JP6738149B2 - 圧電振動片の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電振動片の製造方法に関する。
ATカット水晶基板より形成された圧電振動片は、圧電板と、圧電板の表裏面にそれぞれ形成された励振電極と、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。圧電振動片は、励振電極間に電圧が印加されることで、厚みすべり振動する。
上述した圧電振動片の圧電板は、ATカット水晶基板からなるウエハに対して例えばウェットエッチングを施すことで形成される。これにより、機械加工等で圧電板を形成する場合に比べて小型化が可能になると考えられる。
特開2011−66905公報
ところで、上述したATカット水晶基板は、水晶の結晶軸に対する方向によってエッチング速度が異なるエッチング異方性を有する。このとき、圧電板における隣り合う面同士(例えば、表裏面と外周端面等)がなす角部が急峻に形成される場合がある。すると、圧電板の振動発生源(励振電極が形成された部分)で発生する振動が圧電板を伝播する際に、上述した角部で不要振動が誘発されるおそれがある。その結果、圧電振動片の振動特性を向上させる点で未だ改善の余地があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みたものであって、優れた振動特性を得ることができる圧電振動片の製造方法を提供することである。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様に係る圧電振動片の製造方法は、ATカット水晶基板からなる圧電板の厚さ方向で対向する第1面及び第2面のうち、少なくとも一方の面に対してプラズマを照射するエッチング工程を有し、前記エッチング工程では、前記厚さ方向に交差する方向からプラズマを照射することを特徴とする。
本態様によれば、圧電板のうち、プラズマが照射された部分が選択的にエッチングされる。例えば圧電板の各角部等にプラズマが照射されることで、角部等がエッチングされる。これにより、角部等が例えば自然結晶面よりも緩やかな緩斜面となる。これにより、圧電板の各稜線(例えば、一方の面と外周端面との稜線等)において不要振動が誘発されるのを抑制できる。
その結果、CI値を低減して、振動特性に優れた圧電振動片を提供できる。
上記態様において、前記エッチング工程では、前記圧電板の前記一方の面に対するプラズマの入射角度を30°以下に設定してもよい。
本態様によれば、エッチング工程において、圧電板の一方の面に対するプラズマの入射角度を30°以下に設定することで、上述した角部等を確実に緩斜面にすることができる。これにより、不要振動が誘発されるのを確実に抑えることができる。
上記態様において、前記エッチング工程では、前記圧電板の面内方向のうち、少なくとも第1方向の両側からそれぞれプラズマを照射してもよい。
本態様によれば、圧電板の面内方向のうち、少なくとも第1方向の両側からそれぞれプラズマを照射することで、圧電板のうち第1方向の両側を向く部分が第1方向の中心を通り厚さ方向に延びる対称線を軸として線対称となり易い。これにより、CI値を低減して、安定した振動特性を得ることができる。
上記態様において、前記エッチング工程では、前記厚さ方向を回転軸として前記圧電板を回転させながらプラズマを照射してもよい。
本態様によれば、圧電板の各辺が同時にエッチングされるので、製造効率の向上を図ることができる。
上記態様において、前記圧電板の前記一方の面は、前記厚さ方向に膨出するとともに、励振電極が形成されたメサ部と、前記メサ部の外側に位置する外周部と、を有し、前記エッチング工程では、前記メサ部及び前記外周部に対して前記厚さ方向に交差する方向からプラズマを照射してもよい。
本態様によれば、圧電板にメサ部を形成することで、振動発生源(圧電板のうち励振電極が形成された部分)で発生する振動エネルギーをメサ部内に閉じ込めることが可能になる。
特に、本態様によれば、メサ部に対してプラズマを照射することで、メサ部の側面を例えば自然結晶面よりも緩やかな緩斜面に形成できる。これにより、CI値の増加を抑えた上で、メサ部の厚さを増加することができ、上述した閉じ込め効果が顕著に奏功される。
さらに、外周部に対してプラズマを照射することで、外周部と圧電板の外周端面との角部を緩斜面に形成できる。これにより、メサ部の側面と外周部との稜線、外周部と外周端面との稜線等において不要振動が誘発されるのを抑制できる。
上記態様において、前記圧電板は、前記第1面及び前記第2面において励振電極が形成された振動部と、前記振動部から前記圧電板の面内方向に突出する突出部と、を備えていてもよい。
本態様によれば、パッケージに圧電振動片を実装するためのマウント領域として、突出部を利用することで、圧電振動片における振動発生源(励振電極が形成されている部分)とマウント領域との間の間隔を確保できる。これにより、振動発生源で発生する振動エネルギーがマウント領域を経てパッケージに伝播するのを抑制し、振動漏れを抑制できる。その結果、小型化を図った上で、長期に亘って優れた振動特性を備える圧電振動片を提供できる。
また、圧電板をパッケージにマウントするための実装部材との付着面積を確保できるので、実装部材と圧電板との接合強度を確保できる。
上記態様において、前記エッチング工程では、前記振動部及び前記突出部に対して前記厚さ方向に交差する方向からプラズマを照射してもよい。
本態様によれば、突出部に対してプラズマを照射することで、突出部の一方の面が平坦面に形成されている場合に比べて、突出部の表面積を確保できる。これにより、突出部と実装部材との付着面積を確保し、実装部材と圧電板との接合強度をより向上させることができる。
上記態様において、前記圧電板は、前記厚さ方向から見た平面視において、前記ATカット水晶基板のZ’軸方向を長手方向とする矩形板状に形成されていてもよい。
この構成によれば、圧電板を小型化した場合であっても低いCI値を維持できる。すなわち、ATカット水晶基板はX軸とZ’軸で構成される。このような構成のもと、ATカット水晶基板が厚み滑り振動をしているとき、X軸とZ’軸では電気偏極が生じる。電気偏極は電荷の偏りであり、X軸では正弦波状、Z’軸では直線状になる。電気偏極が直線状になるZ’軸を長手方向とすることで、最も強い電荷が生じる辺を長くすることができる。強い電荷が生じる領域が広がれば、よりCI値は低くなる。したがって、Z’軸を長手方向とすることでより低いCI値を維持することが可能となる。
本発明の一態様によれば、優れた振動特性を得ることができる圧電振動片を提供できる。
第1実施形態に係る圧電振動片の平面図である。 第1実施形態に係る圧電振動子の分解斜視図である。 図2のIII−III線に相当する断面図である。 図3のIV部拡大図である。 圧電振動片の製造方法(外形形成工程)を説明するための工程図である。 圧電振動片の製造方法(外形形成工程)を説明するための工程図である。 圧電振動片の製造方法(外形形成工程)を説明するための工程図である。 圧電振動片の製造方法(外形形成工程)を説明するための工程図である。 圧電振動片の製造方法(メサ部形成工程)を説明するための工程図である。 圧電振動片の製造方法(メサ部形成工程)を説明するための工程図である。 圧電振動片の製造方法(メサ部形成工程)を説明するための工程図である。 圧電振動片の製造方法(メサ部形成工程)を説明するための工程図である。 圧電振動片の製造方法(エッチング工程)を説明するための工程図である。 プラズマの入射角度(°)に対する側面の傾斜角度(°)の関係を示すグラフである。 第2実施形態に係る圧電振動片の平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
<圧電振動片>
図1は、圧電振動片10の平面図である。
図2は、圧電振動子1の分解斜視図である。
図3は、図2のIII−III線に相当する断面図である。
図1〜図3に示すように、圧電振動片10は、厚みすべりモードで振動する圧電振動片10である。圧電振動片10は、圧電板11と、圧電板11を厚みすべり振動させる電極膜12と、を有している。
圧電板11は、ATカット水晶基板により形成されている。ここで、ATカットとは、人工水晶の結晶軸である電気軸(X軸)、機械軸(Y軸)及び光学軸(Z軸)の3つの結晶軸のうち、Z軸に対してX軸周りに35度15分だけ傾いた方向(Z’軸方向)に切り出す加工手法である。ATカットによって切り出された圧電板11を有する圧電振動片10は、周波数温度特性が安定しており、構造や形状が単純で加工が容易であり、CI値が低いという利点がある。なお、以下の説明において、各図の構成を説明する際には、XY’Z’座標系を用いる。このXY’Z’座標系のうち、Y’軸はX軸及びZ’軸に直交する軸である。また、X軸方向、Y’軸方向及びZ’軸方向は、図中矢印方向を+側とし、矢印とは反対の方向を−側として説明する。
圧電板11は、Y’軸方向から見た平面視で、Z’軸方向を長手方向とする矩形状に形成されている。圧電板11は、Y’軸方向で対向する表面(第1面)13及び裏面(第2面)14と、表面13及び裏面14の外周縁同士を接続する外周端面15と、を有している。
本実施形態の圧電板11は、表面13及び裏面14にY’軸方向の外側に膨出するメサ部(表面メサ部21及び裏面メサ部31)を有する、いわゆるメサ型とされている。具体的に、圧電板11の表面13は、中央部に形成された表面メサ部21と、外周部分に位置して表面メサ部21の周囲を取り囲む表面額縁部(外周部)22と、を有している。
表面メサ部21は、表面額縁部22に対して+Y’側に膨出している。表面メサ部21は、四角錐台形状に形成されている。表面メサ部21は、頂面24と、頂面24の周囲を取り囲む側面25と、を有している。
頂面24は、平面視において、Z’軸方向を長手方向とする矩形状に形成されている。頂面24は、Y’軸方向に直交する方向に延在する平坦面になっている。
図4は、図3のIV部拡大図である。
図4に示すように、側面25は、頂面24の外周縁と表面額縁部22の内周縁とを接続している。具体的に、側面25は、−Y’側に向かうに従い圧電板11の外周側に向けて延びる傾斜面とされている。なお、側面25の表面額縁部22に対する傾斜角度θ1(仰角)は、例えば20°程度に形成されている。
図1、図4に示すように、表面額縁部22は、平面視で矩形枠状に形成されている。表面額縁部22の外周縁は、外周端面15の+Y’側端縁に接続されている。なお、表面額縁部22は、少なくとも内周部分が表面メサ部21の頂面24と平行に延びる平坦面に形成されている。なお、表面額縁部22は、表面メサ部21の全周を取り囲む必要はなく、例えば表面メサ部21に対して少なくともX軸方向の両側、及びY’軸方向の両側の何れかに連なる構成であれば構わない。
表面額縁部22の外周部分には、外周端面15の+Y’側端縁に連なる表面傾斜部27が形成されている。表面傾斜部27は、外周側に向かうに従い−Y’側に延在している。なお、表面額縁部22の内周部分に対する表面傾斜部27の傾斜角度θ2は、例えば20°程度に形成されている。
図3に示すように、圧電板11の裏面14は、表面13に対して面対称に形成されている。具体的に、圧電板11の裏面14は、中央部に形成された裏面メサ部31と、外周部分に位置して裏面メサ部31の周囲を取り囲む裏面額縁部(外周部)32と、を有している。
裏面メサ部31は、裏面額縁部32に対して−Y’側に膨出している。裏面メサ部31は、四角錐台形状に形成されている。裏面メサ部31は、頂面34と、頂面34の周囲を取り囲む側面35と、を有している。
頂面34は、平面視において、Z’軸方向を長手方向とする矩形状に形成されている。頂面34は、Y’軸方向に直交する方向に延在する平坦面になっている。
図4に示すように、側面35は、頂面34の外周縁と裏面額縁部32の内周縁とを接続している。具体的に、側面35は、+Y’側に向かうに従い圧電板11の外周側に向けて延びる傾斜面とされている。なお、側面35の裏面額縁部32に対する傾斜角度θ3(仰角)は、例えば20°程度に形成されている。
なお、上述した各メサ部21,31の側面25,35の傾斜角度θ1,θ3は、ATカット水晶基板の自然結晶面に倣った角度未満であれば適宜変更が可能である。この場合、側面25,35は、各方向(X軸方向及びY’軸方向)を向く部分が何れも同等の角度になっていても、各方向を向く部分が何れも異なる角度になっていても構わない。但し、側面25,35のうち、少なくともX軸方向で対向する部分同士、及びY’軸方向で対向する部分同士の何れかががそれぞれ同等の角度になっていることが好ましい。
図1、図4に示すように、裏面額縁部32は、平面視で矩形枠状に形成されている。裏面額縁部32の外周縁は、外周端面15の−Y’側端縁に接続されている。なお、裏面額縁部32は、少なくとも内周部分が裏面メサ部31の頂面34と平行に延びる平坦面に形成されている。なお、裏面額縁部32は、裏面メサ部31の全周を取り囲む必要はない。裏面額縁部32は、例えば裏面メサ部31に対して少なくともX軸方向の両側、及びY’軸方向の両側の何れかに連なる構成であれば構わない。
図4に示すように、裏面額縁部32の外周部分には、外周端面15の−Y’側端縁に連なる裏面傾斜部37が形成されている。裏面傾斜部37は、外周側に向かうに従い+Y’側に延在している。なお、裏面額縁部32の内周部分に対する裏面傾斜部37の傾斜角度θ4は、例えば20°程度に形成されている。
なお、本実施形態の各傾斜部27,37は、額縁部22,32の外周部分のみに形成されているが、これに限られない。すなわち、各額縁部22,32において、平面視における各傾斜部27,37の形成範囲は適宜変更が可能である。この場合、各額縁部22,32における全体に各傾斜部27,37を形成しても構わない。また、各傾斜部27,37のY’軸方向における厚さについても、適宜変更が可能である。例えば、本実施形態では、各傾斜部27,37の外周縁同士が外周端面15を介して接続される構成について説明したが、各傾斜部27,37の外周縁同士が直接接続される構成であっても構わない。
図1、図3に示すように、電極膜12は、励振電極(第1励振電極61及び第2励振電極62)と、マウント電極(第1マウント電極63及び第2マウント電極64)と、引き回し配線(第1引き回し配線65及び第2引き回し配線66)と、を有している。なお、電極膜12は、金等の単層膜や、クロム等を下地層とし、金等を上地層とした積層膜等で形成されている。
第1励振電極61は、表面メサ部21の頂面24上に形成されている。第1励振電極61は、平面視で矩形状に形成されている。
第2励振電極62は、裏面メサ部31の頂面34上に形成されている。第2励振電極62は、平面視で矩形状に形成されている。したがって、各励振電極61,62は、Y’軸方向で重なり合っている。なお、各励振電極61は、少なくとも対応するメサ部21,31の頂面24,34に形成されていれば、対応する側面25,35や額縁部22,32に跨って形成されていても構わない。
各マウント電極63,64は、圧電板11のうち+X側端部であって、Z’軸方向の両端部にそれぞれ形成されている。
第1マウント電極63は、圧電板11のうち+X,+Z’側に位置する角部において、表面額縁部22、裏面額縁部32及び外周端面15に亘って形成されている。
第2マウント電極64は、圧電板11のうち+X,−Z’側に位置する角部において、表面額縁部22、裏面額縁部32及び外周端面15に亘って形成されている。なお、第2マウント電極64は、少なくとも裏面額縁部32側に形成されていれば構わない。
第1引き回し配線65は、圧電板11の表面13において、第1励振電極61と第1マウント電極63とを接続している。
第2引き回し配線66は、圧電板11の裏面14において、第2励振電極62と第2マウント電極64とを接続している。
<圧電振動子>
図2に示すように、本実施形態の圧電振動子1は、上述した圧電振動片10と、圧電振動片10を気密封止するパッケージ70と、を備えている。
パッケージ70は、ベース基板71と、ベース基板71に重ね合わされたリッド基板72と、を備えている。ベース基板71及びリッド基板72は、ともにセラミックス材料等により形成されている。
ベース基板71は、平面視で矩形状に形成された底壁部71aと、底壁部71aの外周縁から+Y’側に立設された側壁部71bと、を有している。側壁部71bは、底壁部71aの外周縁における全周に亘って形成されている。
底壁部71aの表面(+Y’側に位置する面)には、一対の内部電極75が形成されている。各内部電極75は、底壁部71aの+X側端部において、Z’側に間隔をあけて形成されている。また、底壁部71aの裏面(−Y側に位置する面)には、一対の外部電極(不図示)が形成されている。内部電極75及び外部電極は、底壁部71aをY’軸方向に貫通する貫通電極(不図示)によって電気的に接続されている。なお、内部電極75と外部電極との接続形態はこれに限定されるものではなく、例えば、セラミックシートの面方向に延出する配線を介して、内部電極75と外部電極とを接続する形態であってもよい。
リッド基板72は、平面視矩形の板状に形成されている。リッド基板72は、外周部分がベース基板71の側壁部71bに+Y’側から接合されている。そして、ベース基板71の底壁部71a及び側壁部71bとリッド基板72とで囲まれた領域には、気密封止されたキャビティCが形成されている。
図3に示すように、圧電振動片10は、導電ペースト等の実装部材78を介して、ベース基板71の底壁部71aに実装されている。具体的には、ベース基板71の底壁部71aに形成された一対の内部電極75に対して、圧電振動片10の対応するマウント電極63,64が裏面14側から実装される。これにより、圧電振動片10は、パッケージ70に機械的に保持されるとともに、マウント電極63,64と内部電極7とがそれぞれ導通された状態になっている。
<圧電振動片の製造方法>
次に、上述した圧電振動片10の製造方法について説明する。なお、以下の説明では、ATカット水晶基板(以下、単にウエハSという。)から複数の圧電振動片10を一括で形成する方法について説明する。
本実施形態の圧電振動片10は、主にウエハ準備工程と、外形形成工程と、メサ部形成工程と、エッチング工程と、電極膜形成工程と、個片化工程と、を経て形成される。
(ウエハ準備工程)
ウエハ準備工程では、水晶のランバート原石をATカットして一定の厚みとしたウエハS(図5参照)をラッピングして粗加工した後、加工変質層をエッチングで取り除く。その後、ポリッシュ等の鏡面研磨加工を行なって所定の厚みのウエハSを準備する。なお、以下の説明において、ウエハSの表裏面は、上述した圧電板11の表裏面に対応している。
(外形形成工程)
図5〜図8は、外形形成工程を説明するための工程図である。
図5〜図8に示すように、外形形成工程は、ウエハSのうち圧電振動片10の形成領域を圧電板11に対応する外形に形成する工程である。
まず図5に示すように、ウエハSの両面にエッチング保護膜80を成膜する。エッチング保護膜80は、例えばクロムを数10nm成膜したエッチング保護膜と、金を数10nm成膜したエッチング保護膜と、が順次積層された積層膜である。エッチング保護膜80は、ウエハSの両面に、それぞれスパッタリング法や蒸着法等によって成膜する。
次いで、ウエハSの両面において、各エッチング保護膜80上にフォトレジスト膜81を成膜する。フォトレジスト膜81は、エッチング保護膜80上に、スピンコート法等によりレジスト材料を塗布して形成する。なお、本実施形態で用いるレジスト材料としては、環化ゴム(例えば環化イソプレン)を主体にしたゴム系ネガレジストが好適に用いられている。ゴム系ネガレジストは、環化ゴムを有機溶剤に溶解し、さらにビスアジド感光剤を加えてろ過し、不純物を除去することで精製されたものである。
次に、図6に示すように、両フォトレジスト膜81に、例えば圧電板11の平面視外形に対応する外形マスク81aを形成する。具体的には、まず圧電板11の平面視外形に対応する外形パターンが形成されたフォトマスクを用いて、ウエハSの両面に形成されたフォトレジスト膜81をそれぞれ露光する。その後フォトレジスト膜81を一括して現像する。これにより、両フォトレジスト膜81に外形マスク81aが形成される。
次に、図7に示すように、両エッチング保護膜80に圧電板11の平面視外形に対応する外形パターン80aを形成する。具体的には、外形マスク81aが形成されたフォトレジスト膜81をマスクとしてエッチングを行ない、エッチング保護膜80のうちマスクされていない部分を選択的に除去する。これにより、例えば圧電板11の平面視外形に対応する外形パターン80aが両エッチング保護膜80に形成される。なお、本工程では、エッチング保護膜80及びフォトレジスト膜81が形成されたウエハSを、薬液に浸漬して行うウェットエッチング方式を用いることができる。また、エッチングの終了後には、フォトレジスト膜81を剥離しても構わない。
次に、図8に示すように、エッチング保護膜80の外形パターン80aをマスクとして、ウエハSをエッチングする(外形エッチング工程)。外形エッチング工程は、例えばウェットエッチングにより行われる。外形エッチング工程では、ウエハSの両面のうち、マスクされていない部分が選択的にエッチングされることで、ウエハSにおける外形パターン80aで覆われた部分が圧電板11に対応する外形に形成される。このとき、ウエハSは自然結晶面に倣ってエッチングされる。
以上により、外形形成工程が終了する。
(メサ部形成工程)
図9〜図12は、メサ部形成工程を説明するための工程図である。
図9〜図12に示すように、メサ部形成工程は、ウエハSに形成された圧電板11の両面にメサ部21,31(図4参照)を形成する工程である。
図9に示すように、メサ部形成工程では、上述した外形形成工程と同様に、ウエハS上にエッチング保護膜90及びフォトレジスト膜91を積層する。
次に、図10に示すように、フォトレジスト膜91にメサ部21,31の頂面24,34の平面視外形に対応するメサ部マスク91aを形成する。メサ部マスク91aの形成方法は、上述した外形マスク81a(図6参照)の形成方法と同様である。
続いて、図11に示すように、メサ部マスク91aをマスクとしてエッチング保護膜90にメサ部パターン90aを形成する。メサ部パターン90aの形成方法は、上述した外形パターン80a(図7参照)の形成方法と同様である。
続いて、図12に示すように、エッチング保護膜90のメサ部パターン90aをマスクとして、ウエハSをエッチングする(メサ部エッチング工程)。メサ部エッチング工程は、例えばウェットエッチングにより行われる。メサ部エッチング工程では、ウエハSの両面のうち、マスクされていない部分が選択的にエッチングされることで、ウエハSにおけるメサ部パターン90aで覆われた部分がメサ部21,31の頂面24,34に対応する外形に形成される。このとき、ウエハSは自然結晶面に倣って形成される。
以上により、メサ部形成工程が終了する。なお、メサ部形成工程の終了後、ウエハSは、複数の圧電板11がそれぞれ連結部を介してフレーム部(何れも不図示)に連結された状態となる。
図13は、エッチング工程を説明するための工程図である。
図13に示すように、エッチング工程では、ウエハSに対してプラズマを照射する。具体的には、図示しない真空チャンバ内にウエハSを搬送した後、図示しないプラズマガンを用いてウエハSの表面に対してY’軸方向に対して交差する方向からプラズマを照射する(例えば、図13における矢印P)。すると、ウエハSのうち、プラズマが照射された部分が選択的にエッチングされる。例えばウエハSの各圧電板11のうち、表面メサ部21の側面25や、表面額縁部22と外周端面15とのなす角部等にプラズマが照射されることで、側面25や角部等がエッチングされる。これにより、側面25や角部等が自然結晶面よりも緩やかな緩斜面となる。なお、エッチング工程で用いるエッチングガスは、例えばSF6やCHF3等の反応性ガスでもよく、Ar等の不活性ガスでも構わない。
本実施形態のエッチング工程では、各圧電板11に対してX軸方向の両側及びZ’軸方向の両側に位置する4辺全てに対してプラズマを照射する。この場合、例えば各辺ごとにプラズマを照射してもよく、各辺に対して同時にプラズマを照射してもよい。なお、エッチング工程において、ウエハSにおける平面視での中心を通りY’軸方向に延びる回転軸周りにウエハSを回転させながら、プラズマを照射しても構わない。これにより、ウエハSの各辺が同時にエッチングされるので、製造効率の向上を図ることができる。また、ウエハSの表面に対するエッチングが終了した後は、ウエハSの裏面に対しても同様のエッチングを行う。
図14は、プラズマの入射角度(°)に対する側面25,35の傾斜角度(°)の関係を示すグラフである。
図14に示すように、本実施形態のエッチング工程では、各メサ部21,31の側面25,35の傾斜角度は、プラズマの入射角度(ウエハS(圧電板11)の表面に対する角度)が増加するに従い増加する傾向にある。そこで、エッチング工程では、圧電板11の表面に対するプラズマの照射角度を30°以下に設定することが好ましい。これにより、側面25,35の側面が自然結晶面よりも緩やかな緩斜面となる。特に、本実施形態では、プラズマの入射角度を6°程度に設定することがより好ましい。これにより、メサ部21,31の側面25,35の傾斜角度が20°程度に形成される。なお、プラズマの入射角度とは、プラズマガンの照射方向と、X,Z’軸面と、のなす角度である。
(電極膜形成工程及び個片化工程)
次に、電極膜形成工程において電極膜12をウエハS上に形成した後、個片化工程においてウエハSを各圧電板11毎に個片化する。
以上の工程により、ウエハSから複数の圧電振動片10を一括して製造することができる。なお、本実施形態では、外形形成工程の後、メサ部形成工程を行う方法について説明したが、これに限らず、メサ部形成工程の後、外形形成工程を行っても構わない。
このように、本実施形態では、エッチング工程において、ウエハS(圧電板11)のY’軸方向に交差する方向からプラズマを照射する構成とした。
この構成によれば、圧電板11におけるメサ部21,31の側面25,35や、額縁部22,32と外周端面15とのなす角部等が自然結晶面よりも緩やかな緩斜面に形成される。これにより、圧電板11の各稜線(例えば、頂面24,34と側面25,35との稜線や、側面25,35と額縁部22,32との稜線、額縁部22,32と外周端面15との稜線等)において不要振動が誘発されるのを抑制できる。
また、プラズマを照射することで、圧電板11の外面上の微細な凹凸を除去し、外面全体を平滑面に形成することができる。これにより、圧電板11の外面上で不要振動が誘発されるのを抑制できる。
その結果、CI値を低減して、振動特性に優れた圧電振動片10を提供できる。
特に、本実施形態では、圧電板11にメサ部21,31を形成することで、振動発生源(励振電極61,62が形成された部分)で発生する振動エネルギーをメサ部21,31内に閉じ込めることが可能になる。
特に、本実施形態では、メサ部21,31に対してプラズマを照射することで、メサ部21,31の側面25,35を緩斜面に形成できる。これにより、CI値の増加を抑えた上で、メサ部21,31のY’軸方向における厚さを増加することができ、上述した閉じ込め効果が顕著に奏功される。
さらに、額縁部22,32に対してプラズマを照射することで、額縁部22,32と外周端面15との角部を緩斜面に形成できる。これにより、側面25,35と額縁部22,32との稜線、額縁部22,32と外周端面15との稜線等において不要振動が誘発されるのを抑制できる。
また、エッチング工程において、ウエハS(圧電板11)の表面に対するプラズマの入射角度を30°以下に設定することで、上述した側面25,35や角部等を確実に緩斜面にすることができる。これにより、不要振動が誘発されるのを確実に抑えることができる。
本実施形態では、圧電板11がZ’軸方向を長手方向とする矩形板状に形成されているため、圧電板11を小型化した場合であっても低いCI値を維持できる。すなわち、ATカット水晶基板はX軸とZ’軸で構成される。このような構成のもと、ATカット水晶基板が厚み滑り振動をしているとき、X軸とZ’軸では電気偏極が生じる。電気偏極は電荷の偏りであり、X軸では正弦波状、Z’軸では直線状になる。電気偏極が直線状になるZ’軸方向を圧電板11の長手方向とすることで、最も強い電荷が生じる辺を長くすることができる。強い電荷が生じる領域が広がれば、よりCI値は低くなる。したがって、Z’軸を長辺とすることでより低いCI値を維持することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。図15は、第2実施形態に係る圧電振動片110の平面図である。第2実施形態では、圧電板111に突出部112,113を形成した点で第1実施形態と相違している。なお、以下の説明では、上述した第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図15に示すように、本実施形態の圧電板111は、振動部114と、突出部(第1突出部112及び第2突出部113)と、を有している。
振動部114は、上述した第1実施形態におけるメサ部21,31及び額縁部22,32を有する部分である。
突出部112,113は、振動部114のうち、+X側端部であって、Z’軸方向の両端部にそれぞれ形成されている。
第1突出部112は、平面視で平行四辺形に形成されている。第1突出部112は、振動部114のうち+X,+Z’側に位置する角部において、+X側に位置する部分からY’軸方向に直交する方向に突出している。具体的に、第1突出部112は、平面視において、+X側に向かうに従い+Z’側に傾斜している。 第1突出部112には、第1マウント電極121が形成されている。第1マウント電極121は、第1突出部112の全面(表面13、裏面14及び外側端面15)に亘って形成されている。第1突出部112は、圧電板11の表面13上において、第1引き回し配線125を介して第1励振電極61に接続されている。
第2突出部113は、平面視で平行四辺形に形成されている。第2突出部113は、振動部114のうち+X,−Z’側に位置する角部において、+X側に位置する部分からY’軸方向に直交する方向に突出している。具体的に、第2突出部113は、平面視において、+X側に向かうに従い−Z’側に傾斜している。
第2突出部113には、第2マウント電極122が形成されている。第2マウント電極122は、第2突出部113の全面(表面13、裏面14及び外側端面15)に亘って形成されている。第2突出部113は、圧電板11の裏面14上において、第2引き回し配線126を介して第2励振電極62に接続されている。
各突出部112,113における表面13の外周部分には、表面傾斜部115が形成されている。表面傾斜部115は、外周側に向かうに従い−Y’側に延在している。各突出部112,113の表面傾斜部115は、各突出部112,113と振動部114との接続部分で表面額縁部22の表面傾斜部27に連なっている。また、表面傾斜部115の−Y’側端縁は、外周端面15の+Y’側端縁に連なっている。
また、各突出部112,113における裏面14の外周部分には、裏面傾斜部116が形成されている。裏面傾斜部116は、外周側に向かうに従い+Y’側に延在している。各突出部112,113の裏面傾斜部116は、各突出部112,113と振動部114との接続部分で裏面額縁部32の裏面傾斜部37に連なっている。また、裏面傾斜部116の+Y’側端縁は、外周端面15の−Y’側端縁に連なっている。
なお、各突出部112,113は、上述した第1実施形態の外形形成工程において、圧電板111の平面視外形に対応する形状にウエハSをエッチングすることで形成される。その後、圧電板111の外形形状が形成されたウエハSに対して、上述したエッチング工程と同様にプラズマを照射する。これにより、各突出部112,113の傾斜部115,116が形成される。
なお、本実施形態において、各突出部112,113のY’軸方向の厚さは、メサ部21,31の頂面24,34間の離間距離と同等になっている。但し、各突出部112,113のY’軸方向の厚さは、額縁部22,32の離間距離と同等であっても構わない。
本実施形態では、パッケージ70に圧電振動片110を実装するためのマウント領域として、突出部112,113を利用することで、振動部114の振動発生源(励振電極61,62が形成されている部分)とマウント領域との間の間隔を確保できる。これにより、振動発生源で発生する振動エネルギーがマウント領域を経て実装部材78やパッケージ70に伝播するのを抑制し、振動漏れを抑制できる。
また、圧電板111と実装部材78との付着面積を確保できるので、実装部材78と圧電板111との接合強度を確保できる。
その結果、小型化を図った上で、長期に亘って優れた振動特性を備える圧電振動片110を提供できる。
さらに、突出部112,113とメサ部21,31との間に額縁部22,32が配置されるので、メサ部21,31に実装部材78(図3参照)が付着するのを抑制できる。その結果、上述した振動漏れを抑制できるとともに、振動発生源の振動が実装部材78によって阻害されるのを抑制できる。その結果、優れた振動特性を得ることができる。
特に、本実施形態では、突出部112,113に傾斜部115,116が形成されているため、突出部112,113の表面13,14が平坦面に形成されている場合に比べて、突出部112,113の表面積を確保できる。これにより、突出部112,113と実装部材78との付着面積を確保し、実装部材78と圧電板111との接合強度をより向上させることができる。
なお、突出部112,113は、電気的導通及び機械的強度のうち、少なくとも一方に寄与する構成であれば構わない。すなわち、突出部112,113は、少なくとも一部が実装部材78に接合される構成であればよい。この場合、例えば実装部材78の一部が振動部114に付着してもよい。また、マウント電極121,122は振動部114に形成されていても構わない。
また、突出部112,113の平面視外形は、適宜変更が可能である。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、上述した実施形態で挙げた構成等はほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、圧電板が、Z’軸方向を長手方向とする構成について説明したが、これに限らず、X軸方向を長手方向としても構わない。
上述した実施形態では、圧電板11における各辺に対してプラズマを照射する構成について説明したが、圧電板11における少なくとも一辺に対してプラズマが照射されていれば構わない。但し、圧電板11における面内方向(X,Z’軸方向)のうち、少なくとも一方向の両側からそれぞれプラズマを照射することが好ましい。
この構成によれば、圧電板11の面内方向のうち、少なくとも一方向の両側からそれぞれプラズマを照射することで、圧電板のうち一方向で対向する辺が一方向の中心を通りY’軸方向に延びる対称線を軸として線対称となり易い。これにより、CI値を低減して、安定した振動特性を得ることができる。
上述した実施形態では、各メサ部21,31の平面視外形を矩形状に形成した場合について説明したが、これに限らず、円形等、適宜変更可能である。
上述した実施形態では、圧電振動片として、メサ型のうち、表面13及び裏面14にそれぞれ一段のメサ部21,31が形成された構成について説明したが、これに限られない。例えば、メサ部を多段に形成してもよく、表面13及び裏面14の何れか一方の面のみにメサ部を形成しても構わない。
また、圧電振動片としては、メサ型に限らず、いわゆる逆メサ型やベベル型、コンベックス型であってもよく、平板状であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
10…圧電振動片
11…圧電板
13…表面(第1面、一方の面)
14…裏面(第2面、一方の面)
21…表面メサ部(メサ部)
22…表面額縁部(外周部)
31…裏面メサ部(メサ部)
32…裏面額縁部(外周部)
61…第1励振電極(励振電極)
62…第2励振電極(励振電極)
110…圧電振動片
111…圧電板
112…第1突出部(突出部)
113…第2突出部(突出部)
114…振動部

Claims (5)

  1. ATカット水晶基板からなる圧電板の厚さ方向で対向する第1面及び第2面のうち、少なくとも一方の面に、厚さ方向に膨出するメサ部と前記メサ部の外側に位置する外周部とを形成するメサ部形成工程と、
    前記メサ部形成工程が終了した後に、前記圧電板の前記一方の面に対してプラズマを照射するエッチング工程と、
    エッチング工程が終了した後に、電極膜をウエハ上に形成する電極膜形成工程を有し、
    前記エッチング工程では、前記メサ部及び前記外周部に対して前記厚さ方向に交差する方向からプラズマを照射することを特徴とする圧電振動片の製造方法。
  2. 前記エッチング工程では、前記圧電板の前記一方の面に対するプラズマの入射角度を30°以下に設定することを特徴とする請求項1に記載の圧電振動片の製造方法。
  3. 前記エッチング工程では、前記圧電板の面内方向のうち、少なくとも第1方向の両側からそれぞれプラズマを照射することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧電振動片の製造方法。
  4. 前記エッチング工程では、前記厚さ方向を回転軸として前記圧電板を回転させながらプラズマを照射することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の圧電振動片の製造方法。
  5. 前記圧電板は、前記厚さ方向から見た平面視において、前記ATカット水晶基板のZ’
    軸方向を長手方向とする矩形板状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の圧電振動片の製造方法。
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