JP6743469B2 - 粉体搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、ケースへの取り付け位置によって発熱量が異なる軸受部材の温度上昇を簡単な構成によって抑制することを目的とする。
以下、本発明が適用される画像形成装置の実施形態の一例として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)について説明する。なお、作像部に関してはプロセスカートリッジの例により説明する。
図1は電子写真方式のプリンタの構成を示す概略図である。まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。
図1及び図2において、このプリンタ100は作像部として、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY、M、C、Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成を有する。また、各プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kは、寿命到達時に交換される。
まず、プロセスカートリッジについて説明する。
プロセスカートリッジ6は、図2に示すように、ドラム状の感光体1(像担持体)、ドラムクリーニング装置2、除電装置、帯電装置4、現像装置5等を備えている。プロセスカートリッジ6はプリンタ100本体に対して脱着可能であり、プロセスカートリッジ6に収容される消耗部品を一度に交換可能である。
そして、この各色トナー像は中間転写ベルト8上に中間転写される。ドラムクリーニング装置2は、中間転写工程を経た後の感光体1表面に残留したトナーを除去する。また、除電装置は、クリーニング後の感光体1の残留電荷を除電する。この除電により、感光体1の表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
この露光により、感光体1Y、1M、1C、1K上に夫々Y、M、C、K用の静電潜像が形成される。なお、露光装置7は、光源から発したレーザ光(L)を、モータによって回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
転写紙収容カセット26は、記録媒体である転写紙Pを複数枚重ねて収納しており、一番上の転写紙Pには給紙ローラ27が接触している。
給紙ローラ27が図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転すると、最上部の転写紙Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給紙される。回転駆動するレジストローラ対28は、転写紙収容カセット26から給送された転写紙Pを挟み込むと、その回転を一端停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングにて後述の2次転写ニップに向けて搬送する。
係る構成の給紙手段においては、給紙ローラ27と、タイミングローラ対であるレジストローラ対28との組み合わせによって搬送手段が構成されている。この搬送手段は、転写紙Pの収容手段である転写紙収容カセット26から後述の2次転写ニップまで搬送するものである。
また、中間転写ユニット15は、2次転写バックアップローラ12と、クリーニングバックアップローラ13と、テンションローラ14を備えている。中間転写ベルト8は、これら3つのローラに張架されながら、図中反時計回りに無端移動する。なお、2次転写バックアップローラ12と、クリーニングバックアップローラ13と、テンションローラ14と、のうち、少なくとも1つのローラが中間転写ベルト8を無端移動させる駆動ローラである。
これらの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、中間転写ベルト8の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えば、プラス)の転写バイアスを印加する。1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kを除くローラ(2次転写バックアップローラ12と、クリーニングバックアップローラ13と、テンションローラ14)は、全て電気的に接地されている。
中間転写ベルト8は、無端移動しながら順次Y、M、C、K用の1次転写ニップを通過する。中間転写ベルト8が各1次転写ニップを通過するときに、感光体1Y、1M、1C、1K上のY、M、C、Kトナー像が順番に1次転写されて重ね合わされる。これにより、中間転写ベルト8上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
転写紙Pに転写された4色トナー像は、2次転写ニップの搬送方向下流側に配置された定着装置20のローラ間を通過する際に、熱と圧力とにより転写紙Pに定着される。
その後、転写紙Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経てプリンタ外へと排出される。プリンタ本体の上面には、スタック部30が形成されており、排紙ローラ対29によって機外に排出された転写紙Pは、このスタック部30に順次スタックされる。なお、このスタック部30の下側にはボトル収納容器31が設けられ、各色のトナーボトル32Y、32M、32C、32Kが収納されている。
なお、2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。転写残トナーは、クリーニング装置10によってクリーニングされる。
現像装置5は、感光体1に現像剤を供給することにより、感光体1が担持する静電潜像を現像する手段である。現像装置5は、内部に磁界発生手段を備え、磁性粒子とトナーを含む2成分系現像剤を表面に担持して搬送する現像剤担持体としての現像ローラ51と、この現像ローラ51上に担持されて搬送される現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材としてのドクタブレード52とを備えている。
現像ローラ51は、現像ローラ収容室53に収容されている。また、現像剤は、現像剤収容室54に収容されている。現像剤収容室54には、トナーを攪拌搬送する2つの第1搬送スクリュ55、第2搬送スクリュ56(回転搬送手段)と、セットされたトナーボトル32内のトナーを現像剤収容室54に取り込むためのトナー補給口58と、現像剤収容室54を第1の現像剤収容室54aと第2の現像剤収容室54bに仕切る仕切部材である仕切り壁59と、第1の現像剤収容室54aと第2の現像剤収容室54b間に配置された連通口A、B(図3参照)と、を備えている。
第1搬送スクリュ55と第2搬送スクリュ56は、現像剤収容室54の内壁を構成する下ケース76内に並行に配置されている。また、連通口A、Bは、第1搬送スクリュ55と第2搬送スクリュ56の軸方向両端部に対応する位置に配置され、第1の現像剤収容室54aと第2の現像剤収容室54bの軸方向両端部間を連通させる。
ここで、符号60は現像剤のトナー濃度を検知するための濃度検知センサである。濃度検知センサ60が現像剤収容室54(第2の現像剤収容室54b)内のトナー濃度不足を検知すると、制御部57からの補給信号により、駆動モータ41が回転する。駆動モータ41により現像装置5に対応する色のトナーを収容するトナーボトル32(トナーボトル32Y、32M、32C、32Kの何れか(図1))が回転することにより現像剤収容室54内にトナーが補給される。
また、現像装置5の全体は、現像ハウジングを形成する現像ローラ収容室53の内壁を含む上ケース75と、現像剤収容室54の内壁を含む下ケース76とから構成されている。上ケース75と下ケース76は、粉体としての現像剤を収容するケースを構成する。
図3では、図2の上ケース75、トナー補給口58、トナー補給口58を塞ぐためのシャッタ71、トナー補給口58を覆うように設けられたトナー補給口ケース72等は省いている。
現像装置5は、磁性体であるキャリア及びトナーからなる2成分現像剤を用いて感光体1Y、1M、1C、1Kの何れか表面の静電潜像を現像する装置であり、現像装置5は、補給した現像剤であるトナーとキャリアとを攪拌・搬送するための第1搬送スクリュ55、第2搬送スクリュ56を有し、この第1搬送スクリュ55、第2搬送スクリュ56はそれぞれ一方向(軸方向)に搬送するため螺旋形状部を有している。
また、第1搬送スクリュ55の回転軸55Aの軸方向各端部は一対の軸受部材84、軸受部材85によって、第2搬送スクリュ56の回転軸56Aの軸方向各端部は、一対の軸受部材82、軸受部材83によって夫々回転自在に支持されている。これらの軸受部材82、83、84、85は、下ケース76に保持される。第1搬送スクリュ55及び第2搬送スクリュ56において、螺旋形状部は回転軸周り(回転軸55A、56A周り)に回転する。
この過程において、第1の現像剤収容室54a及び第2の現像剤収容室54bにおいては、現像剤の圧力は上流側よりも下流側の軸受部材で大きい。このため軸受部材82と軸受部材84とがより大きな力を受ける。また、軸受部材82から回転トルクが入力され、そのトルクが軸受部材83、軸受部材84、軸受部材85の順に直列的に伝達される。以上のような現像剤の圧力及びトルク伝達の流れにより発熱量は、軸受部材82が最大で、以下、軸受部材83、軸受部材84、軸受部材85の順に小さくなる。
ここで、本例では、トルクの影響の方が強く、発熱量は軸受部材82>軸受部材83>軸受部材84>軸受部材85の順になっているが、シール部の締付力を弱めるなど駆動に必要なトルクが小さくなると軸受部材83と軸受部材84の発熱量が逆転することがある。
軸受部材90aは、回転軸92(回転軸55A、55Bに相当)を回転自在に軸支する軸受本体91aと、回転軸92の周面と摺動的に接触して各軸受本体側への粉体(現像剤)の侵入を防止するシール部93(シール部材)とを備える。また、軸受部材90bは、回転軸92を回転自在に軸支する軸受本体91bと、回転軸92の周面と摺動的に接触して各軸受本体側への粉体の侵入を防止するシール部93とを備える。
シール部93は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の材質で形成された円環状の板材であり、軸受部材90a、軸受部材90bにおいて共通の仕様である。シール部93は、くせをつけることにより回転軸92と軸受本体91a、軸受本体91bに接触するようにしている。
以上のように、本実施形態によれば、シール部として共通の仕様のものを使用しつつ、各軸受部材の温度上昇を抑えることができる。なお、現像装置の大きさや構成(搬送スクリュや現像ローラの位置、それらを駆動するためのギア、補給口位置)の制約により、軸受本体の体積は制限を受ける。
この場合、軸受部材82、83、84、85の体積は、必ずしも発熱量の大きさ順に大きくする必要はない。例えば発熱量がトナーの融点温度に満たない軸受部材については、互いに同一体積としてもよいし、発熱量が低い方の軸受部材の体積を大きくしてもよい。 即ち、軸受部材82、83、84、85の温度がトナーの融点以上にならないように、夫々の軸受本体の体積を、シール部と回転軸の周面との接触により発生する熱を逃がすに十分な大きさとなるように、接触による発熱量に応じて設定すればよい。例えば、発熱量が最大となる軸受部材82の温度がトナーの融点以上にならなければ、他の軸受部材を軸受部材82の体積と同一又はこれよりも大きいサイズとすれば、他の軸受部材はトナーの融点以上となることはない。
軸受部材II:ポリアセタール樹脂(ポリプラスチック株式会社製:NW−02)に高熱伝導性の充填材を充填して熱伝導性を向上させたもの(スターライト工業株式会社製:X1411)、体積1.1cm3、熱容量1.1W/mK
図6に示すように、大きい体積(熱容量)であり、且つ熱伝導率を大きくした軸受部材IIの温度上昇を抑えることができた。図6に示した例は、体積を大きくすると共に熱伝導率を大きくしているが、何れか一方を大きくするだけでも、温度上昇を抑えることができる。
第1実施形態では、シール部と回転軸の周面との接触による発熱量に応じて、軸受部材の体積を大きく、即ち、熱容量を大きく設定した。第2実施形態では、シール部と回転軸の周面との接触による発熱量に応じて、シール部と回転軸の接触面の算術平均粗さを設定する。
ここで、軸受部材において回転軸が回転することにより、シール部材との間に摩擦熱を生じるため、シール部材と回転軸との接触面積を減らしたり、シールの厚さやシール硬さなどを変更してニップ力を弱めたりすることで温度上昇を抑制することができる。
本実施形態では、シールのニップ力を変更せず、温度上昇を抑制するため、シール部材と軸受部材の接触面積を少なくする。このため、シール部の接触面又は回転軸の接触面の算術平均粗さ(Ra)を、接触による発熱量に応じて設定する。
即ち、本実施形態では、回転軸又はシール部材の接触面の算術平均粗さを、前記発熱量が大きいほど、大きく設定する。これにより、シール性能を低下させることなく、軸受部材の温度上昇を制御することができる。
ここで、算術平均粗さ(Ra)は、粗さ曲線からその平均線の方向に基準長さだけを抜き取り、この抜取り部分の平均線の方向にX軸を、縦倍率の方向にY軸を取り、粗さ曲線を「y=f(x)」で表したときに、次式によって求められる値をマイクロメートル(μm)で表した値をいう。
軸受部材110は、図7(a)に示すように、スクリュの回転軸112を回転可能に支持する軸受本体111と、現像剤が現像容器から漏れないようにするためのシール部材113とを備える。回転軸112が回転することにより、シール部材113との間に摩擦熱を生じる。
そのため、軸受部材110の温度上昇を抑えるためには、接触面112aの算術平均粗さ(Ra)の値を大きくすることが有効である。しかし、この算術平均粗さ(Ra)を単純に大きくすると、シール部材113の損傷を早め、シール部材113の耐久性を悪化させる。そのため、シール部材113の耐久性をも考慮して接触面112aの算術平均粗さ(Ra)を決定する必要がある。
軸受部材110の耐久性を考慮すれば算術平均粗さ(Ra)は小さければ小さいほどよいが、図8から発熱の状態を考慮すると、算術平均粗さ(Ra)は、0.8以下とすることが望ましい。即ち、算術平均粗さ(Ra)が0.8以下の場合、温度上昇率は加速度的に変化するが、算術平均粗さ(Ra)が0.8を超えると算術平均粗さ(Ra)の変更による発熱の抑制効果を得にくくなるため、算術平均粗さ(Ra)は、0.8以下とすることが望ましい。
層厚規制部材135は、ブレード部材であり、現像ローラ133の表面に対して所定隙間を設けて先端が位置決めされている。
また、軸受部材141Fと軸受部材142Fとを比較すると、駆動力の伝達方向としては141Fから軸受部材142Fとなるため軸受部材141Fにより大きな駆動力がかかるが、現像剤の流れとしては軸受部材142Fにより大きな現像剤の圧がかかる。駆動力と現像剤圧の両方の影響を考慮すると軸受部材141Fと軸受部材142Fは同等の発熱量となる。
更に、軸受部材142Rは剤流れの上流側かつ駆動伝達の下流側でもあるため温度が最も低くなっている。
このため、発熱量は、軸受部材141R>軸受部材141F≒軸受部材142F>軸受部材142Rとなる
このため、発熱量は軸受部材162R>軸受部材161R>軸受部材161F≒軸受部材162Fとなる。
コーティングを行うことにより表面摩擦係数が下がり(0.2〜0.3程度)、コーティングされた部材自信が削れにくくなり、かつ、接触相手部材を摩耗させにくくすることができる。
<第1態様>
本態様は現像剤を収容する下ケース76と、下ケース76に設けられた軸受部材82、83、84、85と、各軸受部材により回転軸を夫々回転自在に軸支されると共に、下ケース76内で回転軸55A、56A周りに回転することによって軸方向に現像剤を攪拌しながら搬送する第1搬送スクリュ55、第2搬送スクリュ56と、を備える現像装置5であって、各軸受部材82、83、84、85は、回転軸90を回転自在に軸支する軸受本体91a、91bと、回転軸90の周面と接触して各軸受本体側への粉体の侵入を防止するシール部93と、を備え、軸受本体91a、91bの体積は、シール部93と回転軸90の周面との接触により発生する熱を逃がすに十分な大きさとなるように、接触による発熱量に応じて設定されていることを特徴とする。
本態様において、軸受部材の軸受本体の体積、即ち熱容量は、シール部93と回転軸90の周面との接触により発生する熱を逃がすに十分な大きさに設定されている。発熱量が大きいほど軸受部材の軸受本体の体積を大きく設定して、熱を逃がすに十分な体積を確保すればよい。本態様によれば、ケースへの取り付け位置によって発熱量が異なる軸受部材の温度上昇を簡単な構成によって抑制することができる。
本態様において、軸受本体91a、91bは、発熱量が大きいほど、熱伝導率が大きく設定されていることを特徴とする。
本態様によれば、発熱量が大きいほど、軸受本体における熱の伝導性が良好になる。よって、発熱量の大きな軸受部材において大きな熱量をより迅速に伝達できる。このため、ケースへの取り付け位置によって発熱量が異なる軸受部材の温度上昇を簡単な構成によって抑制することができる。
本態様は、回転軸90の軸方向各端部を夫々回転自在に軸支する2対の軸受部材82、83、84、85を備え、各軸受部材82、83、84、85に配置されるシール部93は同一の構成を備えることを特徴とする。
本態様によれば、全ての軸受部材に同一のシール部を使用できる。これにより、コストの上昇を抑制することができる。
本態様は、粉体を収容するケース130aと、ケース130aに設けられた軸受部材141F、141R、142F、142Rと、軸受部材141F、141R、142F、142Rにより回転軸を回転自在に軸支されると共に、ケース130a内で回転軸周りに回転することによって軸方向に現像剤を攪拌しながら搬送する現像ローラ側スクリュ131、トナー補給側スクリュ132を備える現像装置130であって、各軸受部材141F、141R、142F、142Rは、回転軸112を回転自在に軸支する軸受本体111と、回転軸112の周面と接触して各軸受本体側への現像剤の侵入を防止するシール部材113と、を備え、回転軸112におけるシール部材113との接触面112aの算術平均粗さ(Ra)は、接触による発熱量に応じて設定されていることを特徴とする。
本態様によれば、接触面の算術平均粗さ(Ra)を調整することにより、軸受部材における発熱量を制御できるので、ケースへの取り付け位置によって発熱量が異なる軸受部材の温度上昇を簡単な構成によって抑制することができる。
本態様は、回転軸112におけるシール部材113との接触面112aは、発熱量が大きいほど、算術平均粗さが(Ra)大きく設定されていることを特徴とする。
本態様によれば、接触面を大きい算術平均粗さ(Ra)にすることにより、接触面積が減少して発熱量が小さくなる。このため、ケースへの取り付け位置によって発熱量が異なる軸受部材の温度上昇を簡単な構成によって抑制することができる。
本態様は、ケース130aには、4個の軸受部材141F、141R、142F、142Rが設けられており、軸受部材141F、141R、142F、142Rに配置される回転軸112とシール部材113との間のシール性能は同一であることを特徴とする。
本態様によれば、全ての軸受部材141F、141R、142F、142Rにおけるシール性能は同一である。このため、特定の軸受部材におけるシール性が劣ることなく、全ての軸受部材で良好なシール性を得ることができる。
本態様は下ケース76内に並行に配置され、互いに反対方向に現像剤を搬送する第1搬送スクリュ55、第2搬送スクリュ56と、第1搬送スクリュ55、第2搬送スクリュ56の軸方向両端部間を連通させつつ、第1搬送スクリュ55、第2搬送スクリュ56の間を仕切る仕切り壁59と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、現像剤は、第1搬送スクリュ55と第2搬送スクリュ56とで攪拌されて搬送される。これにより、磁性キャリアと非磁性トナーからなる2成分現像剤を良好に攪拌できる。
本態様は、感光体1が担持する潜像をトナーによって現像する現像装置5であって、粉体が少なくともトナーを含む現像剤であることを特徴とする。
本態様によれば、感光体1は、現像装置5によってトナーで現像される。これにより感光体1にトナー像を形成することができる。
本態様は、少なくとも現像装置5と、現像装置5から供給される現像剤により、担持した静電潜像を現像される感光体1と、を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ6である。
本態様によれば、プロセスカートリッジは現像装置5と、感光体1とを備える。これにより、プロセスカートリッジを交換するだけで現像装置5と感光体1とを寿命到達時に交換できる。
本態様は現像装置5、又はプロセスカートリッジ6を備えたことを特徴とするプリンタ100である。
本態様によれば、現像装置の搬送スクリュを支持する軸受部材が過熱すること防止できる。これにより、安定した画像形成を実現できる。
Claims (10)
- 粉体を収容するケースと、
該ケースに設けられた第一の軸受部材と、第二の軸受部材と、
前記各軸受部材により回転軸を回転自在に軸支されると共に、前記ケース内で回転軸周りに回転することによって軸方向に前記粉体を攪拌しながら搬送する少なくとも1つの回転搬送手段と、を備える粉体搬送装置であって、
前記第一の軸受部材は、第一の軸受本体と、前記回転軸の周面と接触して前記第一の軸受本体側への前記粉体の侵入を防止する第一のシール部材を備え、
前記第二の軸受部材は、第二の軸受本体と、前記回転軸の周面と接触して前記第二の軸受本体側への前記粉体の侵入を防止する第二のシール部材を備え、
前記第一のシール部材の前記回転軸に対するニップ力よりも前記第二のシール部材の前
記回転軸に対するニップ力が高く、
前記第二の軸受部材本体の体積は前記第一の軸受部材本体の体積よりも大きいことを特徴とする粉体搬送装置。 - 粉体を収容するケースと、
該ケースに設けられた第一の軸受本体を有する第一の軸受部材と、第二の軸受本体を有する第二の軸受部材と、
前記各軸受部材により回転軸を回転自在に軸支されると共に、前記ケース内で回転軸周りに回転することによって軸方向に前記粉体を攪拌しながら搬送する複数の回転搬送手段と、
前記複数の回転搬送手段に駆動力を与える駆動源と、を備える粉体搬送装置であって、
前記第二の軸受部材は、前記第一の軸受部材よりも前記駆動源からの駆動伝達の上流側に配置され、
前記第二の軸受部材本体の体積は前記第一の軸受部材本体の体積よりも大きいことを特徴とする
粉体搬送装置。 - 前記第一の軸受部材と前記第二の軸受部材はシール部材と軸受本体とで構成され、
前記第二の軸受部材の軸受本体の熱伝導率は、前記第一の軸受部材の軸受本体の熱伝導率よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉体搬送装置。 - 粉体を収容するケースと、
該ケースに設けられた第一の軸受部材、及び第二の軸受部材と、
前記各軸受部材により回転軸を回転自在に軸支されると共に、前記ケース内で回転軸周りに回転することによって軸方向に前記粉体を攪拌しながら搬送する少なくとも1つの回転搬送手段と、を備える粉体搬送装置であって、
前記第一の軸受部材は、前記回転軸の周面と接触して前記各軸受本体側への前記粉体の侵入を防止する第一のシール部材を備え、
前記第二の軸受部材は、前記回転軸の周面と接触して前記各軸受本体側への前記粉体の侵入を防止する第二のシール部材を備え、
前記第一のシール部材の前記回転軸に対するニップ力よりも前記第二のシール部材の前記回転軸に対するニップ力が高く、
前記第二のシール部材と前記回転軸との接触面の算術平均粗さは、前記第一のシール部材と前記回転軸との接触面の算術平均粗さよりも大きいことを特徴とする粉体搬送装置。 - 粉体を収容するケースと、
該ケースに設けられた第一の軸受部材、及び第二の軸受部材と、
前記各軸受部材により回転軸を回転自在に軸支されると共に、前記ケース内で回転軸周りに回転することによって軸方向に前記粉体を攪拌しながら搬送する複数の回転搬送手段と、
前記複数の回転搬送手段に駆動力を与える駆動源と、を備える粉体搬送装置であって、
前記第二の軸受部材は、前記第一の軸受部材よりも前記駆動源からの駆動伝達の上流側に配置され、
前記第一の軸受部材は、前記回転軸の周面と接触して前記各軸受本体側への前記粉体の侵入を防止する第一のシール部材を備え、
前記第二の軸受部材は、前記回転軸の周面と接触して前記各軸受本体側への前記粉体の侵入を防止する第二のシール部材を備え、
前記第二のシール部材と前記回転軸との接触面の算術平均粗さは、前記第一のシール部材と前記回転軸との接触面の算術平均粗さよりも大きいことを特徴とする粉体搬送装置。 - 前記第一の軸受部材と前記第二の軸受部材はシール部材と軸受本体とで構成され、
前記第二の軸受部材の軸受本体の熱伝導率は、前記第一の軸受部材の軸受本体の熱伝導率よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の粉体搬送装置。 - 前記ケース内に並行に配置され、互いに反対方向に前記粉体を搬送する2つの前記回転搬送手段と、2つの前記回転搬送手段の軸方向両端部間を連通させつつ、2つの前記回転搬送手段の間を仕切る仕切部材と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の粉体搬送装置。
- 像担持体が担持する潜像をトナーによって現像する現像装置であって、
請求項1乃至7の何れか一項に記載の粉体搬送装置を備え、前記粉体が少なくとも前記トナーを含む現像剤であることを特徴とする現像装置。 - 少なくとも、請求項8に記載の現像装置と、該現像装置から供給される現像剤により、担持した静電潜像を現像される像担持体と、を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項8に記載の現像装置、又は請求項9に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
Applications Claiming Priority (2)
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JP2015088309 | 2015-04-23 | ||
JP2015088309 | 2015-04-23 |
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