JP6736780B2 - 油圧テンショナ - Google Patents

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Description

本発明は、油圧テンショナに関する。
自動二輪車等の鞍乗型車両には、内燃機関のカムチェーンのたるみを調整する油圧テンショナ(油圧式のチェーンテンショナとも称する)を備えたものがある。
この種の油圧テンショナには、油圧室からリークしたオイルが流入するとともにプランジャの後退により容積が大きくなる第二油圧室と、第二油圧室の所定以上の高圧でオイルを開放するリリーフバルブユニットとを有した構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−89843号公報
しかし、従来の油圧テンショナは、油圧室、及び第二油圧室が比較的高圧に保たれるため、供給されるオイルが低圧の場合、油圧室にオイルが十分に充填されないおそれが生じる。例えば、小排気量の内燃機関の場合、大排気量の内燃機関と比べてオイルポンプの吐出圧が低くなるため、油圧室にオイルが十分に充填されない事態が生じやすい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、油圧が低い場合でも油圧室へオイルを供給し易くすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、一方が開放した収納穴(72A)が形成されるテンショナボディ(72)と、前記収納穴(72A)に摺動可能に挿入されるプランジャ(75)と、前記収納穴(72A)と前記プランジャ(75)との間に形成される油圧室(93)に伸縮自在に収納されて前記プランジャ(75)を前進方向に付勢する付勢手段(83)とを備えた油圧テンショナにおいて、前記油圧室(93)に連通し、前記油圧室(93)にオイルを供給するオイル供給部(94)と、前記油圧室(93)と前記オイル供給部(94)との間に配置されるチェックバルブユニット(95)と、前記油圧室(93)よりも低圧に構成され、前記油圧室(93)からのオイルが流入する第二油圧室(97)とを備え、前記第二油圧室(97)には、前記油圧テンショナ外へオイルを排出する排出油路(98)が設けられていることを特徴とする。
上記発明において、前記オイル供給部(94)は、オイルが流入する第三油圧室(92)を有し、前記第三油圧室(92)は、前記第二油圧室(97)よりも高圧でもよい。
また、上記発明において、前記収納穴(72A)の一端を閉塞するフランジ部材(76)を備え、前記フランジ部材(76)には、前記オイル供給部(94)の少なくとも一部を構成する供給油路(81C)が設けられ、前記供給油路(81C)は、前記第三油圧室(92)に連通し、前記第三油圧室(92)の中心軸は、前記供給油路(81C)に対して交わると共に前記供給油路(81C)よりも大径でもよい。
また、上記発明において、前記プランジャ(75)の内側に内筒(86)を備え、前記プランジャ(75)は、前記内筒(86)の外周面を、前記前進方向及びその反対方向に摺動する摺動部(75S)を有し、前記プランジャ(75)と前記内筒(86)との間に前記油圧室(93)が形成され、前記油圧室(93)からのオイルは、前記摺動部(75S)と前記内筒(86S)との間の境界部分(K1)を通って前記第二油圧室(97)に流入してもよい。
また、上記発明において、前記第二油圧室(97)は、前記テンショナボディ(72)と、前記プランジャ(75)と、前記内筒(86)と、前記フランジ部材(76)とにより囲まれた部分でもよい。
また、上記発明において、前記油圧テンショナは、鞍乗型車両(10)に搭載される内燃機関(41)に取り付けられ、前記フランジ部材(76)には、前記供給油路(81C)から下方に分岐して前記第三油圧室(92)につながる分岐油路(91)が設けられ、前記鞍乗型車両(10)が接地した状態で、前記供給油路(81C)は水平面に対して傾斜し、前記フランジ部材(76)における前記供給油路(81C)の入口(81C1)は、前記フランジ部材(76)における前記供給油路(81C)の出口(81C2)よりも下方に配置されてもよい。
本発明の油圧テンショナは、オイル供給部からオイルが供給される油圧室よりも低圧に構成され、前記油圧室からのオイルが流入する第二油圧室を備え、前記第二油圧室には、油圧テンショナ外へオイルを排出する排出油路が設けられているので、油圧室のオイルが低圧室に引き込まれ易くなり、油圧が低い場合でも油圧室へオイルを供給し易くなる。
上記発明において、前記オイル供給部は、オイルが流入する第三油圧室を有し、前記第三油圧室は、前記第二油圧室よりも高圧であるので、第三油圧室と第二油圧室との差圧によって、油圧が低い場合でも油圧室にオイルをより供給し易くなる。
また、上記発明において、プランジャが挿入される収納穴の一端を閉塞するフランジ部材には、オイル供給部の少なくとも一部を構成する供給油路が設けられ、前記供給油路は、前記第三油圧室に連通し、前記第三油圧室の中心軸は、前記供給油路に対して交わると共に前記供給油路よりも大径であるので、オイル供給が停止している状態から始動した際等に、オイル供給部からの油圧を遅滞なくプランジャに伝えることができる。
また、上記発明において、プランジャは、このプランジャの内側に位置する内筒の外周面を摺動する摺動部を有し、前記プランジャと前記内筒との間に形成された前記油圧室のオイルは、前記摺動部と前記内筒との間の境界部分を通って前記第二油圧室に流入するので、油圧室を高圧に保つことが容易になると共に、油圧室のオイルを第二油圧室に流すことができる。
また、上記発明において、前記第二油圧室は、前記テンショナボディと、前記プランジャと、前記内筒と、前記フランジ部材とにより囲まれた部分であるので、部品点数を増やさずに第二油圧室を形成し易くなる。
また、上記発明において、前記油圧テンショナは、鞍乗型車両に搭載される内燃機関に取り付けられ、前記フランジ部材には、前記供給油路から下方に分岐して前記第三油圧室につながる分岐油路が設けられ、前記鞍乗型車両が接地した状態で、前記供給油路は水平面に対して傾斜し、前記フランジ部材における前記供給油路の入口は、前記フランジ部材における前記供給油路の出口よりも下方に配置されているので、オイルに混入した空気(気泡に相当)を、供給油路の出口へと導くことができ、第三油圧室に流入し難くすることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る油圧テンショナを使用した鞍乗型車両の右側面図である。 図2は、図1のII−II断面図である。 図3は、エンジン内のカムチェーンを周辺構成と共に示す側断面図である。 図4は、油圧テンショナを周辺構成と共に示す図である。 図5は、図4の摺動部を周辺構成と共に拡大した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右、及び上下などの各方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一である。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は本発明の実施形態に係る油圧テンショナ71を使用した鞍乗型車両10の右側面図である。この鞍乗型車両10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11にスイング自在に支持されたパワーユニット12とを備え、いわゆるユニットスイング型の自動二輪車(スクータ型車両とも称する)である。また、この鞍乗型車両10は、パワーユニット12が有するエンジン41が小排気量(例えば300cc未満)の小型車両である。
車体フレーム11は、前端に設けられたヘッドパイプ13から後下方に延びるフロントフレーム14と、フロントフレーム14の後端部から後上方に延びるセンターフレーム15と、センターフレーム15の後端部に設けられるリヤフレーム16とを備えている。
ヘッドパイプ13は、操向ハンドル21を操向自在に支持する。フロントフレーム14は、ヘッドパイプ13から下方に延びるダウンフレーム22と、ダウンフレーム22の下部から後方に延出して乗員の足置きとなるステップフロア部23とを備えている。
センターフレーム15は、ステップフロア部23後方で左右に間隔を空けて後方に延出し、ステップフロア部23の後方かつ上方にピボット軸25を支持する。センターフレーム15は、このピボット軸25を介してパワーユニット12を上下にスイング自在に支持する。また、センターフレーム15は、パワーユニット12の上方に収納ボックス26を支持する。収納ボックス26の上面には、収納ボックス26を開閉自在に乗員シート27が取り付けられる。リヤフレーム16は、金属パイプで構成され、乗員シート27の後方に燃料タンク28を支持する。
操向ハンドル21にはフロントフォーク29が連結され、このフロントフォーク29の下端部に前輪30が回転自在に支持される。パワーユニット12は、内燃機関を構成するエンジン41と変速装置42(後述する図2)とを一体に備えたユニットであり、パワーユニット12の後部に後輪31を回転自在に支持する。
パワーユニット12とセンターフレーム15との間はリヤクッション32が介挿されている。なお、図1中、符号34はヘッドライト、35はメータユニット、36はフロントカウル、37はリヤカウル、38はフロントフェンダである。
図2は図1のII−II断面図であり、パワーユニット12の内部構造を周辺構成と共に示した図である。
エンジン41は、単気筒の4サイクルエンジンであり、クランクケース43からシリンダ部44が水平に近い状態まで前傾する前傾エンジンに形成されている。シリンダ部44は、クランクケース43側から順に、シリンダブロック45、シリンダヘッド46、シリンダヘッドカバー47を有している。
シリンダ部44の内部には、ピストン48が摺動自在に配置される。クランクケース43には、ピストン48にコンロッド49を介して連結されたクランク軸50が回転自在に支持される。ピストン48が往復動すると、それに伴ってクランク軸50が回転する。シリンダヘッド46には点火プラグ51が装着され、その先端が、ピストン48とシリンダヘッド46との間の燃焼室に臨んでいる。
シリンダヘッド46とシリンダヘッドカバー47との間には、クランク軸50と平行にカム軸53を収容する動弁室54が形成されている。
カム軸53は、シリンダヘッド46とシリンダヘッドカバー47との間で回転自在に支持され、クランク軸50との間に掛け渡されたカムチェーン55(伝達部材に相当)を介してクランク軸50と共に回転し、不図示の吸排気弁を駆動させて4サイクルに従った吸排気を行う。このカム軸53及びカムチェーン55等によってエンジン41の吸排気を制御する動弁機構56が構成される。
クランク軸50の動力は、変速装置42を介して後輪31に伝達される。この変速装置42は、無段変速機構の1つであるVベルト式変速機構を有し、クランク軸50の回転を様々な変速比で変速して後輪31に伝達する。変速装置42は、エンジン41の動力を後輪31に伝達する動力伝達装置を兼ねている。
図2中、符号57は、変速装置42を車幅方向外側(本構成では左側)から覆う変速機ケースであり、符号58は、クランク軸50における変速装置42の反対側(本構成では右側)に設けられた発電機であり、符号59は発電機58を車幅方向外側(本構成では右側)から覆う発電機カバーである。
図3はエンジン41内のカムチェーン55を周辺構成と共に示す側断面図である。なお、図3は鞍乗型車両10が接地した状態での各方向を示している。
エンジン41内には、カムチェーン55の上側(弛緩側に相当)に摺接するテンショナスリッパ61(シューとも称する)が配置される。テンショナスリッパ61は、カムチェーン55に向けて下方凸の弓状に形成される。このテンショナスリッパ61は、テンショナスリッパ61の長手方向一端部(本構成では後端部)に位置する支軸62が回転自在にエンジン41に連結され、支軸62を基準にしてカムチェーン55側(本構成では下方)に向けて揺動自在に支持される。
テンショナスリッパ61は、後述するプランジャ75によってカムチェーン55側に付勢される被付勢部材であり、カムチェーン55のたるみを調整する。また、カムチェーン55の下側(牽引側に相当)には、カムチェーン55に摺接し、カムチェーン55の移動を案内するチェーンガイド63が配置される。
エンジン41には、テンショナスリッパ61に対してカムチェーン55と反対側である上側にテンショナ取付部41Aが設けられ、このテンショナ取付部41Aに、油圧テンショナ71が固定される。
油圧テンショナ71は、テンショナ取付部41Aに上方から重なるテンショナボディ72と、テンショナボディ72に上方から重なるキャップ73とを備えている。図3に示すように、キャップ73及びテンショナボディ72を上方から複数の締結部材74(例えば締結ボルト)が貫通し、各締結部材74がテンショナ取付部41Aに締結されることによって、キャップ73及びテンショナボディ72がテンショナ取付部41Aに固定される。
テンショナボディ72は、後上方に向けて直線状に延びると共に下端がエンジン41内に開放するプランジャ収納穴72Aを有しており、キャップ73は、プランジャ収納穴72Aに連通する貫通穴73Aを有している。テンショナボディ72のプランジャ収納穴72Aには、この収納穴72Aの軸方向に摺動自在にプランジャ75が挿入される。
図3中、符号LLは、プランジャ75の中心軸線を示している。この中心軸線(以下、軸線と言う)LLは、車体側面視で鉛直方向に対して後下がりに傾斜している。
キャップ73の貫通穴73Aは、蓋部材76(フランジ部材に相当)で閉塞されている。この蓋部材76は、貫通穴73Aに挿入される軸部76Aと、軸部76Aの上部にて拡径するフランジ部76Bとを一体に備え、締結部材77(例えば締結ボルト)によってキャップ73に固定されている。
図4は油圧テンショナ71を周辺構成と共に示す図である。なお、図4は、図3と同様に鞍乗型車両10が接地した状態での各方向を示している。また、図4にもプランジャ75の軸線LLを示している。
テンショナボディ72、キャップ73及び蓋部材76は、プランジャ75を囲うハウジングを構成し、これらにはオイルポンプ(図示略)からのオイルが供給される油路であるオイル供給油路81が形成されている。
具体的には、オイル供給油路81は、テンショナボディ72を貫通する第一油路81Aと、第一油路81Aに連通しキャップ73を貫通する第二油路81Bと、第二油路81Bに連通し、蓋部材76を貫通する第三油路81Cと、第三油路81Cに連通し、キャップ73の内部をシリンダ部44のヘッド側(動弁室54側)に向けて貫通する第四油路81Dとを有している。
第一油路81Aは、オイル供給油路81のうちオイルポンプからのオイルが最先に供給される上流側の油路である。この第一油路81Aは、プランジャ75の軸線LLに略沿って上方向に延び、テンショナボディ72を貫通する。第二油路81Bは、第一油路81Aの出口とキャップ73の貫通穴73Aとをつなぐ油路に形成される。
第三油路81Cは、キャップ73をプランジャ75の軸線LLに直交する方向(前上方に相当)に延びる油路に形成される。第四油路81Dは、第三油路81Cと同様に、プランジャ75の軸線LLに直交する方向に延びる。なお、蓋部材76とキャップ73との間には、第三油路81Cの上下にOリング87が各々配置される。
実施構造では蓋部材76の外周に周方向に押し当てられるOリング87が設けられ供給油路81と第2油圧室97を分離し、蓋部材76のフランジ部76にはプランジャの進行方向に押し当てられるOリング87が設けられ、供給油路81と外界を分断している。
プランジャ75は、テンショナスリッパ61と当接する側が閉塞された有底円筒形状に形成されている。このプランジャ75の内部には、コイルばね83、弁座84、ボール弁85及び内筒86が順に挿入される。プランジャ75におけるテンショナスリッパ61と反対側の端部は、内筒86に向けて縮径し、内筒86の外周面を摺動する摺動部75Sに形成されている。
この摺動部75Sが、内筒86の外周面をテンショナスリッパ61側である前進方向、及びその反対方向に摺動することによって、プランジャ75が軸線方向に沿って円滑に移動可能である。
図5は図4の摺動部75Sを周辺構成と共に拡大した図である。図5に示すように、プランジャ75の摺動部75Sと内筒86の外周面との間の境界部分K1には、微少な隙間S1が形成されている。また、プランジャ75の外周面とテンショナボディ72の内周面との間の境界部分K2にも、微少な隙間S2が形成されている。
内筒86は、円筒形状に形成され、図4に示すように、蓋部材76側の端部が蓋部材76に当接する。蓋部材76内には、第三油路81Cから下方に向けて分岐する油路(以下、分岐油路と言う)91が形成されている。この分岐油路91は、内筒86の内部空間である油圧室(以下、内筒油圧室と言う)92に連通する。この内筒油圧室92には、分岐油路91を介して第三油路81Cからのオイルの一部が流入する。
本構成では、分岐油路91が下方に向けて分岐するので、分岐油路91と、分岐元の第三油路81Cとの間に高低差ができ、高低差を用いた気液分離が可能である。つまり、仮にオイルに空気が混入した場合に、オイルよりも軽い空気(気泡に相当)を分岐油路91に流入し難くすることができる。
さらに、図4に示すように、第三油路81Cの入口81C1は、第三油路81Cの出口81C2よりも下方に配置されている。これにより、気泡を第三油路81Cの出口81C2へと導き易くなる。
分岐油路91及び内筒油圧室92は、プランジャ75の軸線LLに沿って下方に向けて直線状に延びており、少なくとも内筒油圧室92は、第三油路81Cを含むオイル供給油路81よりも大径の空間に形成されている。このため、オイル供給部94からの油圧が内筒油圧室92にスムーズに伝えられる。したがって、オイル供給が停止している状態から始動した際等に、オイル供給部94からの油圧を遅滞なくプランジャ75に伝わる。
内筒油圧室92は、内筒86のテンショナスリッパ61側の端部に設けられた連通穴86Hを介して、内筒86とプランジャ75との間に形成された油圧室(以下、高圧室と言う)93に連通する。つまり、上記オイル供給油路81、分岐油路91及び内筒油圧室92が高圧室93に連通し、この高圧室93にオイルを供給するオイル供給部94として機能する。
内筒油圧室92と高圧室93との間には、コイルばね83によって弁座84を介して連通穴86H側に付勢されたボール弁85が配置されるので、これらが内筒油圧室92と高圧室93との間のチェックバルブユニット95として機能する。このチェックバルブユニット95により、内筒油圧室92から高圧室93へのオイルの流れが許容される一方、高圧室93から内筒油圧室92へのオイルの逆流が禁止される。
また、コイルばね83は、内筒86に対し、プランジャ75をテンショナスリッパ61側である前進方向に付勢する付勢手段として機能する。本構成では、コイルばね83を使用する場合を例示したが、コイルばね以外の付勢部材を使用してもよい。
図4に示すように、プランジャ75の内周面における摺動部75Sを除く部分と、内筒86の外周面との間には隙間93Sが形成されている。この隙間93Sは高圧室93に連通するので、高圧室93に流入したオイルの一部が隙間93Sにも流入する。
上記隙間93Sの上流側(高圧室93側に相当)において、内筒86の外周面にはOリング88が装着され、このOリング88によって上記隙間93Sの開口面積が狭められている。
このOリング88によって、高圧室93から隙間93Sへの流路抵抗を高めることができ、また、所定量以上のオイルが一気に流入しないように調整し易くなる。また、Oリング88の線径(太さとも称する)の変更によって、流路抵抗を微調整することも可能である。
また、内筒86の外周面にOリング88を配置するのではなくクリップを配置してもよい。その場合は、摺動面の下方に構成される段差にクリップが当接するため、プランジャ75と内筒86が付勢部材(バネ)83に押されて分離することなく小組した状態で保持することが出来る。
図4にはオイルの流れを矢印で示している。
図4に示すように、オイルは、オイル供給油路81を通ってシリンダ部44のヘッド側(動弁室54等)に供給されると共に、オイル供給油路81中のオイルの一部が、分岐油路91を通って油圧テンショナ71の高圧室93に流入する。
本構成では、この高圧室93からのオイルを、上記隙間93Sを介して油圧テンショナ71の外部へ排出する排出経路中に、高圧室93よりも低圧の油圧室(以下、低圧室と言う)97を設けている。
この低圧室97は、プランジャ75を囲う部材であるテンショナボディ72、キャップ73及び蓋部材76と、プランジャ75及び内筒86との間に形成された空間である。より具体的には、低圧室97は、プランジャ75の摺動部75Sと内筒86の外周面との間の境界部分K1(微少な隙間S1(図5)ができる箇所)に連通するプランジャ75外の第一空間部97Aと、第一空間部97Aに連なるプランジャ75外の第二空間部97Bとを有している。第一空間部97A、及び第二空間部97Bは、プランジャ75の軸線LLを中心として周方向に連続する空間に形成されている。
第一空間部97Aは、蓋部材76の軸部76Aを、プランジャ75よりも大径にし、且つ、この軸部76Aの底面を上方向に凹む形状にすることによって形成されている。また、第一空間部97Aは、プランジャ75の軸線LLに沿った上下方向に相対的に大きい空間に形成され、効率良く容積が確保される。
第二空間部97Bは、第一空間部97Aに連なり、且つ、プランジャ75の外周面とテンショナボディ72の内周面との間の境界部分K2(微少な隙間S2(図5)ができる箇所)に連通する空間である。この第二空間部97Bは、第一空間部97Aよりもプランジャ75の径方向外側に拡径する空間に形成され、効率良く容積が確保される。
また、第二空間部97Bの底面を構成するテンショナボディ72の上面72Tは、プランジャ75の外周面に向けて下方に傾斜する傾斜面に形成されている。このため、この上面72Tに付着したオイルを、重力を利用してプランジャ75とテンショナボディ72との間の境界部分K2にできる微少な隙間に供給できる。
上記境界部分K2にできる隙間は、エンジン41内に開口する。この開口箇所(図4中、符号K3を付して示す)は、オイルをプランジャ75外へ排出するオイル排出口となる。つまり、境界部分K2からオイル排出口K3に至るオイルの経路が、低圧室97に流入したオイルを、油圧テンショナ71外へ排出する排出油路98として機能する。油圧テンショナ71外へ排出されたオイルは、エンジン41下部に設けたオイルパンに流入し、オイルポンプによって再びオイル供給油路81に供給される。
本構成では、低圧室97が、プランジャ75とテンショナボディ72との間の境界部分K2に存在する隙間S2を介してプランジャ75外の空間(エンジン41内の空間に相当)に連通するので、エンジン駆動時は供給されるオイルによりプランジャ75外の空間よりは圧を高くなるものの高圧室93よりは低圧室97を低圧に保つことが出来る。また、低圧室97は、プランジャ75の摺動部75Sと内筒86との間の境界部分K1にできる微少な隙間S1を介して高圧室93に連通するので、この隙間がオリフィスとして機能し、低圧室97と高圧室93との差圧を維持できる。
本構成では、高圧室93の圧力>内筒油圧室92の圧力>低圧室97の圧力の関係に保たれる。
以上の構成により、カムチェーン55から作用する力によってプランジャ75が移動し、プランジャ75内の高圧室93が狭くなった場合に、高圧室93のオイルが、内筒86とプランジャ75との間の隙間93S及び境界部分K1を通って低圧室97に流入し、低圧室97からプランジャ75とテンショナボディ72との間の境界部分K2を通ってプランジャ75外に排出される。
このオイル排出経路の流路抵抗によってプランジャ75の往復運動を減衰させるダンピング効果が得られる。また、プランジャ75の移動によって高圧室93が拡がった場合には、内筒油圧室92から高圧室93にオイルが供給され、高圧室93がオイルで満たされる。
以上説明したように、本実施形態の油圧テンショナ71は、オイル供給部94からオイルが供給される高圧室93(油圧室)の下流に高圧室93よりも低圧に構成された低圧室97(第二油圧室)を備えている。この低圧室97は、プランジャ75の外周面とテンショナボディ72の内周面との間の境界部分K2にできる隙間S2(排出油路98に相当)を介して油圧テンショナ71外へ連通している。
これによって、高圧室93のオイルが低圧室97に引き込まれ易くなり、それにより、オイル供給部94からのオイルを高圧室93に引き込み易くなる。従って、オイルポンプの吐出圧が相対的に低い小排気量のエンジン41でも、高圧室93にオイルを供給し易くなる。
また、オイル供給部94は、オイルが流入する内筒油圧室92(第三油圧室)を有し、内筒油圧室92は低圧室97より高圧であるので、オイル供給部94の油圧が低い場合でも、内筒油圧室92と低圧室97との差圧によって高圧室93にオイルをより供給し易くなる。
また、プランジャ収納穴72Aの一端を閉塞する蓋部材76(フランジ部材)を備え、この蓋部材76には、オイル供給部94の少なくとも一部を構成する第三油路81C(供給油路)が設けられる。この第三油路81Cは、内筒油圧室92に連通し、内筒油圧室92の中心軸(軸線LLに相当)は、第三油路81Cに対して直交すると共に第三油路81Cよりも大径に形成されている。
これにより、オイル供給が停止している状態から始動した際等に、オイル供給部94からの油圧を遅滞なくプランジャ75に伝えることができる。なお、内筒油圧室92の中心軸(軸線LL)が延びる方向は、第三油路81Cに対して直交する方向に限定されず、第三油路81Cに対して交わる方向であればよい。
また、プランジャ75は、内筒86の外周面を前進方向及びその反対方向に摺動する摺動部75Sを有し、高圧室93からのオイルは、プランジャ75の摺動部75Sと内筒86との間の境界部分K1を通って低圧室97に流入するので、この境界部分K1がオリフィスとして機能し、高圧室93を高圧に保つことが容易になると共に、高圧室93のオイルを低圧室97に流すことができる。
また、低圧室97は、テンショナボディ72と、プランジャ75と、内筒86と、蓋部材76とにより囲まれた部分であるので、部品点数を増やさずに低圧室97を形成し易くなる。
また、蓋部材76には、オイル供給油路81の一部を構成する第三油路81Cから下方に分岐して内筒油圧室92につながる分岐油路91が設けられる。この第三油路81Cは、鞍乗型車両10が接地した状態で水平面に対して傾斜するとともに、第三油路81Cの入口81C1は、第三油路81Cの出口81C2よりも下方に配置されている。これらにより、オイルに混入した空気(気泡に相当)を、第三油路81Cの出口81C2へと導くことができ、内筒油圧室92に流入し難くすることができる。
上述の実施形態は、あくまでも本発明の一実施の態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、油圧テンショナ71を図1に示す鞍乗型車両10に使用する場合を説明したが、これに限らず、他の鞍乗型車両、又は鞍乗型車両以外の車両、若しくは車両以外の装置に使用してもよい。
また、エンジン41のカムチェーン55のたるみを調整する油圧テンショナ71に本発明を適用する場合を説明したが、油圧テンショナ71の用途は限定されない。例えば、ベルト、ロープ等の類似の伝達部材の調整に使用する油圧テンショナに本発明を適用してもよい。
10 鞍乗型車両
12 パワーユニット
41 エンジン(内燃機関)
41A テンショナ取付部
44 シリンダ部
55 カムチェーン(伝達部材)
61 テンショナスリッパ(被付勢部材)
63 チェーンガイド
71 油圧テンショナ
72 テンショナボディ
72A プランジャ収納穴
72T テンショナボディの上面
73 キャップ
73A 貫通穴
74、77 締結部材
75 プランジャ
75S 摺動部
76 蓋部材(フランジ部材)
81 オイル供給油路
81A 第一油路
81B 第二油路
81C 第三油路(供給油路)
81C1 第三油路の入口
81C2 第三油路の出口
81D 第四油路
83 コイルばね(付勢手段)
86 内筒
87、88 Oリング
91 分岐油路
92 内筒油圧室(第三油圧室)
93 高圧室(油圧室)
93S 隙間
94 オイル供給部
95 チェックバルブユニット
97 低圧室(第二油圧室)
97A 第一空間部
97B 第二空間部
98 排出油路
K1 プランジャの摺動部と内筒との間の境界部分
K2 プランジャとテンショナボディとの間の境界部分
K3 オイル排出口
LL プランジャの軸線
S1、S2 微少な隙間

Claims (5)

  1. 一方が開放した収納穴(72A)が形成されるテンショナボディ(72)と、
    前記収納穴(72A)に摺動可能に挿入されるプランジャ(75)と、
    前記収納穴(72A)と前記プランジャ(75)との間に形成される油圧室(93)に伸縮自在に収納されて前記プランジャ(75)を前進方向に付勢する付勢手段(83)とを備えた油圧テンショナにおいて、
    前記油圧室(93)に連通し、前記油圧室(93)にオイルを供給するオイル供給部(94)と、
    前記油圧室(93)と前記オイル供給部(94)との間に配置されるチェックバルブユニット(95)と、
    前記油圧室(93)よりも低圧に構成され、前記油圧室(93)からのオイルが流入する第二油圧室(97)とを備え、
    前記第二油圧室(97)には、前記油圧テンショナ外へオイルを排出する排出油路(98)が設けられ、
    前記油圧テンショナは、鞍乗型車両(10)に搭載される内燃機関(41)に取り付けられ、
    前記収納穴(72A)の一端を閉塞するフランジ部材(76)を備え、
    前記フランジ部材(76)には、前記オイル供給部(94)の少なくとも一部を構成する供給油路(81C)と、前記供給油路(81C)から下方に分岐して前記油圧室(93)につながる分岐油路(91)が設けられ、
    前記鞍乗型車両(10)が接地した状態で、前記供給油路(81C)は水平面に対して傾斜し、
    前記フランジ部材(76)における前記供給油路(81C)の入口(81C1)は、前記フランジ部材(76)における前記供給油路(81C)の出口(81C2)よりも下方に配置されていることを特徴とする油圧テンショナ。
  2. 前記オイル供給部(94)は、前記分岐油路(91)からのオイルが流入する第三油圧室(92)を有し、
    前記第三油圧室(92)は、前記第二油圧室(97)よりも高圧であることを特徴とする請求項1に記載の油圧テンショナ。
  3. 前記第三油圧室(92)の中心軸は、前記供給油路(81C)に対して交わると共に前記供給油路(81C)よりも大径であることを特徴とする請求項2に記載の油圧テンショナ。
  4. 前記プランジャ(75)の内側に内筒(86)を備え、
    前記プランジャ(75)は、前記内筒(86)の外周面を、前記前進方向及びその反対方向に摺動する摺動部(75S)を有し、
    前記プランジャ(75)と前記内筒(86)との間に前記油圧室(93)が形成され、
    前記油圧室(93)からのオイルは、前記摺動部(75S)と前記内筒(86S)との間の境界部分(K1)を通って前記第二油圧室(97)に流入することを特徴とする請求項3に記載の油圧テンショナ。
  5. 前記第二油圧室(97)は、前記テンショナボディ(72)と、前記プランジャ(75)と、前記内筒(86)と、前記フランジ部材(76)とにより囲まれた部分であることを特徴とする請求項4に記載の油圧テンショナ。
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