
時間表示情報の特定について具体的には、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報を参照して、この図8の時間履歴情報において、前述の特定した全ての倉庫情報各々に関連付けられている受付時間情報、呼出時間情報、作業開始時間情報、及び作業完了時間情報の内で直近の時間(つまり、最も現在の時間に近い時間)を示す情報を時間表示情報として特定する。
ここでは、例えば、図6の状態特定情報の状態情報として、図20の項目「車両特定ID」=「IDc」における項目「初期位置」の欄に記載されている状態が格納されており、現在の時間が11時56分である場合、(図8の「呼出時間情報」=「1158」等の11時56分よりも後の時間の情報は未だ格納されていないので)倉庫Aについては「受付時間情報」=「1155」を時間表示情報として特定するが、倉庫Aの作業が未だ完了していないので、図8の倉庫B〜倉庫Dの各時間情報(受付時間情報等)は未だ格納されていないので、これらの倉庫B〜Dについては何らの情報も特定しないことになる。
===予定順番数値表示情報の特定==
予定順番数値表示情報の特定について具体的には、状態特定情報DB133の図6状態特定情報を参照して、前述の特定した全ての倉庫情報各々に関連付けられている予定順番情報を取得し、取得した予定順番情報を予定順番数値表示情報として特定する。
ここでは、例えば、「倉庫A」〜「倉庫D」の予定順番数値表示情報として「1」〜「4」を特定する。
図22のSE5においてサーバ装置1の表示制御部141は、図23(a)等の退場情報表示欄G14に表示する情報を特定する。具体的には任意であるが、例えば、時間履歴情報DB135の図8の時間履歴情報を参照して、SE2で特定した車両特定IDに関連付けられている退場時間情報が記録されているか否かに基づいて、退場手続が行われたか否かを判定する。そして、退場時間情報が記録されており退場手続が行われたものと判定した場合、当該退場時間情報を取得し、当該取得した退場時間情報が示す時間、及び退場手続が行われたことを示す画像(例えば、丸印にチェックが付されている画像)を、退場情報表示欄G14に表示する情報として特定する。また、退場時間情報が記録されておらず退場手続が行われていないものと判定した場合、退場手続が行われていないことを示す画像(例えば、丸印のみの画像(チェックが付されていない画像))を、車両情報表示欄G14に表示する情報として特定する。
ここでは、例えば、図6の状態特定情報の状態情報として、図20の項目「車両特定ID」=「IDc」における項目「初期位置」の欄に記載されている状態が格納されている場合、未だ退場手続が行われていないので、退場手続が行われていないことを示す画像を、退場情報表示欄G14に表示する情報として特定する。
そして、詳細の説明は省略するが、SE1で特定した「車両特定ID」=「IDc2」及び「IDc3」についても、SE2〜SE5の処理を行う。
図22のSE6においてサーバ装置1の表示制御部141は、全体管理画面を生成して表示する。具体的には任意であるが、例えば、SE1で取得した図6の状態特定情報における車両特定ID全てについて、SE2〜SE5で特定した各情報を各表示欄に表示する全体管理画面を生成し、生成した全体管理画面を、全体管理画面表示処理の起動時に受信し全体管理画面表示リクエスト信号の送信元である総合管理端末装置3に送信することにより、当該総合管理端末装置3のディスプレイに表示する。
ここでは、例えば、各情報を以下のように表示する全体管理画面を生成する。詳細には、図23(a)に図示されているように、SE2で特定した「車両特定ID」=「IDc1」及び「車両番号情報」=「00−AA」に対応する「AAA運送[00−AA]」を、車両情報表示欄G11に表示し、また、SE3で特定した「11:50」及び(丸印にチェックが付されている画像(例えば、背景色が赤色の画像))を、総合受付情報表示欄G12に表示する。
また、図23(a)に図示されているように、SE4で倉庫Aについて特定した「現在状態テキスト表示情報」=「受付完了」のテキスト、及び倉庫Aについて特定した「受付時間情報」=「1155」に対応する時間を示す情報である「11:55」を第1倉庫情報表示欄G13aに表示する。また、SE4で倉庫Aについて特定した「現在状態表示背景色情報」=「赤色」を反映した丸印の画像(背景色が赤色)の画像(積卸箇所現在状態表示情報)の中に、「予定順番数値表示情報」=「1」が示す数値を表示した画像も第1倉庫情報表示欄G13aに表示する。なお、「丸印の画像(背景色が赤色)」とは、例えば、丸印の内部が赤色に着色されている画像を示す。
また、詳細の説明は省略するが、図23(a)に図示されているように、SE4で倉庫B〜倉庫Dについて特定した各情報に対応する情報を、第2倉庫情報表示欄G13b〜第4倉庫情報表示欄G13dに表示する。
また、図23(a)に図示されているように、SE5で特定した退場手続が行われていないことを示す画像(チェックが付されていない画像)を、退場情報表示欄G14に表示する。そして、このように各表示欄の情報が表示されている全体管理画面を生成して、総合管理端末装置3のディスプレイに表示する。これにて、全体管理画面表示処理の説明を終了する。
(処理例について)
次に、上述の各処理の処理例について、特に、状態情報の遷移と全体管理画面及びバース管理画面の表示を中心を説明する。ここでは、「車両1Dc」を例示して説明する。まず、「車両1Dc」が拠点Aに訪れて運転者が受付手続(受付情報の入力)を行い、総合管理端末装置3のユーザが、総合受付処理で表示される全体管理画面で、図17(c)に示すように、倉庫A〜倉庫Dに対応するチェックボックスを選択して操作ボタン画像G15をタップした場合、図16のSA5で図6の状態特定情報の状態情報として、図20の「車両特定ID」=「IDc1」の項目「初期設定」の欄の状態が格納される。この場合、全体管理画面表示処理によって、全体管理画面において図23(a)の情報等が表示されることになり、また、バース管理画面表示処理によって、倉庫Aのバース管理画面の第1領域G21に「第1受付未割当状態カード画像」が表示され、倉庫Bのバース管理画面の第1領域G21に「第2受付状態カード画像」が表示され、倉庫C及び倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第3受付状態カード画像」が表示される。なお、この場合、「車両1Dc」を基準とした場合、倉庫Aのバース管理画面が「第2画面」に相当し、倉庫B〜Dのバース管理画面が「第3画面」に相当する。
次に、担当側端末装置401のユーザが、倉庫Aのバース管理画面の第1領域G21の「第1受付未割当状態カード画像」に対する割当用所定操作を行った場合、図6の状態特定情報の状態情報として、図20の「車両特定ID」=「IDc1」の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「割当」の欄の状態が格納される。この場合、全体管理画面表示処理によって、全体管理画面において図23(a)の情報等が表示されたままとなり、また、バース管理画面表示処理によって、倉庫Aのバース管理画面の第2領域G22に「第1受付割当済状態カード画像」が表示され、倉庫B〜倉庫Dのバース管理画面のカード画像前述と同様であり、つまり、倉庫Bのバース管理画面の第1領域G21に「第2受付状態カード画像」が表示され、倉庫C及び倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第3受付状態カード画像」が表示される。
次に、担当側端末装置401のユーザが、倉庫Aのバース管理画面の第2領域G22の「第1受付割当済状態カード画像」に対する呼出用所定操作を行った場合、図6の状態特定情報の状態情報として、図20の「車両特定ID」=「IDc1」の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「呼出」の欄の状態が格納される。この場合、全体管理画面表示処理によって、全体管理画面において図23(b)の情報等が表示されることになり、また、バース管理画面表示処理によって、倉庫Aのバース管理画面の第2領域G22に「呼出中状態カード画像」が表示され、倉庫B〜倉庫Dのバース管理画面のカード画像前述と同様であり、つまり、倉庫Bのバース管理画面の第1領域G21に「第2受付状態カード画像」が表示され、倉庫C及び倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第3受付状態カード画像」が表示される。なお、この場合、サーバ装置1から「車両IDc1」の運転者の運転者側端末装置2に対して、倉庫Aを訪れることを促すメッセージ情報が送信され、当該運転手は、当該メッセージ情報に基づいて、倉庫A側に呼びだされていることを認識し、「車両IDc1」を運転して呼び出されている倉庫Aを訪れることになる。
次に、担当側端末装置401のユーザが、自己が担当する倉庫Aへの車両の到着及び荷物の積み込み作業の開始を確認した後に、倉庫Aのバース管理画面の第2領域G22の「呼出中状態カード画像」に対する作業開始用所定操作を行った場合、図6の状態特定情報の状態情報として、図20の「車両特定ID」=「IDc1」の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「作業」の欄の状態が格納される。この場合、全体管理画面表示処理によって、全体管理画面において図23(c)の情報等が表示されることになり、また、バース管理画面表示処理によって、倉庫Aのバース管理画面の第2領域G22に「作業中状態カード画像」が表示され、、倉庫B〜倉庫Dのバース管理画面のカード画像前述と同様であり、つまり、倉庫Bのバース管理画面の第1領域G21に「第2受付状態カード画像」が表示され、倉庫C及び倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第3受付状態カード画像」が表示される。
次に、担当側端末装置401のユーザが、自己が担当する倉庫Aでの車両に対する荷物の積み込み作業の完了を確認した後に、倉庫Aのバース管理画面の第2領域G22の「作業中カード画像」に対する作業完了用所定操作を行った場合、図6の状態特定情報の状態情報として、図20の「車両特定ID」=「IDc1」の項目「操作」の項目「倉庫A」の項目「完了」の欄の状態が格納される。この場合、全体管理画面表示処理によって、全体管理画面において図23(d)の情報等が表示されることになり、また、バース管理画面表示処理によって、倉庫Aのバース管理画面の第2領域G22に「完了カード画像」が表示され、倉庫Bのバース管理画面の第1領域G21に「第1受付未割当状態カード画像」が表示され、倉庫C及び倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第3受付状態カード画像」が表示される。
この後、担当側端末装置402〜404のユーザが、自己が担当する倉庫に関して上述の担当側端末装置401と同様な操作を行った後に、退場手続を行った場合、全体管理画面において図23(e)の情報等が表示されることになる。なお、この場合、総合受付情報表示欄G12の画像は背景色が赤色から灰色に変更されることとする。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、車両(運搬用車両)を示す会社情報及び車両番号情報(運搬用車両表示情報)と荷物の積み込みに関する運搬用車両の現在の状態を示す図23(a)の第1倉庫情報表示欄G13a等に図示されている現在状態テキスト表示情報(積卸箇所現在状態表示情報)及び丸印の画像(背景色が赤色)(積卸箇所現在状態表示情報)とを相互に関連付けて全体管理画面(第1画面)に表示することにより、例えば、複数の倉庫(積卸箇所)各々における荷物の積み込みに関する車両の現在の状態を確認させることが可能となる。
また、複数の倉庫は、当該複数の倉庫に対して車両を受け付けるための受付手続が行われた後に当該車両が訪れる倉庫であり、複数の倉庫へ訪れる車両について受付手続で入力される受付情報であって、少なくとも会社情報及び車両番号情(運搬用車両情報)を含む受付情報が運転者側端末装置2側に入力された場合に、入力された受付情報に含まれている運搬用車両情報と、受付情報に含まれている運搬用車両情報が示す車両に対応する積卸箇所現在状態情報とを相互に関連付けて格納することにより、例えば、受付手続が行われた運搬用車両の現在の状態を確認させることが可能となる。
また、呼出中状態カード画像等(操作可能表示画像)がユーザによって操作された場合に、少なくとも、状態特定情報DB133(第1格納手段)に格納されている状態情報が示す前述の呼出中状態カード画像に関連付けられている倉庫(対象積卸箇所)における荷物の積み込みに関する車両の現在の状態が、ユーザに操作された操作可能表示画像である呼出中状態カード画像に関連付けられている遷移先状態である作業中状態となるように積状態情報を更新することにより、例えば、ユーザの適切な操作によって積卸箇所現在状態情報を更新することが可能となる。また、例えば、更新された現在の状態を確認させることが可能となる。
また、格納されている状態情報が示す対象積卸箇所における荷物の積み込みに関する運搬用車両の現在の状態が第1受付割当済状態(呼出直前状態)である場合において、第1受付割当済状態カード画像(操作可能表示画像)がユーザによって操作された場合(状態遷移ボタンG34がタップされた場合)に、車両を呼び出すための呼出情報を車両側に出力することにより、例えば、車両を対象積卸箇所に適切に呼び出すことが可能となる。
また、車両が現在訪れることとなっていない1個以上の積卸箇所である非対象積卸箇所に関する情報を表示する各倉庫のバース管理画面の内の1個以上の画面(第3画面)に、状態特定情報DB133(第1格納手段)に格納されている前述の各倉庫(非対象積卸箇所)における荷物の積み込みに関する車両の現在の状態を表示する第3受付状態カード画像又は第2受付状態カード画像(操作不可能表示画像)であって、ユーザによって操作不可能となっている第3受付状態カード画像又は第2受付状態カード画像を表示することにより、例えば、非対象積卸箇所側で車両の呼び出し等の操作が誤って行われることを防止することが可能となる。
また、車両が複数の積卸箇所を訪れる予定の順番を示す予定順番数値表示情報を全体管理画面に表示することにより、例えば、車両が複数の倉庫を訪れる予定の順番を確認させることが可能となる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、予定順序が定められておらず、複数の積卸箇所に訪れる順番が何ら定められない場合について説明する。なお、実施の形態2における実施の形態1と同様な構成には同一の符号を付し、また、実施の形態1と異なる構成及び処理についてのみ説明し、実施の形態1と同様な構成及び処理については、説明を省略する。
(構成)
管理システム100aは、図1に示すように、例えば、サーバ装置1a、運転者側端末装置2、総合管理端末装置3、及び担当側端末装置4を備える。なお、実施の形態2の各要素は、特記する場合を除いて、実施の形態1の同一名称の各要素と同様であることとする。
(構成−サーバ装置)
図1のサーバ装置1aは、例えば、図2に示すように、通信部11、入力部12、記録部13a、及び制御部14aを備える。
(構成−サーバ装置−記録部)
この記録部13aは、例えば、拠点特定情報DB131a、受付車両情報DB132、状態特定情報DB133a、バース管理情報DB134、及び時間履歴情報DB135を備える。
(構成−サーバ装置−記録部−拠点特定情報DB)
拠点特定情報DB131aとは、拠点特定情報が格納されている拠点特定情報格納手段である。ここでの「拠点特定情報」は、例えば、図4において基準順序情報が省略された情報である。
(構成−サーバ装置−記録部−状態特定情報DB)
状態特定情報DB133aとは、状態特定情報が格納されている状態特定情報格納手段であり、特に、履歴順番情報を格納する第3格納手段である。図25は、状態特定情報を例示した図である。「状態特定情報」とは、少なくとも複数の倉庫各々における、受付手続が行われた車両の荷物の積み込みに関する現在の状態を示す情報であり、図25に示すように、例えば、項目「車両特定ID」、項目「倉庫情報」、項目「履歴順番情報」、及び項目「状態情報」と、各項目に対応する情報とを相互に関連付けている情報である。なお、項目「車両特定ID」、項目「倉庫情報」、及び項目「状態情報」に対応する情報は、図6の同一名称の情報と同様である。また、状態情報の具体的な内容については、説明の便宜、図示が省略されている。項目「履歴順番情報」とは、各車両が各倉庫を訪れた順番を示す履歴順番情報である(図25では、1番目に訪れたことを特定する「1」、2番目に訪れたことを特定する「2」等)。
(構成−サーバ装置−制御部)
図2の制御部14aは、機能概念的に、例えば、表示制御部141a、格納制御部142a、更新部143a、及び出力部144を備える。表示制御部141aは、例えば、第3格納手段に格納されている履歴順番情報に基づいて、運搬用車両が複数の積卸箇所を訪れた順番を示す履歴順番表示情報を、第1画面において、運搬用車両表示情報及び積卸箇所現在状態表示情報と共に表示する表示制御手段である。なお、制御部14aによって実行される各処理については後述する。
(処理)
次に、このように構成される管理システム100aの処理について説明する。管理システム100a、例えば、総合受付処理、バース管理画面表示処理、状態更新処理、退場処理、及び全体管理画面表示処理を行うが、バース管理画面表示処理及び退場処理は、実施の形態1の場合と同様であるので、説明を省略する。
(処理−総合受付処理)
サーバ装置1aの制御部14aは、基本的には、実施の形態1の場合と同様にして、図16の総合受付処理を行うが、実施の形態1では、SA3において図4の基準順序情報を用いて、図17(a)に示すように、第1倉庫情報表示欄G13a〜第4倉庫情報表示欄G13dの図面上方に、「倉庫情報」=「倉庫A」〜「倉庫D」を表示しているが、本実施の形態では、基準順序情報が省略されているので、予め定められている表示順、又は、ランダムな表示順で「倉庫A」〜「倉庫D」を表示してもよい。また、実施の形態1では、SA5において、予定順番情報を格納しているが、本実施の形態では、予定順番情報が省略されているので、当該処理は省略する。また、このSA5では、図17の状態情報として、全てに「第1受付未割当状態」を格納する。
(処理−状態更新処理)
次に、状態更新処理について説明する。図26は、状態更新処理のフローチャートである。
図27は、各倉庫における車両の状態を説明するための図である。この図27では、図25の「車両特定ID」=「IDc1」の状態情報に格納される状態の遷移が図示されている。この図27を適宜参照して、状態更新処理について説明する。
図26のSF1においてサーバ装置1aの更新部143aは、バースの割り当てが行われたか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、図19のSC1と同様な処理を行う。ここでは、例えば、前述した総合受付処理を実行した直後においては、図27の「車両特定ID」=「IDc1」の項目「初期設定」の欄に記載されているように、図25の状態情報として、倉庫A〜倉庫Dについて「第1受付未割当状態」が格納されているので、「車両IDc1」を特定するカード画像として、倉庫A〜倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第1受付未割当状態カード画像」が表示される。この場合、担当側端末装置401〜404のユーザ全てが、割当用所定操作を行うことが可能となる。ここでは、担当側端末装置402のユーザが割当用所定操作を行った場合、サーバ装置1aの更新部143aは、バースの割り当てが行われたと判定する。
図26のSF2においてサーバ装置1aの更新部143aは、図19のSC2と同様な処理を行う。
図26のSF3においてサーバ装置1aの更新部143aは、SF2で第1受付割当済状態に更新された状態情報と同じ車両特定IDに関連付けられている他の状態情報を更新するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、図25の状態情報において、第1受付未割当状態が格納されている「他の状態情報」が存在するか否かに基づいて判定する。そして、他の状態情報が存在しない場合、他の状態情報を更新しないものと判定し(SF3のNO)、SF7に移行する。また、他の状態情報が存在する場合、他の状態情報を更新するものと判定し(SF3のYES)、SF4に移行する。
ここでは、例えば、「車両IDc1」の場合、倉庫A、倉庫C、及び倉庫Dの状態情報が「第1受付未割当状態」であるので、他の状態情報を更新するものと判定する。
図26のSF4においてサーバ装置1aの更新部143aは、前述の「他の状態情報」を全て第3受付状態に更新する否かを判定する。具体的には任意であるが、図25の状態情報において、第1受付未割当状態が格納されている「他の状態情報」が複数個存在するか否かに基づいて判定する。そして、他の状態情報が複数個存在しない場合、他の状態情報を全て第3受付状態に更新するわけではないものと判定し(SF4のNO)、SF6に移行する。また、他の状態情報が複数個存在する場合、他の状態情報を全て第3受付状態に更新するものと判定し(SF4のYES)、SF5に移行する。
ここでは、例えば、「車両IDc1」の場合、倉庫A、倉庫C、及び倉庫Dの状態情報が「1受付未割当状態」であるので、他の状態情報を全て第3受付状態に更新するものと判定する。
図26のSF5においてサーバ装置1aの更新部143aは、前述の「他の状態情報」を第3受付状態に更新する。ここでは、例えば、倉庫A、倉庫C、及び倉庫Dの状態情報を全て第3受付状態に更新する。
図26のSF4で他の状態情報を全て第3受付状態に更新するわけではないものと判定した(SF4のNO)後のSF6においてサーバ装置1aの更新部143aは、前述の「他の状態情報」(つまり、1個の他の状態情報)を第2受付状態に更新する。
図26のSF7においてサーバ装置1aの更新部143aは、車両を呼び出すか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、図19のSC3と同様な処理を行う。ここでは、例えば、図27の「車両特定ID」=「IDc1」の項目「操作」の項目「1個目倉庫」の「割当」の欄に記載されているように、図25の状態情報として、倉庫A、倉庫C、及び倉庫Dについて「第3受付状態」が格納されており、倉庫Bについて「第1受付割当済状態」が格納されているので、倉庫A、倉庫C、及び倉庫Dのバース管理画面の第1領域G21に「第3受付状態カード画像」が表示され、倉庫Bのバース管理画面の第1領域G21に「第1受付割当済状態カード画像」が表示される。この場合、担当側端末装置402のユーザのみが、呼出用所定操作を行うことが可能となり、当該呼出用所定操作を行った場合、車両を呼び出すものと判定する。
図26のSF8においてサーバ装置1の制御部14aは、図19のSC4と同様な処理を行う。
図26のSF9においてサーバ装置1の制御部14aは、荷物の積み込み作業が開始したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、図19のSC7と同様に、作業開始信号(つまり、例えば、状態遷移ボタンG34がタップされたカード画像に表示されている会社情報及び車両番号情報、及び作業開始用所定操作が入力されたバース管理画面が表示している倉庫を示す倉庫情報を含む信号)を受信したか否かに基づいて判定を行う。ここでは、例えば、担当側端末装置402のユーザが作業開始用所定操作を行った場合、サーバ装置1aの更新部143aは、作業開始信号(つまり、「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」、及び「倉庫情報」=「倉庫B」を含む信号)を受信し、荷物の積み込み作業が開始したものと判定する。
図26のSF10においてサーバ装置1の制御部14aは、図25の状態情報の更新、図8の作業開始時間情報の格納、及び図25の履歴順番情報を格納を行う。具体的には任意であるが、例えば、状態情報の更新、及び作業開始時間情報の格納については、図19のSC8と同様な処理を行う。また、履歴順番情報の格納については、例えば、SF9で作業が開始された倉庫が当該作業開始された車両にとって何番目に訪れた倉庫であるかを示す情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、図25の履歴順番情報としては、総合受付処理で初期の情報として「未」(未だ履歴順番情報が格納されていないことを示す情報)が格納されていることとして、以下の処理を行う。具体的には、SF9で受信した作業開始信号に含まれている会社情報及び車両番号情報を取得し、受付車両情報DB132の図5の受付車両情報を参照して、この取得した会社情報及び車両番号情報に関連付けられている車両特定IDを特定する。次に、SF9で受信した作業開始信号に含まれている倉庫情報を取得し、状態特定情報DB133aの図25の状態特定情報を参照し、前述の車両特定IDに関連付けられている倉庫情報の内の、前述の取得した倉庫情報以外の倉庫情報(つまり、SF9で作業が開始された倉庫以外の倉庫を示す倉庫情報)に関連付けられている履歴順番情報(以下、「他の履歴順番情報」と称する)を特定する。次に、特定した「他の履歴順番情報」として格納されている各数値の内の最大値の次の数値を、SF9で作業が開始された倉庫の履歴順番情報として特定する。なお、SF9で作業が開始された倉庫が1番目に訪れた倉庫である場合、「他の履歴順番情報」が全て「未」であることが想定されるが、この場合、1番目であることを示す「1」を特定する。次に、前述の車両特定IDに関連付けられている倉庫情報の内の、前述の取得した倉庫情報(つまり、SF9で作業が開始された倉庫の倉庫情報)に関連付けられている履歴順番情報として、前述の特定した数値を格納する。
ここでは、状態情報の格納の例示は省略する。また、履歴順番情報の格納については、例えば、SF9で受信した作業開始信号に含まれている「会社情報」=「AAA運送」及び「車両番号情報」=「00−AA」を取得し、受付車両情報DB132の受付車両情報を参照して、この取得した会社情報及び車両番号情報に関連付けられている「車両特定ID」=「IDc1」を特定する。次に、SF1で受信した作業開始信号に含まれている「倉庫情報」=「倉庫B」を取得し、状態特定情報DB133aの図25の状態特定情報を参照し、「他の履歴順番情報」として倉庫A、倉庫C、及び倉庫Dに関する「未」を特定する。次に、SF9で作業が開始された倉庫の履歴順番情報として「1」を特定する。次に、前述の「車両特定ID」=「IDc1」及び「倉庫情報」=「倉庫B」に関連付けられている履歴順番情報として「1」を格納する。
図26のSF11〜SF12においてサーバ装置1の制御部14aは、図19のSC9〜SC10と同様な処理を行う。
図26のSF13においてサーバ装置1の制御部14aは、SF12で完了状態に更新された状態情報と同じ車両特定IDに関連付けられている他の状態情報を更新するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、図25の状態情報において、第2受付状態又は第3受付状態が格納されている「他の状態情報」が存在するか否かに基づいて判定する。そして、他の状態情報が存在しない場合、他の状態情報を更新しないものと判定し(SF13のNO)、処理終了する。また、他の状態情報が存在する場合、他の状態情報を更新するものと判定し(SF13のYES)、SF14に移行する。
図26のSF14においてサーバ装置1aの更新部143aは、前述の第2受付状態又は第3受付状態の「他の状態情報」を第1受付未割当状態に更新する。ここでは、例えば、倉庫A、倉庫C、及び倉庫Dの状態情報を全てを第1受付未割当状態に更新する。この後、処理を繰り返し行うことにより、図27に示すように、全ての状態情報が完了状態となるまで、状態情報が順次遷移することになり、また、図8の時間履歴情報の各時間情報が順次蓄積されることになる。なお、図20の「車両特定ID」=「IDc2」及び「IDc3」の状態情報についても、「車両特定ID」=「IDc1」と同様にして順次遷移することになる。これにて、状態更新処理を終了する。
(処理−全体管理画面表示処理)
サーバ装置1aの制御部14aの表示制御部141aは、基本的には、実施の形態1の場合と同様にして、図22の全体管理画面表示処理を行うが、実施の形態1では、SE4において予定順番数値表示情報を特定し、SE6で図9の第1倉庫情報表示欄G13aに予定順番数値表示情報を表示する全体管理画面を生成する場合について説明したが、本実施の形態では、SE4において予定順番数値表示情報の代わりに履歴順番数値表示情報を特定し、SE6にて予定順番数値表示情報の代わりに履歴順番数値表示情報を表示して全体管理画面を生成する処理を行う。なお、「履歴順番数値表示情報」とは、履歴順番表示情報であり、例えば、車両が倉庫を訪れた順番を数値等で表示する情報である。なお、ここでの具体的な処理は任意であるが、例えば、実施の形態1の「予定順番数値表示情報」を「履歴順番数値表示情報」と読み替えて処理を行ってもよい。特に、SE6にて全体管理画面を生成する場合において、「履歴順番数値表示情報」が「未」である場合、何らの情報も表示しないように構成してもよいし、「未」を表示するように構成してもよい。このように構成することにより、例えば、各倉庫で作業開始用所定操作が行われる毎に、履歴順番情報が格納され、全体管理画面に履歴順番数値表示情報が表示されることになり、当該表示された情報を視認することにより、車両が訪れた倉庫の履歴を認識することが可能となる。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、運搬用車両が複数の積卸箇所を訪れた順番を示す履歴順番数値表示情報を全体管理画面(第1画面)に表示することにより、例えば、車両が複数の倉庫を訪れた順番を確認させることが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。また、各DBのデータを適宜組み替えてもよい。
(予定順序について)
また、実施の形態1では、複数の積卸箇所について運搬用車両が訪れる予定順序が予め定められている場合について説明したが、これに限らない。例えば、予定順序が定められておらず、ユーザからの入力に基づいて複数の積卸箇所に訪れる順番が予め定められる場合に適用してもよい。この場合、例えば、図16のSA5においてサーバ装置1の格納制御部142が、SA4で受信した設定情報に含まれている倉庫情報を取得し、図4の拠点特定情報を参照して、取得した倉庫情報に対応する基準順序情報を特定し、特定した基準順序情報に基づいて、前述の取得した各倉庫情報に特定される各倉庫を車両が訪れる順番を決定する処理を、以下のように変更してもよい。具体的には、図16のSA3で総合管理端末装置3のディスプレイに表示される全体管理画面において、タッチパッドを介して当該総合管理端末装置3のユーザが所定操作(トラックが訪れる倉庫の順番を指定する操作)を行うことにより、トラックが訪れる倉庫の順番をユーザが指定する情報(例えば、「倉庫Aが1番目、倉庫Bが2番目で、倉庫Dが3番目で、倉庫Cが4番目である」等を示す情報)(以下、「順番指定情報」)を入力した場合に、総合管理端末装置3の制御部が、当該入力された順番指定情報をサーバ装置1に送信するように構成してもよい。そして、図16のSA5においてサーバ装置1の格納制御部142が、当該送信された順番指定情報を受信し、受信した順番指定情報に基づいて、各倉庫を車両が訪れる順番を決定し、決定した順番に対応する情報を、状態特定情報DB133の図6の状態特定情報の予定順番情報として格納するように構成してもよい。なお、この場合の総合管理端末装置3が送信する順番指定情報については、設定情報の一部の情報として送信してもよいし、あるいは、設定情報の他の情報として送信してもよい。また、前述の「トラックが訪れる倉庫の順番を指定する操作」としては、例えば、図17(b)のチェックボックスを指定したい順番に従って選択する操作であることとしてもよいし、あるいは、順番を指定するための画面をポップアップ画面を表示して当該ポップアップ画面に、指定したい順番の情報を入力する操作であることとしてもよい。なお、この場合、図4の基準順序情報については、省略してもよい。
(バースの割り当てについて)
また、実施の形態1及び2では、バースの割り当て及び呼び出しが順次行われる場合について説明したが、上記実施の形態の概念を、車両に対してバースの割り当て及び呼び出しが同時に行われる場合に適用してもよい。この場合、状態情報として「第1受付割当済状態」を省略してもよい。
(履歴順番情報の格納について)
また、実施の形態2では、履歴順番情報を格納する処理を図26のSF10で行う場合について説明したが、これに限らない。例えば、SF2、SF8、SF12等のタイミング等で行ってもよい。また、当該履歴順番情報については、実施の形態1で格納し、実施の形態11で表示する全体管理画面の任意の表示位置に、履歴順番表示情報を表示するように構成してもよい。
(特徴について)
また、上記各実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組合わせてもよい。例えば、予定順番表示情報及び履歴順番表示情報を同一画面上に表示するように構成してもよい。
(付記)
付記1の表示システムは、荷物を運搬する運搬用車両を特定する運搬用車両情報と、前記運搬用車両が1か所ずつ訪れる複数の積卸箇所であって、前記荷物の積み込み又は荷卸しが行われる前記複数の積卸箇所各々における、前記荷物の積み込み又は荷卸しに関する前記運搬用車両の現在の状態を示す積卸箇所現在状態情報とが相互に関連付けられて格納されている第1格納手段と、前記第1格納手段に格納されている前記運搬用車両情報及び前記積卸箇所現在状態情報に基づいて、前記運搬用車両を示す運搬用車両表示情報であって前記運搬用車両情報に対応する前記運搬用車両表示情報と、前記複数の積卸箇所各々における前記荷物の積み込み又は荷卸しに関する前記運搬用車両の現在の状態を示す積卸箇所現在状態表示情報であって前記積卸箇所現在状態情報に対応する前記積卸箇所現在状態表示情報と、を相互に関連付けて、第1画面に表示する。
付記2の表示システムは、付記1に記載の表示システムにおいて、前記複数の積卸箇所は、当該複数の積卸箇所に対して前記運搬用車両を受け付けるための受付手続が行われた後に当該運搬用車両が訪れる積卸箇所であり、前記表示システムは、前記複数の積卸箇所へ訪れる前記運搬用車両について前記受付手続で入力される受付情報であって、少なくとも前記運搬用車両情報を含む前記受付情報が受付端末側に入力された場合に、入力された前記受付情報に含まれている前記運搬用車両情報と、前記受付情報に含まれている前記運搬用車両情報が示す前記運搬用車両に対応する前記積卸箇所現在状態情報とを相互に関連付けて前記第1格納手段に格納する格納制御手段、を備える。
付記3の表示システムは、付記1又は2に記載の表示システムにおいて、前記積卸箇所現在状態情報が示す状態は、予め定められている前記荷物の積み込み又は荷卸しに関する前記運搬用車両の複数の状態の内の1個の状態であり、前記表示制御手段は、前記第1格納手段に格納されている前記運搬用車両情報及び前記積卸箇所現在状態情報に基づいて、前記複数の積卸箇所の内の、前記運搬用車両が現在訪れることとなっている1個の積卸箇所である対象積卸箇所に関する情報を表示する第2画面に、前記第1格納手段に格納されている前記積卸箇所現在状態情報が示す前記対象積卸箇所における前記荷物の積み込み又は荷卸しに関する前記運搬用車両の現在の状態を表示する操作可能表示画像であって、前記複数の状態の内の前記第1格納手段に格納されている前記積卸箇所現在状態情報が示す状態の次に遷移する1個の状態である遷移先状態に関連付けられている前記操作可能表示画像であり、ユーザによって操作可能となっている前記操作可能表示画像を表示し、前記表示システムは、前記操作可能表示画像がユーザによって操作された場合に、少なくとも、前記第1格納手段に格納されている前記積卸箇所現在状態情報が示す前記対象積卸箇所における前記荷物の積み込み又は荷卸しに関する前記運搬用車両の現在の状態が、ユーザに操作された前記操作可能表示画像に関連付けられている前記遷移先状態となるように前記積卸箇所現在状態情報を更新する更新手段、を備える。
付記4の表示システムは、付記3に記載の表示システムにおいて、前記複数の状態は、少なくとも、前記対象積卸箇所に前記運搬用車両が呼び出される直前の状態である呼出直前状態、及び前記呼出直前状態の直後に遷移する呼出中状態であって前記対象積卸箇所に前記運搬用車両が呼び出されている際中であることを示す前記呼出中状態を含み、前記表示システムは、前記第1格納手段に格納されている前記積卸箇所現在状態情報が示す前記対象積卸箇所における前記荷物の積み込み又は荷卸しに関する前記運搬用車両の現在の状態が前記呼出直前状態である場合において、前記操作可能表示画像がユーザによって操作された場合に、前記運搬用車両を呼び出すための呼出情報を前記運搬用車両側に出力する出力手段、を備える。
付記5の表示システムは、付記3又は4に記載の表示システムにおいて、前記表示制御手段は、前記第1格納手段に格納されている前記運搬用車両情報及び前記積卸箇所現在状態情報に基づいて、前記複数の積卸箇所の内の、前記運搬用車両が現在訪れることとなっていない1個以上の積卸箇所である非対象積卸箇所に関する情報を表示する第3画面に、前記第1格納手段に格納されている前記積卸箇所現在状態情報が示す前記非対象積卸箇所における前記荷物の積み込み又は荷卸しに関する前記運搬用車両の現在の状態を表示する操作不可能表示画像であって、ユーザによって操作不可能となっている前記操作不可能表示画像を表示する。
付記6の表示システムは、付記1から5の何れか一項に記載の表示システムにおいて、前記運搬用車両が前記複数の積卸箇所を訪れる予定の順番を示す予定順番情報が格納されている第2格納手段、を備え、前記表示制御手段は、前記第2格納手段に格納されている前記予定順番情報に基づいて、前記運搬用車両が複数の積卸箇所を訪れる予定の順番を示す予定順番表示情報を、前記第1画面において、前記運搬用車両表示情報及び前記積卸箇所現在状態表示情報と共に表示する。
付記7の表示システムは、付記1から5の何れか一項に記載の表示システムにおいて、前記運搬用車両が前記複数の積卸箇所を訪れた順番を示す履歴順番情報が格納されている第3格納手段、を備え、前記表示制御手段は、前記第3格納手段に格納されている前記履歴順番情報に基づいて、前記運搬用車両が複数の積卸箇所を訪れた順番を示す履歴順番表示情報を、前記第1画面において、前記運搬用車両表示情報及び前記積卸箇所現在状態表示情報と共に表示する。
付記8の表示プログラムは、コンピュータを、荷物を運搬する運搬用車両を特定する運搬用車両情報と、前記運搬用車両が1か所ずつ訪れる複数の積卸箇所であって、前記荷物の積み込み又は荷卸しが行われる前記複数の積卸箇所各々における、前記荷物の積み込み又は荷卸しに関する前記運搬用車両の現在の状態を示す積卸箇所現在状態情報とが相互に関連付けられて格納されている第1格納手段に格納されている前記運搬用車両情報及び前記積卸箇所現在状態情報に基づいて、前記運搬用車両を示す運搬用車両表示情報であって前記運搬用車両情報に対応する前記運搬用車両表示情報と、前記複数の積卸箇所各々における前記荷物の積み込み又は荷卸しに関する前記運搬用車両の現在の状態を示す積卸箇所現在状態表示情報であって前記積卸箇所現在状態情報に対応する前記積卸箇所現在状態表示情報と、を相互に関連付けて、第1画面に表示する表示制御手段、として機能させる。
(付記の効果)
付記1に記載の表示システム、及び付記8に記載の表示プログラムによれば、運搬用車両を示す運搬用車両表示情報と荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態を示す積卸箇所現在状態表示情報とを相互に関連付けて第1画面に表示することにより、例えば、複数の積卸箇所各々における荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態を確認させることが可能となる。
付記2に記載の表示システムによれば、複数の積卸箇所は、当該複数の積卸箇所に対して運搬用車両を受け付けるための受付手続が行われた後に当該運搬用車両が訪れる積卸箇所であり、複数の積卸箇所へ訪れる運搬用車両について受付手続で入力される受付情報であって、少なくとも運搬用車両情報を含む受付情報が受付端末側に入力された場合に、入力された受付情報に含まれている運搬用車両情報と、受付情報に含まれている運搬用車両情報が示す運搬用車両に対応する積卸箇所現在状態情報とを相互に関連付けて格納することにより、例えば、受付手続が行われた運搬用車両の現在の状態を確認させることが可能となる。
付記3に記載の表示システムによれば、操作可能表示画像がユーザによって操作された場合に、少なくとも、第1格納手段に格納されている積卸箇所現在状態情報が示す対象積卸箇所における荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態が、ユーザに操作された操作可能表示画像に関連付けられている遷移先状態となるように積卸箇所現在状態情報を更新することにより、例えば、ユーザの適切な操作によって積卸箇所現在状態情報を更新することが可能となる。また、例えば、更新された現在の状態を確認させることが可能となる。
付記4に記載の表示システムによれば、格納されている積卸箇所現在状態情報が示す対象積卸箇所における荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態が呼出直前状態である場合において、操作可能表示画像がユーザによって操作された場合に、運搬用車両を呼び出すための呼出情報を運搬用車両側に出力することにより、例えば、運搬用車両を対象積卸箇所に適切に呼び出すことが可能となる。
付記5に記載の表示システムによれば、運搬用車両が現在訪れることとなっていない1個以上の積卸箇所である非対象積卸箇所に関する情報を表示する第3画面に、第1格納手段に格納されている積卸箇所現在状態情報が示す非対象積卸箇所における荷物の積み込み又は荷卸しに関する運搬用車両の現在の状態を表示する操作不可能表示画像であって、ユーザによって操作不可能となっている操作不可能表示画像を表示することにより、例えば、非対象積卸箇所側で車両の呼び出し等の操作が誤って行われることを防止することが可能となる。
付記6に記載の表示システムによれば、運搬用車両が複数の積卸箇所を訪れる予定の順番を示す予定順番表示情報を第1画面に表示することにより、例えば、運搬用車両が複数の積卸箇所を訪れる予定の順番を確認させることが可能となる。
付記7に記載の表示システムによれば、運搬用車両が複数の積卸箇所を訪れた順番を示す履歴順番表示情報を第1画面に表示することにより、例えば、運搬用車両が複数の積卸箇所を訪れた順番を確認させることが可能となる。