JP6737201B2 - 編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネスの外周面を編組カバーで保護する編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法に関するものである。
従来、複数の電線等の配線材を束ねてなるワイヤハーネスでは、例えば特開2015−23660号公報(特許文献1)の図1に記載されているように、編組糸を編み組みした編組カバーを用いて外周面を結束および保護することが行われていた。
ところで、ワイヤハーネスの外周面を結束および保護する編組カバーでは、例えば特許文献1の図1に記載されているように、ワイヤハーネスの先端側の外周面において編組カバーの編組開始端に設けられた端末処理部が突設されていた。かかる端末処理部は編組カバーを構成する編組糸が解けないように相互に溶着されて一体化されたものである。なお、特許文献1においては、かかる端末処理部は、ワイヤハーネスの外周面に編組カバーを形成する際にフックを掛けてワイヤハーネスを上方に引っ張り上げるために用いられている。
ところが、このような構成の編組カバーでは、ワイヤハーネスの外周面に編組糸が溶着された硬い端末処理部が突設されていることから、端末処理部が近接するワイヤハーネス等の他部材と接触することによって他部材にダメージを与えるおそれがあった。そこで、かかる端末処理部の突出を無くするために、端末処理部をワイヤハーネスの外周面に対してテープ巻き固定することが考えられるが、編組後の余分な工程が必要となることから望ましい対策とは言えず、さらなる改善が求められていた。
特開2015−23660号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、編組後の余分な工程を増やすことなく、編組カバーと他部材の干渉を防止することができる、新規な編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法を提供することにある。
編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法に関する本発明の第一の態様は、ワイヤハーネスの外周面に編組糸が編組されて形成された編組カバーが装着されてなる編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法であって、編組機の下方から前記ワイヤハーネスを挿し入れ、端末処理部が設けられた編組開始端を前記ワイヤハーネスの所定の位置に配置するワイヤハーネス設置工程と、前記ワイヤハーネスを前記編組機の下方に押し込みつつ前記ワイヤハーネスの前記外周面に前記編組糸を編組することにより、前記編組開始端から前記編組機の上方に向かって編組されて前記端末処理部を外周側から覆う折り返し部を形成する折り返し部形成工程と、前記折り返し部形成工程の完了後に、前記ワイヤハーネスを前記編組機の上方に引き上げつつ前記編組糸を編組することにより、前記折り返し部の外周面上と前記折り返し部を超えた前記編組機の下方に向かって編組された外周側編組部を形成する外周側編組部形成工程とを含むことを特徴とする。
本態様によれば、ワイヤハーネス設置工程でワイヤハーネスを編組機に設置した後、はじめにワイヤハーネスを編組機の下方に押し込みつつ編組を行う折り返し部形成工程が実行されて、編組開始端の端末処理部から上方に向かって編組された折り返し部を容易に形成することができる。その後、ワイヤハーネスを上方に引き上げつつ編組を行う外周側編組部形成工程を実行することで、折り返し部の外周側に外周側編組部を重ね合わせて下方に延出するように編組することができる。これにより、編組カバーの一端側において、端末処理部が径方向内側に折り返された状態、すなわち、編組開始端の端末処理部から上方に向かって編組された折り返し部が外周側に設けられた外周側編組部で覆われた状態を、編組時のワイヤハーネスの引張方向を変更するだけの簡単な方法により容易かつ効率的に製造することができる。それゆえ、端末処理部をワイヤハーネスの外周面に対してテープ巻き固定するといった、編組後の余分な工数を増やすことなく、編組カバーの外周側への端末処理部の突出を防いで、編組カバーと他部材との干渉を未然に防止することができる。
編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法に関する本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載の編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法において、前記ワイヤハーネスの前記外周面には、前記折り返し部の形成部位を示す表示が設けられており、前記表示に従って前記折り返し部が形成されているものである。
本態様によれば、ワイヤハーネスの外周面に折り返し部の形成部位を示す表示が設けられており、表示に従って折り返し部が形成されている。これにより、折り返し部を所定の位置に形成することが容易にできるようになっている。
本発明によれば、編組カバーの軸方向一端側において、編組開始端に設けられた端末処理部が編組カバーの径方向内側に折り返された折り返し部が設けられている。これにより、編組カバーの端末処理部を編組カバーの外面に突出しないように外周側から編組カバーで覆うことができるようになっている。それゆえ、編組後において端末処理部をワイヤハーネスの外周面に対してテープ巻き固定する等の余分な工数を増やすことなく、編組カバーの外周側への端末処理部の突出を防いで、編組カバーと他部材との干渉を未然に防止することができる。
本発明の一実施形態としてのワイヤハーネスの保護構造を用いて、外周面が編組カバーで保護された編組カバー付ワイヤハーネスを示す正面図。 図1におけるII−II断面要部拡大図。 本実施形態の編組カバー付ワイヤハーネスを製造するために用いられる編組機を示す正面図。 本実施形態の編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法を説明するための正面図であって、図1に相当する図((a)ワイヤハーネス設置工程前、(b)ワイヤハーネス設置工程後、(c)折り返し部形成工程後、(d)外周側編組部形成工程後、(e)端末処理後)。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜2には、本発明の一実施形態に従うワイヤハーネスの保護構造を用いて、ワイヤハーネス10の外周面12が編組カバー14で覆われることにより保護された編組カバー付ワイヤハーネス16が示されている。なお、以下の説明において、上方とは、図1〜2中の上方、下方とは、図1〜2中の下方を言い、また軸方向とは、図1〜2中の上下方向、径方向とは、図1〜2中の左右方向を言うものとする。また、理解を容易とするため、図1(図4(e))では後述する結束テープ33を、また図2ではワイヤハーネス10および後述する折り返し部36の形成部位を示す表示としてのテープ42を、仮想線で記載している。
ワイヤハーネス10は、複数(本実施形態では8本)の配線材である電線18を束ねて構成されており、その両側の端末にはコネクタ20a,20bが設けられている。かかるコネクタ20a,20bを構成するコネクタハウジング22a,22bはいずれも略ブロック形状とされており、例えばポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等の合成樹脂により射出成形等によって一体形成されている。コネクタハウジング22a,22bの内部には、図示しない複数のキャビティがワイヤハーネス10の軸方向に向かって貫通形成されており、複数の電線18の両側の端末に設けられた図示しないコネクタ端子がそれぞれ複数のキャビティに挿入されて、複数のキャビティ内の所定の位置に配設されるようになっている。そして、かかるコネクタ20a,20bが図示しない相手側のコネクタと嵌合されることにより、ワイヤハーネス10が、相手側のコネクタから延出する図示しないワイヤハーネスと電気的に接続されるようになっている。
図1〜2に示されているように、このように形成されたワイヤハーネス10を構成する複数の電線18の束の外周面12が編組カバー14で覆われて保護されることにより編組カバー付ワイヤハーネス16が形成されている。より詳細には、編組カバー14は、複数本の化学繊維糸や金属糸等からなる編組糸24が外周面12に密着するようにメッシュ状に編まれて形成され筒形状とされた筒状部26を有して構成されており、化学繊維糸や金属糸等の有する可撓性により、径方向および軸方向に若干伸縮可能となっている。かかる化学繊維糸としては、例えばある程度の耐摩耗性、耐油性、柔軟性を有するポリアミド系繊維などが用いられる一方、金属糸としては、導電性を有する金属材料であればよいが、好ましくは軽量なアルミニウムやその合金などが用いられる。
図1に示されているように、編組カバー14の筒状部26の軸方向一端側28a(図1中、上端側)および軸方向他端側28b(図1中、下端側)には、それぞれ端末処理部30a,30bが形成されている。かかる端末処理部30a,30bは、メッシュ状に編まれて形成された複数本の化学繊維糸や金属糸等からなる編組糸24の筒状部26が、編組カバー14の軸方向一端側28aおよび軸方向他端側28bにおいて取りまとめられて溶着されると共に必要に応じてかかる溶着部分に結束テープ32を巻き付けて溶着部分を覆うことによって端末処理がなされた構成を有している。なお、端末処理部30a,30bはそれぞれ、軸方向一端側28aや軸方向他端側28bからコネクタ20a,20b側に向かって突出するように形成されている一方、端末処理部30bは、結束テープ33によりワイヤハーネス10の外周面12に対してテープ巻き固定されている。また、本実施形態では、編組カバー14の筒状部26の軸方向一端側28aが編組開始端34aとされている一方、編組カバー14の筒状部26の軸方向他端側28bが編組終了端34bとされている。
図1および図2に示されているように、編組カバー14の軸方向一端側28aにおいて、端末処理部30aはそのまま(図1中、斜め上方に向かって突出するようにされたまま)にして、筒状部26の編組開始端34aを編組カバー14の径方向(図1中、左右方向)内側および下方に向かって折り返す(図2参照)ことにより折り返し部36が形成されている。このように、編組カバー14の軸方向一端側28aには、編組開始端34aに設けられた端末処理部30aと共に編組糸24の筒状部26の編組開始端34aが編組カバー14の径方向内側に折り返されることにより折り返し部36が形成されるようになっているのである。そして、折り返し部36の上端部38からワイヤハーネス10の下端側(図1〜2中、下側)の編組終了端34bに到る部位によって外周側編組部40が構成されているのである。かかる外周側編組部40は、折り返し部36の外周面に重ね合されると共に、さらに下方に向かって延出してワイヤハーネス10を構成する電線18の束の外周面12に密着してカバーするように構成されている。
本実施形態では、折り返し部36の軸方向の長さ寸法:L(図2参照)は20〜30mmとされている。これにより、折り返し部36と、折り返し部36の外周面に重ね合される外周側編組部40とのラップ代が十分に確保されるようになっていることから、編組開始端34aに設けられた端末処理部30aを編組カバー14の折り返し部36と外周側編組部40で覆うことができ、端末処理部30aが編組カバー14の外部に露出することを確実に防止することができるようになっている。しかも、図1および図2に示されているように、ワイヤハーネス10を構成する電線18の束の外周面12には、折り返し部36の形成部位を示す表示としてのテープ42が巻かれている。これにより、編組カバー14の軸方向一端側28aを編組カバー14の径方向内側に折り返すことにより折り返し部36を形成する際に、折り返し部36の開始端である編組開始端34aと折り返し部36の終端である上端部38(図2参照)をワイヤハーネス10を構成する電線18の束の外周面12の所定位置に位置決め配置することが容易にできるようになっているのである。
次に、このような編組カバー付ワイヤハーネス16を製造するのに好適に用いることのできる、編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法に関する本発明の一実施形態を、図3および図4を参照しつつ説明する。
先ず、図4(a)に示すワイヤハーネス10を準備する。前述したように、かかるワイヤハーネス10を構成する電線18の束の外周面12には、折り返し部36の形成部位を示す表示としてのテープ42が巻かれている。続いて、図3に示されているように、かかるワイヤハーネス10を編組機44の下方から挿し入れるワイヤハーネス設置工程が実行される。より詳細には、編組機44は、中心部に板厚方向(図3中、上下方向)に貫通する略円形断面形状のワイヤハーネス挿通孔46を有する円盤形状の台板48と、台板48上に設けられた複数のボビン50から化学繊維糸や金属糸等からなる編組糸24が組紐の組成点へ供給されるようになっており、ワイヤハーネス10を構成する電線18の束の外周面12に複数の編組糸24が交錯旋回されることにより組紐状の編組カバー14が編組されるようになっている。なお、このような編組機44は、例えばマンドレル等の芯体の周囲に組紐状に編組する装置として公知のものを用いることが可能である。そして、図3および図4に示されているように、複数のボビン50から編組糸24を取り出して溶着すると共に先端部に結束テープ32を巻き付けることにより、端末処理部30aを形成する。続いて、編組機44の下方からワイヤハーネス10をワイヤハーネス挿通孔46を通して挿し入れて、端末処理部30aにつながる複数のボビン50から延出する編組糸24の隙間を通して、ワイヤハーネス10を構成するコネクタハウジング22aを上方に突出させる。そして、端末処理部30aの基端部を、折り返し部36の形成部位を示すテープ42の下端部に配設することにより、ボビン50から延出する編組糸24が巻き付けられた編組開始端34aを所定の位置であるテープ42の下端部に容易に位置決め配置できるようになっている(図3および図4(b)参照)。これにより、ワイヤハーネス設置工程が完了する。
次に、このようにして編組機44内に位置決め配置されたワイヤハーネス10の上端部を持ち、編組機44を動作させて編組を行いつつワイヤハーネス10を編組機44の下方に向かって押し込むことにより、ワイヤハーネス10の外周面12に対して編組開始端34aから編組機44の上方に向かって編組することが可能となっている。かかる編組を折り返し部36の形成部位を示すテープ42に従って行うすなわちテープ42の上端部まで行うことにより、ワイヤハーネス10の外周面12の所定の位置すなわちテープ42上に折り返し部36を形成することができるのである(図4(c)参照)。このようにして、編組開始端34aから編組機44の上方に向かって編組された折り返し部36を形成する折り返し部形成工程が実行されるのである。
続いて、折り返し部形成工程の完了後に、編組作業を継続した状態で、ワイヤハーネス10を編組機44の上方に向かって引き上げることにより、折り返し部36の編組終了端である上端部38から折り返し部36の外周面上と折り返し部36を超えた編組機44の下方に向かって編組することが可能となっている。かかる編組を行うことにより、折り返し部36の外周面上と折り返し部36を超えたワイヤハーネス10の外周面12上に亘って延びる外周側編組部40を形成することができるのである(図4(d)参照)。このようにして、折り返し部36の編組終了端である上端部38から編組機44の下方に向かって軸方向他端側28bの編組終了端34bまで編組された、外周側編組部40を形成する外周側編組部形成工程が実行されるのである。
最後に、図4(e)に示されているように、かかる外周側編組部形成工程の後に、編組カバー14の筒状部26が軸方向他端側28bの編組終了端34bにおいて取りまとめられて溶着されると共に結束テープ32が巻き付けられて端末処理部30bが形成されるようになっている。そして、かかる端末処理部30bは、結束テープ33によりワイヤハーネス10の外周面12に対してテープ巻き固定されるようになっている。あるいは、端末処理部30bを筒状部26の内部に折り返して収容してもよい。以上の結果、ワイヤハーネス10の外周面12に編組糸24が編組されて形成された編組カバー14が装着されてなる編組カバー付ワイヤハーネス16を得ることができるようになっている。
このような製造方法によって得られた編組カバー付ワイヤハーネス16によれば、編組カバー14の軸方向一端側28aにおいて、編組開始端34aに設けられた端末処理部30aと共に編組糸24の筒状部26の編組開始端34aが編組カバー14の径方向内側に折り返されることにより、折り返し部36が形成されるようになっている。これにより、編組カバー14の軸方向一端側28aに形成された端末処理部30aを編組カバー14の外面に突出しないように外周側から編組カバー14で覆うことができる。それゆえ、端末処理部30aをワイヤハーネス10の外周面12に対してテープ巻き固定するといった、編組後の余分な工数を増やすことなく、編組カバー14の外周側への端末処理部30aの突出を防いで、編組カバー14と図示しない他部材との干渉を未然に防止することができるのである。
加えて、本実施形態の製造方法によれば、ワイヤハーネス設置工程でワイヤハーネス10を編組機44に設置した後、はじめにワイヤハーネス10を編組機44の下方に押し込みつつ編組を行う折り返し部形成工程を実行することにより、編組開始端34aから上方に向かって編組された折り返し部36を容易に形成することができるようになっている。さらに、引き続いて、ワイヤハーネス10を編組機44の上方に引き上げつつ編組を行う外周側編組部形成工程を実行することにより、折り返し部36の外周面上と折り返し部36を超えた編組機44の下方に向かって編組することが可能となっている。それゆえ、編組カバー14の軸方向一端側28aに形成された端末処理部30aを編組カバー14の外面に突出しないように外周側から編組カバー14で覆うことが、編組時のワイヤハーネス10の引張方向を下方から上方に途中から変更するだけの簡単な方法により容易かつ効率的に製造することができるようになっているのである。
以上、本発明の複数の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの具体的な記載によって限定されない。例えば、上記実施形態の編組カバー付ワイヤハーネス16およびその製造法では、編組カバー14の軸方向一端側28aに形成された端末処理部30aは、溶着されると共に結束テープ32が巻き付けられて構成されていたが、本実施形態では編組カバー14の外面に突出しないように外周側から編組カバー14で覆われていることから、溶着されずに結束テープ32だけで簡易固定されていてもよい。また、本実施形態では、折り返し部36の形成部位を示す表示としてテープ42を採用したが、例えば布を巻き付けたりインクを付ける等の任意の手段が採用可能である。
10:ワイヤハーネス、12:外周面、14:編組カバー、16:編組カバー付ワイヤハーネス、24:編組糸、28a:一端側、30a,b:端末処理部、34a:編組開始端、36:折り返し部、40:外周側編組部、42:テープ(表示)、44:編組機

Claims (2)

  1. ワイヤハーネスの外周面に編組糸が編組されて形成された編組カバーが装着されてなる編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法であって、
    編組機の下方から前記ワイヤハーネスを挿し入れ、端末処理部が設けられた編組開始端を前記ワイヤハーネスの所定の位置に配置するワイヤハーネス設置工程と、
    前記ワイヤハーネスを前記編組機の下方に押し込みつつ前記ワイヤハーネスの前記外周面に前記編組糸を編組することにより、前記編組開始端から前記編組機の上方に向かって編組されて前記端末処理部を外周側から覆う折り返し部を形成する折り返し部形成工程と、
    前記折り返し部形成工程の完了後に、前記ワイヤハーネスを前記編組機の上方に引き上げつつ前記編組糸を編組することにより、前記折り返し部の外周面上と前記折り返し部を超えた前記編組機の下方に向かって編組された外周側編組部を形成する外周側編組部形成工程とを含む
    ことを特徴とする編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法。
  2. 前記ワイヤハーネスの前記外周面には、前記折り返し部の形成部位を示す表示が設けられており、前記表示に従って前記折り返し部が形成されている請求項に記載の編組カバー付ワイヤハーネスの製造方法。
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