JP6747316B2 - 固体撮像素子及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像素子及び撮像装置に関する。
複数の画素が一方向に配列された画素列を有する固体撮像素子であって、例えば、複写機等の撮像装置に搭載される固体撮像素子として、CCD固体撮像素子及びCMOS固体撮像素子が知られている。
CMOS固体撮像素子は、一般的には、CMOS LSIの製造プロセスに基づいて製造される。そのため、画像処理回路などと一体化したチップを構成できること(システム・オン・チップ)、高速処理が容易であること、といったCCD固体撮像素子に比べて優れた特徴を有し、近年急速に普及している。
固体撮像素子に対する高解像度化、小型化、及び低コスト化の要望に伴い、近年、その画素サイズの縮小が求められている。画素サイズを単純に縮小した場合、光電変換素子部が縮小して入射光量が減少するので、感度が低下し、S/N特性が劣化する。
これに対して、画素サイズの縮小による感度の低下を補償するための技術として、TDI(Time Delay Integration)方式の固体撮像素子が提案されている。
特許文献1は、TDI方式で動作するCMOS固体撮像素子(固体撮像装置)を開示している。特許文献1の固体撮像装置によれば、各フレームの画素信号を逐次に加算することにより、最終的な画素信号の大きさを1フレームの画素信号の大きさのN倍にする。
TDI方式で撮像する場合、副走査方向(垂直方向)に整列した複数の画素は、被写体の同じ目標位置からの光が入射しているときにそれぞれ露光させられる必要がある。副走査方向に整列して共通の信号線に接続された複数の画素の画素信号は同時に転送できないので、ある画素の画素信号を読み出す前に信号線及び後段のメモリなどが解放されるのを待機する必要がある。この待機時間に起因して、副走査方向に整列した各画素を露光させるとき、被写体の目標位置と画素との相対位置(露光を開始するときの相対位置、及び、露光を終了するときの相対位置)がずれる可能性がある。
特許文献1によれば、被写体の目標位置と画素との相対位置を各画素間で互いに一致させるために、画素列群の配列間隔と、各画素列群の画素列の配列間隔とは、画素列群の個数M、各画素列群の画素列の個数N、及び前述の待機時間に基づいて決められる。従って、各画素のサイズ及び間隔は強い制約を受ける。
また、被写体の目標位置と画素との相対位置のずれを縮小するために、画素の間隔を縮小することが考えられる。しかしながら、画素の間隔を縮小すると画素のサイズも縮小し、その分、感度が低下するという問題がある。
本発明の目的は、各画素のサイズ及び間隔の自由度を損なうことなく、副走査方向に整列した各画素を露光させるときに被写体の目標位置と画素との相対位置を各画素間で互いに一致させることができる固体撮像素子を提供することにある。
本発明の一態様に係る固体撮像素子によれば、
入射光に応じて画素信号をそれぞれ生成する複数の画素を主走査方向及び副走査方向に2次元で配列した画素アレイを備える固体撮像素子であって、
前記画素アレイは、前記副走査方向に互いに所定間隔を有して配置された複数の画素サブアレイを含み、前記複数の画素サブアレイのうちの各1つの画素サブアレイは、前記主走査方向に沿った複数の行及び前記副走査方向に沿った複数の列を形成するように2次元で配列された複数の画素を含み、
前記固体撮像素子は、
前記複数の画素サブアレイのうちの各1つの画素サブアレイについて、当該画素サブアレイにおける前記各列の複数の画素に個別に接続された複数の信号線と、
前記複数の信号線を介して前記複数の画素から読み出された画素信号を一時的に格納するメモリと、
前記複数の画素サブアレイのうちの各1つの画素サブアレイについて、列ごとに、同じ列の複数の画素から読み出された画素信号を互いに加算する加算回路とを備え、
前記複数の画素サブアレイのうちの1つの画素サブアレイにおける前記各列の複数の画素は、列ごとに、前記副走査方向に沿って、前記複数の画素サブアレイのうちの残りの各画素サブアレイにおける前記各列の複数の画素とそれぞれ整列し、
前記副走査方向に沿って整列した複数の画素において、前記複数の画素サブアレイのうちの1つの画素サブアレイにおける少なくとも1つの画素は、前記複数の画素サブアレイのうちの少なくとも1つの他の画素サブアレイにおける少なくとも1つの画素が接続された信号線に接続される。
本発明の一態様に係る固体撮像素子によれば、各画素のサイズ及び間隔の自由度を損なうことなく、副走査方向に整列した各画素を露光させるときに被写体の目標位置と画素との相対位置を各画素間で互いに一致させることができる。
本発明の実施形態1に係る固体撮像素子の全体構成を示すブロック図である。 図1の画素B1,B2,G1,G2,R1,R2の詳細構成を示す回路図である。 図1の画素B1,B2,G1,G2,R1,R2の動作を示すタイミングチャートである。 図1の画素B1,B2,G1,G2,R1,R2の位置及び露光期間を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態1の変形例に係る画素アレイ20Aの構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る固体撮像素子の全体構成を示すブロック図である。 図6の画素アレイ20Bの詳細構成を示す回路図である。 図6の画素回路23a〜23dの詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態2の変形例に係る固体撮像素子の全体構成を示すブロック図である。 図9の画素アレイ20Cの詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態3に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
以下の図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に解説する。
実施形態1.
図1は、本発明の実施形態1に係る固体撮像素子の全体構成を示すブロック図である。図1の固体撮像素子は、画素制御回路10、画素アレイ20、出力制御回路30、及び読み出し回路40を備える。固体撮像素子のこれらの構成要素は、例えば、半導体基板上に形成される。
画素アレイ20は、入射光に応じて画素信号をそれぞれ生成する複数の画素を備え、各画素は、画素制御回路10の制御下で動作する。読み出し回路40は、出力制御回路30の制御下で、画素アレイ20の各画素から画素信号を読み出して出力する。
画素アレイ20の各画素は、主走査方向(図1のX方向)及び副走査方向(図1のY方向)に2次元で配列される。画素アレイ20は、副走査方向に互いに所定間隔を有して配置された複数の画素サブアレイ21B,21G,21Rを含む。画素サブアレイ21Bは、主走査方向に沿った複数の行(図1では2行)及び副走査方向に沿った複数の列(図1では6列)を形成するように2次元で配列された複数の画素B1,B2を含む。画素サブアレイ21Gは、主走査方向に沿った複数の行(図1では2行)及び副走査方向に沿った複数の列(図1では6列)を形成するように2次元で配列された複数の画素G1,G2を含む。画素サブアレイ21Rは、主走査方向に沿った複数の行(図1では2行)及び副走査方向に沿った複数の列(図1では6列)を形成するように2次元で配列された複数の画素R1,R2を含む。
各画素B1,B2,G1,G2,R1,R2は、例えば、正方形形状を有し、互いに同じサイズを有する。画素サブアレイ21B,21G,21Rのそれぞれにおいて、複数の画素は、主走査方向で例えば等間隔に配置され、副走査方向でも例えば等間隔に配置される。
フィルタ等により、例えば、画素サブアレイ21Bには被写体からの光の青色成分が入射し、画素サブアレイ21Gには被写体からの光の緑色成分が入射し、画素サブアレイ21Rには被写体からの光の赤色成分が入射する。
画素サブアレイ21B,21G,21Rのうちの1つの画素サブアレイにおける各列の複数の画素は、列ごとに、副走査方向に沿って、画素サブアレイ21B,21G,21Rのうちの残りの各画素サブアレイにおける各列の複数の画素とそれぞれ整列する。従って、画素アレイ20の列ごとに、画素サブアレイ21Bの画素B1,B2、画素サブアレイ21Gの画素G1,G2、画素サブアレイ21Rの画素R1,R2が副走査方向に沿って整列する。
画素アレイ20の各列において、互いに隣接する2つの画素サブアレイ21B,21Gの間で互いに対向する2つの画素B2,G1の間に、画素信号の生成に寄与しない無効領域N1が設けられる。また、画素アレイ20の各列において、互いに隣接する2つの画素サブアレイ21G,21Rの間で互いに対向する2つの画素G2,R1の間に、画素信号の生成に寄与しない無効領域N2が設けられる。無効領域N1,N2は、副走査方向において、各画素の1辺の3分の2のサイズを有する。
画素サブアレイ21Bの各列において、各画素B1,B2は異なる信号線22a,22bにそれぞれ接続される。画素サブアレイ21Gの各列において、各画素G1,G2は異なる信号線22a,22bにそれぞれ接続される。画素サブアレイ21Rの各列において、各画素R1,R2は異なる信号線22a,22bにそれぞれ接続される。
副走査方向に沿って整列した画素B1,B2,G1,G2,R1,R2において、画素サブアレイ21B,21G,21Rのうちの1つの画素サブアレイにおける少なくとも1つの画素は、画素サブアレイ21B,21G,21Rのうちの少なくとも1つの他の画素サブアレイにおける少なくとも1つの画素が接続された信号線に接続される。図1の場合、副走査方向に沿って整列した画素B1,B2,G1,G2,R1,R2において、各画素サブアレイ21B,21G,21Rから1つずつの画素が1つの信号線に接続される。従って、画素アレイ20の各列において、画素B1、画素G1、及び画素R1が信号線22aに接続され、画素B2、画素G2、及び画素R2が信号線22bに接続される。
読み出し回路40は、複数の増幅器41、複数のメモリ及び加算回路42、複数のアナログ/ディジタル変換器(ADC)43、ディジタル転送回路44、及び増幅器45を備える。増幅器41は、画素アレイ20の各列の信号線22a,22bごとに設けられる。メモリ及び加算回路42と、アナログ/ディジタル変換器43とは、画素アレイ20の列ごとに設けられる。
各増幅器41は、各画素B1,B2,G1,G2,R1,R2から読み出した画素信号を増幅して後段のメモリ及び加算回路42に送る。
各メモリ及び加算回路42は、まず、画素アレイ20の各列において、信号線22a,22bを介して各画素B1,B2,G1,G2,R1,R2から読み出された画素信号を一時的に格納する。各メモリ及び加算回路42は、さらに、画素サブアレイ21B,21G,21Rのうちの各1つの画素サブアレイについて、列ごとに、同じ列の複数の画素から読み出された画素信号を互いに加算する。言い換えると、各メモリ及び加算回路42は、画素アレイ20の各列において、同じ画素サブアレイの複数の画素から読み出された画素信号を互いに加算する。各メモリ及び加算回路42は、画素アレイ20の各列において、画素B1,B2から読み出された画素信号を互いに加算し、画素G1,G2から読み出された画素信号を互いに加算し、画素R1,R2から読み出された画素信号を互いに加算する。各メモリ及び加算回路42は、加算結果の画素信号を後段のアナログ/ディジタル変換器43に送る。
各アナログ/ディジタル変換器43は、メモリ及び加算回路42から送られた信号(アナログ信号)に対してアナログ/ディジタル変換を実行し、後段のディジタル転送回路44に送る。
ディジタル転送回路44は、複数のアナログ/ディジタル変換器43から送られた信号を所定の順序で増幅器45に送る。
増幅器45は、ディジタル転送回路44から送られた信号を増幅して、固体撮像素子の出力信号として出力する。
画素制御回路10は、画素アレイ20の各画素B1,B2,G1,G2,R1,R2による画素信号の生成を制御する。図1の固体撮像素子は、TDI方式で動作するために、被写体に対して副走査方向に(例えば、図1の−Y方向に向かって)所定速度で相対的に移動する。1画素分の移動時間は1画素分の露光期間に等しく、この期間を「フレーム」と呼ぶ。画素制御回路10は、被写体に対する画素アレイ20の相対的な移動速度に同期して、各画素サブアレイ21B,21G,21Rのうちの1つを所定の順序で選択し、さらに、選択した画素サブアレイの複数の行のうちの1つを所定の順序で選択する。すなわち、画素制御回路10は、副走査方向に沿って整列した画素B1,B2,G1,G2,R1,R2において、図1の上から下に順に画素を選択する。画素制御回路10は、選択した画素を露光させて画素信号を生成させ、生成した画像信号を、信号線22a,22bを介してメモリ及び加算回路42に転送させる。
画素制御回路10は、複数の制御線を介して各画素B1,B2,G1,G2,R1,R2による画素信号の生成を制御する。制御線は、各画素の転送トランジスタにそれぞれ接続される制御線L11,L12,L21,L22,L31,L32を含み、図示の簡単化のために省略するが、各画素のリセットトランジスタ及び出力トランジスタにそれぞれ接続される他の制御線を含む。各画素の転送トランジスタ、リセットトランジスタ、及び出力トランジスタについては、図2を参照して後述する。
出力制御回路30は、読み出し回路40により画素アレイ20の各画素から読み出された画素信号の処理のタイミングを制御する。
図2は、図1の画素B1,B2,G1,G2,R1,R2の詳細構成を示す回路図である。各画素は、光電変換素子PD、転送トランジスタTX、フローティングディフュージョンFD、リセットトランジスタRT、増幅トランジスタSF、及び出力トランジスタSLを備える。
光電変換素子PDは、各画素への入射光を電荷に変換する。光電変換素子PDは、例えばフォトダイオードである。
転送トランジスタTXは、光電変換素子PDとフローティングディフュージョンFDとの間に接続される。転送トランジスタTXのゲート端子には、制御線LTXを介して、画素制御回路10から制御信号が印加される。図2の制御線LTXは、図1の制御線L11,L12,L21,L22,L31,L32のうちの1つに対応する。転送トランジスタTXは、制御線LTXを介して印加された制御信号に応じて、光電変換素子PDからフローティングディフュージョンFDへ電荷を転送する。
フローティングディフュージョンFDは、光電変換素子PDから転送された電荷をいったん蓄積する半導体基板上の領域である。
リセットトランジスタRTは、リセット電源VDDRTとフローティングディフュージョンFDとの間に接続される。リセットトランジスタRTのゲート端子には、制御線LRTを介して、画素制御回路10から制御信号が印加される。リセットトランジスタRTは、制御線LRTを介して印加された制御信号に応じて、フローティングディフュージョンFDの電位をリセット電源VDDRTの電位にリセットする。
増幅トランジスタSFのドレインは電源VDDに接続され、増幅トランジスタSFのソースは出力トランジスタSLを介して端子VOUTに接続される。端子VOUTは信号線22a又は22bに接続される。増幅トランジスタSFのゲートは、フローティングディフュージョンFDに接続される。増幅トランジスタSFは、画素アレイ20外の定電流源とともに、ソースフォロアを構成する。増幅トランジスタSFは、フローティングディフュージョンFDにおける電圧を増幅し、増幅された電圧を有する画素信号を生成する。
出力トランジスタSLのドレインは増幅トランジスタSFのソースへ接続され、出力トランジスタSLのソースは端子VOUTに接続される。出力トランジスタSLのゲート端子には、制御線LSLを介して、画素制御回路10から制御信号が印加される。出力トランジスタSLは、制御線LSLを介して印加された制御信号に応じて、画素信号を、端子VOUTを介して信号線22a,22bに選択的に出力する。副走査方向に沿って整列した画素B1,B2,G1,G2,R1,R2において、画素信号を読み出すべき画素のみの出力トランジスタSLがオンされ、他の画素の出力トランジスタSLはオフされる。
画素アレイ20における同じ行の複数の画素において、転送トランジスタは共通の制御線に接続され、リセットトランジスタは共通の制御線に接続され、出力トランジスタは共通の制御線に接続される。これにより、同じ行の複数の画素は互いに同期して動作する。
図3は、図1の画素B1,B2,G1,G2,R1,R2の動作を示すタイミングチャートである。
図3によれば、画素サブアレイ21Bの画素B1,B2では、時刻t00からt10の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t10に読み出される。また、時刻t10からt20の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t20に読み出される。また、時刻t20からt30の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t30に読み出される。以下、同様に、時刻t(n−1)0からt(n)0の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t(n)0に読み出される。
図3によれば、画素サブアレイ21Rの画素R1,R2では、時刻t01からt11の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t11に読み出される。また、時刻t11からt21の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t21に読み出される。また、時刻t21からt31の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t31に読み出される。以下、同様に、時刻t(n−1)1からt(n)1の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t(n)1に読み出される。
図3によれば、画素サブアレイ21Gの画素G1,G2では、時刻t02からt12の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t12に読み出される。また、時刻t12からt22の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t22に読み出される。また、時刻t22からt32の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t32に読み出される。以下、同様に、時刻t(n−1)2からt(n)2の露光期間に露光した光から生成された画素信号が時刻t(n)2に読み出される。
画素サブアレイ21B,21G,21Rのそれぞれにおいて、制御線LRTを介して印加される制御信号に応じて各画素のリセットトランジスタRTをオンすることで、各画素のフローティングディフュージョンFDの電位がリセットされる。また、各画素サブアレイ21B,21G,21Rの各画素において、制御線LTXを介して印加される制御信号に応じて各画素の転送トランジスタTXをオンすることで、各画素の光電変換素子PDからフローティングディフュージョンFDへ電荷が転送される。また、各画素サブアレイ21B,21G,21Rの各画素において、制御線LSLを介して印加される制御信号に応じて各画素の出力トランジスタSLをオンすることで、各画素から画素信号を読み出し可能になる。
前述のように、画素サブアレイ21Bの画素B1,B2からの画素信号は、時刻t10,t20,t30,…に読み出される。また、画素サブアレイ21Rの画素R1,R2からの画素信号は、時刻t11,t21,t31,…に読み出される。また、画素サブアレイ21Gの画素G1,G2からの画素信号は、時刻t12,t22,t32,…に読み出される。このように、画素アレイ20の各列において、異なる画素サブアレイの画素からの画素信号が異なる時刻に読み出されるので、画素サブアレイ21B,21G,21Rは信号線22a,22bを共用することができる。画素サブアレイ21B,21G,21Rごとに時間差を有する画素信号の読み出しは、前述のように、副走査方向において、無効領域N1,N2のサイズを各画素の1辺の3分の2に設定することにより実現される。
図4は、図1の画素B1,B2,G1,G2,R1,R2の位置及び露光期間を示すタイミングチャートである。
画素アレイ20は、被写体に対して副走査方向に所定速度で相対的に移動する。図4の上側において、横軸は時間を示し、縦軸は、画素アレイ20の1つの列における画素B1,B2,G1,G2,R1,R2の、被写体に対する相対的な位置を示す。縦軸の位置Y1,Y2,Y3,…は、各画素の1辺に等しい長さだけ、互いに離れている。図4の上側では、各画素B1,B2,G1,G2,R1,R2が下から上に移動するように示す。画素アレイ20の移動速度は、各画素の1辺の長さを、各画素を露光させたい時間の長さ(例えば、時刻t00から時刻t10の期間)で割った値に設定される。従って、前述のように、1画素分の移動時間は1画素分の露光期間に等しく、この期間を「フレーム」と呼ぶ。図4の下側では、画素サブアレイ21B,12G,21Rのそれぞれについて、画素サブアレイの各画素の露光期間のフレーム(R1(Y1),R2(Y0)など)と、各画素から読み出された画素信号を加算するフレーム(R1+R2(Y−1)など)とを示す。
フレームB1(Y7)において、画素B1の先端は位置Y8〜位置Y9に移動する。従って、フレームB1(Y7)において、画素B1の露光を開始するとき、画素B1の後端は位置Y7にあり、画素B1の露光を終了するとき、画素B1の先端は位置Y9にある。
フレームB2(Y7)において、画素B2の先端は位置Y8〜位置Y9に移動する。従って、フレームB2(Y7)において、画素B2の露光を開始するとき、画素B2の後端は位置Y7にあり、画素B2の露光を終了するとき、画素B2の先端は位置Y9にある。
このように、フレームB1(Y7)及びB2(Y7)では、画素B1及びB2は、被写体の同じ領域からの光が入射しているときにそれぞれ露光される。フレームB1(Y7)及びB2(Y7)において入射光に応じて画素B1及びB2によりそれぞれ生成される画素信号は、被写体の同じ領域を示す。生成された画素信号は各フレームが終了したときにそれぞれ読み出される。読み出された画素信号は、フレームB1+B2(Y7)において互いに加算される。
また、図4からわかるように、フレームG1(Y7)及びG2(Y7)では、画素G1及びG2は、フレームB1(Y7)において画素B1を露光させたときと同じ被写体の領域からの光が入射しているときにそれぞれ露光される。フレームG1(Y7)及びG2(Y7)において入射光に応じて画素G1及びG2によりそれぞれ生成される画素信号もまた、フレームB1(Y7)において画素B1により生成された画素信号と同じ被写体の領域を示す。生成された画素信号は、フレームG1(Y7)及びG2(Y7)が終了したときにそれぞれ読み出される。読み出された画素信号は、フレームG1+G2(Y7)において互いに加算される。
同様に、フレームR1(Y7)及びR2(Y7)では、画素R1及びR2は、フレームB1(Y7)において画素B1を露光させたときと同じ被写体の領域からの光が入射しているときにそれぞれ露光される。フレームR1(Y7)及びR2(Y7)において入射光に応じて画素R1及びR2によりそれぞれ生成される画素信号もまた、フレームB1(Y7)において画素B1により生成された画素信号と同じ被写体の領域を示す。生成された画素信号は、フレームR1(Y7)及びR2(Y7)が終了したときにそれぞれ読み出される。読み出された画素信号は、フレームR1+R2(Y7)において互いに加算される。
このように、画素B1及びB2によりそれぞれ生成される画素信号は被写体の同じ領域を示すので、固体撮像素子は、これらの画素信号に対してTDI方式で動作可能である。また、画素G1及びG2によりそれぞれ生成される画素信号は被写体の同じ領域を示すので、固体撮像素子は、これらの画素信号に対してTDI方式で動作可能である。また、画素R1及びR2によりそれぞれ生成される画素信号は被写体の同じ領域を示すので、固体撮像素子は、これらの画素信号に対してTDI方式で動作可能である。
以上説明したように、画素サブアレイ21B,21G,21Rのうちの各1つの画素サブアレイについて、当該画素サブアレイにおける各列の2つの画素に、2つの信号線22a,22bが個別に接続される。従って、ある画素サブアレイにおける各列の2つの画素は、信号線22a,22bを介して画素信号を独立に出力することができる。また、各信号線22a,22bは、異なる画素サブアレイ21B,21G,21Rの画素によって共用される。従って、固体撮像素子の全体では、信号線の本数の増大を抑制することができる。
このように、図1の固体撮像素子によれば、各画素のサイズ及び間隔の自由度を損なうことなく、副走査方向に整列した各画素を露光させるときに被写体の目標位置と画素との相対位置を各画素間で互いに一致させることができる。図1の固体撮像素子は、CMOS固体撮像素子に適用可能であり、TDI方式で動作することができる。
また、図1の固体撮像素子によれば、被写体の目標位置と画素との相対位置のずれを縮小するために、画素の間隔及び画素のサイズを縮小する必要がないので、画素の間隔及び画素のサイズの縮小に起因して感度が低下するという問題がない。
図5は、本発明の実施形態1の変形例に係る画素アレイ20Aの構成を示す図である。図1の固体撮像素子の画素アレイ20では、各画素サブアレイ21B,21G,21Rの各列は、2つの画素(2行)を含んでいたが、これに限定するものではない。図5の画素アレイ20Aでは、各画素サブアレイ21B,21G,21Rの各列は、3つの画素(3行)を含む。
図5を参照すると、画素サブアレイ21Bは、主走査方向に沿った複数の行(図5では3行)及び副走査方向に沿った複数の列を形成するように2次元で配列された複数の画素B1〜B3を含む。画素サブアレイ21Gは、主走査方向に沿った複数の行(図5では3行)及び副走査方向に沿った複数の列を形成するように2次元で配列された複数の画素G1〜G3を含む。画素サブアレイ21Rは、主走査方向に沿った複数の行(図5では3行)及び副走査方向に沿った複数の列を形成するように2次元で配列された複数の画素R1〜R3を含む。
画素アレイ20Aの列ごとに、画素サブアレイ21Bの画素B1〜B3、画素サブアレイ21Gの画素G1〜G3、画素サブアレイ21Rの画素R1〜R3が副走査方向に沿って整列する。
画素サブアレイ21Bの各列において、各画素B1〜B3は異なる信号線22a〜22cにそれぞれ接続される。画素サブアレイ21Gの各列において、各画素G1〜G3は異なる信号線22a〜22cにそれぞれ接続される。画素サブアレイ21Rの各列において、各画素R1〜R3は異なる信号線22a〜22cにそれぞれ接続される。
副走査方向に沿って整列した画素B1〜B3,G1〜G3,R1〜R3において、画素サブアレイ21B,21G,21Rのうちの1つの画素サブアレイにおける少なくとも1つの画素は、画素サブアレイ21B,21G,21Rのうちの少なくとも1つの他の画素サブアレイにおける少なくとも1つの画素が接続された信号線に接続される。図5の場合、副走査方向に沿って整列した画素B1〜B3,G1〜G3,R1〜R3において、各画素サブアレイ21B,21G,21Rから1つずつの画素が1つの信号線に接続される。従って、画素アレイ20Aの各列において、画素B1、画素G1、及び画素R1が信号線22aに接続され、画素B2、画素G2、及び画素R2が信号線22bに接続され、画素B3、画素G3、及び画素R3が信号線22cに接続される。
画素制御回路は、複数の制御線を介して各画素B1〜B3,G1〜G3,R1〜R3による画素信号の生成を制御する。制御線は、例えば、各画素の転送トランジスタにそれぞれ接続される制御線L11〜L13,L21〜L23,L31〜L33を含み、図示の簡単化のために省略するが、各画素のリセットトランジスタ及び出力トランジスタにそれぞれ接続される他の制御線も含む。
図5の画素アレイ20Aを備えた固体撮像素子もまた、図1の固体撮像素子と同様の効果を有する。
画素アレイにおいて、各画素サブアレイ21B,21G,21Rの各列は、4つ以上の画素を含んでもよい。
また、画素アレイは、2つ又は4つ以上の画素サブアレイを備えてもよい。この場合、無効領域のサイズは、Nを画素サブアレイの個数とし、MをNと互いに素な整数とするとき、副走査方向において、各画素の1辺のサイズのM/Nに設定される。これにより、画素サブアレイごとに時間差を有して画素信号を読み出すことができる。
実施形態2.
図6は、本発明の実施形態2に係る固体撮像素子の全体構成を示すブロック図である。
図6の固体撮像素子は、画素制御回路10、画素アレイ20B、出力制御回路30−1,30−2、及び読み出し回路40−1,40−2を備える。
画素アレイ20Bの各画素は、図1の画素アレイ20と同様に、主走査方向(図6のX方向)及び副走査方向(図6のY方向)に2次元で配列される。画素アレイ20Bは、図1の画素アレイ20と同様に、副走査方向に互いに所定間隔を有して配置された複数の画素サブアレイ21B,21G,21Rを含む。画素アレイ20Bの列ごとに、図1の画素アレイ20と同様に、画素サブアレイ21Bの画素B1,B2、画素サブアレイ21Gの画素G1,G2、画素サブアレイ21Rの画素R1,R2が副走査方向に沿って整列する。
固体撮像素子は、各画素B1,B2,G1,G2,R1,R2から画素信号を読み出して信号線22a,22bに出力する複数(図6では4つ)の画素回路23a〜23dをさらに備える。各画素B1,B2,G1,G2,R1,R2は画素回路23a〜23dを介して信号線22a,22bに接続される。画素回路23a〜23dは、図1の無効領域N1,N2と同様に、副走査方向において、各画素の1辺の3分の2のサイズを有する。
画素回路23bは、互いに隣接する2つの画素サブアレイ21B,21Gの間で互いに対向する2つの画素B2,G1の間に設けられて2つの画素B2,G1によって共用される。画素回路23cは、画素アレイ20の各列において、互いに隣接する2つの画素サブアレイ21G,21Rの間で互いに対向する2つの画素G2,R1の間に設けられて2つの画素G2,R1によって共用される。画素回路23aは、副走査方向に沿って整列した画素B1,B2,G1,G2,R1,R2のうちの一端の画素B1に隣接して設けられる。画素回路23dは、副走査方向に沿って整列した画素B1,B2,G1,G2,R1,R2のうちの他端の画素R2に隣接して設けられる。本明細書では、前者の2つの画素回路23b,23cを「第1の画素回路」ともいい、後者の2つの画素回路23a,23dを「第2の画素回路」ともいう。
副走査方向に沿って整列した画素B1,B2,G1,G2,R1,R2について、複数の画素回路23a〜23dは2つの信号線22a,22bに交互に接続される。図6の場合、画素回路23a,23cが信号線22aに接続され、画素回路23b,23dが信号線22bに接続される。
図6の固体撮像素子では、画素アレイ20Bの各列の信号線22a,22bの両端に読み出し回路40−1,40−2がそれぞれ接続される。読み出し回路40−1,40−2は、図1の読み出し回路40と同様に構成され、同様に動作する。また、出力制御回路30−1,30−2は、図1の出力制御回路30と同様に構成され、同様に動作する。
図7は、図6の画素アレイ20Bの詳細構成を示す回路図である。図7の各画素B1,B2,G1,G2,R1,R2は、図2の画素とは異なり、光電変換素子PDのみを備え、図2の画素に示した他の構成要素は画素回路23a〜23dに設けられる。画素制御回路10は、複数の制御線を介して各画素B1,B2,G1,G2,R1,R2による画素信号の生成を制御する。制御線は、各画素の転送トランジスタTX1,TX2にそれぞれ接続される制御線L11,L12,L21,L22,L31,L32を含み、図6では省略するが、各画素のリセットトランジスタRTにそれぞれ接続される制御線LRT1〜LRT4を含む。
図8は、図6の画素回路23a〜23dの詳細構成を示す回路図である。各画素回路23a〜23dは、転送トランジスタTX1,TX2、フローティングディフュージョンFD、リセットトランジスタRT、及び増幅トランジスタSFを備える。各画素回路23a〜23dのこれらの構成要素は、図2の画素の対応する構成要素と同様に構成され、同様に動作する。
前述のように、画素回路23bは画素B2,G1によって共用される。図8を参照すると、PD1は画素B2の光電変換素子PDを示し、PD2は画素G1の光電変換素子PDを示す。転送トランジスタTX1は、光電変換素子PD1からフローティングディフュージョンFDへ電荷を転送し、転送トランジスタTX2は、光電変換素子PD2からフローティングディフュージョンFDへ電荷を転送する。画素回路23bのフローティングディフュージョンFD、リセットトランジスタRT、及び増幅トランジスタSFは、光電変換素子PD1,PD2からの電荷を処理するために共用される。
また、前述のように、画素回路23cは画素B2,G1によって共用される。画素回路23cもまた、画素回路23bと同様に動作する。
回路構成の繰り返し性を考慮し、画素回路23a,23dもまた、画素回路23b,23cと同様に、2つの転送トランジスタTX1,TX2を備えるように構成されてもよい。それに代わって、画素回路23a,23dは、1つの光電変換素子からフローティングディフュージョンへ電荷を転送する1つの転送トランジスタを備えるように構成されてもよい。
図8の画素回路23a〜23dは、図2の画素における出力トランジスタSLを備えていない。そのため、増幅トランジスタSFによって生成された画素信号は、端子VOUTを介して常に読み出し可能である。図8の画素回路23a〜23dでは、画素信号は、転送トランジスタTX1,TX2のゲートに印加される制御信号に応じて、端子VOUTを介して信号線22a,22bに選択的に出力される。
図6の固体撮像素子によれば、各画素の光電変換素子以外の構成要素を画素の外部の画素回路に設けて、さらに、2つの画素により1つの画素回路を共用するので、図1の固体撮像素子の場合よりも回路規模を削減することができる。また、図2の出力トランジスタSLを有しないことによっても、回路規模を削減することができる。また、各画素サブアレイにおいて、被写体の同じ領域を示す画素信号の読み出し時刻の時間差を小さくすることできる。
また、図7を参照すると、画素回路23aの転送トランジスタTX2及びリセットトランジスタのための制御線L11,LRT1は、画素B1と重畳せず、画素B1に隣接して設けられる。画素回路23bの転送トランジスタTX1,TX2及びリセットトランジスタRTのための制御線L12,L21,LRT2は、画素B2,G1と重畳せず、画素B2,G1の間に設けられる。画素回路23cの転送トランジスタTX1,TX2及びリセットトランジスタRTのための制御線L22,L31,LRT3は、画素G2,R1と重畳せず、画素G2,R1の間に設けられる。画素回路23dの転送トランジスタTX1及びリセットトランジスタのための制御線L32,LRT4は、画素R2と重畳せず、画素R2に隣接して設けられる。画素回路23b,23cの転送トランジスタTX1,TX2及びリセットトランジスタRTのための制御線は、互いに隣接する2つの画素サブアレイの間で互いに対向する2つの画素の間に設けられる。画素回路23a,23dの転送トランジスタTX1,TX2及びリセットトランジスタRTのための制御線は、副走査方向に沿って整列した複数の画素のうちの両端の画素に隣接して設けられる。
このように、制御線を画素の外部に配置するので、制御線は光電変換素子と重畳せず、制御線の存在に起因する光電変換素子への影響を低下させることができる。
図6の固体撮像素子が撮像するときの画素B1,B2,G1,G2,R1,R2の位置及び露光期間は、図4を参照して説明したものと同様であり、その説明を省略する。
図1の固体撮像素子もまた、図6の固体撮像素子と同様に、各信号線22a,22bの両端に出力制御回路30−1,30−2及び読み出し回路40−1,40−2を備えてもよい。
図9は、本発明の実施形態2の変形例に係る固体撮像素子の全体構成を示すブロック図である。図10は、図9の画素アレイ20Cの詳細構成を示す回路図である。図9の固体撮像素子は、画素制御回路10、画素アレイ20C、出力制御回路30−1,30−2、及び読み出し回路40C−1,40C−2を備える。
画素アレイ20Cの各画素は、図1の画素アレイ20と同様に、主走査方向(図6のX方向)及び副走査方向(図6のY方向)に2次元で配列される。画素アレイ20Cは、図1の画素アレイ20と同様に、副走査方向に互いに所定間隔を有して配置された複数の画素サブアレイ21B,21G,21Rを含む。画素アレイ20Cの列ごとに、図1の画素アレイ20と同様に、画素サブアレイ21Bの画素B1,B2、画素サブアレイ21Gの画素G1,G2、画素サブアレイ21Rの画素R1,R2が副走査方向に沿って整列する。
固体撮像素子は、図6の画素回路23a〜23dと同様の画素回路23a〜23dを備える。ただし、画素回路23aは、信号線22aに代えて追加の信号線22dに接続され、画素回路23dは、信号線22bに代えて追加の信号線22eに接続される。画素回路23b,23cは信号線22a,22bに交互に接続される。
図6の固体撮像素子では、画素アレイ20Cの各列の信号線22a,22bの両端に読み出し回路40C−1,40C−2がそれぞれ接続される。読み出し回路40C−1は、画素アレイ20Cの各列の信号線22dごとに設けられた増幅器41をさらに備え、図1の複数のメモリ及び加算回路42に代えて、複数のメモリ及び加算回路42Cを備える。読み出し回路40C−1の各メモリ及び加算回路42Cは、増幅器41を介して、画素アレイ20Cの各列の信号線22a,22b,22dに接続される。読み出し回路40C−2は、画素アレイ20Cの各列の信号線22eごとに設けられた増幅器41をさらに備え、図1の複数のメモリ及び加算回路42に代えて、複数のメモリ及び加算回路42Cを備える。読み出し回路40C−2の各メモリ及び加算回路42Cは、増幅器41を介して、画素アレイ20Cの各列の信号線22a,22b,22eに接続される。その他の点では、読み出し回路40C−1,40C−2は、図1の読み出し回路40と同様に構成され、同様に動作する。また、出力制御回路30−1,30−2は、図1の出力制御回路30と同様に構成され、同様に動作する。
図9の固体撮像素子もまた、図6の固体撮像素子と同様の効果を有する。
実施形態3.
図11は、本発明の実施形態3に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。図11の撮像装置は、レンズ1、固体撮像素子2、駆動装置3、及び信号処理回路4を備える。図11の撮像装置は、例えばカメラである。
固体撮像素子2は、実施形態1又は2に係る固体撮像素子である。
レンズ1は、固体撮像素子2の各画素に入射光を導く光学系である。
駆動装置3は、固体撮像素子2を被写体に対して副走査方向に所定速度で相対的に移動させる。駆動装置3は、撮像装置内の各回路を駆動するためのタイミング信号を生成するタイミングジェネレータを備え、これにより、撮像装置を駆動する。
信号処理回路4は、固体撮像素子2の出力信号を処理する。
信号処理回路4の出力信号は、メモリなどの記録媒体に記録されてもよい。記録媒体に記録された画像情報は、プリンタなどによってハードコピーされてもよい。また、信号処理回路4の出力信号は、液晶ディスプレイなどのモニタに静止画又は動画として表示されてもよい。
信号処理回路4の出力信号がアナログ信号である場合、信号処理回路4の後段にはアナログ/ディジタル変換回路(AFE)が設けられてもよい。信号処理回路4の出力信号がディジタル信号である場合、信号処理回路4の後段にはディジタル信号処理回路(DFE)が設けられてもよい。
このように、実施形態1又は2に係る固体撮像素子を搭載することで、高精度な撮像装置(カメラなど)を実現することができる。
本発明の態様に係る固体撮像素子及び撮像装置は、以下の構成を備える。
第1の態様に係る固体撮像素子によれば、
入射光に応じて画素信号をそれぞれ生成する複数の画素を主走査方向及び副走査方向に2次元で配列した画素アレイを備える固体撮像素子であって、
前記画素アレイは、前記副走査方向に互いに所定間隔を有して配置された複数の画素サブアレイを含み、前記複数の画素サブアレイのうちの各1つの画素サブアレイは、前記主走査方向に沿った複数の行及び前記副走査方向に沿った複数の列を形成するように2次元で配列された複数の画素を含み、
前記固体撮像素子は、
前記複数の画素サブアレイのうちの各1つの画素サブアレイについて、当該画素サブアレイにおける前記各列の複数の画素に個別に接続された複数の信号線と、
前記複数の信号線を介して前記複数の画素から読み出された画素信号を一時的に格納するメモリと、
前記複数の画素サブアレイのうちの各1つの画素サブアレイについて、列ごとに、同じ列の複数の画素から読み出された画素信号を互いに加算する加算回路とを備え、
前記複数の画素サブアレイのうちの1つの画素サブアレイにおける前記各列の複数の画素は、列ごとに、前記副走査方向に沿って、前記複数の画素サブアレイのうちの残りの各画素サブアレイにおける前記各列の複数の画素とそれぞれ整列し、
前記副走査方向に沿って整列した複数の画素において、前記複数の画素サブアレイのうちの1つの画素サブアレイにおける少なくとも1つの画素は、前記複数の画素サブアレイのうちの少なくとも1つの他の画素サブアレイにおける少なくとも1つの画素が接続された信号線に接続される。
第2の態様に係る固体撮像素子によれば、第1の態様に係る固体撮像素子において、
前記副走査方向に沿って整列した複数の画素において、前記各画素サブアレイから1つずつの画素が1つの信号線に接続される。
第3の態様に係る固体撮像素子によれば、第2の態様に係る固体撮像素子において、
前記各画素は、
前記入射光を電荷に変換する光電変換素子と、
フローティングディフュージョンと、
前記光電変換素子から前記フローティングディフュージョンへ電荷を転送する転送トランジスタと、
前記フローティングディフュージョンの電位をリセットするリセットトランジスタと、
前記フローティングディフュージョンにおける電圧を増幅して画素信号を生成する増幅トランジスタと、
前記画素信号を前記信号線に選択的に出力する出力トランジスタとを備える。
第4の態様に係る固体撮像素子によれば、第1の態様に係る固体撮像素子において、
前記各画素サブアレイにおける前記各列は2つの画素をそれぞれ含み、
前記固体撮像素子は、前記複数の画素から前記画素信号を読み出して前記信号線に出力する複数の画素回路をさらに備え、前記複数の画素は前記複数の画素回路を介して前記複数の信号線に接続され、前記複数の画素回路は、互いに隣接する2つの画素サブアレイの間で互いに対向する2つの画素の間に設けられて前記2つの画素によって共用される第1の画素回路と、前記副走査方向に沿って整列した複数の画素のうちの両端の画素に隣接して設けられる第2の画素回路とを含み、
前記副走査方向に沿って整列した複数の画素について、前記複数の画素回路は2つの信号線に交互に接続される。
第5の態様に係る固体撮像素子によれば、第1の態様に係る固体撮像素子において、
前記各画素サブアレイにおける前記各列は2つの画素をそれぞれ含み、
前記固体撮像素子は、前記複数の画素から前記画素信号を読み出して前記信号線に出力する複数の画素回路をさらに備え、前記複数の画素は前記複数の画素回路を介して前記複数の信号線に接続され、前記複数の画素回路は、互いに隣接する2つの画素サブアレイの間で互いに対向する2つの画素の間に設けられて前記2つの画素によって共用される第1の画素回路と、前記副走査方向に沿って整列した複数の画素のうちの両端の画素に隣接して設けられる第2の画素回路とを含み、
前記副走査方向に沿って整列した複数の画素について、前記第1の画素回路は2つの信号線に交互に接続され、前記第2の画素回路は追加の信号線に接続される。
第6の態様に係る固体撮像素子によれば、第4又は第5の態様に係る固体撮像素子において、
前記各画素は、前記入射光を電荷に変換する光電変換素子を備え、
前記各画素回路は、
フローティングディフュージョンと、
1つ又は2つの前記光電変換素子から前記フローティングディフュージョンへ電荷を転送する1つ又は2つの転送トランジスタと、
前記フローティングディフュージョンの電位をリセットするリセットトランジスタと、
前記フローティングディフュージョンにおける電圧を増幅して画素信号を生成する増幅トランジスタとを備える。
第7の態様に係る固体撮像素子によれば、第6の態様に係る固体撮像素子において、
前記第1の画素回路の前記転送トランジスタ及び前記リセットトランジスタのための制御線は、互いに隣接する2つの画素サブアレイの間で互いに対向する2つの画素の間に設けられ、
前記第2の画素回路の前記転送トランジスタ及び前記リセットトランジスタのための制御線は、前記副走査方向に沿って整列した複数の画素のうちの両端の画素に隣接して設けられる。
第8の態様に係る固体撮像素子によれば、第1〜第7のうちの1つの態様に係る固体撮像素子において、
前記固体撮像素子は、
前記複数の信号線の一端に接続された第1のメモリ及び第1の加算回路と、
前記複数の信号線の他端に接続された第2のメモリ及び第2の加算回路とを備える。
第9の態様に係る固体撮像素子によれば、
第1〜第8のうちの1つの態様に係る固体撮像素子と、
前記固体撮像素子の各画素に入射光を導く光学系と、
前記固体撮像素子の出力信号を処理する信号処理回路と、
前記固体撮像素子を被写体に対して前記副走査方向に所定速度で相対的に移動させる駆動装置とを備える。
1…レンズ、
2…固体撮像素子、
3…駆動装置、
4…信号処理回路、
10…画素制御回路、
20,20A〜20C…画素アレイ、
21B,21G,21R…画素サブアレイ、
22a〜22e…信号線、
23a〜23d…画素回路、
30,30−1,30−2…出力制御回路、
40,40−1,40−2,40C−1,40C−2…読み出し回路、
41…増幅器、
42,42C…メモリ及び加算回路、
43…アナログ/ディジタル変換器(ADC)、
44…ディジタル転送回路、
45…増幅器、
B1,B2,B3,G1,G2,G3,R1,R2,R3…画素、
FD…フローティングディフュージョン、
L11〜L33,LRT1〜LRT4…制御線、
N1,N2…無効領域、
PD,PD1,PD2…光電変換素子、
RT…リセットトランジスタ、
SF…増幅トランジスタ、
SL…出力トランジスタ、
TX,TX1,TX2…転送トランジスタ。
特許5594362号公報

Claims (9)

  1. 入射光に応じて画素信号をそれぞれ生成する複数の画素を主走査方向及び副走査方向に2次元で配列した画素アレイを備える固体撮像素子であって、
    前記画素アレイは、前記副走査方向に互いに所定間隔を有して配置された複数の画素サブアレイを含み、前記複数の画素サブアレイのうちの各1つの画素サブアレイは、前記主走査方向に沿った複数の行及び前記副走査方向に沿った複数の列を形成するように2次元で配列された複数の画素を含み、
    前記固体撮像素子は、
    前記複数の画素サブアレイのうちの各1つの画素サブアレイについて、当該画素サブアレイにおける前記各列の複数の画素に個別に接続された複数の信号線と、
    前記複数の信号線を介して前記複数の画素から読み出された画素信号を一時的に格納するメモリと、
    前記複数の画素サブアレイのうちの各1つの画素サブアレイについて、列ごとに、同じ列の複数の画素から読み出された画素信号を互いに加算する加算回路とを備え、
    前記複数の画素サブアレイのうちの1つの画素サブアレイにおける前記各列の複数の画素は、列ごとに、前記副走査方向に沿って、前記複数の画素サブアレイのうちの残りの各画素サブアレイにおける前記各列の複数の画素とそれぞれ整列し、
    前記副走査方向に沿って整列した複数の画素において、前記複数の画素サブアレイのうちの1つの画素サブアレイにおける少なくとも1つの画素は、前記複数の画素サブアレイのうちの少なくとも1つの他の画素サブアレイにおける少なくとも1つの画素が接続された信号線に接続される固体撮像素子。
  2. 前記副走査方向に沿って整列した複数の画素において、前記各画素サブアレイから1つずつの画素が1つの信号線に接続される請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記各画素は、
    前記入射光を電荷に変換する光電変換素子と、
    フローティングディフュージョンと、
    前記光電変換素子から前記フローティングディフュージョンへ電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンの電位をリセットするリセットトランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンにおける電圧を増幅して画素信号を生成する増幅トランジスタと、
    前記画素信号を前記信号線に選択的に出力する出力トランジスタとを備える請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 前記各画素サブアレイにおける前記各列は2つの画素をそれぞれ含み、
    前記固体撮像素子は、前記複数の画素から前記画素信号を読み出して前記信号線に出力する複数の画素回路をさらに備え、前記複数の画素は前記複数の画素回路を介して前記複数の信号線に接続され、前記複数の画素回路は、互いに隣接する2つの画素サブアレイの間で互いに対向する2つの画素の間に設けられて前記2つの画素によって共用される第1の画素回路と、前記副走査方向に沿って整列した複数の画素のうちの両端の画素に隣接して設けられる第2の画素回路とを含み、
    前記副走査方向に沿って整列した複数の画素について、前記複数の画素回路は2つの信号線に交互に接続される請求項1記載の固体撮像素子。
  5. 前記各画素サブアレイにおける前記各列は2つの画素をそれぞれ含み、
    前記固体撮像素子は、前記複数の画素から前記画素信号を読み出して前記信号線に出力する複数の画素回路をさらに備え、前記複数の画素は前記複数の画素回路を介して前記複数の信号線に接続され、前記複数の画素回路は、互いに隣接する2つの画素サブアレイの間で互いに対向する2つの画素の間に設けられて前記2つの画素によって共用される第1の画素回路と、前記副走査方向に沿って整列した複数の画素のうちの両端の画素に隣接して設けられる第2の画素回路とを含み、
    前記副走査方向に沿って整列した複数の画素について、前記第1の画素回路は2つの信号線に交互に接続され、前記第2の画素回路は追加の信号線に接続される請求項1記載の固体撮像素子。
  6. 前記各画素は、前記入射光を電荷に変換する光電変換素子を備え、
    前記各画素回路は、
    フローティングディフュージョンと、
    1つ又は2つの前記光電変換素子から前記フローティングディフュージョンへ電荷を転送する1つ又は2つの転送トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンの電位をリセットするリセットトランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンにおける電圧を増幅して画素信号を生成する増幅トランジスタとを備える請求項4又は5記載の固体撮像素子。
  7. 前記第1の画素回路の前記転送トランジスタ及び前記リセットトランジスタのための制御線は、互いに隣接する2つの画素サブアレイの間で互いに対向する2つの画素の間に設けられ、
    前記第2の画素回路の前記転送トランジスタ及び前記リセットトランジスタのための制御線は、前記副走査方向に沿って整列した複数の画素のうちの両端の画素に隣接して設けられる請求項6記載の固体撮像素子。
  8. 前記固体撮像素子は、
    前記複数の信号線の一端に接続された第1のメモリ及び第1の加算回路と、
    前記複数の信号線の他端に接続された第2のメモリ及び第2の加算回路とを備える請求項1〜7のうちの1つに記載の固体撮像素子。
  9. 請求項1〜8のうちの1つに記載の固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子の各画素に入射光を導く光学系と、
    前記固体撮像素子の出力信号を処理する信号処理回路と、
    前記固体撮像素子を被写体に対して前記副走査方向に所定速度で相対的に移動させる駆動装置とを備える撮像装置。
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