以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る照明装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、照明装置1は、第1環境センサー3aと、第1電源部4aと、第1灯具本体5aとを備える。第1灯具本体5aは、複数の光源部2と、第1制御部51と、基板52とを有する。複数の光源部2及び第1制御部51は、基板52に実装されている。本実施形態では、複数の光源部2は第1光源部21と第2光源部22とを含む。第1制御部51は、マイクロコンピューターのような制御機器を含む。
複数の光源部2はそれぞれ、少なくとも1個の発光素子を含む。本実施形態において、発光素子は、LED(Light Emitting Diode)素子である。第1光源部21及び第2光源部22は、互いに光色が異なる光を発生させる。つまり、第1光源部21及び第2光源部22は、互いに相関色温度が異なるLED素子を含む。具体的には、第1光源部21は、第2光源部22よりも相関色温度が高い光を発生させる。第2光源部22は、第1光源部21よりも相関色温度が低い光を発生させる。例えば、第1光源部21は、白色光を発生させ得る。第2光源部22は、電球色の光を発生させ得る。
第1電源部4aには、外部電源100(典型的には、商用電源)から第1環境センサー3aを介して入力電圧が入力される。第1環境センサー3aは、周囲の環境の変化を検知する。本実施形態において、第1環境センサー3aは、位相制御機能(調光機能)を有する。具体的には、第1環境センサー3aは、第1電源部4aへ入力する入力電圧(典型的には、商用交流電圧)の波形を、周囲の環境の変化に応じた所定の波形に制御する。第1環境センサー3aは、例えば、第1灯具本体5aに設置され得る。
本実施形態において、第1環境センサー3aは、人感センサー31(検知対象を検知する検知センサーの一例)を含む。人感センサー31は、検知領域内に人体等の検知対象が存在するか否か(周囲の環境の変化の一例)を検知する。具体的には、人感センサーは、焦電素子を含むパッシブ型の赤外線センサーである。即ち、人感センサーは、検知対象から放射される赤外線を検出することにより、検知対象を検知する。
人感センサー31は、第1電源部4aへ入力する入力電圧の波形を、検知領域内に検知対象が存在するか否か(検知結果)に応じた所定の波形に制御する。詳しくは、人感センサー31は、検知対象を検知すると、入力電圧の波形を第1の波形に制御する。また、人感センサー31は、検知対象を検知していない間、外部電源100から供給される電圧をそのまま第1電源部4aに入力する。換言すると、第1電源部4aに入力される入力電圧の波形は、外部電源100から供給される電圧の波形となる。
第1電源部4aは、外部電源100から第1環境センサー3aを介して第1電源部4aに入力された入力電圧に基づいて、第1制御部51(例えば、マイクロコンピューター)の動作電圧を生成する。詳しくは、第1電源部4aは、第1制御部51の動作電圧の波形を、入力電圧の波形に応じた所定の波形に制御する。より詳しくは、第1電源部4aは、入力電圧の波形に対応するパルス状の電圧を生成する。例えば、第1電源部4aは、入力電圧の波形に対応するパルス波長を有する電圧信号を生成する。したがって、第1電源部4aが生成するパルス状の電圧は、検知領域内に検知対象が存在するか否か(検知結果)を示す。具体的には、第1電源部4aは電源回路を含む。電源回路は、プリント配線基板と、プリント配線基板に実装された複数の電子部品とを含む。複数の電子部品は、第1制御部51の動作電圧を生成するために必要な回路部品(トランスやダイオード、コンデンサなど)を含む。
第1制御部51は、第1電源部4aが生成する動作電圧に基づいて、第1光源部21又は第2光源部22に含まれる発光素子に給電を行う。この結果、第1光源部21又は第2光源部22が点灯する。本実施形態において、第1制御部51は、所定の電流値を有する直流電流(駆動電流)を第1光源部21又は第2光源部22に供給する。
第1制御部51は、人感センサー31による検知の結果に基づき、複数の光源部2(第1光源部21及び第2光源部22)のうちから、点灯させる光源部2を選択する。つまり、第1制御部51は、選択した光源部2へのみ直流電流を供給する。本実施形態において、第1制御部51は、第1電源部4aが生成するパルス状の電圧の波形(動作電圧の波形)に基づき、点灯させる光源部2を選択する。その結果、人感センサー31による検知の結果に応じて、直流電流が供給される光源部2が切り替わる。よって、周囲の環境の変化に応じて、点灯する光源部2が切り替わる。つまり、照明装置1から発生する光の光色が切り替わる。
詳しくは、人感センサー31が、検知領域内に検知対象が存在することを検知すると、第1制御部51は、第1光源部21にのみ直流電流を供給する。一方、人感センサー31が検知対象を検知していない間、第1制御部51は、第2光源部22にのみ直流電流を供給する。
なお、人感センサー31は、タイマー機能を有し得る。詳しくは、人感センサー31は、検知領域内に検知対象が存在することを検知すると、タイマー機能により、予め設定された期間の計時を開始する。また、人感センサー31は、タイマー機能による計時が行われている間、第1電源部4aへ入力する入力電圧の波形を、検知領域内に検知対象が存在することを示す所定の波形(第1の波形)となるように制御する。その結果、タイマー機能による計時が行われている間、第1光源部21から光が発生する。あるいは、第1制御部51がタイマー機能を有してもよい。詳しくは、人感センサー31が、検知領域内に検知対象が存在することを検知すると、第1制御部51は、タイマー機能により、予め設定された期間の計時を開始する。また、第1制御部51は、タイマー機能による計時が行われている間、第1光源部21へのみ直流電流を供給する。
以上、実施形態1について説明した。実施形態1によれば、検知領域内に検知対象が存在するか否か(周囲の環境の変化の一例)に応じて、点灯する光源部2を切り替えることができる。したがって、個々の光源部2の設計を、他の光源部2の設計を考慮して行うことなく、周囲の環境の変化に応じて切り替わる光の光色を所望の光色とすることができる。具体的には、各光源部2において、所望の光色を有する光を発生させる発光素子を使用すればよい。よって、実施形態1によれば、複雑な設計を行うことなく、周囲の環境の変化に応じて所望の光色を有する光を発生させることができる。
また、実施形態1によれば、人感センサー31が検知対象を検知したとき、相関色温度が比較的高い光を発生させることができる。よって、実施形態1に係る照明装置1を、ポーチ灯やガーデンライトのようなエクステリア照明に適用することにより、敷地内(検知領域内)に侵入した侵入者に対し、相関色温度が比較的高い光(例えば、白色光)を照射することができる。したがって、防犯性を高めることができる。一方、人感センサー31が検知対象を検知していないときには、相関色温度が比較的低い光(例えば、電球色の光)を発生させることができる。よって、くつろぎ感のある光を提供して、利用者の快適性を向上させることができる。
更に、実施形態1によれば、第1制御部51が複数の光源部2の点灯を制御する。したがって、第1環境センサー3a及び第1電源部4aの構成を変更することなく、灯具本体の交換、又は、灯具本体の種類の変更を行うことができる。
なお、実施形態1では、第1光源部21から発生する光が、第2光源部22から発生する光よりも高い相関色温度を有する形態について説明したが、第2光源部22から発生する光が、第1光源部21から発生する光よりも高い相関色温度を有してもよい。
[実施形態2]
続いて図2を参照して、実施形態2を説明する。図2は、実施形態2に係る照明装置1の構成を示すブロック図である。実施形態2は、周囲の環境の変化に応じて、照明装置1から発生する光の輝度(明るさ)が切り替わる点で、実施形態1と異なる。
図2に示すように、複数の光源部2は、第3光源部23と第4光源部24とを含む。第3光源部23及び第4光源部24は、互いに輝度が異なる光を発生させる。本実施形態では、第3光源部23に含まれる発光素子の数が、第4光源部24に含まれる発光素子の数よりも多い。あるいは、第3光源部23に含まれる発光素子の密度(単位面積あたりの発光素子の数)が、第4光源部24に含まれる発光素子の密度よりも大きい。この結果、第3光源部23から、第4光源部24よりも明るい光が発生する。
以上、実施形態2について説明した。実施形態2によれば、検知領域内に検知対象が存在するか否か(周囲の環境の変化の一例)に応じて、点灯する光源部2を切り替えることができる。したがって、個々の光源部2の設計を、他の光源部2の設計を考慮して行うことなく、周囲の環境の変化に応じて切り替わる光の輝度を所望の輝度とすることができる。具体的には、各光源部2において、発光素子の数又は密度を、所望の輝度を有する光が発生するように設定すればよい。このように、実施形態2によれば、複雑な設計を行うことなく、周囲の環境の変化に応じて所望の輝度を有する光を発生させることができる。
また、実施形態2によれば、人感センサー31が検知対象を検知したとき、比較的明るい光を発生させることができる。よって、実施形態2に係る照明装置1を、ポーチ灯やガーデンライトのようなエクステリア照明に適用することにより、敷地内(検知領域内)に侵入した侵入者に対し、比較的明るい光を照射することができる。したがって、防犯性を高めることができる。また、実施形態2に係る照明装置1を、住宅の廊下や階段を照らす照明に適用することにより、比較的明るい光によって足元を照らすことができる。したがって、安全性を高めることができる。
なお、実施形態2では、第3光源部23から発生する光が、第4光源部24から発生する光よりも明るい形態について説明したが、第4光源部24から、第3光源部23よりも明るい光を発生させてもよい。
また、実施形態2では、所望の輝度を有する光を得るために、各光源部2において発光素子の数又は密度を調整する形態について説明したが、所望の輝度を有する光を得るために、第1制御部51に調光機能を付与してもよい。具体的には、第1制御部51が、第3光源部23に対して、第4光源部24へ供給する直流電流とは異なる電流値を有する直流電流(駆動電流)を供給してもよい。
また、実施形態2では、周囲の環境の変化に応じて輝度が切り替わる形態について説明したが、輝度と共に、実施形態1で説明したように光色が切り替わってもよい。つまり、第3光源部23及び第4光源部24から、互いに光色が異なる光を発生させてもよい。具体的には、第3光源部23から、第4光源部24よりも相関色温度が高い光を発生させてもよい。あるいは、第4光源部24から、第3光源部23よりも相関色温度が高い光を発生させてもよい。
[実施形態3]
続いて図3及び図4を参照して、実施形態3を説明する。実施形態3は、周囲の環境の変化に応じて、照明装置1から発生する光の配光角度が切り替わる点で、実施形態1、2と異なる。
図3は、実施形態3に係るLED素子210の配置を示す図である。図3に示すように、実施形態3に係る照明装置1は、複数のLED素子210を備える。複数のLED素子210は、第1LED素子211と第2LED素子212とを含む。第1LED素子211と第2LED素子212とは、基板52の一方の主面に配置される。また、第2LED素子212は、第1LED素子211の周囲に配置される。なお、図1を参照して説明した第1制御部51は、基板52の他方の主面に配置される。
続いて図4を参照して、実施形態3に係る照明装置1が備える第2灯具本体5bの構成について説明する。図4は、実施形態3に係る第2灯具本体5bの構成を示す断面図である。図4に示すように、第2灯具本体5bは、天井Cに形成された取付穴Hに埋め込まれて設置される。なお、以下の説明において、「上」及び「下」は、第2灯具本体5bが天井Cに取り付けられた状態であるときの「上」及び「下」に対応する。
本実施形態において、第2灯具本体5bは、複数の光源部2として、第5光源部25と第6光源部26とを有する。第5光源部25は、図3を参照して説明した第1LED素子211を含む。更に、第5光源部25はレンズ56を含む。第6光源部26は、図3を参照して説明した第2LED素子212を含む。更に、第6光源部26はパネル57を含む。第5光源部25と第6光源部26とは、互いに配光角度が異なる光を発生させる。
第2灯具本体5bは、反射部材55を更に備える。第2灯具本体5bは、下側が開口する収容凹部53を有し、収容凹部53内に基板52、反射部材55、レンズ56、及びパネル57が収容される。基板52は、第1LED素子211及び第2LED素子212が下方を向くように、収容凹部53内に配置される。
反射部材55は、下側が開口する筒状部材である。反射部材55は、例えば樹脂素材により形成される。反射部材55は、底面部55aと、周壁部55bと、隔壁部55cとを有する。周壁部55bは、底面部55aの周縁部に連接しており、底面部55aから離れるにつれて緩やかに広がる。
底面部55aには、第1光源孔55dと、第2光源孔55eとが形成されている。反射部材55は、第1光源孔55dから第1LED素子211が露出するとともに、第2光源孔55eから第2LED素子212が露出するように配置される。隔壁部55cは、第1光源孔55dの周囲に形成されており、底面部55aから下方へ向けて突出している。
底面部55a及び周壁部55bの内側面は、第1LED素子211及び第2LED素子212から発生する光を反射する。また、隔壁部55cの表面も、第1LED素子211及び第2LED素子212から発生する光を反射する。
レンズ56は、第1LED素子211に対向して配置される。第1LED素子211から発生した光は、レンズ56に直接入射するか、又は、隔壁部55cによって反射されてレンズ56に入射する。レンズ56は、第1LED素子211から入射した光を所定の照射角となるように集光する。すなわち、レンズ56は、第1LED素子211から発生した光を集光して、スポット光を形成する。
詳しくは、レンズ56の形状は、下端に大径面を有し、上端に小径面を有する砲弾形状である。例えば、レンズ56は、第1LED素子211から発生した光を中角配光する。あるいは、レンズ56は、第1LED素子211から発生した光を狭角配光する。レンズ56は、光を透過する光学材料(例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート、又はガラス)によって形成される。
パネル57は、すり鉢状であり、下方に向かって拡径する。パネル57は、レンズ56の下端の外周近傍から収容凹部53の下端の周縁にわたって収容凹部53を閉塞する。この結果、パネル57は、第2LED素子212に対向するように配置されて、第2LED素子212の下方を覆う。第2LED素子212から発生した光は、パネル57に直接入射するか、又は、反射部材55によって反射されてパネル57に入射する。
パネル57は、第2LED素子212から入射した光を透過及び拡散させる。具体的には、パネル57は、レンズ56によって得られるスポット光よりも照射角が広い広角配光の拡散光を出射する。パネル57は、例えば、光を透過する樹脂素材(例えば、アクリル樹脂)又はガラス素材で形成される。
以上、実施形態3について説明した。実施形態3によれば、検知領域内に検知対象が存在するか否か(周囲の環境の変化の一例)に応じて、第5光源部25と第6光源部26とのうちのいずれか一方が点灯する。よって、照明装置1から発生する光の配光角度を周囲の環境の変化に応じて切り替えることができる。即ち、第1LED素子211に給電が行われると、第1LED素子211から発生した光がレンズ56に入射する。その結果、スポット光が出射される。一方、第2LED素子212に給電が行われると、第2LED素子212から発生した光がパネル57に入射する。その結果、広角配光の拡散光が出射される。
また、実施形態3によれば、実施形態1で説明したように、複雑な設計を行うことなく、周囲の環境の変化に応じて所望の光色を有する光を発生させることができる。即ち、第1LED素子211及び第2LED素子212として、所望の光色を有する光を発生させるLED素子を採用すればよい。また、実施形態2で説明したように、周囲の環境の変化に応じて所望の輝度を有する光を発生させることができる。即ち、第1LED素子211及び第2LED素子212の数又は密度を、所望の輝度が得られるように調整すればよい。あるいは、所望の輝度が得られるように、第1制御部51に調光機能を付与すればよい。
また、実施形態3によれば、人感センサー31が検知対象を検知したとき、広角配光の光を発生させることができる。よって、実施形態3に係る照明装置1を、ポーチ灯やガーデンライトのようなエクステリア照明に適用することにより、人感センサー31が検知対象を検知したとき、敷地を広く照射することができる。したがって、防犯性を高めることができる。
なお、第3実施形態では、第1LED素子211から発生する光の配光を制御するためにレンズ56を使用する形態について説明したが、レンズ56に替えて、例えば、円盤状又は半球状の透明カバーを使用してもよい。あるいは、円盤状又は半球状の透光性カバーを使用してもよい。
[実施形態4]
続いて図5を参照して、実施形態4を説明する。図5は、実施形態4に係る照明装置1の構成を示すブロック図である。図5に示すように、実施形態4は、第1環境センサー3aが照度センサー32を含む点で、実施形態1〜3と異なる。
照度センサー32は、周囲の環境の照度(明るさ)を検知する。照度センサー32は、第1光源部21及び第2光源部22から発生する光を検知しないように配置される。照度センサー32は、例えば、硫化カドミウムを用いた光センサーで構成することができる。
照度センサー32は、第1電源部4aへ入力する入力電圧の波形を、周囲の環境の照度(検知結果)に応じた所定の波形に制御する。本実施形態では、照度センサー32は、周囲の環境の照度が第1判定値以上である間、外部電源100から供給される電圧をそのまま第1電源部4aに入力する。また、照度センサー32は、周囲の環境の照度が第1判定値未満になると、入力電圧の波形を第2の波形に制御する。更に、照度センサー32は、周囲の環境の照度が第2判定値未満になると、入力電圧の波形を第3の波形に制御する。なお、第1判定値は、第2判定値よりも大きい値を有する。
第1判定値及び第2判定値は任意の値に設定し得る。例えば、第1判定値を、晴れた日の昼から夕方になる合間の照度に設定し、第2判定値を、晴れた日の夕方から夜になる合間の照度に設定してもよい。この場合、昼間(周囲の環境の照度が第1判定値以上である間)は、外部電源100から供給される電圧がそのまま第1電源部4aに入力される。一方、夕方になると(周囲の環境の照度が第1判定値未満になると)、第1電源部4aへ入力される入力電圧の波形が第2の波形になる。また、夜になると(周囲の環境の照度が第2判定値未満になると)、第1電源部4aへ入力される入力電圧の波形が第3の波形になる。更に、次の日の朝になると(周囲の環境の照度が第2判定値以上になると)、第1電源部4aへ入力される入力電圧の波形が第2の波形になる。
第1電源部4aは、照度センサー32を介して第1電源部4aに入力される入力電圧に基づき、外部電源100から供給される電圧の波形、第2の波形、及び第3の波形のうちのいずれかに対応するパルス状の電圧(第1制御部51の動作電圧)を生成する。
第1制御部51は、照度センサー32による検知の結果(第1電源部4aが生成する動作電圧)に基づき、第1光源部21と第2光源部22とのうちの一方を点灯させる。詳しくは、周囲の環境の照度が第1判定値未満になると、第1制御部51は、第2光源部22にのみ直流電流(駆動電流)を供給する。つまり、照度センサー32を介して第1電源部4aに入力される入力電圧の波形が第2の波形である場合、第2光源部22が点灯する。また、周囲の環境の照度が第2判定値未満になると、第1制御部51は、第1光源部21にのみ直流電流(駆動電流)を供給する。つまり、入力電圧の波形が第3の波形である場合、第1光源部21が点灯する。一方、周囲の環境の照度が第1判定値以上になると、第1制御部51は、第1光源部21及び第2光源部22への直流電流の供給を停止する。つまり、入力電圧の波形が、外部電源100から供給される電圧の波形である場合、第1光源部21及び第2光源部22が消灯する。
例えば、第1判定値を、晴れた日の昼から夕方になる合間の照度に設定し、第2判定値を、晴れた日の夕方から夜になる合間の照度に設定した場合、昼間は、第1光源部21及び第2光源部22が消灯する。一方、夕方になると第2光源部22のみが点灯し、夜になると第1光源部21のみが点灯する。更に、次の日の朝になると、第2光源部22のみが点灯する。
以上、実施形態4について説明した。実施形態4によれば、複雑な設計を行うことなく、周囲の環境の明るさの変化(周囲の環境の変化の一例)に応じて所望の光色を有する光を発生させることができる。
なお、実施形態4では、周囲の環境の照度が第1判定値以上になると全ての光源部2が消灯したが、第1光源部21が消灯している期間に第2光源部22の点灯を継続させてもよい。詳しくは、周囲の環境の照度が第3判定値以上の場合に、第2光源部22のみが点灯し、周囲の環境の照度が第3判定値未満の場合に第1光源部21のみが点灯してもよい。
第3判定値は任意の値に設定し得る。例えば、第3判定値を、第1判定値と同様に、晴れた日の昼から夕方になる合間の照度に設定してもよい。この場合、昼間は第2光源部22が点灯し、夕方から次の日の朝にかけて、第1光源部21が点灯する。あるいは、第3判定値を、第2判定値と同様に、晴れた日の夕方から夜になる合間の照度に設定してもよい。この場合、朝から夕方にかけて第2光源部22が点灯し、夜間に第1光源部21が点灯する。
また、実施形態4では、第1光源部21及び第2光源部22を消灯させる際にも、第1電源部4aが動作電圧を生成したが、第1電源部4aは、第1光源部21及び第2光源部22を消灯させる期間に、動作電圧の生成を停止してもよい。この場合、第2の波形又は第3の波形は、外部電源100から供給される電圧の波形であり得る。
また、実施形態4では、照明装置1から発生する光の光色が切り替わる形態について説明したが、実施形態2で説明したように、照明装置1から発生する光の輝度を切り替えてもよい。また、実施形態3で説明したように、照明装置1から発生する光の配光角度を切り替えてもよい。
[実施形態5]
続いて図6を参照して、実施形態5を説明する。図6は、実施形態5に係る照明装置1の構成を示すブロック図である。図6に示すように、実施形態5は、第1環境センサー3aが照度センサー付き人感センサー33を含む点で実施形態1〜4と異なる。
照度センサー付き人感センサー33は、照度センサーの機能を有する。照度センサー付き人感センサー33は、周囲の環境の照度が第4判定値未満になると、第1電源部4aへ入力する入力電圧の波形を第4の波形に制御する。また、照度センサー付き人感センサー33は、周囲の環境の照度が第4判定値未満である間に検知対象を検知すると、入力電圧の波形を第5の波形に制御する。一方、照度センサー付き人感センサー33は、周囲の環境の照度が第4判定値以上になると、入力電圧の波形を第6の波形に制御する。又は、外部電源100から供給される電圧をそのまま第1電源部4aに入力する。
第4判定値は任意の値に設定し得る。例えば、第4判定値は、晴れた日の昼から夕方になる合間の照度に設定し得る。この場合、昼間(周囲の環境の照度が第4判定値以上である間)は、第1電源部4aへ入力される入力電圧の波形は第6の波形になる。又は、外部電源100から供給される電圧がそのまま第1電源部4aに入力される。一方、夕方から次の日の朝にかけて(周囲の環境の照度が第4判定値未満である間)、第1電源部4aへ入力される入力電圧の波形は第4の波形又は第5の波形になる。あるいは、第4判定値は、晴れた日の夕方から夜になる合間の照度に設定し得る。この場合、朝から夕方にかけて(周囲の環境の照度が第4判定値以上である間)、第1電源部4aへ入力される入力電圧の波形は第6の波形になる。又は、外部電源100から供給される電圧がそのまま第1電源部4aに入力される。一方、夜間(周囲の環境の照度が第4判定値未満である間)は、第1電源部4aへ入力される入力電圧の波形は第4の波形又は第5の波形になる。
実施形態5において、第1制御部51は、照度センサー付き人感センサー33による検知の結果(第1電源部4aが生成する動作電圧)に基づき、第1光源部21と第2光源部22とのうちの一方を点灯させる。詳しくは、周囲の環境の照度が第4判定値未満になると、第1制御部51は第2光源部22にのみ直流電流(駆動電流)を供給する。つまり、照度センサー付き人感センサー33を介して第1電源部4aへ入力される入力電圧の波形が第4の波形である場合、第2光源部22が点灯する。また、第1制御部51は、周囲の環境の照度が第4判定値未満である間に照度センサー付き人感センサー33が検知対象を検知すると、第1光源部21にのみ直流電流(駆動電流)を供給する。つまり、入力電圧の波形が第5の波形である場合、第1光源部21が点灯する。一方、周囲の環境の照度が第4判定値以上になると、第1制御部51は、第1光源部21及び第2光源部22への直流電流の供給を停止する。つまり、入力電圧の波形が、第6の波形、又は、外部電源100から供給される電圧の波形である場合、第1光源部21及び第2光源部22が消灯する。
例えば、第4判定値を、晴れた日の昼から夕方になる合間の照度に設定した場合、昼間は第1光源部21及び第2光源部22が消灯する。一方、夕方から次の日の朝にかけては、第1光源部21又は第2光源部22が点灯する。具体的には、照度センサー付き人感センサー33が検知対象を検知している間、第1光源部21が点灯し、それ以外の間、第2光源部22が点灯する。また、第4判定値を、晴れた日の夕方から夜になる合間の照度に設定した場合、朝から夕方にかけて第1光源部21及び第2光源部22が消灯する。一方、夜間は、第1光源部21又は第2光源部22が点灯する。具体的には、照度センサー付き人感センサー33が検知対象を検知している間、第1光源部21が点灯し、それ以外の間、第2光源部22が点灯する。
なお、照度センサー付き人感センサー33は、第2光源部22への給電を停止させるために、タイマー機能を有してもよい。詳しくは、周囲の環境の照度が第4判定値未満になると(例えば、夜になると)、照度センサー付き人感センサー33は、タイマー機能により、予め設定された点灯期間(例えば、6時間)の計時を開始する。そして、照度センサー付き人感センサー33は、点灯期間が経過すると、入力電圧の波形を第6の波形に制御するか、又は、外部電源100から供給される電圧をそのまま第1電源部4aへ供給する。また、照度センサー付き人感センサー33は、周囲の環境の照度が第4判定値未満である間に検知対象を検知すると、入力電圧の波形を第5の波形に制御する。その結果、点灯期間の経過後は、周囲の環境の照度が第4判定値以上になるまで(例えば、次の日の朝を迎えるまで)、検知領域内に検知対象が存在するか否かに応じて、第1光源部21のみが点灯する。
あるいは、第1制御部51がタイマー機能を有してもよい。詳しくは、周囲の環境の照度が第4判定値未満になると(例えば、夜になると)、第1制御部51は、タイマー機能により、点灯期間(例えば、6時間)の計時を開始する。第1制御部51は、点灯期間が経過すると、周囲の環境の照度が第4判定値以上になるまで(例えば、次の日の朝を迎えるまで)、検知領域内に検知対象が存在するか否かに応じて、第1光源部21のみを点灯させる。
更に、第1制御部51は、防犯性を高めるために、第1光源部21をフラッシュ点灯させる機能を有してもよい。具体的には、第1制御部51は、点灯期間が経過した後、照度センサー付き人感センサー33が検知対象を検知すると、第1光源部21をフラッシュ点灯させてもよい。第1光源部21がフラッシュ点灯すると、一定の期間、明滅する光(フラッシュ光)が発生する。
以上、実施形態5について説明した。実施形態5によれば、複雑な設計を行うことなく、周囲の環境の変化に応じて所望の光色を有する光を発生させることができる。更に、実施形態5によれば、周囲の環境の変化に応じて、明滅する光(所望の光の一例)を発生させることができる。
なお、実施形態5では、照明装置1から発生する光の光色が切り替わる形態について説明したが、実施形態2で説明したように、照明装置1から発生する光の輝度を切り替えてもよい。また、実施形態3で説明したように、照明装置1から発生する光の配光角度を切り替えてもよい。
[実施形態6]
続いて図7及び図8を参照して、実施形態6を説明する。図7は、実施形態6に係る照明装置1の構成を示すブロック図である。図7に示すように、実施形態6は、第2電源部4b及び第3灯具本体5cを備える点で実施形態1〜5と異なる。
第3灯具本体5cは、複数の光源部2を有する。本実施形態では、複数の光源部2は第1光源部21と第2光源部22とを含む。
第2電源部4bは、第1光源部21又は第2光源部22に含まれる発光素子に給電を行って、第1光源部21又は第2光源部22を点灯させる。具体的には、第2電源部4bは、外部電源100から第1環境センサー3aを介して入力された入力電圧に基づいて、所定の電流値を有する直流電流(駆動電流)を第1光源部21又は第2光源部22に供給する。
図8は、第2電源部4bの構成を示す図である。図8に示す具体例において、第2電源部4bは、第1電源回路41、第2電源回路42、第3電源回路43、第2制御部44a、及びスイッチ部45を含む。第2制御部44aは、マイクロコンピューターのような制御機器を含み、スイッチ部45は、例えば、半導体スイッチ素子又はリレー回路を含む。
第1電源回路41は、外部電源100から第1環境センサー3aを介して第1電源回路41に入力された入力電圧に基づいて、第2制御部44a(例えば、マイクロコンピューター)の動作電圧を生成する。詳しくは、第1電源回路41は、入力電圧の波形に対応するパルス状の電圧を生成する。例えば、第1電源回路41は、入力電圧の波形に対応するパルス波長を有する電圧信号を生成する。
第2制御部44aは、第1電源回路41が生成する動作電圧に基づいて、スイッチ部45を制御する。スイッチ部45は、第2制御部44aによって制御されて、外部電源100から第1環境センサー3aを介してスイッチ部45に入力された入力電圧を、第2電源回路42又は第3電源回路43に供給する。詳しくは、第2制御部44aは、第1電源回路41が生成するパルス状の電圧の波形(動作電圧の波形)に基づき、第1光源部21及び第2光源部22のうちから、点灯させる光源部2を選択する。スイッチ部45は、第2制御部44aによって選択された光源部2へ給電が行われるように動作する。具体的には、スイッチ部45は、第2制御部44aによって第1光源部21が選択されると、入力電圧が第2電源回路42に供給されるように動作する。一方、第2制御部44aによって第2光源部22が選択されると、スイッチ部45は、入力電圧が第3電源回路43に供給されるように動作する。
第2電源回路42は、スイッチ部45を介して供給された入力電圧に基づき、第1光源部21を点灯(駆動)させる直流電流(駆動電流)を生成する。同様に、第3電源回路43は、スイッチ部45を介して供給された入力電圧に基づき、第2光源部22を点灯(駆動)させる直流電流(駆動電流)を生成する。
以上、実施形態6について説明した。実施形態6によれば、複雑な設計を行うことなく、周囲の環境の変化に応じて所望の光色を有する光を発生させることができる。
更に、実施形態6によれば、第2電源部4bが、複数の光源部2に対応する複数の電源回路を備える。したがって、互いに光量が異なる複数の光源部2(発光素子)を点灯させることができる。よって、周囲の環境の変化に応じて、照明装置1から発生する光の光量を増加させることができる。
なお、実施形態6では、照明装置1から発生する光の光色が切り替わる形態について説明したが、実施形態2で説明したように、照明装置1から発生する光の輝度を切り替えてもよい。また、実施形態3で説明したように、照明装置1から発生する光の配光角度を切り替えてもよい。
また、実施形態6では、照明装置1が、複数の光源部2を有する1つの灯具本体を備える形態について説明したが、照明装置1は、複数の灯具本体を備え得る。この場合、複数の灯具本体の各々は、1つ以上の光源部2を有し得る。
[実施形態7]
続いて図9及び図10を参照して、実施形態7を説明する。図9は、実施形態7に係る照明装置1の構成を示すブロック図である。図9に示すように、実施形態7は、第3電源部4cを備える点で実施形態1〜6と異なる。
第3電源部4cは、外部電源100から第3電源部4cに入力された入力電圧に基づいて、第1制御部51の動作電圧を生成する。また、第3電源部4cは、第2環境センサー3bを備える。第2環境センサー3bは、周囲の環境の変化を検知して、その検知の結果に応じた信号(周囲の環境の変化に応じた信号)を生成する。例えば、第2環境センサー3bが人感センサーを含む場合、人感センサーは、検知領域内に人体等の検知対象が存在するか否かを示す信号を生成する。また、第2環境センサー3bが照度センサーを含む場合、照度センサーは、周囲の環境の照度に応じた信号レベルを有する信号を生成する。
第3電源部4cは、第2環境センサー3bが生成する信号に基づいて、第1制御部51の動作電圧の波形を制御する。換言すると、第1制御部51の動作電圧の波形は、第2環境センサー3bによる検知の結果(周囲の環境の変化)に応じた所定の波形に制御される。第1制御部51は、第3電源部4cが生成する動作電圧の波形に基づき、点灯させる光源部2を選択する。
図10は、第3電源部4cの構成を示す図である。図10に示す具体例において、第3電源部4cは、第4電源回路46と第3制御部44bとを更に備える。第3制御部44bは、マイクロコンピューターのような制御機器を含む。第3制御部44bは、第2環境センサー3bが生成する信号に基づいて、第4電源回路46を制御する。
第4電源回路46は、外部電源100から第4電源回路46に入力される入力電圧に基づいて、第2環境センサー3bの動作電圧と、第3制御部44b(例えば、マイクロコンピューター)の動作電圧と、第1制御部51(例えば、マイクロコンピューター)の動作電圧とを生成する。更に、第4電源回路46は、第3制御部44bによって制御されて、第1制御部51の動作電圧の波形を制御する。詳しくは、第3制御部44bは、第2環境センサー3bによる検知の結果に基づいて、第4電源回路46を制御する。第4電源回路46は、第1制御部51の動作電圧として、第2環境センサー3bによる検知の結果に対応するパルス状の電圧を生成する。例えば、第4電源回路46は、第2環境センサー3bによる検知の結果に対応するパルス波長を有する電圧信号を生成する。
以上、実施形態7について説明した。実施形態7によれば、複雑な設計を行うことなく、周囲の環境の変化に応じて所望の光色を有する光を発生させることができる。
また、実施形態7によれば、第1制御部51が複数の光源部2の点灯を制御する。したがって、第3電源部4cの構成を変更することなく、灯具本体の交換、又は、灯具本体の種類の変更を行うことができる。
また、実施形態7によれば、第3電源部4cが環境センサーを備える。よって、照明装置1を小型化することができる。また、照明装置1の設置面積を削減することができる。更に、実施形態7によれば、外部電源100から供給される電圧を位相制御することなく、点灯させる光源部2を切り替えることができる。したがって、照明装置1から高調波が発生し難い。
なお、実施形態7では、照明装置1から発生する光の光色が切り替わる形態について説明したが、実施形態2で説明したように、照明装置1から発生する光の輝度を切り替えてもよい。また、実施形態3で説明したように、照明装置1から発生する光の配光角度を切り替えてもよい。
[実施形態8]
続いて図11及び図12を参照して、実施形態8を説明する。図11は、実施形態8に係る照明装置1の構成を示すブロック図である。図11に示すように、実施形態8は、第4電源部4dを備える点で実施形態1〜7と異なる。
第4電源部4dは、外部電源100から第4電源部4dに入力された入力電圧に基づいて、複数の光源部2に供給する直流電流(駆動電流)を生成する。また、第4電源部4dは、第2環境センサー3bを備える。第4電源部4dは、第2環境センサー3bによる検知の結果(周囲の環境の変化)に応じて、第1光源部21又は第2光源部22に含まれる発光素子に給電を行う。具体的には、第4電源部4dは、第2環境センサー3bが生成する信号に基づいて、第1光源部21及び第2光源部22のうちから、点灯させる光源部2を選択する。そして、選択した第1光源部21又は第2光源部22に供給する直流電流を生成する。
図12は、第4電源部4dの構成を示す図である。図12に示す具体例において、第4電源部4dは、第2電源回路42、第3電源回路43、第5電源回路47、第4制御部44c、及びスイッチ部45を更に備える。第4制御部44cは、マイクロコンピューターのような制御機器を含む。
第5電源回路47は、外部電源100から第5電源回路47に入力される入力電圧に基づいて、第2環境センサー3bの動作電圧と、第4制御部44c(例えば、マイクロコンピューター)の動作電圧とを生成する。第4制御部44cは、第2環境センサー3bが生成する信号(検知結果)に基づいて、スイッチ部45を制御する。スイッチ部45は、第4制御部44cによって制御されて、入力電圧を第2電源回路42又は第3電源回路43に供給する。詳しくは、第4制御部44cは、第2環境センサー3bによる検知の結果に基づき、第1光源部21及び第2光源部22のうちから、点灯させる光源部2を選択する。スイッチ部45は、第4制御部44cによって選択された光源部2へ給電が行われるように動作する。
以上、実施形態8について説明した。実施形態8によれば、複雑な設計を行うことなく、周囲の環境の変化に応じて所望の光色を有する光を発生させることができる。
更に、実施形態8によれば、第4電源部4dが、複数の光源部2に対応する複数の電源回路を備える。したがって、互いに光量が異なる複数の光源部2(発光素子)を点灯させることができる。よって、周囲の環境の変化に応じて、照明装置1から発生する光の光量を増加させることができる。
また、実施形態8によれば、第4電源部4dが環境センサーを備える。よって、照明装置1を小型化することができる。また、照明装置1の設置面積を削減することができる。
また、実施形態8によれば、外部電源100から供給される電圧を位相制御することなく、点灯させる光源部2を切り替えることができる。したがって、照明装置1から高調波が発生し難い。
なお、実施形態8では、照明装置1から発生する光の光色が切り替わる形態について説明したが、実施形態2で説明したように、照明装置1から発生する光の輝度を切り替えてもよい。また、実施形態3で説明したように、照明装置1から発生する光の配光角度を切り替えてもよい。
また、実施形態8では、照明装置1が、複数の光源部2を有する1つの灯具本体を備える形態について説明したが、照明装置1は、複数の灯具本体を備え得る。この場合、複数の灯具本体の各々は、1つ以上の光源部2を有し得る。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明した。本発明の実施形態によれば、複雑な設計を行うことなく、周囲の環境の変化に応じて所望の光を発生させることができる。よって、様々な照明機器のバリエーションの豊富化が容易となる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
例えば、本発明の実施形態では、照明装置1が2つの光源部2を備える形態について説明したが、光源部2の数は3つ以上であり得る。
また、本発明の実施形態では、人感センサーとして、焦電素子を含むパッシブ型の赤外線センサーを使用する形態について説明したが、人感センサーの種類は特に限定されるものではない。例えば、人感センサーは、イメージセンサーであり得る。あるいは、人感センサーは、電波又は超音波を利用したアクティブ型のセンサーであり得る。
また、本発明の実施形態では、発光素子がLED素子である場合について説明したが、発光素子はLED素子に限定されるものではない。例えば、発光素子は、蛍光灯であってもよいし、白熱電球であってもよし、有機ELであってもよい。
また、本発明の実施形態では、レンズ56やパネル57のような光学部品を用いて光の配光を制御する形態について説明したが、本発明はこの形態に限定されない。例えば、平坦面と傾斜面とを有する基板を用いて光の配光を制御してもよい。詳しくは、平坦面と傾斜面とにそれぞれ発光素子(例えば、LED素子)を実装して、平坦面に実装された発光素子への給電と、傾斜面に実装された発光素子への給電とを、周囲の環境の変化に応じて切り替えればよい。