JP6745540B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
当たり遊技中に出力される演出要素(例えば楽曲)を、複数の選択肢のうちから遊技者の好みのものを選択することが可能な選択演出が実行される遊技機が公知である(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2019−13456号公報
本発明は、選択演出を利用して遊技の趣向性を向上させることが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、演出の内容により当否判定結果を示す特別演出と、当否判定結果が当たりとなったときに実行される当たり遊技中に出力される演出要素を、複数の選択可能要素のうちから選択するよう遊技者に促す選択演出と、を実行することが可能な演出実行手段を備え、前記特別演出により当否判定結果が当たりであることが示された場合、当該特別演出中に出力された演出要素が、当該特別演出後に実行される前記選択演出にて前記選択可能要素とされることを特徴とする。
本発明にかかる遊技機によれば、選択演出を利用して遊技の趣向性を向上させることが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 表示領域に表示された識別図柄および保留図柄を示した図である。 特別演出と選択演出の関係を説明するための図である。 特別演出と選択演出の関係を説明するための図(図3の続き)である。 特別演出と選択演出に関する第一具体例を説明するための図である。 特別演出と選択演出に関する第二具体例を説明するための図である。 特別演出と選択演出に関する第三具体例を説明するための図(その一)である。 特別演出と選択演出に関する第三具体例を説明するための図(その二)である。 特別演出と選択演出に関する第四具体例を説明するための図である。 特別演出と選択演出に関する第五具体例を説明するための図である。 特定演出の通常態様を説明するための図である。 特定演出の特殊態様を説明するための図である。 特定演出に関する第三具体例を説明するための図である。 特定演出に関する第四具体例を説明するための図である。 特定演出に関する第五具体例を説明するための図である。
1)遊技機の基本構成
以下、本発明にかかる遊技機1(ぱちんこ遊技機)の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動領域904、大入賞口906、アウト口などが設けられている。表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能な部分である。また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動領域904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動領域904への遊技球の入賞を契機として実行する。本実施形態では、始動領域904として、第一始動領域904a(いわゆる「特図1」の始動領域)と第二始動領域904b(いわゆる「特図2」の始動領域)が設けられている。始動領域904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(当否判定情報)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、当該数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、未だ当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報が存在する場合には、新たに取得された当否判定情報は保留情報として図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。記憶手段に保留情報が記憶されていることは、保留図柄70として表示される。
本実施形態では、保留図柄70として、当否判定結果を報知する変動中演出(識別図柄80(識別図柄群80g)の変動開始から、当否判定結果を示す組み合わせで完全に停止するまでの演出、いわゆる一変動中分の演出をいう)は開始されているものの、当否判定結果の報知は完了していない情報(以下、変動中保留情報と称することもある)に対応する変動中保留図柄71(いわゆる「当該変動保留」の存在を示す図柄)と、当否判定結果を報知する報知演出が開始されていない情報(以下、変動前保留情報と称することもある)に対応する変動前保留図柄72が表示される(図2参照)。本実施形態では、変動中保留図柄71と変動前保留図柄72の基本的な形態は同じであり、両者を区別するために変動中保留図柄71の方が変動前保留図柄72よりも大きく表示される。変動中保留図柄71と変動前保留図柄72の基本的な形態が全く異なるものとしてもよい。
変動前保留情報の最大の記憶数は上限が決められている。本実施形態では、第一始動領域904aに入賞することによって得られる第一変動前保留情報(特図1保留)の最大の記憶数は四つであり、第二始動領域904bに入賞することによって得られる第二変動前保留情報(特図2保留)の最大の記憶数は四つである。したがって、特図1および特図2の一方に相当する保留図柄70に関していえば、一つの変動中保留図柄71と、最大四つの変動前保留図柄72が表示されることがある(図2参照)。
本実施形態では、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄80(図2参照)の組み合わせによって当否判定結果を遊技者に報知する。具体的には、複数種の識別図柄80を含む識別図柄群80g(左識別図柄群80gL、中識別図柄群80gC、右識別図柄群80gR)が変動を開始し、最終的に各識別図柄群80gから一の識別図柄80が選択されて停止する。大当たりに当選している場合には各識別図柄群80gから選択されて停止した識別図柄80の組み合わせは所定の組み合わせ(例えば、同じ識別図柄80の三つ揃い)となる。はずれである場合にはそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせとなる。識別図柄80は、数字とキャラクタ等が組み合わされたものとしてもよい。
なお、図2以外の一部の図面においては、保留図柄70や識別図柄80の図示を省略する。
本実施形態では、遊技状態として、通常遊技状態と特別遊技状態が設定されている。特別遊技状態は、通常遊技状態に比して遊技者に有利な遊技状態である。通常遊技状態は、大当たりに当選する確率が低い低確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しにくい低ベース状態(低確率・時短無)である。特別遊技状態としては、第一特別遊技状態と第二特別遊技状態が設定されている。第一特別遊技状態は、大当たりに当選する確率が高い高確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しやすい高ベース状態(高確率・時短有)である。第二特別遊技状態は、大当たりに当選する確率が低い低確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しやすい高ベース状態(低確率・時短有)である。通常遊技状態においては、遊技者は、第一始動領域904aを狙って遊技球を発射させる。本実施形態では、いわゆる「左打ち」を行う。特別遊技状態は、第二始動領域904bを狙って遊技球を発射させる。本実施形態では、いわゆる「右打ち」を行う。特別遊技状態は、普通始動領域905に遊技球が進入することを契機とした第二始動領域904bの開放抽選に当選しやすい状態であるため、比較的容易に第二始動領域904bに遊技球が入賞する。なお、遊技状態の移行に関する設定はどのようなものであってもよいから説明を省略する。また、上記のような遊技状態が設定されていることはあくまで一例である。
2)楽曲を利用した演出
本実施形態にかかる遊技機1は、音出力手段であるスピーカ60(図1参照)より種々の楽曲が出力されるものである。以下、当該楽曲を利用した演出の具体的態様について説明する。なお、以下の説明において画像というときには、特に明示した場合を除き、動画および静止画の両方が含まれるものとする。
2−1)特別演出と選択演出の関係
本実施形態にかかる遊技機1は、特別演出および選択演出を実行することが可能である。特別演出は、演出の内容により当否判定結果を示すものであり、いわゆるスーパーリーチ演出の一種である。変動中演出の一部として、特別演出が実行されることがある。演出の内容により当否判定結果を示すものであれば特別演出はどのようなものであってもよい。本実施形態における特別演出(図3、図4(a)参照)は、味方側キャラクタと敵側キャラクタが戦ういわゆる「バトル演出」である。味方側キャラクタの勝利により当否判定結果が大当たりであることが示され、味方側キャラクタの敗北(敵側キャラクタの勝利)により当否判定結果がはずれであることが示される。
当否判定結果が大当たりとなった場合、大当たり遊技が実行される。大当たり遊技は、所定条件成立まで大入賞口906が開放される単位遊技(いわゆる「〜ラウンド」の遊技)を一または複数回繰り返すものである。
選択演出(図4(b)参照)は、大当たり遊技開始前に実行される。大当たり遊技の開始時点からの所定期間を含む期間に実行されるものとしてもよい(例えば、1〜3ラウンド中に実行されるといったように、大当たり遊技を構成する一または複数の単位遊技を利用して実行されることが考えられる)。選択演出は、複数の選択肢のうちから、遊技者が好みのものを選択することができる(遊技者に対して選択を促す)演出である。図示しない押しボタンや十字キー等の操作手段を操作して、遊技者は好みの選択肢を選択する。なお、遊技者が選択行動をとらなかった場合に、いずれの選択肢が選択されるか(自動選択の構成)はどのようなものであってもよい。例えば、カーソルが合っている箇所の選択肢が自動的に選択されるものとすることが考えられる。また、選択演出中に、いずれかの選択肢にカーソルが合っている状態において、当該選択肢を説明するような画像や音が出力されるようにしてもよい。
本実施形態における選択演出は、選択演出後の大当たり遊技中(図4(c)参照)にスピーカ60より出力される楽曲を選択するものである。つまり、選択肢として、複数の選択可能楽曲が提示され、遊技者は当該複数の選択可能楽曲のうちから、好みの楽曲を選択する。選択肢した楽曲がその後の大当たり遊技中に出力されることになる(以下の説明において、実際に大当たり遊技中に出力されることとなった楽曲を「実行楽曲」と称することもある)。なお、選択演出において、現在は選択することはできないものの、将来的に選択可能となる楽曲が存在することを示唆するような表示(例えば、「楽曲?」といった表示)がなされるようにしてもよい。
選択演出における選択可能楽曲の種類は一定ではない(選択演出発生の度に変化する可能性がある)。本実施形態では、所定条件を満たすことで、選択可能楽曲として新たな楽曲が追加されることがある。当該所定条件の一つとして、特別演出に関係する条件が設定されている。
特別演出は、大まかに分けて二つの部分に区分けされる。遊技者には当否判定結果が不明である前半部分(図3(b)参照)と、当否判定結果が確定となる後半部分(図3(c)参照)である。特別演出の帰趨(結果)が不明である状態が前半部分であり、帰趨が明らかとなった状態が後半部分であるということもできる。本実施形態のような「バトル演出」であれば、味方側キャラクタと敵側キャラクタの勝敗が分からない状態が前半部分であり、勝敗が理解可能な状態となった以降が後半部分である。換言すれば、前半部分と後半部分の境界時点(図3(b)と(c)の間の時点)は、当否判定結果が大当たりであるかはずれであるかの分岐点であるということもできる。なお、前半部分にていわゆるプレミア演出等が発生して、実質的に前半部分にてバトル演出の帰趨が明らかとなるような演出形態が発生することや、後半部分にて味方側キャラクタが敗北したことが示されたにも拘わらず公知のいわゆる逆転演出(復活演出)が発生して勝敗が覆されるような演出形態が発生することを否定するわけではない。
最終的に大当たり当選が報知される変動中演出(内部的には大当たり当選が決まっている)の一部として、特別演出が実行されるものとする。つまり、特別演出の内容により、遊技者に対して当否判定結果が大当たりであることが示されるものとする。前半部分において味方側キャラクタと敵側キャラクタが戦う映像が表示領域911に出力され(図3(b)参照)、後半部分にて味方側キャラクタの勝利となったことを示すような映像が表示領域911に出力される(図3(c)参照)。そして、本実施形態では、後半部分に移行すると略同時または移行してから所定時間経過後に、所定の楽曲(以下、特別楽曲と称することもある)がBGMとして出力される。つまり、特別楽曲は、特別演出にて当否判定結果が当たりとなることが確定した後に出力されるもの(味方側キャラクタの「勝利」を強調するために出力されるもの)であるといえる。事実、特別楽曲は、特別演出にて当否判定結果がはずれであることが示される場合には出力されないものとされる。
このように特別演出にて大当たりに当選したことが示された(図3(c)、図4(a)参照)後、選択演出が実行されることになる。つまり、特別演出を経て報知された大当たり当選によって発生する大当たり遊技中に出力される実行楽曲を、複数の選択可能楽曲のうちから遊技者に選択させる選択演出が発生する。ここで、選択可能楽曲には、直前の特別演出にて出力された特別楽曲が含まれるものとする。例えば、特別楽曲として出力された楽曲が「ABC」であるとするのであれば、選択可能楽曲として楽曲「ABC」が設定された状態となる。より具体的には、前回発生した選択演出においては、楽曲「ABC」は選択可能楽曲として存在しなかったが、今回新たに選択可能楽曲として追加された状態となる(図4(b)参照)。なお、新たに楽曲「ABC」が選択可能楽曲として追加されたことを示すような表示(例えば、「NEW」といった表示)が付加されるようにしてもよい。また、既に楽曲「ABC」が選択可能楽曲として設定されている状態で特別演出にて楽曲「ABC」が出力された場合には、当該特別演出後の選択演出にて楽曲「ABC」が新たに追加されるということはない。また、楽曲「ABC」が追加された選択演出が発生したときであっても、当該楽曲「ABC」を聴きたくないと考える遊技者は存在するであろうから、その他の楽曲が選択可能とされる。
選択演出において楽曲「ABC」が選択された場合には、大当たり遊技において当該楽曲「ABC」が出力される(図4(c)参照)。本実施形態では、特別演出中には表示されないものの、大当たり遊技中には楽曲「ABC」の歌詞が表示荒れる。
以上のように、本実施形態にかかる遊技機1では、特別演出にて出力された特別楽曲が、その後発生する選択演出にて選択可能楽曲として設定されるため、特別演出にて特別楽曲を聴いた遊技者が、大当たり遊技中に出力される実行楽曲として当該楽曲を選択することが可能となる。つまり、特別演出中に出力された楽曲をもっと聴きたいと考えた遊技者が、大当たり遊技中も当該楽曲を聴くことができるという流れが構築されるため、遊技の趣向性が向上することになる。
また、本実施形態における特別楽曲は、特別演出にて当否判定結果が当たりとなることが確定した後に出力されるものである(遊技者の気分が良いであろう状況で出力されるものである)から、選択演出にて当該楽曲を選択する遊技者が多くなることが見込める。
なお、選択演出において示される選択可能楽曲がリセットされる(初期状態に戻る)契機、すなわちリセット条件はどのようなものであってもよい。例えば、待機状態(いわゆる「客待ち状態」)に移行することを契機としてリセットされるようにすることが考えられる。また、いわゆる連チャンが終了したこと(特別遊技状態にて大当たりを重ねることを「連チャン」とする)、すなわち通常遊技状態に移行したことを契機としてリセットされるようにすることが考えられる。また、遊技機1の電源がOFFとされたことでリセットされるようにすることが考えられる。選択可能楽曲として特別楽曲が追加された状態にあったとしても、リセット条件が成立したときには、選択可能楽曲から特別楽曲が除かれることになる。
以下、上記特別演出や選択演出に関する事項を改良、具体化、変形等した具体例について説明する。なお、以下の具体例を用いて説明する技術を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
〇第一具体例
上記実施形態にて対象となる演出要素(選択演出にて選択可能な大当たり遊技にて出力される演出要素)は「楽曲」であることを説明したが、演出を構成する要素であれば楽曲に限られるわけではない。表示領域911に表示される「画像」を演出要素として上記実施形態と同様の構成としてもよい。
例えば、大当たり遊技中に登場するキャラクタ(表示領域911に表示されるキャラクタ)が選択演出にて選択可能なものとする。この場合において、大当たり当選を示す特別演出にて登場したキャラクタ(図5(a)参照)が、当該特別演出の直後に実行される選択演出にて選択可能な新たなキャラクタとして追加される(図5(c)参照)構成とする。
当該演出要素(キャラクタ等)は、大当たり遊技中に発生する遊技者に有利な事象が発生するかどうかを報知する演出等に利用することができる。例えば大当たり遊技終了後の遊技状態が、第一特別遊技状態(高確率・時短有)となるかどうか(第一特別遊技状態とならずに第二特別遊技状態(低確率・時短有)となるか)を示す演出の形態が、選択演出にて選択された演出要素に応じて変化するといった構成とすることができる。各演出の形態の差としては、遊技者に促される押しボタン等の操作手段の操作態様の違い(一回操作、連打、長押し等の違い)として表れるものとすることが考えられる(図5(d)参照)。
〇第二具体例
特別演出にて特別楽曲が出力されている最中に、表示領域911にて当該特別楽曲の名称が表示されるものとする。特別楽曲が「ABC」という名前の楽曲であるのであれば、表示領域911に「ABC」の文字を含む画像(曲名称画像10)が表示される(図6(a)参照)。これにより、遊技者は、今流れている楽曲がABCという名称であるということを容易に把握することが可能となる。
その後、選択演出にて選択可能楽曲として特別楽曲が設定される場合には、当該特別楽曲が選択可能であることを示すために「ABC」の名称が用いられる(図6(b)参照)。つまり、選択肢として「ABC」の名称の楽曲が存在することが表示される。選択演出前に実行された特別演出にて、特別楽曲が出力されている最中に「ABC」の文字が表示されていることを遊技者が見ていれば、当該楽曲が「ABC」という名称であることを把握できるであろうから、それを大当たり遊技中にも聴きたいと考えるのであれば迷うことなく当該楽曲を示す選択肢を選択することが可能となる。特に、特別演出にて特別楽曲が出力されるのは、当否判定結果が当たりとなることが確定した後(後半部分)であるから、遊技者にも余裕があり、特別楽曲が「ABC」という名称であるということを把握する蓋然性は高いと推測される。
図示しないが、特別演出にて楽曲の名称が表示されることと合わせて、当該楽曲が選択肢として追加されたことが示唆されるような表示がなされるようにするとよい。例えば、『楽曲「ABC」追加』といった表示(「追加」という文言を含む表示)がなされることで、楽曲「ABC」が選択肢として追加されたのではないかということを感じ取ることができる。
〇第三具体例
複数種の特別演出が実行可能であるとする。なお、ここでいう同種の特別演出とは、表示領域911に出力される映像の全体が同一であることを要するものではなく、一部が同一であり、遊技者から見て同じ種類に属する演出(同じ種類のスーパーリーチ演出)であると感じられるものであればよい。例えば、いわゆるチャンスアップの有無における態様の相違は許容されるものとする。
複数種の特別演出のそれぞれについて、対応する特別楽曲が設定されているものとする。例えば、特別演出として、第一特別演出(図7(a)参照)、第二特別演出(図8(a)参照)、第三特別演出(図示せず)の三種類が設定され、それぞれに第一特別楽曲、第二特別楽曲、第三特別楽曲が対応づけられているものとする。そして、ある種の特別演出にて大当たり当選が示された場合には、その後の選択演出にて当該特別演出に対応づけられた特別楽曲が選択可能楽曲とされることになる(図7(b)、図8(b)参照)。
このようにすれば、大当たりとなる特別演出に接するほど、選択可能楽曲の種類が増加していくという遊技性を実現することが可能である。具体的には、第一特別楽曲、第二特別楽曲、第三特別楽曲の全てが選択可能楽曲として設定された状態の選択演出となるためには、大当たりとなる第一特別演出、第二特別演出、第三特別演出の全てに接することが必要となる。
〇第四具体例
ある種の特別演出にて出力される特別楽曲の種類が一種類のみではない構成とする。例えば、ある種の特別演出に対し、第一特別楽曲、第二特別楽曲、第三特別楽曲の三種類が対応づけられ、後半部分にて当該三種の特別楽曲のうちのいずれが出力されるのかが決まっていない構成とする(図9(a)参照)。選択演出においては、実際に出力された特別楽曲が選択可能楽曲として追加されることになる(図9(b)参照)。例えば、特別演出にて第二特別楽曲が出力されて大当たりであることが示されたときには、その後の選択演出にて第二特別楽曲が選択可能楽曲として追加されることになる。
本例のような構成とする場合、複数種の特別楽曲のうちの一部が選択可能楽曲とされ、それ以外が選択可能楽曲とされていない状態にて特別演出が発生したときには、当該特別演出においては選択可能楽曲とされていない特別楽曲が出力されるようにすることが好ましい。例えば、第二特別楽曲が選択可能楽曲とされた状態(第一特別楽曲および第三特別楽曲は選択可能楽曲とはされていない状態)で新たに大当たりとなる特別演出が発生したときには、当該特別演出では第一特別楽曲および第三特別楽曲のいずれかが出力される(第二特別楽曲が出力されない)ようにする。つまり、その後の選択演出にて第一特別楽曲および第三特別楽曲のいずれかが選択可能楽曲として追加されるようにする。このようにすることで、ある種の特別演出に対応づけられた特別楽曲の種類の数分、当該特別演出を経て大当たりとなることを経験することで、全ての種類の特別楽曲が選択可能楽曲として設定されることになる。上記のような例であれば、上記特別演出を経て大当たりとなることを三回経験することで、第一特別楽曲、第二特別楽曲、第三特別楽曲の三種類が選択可能楽曲となる選択演出が発生することになる。
〇第五具体例
特別演出にて当否判定結果が大当たりであることが示される場合、後半部分にて特別楽曲が出力されることもあれば、特別楽曲ではない楽曲(以下、通常楽曲と称する)が出力されることもある構成とする(図10(a)参照)。上記実施形態にて説明した通り、特別楽曲が出力された場合には、当該特別楽曲が選択可能楽曲として設定される(図10(b−1)参照)ものの、通常楽曲が出力された場合には、当該通常楽曲が選択可能楽曲として設定されることはないものとする(換言すれば、通常楽曲は、選択可能楽曲とはなり得ない設定であるということである)(図10(b−2)参照)。
このようにすることで、特別演出にて特別楽曲が出力されれば選択可能楽曲が増加しうるものの、通常楽曲が出力されれば選択可能楽曲が増加しないという遊技性を実現することが可能である。つまり、特別演出にて出力される楽曲の種類に注目させることが可能である。
2−2)特定演出(特定楽曲が出力される演出)
変動中演出の一部として発生しうる特定演出について説明する。本実施形態における特定演出は、いわゆるノーマルリーチ演出である。端的に言えば、三つの識別図柄群80gが変動した状態(図11(a)、図12(a)参照)から発生する演出であって、二つの識別図柄群80g(本実施形態では左識別図柄群80gL・右識別図柄群80gR)から選択されて停止または擬似停止した識別図柄80が同じ種類となって残り一つの識別図柄群80g(中識別図柄群80gC)が未だ変動した状態にある演出(図11(b)、図12(b)参照)をいう(上述したようなスーパーリーチ演出に移行(発展)した状態を除く)。
特定演出の態様としては、大きく分けて通常態様(図11参照)と特殊態様(図12参照)が設定されている。通常態様は、演出開始時点で未だ変動している中識別図柄群80gCの変動の停止を契機として演出が終了する態様である。本実施形態では、変動の停止と略同時または直後に演出が終了する。通常態様の結末としては、中識別図柄群80gCから選択された識別図柄80が、リーチを構成する二つの識別図柄80と同じ種類の識別図柄80となって大当たりであることが報知される成功結末と、中識別図柄群80gCから選択された識別図柄80が、リーチを構成する二つの識別図柄80と異なる種類の識別図柄80となってはずれであることが報知される失敗結末とが発生しうる。ただし、成功結末となる通常態様が発生する確率(ノーマルリーチ演出にて大当たり当選が報知される確率)は極めて低いため、基本的には通常態様ははずれであることが報知される失敗結末となる。成功結末となる通常態様が発生することがない(ノーマルリーチ演出にて大当たり当選が報知される確率が0である)設定としてもよい。
特定演出時には、スピーカ60から当該特定演出に対応した楽曲(以下、特定楽曲と称する)がBGMとして出力される。通常態様の特定演出のときには、特定演出が開始される時点(リーチが成立すると略同時)から特定楽曲の出力が開始され(なお、特定演出開始前の状態において特定楽曲は出力されていない。特定楽曲とは異なる楽曲が出力されていてもよいし、無音であってもよい)(図11(b)参照)、失敗結末に至った時点(中識別図柄群80gCの変動が停止した時点)と略同時に当該特定楽曲の出力が停止される(図11(c)参照)。つまり、はずれを示す識別図柄80の組み合わせが示されると略同時に特定楽曲の出力が停止されることで、特定演出の終了が示される。なお、特定楽曲の出力が停止されてから所定時間(例えば2秒)経過するまでは、全くBGMが出力されない状態(BGM無状態)となる。このようにすることで、特定楽曲の出力が停止されたことが強調されることになる。ただし、全くBGMが出力されない状態においても、各種効果音(例えば、遊技球が所定の領域に入賞した音)が出力されるようにしてもよい。つまり、単発的な効果音の出力は許容される。
図示しないが、本実施形態では、成功結末となる場合も、当該成功結末に至った時点と略同時に特定楽曲の出力が停止され、すぐに大当たり用の演出が開始されることになる。
特定演出の態様として、上記通常態様とは別の態様である特殊態様が設定されている。特殊態様は、中識別図柄群80gCから選択された識別図柄80が、リーチを構成する二つの識別図柄と異なる種類の識別図柄となってはずれであるかのように示されるものである点では上記通常態様の失敗結末と共通する。ただし、上記通常態様は、中識別図柄群80gCの変動が停止した時点で、各識別図柄80が完全に停止して「はずれ」であることが確定する一方、特殊態様は少なくとも中識別図柄群80gCから選択された識別図柄80の擬似停止した状態(例えば、わずかに揺れた状態とする)が保たれるため、完全に停止した状態とはならない(図12(c)参照)。つまり、「はずれ」であることは確定しない。このように、特殊態様は、中識別図柄群80gCの変動を擬似停止させることで失敗結末(はずれ)のように見せかけるだけであって、当該擬似停止時点では当否判定結果が確定しないというものである。以下の説明においては、中識別図柄群80gCの変動が擬似停止して失敗結末に至ったように見せることを「擬似失敗結末」とする。「失敗結末」(通常態様)と「擬似失敗結末」(特殊態様)は、いずれも「リーチはずれ」を示すものであるから、表示領域911に表示される画像の「見た目」には違いがあまりない(違いに気付きにくい)。
特殊態様の特定演出時にも、スピーカ60から特定楽曲が出力される。すなわち、特定演出が開始される時点(リーチが成立すると略同時)(図12(b)参照)から特定楽曲の出力が開始される。ただし、擬似失敗結末に至った時点においても、特定楽曲の出力は停止されない(図12(c)参照)。すなわち、通常態様時には、失敗結末に至った時点と略同時に特定楽曲の出力が停止されるものの、特殊態様時には、擬似失敗結末に至っても特定楽曲の出力が停止されないという点において、両態様の基本的な構成が相違する。
本実施形態では、特殊態様の特定演出が発生することは、大当たりが確定するものとして設定されている。具体的には、中識別図柄群80gCから選択された識別図柄80が擬似停止している状態で、再び中識別図柄群80gCの変動が起こり、当該中識別図柄群80gCから新たに選択される識別図柄80はリーチを構成する識別図柄80と同種の識別図柄80となる。つまり、大当たり当選を示す識別図柄80の組み合わせで完全に停止する(図12(d)参照)。
このように通常態様と特殊態様が設定されていることは、次のような作用を生じさせる。当否判定結果はほとんどがはずれとなるものであるから、基本的には特定演出は通常態様(失敗結末)となる。つまり、ある程度継続して遊技を行った遊技者が、「失敗結末に至った時点で特定楽曲の出力が停止される」という事象に多く接することが考えられる。つまり、遊技者は、特定演出が失敗結末に至った時点で特定楽曲の出力は停止されることが当然であるかのような印象をもつ。通常態様に対する「例外」の態様とみることもできる特殊態様の特定演出が発生した場合、特定演出が失敗結末(正確には失敗結末のように見える擬似失敗結末)に至っても特定楽曲の出力が継続されることになるため、特定演出に対し上記のような印象をもっている遊技者は違和感を覚えることになる。このような違和感が生じることが、遊技者にとって有利な事象(大当たり)の発生につながるという面白みのある遊技性を実現することが可能である。
以下、上記特定演出に関する事項を改良、具体化、変形等した具体例について説明する。なお、以下の具体例を用いて説明する技術を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
〇第一具体例
上記実施形態では、特殊態様の特定演出が発生したときには、大当たりが確定するものであることを説明したが、大当たり信頼度が高まる(いわゆる「チャンスアップ」である)に留まる設定としてもよい。具体的には、通常態様の特定演出の大当たり信頼度よりも、特殊態様の特定演出の大当たり信頼度の方が高い設定とする。
例えば、特殊態様の特定演出は、擬似失敗結末後、中識別図柄群80gCが再変動した後、いわゆるスーパーリーチ演出に発展して、当該スーパーリーチ演出にて当否判定結果が示されるものとする。結局のところ、特殊態様が発生することは、特定演出であるノーマルリーチ演出よりも高信頼度のスーパーリーチ演出に発展するということであるため、特殊態様は通常態様よりも高信頼度であるということになる。
〇第二具体例
上記実施形態における特定演出は、いわゆるノーマルリーチ演出であることを説明したが、これに限られるものではない。変動中演出の一部を構成しうるものであればよい。そして、基本的(通常態様時)には、遊技者にとって好ましくない失敗結末に至ったときにはそれと略同時に特定楽曲の出力が停止されるものの、例外(特殊態様時)として失敗結末(擬似失敗結末)に至っても特定楽曲の出力が停止されないことがある構成とする。
〇第三具体例
特定演出が通常態様(失敗結末)であるときにおける特定楽曲の停止箇所は一定であるとする。換言すれば、通常態様において、特定楽曲の出力が開始される時点(リーチが成立する時点と略同じ時点)から特定楽曲の出力が停止される時点(失敗結末に至る時点と略同じ時点)までの時間が毎回同じであるということである(図13参照)。
このようにすることで、通常態様が発生する度に特定楽曲が同じ箇所で停止することになるから、当該停止箇所が遊技者の体験として蓄積することになる(体感として特定楽曲の停止箇所を覚えた状態になりやすい)。したがって、特定態様が発生し、特定楽曲が所定箇所で停止せずに継続することが違和として感じられる蓋然性が高くなる。換言すれば、遊技者が特定態様の発生に気付かない状況の発生を低減することが可能である。
〇第四具体例
上記実施形態における特定演出の特殊態様は、擬似失敗結末時点で特定楽曲が停止せずにそのまま出力され続ける態様であることを説明したが、擬似失敗結末時点で特定楽曲は停止しないものの、その態様が変化する構成としてもよい。例えば、擬似失敗結末前後で、歌詞の有無が変化する構成とすることが考えられる(図14参照)。別の例としては、擬似失敗結末時点の前後で、特定楽曲のテンポが変化する構成とすることが考えられる。つまり、「特定楽曲」ではあるものの(楽曲の基本的態様は維持されるものの)、その具体的態様が変化するような構成とする。
このようにすることで、特殊態様が発生したときには、擬似失敗結末時点で特定楽曲の形式が変化するから、特殊態様の発生(通常態様ではないこと)が目立つことになる。
〇第五具体例
特定態様の特定演出の発生は、当該演出が開始された変動中演出ではなく、その次の変動中演出に対応する次の当否判定結果が大当たり確定であることを示すものとする。具体的には、通常態様の特定演出は一の変動中演出(変動中演出Aとする)を構成するものとして発生し、特定態様の特定演出は連続する二つの変動中演出(変動中演出A、変動中演出B)に跨って発生するものとする。
通常態様の特定演出は、上記実施形態と同様に、失敗結末に至った時点と略同時に特定楽曲の出力が停止される(図11参照)。換言すれば、変動中演出Aに対応する当否判定結果がはずれであること示されると略同時に特定楽曲の出力が停止される。一方、特殊態様の特定演出は、変動中演出Aに対応する当否判定結果がはずれであることが示された時点では特定楽曲の出力が停止されず(図15(b)参照)、次の変動中演出Bにおいても継続されるものとする(図15(c)参照)。このような特殊態様の特定演出の発生は、変動中演出Bに対応する当否判定結果が大当たりであることを確定させるものとする。なお、大当たり確定とするのではなく、上記第一具体例で説明したように「チャンスアップ」に留まる設定としてもよい。すなわち、特殊態様の特定演出の発生は、変動中演出Bに対応する当否判定結果が大当たりである蓋然性が高まったことを示唆するものとしてもよい。
本例における特定演出の特殊態様は、擬似失敗結末(はずれであるかのように見せかけること)が設定されるわけではない。通常態様であれば特定楽曲の出力が停止される変動中演出Aのはずれ確定時点においても特定楽曲の出力が継続されるということである。
3)以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
・手段1−1
演出の内容により当否判定結果を示す特別演出と、当否判定結果が当たりとなったときに実行される当たり遊技中に出力される演出要素を、複数の選択可能要素のうちから選択するよう遊技者に促す選択演出と、を実行することが可能な演出実行手段を備え、前記特別演出により当否判定結果が当たりであることが示された場合、当該特別演出中に出力された演出要素が、当該特別演出後に実行される前記選択演出にて前記選択可能要素とされることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、特別演出中に出力された演出要素を気に入った遊技者が、選択演出における選択にて当たり遊技中にも出力されるようにすることができるため、遊技の趣向性が向上する。
・手段1−2
前記演出要素は、前記当たり遊技中に出力される楽曲であり、前記特別演出中に出力された楽曲が、前記選択可能要素とされることを特徴とする手段1−1に記載の遊技機。
演出要素としては楽曲を例示することができる。
・手段1−3
前記特別演出にて当否判定結果が当たりとなることが確定した後に出力される演出要素が、前記選択可能要素とされることを特徴とする手段1−1または手段1−2に記載の遊技機。
このように、当たりとなることが確定した後出力される演出要素が選択可能要素とされることで、当該演出要素を気に入り、選択演出にて選択する遊技者が多くなることが見込める。
・手段1−4
前記特別演出にて前記演出要素が出力される場合には、当該演出要素の名称が表示され、前記選択演出において当該名称が使用されることを特徴とする手段1−1から手段1−3のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、特別演出にて演出要素の名称を遊技者が把握できるから、選択演出にて当該演出要素を選択することを希望する遊技者は、迷うことなく対象の演出要素を選択することが可能となる。
・手段2−1
識別図柄が変動を開始してから当否判定結果を示す組み合わせで完全に停止するまでの変動中演出の一部として実行される特定演出と、前記特定演出中に特定楽曲を出力させる音制御手段と、を備え、前記特定演出の態様として、遊技者にとって好ましくない失敗結末に至った時点と略同時に前記特定楽曲の出力が停止される通常態様と、前記失敗結末に至ったように見える擬似失敗結末に至った時点を跨いで前記特定楽曲が継続的に出力される特殊態様と、が設定されていることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、本来であれば失敗結末に至った時点で出力が停止されるはずの特定楽曲が、失敗結末(擬似失敗結末)後も継続して出力されることがあるという面白みのある遊技性を実現することが可能である。
・手段2−2
前記通常態様は、当否判定結果がはずれであることが示される時点と略同時に前記特定楽曲の出力が停止されるものであり、前記特殊態様は、当否判定結果がはずれであるかのように見せられる時点を跨いで前記特定楽曲が継続的に出力されるものであって、当否判定結果が当たりとなる蓋然性が高まったことを示す演出であることを特徴とする手段2−1に記載の遊技機。
このようにすることで、はずれであるかのように示されたときであっても、特定楽曲が継続すればチャンスであるという面白みのある遊技性を実現することが可能である。
・手段2−3
前記特殊態様が発生したときには、当否判定結果が当たりとなることが確定することを特徴とする手段2−2に記載の遊技機。
このように、特定楽曲が継続したときには当たり確定となる設定としてもよい。
・手段2−4
前記通常態様における前記特定楽曲の停止箇所は一定であることを特徴とする手段2−1から手段2−3のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、通常態様を何度か経験していれば、特定楽曲が所定箇所で停止せずに継続すること、すなわち特定態様の発生が、違和として感じられる蓋然性が高くなる。
1 遊技機
10 曲名称画像
60 スピーカ
80 識別図柄
91 表示装置
911 表示領域

Claims (1)

  1. 演出の内容により当否判定結果を示す特別演出と、
    当否判定結果が当たりとなったときに実行される当たり遊技中に出力される演出要素を、複数の選択可能要素のうちから選択するよう遊技者に促す選択演出と、
    を実行することが可能な演出実行手段を備え、
    所定の演出要素が前記選択可能要素とされていない先の前記選択演出が実行された後、前記所定の演出要素が出力される前記特別演出により当否判定結果が当たりであることが示された場合、当該特別演出後に実行される前記選択演出にて前記所定の演出要素が新たに前記選択可能要素として追加され、
    前記所定の演出要素は、
    前記特別演出における当否判定結果が不明である前半部分においては出力されず、
    前記特別演出における当否判定結果が判明する後半部分にて、当否判定結果が当たりとなる場合に出力され、当否判定結果がはずれとなる場合には出力されないものである
    ことを特徴とする遊技機。
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