JP6744570B2 - 着座検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、着座検知装置に関するものである。
従来、シートクッションの座面(着座面)を構成するシート表皮の内側に配置されたメンブレンスイッチのオン/オフ状態に基づいて、そのシートの着座面に対する乗員の着座状態を判定する着座検知装置がある。
例えば、特許文献1に記載の着座検知装置は、複数の感圧スイッチ部(セル)を有したメンブレンスイッチを備えている。具体的には、このメンブレンスイッチは、シート表皮の内側に配置されることにより、その着座面に沿って、各感圧スイッチ部が互いに離間して配置される構成になっている。また、このメンブレンスイッチは、これらの各感圧スイッチ部のうちの少なくとも2つの感圧スイッチ部が同時に導通状態となっている場合に、オン状態となるように構成されている。そして、これにより、例えば、その着座面に置かれた荷物等を乗員と判定する等といった、誤検知の発生を回避する構成になっている。
特開2005−153556号公報
しかしながら、通常、このような感圧スイッチ部は、乗員の着座状態を確実に判定するために、乗員のヒップポイントとなる着座面の中央部分に配置される。これに対し、チャイルドシートは、その乗員着座部の周辺を含んだより広い範囲を着座面における設置領域とするものが多い。さらに、多くのチャイルドシートは、その下面の縁部に着座面に対する当接部(脚部)を有している。そして、シートクッションの多くは、その乗員着座部の高さが周辺よりも低くなっている。このため、上記従来技術の構成では、その着座面に設置されたチャイルドシートの乗員(子供)を検知することができないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するにあたり、着座面に設置されたチャイルドシートの乗員を検知することのできる着座検知装置を提供することにある。
上記課題を解決する着座検知装置は、シートの着座面に沿って互いに離間した位置に配置される複数の感圧スイッチ部を有して前記着座面を構成するシート表皮の内側に配置される感圧スイッチを備え、前記感圧スイッチは、少なくとも2つの前記感圧スイッチ部が同時に導通状態となっている場合にオン状態となる第1の検知部と、少なくとも1つの前記感圧スイッチ部が導通状態となっている場合にオン状態となる第2の検知部と、を備え、前記第1及び第2の検知部が並列に接続された構成を有するとともに、前記第1の検知部が前記着座面の中央部分に位置する乗員着座部に配置され、前記第2の検知部が前記乗員着座部の周辺部を含んだチャイルドシート設置領域の縁部に配置されたものであることが好ましい。
上記構成によれば、感圧スイッチは、着座面に設置されたチャイルドシートに乗員(子供)が着座した際、このチャイルドシートが着座面の周縁側を押し下げることにより、その第1の検知部よりも周縁側に配置された第2の検知部がオン状態になる。そして、これにより、着座面に設置されたチャイルドシートの乗員を検知することができる。
記構成によれば、着座面に設置されたチャイルドシートに乗員が着座した際、その第2の検知部がオン状態になりやすくなる。そして、これにより、より確実に、着座面に設置されたチャイルドシートの乗員を検知することができる。
上記課題を解決する着座検知装置は、前記感圧スイッチは、前記第1及び第2の検知部が一体構成されているメンブレンスイッチであることが好ましい。
上記構成によれば、シートに対して容易にメンブレンスイッチを組み付けることができる。
上記課題を解決する着座検知装置は、前記感圧スイッチは、前記第1の検知部を構成する複数の前記感圧スイッチ部が直線状に並んで配置されるとともに、前記第2の検知部を構成する前記感圧スイッチ部が前記第1の検知部を構成する前記複数の感圧スイッチ部の端末の感圧スイッチ部の隣に設けられており、前記第1の検知部を構成する前記複数の感圧スイッチ部及び前記第2の検知部を構成する前記感圧スイッチ部が略均等間隔に並んで設けられることが好ましい。
上記構成によれば、感圧スイッチの配置を着座面の中央部からずらすことで、容易に、その第1の検知部を構成する各感圧スイッチ部を乗員着座部に配置しつつ、第2の検知部を構成する感圧スイッチ部を第1の検知部を構成する感圧スイッチ部よりも着座面の周縁側に配置することができる。
本発明によれば、着座面に設置されたチャイルドシートの乗員を検知することができる。
車両用のシートに設けられた着座検知装置の概略構成図。 メンブレンスイッチの断面図。 メンブレンスイッチの上面図。 メンブレンスイッチの回路図。 着座検知装置の概略構成図。 別例の車両用のシートに設けられた着座検知装置の概略構成図。 別例の車両用のシートに設けられた着座検知装置の概略構成図。 別例の車両用のシートに設けられた着座検知装置の概略構成図。
以下、車両用のシートに設けられた着座検知装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に設けられたシートバック3と、を備えている。具体的には、このシート1は、車両の幅方向に複数の座席5を形成する所謂ベンチシートとして構成されている。そして、このシート1は、車両に搭載されることにより、その左後部座席5a、右後部座席5b、及び中央後部座席5cを、それぞれ形成するものとなっている。
また、シートクッション2の着座面S(S1〜S3)を構成するシート表皮1sの内側には、その着座面Sに印加される荷重に基づきオン/オフ状態が切り替わる複数のメンブレンスイッチ10が設けられている。具体的には、本実施形態のシート1は、その各座席5(5a〜5c)に対応する位置に設けられた第1〜第3のメンブレンスイッチ10a〜10cを備えている。そして、本実施形態では、これらの各メンブレンスイッチ10(10a〜10c)を感圧式の感圧センサとして用いることにより、その着座面Sに対する乗員の着座状態を判定する着座検知装置20が形成されている。
詳述すると、図2に示すように、本実施形態のメンブレンスイッチ10は、スペーサ30となる中間フィルムF0を挟んで積層(貼り合わせ)された第1フィルムF1及び第2フィルムF2を備えた周知の構成を有している。具体的には、第1フィルムF1及び第2フィルムF2には、それぞれ中間フィルムF0に形成された連結部(貫通孔)31を介して互いに対向する接点部T(Ta,Tb)を有した回路パターンPが形成されている。尚、これらの回路パターンPは、例えば、導電インクを用いた印刷等により形成される。また、本実施形態のメンブレンスイッチ10は、シート表皮1sの内側に配置された状態において、その第2フィルムF2が下部フィルム34を構成し、第1フィルムF1が上部フィルム35を構成する。そして、シートクッション2の着座面Sに印加される荷重に基づき、第1フィルムF1が弾性変形し、下側に撓められることによって、その第1フィルムF1に形成された上側接点部Taと第2フィルムF2に形成された下側接点部Tbとが接触する構成になっている。
すなわち、本実施形態のメンブレンスイッチ10は、これら上下方向に対向配置された第1フィルムF1の上側接点部Ta及び第2フィルムF2の下側接点部Tbによって、その感圧スイッチ部SWが構成されている。そして、この感圧スイッチ部SWの上側接点部Ta及び下側接点部Tbの接触に基づいて、その導通状態が切り替わる構成になっている。
図3に示すように、本実施形態のメンブレンスイッチ10は、互いに離間する複数の感圧スイッチ部SWを直線状に配置してなる複数のスイッチ列40を備えている。具体的には、本実施形態のメンブレンスイッチ10は、互いに略平行に並んで設けられた第1のスイッチ列40a及び第2のスイッチ列40bを備えている。そして、これらの各スイッチ列40(40a,40b)は、それぞれ、第1〜第5の感圧スイッチ部SW1〜SW5を備えて構成されている。
詳述すると、図4に示すように、本実施形態のメンブレンスイッチ10において、各スイッチ列40(40a,40b)は、第1及び第3の感圧スイッチ部SW1,SW3が並列に接続されるとともに、第2及び第4の感圧スイッチ部SW2,SW4が並列に接続された構成を有している。また、各スイッチ列40(40a,40b)は、第1及び第3の感圧スイッチ部SW1,SW3が形成する第1スイッチ対41と、第2及び第4の感圧スイッチ部SW2,SW4が形成する第2スイッチ対42と、が直列に接続された構成を有している。さらに、各スイッチ列40(40a,40b)は、これら第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4を含む第1回路L1と、第5の感圧スイッチ部SW5を含む第2回路L2と、が並列に接続された構成を有している。そして、本実施形態のメンブレンスイッチ10は、これら第1及び第2のスイッチ列40a,40bが並列に接続された構成を有している。
すなわち、本実施形態のメンブレンスイッチ10は、各スイッチ列40(40a,40b)における第1回路L1が、第1及び第3の感圧スイッチ部SW1,SW3の少なくとも一方が導通状態となり、かつ、第2及び第4の感圧スイッチ部SW2,SW4の少なくとも一方が導通状態となった場合に、オン状態となる。つまり、第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4の少なくとも2つが同時に導通状態となった場合に、オン状態となる。また、このメンブレンスイッチ10は、これら第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4とは関係なく、各スイッチ列40(40a,40b)における第2回路L2を構成する第5の感圧スイッチ部SW5が導通状態となった場合に、オン状態となる。そして、これにより、本実施形態のメンブレンスイッチ10は、その第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4を含む第1回路L1と、第5の感圧スイッチ部SW5を含む第2回路L2とが、それぞれ、独立した第1の検知部α及び第2の検知部βを形成する構成になっている。
さらに詳述すると、図3に示すように、本実施形態のメンブレンスイッチ10は、各スイッチ列40(40a,40b)において、第1の検知部αを形成する第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4が、略均等間隔に配置された構成を有している。また、第2の検知部βを構成する第5の感圧スイッチ部SW5は、これら第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4と略均等間隔に並ぶように、その端末に配置された第4の感圧スイッチ部SW4に隣接する位置に設けられている。そして、本実施形態のメンブレンスイッチ10は、これら第1の検知部α及び第2の検知部βが、一体構成されている。
図1に示すように、本実施形態のシート1が形成する各座席5(5a〜5c)は、乗員のヒップポイントとなる着座面S(S1〜S3)の中央部分を、乗員着座部X(X1〜X3)とする。また、これらの各座席5(5a〜5c)は、乗員の臀部を収容するために、乗員着座部X(X1〜X3)の高さが周辺よりも低くなっている。そして、本実施形態のシート1は、これら各座席5(5a〜5c)の着座面S(S1〜S3)にチャイルドシート(図示略)が設置された場合、この乗員着座部X(X1〜X3)の周辺部を含んだより広い範囲が、そのチャイルドシート設置領域Y(Y1〜Y3)となるように構成されている。
また、本実施形態の各メンブレンスイッチ10(10a〜10c)は、それぞれ、シート1が形成する各座席5(5a〜5c)に対応する位置において、その着座面S(S1〜S3)を構成するシート表皮1sの内側に配置される。さらに、これらの各メンブレンスイッチ10(10a〜10c)において、その第1の検知部αを構成する第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4は、それぞれ、各座席5(5a〜5c)の乗員着座部X(X1〜X3)に配置される。そして、第2の検知部βを構成する第5の感圧スイッチ部SW5は、それぞれ、第1の検知部αよりも着座面Sの周縁側、詳しくは、チャイルドシート設置領域Y(Y1〜Y3)の縁部に配置されるものとなっている。
具体的には、第1のメンブレンスイッチ10aは、その各スイッチ列40a,40bがシート幅方向(図1中、左右方向)に対して略平行となる状態で、左後部座席5aの着座面S1における左寄り(同図中、左側)の位置に配置されている。そして、第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4が、それぞれ左後部座席5aの乗員着座部X1に配置され、その各スイッチ列40a,40bの端末に位置する第5の感圧スイッチ部SW5が、チャイルドシート設置領域Y1における左側の縁部に配置されるように構成されている。
また、第2のメンブレンスイッチ10bも同様に、その各スイッチ列40a,40bがシート幅方向に対して略平行となる状態で、右後部座席5bの着座面S2に対応する位置に設けられている。この第2のメンブレンスイッチ10bは、その着座面S2における右寄り(図1中、右側)の位置に配置されている。そして、第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4が、それぞれ右後部座席5bの乗員着座部X2に配置され、その各スイッチ列40a,40bの端末に位置する第5の感圧スイッチ部SW5が、チャイルドシート設置領域Y2における右側の縁部に配置されるように構成されている。
さらに、第3のメンブレンスイッチ10cもまた、その各スイッチ列40a,40bがシート幅方向に対して略平行となる状態で、中央後部座席5cの着座面S3における左寄りの位置に配置されている。そして、第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4が、中央後部座席5cの乗員着座部X3に配置され、その各スイッチ列40a及び40bの端末に位置する第5の感圧スイッチ部SW5が、チャイルドシート設置領域Y3における左側の縁部に配置されるように構成されている。
また、図5に示すように、本実施形態の着座検知装置20において、これら各メンブレンスイッチ10(10a〜10c)の出力信号は、その各メンブレンスイッチ10(10a〜10c)のオン/オフ状態を示す着座検知信号Sd(Sd1〜Sd3)として、ECU50に入力される。そして、ECU50は、この着座検知信号Sd(Sd1〜Sd3)に基づいて、そのシート1が形成する各座席5(5a〜5c)の着座面S(S1〜S3)に対する乗員の着座状態の判定を実行する構成になっている。
すなわち、本実施形態の各メンブレンスイッチ10は、それぞれ、着座面Sの中央部分に位置する乗員着座部Xにおいて、その着座面Sに沿って互いに離間する位置に配置された少なくとも2つの感圧スイッチ部SWが導通状態となった場合に、これらの各感圧スイッチ部SWを備えた第1の検知部αがオン状態となる。そして、本実施形態の着座検知装置20は、これにより、精度よく、そのシート1の着座面Sに着座した乗員を検知することが可能になっている。
また、各座席5の着座面Sの高さは、その中央部分に位置する乗員着座部Xよりも周辺部の方が高くなっている。このため、その乗員着座部Xよりも広い範囲に着座面Sとの当接部を有するチャイルドシートが設置されている場合、このチャイルドシートに乗員(子供)が着座した状態となっても、各メンブレンスイッチ10は、その乗員着座部Xに配置された第1の検知部αがオフ状態のままとなる。しかしながら、本実施形態の各メンブレンスイッチ10は、このとき、その乗員着座部Xの周辺部を含んだチャイルドシート設置領域Yの縁部に配置された第2の検知部βがオン状態となる。そして、本実施形態の着座検知装置20は、これにより、そのシート1の着座面Sに設置されたチャイルドシートの乗員を検知することが可能になっている。
具体的には、本実施形態の各メンブレンスイッチ10は、着座面Sに設置されたチャイルドシートに対して乗員が着座していない場合、その第2の検知部βがオフ状態のままとなるように構成されている。しかしながら、チャイルドシートに対して乗員が着座した状態においては、このチャイルドシートが、その着座面Sに形成されたチャイルドシート設置領域Yを押し下げる。そして、これにより、メンブレンスイッチ10に対し、そのチャイルドシート設置領域Yに設置された第2の検知部βをオン状態にさせるシート荷重が印加される構成になっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)着座検知装置20は、シート1の着座面Sに沿って互いに離間した位置に配置される複数の感圧スイッチ部SWを有して着座面Sを構成するシート表皮1sの内側に配置されたメンブレンスイッチ10を備える。メンブレンスイッチ10は、少なくとも2つの感圧スイッチ部SWが同時に導通状態となっている場合にオン状態となる第1の検知部αと、少なくとも1つの感圧スイッチ部SWが導通状態となっている場合にオン状態となる第2の検知部βと、を備える。また、このメンブレンスイッチ10は、これら第1及び第2の検知部α,βが並列に接続された構成を有する。そして、このメンブレンスイッチ10は、第1の検知部αが着座面Sの中央部分に位置する乗員着座部Xに配置され、第2の検知部βが、第1の検知部αよりも着座面Sの周縁側に配置される。
上記構成によれば、メンブレンスイッチ10は、着座面Sに設置されたチャイルドシートに乗員(子供)が着座した際、このチャイルドシートが着座面Sの周縁側を押し下げることにより、その第1の検知部αよりも周縁側に配置された第2の検知部βがオン状態になる。そして、これにより、着座面Sに設置されたチャイルドシートの乗員を検知することができる。
(2)第2の検知部βは、乗員着座部Xの周辺部を含んだチャイルドシート設置領域Yの縁部に配置される。これにより、着座面Sに設置されたチャイルドシートに乗員が着座した際、その第2の検知部βがオン状態になりやすくなる。その結果、より確実に、着座面Sに設置されたチャイルドシートの乗員を検知することができる。
(3)メンブレンスイッチ10は、第1の検知部α及び第2の検知部βが一体構成される。
上記構成によれば、シートクッション2に対して、容易にメンブレンスイッチ10を組み付けることができる。
(4)メンブレンスイッチ10は、第1の検知部αを構成する第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4が、互いに離間した位置において、直線状に並んで配置された構成を有する。そして、このメンブレンスイッチ10は、第2の検知部βを構成する第5の感圧スイッチ部SW5が、第1の検知部αを構成する各感圧スイッチ部SW(SW1〜SW4)の端末に位置する第4の感圧スイッチ部SW4に隣接して設けられた構成を有する。
上記構成によれば、メンブレンスイッチ10の配置を着座面Sの中央部からずらすことで、容易に、その第1の検知部αを構成する第1〜第4の感圧スイッチ部SW1〜SW4を乗員着座部Xに配置しつつ、第2の検知部βを構成する第5の感圧スイッチ部SW5をチャイルドシート設置領域Yの縁部に配置することができる。また、メンブレンスイッチ10の製造が容易になる。さらに、メンブレンスイッチ10を形成する際、その素材となるフィルム(F0〜F2)の使用量を低減することができる。そして、これにより、メンブレンスイッチ10の製造コストを低減することができる。
(5)第1の検知部αは、一対の感圧スイッチ部SW(SW1,SW3、SW2,SW4)を並列に接続してなる複数のスイッチ対(41,42)が直列に接続された構成を有する。これにより、簡素な構成にて、少なくとも2つの感圧スイッチ部SWが同時に導通状態となっている場合にオン状態となる第1の検知部αを形成することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、感圧スイッチにメンブレンスイッチ10を用いたが、独立した第1及び第2の検知部α,βを備えるものであれば、例えば、接点式以外の感圧スイッチ部を備えるもの等、その感圧スイッチの構成については任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、メンブレンスイッチ10は、その第2の検知部βを構成する第5の感圧スイッチ部SW5がチャイルドシート設置領域Y(Y1〜Y3)の縁部に配置されることとした。しかし、これに限らず、着座面Sに設置されたチャイルドシートに乗員が着座した際、このチャイルドシートが着座面Sの周縁側を押し下げることによりオン状態になる位置であれば、その第2の検知部βが配置される位置は、チャイルドシート設置領域Yの縁部よりも着座面Sの中央側であってもよい。
・上記実施形態では、メンブレンスイッチ10に5つの感圧スイッチ部SW1〜SW5を設けるように構成しているが、感圧スイッチ部SWの数は任意に変更してもよい。
例えば、第1の検知部αは、2つ又は3つの感圧スイッチ部SWから構成されてもよく、5つ以上の感圧スイッチ部SWから構成されてもよい。そして、互いに離間した位置に配置された少なくとも2つの感圧スイッチ部SWが導通状態となった場合に第1の検知部αがオン状態となるものであれば、その第1の検知部αを構成する各感圧スイッチ部SWの配置、及びその回路構成については、任意に変更してもよい。
・また、第2の検知部βは、2つ以上の感圧スイッチ部SWから構成してもよい。例えば、第2の検知部βが、並列接続された一対の感圧スイッチ部SWからなる一対のスイッチ列40を備える構成としてもよい。すなわち、第2の検知部βは、第1の検知部αを構成する各感圧スイッチ部SWとは独立に設けられた少なくとも1つの感圧スイッチ部SWが導通状態となっている場合にオン状態となればよい。そして、その第2の検知部βを構成する各感圧スイッチ部SWの配置、及びその回路構成についてもまた、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、各メンブレンスイッチ10は、その各スイッチ列40(40a,40b)が、シート幅方向に対して略平行となるように配置されることとしたが、メンブレンスイッチ10の配置や向きは任意に変更してもよい。
例えば、図6に示すように、各スイッチ列40(40a,40b)は、シート前後方向に延びるようにメンブレンスイッチ10を配置してもよい。そして、例えば、図7に示すように、スイッチ列40がシート前後方向(又はシート幅方向)に対して傾斜するようにメンブレンスイッチ10Bを配置してもよい。
・上記実施形態では、各メンブレンスイッチ10が一対のスイッチ列40(40a,40b)を備えることとしたが、スイッチ列40の数は任意に変更してもよい。例えば、図7に示すメンブレンスイッチ10Bのように、1つのスイッチ列40から構成されてもよい。そして、3つ以上のスイッチ列40を備える構成であってもよい。
・上記実施形態では、各スイッチ列40(40a,40b)が互いに平行配置するようにメンブレンスイッチ10を構成しているが、これら各スイッチ列40(40a,40b)の配置は任意に変更してもよい。
例えば、図8に示すメンブレンスイッチ10Cのように、第1のスイッチ列40aを着座面Sの中央から右側に延びるように配置し、第2のスイッチ列40bを着座面Sの中央から左側に延びるように配置してもよい。
・上記実施形態では、メンブレンスイッチ10は、後部座席に配置されているが、例えば、助手席等、その他の座席に配置してもよい。
・上記実施形態では、各メンブレンスイッチ10(10a〜10c)は、それぞれ左後部座席5a、右後部座席5b及び中央後部座席5cに配置しているが、メンブレンスイッチ10の数及び配置は任意に変更してもよい。例えば、メンブレンスイッチ10は、左後部座席5a及び右後部座席5bのみに配置されていてもよい。
・メンブレンスイッチ10は、シート1の着座面Sを構成するシート表皮1sの内側に配置されればよい。例えば、着座面Sを構成するシート表皮1sとクッションパッドとの間、もしくは、そのクッションパッドと当該クッションパッドの支持部材(例えば、クッションパンや所謂Sバネ等)との間に設けられてもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)メンブレンスイッチは、第1及び第2の検知部を構成する複数の感圧スイッチ部を備えた複数のスイッチ列を有する。
上記構成によれば、スイッチ列を複数用いることにより、乗員の検知領域を広げることができる。そして、これにより、着座検知判定の検知精度を高めることができる。
(ロ)第1の検知部は、一対の感圧スイッチ部を並列に接続してなる複数のスイッチ対が直列に接続された構成を有する。これにより、簡素な構成にて、少なくとも2つの感圧スイッチ部が同時に導通状態となっている場合にオン状態となる第1の検知部を形成することができる。
1…シート、1s…シート表皮、10,10B,10C…メンブレンスイッチ(感圧スイッチ)、20…着座検知装置、50…ECU、S…着座面、SW(SW1〜SW5)…感圧スイッチ部(第1〜第5の感圧スイッチ部)、X…乗員着座部、Y…チャイルドシート設置領域、α…第1の検知部、β…第2の検知部。

Claims (3)

  1. シートの着座面に沿って互いに離間した位置に配置される複数の感圧スイッチ部を有して前記着座面を構成するシート表皮の内側に配置される感圧スイッチを備え、
    前記感圧スイッチは、
    少なくとも2つの前記感圧スイッチ部が同時に導通状態となっている場合にオン状態となる第1の検知部と、
    少なくとも1つの前記感圧スイッチ部が導通状態となっている場合にオン状態となる第2の検知部と、を備え、
    前記第1及び第2の検知部が並列に接続された構成を有するとともに、
    前記第1の検知部が前記着座面の中央部分に位置する乗員着座部に配置され、
    前記第2の検知部が前記乗員着座部の周辺部を含んだチャイルドシート設置領域の縁部に配置された
    着座検知装置。
  2. 前記感圧スイッチは、
    前記第1及び第2の検知部が一体構成されているメンブレンスイッチである
    請求項1に記載の着座検知装置。
  3. 前記感圧スイッチは、
    前記第1の検知部を構成する複数の前記感圧スイッチ部が直線状に並んで配置されるとともに、
    前記第2の検知部を構成する前記感圧スイッチ部が前記第1の検知部を構成する前記複数の感圧スイッチ部の端末の感圧スイッチ部の隣に設けられており、前記第1の検知部を構成する前記複数の感圧スイッチ部及び前記第2の検知部を構成する前記感圧スイッチ部が略均等間隔に並んで設けられる
    請求項1または2に記載の着座検知装置。
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